JP2001052413A - ディスクチェンジャ - Google Patents
ディスクチェンジャInfo
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B17/00—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
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-
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B17/22—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
- G11B17/221—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records with movable magazine
Abstract
構造でできるディスクチェンジャを提供する。 【解決手段】両端に回動中心5b,5cを有する演奏部
5を、ベース部1および搬送部6それぞれに回動可能に
取り付ける。演奏部5にギヤ8を設け、ベース部1およ
び搬送部6にギヤ8を挟むようにベース部ギヤ7および
搬送部ギヤ25を形成する。搬送部6の一端は搬送部ギ
ヤ25が演奏部5に設けたギヤ8と噛合することで支持
され、搬送部6の他端は演奏部5の回動中心5cで支持
される。そして、演奏部5をベース部1に対して回動す
ると、搬送部6がベース部1に対して略平行姿勢を維持
したまま略直線的に昇降する。したがって、簡単な構成
でセレクト動作を行うことができる。
Description
枚の光磁気ディスク、光ディスク等の記録媒体を収納
し、その中から希望する記録媒体を適宜選択して記録ま
たは再生するディスクチェンジャに関する。
の記録媒体を複数枚収納し、これら複数枚のディスクか
ら所望の一枚のディスクを選択して記録または再生する
ディスクチェンジャが知られている。このディスクチェ
ンジャは、複数毎のディスクを収納する収納部と、ディ
スクを記録または再生する演奏部と、収納部から演奏部
にディスクを搬送する搬送部とを備える。収納部に複数
毎のディスクを重ねて収納し、搬送部をベース部に対し
て所定のディスク高さまで昇降して、ディスクを収納部
から演奏部まで搬送する。
備えるチェンジャを示すものである。このチェンジャに
おいて、ベース部74上に収納部73および演奏部72
を併設し、演奏部72の上方に昇降可能な搬送部71を
設けている。
搬送は以下のように行われる。まず、搬送部71を直線
的に所定のディスク高さまで上昇する。そして、所定の
ディスクを収納部73から搬送部71に引き込んだ後、
搬送部71を下降してディスクを演奏部72に載せる。
るチェンジャの例を示すものである。この例では、一体
にした搬送部および演奏部76を所定のディスク高さま
で上昇し、収納部75から所定のディスクを引き出し、
演奏部76まで搬送する。そして、演奏部76で演奏が
始まる。
ェンジャいずれにおいても、搬送部をディスクの所定高
さまで昇降するセレクト動作は、搬送部がベース部に対
して平行姿勢を維持したまま直線的に昇降するように行
われる。この昇降機構としては、例えば、ベース部に複
数本のガイドシャフトを立設し、このガイドシャフトで
搬送部を直線運動可能に案内し、ラックアンドピニオン
を用いて搬送部を昇降するものが用いられていた。この
ような搬送部をベースに対して平行姿勢を維持したまま
直線的に昇降する機構は、部品の大型化や、構造の複雑
化を招いていた。
排出するイジェクト動作は、収納部に収納された各々の
ディスクに対して行われるので、各々のディスクそれぞ
れにイジェクト機構を必要とし、構造が複雑になる。
作とは、それぞれ別々の駆動源によって行われるので、
駆動源を複数用意する必要があり、全体の構造が複雑に
なる。
セレクト動作が簡単な構造でできるディスクチェンジャ
を提供することを目的とする。
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものでない。
明は、収納部(2)からディスクが引き込める範囲内
で、搬送部(6)をベース部(1)に対して平行又は略
平行姿勢を維持したまま、しかも完全な直線でなく略直
線的に昇降するようにセレクト動作を行った。具体的に
は、請求項1の発明は、収納部(2)に複数枚のディス
クを収納し、搬送部(6)をベース部(1)に対して昇
降して前記ディスクを演奏部(5)まで搬送するディス
クチェンジャにおいて、両端に回動中心(5b,5c)
を有する前記演奏部(5)を、前記ベース部(1)およ
び前記搬送部(6)それぞれに回動可能に取り付け、前
記演奏部(5)にギヤ(8)を設け、前記ベース部
(1)および前記搬送部(6)に前記ギヤ(8)を挟む
ようにベース部ギヤ(7)および搬送部ギヤ(25)を
形成したことを特徴とするディスクチェンジャにより、
上述した課題を解決した。
搬送部ギヤ(25)が演奏部(5)に設けたギヤ(8)
と噛合することで支持され、搬送部(6)の他端は演奏
部(5)の回動中心(5c)で支持される。そして、演
奏部(5)をベース部(1)に対して回動すると、搬送
部(6)がベース部(1)に対して略平行姿勢を維持し
たまま略直線的に昇降する。したがって、簡単な構成で
セレクト動作を行うことができる。
クを収納する収納部(2)をベース部(1)に対して前
後動して、前記複数のディスクを同時に排出すること
で、ディスクチェンジャのイジェクト動作の構成を簡単
にした。そして、より簡単な構造のディスクチェンジャ
をうるために、このイジェクト動作と上記セレクト動作
とを一つの駆動源で行った。具体的には、収納部(2)
に複数枚のディスクを収納し、搬送部(6)を前記収納
部(2)に対して相対的に昇降するディスクチェンジャ
において、前記収納部(2)を前記ベース部(1)に対
して前後方向にスライドするイジェクト動作と、前記搬
送部(6)を前記ディスクの所定高さまで相対的に昇降
するセレクト動作とを一つの駆動源(30)で行うこと
を特徴とするディスクチェンジャにより、上述した課題
を解決した。ここで、相対的に昇降するとは、搬送部
(6)が収納部(2)に対して昇降する場合、収納部
(2)が搬送部(6)に対して昇降する場合のいずれを
も含む。
クト動作の駆動源(30)を一つにすることで簡単な構
造のディスクチェンジャが得られ、また、ディスクチェ
ンジャの小型化が図れる。
スクチェンジャにおいて、前記収納部(2)をベース部
(1)に対して前後方向にスライドするイジェクト動作
と、前記搬送部(6)を前記ディスクの所定高さまで昇
降するセレクト動作とを一つの駆動源(30)で行うこ
とを特徴とする。
動作を行うことができ、しかも、イジェクト動作とセレ
クト動作の駆動源(30)を一つにすることでより簡単
な構造のディスクチェンジャが得られる。
スクチェンジャにおいて、前記演奏部(5)を前記ベー
ス部(1)に対して回動すると共に、前記収納部(2)
を前記ベース部(1)に対して前後方向にスライドする
カム装置(33)を備えることを特徴とする。
奏部(5)をベース部(1)に対して回動することで、
搬送部がベースに対して昇降する。また、このカム装置
(33)のオーバーストロークを利用して収納部(2)
をベース部(1)に対して前後方向にスライドすること
で、より簡単な構成でセレクト動作およびイジェクト動
作ができる。
スクチェンジャにおいて、前記演奏部(5)に突出自在
な楔(9)を設け、前記カム装置(33)によって前記
ベース部(1)に係合するように前記楔(9)が突出し
て、前記演奏部(5)の回動を制限することを特徴とす
る。
ス部(1)に楔をうち、輸送時等に演奏部(5)が回動
してしまうのを防止できる。
のいずれかに記載のディスクチェンジャにおいて、前記
搬送部(6)を前記ベース部(1)に対して略平行を保
った状態で組立て可能なように、前記ベース部(1)に
対する前記演奏部(5)の回動角度を一定に保つ爪(1
1)を設けることを特徴とする。
(1)に演奏部(5)を組み合わせると、演奏部(5)
が爪(11)に載り、ベース部(1)に対する演奏部
(5)の回動角度が一定に保たれ、演奏部(5)に設け
たギヤ(8)とベース部ギヤ(7)は一定位置で噛み合
う。演奏部(5)に搬送部(6)を組み合わせるとギヤ
(8)の一定位置に搬送部ギヤ(25)が載る。そし
て、爪(11)を外すと演奏部(5)が回動して、ギヤ
(8)と搬送部ギヤ(25)およびベース部ギヤ(7)
が噛み合う。したがって、搬送部(6)をベース部
(1)に対して略平行を保った状態になるように組み立
てることができる。
スクチェンジャの一実施形態を示す斜視図である。この
ディスクチェンジャは、ディスクがカートリッジで覆わ
れているMDディスクのチェンジャとして用いられ、ベ
ース部1と、複数枚例えば3枚のMDディスク(以下デ
ィスクという)を収納する収納部2と、ピックアップ3
およびターンテーブル4を有し、ディスクを演奏する演
奏部5と、収納部2に収納されたディスクを演奏部5ま
で搬送する搬送部6とを備える。図1はベース部1、演
奏部5、収納部2および搬送部6の全体を組み立てた状
態の斜視図を示し、図2は、搬送部6の下部に配置され
ている演奏部5を示すために、この組み立てた状態から
搬送部6を取り外した状態を示している。
状の底板1aと、この底板1aの左右両縁に設けた側壁
1bとを備える。側壁1bはベース部1の前端から中央
付近まで延びている。この側壁1bの前端には、演奏部
5の回動軸5bを受ける軸受1cが形成され、演奏部5
が回動可能に取り付けられている(図3参照)。側壁1
bの後端には、演奏部5に設けたギヤ8に噛合する部分
歯車7が形成される。この部分歯車7の中心は演奏部5
の回動軸5bと一致し、ギヤ8と部分歯車7は噛み合っ
たまま演奏部5が回動する。側壁1bには、搬送部6を
ベース部1に対して略平行を保った状態で組立て可能な
ように、爪11を設けている。この爪11は可撓可能
で、爪11の頂部が演奏部5の底面を支持し、演奏部5
がベースに対して回転角度を一定に保つ。この回転角度
は、セレクト動作時の演奏部5の回動角度よりも大きく
設定される。なお、セレクト動作時には、爪11と演奏
部5との係合を外している。
方向にスライド可能に取り付けられる。側壁1bには、
前後方向に延び、収納部2を案内する案内レール12が
形成される。
壁10が形成される。この楔用側壁10には、楔9に形
状を合わせた嵌合穴が形成され、演奏部5から突出する
楔9が打ち込まれる。
方向に重ねて収納するように3段のスロット13を有す
る。各スロット13には、ディスクを保持する板ばね状
の保持部材を設ける。ディスクをスロット13内に所定
量挿入すると、保持部材がこのディスクの側面に形成さ
れたシャッター穴に嵌合し、ディスクを保持する。収納
部2には、ディスクが所定量以上挿入されるのを防止す
る制限レバー61が取付けられる。制限レバー61は、
収納部2の上面に回動自在に取り付けられる回動軸61
aと、この回動軸61aからスロット13の後端を交差
するように延びる制限バー61bとで構成される。この
制限レバー61は搬送部6の昇降動作とともに回動し、
ディスクを収納部2から搬送部6に引き込めるようにス
ペースを開けている。
る演奏部5は、図2に示すように、略矩形状の演奏ベー
ス15と、ディスクを回転駆動するスピンドルモータ回
転駆動系4と、ディスクの情報記録面読取用の光学式ピ
ックアップ3を搭載したピックアップ駆動系16と、デ
ィスクに磁界変調を与える記録用の磁気ヘッド系19と
を備え、情報の記録・再生を行う。
ドル駆動モータと、スピンドル駆動モータの回転軸に直
結したターンテーブルとを備える周知の機構である。
5上に取り付けられたガイドシャフト17と、このガイ
ドシャフト17に直線運動可能に案内されるピックアッ
プ3と、上記ピックアップ3を往復動させる駆動機構2
0とから構成される周知の機構であり、ピックアップ駆
動モータによってピックアップ3をディスクの径方向に
移動する。
突出したステー21に板ばね22を取付け、板ばね22
の先端に磁気ヘッド23を取付けたものである。磁気ヘ
ッド23の下方には、板ばね22を上方に撓ませるヘッ
ド退避レバー24が回動自在に取り付けられる。ヘッド
退避レバー24は、ディスクの録音時には磁気ヘッド2
3がディスクに接触し、再生時には磁気ヘッド23がデ
ィスクから退避するように回動する。このヘッド退避レ
バー24は後述する搬送部6に設けたカム装置によって
回動される。
中心5b,5cを有し、ベース部1および搬送部6に回
動可能に取り付けられている。具体的には、演奏部5の
前端には回動軸5bが設けられ、この回動軸5bがベー
ス部1の軸受1cに支持されている。したがって、演奏
部5がベース部1に対して回動軸5bを中心として回動
する。また、演奏部5の後端には軸受5cが設けられ、
この軸受5cが搬送部6の回動軸6aを支持する。搬送
部6は演奏部5に対して回動軸6aを中心として回動す
る。演奏部5の中央付近の左右側面には、ベース部ギヤ
7および搬送部ギヤ25と噛合するギヤ8が軸8aに回
転可能に軸支されている。このギヤ8は、演奏部5の左
右側面に設けられた同期ギヤ26とも噛合する。同期ギ
ヤ26は、軸の両端に固定され、左右とも等しく回転す
る。したがって、左右一対のギヤ8も等しく回転する。
ある。演奏部は3つの駆動源としてのモータを有する。
1つは上述のターンテーブル4を回転するスピンドル駆
動モータ31で、2つ目は上述のピックアップ3を駆動
するピックアップ駆動モータ32で、3つ目は演奏部に
設けられたカム33を回動する演奏部カム駆動モータ3
0である。演奏部カム駆動モータ30を回転駆動する
と、歯車列45で減速されて、外周に歯車が形成された
カム33が回動する。演奏部カム駆動モータ30の正逆
回転によりカム33は図中実線と2点鎖線との間を往復
回動運動する。この原動節としてのカムには3つの従動
節が対偶をなす。すなわち、カム33を回動すると、
収納部2がベース部1に対して前後方向に往復直線運動
し、演奏部5がベース部1に対して往復回動運動し、
また、楔9が演奏部5に対して進退運動する。
方向に往復直線運動する機構について説明する。カム3
3に溝34を切り、この溝34にくの字状に形成したイ
ジェクトレバー35の一端に設けたカム係合ピン35a
を入れている。カム33を回動すると、溝34に沿って
カム係合ピン35aが摺動し、イジェクトレバー35が
回動中心35cを中心にして回動する。カム33の往復
回動運動によって、イジェクトレバー35が図中実線と
2点鎖線との間を往復回動運動する。このイジェクトレ
バー35の他端には収納部2に形成した長孔に入る収納
部係合ピン35bが設けられ、イジェクトレバー35が
回動運動することによって、収納部2がベース部1に対
して直線運動する。収納部2の下面には前後方向に延び
る左右一対のラック36が形成され(図3参照)、この
ラック36が演奏部5に軸支された同期ピニオン37と
噛合する。これにより、収納部2が前後方向に移動する
際の左右のバランスがとられる。
回動運動する機構について説明する。カム33には3段
の階段38が形成され、この階段38がカム33と直交
する方向にベース部1から突出したピン39の上に載る
(図6参照)。カム33を回動すると、1段、2段、3
段と3段階の高さに分けてカム33がピン39の上に乗
り上げる(図6参照)。そして、カム33が取付けられ
た演奏部5自体が3段階に分けて回動する。演奏部5の
所定の回動量を得るためには、ピン39が階段38の踊
り場にきたとき、カム33が停止しなければならない。
このため、カム33の回動量を検出するスイッチ40を
3個設けている。
る機構について説明する。カム33の中央付近に溝41
を切り、この溝41にリンク42の一端に設けたカム係
合ピン42aが入る。カム33の往復回動運動によって
リンク42が回動中心42cを中心として図中実線の位
置から2点鎖線の位置まで回動する。リンク42の他端
42bには回り対遇をなして楔9aが取り付けられる。
このリンク42の回動によって楔9aが演奏部5から進
退する。楔9aおよび楔9bの間にも、回り対偶をなす
リンク43が設けられ、それぞれの楔9a,9bが左右
対称に進退運動する。この楔9a,9bの先端はテーパ
に形成され、ベース部1の楔用側壁10に形成した嵌合
穴、並びに搬送部6の楔用側壁46(図1参照)に形成
した嵌合穴に嵌まる。楔9を打ち込まない場合、ディス
クチェンジャを反転すると、演奏部5が回動し、搬送部
6とベース部1との間がアコーディオンのように伸び縮
みする。このため、ディスクチェンジャを輸送する場合
など、搬送部6とベース部1との間が伸びた状態になる
ことがあるが、演奏部5から楔9a,9bを突出するこ
とで楔9a,9bをうち、ベース部1に対して演奏部
5、搬送部6を一定位置に保つことができる。なお、リ
ンク42の楔9a側のピン42bは、楔9aに切った溝
9c内に入ると共に、溝9cを2つに区画するように形
成した板ばね9dの先端で付勢されている。通常の動作
時には、リンク42と楔9aは回り対偶をなしている。
板ばね9dをたわませた状態で、楔9bに設けたつまみ
44を人手で左右方向にスライドすると、ピン42bが
板ばね9dの付勢から外れ、溝9c内に移動する。これ
により、楔9a,9bを出し入れ可能になり、組立てが
し易くなる。
は、図1に示すように、ロードベース50と、このロー
ドベース50の側面に一体に形成した搬送レール51
と、この搬送レール51に沿って摺動可能な搬送プレー
ト52と、この搬送プレート52に回動自在に取り付け
られた搬送レバー53と、搬送プレート52を駆動する
駆動機構54とを備える。駆動機構54の搬送部駆動モ
ータ55を回転すると、搬送プレート52が搬送レール
51に沿ってスライドし、ディスクの引掛穴に係合した
搬送レバー53がディスクを後方に引き込む。
軸受5cに支持される回動軸6aを形成し(図3参
照)、搬送部6を演奏部5に対して回動自在にしてい
る。ロードベース50の左右両縁にも側壁50bを形成
し、この側壁50bに演奏部5に設けたギヤ8と噛合す
る搬送部ギヤ25を形成する。この搬送部ギヤ25は、
回動軸6aを回転中心とした部分歯車に形成されてい
る。搬送部ギヤ25およびベース部ギヤ7は、演奏部5
に設けたギヤ8を挟んでいる。また、この側壁50bに
も楔9を打ち込む嵌合穴を形成する。
タ55の駆動によって作動するカム装置を有し、以下の
3種類の動作を行う。
作で(図3参照)、この爪57が収納部2のスロット1
3に対応して設けた位置決め用開口58に嵌合する。ユ
ーザーからの指示により、搬送部6を所定高さまで上昇
したとき、搬送部モータ55を駆動して爪57を突出
し、搬送部6の位置決めを行う。爪57の先端はテーパ
に形成され、搬送部6の高さが多少ずれていても爪57
が位置決め用開口58に入る。爪57を突出すると、搬
送部6が正確に位置決めされる。
スクの録音時には磁気ヘッド23をディスクに近づけ、
再生時には磁気ヘッド23をディスクから退避する。搬
送部モータ55の駆動により、ヘッド昇降用カム59を
作動し、ヘッド退避レバー24を回動する。
る動作で、搬送部モータの駆動により、ディスク上面に
配置した板バネを撓ませ、ディスクを下方に付勢する。
演奏部5にはテーパ付きの位置決め用突起および回転止
め用突起が形成されていて、搬送部6を下降し、ディス
クが演奏部5のターンテーブル上に載ると、板ばねで下
方に付勢されたディスクのカートリッジが正規の位置に
位置決めされる。また、ターンテーブルには着磁性があ
り、カートリッジ内部のディスクを一定位置で保持する
ので、スピンドルの回転中にカートリッジとディスクが
当たることがない。なお、演奏部5には録音済みのディ
スクに書き込みを禁止するレコーディング禁止用の突出
スイッチが設けられる。この突出スイッチは、プリマス
タードディスクまたは誤消去防止ツメにより記録不可設
定がなされているディスクが演奏部5に載ると作動す
る。この突出スイッチを確実に作動すべく、板ばねは突
出スイッチの近傍にディスクを挟んで設けられる。
ャでは、収納部2をベース部1に対して前後方向にスラ
イドして複数枚たとえば3枚のディスクを同時にイジェ
クトするイジェクト動作と、搬送部6をディスクの所定
高さまで昇降するセレクト動作とを一つの駆動源として
の演奏部カム駆動モータ30で行っている。
あり、演奏部カム駆動モータ30によって回動するカム
33の動作によって、収納部2のイジェクト動作と、搬
送部6を演奏位置と所定のディスク高さまで昇降するセ
レクト動作とが行われる。収納部2をイジェクトする
と、演奏中のカートリッジの交換が可能になる。
たものである。まず、セレクト動作について説明する。
収納部2には3枚のディスク60が収納されている。そ
して、搬送部6は、ディスク60の収納高さに合わせて
ベース部1と略平行を保つように昇降する。搬送部6の
昇降高さは、カム33の階段38で調整する。階段38
は3段階の高さを有し、カム33がベース部1のピン3
9に乗り上げて演奏部5の回動角度が3段階に調整され
る。図中(a)は搬送部6が上段のディスク60位置に
ある上セレクトの状態を示し、図中(b)は搬送部6が
中段のディスク60位置にある中セレクトの状態を示
し、図中(c)は搬送部6が下段のディスク60位置に
ある下セレクトの状態を示し、図中(d)は搬送部6が
下端位置にあるプレイ状態を示す。プレイ位置でディス
クの演奏が行われる。なお、この図では、わかり易いよ
うにカム33が演奏部5をスライドするように記載され
ているが、実際は上述のように回動運動している。
み合うことでその一端が支持され、他端(回動軸6a)
が演奏部5の軸受5cで支持される。ここで下降させる
ため、カム33の階段38を作動して演奏部5を時計回
りに回転する。演奏部5の時計回りの回転によって、ベ
ース部ギヤ7と噛合するギヤ8は時計回りに回転しなが
ら下降する。このギヤ8は搬送部ギヤ25とも噛合する
ので、ギヤ8の時計回りの回転によって搬送部ギヤ25
が降下する。このため、搬送部ギヤ25がギヤ8の回転
軸8aの降下量の約2倍降下することになる。
5のベース部側の回動中心5bからギヤ8の回転軸8a
までの距離lの、ベース部側の回動中心5bから搬送部
側の回動中心6aまでの距離Lに対する比l:Lを約
1:2に設定している。したがって、搬送部6の回動中
心6aは回転軸8aの降下量の約2倍降下する。すなわ
ち、搬送部ギヤ25および搬送部6の回動中心6aが略
等しい量降下するので、搬送部6はベース部1に対して
略平行姿勢を維持したまま略直線的に降下する。なお、
左右一対のギヤ8は同期歯車によって互いに相対的に回
転しないよう同一の動きをする。このため、搬送部6の
4隅が同一量降下する。
を下降した状態で、さらに演奏部カム駆動モータ30を
駆動してカム33を回動すると、カム33がオーバース
トロークしてイジェクトレバー35が回動する。このイ
ジェクトレバー35の回動によって収納部2が前後方向
にスライドし、イジェクト動作が行われる。
について説明する。まず、ディスクを挿入してから演奏
するまでの動作について〜まで時系列に説明する。
駆動モータ30を駆動し、収納部2をベース部1に対し
て前方向に移動する。収納部2の移動に伴い、オーディ
オ機器等に軸支されたフロントカバーが、収納部2と当
接して開く。この状態でユーザーが収納部2に複数枚の
ディスクを収納する。ディスクの挿入量は収納部に設け
た位置制限レバー61で制限される。ディスクが所定位
置まで収納されると、保持部材がディスクのシャッター
穴に入り、ディスクを保持する。そして、収納完了ラン
プが点灯する。
奏部カム駆動モータ30を逆回転して収納部2をベース
部1に対して後方向に移動する。収納部2の後方向への
移動に伴い、オーディオ機器等のフロントカバーが閉じ
る。
ディスクを選択するかの指示によって、演奏部5が回動
し、搬送対象となるディスクの高さまで搬送部6が上昇
する。ディスクの挿入量を制限する位置制限レバー61
は搬送部6の昇降動作と共に回動し、ディスクが収納部
2から搬送部6へ移動可能になる。
搬送部モータ55を駆動すると、搬送部6から爪57が
出て、収納部2の位置決め用開口58に入る。さらに、
搬送部モータ55を回転すると、搬送レバー53がディ
スクの引掛け穴に引っ掛かり、搬送レバー53と共にデ
ィスクが奥方向に引き込まれる。ディスクを引き込む途
中で、搬送部6に設けたシャッター係合プレートがディ
スクのシャッターに係合し、シャッターが開けられる。
ディスクが奥まで引き込まれると、搬送部6から出てい
た爪57が引っ込む。そして、板ばねがディスクを下方
に付勢する。ディスクを録音する場合は、搬送部モータ
55をさらに回転して磁気ヘッド23を押し下げる。デ
ィスクの再生のみの場合は、搬送部モータ55を回転す
ることなく、磁気ヘッド23を退避したままにしてお
く。
搬送部6を下降する。そして、ディスクを演奏部5のタ
ーンテーブル4上に載せる。搬送部6を下降した後もさ
らに演奏部カム駆動モータ30を回転すると、演奏部5
からは楔9が出て、演奏部5および搬送部6がベース部
1に固定される。
回転し、ピックアップ3をディスクの径方向に移動して
演奏する。
での動作について説明する。
を駆動して楔9を引っ込める。さらに、演奏部カム駆動
モータ30を回転して、搬送部6をディスクが収納され
ていた元の高さまで上昇する。
搬送部モータ55を駆動して板ばねのディスクへの付勢
を解除する。さらに、搬送部モータ55を駆動して搬送
部6から爪57を出し、搬送部6と収納部2とを係合す
る。さらに、搬送部モータ55を回転して搬送レバー5
3と一緒にディスクを前方向に移動し、ディスクを収納
部2に戻す。ディスクが収納部2まで戻される途中、保
持部材がカートリッジのシャッターの穴に係合してシャ
ッターが閉じられる。さらに搬送部モータ55を駆動す
ると、搬送部6の爪57が引っ込む。
搬送部6を下降する。さらに演奏部カム駆動モータ30
を回転すると演奏部5から楔9が出て搬送部6および演
奏部5がベース部1に固定される。
すると、イジェクトレバー35が収納部2を前に押し出
し、イジェクト動作が行われる。
よれば、収納部に複数枚のディスクを収納し、搬送部を
ベース部に対して昇降して収納された前記ディスクを演
奏部まで搬送するディスクチェンジャにおいて、両端に
回動中心を有する前記演奏部を、前記ベース部および前
記搬送部それぞれに回動可能に取り付け、前記演奏部に
ギヤを設け、前記ベースおよび前記搬送部に前記ギヤを
挟むようにベース部ギヤおよび搬送部ギヤを形成したの
で、搬送部の一端は搬送部ギヤが演奏部に設けたギヤと
噛合することで支持され、搬送部の他端は演奏部の回動
中心で支持される。そして、演奏部をベースに対して回
動すると、搬送部がベースに対して略平行姿勢を維持し
たまま略直線的に昇降する。したがって、簡単な構成で
セレクト動作を行うことができる。
複数枚のディスクを収納し、搬送部をベース部に対して
昇降して前記収納部に収納された前記ディスクを演奏部
まで搬送するディスクチェンジャにおいて、前記収納部
を前記ベース部に対して前後方向にスライドするイジェ
クト動作と、前記搬送部を前記ディスクの所定高さまで
昇降するセレクト動作とを一つの駆動源で行ったので、
簡単な構造のチェンジャが得られ、また、チェンジャの
小型化が図れる。
ンジャを示す斜視図。
図。
Claims (6)
- 【請求項1】 収納部に複数枚のディスクを収納し、搬
送部をベース部に対して昇降して前記ディスクを演奏部
まで搬送するディスクチェンジャにおいて、 両端に回動中心を有する前記演奏部を、前記ベース部お
よび前記搬送部それぞれに回動可能に取り付け、前記演
奏部にギヤを設け、前記ベース部および前記搬送部に前
記ギヤを挟むようにベース部ギヤおよび搬送部ギヤを形
成したことを特徴とするディスクチェンジャ。 - 【請求項2】 収納部に複数枚のディスクを収納し、搬
送部を前記収納部に対して相対的に昇降するディスクチ
ェンジャにおいて、 前記収納部をベース部に対して前後方向にスライドする
イジェクト動作と、前記搬送部を前記ディスクの所定高
さまで相対的に昇降するセレクト動作とを一つの駆動源
で行うことを特徴とするディスクチェンジャ。 - 【請求項3】 前記収納部を前記ベース部に対して前後
方向にスライドするイジェクト動作と、前記搬送部を前
記ディスクの所定高さまで昇降するセレクト動作とを一
つの駆動源で行うことを特徴とする請求項1に記載のデ
ィスクチェンジャ。 - 【請求項4】 前記演奏部を前記ベース部に対して回動
すると共に前記収納部を前記ベース部に対して前後方向
にスライドするカム装置を備えることを特徴とする請求
項3に記載のディスクチェンジャ。 - 【請求項5】 前記演奏部に突出自在な楔を設け、前記
カム装置によって前記ベース部に係合するように前記楔
が突出して、前記演奏部の回動を制限することを特徴と
する請求項4に記載のディスクチェンジャ。 - 【請求項6】 前記搬送部を前記ベースに対して略平行
を保った状態で組立て可能なように、前記ベース部に対
する前記演奏部の回動角度を一定に保つ爪を設けること
を特徴とする請求項1,3,4,5のいずれかに記載の
ディスクチェンジャ。
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