JP2001050318A - 自転車又は車椅子用のブレーキ装置 - Google Patents

自転車又は車椅子用のブレーキ装置

Info

Publication number
JP2001050318A
JP2001050318A JP11225290A JP22529099A JP2001050318A JP 2001050318 A JP2001050318 A JP 2001050318A JP 11225290 A JP11225290 A JP 11225290A JP 22529099 A JP22529099 A JP 22529099A JP 2001050318 A JP2001050318 A JP 2001050318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
bicycle
wheelchair
outward
shoes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11225290A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sano
明 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HETSUZU KK
Original Assignee
HETSUZU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HETSUZU KK filed Critical HETSUZU KK
Priority to JP11225290A priority Critical patent/JP2001050318A/ja
Publication of JP2001050318A publication Critical patent/JP2001050318A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的構造が簡単で効きのよい自転車又は車
椅子用のブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 車輪11に固定されているブレーキドラ
ム12、複数に分割され、ブレーキドラム12を半径方
向外側から押圧し、半径方向外側部分には外向き凹部2
3、24が形成されて回り止め付きの複数の分割シュー
13、隣り合う分割シュー13間にあって分割シュー1
3を半径方向外側に付勢するスプリング20、複数の分
割シュー13を外側から囲み内側には外向き凹部23、
24と対となる内向き凹部25、26を有する作動リン
グ14、及び外向き凹部23、24と対応する内向き凹
部25、26によって形成される空間部27、28に配
置されるローラ15を備え、しかも、それぞれの空間部
27、28は、特定円周方向に作動リング14の中心を
基準にしてその半径が徐々に小さくなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車(前又は後
ろブレーキ)又は車椅子用のブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自転車等のブレーキ装置として、
車輪のリムにゴムを押し当ててブレーキとするゴム押圧
式ブレーキや、車輪のブレーキドラムを帯状のブレーキ
シューで巻いたバンド式ブレーキや、あるいは車輪にデ
ィスクを取付け対向するパッドで押圧するディスク式ブ
レーキがある。また、車輪に固定してブレーキドラムを
配置し、該ブレーキドラムの内部にブレーキシューを配
置し、該ブレーキシューの外径を内側の操作部材と複数
の駒とその内側に設けられている操作部材によって拡径
してブレーキドラムの内側にブレーキシューを当接さ
せ、車輪のブレーキを行うシュー拡径式ブレーキが提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴム油
圧式ブレーキ、バンド式ブレーキ、ディスク式ブレーキ
はブレーキ部分が露出し、その部分が湿るとブレーキの
効きが悪くなるという問題がある。また、シュー拡径式
ブレーキにおいては、ブレーキドラムの内部にブレーキ
機構が配置されているので、ブレーキ部分が湿り難い
が、複数の駒の間にリテーナが必要等、構造が複雑であ
るという問題がある。発明はかかる事情に鑑みてなされ
たもので、比較的構造が簡単で効きのよい自転車又は車
椅子用のブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る自転車又は車椅子用のブレーキ装置は、車輪に固定
されているブレーキドラムと、円周方向に複数に分割さ
れ、前記ブレーキドラムを半径方向外側から押圧し、半
径方向外側部分には外向き凹部が形成されて回り止めが
なされた複数の分割シューと、隣り合う該分割シューの
間にあって、該分割シューを半径方向外側に付勢するス
プリングと、複数の前記分割シューを外側から囲み内側
には前記外向き凹部と対となる内向き凹部を有する作動
リングと、前記外向き凹部と対応する前記内向き凹部に
よって形成される空間部に配置されるローラとを備え、
しかも、前記外向き凹部と前記内向き凹部によって形成
されるそれぞれの空間部は、特定円周方向に該作動リン
グの中心を基準にしてその半径が徐々に小さくなってい
る。
【0005】また、本発明に係る自転車又は車椅子用の
ブレーキ装置において、前記作動リングの外側に突出ア
ームが設けられて、該突出アームをブレーキワイヤによ
って作動させることによって、ブレーキを作動させるの
が好ましい。そして、本発明に係る自転車又は車椅子用
のブレーキ装置において、前記作動リングの外側に突出
アームが設けられていると共に、該突出アームに係合す
るリターンスプリング付きのレバー機構が設けられ、該
レバー機構をブレーキワイヤによって作動させることに
よって、ブレーキを作動させることも可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。図1は本発明の一実施の形態に係る
自転車又は車椅子用のブレーキ装置の説明図、図2は同
自転車又は車椅子用のブレーキ装置を適用した車輪の断
面図、図3は本発明の他の実施の形態に係る自転車又は
車椅子用のブレーキ装置の説明図である。
【0007】図1、図2に示すように、本発明の一実施
の形態に係る自転車又は車椅子用のブレーキ装置10
は、車輪11に固定されているブレーキドラム12と、
ブレーキドラム12の外側にあって円周方向に分割され
た複数(この実施の形態では3)の分割シュー13と、
分割シュー13を外側から囲む作動リング14と、分割
シュー13と作動リング14との間に配置されるローラ
15と、外側のケーシング16とを有している。以下、
これらについて詳しく説明する。
【0008】前記ブレーキドラム12は筒状となって、
図2に示すように車輪11の中央にある回転軸17に固
着されている。このブレーキドラム12の周囲に配置さ
れている3個の分割シュー13は、隣り合う分割シュー
13の間に円周方向に少しの隙間が形成されている。こ
の隙間部分に開口する小穴18、19が対向する分割シ
ュー13に形成され、圧縮スプリング20の両側部が小
穴18、19に嵌入している。これによって、3個の分
割シュー13は半径方向外側に付勢され、常時は分割シ
ュー13の内面がブレーキドラム12の外周面に当接し
ないようになっている。各分割シュー13の中央部分で
半径方向外側部分には溝21が形成され、この溝21に
は一端が外側のケーシング16に固定されている固定爪
22が摺動可能に嵌入している。この溝21及び固定爪
22によって各分割シュー13の回り止めが形成されて
いる。
【0009】また、各分割シュー13の半径方向外側部
分には、溝21を中心にしてその左右に外向き凹部2
3、24が形成されている。分割シュー13の外側に配
置されている作動リング14には、外向き凹部23、2
4に対向する内向き凹部25、26が形成されている。
外向き凹部23、24とそれぞれ対向する内向き凹部2
5、26によって形成される空間部27、28(ローラ
15が移動する空間を言う)はその幅が一定となって、
特定円周方向(図1においては反時計方向)に、作動リ
ング14の中心を基準としてその半径が徐々に小さくな
っている。それぞれの空間部27、28にはローラ15
が転動可能に配置され、作動リング14の外周部の一部
に形成された突出アーム29を矢視A方向に作動させる
ことによって、ローラ15が作動リング14の内向き凹
部25、26によって半径方向内側に押され、分割シュ
ー13の平均半径が縮まり、分割シュー13の内周面3
0がブレーキドラム12の外周面を押圧するようになっ
ている。
【0010】ケーシング16は車輪11の回転軸(車
軸)17に対して回転自由に取付けられ、その外側に突
出する固定部31には取付け孔32が設けられて、図示
しない自転車又は車椅子用のフレームに固定されるよう
になっている。なお、ケーシング16の周囲には補強用
のリブ33が設けられている。なお、作動リング14の
突出アーム29の先部は取付け孔34が設けられて、人
が手で操作することによって、作動するワイヤロープ
(ブレーキワイヤ)やロッド等の先端が固定できるよう
になっている。
【0011】従って、この自転車又は車椅子用のブレー
キ装置10においては、作動リング14の突出アーム2
9をブレーキワイヤ等によって矢視A方向に作動させる
と、作動リング14が図1において、反時計方向に回転
し、これによって、それぞれの分割シュー13の外向き
凹部23、24に嵌入しているローラ15が分割シュー
13を外側から均等に縮め、ブレーキドラム12を拘束
し、ブレーキとして作用することになる。一方、ブレー
キがかかった状態で作動リング14を時計方向に回転さ
せると、ローラ15が平均して半径方向外側に移動し各
分割シュー13がスプリング20に付勢されて半径方向
外側に移動し、ブレーキ状態が解除される。
【0012】続いて、図3を参照しながら、本発明の他
の実施の形態に係る自転車又は車椅子用のブレーキ装置
35について説明する。前記した自転車又は車椅子用の
ブレーキ装置10と同一の構成要素については同一の番
号を付してその詳しい説明を省略する。この実施の形態
においては、作動アーム14の外側に設けられた突出ア
ーム36に半径方向に延びる縦溝37が形成され、この
縦溝37にリターンスプリング38付きのレバー機構3
9が設けられている。即ち、レバー機構39は突出アー
ム36の縦溝37に嵌入するピン40を備えたレバー部
41とこのレバー部41と一体となった操作アーム部4
2を備え、これらの連結部分がケーシング43に回転自
由に取付けられ、更にリターンスプリング38によって
図3において時計方向に付勢されている。なお、44は
ケーシング43の取付け孔、45は操作ワイヤ(ブレー
キワイヤ)等との連結用の取付け孔、46はレバー機構
39の取付けピンを示す。
【0013】この自転車又は車椅子用のブレーキ装置3
5においては、空間部27が図3において時計方向に、
半径方向外側に拡径し、これによってブレーキワイヤ等
でレバー機構39をリターンスプリング38に対抗させ
て、反時計方向に回転させることによって、ローラ15
を半径方向内側に押しやり、分割シュー13の内周面3
0によってブレーキドラム12を押圧する構造となって
いる。レバー機構39の操作状態を解くと、リターンス
プリング38の付勢力によってレバー機構39が時計方
向(矢視B方向)に回転し、これによってローラ15が
半径方向外側に移動し、分割シュー13がブレーキドラ
ム12から僅少の範囲で離れ、ブレーキ状態が解除され
ることになる。この自転車又は車椅子用のブレーキ装置
35においては、分割シュー13の間に設けられている
圧縮スプリング20に加えてリターンスプリング38が
あるので、作動リング14の動作が確実となる。
【0014】本発明は前記した例に限定されるものでは
なく、その要旨を変更しない範囲での実施の形態も本発
明の範囲に含まれる。例えば、分割シューの数を更に増
加させた場合、ケーシングの形状を実際の自転車又は車
椅子用のブレーキ装置に合わせて変形した場合等があ
る。
【0015】
【発明の効果】請求項1〜3記載の自転車又は車椅子用
のブレーキ装置は以上の説明からも明らかなように、複
数の分割シューによってその内側に配置されたブレーキ
ドラムを押圧してブレーキをかけるようになっているの
で、比較的コンパクトにブレーキ装置を構成でき、ブレ
ーキの効きもよい。そして、ブレーキをかけた際に発熱
するブレーキドラムがケーシングの内側に収納されてい
るので、この部分に触って火傷等を負うことがない。特
に、請求項3記載の自転車又は車椅子用のブレーキ装置
は、突出アームに係合するリターンスプリング付きのレ
バー機構が設けられ、レバー機構をブレーキワイヤによ
って作動させることによって、ブレーキが作動するの
で、分割シューの動作が確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自転車又は車椅子
用のブレーキ装置の説明図である。
【図2】同自転車又は車椅子用のブレーキ装置を適用し
た車輪の断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る自転車又は車椅
子用のブレーキ装置の説明図である。
【符号の説明】
10:自転車又は車椅子用のブレーキ装置、11:車
輪、12:ブレーキドラム、13:分割シュー、14:
作動リング、15:ローラ、16:ケーシング、17:
回転軸、18、19:小穴、20:圧縮スプリング、2
1:溝、22:固定爪、23、24:外向き凹部、2
5、26:内向き凹部、27、28:空間部、29:突
出アーム、30:内周面、31:固定部、32:取付け
孔、33:リブ、34:取付け孔、35:自転車又は車
椅子用のブレーキ装置、36:突出アーム、37:縦
溝、38:リターンスプリング、39:レバー機構、4
0:ピン、41:レバー部、42:操作アーム部、4
3:ケーシング、44、45:取付け孔、46:取付け
ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪に固定されているブレーキドラム
    と、円周方向に複数に分割され、前記ブレーキドラムを
    半径方向外側から押圧し、半径方向外側部分には外向き
    凹部が形成されて回り止めがなされた複数の分割シュー
    と、隣り合う該分割シューの間にあって、該分割シュー
    を半径方向外側に付勢するスプリングと、複数の前記分
    割シューを外側から囲み内側には前記外向き凹部と対と
    なる内向き凹部を有する作動リングと、前記外向き凹部
    と対応する前記内向き凹部によって形成される空間部に
    配置されるローラとを備え、しかも、前記外向き凹部と
    前記内向き凹部によって形成されるそれぞれの空間部
    は、特定円周方向に該作動リングの中心を基準にしてそ
    の半径が徐々に小さくなっていることを特徴とする自転
    車又は車椅子用のブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自転車又は車椅子用のブ
    レーキ装置において、前記作動リングの外側に突出アー
    ムが設けられて、該突出アームをブレーキワイヤによっ
    て作動させることによって、ブレーキが作動することを
    特徴とする自転車又は車椅子用のブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自転車又は車椅子用のブ
    レーキ装置において、前記作動リングの外側に突出アー
    ムが設けられていると共に、該突出アームに係合するリ
    ターンスプリング付きのレバー機構が設けられ、該レバ
    ー機構をブレーキワイヤによって作動させることによっ
    て、ブレーキが作動することを特徴とする自転車又は車
    椅子用のブレーキ装置。
JP11225290A 1999-08-09 1999-08-09 自転車又は車椅子用のブレーキ装置 Pending JP2001050318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11225290A JP2001050318A (ja) 1999-08-09 1999-08-09 自転車又は車椅子用のブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11225290A JP2001050318A (ja) 1999-08-09 1999-08-09 自転車又は車椅子用のブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001050318A true JP2001050318A (ja) 2001-02-23

Family

ID=16827026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11225290A Pending JP2001050318A (ja) 1999-08-09 1999-08-09 自転車又は車椅子用のブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001050318A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224045A (ja) * 2004-12-09 2008-09-25 Akebono Brake Ind Co Ltd パーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224045A (ja) * 2004-12-09 2008-09-25 Akebono Brake Ind Co Ltd パーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4073929B2 (ja) 自転車用車輪駆動装置
WO2006110321A3 (en) Improved drum brake
WO2006110320A8 (en) Improved drum brake pad
JP2001050318A (ja) 自転車又は車椅子用のブレーキ装置
US4274514A (en) Pin slider disc brake
JP4533023B2 (ja) 自動車のドラムブレーキ装置
JP2008261412A (ja) ドラムブレーキ並びにブレーキライニング、及び鞍乗型車両
JP2596533Y2 (ja) 自転車用内拡式ハブブレーキ
JPS643855Y2 (ja)
KR20180069562A (ko) 브레이크 디스크를 갖는 허브유닛
JP2557725Y2 (ja) スラックアジャスタ装置
KR100457215B1 (ko) 드럼식 브레이크의 마찰 구조
KR20030031606A (ko) 브레이크슈를 갖춘 드럼 브레이크
KR100344467B1 (ko) 주차용 제동장치를 갖춘 드럼브레이크
JPH0318751Y2 (ja)
JP2697293B2 (ja) ドラムブレーキ
KR100466125B1 (ko) 차량용 드럼 브레이크
KR100709679B1 (ko) 드럼 브레이크
KR200267843Y1 (ko) 차량용 드럼브레이크
JPH0247779Y2 (ja)
JPH0451224Y2 (ja)
JPS58203235A (ja) デイスクブレ−キ装置
KR20180079689A (ko) 차량용 주차 브레이크
JP2000205305A (ja) ブレ―キ装置
JPH08210401A (ja) ドラムブレーキ装置