JP2001055472A - 再生epdmゴムを含有するゴム組成物及びその製造方法 - Google Patents

再生epdmゴムを含有するゴム組成物及びその製造方法

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JP2001055472A
JP2001055472A JP11230787A JP23078799A JP2001055472A JP 2001055472 A JP2001055472 A JP 2001055472A JP 11230787 A JP11230787 A JP 11230787A JP 23078799 A JP23078799 A JP 23078799A JP 2001055472 A JP2001055472 A JP 2001055472A
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epdm
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epdm rubber
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Mitsumasa Matsushita
光正 松下
Hirotaka Okamoto
浩孝 岡本
Kenzo Fukumori
健三 福森
Makoto Mori
誠 毛利
Norio Sato
紀夫 佐藤
Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
Shigeki Otsuka
繁樹 大塚
Masao Owaki
雅夫 大脇
Katsumasa Takeuchi
勝政 竹内
Katsumi Nakajima
克己 中島
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Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Toyota Central R&D Labs Inc
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Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 EPDMゴムとジエン系ゴム及び/又は天然
ゴムとを含むゴム組成物であって、EPDMゴムが微細
に分散し、且つカーボンブラックの偏在が十分に防止さ
れており、しかも速やかに加硫して引張り強さ等の物理
特性に優れた加硫物を得ることが可能なゴム組成物、並
びにその製造方法を提供すること。 【解決手段】 架橋EPDMゴムを再生することにより
得られる再生EPDMゴムであって、該再生EPDMゴ
ム中のゲル成分の網目鎖濃度が再生前の前記架橋EPD
Mゴムの網目鎖濃度の1/50〜1/4であり、且つゾ
ル成分の重量平均分子量が30000〜500000で
ある再生EPDMゴムと、未加硫のジエン系ゴム及び/
又は天然ゴムとを含むことを特徴とするゴム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は再生EPDMゴムを
含有するゴム組成物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スチレンブタジエンゴム等のジエン系ゴ
ムや天然ゴムは様々な用途に用いられているが、自動車
用タイヤに使用する際には、耐候性、耐オゾン性、耐熱
性、耐薬品性、電気特性等の特性向上を目的として、エ
チレン−プロピレン−ジエン(EPDM)ゴム等の耐候
性の高いゴムをブレンドすることが行われている。
【0003】EPDMゴムをジエン系ゴムや天然ゴムに
ブレンドする方法としては、例えば、特開昭62−14
3946号公報、特開昭60−173031号公報、特
開平8−231773号公報に開示された方法が挙げら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、EPD
Mゴムとジエン系ゴムや天然ゴムとのブレンドには以下
のような問題があった。
【0005】1)EPDMゴムはジエン系ゴムや天然ゴ
ムと溶解度パラメータ(SP値)が異なるためになじみ
が悪く、EPDMゴムの分散性が劣る。 2)カーボンブラックを添加する場合、カーボンブラッ
クがジエン系ゴムや天然ゴムに偏在する。 3)EPDMゴムの架橋速度がジエン系ゴムや天然ゴム
の架橋速度より遅いために架橋に時間がかかったり、架
橋密度が不均一になったりする。
【0006】一方で、特開平6−220255号公報に
開示されている方法のように、加硫ジエン系ゴムの再生
物とジエン系ゴムの生ゴムをブレンドすれば、ブレンド
するゴムの種類が同種であるために上記のような問題は
生じないが、ジエン系ゴムの耐候性、耐オゾン性、耐熱
性、耐薬品性、電気特性等の特性向上という目的が達成
されない。
【0007】本発明は、このような技術的課題に鑑みて
なされたものであり、EPDMゴムとジエン系ゴム及び
/又は天然ゴムとを含むゴム組成物であって、EPDM
ゴムが微細に分散し、且つカーボンブラックの偏在が十
分に防止されており、しかも速やかに加硫して引張り強
さ等の物理特性に優れた加硫物を得ることが可能なゴム
組成物、並びにその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、架橋EPDMゴ
ムから得られる再生EPDMゴムであってゲル成分が特
定の網目鎖濃度を有し且つゾル成分が特定の分子量を有
するものに対して、未加硫のジエン系ゴム及び/又は天
然ゴムを加えることにより得られるゴム組成物が、上記
の特性を有するゴム組成物であることを見出し、本発明
を完成させた。
【0009】すなわち、本発明のゴム組成物は、架橋E
PDMゴムを再生することにより得られる再生EPDM
ゴムであって、該再生EPDMゴム中のゲル成分の網目
鎖濃度が再生前の前記架橋EPDMゴムの網目鎖濃度の
1/50〜1/4であり、且つゾル成分の重量平均分子
量が30000〜500000である再生EPDMゴム
と、未加硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムとを含む
ことを特徴とするゴム組成物である。
【0010】本発明においては、前記再生EPDMゴム
が、前記架橋EPDMゴムに対して熱とせん断力を加え
ることにより得られるものであって且つゲル成分の含有
量が20重量%以上の再生EPDMゴムであることが好
ましい。
【0011】また、前記ゴム組成物は、5〜50重量部
の前記再生EPDMゴムと、95〜50重量部の前記未
加硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムとを含むゴム組
成物であることが好ましい。
【0012】本発明のゴム組成物の製造方法は、架橋E
PDMゴムに対して熱とせん断力を加えることにより、
ゲル成分の網目鎖濃度が該架橋EPDMゴムの網目鎖濃
度の1/50〜1/4であり、且つゾル成分の重量平均
分子量が30000〜500000である再生EPDM
ゴムを得る再生工程と、前記再生EPDMゴムに対して
未加硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムを加え混練し
てゴム組成物を得る混練工程とを含むことを特徴とする
方法である。
【0013】本発明のゴム組成物の製造方法において
は、前記混練工程において、前記再生EPDMゴム5〜
50重量部に対して前記未加硫のジエン系ゴム及び/又
は天然ゴム95〜50重量部を加えることが好ましい。
【0014】また、本発明のゴム組成物の製造方法にお
いては、前記混練工程において前記再生EPDMゴムに
対して加硫剤を更に加え、該混練工程において得られた
加硫剤を含むゴム組成物を加硫温度に加熱して加硫した
ゴム組成物を得る加硫工程を更に含むことが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついてさらに詳細に説明する。
【0016】本発明のゴム組成物は、架橋EPDMゴム
を再生することにより得られる再生EPDMゴムであっ
て、該再生EPDMゴム中のゲル成分の網目鎖濃度が再
生前の前記架橋EPDMゴムの網目鎖濃度の1/50〜
1/4であり、且つゾル成分の重量平均分子量が300
00〜500000である再生EPDMゴムと、未加硫
のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムとを含むことを特徴
とするものである。
【0017】本発明において、架橋EPDMゴムとは、
エチレン、プロピレン及びジエンの共重合体を硫黄加硫
及び/又は過酸化物架橋したものを意味する。ジエン成
分として用いられるものとしては、エチリデンノルボル
ネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン等
が挙げられる。本発明においては、未加硫のジエン系ゴ
ム及び/又は天然ゴムとの相容性の観点から、ヨウ素価
が10以上の架橋EPDMゴムを用いることが好まし
い。
【0018】また、架橋EPDMゴムは2種類以上のエ
チレン、プロピレン及びジエンの共重合体からなる架橋
EPDMゴムであってもよい。また、カーボンブラッ
ク、酸化防止剤、紫外線吸収剤、フィラー、繊維等の添
加剤を更に含むものであってもよい。
【0019】上記の架橋EPDMゴムは、未使用品で
も、ゴム材として様々な用途で使用済みの廃材でもよ
い。廃材は、例えば、ウェザーストリップ、ホース(ウ
ォータホース等)、マッドガード、プラグホール、グロ
メット等の使用済自動車部品から得られるが、生産工程
で生じる未使用の端材や成形不良品等からも得ることが
できる。本発明においては、廃材としてウェザーストリ
ップ廃材を用いることが好ましい。
【0020】本発明において、再生EPDMゴムとは、
上記の架橋EPDMゴムの架橋部分等の少なくとも一部
が切断されたEPDMゴムを意味し、この再生EPDM
ゴムはゲル成分とゾル成分とからなる。
【0021】架橋EPDMゴムの架橋部分等の少なくと
も一部を切断する再生法としては、例えば、架橋EPD
Mゴムに脱硫剤等を加えて加熱することによる再生法、
架橋EPDMゴムに熱とせん断力を加えることによる再
生法等が挙げられるが、得られる再生EPDMゴムの品
質の観点から、後者の方法が好ましい。
【0022】再生EPDMゴムを構成するゲル成分と
は、再生EPDMゴムを室温にてトルエン(又は他の再
生EPDMゴムの良溶媒)に浸漬したときにゲル状に膨
潤する成分を意味し、ゾル成分とは膨潤せずにトルエン
(又は他の再生EPDMゴムの良溶媒)に抽出される成
分を意味する。
【0023】ゲル成分を構成するものとしては、EPD
Mゴムの三次元架橋物であるポリマーゲルが挙げられ、
カーボンブラックやその他添加剤を含有するEPDMゴ
ムにおいては、これに加え、EPDMゴムの分子とカー
ボンブラックとから形成されたカーボンゲル、カーボン
ブラックと無機物等からなるゲルが挙げられる。
【0024】本発明においては、ゲル成分の網目鎖濃度
が再生前の架橋EPDMゴムの網目鎖濃度の1/50〜
1/4である再生EPDMゴムを使用する。このような
再生EPDMゴムはEPDMゴム分子がある程度の架橋
構造を保持した状態にある。再生EPDMゴムのゲル成
分の網目鎖濃度は、再生前の架橋EPDMゴムの1/4
0〜1/4であることが好ましく、1/20〜1/5で
あることが更に好ましい。
【0025】ゲル成分の網目鎖濃度が再生前の架橋EP
DMゴムの網目鎖濃度の1/4を超える場合には、架橋
EPDMゴムの再生が不十分となり未加硫のジエン系ゴ
ム及び/又は天然ゴムへの分散性や相容性が低くなる恐
れがある。
【0026】一方、ゲル成分の網目鎖濃度が再生前の架
橋EPDMゴムの網目鎖濃度の1/50未満の場合に
は、架橋点の切断だけではなくEPDMゴム分子主鎖の
切断も過度に進行している恐れがあり、再生EPDMゴ
ム及び/又は得られるゴム組成物が粘着性を帯びやすく
なり物性や加工性が低下する恐れがある。
【0027】また、再生EPDMゴムのゲル成分の含有
量は、再生EPDMゴム全重量に対して20重量%以上
であることが好ましく、40重量%以上であることが更
に好ましい。ゲル成分の含有量が20重量%未満である
場合は、得られるゴム組成物の加硫速度が低下する傾向
がある。
【0028】一方、ゲル成分の含有量の上限は90重量
%未満が好ましい。90重量%以上では架橋EPDMゴ
ムの再生が不十分になる傾向があり、このために、未加
硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムへの分散性が低下
し、得られるゴム組成物の表面品質や物理特性等が低く
なる恐れがある。
【0029】なお、網目鎖濃度及びゲル成分の含有量は
次のような方法で求めることができる。すなわち、再生
EPDMゴム(重量をXグラムとする)をその100倍
量(重量)のトルエン(又は他の再生EPDMゴムの良
溶媒)に室温で48時間浸漬し再生EPDMゴムを膨潤
させる。次に、膨潤した再生EPDMゴムを取り出し表
面の余分なトルエン(又は他の再生EPDMゴムの良溶
媒)を拭き取って密閉容器に入れて秤量する(重量をY
グラムとする)。更に、膨潤した再生EPDMゴムを密
閉容器から取り出し室温で12時間減圧乾燥してトルエ
ン(又は他の再生EPDMゴムの良溶媒)を除去した後
に秤量する(重量をZグラムとする)。網目鎖濃度はY
及びZの値を用いてFlory-Rhenerの式から算出され、ゲ
ル成分の含有量(重量%)はZ/X×100で求められ
る。
【0030】本発明においては、ゾル成分の重量平均分
子量が、30000〜500000の再生EPDMゴム
を使用する。ゾル成分の分子量は、40000〜400
000であることが好ましく、50000〜30000
0であることがより好ましい。
【0031】ゾル成分の分子量が30000未満である
場合は、再生EPDMゴム及び/又は得られるゴム組成
物が粘着性を帯びやすくなり物性や加工性が低下する恐
れがある。ゾル成分の分子量が500000を超す場合
は、架橋EPDMゴムの再生が不十分となり未加硫のジ
エン系ゴム及び/又は天然ゴムへの分散性や相容性が低
くなる恐れがある。
【0032】なお、上記の重量平均分子量は、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いてク
ロロホルム溶媒で測定されたポリスチレン換算の重量平
均分子量を意味する。
【0033】また、本発明で用いる再生EPDMゴム
は、100℃において20〜100のムーニー粘度(M
L1+4、100℃)を示すものであることが好ましく、30
〜80を示すものであることがより好ましい。
【0034】本発明のゴム組成物は、上述した再生EP
DMゴムと未加硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムを
含むものである。ジエン系ゴムとしてはスチレンブタジ
エンゴム、ブタジエンゴム等が挙げられる。また、ジエ
ン系ゴム及び天然ゴムからなるゴムとしては、スチレン
ブタジエンゴムと天然ゴムからなるゴム;スチレンブタ
ジエンゴム、ブタジエンゴム及び天然ゴムからなるゴム
等が挙げられる。
【0035】上記の未加硫のジエン系ゴム及び/又は天
然ゴムは、カーボンブラック、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、フィラー、繊維等を更に含むものであってもよい。
【0036】本発明においては、ゴム組成物が、5〜5
0重量部の再生EPDMゴムと、95〜50重量部の未
加硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムとを含むゴム組
成物であることが好ましい。ゴム組成物は、10〜50
重量部の再生EPDMゴムと90〜50重量部の未加硫
のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムとを含むものである
ことがより好ましく、15〜50重量部の再生EPDM
ゴムと85〜50重量部の未加硫のジエン系ゴム及び/
又は天然ゴムとを含むものであることが更に好ましい。
【0037】本発明のゴム組成物の製造方法は、架橋E
PDMゴムに対して熱とせん断力を加えることにより、
ゲル成分の網目鎖濃度が該架橋EPDMゴムの網目鎖濃
度の1/50〜1/4であり、且つゾル成分の重量平均
分子量が30000〜500000である再生EPDM
ゴムを得る再生工程と、前記再生EPDMゴムに対して
未加硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムを加え混練し
てゴム組成物を得る混練工程とを含むものである。
【0038】再生工程における架橋EPDMゴムの加熱
温度は特に制限はないが、100〜400℃であること
が好ましく、より好ましくは150〜350℃であり、
更に好ましくは180〜330℃である。加熱温度が1
00℃未満である場合は、架橋EPDMゴムの流動性が
低いためEPDMゴム分子の架橋等の切断が十分に起こ
らない傾向があり、400℃を超える場合は架橋EPD
Mゴムの劣化が起こる傾向がある。
【0039】架橋EPDMゴムに加えるせん断力は、せ
ん断を加えるに当たり使用した装置におけるせん断速度
とその時のEPDMゴムの粘度との積より算出すること
ができる。架橋EPDMゴムから再生EPDMゴムを得
る再生工程においてEPDMゴムに加えられるせん断力
は、特に制限はないが、0.1〜100MPaであるこ
とが好ましい。より好ましくは、せん断力は0.5〜5
0MPaであり、更に好ましくは1〜15MPaであ
る。
【0040】せん断力が0.1MPa未満である場合
は、EPDMゴム分子間の架橋の切断が十分に起こらな
い傾向があり、100MPaを超える場合はEPDMゴ
ム分子間の架橋の切断のみならずEPDMゴム分子の主
鎖の切断が過度に進行し、再生EPDMゴムの物性が低
下する傾向がある。また、架橋EPDMゴムから再生E
PDMゴムを得る再生工程が押出機等の密閉系でなされ
る場合は、EPDMゴムに対して0.1〜100MPa
の加圧力が加わることが好ましく、1〜15MPaの加
圧力が加わることがより好ましい。
【0041】混練工程における加熱温度は、特に制限は
ないが、室温〜300℃であることが好ましく、室温〜
250℃であることがより好ましい。混練工程における
加熱温度が300℃を超える場合は未加硫のジエン系ゴ
ム及び/又は天然ゴムの劣化が進行する傾向がある。
【0042】混練時に加えるせん断力は、上述した架橋
EPDMゴムに対するせん断力と同様に計算することが
できる。このせん断力は、特に制限はないが、0.1〜
100MPaであることが好ましい。より好ましくは、
せん断力は1〜15MPaである。せん断力が0.1M
Pa未満である場合は、混練が十分に起こらない傾向が
あり、100MPaを超える場合は再生EPDMゴムや
未加硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムの主鎖の切断
が過度に進行し、得られるゴム組成物の物性が低下する
傾向がある。また、混練工程を密閉系で行う場合は、1
〜15MPaの加圧力が加わることが好ましい。
【0043】本発明のゴム組成物の製造方法において
は、混練工程において再生EPDMゴム5〜50重量部
に対して未加硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴム95
〜50重量部を加えることが好ましい。また、再生EP
DMゴム10〜50重量部に対して未加硫のジエン系ゴ
ム及び/又は天然ゴム90〜50重量部を加えることが
より好ましく、再生EPDMゴム15〜50重量部に対
して未加硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴム85〜5
0重量部を加えることが更に好ましい。
【0044】本発明のゴム組成物の製造方法において
は、混練工程において再生EPDMゴムに対して加硫剤
を更に加え、得られた加硫剤を含むゴム組成物を加硫温
度に加熱して加硫したゴム組成物を得る加硫工程を更に
含むことが好ましい。
【0045】混練工程において加えられる加硫剤として
は、硫黄、硫黄化合物、過酸化物等の加硫剤が挙げられ
る。なお、上記の加硫剤は、ベンゾチアゾール系、ベン
ゾチアゾールスルフェンアミド系、ジチオホスフェート
系、グアニジン系、チオカルバミルスルフェンアミド系
等の加硫促進剤及び加硫促進助剤を更に含有していても
よい。また、加硫促進剤及び加硫促進助剤に加えて、充
填剤、可塑剤、酸化亜鉛、ステアリン酸、プロセスオイ
ル等の添加剤を更に含有するものであってもよい。
【0046】混練工程において加硫剤を加える場合にお
いては、混練工程における加熱温度は、加硫剤、加硫促
進剤、加硫促進助剤等の反応性物質の反応温度未満であ
ることが好ましい。この反応温度は室温〜150℃であ
ることが好ましく、室温〜100℃であることがより好
ましい。
【0047】したがって、加硫剤を含むゴム組成物を加
熱して加硫したゴム組成物を得る時の加硫温度は上記の
反応温度以上であることが好ましい。加硫温度は100
〜200℃であることが好ましく、110〜170℃で
あることがより好ましい。
【0048】再生工程及び混練工程は、同一若しくは異
なるブレンダ、ニーダ、ロールミル、バンバリミキサ等
のバッチ式混合機を用いて行うことができる。また、一
軸押出機、二軸押出機等の連続式混合機を用いて行うこ
ともできる。したがって再生工程、混練工程及び加硫剤
添加工程の全てを、同一の連続式混合機を用いて行うこ
とができる。本発明において再生工程は連続式混練機を
用いることが好ましい。一方、加硫工程は、プレス成形
機、熱風炉、トンネル炉等を用いることができ、プレス
成形機を用いることが好ましい。
【0049】以上で説明した本発明のゴム組成物及びそ
の製造方法において特徴的なことは、未加硫のジエン系
ゴム及び/又は天然ゴムに加えるEPDMゴムとして、
未架橋のEPDMゴムではなく架橋EPDMゴムを再生
することにより得られる再生EPDMゴムを用いること
である。更に、再生EPDMゴムとしては、ゲル成分の
網目鎖濃度が再生前の架橋EPDMゴムの網目鎖濃度の
1/50〜1/4であり、ゾル成分の重量平均分子量が
30000〜500000である再生EPDMゴムを用
いることである。
【0050】未加硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴム
に加えるEPDMゴムが架橋EPDMゴムである場合
は、架橋EPDMゴムとジエン系ゴム及び/又は天然ゴ
ムとのなじみが良くないため物理特性等が低くなった
り、架橋EPDMゴムの流動性が非常に低いために多量
添加での混練が不可能になったりする。また、未加硫の
ジエン系ゴム及び/又は天然ゴムに加えるEPDMゴム
が未架橋のEPDMゴムである場合は、EPDMゴムが
無定形であるために混練時にEPDMゴムのみが凝集し
やすく相分離が微細に起こらず、得られるゴム組成物お
よびその加硫物の表面特性や物理特性等が低くなる。
【0051】一方で、上記のような再生EPDMゴムを
用いる場合は可塑化が適度であり、混練時のせん断力に
より未加硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムに微細に
分散する。また、この再生EPDMゴムは架橋構造が一
部維持されているので凝集による分散不良が生じない。
【0052】また、未架橋のEPDMゴムと未加硫のジ
エン系ゴム及び/又は天然ゴムとカーボンブラックを同
時に混練する場合においては、カーボンブラックが未加
硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムに移行しやすいた
めに、得られるゴム組成物及びその加硫物の均一性が低
下し表面特性や物理特性等が低くなる。
【0053】これに対し、上記のような再生EPDMゴ
ムであって、あらかじめカーボンブラックを含有した架
橋EPDMゴムから得られる再生EPDMゴムを使用す
る場合においては、再生EPDMゴムの架橋構造が一部
維持されているためにカーボンブラックの移行が生じな
い。
【0054】未架橋のEPDMゴムと未加硫のジエン系
ゴム及び/又は天然ゴムからなるゴム組成物の加硫特性
と、上記のような再生EPDMゴムと未加硫のジエン系
ゴム及び/又は天然ゴムからなるゴム組成物との加硫特
性を比較した場合、前者においては、未架橋のEPDM
ゴムの加硫速度が未加硫のジエン系ゴム及び/又は天然
ゴムに比べて非常に遅いために架橋密度が不均一になり
得られる加硫物の物性が低下するのに対して、後者にお
いてはEPDMゴムが架橋構造を一部維持しているため
に未加硫のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムとの加硫速
度差が少なくなり架橋密度の均一性が向上し、得られる
加硫物の物性が向上する。
【0055】上述したように、架橋EPDMゴムは、ウ
ェザーストリップ、ホース(ウォータホース等)、マッ
ドガード、プラグホール、グロメット等の使用済自動車
部品から得ることができ、これに未加硫のジエン系ゴム
及び/又は天然ゴムを加え加硫したものは、例えばタイ
ヤ用ゴム製品として好適に用いることができる。したが
って、本発明によれば、架橋EPDMゴムからなる自動
車部品の廃材をタイヤ用ゴム製品としてリサイクルする
ことが可能となる。
【0056】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0057】(実施例1)二軸押出機(日本製鋼所製、
TEX−30αII、L/D=45.5、スクリュ径3
0mm)に、カーボンブラックを50重量%含有する硫
黄架橋EPDMゴム(ウェザーストリップの廃材:5m
mメッシュパス品)を投入し架橋EPDMゴムの再生を
行い再生EPDMゴムを得た。
【0058】上記架橋EPDMゴムの供給量は10kg
/時、スクリュ回転数は200rpm、再生のための加
熱温度は300℃であり、架橋EPDMゴムに対して3
MPaのせん断力を加えた。これにより、網目鎖濃度が
再生前の架橋EPDMゴムの1/20で、ゾル成分の重
量平均分子量が20万で、ゲル成分の含有量が65重量
%の再生EPDMゴムが得られる。
【0059】得られた再生EPDMゴムは厚さ5mmの
シート状に押出し、水槽中で冷却した後に裁断機で切断
した。
【0060】次に、得られた再生EPDMゴム25重量
部に対して、未加硫のスチレンブタジエンゴム(SBR
#1500)75重量部、カーボンブラック(C/B
HAF)37.5重量部、プロセスオイル(アロマオイ
ル)10重量部、ステアリン酸2重量部、硫黄1.3重
量部、酸化亜鉛3重量部、加硫促進剤(大内新興化学製
ノクセラーCZ)1.5重量部を加え、室温にてロール
混練することによりゴム組成物を得た。
【0061】このゴム組成物の加硫速度試験をJIS
K6300に準じてキュラストメータを用いて行い、1
0%加硫時間(tc(10))及び90%加硫時間(tc
(90))を求めた。また、このゴム組成物を150℃
にてプレス成形することにより加硫物を得た後に、JI
S K6251に準じて引張り試験を行い、引張り強さ
及び引張り破断伸びを測定した。更に、加硫物を100
℃にて100時間保持し老化させた後に、JIS K6
251に準じて引張り試験を行い、引張り強さ及び引張
り破断伸びを測定した。
【0062】(実施例2)再生EPDMゴムの重量を5
0重量部とした以外は実施例1と同様にしてゴム組成物
及びその加硫物を得、それらについて、実施例1と同様
の試験を行った。
【0063】(実施例3)再生EPDMゴムの重量を7
5重量部とした以外は実施例1と同様にしてゴム組成物
及びその加硫物を得、それらについて、実施例1と同様
の試験を行った。
【0064】(実施例4)再生EPDMゴムの重量を1
00重量部、未加硫のスチレンブタジエンゴム(SBR
#1500)の重量を50重量部、カーボンブラック
(C/B HAF)の重量を25重量部とした以外は実
施例1と同様にしてゴム組成物及びその加硫物を得、そ
れらについて、実施例1と同様の試験を行った。
【0065】(比較例1)再生EPDMゴムを用いず、
未加硫のスチレンブタジエンゴム(SBR#1500)
の重量を100重量部、カーボンブラック(C/B H
AF)の重量を50重量部とした以外は実施例1と同様
にしてゴム組成物及びその加硫物を得、それらについ
て、実施例1と同様の試験を行った。
【0066】(比較例2)再生EPDMゴムに代えて未
架橋のEPDM新ゴム(実施例1のウェザーストリップ
と同一原料)を25重量部使用し、未加硫のスチレンブ
タジエンゴム(SBR#1500)の重量を75重量
部、カーボンブラック(C/B HAF)の重量を6
2.5重量部とした以外は実施例1と同様にしてゴム組
成物及びその加硫物を得、それらについて、実施例1と
同様の試験を行った。
【0067】(比較例3)未架橋のEPDM新ゴムの重
量を50重量部、未加硫のスチレンブタジエンゴム(S
BR#1500)の重量を50重量部、カーボンブラッ
ク(C/B HAF)の重量を75重量部とした以外は
比較例2と同様にしてゴム組成物及びその加硫物を得、
それらについて、比較例2と同様の試験を行った。
【0068】(比較例4)再生のための加熱温度を36
0℃、スクリュ回転数を2000rpmとし、架橋EP
DMゴムに対して16MPaのせん断力を加えた以外は
実施例1と同様にして再生EPDMゴムを得た。これに
より、網目鎖濃度が再生前の架橋EPDMゴムの1/6
0で、ゾル成分の重量平均分子量が2.5万で、ゲル成
分の含有量が45重量%の再生EPDMゴムが得られ
た。
【0069】再生EPDMゴムとしてこの再生EPDM
ゴムを用いた他は実施例2と同様にしてゴム組成物及び
その加硫物を得、それらについて、実施例2と同様の試
験を行った。なお、本比較例で得られた加硫物は、ロー
ル混練時に粘着性が認められた。
【0070】実施例1〜4及び比較例1〜4の組成、加
硫速度試験の結果及び引張り試験の結果(初期及び老化
後)を表1に示した。なお、スチレンブタジエンゴムの
総量、EPDMゴム(再生EPDMゴム又は未架橋のE
PDMゴム)の総量及びカーボンブラックの総量に関し
て表1の中段にまとめた。また、再生EPDMゴムを使
用した例については網目鎖濃度、ゾル成分の重量平均分
子量及びゲル成分の含有量を表1に示した。
【0071】
【表1】
【0072】比較例2及び3で得られた未架橋のEPD
M新ゴムを含むゴム組成物の90%加硫時間(tc(9
0))は、比較例1で得られたEPDMゴムを含まない
ゴム組成物の90%加硫時間(tc(90))より長い
ことから、未架橋のEPDMゴムを添加したことによっ
て加硫速度が遅くなったことが分かった。一方で、実施
例1〜4で得られた再生EPDMゴムを含むゴム組成物
の90%加硫時間(t c(90))は、比較例1のもの
と同等であり、十分な加硫速度を有していることが分か
った。
【0073】EPDMゴムを同量含んだ実施例2と比較
例2、及び実施例4と比較例3の引張り試験の結果か
ら、実施例で得られた再生EPDMゴムを含むゴム組成
物の加硫物の方が、比較例で得られた未架橋のEPDM
ゴムを含むゴム組成物の加硫物よりも引張り強さ及び引
張り破断伸びの値が高いことが分かった。
【0074】100℃にて100時間保持し老化させた
後の引張り強さ及び引張り破断伸びに関しては、実施例
1〜4で得られた加硫物の特性(引張り強さ及び引張り
破断伸びの数値)は比較例2及び3で得られた加硫物の
ものより優れていることが分かった。また、比較例1で
得られたEPDMゴムを含まない加硫物は老化後の数値
が大幅に低下し、これに比べて実施例1〜4で得られた
加硫物は低下が少ないことが分かった。
【0075】なお、実施例1〜4で得られたゴム組成物
及びその加硫物にはカーボンブラックの偏在は見られ
ず、EPDMゴムの凝集に伴う外観の悪化も観察されな
かった。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
EPDMゴムとジエン系ゴム及び/又は天然ゴムとを含
むゴム組成物であって、EPDMゴムが微細に分散し、
且つカーボンブラックの偏在が十分に防止されており、
しかも速やかに加硫して引張り強さ等の物理特性に優れ
た加硫物を得ることが可能なゴム組成物を提供すること
が可能となる。また、本発明の製造方法により、上記の
特性を有したゴム組成物を製造することが可能になる。
フロントページの続き (72)発明者 松下 光正 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 岡本 浩孝 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 福森 健三 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 毛利 誠 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 佐藤 紀夫 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 鈴木 康之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 大塚 繁樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 大脇 雅夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 竹内 勝政 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 中島 克己 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 4J002 AC011 AC031 AC081 BB152 GN01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋EPDMゴムを再生することにより
    得られる再生EPDMゴムであって、該再生EPDMゴ
    ム中のゲル成分の網目鎖濃度が再生前の前記架橋EPD
    Mゴムの網目鎖濃度の1/50〜1/4であり、且つゾ
    ル成分の重量平均分子量が30000〜500000で
    ある再生EPDMゴムと、未加硫のジエン系ゴム及び/
    又は天然ゴムとを含むことを特徴とするゴム組成物。
  2. 【請求項2】 前記再生EPDMゴムが、前記架橋EP
    DMゴムに対して熱とせん断力を加えることにより得ら
    れるものであって且つゲル成分の含有量が20重量%以
    上の再生EPDMゴムであることを特徴とする請求項1
    記載のゴム組成物。
  3. 【請求項3】 前記ゴム組成物が、5〜50重量部の前
    記再生EPDMゴムと、95〜50重量部の前記未加硫
    のジエン系ゴム及び/又は天然ゴムとを含むゴム組成物
    であることを特徴とする請求項1または2記載のゴム組
    成物。
  4. 【請求項4】 架橋EPDMゴムに対して熱とせん断力
    を加えることにより、ゲル成分の網目鎖濃度が該架橋E
    PDMゴムの網目鎖濃度の1/50〜1/4であり、且
    つゾル成分の重量平均分子量が30000〜50000
    0である再生EPDMゴムを得る再生工程と、 前記再生EPDMゴムに対して未加硫のジエン系ゴム及
    び/又は天然ゴムを加え混練してゴム組成物を得る混練
    工程と、を含むことを特徴とするゴム組成物の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記混練工程において、前記再生EPD
    Mゴム5〜50重量部に対して前記未加硫のジエン系ゴ
    ム及び/又は天然ゴム95〜50重量部を加えることを
    特徴とする請求項4記載のゴム組成物の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記混練工程において前記再生EPDM
    ゴムに対して加硫剤を更に加え、該混練工程において得
    られた加硫剤を含むゴム組成物を加硫温度に加熱して加
    硫したゴム組成物を得る加硫工程を更に含むことを特徴
    とする請求項4または5記載のゴム組成物の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007204645A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤインナーライナー用ゴム組成物
JP2008201973A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Meiwa Rubber Kogyo Kk 工業用ゴムロール組成物
CN102093638A (zh) * 2010-09-24 2011-06-15 天津鹏翎胶管股份有限公司 过氧化物三元乙丙橡胶与再生胶并用的耐寒胶管
CN106167583A (zh) * 2016-07-11 2016-11-30 潘明华 一种高耐磨抗撕裂再生橡胶材料及其制备方法
CN114381029A (zh) * 2021-12-31 2022-04-22 易宝(福建)高分子材料股份公司 一种epdm橡胶回收料闭孔二次发泡材料及其制备方法

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