JP2007208667A - Vdsl伝送システム及びvdsl伝送方法 - Google Patents

Vdsl伝送システム及びvdsl伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のVDSL装置をカスケード接続したVDSL伝送システム及びVDSL伝送方法に関し、各ポート対応のサービスの平均化及び帯域の有効利用を図る。
【解決手段】複数のVDSL装置をカスケード接続し、アップリンクに接続する先頭をマスタVDSL装置1−1、他をスレーブVDSL装置1−2,1−3とし、マスタVDSL装置1−1及びスレーブVDSL装置1−2,1−3にそれぞれポート対応のリンク確立の有無の情報を収集して監視する監視制御部5を設け、マスタVDSL装置1−1の監視制御部5は、自装置のポート部4のポート対応のリンク確立の有無の情報と、スレーブVDSL装置1−2,1−3の監視制御部5により収集したそれぞれのポート部4のポート対応のリンク確立の有無の情報とを収集し、リンク確立のポート数に従ってマスタVDSL装置のアップリンクの帯域を分配した情報を、スレーブVDSL装置の監視制御部5に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、加入者線により高速データ伝送を可能とするVDSL(Very high−bit−rate Digital Subscriber Line)装置を複数台カスケード接続し、各VDSL装置にそれぞれ接続した全加入者端末装置に対して平均化したサービスを提供できるように構成したVDSL伝送システム及びVDSL伝送方法に関する。
加入者線を用いたデータ伝送方式として、xDSL(x Digital Subscriber Line)方式が総称名称で知られており、その中には、伝送可能速度や伝送可能距離に対応して、HDSL(High−bit−rate DSL)、SDLS(Symmetric DSL)、ADSL(Asymmetric DSL)、RADSL(Rate Adaptive DSL)、VDSL(Very High−bit−rate DSL)等の名称の伝送方式が知られている。その中では、ADSL伝送方式が一般的には普及しており、VDSL伝送方式も集合住宅等の内部の加入者線を利用し、光ファイバ伝送と組み合わせた高速伝送方式として普及している。
VDSL方式は、下り方向が例えば13〜52Mbps、上り方向が例えば1.5〜2Mbpsの伝送速度で、伝送可能距離は、1対の電話線を用いて最大300m程度である。又ホテルや集合住宅に於いては、加入者数が多数となるから、VDSL装置のポート数が例えば16ポートとすると、加入者数に応じて、VDSL装置をカスケード接続し、各VDSL装置のカスケード接続用のポート以外のポートに、ホテル内や集合住宅内の電話回線とモデムとを介して加入者端末装置を接続することになる。そして、ホテルや集合住宅と電話局との間を光ファイバ回線で接続する構成を適用する場合が一般的である。
図7は、従来例のVDSL装置をカスケード接続したVDSL伝送システムの要部を示し、101−1〜101−3はVDSL装置、102はアップリンク部、103はダウンリンク部、104はポート部であり、VDSL装置101−1〜101−3は、それぞれアップリンク接続するアップリンク部102と、ダウンリンク接続するダウンリンク部103と、加入者端末装置を接続するポート部104とを有し、ダウンリンク部103に他のVDSL装置のアップリンク部102を接続することにより、カスケード接続構成とする。又ポート部104は、例えば、16加入者端末装置を接続する16個のポートを備えている。図示のシステムの場合、48加入者端末装置を収容することができる。
又VDSL装置101−1〜101−3は、ダウンリンク部103を備えているが、このダウンリンク部103を備えていないVDSL装置の場合、ポート部104の1個のポートに、他のVDSL装置のアップリンク部102を接続することにより、VDSL装置のカスケード接続を行うことになる。従って、ポート部104の16個のポートの中の15個のポートに加入者端末装置を接続することになり、3台のVDSL装置をカスケード接続した場合、45加入者端末装置を収容可能となる。なお、一般的なVDSL装置の場合、カスケード接続可能台数は、通常5台程度である。
又外部ネットワークに対して、複数のLANスイッチをカスケード接続し、外部ネットワーク側のLANスイッチをマスタスイッチとし、他のLANスイッチをスレーブスイッチとして、各スレーブスイッチは、マスタスイッチに対する接続順番と、送信ホストとの間のインタフェース速度との情報を通知し、マスタスイッチは、各スレーブスイッチのスループットが平均化するように、各スレーブスイッチのトラヒック制御用のスケジューラに設定する為のそれぞれの重みを算出し、この算出した重み情報を各スレーブスイッチに転送して設定する伝送手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−53797号公報
VDSL装置は、前述のように、複数の加入者端末装置を接続する為のポートを有し、ダウンリンク部103を有する場合は、そのダウンリンク部103を用いてカスケード接続する。又ダウンリンク部103を備えていない場合は、ポート部104の複数のポートの中の一つのポートを他のVDSL装置と接続する為に使用する。VDSL装置をカスケード接続し、光回線等を介して電話局側に接続するVDSL装置をマスタVDSL装置、他のVDSL装置をスレーブVDSL装置とし、ダウンリンク部103もポート部104の中の一つのポートと同一の帯域とした場合、又はポート部104の中の一つのポートを用いてカスケード接続した場合、マスタVDSL装置に接続された加入者端末装置が利用できる伝送帯域が多く、このマスタVDSL装置からの接続順番が遠くなる程、スレーブVDSL装置に接続された加入者端末装置が利用できる帯域が少なくなる問題がある。
例えば、マスタVDSL装置は、アップリンク側は、1.6Gbpsの帯域とすると、ダウンリンク側はアップリンク側より狭い1Gbpsの帯域とする場合が一般的であり、従って、スレーブ側は、アップリンク側より0.6Gbps少ない帯域となるから、ポート部に接続された加入者端末装置が利用できる帯域は、マスタ側よりスレーブ側が狭くなり、従って、VDSL装置のカスケード接続順位に従って、VDSL装置対応の加入者端末装置が利用できる帯域に不公平が生じる問題がある。
そこで、前述の特許文献1に示されているように、サービスの平均化が考えられるが、カスケード接続したVDSL装置の複数のポートに接続された加入者端末装置は、各種の構成が混在しており、加入者の使用帯域もそれぞれ相違する場合が多いものである。従って、単に帯域配分をポート数に対応して分配しても、帯域の有効利用を図ることができない問題がある。
本発明は、前述の問題を解決するものであり、カスケード接続されたVDSL装置のポートにそれぞれ接続された加入者端末装置に公平に帯域を割り当て、又帯域の有効利用を図ることを目的とする。
本発明のVDSL伝送システムは、複数のVDSL装置をカスケード接続し、アップリンクに接続する先頭のVDSL装置をマスタVDSL装置とし、他のVDSL装置をスレーブVDSL装置としたVDSL伝送システムに於いて、前記マスタVDSL装置及び前記スレーブVDSL装置にそれぞれポート対応の少なくともリンク確立の有無の情報を収集して監視する監視制御部を設け、前記マスタVDSL装置の前記監視制御部は、自装置のポート対応のリンク確立の有無の情報と、前記スレーブVDSL装置の監視制御部により収集したポート対応のリンク確立の有無の情報とを収集し、リンク確立のポート数に従って前記マスタVDSL装置のアップリンクの帯域を分配した情報を、前記スレーブVDSL装置の前記監視制御部に通知する機能を備えている。
又複数のVDSL装置をカスケード接続し、アップリンクに接続する先頭のVDSL装置をマスタVDSL装置とし、他のVDSL装置をスレーブVDSL装置としたVDSL伝送システムに於いて、前記マスタVDSL装置及び前記スレーブVDSL装置にそれぞれポート対応のリンク確立の情報及びポート対応の必要とする帯域の情報とを収集して監視する監視制御部を設け、前記マスタVDSL装置の前記監視制御部は、自装置のポート対応のリンク確立の有無の情報及び必要とする帯域量の情報と、前記スレーブVDSL装置の監視制御部により収集したポート対応のリンク確立の有無の情報及び必要とする帯域量の情報とを収集し、リンク確立のポート数に従って前記マスタVDSL装置のアップリンクの帯域を分配した結果と前記必要とする帯域量との差分を求め、空き帯域量の合計を、不足帯域量のポートに分配処理した結果の情報を、前記スレーブVDSL装置の前記監視制御部に通知する機能を備えている。
本発明のVDSL伝送方法は、複数のVDSL装置をカスケード接続し、アップリンクに接続する先頭のVDSL装置をマスタVDSL装置とし、他のVDSL装置をスレーブVDSL装置としてデータ伝送するVDSL伝送方法に於いて、前記マスタVDSL装置及び前記スレーブVDSL装置にそれぞれ設けた監視制御部により、各ポート対応の少なくともリンク確立の有無の情報を収集し、前記マスタVDSL装置の前記監視制御部により、自装置のポート対応のリンク確立の有無の情報と、前記スレーブVDSL装置の監視制御部により収集したポート対応のリンク確立の有無の情報とを収集し、リンク確立のポート数に従って前記マスタVDSL装置のアップリンクの帯域を分配した情報を、前記スレーブVDSL装置の前記監視制御部に通知する過程を含むものである。
又複数のVDSL装置をカスケード接続し、アップリンクに接続する先頭のVDSL装置をマスタVDSL装置とし、他のVDSL装置をスレーブVDSL装置としてデータ伝送するVDSL伝送方法に於いて、前記マスタVDSL装置及び前記スレーブVDSL装置にそれぞれ設けた監視制御部によりポート対応のリンク確立の情報及びポート対応の必要とする帯域の情報とを収集し、前記マスタVDSL装置の前記監視制御部は、自装置のポート対応のリンク確立の有無の情報及び必要とする帯域量の情報と、前記スレーブVDSL装置の監視制御部により収集したポート対応のリンク確立の有無の情報及び必要とする帯域量の情報とを収集し、リンク確立のポート数に従って前記マスタVDSL装置のアップリンクの帯域を分配した結果と前記必要とする帯域量との差分を求め、空き帯域量の合計を、不足帯域量のポートに分配処理した結果の情報を、前記スレーブVDSL装置の前記監視制御部に通知する過程を含むものである。
カスケード接続したVDSL装置のリンク確立したポート数に従って各ポート対応の帯域を割り当てることにより、スレーブVDSL装置のポートに対しても、マスタVDSL装置のポートと同様の帯域、即ち、公平に帯域割り当てを行うことができ、又各ポート対応の必要帯域の情報を収集して、空き帯域量を不足帯域量のポートに再分配することにより、空き帯域の有効利用を図ることができる。
本発明のVDSL伝送システムは、図1を参照して説明すると、複数のVDSL装置1−1〜1−3をカスケード接続し、アップリンクに接続する先頭のVDSL装置1−1をマスタVDSL装置とし、他のVDSL装置1−2,1−3をスレーブVDSL装置としたVDSL伝送システムに於いて、マスタVDSL装置1−1及びスレーブVDSL装置1−2,1−3にそれぞれポート対応の少なくともリンク確立の有無の情報を収集して監視する監視制御部5を設け、マスタVDSL装置1−1の監視制御部5は、自装置のポート部4のポート対応のリンク確立の有無の情報と、スレーブVDSL装置1−2,1−3の監視制御部5により収集したそれぞれのポート部4のポート対応のリンク確立の有無の情報とを収集し、リンク確立のポート数に従ってマスタVDSL装置のアップリンクの帯域を分配した情報を、スレーブVDSL装置1−2,1−3の監視制御部5に通知する機能を備えている。
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、1−1〜1−3はVDSL装置、2はアップリンク部、3はダウンリンク部、4はポート部、5は監視制御部を示し、VDSL装置1−1のダウンリンク部3に、VDSL装置1−2のアップリンク部2を接続し、このVDSL装置1−2のダウンリンク部3に、VDSL装置1−3のアップリンク部2を接続して、カスケード接続構成のVDSL伝送システムを構成し、ポート部4に、図示を省略したモデム等を含む加入者端末装置を接続する。
又ポート部4は、例えば、図7に示す場合と同様に、16個のポートを備えることができる。又各VDSL装置1−1〜1−3に監視制御部5を設ける。アップリンクに接続するカスケード接続の先頭のVDSL装置1−1をマスタ、後続のVDSL装置1−2,1−3をスレーブとする。マスタVDSL装置1−1の監視制御部5と、各スレーブVDSL装置1−2,1−3の監視制御部5とは、それぞれ自装置のポート部4の監視を行い、又相互に監視制御フレーム等により相互に通信する機能を備えている。又マスタVDSL装置1−1の監視制御部5は、スレーブVDSL装置1−2,1−3の各ポートのリンク確立の情報等を収集して、アップリンクの帯域を、リンク確立のポート数に従って、各ポート対応に使用帯域の割当等の処理機能を備えている。このようなマスタVDSL装置1−1とスレーブVDSL装置1−2,1−3との監視制御部5は、例えば、マスタVDSL装置1−2の監視制御部5のプログラム設定等により、マスタ側としての機能を実現することができる。
図2は、マスタVDSL装置1−1とスレーブVDSL装置1−2との説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、6は制御部である。又ポート部4は、16ポートを備えている場合を示し、例えば、各ポート対応に1Mbpsの帯域を有し、又マスタVDSL装置1−1とスレーブVDSL装置1−2とのカスケード接続の為のダウンリンク部3とアップリンク部2とは図示を省略し、監視制御部5を介して接続している状態を示している。又制御部6は、ポート部4の各ポートのデータをポート対応に時分割的に選択制御し、アップリンク部(図示を省略)に送出する機能を有するものである。
図3は、前述の制御部の説明図であり、11はポートプライオリティ部、12はキュー、13は選択部(SP)、14はラウンドロビン方式により順次選択して出力する出力部を示す。ポートプライオリティ部11は、ポート部4のポート対応に設けて、送信するデータのプライオリティに従ったキュー12にデータの振り分けを行い、選択部13は、プライオリティの高いキューを他のプライオリティの低いキューに比較して先に選択し、出力部14に転送する。出力部14はラウンドロビン方式により、ポート対応の選択部13を順次選択してデータをアップリンク側へ送出する。
図4は、本発明の実施例1のシーケンス説明図であり、図1に於けるマスタVDSL装置1−1と、スレーブVDSL装置1−2と、このスレーブVDSL装置1−2のポート部に接続されたモデム(加入者端末装置)との間のシーケンスを示す。スレーブVDSL装置1−2は、カスケード接続(2−1)を行ってマスタVDSL装置1−1に対して立ち上げの情報を通知する。マスタVDSL装置1−1の監視制御部5の機能により、スレーブVDSL装置1−2に番号を付与する(1−1)。スレーブVDSL装置1−2の監視制御部5は、この付与された番号を保持する(2−2)。装置番号は、例えば、マスタVDSL装置1−1に対する接続順に従って,v=1,2,3,・・・のように付与することができる。
スレーブVDSL装置1−2と、そのポート部に接続されたモデムとの間で、信号検出(2−3),(3−1)、受信等化器のトレーニングを行い(2−4),(3−2)、フレーム同期確立(2−5),(3−3)による相互間の同期化を行い、スレーブVDSL装置1−2の監視制御部5により、ポート部4の各ポートにポート番号を付与する(2−6)。それにより、モデムが接続されたポートの番号が決定し(3−4)、スレーブVDSL装置1−2はRA開始(2−7)、即ち、モデムに対するアクセス動作を開始する。次に、モデムは回線状態による伝送速度を決定し(3−5)、スレーブVDSL装置1−2に通知し、付与したポート番号とモデムとの情報をマスタVDSL装置1−1に通知する(2−8)。マスタVDSL装置1−1は、その監視制御部5により全てのVDSL装置を一括で監視する(1−2)。ポート番号は、例えば、16個のポートの場合、a=1,2,3,・・・16として付与することができる。このような番号付けにより、例えば、マスタVDSL装置1−1の1番目のポートを、v=1,a=1とし、2番目のポートを、v=1,a=2として管理し、スレーブVDSL装置1−2の1番目のポートを、v=2,a=1とし、2番目のポートを、v=2,a=2として管理することができる。このようにして、マスタVDSL装置1−1の監視制御部5は、モデムとのリンク確立した数を把握することができる。
図5は、マスタVDSL装置1−1とスレーブVDSL装置1−3との間を、スレーブVDSL装置1−2を介した立ち上げ時のシーケンスを示し、前述のマスタVDSL装置1−1とスレーブVDSL装置1−2との間のシーケンスと同様に、スレーブVDSL装置1−3は、スレーブVDSL装置1−2を介してカスケード接続して、マスタVDSL装置1−1に立ち上げの情報を通知する(4−1)。マスタVDSL装置1−1は、スレーブVDSL装置1−3に対して番号を付与する(1−3)。それにより、スレーブVDSL装置1−3の番号が決定し(4−2)、スレーブVDSL装置1−3は、ポート部のポートにモデムを接続し、ポート番号を付与し(4−3)、アクセス開始(RA開始)を行い、回線状態による伝送速度を決定し(4−4)、ポート番号とモデムの種類等の情報とをマスタVDSL装置1−1に通知する(4−5)。マスタVDSL装置1−1は、全てのVDSL装置を一括で監視する(1−4)。
マスタVDSL装置1−1の監視制御部5は、自装置のポート部4に接続されてリンク確立したモデム数と、スレーブVDSL装置1−2,1−3のポート部4に接続されてリンク確立したモデム数とを把握することができる。そこで、マスタVDSL装置1−1のアップリンクが、例えば、1Gbpsの帯域とし、監視制御部5間の通信に1Mbpsの帯域を使用する場合、リンク確立したポート数をNとすると、各ポート対応の最大使用可能帯域Mは、M=(1000−1)×1/Nとなる。例えば、カスケード接続した3台のVDSL装置1−1〜1−3のそれぞれ16個のポート全部がリンク確立している場合には、M=999×1/48=20.8(Mbps)となる。従って、マスタVDSL装置1−1とスレーブVDSL装置1−2との間は、M=999−20.8×16=666.2(Mbps)、スレーブVDSL装置1−2,1−3間は、M=666.2−20.8×16=333.4(Mbps)の帯域となる。
マスタVDSL装置1−1の監視制御部5は、スレーブVDSL装置1−2,1−3の監視制御部5に対して、それぞれのポートに割り当てる帯域を指示することにより、カスケード接続の順番に関係なく、即ち、マスタVDSL装置1−1のポート部4に接続された加入者端末装置と、スレーブVDSL装置1−2,1−3のポート部4に接続された加入者端末装置とに対して、それぞれ平等なサービス提供が可能となる。
図6は、本発明の実施例2の帯域割当処理の説明図であり、マスタVDSL装置1−1とスレーブVDSL装置1−2との2台のVDSL装置をカスケード接続し、それぞれのポート数を16とした場合について、(A)は、マスタVDSL装置1−1の監視制御部5に於いて、自装置とスレーブVDSL装置1−2の監視制御部5を介して収集したポート対応の情報を示し、(B)は、帯域の有効利用を図る為に分配処理した後のポート対応の情報を示す。
2台のVDSL装置1−1,1−2をカスケード接続し、マスタVDSL装置1−1のアップリンクの帯域を前述のように1Gbpsとし、監視制御部5間の通信帯域に1Mbpsを割り当てた場合、各VDSL装置のポート部4は、16ポートを有する場合、全ポート数は32個となり、各ポートに平均化して帯域を割り当てると、M=(1000−1)×1/32=31.22(Mbps)となる。しかし、実際に各ポートに必要とする帯域は、平均帯域より少ない場合や、使用していないポートが存在する場合がある。図6の(A)は、このような場合の一例を示し、前述のポート番号v−aとして、1−1〜2−16対応に、最大帯域使用量M、必要な帯域量K、空き帯域を示し、この空き帯域は、最大帯域使用量Mに対する必要な帯域量Kの過不足量を示している。
例えば、ポート番号1−1の必要な帯域量K=1Mbpsは、電話利用の場合であり、ポート番号1−2の必要な帯域量K=100Mbpsは、ファイル交換によるデータ送信の場合であり、又ポート番号1−3の必要帯域K=0Mbpsは、通信していない場合である。又スレーブVDSL装置のポート番号2−15の必要帯域K=10Mbpsは、動画サーバにアクセスして映画を鑑賞している場合、ポート番号2−16の必要帯域K=100Mbpsは、ファイル交換によりデータを送信している場合に相当する。
そこで、空き帯域を、平均的に割り当てた場合の帯域不足のポートに振り分ける処理を行う。その為に、マスタVDSL装置1−1の監視制御部5は、収集した各ポート対応の必要な帯域量Kを基に、空き帯域量の合計を求める。図6の(A)に示す場合は、ポート番号1−1,1−3,2−15のポートの空き帯域を合計すると、82.66Mbpsとなる。そこで、不足帯域のポート番号1−2,2−16のポートに、合計空き帯域を分配する。この場合、ポート番号1−2,2−16の2個のポートに分配することになり、平均的に割り当てた帯域に、82.66/2=41.33(Mbps)を、それぞれ分配する。図6の(B)は、ポート番号と、最大帯域使用量Mと、必要な帯域量Kと、空き帯域と、処理後の帯域とを、ポート番号1−1〜1−16,2−1〜2−16について示すものである。この空き帯域の再分配処理により、余剰帯域を公平に分配して、空き帯域の有効利用を図ることができる。又再分配処理結果を、マスタVDSL装置1−1の監視制御部5から、スレーブVDSL装置1−2の監視制御部5に通知し、各監視制御部5により、ポート部4の各ポート対応の帯域制御を行うものである。
本発明の実施例1の説明図である。 本発明の実施例1のVDSL装置の説明図である。 本発明の実施例1の制御部の説明図である。 本発明の実施例1のシーケンス説明図である。 本発明の実施例1のシーケンス説明図である。 本発明の実施例2の説明図である。 従来例の説明図である。
符号の説明
1−1〜1−3 VDSL装置
2 アップリンク部
3 ダウンリンク部
4 ポート部
5 監視制御部

Claims (4)

  1. 複数のVDSL装置をカスケード接続し、アップリンクに接続する先頭のVDSL装置をマスタVDSL装置とし、他のVDSL装置をスレーブVDSL装置としたVDSL伝送システムに於いて、
    前記マスタVDSL装置及び前記スレーブVDSL装置にそれぞれポート対応の少なくともリンク確立の有無の情報を収集して監視する監視制御部を設け、
    前記マスタVDSL装置の前記監視制御部は、自装置のポート対応のリンク確立の有無の情報と、前記スレーブVDSL装置の監視制御部により収集したポート対応のリンク確立の有無の情報とを収集し、リンク確立のポート数に従って前記マスタVDSL装置のアップリンクの帯域を分配した情報を、前記スレーブVDSL装置の前記監視制御部に通知する機能を備えた
    ことを特徴とするVDSL伝送システム。
  2. 複数のVDSL装置をカスケード接続し、アップリンクに接続する先頭のVDSL装置をマスタVDSL装置とし、他のVDSL装置をスレーブVDSL装置としたVDSL伝送システムに於いて、
    前記マスタVDSL装置及び前記スレーブVDSL装置にそれぞれポート対応のリンク確立の情報及びポート対応の必要とする帯域の情報とを収集して監視する監視制御部を設け、
    前記マスタVDSL装置の前記監視制御部は、自装置のポート対応のリンク確立の有無の情報及び必要とする帯域量の情報と、前記スレーブVDSL装置の監視制御部により収集したポート対応のリンク確立の有無の情報及び必要とする帯域量の情報とを収集し、リンク確立のポート数に従って前記マスタVDSL装置のアップリンクの帯域を分配した結果と前記必要とする帯域量との差分を求め、空き帯域量の合計を、不足帯域量のポートに分配処理した結果の情報を、前記スレーブVDSL装置の前記監視制御部に通知する機能を備えた
    ことを特徴とするVDSL伝送システム。
  3. 複数のVDSL装置をカスケード接続し、アップリンクに接続する先頭のVDSL装置をマスタVDSL装置とし、他のVDSL装置をスレーブVDSL装置としてデータ伝送するVDSL伝送方法に於いて、
    前記マスタVDSL装置及び前記スレーブVDSL装置にそれぞれ設けた監視制御部により、各ポート対応の少なくともリンク確立の有無の情報を収集し、前記マスタVDSL装置の前記監視制御部により、自装置のポート対応のリンク確立の有無の情報と、前記スレーブVDSL装置の監視制御部により収集したポート対応のリンク確立の有無の情報とを収集し、リンク確立のポート数に従って前記マスタVDSL装置のアップリンクの帯域を分配した情報を、前記スレーブVDSL装置の前記監視制御部に通知する過程を含む
    ことを特徴とするVDSL伝送方法。
  4. 複数のVDSL装置をカスケード接続し、アップリンクに接続する先頭のVDSL装置をマスタVDSL装置とし、他のVDSL装置をスレーブVDSL装置としてデータ伝送するVDSL伝送方法に於いて、
    前記マスタVDSL装置及び前記スレーブVDSL装置にそれぞれ設けた監視制御部によりポート対応のリンク確立の情報及びポート対応の必要とする帯域の情報とを収集し、前記マスタVDSL装置の前記監視制御部は、自装置のポート対応のリンク確立の有無の情報及び必要とする帯域量の情報と、前記スレーブVDSL装置の監視制御部により収集したポート対応のリンク確立の有無の情報及び必要とする帯域量の情報とを収集し、リンク確立のポート数に従って前記マスタVDSL装置のアップリンクの帯域を分配した結果と前記必要とする帯域量との差分を求め、空き帯域量の合計を、不足帯域量のポートに分配処理した結果の情報を、前記スレーブVDSL装置の前記監視制御部に通知する過程を含む
    ことを特徴とするVDSL伝送方法。
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