JP2001051295A - アクティブマトリクス基板及び電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

アクティブマトリクス基板及び電気光学装置及び電子機器

Info

Publication number
JP2001051295A
JP2001051295A JP22433099A JP22433099A JP2001051295A JP 2001051295 A JP2001051295 A JP 2001051295A JP 22433099 A JP22433099 A JP 22433099A JP 22433099 A JP22433099 A JP 22433099A JP 2001051295 A JP2001051295 A JP 2001051295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
active matrix
matrix substrate
film
substrate
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22433099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3835068B2 (ja
Inventor
Shin Koide
慎 小出
Shinsuke Fujikawa
紳介 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP22433099A priority Critical patent/JP3835068B2/ja
Publication of JP2001051295A publication Critical patent/JP2001051295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3835068B2 publication Critical patent/JP3835068B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶装置などの電気光学装置において、段差
部におけるデータ線の細りや断線を防止するとともに、
開口率を向上させる。 【解決手段】 データ線30の下に複数存在する段差部
X1、X2、X3、X4等においてデータ線を拡幅部30a
で拡幅することによって、段差部におけるデータ線の細
りや断線を防止する。また、データ線30に沿って保持
容量3bが形成されていない部分3cにおいてデータ線
を拡幅することによって、この部分をデータ線によって
遮光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学装置及び
その製造方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気光学装置の一例であるTFT
駆動によるアクティブマトリクス駆動方式の液晶パネル
(液晶装置)においては、縦横に夫々配列された多数の
走査線及びデータ線並びにこれらの各交点に対応して多
数の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transisito
r)がアクティブマトリクス基板上に設けられている。
各TFTは、走査線にゲート電極が接続され、データ線
にソース電極が接続され、画素電極にドレイン電極が接
続されている。そして、TFTのゲート電極に走査線を
介して走査信号が供給されると、TFTはオン状態とさ
れ、TFTのソース電極(或いはドレイン電極)にデー
タ線を介して供給される画像信号が当該TFTのソース
−ドレイン間を介して画素電極に供給される。
【0003】このような画像信号の電荷供給は、オン状
態のTFTを介して画素電極毎に一選択時間で行われ
る。一方、その選択時間以外はTFTがオフ状態で電荷
が保持される。このオフ状態ではTFTのオフ抵抗が低
い場合には電荷がリークするので、各画素電極には液晶
容量と並列に接続された蓄積容量を形成し、電位が低下
する時定数を大きくするのが一般的である。蓄積容量
は、一般にTFTにおいて画素電極に接続された側のド
レイン電極を構成する半導体層を延設して第1蓄積容量
電極とし、走査線に沿って形成された容量線の一部を第
2蓄積容量電極とし、これら二つの蓄積容量電極を絶縁
膜(即ち、誘電体膜)を介して対向配置させることによ
り、各画素電極に対して構築される。この場合、容量線
をデータ線に沿って延長して保持容量の増大を図ってい
る。このような構成を持つ蓄積容量により、画素スイッ
チング用のTFTのオン時間よりも例えば3桁程長い時
間に亘って画素電極における画像信号の電圧を維持する
ことが可能となる。すなわち、デューティー比が小さく
ても、コントラスト比の高い良好な画像表示を行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、ディスプレイの
大画面化や一枚の基板から多数枚取りするために基板が
大型化(例えば一辺が30cmを超える)しており、こ
のような大型基板にスピンコート法でレジストを均一の
厚さで塗布するためには粘度の低いレジストを使う必要
がある。具体的には、スピンコート法(回転数:100
0rpm)でレジストを均一の厚さ(1μm程度)で塗
布するためには粘度の低いレジスト(10センチポイ
ズ)を使う必要がある。通常の半導体製造の場合、レジ
ストの粘度は30センチポイズ位が良く使われる。この
ように、ガラス基板上ではレジストの粘度を低くしなけ
ればならないので、図19(b)に示すように、段差部
分のレジスト膜厚d2が非段差部分のレジスト膜厚d1に
比べ薄いことと、下地反射により過度に露光されて(レ
ジストの単位体積当たりの積算露光量が相対的に大きく
なるため)、レジストパターンが細る。さらに、ドライ
エッチングによってデータ線が両サイドから浸食され
て、図19(a)に示すように、データ線が細るという
問題がある。この問題は高精細化のためデータ線の線幅
が3μm以下になるとデータ線の線幅に対する細りの幅
が無視できなくなり、断線の恐れもあるため特に問題と
なる。さらに、データ線である下地膜がアルミニウム膜
のような金属膜の場合はいっそう下地反射の影響を受け
て細りが問題となる。
【0005】一方で、上述したように保持容量増大のた
め、例えば、図20に示すように、容量線3bをデータ
線30に沿って延長しているのだが、短絡を回避するた
め、データ線30に沿って保持容量電極3bが形成され
ていない隙間部分3cができるのでこの部分を遮光する
必要がある。この場合、対向基板側の遮光膜(ブラック
マトリックス:BMなど)で遮光すればよいのである
が、これではアクティブマトリクス基板と対向基板との
位置合わせずれが原因で開口率が減少してしまう。詳し
くは、アクティブマトリクス基板と対向基板との位置合
わせ、両者の製造誤差や基板の伸縮で必ず合わせずれが
起こる。このため予めこのずれ量を見込んで対向基板側
に形成するBMの幅を設定するので、BMの幅は遮光し
たい領域よりもある一定の幅で太く設計しなければなら
ない。そのため、表示領域として使用できる領域を一部
BMで覆ってしまうことになる。高精細パネルでなけれ
ば、1画素が大きく、有効画素面積に対して損なわれる
領域の割合が少ないので問題はない。しかし、高精細パ
ネルになれば、1画素が小さくなり、有効画素面積に対
して損なわれる領域の割合も大きくなるので、開口率が
低下する割合も高い。
【0006】本発明は上述した背景の下になされたもの
であり、高精細化に対応でき、開口率を向上できる電気
光学装置等の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブマト
リクス基板は、基板上にスイッチング素子と前記スイッ
チング素子に接続してなる複数の配線とを少なくとも有
してなるアクティブマトリクス基板において、前記複数
の配線のうち第1の配線には拡幅部が形成されてなるこ
とを特徴とする。
【0008】本発明のこのような構成によれば、以下に
示すように、拡幅部によって、第一の配線の細りや断線
の防止や、遮光などを行うことができる。
【0009】本発明の第1の態様では、前記拡幅部は、
例えば、前記第1の配線よりも下層に形成されてなる第
2の配線との交差部付近、前記スイッチング素子に形成
されてなる半導体層と交差する部分付近、あるいは、前
記第1の配線よりも下層に形成されてなる層(例えば、
保持容量電極)の段差部付近などに形成されてなること
を特徴とする。
【0010】本発明のこのような構成によれば、第1の
配線(例えばデータ線)下に複数存在する段差部(交差
部)において第1の配線を拡幅することによって、段差
部(交差部)における第1の配線の細りや断線を防止で
きる。特に、高精細化のため第1の配線の線幅が3μm
以下となった場合であっても段差部(交差部)における
第1の配線の細りや断線を防止できるので、高精細化に
対応できる。本発明は、特に、高精細パネルにおいて有
効である。また、複数存在する段差部(交差部)に亘っ
て一括して拡幅することで、複数存在する段差部(交差
部)における第1の配線の細りや断線を一括して防止で
きる。さらに、複数存在する段差部(交差部)は、画素
の非表示領域に存在しているので、開口率を低下させる
ことがない。尚、本発明にかかる配線の拡幅は、第1の
配線と同時に同一工程にて形成される周辺回路について
も適用できることは言うまでもない。
【0011】本発明の第2の態様では、前記保持容量電
極が形成されていない部分に前記拡幅部を形成し遮光部
としたことを特徴とする。
【0012】本発明のこのような構成によれば、第1の
配線(例えばデータ線)に沿って保持容量電極が形成さ
れていない部分において第1の配線を拡幅することによ
って、この部分を第1の配線によって遮光できる。した
がって、対向基板側の遮光膜で遮光する必要がなく、対
向基板側の遮光膜が原因で生じる開口率の減少を回避で
き、その分だけ開口率を向上できる。
【0013】具体的には例えば、ラビングによる液晶の
配向不良を生じる部分を隠すために保持容量をデータ線
に対してオフセット配置する場合に際して、この保持容
量のオフセット配置によって生じることになる保持容量
が形成されていない部分において、データ線を拡幅する
ことによって、この部分をデータ線によって遮光でき
る。
【0014】詳しくは、図20に示すように、液晶を配
向させるラビング処理を、図面上の左下から右上の方向
で行う場合、画素内のラビング開始点側の辺C及びDで
は、辺に沿って液晶の配向不良が生じやすい。従って、
この部分を隠すように保持容量電極3bをデータ線の中
心に対してオフセット配置(長さ関係がA>B)して表
示不良部を隠している。保持容量電極は金属で形成され
るので結果的に遮光されることになる。問題なのは、デ
ータ線30に沿って保持容量電極3bが延長して形成さ
れているが、隣接する走査線20の手前までしか形成で
きないので、隙間3cができることである。この隙間3
cは、対向基板側の遮光膜(BMなど)で遮光すればよ
いのであるが、これでは上述したようにアクティブマト
リクス基板と対向基板との位置合わせずれが原因で開口
率が減少してしまう。この隙間部分3cを、図7に示す
ように、データ線30を拡幅部30aで拡幅することに
よって遮光すれば、対向基板側の遮光膜を従来より細く
形成でき、場合によっては対向基板側の遮光膜を省略で
きることになり、開口率を向上できる。高精細の程度や
設計ルールによって開口率の向上率が異なるので一概に
は言えないが、数%程度の開口率を向上させることが可
能である。透過型の液晶表示装置では開口率が向上する
とバックライトの光利用効率が向上して消費電力を下げ
られるので、ひいてはバッテリー使用による連続動作時
間が長くなる。
【0015】尚、上記第1の態様及び第2の態様を組み
合わせることで、両者の効果を奏するとともに、同じ太
さの一連の拡幅部で両者を満たすことができ、同一工程
で形成できるので効率が良い。
【0016】本発明の一態様では、スイッチング素子
が、薄膜トランジスタであることを特徴とする。
【0017】このような構成によれば、薄膜トランジス
タ構造に起因する段差による第1の配線の細りや断線な
どを防止できる。
【0018】本発明の一態様では、スイッチング素子
が、デュアルゲート構造の薄膜トランジスタであること
を特徴とする。
【0019】このような構成によれば、デュアルゲート
構造に起因する段差による第1の配線の細りや断線など
を防止できる。
【0020】本発明の電気光学装置は、上記本発明にか
かるアクティブマトリクス基板と対向基板とを備えたこ
とを特徴とする。
【0021】本発明のこのような構成によれば、高精細
かつ高開口率の電気光学装置が得られる。
【0022】本発明の電子機器は、前記電気光学装置を
表示装置として備えたことを特徴とする。
【0023】本発明のこのような構成によれば、優れた
電気光学装置を備えた電子機器が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は、本形態に係る電
気光学装置を対向基板の側からみた平面図である。図2
は、図1のH−H′線で切断したときの電気光学装置の
断面図である。
【0026】図1および図2に示すように、電気光学装
置300(液晶パネル)は、石英ガラスや耐熱ガラスな
どの絶縁基板10の表面に画素電極9aがマトリクス状
に形成されたアクティブマトリクス基板100と、同じ
く石英ガラスや耐熱ガラスなどの絶縁基板41の表面に
対向電極32が形成された対向基板200と、これらの
基板間に電気光学物質として封入、挟持されている液晶
39とから概略構成されている。アクティブマトリクス
基板100と対向基板200とは、対向基板200の外
周縁に沿って形成されたギャップ材含有のシール材59
によって所定の間隙(セルギャップ)を介して貼り合わ
されている。また、アクティブマトリクス基板100と
対向基板200との間には、ギャップ材含有のシール材
59によって液晶封入領域40が区画形成され、この液
晶封入領域40内に液晶39が封入されている。
【0027】対向基板200はアクティブマトリクス基
板100よりも小さく、アクティブマトリクス基板10
0の周辺部分は、対向基板200の外周縁よりはみ出た
状態に貼り合わされる。従って、アクティブマトリクス
基板100の駆動回路(走査線駆動回路70やデータ線
駆動回路60)や入出力端子45は対向基板200から
露出した状態にある。ここで、シール材59は部分的に
途切れているので、この途切れ部分によって、液晶注入
口241が構成されている。このため、対向基板200
とアクティブマトリクス基板100とを貼り合わせた
後、シール材59の内側領域を減圧状態にすれば、液晶
注入口241から液晶39を減圧注入でき、液晶39を
封入した後、液晶注入口241を封止材242で塞げば
よい。なお、アクティブマトリクス基板100には、シ
ール材59の形成領域の内側において、画面表示領域1
1を見切りするための遮光膜55が形成されている。ま
た、対向基板200には、アクティブマトリクス基板1
00の各画素電極9aの境界領域に対応する領域に遮光
膜57が形成されている。
【0028】また、対向基板200およびアクティブマ
トリクス基板100の光入射側の面あるいは光出射側に
は、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモード
の別に応じて、偏光板(図示せず)などが所定の向きに
配置される。
【0029】このように構成した電気光学装置300に
おいて、アクティブマトリクス基板100では、データ
線(図示せず)および後述する画素TFT50を介して
画素電極9aに印加した画像信号によって、画素電極9
aと対向電極32との間において液晶39の配向状態を
画素毎に制御し、画像信号に対応した所定の画像を表示
する。従って、アクティブマトリクス基板100では、
データ線および画素TFT50を介して画素電極9aに
画像信号を供給するとともに、対向電極32にも所定の
電位を印加する必要がある。そこで、電気光学装置30
0では、アクティブマトリクス基板100の表面のう
ち、対向基板200の各コーナー部に対向する部分に
は、データ線などの形成プロセスを援用してアルミニウ
ム膜などからなる上下導通用の第1の電極47が形成さ
れている。一方、対向基板200の各コーナー部には、
対向電極32の形成プロセスを援用してITO(Indium
Tin Oxide)膜などからなる上下導通用の第2の電極4
8が形成されている。さらに、これらの上下導通用の第
1の電極47と第2の電極48とは、エポキシ樹脂系の
接着剤成分に銀粉や金めっきファイバーなどの導電粒子
が配合された導通材56によって電気的に導通してい
る。それ故、電気光学装置300では、アクティブマト
リクス基板100および対向基板200のそれぞれにフ
レキシブル配線基板などを接続しなくても、アクティブ
マトリクス基板100のみにフレキシブル配線基板99
を接続するだけで、アクティブマトリクス基板100お
よび対向基板200の双方に所定の信号を入力すること
ができる。
【0030】(アクティブマトリクス基板の全体構成)
図3は、電気光学装置300に用いたアクティブマトリ
クス基板の構成を模式的に示すブロック図である。
【0031】図3に示すように、本形態の駆動回路内蔵
型のアクティブマトリクス基板では、絶縁基板(図示せ
ず)上に、互いに交差する複数の走査線20(下層配
線)と複数のデータ線30(上層配線)とに接続するス
イッチング素子50が形成されてなり、スイッチング素
子50に接続して画素電極9aがマトリクス状に構成さ
れている。走査線20はタンタル膜、アルミニウム膜、
アルミニウムの合金膜などで構成され、データ線30は
アルミニウム膜あるいはアルミニウム合金膜などで構成
され、それぞれ単層もしくは積層されている。これらの
画素電極9aが形成されている領域が画素部11(画面
表示領域)である。
【0032】絶縁基板上における画素部11の外側領域
(周辺部分)には、複数のデータ線30のそれぞれに画
像信号を供給するデータ線駆動回路60が構成されてい
る。また、走査線20の両端部のそれぞれには、各々の
走査線20に画素選択用の走査信号を供給する走査線駆
動回路70が構成されている。
【0033】データ線駆動回路60には、X側シフトレ
ジスタ回路、X側シフトレジスタ回路から出力された信
号に基づいて動作するアナログスイッチとしてのTFT
651を備えるサンプルホールド回路、6相に展開され
た各画像信号に対応する6本の画像信号線671などが
構成されている。本例において、データ線駆動回路60
は、前記のX側シフトレジスタ回路が4相で構成されて
おり、入出力端子を介して外部からスタート信号、クロ
ック信号、およびその反転クロック信号がX側シフトレ
ジスタ回路に供給され、これらの信号によってデータ線
駆動回路60が駆動される。従って、サンプルホールド
回路は、前記のX側シフトレジスタ回路から出力された
信号に基づいて各TFT651が動作し、画像信号線6
71を介して供給される画像信号を所定のタイミングで
データ線30に取り込み、各画素電極9aに供給するこ
とが可能である。
【0034】一方、走査線駆動回路70には、端子を介
して外部からスタート信号、クロック信号、およびその
反転クロック信号が供給され、これらの信号によって走
査線駆動回路70が駆動される。
【0035】(画素およびTFTの構造)図4は、図3
に示すアクティブマトリクス基板の画素部のコーナー部
分を拡大して示す平面図である。図5は、図3に示すア
クティブマトリクス基板の画素の等価回路図である。図
6は、図4の画素TFT部のA−A′線における断面図
断面図である。
【0036】図4および図5からわかるように、画素電
極9aには、走査線20およびデータ線30に接続する
画素スイッチング用のTFT50が形成されている。ま
た、各画素電極9aに向けては容量線3bも形成されて
いる。
【0037】次に図6の断面図に示すように、電気光学
装置は、透明な一方の基板の一例を構成するアクティブ
マトリクス基板板100と、これに対向配置される透明
な他方の基板の一例を構成する対向基板200とを備え
ている。アクティブマトリクス基板100と対向基板2
00は例えばガラス基板や石英基板からなる。アクティ
ブマトリクス基板100には、画素電極9aが設けられ
ており、その上側には、ラビング処理等の所定の配向処
理が施された配向膜16が設けられている。画素電極9
aは例えば、ITO膜(Indium Tin Oxide膜)などの透
明導電性薄膜からなる。また配向膜16は例えば、ポリ
イミド薄膜などの有機薄膜からなる。
【0038】他方、対向基板200には、その全面に渡
って対向電極(共通電極)32が設けられており、その
下側には、ラビング処理等の所定の配向処理が施された
配向膜23が設けられている。対向電極32は例えば、
ITO膜などの透明導電性薄膜からなる。また配向膜2
3は、ポリイミド薄膜などの有機薄膜からなる。
【0039】アクティブマトリクス基板100には、図
3に示すように、各画素電極9aに隣接する位置に、各
画素電極9aをスイッチング制御する画素スイッチング
用TFT50が設けられている。
【0040】対向基板200には、更に図6に示すよう
に、各画素の開口領域(即ち、画像表示領域内において
実際に入射光が透過して表示に有効に寄与する領域)以
外の領域に、ブラックマスク或いはブラックマトリクス
と称される第2遮光膜22が設けられている。このた
め、対向基板200の側から入射光が画素スイッチング
用TFT50の半導体層1aのチャネル領域1a’やL
DD(Lightly Doped Drain)領域1b及び1cに侵入
することはない。更に、第2遮光膜22は、コントラス
トの向上、色材の混色防止などの機能を有する。
【0041】このように構成され、画素電極9aと対向
電極32とが対面するように配置されたアクティブマト
リクス基板100と対向基板200との間には、前述の
シール材(図1及び図2参照)により囲まれた空間に電
気光学物質が封入され、電気光学物質層39が形成され
る。電気光学物質層39は、画素電極9aからの電界が
印加されていない状態で配向膜16及び23により所定
の配向状態をとる。電気光学物質層39は、例えば一種
又は数種類のネマティック電気光学物質を混合した電気
光学物質からなる。シール材は、二つの基板100及び
200をそれらの周辺で貼り合わせるための、例えば光
硬化性樹脂や熱硬化性樹脂からなる接着剤であり、両基
板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー或い
はガラスビーズ等のスペーサが混入されている。
【0042】図6に示すように、アクティブマトリクス
基板100と複数の画素スイッチング用TFT50との
間には、絶縁膜12が設けられている。絶縁膜12は、
アクティブマトリクス基板100の全面に形成されるこ
とにより、画素スイッチング用TFT50のための下地
膜としての機能をも有する。即ち、アクティブマトリク
ス基板100の表面の研磨時における荒れや、ガラス基
板からの不純物で画素スイッチング用TFT50の特性
の劣化を防止する機能を有する。絶縁膜12は、例え
ば、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜等からなる。
【0043】図6において、画素スイッチング用TFT
50は、LDD(Lightly Doped Drain)構造を有して
おり、走査線の一部であるゲート電極3a、当該ゲート
電極3aからの電界によりチャネルが形成される半導体
層1aのチャネル領域1a’、ゲート電極3aと半導体
層1aとを絶縁するゲート絶縁膜2、データ線の一部で
あるソース電極6a、半導体層1aの低濃度ソース領域
(ソース側LDD領域)1b並びに低濃度ドレイン領域
(ドレイン側LDD領域)1c、半導体層1aの高濃度
ソース領域1d並びに高濃度ドレイン領域1eを備えて
いる。高濃度ドレイン領域1eには、複数の画素電極9
aのうちの対応する一つが接続されている。ソース領域
1b及び1d並びにドレイン領域1c及び1eは後述の
ように、半導体層1aに対し、n型又はp型のチャネル
を形成するかに応じて所定濃度のn型用又はp型用のド
ーパントをドープすることにより形成されている。n型
チャネルのTFTは、動作速度が速いという利点があ
り、画素のスイッチング素子である画素スイッチング用
TFT50として用いられることが多い。
【0044】図6に示すように、TFT50は、走査線
20と同時形成されたゲート電極3aと、データ線30
の一部としてのソース電極6aが第1の層間絶縁膜4の
第1のコンタクトホール4aを介して電気的に接続する
ソース領域1dと、データ線30と同時形成されたアル
ミニウム膜などから構成されたドレイン電極6bが第1
の層間絶縁膜4の第2のコンタクトホール4bを介して
電気的に接続するドレイン領域1eとを有している。ま
た、第1の層間絶縁膜4の上層側には第2の層間絶縁膜
7が形成されており、この第2の層間絶縁膜7に形成さ
れた第3のコンタクトホール8aを介して、画素電極9
aがドレイン電極6bに対して電気的に接続している。
【0045】尚、図6では、説明を容易にするため、画
素スイッチング用TFT50のゲート電極3aをソース
−ドレイン領域1d及び1e間に1個のみ配置したシン
グルゲート構造の場合を挙げて説明したが、本実施の形
態では、これらの間に2個以上のゲート電極を配置した
デュアルゲート或いはトリプルゲート構造としてもよ
い。この際、各々のゲート電極には同一の信号が印加さ
れるようにする。このようにデュアルゲート或いはトリ
プルゲート以上でTFTを構成すれば、チャネルとソー
ス−ドレイン領域接合部のリーク電流を防止でき、オフ
時の電流を低減することができる。
【0046】(本実施の形態の特徴部分)本実施の形態
では、図7に示すように、データ線30(上層配線)
と、その下に複数存在する下層配線、すなわち走査線2
0、容量線3b、もしくは半導体層1aと交差する領域
上で、上層配線であるデータ線30の拡幅部30aを有
している。あるいは、走査線20、容量線3b、もしく
は半導体層1aが作る段差部X1、X2、X3、X4におい
て上層のデータ線を拡幅部30aで拡幅している。更
に、データ線に沿って保持容量電極が形成されていない
部分3cにおいてデータ線を拡幅部30aで拡幅したこ
とを特徴としている。
【0047】ここで、データ線30の下に複数存在する
下層配線、すなわち走査線20、容量線3b、若しくは
半導体層1aと交差する領域上で、上層配線であるデー
タ線30の拡幅部30aを有しているのは、フォトリソ
グラフィー工程においてその交差部領域上で、レジスト
膜が薄くなることによるオーバ露光やドライエッチダメ
ージによる細りを防止している。また、段差部X1、X
2、X3、X4等の上においてもデータ線を拡幅部30a
で拡幅することによって、段差部におけるデータ線の断
線を防止している。これらの技術は高精細化のためデー
タ線の線幅が3μm以下となった場合であっても段差部
におけるデータ線の細りや断線を防止できるので、高精
細化に対応できる。この技術は、特に、大型ガラス基板
上における高精細パネルにおいて必要かつ有効である。
また、複数存在する段差部に亘って一括して拡幅するこ
とで、複数存在する段差部におけるデータ線の細りや断
線を一括して防止できる。さらに、複数存在する段差部
は画素の非表示領域に存在しているので、開口率を低下
させることがない。
【0048】一方、データ線30に沿って保持容量電極
3bが形成されていない部分3cにおいてデータ線を拡
幅することによって、この部分がデータ線によって遮光
できる。したがって、対向基板側の遮光膜で遮光する必
要がなく、対向基板側の遮光膜が原因で生じる開口率の
減少を回避でき、その分だけ開口率を向上できる。尚、
図7では、保持容量電極がデータ線30の中心に対して
オフセット配置したことによって生じる隙間について、
データ線の拡幅によって遮光しているが、保持容量電極
をオフセット配置しない場合に生じる隙間についても同
様に適用できる。
【0049】尚、本発明においては、図19に示すよう
に、各段差部において、レジストが薄くなってレジスト
が細る部分のみを拡幅することができ、これによれば遮
光領域の低減が必要な場合に有効である。
【0050】また、拡幅部30aは矩形でなくても良
く、例えば、角をとった形状にできる。
【0051】図9及び図10に他の実施の形態を示す。
図9及び図10に示す実施の形態では、デュアルゲート
(ゲート1、ゲート2)の薄膜トランジスタが形成され
た液晶装置において、データ線の下に複数存在する下層
配線、すなわち走査線20、容量線3b、若しくは半導
体層1aと交差する領域上で、上層配線であるデータ線
30の拡幅部30aを有している。さらに、下層配線や
半導体層がつくる段差部の上もデータ線を拡幅すること
によって、段差部におけるデータ線の細りや断線を防止
している。
【0052】(アクティブマトリクス基板AMの製造方
法)このような構成のアクティブマトリクス基板AMを
製造する方法を、図11ないし図15を参照して説明す
る。これらの図は、本形態のアクティブマトリクス基板
AMの製造方法を示す工程断面図であり、いずれの図に
おいても、図4のA−A′線における断面に相当する。
但し、ここでは画素用TFT50の製造方法のみについ
て説明することし、保持容量電極72、各種の配線、走
査線駆動回路70、およびデータ線駆動回路60などの
製造方法の説明および図示を省略する。
【0053】まず、図11(A)に示すように、ガラス
基板、たとえば無アリカリガラスや石英などからなる透
明な絶縁基板10の表面に直接、あるいは絶縁基板10
の表面に形成した下地保護膜(図示せず)の表面全体
に、減圧CVD法などにより厚さが約200オングスト
ローム〜約2000オングストローム、好ましくは約1
000オングストロームのポリシリコン膜からなる半導
体膜1を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いて
レジストマスクRM1を形成する。この半導体膜1の形
成は、アモルファスシリコン膜を堆積した後、500℃
〜700℃の温度で1時間〜72時間、好ましくは4時
間〜6時間の熱アニールを施してポリシリコン膜を形成
したり、ポリシリコン膜を堆積した後、シリコンを打ち
込み、非晶質化した後、熱アニールにより再結晶化して
ポリシリコン膜を形成する方法を用いてもよい。
【0054】次に、図11(B)に示すように、レジス
トマスクRMlを介して半導体膜1をパターニングし、
側に島状の半導体膜1a(能動層)を形成する。
【0055】次に、島状にパターニングした半導体膜1
aの表面に残るレジストマスクRMlに対し、図11
(C)に示すように、レジストマスクRMlを除去す
る。
【0056】次に、図11(D)に示すように、プラズ
マCVD法などにより半導体膜1aの表面に厚さが約5
00オングストローム〜約1500オングストロームの
シリコン酸化膜からなるゲート酸化膜2を形成する。あ
るいは、ゲート絶縁膜2としてシリコン窒化膜を用いて
もよい。
【0057】次に、図11(E)に示すように、ゲート
電極などを形成するためのタンタル膜3を絶縁基板10
全面に形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてレ
ジストマスクRM2を形成する。
【0058】次に、図11(F)に示すように、レジス
トマスクRM2を介してタンタル膜3をパターニング
し、ゲート電極3aを形成する。
【0059】次に、ゲート電極3aの形成に用いたレジ
ストマスクRM2に対し、図12(A)に示すように、
レジストマスクRM2除去する。
【0060】次に、図12(B)に示すように、画素T
FT部および駆動回路のNチヤネルTFT部の側には、
ゲート電極3aをマスクとして、約1×1013/cm
〜約5×1013/cmのドーズ量で低濃度の不純
物イオン(リンイオン)の打ち込みを行い、画素TFT
部の側には、ゲート電極3aに対して自己整合的に低濃
度のソース領域1b、および低濃度のドレイン領域1c
を形成する。ここで、ゲート電極3aの真下に位置して
いるため、不純物イオンが導入されなかった部分の半導
体膜1aは真性のチャネル領域となる。
【0061】次に、図12(C)に示すように、画素T
FT部では、ゲート電極3aよりの幅の広いレジストマ
スクRM3を形成して高濃度の不純物イオン(リンイオ
ン)を約1×1015/cm〜約5×1015/cm
のドーズ量で打ち込み、高濃度のソース領域1dおよ
びドレイン領域1eを形成する。
【0062】これらの不純物導入工程に代えて、低濃度
の不純物の打ち込みを行わずにゲート電極3aより幅の
広いレジストマスクRM3を形成した状態で高濃度の不
純物(リンイオン)を打ち込み、オフセット構造のソー
ス領域およびドレイン領域を形成してもよい。また、ゲ
ート電極3aの上に高濃度の不純物(リンイオン)を打
ち込んで、セルフアライン構造のソース領域およびドレ
イン領域を形成してもとよいことは勿論である。
【0063】また、図示を省略するが、周辺駆動回路の
PチヤネルTFT部を形成するために、前記画素部およ
びNチヤネルTFT部をレジストで被覆保護して、ゲー
ト電極をマスクとして、約1×1015/cm〜約5
×1015/cmのドーズ量でボロンイオンを打ち込
むことにより、自己整合的にPチヤネルのソース・ドレ
イン領域を形成する。なお、NチヤネルTFT部の形成
時と同様に、ゲート電極をマスクとして、約1×10
12/cm〜約5×1013/cmのドーズ量で低
濃度の不純物(ボロンイオン)を導入して、ポリシリコ
ン膜に低濃度領域を形成した後、ゲート電極よりの幅の
広いマスクを形成して高濃度の不純物(ボロンイオン)
を約1×1015/cm〜約5×1015/cm
ドーズ量で打ち込み、LDD構造(ライトリー・ドープ
ト・ドレイン構造)のソース領域およびドレイン領域を
形成してもよい。また、低濃度の不純物の打ち込みを行
わずに、ゲート電極より幅の広いマスクを形成した状態
で高濃度の不純物(リンイオン)を打ち込み、オフセッ
ト構造のソース領域およびドレイン領域を形成してもよ
い。これらのイオン打ち込み工程によって、CMOS化
が可能になり、周辺駆動回路の同一基板内への内蔵化が
可能となる。
【0064】次に、不純物の導入に用いたレジストマス
クRM3に対し、大気圧下でのプラズマ照射、および水
あるいは水系洗浄液での洗浄処理を行い、図12(D)
に示すように、レジストマスクRM3を除去する。尚、
不純物の導入に用いたレジストマスクRM3は変質して
いて、硫酸による処理では短時間のうちの除去はできな
かったが、プラズマ照射など本工程で示すレジスト除去
方法であれば、短時間のうちに処理できる。
【0065】次に、図12(E)に示すように、ゲート
電極3aの表面側にCVD法などにより、酸化シリコン
膜やSOG膜(スピン・オン・グラス)などからなる第
1の層間絶縁膜4を3000オングストローム〜150
00オングストローム程度の膜厚で形成した後、フォト
リソグラフィ技術を用いて、第1の層間絶縁膜4にコン
タクトホールや切断用孔を形成するためのレジストマス
クRM4を形成する。
【0066】次に、図13(A)に示すように、レジス
トマスクRM4を介して第1の層間絶縁膜4にエッチン
グを行い、第1の層間絶縁膜4のうち、ソース領域1d
およびドレイン領域1eに対応する部分にコンタクトホ
ール4a、4dをそれぞれ形成する。
【0067】次に、コンタクトホール4a、4dの形成
に用いたレジストマスクRM4に対し、図13(B)に
示すように、レジストマスクRM4を除去する。
【0068】次に、図13(C)に示すように、第1の
層間絶縁膜4の表面側に、ソース電極などを構成するた
めのアルミニウム膜6をスパッタ法などで形成した後、
フォトリソグラフィ技術を用いて、レジストマスクRM
5を形成する。
【0069】次に、レジストマスクRM5を介してアル
ミニウム膜6にエッチングを行い、図13(D)に示す
ように、ソース領域1dに第1のコンタクトホール4a
を介して電気的に接続するアルミニウム膜からなるソー
ス電極6a(データ線の一部)と、ドレイン領域1eに
第2のコンタクトホール4dを介して電気的に接続する
ドレイン電極6dとを形成する。
【0070】本実施の形態では、アルミニウム膜6にエ
ッチングを行い、データ線及びデータ線の一部であるソ
ース電極6aを形成する際に、前述した図7に示すよう
に、隙間部においてデータ線を拡幅すると同時に、前述
した段差部においてデータ線を拡幅した。
【0071】詳しくは、図7に示すように、データ線3
0(上層配線)の下に複数存在する段差部(交差部)、
すなわち、走査線20と交差する段差部X2、X3、容量
線3bと交差する段差部X1、X4、及び、半導体層1
aと交差する段差部(X1の近く)において、上層配線
であるデータ線30の拡幅部30aを有している。これ
と同時に、拡幅部30aによって、データ線30に沿っ
て保持容量電極3bが形成されていない部分3cを遮光
している。
【0072】次に、ソース電極6aおよびドレイン電極
6dの形成に用いたレジストマスクRM5に対し、図1
3(E)に示すように、レジストマスクRM5を除去す
る。
【0073】次に、図14(A)に示すように、ソース
電極6aおよびドレイン電極6dの表面側に、ペルヒド
ロポリシラザンまたはこれを含む組成物の塗布膜を焼成
した絶縁膜7aを形成する。さらに、この絶縁膜7aの
表面に、TEOSを用いたCVD法によりたとえば40
0℃程度の温度条件下で厚さが約500オングストロー
ム〜約15000オングストロームのシリコン酸化膜か
らなる絶縁膜7bを形成する。これらの絶縁膜7a、7
bによって、第2の層間絶縁膜7が形成されるここで、
ペルヒドロポリシラザンとは無機ポリシラザンの一種で
あり、大気中で焼成することによってシリコン酸化膜に
転化する塗布型コーティング材料である。たとえば、東
燃(株)製のポリシラザンは、−(SiHNH)−を
単位とする無機ポリマーであり、キシレンなどの有機溶
剤に可溶である。従って、この無機ポリマーの有機溶媒
溶液(たとえば、20%キシレン溶液)を塗布液として
スピンコート法(たとえば、2000rpm、20秒
間)で塗布した後、450℃の温度で大気中で焼成する
と、水分や酸素と反応し、CVD法で成膜したシリコン
酸化膜と同等以上の緻密なアモルファスのシリコン酸化
膜を得ることができる。従って、この方法で成膜した絶
縁膜7a(シリコン酸化膜)は、層間絶縁膜として用い
ることができるとともに、ドレイン電極6dに起因する
凹凸などを平坦化してくれる。それ故、液晶の配向状態
が凹凸に起因して乱れることを防止できる。
【0074】次に、フォトリソグラフイ技術を用いて、
第2の層間絶縁膜7にコンタクトホールを形成するため
のレジストマスクRM6を形成する。
【0075】次に、レジストマスクRM6を介して第2
の層間絶縁膜7にエッチングを行い、図14(B)に示
すように、ドレイン電極6dに対応する部分にコンタク
トホール7c、7dからなる第3のコンタクトホール8
aを形成する。
【0076】次に、第3のコンタクトホール8aの形成
に用いたレジストマスクRM6に対し、図14(C)に
示すように、レジストマスクRM6を除去する。
【0077】次に、図14(D)に示すように、第2の
層間絶縁膜7の表面側に、ドレイン電極を構成するため
の厚さが約400オングストローム〜約2000オング
ストロームのITO膜9(Indium Tin Oxide)をスパッ
タ法などで形成した後、フォトリソグラフィ技術を用い
て、ITO膜9をパターニングするためのレジストマス
クRM7を形成する。
【0078】次に、レジストマスクRM7を介してIT
O膜9にエッチングを行って、図15(A)に示すよう
に、第3のコンタクトホール8aを介してドレイン電極
6dに電気的に接続する画素電極9aを形成する。
【0079】しかる後に、画素電極9aの形成に用いた
レジストマスクRM7に対し、図15(B)に示すよう
に、レジストマスクRM7を除去する。
【0080】(他の実施の態様)以上図1から図15を
参照して説明した各実施の形態では、データ線駆動回路
60及び走査線駆動回路70をアクティブマトリクス基
板100の上に設ける代わりに、例えばTAB(テープ
オートメイテッドボンディング基板)上に実装された駆
動用LSIに、アクティブマトリクス基板100の周辺
部に設けられた異方性導電フィルムを介して電気的及び
機械的に接続するようにしてもよい。また、対向基板2
00の投射光が入射する側及びアクティブマトリクス基
板100の出射光が出射する側には各々、例えば、TN
(ツイステッドネマティック)モード、STN(スーパ
ーTN)モード、D−STN(ダブル−STN)モード
等の動作モードや、ノーマリーホワイトモード/ノーマ
リーブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、位相
差フィルム、偏光板などが所定の方向で配置される。
【0081】以上説明した各実施の形態における液晶装
置は、例えば、カラー液晶プロジェクタに適用されるた
め、3枚の液晶装置がRGB用のライトバルブとして各
々用いられ、各パネルには各々RGB色分解用のダイク
ロイックミラーを介して分解された各色の光が投射光と
して各々入射されることになる。従って、各実施の形態
では、対向基板200に、カラーフィルタは設けられて
いない。しかしながら、第2遮光膜22の形成されてい
ない画素電極9aに対向する所定領域にRGBのカラー
フィルタをその保護膜と共に、対向基板200上に形成
してもよい。このようにすれば、液晶プロジェクタ以外
の直視型や反射型のカラー液晶テレビなどのカラー液晶
装置に各実施の形態における液晶装置を適用できる。更
に、対向基板200上に1画素1個対応するようにマイ
クロレンズを形成してもよい。このようにすれば、入射
光の集光効率を向上することで、明るい液晶装置が実現
できる。更にまた、対向基板200上に、何層もの屈折
率の相違する干渉層を堆積することで、光の干渉を利用
して、RGB色を作り出すダイクロイックフィルタを形
成してもよい。このダイクロイックフィルタ付き対向基
板によれば、より明るいカラー液晶装置が実現できる。
【0082】また、各画素に設けられるスイッチング素
子としては、正スタガ型又はコプラナー型のポリシリコ
ンTFTであるとして説明したが、逆スタガ型のTFT
やアモルファスシリコンTFT等の他の形式のTFTに
対しても、各実施の形態は有効である。
【0083】更に、液晶装置の各画素のスイッチング素
子として、TFTに変えて、TFD、MIM等の2端子
型非線形素子を用いてもよい。この場合には、走査線及
びデータ線のうちの一方を対向基板に設けてストライプ
状の対向電極とし、他方を素子アレイ基板に設けて、各
TFD素子等を介して各画素電極に接続するように構成
すればよい。或いは、液晶装置の各画素にスイッチング
素子を設けることなく、パッシブマトリクス型の液晶装
置として構成してもよい。
【0084】(電子機器)次に、以上詳細に説明した電
気光学装置(液晶装置など)300を備えた電子機器の
実施の形態について図16から図18を参照して説明す
る。
【0085】先ず図16に、このように液晶装置300
を備えた電子機器の概略構成を示す。
【0086】図16において、電子機器は、表示情報出
力源1000、表示情報処理回路1002、駆動回路1
004、液晶装置300、クロック発生回路1008並
びに電源回路1010を備えて構成されている。表示情
報出力源1000は、ROM(Read Only Memory)、R
AM(Random Access Memory)、光ディスク装置などの
メモリ、画像信号を同調して出力する同調回路等を含
み、クロック発生回路1008からのクロック信号に基
づいて、所定フォーマットの画像信号などの表示情報を
表示情報処理回路1002に出力する。表示情報処理回
路1002は、増幅・極性反転回路、シリアル−パラレ
ル変換回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、ク
ランプ回路等の周知の各種処理回路を含んで構成されて
おり、クロック信号に基づいて入力された表示情報から
デジタル信号を順次生成し、クロック信号CLKと共に駆
動回路1004に出力する。駆動回路1004は、液晶
装置100を駆動する。電源回路1010は、上述の各
回路に所定電源を供給する。尚、液晶装置300を構成
するアクティブマトリクス基板の上に、駆動回路100
4を搭載してもよく、これに加えて表示情報処理回路1
002を搭載してもよい。
【0087】次に図17から図18に、このように構成
された電子機器の具体例を各々示す。
【0088】図17において、電子機器の一例たる液晶
プロジェクタ1100は、上述した駆動回路1004が
アクティブマトリクス基板上に搭載された液晶装置30
0を含む液晶表示モジュールを3個用意し、各々RGB
用のライトバルブ100R、100G及び100Bとし
て用いたプロジェクタとして構成されている。液晶プロ
ジェクタ1100では、メタルハライドランプ等の白色
光源のランプユニット1102から投射光が発せられる
と、3枚のミラー1106及び2枚のダイクロイックミ
ラー1108によって、RGBの3原色に対応する光成
分R、G、Bに分けられ、各色に対応するライトバルブ
100R、100G及び100Bに各々導かれる。この
際特にB光は、長い光路による光損失を防ぐために、入
射レンズ1122、リレーレンズ1123及び出射レン
ズ1124からなるリレーレンズ系1121を介して導
かれる。そして、ライトバルブ100R、100G及び
100Bにより各々変調された3原色に対応する光成分
は、ダイクロイックプリズム1112により再度合成さ
れた後、投射レンズ1114を介してスクリーン112
0にカラー画像として投射される。
【0089】図18において、電子機器の他の例たるマ
ルチメディア対応のラップトップ型のパーソナルコンピ
ュータ(PC)1200は、上述した液晶装置300が
トップカバーケース内に設けられており、更にCPU、
メモリ、モデム等を収容すると共にキーボード1202
が組み込まれた本体1204を備えている。
【0090】以上図16から図18を参照して説明した
電子機器の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型又
はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、デジタルカメ
ラ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、ワード
プロセッサ、エンジニアリング・ワークステーション
(EWS)、携帯電話、テレビ電話、POS端末、タッ
チパネルを備えた装置等などが電子機器の例として挙げ
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態におけるアクティブマトリクス基板
をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側か
ら見た平面図である。
【図2】 図1のH−H’断面図である。
【図3】 アクティブマトリクス基板の構成を模式的に
示すブロック図である。
【図4】 図3に示すアクティブマトリクス基板の画素
部のコーナー部分を拡大して示す平面図である。
【図5】 図3に示すアクティブマトリクス基板の画素
の等価回路図である。
【図6】 図4の画素TFT部のA−A′線における断
面図断面図である。
【図7】 実施の形態におけるデータ線の拡幅を説明す
るための平面図である。
【図8】 データ線の拡幅の他の形態を説明するための
平面図である。
【図9】 デュアルゲート構造を有する装置におけるデ
ータ線の拡幅を説明するための平面図である。
【図10】 図9における各切断線における断面図であ
る。
【図11】 液晶装置の製造プロセスを順を追って示す
工程図(その1)である。
【図12】 液晶装置の製造プロセスを順を追って示す
工程図(その2)である。
【図13】 液晶装置の製造プロセスを順を追って示す
工程図(その3)である。
【図14】 液晶装置の製造プロセスを順を追って示す
工程図(その4)である。
【図15】 液晶装置の製造プロセスを順を追って示す
工程図(その5)である。
【図16】 本発明による電子機器の実施の形態の概略
構成を示すブロック図である。
【図17】 電子機器の一例として液晶プロジェクタを
示す断面図である。
【図18】 電子機器の他の例としてパーソナルコンピ
ュータを示す正面図である。
【図19】 従来におけるデータ線の細り説明するため
の図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図20】 従来におけるデータ線に沿って生じる隙間
を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1a…半導体層 1a’…チャネル領域 1b…低濃度ソース領域(ソース側LDD領域) 1c…低濃度ドレイン領域(ドレイン側LDD領域) 1d…高濃度ソース領域 1e…高濃度ドレイン領域 1f…第1蓄積容量電極 2…ゲート絶縁膜 3a…ゲート電極 3b…容量線(第2蓄積容量電極) 4…第1層間絶縁膜 4a…第1コンタクトホール 4b…第2コンタクトホール 6a…ソース電極 7…第2層間絶縁膜 8a…第3コンタクトホール 9a…画素電極 10…絶縁基板 11…画素部(画面表示領域) 12…絶縁膜 16…配向膜 20…走査線 22…第2遮光膜 23…配向膜 30…データ線 32…対向電極 39…液晶層(電気光学物質層) 41…絶縁膜 50…画素スイッチング用TFT 59…シール材 71…蓄積容量 60…データ線駆動回路 70…走査線駆動回路 100…アクティブマトリクス基板 200…対向基板 300…電気光学装置(液晶装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 JA25 JA29 JA38 JA42 JA44 JA46 JB13 JB23 JB32 JB33 JB38 JB57 JB63 JB69 KA04 KA07 KA16 KA18 MA08 MA14 MA15 MA16 MA18 MA19 MA20 MA27 MA28 MA35 MA37 NA25 5F110 AA06 BB02 BB04 BB05 BB20 CC02 DD02 DD03 DD13 DD14 EE04 EE28 FF02 FF03 FF30 GG02 GG13 GG24 GG25 GG45 GG47 HJ01 HJ04 HJ13 HL03 HL23 HM15 HM18 NN03 NN04 NN22 NN23 NN35 NN36 NN40 NN73 PP01 PP10 PP33 QQ11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にスイッチング素子と前記スイッ
    チング素子に接続してなる複数の配線とを少なくとも有
    してなるアクティブマトリクス基板において、前記複数
    の配線のうち第1の配線には拡幅部が形成されてなるこ
    とを特徴とするアクティブマトリクス基板。
  2. 【請求項2】 前記拡幅部は、前記第1の配線よりも下
    層に形成されてなる第2の配線との交差部付近に形成さ
    れてなることを特徴とする請求項1に記載のアクティブ
    マトリクス基板。
  3. 【請求項3】 前記拡幅部は、前記スイッチング素子に
    形成されてなる半導体層と交差する部分付近に形成され
    てなることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記
    載のアクティブマトリクス基板。
  4. 【請求項4】 前記拡幅部は、前記第1の配線よりも下
    層に形成されてなる層の段差部付近に形成されてなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のアク
    ティブマトリクス基板。
  5. 【請求項5】 前記第1の配線よりも下層に形成されて
    なる層が、保持容量電極であることを特徴とする請求項
    4に記載のアクティブマトリクス基板。
  6. 【請求項6】 前記保持容量電極が形成されていない部
    分に前記拡幅部を形成し遮光部としたことを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載のアクティブマトリク
    ス基板。
  7. 【請求項7】 前記スイッチング素子が、薄膜トランジ
    スタであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載のアクティブマトリクス基板。
  8. 【請求項8】 スイッチング素子が、デュアルゲート構
    造の薄膜トランジスタであることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれかに記載のアクティブマトリクス基板。
  9. 【請求項9】 前記アクティブマトリクス基板と対向基
    板とを備えた電気光学装置。
  10. 【請求項10】 前記電気光学装置を表示装置として備
    えたことを特徴とする電子機器。
JP22433099A 1999-08-06 1999-08-06 アクティブマトリクス基板及び電気光学装置及び電子機器 Expired - Lifetime JP3835068B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22433099A JP3835068B2 (ja) 1999-08-06 1999-08-06 アクティブマトリクス基板及び電気光学装置及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22433099A JP3835068B2 (ja) 1999-08-06 1999-08-06 アクティブマトリクス基板及び電気光学装置及び電子機器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006003306A Division JP2006126867A (ja) 2006-01-11 2006-01-11 アクティブマトリクス基板及び電気光学装置及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001051295A true JP2001051295A (ja) 2001-02-23
JP3835068B2 JP3835068B2 (ja) 2006-10-18

Family

ID=16812075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22433099A Expired - Lifetime JP3835068B2 (ja) 1999-08-06 1999-08-06 アクティブマトリクス基板及び電気光学装置及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3835068B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003307746A (ja) * 2002-02-12 2003-10-31 Seiko Epson Corp 電気光学装置及び電子機器
KR100446966B1 (ko) * 2001-12-29 2004-09-01 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정 표시장치
US7427739B2 (en) 2006-02-21 2008-09-23 Seiko Epson Corporation Electro-optical device and electronic apparatus
WO2012053399A1 (ja) * 2010-10-18 2012-04-26 シャープ株式会社 液晶表示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446966B1 (ko) * 2001-12-29 2004-09-01 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정 표시장치
JP2003307746A (ja) * 2002-02-12 2003-10-31 Seiko Epson Corp 電気光学装置及び電子機器
US7427739B2 (en) 2006-02-21 2008-09-23 Seiko Epson Corporation Electro-optical device and electronic apparatus
WO2012053399A1 (ja) * 2010-10-18 2012-04-26 シャープ株式会社 液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3835068B2 (ja) 2006-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR200336100Y1 (ko) 전기 광학 장치 및 전자 기기
KR100471954B1 (ko) 캐패시터, 반도체 장치, 전기 광학 장치, 캐패시터의 제조방법, 반도체 장치의 제조 방법, 전자 기기
JP2001036087A (ja) アクティブマトリクス基板、電気光学装置及び電子機器
JP2000081636A (ja) 電気光学装置及びその製造方法並びに電子機器
JP2000275682A (ja) 液晶装置およびそれを用いた電子機器
JP3336900B2 (ja) 液晶表示パネルおよびそれを用いた投写型表示装置
KR100564177B1 (ko) 기판 장치 및 그 제조 방법, 전기 광학 장치 및 전자 기기
JPH10111520A (ja) 液晶表示パネル及びそれを用いた電子機器
JP3835068B2 (ja) アクティブマトリクス基板及び電気光学装置及び電子機器
JP3791225B2 (ja) 電気光学パネル及び電子機器
JP2001033820A (ja) 電気光学装置とその製造方法および投射型表示装置
JP3837951B2 (ja) 電気光学パネル及び電子機器
JP2003115593A (ja) 電気光学装置及びその製造方法、電子機器並びに薄膜トランジスタ
JP2006126867A (ja) アクティブマトリクス基板及び電気光学装置及び電子機器
JP3726567B2 (ja) アクティブマトリクス基板、電気光学装置及び電子機器
JP3714022B2 (ja) アクティブマトリクス基板、表示装置、及び電子機器
JP2001100647A (ja) 基板装置及びこれを備えた電気光学装置
JP2005266814A (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2004119599A (ja) 薄膜半導体装置の製造方法、薄膜半導体装置、電気光学装置、および電子機器
JPH11183934A (ja) 液晶パネル及びその製造方法並びに電子機器
JP2003140127A (ja) 電気光学装置及びその製造方法並びに電子機器
JP3965946B2 (ja) 基板装置及びその製造方法、電気光学装置並びに電子機器
JP2003195347A (ja) 電気光学装置、電子機器、および電気光学装置の製造方法
JP2004126554A (ja) 電気光学パネル及び電子機器
JP2001075123A (ja) 電気光学装置、電気光学装置の製造方法及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060411

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060717

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3835068

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term