JP2001052887A - 希ガス放電灯の点灯装置 - Google Patents

希ガス放電灯の点灯装置

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JP2001052887A
JP2001052887A JP22772999A JP22772999A JP2001052887A JP 2001052887 A JP2001052887 A JP 2001052887A JP 22772999 A JP22772999 A JP 22772999A JP 22772999 A JP22772999 A JP 22772999A JP 2001052887 A JP2001052887 A JP 2001052887A
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gas discharge
discharge lamp
rare gas
voltage
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JP22772999A
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Naotake Tatsumi
尚毅 辰巳
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NEC Corp
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NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 希ガス放電灯の光量変動を安定化できる希ガ
ス放電灯の点灯装置を提供する。 【解決手段】 外囲器の外周面に外部電極5,6を配置
した希ガス放電灯DLと、一次,二次コイルを有する出
力トランスTR、一次コイルに直列接続した第1のスイ
ッチング素子S1,電流検出回路R1、及び第1のスイ
ッチング素子にデューティ比,周波数が一定の駆動信号
を付与する第1の駆動回路PD1を含む高周波電圧発生
回路HCと、高周波電圧発生回路の入力系の電圧Veと
電流検出回路での検出電流に対応する電圧Viとに基づ
く乗算値を出力する乗算回路MCと、DC/DCコンバ
ータCVとを具備し、前記高周波電圧発生回路の入力側
にDC/DCコンバータを、出力側に希ガス放電灯を接
続し、高周波電圧発生回路への入力電力を、乗算回路か
らの出力信号に基づくPWM制御によるDC/DCコン
バータの定電力化機能によってほぼ一定となるように制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は希ガス放電灯の点
灯装置に関し、特に、内面に発光層を有するガラスバル
ブの外周面に一対の帯状の外部電極を配置した希ガス放
電灯を高周波電圧発生回路に接続してなる点灯装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、図9に示す希ガス放
電灯DLを提案した。同図において、Aは例えばガラス
バルブにて密閉状に構成された直管状の外囲器であっ
て、その内面には希土類蛍光体,ハロリン酸塩蛍光体な
どの蛍光体よりなる発光層Bが形成されている。特に、
この発光層Bには所定の開口角を有するアパーチャ部
(発光層の未形成部)Baがほぼ全長に亘って形成され
ている。そして、外囲器Aの封着構造はガラスバルブの
端部にディスク状の封着ガラス板を封着して構成されて
いるが、例えば単にガラスバルブを加熱しながら縮径加
工し溶断するいわゆるトップシールによって構成するこ
ともできる。尚、この外囲器Aの密閉空間には水銀など
の金属蒸気を含まないキセノンを主成分とする希ガスが
所定量封入されている。この外囲器Aの外周面には金属
部材よりなる帯状の一対の外部電極C,Dが、外囲器A
のほぼ全長に亘って互いに離隔して配置されている。
【0003】この希ガス放電灯DLは、例えば図10に
示す点灯装置によって点灯される。この点灯装置は、例
えば周波数が30KHz,電圧が1880V程度の高周
波電圧を発生し、かつ出力波形がほぼ正弦波である高周
波電圧発生回路(インバータ回路)HAと、直流電源E
Bからインバータ回路HAへの直流電力の供給をコント
ロールするトランジスタなどのスイッチング素子QA
と、スイッチング素子QAに駆動信号を供給する駆動回
路Pとから構成されており、このインバータ回路HAの
出力側には希ガス放電灯DLが、外部電極C,Dに高周
波電圧が印加されるように接続されている。
【0004】この点灯装置において、外部から与えられ
るオン・オフ信号(図示せず)により、駆動回路Pから
スイッチング素子QAをオン状態にする信号が付与され
ると、スイッチング素子QAがオン動作の期間中、イン
バータ回路HAが動作することによって高周波電圧が出
力され、希ガス放電灯DLの外部電極C,Dに印加され
る。これにより、希ガス放電灯DLは、熱陰極や冷陰極
を用いた放電灯のように外囲器の長手方向に沿った1つ
の放電路によって点灯するものとは異なり、外部電極
C,Dの間(外囲器Aの長手方向に対してほぼ直角方
向)に無数の放電路が形成されることによって縞状の状
態で点灯する。この状態において、希ガスの励起線によ
って発光層Bが励起されて発光し、光は主としてアパー
チャ部Baを介して外部に放出される。
【0005】特に、この希ガス放電灯DLには水銀が用
いられていないために、点灯後における光量の立ち上が
りが急峻であり、点灯と同時に光量がほぼ100%近く
にまで達するという特徴を有している。このために、フ
ァクシミリ,イメージスキャナ,複写機などのOA機器
の原稿読取用の光源として好適するものである。
【0006】例えばこの希ガス放電灯DLを上述の原稿
照射読取装置に適用した場合には、アパーチャ部構造の
採用により発光層Bの放射光の高密度化が可能となるこ
とから、原稿面照度を高めることができ、原稿の読み取
り性を改善できるものである。
【0007】しかしながら、近時、OA機器は、その処
理能力を高め、事務処理の効率化を図るために、原稿の
送り速度をさらに高速化する傾向にあり、上述の希ガス
放電灯DLをそのまま適用すると、原稿の読み取り精度
(解像度)が損なわれるようになる。このために、一層
の照度アップが求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本出願人は、
先に図11に示す希ガス放電灯の点灯装置を提案した。
この点灯装置はパルス状の高周波電圧を発生する高周波
電圧発生回路HBの出力側に希ガス放電灯DLが、外部
電極C,Dに高周波電圧が印加されるように接続して構
成されている。この高周波電圧発生回路HBは、例えば
一次コイルTRa,二次コイルTRbを有する出力トラ
ンスTRと、出力トランスTRの一次コイルTRaに直
列的に接続された電界効果形トランジスタ(FET)な
どのスイッチング素子QBと、一次コイルTRaとスイ
ッチング素子QBとの直列回路に並列的に接続されたコ
ンデンサCAと、スイッチング素子QBにほぼ方形波の
駆動信号を付与するための駆動回路PDとから構成され
ている。
【0009】特に、上述の駆動回路PDには駆動信号の
オンデューティ比を変更できるようにPWM(Pulse
Width Modulation )機能が付与されており、スイッ
チング素子QBをオン動作させる駆動タイミングが、後
述する繰り返し波形の1周期(T)内において希ガス放
電灯DLに流れるランプ電流Ibの方向が反転する跳ね
返り期間(T2)内に設定されている。
【0010】このように構成された点灯装置は次のよう
に動作する。まず、高周波高電圧発生回路HBの入力側
に直流電源EBを接続すると、コンデンサCAは充電さ
れる。この状態で、駆動回路PDからスイッチング素子
QBのゲートに図12(a)に示す方形波の駆動信号を
印加すると、スイッチング素子QBは同図(b)及び図
13(a)に示すように時点t1,t2,t3・・・でオ
ン,オフ動作する。スイッチング素子QBが時点t1
オン状態になると、コンデンサCA,直流電源EBから
出力トランスTRの一次コイルTRaには図12(c)
に示すように電流(コイル電流Ic)が流れ、出力トラ
ンスTRの一次コイルTRaには電磁エネルギーが蓄積
される。次に、スイッチング素子QBが時点t2でオフ
状態になると、蓄積された電磁エネルギーの作用に基づ
いて二次コイルTRbにはパルス状の高周波電圧が発生
し、希ガス放電灯DLの外部電極C,Dに印加されるこ
とによって、外部電極間には放電が生起され、希ガス放
電灯DLは点灯状態になり、同図(d)及び図13
(b)に示すようにランプ電流Ibが流れる。このラン
プ電流Ibは、繰り返し周期におけるそれぞれの1周期
(T)の前半部分の期間T1に流れると共に、希ガス放
電灯DLに蓄積された電荷がランプ電流Ibとして跳ね
返り期間T2に、期間T1の方向とは逆方向に流れるよう
になる。この跳ね返り期間T2の間にスイッチング素子
QBに駆動信号を付与すると、図12(c)に示すよう
に、時点t1,t3・・・においてコイル電流Icにパル
ス的な電流が流れる。この電流に関連してランプ電流I
bには同図(d)及び図13(b)において斜線で示す
ランプ電流Ibjが、期間T2に流れるランプ電流に重
畳されて流れる。尚、スイッチング素子QBへの駆動信
号の付与タイミングを跳ね返り期間T2の範囲外に遅ら
せると、ランプ電流Ibは単なる減衰振動となり、斜線
で示すランプ電流Ibjは流れなくなる。これによっ
て、希ガス放電灯DLは図12(e)に示すように発光
(φ)し、ランプ電流Ibjの増加に対応して明るさφ
も同図において斜線(φj)で示すように増加される。
尚、スイッチング素子QBへの駆動信号の付与タイミン
グは跳ね返り期間T2の早い時期ほど、点灯装置への入
力をことさらに増やさなくても斜線で示すランプ電流I
bjを効果的に増加させることができる。
【0011】この点灯装置によれば、希ガス放電灯DL
の点灯状態において、スイッチング素子QBのオフ動作
後の期間T1に流れるランプ電流Ibの方向が反転する
跳ね返り期間T2内にスイッチング素子QBをオン動作
させているために、高周波電圧発生回路HBの入力電流
をことさらに増加させなくても、跳ね返り期間T2に流
れるランプ電流をIbj分だけ増加させることができ、
これに伴って、明るさ(光量)φもφj分だけ増加させ
ることができる。従って、OA機器の原稿照射読取装置
に適用した場合には、原稿面照度を高めることができ、
原稿の送り速度の高速化にも対応が可能となる。
【0012】しかしながら、動作状態において、高周波
電圧発生回路HBの入力電圧(出力トランスTRの一次
コイルTRa側の電圧)Vbが電源変動などによって高
くなると、コイル電流Icは図12(c)において点線
で示すように時点t2での電流値が高くなる。これに伴
って、ランプ電流Ib,光量φも同図(d),(e)に
おいて点線で示すように増加することになる。従って、
OA機器の稼働中に電源変動が生じたりすると、再生品
位が損なわれるという問題が生ずる。
【0013】又、この点灯装置は希ガス放電灯DLが点
灯後における光量の立ち上がり性に優れていることか
ら、OA機器の原稿照射読取装置に適用した場合、OA
機器の稼働とほぼ同時に原稿の読み取り動作を行なうこ
とができるものであるが、例えば5分間程度動作させた
後の照度が点灯直後の照度に比較して5%程度低下する
ために、時間の経過と共に読み取り精度が変化してしま
い、再生品位が損なわれるという問題もある。
【0014】具体的には、希ガス放電灯DLは、上述の
ように外部電極C,Dに高周波電圧を印加することによ
って外囲器(ガラスバルブ)Aを介して外部電極間に放
電が生起されて点灯されるのであるが、この際に、ガラ
スバルブが放電などによって例えば100°C程度にま
で温度上昇する。このために、発光層Bの発光特性が損
なわれるようになったり、高周波電圧発生回路HBの特
性に影響を及ぼしたりすることになり、照度が5%程度
も低下するようになる。従って、点灯装置の動作後にお
ける希ガス放電灯DLの光量の安定化が求められてい
る。
【0015】それ故に、本発明の目的は、動作後におけ
る希ガス放電灯の光量変動を比較的に安定化できる希ガ
ス放電灯の点灯装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上述
の目的を達成するために、内面に発光層を有し、かつ内
部空間に希ガスを封入した外囲器の外周面に金属部材よ
りなる帯状の一対の外部電極を、外囲器のほぼ全長に亘
って互いに離隔して配置してなる希ガス放電灯と、一次
コイル,二次コイルを有する出力トランス、出力トラン
スの一次コイルに直列的に接続した第1のスイッチング
素子,電流検出回路、及び第1のスイッチング素子にデ
ューティ比,周波数が一定の駆動信号を付与する第1の
駆動回路を含み、第1のスイッチング素子のスイッチン
グ動作に基づいて出力トランスの二次コイル側にパルス
状の高周波電圧を発生する高周波電圧発生回路と、高周
波電圧発生回路の入力系の電圧と電流検出回路にて検出
されたコイル電流に対応する電圧とに基づく乗算値を出
力する乗算回路と、乗算回路の出力信号に基づいて出力
をほぼ一定の電力に制御し得る機能を有するDC/DC
コンバータとを具備し、前記高周波電圧発生回路の入力
側にDC/DCコンバータを、出力側に希ガス放電灯を
それぞれ接続し、希ガス放電灯の点灯状態における高周
波電圧発生回路の入力側の電力を、電流検出回路で検出
したコイル電流に対応する電圧及び高周波電圧発生回路
の入力系の電圧に関連する乗算回路からの出力信号に基
づくDC/DCコンバータの定電力化機能によってほぼ
一定となるように制御することを特徴とする。
【0017】又、本発明の第2の発明は、内面に発光層
を有し、かつ内部空間に希ガスを封入した外囲器の外周
面に金属部材よりなる帯状の一対の外部電極を、外囲器
のほぼ全長に亘って互いに離隔して配置すると共に、外
囲器の外周面に透光性の絶縁部材を、外部電極が被覆さ
れるように装着してなる希ガス放電灯と、一次,二次コ
イルを有する出力トランス、出力トランスの一次コイル
に直列的に接続した第1のスイッチング素子,電流検出
回路、及び第1のスイッチング素子にデューティ比,周
波数が一定の駆動信号を付与する第1の駆動回路を含
み、第1のスイッチング素子のスイッチング動作に基づ
いて出力トランスの二次コイル側にパルス状の高周波電
圧を発生する高周波電圧発生回路と、高周波電圧発生回
路の入力系の電圧と電流検出回路にて検出されたコイル
電流に対応する電圧とに基づく乗算値を出力する乗算回
路と、乗算回路の出力信号に基づいて出力をほぼ一定の
電力に制御し得る機能を有するDC/DCコンバータと
を具備し、前記高周波電圧発生回路の入力側にDC/D
Cコンバータを、出力側に希ガス放電灯をそれぞれ接続
し、希ガス放電灯の点灯状態における高周波電圧発生回
路の入力側の電力を、電流検出回路で検出したコイル電
流に対応する電圧及び高周波電圧発生回路の入力系の電
圧に関連する乗算回路からの出力信号に基づくDC/D
Cコンバータの定電力化機能によってほぼ一定となるよ
うに制御することを特徴とする。
【0018】又、本発明の第3の発明は、前記DC/D
Cコンバータは、少なくとも、第2のスイッチング素子
と、コイルと、コンデンサと、ダイオードと、乗算回路
の出力信号に基づいてPWM制御された駆動信号を第2
のスイッチング素子に付与する第2の駆動回路とから構
成し、高周波電圧発生回路における電流検出回路で検出
したコイル電流に対応する電圧及び高周波電圧発生回路
の入力系の電圧に関連する乗算回路からの出力信号を第
2の駆動回路にフィードバックすることにより、高周波
電圧発生回路への入力電力がほぼ一定となるように制御
することを特徴とし、第4の発明は、前記DC/DCコ
ンバータが降圧型コンバータであることを特徴とし、第
5の発明は、前記DC/DCコンバータにおける第2の
駆動回路は、少なくとも、乗算回路からの信号と基準電
圧との誤差分に応じた信号を出力するエラーアンプと、
三角波発振器と、エラーアンプ及び三角波発振器の出力
信号に基づいてPWM制御された信号を出力する比較回
路とから構成したことを特徴とする。
【0019】又、本発明の第6の発明は、前記高周波電
圧発生回路における第1の駆動回路から出力される駆動
信号のオンデューティ比を60%以上に設定したことを
特徴とする。
【0020】又、本発明の第7の発明は、前記乗算回路
は、少なくとも、第1,第2の入力端子を有する乗算器
と、高周波電圧発生回路の入力系の電圧を分圧する複数
の分圧抵抗とから構成し、乗算器の第1の入力端子を高
周波電圧発生回路の電流検出回路に、第2の入力端子を
複数の分圧抵抗の接続点にそれぞれ接続したことを特徴
とし、第8の発明は、前記乗算回路における分圧抵抗の
一端をDC/DCコンバータの入力側又は出力側に接続
したことを特徴とする。
【0021】さらに、本発明の第9の発明は、前記高周
波電圧発生回路における第1のスイッチング素子のオフ
期間を、出力トランスの二次コイル側の実効インダクタ
ンスと希ガス放電灯が点灯した状態の実効静電容量とに
より発生するランプ電流の自由振動の最初の1周期以内
に設定したことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる希ガス放電
灯の点灯装置の1実施例について図1〜図5を参照して
説明する。同図において、DLは希ガス放電灯であっ
て、次のように構成されている。即ち、1は、例えばガ
ラスバルブにて密閉状に構成された直管状の外囲器であ
って、その内面には希土類蛍光体,ハロリン酸塩蛍光体
などの蛍光体よりなる発光層2が形成されている。特
に、この発光層2には所定の開口角で発光層の形成され
ないアパーチャ部2aがほぼ全長に亘って形成されてい
る。そして、外囲器1の封着構造はガラスバルブの端部
にディスク状の封着ガラス板を封着して構成されている
が、例えば単にガラスバルブを加熱しながら縮径加工し
溶断するいわゆるトップシールによって構成することも
できる。尚、この外囲器1の密閉空間には後述するよう
に水銀などの金属蒸気を含まないキセノンを主成分とす
る希ガスが所定量封入されている。
【0023】この外囲器1の外周面にはシート構体3が
密着するように巻回されている。このシート構体3は、
例えば外囲器1の全長とほぼ同程度の長さを有する絶縁
性の透光性シート4と、この透光性シート4の一方の面
に互いに所定の間隔だけ離隔配置して接着された金属部
材よりなる帯状の一対の外部電極5,6と、この外部電
極5,6の端部から導出された端子51,61と、透光
性シート4の一方の面及び外部電極5,6の面に付与さ
れた接着層9とから構成されている。尚、シート構体3
の外囲器1への装着状態において、外部電極5,6の一
方の側縁部間には第1の開口部7が、他方の側縁部間に
は第2の開口部8がそれぞれ形成されており、発光層2
からの光は主としてアパーチャ部2aから第1の開口部
7を介して外部に放出される。
【0024】上述のシート構体3は外囲器1の外周面
に、外部電極5,6が外囲器1と透光性シート4との間
に位置するように装着(巻回)されている。このシート
構体3の外囲器1への装着は、例えば図6に示すように
行われる。まず、シート構体3をステージ10に展開状
態で配置する。次に、このシート構体3における透光性
シート4の一端4aに外囲器1を配置すると共に、外囲
器1が一対の従動ローラ11,11にて透光性シート4
に押しつけられるようにセットした上で、ステージ10
を若干M方向に移動させた後、N方向に移動させる。す
ると、外囲器1は透光性シート4の上において相対的に
転動し、その外周面にはシート構体3が巻回されること
により装着が行われる。尚、シート構体3において、外
部電極5,6はその表面に形成された接着層9を利用し
て外囲器1の外周面に接着されており、透光性シート4
はそれの一方に形成された接着層9を利用して巻回時に
外囲器1の外周面に接着されると共に、それぞれの端部
4a,4bは第2の開口部8で重ね合わされて接着され
ている。
【0025】上述の希ガス放電灯DLの外囲器1の構成
部材としては、例えば150°Cにおける体積抵抗率が
1×109Ωcm以上であり、酸化珪素,酸化硼素を主
成分とする鉛を含まない硼珪酸ガラス系(以下、便宜的
にBFKガラスと呼称する)が好適する。このBFKガ
ラスは、例えば酸化珪素(67.6%),アルミナ(4
%),酸化硼素(18%),酸化ナトリウム(1%),
酸化カリウム(8%),酸化リチウム(1%),酸化チ
タン(0.4%)などから構成されている。この他に
も、鉛ガラスやバリウムガラスなどが適用できる。この
バリウムガラスは、例えば珪酸,アルミナ,硼酸,カリ
ウム,バリウム,カルシウムなどの酸化物などから構成
されている。これらガラスの肉厚は0.2〜0.7mm
の範囲(好ましくは0.4〜0.7mmの範囲)に設定
されている。しかしながら、肉厚が0.4mm未満、特
に0.2mm未満になると、外囲器1の機械的な強度が
極端に低下するために、量産設備による生産工程でのガ
ラス破損に伴う不良率が増加するようになるし、逆に、
肉厚が0.7mmを超えると、縞状の放電状態が目視さ
れ、アパーチャ部2aから放出される光にチラツキが生
ずることがある。従って、外囲器1の肉厚は上記範囲内
に設定することが望ましい。尚、場合によっては、外囲
器1の肉厚はそれの上限を逸脱して設定することも可能
である。
【0026】又、この外囲器1の内部空間にはキセノン
ガスを主成分とする希ガスが封入されており、その封入
圧力は例えば83〜200トルの範囲に設定されてい
る。この範囲では始動特性,光出力(原稿面照度),チ
ラツキに関する改善効果が得られる。しかしながら、封
入圧力が83トル未満になると、光出力に対する改善効
果が不十分になるし、逆に、封入圧力が200トルを超
えると、始動特性が損なわれるのみならず、縞状の放電
状態が目視され、アパーチャ部2aから放出される光に
チラツキが生ずることがある。従って、希ガスの封入圧
力は上記範囲内に設定することが望ましい。尚、希ガス
放電灯の用途,要求などによっては、希ガスの封入圧力
は上記範囲から逸脱して設定することも可能である。
【0027】さらには、発光層2は、希ガス放電灯の用
途によって、使用する蛍光体が1種のみにて構成された
り、2種以上を混合して構成されたりする。例えば三波
長域発光形の場合には、例えば青色領域に発光スペクト
ルを有するユーロピウム付活アルミン酸バリウム・マグ
ネシウム蛍光体,緑色領域に発光スペクトルを有するセ
リウム・テルビウム付活リン酸ランタン蛍光体,赤色領
域に発光スペクトルを有するユーロピウム付活硼酸イッ
トリウム・ガドリウム蛍光体を混合してなる混合蛍光体
にて形成され、その付着量は1cm2当たり5〜30m
gの範囲に設定されている。この範囲では十分の光量
(光出力)が得られるものの、その付着量が5mg未満
になると、光量不足によって原稿面照度が不十分になる
し、逆に、付着量が30mgを超えると、均質な発光層
の形成が困難になる。従って、発光層2の付着量は上記
範囲内に設定することが望ましい。尚、希ガス放電灯の
用途,要求などによっては、発光層の付着量は上記範囲
から逸脱して設定することも可能である。
【0028】一方、パルス状の高周波電圧を発生する高
周波電圧発生回路HCは、例えば一次コイルTRa,二
次コイルTRbを有する出力トランスTRと、出力トラ
ンスTRの一次コイルTRaに直列的に接続された第1
のスイッチング素子S1と、第1のスイッチング素子S
1に直列的に接続された電流検出回路R1と、第1のス
イッチング素子S1に付与する駆動信号V1を発生する
第1の駆動回路PD1と、第1の駆動回路PD1と第1
のスイッチング素子S1のゲートとの間に接続された第
1のドライバー回路DR1とから構成されている。尚、
第1のスイッチング素子S1は、例えばNチャンネルの
電界効果形トランジスタ(FET)などによって構成さ
れており、電流検出回路R1は抵抗によって構成されて
いる。又、第1の駆動回路PD1は、一定のオンデュー
ティ比(例えば60%以上の固定デューティ),一定の
周波数(例えば50〜100KHz)の駆動信号が出力
されるように構成されている。
【0029】この高周波電圧発生回路HCと直流電源E
1との間にはDC/DCコンバータCVが接続されてい
る。このDC/DCコンバータCVは、例えば第2のス
イッチング素子S2と、第2のスイッチング素子S2に
直列的に接続されたコイルLと、コイルLの入力側(第
2のスイッチング素子S2との接続側)とアースとの間
に逆方向に接続されたダイオードD1と、コイルLの出
力側(高周波電圧発生回路HC側)とアースとの間に接
続されたコンデンサC1と、第2のスイッチング素子S
2にPWM制御された駆動信号V2を付与する第2の駆
動回路PD2とから構成されている。尚、第2のスイッ
チング素子S2は、例えばPチャンネルの電界効果形ト
ランジスタ(FET)などによって構成されている。特
に、このDC/DCコンバータCVは、図示例では入力
電圧(直流電源E1の電圧)Vaと出力電圧Vbとが
Va>Vb の関係を有する降圧型コンバータに構成さ
れているが、例えば昇圧型コンバータ,昇降圧型コンバ
ータ,極性反転型コンバータなど適宜の回路を適用する
ことができる。
【0030】上述のDC/DCコンバータCVにおける
第2の駆動回路PD2は、例えば図2に示すように、エ
ラーアンプ(誤差増幅器)OP1と、エラーアンプOP
1の反転入力端子(−)と出力端子との間に接続された
抵抗R2とコンデンサC2の直列回路と、エラーアンプ
OP1の非反転入力端子(+)に接続された基準電源
(基準電圧)E2と、非反転入力端子(+)にエラーア
ンプOP1の出力端子が接続された比較回路OP2と、
比較回路OP2の反転入力端子(−)に接続された三角
波発振器OSCと、比較回路OP2の出力側に接続され
た第2のドライバー回路DR2とから構成されており、
第2のドライバー回路DR2の出力は第2のスイッチン
グ素子S2のゲートに接続されている。尚、比較回路O
P2は、例えばオペアンプによって構成されている。
【0031】又、DC/DCコンバータCVにおける第
2の駆動回路PD2の入力側には、乗算回路MCが接続
されている。この乗算回路MCは、例えば第1,第2の
入力端子Ta,Tbを有する乗算器Muと、DC/DC
コンバータCVの入力側(高周波電圧発生回路HCの入
力系)とアースとの間に接続された複数の分圧抵抗R
3,R4の直列回路とから構成されている。乗算器Mu
における第1の入力端子Taは抵抗R5及びコンデンサ
C3よりなる積分回路SDを介して第1のスイッチング
素子S1と電流検出回路R1との接続点に、第2の入力
端子Tbは分圧抵抗R3と分圧抵抗R4との接続点に、
共通端子はアースにそれぞれ接続されており、出力端子
は第2の駆動回路PD2におけるエラーアンプOP1の
反転入力端子(−)に接続されている。この乗算器Mu
の第1の入力端子Taには電流検出回路R1で検出され
たコイル電流Icに対応する電圧Vcが積分回路SDに
て積分され、平均値化された電圧Viとして入力され、
第2の入力端子Tbには分圧抵抗R3,R4により分圧
された電圧Veが入力されることにより、それの出力端
子からは電圧Viと電圧Veとが乗算された信号Vmが
出力される。即ち、信号Vmは Vm=K(Vi・V
e) で表される。尚、Kは比例定数である。
【0032】さらに、高周波電圧発生回路HCにおい
て、出力トランスTRの二次コイルTRbには希ガス放
電灯DLが、その外部電極5,6にパルス状の高周波電
圧が印加されるように接続されており、外部電極5,6
のうち一方の外部電極6が接地されている。特に、第1
の駆動回路PD1からの駆動信号V1に基づく第1のス
イッチング素子S1のオフ期間は、出力トランスTRの
二次コイルTRb側の実効インダクタンスと希ガス放電
灯DLが点灯した状態の実効静電容量とにより発生する
ランプ電流の自由振動の最初の1周期以内、好ましくは
ランプ電流の方向が反転する跳ね返り期間T2の間に設
定されている。
【0033】このように構成された点灯装置は次のよう
に動作する。まず、DC/DCコンバータCVの入力側
に直流電源E1を接続すると、DC/DCコンバータC
Vは第2の駆動回路PD2から第2のスイッチング素子
S2への駆動信号V2の付与・停止によって作動し、そ
の出力電圧VbはコイルL,コンデンサC1などとの協
働作用により、直流電源E1の電圧Vaより低い電圧に
制御される。この状態において、図7(a)に示すよう
に、第1の駆動回路PD1から第1のドライバー回路D
R1を介してオンデューティ比,周波数が一定であり、
時点t1,t2,t3・・・において交互にハイレベル,
ロウレベルとなる駆動信号V1が第1のスイッチング素
子S1のゲートに付与されると、第1のスイッチング素
子S1は、同図(b)に示すように、時点t1において
オン状態になる。第1のスイッチング素子S1がオン状
態になると、DC/DCコンバータCVから高周波電圧
発生回路HCに電力が供給される。
【0034】即ち、高周波電圧発生回路HCにおける出
力トランスTRの一次コイルTRa,第1のスイッチン
グ素子S1,電流検出回路R1よりなる閉回路には、図
7(c)に示すように、ほぼ直線的に増加する電流(コ
イル電流)Icが流れる。これにより、出力トランスT
Rの一次コイルTRaには電磁エネルギーが蓄積される
と共に、電流検出回路R1には抵抗(R1)とコイル電
流Icによる電圧降下Vi(電圧Vi=Ic・R1)が
生ずる。この電圧Viは、時間の経過に伴うコイル電流
Icの増加と共に高くなり、時点t2でコイル電流Ic
がピーク値ICPに達すると、電圧Vi(Vi=ICP・R
1)も最大となる。
【0035】この最大の電圧Viは乗算回路MCにおけ
る乗算器Muの第1の入力端子Taに入力される。一
方、高周波電圧発生回路HCの入力系の電圧(例えば直
流電源E1の電圧)Vaの分圧抵抗R3,R4により分
圧された電圧Veは乗算器Muの第2の入力端子Tbに
入力される。これにより、乗算器Muの出力端子からは
電力(電圧×電流)における電圧に関連する電圧Veと
電流に関連する電圧Viとを乗算した信号Vmが出力さ
れる。この信号VmはDC/DCコンバータCVにおけ
る第2の駆動回路PD2のエラーアンプOP1の反転入
力端子(−)に入力される。エラーアンプOP1では乗
算回路MCからの信号Vmと非反転入力端子に接続され
た基準電圧E2との差分(誤差分)が増幅され、比較回
路OP2に入力される。比較回路OP2ではエラーアン
プOP1の出力信号と三角波発振器OSCからの三角波
信号とが比較され、その出力信号の大きさに関連するパ
ルス幅の駆動信号(PWM制御された信号)V2が第2
のドライバー回路DR2を介して第2のスイッチング素
子S2のゲートに付与される。この結果、DC/DCコ
ンバータCVからは第2のスイッチング素子S2のスイ
ッチング動作に応じた電圧Vbが出力される。
【0036】ところで、第1の駆動回路PD1から第1
のスイッチング素子S1に付与される駆動信号V1は、
デューティ比及び周波数が一定であることから、第1の
スイッチング素子S1は、これらの駆動条件に従って規
則的に、図7(b)に示すように、時点t2においてオ
ン状態からオフ状態になる。これにより、コイル電流I
cも同図(c)に示すように時点t2において流れなく
なる。この際に、出力トランスTRの一次コイルTRa
に蓄積された電磁エネルギーの作用に基づき、二次コイ
ルTRbには一次コイルTRaと二次コイルTRbとの
巻線比によるパルス状の高周波電圧が発生し、希ガス放
電灯DLの外部電極5,6に印加される。そして、外部
電極5,6間には放電が生起され、希ガス放電灯DLは
点灯状態になり、同図(d)に示すように、ほぼ時点t
2からランプ電流Ibが流れ始めると共に、希ガス放電
灯DLがコンデンサを形成する関係で同放電灯に電荷が
蓄積される。ランプ電流Ibが0になると、希ガス放電
灯DLに蓄積された電荷が再びランプ電流として最初の
期間T1(図13参照)の方向とは逆方向に流れるよう
になる。尚、この逆方向の期間(T2)を便宜的に跳ね
返り期間と呼称する。これに伴って、希ガス放電灯DL
は、同図(e)に示すように、発光(φ)を呈する。
【0037】次に、図7(a)に示すように、時点t3
において駆動信号V1がハイレベルになると、第1のス
イッチング素子S1は、同図(b)に示すように、時点
3において再びオン状態になる。これによって、出力
トランスTRの一次コイルTRaには再びコイル電流I
cが流れるのであるが、同図(c)に示すように、時点
3(t1)においてパルス的に流れた後、ほぼ直線的に
増加する。このパルス的なコイル電流Icに基づいて出
力トランスTRの二次コイルTRbには電力が供給され
る関係で、跳ね返り期間中(T2)に流れるランプ電流
に同図(d)において斜線で示すランプ電流Ibjが重
畳されると共に、同図(e)において斜線で示す光量φ
jがランプ光量φに重畳される。
【0038】特に、図7(b)に示すように、第1のス
イッチング素子S1がオフ状態からオン状態に反転する
時点t3が、出力トランスTRの二次コイルTRb側の
実効インダクタンスと希ガス放電灯DLが点灯した状態
の実効静電容量とにより発生するランプ電流の自由振動
の最初の1周期以内(好ましくはランプ電流の方向が反
転する跳ね返り期間T2の間)に設定されているため
に、上述の斜線で示す電流Ibjを、ランプ電流の自由
振動成分に有効に重畳させることができる。以下、時点
3以降も時点t1〜t3期間と同様な動作が継続的に繰
り返し行なわれる。
【0039】ところで、この点灯装置において、高周波
電圧発生回路HCの入力側の電力の定電力化は、基本的
には高周波電圧発生回路HCにおける電流検出回路R1
にて検出されるコイル電流に対応する電圧Viと高周波
電圧発生回路HCの入力系の電圧Vaの分圧電圧Veと
の乗算値が一定となるようにDC/DCコンバータCV
の出力電圧Vbを制御することによって行われる。ここ
で、出力トランスTRの一次コイルTRaのインダクタ
ンスをLp、コイル電流Icのピーク値をICP 、第1の
スイッチング素子S1のスイッチング周波数をfとする
と、入力側の電力Pは P=0.5Lp・ICP 2 ・f
なる式で表される。この電力Pは、出力トランスTRの
一次コイルTRaのインダクタンスLpがほぼ一定であ
る上に、第1のスイッチング素子S1のスイッチング周
波数fも予め一定値に固定されていることから、コイル
電流Icのピーク値ICP、即ち、電流検出回路R1の出
力電圧Vi(Vi=ICP・R1)に影響されることにな
る。しかも、コイル電流Icのピーク値ICPは高周波電
圧発生回路HCの入力系の電圧にも影響されることか
ら、高周波電圧発生回路HCの入力電力Pは入力系の電
圧にも影響されることになる。従って、電流検出回路R
1の出力電圧Viと分圧抵抗R3,R4による分圧電圧
Veとの乗算値Vmが一定となるようにDC/DCコン
バータCVの出力電圧Vbを制御することによって定電
力化が達成できる。換言すれば、コイル電流IcとDC
/DCコンバータCVの出力電圧Vb,出力トランスT
Rの一次コイルTRaのインダクタンスLp,第1のス
イッチング素子S1のオン時間TONとの間には ICP
(Vb/Lp)・TON の関係を有し、インダクタンス
Lp,オン時間TONが一定であることから、電圧Vi,
Veに基づく乗算回路MCの出力信号Vmが一定となる
ようにDC/DCコンバータCVの出力電圧Vbを制御
することによって高周波電圧発生回路HCに一定の電力
が供給されることになる。このために、希ガス放電灯D
Lの明るさはほぼ一定に維持される。
【0040】この点灯装置では、直流電源E1の電源変
動,環境温度の変化,希ガス放電灯DLのインピーダン
ス変化,高圧配線の漏れ電流などによる希ガス放電灯D
Lの光量変化を軽減できるものである。例えば直流電源
E1の電源変動によって電圧Vaが高くなると、それに
伴いDC/DCコンバータCVの出力電圧Vbも上昇す
ると共に、分圧抵抗R3,R4による分圧電圧Veも高
くなる。すると、図7(c)に示す時点t2において電
流検出回路R1が検出するコイル電流Icのピーク値は
図示のピーク値ICPよりも大きくなり、その出力電圧V
c及び平均値化された電圧Viも高くなり、高周波電圧
発生回路HCでの消費電力が大きくなる。従って、乗算
回路MCの出力信号Vmも大きくなる。この増大した信
号VmはDC/DCコンバータCVにおける第2の駆動
回路PD2にフィードバックされ、第2の駆動回路PD
2からはPWM制御によってハイレベル期間が短縮され
た駆動信号V2が出力される。第2のスイッチング素子
S2は、この駆動信号V2によってオン期間が短くなる
ようにスイッチング制御される結果、DC/DCコンバ
ータCVの出力電圧Vbは低下し、高周波電圧発生回路
HCでの消費電力が小さくなる。これによって、コイル
電流Icの減少に伴い電圧Vc及び平均値化された電圧
Viも低下し、乗算回路MCの出力信号Vmも適正値に
なって再び第2の駆動回路PD2にフィードバックされ
ることにより、高周波電圧発生回路HCでの消費電力が
一定となるように制御される。即ち、DC/DCコンバ
ータCVは電圧Vi,Veに基づく乗算回路MCの出力
信号Vmが一定となるような電圧Vbを出力するように
制御される。従って、高周波電圧発生回路HCの入力電
力は定電力化される。尚、電圧Vaが低下した場合には
上述とは逆の動作が行なわれる。
【0041】又、直流電源E1の電圧Vaが一定であ
り、希ガス放電灯DLの点灯による外囲器温度の上昇に
よって負荷インピーダンスが高くなった場合には、希ガ
ス放電灯DLのランプ電流Ibが減少することによって
高周波電圧発生回路HCに供給される電力も減少し、希
ガス放電灯DLの光量も定常状態よりも少なくなる。こ
の場合、図7(c)に示す時点t2において電流検出回
路R1が検出するコイル電流Icのピーク値は図示のピ
ーク値ICPよりも小さくなり、乗算回路MCへの平均値
化された入力電圧Viも小さくなる結果、乗算回路MC
の出力信号Vmも小さくなる。この減少した信号Vmは
DC/DCコンバータCVにおける第2の駆動回路PD
2に入力され、第2の駆動回路PD2からはPWM制御
によってオン期間が増大された駆動信号V2が出力され
る。第2のスイッチング素子S2は、この駆動信号V2
によってスイッチング制御される結果、DC/DCコン
バータCVの出力電圧Vbは上昇し、コイル電流Icも
増加することになる。従って、高周波電圧発生回路HC
へは一定の電力が供給されることになり、希ガス放電灯
DLの光量もほぼ一定に維持されることになる。
【0042】この実施例によれば、高周波電圧発生回路
HCの入力側の電力の定電力化は、高周波電圧発生回路
HCにおける電流検出回路R1にて検出される電流に対
応する電圧Vi及び分圧抵抗R3,R4による分圧電圧
Veに基づく乗算回路MCの出力信号Vmが一定となる
ようにDC/DCコンバータCVの出力電圧Vbを制御
することによって行われる。このために、高周波電圧発
生回路HCの入力側の電力は電源変動,環境の温度変
化,希ガス放電灯の特性変化などに影響されることなく
ほぼ一定に制御することができる。従って、希ガス放電
灯DLの光量を安定化させることができる。
【0043】又、DC/DCコンバータCVは高周波電
圧発生回路HCに一定の電力を供給するように構成され
ているために、高周波電圧発生回路HCの構成を何の制
御も不要で、第1のスイッチング素子S1のオン・オフ
動作を単に一定周期で繰り返すだけの単純な構成にでき
る。従って、回路構成が簡単になり、コストの低減が可
能になる。
【0044】特に、DC/DCコンバータCVは、高周
波電圧発生回路HCに流れる電流に関連する電圧Vi,
高周波電圧発生回路HCの入力系の電圧に関連する電圧
Veに基づく乗算回路MCの出力信号Vmを第2の駆動
回路PD2に供給することによってPWM制御されるよ
うに構成されているために、それの出力電圧Vbは、常
に、乗算回路MCの出力信号Vmが一定となるように制
御される。従って、高周波電圧発生回路HCにはほぼ一
定の電力を供給することができる。
【0045】さらには、希ガス放電灯DLの点灯状態に
おけるランプ電流Ibは出力トランスTRの二次コイル
TRb側の実効インダクタンスと希ガス放電灯DLが点
灯した状態の実効静電容量とによる自由振動に基づいて
流れるのであるが、ランプ電流の方向が反転する跳ね返
り期間T2に、第2のスイッチング素子S2が再びオン
動作する際に生ずるパルス的なコイル電流に基づき、図
7(d)において斜線で示すランプ電流Ibjが重畳さ
れる。このために、高周波電圧発生回路HCの入力電流
をことさらに増加させなくても、実質的にランプ電流を
増加させることができ、これに伴って、明るさも同図
(e)において斜線で示すようにさらに増加させること
ができる。従って、希ガス放電灯DLの光量増加のみな
らず、点灯装置の効率も高めることができ、例えばOA
機器における原稿の送り速度の高速化にも対応が可能と
なる。
【0046】図8は本発明の第2の実施例を示すもので
あって、基本的な回路構成は図1〜図2に示す実施例と
同じである。異なる点は、分圧抵抗R3の一端YをDC
/DCコンバータCVの出力側(高周波電圧発生回路H
Cの入力系)に接続したことである。
【0047】この実施例によれば、分圧抵抗R3,R4
による電圧Veは、分圧抵抗R3の一端YがDC/DC
コンバータCVの出力側に接続されているために、第1
の実施例に比較して、高周波電圧発生回路HCの入力電
圧により密接な関連を有することになる。従って、分圧
抵抗R3,R4による電圧Ve及び電流検出回路R1に
よる電圧Viに基づく乗算回路MCの出力信号Vmが高
周波電圧発生回路HCの入力電力の密接な関係を有する
ようになり、より適切に電力の一定化を図ることができ
る。
【0048】尚、本発明は、何ら上記実施例にのみ制約
されることなく、例えば第1,第2のスイッチング素子
はFETの他、トランジスタなども利用可能である。
又、第1,第2のドライバー回路は省略することもでき
る。又、点灯装置に組み込まれる希ガス放電灯におい
て、外囲器に装着される絶縁部材は透光性シートの他
に、熱収縮性樹脂チューブを適用したりすることもでき
るし、或いは省略することもできるし、発光層はアパー
チャ部を省略して外囲器の内面全体に形成することもで
きるし、外部電極の側縁部に鋸歯状などの異形部を形成
したりすることもできる。さらには、外部電極の形態に
おいて、帯状とは全体としての形態が帯状であることを
意味し、側縁部や側縁部でない部分に異形部,孔などが
存在したりするものも含まれるものとする。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高周波電
圧発生回路の入力側の電力の定電力化は、高周波電圧発
生回路における電流検出回路にて検出される電流に対応
する電圧及び分圧抵抗による分圧電圧に基づく乗算回路
の出力信号が一定となるようにDC/DCコンバータの
出力電圧を制御することによって行われる。このため
に、高周波電圧発生回路の入力側の電力は電源変動,環
境の温度変化,希ガス放電灯の特性変化などに影響され
ることなくほぼ一定に制御することができる。従って、
希ガス放電灯の光量を安定化させることができる。
【0050】又、DC/DCコンバータは高周波電圧発
生回路に一定の電力を供給するように構成されているた
めに、高周波電圧発生回路の構成を何の制御も不要で、
第1のスイッチング素子のオン・オフ動作を単に一定周
期で繰り返すだけの単純な構成にできる。従って、回路
構成が簡単になり、コストの低減が可能になる。
【0051】又、DC/DCコンバータは、高周波電圧
発生回路に流れる電流に関連する電圧,高周波電圧発生
回路の入力系の電圧に関連する電圧に基づく乗算回路の
出力信号を第2の駆動回路に供給することによってPW
M制御されるように構成されているために、それの出力
電圧は、常に、乗算回路の出力信号が一定となるように
制御される。従って、高周波電圧発生回路にはほぼ一定
の電力を供給することができる。
【0052】さらには、希ガス放電灯の点灯状態におけ
るランプ電流は出力トランスの二次コイル側の実効イン
ダクタンスと希ガス放電灯が点灯した状態の実効静電容
量とによる自由振動に基づいて流れるのであるが、ラン
プ電流の方向が反転する跳ね返り期間に、第2のスイッ
チング素子が再びオン動作する際に生ずるパルス的なコ
イル電流に基づいて流れる電流がランプ電流に重畳され
る。このために、高周波電圧発生回路の入力電流をこと
さらに増加させなくても、実質的にランプ電流を増加さ
せることができ、これに伴って、明るさも増加させるこ
とができる。従って、希ガス放電灯の光量増加のみなら
ず、点灯装置の効率も高めることができ、例えばOA機
器における原稿の送り速度の高速化にも対応が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す点灯装置の電気回
路図。
【図2】図1に示す第2の駆動回路の具体的な電気回路
図。
【図3】図1に示す希ガス放電灯の縦断面図。
【図4】図3に示す希ガス放電灯に適用したシート構体
の展開図。
【図5】図4のX−X断面図。
【図6】図3に示す希ガス放電灯の製造方法を説明する
ための縦断面図。
【図7】図1の動作説明図であって、同図(a)は第1
の駆動回路の出力タイミング図、同図(b)は第1のス
イッチング素子の動作タイミング図、同図(c)はコイ
ル電流図、同図(d)はランプ電流図、同図(e)は発
光波形図。
【図8】本発明の第2の実施例を示す点灯装置の電気回
路図。
【図9】先行技術にかかる希ガス放電灯の縦断面図。
【図10】先行技術にかかる希ガス放電灯の点灯装置の
電気回路図。
【図11】改良された先行技術にかかる希ガス放電灯の
点灯装置の電気回路図。
【図12】図11の動作説明図であって、同図(a)は
駆動回路の出力タイミング図、同図(b)はスイッチン
グ素子の動作タイミング図、同図(c)はコイル電流
図、同図(d)はランプ電流図、同図(e)は発光波形
図。
【図13】図12の拡大図であって、同図(a)はスイ
ッチング素子の動作タイミング図、同図(b)はランプ
電流図。
【符号の説明】
1 外囲器 2 発光層 2a アパーチャ部 3 シート構体 4 透光性シート(絶縁部材) 5,6 外部電極 7 第1の開口部 8 第2の開口部 DL 希ガス放電灯 E1 直流電源 E2 基準電源(基準電圧) HC 高周波電圧発生回路 TR 出力トランス TRa 一次コイル TRb 二次コイル CV DC/DCコンバータ L コイル C1〜C3 コンデンサ D1 ダイオード S1 第1のスイッチング素子 S2 第2のスイッチング素子 PD1 第1の駆動回路 PD2 第2の駆動回路 R1 電流検出回路(抵抗) MC 乗算回路 Mu 乗算器 SD 積分回路 R3〜R4 分圧抵抗 R5 抵抗 OP1 エラーアンプ OP2 比較回路 DR1 第1のドライバー回路 DR2 第2のドライバー回路 OSC 三角波発振器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に発光層を有し、かつ内部空間に希
    ガスを封入した外囲器の外周面に金属部材よりなる帯状
    の一対の外部電極を、外囲器のほぼ全長に亘って互いに
    離隔して配置してなる希ガス放電灯と、一次コイル,二
    次コイルを有する出力トランス、出力トランスの一次コ
    イルに直列的に接続した第1のスイッチング素子,電流
    検出回路、及び第1のスイッチング素子にデューティ
    比,周波数が一定の駆動信号を付与する第1の駆動回路
    を含み、第1のスイッチング素子のスイッチング動作に
    基づいて出力トランスの二次コイル側にパルス状の高周
    波電圧を発生する高周波電圧発生回路と、高周波電圧発
    生回路の入力系の電圧と電流検出回路にて検出されたコ
    イル電流に対応する電圧とに基づく乗算値を出力する乗
    算回路と、乗算回路の出力信号に基づいて出力をほぼ一
    定の電力に制御し得る機能を有するDC/DCコンバー
    タとを具備し、前記高周波電圧発生回路の入力側にDC
    /DCコンバータを、出力側に希ガス放電灯をそれぞれ
    接続し、希ガス放電灯の点灯状態における高周波電圧発
    生回路の入力側の電力を、電流検出回路で検出したコイ
    ル電流に対応する電圧及び高周波電圧発生回路の入力系
    の電圧に関連する乗算回路からの出力信号に基づくDC
    /DCコンバータの定電力化機能によってほぼ一定とな
    るように制御することを特徴とする希ガス放電灯の点灯
    装置。
  2. 【請求項2】 内面に発光層を有し、かつ内部空間に希
    ガスを封入した外囲器の外周面に金属部材よりなる帯状
    の一対の外部電極を、外囲器のほぼ全長に亘って互いに
    離隔して配置すると共に、外囲器の外周面に透光性の絶
    縁部材を、外部電極が被覆されるように装着してなる希
    ガス放電灯と、一次コイル,二次コイルを有する出力ト
    ランス、出力トランスの一次コイルに直列的に接続した
    第1のスイッチング素子,電流検出回路、及び第1のス
    イッチング素子にデューティ比,周波数が一定の駆動信
    号を付与する第1の駆動回路を含み、第1のスイッチン
    グ素子のスイッチング動作に基づいて出力トランスの二
    次コイル側にパルス状の高周波電圧を発生する高周波電
    圧発生回路と、高周波電圧発生回路の入力系の電圧と電
    流検出回路にて検出されたコイル電流に対応する電圧と
    に基づく乗算値を出力する乗算回路と、乗算回路の出力
    信号に基づいて出力をほぼ一定の電力に制御し得る機能
    を有するDC/DCコンバータとを具備し、前記高周波
    電圧発生回路の入力側にDC/DCコンバータを、出力
    側に希ガス放電灯をそれぞれ接続し、希ガス放電灯の点
    灯状態における高周波電圧発生回路の入力側の電力を、
    電流検出回路で検出したコイル電流に対応する電圧及び
    高周波電圧発生回路の入力系の電圧に関連する乗算回路
    からの出力信号に基づくDC/DCコンバータの定電力
    化機能によってほぼ一定となるように制御することを特
    徴とする希ガス放電灯の点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記DC/DCコンバータは、少なくと
    も、第2のスイッチング素子と、コイルと、コンデンサ
    と、ダイオードと、乗算回路の出力信号に基づいてPW
    M制御された駆動信号を第2のスイッチング素子に付与
    する第2の駆動回路とから構成し、高周波電圧発生回路
    における電流検出回路で検出したコイル電流に対応する
    電圧及び高周波電圧発生回路の入力系の電圧に関連する
    乗算回路からの出力信号を第2の駆動回路にフィードバ
    ックすることにより、高周波電圧発生回路への入力電力
    がほぼ一定となるように制御することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の希ガス放電灯の点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記DC/DCコンバータが降圧型コン
    バータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    希ガス放電灯の点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記DC/DCコンバータにおける第2
    の駆動回路は、少なくとも、乗算回路からの信号と基準
    電圧との誤差分に応じた信号を出力するエラーアンプ
    と、三角波発振器と、エラーアンプ及び三角波発振器の
    出力信号に基づいてPWM制御された信号を出力する比
    較回路とから構成したことを特徴とする請求項3に記載
    の希ガス放電灯の点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記高周波電圧発生回路における第1の
    駆動回路から出力される駆動信号のオンデューティ比を
    60%以上に設定したことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の希ガス放電灯の点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記乗算回路は、少なくとも、第1,第
    2の入力端子を有する乗算器と、高周波電圧発生回路の
    入力系の電圧を分圧する複数の分圧抵抗とから構成し、
    乗算器の第1の入力端子を高周波電圧発生回路の電流検
    出回路に、第2の入力端子を複数の分圧抵抗の接続点に
    それぞれ接続したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の希ガス放電灯の点灯装置。
  8. 【請求項8】 前記乗算回路における分圧抵抗の一端を
    DC/DCコンバータの入力側又は出力側に接続したこ
    とを特徴とする請求項7に記載の希ガス放電灯の点灯装
    置。
  9. 【請求項9】 前記高周波電圧発生回路における第1の
    スイッチング素子のオフ期間を、出力トランスの二次コ
    イル側の実効インダクタンスと希ガス放電灯が点灯した
    状態の実効静電容量とにより発生するランプ電流の自由
    振動の最初の1周期以内に設定したことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の希ガス放電灯の点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004191935A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Samsung Electronics Co Ltd 電源供給装置及びこれを用いた液晶表示装置
JP2005078928A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Ushio Inc エキシマ放電ランプ調光装置

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