JP2001053797A - トラヒック制御システム - Google Patents

トラヒック制御システム

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JP2001053797A
JP2001053797A JP22651199A JP22651199A JP2001053797A JP 2001053797 A JP2001053797 A JP 2001053797A JP 22651199 A JP22651199 A JP 22651199A JP 22651199 A JP22651199 A JP 22651199A JP 2001053797 A JP2001053797 A JP 2001053797A
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slave
switches
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master
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JP22651199A
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English (en)
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Takuya Takeda
卓也 武田
Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の技術では、単にイーサネット(登録商
標)を公衆網への接続に適用した通信ネットワークにお
いては、各送信ホストがどのイーサネットスイッチに接
続しているかによって、各送信ホストのスループットが
変わってしまう。 【解決手段】 スレーブスイッチ9〜11側で、自スイ
ッチのマスタスイッチ8からの接続段数と自スイッチに
接続された送信ホスト2〜7とのインタフェース速度と
を取得してマスタスイッチ8に通知し、また、マスタス
イッチ8側では、各スレーブスイッチから通知されたイ
ンタフェース速度の情報を用いて、各スレーブスイッチ
のスケジューラに設定すべき重みを算出して、各スレー
ブスイッチに通知し、そして各スレーブスイッチ9〜1
1で、マスタスイッチ8から通知された重みを各々のス
ケジューラに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN(Local Ar
ea Network)に用いられるイーサネット(Ethernet)ス
イッチや、ATM網に用いられるATM(Asynchronous
Transfer Mode)スイッチ等、パケットデータの交換を
行うスイッチを直列にカスケード接続した通信ネットワ
ークにおけるトラヒック制御技術に係り、特に、イーサ
ネットを公衆アクセス網に適用可能とするのに好適なト
ラヒック制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ間でのコードデータや画像
データ等のデータ通信はトラヒックがバースト的になる
ので、イーサネット等のLANのようにパケットによる
データ転送技術が用いられている。また、ATMネット
ワークにおいては、セルと呼ばれる短い固定長(53バ
イト)のパケットを用いたデータ転送が行われる。
【0003】イーサネットに関しては、例えば丸山修孝
著「わかりやすい 通信プロトコルの技術」(1997
年、株式会社オーム社発行)の第141〜145頁に記
載のように、イーサネットスイッチを用いることによ
り、10BASE−TのLANにおいて効率的なデータ
転送が可能となる。
【0004】近年、光ファイバを利用することにより、
イーサネットによる数キロメートルの距離での通信が可
能となっている。このような光ファイバやイーサネット
スイッチを用いて、LANに限定されることなく、例え
ば、一般家庭のユーザが有するコンピュータ(パーソナ
ルコンピュータ)等を広範囲な通信ネットワーク(公衆
アクセス網)に取り込む試みがなされている。
【0005】しかし、イーサネットは、基本的にLAN
のための技術であり、公衆網への適用は想定されておら
ず、例えば、アクセス量に応じた各ユーザへの課金を公
平に行うことができない。以下、この問題を、図を用い
て説明する。
【0006】図5は、イーサネットスイッチを直列にカ
スケード接続した通信ネットワークの構成例を示すブロ
ック図である。本図において、501〜504はイーサ
ネットスイッチ(図中、「E・スイッチ」と記載)、510
はファイルサーバやプリントサーバ等の受信ホスト(図
中、「R」と記載)、511〜516はパーソナルコンピ
ュータ等の送信ホスト(図中、「S」と記載)、520〜5
23は各イーサネットスイッチ501〜504間を接続
する光ファイバからなるバックボーンリンク、530は
外部のネットワークである。
【0007】各イーサネットスイッチ502〜504と
送信ホスト511〜516との間のリンク速度をbS
E、イーサネットスイッチ501と受信ホスト510と
の間のリンク速度をbRE、各イーサネットスイッチ5
02〜504間のリンク速度(バックボーンリンク52
0〜523)をbSWとする。
【0008】図5のネットワークにおいて、送信ホスト
511〜516は、受信ホスト510に対して通信を行
うものと仮定し、各送信ホスト511〜516が同時に
受信ホスト510と速度bSEで通信を行う場合を考え
る。尚、各イーサネットスイッチ502〜504は単純
なラウンドロビン方式のスケジューラを実装しているも
のとする。
【0009】ここで、それぞれのリンク速度の関係を bRE=10×bSE bSW=bSE と仮定すると、イーサネットスイッチ504において、
送信ホスト515,516からの入力負荷はbSEなの
で合計負荷は2×bSEである。しかし出力リンク52
3の速度bSWはbSEと同じであるため、イーサネッ
トスイッチ504に入力されたトラヒックのうち1/2
が廃棄される。
【0010】また、イーサネットスイッチ503におい
て、入力リンク523および送信ホス卜513、514
からの入力負荷はbSEなので合計負荷は3×bSEで
ある。しかし出力リンク522の速度bSWはbSEと
同じであるため、イーサネットスイッチ503に入力さ
れた卜ラヒックのうち2/3が廃棄される。
【0011】同様にして、イーサネットスイッチ502
に入力されたトラヒックのうち2/3が廃棄される。最
後にイーサネットスイッチ501に到達した入力トラヒ
ックは、受信ホスト510へのリンクが入力トラヒック
に比べて充分に大きいために廃棄されることなく受信ホ
スト510に受信される。
【0012】従って、送信ホスト515、516が得ら
れるスループットは、bSE/18、送信ホスト51
3,514が得られるスループットは、bSE/9、送
信ホスト511,512が得られるスループットは、b
SE/3であり、不均等となる。
【0013】さらに、送信ホスト511〜516の通信
相手がネットワーク内の受信ホスト510ではなく、外
部のネットワーク530内のホストであった場合にも同
様な問題が発生する。
【0014】このように、イーサネットスイッチを直列
にカスケード接続した通信ネットワークにおいては、各
送信ホスト511〜516が得られるスループットはど
のイーサネットスイッチ501〜504に接続している
かによって変わってしまう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、単にイーサネットを公衆網への
接続に適用した通信ネットワークにおいては、各送信ホ
ストがどのイーサネットスイッチに接続しているかによ
って、各送信ホストのスループットが変わってしまう点
である。
【0016】本発明の目的は、これら従来技術の課題を
解決し、例えば、イーサネットを公衆網への接続に適用
して、イーサネットスイッチを複数、直列にカスケード
接続した通信ネットワークにおいて、いずれのイーサネ
ットスイッチに収容される送信ホストでも公平なスルー
プット比が得られることを可能とするトラヒック制御シ
ステムを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のトラヒック制御システムは、スレーブスイ
ッチ側において、自スイッチのマスタスイッチからの接
続段数と、自スイッチに接続された送信ホストとのイン
タフェース速度とを取得し、これらの情報をマスタスイ
ッチに通知し、また、マスタスイッチ側においては、各
スレーブスイッチから通知された情報を用いて、予め定
められた条件(ポリシ)に合致するよう、各スレーブス
イッチのスケジューラに設定すべき重みを算出して、各
スレーブスイッチに通知し、そして、各スレーブスイッ
チにおいて、マスタスイッチから通知された重みを各々
のスケジューラに設定する構成とし、受信ホストと各送
信ホストとの間のリンクについて相対的なスループット
比をマスタスイッチによって集中的に管理、制御するこ
とを特徴とする。
【0018】また、任意のスレーブスイッチAに対する
重みを算出する場合、スレーブスイッチAとこのスレー
ブスイッチAよりもより下段(マスタスイッチから遠方
側)にあるスレーブスイッチBとの間のリンクに対する
重みと、スレーブスイッチAとこのスレーブスイッチA
に接続されている送信ホストとの間のリンクに対する重
みとの比を、スレーブスイッチAよりもより下段にある
全てのスレーブスイッチの送信ホストとのインタフェー
ス速度の合計と、スレーブスイッチAの送信ホストとの
インタフェース速度との比をもって設定する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図1は、本発明のトラヒック
制御システムの本発明に係る構成の一例を示すブロック
図である。
【0020】本例のトラヒック制御システムは、イーサ
ネットスイッチを直列にカスケード接続した通信ネッ卜
ワークにおいて、この通信ネットワークに接続されたス
イッチ群の一方の端に位置する一台のイーサネットスイ
ッチ(マスタスイッチ)に接続されている受信ホスト
と、このイーサネットイッチ以外の各イーサネットスイ
ッチ(スレーブスイッチ)に接続されている各送信ホス
トとの間のスループット比を、マスタスイッチで集中管
理して制御するものである。
【0021】本図1において、1は受信ホスト(図中、
「R」と記載)、2〜7は送信ホスト(図中、「S」と記
載)、8は受信ホスト1を収容するイーサネットスイッ
チ(図中、「MS」と記載、以下「マスタスイッチ」と記
載)、9〜11はそれぞれの送信ホスト2〜7を収容す
るイーサネットスイッチ(図中、「SS」と記載、以下
「スレーブスイッチ」と記載)、12は外部のネットワ
ーク、13〜16はバックボーンリンクである。
【0022】各スレーブスイッチ9〜11には、自スイ
ッチのマスタスイッチ8からの接続段数と、自スイッチ
に接続されている送信ホスト2〜7とのインタフェース
速度とを取得して、マスタスイッチ8に通知するネット
ワーク制御部(図中、「制御部」と記載)9a〜11aが設
けられている。
【0023】ネットワーク制御部9a〜11aは、自ス
イッチに接続されている送信ホスト2〜7を常に監視
し、自スイッチと送信ホスト2〜7との接続が確立した
際に、自スイッチと送信ホスト2〜7との間のインタフ
ェース速度を検出し、記憶する。また、逆に送信ホスト
2〜7との接続が切断した際に、自スイッチと送信ホス
ト2〜7との間のインタフェース速度を「0」として検
出し、記憶する。
【0024】そして、スレーブスイッチ9〜11は、こ
のような自スイッチに接続されている送信ホスト2〜7
との接続の確立および切断が発生すると、その旨を、記
憶した情報と共にマスタスイッチ8に通知する。
【0025】マスタスイッチ8には、全てのスレーブス
イッチ9〜11から通知された情報に基づき、各々のス
レーブスイッチ9〜11のスケジューラに設定すべき重
みを算出して、当該スレーブスイッチ9〜11に通知す
るネットワーク制御部(図中、「制御部」と記載)8aが設
けられている。
【0026】このネットワーク制御部8aには、ネット
ワークの管理者が予め設定した、各送信ホスト間のスル
ープット比に関する条件(ポリシ)が記述されている。
例えば、全ての送信ホス卜2〜7が同じスループット比
を得る、などのポリシが設定される。
【0027】より詳細には、例えば、「ネットワーク提
供者(管理者)が、各送信ホストのユーザが支払う価格
に応じて、ユーザの占有帯域比を決定する」といったポ
リシに基づきサービスを行う場合、ユーザAがユーザB
の10倍の価格を支払う場合、ユーザAが使用する帯域
と、ユーザBが使用する帯域の比は10:1であり、こ
のような場合、「ユーザAとユーザBとの帯域比は、1
0:1」としてポリシが設定される。
【0028】このようなポリシに基づき、マスタスイッ
チ8は、ネットワーク制御部8aにより、スレーブスイ
ッチ9〜11のスケジューラに設定すべき重みを算出す
る。
【0029】尚、マスタスイッチ8は、ネットワーク制
御部8aにより、スレーブスイッチ9〜11のいずれか
から、送信ホスト2〜7との接続の確立および切断の発
生の通知を受け取ると、全てのスレーブスイッチ9〜1
1に対して、マスタスイッチ8からの接続段数とインタ
フェース速度とを通知するよう要求し、通知された各ス
レーブスイッチ9〜11からの情報とポリシとに基づ
き、各スレーブスイッチ9〜11のスケジューラに設定
すべき重みを算出して各スレーブスイッチ9〜11に通
知する。
【0030】マスタスイッチ8が、ネットワーク制御部
8aにより、例えば、スレーブスイッチ9に対する重み
を算出する場合には、スレーブスイッチ9とこのスレー
ブスイッチ9よりもより下段(マスタスイッチ8から遠
方側)にあるスレーブスイッチ10との間のリンクに対
する重みと、スレーブスイッチ9とこのスレーブスイッ
チ9に接続されている送信ホスト2,3との間のリンク
に対する重みとの比を、スレーブスイッチ9よりもより
下段にある全てのスレーブスイッチ10,11の各送信
ホスト4〜7とのインタフェース速度の合計と、スレー
ブスイッチ9の送信ホスト2,3とのインタフェース速
度との比をもって設定するようにする。
【0031】スレーブスイッチ9〜11には、スイッチ
コントローラ(図中、「CONT」と記載)9b〜11bに
スケジューラが設けられており、ネットワーク制御部9
a〜11aにより、マスタスイッチ8から通知された重
み情報に基づき、そのスケジューラの重みの設定を行
う。
【0032】このような構成として、本例のトラヒック
制御システムでは、受信ホスト1と、各送信ホスト2〜
7との間のリンクについて相対的なスループット比を、
マスタスイッチ8によって集中的に管理して制御する。
【0033】次に、マスタスイッチ8とスレーブスイッ
チ9〜11の内部構成を図2および図3を用いて説明す
る。図2は、図1におけるスレーブスイッチの内部構成
例を示すブロック図であり、図3は、図1におけるマス
タスイッチの内部構成例を示すブロック図である。
【0034】図2に示すように、スレーブスイッチ9
は、ネットワーク制御部9a、スイッチコントローラ9
b、スイッチマトリクス(図中、「SM」と記載)9c、送
信装置(図中、「送」と記載)9d、受信装置(図中、「受」
と記載)9e〜9g、出力キュー9h、入力キュー9i
〜9kにより構成されている。尚、スイッチコントロー
ラ9bは、スケジューラを具備している。
【0035】このような構成において、スレーブスイッ
チ9は、ネットワーク制御部9aにより、自スイッチの
マスタスイッチ8からの接続段数と、自スイッチに接続
されている送信ホスト2,3とのインタフェース速度と
を取得して、マスタスイッチ8に通知する。また、マス
タスイッチ8から通知された、スケジューラに設定すべ
き重み情報を受信して、スイッチコントローラ9bにお
けるスケジューラに重みを設定する。
【0036】図3に示すように、マスタスイッチ8は、
ネットワーク制御部8a、スイッチコントローラ(図
中、「CONT」と記載)8b、スイッチマトリクス(図
中、「SM」と記載)8c、送信装置(図中、「送」と記載)
8d,8e、受信装置(図中、「受」と記載)8f、出力キ
ュー8g,8h、入力キュー8iにより構成されてい
る。スイッチコントローラ8bにスケジューラが設けら
れてる。
【0037】このような構成において、マスタスイッチ
8は、各スレーブスイッチ9〜11から通知された情報
に基づき、ネットワーク制御部8aにより、各々のスレ
ーブスイッチ9〜11のスケジューラに設定すべき重み
を算出し、各スレーブスイッチ9〜11に通知する。
【0038】以下、図4を用いて、このようなマスタス
イッチ8とスレーブスイッチ9〜11とによる本発明に
係るトラヒック制御動作を説明する。図4は、図1にお
けるトラヒック制御システムの動作例を示すシーケンス
図である。
【0039】スレーブスイッチ9〜11は、ネットワー
ク制御部9a〜11aにより、自スイッチに接続されて
いる送信ホスト2〜7を常に監視しており、自スイッチ
と送信ホスト2〜7との接続が確立した際には、自スイ
ッチと送信ホスト2〜7との間のインタフェース速度を
検出して記憶し、また、逆に送信ホストとの接続が切断
した際には、自スイッチと送信ホストとの間のインタフ
ェース速度を「0」として検出して記憶し、記憶した情
報をホスト構成通知フレームとして、マスタスイッチ8
に送信する。
【0040】マスタスイッチ8は、スレーブスイッチ9
〜11からのホスト構成変更通知フレームを受け取る
と、ネットワーク制御部8aにより、ネットワーク内の
全てのスレーブスイッチに対してホスト構成通知要求フ
レームを送信し、重み設定シーケンスを開始する。
【0041】尚、マスタスイッチ8は、各スレーブスイ
ッチからのホスト構成変更通知フレームを受け取らない
場合でも、ネットワーク内のホスト構成を知ろうとする
ときはいつでも、ネットワーク制御部8aにより、ネッ
トワーク内の全てのスレーブスイッチに対してホスト構
成通知要求フレームを送信し、重み設定シーケンスを開
始することができる。
【0042】スレーブスイッチ9〜11は、マスタスイ
ッチ8からのホスト情報通知要求フレームを受信する
と、ネットワーク制御部9a〜11aにより、自スイッ
チのマスタスイッチ8からの接続段数(スレーブスイッ
チ9は1段)と、自スイッチ内の全ての送信ホスト2〜
7とのインタフェース速度の情報を含む、ホスト構成通
知フレームをマスタスイッチ8に送信する。
【0043】マスタスイッチ8は、全てのスレーブスイ
ッチ9〜11からのホスト構成通知フレームを受信する
と、ネットワーク制御部8aにより、ネットワーク管理
者が設定したポリシに従って各スレーブスイッチ9〜1
1のスケジューラに設定すべき重みを計算し、各スレー
ブスイッチ9〜11に対して、計算した重みの情報を含
む設定情報フレームを送信する。
【0044】スレーブスイッチ9〜11は、マスタスイ
ッチ8からの設定情報フレームを受信すると、ネットワ
ーク制御部9a〜11aにより、フレームに記述された情
報に従って、スイッチコントローラ9b〜11b内のス
ケジューラに対して重みを設定する。
【0045】重みを設定し終えると、スレーブスイッチ
9〜11は、ネットワーク制御部9a〜11aにより、
設定情報受信応答フレームをマスタスイッチ8に向けて
送信する。
【0046】マスタスイッチ8は、全てのスレーブスイ
ッチ9〜11からの設定情報受信応答フレームを受信し
終えると、重み設定シーケンスを終了する。
【0047】各スレーブスイッチ9〜11のスケジュー
ラは、与えられた重みに対応するように各入力リンクか
らのパケット取り出し頻度などを調整して、重みを各入
力リンクのスループット比に反映させる。
【0048】このようにして設定された重み付けによっ
てネットワーク内の全てのスレーブスイッチが動作する
ことにより、あるスレーブスイッチに接続された送信ホ
ス卜のスループットと、別のスレーブスイッチに接続さ
れた送信ホストのスループットとの比を相対的に制御す
ることができる。
【0049】次に、具体的な例を用いて、本例のトラヒ
ック制御システムの動作説明を行う。図1において、マ
スタスイッチ8のネットワーク制御部8aには、各送信
ホスト2〜7間のスループット比が等しくなるよう制御
するというポリシ(条件)を設定する。
【0050】各スレーブスイッチ9〜11と各送信ホス
ト2〜7の間のリンク速度をb(sender)、マスタスイッ
チ8と受信ホスト1との間のリンク速度をb(receive
r)、マスタスイッチ8、スレーブスイッチ9〜11間
(バックボーンリンク14〜16)のリンク速度をb(s
witch)とする。
【0051】ここで、各送信ホスト2〜7が、受信ホス
ト1に対して同時に速度b(sender)で通信を行う場合を
考える。尚、各送信スイッチ2〜7は単純なラウンドロ
ビン方式のスケジューラを実装しているものとする。ま
た、それぞれのリンク速度の関係を、 b(receiver) = 10×b(sender) b(switch) =b(sender) と仮定する。
【0052】ネットワークに各送信ホスト2〜7が接続
した時点で、図4で示したシーケンスにより、各スレー
ブスイッチ9〜11のスケジューラにはポリシに対応す
る適切な重みが設定されているものとする。
【0053】すなわち、スレーブスイッチ9において
は、自スイッチに直接収容している2台の送信ホスト
2,3の帯域はそれぞれb(sender)、スレーブスイッチ
9以下に接続している送信ホスト10,11の帯域の合
計は4× b(sender)であるので、自スイッチに接続す
る送信ホスト2,3に対する入力キュー9j,9kと、
バックボーンリンク15のトラヒックに対する入力キュ
ー9iに対するスケジューリングの重みは1:4と設定
される。スレーブスイッチ10,11についても同様
に,1:2、1:0と設定される。
【0054】まず、スレーブスイッチ11において、送
信ホスト6,7からの入力負荷はb(sender)なので、合
計負荷は2×b(sender)である。しかし、出力リンク
(バックボーンリンク16)の速度b(switch)はb(sende
r)と同じであるため、スレーブスイッチ11に入力する
トラヒックのうち1/2が廃棄される。
【0055】スレーブスイッチ11においての各送信ポ
ート6,7に対するスケジューリングの重み付けは1:
1であるので、出力リンク(バックボーンリンク16)の
中で各送信ホスト6,7が得ることができる帯域はそれ
ぞれb(sender)/2である。
【0056】次に、スレーブスイッチ10について説明
する。スレーブスイッチ10においては、バックボーン
リンク16から入力されたトラヒックと送信ホスト4,
5とのスケジューリングの重みの比は2:1:1であ
り、それぞれから入力されるトラヒックはそれぞれb(s
ender)である。
【0057】従って、スレーブスイッチ10において
は、出力リンク(バックボーンリンク15)中で各リンク
や送信ホスト4〜7が得られる帯域は、バックボーンリ
ンク16からのトラヒックb(sender)/2と、スレーブ
スイッチ10に接続されている各送信ホスト4,5から
のトラヒックb(sender)/4である。
【0058】ここで、バックボーンリンク16中に含ま
れていたスレーブスイッチ11に接続されている各送信
ホスト6,7がバックボーンリンク15中で得られる帯
域は、 b(sender)×1/2×1/2 =b(sender)/4 となり、スレーブスイッチ10に接続されている各送信
ホスト4,5が得られる帯域と同じである。このよう
に、スレーブスイッチ11,10にそれぞれ接続されて
いる送信ホスト4〜7が得られる帯域は等しい。
【0059】同様にして、スレーブスイッチ8の出力リ
ンク(バックボーンリンク14)中で各送信ホスト2〜
7が得られる帯域はそれぞれb(sender)/6で等しくな
る.
【0060】以上、図1〜図4を用いて説明したよう
に、本例のトラヒック制御システムでは、マスタスイッ
チ8が、各スレーブスイッチ9〜11に接続されている
送信ホストのインタフェース速度や接続段数等の情報を
利用してネットワーク内の全送信ホストのスループット
比を制御することができる。
【0061】このことにより、ネットワークの輻輳時に
おいても、各送信ホストはどのスレーブスイッチ9〜1
1に接続されているかによらずマスタスイッチ8が設定
した重みによってスループット比を決めることができ、
ネットワーク内の送信ホスト間の公平性の維持に有効で
ある。
【0062】また、スレーブスイッチ9〜11は、自ス
イッチに接続しているホストとの接続状況の変更をマス
タスイッチ8に通知するため、実際に稼働している送信
ホストに対してネットワーク資源を有効に分配すること
ができる。
【0063】尚、本発明は、図1〜図4を用いて説明し
た例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、
イーサネットスイッチを用いたネットワーク構成を例に
説明した、ATMスイッチを用いたネットワークにおい
ても適用可能である。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、イーサネット
スイッチを複数、直列にカスケード接続した通信ネット
ワークにおいて、いずれのパケットスイッチに収容され
る送信ホストでも公平なスループット比が得られるの
で、イーサネットを用いて一般家庭のパーソナルコンピ
ュータから公衆網への接続を行う通信ネットワーク等に
おける公平な課金システムを構築することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラヒック制御システムの本発明に係
る構成の一例を示すブロック図である。
【図2】図1におけるスレーブスイッチの内部構成例を
示すブロック図である。
【図3】図1におけるマスタスイッチの内部構成例を示
すブロック図である。
【図4】図1におけるトラヒック制御システムの動作例
を示すシーケンス図である。
【図5】イーサネットスイッチを直列にカスケード接続
した通信ネットワークの構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1:受信ホスト(「R」)、2〜7:送信ホスト
(「S」)、8:マスタスイッチ(「MS」)、8a:
ネットワーク制御部(「制御部」)、8b:スイッチコ
ントローラ(「CONT」)、8c:スイッチマトリッ
クス(「SM」)、8d,8e:送信装置(「送」)、8
f:受信装置(「受」)、8g,8h:出力キュー、8i:
入力キュー、9〜11:スレーブスイッチ(「S
S」)、9a〜11a:ネットワーク制御部(「制御
部」)、9b〜11b:スイッチコントローラ(「CO
NT」)、9c:スイッチマトリクス(「SM」)、9
d:送信装置(「送」)、9e〜9g:受信装置(「受」)、
9h:出力キュー、9i〜9k:入力キュー、12:外
部のネットワーク、13〜16:バックボーンリンク、
501〜504:イーサネットスイッチ(「E・スイッ
チ」)、510:受信ホスト(「R」)、511〜516:送
信ホスト(「S」)、520〜523:バックボーンリン
ク、530:外部のネットワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA03 HA08 HC14 HD06 JT06 LC01 5K032 AA01 BA08 CA08 CC05 DA06 5K033 AA01 BA08 CA08 CB06 DA05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットデータの交換を行うスイッチを
    直列にカスケード接続した通信ネッ卜ワークにおける、
    該通信ネットワークに接続されたスイッチ群の一方の端
    に位置する一台のスイッチ(マスタスイッチ)に接続さ
    れている受信ホストと、上記マスタスイッチ以外の複数
    のスイッチ(スレーブスイッチ)に接続されている各送信
    ホストとの間のスループット比を制御するトラヒック制
    御システムであって、上記スレーブスイッチに、自スイ
    ッチの上記マスタスイッチからの接続段数と自スイッチ
    に接続されている送信ホストとのインタフェース速度と
    を取得して上記マスタスイッチに通知する第1の制御手
    段を設け、上記マスタスイッチに、全ての上記スレーブ
    スイッチから通知された上記接続段数と上記インタフェ
    ース速度および予め設定された条件に基づき各々のスレ
    ーブスイッチのトラヒック制御用のスケジューラに設定
    すべき重みを算出して各スレーブスイッチに通知する第
    2の制御手段を設け、さらに、上記スレーブスイッチ
    に、上記マスタスイッチから通知された重み情報に基づ
    きスケジューラに重みを設定する手段を設けることを特
    徴とするトラヒック制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトラヒック制御システ
    ムにおいて、上記マスタスイッチの上記第2の制御手段
    は、任意の上記スレーブスイッチAに対する重みを算出
    する場合、上記スレーブスイッチAと該スレーブスイッ
    チAよりもより下段(マスタスイッチから遠方側)にある
    スレーブスイッチBとの間のリンクに対する重みと、上
    記スレーブスイッチAと該スレーブスイッチAに接続さ
    れている送信ホストとの間のリンクに対する重みとの比
    を、上記スレーブスイッチAよりもより下段にある全て
    のスレーブスイッチの上記送信ホストとのインタフェー
    ス速度の合計と、上記スレーブスイッチAの上記送信ホ
    ストとのインタフェース速度との比をもって設定するこ
    とを特徴とするトラヒック制御システム。
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