JP2001055824A - 板材の取付構造及び取付金具 - Google Patents

板材の取付構造及び取付金具

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JP2001055824A
JP2001055824A JP11232782A JP23278299A JP2001055824A JP 2001055824 A JP2001055824 A JP 2001055824A JP 11232782 A JP11232782 A JP 11232782A JP 23278299 A JP23278299 A JP 23278299A JP 2001055824 A JP2001055824 A JP 2001055824A
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frame
plate
mounting
clip
plate material
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JP11232782A
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English (en)
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Toshiharu Fujisato
俊治 藤里
Naoaki Yamada
直明 山田
Tatsuo Kumagai
竜夫 熊谷
Kumiko Osugi
久美子 大杉
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外壁材等の取り付けを、高い技能を必要とせ
ず容易に行うことができ、作業効率も良好な板材の取付
構造及び取付金具を提供する。 【解決手段】 建物躯体等の下地材1に、背面板31の両
端から一対の側面板32を立起形成した横断面略コ字型の
長尺なフレーム3を、背面板31を下地材1側にしコ字型の
開口部を外側に向けて前記一対の側面板32が前方へ突出
した状態で背面板31を下地材1に固定し、フレーム3の
コ字型断面内に装着した取付クリップ5に設けた板材支
持用係止部5b,5dに外壁材4のサネ部4a,4bを係止し、フ
レーム3の両側面板32の先端縁に外壁材4の背面を当接支
持した状態で下地材1へ固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般住宅建築の外
壁等に用いられる外装化粧パネルやタイル乾式工法にお
けるベースパネル等の外壁材、その他の板材の取付構造
及び取付金具に関するものであり、特に、窯業系材料で
成形された外壁材を建築物の躯体等の下地材に取り付け
る際の取付構造及び取付金具として好適である。
【0002】
【従来の技術】上記のような窯業系材料で形成された外
壁材の従来の取付構造は、建物躯体に対して直接釘やビ
ス等で固定するか、建物躯体に釘打ち又はビス止めされ
る専用取付クリップを外壁材のサネ部に係止して固定す
るものであった。
【0003】しかしながら、外壁材を釘やビス等で直接
固定する場合、金槌等で釘等を打撃する必要があるが、
釘頭の打ち損じや金槌を打ちすぎた場合、外壁材の表面
を破損する恐れがあることから、打設には高い技能を必
要とする。又、外壁材を固定する為には多量の釘、ビス
等を必要があるため、作業性に問題があるだけでなく、
釘、ビス等の頭が外壁材の表面に現れて美観を損ねるこ
とになる。
【0004】又、前記取付クリップにより固定する場合
は、外壁材のサネ部に取付クリップを係止した状態で、
取付クリップを建物躯体に釘、ビス等で固定する必要が
あり、金槌による外壁材サネ部への打撃による破損の恐
れがある。しかも、この取付クリップを用いて外壁材を
固定する場合には、多数の取付クリップを用い、それら
を一つずつ寸法出しをして墨打ちしたうえで建物躯体に
釘やビス等を固定しながら外壁材を固定してゆく必要が
ある。しかし、一般に、窯業系材料で形成された外壁材
は非常に重量が重く、外壁材の取付には大変な労力を必
要とするものであった。
【0005】更に、外壁及び躯体の品質保持と躯体内の
排湿、排熱等を目的として、例えば、外壁材間に通気層
を設けることが望ましいのであるが、上記のように外壁
材を直接釘打ちやビス止めにより建物躯体に固定する場
合や、取付クリップで外壁材を建物躯体へ固定する方法
では、通気層を設けるためには、外壁と建物躯体との間
に胴縁を別途取り付ける必要があるため作業効率が悪く
なり、施工コストを増大させ、且つ施工工期を延長させ
る原因となっていた。
【0006】上記のような従来の外壁材の取付方法の問
題点を解決するため、取付金具の寸法出し及び建物躯体
への取り付けを容易とするための方法が提案されてい
る。例えば、特開昭63−261030号公報には、横
断面が扁平C字形の座金を、C字形の開口部を躯体側に
向けて予め躯体に固定しておき、該座金の表面側に設け
た、取付金具を差し込み係止するためのスリットに取付
金具の一端を、他端を板状体にそれぞれ係止せしめるよ
うにした板状体の施工方法が開示されている、又、特開
平3−2461号公報や特開平3−2462号公報に
は、横断面が扁平C字形の長尺、直線状で、C字形開口
部の両側のリップ部に切欠き部を形成した付け柱を、C
字形開口部を前方に向けてその背面板を下地に取り付
け、前記切欠部に取り付けた板材とめ付け金具により板
材をとめ付けるようにした板材のとめ付け工法が開示さ
れている。これら開示された方法によれば、前記座金や
付け柱を予め躯体や下地に固定しておき、それらに設け
たスリットや切欠き部に金具を取り付けるだけでよく、
取付金具を一つずつ寸法出しを行いつつ板状体と共に固
定して行く方法に比べ、労力や施工時間を大幅に削減す
ることができる。又、外壁材との間には、座金や付け柱
の厚み分の通気層も確保でき、外壁と建物躯体との間に
胴縁を別途取り付ける必要もない。
【0007】しかしながら、これら開示された方法に用
いられている座金や付け柱は、いずれも横断面がC字形
であり、躯体や下地への取付時の開口部の向きは異なる
ものの、いずれの場合においても、外壁材を係止するた
めの取付金具やとめ付け金具は、C字形開口部を躯体側
に向けた座金の表面や、外側に向けたC字形開口部の両
側リップ部といった、躯体や下地材から離れた位置に取
り付けている。しかし、窯業系材料で形成された外壁材
では、前記のようにその重量が非常に重いことから、こ
れを固定する金具をC字形開口部を躯体側に向けた座金
の表面や、外側に向けたC字形開口部の両側リップ部と
いった、躯体や下地材から離れた位置に取り付けたもの
では、座金表面や付け柱のC字形開口部の両側リップ部
が外壁材の重量により変形してしまうおそれがあり、取
り付け強度に問題がある。更に、前記C字形開口部を躯
体側にして座金を固定する場合には、躯体表面と離れた
座金表面との間を釘やビスで固定する必要があり、座金
自体の取り付け強度も必ずしも充分でなく、又、C字形
開口部を前面にして付け柱を下地に固定する場合には、
両側リップ部に挟まれた狭い開口部から背面板への釘打
ちやビス止め作業を行う必要があり、下地材への付け柱
の取り付け作業の作業性が悪いものであった。これらの
問題を解決するために、前記座金や付け柱の厚みを薄く
することも考慮されるが、その場合には、外壁材と躯体
や下地との間に充分な通気層を確保できないことにな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、窯業系
材料で成形された外壁材については、直接、釘、ビス等
により止めることなく、且つ取付作業が簡単に行え、し
かも取付強度に優れた取付構造が望まれている。そこで
本発明の目的は、上記問題点を解消し、外壁材等の板材
を釘、ビス等で直接固定するのではなく、又、取り付け
が容易で高い技能を必要とせずに施工が可能で、且つ作
業効率が良好で、しかも取付強度も大きな板材の取付構
造及び取付金具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明者等が鋭意検討した結果、建物躯体等へ外壁材等の
板材を取り付けるために建物躯体へ固定する特定形状の
フレームと、該フレームに装着される取付クリップを用
いることにより、上記問題を解決できる板材の取付構造
を見出し本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明に係る板材の取付構造は、建
物躯体等の下地材に、背面板の両端から一対の側面板を
立起形成した横断面略コ字型の長尺なフレームを、背面
板を下地材側にしコ字型の開口部を外側に向けて前記一
対の側面板が前方へ突出した状態で背面板を下地材へ固
定し、前記フレームのコ字型断面内に装着した取付クリ
ップに設けた板材支持用係止部に板材のサネ部を係止す
ることにより、前記フレームの両側面板の先端縁に板材
の背面を当接支持した状態で板材を下地材へ固定してな
るものである。
【0011】前記の取付構造においては、前記フレーム
の両側面板間に取付クリップを回動可能に装着し、板材
を該取付クリップに設けた回動操作片に押しつけて取付
クリップを前記フレーム内へ回転させることで、該取付
クリップに設けた板材支持用係止部を板材のサネ部に係
止させて板材を下地材へ固定することができる。
【0012】又、前記取付構造においては、前記フレー
ムの背面板に、該フレームのコ字型開口部から突出する
板材支持用係止部を設けた取付クリップを装着し、前記
板材支持用係止部に板材のサネ部を係止することにより
板材を下地材へ固定するようにしてもよい。
【0013】上記のような本発明に係る板材の取付構造
は、特に外壁材の取付構造として好適である。
【0014】又、本発明に係る板材の取付金具は、背面
板とその両端部に立起形成した一対の側面板からなる横
断面略コ字型に形成した長尺なフレームであって、前記
背面板の長さ方向適所に、建物躯体等の下地材へ釘打ち
又はビス止めするための固定穴を形成するとともに、両
側面板の長さ方向に、板材の寸法に応じた所定の間隔を
隔てて複数の軸孔を形成したフレームと、前記フレーム
の両側面板間に装着可能な幅とした基板の両端から上方
に一対の立片を突設し、該立片の上端から外方へ前記フ
レームの両側面板に形成した軸孔へ挿着される回動軸片
を突設するとともに、前記基板の下面には回動操作片を
突設し、且つ基板の前端に前記フレームのコ字型開口部
から突出する板材支持用係止片を設けてなる取付クリッ
プと、よりなるものである。
【0015】前記取付金具においては、前記フレームの
両側面板又は背面板の少なくとも一方に、該フレームに
装着される取付クリップの基板の上面又は下面の少なく
とも一方に係止するクリップ固定片を設けることが好ま
しい。
【0016】更に、前記の場合に、前記取付クリップの
基板の上面又は下面の少なくとも一方に、前記フレーム
に設けたクリップ固定片に係止する固定突起部を設ける
ことがより好ましい。
【0017】又、本発明に係る他の板材の取付金具は、
背面板とその両端部に立起形成した一対の側面板からな
る横断面略コ字型に形成した長尺なフレームであって、
前記背面板の長さ方向適所に、建物躯体等の下地材へ釘
打ち又はビス止めするための固定穴を形成するととも
に、前記背面板の長さ方向に、板材の寸法に応じた所定
の間隔を隔てて複数のクリップ受部を形成したフレーム
と、前記フレームの両側面板間に装着可能な幅としたほ
ぼ水平な基板の後端に前記クリップ受部に係止可能な差
込部を設けるとともに、前記基板の前端に前記フレーム
のコ字型開口部から突出する板材支持用係止片を設けて
なる取付クリップと、よりなるものである。
【0018】上記のような本発明に係る板材の取付構造
及び取付金具によれば、躯体等の下地材と外壁材等の板
材との間に断面コ字型フレームの厚み分の通気層が確保
され通気工法の効果が得られる。又、釘、ビス等の打設
は、前記断面コ字型フレームを躯体等の下地材へ固定す
るためだけでよく、外壁材等の板材は断面コ字型フレー
ムに装着した取付クリップに係止固定するだけで保持さ
れるので施工の効率化を図ることができる。又、外壁材
等は取付クリップにより保持されていることから、躯体
等の変形にも追従でき、建物を保護することができる。
更に、取付クリップにより外壁材等の板材を固定するも
ので、外壁材等に直接釘、ビス等の打設を行わないこと
から、外壁の破損及び、美観を損なうことなく施工がで
きる。又、外壁材等の板材を固定するための取付クリッ
プを、コ字型の開口部を外側に向けて建物躯体等の下地
材へ固定されるフレームに内装してなるから、取付クリ
ップのフレームへの取付強度が大きく、又、フレームは
背面板を建物躯体等の下地材側にして該背面板を下地材
へ固定するものであるから、下地材へのフレーム自体の
取付強度も大きく、従って、建物躯体等の下地材に対し
て外壁材等を強固に固定することができる。しかも、下
地材へのフレームの取り付けに際しては、フレームの幅
いっぱいにコ字型に開口した部分から釘やビスで固定す
ることができ、フレームの固定作業も容易である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を示して本発明の実施
例を説明する。尚、本発明は係る実施例のみに限定され
るものではない。
【0020】図1は本発明に係る板材の取付構造の一実
施態様を示す外壁材取付構造の一部を破断した斜視図、
図2はこの取付構造の縦断面図、図3はこの取付構造の
要部を示す斜視図である。この取付構造は、一般的な木
造建築物の下地構成を行いてなり、柱7、間柱8・・・
の外側に防水紙2をたるみのないように張り、土台9に
かかるように土台水切り10の上に防水紙2を重ねて、
躯体1を構成してなる。そして、図1に示すように、本
発明に係る外壁材等の板材の取付構造は、前記躯体1に
おける柱7、間柱8が位置する躯体1面に所定間隔で固
定した横断面コ字型のフレーム3に内装した取付クリッ
プ5を介して外壁材4を躯体1に取り付けてなるもので
ある。
【0021】前記外壁材4は、例えば窯業系材料を、押
出成形又はプレス成形することにより製造し、横方向に
長尺で、その上下両縁部には、相決まり構造の上部サネ
部4aと下部サネ部4bとを設けている。
【0022】前記断面コ字型フレーム3は、通常、1m
m程度の厚みのスチール製であり、図4〜図6に示すよ
うに、背面板31とその両端部に立起形成した一対の側
面板32,32からなる横断面略コ字型に形成した長尺
なフレームであって、前記背面板31の長さ方向適所
に、建物躯体等の下地材へ釘打ち又はビス止めするため
の固定穴3a・・・を形成するとともに、両側面板3
2,32の長さ方向に、これに取り付ける外壁材4の寸
法に応じた所定の間隔を隔てて複数の軸孔3d・・・を
形成している。更に、前記フレーム3の両側面板32,
32の内面には、後述する取付クリップ5の基板51の
下面に係止するクリップ固定片3b、3bを、該側面板
32部分をプレス加工等により切り起こし成形して設
け、又、背面板31には、取付クリップ5の基板51の
上面のスプリング部5eに係止するクリップ固定片3
e、3eを、該背面板31部分を同様に切り起こし成形
して設けている。尚、3fは、背面板31に設けた一対
のクリップ固定片3e,3eの相対向する内面及び両者
間の背面板31部分に連続して形成した補強リブであ
る。更に、図例のように、予め工場において、フレーム
3の長さ方向に所定の間隔でカットライン3cを付けて
おき、外壁の施工現場で容易に手で切断が可能な構造と
することもできる。
【0023】上記、断面コ字型のフレーム3は、躯体1
の柱7や間柱8に対して防水紙2の上から、コ字型の開
口部を外側にしてその背面板31を防水紙2側にし、該
背面板31に設けた固定穴3aを利用して釘、ビス等で
固定する。このフレーム3は、躯体1における外壁材上
部施工位置に達する長さに取り付ける。
【0024】次に、前記フレーム3に取り付ける取付ク
リップ5は、通常、板厚1mm程度のスチール製であ
り、図7〜図12に示すように、前記フレーム3の両側
面板32,32間に装着可能な幅とした基板51の両端
から上方に一対の立片52,52を突設し、該立片5
2、52の上端から外方へ前記フレーム3の両側面板3
2,32に形成した軸孔3d、3dへ回動可能に挿着さ
れる回動軸片5a、5aを突設するとともに、前記基板
51の下面には回動操作片5cを突設し、且つ基板51
の前端両側に、前記フレーム3のコ字型開口部から突出
する上向きの外壁材支持用係止片5b,5bを設けると
ともに、基板51の中央部後端から前方に板ばね状に折
曲形成したスプリング部5eの先端に、前記フレーム3
のコ字型開口部から突出する下向きの外壁材支持用係止
片5dを設けている。尚、基板51の両側下面に設けた
5f、5fは、前記フレーム3の両側面板32,32内
面に設けたクリップ固定片3b、3bに係止する固定突
起部であり、基板51を下方に切り起こし成形してな
る。更に、図中、符号5gで示すものは、基板51の幅
方向及び該基板51から回動操作片5cにかけて連続し
て設けた補強リブである。この取付クリップ5は、使用
前においては、図7〜図12に示すように、前記基板5
1とスプリング部5eとの間は離れた状態にある。
【0025】上記のようなフレーム3と取付クリップ5
により、外壁材4を躯体1に取り付ける手順を以下に説
明する。先ず、前記取付クリップ5を、予め躯体1に固
定された断面コ字型のフレーム3の所定の箇所に必要な
数だけ装着しておく。装着に際しては、取付クリップ5
を、立片52,52を上向きにして両立片52,52の
先端間を少しすぼめた状態でフレーム3内に挿入し、該
立片52,52に設けた回動軸片5a,5aを断面コ字
型フレーム3の両側面板32,32の軸孔3d、3dに
挿入することで、フレーム3に対して取付クリップ5を
回動可能に装着できる。このように、取付クリップ5の
装着は、断面コ字型フレーム3の両側面板32,32間
へのはめ込み式であり、釘、ビス等で固定する必要がな
いことから、簡便に装着することが出来る。
【0026】次に、上記のようにフレーム3に所定の取
付クリップ5を装着した状態で、まず最初に、躯体1に
取り付けた断面コ字型フレーム3の土台9側から1段
目、即ち最下段に装着した取付クリップ5を、回動軸片
5aを支点にしてフレーム3側へ回動させて断面コ字型
フレーム3内に押し込み、取付クリップ5の基板51下
面の固定突起部5f,5fがフレーム3の両側面板3
2,32内面に突設したクリップ固定片3b,3bに係
止するとともに、フレーム3の背面板31内面に突設し
たクリップ固定片3e,3eが取付クリップ5のスプリ
ング5eの上面に係止して両クリップ固定片3b,3e
の間で取付クリップ5のスプリング部5eと基板51と
を上下から挟み込んだ状態に完全に固定する。次に、前
記のように固定した1段目の取付クリップ5の外壁材支
持用上向き係止片5b、5bへ外壁材4の下部サネ部4
bに設けた係止溝41を係止し、この状態から外壁材4
を前記下部サネ部4bの係止溝41に係止した上向き係
止片5bを支点にして図13に示すように躯体1側にゆ
っくりと倒していき、外壁材4の上部サネ部4aが2段
目の取付クリップ5の回動操作片5cに達したことを確
認した後、一気に外壁材4をフレーム3に向けて押し込
む。これにより、取付クリップ5は、フレーム3の側面
板32の軸孔3dに挿着した回動軸片5aを支点として
回動し、図2、3に示すように、取付クリップ5の基板
51下面の固定突起部5f,5fがフレーム3の両側面
板32,32内面に突設したクリップ固定片3b,3b
に係止するとともに、該クリップ固定片3b,3bとフ
レーム3の背面板31内面に突設したクリップ固定片3
e,3eとの間で取付クリップ5のスプリング部5eと
基板51とを上下から挟み込み、外壁材4の上部サネ部
4aに係止した外壁材支持用下向き係止片5dを設けた
スプリング部5eが下方に押さえ込まれ、外壁材4を、
その背面がフレーム3の両側面板32,32の先端縁に
当接支持された状態で上下の取付クリップ5,5により
完全に固定する。この作業を躯体1の下部から上部に向
かって順次繰り返し行い、外壁材の取り付けが終了後、
目地部にコーキング材を充填すれば外壁施工が完成す
る。
【0027】上記のような本発明に係る外壁材等の板材
の取付構造によれば、横断面コ字型のフレーム3によっ
て、躯体1と外壁材4との間に通気層6が確保されるこ
とから、別途に胴縁の施工等が不要で通気工法の効果が
得られ、構造材の腐食防止の効果も得られる。又、釘、
ビス等による固定は、断面コ字型フレーム3を躯体1へ
固定するためだけでよく、外壁材4の固定には、外壁材
4の下部サネ部4bに設けた係止溝41を、下位に位置
する取付クリップ5の支持用上向き係止片5bに係止
し、上部サネ部4aを上位に位置する取付クリップ5の
回動操作片5cに押しつけるだけのワンタッチ操作で固
定されるので施工の効率化を図ることができる。更に、
取付クリップ5による保持であることから、地震等によ
る躯体の変形にも追従できる。又、釘、ビス等の使用を
少なくすることで、外壁固定作業での金槌等の打撃によ
る外壁材の破損及び釘、ビス等の固定金具により外壁材
の美観を損なうことなく外壁材の取付が可能である。更
に、断面コ字型フレーム3には外壁材4の幅にあわせて
所定の間隔で軸孔3dを設けて取付クリップ5を装着で
きるようになっており、施工現場で断面コ字型フレーム
3に取付クリップ5を装着するだけで外壁材の固定位置
が表示される為、予め外壁材4の寸法出しをして固定位
置を躯体に記入する必要がなくなる。
【0028】更に、上記の実施態様においては、断面コ
字型フレーム3の側面板32の軸孔3dに回動軸片5a
をはめ込むことで取付クリップ5を回動可能に装着で
き、図13に示すように、外壁材4の上部サネ部4aを
回動操作片5cに当て外壁材4を躯体1側に押し込むこ
とによって、フレーム3のクリップ固定片3eによって
取付クリップ5のスプリング部5eが下方へ押し縮めら
れて外壁材4を強固に固定しうる。更にスプリング部5
eの他に、取付クリップ5の基板51下面に設けられて
いる固定突起部5fがフレーム3のクリップ固定片3b
の奥側にくい込むことで、外壁材4を躯体1に強固に固
定することができるのである。又、外壁材支持用下向き
係止片5dに下位の外壁材4の上部サネ部4aを係止し
た取付クリップ5の外壁材支持用上向き係止片5bに上
位の外壁材4の下部サネ部4bを係止して積み重ねる
と、取付クリップ5のスプリング部5eが上位の外壁材
4の荷重により更に下方へ押さえ込まれ、下位の外壁材
4の上部サネ部4aに取付クリップ5の外壁材支持用下
向き係止片5dが、強固にくい込み外れないようにな
り、振動等に対しても安全である。尚、フレーム3の前
記クリップ固定片3b,3eや取付クリップ5の固定突
起部5fは必ずしも設ける必要はなく、又、取付クリッ
プ5の外壁材支持用下向き係止片5dはスプリング部5
eを設けることなく、基板51の前端部に直接設けるよ
うにしてもよい。
【0029】又、断面コ字型フレーム3の加工に関し
て、予めカットライン3cを設けておくことにより、手
でフレーム3を折り切ることが出来るので、外壁等の施
工現場で工具を用いることなしに長さ調整が可能となり
作業の簡略化を図ることができる。
【0030】次に、図14〜図18に示すものは、本発
明に係る板材の取付構造の他の実施形態を示す外壁材取
付構造である。この場合の下地材の構造も、図1に示し
た先の実施態様のものと同様であり、図示は省略する
が、一般的な木造建築物の下地構成を行い、柱7、間柱
8の上側に防水紙2をたるみのないように張り、土台9
にかかるように土台水切り10の上に防水紙2を重ねて
躯体1を構成したものである。
【0031】この取付構造においては、横断面略コ字型
のフレーム11の背面板111に、該フレーム11のコ
字型開口部から突出する上下の外壁材支持用係止部12
b,12cを設けた取付クリップ12を装着し、前記外
壁材用係止部12b,12cに外壁材4の下部サネ部4
bに設けた係止溝41及び上部サネ部4aをそれぞれ係
止することにより外壁材1を、その背面が前記フレーム
11の両側面板112,112の先端縁に当接支持され
た状態で躯体1へ固定してなるものである。
【0032】前記断面略コ字型フレーム11は、前記の
実施例の場合と同じく1mm厚程度のスチール製であ
り、図15〜図17に示すように、背面板111とその
両端部に立起形成された一対の側面板112からなる横
断面略コ字型に形成された長尺のフレームであって、前
記背面板111の長さ方向適所に、躯体1へ釘打ち又は
ビス止めするための固定穴11aが形成されるととも
に、前記背面板111の長さ方向に、外壁材4の寸法に
応じた所定の間隔を隔てて複数箇所に、各一対のクリッ
プ受部11b、11bを背面板111を切り起こし成形
して設けられている。又、フレーム11は、予め工場に
おいて、長さ方向に所定の間隔でカットライン11cを
形成しておき、施工現場で容易に手で切断して該断面コ
字型フレーム11の高さ調節を可能としている。
【0033】次に、取付クリップ12は、厚み1mm程
度のスチール製であり、図18に示すように、L形に折
り曲げられた形状で、前記フレーム11の両側面板11
2、112間に装着可能な幅としたほぼ水平な基板12
1の後端から下方に前記フレーム11に形成された一対
のクリップ受部11b,11bに係止可能な差込部12
aを設けるとともに、前記基板121の前端に前記フレ
ーム11のコ字型開口部から突出する上下の外壁材支持
用係止片12b,12cを設け、差込部12aの前面両
側には、前記フレーム11のクリップ受部11bの下縁
に係止する固定突起部12dを2カ所に形成してなる。
尚、図中、符号12eで示すものは、補強リブである。
【0034】上記のような取付構造により外壁材4を躯
体1へ取り付けるには、先ず、前記断面コ字型フレーム
11を躯体1における柱8及び間柱7に対して、その背
面板111を躯体1側にして防水紙2の上から背面板1
11に設けた固定穴11aを利用して釘、ビス等で固定
し、外壁材上部施工部まで取り付ける。次に、前記取付
クリップ12を、断面コ字型フレーム11の最下段の一
対のクリップ受部11b,11bに、該取付クリップ1
2の差込部12aを両クリップ受部11b,11bの上
方から挿入し、差込部12a表面の固定突起部12dが
クリップ受部11bの下縁に係止した状態に装着する。
このように、取付クリップ12の装着は断面コ字型フレ
ーム11のクリップ受部11bにはめ込み式であり、
釘、ビス等で固定する必要がなく、簡便に装着でき好ま
しい。そして、前記のようにフレーム11に固定した最
下段の取付クリップ12の外壁材支持用上向き係止片1
2bへ外壁材4の下部サネ部4bに設けた係止溝41を
係止し、外壁材4を躯体1側に押し付ける。次いで図1
9に示すように、外壁材4の上部サネ部4aが断面コ字
型フレーム11の2段目クリップ受部11bの位置にあ
ることを確認した後、取付クリップ12を該2段目クリ
ップ受部11b,11bへ上部よりはめ込み、その固定
用突起部12dがクリップ受部11bの下縁に係止する
位置まで押し込み、外壁材支持用下向き係止片12cが
外壁材4の上部サネ部4aに係止した状態で固定する。
この作業を繰り返し行い、外壁材の取り付けが終了した
後、目地部にコーキング材を充填すれば外壁施工が完成
する。
【0035】上記の外壁材取付構造においては、断面コ
字型フレーム11の背面板111に形成したクリップ受
部11bに取付クリップ12の差込部12aを上方から
はめ込むだけで、その外壁材支持用下向き係止片12c
が外壁材4の上部サネ部4aに係止することで、ワンタ
ッチ操作で外壁材4を躯体1に固定することが可能にな
る。更に、この取付クリップ12の外壁材支持用上向き
係止片12bに上段の外壁材4が、その下部サネ部4b
の係止溝41部分で係止固定されることで、該取付クリ
ップ12が下方へ押さえ込まれ、下段の外壁材4がより
確実に取付クリップ12により固定されるのである。
【0036】なお、上記した実施例は、いずれも外壁材
に関するものであるが、本発明の取付構造及び取付金具
は、窯業系材料等により押出成形及びプレス成形により
製造した外壁材に限らず、タイル乾式工法に用いられる
ベースパネルの他、内壁材、間仕切り用板材等の各種板
材の取り付け等にも適用することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る板材の取付構造によれば、
断面コ字型フレームによって、躯体等の下地材と外壁材
等の板材との間に通気層が確保され、別途に胴縁の施工
が不要で、通気工法の効果が得られる。又、下地材に固
定した断面コ字型フレームに外壁材等を固定する取付ク
リップを装着するものであることから、釘、ビス等の打
設は前記断面コ字型フレームを建物躯体等の下地材へ固
定するためだけでよく、外壁材等の板材は取付クリップ
に係止固定するだけで保持されるので施工の効率化を図
ることができる。又、外壁材等の板材は取付クリップに
より保持されていることから、地震、台風等の自然災害
による躯体等の変形にも追従でき、建物を保護すること
ができる。更に、取付クリップにより外壁材等を固定す
るものであるから、外壁材等の板材に直接釘、ビス等の
打設を行わないので外壁等を破損したり、美観を損なう
ことなく施工ができる。又、取付クリップに外壁材等の
板材を積み重ねることで、外壁材等の重みで更に取付ク
リップの板材係止部が板材のサネ部に食い込み、保持力
がより大きくなり、強固に固定することができる。更
に、フレームはコ字型の開口部を外側に向けた状態で背
面板を下地材側にして該背面板を下地材に釘、ビス等で
固定するものであることから、下地材に対するフレーム
の取付強度に優れ、このフレームに外壁材等の板材を固
定するための取付クリップを内装してなるものであるか
ら、外壁材等の重量によりフレームが変形したりするお
それもなく、外壁材等の板材を確実に建物躯体等の下地
材へ取り付けることができる。又、取付クリップにより
係止固定された板材の背面がコ字型フレームの両側面板
の先端縁に接する構造としたことから、施工後には長尺
なコ字型フレームの側面板全体が板材の背面と接して固
定後の板材のがたつきを抑えることができ、目地部材や
外壁材等の板材自体の破損防止にもなる。
【0038】又、前記断面コ字型フレームの両側面板間
に取付クリップを回動可能に装着し、外壁材等の板材を
該取付クリップに設けた回動操作片に押しつけて取付ク
リップを回転させることで、該取付クリップに設けた板
材支持用係止部を外壁材等に係止させて外壁材等の板材
を下地材へ固定してなるものでは、外壁材等を該取付ク
リップに設けた回動操作片に押しつけるだけのワンタッ
チの操作で外壁材を取り付けることができ、高い技能を
必要とせず、又、作業時間及び労力が大幅に削減され
る。
【0039】又、フレームの背面板にクリップ受部を設
け、該フレームのコ字型開口部から突出する板材支持用
係止部を設けた取付クリップを前記フレームのクリップ
受部へ装着し、前記取付クリップの板材支持用係止部に
外壁材等の板材を係止することにより外壁材等を下地材
へ固定してなるものでは、取付クリップは、下地材に固
定されるフレームの背面板に装着されていることから、
その取付強度が大きく、外壁材等の板材を確実に保持し
うる。又、外壁材等をフレームに押しつけた状態でフレ
ームの背面板に設けたクリップ受部に取付クリップを装
着するだけの極めて簡単な作業で外壁材等を固定するこ
とができ、高い技能を必要とせず、又、作業時間及び労
力が大幅に削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る板材の取付構造の実施例を示す
外壁材取付構造の一部を省略した全体斜視図である。
【図2】 前記取付構造の要部を示す縦断面図である。
【図3】 前記取付構造の要部を示す斜視図である。
【図4】 前記取付構造に用いる横断面コ字型フレーム
の実施例を示す一部を省略した正面図である。
【図5】 前記横断面コ字型フレームの一部を省略した
側断面図である。
【図6】 前記横断面コ字型フレームの平面図である。
【図7】 前記取付構造に用いる取付クリップの実施例
を示す斜視図である。
【図8】 前記取付クリップの平面図である。
【図9】 前記取付クリップの正面図である。
【図10】 前記取付クリップの底面図である。
【図11】 前記取付クリップの背面図である。
【図12】 前記取付クリップの側面図である。
【図13】 前記取付構造における外壁材の取付方法を
示す説明図である。
【図14】 本発明に係る板材の取付構造の他実施例を
示す外壁材取付構造の要部を示す縦断面図である。
【図15】 前記取付構造に用いる横断面コ字型フレー
ムの実施例を示す一部を省略した正面図である。
【図16】 前記横断面コ字型フレームの一部を省略し
た側断面図である。
【図17】 前記横断面コ字型フレームの平面図であ
る。
【図18】 前記取付構造に用いる取付クリップの実施
例を示す斜視図である。
【図19】 前記取付構造における外壁材の取付方法を
示す説明図である。
【記号の説明】
1:躯体、2:防水紙、3:断面コ字型フレーム、3
a:固定穴、3b:クリップ固定片、3c:カットライ
ン、3d:軸孔、3e:クリップ固定片、3f:補強リ
ブ、4:外壁材、4a:外壁材上部サネ部、4b:外壁
材下部サネ部、5:取付クリップ、5a:回動軸片、5
b:外壁材支持用上向き係止片、5c:回動操作片、5
d:外壁材支持用下向き係止片、5e:スプリング部、
5f:固定突起部、5g:補強リブ、6:通気層、7:
柱、8:間柱、9:土台、10:土台水切り、11:断
面コ字型フレーム、11a:固定穴、11b:クリップ
受部、11c:カットライン、12:取付クリップ、1
2a:差込部、12b:外壁材支持用上向き係止片、1
2c:外壁材支持用下向き係止片、12d:固定突起
部、12e:補強リブ、31:背面板、32:側面板、
41:係止溝、51:基板、52:立片、111:背面
板、112:側面板、121:基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA14 AA21 AA23 AA42 AA50 AA57 AB04 AB22 BA12 BD16 BD23 CA09 CA17 CA23 CC02 CC03 CC04 CC12 CC14 CC17 CC20 DA09 DA10 DB14 DB23 DC02 DC06 DC15 DD03 EA06 GA32Y GA33W GA36Y GB02Y GB22W GB28W

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体等の下地材に、背面板の両端か
    ら一対の側面板を立起形成した横断面略コ字型の長尺な
    フレームを、背面板を下地材側にしコ字型の開口部を外
    側に向けて前記一対の側面板が前方へ突出した状態で背
    面板を下地材に固定し、前記フレームのコ字型断面内に
    装着した取付クリップに設けた板材支持用係止部に板材
    のサネ部を係止することにより、前記フレームの両側面
    板の先端縁に板材の背面を当接支持した状態で板材を下
    地材へ固定してなる板材の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記フレームの両側面板間に取付クリッ
    プを回動可能に装着し、板材を該取付クリップに設けた
    回動操作片に押しつけて取付クリップを前記フレーム側
    へ回転させることで、該取付クリップに設けた板材支持
    用係止部を板材のサネ部に係止させて板材を下地材へ固
    定してなる請求項1記載の板材の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記フレームの背面板に、該フレームの
    コ字型開口部から突出する板材支持用係止部を設けた取
    付クリップを装着し、前記板材支持用係止部に板材のサ
    ネ部を係止することにより板材を下地材へ固定してなる
    請求項1記載の板材の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記板材が外壁材である請求項1〜3の
    いずれかに記載の取付構造。
  5. 【請求項5】 背面板とその両端部に立起形成した一対
    の側面板からなる横断面略コ字型に形成した長尺なフレ
    ームであって、前記背面板の長さ方向適所に、建物躯体
    等の下地材へ釘打ち又はビス止めするための固定穴を形
    成するとともに、両側面板の長さ方向に、板材の寸法に
    応じた所定の間隔を隔てて複数の軸孔を形成したフレー
    ムと、前記フレームの両側面板間に装着可能な幅とした
    基板の両端から上方に一対の立片を突設し、該立片の上
    端から外方へ前記フレームの両側面板に形成した軸孔へ
    挿着される回動軸片を突設するとともに、前記基板の下
    面には回動操作片を突設し、且つ基板の前端に前記フレ
    ームのコ字型開口部から突出する板材支持用係止片を設
    けてなる取付クリップと、よりなる板材の取付金具。
  6. 【請求項6】 前記フレームの両側面板又は背面板の少
    なくとも一方に、該フレームに装着される取付クリップ
    の基板の上面又は下面の少なくとも一方に係止するクリ
    ップ固定片を設けてなる請求項5記載の板材の取付金
    具。
  7. 【請求項7】 前記取付クリップの基板の上面又は下面
    の少なくとも一方に、前記フレームに設けたクリップ固
    定片に係止する固定突起部を設けてなる請求項6記載の
    板材の取付金具。
  8. 【請求項8】 背面板とその両端部に立起形成した一対
    の側面板からなる横断面略コ字型に形成した長尺なフレ
    ームであって、前記背面板の長さ方向適所に、建物躯体
    等の下地材へ釘打ち又はビス止めするための固定穴を形
    成するとともに、前記背面板の長さ方向に、板材の寸法
    に応じた所定の間隔を隔てて複数のクリップ受部を形成
    したフレームと、前記フレームの両側面板間に装着可能
    な幅としたほぼ水平な基板の後端に前記クリップ受部に
    係止可能な差込部を設けるとともに、前記基板の前端に
    前記フレームのコ字型開口部から突出する板材支持用係
    止片を設けてなる取付クリップと、よりなる板材の取付
    金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104818776A (zh) * 2015-04-28 2015-08-05 河北建筑工程学院 一种外墙外挂保温系统及其施工方法
CN109736535A (zh) * 2018-11-26 2019-05-10 浙江亚厦装饰股份有限公司 实铺基板及基板组件

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104818776A (zh) * 2015-04-28 2015-08-05 河北建筑工程学院 一种外墙外挂保温系统及其施工方法
CN104818776B (zh) * 2015-04-28 2017-05-03 河北建筑工程学院 一种外墙外挂保温系统及其施工方法
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