JP2001052351A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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Abstract
とにより、再生信号品質が確保できる光ディスク装置を
提供する。 【解決手段】 再生信号に基づいて、再生信号の品質を
検出する再生品質信号検出器と、フォーカス制御目標位
置を変化させ、それぞれの目標位置に対応する前記再生
品質信号の値を計測する手段を備え、前記計測手段出力
に基づいて再生品質信号の特性を判定することによりフ
ォーカス制御器の最適目標位置を探索する目標位置探索
手段を備える光ディスク装置。
Description
用いて光学的に情報担体上に信号を記録し、この記録さ
れた信号を再生する光ディスク装置に関し、特に情報担
体上に照射されている光ビームの収束状態が常に所定の
収束状態になるように制御するフォーカス制御器を備え
る光ディスク装置に関するものである。
は再生信号の品質を表わす信号というものとする。再生
品質信号は、ジッタと再生信号振幅とを含む。
2−135024号公報に記載されているように、フォ
ーカス制御系の目標位置に対して変化する再生信号の再
生信号振幅を関数に近似して、再生信号振幅が略最大と
なるように目標位置を調整するものがある。図18Aは
従来の光ディスク装置1800の構成を示すブロック図
である。
1にビームスポット111を照射形成する光学系131
と、ディスク111を所定の回転数で回転させるディス
クモータ102と、光検出器109と、プリアンプ12
0A〜120Dと、マトリックス演算器121と、フォ
ーカス制御器132と、再生信号処理部130と、DS
P1801と、移動手段133とを備える。光学系13
1は、光源103と、カップリングレンズ104と、偏
光ビームスプリッタ105と、偏光ホログラム素子10
6と、収束レンズ107と集光レンズ108とを含む。
フォーカス制御器132は、フォーカスバランス回路1
22と、ローパスフィルタ123とを含む。DSP18
01は、再生信号振幅計測部1802と、目標位置探索
部1803と、フィルタ演算回路134とを含む。移動
手段133は、フォーカスアクチュエータ127と、フ
ォーカス駆動回路126とを含む。光検出器109は、
4つの光検出部109A〜109Dを含む。
レンズ104により平行光にされ、この平行光はその
後、偏光ビームスプリッタ105で反射された後に偏光
ホログラム素子106を通過して、収束レンズ107に
よって収束されてディスク101の情報トラック上に光
ビームスポット111を形成する。光ビームスポット1
11のディスク101からの反射光は収束レンズ10
7、偏光ホログラム素子106、偏光ビームスプリッタ
105を通過し、集光レンズ108を介して、光検出器
109に入力される。
Dは、プリアンプ120A〜120Dに入力されて電流
−電圧変換され、マトリックス演算器121に入力され
る。マトリックス演算器121は、各検出部109A〜
109Dからの出力A〜Dの全加算(A+D)+(B+
C)によって再生信号RFを出力し、(A+D)−(B
+C)によって、収束状態信号FSを出力し、(A+
D)と(B+C)の信号の位相を比較して図示しない位
相差トラッキングエラー信号を出力する。再生信号処理
回路130は再生信号RFのエンベロープを検波し、再
生信号振幅計測信号RFENVを生成する。
カスバランス回路122は、収束状態信号FSから目標
位置信号FBALを減算あるいはゲインバランスを調整
し、ローパスフィルタ123を介しフォーカスエラー信
号FEをDSP1801内のフィルタ演算回路134に
入力する。フォルタ演算回路134は、フォーカスエラ
ー信号FEに対してAD変換、加算、乗算、シフト処理
などのフィルタ演算を実行し、フォーカス駆動信号FO
Dを出力する。フォーカス駆動回路126は、フォーカ
ス駆動信号FODを電流増幅する。フォーカスアクチュ
エータ127は、電流増幅された駆動信号FODに基づ
いてビームスポット111をディスク101の表面に垂
直な方向に移動させるように収束レンズ107を駆動す
る。これによってディスク上の光ビームが所定の収束状
態になるように制御される。
生信号処理部130は、再生信号RFに基づいて再生信
号振幅計測信号RFENVを生成する。再生信号振幅計
測部1802は再生信号振幅計測信号RFENVを内蔵
のADコンバータ(図示せず)で受け、デジタルでサン
プリングすることで再生信号振幅計測信号RFENVの
レベルを計測する。
よる目標位置の調整方法を図18A、図18Bを用いて
詳しく説明する。図18Bは所定の間隔でステップ的に
フォ−カス制御の目標位置を移動した時の再生信号振幅
と目標位置との関係を近似した3次関数曲線1901を
示す。X軸は目標位置を示し、Y軸は再生信号振幅を示
している。再生信号振幅計測部1802は所定の間隔で
A点、B点、C点...E点と目標位置を移動してい
き、移動した各々の目標位置で再生信号振幅計測信号R
FENVのレベルを計測する。このとき近似の精度を上
げるために再生信号振幅計測部1802は、再生信号振
幅特性上の極大点(最大点)Mの両側の目標位置で再生
信号振幅計測信号RFENVのレベルを計測する。
係を関数y=f(x)で近似する。ところで再生信号振
幅特性は図18Bの例のように最大点Mを中心に左右非
対称の特性になる。非対称な特性に対して十分な近似精
度を確保するには3次以上の関数で近似する必要があ
る。逆に高次の関数になると近似のための計算が複雑に
なるので再生信号振幅特性を近似する関数は3次関数 f(x)=ax3+bx2+cx+d ・・・式(1) が最適である。
例えば最小二乗法を適用して行うことができる。上記し
た式(1)より ax3+bx2+cx+d−y=0 ・・・式(2) が成り立つ。この式(2)に実際に目標位置xjと再生
信号振幅yjを代入したときはノイズ、あるいは測定誤
差等の影響により0とはならず a(xj)3+b(xj)2+cxj+d−yj=vj ・・・式(2)´ なる値をもつ。ここでvjの二乗の総和
定める(但し、Nは設定された所定のサンプル数)と式
(1)で表される曲線1901は図18Bで示すように
再生信号振幅計測部1802による実測値(A点〜E
点)のほぼ近傍の位置を通る。このように目標位置xと
再生信号振幅yとの関係を近似する所定の関数y=f
(x)を算出することができる。
と再生信号振幅を所定のサンプル数N個記憶したあと上
記したvjの二乗の総和が最小になるように演算を実行
し、近似する関数y=f(x)を求める。目標位置探索
部1802は、再生信号振幅yが極大となる点Mに対応
した目標位置XMすなわち関数y=f(x)における極
大点Mを算出する。この極大点MにおけるXMが最適な
フォ−カス制御の目標位置である。
明する。3次関数の場合、一般的に極大点、極小点が各
1点存在する。極大点、極小点のx座標の値は、3次関
数 y=ax3+bx2+cx+d ・・・式(3) を微分した2次関数 y´=3ax2+2bx+c ・・・式(4) でy´=0におけるxの値である。したがって 3ax2+2bx+c=0 ・・・式(5) を2次方程式の解の公式を用いて解くと x1=[−b+{(b2−3ac)}1/2]/(3a) ・・・式(6) x2=[−b−{(b2−3ac)}1/2]/(3a) ・・・式(6A ) となり、このいずれかのxが極大値あるいは極小値とな
る。ところで3次関数の特性上、極大点と極小点が存在
するときは、必ず極大点のyの値が極小点のyの値より
も大きくなる。したがって上記x1、x2をもとの3次
関数に代入して求めたyの値y1、y2を比較すれば
(x1、y1)か(x2、y2)のどちらが極大点に相
当するか判別することができる。したがって例えばy1
>y2のときは、y1に対応するx1が極大点のx座標
である。再生信号振幅計測部1802が近似関数を求め
た後、目標位置探索部1803はその係数の値より、
(6)および(6A)式の演算を実行すれば、極大点、
極小点のxの値を求めることができ、このxの値より求
めたyの値を比較することで極大点のxの値を求めるこ
とができる。
xの値を求めた後、再生信号振幅計測部1802は前記
xの値を目標位置可変信号FBALとしてフォーカスバ
ランス回路122へ出力し、記録媒体101上の光ビ−
ムの収束状態すなわちフォーカス制御の目標位置を最適
な状態にしていた。
に対して変化するジッタを関数に近似して、ジッタが略
最小となるように目標位置を調製する光ディスク装置を
説明する。
ブロック図である。図18Aで前述した光ディスク装置
1800の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符
号を付し、これらの詳細な説明はくり返さない。
る点は光ディスク装置1800Aが、ジッタ検出部12
4とDSP1801Aとを備える点である。DSP18
01Aは、ジッタ計測部1802Aと目標位置探索部1
803Aとフィルタ演算回路とを含む。
測部1802Aは、図18Aの再生信号振幅計測部18
02と同様に、A点、B点、C点・・・E点と目標位置
を移動させ、移動させる。再生信号振幅計測部1802
は、各々の目標位置でジッタ信号JITを計測する。目
標位置探索部1803Aは、図18Aの目標位置探索部
1803と同様に、目標位置xとジッタyとの関係を関
数y=ax2+bx2+cx+dで近似し、極小点Mと最
適目標位値XMとを求める。即ち図18Aの目標位置探
索部1803は再生信号振幅の極大値に基づいて最適目
標位値を求めるが、図19Aの目標位置探索部1803
Aはジッタの極小値に基づいて最適目標位値を求める点
で異なる。
示すように、前述した従来の技術ではジッタが極小とな
る目標位置、あるいは再生信号振幅が極大となる最適目
標位置を求めるために、サンプリング結果を関数200
1、2101に近似して、その関数2001、2101
の極小点M1、あるいは極大点M2を求めてその点に対
応する最適目標位置2002、2102を求めていた。
に、再生信号処理部130内蔵の波形等価回路(イコラ
イザ/図示せず)の特性がオーバイコラズ(強調)しす
ぎていたり、光学的な収差等の影響でデフォーカスして
クロストークの影響が増えたりすると、ジッタ特性20
03、再生信号振幅特性2103は目標位置に対するジ
ッタや再生信号振幅が変曲点M2、M3近傍にてあまり
変化しないフラットな鍋底状あるいは逆鍋底状の特性と
なる。
るため、計測精度を上げるためにジッタ又は再生信号振
幅の計測点を増やす方法が考えられる。しかし計測点を
増やすと計測に時間がかかるという課題があった。
タが極大または極小となる最適目標位置を特定できたと
しても、図20C、図21Cに示すように片側が急峻な
特性2004、2104の場合に最適目標位置が極小点
M4、極大点M5に対応する目標位置2005、210
5に設定されると、片側のマージンが非常に少なくなる
ので、最悪の場合は、調整中にフォーカス制御が外れる
という課題があった。
凸状のランドトラック、グルーブトラックを有し、その
ランドトラック、グルーブトラックに情報が記録された
光ディスクの場合、光学的な収差やビームプロファイル
などの要因でランドトラックとグルーブトラックとの間
で目標位置に対するジッタや再生信号振幅の特性が大き
く異なる。例えば図22に示すようにランドトラックで
は変曲点MG近傍にてジッタがあまり変化しないフラッ
トな鍋底状のジッタ特性2201となるが、グルーブト
ラックでは変曲点MLを中心に急峻な逆放物線状の特性
2202になる。したがってランドトラック、グルーブ
トラックで独立に最適目標位置を設定する必要があっ
た。
に最適目標位置FL、FGを設定するのはよいが、図2
3Aに示すようにその最適目標位置FLと、FGとの間
の差が大きいと、図23B、23C、23Dのようにラ
ンドからグルーブへ切り替わる時刻t23の直後でフォ
ーカスエラー、ジッタ及び再生信号振幅のステップ応答
2301、2302および2303が生じ、切換セクタ
の情報を読むことができないという課題がある。
中に最適目標位置が変化するので、一回転のジッタや再
生信号振幅に基づいて求めた最適目標位置は実際の最適
な目標位置に対して誤差を有するおそれがある。この誤
差の影響で面振れが最大となる部分の情報が再生できな
いという課題がある。
質信号の特性に基づいて最適な目標位置探索方法を実行
し、最適目的位置を速やかに精度よく探索することによ
り、安定なフォーカス制御と再生信号性能を確保できる
光ディスク装置を提供することにある。
ィスクのような凹凸状のランドトラック、グルーブトラ
ックを有する媒体において、光学収差やビームプロファ
イルなどの要因でランドトラックとグルーブトラックと
の間で目標位置に対するジッタや再生信号振幅の特性が
大きく異なる場合でも、最適目標位置を設定することが
できる光ディスク装置を提供することにある。
装置は、情報担体に向けて光ビームを収束させる収束手
段と、前記収束手段により収束された光ビームの収束点
を前記情報担体の面に垂直な方向に移動させる移動手段
と、前記光ビームの前記情報担体からの反射光を検出す
る光検出器と、前記光検出器の出力に基づいて、前記情
報担体上の前記収束点の収束状態を表す収束状態信号と
前記情報担体から再生された再生信号とを生成する収束
状態検出器と、前記収束状態信号と所定の目標位置とに
基づいて、前記収束状態が一定となるように前記移動手
段を駆動するフォーカス制御器と、前記再生信号に基づ
いて、前記再生信号の品質を表す再生品質信号を検出す
る再生品質信号検出器と、前記目標位置を変化させ、変
化させた前記目標位置のそれぞれに対応する前記再生品
質信号の値を計測する再生品質信号計測手段と、変化さ
せた前記目標位置のそれぞれに対応する前記再生品質信
号の値に基づいて前記再生品質信号の特性を判定する再
生品質信号特性判定手段と、前記再生品質信号特性判定
手段による判定結果に基づいて、前記再生品質信号が最
適な値となるような前記フォーカス制御器の最適目標位
置を探索する目標位置探索手段とを備え、そのことによ
り上記目的が達成される。
生品質信号計測手段により計測された前記再生品質信号
の値に基づいて、前記再生品質信号が前記目標位置の所
定範囲で略略極値をとるか否かを判定し、前記目標位置
探索手段は、前記再生品質信号が前記所定範囲で略略極
値をとる放物線形状を有する場合に、前記最適目標位置
を探索する第1目標位置探索手段と、前記再生品質信号
が前記所定範囲で略略極値をとることのない鍋底形状を
有する場合に、前記最適目標位置を探索する第2目標位
置探索手段とを含んでもよい。
標位置を探索する過程において、前記再生品質信号が良
くなると推測される方向に前記目標位置を移動させる第
1制御手段を含み、前記第2目標位置探索手段は、予め
定められた方向に前記目標位置を移動させる第2制御手
段を含んでもよい。
置と前記再生品質信号の値との関係を近似する近似関数
を求める関数近似手段を含み、前記第1目標位置探索手
段は、前記近似関数に基づいて、前記最適目標位置を決
定し、前記第2目標位置探索手段は、前記再生品質信号
の変化が所定値以下となるような前記目標位置の範囲で
の中間の点を求めることによって、前記最適目標位置を
決定してもよい。
置の探索範囲を所定の範囲に制限してもよい。
似手段により求められた前記近似関数と前記再生品質信
号の前記特性の所定形状との間の近似度を求める近似関
数判定手段を含み、前記近似関数判定手段により求めら
れた前記近似度が所定値以上の場合には、第1目標位置
探索手段は、前記近似関数を用いずに、前記再生品質信
号計測手段により測定された前記再生品質信号の値が略
略極値となる目標位置を前記最適目標位置として求めて
もよい。
生品質信号が前記所定範囲で略略極値をとることのない
鍋底形状を有すると判断した場合に、前記再生品質信号
計測手段は、前記目標位置の変化ステップをさらに密に
して前記目標位置を変化させ、前記変化ステップをさら
に密にして変化させた前記目標位置のそれぞれに対応す
る前記再生品質信号の値を計測してもよい。
情報トラックと凸状の形状を有する凸部情報トラックと
を有し、前記再生品質信号特性判定手段は、前記凹部情
報トラックにおいて変化させた前記目標位置のそれぞれ
に対応する前記再生品質信号の値に基づいて前記再生品
質信号の特性を判定する凹部再生品質信号特性判定手段
と、前記凹部情報トラックにおいて変化させた前記目標
位置のそれぞれに対応する前記再生品質信号の値に基づ
いて前記再生品質信号の特性を判定する凸部再生品質信
号特性判定手段とを含み、前記目標位置探索手段は、前
記凹部再生品質信号特性判定手段による判定結果に基づ
いて、前記再生品質信号が最適な値となるような凹部最
適目標位置を探索し、前記凸部再生品質信号特性判定手
段による判定結果に基づいて、前記再生品質信号が最適
な値となるような凸部最適目標位置を探索してもよい。
記再生品質信号計測手段により計測された前記凹部情報
トラックにおける前記再生品質信号の値に基づいて、前
記再生品質信号が前記目標位置の所定範囲で略略極値を
とるか否かを判定し、前記凸部再生品質信号特性判定手
段は、前記再生品質信号計測手段により計測された前記
凸部情報トラックにおける前記再生品質信号の値に基づ
いて、前記再生品質信号が前記目標位置の所定範囲で略
略極値をとるか否かを判定し、前記目標位置探索手段
は、前記再生品質信号が前記所定範囲で略略極値をとる
放物線形状を有する場合に、前記最適目標位置を探索す
る第1目標位置探索手段と、前記再生品質信号が前記所
定範囲で略略極値をとることのない鍋底形状を有する場
合に、前記最適目標位置を探索する第2目標位置探索手
段とを含んでもよい。
標位置を探索する過程において、前記再生品質信号が良
くなると推測される方向に前記目標位置を移動させる第
1制御手段を含み、前記第2目標位置探索手段は、予め
定められた方向に前記目標位置を移動させる第2制御手
段を含んでもよい。
置と前記再生品質信号の値との関係を近似する近似関数
を求める関数近似手段を含み、前記第1目標位置探索手
段は、前記近似関数に基づいて、前記最適目標位置を決
定し、前記第2目標位置探索手段は、前記再生品質信号
の変化が所定値以下となるような前記目標位置の範囲で
の中間の点を求めることによって、前記最適目標位置を
決定してもよい。
質信号特性判定手段による判定結果に基づいて、前記再
生品質信号が最適な値となるような凹部最適目標位置を
探索する凹部目標位置探索手段と、前記凸部再生品質信
号特性判定手段による判定結果に基づいて、前記再生品
質信号が最適な値となるような凸部最適目標位置を探索
する凸部目標位置探索手段と、前記凹部最適目標位置と
前記凸部最適目標位置とに基づいて、前記凹部情報トラ
ックと前記凸部情報トラックとで共通に用いられる共通
目標位置を算出する共通目標位置算出手段とを含んでも
よい。
適目標位置と前記凸部最適目標位置との間の中間位置を
前記共通目標位置として算出してもよい。
適目標位置に対応する前記ジッタ値と前記凸部最適目標
位置に対応する前記ジッタ値との比較結果に基づいて、
前記共通目標位置を決定してもよい。
前記凸部再生品質信号特性判定手段とのいずれか一方
が、前記再生品質信号が前記所定範囲で略略極値をとる
放物線形状を有すると判定した場合に、前記共通目標位
置算出手段は、前記再生品質信号が前記放物線形状を有
すると判定した方の前記再生品質信号特性判定手段に対
応する前記目標位置探索手段により探索された前記最適
目標位置を前記共通目標位置として決定してもよい。
適目標位置から前記目標位置を移動させたときに前記再
生品質信号計測手段で計測される第1再生品質信号と、
前記凸部最適目標位置から前記目標位置を移動させたと
きに前記再生品質信号計測手段で計測される第2再生品
質信号とを比較し、前記共通目標位置算出手段は、前記
第1再生品質信号が前記第2再生品質信号よりも良好で
ないときは、前記凹部最適目標位置を前記共通目標位置
として決定し、前記第1再生品質信号が前記第2再生品
質信号よりも良好なときは、前記凸部最適目標位置を前
記前記共通目標位置として決定してもよい。
再生品質信号検出器は、前記再生信号に基づいて前記ジ
ッタを検出するジッタ検出器を含み、前記再生品質信号
計測手段は、変化させた前記目標位置のそれぞれに対応
する前記ジッタの値を計測するジッタ計測手段を含み、
前記再生品質信号特性判定手段は、前記ジッタの値に基
づいて前記ジッタの特性を判定するジッタ特性判定手段
を含み、前記目標位置探索手段は、前記ジッタ特性判定
手段による判定結果に基づいて、前記ジッタが略略最小
な値となるような最適目標位置を探索してもよい。
測手段により計測された前記ジッタの値に基づいて、前
記ジッタが前記目標位置の所定範囲で略略最小値をとる
こと否かを判定し、前記目標位置探索手段は、前記ジッ
タが前記所定範囲で略略最小値をとる逆放物線形状を有
する場合に、前記最適目標位置を探索する第1目標位置
探索手段と、前記ジッタが前記所定範囲で略略最小値を
とることのない鍋底形状を有する場合に、前記最適目標
位置を探索する第2目標位置探索手段とを含んでもよ
い。
標位置を探索する過程において、前記ジッタが小さいと
推測される方向に前記目標位置を移動させる第1制御手
段を含み、前記第2目標位置探索手段は、予め定められ
た方向に前記目標位置を移動させる第2制御手段を含ん
でもよい。
置と前記ジッタの値との関係を近似する近似関数を求め
る関数近似手段を含み、前記第1目標位置探索手段は、
前記近似関数に基づいて、前記最適目標位置を決定し、
前記第2目標位置探索手段は、前記ジッタの変化が所定
値以下となるような前記目標位置の範囲での中間の点を
求めることによって、前記最適目標位置を決定してもよ
い。
置の探索範囲を所定の範囲に制限してもよい。
前記所定範囲で略略最小値をとることのない鍋底形状を
有すると判断した場合に、前記ジッタ計測手段は、前記
目標位置の変化ステップをさらに密にして前記目標位置
を変化させ、前記変化ステップをさらに密にして変化さ
せた前記目標位置のそれぞれに対応する前記ジッタの値
を計測してもよい。
似手段により求められた前記近似関数と前記ジッタの前
記特性の所定形状との間の近似度を求める近似関数判定
手段を含み、前記近似関数判定手段により求められた前
記近似度が所定値以上の場合には、第1目標位置探索手
段は、前記近似関数を用いずに、前記ジッタ計測手段に
より測定された前記ジッタの値が略略最小となる目標位
置を前記最適目標位置として求めてもよい。
情報トラックと凸状の形状を有する凸部情報トラックと
を有し、前記ジッタ特性判定手段は、前記凹部情報トラ
ックにおいて変化させた前記目標位置のそれぞれに対応
する前記ジッタの値に基づいて前記ジッタの特性を判定
する凹部ジッタ特性判定手段と、前記凹部情報トラック
において変化させた前記目標位置のそれぞれに対応する
前記ジッタの値に基づいて前記ジッタの特性を判定する
凸部ジッタ特性判定手段とを含み、前記目標位置探索手
段は、前記凹部ジッタ特性判定手段による判定結果に基
づいて、前記ジッタが最適な値となるような凹部最適目
標位置を探索し、前記凸部ジッタ特性判定手段による判
定結果に基づいて、前記ジッタが最適な値となるような
凸部最適目標位置を探索してもよい。
タ計測手段により計測された前記凹部情報トラックにお
ける前記ジッタの値に基づいて、前記ジッタが前記目標
位置の所定範囲で略略最小値をとること否かを判定し、
前記凸部ジッタ特性判定手段は、前記ジッタ計測手段に
より計測された前記凸部情報トラックにおける前記ジッ
タの値に基づいて、前記ジッタが前記目標位置の所定範
囲で略略最小値をとること否かを判定し、前記目標位置
探索手段は、前記ジッタが前記所定範囲で略略最小値を
とる逆放物線形状を有する場合に、前記最適目標位置を
探索する第1目標位置探索手段と、前記ジッタが前記所
定範囲で略略最小値をとることのない鍋底形状を有する
場合に、前記最適目標位置を探索する第2目標位置探索
手段とを含んでもよい。
標位置を探索する過程において、前記ジッタが小さいと
推測される方向に前記目標位置を移動させる第1制御手
段を含み、前記第2目標位置探索手段は、予め定められ
た方向に前記目標位置を移動させる第2制御手段を含ん
でもよい。
置と前記ジッタの値との関係を関数近似する近似関数を
求める関数近似手段を含み、前記第1目標位置探索手段
は、前記近似関数に基づいて、前記最適目標位置を決定
し、前記第2目標位置探索手段は、前記ジッタの変化が
所定値以下となるような前記目標位置の範囲での中間の
点を求めることによって、前記最適目標位置を決定して
もよい。
特性判定手段による判定結果に基づいて、前記ジッタが
最適な値となるような凹部最適目標位置を探索する凹部
目標位置探索手段と、前記凸部ジッタ特性判定手段によ
る判定結果に基づいて、前記ジッタが最適な値となるよ
うな凸部最適目標位置を探索する凸部目標位置探索手段
と、前記凹部最適目標位置と前記凸部最適目標位置とに
基づいて、前記凹部情報トラックと前記凸部情報トラッ
クとで共通に用いられる共通目標位置を算出する共通目
標位置算出手段とを含んでもよい。
み、前記再生品質信号検出器は、前記再生信号に基づい
て前記再生信号振幅を検出する再生信号処理器を含み、
前記再生品質信号計測手段は、変化させた前記目標位置
のそれぞれに対応する前記再生信号振幅の値を計測する
再生信号振幅計測手段を含み、前記再生品質信号特性判
定手段は、前記再生信号振幅の値に基づいて前記再生信
号振幅の特性を判定する再生信号振幅特性判定手段を含
み、前記目標位置探索手段は、前記再生信号振幅特性判
定手段による判定結果に基づいて、前記再生信号振幅が
最適な値となるような最適目標位置を探索してもよい。
生信号振幅計測手段により計測された前記再生信号振幅
の値に基づいて、前記再生信号振幅が前記目標位置の所
定範囲で略略最大値をとること否かを判定し、前記目標
位置探索手段は、前記再生信号振幅が前記所定範囲で略
略最大値をとる放物線形状を有する場合に、前記最適目
標位置を探索する第1目標位置探索手段と、前記再生信
号振幅が前記所定範囲で略略最大値をとることのない逆
鍋底形状を有する場合に、前記最適目標位置を探索する
第2目標位置探索手段とを含んでもよい。
標位置を探索する過程において、前記再生信号振幅が大
きいと推測される方向に前記目標位置を移動させる第1
制御手段を含み、前記第2目標位置探索手段は、予め定
められた方向に前記目標位置を移動させる第2制御手段
を含んでもよい。
置と前記再生信号振幅の値との関係を近似する近似関数
を求める関数近似手段を含み、前記第1目標位置探索手
段は、前記近似関数に基づいて、前記最適目標位置を決
定し、前記第2目標位置探索手段は、前記再生信号振幅
の変化が所定値以下となるような前記目標位置の範囲で
の中間の点を求めることによって、前記最適目標位置を
決定してもよい。
置の探索範囲を所定の範囲に制限してもよい。
生信号振幅が前記所定範囲で略略最大値をとることのな
い逆鍋底形状を有すると判断した場合に、前記再生信号
振幅計測手段は、前記目標位置の変化ステップをさらに
密にして前記目標位置を変化させ、前記変化ステップを
さらに密にして変化させた前記目標位置のそれぞれに対
応する前記再生信号振幅の値を計測してもよい。
似手段により求められた前記近似関数と前記再生信号振
幅の前記特性の所定形状との間の近似度を求める近似関
数判定手段を含み、前記近似関数判定手段により求めら
れた前記近似度が所定値以上の場合には、第1目標位置
探索手段は、前記近似関数を用いずに、前記再生信号振
幅計測手段により測定された前記再生信号振幅の値が略
略最大となる目標位置を前記最適目標位置として求めて
もよい。
情報トラックと凸状の形状を有する凸部情報トラックと
を有し、前記再生信号振幅特性判定手段は、前記凹部情
報トラックにおいて変化させた前記目標位置のそれぞれ
に対応する前記再生信号振幅の値に基づいて前記再生信
号振幅の特性を判定する凹部再生信号振幅特性判定手段
と、前記凹部情報トラックにおいて変化させた前記目標
位置のそれぞれに対応する前記再生信号振幅の値に基づ
いて前記再生信号振幅の特性を判定する凸部再生信号振
幅特性判定手段とを含み、前記目標位置探索手段は、前
記凹部再生信号振幅特性判定手段による判定結果に基づ
いて、前記再生信号振幅が最適な値となるような凹部最
適目標位置を探索し、前記凸部再生信号振幅特性判定手
段による判定結果に基づいて、前記再生信号振幅が最適
な値となるような凸部最適目標位置を探索してもよい。
記再生信号振幅計測手段により計測された前記凹部情報
トラックにおける前記再生信号振幅の値に基づいて、前
記再生信号振幅が前記目標位置の所定範囲で略略最大値
をとること否かを判定し、前記凸部再生信号振幅特性判
定手段は、前記再生信号振幅計測手段により計測された
前記凸部情報トラックにおける前記再生信号振幅の値に
基づいて、前記再生信号振幅が前記目標位置の所定範囲
で略略最大値をとること否かを判定し、前記目標位置探
索手段は、前記再生信号振幅が前記所定範囲で略略最大
値をとる逆放物線形状を有する場合に、前記最適目標位
置を探索する第1目標位置探索手段と、前記再生信号振
幅が前記所定範囲で略略最大値をとることのない逆鍋底
形状を有する場合に、前記最適目標位置を探索する第2
目標位置探索手段とを含んでもよい。
標位置を探索する過程において、前記再生信号振幅が大
きいと推測される方向に前記目標位置を移動させる第1
制御手段を含み、前記第2目標位置探索手段は、予め定
められた方向に前記目標位置を移動させる第2制御手段
を含んでもよい。
置と前記再生信号振幅の値との関係を近似する近似関数
を求める関数近似手段を含み、前記第1目標位置探索手
段は、前記近似関数に基づいて、前記最適目標位置を決
定し、前記第2目標位置探索手段は、前記再生信号振幅
の変化が所定値以下となるような前記目標位置の範囲で
の中間の点を求めることによって、前記最適目標位置を
決定してもよい。
号振幅特性判定手段による判定結果に基づいて、前記再
生信号振幅が最適な値となるような凹部最適目標位置を
探索する凹部目標位置探索手段と、前記凸部再生信号振
幅特性判定手段による判定結果に基づいて、前記再生信
号振幅が最適な値となるような凸部最適目標位置を探索
する凸部目標位置探索手段と、前記凹部最適目標位置と
前記凸部最適目標位置とに基づいて、前記凹部情報トラ
ックと前記凸部情報トラックとで共通に用いられる共通
目標位置を算出する共通目標位置算出手段とを含んでも
よい。
検出器により検出された再生品質信号に基づいて、前記
情報媒体上での情報の記録の有無を判別する記録判別手
段をさらに備え、前記再生品質信号計測手段は、前記記
録判別手段による判別結果に基づいて前記目標位置を変
化させてもよい。
が記録されていると判別した場合に、前記再生品質信号
計測手段は前記目標位置を変化させてもよい。
情報トラックと凸状の形状を有する凸部情報トラックと
を有し、前記再生品質信号計測手段は、前記凹部情報ト
ラックで計測する前記再生品質信号のサンプル数を表す
第1サンプル数に対応する回数だけ前記凹部情報トラッ
クにおいて前記目標位置を変化させ、前記凸部情報トラ
ックで計測する前記再生品質信号のサンプル数を表す第
2サンプル数に対応する回数だけ前記凸部情報トラック
において前記目標位置を変化させ、前記第1サンプル数
と前記第2サンプル数とが実質的に等しくてもよい。
情報トラックと凸状の形状を有する凸部情報トラックと
を有し、前記再生品質信号計測手段は、前記凹部情報ト
ラックで計測する前記再生品質信号のセクタ数を表す第
1セクタ数に対応する回数だけ前記凹部情報トラックに
おいて前記目標位置を変化させ、前記凸部情報トラック
で計測する前記再生品質信号のセクタ数を表す第2セク
タ数に対応する回数だけ前記凸部情報トラックにおいて
前記目標位置を変化させ、前記第1セクタ数と前記第2
セクタ数とが実質的に等しくてもよい。
の再生ができなかった場合、再生ができなかった前記所
望の情報か記録される情報トラックの近傍において前記
目標位置を変化させてもよい。
第1分割部と第2分割部とを含み、前記再生品質信号計
測手段は、前記第1分割部において前記目標位置を変化
させ、変化させた前記目標位置のそれぞれに対応する前
記第1分割部再生品質信号の値を計測し、前記第2分割
部において前記目標位置を変化させ、変化させた前記目
標位置のそれぞれに対応する前記第2分割部再生品質信
号の値を計測し、前記再生品質信号特性判定手段は、前
記第1分割部再生品質信号の値に基づいて前記第1再生
品質信号の特性を判定し、前記第2分割部再生品質信号
の値に基づいて前記第2再生品質信号の特性を判定し、
前記目標位置探索手段は、前記再生品質信号特性判定手
段による前記第1再生品質信号の特性の判定結果に基づ
いて前記第1再生品質信号が最適な値となるような第1
最適目標位置を探索し、前記第2再生品質信号の特性の
判定結果に基づいて前記第2再生品質信号が最適な値と
なるような第2最適目標位置を探索してもよい。
適目標位置と前記第2最適目標位置との平均値に基づい
て前記最適目標位置を決定してもよい。
適目標位置と前記第2最適目標位置とを所定の時定数で
平滑化して、前記フォーカス制御器へ出力してもよい。
光ディスク装置1000の構成を示すブロック図である
図1を用いて説明する。図18Aで前述した光ディスク
装置1800の構成要素と同一の構成要素には同一の参
照番号を付し、これらについての詳細な説明は繰り返さ
ない。
ディスク装置と同様にディスク101にビームスポット
111を照射形成する光学系131と、ディスク111
を所定の回転数で回転させるディスクモータ102と、
光検出器109と、プリアンプ120A〜120Dと、
マトリックス演算器121と、フォーカス制御器132
と、移動手段133とを備える。光学系131は、光源
103と、カップリングレンズ104と、偏光ビームス
プリッタ105と、偏光ホログラム素子106と、収束
レンズ107と集光レンズ108とを含む。フォーカス
制御器132は、フォーカスバランス回路122と、ロ
ーパスフィルタ123とを含む。移動手段133はフォ
ーカスアクチュエータ127と、フォーカス駆動回路1
26とを含む。光検出器109は4つの光検出部109
Aから109Dを含む。
124と、DSP125とをさらに備える。DSP12
5は、ジッタ計測部1251とジッタ特性判定部125
2と目標位置探索部1253とフィルタ演算回路134
を含む。
に、発光された光ビーム110はカップリングレンズ1
04により平行光にされ、この平行光はその後、偏光ビ
ームスプリッタ105で反射された後に偏光ホログラム
素子106を通過して、収束レンズ107によって収束
されてディスク101の情報トラック上に光ビームスポ
ット111を形成する。光ビームスポット111のディ
スク101からの反射光は収束レンズ107、偏光ホロ
グラム素子106、偏光ビームスプリッタ105を通過
し、集光レンズ108を介して、光検出器109に入力
される。
Dは、プリアンプ120A〜120Dに入力されて電流
−電圧変換され、マトリックス演算器121に入力され
る。マトリックス演算器121は、各検出部109A〜
109Dからの出力A〜Dの全加算(A+D)+(B+
C)によって再生信号RFを出力し、(A+D)−(B
+C)によって、収束状態信号FSを出力し、(A+
D)と(B+C)の信号の位相を比較して図示しない位
相差トラッキングエラー信号を出力する。ジッタ検出部
124は再生信号RFに基づいてジッタ信号JITを生
成する。
カスバランス回路122は、収束状態信号FSから目標
位置信号FBALを減算あるいはゲインバランスを調整
し、LPF(ローパスフィルタ)123を介し、フォー
カスエラー信号FEをDSP125内のフィルタ演算回
路134に入力する。フィルタ演算回路134は、フォ
ーカスエラー信号FEに対してAD変換、加算、乗算、
シフト処理等のフィルタ演算を実行し、フォーカス駆動
信号FODを出力する。フォーカス駆動回路126は、
フォーカス駆動信号FODを電流増幅する。フォーカス
アクチュエータ127は、電流増幅された駆動信号FO
Dに基づいてビームスポット111をディスク101の
表面に垂直な方向に移動させるように収束レンズ107
を駆動する。これによってディスク101上の光ビーム
が所定の収束状態になるように制御される。
出部124は、再生信号RFに基づいてジッタ信号JI
Tを生成する。ジッタ計測部1251はジッタ信号JI
Tを内臓のADコンバータ(図示せず)で受け、デジタ
ルでサンプリングすることでジッタ信号JITのレベル
を計測する。
示したブロック図である図2Aを加えて説明する。マト
リックス演算器121から入力された再生信号RFは、
AGC回路1241で振幅一定にされた後、信号帯域の
周波数を強調しノイズ成分をカットする波形等価回路1
242を介して、2値化回路1243に入力される。2
値化されたデータ信号はPLL回路1244に入力さ
れ、データ抽出のための同期クロックに合致するように
周波数制御、位相制御が施され、位相比較器1247と
デコード:ECC回路1245とへ出力される。データ
信号はデコード・ECC回路1245によってデコード
とエラー訂正がなされ、ホストI/F回路1246を介
して再生情報としてホスト(図示せず)に出力される。
てジッタに相当する位相誤差データをDA変換器124
8へ出力する。DA変換器1248は位相誤差データを
電圧に変換してジッタ信号JITとしてジッタ計測部1
251へ出力する。ジッタ計測部1251はジッタ信号
JITのレベルを検出する。ジッタ信号JITは実際の
ジッタと比例関係にあり、ジッタが小さいとジッタ信号
JITの電圧レベルが小さくなり、ジッタが大きいとジ
ッタ信号JITの電圧レベルが大きくなる。
成を説明する。ジッタ計測部1251は、メモリ136
と目標位置可変部135とを含む。目標位置探索部12
53は、第1目標位置探索部1254と、第2目標位置
探索部1255とを含む。第1目標位置探索部1254
は、第1制御部1256と関数近似部1257と近似関
数判定部1259とを含む。第2目標位置探索部125
5は、第2制御部1258を含む。
位置とジッタとの関係を示す。図4は、光ディスク装置
1000の動作を説明するフローチャートを示す。
を参照して、ジッタ計測部1251の目標位置可変部1
35は、目標位置信号FBALをフォーカスバランス回
路122に出力し、フォーカス制御の目標位置を可変す
る。目標位置可変部135は、所定量目標位置を変化さ
せる。ジッタ計測部1251は、そのときの各ジッタ信
号JITを計測し、各目標位置とその目標位置に対する
ジッタとをテーブル状の内蔵メモリ136に保存する
(S401)。
6の中のジッタ測定データに基づいてジッタが極小とな
る目標位置が一意に決定できるかどうかを判定する(S
402)。判定方法は種々の方法が考えられるが、例え
ば図3Aに示すように、ジッタがその極小値303から
所定の変化量d以下となる条件を満たす目標位置の範囲
301が所定値L以下であった場合は、ジッタ極小の目
標位置302が決定できるシャープな特性と判定する。
図3B、図3Cに示すように、ジッタがその極小値30
4、306から所定の変化量d以下となる条件を満たす
目標位置の範囲305、307が所定値Lを超える場合
は、ジッタが極小となる目標位置が一意に決定できない
フラットな鍋底特性と判定する。
目標位置が一意に決定できると判定した場合は(S40
2でYES)、第1目標位置探索部1254は、放物線
状(2次関数状)の特性を利用して2点308、309
の中点M301を検出することで、探索すべき最適目標
位置302を求める。またさらに精度を上げるために、
関数近似部1257は目標位置Xに対するジッタYの関
係を関数近似し(S403)、第1制御部1256は、
ジッタが小さくなる方向に目標位置を移動させて、近似
した関数の極小点を検出することで(S404)、ジッ
タが略最小となる最適目標位置302を求めることがで
きる(S405)。
が極小点M302近傍においてフラットであるときは、
上記の方法を用いても、精度良く最適目標位置を求める
ことが困難であり、精度が悪いときはフラット部分の端
を最適目標位置とするおそれがある。また図3Cのよう
に極小点M303がフラット部分の端の方にあるときに
も、最適目標位置310がフラット部分の端(A近傍)
になり、小さな目標位置ずれが生じてもジッタが極端に
悪化するためフォーカス制御は不安定になる。図3B及
び図3Cのような特性となる場合には、ジッタ特性判定
部1252はジッタ極小となる点を探索不可能なフラッ
トな鍋底形状であると判定する(S402でNO)。
ッタ計測部1251は、極小点M302又はM303近
傍においてジッタ信号JITの測定を目標位置可変部1
35による目標位置の変化ステップを密にして行った上
で(S406)、ジッタ特性判定部1252は、再度ジ
ッタ極小の目標位置が決定できるかをS402と同じ方
法で判定する(S407)。
ラットなジッタ特性の形状であると判定された場合は
(S407でNO)、第2目標位置探索部1255はジ
ッタが大きく変化しない目標位置の範囲305、307
を抽出し、その範囲の中点M302、M304に対応す
る目標位置311、312を最適目標位置として求める
(S408、S409)。これによって正負のデフォー
カスマージンを等しくすることができ、安定したフォー
カス制御ができる。
は以下の方法で最適目標位置を探索する。
1254は、第1の目標位置501で第1のジッタ値を
得た後、第2の目標位置502で第2のジッタ値を得
る。第1制御部1256は、第1と第2のジッタの大小
を比較する。第2ジッタは第1ジッタよりも小さいの
で、第1制御部1256はさらにジッタが減少すると推
定される方向526に第3の目標位置503を設定し第
3のジッタ値を得る。第1制御部1256は第2および
第3ジッタを比較して第3ジッタが第2ジッタよりも小
さくないので、方向526とは逆の方向に第4目標位置
504を設定し第4ジッタを得る。同様にして第5以降
の目標位置505、506を設定する。第1制御部12
56は、ジッタが現在の点より減少すると推定される未
測定点へ移動し、所定のサンプル数に達すると終了す
る。この方法では、ジッタが略最小となる位置を挟んで
正負の方向に存在する目標位置を速やかかつ確実に得る
ことができ、その目標位置とジッタ値の関係からから回
帰分析、関数近似などを使用して求めたジッタ値が略最
小となる位置を最適目標位置とする。
は以下の方法で最適目標位置を探索する。図5Bに示す
ように、ジッタ特性判定部1252が鍋底形状と判別し
た場合は、第2目標位置探索部1255は移動するST
EPを細かくするとともに、あらかじめ決定している方
向に移動し、ジッタのほとんど変化しないフラットな目
標位置の範囲を求める。
511で第1のジッタを得た後、第2の目標位置512
で第2のジッタを得る。第2制御部1258は、所定の
方向525へ目標位置を移動させる。測定するジッタが
所定の変化量以内である目標位置518までの間、目標
位置の移動と得られたジッタの評価を繰り返す。目標位
置519でジッタが所定量以上に増大したとき、鍋底形
状の肩の部分522を通過したと判断し、第2制御部1
258はその方向525への移動をやめ、逆方向へ目標
位置を移動させる。同様に目標位置521でジッタが所
定量以上に増大したとき、鍋底形状の肩の部分523を
通過したと判断する。第2目標位置探索部1255は、
フラットな目標位置の範囲524を求め、その求めた範
囲524の中点にあたる目標位置を最適な目標位置とす
る。
3を通過すると急激にジッタが悪化するので、目標位置
を移動させていくと、フォーカス制御がはずれてしま
う。よって鍋底形状と判定したときは、探索のための移
動を制限したほうがよい。フラットな部分が、所定の範
囲以上あるために、十分なマージンが確保できている場
合は、そのフラットな部分の範囲の中点を算出し最適目
標位置として設定する。
により関数で近似したジッタ特性が理想的な特性からか
なりはずれている場合は、関数近似で求めたジッタ極小
点での目標位置と実際に極小値をとる目標位置とでは、
かなり異なる場合がある。この場合には、関数近似部1
257で関数近似したジッタ特性の理想的な特性に対す
る近似度を近似関数測定部1259が求め、その近似度
が所定値以上のときは、ジッタ計測部1251により計
測された実測データに基いて最小ジッタをとる目標位置
を最適目標位置を求める。
の光ディスク装置2000のブロック図である。図1A
で前述した実施の形態1の光ディスク装置1000の構
成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、こ
れらの詳細な説明はくり返さない。
置2000が図6Cで後述する凹凸の案内溝のトラック
をもつディスク601を用いる点とDSP125Aを備
える点である。DSP125Aは、ジッタ計測部125
1とジッタ特性判定部1252Aと目標位置探索部12
53Aとフィルタ演算部134とを含む。
図である。図2Bで前述した実施の形態1のDSP12
5と異なる点はジッタ特性判定部1252Aが、凹部ジ
ッタ特性判定部1252Gと凸部ジッタ特性判定部12
52Lとを含む点である。
01は図6Cで示すように凹凸の案内溝のトラックをも
つディスク601である。図6Cに示しているように凸
部はランドトラック、凹部はグルーブトラックと称す
る。またディスクの最内周には情報ピットが形成された
(エンボス状の)リードイン領域があり、このディスク
の容量や線速など再生や記録に必要な情報が予め記録さ
れている。
ロファイルあるいは光学収差と溝形状との関係で、上記
ランドトラックの特性701、705とグルーブトラッ
クの特性702、706とでジッタが極小となる最適目
標位置703、704が異なり、ジッタの特性の形状
(逆放物線か鍋底か)が異なる場合がある。図7Bでも
同様にランドトラックの特性705とグルーブトラック
の特性706とでジッタが最小となる最適目標位置70
8、707が異なる。図7Aはランドトラックでの最適
目標位置703でのジッタがグルーブトラックでの最適
目標位置704でのジッタより小さい例を示す。図7B
は、逆に、グルーブトラックでの最適目標位置707で
のジッタの方がランドトラックでの最適目標位置708
でのジッタよりも小さい場合を示す。
回路(不図示)からのランドグルーブの切換信号LGが
ジッタ計測部1251に入力され、目標位置可変部13
5はこのグルーブトラックおよびランドトラックにおい
て、別々に目標位置を変化させる。ジッタ計測部125
1はグルーブトラックおよびランドトラック別々にジッ
タ特性を計測する。凹部ジッタ特性判定部1252G、
凸部ジッタ特性判定部1252Lは、それぞれのジッタ
特性を判定する。
て、光ディスク装置2000の動作を説明する。まず装
置2000に図6Cに示すディスク601が挿入される
と、DSP125Aはディスクモータ102を回転さ
せ、光源103を発光させる。その後フォーカスアクチ
ュエータ127にフォーカス駆動信号FODを送り、収
束レンズ107をディスク601に接近離間させる。そ
のときにマトリックス演算器121が出力する収束状態
信号FSに基づいてフォーカスアクチュエータ127が
フォーカス制御を実行し、トラッキングアクチュエータ
(不図示)を用いてトラッキング制御をかける。DSP
125Aは所定のトラック位置を検索し、そのトラック
位置でコマンド処理待ち状態となる。ホストからの命令
コマンドにより所望のトラックの情報を再生あるいは所
望のトラックに記録を行う。
め記録されている領域(例えば交代領域情報を格納する
DMA(Disk Management Area)
など)を検索し、目標位置の調整を行う。ジッタ計測部
1251は、まずDMAのランドトラックの先頭位置を
検索し、先頭位置からランドトラックの終了位置までジ
ッタ信号JITを計測し、その平均値をメモリ136に
格納する。光ディスク601はスパイラル状のトラック
を有するので、光ビームはランドトラックに続くグルー
ブトラックに突入していく。ジッタ計測部1251はグ
ルーブトラックの先頭位置から終了位置までジッタ信号
JITを計測し、その平均値をメモリ136に格納す
る。その後目標位置可変部135はフォーカスバランス
回路122に出力する目標位置信号FBALを変化さ
せ、目標位置を1ステップ変化させる。ジッタ計測部1
251は、DMAのランドトラックの先頭位置へ再度戻
り、1ステップ変化させた目標位置におけるランド、グ
ルーブトラックでのジッタ信号を測定し、メモリ136
に格納する。
化させながら、ランド、グルーブトラックに記録された
信号のジッタを計測していき、所定の回数分(例えば5
回)変化させる(S801)。グルーブトラック、ラン
ドトラックの目標位置に対するジッタの特性を、凹部ジ
ッタ特性判定部1252Gと凸部ジッタ特性判定部12
52Lとで、それぞれ判定する(S802)。ランドト
ラック及びグルーブトラックそれぞれにおいて、目標位
置とジッタ信号JITの関係であるジッタ特性が、図8
A中の特性801のように極小点802近傍においてボ
トムがフラットな鍋底形状の特性であるか、図8A中の
特性803のようにボトムがシャープで極小点804が
容易に検出できる逆放物線形状の特性であるかを判定す
る。
タ計測部1251により所定のステップで目標位置を変
化させて測定されたジッタに基づいて、図8A中の特性
803のようにジッタがその最小値805から所定の変
化量d以下となる条件を満たす目標位置の範囲806が
所定値L以下であった場合は、ジッタ最小の目標位置8
07が決定できるシャープな特性と判定する。また図8
中の特性801のようにジッタがその最小値808から
所定の変化量d以下となる条件を満たすフォーカス位置
の範囲809が所定値Lを超える場合は、ジッタが最小
となる目標位置810が一意に決定できないフラットな
特性と判定する。
ープな特性で容易にジッタが最小となる極小点が検出で
きると判定された場合には、第1目標位置探索部125
4はそれぞれのトラックでの特性を実施の形態1と同様
に関数近似し(S803)、その関数の極小点を求める
ことで凹部最適目標位置LBALと凸部最適目標信号G
BALとを設定する(S804、S805)。
部ジッタ特性判定部1252Lが、ランドあるいはグル
ーブトラックのいずれか一方がシャープな特性で極小点
を求めることが容易にできると判定され、他方がフラッ
トな特性と判定された場合は、目標位置可変部135は
フラットな特性をもつトラックで変化ステップを密にし
て目標位置を変化させ、ジッタ計測部1251は、再度
目標位置に対するジッタを測定しジッタ特性判定部12
52Aは、再度ジッタ特性を判定する(S807)。ジ
ッタ最小の目標位置が求められると判定された場合は
(S807でYES)、上記処理と同様関数近似部12
57はランド、グルーブでそれぞれのジッタ特性を関数
近似し(S803)、第1目標位置探索部1254は、
その関数の極小点を求めることで最適目標位置LBA
L、GBALを設定する(S804、S805)。ジッ
タ最小の目標位置を求めることのできないフラットな特
性と判定された場合は(S807でNO)、第2目標位
置探索部1255は、実施の形態1の図4のS408、
S409と同様に、ジッタが大きく変化しない目標位置
の範囲を求め、その中点に相当する最適目標位置LBA
L、GBALを設定する(S808)。
ッタ特性判定部1252Lが、ランドトラックおよびグ
ルーブトラックのいずれもフラットな鍋底形状の特性と
判定した場合には、第2目標位置探索部1255はラン
ドトラックおよびグルーブトラックのそれぞれでジッタ
が大きく変化しない目標位置の範囲を求め、その中点に
相当する目標位置をそれぞれ凸部最適目標位置LBA
L、凹部最適目標位置GBALとして決定する(S80
9)。
特性を判定し、最適な目標位置を探索設定することが本
実施の形態2の特徴である。
の光ディスク装置3000のブロック図である。図6A
で前述した実施の形態2の光ディスク装置2000の構
成要素と同一の構成要素は同一の参照符号を付し、これ
らの詳細な説明はくり返さない。
置3000がDSP125Bを備える点である。図9B
はDSP125Bの詳細ブロック図である。図6Bで前
述した実施の形態2のDSP125Aと異なる点は、D
SP125Bが、目標位置探索部1253Bを含む点で
ある。目標位置探索部1253Bは、共通目標位置算出
部1253Eと凹部目標位置探索部1253Cと凸部目
標位置探索部1253Dとを含む。凹部目標位置探索部
1253Cと凸部目標位置探索部1253Dとのそれぞ
れは、第1目標位置探索部1254と第2目標位置探索
部1255とを含む。
で最適目標位置があまりに異なると図23A〜23Dで
前述したようにランドからグルーブへ切り換わるときに
フォーカス制御でステップ応答が発生する。実施の形態
3は、ステップ応答によるフォーカスずれのため切換セ
クタの情報を読むことができないという課題を解決す
る。
ッタ特性判定部1252Gとが、凸部であるランドトラ
ックも凹部であるグルーブトラックもシャープな特性で
容易にジッタが最小となる極小点が検出できると判定し
た場合には、凸部目標位置探索部1253Dと凹部目標
位置探索部1253Cとは、それぞれのトラックでの特
性を関数近似し、その関数の変曲点を求め、それぞれの
変曲点に基づいて凸部最適目標位置LBAL、凹部最適
目標位置GBALを求める。共通目標位置算出部125
3Eは、凸部最適目標位置LBALと凹部最適目標位置
GBALとの中間の点(中点)算出し、ランド、グルー
ブ共通の最適な目標位置として共通目標位置CBALを
出力する。
ブトラックのジッタ特性がシャープな特性と判定し、凸
部ジッタ特性判定部1252Lがランドトラックのジッ
タ特性がフラットな特性と判定した場合は、目標位置可
変部135はフラットな特性をもつランドトラックで目
標位置の変化ステップを密にし、ジッタ計測部1251
は再度目標位置に対するジッタを測定する。凸部ジッタ
特性判定部1252Lは再度ジッタ特性を判定する。ジ
ッタ最小の目標位置が求められると凸部ジッタ特性部1
252Lが判定した場合は、凸部目標位置探索部125
3Dと凹部目標位置探索部1253Cとは、上記処理と
同様ランド、グルーブでそれぞれの特性を関数近似し、
その各関数の変曲点を求め、凸部最適目標位置LBA
L,凹部最適目標位置GBALを出力する。共通目標位
置算出部1253Eは、その中間の目標位置を設定す
る。
252Lが判定した場合は、凸部目標位置探索部125
3Dの第2の目標位置探索部1255はジッタが大きく
変化しない目標位置の範囲を求め、その範囲の中点に相
当する目標位置を求め、凸部最適目標位置LBALとし
て出力する。共通目標位置算出部1253Eは、鍋底形
状の凸部最適目標位置LBALと放物線形状の凹部最適
目標位置GBALの中間の点を算出し、共通目標位置C
BALとして設定する。
形状の特性と判定された場合は、それぞれのトラックで
ジッタ信号が大きく変化しない目標位置の範囲を求め、
その中点に相当するフォーカス位置をランドとグルーブ
でそれぞれ凸部最適目標位置LBAL、凹部最適目標位
置GBALとして求め、その中間の点を共通目標位置C
BALとして共通目標位置算出部1253Eは設定す
る。
ラックの最適な目標位置とグルーブトラックの最適な目
標位置との間の中点を共通目標位置CBALとして目標
位置を設定するように構成したが、極端にランドあるい
はグルーブの一方が他方に比べ、ジッタが悪化していた
り、マージンが少なかったりする場合はこの限りではな
い。
ランドとグルーブの共通目標位置を求めるときに、ラン
ドトラック及びグルーブトラックそれぞれで最適な目標
位置を探索する場合に計測したジッタ値の差が所定値以
上ある場合、あるいは最適目標位置から所定の移動量だ
け目標位置を移動したときのジッタ差が所定以上ある場
合にその悪い方を最適目標位置とする。例えば、ランド
トラックで最適目標位置におけるジッタが12%、グル
ーブトラックで最適目標位置におけるジッタが8%であ
ったときは、比較する所定レベル2%を越えているの
で、ジッタが悪いランドトラックの最適目標位置を共通
目標位置CBALとして設定する。また別な例として、
ランドトラックで最適目標位置から1μm離間した目標
位置におけるジッタ15%、グルーブトラックで最適目
標位置から1μm離間した目標位置におけるジッタが1
2%であったときは、比較する所定レベル2%を越えて
いるので、ジッタが悪いランドトラックの最適目標位置
を共通目標位置CBALとして設定する。さらに演算処
理やメモリに余裕のある場合には、ランドとグルーブの
最適目標位置の差とジッタ値の差とに重み付けを行い、
その加重平均に基いて共通目標位置CBALを決めても
良い。
ージンがあるので、極小点を容易に求められるシャープ
な特性と判定された側のトラックのジッタ最小となる最
適目標位置を求め、フラットな特性側のトラックも同じ
値に最適目標位置を設定するように構成すれば、速やか
に共通目標位置CBALを求めることができる。
置に対するジッタの特性がシャープな特性と判定された
場合に、極小点を関数近似によって求めると説明した
が、近似の方法によって本発明は限定をうけない。関数
近似を使用しなくとも、例えばジッタ信号の等しくなる
2つの点のそれぞれの目標位置を正負に等しく変化させ
ていくことで求める方法を使用してもよい。
最内周)にエンボスピットで構成されたディスク情報等
を格納する場合に、そのエンボスすなわちROM領域で
の信号のジッタが極小となる目標位置を関数近似等でも
とめ、その目標位置を記録可能領域すなわちランド、グ
ルーブトラックでの目標位置探索の際の初期値として設
定することにより、ヘッド等の初期状態のばらつきによ
るデフォーカスを吸収することがさき、さらに安定なシ
ステムとすることができる。またランド及びグルーブト
ラックでの判定中あるいはフォーカス位置の調整中に外
乱等の影響で判定または調整ができずエラーとなった場
合には、この初期値に戻すことで安定にリトライ動作に
移行することができる。
光ディスク装置4000のブロック図である。図6Aで
前述した実施の形態2の光ディスク装置2000の構成
要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、これ
らの詳細な説明は繰り返さない。
置4000が再生信号処理部130とDSP125Cと
を備える点である。DSP125Cは、記録判別部14
1とジッタ計測部1251とジッタ特性判定部1252
Aと目標位置探索部1253Aとフィルタ演算回路13
4を含む。
域(例えば交代領域情報を格納するDMA(Disk
Management Area)など)を検索して、
目標位置の調整を行うが、本実施の形態4の装置400
0においては、再生信号RFは、ジッタ検出部124の
他に再生信号振幅を検出する再生信号処理部130に入
力され、再生信号処理部130で検出された再生信号振
幅計測信号RFENVとジッタ信号JITとが記録判別
部141に入力される。再生信号振幅計測信号RFEN
Vとジッタ信号JITとランド、グルーブ切換信号LG
とに基いて記録判別部141は記録部、未記録部の判別
をランドトラック、グルーブトラックとで別々に行うこ
とができる。
記録されている部分いわゆる記録済みセクタを検出し、
所定の長さ(ランドトラック、グルーブトラックで少な
くとも各1周以上が望ましい)の記録部分を検出する。
ジッタ計測部1251は記録判別部141により検出さ
れた記録部分でジッタを計測する。
ックとグルーブトラックとでは、ジッタ特性の形状や最
適目標位置が異なるので、正確なジッタ特性の形状判定
と最適目標位置の探索が必要である。したがって、ラン
ドとグルーブで目標位置を独立に移動して、その各目標
位置とジッタとの関係を求める場合に、ランドとグルー
ブとでサンプル数が同じになるようにあるいは情報長す
なわちセクタ数が同じになるように、ジッタ計測部12
51はランドトラックとグルーブトラックで目標位置を
変化させてジッタを計測する。
述べたようにジッタ特性の形状に基いて、関数近似や所
定の鍋底範囲の中点を求めることで実現することができ
る。
目標位置の探索が終了した後、実際の情報を再生するこ
とになるが、再生できなかったときのリトライ処理にお
ける目標位置再探索について説明する。
クの情報ブロックの構成を示す。図10、図11Aを参
照して、例えばDVD−RAMディスクにおいてアドレ
ス番号267740のセクタ1101を読もうとしたが
読み取りに失敗した場合を述べる。図11Aはアドレス
番号267740のセクタ1101を含む情報ブロック
1102の構造を示している。図11Aからわかるよう
にこのセクタ1101を含む情報ブロック1102はア
ドレス番号267728のセクタ1103から2677
43のセクタ1104の16個のセクタで構成されてい
る。この情報ブロック1102ではアドレス番号267
728のセクタ1103から267741のセクタ11
05の14個のセクタがランド1114に含まれ、アド
レス番号267742のセクタ1106と267743
のセクタ1104の2個のセクタがグルーブ1115に
含まれる。
に情報ブロック1102のランド、グルーブ構成を連絡
する。目標位置調整に必要なセクタ数は6個のセクタな
ので、目標位置探索部1253Aはこの情報ブロック1
102で目標位置調整を行う場合、ランド1114は、
14個のセクタがあるので調整に必要なセクタ数が得ら
れるが、グルーブ1115については2個のセクタしか
ないので調整に必要なセクタ数が得られないと判断し、
この情報ブロック1102の次の情報ブロック1107
(アドレス番号267744から267760の16個
のセクタで構成される)と共に2情報ブロック110
2、1107を用いて目標位置調整を行う。
2のセクタ1106から267761(図示しない)の
19個のセクタはグルーブ1115に含まれるので、こ
の情報ブロック1102の次の情報ブロック1107
(アドレス番号267744から267760)はすべ
てグルーブ1115に含まれる。
07を合計すればランドは14個のセクタ、グルーブは
18個のセクタを含むので、それぞれ、調整に必要な6
個以上のセクタが得られることがわかる。次にCPU1
40は移動機構(図示しない)に命じて光ビーム111
をDVD−RAMディスク601上の2つの情報ブロッ
ク1102、1107上へ移動させる。
000のセクタ1121を読もうとしたが読み取りに失
敗した場合を述べる。図11Bはアドレス番号2690
00のセクタ1121を含む情報ブロック1122の構
造を示している。図11Bからわかるようにこのセクタ
1121を含む情報ブロック1122はアドレス番号2
68992のセクタ1123から269007のセクタ
1124の16個のセクタで構成されている。この情報
ブロック1122ではアドレス番号268992のセク
タ1123から268995のセクタ1125までの4
個のセクタがランド1127で、アドレス番号2689
96のセクタ1126から269007のセクタ112
4までの12個のセクタがグルーブ1128である。
に情報ブロック1122のランド、グルーブ構成を連絡
する。目標位置調整に必要なセクタ数は6個のセクタな
ので、目標位置探索部1253Aはこの情報ブロック1
122で目標位置調整を行う場合、グルーブ1128は
12個のセクタがあるので調整に必要なセクタ数が得ら
れるが、ランド1127については4個のセクタしかな
いので調整に必要なセクタ数が得られないと判断し、こ
の情報ブロック1122の直前の情報ブロック1129
も使用して目標位置調整を行う。
7のセクタ(図示しない)から268995のセクタ1
125の19個のセクタはランド1127に含まれるた
め、この情報ブロック1122の直前の情報ブロック1
129(図示せざるアドレス番号268976のセクタ
から268991のセクタ1130)はランド1127
が15個のセクタ、グルーブ1128が1個のセクタで
構成されており2つの情報ブロック1121、1129
を合計すればランド1127は19個(=4+15)の
セクタ、グルーブ1128は13個(=12+1)のセ
クタの大きさがあるのでそれぞれ調整に必要な6個以上
のセクタが得られることがわかる。次にCPU140は
移動機構(図示しない)に命じて光ビーム111をDV
D−RAMディスク601上の2つの情報ブロック11
29、1122へ移動させる。
264のセクタ1141から269279のセクタ11
42までの16個のセクタによる情報ブロック1143
の場合はすべてのセクタがグルーブ1144でランド1
145のセクタが無い。この場合ランド1145に記録
されたデータが情報ブロック1143に無いので再調整
もランドについてはする必要がない。目標位置探索部1
253Aは情報ブロック1143内のグルーブ1144
の16個のセクタのみを用いて再調整を行う。グルーブ
領域では6個以上のセクタにより精度の良い再調整がで
きると共に、再調製の必要の無いランド領域の再調整の
時間が省略できるという効果がある。同様にグルーブが
全くなくすべてがランドで構成されている情報ブロック
の場合はグルーブでの再調整は行わない。
ィスク装置4000によると、目標位置の再調整を行う
所望の情報ブロックに含まれるランド、グルーブのいず
れかの領域が非常に小さくても、その情報ブロックの近
傍の前後いずれかの情報ブロックを加えて、ランドとグ
ルーブとの各々ほぼ等しい条件で目標位置調整を行うこ
とにより、どのような場所での再調整でも調整に必要な
セクタ数が得られるので精度の高い目標位置の探索がで
きる。
明する。実施の形態5は、図10のブロック図で示す実
施の形態4とほぼ同様の構成である。
検出、計測することを提案したが、図12Aに示すよう
に光ディスクには面振れがある。光ディスクはチルトを
有する。面振れとチルトとが互いに影響して、ディスク
が回転する間でのジッタの変化は図12Bに示すように
一様でなくなる。このとき最適目標位置も変動してお
り、例えば90度毎の最適目標位置の変動は図12Cの
ようになる。したがって、ディスクモータ102から得
られる回転制御用のFGを用いて、ディスク601の1
回転のトラックを所定の角度毎(例えば90度毎)に分
割し、その分割したトラック毎に目標位置を変化させて
ジッタ計測部1251はジッタの計測を行う。これによ
って各分割された各トラック毎に最適な目標位置を求め
ることができる。求めた1回転における各分割トラック
における最適目標位置は下記のような設定方法がある
が、これは光ディスク装置の状態に応じて適当に設定す
ればよい。 1) 所望の再生セクタが数セクタの場合に、そのセク
タの回転位置(分割時間)に対する目標位置を個別設定 2) 最適目標位置の1回転で変動量が小さい場合は、
1回転での最適目標値の平均値をランドトラック、グル
ーブトラックのそれぞれについて出力する。 3) 最適目標位置の1回転(1周期)の変動量が大き
い場合は、例えばフォーカス制御系の応答に対して問題
にならない時定数で、最適目標位置にLPF(ローパス
フィルタ)をかける。
やチルトが発生して一回転の最適な目標位置が変化して
もこの実施の形態5を用いることで、目標位置誤差の発
生を低減し、再生性能をさらに向上することができる。
6の光ディスク装置6000のブロック図である。図1
3Bは、光ディスク装置6000のDSP125Dの詳
細ブロック図である。図1Aで前述した実施の形態1の
光ディスク装置1000の構成要素と同一の構成要素に
は同一の参照番号を付し、これらの詳細な説明は繰り返
さない。
置6000が再生信号処理部130とDSP125Dを
備える点である。DSP125Dは再生信号振幅計測部
1251Aと再生信号振幅特性判定部1252Bと目標
位置探索部1253とフィルタ演算回路134とを含
む。再生信号振幅計測部1251Aは、メモリ136A
と目標位置可変部135Aとを含む。再生信号処理部1
30は、再生信号RFに基いて再生信号振幅計測信号R
FENVを生成する。再生信号振幅計測部1251A
は、再生信号振幅計測信号RFENVに基いて再生信号
振幅を計測する。
置と再生信号振幅の関係を示す。
C、図15を参照して、再生信号振幅計測計1251A
の目標位置可変部135Aは、目標位置信号FBALを
フォーカスバランス回路122に出力し、フォーカス制
御の目標位置を可変する。目標位置可変部135Aは、
所定量目標位置を変化させる。再生信号振幅計測部12
51Aは、そのときの再生信号振幅RFENVを各目標
位置とその目標位置に対する再生信号振幅とをテーブル
状の内蔵メモリ136Aに保存する(S1501)。
リ136Bの中の再生信号振幅測定データに基いて、再
生信号振幅が極大となる目標位置が一意に決定できるか
どうかを判定する(S1502)。判定方法は種々の方
法が考えられるが、例えば図14Aに示すように、再生
信号振幅がその極大値1401から所定の変化量d以下
となる条件を満たす目標位置の範囲1402が所定値L
以下であった場合は、再生信号振幅極大の目標位置14
03が決定できるシャープな特性と判定する。図14
B,図14Cに示すように、再生信号振幅がその極大値
1404、1405から所定の変化量d以下となる条件
を満たす目標位置の範囲1406、1407が所定値L
を超える場合は、再生信号振幅が極大となる目標位置が
一意に決定できないフラットな特性と判定する。
大となる目標位置が一意に決定できると判定した場合は
(S1502でYES)、第1目標位置探索部1254
は、放物線状(2次関数状)の特性を利用してその2点
1408、1409の中点M1402を検出すること
で、探索すべき最適な目標位置1403を求める。また
さらに精度を上げるために、関数近似部1257は目標
位置Xに対する再生信号振幅Yの関係を関数近似し(S
1503)、第1制御部1256は再生信号振幅が大き
くなる方向に目標位置を移動させて、近似した関数の極
大点を検出することで(S1504)、再生信号振幅が
略略最大となる最適目標位置1403を求めることがで
きる(S1505)。
との関係が極大点M1403近傍においてフラットであ
るときは、上記の方法を用いても、精度良く最適目標位
置を求めることが困難であり、精度が悪いときはフラッ
ト部分の端を最適目標位置とするおそれがある。また図
14Cのように極大点M1404がフラット部分の端の
方にあるときにも、最適目標位置1410がフラット部
分の端(A近傍)になり、小さな目標位置ずれが生じて
も再生信号振幅が極端に悪化するためフォーカス制御は
不安定になる。図14B及び図14Cのような特性とな
る場合には、再生信号振幅特性判定部1252Bは再生
信号振幅最大となる点を探索不可能なフラットな鍋底形
状である判定する(S1502でNO)。
生信号振幅計測部1251Aは、極大点M1403また
はM1404近傍において再生信号振幅RFENVの測
定を目標位置可変部135Aによる目標位置の変化ステ
ップを密にして行った上で(S1506)、再生信号振
幅判定部1251Aは再度再生信号振幅極大の目標位置
が決定できるかをS1502と同じ方法で判定する(S
1507)。
能なフラットな再生信号振幅特性の形状であると判定さ
れた場合は(S1507でNO)、第2目標位置探索部
1255は再生信号振幅が大きく変化しない目標位置の
範囲1406、1407を抽出し、その範囲の中点M1
403、M1405に対応する目標信号1411、14
12を最適目標位置として求める(S1508、S15
09)。これによって正負のデフォーカスマージンを等
しくすることができ、安定したフォーカス制御ができ
る。
は以下の方法で最適目標位置を探索する。
部1254は、第1の目標位置1601で第1の再生信
号振幅値を得た後、第2の目標位置1602で第2の再
生信号振幅値を得る。第1制御部1256は、第1と第
2の再生信号振幅の大小を比較する。第2ジッタは第1
ジッタよりも大きいので、第1制御部1256はさらに
再生信号振幅が増加すると推定される方向1626に第
3の目標位置1603を設定し第3の再生信号振幅値を
得る。第1制御部1256は第2および第3再生信号振
幅を比較して、第3再生信号振幅が第2再生信号振幅よ
りも大きくないので、方向1626とは逆の方向に第4
目標位置1604を設定し第4の再生信号振幅を得る。
同様にして第5以降の目標位置1605、1606を設
定する。第1制御部1256は、再生信号振幅が現在の
点より増加すると推定される未測定点へ移動し、所定の
サンプル数に達すると終了する。この方法では、再生信
号振幅が略最大となる位置を挟んで正負の方向に存在す
る目標位置を速やかかつ確実に得ることができ、その目
標位置と再生信号振幅値の関係からから回帰分析、関数
近似などを使用して求めた再生信号振幅が略最大となる
位置を最適目標位置とする。
は以下の方法で最適目標を探索する。図16Bに示すよ
うに、再生信号振幅特性判定部1252Bが逆鍋底形状
と判別した場合は、第2目標位置探索部1255は移動
するSTEPを細かくするとともに、あらかじめ決定し
ている方向に移動し、再生信号振幅のほとんど変化しな
いフラットな目標位置の範囲を求める。
標位置1611で第1の再生信号振幅を得た後、第2の
目標位置1612で第2の再生信号振幅を得る。第2制
御部1258は所定の方向1622へ目標位置を移動さ
せる。測定する再生信号振幅が所定の変化量以内である
目標位置1617までの間、目標位置の移動と得られた
再生信号振幅の評価を繰り返す。目標位置1618で再
生信号振幅が所定量以上に減少したとき、逆鍋底形状の
肩の部分1624を通過したと判断し、その方向162
2への移動をやめ、逆方向へ目標位置を移動させる。同
様に目標位置1621で再生信号振幅が所定量以上に減
少したとき、逆鍋底形状の肩の部分1625を通過した
と判断する。第2目標位置探索部1255は、フラット
な目標位置の範囲1623を求め、その求めた範囲16
23の中点にあたる目標位置を最適な目標位置とする。
1625を通過すると急激に再生信号振幅が悪化するの
で、目標位置を移動させていくと、フォーカス制御がは
ずれてしまう。よって逆鍋底形状と判定したときは、探
索のための移動を制限したほうがよい。フラットな部分
が、所定の範囲以上あるために、十分なマージンが確保
できている場合は、そのフラットな部分の範囲の中点を
算出し最適目標位置として設定する。
により関数で近似した再生信号振幅特性が理想的な特性
からかなりはずれている場合は、関数近似で求めた再生
信号振幅極大点での目標位置と実際に極大値をとる目標
位置とでは、かなり異なる場合がある。この場合には、
関数近似部1257で関数近似した再生信号振幅特性の
理想的な特性に対する近似度を近似値関数測定部125
9が求め、その近似度が所定値以上のときは、実測デー
タに基いて最大再生信号振幅をとる目標位置を最適目標
位置を求める。
7の光ディスク装置7000のブロック図である。図6
Aで前述した実施の形態2の光ディスク装置2000の
構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、
これらの詳細な説明は繰り返さない。
置7000が、再生信号処理部130と、DSP125
Eとを備える点である。DSP125Eは、再生信号振
幅計測部1251Aと再生信号振幅特性判定部1252
Cと目標位置探索部1253Aとを含む。
ク図である。図6Cで前述した実施の形態2のDSP1
25Aと異なる点は、DSP125Eが再生信号振幅計
測部1251Aと再生信号振幅特性判定部1252Cと
を含む点である。再生信号振幅計測部1251Aは、メ
モリ136Aと目標位置可変部135Aとを含む。再生
信号振幅特性判定部1252Cは、凹部再生信号振幅特
性判定部1252Dと、凸部再生信号振幅特性判定部1
252Eとを含む。
形態2と同様に図13Aのディスク101は図6Cで示
すように凹凸の案内溝のトラックをもつディスク601
である。光ビームスポットのプロファイルあるいは光学
収差と溝形状との関係で、上記凹凸トラックは凹部と凸
部とで再生信号振幅が最大となる最適目標位置が異なる
場合が一般的である。目標位置可変部135Aはこの凹
部のトラックおよび凸部のトラックにおいて、別々に目
標位置を変化させる。再生信号振幅計測部1251A
は、凹部トラックおよび凸部トラック別々に再生信号振
幅を測定する。凹部再生信号振幅特性判定部1252
D、凸部再生信号振幅特性判定部1252Eは、それぞ
れの再生信号振幅特性を判定する。
ク装置7000の動作を説明する。実施の形態2と同様
にまず装置7000に図6Cのようなディスク601が
挿入されると、DSP125Eはディスクモータ102
を回転させ、光源103を発光させる。その後フォーカ
スアクチュエータ127にフォーカス駆動信号FODを
送り、収束レンズ107をディスク601に接近離間さ
せる。そのときマトリックス検出回路121が出力する
収束状態信号FSに基づいてフォーカス制御器132が
フォーカス制御を実行し、トラッキングアクチュエータ
(不図示)を用いてトラッキング制御をかける。DSP
125Eは所定のトラック位置を検索し、そのトラック
位置でコマンド処理待ち状態となる。ホストからの命令
コマンドにより所望のトラックの情報を再生あるいは所
望のトラックに記録を行う。
め記録されている領域(例えば交代領域情報を格納する
DMA(Disk Management Area)
など)を検索し、目標位置の調整を行う。再生信号振幅
計測部1251Aは、まずDMAのランドトラックの先
頭位置を検索し、先頭位置からランドトラックの終了位
置まで再生信号振幅計測信号RFENVを計測し、その
平均値をメモリ136Aに格納する。光ディスク601
はスパイラル状のトラックを有するので、光ビームはラ
ンドトラックに続くグルーブトラックに突入していく。
再生信号振幅計測部1251Aは、グルーブトラックの
先頭位置から終了位置まで再生信号振幅を計測し、その
平均値をメモリ136Aに格納する。その後目標位置可
変部135Aはフォーカスバランス回路122に出力す
る目標位置信号FBALを変化させ、目標位置を1ステ
ップ変化させる。再生信号振幅計測部1251AはDM
Aのランドトラックの先頭位置へ再度戻り、1ステップ
変化させた目標位置におけるランド、グルーブトラック
での再生信号振幅を測定し、メモリ136Aに格納する
(S1701)。
化させながら、ランド、グルーブトラックに記録された
信号の再生信号振幅を計測していき、所定の回数分(例
えば5回)変化させる(S1701)。ランドトラッ
ク、グルーブトラックの目標位置に対する再生信号振幅
の特性を、凹部再生信号振幅特性判定部1252Dと凸
部再生信号振幅特性判定部1252Eとは、それぞれ判
定する(S1702)。ランドトラック及びグルーブト
ラックそれぞれにおいて、目標位置と再生信号振幅の関
係である再生信号振幅特性が、図17C中の特性170
1のように極大点1702近傍においてフラットな特性
であるか、図17C中の特性1703のようにシャープ
で極大点1704が容易に検出できる特性であるかを判
定する。
のステップで目標位置を変化させて測定された再生信号
振幅に基いて、再生信号振幅がその極大値1705から
所定の変化量d以下となる条件を満たす目標位置の範囲
1706が所定値L以下であった場合に再生信号振幅極
大の目標位置1707が決定できるシャープな特性と判
定する。再生信号振幅がその極大値1708から所定の
変化量d以下となる条件を満たすフォーカス位置の範囲
1709が所定値Lを超える場合は、再生信号振幅が最
大となる目標位置が一意に決定できないフラットな特性
と判定する。
ープな特性で容易に再生信号振幅が最大となる極大点が
検出できると判定された場合には、第1目標位置探索部
1254はそれぞれのトラックでの特性を関数近似し
(S1703)、その関数の極大点を求めることで凹部
最適目標位置LBALと凸部最適目標位置GBALを設
定する(S1704、S1705)。
よび凸部再生信号振幅特性判定部1252Eが、ランド
あるいはグルーブトラックのいずれか一方がシャープな
特性で極大点を求めることが容易にできると判定し、他
方がフラットな特性と判定された場合は、目標位置可変
部135Aはフラットな特性をもつトラックで変化ステ
ップを密にして目標位置を変化させ、再生信号振幅計測
部1251Aは再度目標位置に対する再生信号振幅を測
定し(S1706)再生信号振幅特性判定部1252C
は再度再生信号振幅特性を判定する(S1707)。再
生信号振幅極大の目標位置が求められると判定された場
合は(S1707でYES)、上記処理と同様関数近似
部1257はランド、グルーブでそれぞれの特性を関数
近似し(S1703)、その関数の極大点を求めること
で最適な目標位置LBAL、GBALを設定する(S1
704、S1705)。再生信号振幅極大の目標位置を
求めることのできないフラットな特性と判定された場合
は、第1目標位置探索部1254は、極大点を容易に求
められるシャープな特性と判定された側のトラックの再
生信号振幅極大となる目標位置を求め、フラットな特性
側のトラックも同じ値に設定することで、速やかにかつ
安定に目標位置を調整することができ、安定したフォー
カス制御及び信号再生が可能となる(S1708)。ラ
ンド及びグルーブ両方ともフラットな特性と判定された
場合は、第2目標位置探索部1255はどちらか一方の
トラックにおいて再生信号振幅の変化しない目標位置の
範囲を求め、その中点に相当する目標位置をランド、グ
ルーブ両方に設定する(S1709)。
る再生信号振幅の特性がシャープな特性と判定された場
合に、その再生信号振幅の極大点を関数近似によって求
めると説明したが、近似の方法によって本発明は限定を
うけない。また関数近似を使用しなくとも、例えば再生
信号振幅の等しくなる2つの点のそれぞれの目標位置を
正負に等しく変化させていくことで求める方法を使用し
てもよい。
最内周)にエンボスピットで構成されたディスク情報等
を格納する場合に、そのエンボスすなわちROM領域で
の信号の再生信号振幅が極大となる目標位置を関数近似
等でもとめ、その目標位置を記録可能領域すなわちラン
ド、グルーブトラックでの目標位置の初期値として設定
することにより、ヘッド等の初期状態のばらつきによる
デフォーカスを吸収することがさき、さらに安定なシス
テムとすることができる。またランド及びグルーブトラ
ックでの判定中あるいはフォーカス位置の調整中に外乱
等の影響で判定または調整ができずエラーとなった場合
には、この初期値に戻すことで安定にリトライ動作に移
行することができる。
の形態1及び実施の形態2を実施の形態6、7として再
生信号振幅を検出するように構成することで実現できる
ことを説明したが、実施の形態3、4、5も同様にジッ
タの検出を再生信号振幅の検出に置換することができ
る。
に対する再生信号の特性に基づいた最適な目標位置探索
方法を実行し、最適目標位置を速やかに精度よく探索す
ることにより、安定な目標制御と再生信号性能を確保で
きる。
状のランドトラック、グルーブトラックを有する媒体に
おいて、光学収差やビームプロファイルなどの要因でラ
ンドトラックとグルーブトラックとの間で目標位置に対
するジッタや再生信号振幅の特性が大きく異なる場合で
も、最適目標位置を設定することができる。
タ検出部の構成図
Pの構成図
タ特性図
ジッタ特性図
に他のジッタ特性図
るグラフ
明するグラフ
図
Pの構成図
れの目標位置に対するジッタ特性図
れの目標位置に対する他のジッタ特性図
るグラフ
ト
図
Pの構成図
図
スクの情報ブロックの構成を示す図
スクの情報ブロックの他の構成を示す図
スクの情報ブロックのさらに他の構成を示す図
と面ぶれ量との関係を示すグラフ
とジッタとの関係を示すグラフ
と最適目標位置との関係を示すグラフ
成図
SPの構成図
生信号振幅特性図
の再生信号振幅特性図
らに他の再生信号振幅特性図
チャート
明するグラフ
を説明するグラフ
成図
SPの構成図
明するグラフ
ーチャート
フ
グラフ
ラフ
示すグラフ
グラフ
示すグラフ
特性を示すグラフ
タ特性を示すグラフ
目標位置の切り換えを示すグラフ
ックとで切り換えるときのフォーカスエラー応答波形を
示すグラフ
ックとで切り換えるときのジッタの応答波形を示すグラ
フ
ックとで切り換えるときの再生信号振幅の応答波形を示
すグラフ
Claims (48)
- 【請求項1】 情報担体に向けて光ビームを収束させる
収束手段と、 前記収束手段により収束された光ビームの収束点を前記
情報担体の面に垂直な方向に移動させる移動手段と、 前記光ビームの前記情報担体からの反射光を検出する光
検出器と、 前記光検出器の出力に基づいて、前記情報担体上の前記
収束点の収束状態を表す収束状態信号と前記情報担体か
ら再生された再生信号とを生成する収束状態検出器と、 前記収束状態信号と所定の目標位置とに基づいて、前記
収束状態が一定となるように前記移動手段を駆動するフ
ォーカス制御器と、 前記再生信号に基づいて、前記再生信号の品質を表す再
生品質信号を検出する再生品質信号検出器と、 前記目標位置を変化させ、変化させた前記目標位置のそ
れぞれに対応する前記再生品質信号の値を計測する再生
品質信号計測手段と、 変化させた前記目標位置のそれぞれに対応する前記再生
品質信号の値に基づいて前記再生品質信号の特性を判定
する再生品質信号特性判定手段と、 前記再生品質信号特性判定手段による判定結果に基づい
て、前記再生品質信号が最適な値となるような前記フォ
ーカス制御器の最適目標位置を探索する目標位置探索手
段とを備える光ディスク装置。 - 【請求項2】 前記再生品質信号特性判定手段は、前記
再生品質信号計測手段により計測された前記再生品質信
号の値に基づいて、前記再生品質信号が前記目標位置の
所定範囲で略略極値をとるか否かを判定し、 前記目標位置探索手段は、前記再生品質信号が前記所定
範囲で略略極値をとる放物線形状を有する場合に、前記
最適目標位置を探索する第1目標位置探索手段と、 前記再生品質信号が前記所定範囲で略略極値をとること
のない鍋底形状を有する場合に、前記最適目標位置を探
索する第2目標位置探索手段とを含む、請求項1記載の
光ディスク装置。 - 【請求項3】 前記第1目標位置探索手段は、前記最適
目標位置を探索する過程において、前記再生品質信号が
良くなると推測される方向に前記目標位置を移動させる
第1制御手段を含み、 前記第2目標位置探索手段は、予め定められた方向に前
記目標位置を移動させる第2制御手段を含む、請求項2
記載の光ディスク装置。 - 【請求項4】 前記第1目標位置探索手段は、前記目標
位置と前記再生品質信号の値との関係を近似する近似関
数を求める関数近似手段を含み、 前記第1目標位置探索手段は、前記近似関数に基づい
て、前記最適目標位置を決定し、 前記第2目標位置探索手段は、前記再生品質信号の変化
が所定値以下となるような前記目標位置の範囲での中間
の点を求めることによって、前記最適目標位置を決定す
る、請求項2記載の光ディスク装置。 - 【請求項5】 前記第2目標位置探索手段は、前記目標
位置の探索範囲を所定の範囲に制限する、請求項4記載
の光ディスク装置。 - 【請求項6】 前記第1目標位置探索手段は、前記関数
近似手段により求められた前記近似関数と前記再生品質
信号の前記特性の所定形状との間の近似度を求める近似
関数判定手段を含み、 前記近似関数判定手段により求められた前記近似度が所
定値以上の場合には、第1目標位置探索手段は、前記近
似関数を用いずに、前記再生品質信号計測手段により測
定された前記再生品質信号の値が略略極値となる目標位
置を前記最適目標位置として求める、請求項4記載の光
ディスク装置。 - 【請求項7】 前記再生品質信号特性判定手段が、前記
再生品質信号が前記所定範囲で略略極値をとることのな
い鍋底形状を有すると判断した場合に、前記再生品質信
号計測手段は、前記目標位置の変化ステップをさらに密
にして前記目標位置を変化させ、前記変化ステップをさ
らに密にして変化させた前記目標位置のそれぞれに対応
する前記再生品質信号の値を計測する、請求項2記載の
光ディスク装置。 - 【請求項8】 前記情報担体は、凹状の形状を有する凹
部情報トラックと凸状の形状を有する凸部情報トラック
とを有し、 前記再生品質信号特性判定手段は、前記凹部情報トラッ
クにおいて変化させた前記目標位置のそれぞれに対応す
る前記再生品質信号の値に基づいて前記再生品質信号の
特性を判定する凹部再生品質信号特性判定手段と、 前記凹部情報トラックにおいて変化させた前記目標位置
のそれぞれに対応する前記再生品質信号の値に基づいて
前記再生品質信号の特性を判定する凸部再生品質信号特
性判定手段とを含み、 前記目標位置探索手段は、前記凹部再生品質信号特性判
定手段による判定結果に基づいて、前記再生品質信号が
最適な値となるような凹部最適目標位置を探索し、前記
凸部再生品質信号特性判定手段による判定結果に基づい
て、前記再生品質信号が最適な値となるような凸部最適
目標位置を探索する、請求項1記載の光ディスク装置。 - 【請求項9】 前記凹部再生品質信号特性判定手段は、
前記再生品質信号計測手段により計測された前記凹部情
報トラックにおける前記再生品質信号の値に基づいて、
前記再生品質信号が前記目標位置の所定範囲で略略極値
をとるか否かを判定し、 前記凸部再生品質信号特性判定手段は、前記再生品質信
号計測手段により計測された前記凸部情報トラックにお
ける前記再生品質信号の値に基づいて、前記再生品質信
号が前記目標位置の所定範囲で略略極値をとるか否かを
判定し、 前記目標位置探索手段は、前記再生品質信号が前記所定
範囲で略略極値をとる放物線形状を有する場合に、前記
最適目標位置を探索する第1目標位置探索手段と、 前記再生品質信号が前記所定範囲で略略極値をとること
のない鍋底形状を有する場合に、前記最適目標位置を探
索する第2目標位置探索手段とを含む、請求項8記載の
光ディスク装置。 - 【請求項10】 前記第1目標位置探索手段は、前記最
適目標位置を探索する過程において、前記再生品質信号
が良くなると推測される方向に前記目標位置を移動させ
る第1制御手段を含み、 前記第2目標位置探索手段は、予め定められた方向に前
記目標位置を移動させる第2制御手段を含む、請求項8
記載の光ディスク装置。 - 【請求項11】 前記第1目標位置探索手段は、前記目
標位置と前記再生品質信号の値との関係を近似する近似
関数を求める関数近似手段を含み、 前記第1目標位置探索手段は、前記近似関数に基づい
て、前記最適目標位置を決定し、 前記第2目標位置探索手段は、前記再生品質信号の変化
が所定値以下となるような前記目標位置の範囲での中間
の点を求めることによって、前記最適目標位置を決定す
る、請求項8記載の光ディスク装置。 - 【請求項12】 前記目標位置探索手段は、前記凹部再
生品質信号特性判定手段による判定結果に基づいて、前
記再生品質信号が最適な値となるような凹部最適目標位
置を探索する凹部目標位置探索手段と、 前記凸部再生品質信号特性判定手段による判定結果に基
づいて、前記再生品質信号が最適な値となるような凸部
最適目標位置を探索する凸部目標位置探索手段と、 前記凹部最適目標位置と前記凸部最適目標位置とに基づ
いて、前記凹部情報トラックと前記凸部情報トラックと
で共通に用いられる共通目標位置を算出する共通目標位
置算出手段とを含む、請求項8記載の光ディスク装置。 - 【請求項13】 前記共通目標位置算出手段は、前記凹
部最適目標位置と前記凸部最適目標位置との間の中間位
置を前記共通目標位置として算出する、請求項12記載
の光ディスク装置。 - 【請求項14】 前記共通目標位置算出手段は、前記凹
部最適目標位置に対応する前記ジッタ値と前記凸部最適
目標位置に対応する前記ジッタ値との比較結果に基づい
て、前記共通目標位置を決定する、請求項12記載の光
ディスク装置。 - 【請求項15】 前記凹部再生品質信号特性判定手段と
前記前記凸部再生品質信号特性判定手段とのいずれか一
方が、前記再生品質信号が前記所定範囲で略略極値をと
る放物線形状を有すると判定した場合に、前記共通目標
位置算出手段は、前記再生品質信号が前記放物線形状を
有すると判定した方の前記再生品質信号特性判定手段に
対応する前記目標位置探索手段により探索された前記最
適目標位置を前記共通目標位置として決定する、請求項
12記載の光ディスク装置。 - 【請求項16】 前記共通目標位置算出手段は、前記凹
部最適目標位置から前記目標位置を移動させたときに前
記再生品質信号計測手段で計測される第1再生品質信号
と、前記凸部最適目標位置から前記目標位置を移動させ
たときに前記再生品質信号計測手段で計測される第2再
生品質信号とを比較し、 前記共通目標位置算出手段は、前記第1再生品質信号が
前記第2再生品質信号よりも良好でないときは、前記凹
部最適目標位置を前記共通目標位置として決定し、前記
第1再生品質信号が前記第2再生品質信号よりも良好な
ときは、前記凸部最適目標位置を前記前記共通目標位置
として決定する、請求項12記載の光ディスク装置。 - 【請求項17】 前記再生品質信号は、ジッタを含み、 前記再生品質信号検出器は、前記再生信号に基づいて前
記ジッタを検出するジッタ検出器を含み、 前記再生品質信号計測手段は、変化させた前記目標位置
のそれぞれに対応する前記ジッタの値を計測するジッタ
計測手段を含み、 前記再生品質信号特性判定手段は、前記ジッタの値に基
づいて前記ジッタの特性を判定するジッタ特性判定手段
を含み、 前記目標位置探索手段は、前記ジッタ特性判定手段によ
る判定結果に基づいて、前記ジッタが略略最小な値とな
るような最適目標位置を探索する、請求項1記載の光デ
ィスク装置。 - 【請求項18】 前記ジッタ特性判定手段は、前記ジッ
タ計測手段により計測された前記ジッタの値に基づい
て、前記ジッタが前記目標位置の所定範囲で略略最小値
をとること否かを判定し、 前記目標位置探索手段は、前記ジッタが前記所定範囲で
略略最小値をとる逆放物線形状を有する場合に、前記最
適目標位置を探索する第1目標位置探索手段と、 前記ジッタが前記所定範囲で略略最小値をとることのな
い鍋底形状を有する場合に、前記最適目標位置を探索す
る第2目標位置探索手段とを含む、請求項17記載の光
ディスク装置。 - 【請求項19】 前記第1目標位置探索手段は、前記最
適目標位置を探索する過程において、前記ジッタが小さ
いと推測される方向に前記目標位置を移動させる第1制
御手段を含み、 前記第2目標位置探索手段は、予め定められた方向に前
記目標位置を移動させる第2制御手段を含む、請求項1
8記載の光ディスク装置。 - 【請求項20】 前記第1目標位置探索手段は、前記目
標位置と前記ジッタの値との関係を近似する近似関数を
求める関数近似手段を含み、 前記第1目標位置探索手段は、前記近似関数に基づい
て、前記最適目標位置を決定し、 前記第2目標位置探索手段は、前記ジッタの変化が所定
値以下となるような前記目標位置の範囲での中間の点を
求めることによって、前記最適目標位置を決定する、請
求項18記載の光ディスク装置。 - 【請求項21】 前記第2目標位置探索手段は、前記目
標位置の探索範囲を所定の範囲に制限する、請求項20
記載の光ディスク装置。 - 【請求項22】 前記ジッタ特性判定手段が、前記ジッ
タが前記所定範囲で略略最小値をとることのない鍋底形
状を有すると判断した場合に、前記ジッタ計測手段は、
前記目標位置の変化ステップをさらに密にして前記目標
位置を変化させ、前記変化ステップをさらに密にして変
化させた前記目標位置のそれぞれに対応する前記ジッタ
の値を計測する、請求項20記載の光ディスク装置。 - 【請求項23】 前記第1目標位置探索手段は、前記関
数近似手段により求められた前記近似関数と前記ジッタ
の前記特性の所定形状との間の近似度を求める近似関数
判定手段を含み、 前記近似関数判定手段により求められた前記近似度が所
定値以上の場合には、第1目標位置探索手段は、前記近
似関数を用いずに、前記ジッタ計測手段により測定され
た前記ジッタの値が略略最小となる目標位置を前記最適
目標位置として求める、請求項22記載の光ディスク装
置。 - 【請求項24】 前記情報担体は、凹状の形状を有する
凹部情報トラックと凸状の形状を有する凸部情報トラッ
クとを有し、 前記ジッタ特性判定手段は、前記凹部情報トラックにお
いて変化させた前記目標位置のそれぞれに対応する前記
ジッタの値に基づいて前記ジッタの特性を判定する凹部
ジッタ特性判定手段と、 前記凹部情報トラックにおいて変化させた前記目標位置
のそれぞれに対応する前記ジッタの値に基づいて前記ジ
ッタの特性を判定する凸部ジッタ特性判定手段とを含
み、 前記目標位置探索手段は、前記凹部ジッタ特性判定手段
による判定結果に基づいて、前記ジッタが最適な値とな
るような凹部最適目標位置を探索し、前記凸部ジッタ特
性判定手段による判定結果に基づいて、前記ジッタが最
適な値となるような凸部最適目標位置を探索する、請求
項17記載の光ディスク装置。 - 【請求項25】 前記凹部ジッタ特性判定手段は、前記
ジッタ計測手段により計測された前記凹部情報トラック
における前記ジッタの値に基づいて、前記ジッタが前記
目標位置の所定範囲で略略最小値をとること否かを判定
し、 前記凸部ジッタ特性判定手段は、前記ジッタ計測手段に
より計測された前記凸部情報トラックにおける前記ジッ
タの値に基づいて、前記ジッタが前記目標位置の所定範
囲で略略最小値をとること否かを判定し、 前記目標位置探索手段は、前記ジッタが前記所定範囲で
略略最小値をとる逆放物線形状を有する場合に、前記最
適目標位置を探索する第1目標位置探索手段と、 前記ジッタが前記所定範囲で略略最小値をとることのな
い鍋底形状を有する場合に、前記最適目標位置を探索す
る第2目標位置探索手段とを含む、請求項24記載の光
ディスク装置。 - 【請求項26】 前記第1目標位置探索手段は、前記最
適目標位置を探索する過程において、前記ジッタが小さ
いと推測される方向に前記目標位置を移動させる第1制
御手段を含み、 前記第2目標位置探索手段は、予め定められた方向に前
記目標位置を移動させる第2制御手段を含む、請求項2
4記載の光ディスク装置。 - 【請求項27】 前記第1目標位置探索手段は、前記目
標位置と前記ジッタの値との関係を関数近似する近似関
数を求める関数近似手段を含み、 前記第1目標位置探索手段は、前記近似関数に基づい
て、前記最適目標位置を決定し、 前記第2目標位置探索手段は、前記ジッタの変化が所定
値以下となるような前記目標位置の範囲での中間の点を
求めることによって、前記最適目標位置を決定する、請
求項24記載の光ディスク装置。 - 【請求項28】 前記目標位置探索手段は、前記凹部ジ
ッタ特性判定手段による判定結果に基づいて、前記ジッ
タが最適な値となるような凹部最適目標位置を探索する
凹部目標位置探索手段と、 前記凸部ジッタ特性判定手段による判定結果に基づい
て、前記ジッタが最適な値となるような凸部最適目標位
置を探索する凸部目標位置探索手段と、 前記凹部最適目標位置と前記凸部最適目標位置とに基づ
いて、前記凹部情報トラックと前記凸部情報トラックと
で共通に用いられる共通目標位置を算出する共通目標位
置算出手段とを含む、請求項24記載の光ディスク装
置。 - 【請求項29】 前記再生品質信号は、再生信号振幅を
含み、 前記再生品質信号検出器は、前記再生信号に基づいて前
記再生信号振幅を検出する再生信号処理器を含み、 前記再生品質信号計測手段は、変化させた前記目標位置
のそれぞれに対応する前記再生信号振幅の値を計測する
再生信号振幅計測手段を含み、 前記再生品質信号特性判定手段は、前記再生信号振幅の
値に基づいて前記再生信号振幅の特性を判定する再生信
号振幅特性判定手段を含み、 前記目標位置探索手段は、前記再生信号振幅特性判定手
段による判定結果に基づいて、前記再生信号振幅が最適
な値となるような最適目標位置を探索する、請求項1記
載の光ディスク装置。 - 【請求項30】 前記再生信号振幅特性判定手段は、前
記再生信号振幅計測手段により計測された前記再生信号
振幅の値に基づいて、前記再生信号振幅が前記目標位置
の所定範囲で略略最大値をとること否かを判定し、 前記目標位置探索手段は、前記再生信号振幅が前記所定
範囲で略略最大値をとる放物線形状を有する場合に、前
記最適目標位置を探索する第1目標位置探索手段と、 前記再生信号振幅が前記所定範囲で略略最大値をとるこ
とのない逆鍋底形状を有する場合に、前記最適目標位置
を探索する第2目標位置探索手段とを含む、請求項29
記載の光ディスク装置。 - 【請求項31】 前記第1目標位置探索手段は、前記最
適目標位置を探索する過程において、前記再生信号振幅
が大きいと推測される方向に前記目標位置を移動させる
第1制御手段を含み、 前記第2目標位置探索手段は、予め定められた方向に前
記目標位置を移動させる第2制御手段を含む、請求項3
0記載の光ディスク装置。 - 【請求項32】 前記第1目標位置探索手段は、前記目
標位置と前記再生信号振幅の値との関係を近似する近似
関数を求める関数近似手段を含み、 前記第1目標位置探索手段は、前記近似関数に基づい
て、前記最適目標位置を決定し、 前記第2目標位置探索手段は、前記再生信号振幅の変化
が所定値以下となるような前記目標位置の範囲での中間
の点を求めることによって、前記最適目標位置を決定す
る、請求項30記載の光ディスク装置。 - 【請求項33】 前記第2目標位置探索手段は、前記目
標位置の探索範囲を所定の範囲に制限する、請求項32
記載の光ディスク装置。 - 【請求項34】 前記再生信号振幅特性判定手段が、前
記再生信号振幅が前記所定範囲で略略最大値をとること
のない逆鍋底形状を有すると判断した場合に、前記再生
信号振幅計測手段は、前記目標位置の変化ステップをさ
らに密にして前記目標位置を変化させ、前記変化ステッ
プをさらに密にして変化させた前記目標位置のそれぞれ
に対応する前記再生信号振幅の値を計測する、請求項3
2記載の光ディスク装置。 - 【請求項35】 前記第1目標位置探索手段は、前記関
数近似手段により求められた前記近似関数と前記再生信
号振幅の前記特性の所定形状との間の近似度を求める近
似関数判定手段を含み、 前記近似関数判定手段により求められた前記近似度が所
定値以上の場合には、第1目標位置探索手段は、前記近
似関数を用いずに、前記再生信号振幅計測手段により測
定された前記再生信号振幅の値が略略最大となる目標位
置を前記最適目標位置として求める、請求項30記載の
光ディスク装置。 - 【請求項36】 前記情報担体は、凹状の形状を有する
凹部情報トラックと凸状の形状を有する凸部情報トラッ
クとを有し、 前記再生信号振幅特性判定手段は、前記凹部情報トラッ
クにおいて変化させた前記目標位置のそれぞれに対応す
る前記再生信号振幅の値に基づいて前記再生信号振幅の
特性を判定する凹部再生信号振幅特性判定手段と、 前記凹部情報トラックにおいて変化させた前記目標位置
のそれぞれに対応する前記再生信号振幅の値に基づいて
前記再生信号振幅の特性を判定する凸部再生信号振幅特
性判定手段とを含み、 前記目標位置探索手段は、前記凹部再生信号振幅特性判
定手段による判定結果に基づいて、前記再生信号振幅が
最適な値となるような凹部最適目標位置を探索し、前記
凸部再生信号振幅特性判定手段による判定結果に基づい
て、前記再生信号振幅が最適な値となるような凸部最適
目標位置を探索する、請求項29記載の光ディスク装
置。 - 【請求項37】 前記凹部再生信号振幅特性判定手段
は、前記再生信号振幅計測手段により計測された前記凹
部情報トラックにおける前記再生信号振幅の値に基づい
て、前記再生信号振幅が前記目標位置の所定範囲で略略
最大値をとること否かを判定し、 前記凸部再生信号振幅特性判定手段は、前記再生信号振
幅計測手段により計測された前記凸部情報トラックにお
ける前記再生信号振幅の値に基づいて、前記再生信号振
幅が前記目標位置の所定範囲で略略最大値をとること否
かを判定し、 前記目標位置探索手段は、前記再生信号振幅が前記所定
範囲で略略最大値をとる逆放物線形状を有する場合に、
前記最適目標位置を探索する第1目標位置探索手段と、 前記再生信号振幅が前記所定範囲で略略最大値をとるこ
とのない逆鍋底形状を有する場合に、前記最適目標位置
を探索する第2目標位置探索手段とを含む、請求項36
記載の光ディスク装置。 - 【請求項38】 前記第1目標位置探索手段は、前記最
適目標位置を探索する過程において、前記再生信号振幅
が大きいと推測される方向に前記目標位置を移動させる
第1制御手段を含み、 前記第2目標位置探索手段は、予め定められた方向に前
記目標位置を移動させる第2制御手段を含む、請求項3
6記載の光ディスク装置。 - 【請求項39】 前記第1目標位置探索手段は、前記目
標位置と前記再生信号振幅の値との関係を近似する近似
関数を求める関数近似手段を含み、 前記第1目標位置探索手段は、前記近似関数に基づい
て、前記最適目標位置を決定し、 前記第2目標位置探索手段は、前記再生信号振幅の変化
が所定値以下となるような前記目標位置の範囲での中間
の点を求めることによって、前記最適目標位置を決定す
る、請求項36記載の光ディスク装置。 - 【請求項40】 前記目標位置探索手段は、前記凹部再
生信号振幅特性判定手段による判定結果に基づいて、前
記再生信号振幅が最適な値となるような凹部最適目標位
置を探索する凹部目標位置探索手段と、 前記凸部再生信号振幅特性判定手段による判定結果に基
づいて、前記再生信号振幅が最適な値となるような凸部
最適目標位置を探索する凸部目標位置探索手段と、 前記凹部最適目標位置と前記凸部最適目標位置とに基づ
いて、前記凹部情報トラックと前記凸部情報トラックと
で共通に用いられる共通目標位置を算出する共通目標位
置算出手段とを含む、請求項36記載の光ディスク装
置。 - 【請求項41】 前記光ディスク装置は、前記再生品質
信号検出器により検出された再生品質信号に基づいて、
前記情報媒体上での情報の記録の有無を判別する記録判
別手段をさらに備え、 前記再生品質信号計測手段は、前記記録判別手段による
判別結果に基づいて前記目標位置を変化させる、請求項
1記載の光ディスク装置。 - 【請求項42】 前記記録判別手段が前記情報媒体上に
情報が記録されていると判別した場合に、前記再生品質
信号計測手段は前記目標位置を変化させる、請求項41
記載の光ディスク装置。 - 【請求項43】 前記情報担体は、凹状の形状を有する
凹部情報トラックと凸状の形状を有する凸部情報トラッ
クとを有し、 前記再生品質信号計測手段は、前記凹部情報トラックで
計測する前記再生品質信号のサンプル数を表す第1サン
プル数に対応する回数だけ前記凹部情報トラックにおい
て前記目標位置を変化させ、前記凸部情報トラックで計
測する前記再生品質信号のサンプル数を表す第2サンプ
ル数に対応する回数だけ前記凸部情報トラックにおいて
前記目標位置を変化させ、 前記第1サンプル数と前記第2サンプル数とが実質的に
等しい、請求項41記載の光ディスク装置。 - 【請求項44】 前記情報担体は、凹状の形状を有する
凹部情報トラックと凸状の形状を有する凸部情報トラッ
クとを有し、 前記再生品質信号計測手段は、前記凹部情報トラックで
計測する前記再生品質信号のセクタ数を表す第1セクタ
数に対応する回数だけ前記凹部情報トラックにおいて前
記目標位置を変化させ、前記凸部情報トラックで計測す
る前記再生品質信号のセクタ数を表す第2セクタ数に対
応する回数だけ前記凸部情報トラックにおいて前記目標
位置を変化させ、 前記第1セクタ数と前記第2セクタ数とが実質的に等し
い、請求項41記載の光ディスク装置。 - 【請求項45】 前記再生品質信号計測手段は、所望の
情報の再生ができなかった場合、再生ができなかった前
記所望の情報か記録される情報トラックの近傍において
前記目標位置を変化させる、請求項41記載の光ディス
ク装置。 - 【請求項46】 前記情報担体は、トラック1周を分割
した第1分割部と第2分割部とを含み、 前記再生品質信号計測手段は、前記第1分割部において
前記目標位置を変化させ、変化させた前記目標位置のそ
れぞれに対応する前記第1分割部再生品質信号の値を計
測し、前記第2分割部において前記目標位置を変化さ
せ、変化させた前記目標位置のそれぞれに対応する前記
第2分割部再生品質信号の値を計測し、 前記再生品質信号特性判定手段は、前記第1分割部再生
品質信号の値に基づいて前記第1再生品質信号の特性を
判定し、前記第2分割部再生品質信号の値に基づいて前
記第2再生品質信号の特性を判定し、 前記目標位置探索手段は、前記再生品質信号特性判定手
段による前記第1再生品質信号の特性の判定結果に基づ
いて前記第1再生品質信号が最適な値となるような第1
最適目標位置を探索し、前記第2再生品質信号の特性の
判定結果に基づいて前記第2再生品質信号が最適な値と
なるような第2最適目標位置を探索する、請求項1記載
の光ディスク装置。 - 【請求項47】 前記前記目標位置探索手段は、前記第
1最適目標位置と前記第2最適目標位置との平均値に基
づいて前記最適目標位置を決定する、請求項46記載の
光ディスク装置。 - 【請求項48】 前記再生品質信号計測手段は、前記第
1最適目標位置と前記第2最適目標位置とを所定の時定
数で平滑化して、前記フォーカス制御器へ出力する、請
求項46記載の光ディスク装置。
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KR100474872B1 (ko) * | 2001-08-28 | 2005-03-08 | 티아크 가부시키가이샤 | 광 디스크장치 |
JP2007026637A (ja) * | 2005-06-13 | 2007-02-01 | Sanyo Electric Co Ltd | 光ディスク装置およびそのデフォーカス値設定方法 |
-
2000
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