JP2001051552A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

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JP2001051552A
JP2001051552A JP11227358A JP22735899A JP2001051552A JP 2001051552 A JP2001051552 A JP 2001051552A JP 11227358 A JP11227358 A JP 11227358A JP 22735899 A JP22735899 A JP 22735899A JP 2001051552 A JP2001051552 A JP 2001051552A
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JP
Japan
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shaft
bearing
flywheel
image carrier
gear
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Application number
JP11227358A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Sasaki
慶治 佐々木
Toshio Maehara
敏夫 前原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/16Mechanical energy storage, e.g. flywheels or pressurised fluids

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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フライホイールの自由振動を規制し、感光体
にムラのない回転を伝達可能な安価で信頼できる駆動装
置を得る。 【解決手段】 本体ケーシング58には、フライホイー
ル軸94の一端側を支持する保持軸受124が取付けら
れている。この保持軸受124には軸受部126及び規
制部128が設けられており、軸受部126はフライホ
イール軸94の一端側の外周面を支持しており、規制部
128はフライホイール軸94の端面と接触して軸方向
の移動を規制している。また、規制部128からは本体
ケーシング58に取付けられるバネ板130が張出して
いる。このバネ板130には、穴部が形成されており、
これによって、保持軸受124に柔軟性が与えられる。
このため、フライホイール軸94の3点支持による偏荷
重で保持軸受124へ不要なストレスが発生することは
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機やレ
ーザープリンタ等の電子写真装置において、像担持体の
回転速度を安定させる駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フライホイールを像担持体である感光体
よりも高速で回転させ、慣性モーメントを増大させるこ
とで感光体の回転速度を安定させて、発生する振動を抑
制する駆動装置の増速フライホイール機構がある。この
機構では、フライホイールの回転軸へ回転力を伝えるた
め、エンドレスベルトを用いたベルト駆動方式が用いら
れている。
【0003】図15に示すように、この増速フライホイ
ール機構200では、減衰効果を効率的に得るため、ベ
ルト駆動方式で用いられるベルト202の張力を調整で
きるようにしている。このため、フライホイール軸20
4を支持する二つの軸受(片持ち二点支持)206が取
付けられたブラケット208を本体ケーシング(図示省
略)に対して移動可能とし、ベルト202の張力を調整
した後、本体ケーシングに固定できるようにしている。
【0004】しかし、フライホイール軸204には、軸
方向の機械的な拘束手段がなく、フライホイール軸20
4に外的な要因による衝撃が与えられた場合、軸方向で
の自由度を中心とした自由振動が発生する恐れがある。
【0005】これによって、感光体(図示省略)にフラ
イホイール205の自由振動が伝播され、画像劣化の原
因となる他、プリンター筐体等、他の部品との共振によ
り異常振動(共鳴・異音等)を併発する恐れも生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、フライホイールの自由振動を規制し、感光体にム
ラのない回転を伝達可能な安価で信頼できる駆動装置を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、第一像担持体の表面にはトナー像が形成され、この
トナー像は、第一次転写手段によって第二像担持体に転
写される。ここで、第一像担持体が固定された第一の回
転軸には、第一の駆動手段によって回転力が伝達され、
第一の駆動手段には駆動源によって駆動力が伝達され
る。
【0008】一方、ベルト駆動手段によって、第一の回
転軸の回転力が、フライホイールが固定されたフライホ
イール軸に増速伝達されている(プーリの減速比が増速
されている)。
【0009】このフライホイール軸の他端側には、ブラ
ケットが配置されており、このブラケットには、フライ
ホイール軸の他端側の2点を回転可能に軸支する一対の
軸受が取付けられている。ブラケットは本体ケーシング
に対して移動可能となっており、調整手段によって、第
一の回転軸とフライホイール軸との離間距離が調整され
る。
【0010】このように、第一の回転軸とフライホイー
ル軸との離間距離が調整可能となることで、ベルト駆動
手段に用いられるベルトの張力を変えることができ、ベ
ルトの張力を上げることで駆動装置の減衰領域が広が
り、感光体の回転時の定常振動に対する減衰効果及びそ
の維持性が向上する。
【0011】一方、本体ケーシングにはフライホイール
軸の一端側を支持する保持軸受が取付けられている。こ
のため、既に他端側が二つの軸受によって軸支されてい
るフライホイール軸の一端部を支持し、3点支持とする
ことで、フライホイールに外的な要因による衝撃が与え
られても、軸方向での自由度を中心とした自由振動が発
生し難くなる。
【0012】請求項2に記載の発明では、保持軸受には
軸受部及び規制部が設けられており、軸受部はフライホ
イール軸の一端側の外周面を支持し、バネ手段によって
軸受部に柔軟性が付与されている。一方、規制部はフラ
イホイール軸の端面と接触して軸方向の移動を規制して
いる。
【0013】このように、軸受部には柔軟性が付与され
るため、フライホイール軸の3点支持による偏荷重で保
持軸受へ不要なストレスが発生することはない。
【0014】請求項3に記載の発明では、バネ手段が、
規制部から張出したバネ板であり、このバネ板は本体ケ
ーシングに取付けられる。このため、フライホイール軸
が若干移動して、フライホイール軸の軸芯がズレたとし
ても、バネ板によって、そのズレが吸収され、フライホ
イール軸の一端部を支持することができる。
【0015】請求項4に記載の発明では、規制部の中央
部には、フライホイール軸の端面と点接触する球状の突
起部が設けられている。このため、フライホイール軸の
端面が規制部と面接触する場合と比較して、フライホイ
ール軸に掛かる負荷が少なくなる。
【0016】また、規制部に孔部を形成することでさら
にバネ性を与えることができる。このため、規制部がブ
ラケット側に向う方向へフライホイール軸の端面を付勢
する力が働くので、フライホイールに外的な要因による
衝撃が与えられても、軸方向での自由度を中心とした自
由振動は、さらに発生し難くなる。
【0017】請求項5に記載の発明では、フライホイー
ル軸の軸芯に合わせてバネ板の位置を調整する取り付け
手段が設けられている。このため、第一の回転軸とフラ
イホイール軸との離間距離を調整しても、保持軸受がフ
ライホイール軸の軸芯に合わせてフライホイール軸を確
実に支持することができる。
【0018】請求項6に記載の発明では、ブラケットに
は軸受が配設される一対の支持壁が設けられており、折
り曲げ壁によって一対の支持壁を所定の距離を置いて連
結している。この折り曲げ壁の軸線は、フライホイール
軸に巻き付けられたベルト駆動手段のベルトに対して平
行となっている。
【0019】このように、折り曲げ壁の軸線をベルトに
対して平行にすることで、フライホイール軸に掛かるベ
ルトからの張力によってブラケットに生じる応力には、
軸力だけで曲げモーメントが発生しないので、ブラケッ
トの変形が防止される。
【0020】請求項7に記載の発明では、折り曲げ壁の
間には、折り曲げ壁と略平行な辺を持つ多角形状の軸板
が配置されている。この軸板にはフライホイール軸を軸
支可能な孔部が形成されている。
【0021】この孔部の孔縁には、ボスが設けられてお
り、ボスの外周には、溝部が形成されている。一方、ブ
ラケットの支持壁には、軸受穴が形成されており、溝部
が軸受穴の縁部に嵌合可能となっている。
【0022】このため、軸受を回転させようとしても、
軸板が折り曲げ壁に当たって回転が阻止されるので、軸
受の回り止めが可能である。また、ボスに溝部を設ける
ことによって、軸受の軸方向の抜け止めを行うと共に、
容易な組立てが可能となる。
【0023】請求項8に記載の発明では、第一像担持体
の表面にはトナー像が形成され、このトナー像は、第一
次転写手段によって第二像担持体に転写される。この第
二像担持体へ転写されたトナー像は、第二次転写手段に
よって印刷媒体に転写される。一方、第二像担持体に駆
動力を伝達する第二の回転軸には、駆動源によって駆動
する歯車が固定されている。
【0024】第二の回転軸には、凹部が形成されてお
り、歯車を第二の回転軸に嵌合させた後、固定螺子を歯
車に形成されたボスに貫通させ、凹部に固定させる。
【0025】これによって、歯車と第二の回転軸とが固
定される。このため、歯車と第二の回転軸との円周方向
での位置変動の防止を圧入、或いは接着することなく実
現でき、また、作業性も良いのでコストダウンを図るこ
とができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1には、本形態に係る駆動装置
を用いた画像形成装置10の概要が示されている。この
画像形成装置10には、記録紙Pが積載された給紙カセ
ット12が配置されており、最上段に積載された記録紙
Pが給紙ロール14によって搬送ロール対16へ給紙さ
れる。
【0027】この搬送ロール対16によって搬送された
記録紙Pは、レジロール対18を経て後述する二次転写
ロール22へ搬送される。
【0028】また、画像形成装置10には、表面にトナ
ー像が形成される第一像担持体としての感光体24が配
設されており、この感光体24付近には、感光体24の
表面を帯電させる図示しない帯電器が配設されている。
【0029】この帯電器によって感光体24の表面が一
様に帯電された後、図示しないレーザースキャナによっ
て画像データに基づいて変調された光ビームが感光体2
4に入射され、感光体24の表面が露光される。次に、
感光体24は駆動装置26(図2参照)により回転し、
副走査方向に移動して表面にトナー像が形成される。
【0030】感光体24には、第二像担持体としてのベ
ルト28からなる中間転写装置30が隣接して配置され
ている。この中間転写装置30には、複数のロール3
2、34、36、38、40が配設されており、これら
のロール32、34、36、38、40によってベルト
28が張架されている。
【0031】ロール34が感光体24を押圧しており、
トナーと逆極性に帯電させたベルト28に感光体24上
のトナー像を転写(一次転写)させる。
【0032】一方、ロール38は二次転写ロール22か
ら押圧されており、二次転写ロール22とロール38と
の間に搬送されてくる記録紙Pにベルト28上のトナー
像を転写させる(二次転写)。
【0033】記録紙Pに転写されたトナー像は、定着装
置44によって加熱加圧され、ロール対46へ搬送され
る。このロール対46の下流には、搬送路切換えのため
のゲート(図示省略)が設けられており、ゲートの切換
えによってロール対48及びロール対50の一方が選択
される。
【0034】これによって、ロール対48、52を経た
記録紙Pは、画像形成装置10の上面に設けられた排出
トレイ54から排出され、ロール対50を経た記録紙P
は排出トレイ56から排出される。
【0035】次に、駆動装置の構成について説明する。
【0036】図2〜図5に示すように、駆動装置26は
本体ケーシング58及び蓋ケーシング60によって形成
された密閉空間に収容されている。本体ケーシング58
には軸受62が嵌め込まれており、蓋ケーシング60に
は軸受64が嵌め込まれている。
【0037】この軸受62、64には、感光体24の軸
と連結される出力軸(第1の回転軸)66が回転可能に
軸支されている。この出力軸66の一端は、軸受62を
貫通して先端が外部に突出している。
【0038】出力軸66の先端には、カップリング68
が設けられており、出力軸66の軸方向に摺動可能とな
っている。このカップリング68は圧縮ばね70によっ
て先端方向に付勢されており、出力軸66側に設けられ
た図示しない長孔にピン72を貫通させて摺動ストロー
クが規定される。
【0039】一方、出力軸66の軸受64側には、大歯
車74が固定されており、この大歯車74の近傍には、
大プーリ76が固定されている。この大プーリ76に
は、エンドレスベルト78が架渡されており、後述する
小プーリ80に回転力を伝達する。
【0040】蓋ケーシング60には中間プレート82が
固定されており、この中間プレート82には、後述する
ブラケット84が取付けられている。また、蓋ケーシン
グ60には、モータ86が取付けられており、図示しな
い出力軸に固定された小歯車88が蓋ケーシング60内
部に突出している。
【0041】この小歯車88の回転力は、中間歯車9
0、92に伝達される。中間歯車90、92はそれぞれ
大径部90A、92Aと小径部90B、92Bとからな
る二段歯車で構成されており、小歯車88は中間歯車9
0の大径部90Aと噛み合って中間歯車90へ動力を伝
達する。
【0042】中間歯車90の小径部90Bは、中間歯車
92の大径部92Aと噛み合い、さらに中間歯車92の
小径部92Bが大歯車74と噛み合う。このようにし
て、モータ86の回転は減速されて大歯車74に伝達さ
れ、出力軸66が回転する。
【0043】出力軸66の回転は、カップリング68を
介して結合される感光体24の回転軸に伝達される。こ
れと同時に、大プーリ76が回転し、エンドレスベルト
78を介して小プーリ80に回転力が伝達される。
【0044】この小プーリ80の内周面には、フライホ
イール軸94が嵌合しており、フライホイール軸94の
一端側には、フライホイール96が固定されている。こ
のフライホイール96は大プーリ76及び小プーリ80
の直径によって決定される増速率で増速されて回転す
る。フライホイール軸94は、後述するブラケット84
に取付けられた軸受116によって回転可能に軸支され
ている。
【0045】ここで、ブラケット84について説明す
る。
【0046】図6〜図8に示すように、ブラケット84
には一対の略三角状の支持壁98、100が所定の間隔
を置いて配置されており、中央部には軸受穴98A、1
00Aがそれぞれ形成されている。
【0047】支持壁98と支持壁100の間には、フラ
イホイール軸94が嵌合している小プーリ80が配置さ
れている。支持壁98の三角形の頂角部には、長穴10
2及び丸穴103(図9参照)が形成されており、斜辺
に沿って垂直に一対の引っ掛け片104が形成されてい
る。
【0048】この引っ掛け片104には、引っ掛け穴1
04Aが形成されており、バネ秤106のフック106
Aが引っ掛け可能となっている。また、支持壁98の三
角形の底角部からは、平板状の固定部108が張出して
おり、固定部108の中央部には、長穴108A及び丸
穴108Bが形成されている。
【0049】一方、支持壁100には支持壁98に向っ
て垂直に一対の折り曲げ壁112が折り曲げられてい
る。この折り曲げ壁112には、フランジ部110が張
出しており、固定部108と重ね合わせ可能となってい
る。
【0050】フランジ部110には長穴110A及び丸
穴110Bが形成されており、固定部108に形成され
た長穴108A及び丸穴108Bの穴位置に合わせて配
置されている。
【0051】支持壁100の三角形の頂角部には、折り
曲げ片113が垂直に折り曲げられ、折り曲げ片113
の先端部には、丸穴114Aが形成された位置決め部1
14が張出している。
【0052】ここで、丸穴103と114A及び108
Bと110Bは、それぞれ位置決め用となっており、図
示しない固定ピンを丸穴103と114A及び108B
と110Bにそれぞれ貫通させ、軸受穴98Aの軸芯と
軸受穴100Aの軸芯とを一致させる。
【0053】一方、長穴102、108A、110Aに
は、ボルト111が挿通されている。このため、引っ掛
け片104の穴部104Aには、バネ秤106のフック
106Aを引っ掛け、ブラケット84を引張ってエンド
レスベルト78を設定された張力に上げると、小プーリ
80に架渡されたエンドレスベルト78の張力に合わせ
て長穴102、108A、110Aがボルト111に沿
って移動する。
【0054】このようにして、ブラケット84を中間プ
レート82に対して移動させた後、図示しないナットで
ブラケット84を中間プレート82に固定させる。この
ように、エンドレスベルト78の張力を上げることで、
軸方向の微小な位置変動が防止される。
【0055】また、図8に示すように、折り曲げ壁11
2の軸線Pは、小プーリ80に架渡されたエンドレスベ
ルト78に対して平行となっている。このため、エンド
レスベルト78の張力によって小プーリ80が嵌合した
フライホイール軸94を介して折り曲げ壁112に生じ
る応力には、軸力だけで曲げモーメントが発生しないの
で、ブラケット84の変形が防止される。
【0056】一方、図8及び図9に示すように、軸受1
16には、略三角形状をした軸板118が備えられてお
り、この軸板118の中央部には、フライホイール軸9
4を軸支可能な孔部120が形成されている。この孔部
120の孔縁には、ボス122が設けられており、ボス
122の外周には、溝部122Aが形成されている。
【0057】この溝部122Aがブラケット84に形成
された軸受穴98A、100Aの縁部に嵌まり込み、軸
受116が支持壁98、100に固定される。このた
め、軸受116の軸方向の抜け止めを行うと共に、容易
な組立てが可能となる。
【0058】また、軸板118は折り曲げ壁112の間
に配置されている。この軸板118の回転半径Rは、軸
受穴98A、100Aの軸芯から折り曲げ壁112と平
行な軸板118の辺を直交する線rよりも長くなってい
る。このため、軸受116を回転させようとしても、軸
板118が折り曲げ壁112に当たって回転が阻止され
るので、軸受116の回り止めが可能である。
【0059】一方、図2及び図5に示すように、本体ケ
ーシング58には、フライホイール軸94の一端側を支
持する保持軸受124が取付けられている。この保持軸
受124には軸受部126及び規制部128が設けられ
ており、軸受部126はフライホイール軸94の一端側
の外周面を支持しており、規制部128はフライホイー
ル軸94の端面と接触して軸方向の移動を規制してい
る。
【0060】また、規制部128からは本体ケーシング
58に取付けられるバネ板130が張出している。この
バネ板130には、穴部130Bが形成されており、こ
れによって、保持軸受124に柔軟性が与えられる。こ
のため、フライホイール軸94の3点支持による偏荷重
で保持軸受124へ不要なストレスが発生することはな
い。
【0061】さらに、バネ板130には長穴部130A
が形成されており、保持軸受124の位置を調整可能と
なっている。このため、ブラケット84の位置を調整し
た後、フライホイール軸94の軸芯に合わせて保持軸受
124の位置を調整することができる。
【0062】従って、既に他端側が二つの軸受116に
よって軸支されているフライホイール軸94の一端側を
支持して3点支持とすることで、フライホイール軸94
に外的な要因による衝撃が与えられても、軸方向での自
由度を中心とした自由振動が発生し難くなる。
【0063】また、規制部128の中央部には、フライ
ホイール軸94の端面と点接触する球状の突起部128
Aが設けられている。このため、フライホイール軸94
の端面が規制部128と面接触する場合と比較して、フ
ライホイール軸94に掛かる負荷が少なくなる。
【0064】さらに、規制部128には孔部120が形
成されており、規制部128にバネ性が与えられる。こ
のため、フライホイール軸94の軸方向での自由度を中
心とした自由振動は、さらに発生し難くなる。
【0065】次に、本形態に係る周波数帯域を示す。
【0066】図10には、従来に係る駆動装置(図示省
略)の振動減衰特性が示されている。この駆動装置は、
固有振動数f1=15Hz及び固有振動数f2=169
Hzを持っている。そして、16Hzから116Hzの
間の振動強度(dB)がマイナスとなっている領域が減
衰領域W1であり、この減衰領域W1内で生じる外部要
因による振動は減衰される。
【0067】一方、図11に示すように、本形態に係る
駆動装置26(図2参照)は、固有振動数f3=9Hz
を持っており、減衰領域W2は12Hz以上となってい
る。このため、本形態に係る駆動装置26では、従来の
駆動装置と比較すると、共振領域が少ないため、感光体
24(図1参照)にムラのない回転が伝達される。
【0068】一方、図3及び図12に示すように、モー
タ86の回転力は、中間転写装置30(図1参照)のベ
ルト28を駆動するロール32(図1参照)の軸(図示
省略)に伝達される。具体的には、図示しない出力軸に
固定された小歯車88の回転力が、二段歯車で構成され
た歯車140に伝達される。
【0069】まず、小歯車88が歯車140の大径部1
40Aと噛み合い、歯車140の小径部140Bが歯車
142と噛み合う。この歯車142が歯車144と噛み
合い、歯車144へ回転力が伝達される。
【0070】この歯車144には、出力軸146(第二
の回転軸)が固定されており、出力軸146の一端は、
蓋ケーシング60に嵌め込まれた軸受148で支持さ
れ、他端は本体ケーシング58に嵌め込まれた軸受15
0で支持されている。この出力軸146の先端には、歯
車152が固定されており、歯車152はロール32の
軸に固定された歯車154と噛み合い、ロール32を駆
動させる。
【0071】図13及び図14に示すように、出力軸1
46には円錐形状の凹部146Aが形成されている。一
方、歯車152にはボス156が形成されており、ボス
156にはネジ穴部156Aが設けられている。このた
め、歯車152を出力軸146に嵌合させた後、固定螺
子158をネジ穴部156Aにねじ込み、凹部146A
に固定させる。
【0072】これによって、歯車152が簡単に出力軸
146に固定される。このため、歯車152と出力軸1
46との円周方向での位置変動の防止を圧入、或いは接
着することなく実現でき、また、作業性も良いのでコス
トダウンを図ることができる。
【0073】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、請求項1
〜5に記載の発明では、既に他端側が二つの軸受によっ
て軸支されているフライホイール軸の一端部を支持し、
3点支持とすることで、フライホイールに外的な要因に
よる衝撃が与えられても、軸方向での自由度を中心とし
た自由振動が発生し難くなる。
【0074】請求項6に記載の発明では、ブラケットの
変形が防止される。請求項7に記載の発明では、軸受の
回り止めが可能であり、また、軸受の軸方向の抜け止め
を行うと共に、容易な組立てが可能となる。
【0075】請求項8に記載の発明では歯車と第二の回
転軸との円周方向での位置変動の防止を圧入、或いは接
着することなく実現でき、また、作業性も良いのでコス
トダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る画像形成装置の概念図である。
【図2】本形態に係る駆動装置の第一像担持体を駆動さ
せる歯車伝達機構を示す部分断面図である。
【図3】本形態に係る駆動装置の歯車伝達機構を示す概
念図である。
【図4】図2のA−A矢視図である。
【図5】図2の左側面図である。
【図6】本形態に係る駆動装置に用いられるブラケット
及び軸受の斜視図である。
【図7】本形態に係る駆動装置に用いられるエンドレス
ベルトの張力を調整している状態を示す斜視図である。
【図8】本形態に係る駆動装置に用いられるブラケット
及び軸受の平面図である。
【図9】本形態に係る駆動装置に用いられるブラケット
及び軸受の縦断面図である。
【図10】従来の駆動装置の振動減衰特性を示すグラフ
である。
【図11】本形態に係る駆動装置の振動減衰特性を示す
グラフである。
【図12】本形態に係る駆動装置の第二像担持体を駆動
させる歯車伝達機構を示す部分断面図である。
【図13】本形態に係る駆動装置の第二像担持体を駆動
させる出力軸に歯車を固定させる方法を示す分解斜視図
である。
【図14】本形態に係る駆動装置の第二像担持体を駆動
させる出力軸に歯車を固定させた方法を示す部分断面図
である。
【図15】従来に係る駆動装置の用いられるフライホイ
ール軸の支持方法を示す概念図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置 22 二次転写ロール(第二次転写手段) 24 感光体(第一像担持体) 26 駆動装置 28 ベルト(ベルト駆動手段) 66 出力軸(第一の回転軸) 84 ブラケット(調整手段) 86 モータ(駆動源) 88 小歯車(第一の駆動手段) 90 中間歯車(第一の駆動手段) 92 中間歯車(第一の駆動手段) 96 フライホイール 98 支持壁 100支持壁 112折り曲げ壁 116軸受 118軸板 120孔部 122ボス 122A 溝部 124保持軸受 126軸受部 128規制部 128A 突起部 130バネ板(バネ手段) 130A 長穴部 146A 凹部 146出力軸(第二の回転軸) 152歯車 156A ネジ穴部 156ボス 156A 穴部 158固定螺子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 550 G03G 15/16 15/16 H02K 7/02 H02K 7/02 7/08 Z 7/08 7/10 D 7/10 7/116 7/116 F16F 15/30 S Fターム(参考) 2H032 BA01 BA07 BA23 2H035 CG03 2H071 CA02 CA05 DA15 DA26 3J012 AB07 BB01 DB09 DB11 FB01 5H607 AA00 AA04 BB01 CC01 CC03 CC05 DD03 DD18 DD19 EE24 EE28 EE36 EE41 EE49 FF01 GG03 GG07 GG09 GG29 JJ05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像が形成される第一像担持
    体と、前記第一像担持体に形成されたトナー像が転写さ
    れる第二像担持体と、前記第一像担持体上のトナー像を
    前記第二像担持体へ転写させる第一次転写手段と、前記
    第一像担持体が固定された第一の回転軸と、前記第一の
    回転軸の回転力をフライホイール軸へ増速伝達するベル
    ト駆動手段と、前記フライホイール軸の一端部に固定さ
    れたフライホイールと、前記第一の回転軸に回転力を伝
    達する第一の駆動手段と、前記第一の駆動手段を駆動す
    る駆動源と、を備えた駆動装置において、 前記フライホイール軸の他端側の2点を回転可能に軸支
    する一対の軸受と、前記軸受が取付けられたブラケット
    と、前記ブラケットを本体ケーシングに対して移動させ
    前記第一の回転軸と前記フライホイール軸との離間距離
    を調整する調整手段と、前記本体ケーシングに取付けら
    れ前記フライホイール軸の一端側を支持する保持軸受
    と、を有することを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記保持軸受が、前記フライホイール軸
    の一端側の外周面を支持する軸受部と、前記フライホイ
    ール軸の端面と接触して軸方向の移動を規制する規制部
    と、前記軸受部に柔軟性を付与するバネ手段と、で構成
    されたことを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記バネ手段が、前記規制部から張出
    し、本体ケーシングに取付けられるバネ板であることを
    特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記規制部の中央部に設けられ、前記フ
    ライホイール軸の端面と点接触する球状の突起部を有す
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載の駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記フライホイール軸の軸芯に合わせて
    前記バネ板の位置が調整可能な取り付け手段を有するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記ブラケットが、前記軸受が配設され
    る一対の支持壁と、前記一対の支持壁を所定の距離を置
    いて連結する折り曲げ壁と、で構成され、 前記折り曲げ壁の軸線が前記フライホイール軸に巻き付
    けられた前記ベルト駆動手段のベルトに対して平行であ
    ることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の駆動
    装置。
  7. 【請求項7】 前記軸受が、前記折り曲げ壁の間に配置
    され前記折り曲げ壁と略平行な辺を持つ多角形状の軸板
    と、前記軸板に形成され前記フライホイール軸を軸支可
    能な孔部と、前記孔部の孔縁に設けられ外周に溝部が形
    成され前記支持壁に形成された軸受穴の縁部に嵌合可能
    なボスと、で構成されたことを特徴とする請求項6に記
    載の駆動装置。
  8. 【請求項8】表面にトナー像が形成される第一像担持体
    と、前記第一像担持体に形成されたトナー像が転写され
    る第二像担持体と、前記第二像担持体へ転写されたトナ
    ー像を印刷媒体に転写させる第二次転写手段と、前記第
    二像担持体に駆動力を伝達する第二の回転軸と、前記第
    二の回転軸に固定される歯車と、前記歯車を駆動する駆
    動源と、を備えた駆動装置において、 前記第二の回転軸に形成された凹部と、前記歯車を前記
    第二の回転軸に嵌合させた後、歯車に形成されたボスを
    貫通し前記凹部に固定される固定螺子と、を有すること
    を特徴とする駆動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102594001A (zh) * 2012-01-18 2012-07-18 中冶南方(武汉)威仕工业炉有限公司 台车炉销齿传动附加内应力消除装置
JP2013061532A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Sharp Corp ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP2015228005A (ja) * 2014-06-03 2015-12-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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