JP2001052816A - カード用コネクタ - Google Patents

カード用コネクタ

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JP2001052816A
JP2001052816A JP11226606A JP22660699A JP2001052816A JP 2001052816 A JP2001052816 A JP 2001052816A JP 11226606 A JP11226606 A JP 11226606A JP 22660699 A JP22660699 A JP 22660699A JP 2001052816 A JP2001052816 A JP 2001052816A
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JP
Japan
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card
arm
eject
housing
knob
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JP11226606A
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Toru Nishioka
徹 西岡
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードの排出機構を備えたカード用コネクタ
の構造で、カードを挿入する時、カードの挿入途上及び
挿着時にカードを挿入方向へ押圧すると共に、カードを
排出する時、カードの排出途上にカードを排出方向へ押
圧することで、カードの挿入、排出の作業を容易とし、
挿着後の接触状態を確実とし、振動等による接触不良の
発生を防止することができるカード用コネクタを提供す
る。 【解決手段】 ハウジング1と、このハウジング1内に
着脱されるカード3と、このカード3に係合され、回動
可能に設けられたイジェクトアーム5とを備え、前記イ
ジェクトアーム5を付勢する付勢部材7を有し、前記カ
ード3を前記ハウジング1内に挿着した時、前記付勢部
材7により前記イジェクトアーム5で前記カード3を挿
入方向へ押圧するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータなどの記憶媒体などに用いられるICカードや、
デジタルカメラなどの電子機器などに使用されるCF
(コンパクトフラッショ)カードなどに使用される、カ
ード用コネクタの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの増設記録装置
としてICカード用コネクタが一般的に使用されてい
る。このICカード用コネクタの記憶媒体としてはIC
カードが広く使用さるようになってきている。
【0003】この従来のICカード用コネクタの構造を
図24乃至図26に示す。図24は、従来のICカード
用コネクタの正面図、図25は同じくコネクタのハウジ
ング部の正面図、図26は同じくコネクタのフレーム部
の正面図である。
【0004】図において、ハウジング11には、ICカ
ードの接点部と接続される、複数の接触端子(図示せ
ず)と、この接触端子から導出された複数の接続端子1
2が並設されている。また、このハウジング11の上面
部には、前記接触端子や接続端子12に悪影響を及ぼ
す、外乱ノイズやグランドバウンスノイズなどの対策用
として、シールド効果を有する導電性の金属板からなる
シュラウド板13が取り付けられている。
【0005】フレーム14は、金属板などから略コ字状
に形成されており、その中央部には、平板状の基部14
aが設けられている。また、この基部14aの両端部に
は、ICカードが着脱される、略平行に延設された一対
のガイド部14b、14cが形成されたものとなってい
る。
【0006】前記フレーム14の基部14aには、その
中央部が回動可能に保持されたイジェクトレバー15が
取付られており、このイジェクトレバー15の一方の自
由端にはICカードと当接し、このICカードを排出す
るアーム部15aが設けられている。また、他方の自由
端には、前記基部14aの側面から突出する、係合突部
15bが設けられている。
【0007】前記一対のガイド部14b、14cの、一
方のガイド部14cには、ICカードを排出するための
イジェクトノブ16が、スライド可能に取り付けられて
おり、このイジェクトノブ16の先端部には、前記イジ
ェクトレバー15の係合突部15bと係合する係合凹部
16aが設けられている。この係合凹部16aと前記係
合突部15bが係合されることにより、前記イジェクト
レバー15は、前記イジェクトノブ16のプッシュ動作
により、その自由端に設けられたアーム部15aが回動
し、前記ガイド部14b、14cに挿着されたICカー
ドが排出されるものとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のICカード用コネクタの構造においては、IC
カードをコネクタに挿着する場合には、直接人間の指で
最後までICカードを押圧しなければならなかった。特
にICカードの接点部を複数の接触端子に接続させる際
には、強い力で押圧しなければならなかった。また、I
Cカードを排出する場合には、前記イジェクトレバー1
5のアーム部15aは、ICカードを排出する方向へ直
接押圧し、この押圧力は前記イジェクトノブ16を人間
が指で操作する操作力のみである。従って、ICカード
の挿入、排出を行わせるためには、作業者の大きな操作
力が必要であり、作業が煩わしいという問題があった。
【0009】また、ICカードをコネクタに挿着した
時、ICカードの接点部と、コネクタの前記接触端子1
2との接続は、お互いの接触部の接触圧のみで保持され
ていることから、外部の振動などで接触部がずれたり、
バウンスを起こすなどして接触が不安定となり、接触不
良などが発生するという問題があった。
【0010】したがって、本発明では上述した問題点を
解決し、カードの排出機構を備えたカード用コネクタの
構造で、カードを挿入する時、カードの挿入途上及び挿
着時にカードを挿入方向へ押圧すると共に、カードを排
出する時、カードの排出途上にカードを排出方向へ押圧
することで、カードの挿入、排出の作業を容易とし、挿
着後の接触状態を確実とし、振動等による接触不良の発
生を防止することができるカード用コネクタを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では第1の手段として、ハウジングと、このハ
ウジング内に着脱されるカードと、このカードに係合さ
れ、回動可能に設けられたイジェクトアームとを備え、
前記イジェクトアームを付勢する付勢部材を有し、前記
カードを前記ハウジング内に挿着した時、前記付勢部材
により前記イジェクトアームで前記カードを挿入方向へ
押圧するようにしたことを特徴とする。
【0012】また、第2の手段として、前記カードを挿
入する時、前記カードの挿入途上において、前記付勢部
材により前記イジェクトアームで前記カードを挿入方向
へ押圧するようにしたことを特徴とする。
【0013】また、第3の手段として、前記カードを排
出する時、前記カードの排出途上において、前記付勢部
材により前記イジェクトアームで前記カードを排出方向
へ押圧するようにしたことを特徴とする。
【0014】また、第4の手段として、前記イジェクト
アームには、第1と第2のアーム部を形成し、前記第1
のアーム部で前記カードを排出方向へ押圧し、前記第2
のアーム部で前記カードを挿入方向へ押圧するようにし
たことを特徴とする。
【0015】また、第5の手段として、前記カードの挿
入途上において、前記カードに前記第1のアーム部が係
合して前記イジェクトアームが挿入方向へ回動されると
共に、前記第2のアーム部が前記カードに係合して前記
カードを挿入方向へ押圧し、また、前記カードを排出す
る時において、前記イジェクトアームが回動して前記カ
ードに前記第1のアーム部が係合して、前記カードを排
出方向へ押圧すると共に、前記第2のアーム部と前記カ
ードとの係合が外れるようにしたことを特徴とする。
【0016】また、第6の手段として、前記第1のアー
ム部は、前記カードの挿入側前端部に係脱可能に、前記
カードの挿入領域内外に移動すると共に、前記第2のア
ーム部は、前記カードの側面側に形成された係合凹部に
係脱可能に、前記カードの挿入領域内外に移動するよう
にしたことを特徴とする。
【0017】また、第7の手段として、前記イジェクト
アームは、前記付勢部材により反転して回動するように
なし、前記イジェクトアームの反転動作時、一方への第
1の反転動作時においては、前記イジェクトアームの第
2のアーム部で前記カードを挿入方向に押圧し、また、
他方への第2の反転動作時においては、前記イジェクト
アーム部の第1のアーム部で前記カードを排出方向に押
圧するようにしたことを特徴とする。
【0018】また、第8の手段として、前記付勢部材
を、1個のコイルばねで形成したことを特徴とする。
【0019】また、第9の手段として、前記イジェクト
アームを回動させるためのイジェクトノブを有し、前記
カードの排出時、前記イジェクトノブを操作して前記第
1のアーム部を回動させて前記カードの排出を行うよう
にしたことを特徴とする。
【0020】また、第10の手段として、前記イジェク
トノブを押圧操作するように構成したことを特徴とす
る。
【0021】また、第11の手段として、前記イジェク
トノブと、前記イジェクトアームとの間に前記付勢部材
を介在し、この付勢部材で前記イジェクトノブを復帰方
向へ付勢すると共に、前記イジェクトアームを回動方向
へ付勢を行うようにしたことを特徴とする。
【0022】また、第12の手段として、前記付勢部材
は、前記イジェクトノブに支持される支持部と、端部が
前記イジェクトアームに掛け止めされた可動部とを有
し、この可動部が前記支持部を支点として、反転動作を
行うようになし、この可動部の反転動作で、前記イジェ
クトアームの前記第1及び第2の反転動作を行うように
したことを特徴とする。
【0023】また、第13の手段として、前記付勢部材
を、1個のコイルばねで形成したことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施例を図1乃
至図23に示す。図1は本発明のカード用コネクタにカ
ードを挿入した状態を示す説明図、図2は図1の断面
図、図3はカードを排出した状態を示す説明図、図4は
図3の断面図、図5はハウジングの平面図、図6は同じ
く正面図、図7はカードの平面図、図8は同じく底面
図、図9はイジェクト機構部の平面図、図10はフレー
ムの平面図、図11は同じく側面図、図12はイジェク
トアームの平面図、図13は同じく底面図、図14はイ
ジェクトノブの平面図、図15は同じく側面図である。
【0025】図において、ハウジング1は、合成樹脂な
どの絶縁材で形成されており、このハウジング1には、
内部に後述するカードが挿入され収納される収納部1a
が設けられている。この収納部1aの内底部には、導電
性の金属材からなる複数の接触端子2aが配設されてお
り、この接触端子2aの他端側は、前記ハウジング1の
外方へ導出されて、図示しない外部の回路基板などの回
路パターンと接続される接続端子2bが形成されてい
る。
【0026】前記ハウジング1の一端側には、後述する
フレームと係合してフレームを前記ハウジング1に取付
けるための取付用凹部1bが形成されている。また、こ
の取付用凹部1bに近接して、前記ハウジング1の一端
側には切り欠き部1cが設けられており、この切り欠き
部1cを設けることにより、後述するイジェクトアーム
の回動時に、このイジェクトアームの各アーム部の回動
を妨げないようにしている。
【0027】カード3は、内部に集積回路(IC)が収
納されており、記録媒体として広く使用されているもの
である。このカード3の底面側には、その一端側に複数
の接点部3aが形成されており、この接点部3aが前記
ハウジング1の収納部1aに設けられた複数の接触端子
2aと接触することにより、外部に接続された電子機器
との種々の情報処理が行われるものとなっている。ま
た、前記カード3には、その一側部に、後述するイジェ
クトアームの第2のアーム部が係合される係合凹部3b
が設けられている。
【0028】フレーム4は、合成樹脂などの絶縁材で略
方形に形成されており、このフレーム4の先端部には、
前記ハウジング1の前記取付用凹部1bに係合して、前
記ハウジング1と一体的に取付けられる、取付用突部4
aを有する取付腕部4bが設けられている。また、この
フレーム4の略中央部には開口部4cが設けられてお
り、この開口部4cの中央には、後述するイジェクトア
ームが回動可能に取付けられる回動軸4dが突出して設
けられている。また、このフレーム4には、前記ハウジ
ング1と共に、外部の回路基板などに取付ける際に、取
付用のビスなどを挿通させるビス孔4eが設けられたも
のとなっている。
【0029】イジェクトアーム5は、合成樹脂などの絶
縁材で略円盤状に形成されており、このイジェクトアー
ム5には、円盤状の外形から外方へ延出された、第1及
び第2のアーム部5a、5bが形成されている。この第
1のアーム部5aは第2のアーム部5bよりやや長めに
形成されており、前記カード3の挿入時、及び排出時
に、前記カード3の前端部に係脱されるように設けられ
ている。また、前記第2のアーム部5bは前記第1のア
ーム部5aよりやや短く形成されており、その先端部の
形状が略円形とされており、前記カード3の一側部に形
成された係合凹部3bと係合され、この係合凹部3b内
を回動しながら係脱されるように設けられている。
【0030】前記イジェクトアーム5には、その中央部
に、軸孔5cが設けられており、この軸孔5cが、前記
フレーム4に形成された前記回動軸4dに挿通されるこ
とにより、前記イジェクトアーム5は、前記回動軸4d
の回りに回動可能となるように取付けられるものとなっ
ている。
【0031】また、前記イジェクトアーム5には、前記
軸孔5cを挟んで前記第1及び第2のアーム部5a、5
bの反対側の位置に、後述するイジェクトノブの操作端
部が当接して、前記イジェクトアーム5を回動操作させ
るための駆動端部5dが設けられている。また、前記第
2のアーム部5bと前記駆動端部5dとの中間位置で、
かつ前記軸孔5cの外周円上に、後述する復帰部材であ
るコイルばねの一端部を掛け止めするばね係止部5eが
設けられている。
【0032】イジェクトノブ6は、合成樹脂などの絶縁
材で形成されており、その中央には人間の指などで押圧
操作されるツマミ部6aが設けられ、このツマミ部6a
には、前記フレーム4に係合されて抜け止めされるフッ
ク部6bを有するフック腕部6cと、後述する復帰部材
であるコイルばねが係合され保持されるばね保持部6d
と、前記イジェクトアーム5の駆動端部5dに当接して
前記イジェクトアーム5を回動操作させる、先端に操作
端部6eを有する操作杆部6fとが、それぞれ前記ツマ
ミ部6aから同一方向に延出されて形成されている。
【0033】前記イジェクトアーム5の前記ばね係止部
5eと、前記イジェクトノブ6の前記ばね保持部6dと
の間には、金属線材からなる復帰部材であるコイルばね
7が介在されており、このコイルばね7の付勢力によっ
て、前記イジェクトノブ6が復帰方向、すなわち前記カ
ード3の排出方向へ付勢されると共に、前記イジェクト
アーム5の第1及び第2のアーム部5a、5bがそれぞ
れの回動方向へ反転して回動されるように付勢されるも
のとなっている。
【0034】次に、上述したカード用コネクタの動作を
図16乃至図23で説明する。図16乃至図23は、本
発明のカード用コネクタの挿入/排出時の動作状態を示
す説明図で、図16はハウジングにカードを挿入する初
期の状態を示す説明図、図17はカードの挿入途上の状
態を示す説明図、図18は同じくカードの挿入途上の状
態を示す説明図、図19は同じくカードの挿入終了時の
状態を示す説明図、図20はハウジングにカードが挿着
されている状態を示す説明図、図21はカードの排出途
上の状態を示す説明図、図22は同じくカードの排出途
上の状態を示す説明図、図23は同じくカードの排出終
了時の状態を示す説明図である。
【0035】まず、前記ハウジング1の収納部1aに前
記カード3を挿入する。この時、前記イジェクトアーム
5の前記第1のアーム部5aが前記カード3の前端部に
当接し、前記第1のアーム部5aはカードの挿入方向に
押圧されることから、前記イジェクトアーム5は前記軸
孔5cを支点としてカードの挿入方向に回動される。こ
の時、前記イジェクトアーム5は前記付勢部材であるコ
イルばね7の付勢力でカードの排出方向に回動する方向
に付勢されている。(図16)
【0036】次に、前記コイルばね7の付勢力に抗して
前記カード3を挿入方向に押圧すると、前記イジェクト
アーム5の前記第1のアーム部5aは、前記カード3の
前端部によりカードの挿入方向に回動され、前記コイル
ばね7の両端部の支持位置、すなわち、前記イジェクト
ノブ6の前記ばね保持部6dと前記イジェクトアーム5
の前記ばね係止部5e、及び前記軸孔5cの中心が、同
一線上に並ぶことから、前記コイルばね7の前記イジェ
クトアーム5に作用する回動付勢力が中立位置(死点)
となり、前記イジェクトアーム5はどちらの方向にも回
動しない状態となる。(図17)
【0037】次に、更に前記カード3を挿入方向に押圧
すると、前記第1のアーム部5aは、前記カード3の前
端部によりカードの挿入方向に回動され、前記コイルば
ね7の前記イジェクトアーム5の前記ばね係止部5e側
の支持位置が反転し、前記イジェクトアーム5は前記コ
イルばね7の付勢力でカードの挿入方向に回動する方向
に付勢される。この時、前記カード3の前記接点部3a
は前記ハウジング1の接触端子2aと接触される。(図
18)
【0038】次に、前記イジェクトアーム5のカードの
挿入方向への回動に伴って、前記第2のアーム部5bが
前記カード3の係合凹部3bに係合し、前記コイルばね
7の付勢力で、前記第2のアーム部5bをカードの挿入
方向に回動する方向に付勢することから、前記カード3
は、このカードの挿入途上において、前記第2のアーム
部5bにより挿入方向に押圧されることとなる。(図1
9)
【0039】このため、前記カード3の挿入時に、挿入
途上において挿入方向に前記カードを引き込む作用が発
生することから、前記ハウジング1への前記カード3の
挿入時に余分な力を必要とせず、カードの挿入作業を容
易とすることができる。
【0040】さらには、前記カード3の挿入が終了した
状態(図19)においても、この状態が維持されること
から、前記カード3は常時カードの挿入方向に押圧され
た状態となり、この状態(カードの挿着状態)では、前
記カード3の接点部3aと前記ハウジング1の接触端子
2aとは確実に接触されているので、例えば、外部の振
動などで接触部がずれたり、バウンスを起こすなどして
接触が不安定となり、接触不良などが発生するというこ
とを防止できる。
【0041】次に、前記ハウジング1に挿着した前記カ
ード3を排出する場合には、前記カード3の挿着状態
(図20)から、前記イジェクトノブ6のツマミ部6a
を指で押圧すると、前記イジェクトノブ6に設けられた
前記操作杆部6fの操作端部6eが、前記イジェクトア
ーム5の駆動端部5dに当接し、これを押圧することか
ら、前記イジェクトアーム5が前記コイルばね7の付勢
力に抗して前記カード3の排出方向に回動する。この
時、前記イジェクトアーム5の前記第1のアーム部5a
は、前記カード3の排出方向に回動され、前記カード3
の前端部と当接する。(図20)
【0042】更に、前記コイルばね7の付勢力に抗して
前記イジェクトノブ6のツマミ部6aを押圧すると、前
記イジェクトアーム5の前記第1のアーム部5aが前記
カード3の排出方向に回動され、前記カード3の前端部
を押圧することにより前記カード3を排出方向に移動さ
せる。この時、前記コイルばね7の両端部の支持位置、
すなわち、前記イジェクトノブ6の前記ばね保持部6d
と前記イジェクトアーム5の前記ばね係止部5e、及び
前記軸孔5cの中心が、同一線上に並ぶことから、前記
コイルばね7の前記イジェクトアーム5に作用する回動
付勢力が中立位置(死点)となり、前記イジェクトアー
ム5はどちらの方向にも回動しない状態となる。この
時、前記イジェクトアーム5のカードの排出方向への回
動に伴って、前記第2のアーム部5bは、前記カード3
の係合凹部3bとの係合が解除される。(図21)
【0043】次に、更に前記ツマミ部6aを押圧する
と、前記第1のアーム部5aは、前記カード3の排出方
向に回動され、前記カード3の前端部をカードの排出方
向に押圧する。この時、前記コイルばね7の前記イジェ
クトアーム5の前記ばね係止部5e側の支持位置が反転
し、前記イジェクトアーム5は前記コイルばね7の付勢
力でカードの排出方向に回動する方向に付勢される。こ
の時、前記カード3の前記接点部3aは前記ハウジング
1の接触端子2aとの接触が解除される。(図22)
【0044】次に、前記イジェクトアーム5のカードの
排出方向への回動に伴って、前記コイルばね7の付勢力
で、前記第1のアーム部5aをカードの排出方向に回動
する方向に付勢することから、前記カード3は、このカ
ード3の排出途上において、前記第1のアーム部5aに
より排出方向に押圧されることとなる。(図23)
【0045】このため、前記カード3の排出時に、排出
途上において排出方向に前記カード3を押し出す作用が
発生することから、前記ハウジング1からの前記カード
3の排出時に余分な力を必要とせず、カードの排出作業
を容易とすることができる。また、排出時のカードの移
動距離を長くとることができる。
【0046】上記した本発明の構成によれば、前記イジ
ェクトアーム5を回動する付勢部材の前記コイルばね7
を1個で形成し、前記カード3の挿入時と排出時とで反
転させて付勢させたことから、同一の簡単な構造で、前
記カードの引き込みと押し出しの機能を達成させること
が可能となっている。
【0047】尚、上記実施例においては、復帰部材とし
ての前記コイルばね7は、前記イジェクトアーム5の回
動方向の付勢と、前記イジェクトノブ6の復帰方向の付
勢との両方の作用を兼用した構成としているが、前記イ
ジェクトノブ6の復帰を必要としない場合には、前記イ
ジェクトアーム5の付勢だけを行うように構成しても良
い。また、前記コイルばね7の構成は、圧縮ばねに限ら
ず、引っ張りばね、トーションばねなどを用いてもよ
い。
【0048】また、前記接点部3a、前記接触端子2a
が面接点タイプのカード用コネクタで説明したが、ピン
/ソケットタイプのICカード用コネクタにも適用でき
る。
【0049】更には、本発明は、例えば、人間の指で、
直接カードを挿入、引っ張って排出させる構成のもの、
すなわち、前記イジェクトノブ6を必要としないカード
用コネクタにも適用できるのはもちろんである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード用
コネクタは、イジェクトアームを付勢する付勢部材を有
し、カードをハウジング内に挿着した時、付勢部材によ
りイジェクトアームでカードを挿入方向へ押圧するよう
にしたことから、カードは常時カードの挿入方向に押圧
された状態となり、カードの接点部とハウジングの接触
端子とは確実に接触されているため、外部の振動などで
接触部がずれたり、バウンスを起こすなどして接触が不
安定となり、接触不良などが発生するということを防止
できる。
【0051】また、カードを挿入する時、カードの挿入
途上において、付勢部材によりイジェクトアームでカー
ドを挿入方向へ押圧するようにしたことから、カードの
挿入途上において、挿入方向にカードを引き込む作用が
発生することから、ハウジングへのカードの挿入時に余
分な力を必要とせず、カードの挿入作業を容易とするこ
とができる。
【0052】また、カードを排出する時、カードの排出
途上において、付勢部材によりイジェクトアームでカー
ドを排出方向へ押圧するようにしたことから、カードの
排出途上において、排出方向にカードを押し出す作用が
発生することから、ハウジングからのカードの排出時に
余分な力を必要とせず、カードの排出作業を容易とする
ことができる。また、排出時のカードの移動距離を長く
とることができる。
【0053】また、イジェクトアームには、第1と第2
のアーム部を形成し、第1のアーム部でカードを排出方
向へ押圧し、第2のアーム部でカードを挿入方向へ押圧
するようにしたことから、簡単な構造で、カードの引き
込みと押し出しの両方の機能が達成できる。
【0054】また、カードの挿入途上において、カード
に第1のアーム部が係合してイジェクトアームが挿入方
向へ回動されると共に、第2のアーム部がカードに係合
してカードを挿入方向へ押圧し、また、カードを排出す
る時において、イジェクトアームが回動してカードに第
1のアーム部が係合して、カードを排出方向へ押圧する
と共に、第2のアーム部とカードとの係合が外れるよう
にしたことから、同じく、簡単な構造で、カードの引き
込みと押し出しの両方の機能が達成できる。
【0055】また、第1のアーム部は、カードの挿入側
前端部に係脱可能に、カードの挿入領域内外に移動する
と共に、第2のアーム部は、カードの側面側に形成され
た係合凹部に係脱可能に、カードの挿入領域内外に移動
するようにしたことから、構造がシンプルなため、あら
ゆるカードに対応が可能となる。
【0056】また、イジェクトアームは、付勢部材によ
り反転して回動するようになし、イジェクトアームの反
転動作時、一方への第1の反転動作時においては、イジ
ェクトアームの第2のアーム部でカードを挿入方向に押
圧し、また、他方への第2の反転動作時においては、イ
ジェクトアーム部の第1のアーム部でカードを排出方向
に押圧するようにしたことから、部品の兼用化が図れ、
同一の部品構成で、カードの挿入と排出の機能が達成で
きる。
【0057】また、付勢部材を、1個のコイルばねで形
成したことから、使用部品の削減が図れる。
【0058】また、イジェクトアームを回動させるため
のイジェクトノブを有し、カードの排出時、イジェクト
ノブを操作して第1のアーム部を回動させてカードの排
出を行うようにしたことから、カードの排出操作がイジ
ェクトノブの操作で簡単に行える。
【0059】また、イジェクトノブを押圧操作するよう
に構成したことから、更に簡単な操作でカードの排出が
可能となる。
【0060】また、イジェクトノブと、イジェクトアー
ムとの間に付勢部材を介在し、この付勢部材でイジェク
トノブを復帰方向へ付勢すると共に、イジェクトアーム
を回動方向へ付勢を行うようにしたことから、使用部品
の兼用化が図れる。
【0061】また、付勢部材は、イジェクトノブに支持
される支持部と、端部がイジェクトアームに掛け止めさ
れた可動部とを有し、この可動部が支持部を支点とし
て、反転動作を行うようになし、この可動部の反転動作
で、イジェクトアームの第1及び第2の反転動作を行う
ようにしたことから、簡単な構成でイジェクトアームの
反転動作が達成出来る。
【0062】また、付勢部材を、1個のコイルばねで形
成したことから、使用部品の削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例であるカード用コネクタにカ
ードを挿入した状態を示す説明図である。
【図2】本発明の同じく図1の断面図である。
【図3】本発明の同じくカード用コネクタのカードを排
出した状態を示す説明図である。
【図4】本発明の同じく図3の断面図である。
【図5】本発明の同じくハウジングを示す平面図であ
る。
【図6】本発明の同じくハウジングを示す正面図であ
る。
【図7】本発明の同じくカードを示す平面図である。
【図8】本発明の同じくカードを示す底面図である。
【図9】本発明の同じくイジェクト機構部を示す平面図
である。
【図10】本発明の同じくフレームを示す平面図であ
る。
【図11】本発明の同じくフレームを示す側面図であ
る。
【図12】本発明の同じくイジェクトアームを示す平面
図である。
【図13】本発明の同じくイジェクトアームを示す底面
図である。
【図14】本発明の同じくイジェクトノブを示す平面図
である。
【図15】本発明の同じくイジェクトノブを示す側面図
である。
【図16】本発明のハウジングにカードを挿入する初期
の状態を示す説明図である。
【図17】本発明の同じくカードの挿入途上の状態を示
す説明図である。
【図18】本発明の同じくカードの挿入途上の状態を示
す説明図である。
【図19】本発明の同じくカードの挿入終了時の状態を
示す説明図である。
【図20】本発明のハウジングにカードが挿着されてい
る状態を示す説明図である。
【図21】本発明の同じくカードの排出途上の状態を示
す説明図である。
【図22】本発明の同じくカードの排出途上の状態を示
す説明図である。
【図23】従来の同じくカードの排出終了時の状態を示
す説明図である。
【図24】従来のICカード用コネクタを示す正面図で
ある。
【図25】従来の同じくコネクタのハウジング部を示す
正面図である。
【図26】従来の同じくコネクタのフレーム部を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 収納部 1b 取付用凹部 1c 切り欠き部 2a 接触端子 2b 接続端子 3 カード 3a 接点部 3b 係合凹部 4 フレーム 4a 取付用突部 4b 取付腕部 4c 開口部 4d 回動軸 4e ビス孔 5 イジェクトアーム 5a 第1のアーム部 5b 第2のアーム部 5c 軸孔 5d 駆動端部 5e ばね係止部 6 イジェクトノブ 6a ツマミ部 6b フック部 6c フック腕部 6d ばね保持部 6e 操作端部 6f 操作杆部 7 コイルばね(付勢部材)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、このハウジング内に着脱
    されるカードと、このカードに係合され、回動可能に設
    けられたイジェクトアームとを備え、前記イジェクトア
    ームを付勢する付勢部材を有し、前記カードを前記ハウ
    ジング内に挿着した時、前記付勢部材により前記イジェ
    クトアームで前記カードを挿入方向へ押圧するようにし
    たことを特徴とするカード用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記カードを挿入する時、前記カードの
    挿入途上において、前記付勢部材により前記イジェクト
    アームで前記カードを挿入方向へ押圧するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のカード用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記カードを排出する時、前記カードの
    排出途上において、前記付勢部材により前記イジェクト
    アームで前記カードを排出方向へ押圧するようにしたこ
    とを特徴とする請求項2記載のカード用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記イジェクトアームには、第1と第2
    のアーム部を形成し、前記第1のアーム部で前記カード
    を排出方向へ押圧し、前記第2のアーム部で前記カード
    を挿入方向へ押圧するようにしたことを特徴とする請求
    項2、または3記載のカード用コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記カードの挿入途上において、前記カ
    ードに前記第1のアーム部が係合して前記イジェクトア
    ームが挿入方向へ回動されると共に、前記第2のアーム
    部が前記カードに係合して前記カードを挿入方向へ押圧
    し、また、前記カードを排出する時において、前記イジ
    ェクトアームが回動して前記カードに前記第1のアーム
    部が係合して、前記カードを排出方向へ押圧すると共
    に、前記第2のアーム部と前記カードとの係合が外れる
    ようにしたことを特徴とする請求項4記載のカード用コ
    ネクタ。
  6. 【請求項6】 前記第1のアーム部は、前記カードの挿
    入側前端部に係脱可能に、前記カードの挿入領域内外に
    移動すると共に、前記第2のアーム部は、前記カードの
    側面側に形成された係合凹部に係脱可能に、前記カード
    の挿入領域内外に移動するようにしたことを特徴とする
    請求項5記載のカード用コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記イジェクトアームは、前記付勢部材
    により反転して回動するようになし、前記イジェクトア
    ームの反転動作時、一方への第1の反転動作時において
    は、前記イジェクトアームの第2のアーム部で前記カー
    ドを挿入方向に押圧し、また、他方への第2の反転動作
    時においては、前記イジェクトアーム部の第1のアーム
    部で前記カードを排出方向に押圧するようにしたことを
    特徴とする請求項4、または5、または6記載のカード
    用コネクタ。
  8. 【請求項8】 前記付勢部材を、1個のコイルばねで形
    成したことを特徴とする請求項7記載のカード用コネク
    タ。
  9. 【請求項9】 前記イジェクトアームを回動させるため
    のイジェクトノブを有し、前記カードの排出時、前記イ
    ジェクトノブを操作して前記第1のアーム部を回動させ
    て前記カードの排出を行うようにしたことを特徴とする
    請求項7、または8記載のカード用コネクタ。
  10. 【請求項10】 前記イジェクトノブを押圧操作するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項9記載のカード用
    コネクタ。
  11. 【請求項11】 前記イジェクトノブと、前記イジェク
    トアームとの間に前記付勢部材を介在し、この付勢部材
    で前記イジェクトノブを復帰方向へ付勢すると共に、前
    記イジェクトアームを回動方向へ付勢を行うようにした
    ことを特徴とする請求項9、または10記載のカード用
    コネクタ。
  12. 【請求項12】 前記付勢部材は、前記イジェクトノブ
    に支持される支持部と、端部が前記イジェクトアームに
    掛け止めされた可動部とを有し、この可動部が前記支持
    部を支点として、反転動作を行うようになし、この可動
    部の反転動作で、前記イジェクトアームの前記第1及び
    第2の反転動作を行うようにしたことを特徴とする請求
    項11記載のカード用コネクタ。
  13. 【請求項13】 前記付勢部材を、1個のコイルばねで
    形成したことを特徴とする請求項12記載のカード用コ
    ネクタ。
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