JP2001050280A - ボール型転がり軸受および関連転がり軸受用保持器装置 - Google Patents

ボール型転がり軸受および関連転がり軸受用保持器装置

Info

Publication number
JP2001050280A
JP2001050280A JP2000208337A JP2000208337A JP2001050280A JP 2001050280 A JP2001050280 A JP 2001050280A JP 2000208337 A JP2000208337 A JP 2000208337A JP 2000208337 A JP2000208337 A JP 2000208337A JP 2001050280 A JP2001050280 A JP 2001050280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cage
retainer
ball
cell
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000208337A
Other languages
English (en)
Inventor
Yannick Fierling
フィールリング ヤンニック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SKF France SAS
Original Assignee
SKF France SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SKF France SAS filed Critical SKF France SAS
Publication of JP2001050280A publication Critical patent/JP2001050280A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/41Ball cages comb-shaped
    • F16C33/412Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
    • F16C33/414Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
    • F16C33/416Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages made from plastic, e.g. injection moulded comb cages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速回転でも使用寿命を増大させる転がり軸
受のための保持器装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 保持器7の前面(12)は、互いに他に
対して軸方向にオフセットされている二つの面(14,
15)を含み、その第1の面(14)は、それから軸方
向に突出しているタブ(16,17)を有し、かつ、セ
ル(13)の中心(Ca)を通る半径方向の平面の前の
平面内に位置しており、また、その第2の面(15)
は、前記セル(13)の中心(Ca)を実質的に通る平
面内に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転がり軸受に使用
されて、それらの転動体間に一様な周辺隙間を維持する
ための保持器の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】保持器は、6,6‐ポリアミド等の合成
材料で作られ、その機械的な特性を向上させるために、
ガラス繊維で適当に強化されたものが、長年の間使用さ
れており、これら保持器は、射出成形で容易に作れるこ
と、ラッチングで容易に取り付けられること、運転ノイ
ズが低レベルで、軽量であること等、多数の利点を有し
ている。
【0003】合成材料で作られたこれら保持器は、転が
り軸受を非常な高速度で回転させる用途を目的にしてい
ることは、言うまでもない。例えば、外径が10ミリメ
ートルのオーダーの小形転がり軸受では、これら速度
は、10万rpmのオーダーである場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在の技術開発は、転
がり軸受に連続運転で加わる速度をさらに増大させる傾
向にあり、したがって、現在既知の保持器では、解決で
きない問題が生じている。
【0005】より具体的には、現在使用されている保持
器は、一般に、回転軸と同心の二つの実質的に円筒状の
面によって半径方向に、また、保持器の回転軸に垂直な
前面および後面によって軸方向に、境界を定められたリ
ング状のものである。
【0006】このリングは、外側および内側において半
径方向に、また、前記前面を通る方向において軸方向に
延びる球状のセルを有している。各セルにおいては、互
いに対向するように配列され、かつ、それらの間に開口
部を規定する一対のタブが延長しており、この開口部を
通して、ボールは、ラッチングにより、セルに、軸方向
に導入可能である。セルのタブの内面は、ボールを軸方
向および半径方向の両方向に収容しており、同時に、ボ
ールの列およびボールの間の間隔に対する保持器の保持
力を確実にしている。
【0007】従来のポリアミド製保持器は、高い回転速
度では、遠心力による顕著な変形が生じ、したがって、
特に下記の問題が生じることが分かっている。
【0008】セルは、相当な変形が生じ、したがって、
ボールとセルの間の遊びが、セルの外側部分において
は、増大し、反対にセルの内側部分では、セルは圧縮さ
れる傾向にある。
【0009】ボールは、タブが主として保持器の穴に向
かって位置している領域において、タブと、接触してお
り、したがって、保持器とボールの間の摩擦および接触
圧が高くなる。
【0010】この高摩擦および高接触圧は、エネルギー
の放散を増大させ、温度を上昇させ、潤滑材の膜を破壊
し、摩耗を増大させ、微粒子の保持器からの離脱を促進
する。
【0011】これに加えて、保持器の半径方向に変形に
より、この保持器と転がり軸受の外側軌道輪の間に接触
が生じるような状況が出てくる場合もある。
【0012】また、高運転速度では、保持器の挙動に不
安定現象が、特に振動現象と共に発生し、これらは、保
持器の重心が、ボールの中心により規定される半径方向
の平面に対して、一般に軸方向にオフセットされている
という事実に起因するものであることも分かっている。
【0013】上記の現象は、従来の保持器、したがっ
て、転がり軸受では、速度が非常に高い場合、迅速な破
壊に至るものである。
【0014】本発明の目的は、従来の保持器の欠点を少
なくとも部分的には克服し、特に、そのような保持器を
具備したボール型の転がり軸受の動作を確実に向上さ
せ、また、特に、これら軸受が非常に高い回転速度で使
用されることが予想される場合に、それらの使用寿命を
増大させることができる保持器装置を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明に
よる環状保持器装置は、転がり軸受内の転動体、特にボ
ールの周辺間隔の維持のために、二つの転がり軌道の間
に配列された一列のボールを含み、前記保持器は、軸方
向にオフセットされた後面および前面を有し、かつ、多
数の実質的に球形のセルを有し、これらのそれぞれにボ
ールが配置され、前記セルは、前記前面において軸方向
に、また、二つの側面において半径方向に延び、前記前
面は、前記セル内に前記ボールを維持するための対向す
るタブの対を多数有している。
【0016】本発明によれば、前記前面は、互いに他に
対して軸方向にオフセットされている二つの面を含み、
その第1の面は、それから軸方向に突出している前記タ
ブを有し、かつ、前記セルの中心を通る半径方向の平面
の前の平面内に位置しており、また、その第2の面は、
前記セルの中心を実質的に通る平面内に位置している。
【0017】本発明によれば、前記第1の面は、前記第
2の面の外に半径方向に位置している。
【0018】本発明によれば、前記タブは、望ましく
は、それらとボールの間の接触が、前記保持器と軸を同
じくし、かつ、前記セルの中心を通る実質円筒面の外側
に在る領域内で行われるように配列されている。
【0019】本発明によれば、前記タブは、望ましく
は、それらの自由端が、前記保持器と軸を同じくし、か
つ、前記セルの中心を通る実質円筒面の外側に位置する
ように配列されている。
【0020】本発明によれば、前記タブの半径方向の厚
さと前記保持器の半径方向の厚さの比の値が、望ましく
は、0.45と0.6の間に在る。
【0021】本発明によれば、前記タブの軸方向の長さ
と前記保持器のその後面から前記タブの端部までの長さ
の比の値が、望ましくは、0.07と0.33の間に在
る。
【0022】本発明によれば、前記セルの中心を通る本
来の直径が、望ましくは、ボールの中心を通る転がり軸
受の本来の直径に等しいかあるいはそれより小さい。
【0023】本発明によれば、前記セルの中心を通る本
来の直径と前記ボールの中心を通る転がり軸受の本来の
直径の間の半径方向のオフセットが、望ましくは、ゼロ
とボールの直径の1/4の間に在る。
【0024】本発明によれば、保持器の前記後面は、望
ましくは、少なくとも一つの環状凹部を含む。
【0025】本発明によれば、セルの底部は、望ましく
は、貫通通路が与えられている。
【0026】本発明によれば、保持器の前記後面は、望
ましくは、環状凹部によって分離された外側環状リブお
よび内側環状リブを含む。
【0027】本発明によれば、前記凹部の底部は、望ま
しくは、セルの領域内に凸部を、また、これら凸部の間
に平部を含む。
【0028】本発明によれば、前記外側半径方向面およ
び前記内側半径方向面は、望ましくは、凹湾曲部で合し
ている。
【0029】本発明によれば、前記リブの軸方向厚さ
は、望ましくは、前記セルの間、かつ、前記セルから離
れたところに位置している領域で減少している。
【0030】本発明によれば、前記外側面と前記内側面
の間の軸方向オフセットとボールの直径の間の比は、望
ましくは、0.05と0.33の間の値である。
【0031】本発明のもう一つのテーマは、上記のよう
な保持器装置を含むボール型転がり軸受である。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明は、ボール型転がり軸受用
の保持器装置の研究からさらに明確に理解でき、以下、
前記装置を、非限定の例により説明し、下記の図面で図
解する。
【0033】図1を見ると、ボール型転がり軸受1が示
されており、該ボール型転がり軸受1は、その内径面に
円環状の転がり軌道3が設けられた外側軌道輪2、その
外径面に円環状の転がり軌道5が設けられた内側軌道輪
4、および外側軌道輪2の転がり軌道3と内側軌道輪4
の転がり軌道5の間に配列された一列のボール6を含ん
でいることが分かる。
【0034】ボールの列6は、合成材料から作り出さ
れ、ボール6の間に一様な周辺隙間を維持できるように
する環状保持器7により保持されている。
【0035】図2および3を詳しく見ると、保持器7
は、転がり軸受1の内側軌道輪4の外径面からある距離
に位置している円筒状内側面9、転がり軸受1の外側軌
道輪2の内径面からある距離に位置している円筒状外側
面10、および軸方向に間隔を取られた後面11および
前面12を有するリングの形を取っているのが分かる。
【0036】保持器7を形成するリング8は、その円周
方向に一様に配分された多数の球状セル13(そのそれ
ぞれにボール6が配置される)を有している。
【0037】各セルは、前面12において軸方向に、ま
た、内側面9および外側面10における2側面におい
て、半径方向に延びている。
【0038】リング8の前面12は、内側第2半径方向
面15に対して前方にオフセットされた外側第1半径方
向面14、すなわち、実質的にセル13の中心Caを通
るこの第2の面15を含む半径方向平面を有している。
したがって、リング8は、面15に対して半径方向に突
出し、面14と同じくらい遠くまで延長している環状肩
部を有している。
【0039】図2で分かるように、外側および内側軸方
向面14,15の間の軸方向オフセットhとボール6の
直径Dbの間の比は、望ましくは、0.05と0.33
の間の値である。
【0040】前方に出ている半径方向面14から出発し
て、リング8は、多数の対向タブ16および17の対を
有しており、これらは、それぞれ、セル13のどちらか
の側に配列されて、前方に延長しており、また、これら
タブ16および17は、円筒状外側面10を延長した外
側フランクおよび面14と面15が合している環状フラ
ンク14aを延長した内側フランクを有している。
【0041】外側面14およびタブ16および17は、
リング8と同軸で、セル13の中心Caを通る実質円筒
体の外に位置している。
【0042】内側に位置している外側面14の環状フラ
ンク14aは、内側面15と凹湾曲部15aで合してい
る。
【0043】したがって、セル13は、それらの中心C
aを通る半径方向平面の後において、リング8の半径方
向の厚さに亘って延長し、内側面9と外側面10の間に
含まれる球面を有し、かつ、この平面の前に、前方に出
ている面14を通る平面の後において形成され、かつ、
タブ16および17の端部と同じくらい遠くまで延長し
ている球状面の二つの対向する部分を有している。
【0044】タブ16および17の一つの端部から他の
タブの端部まで、前記実質円筒体の外で、セル13は、
ボール6の上側部分、特に、前記上側部分の約3/4を
部分的に収容するが、この実質円筒体の内側では、セル
13は、内側半径方向面15の領域において、ボールの
約半分を収容する。
【0045】保持器7を形成するリング8をその後面1
1で見ると、後面11は、環状凹部20で隔てられた環
状外側リブ18および環状内側リブ19を有し、環状凹
部20の底部は、セル13の領域に凸部21を有してお
り、前記凸部は、これらセルの球形に実質的に一致して
おり、また、これら凸部21の間で、半径方向平面内で
延長する面22は、前面12の内側半径方向面15を含
む半径方向面に対して、やや後方にオフセットされてい
るのが分かる。
【0046】図5を見ると、前記タブ16および17の
半径方向の厚さElと環状保持器8の半径方向の総厚さ
Etの比の値が、0.45と0.6の間に在り得ること
が分かる。
【0047】図5を見ると、タブ16と17の軸方向の
長さLlと環状保持器8のその後面から前記タブの端部
までの軸方向に取った長さLtの比の値が、0.07と
0.33の間に在り得ることが分かる。
【0048】図6を見ると、セル13の中心Caを通る
本来の直径Daが、ボール6の中心Cbを通る転がり軸
受の本来の直径Drより小さいかあるいは等しいことが
分かる。特に、セル13の中心Caを通る本来の直径D
aとボール6の中心Cbを通る転がり軸受の本来の直径
Drの間の半径方向のオフセットdが、ゼロとボール6
の直径Dbの1/4の間に在り得ることが分かる。
【0049】上に指定された相対位置は、転がり軸受1
と同軸の実質円筒体の外に位置し、かつ、セル13の中
心Caを通る領域において、ボール6がこれらセル13
の壁面と接触する好都合な結果になる場合がある。
【0050】保持器7を転がり軸受1に取り付けるに
は、その前面12を軌道輪2および4を分離している環
状空間に対向させる。次いで、ボールを予め位置決めし
て間隔を取り、保持器7を軸方向に押して、ボール6を
ラッチングによりセル13に貫入させ、同時に、タブ1
6および17を可逆的に変形させて、再びその位置を取
らせ、ボール6を収容する。
【0051】図7を見ると、保持器7の別の実施例とし
て、保持器23が示されており、その保持器7との相異
点は、その後部リブ18および19が、セル13の間、
かつ、セル13からある距離に位置している領域におい
て、クリアランス24有しており、したがって、リブ1
8および19の、半径方向外側面14から始まる軸方向
厚さが減少しており、かつ、セル13の底部に、貫通通
路25形成されており、これにより、転がり軸受1を潤
滑する流体が循環可能となることであるのが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による保持器を具備したボール型転がり
軸受の縦断面図を示す。
【図2】本発明による保持器の外周部分の斜視正面図を
示す。
【図3】図2の保持器の外周部分の斜視後面図を示す。
【図4】図2の保持器の外周部分の正面図を示す。
【図5】図2の保持器の外周部分を通る縦断面図を示
す。
【図6】図2の保持器の外周部分を通る半径方向断面図
を示す。
【図7】上記保持器の別の実施例の外周部分の斜視正面
図を示す。
【符号の説明】
1 軸受 6 ボール 11 後面 12 前面 13 セル 14 面 15 面 16 タブ 17 タブ 18 外側環状リブ 19 内側環状リブ 20 環状凹部 21 凸部 22 平部 25 貫通通路 Ca セルの中心 Cb ボールの中心 Da セルの直径 Dr 軸受の直径 El タブの半径の厚さ Et 保持器の半径方向の厚さ h 軸方向オフセット Ll タブの軸方向の長さ Lt 保持器の後面からタブの端面までの長さ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転がり軸受(1)内の転動体、特にボー
    ル(6)の周辺間隔の維持のために、二つの転がり軌道
    の間に配列された一列のボールを含み、保持器は、軸方
    向にオフセットされた後面(11)および前面(12)
    を有し、かつ、多数の実質的に球形のセル(13)を有
    し、これらのそれぞれにボールが配置され、前記セル
    は、前記前面において軸方向に、また、二つの側面にお
    いて半径方向に延び、前記前面は、前記セル内に前記ボ
    ールを維持するための対向するタブの対を多数有してい
    る環状保持器装置において、前記前面(12)は、互い
    に他に対して軸方向にオフセットされている二つの面
    (14,15)を含み、その第1の面(14)は、それ
    から軸方向に突出している前記タブ(16,17)を有
    し、かつ、前記セル(13)の中心(Ca)を通る半径
    方向の平面の前の平面内に位置しており、また、その第
    2の面(15)は、前記セル(13)の中心(Ca)を
    実質的に通る平面内に位置していることを特徴とする環
    状保持器装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の保持器装置において、
    前記第1の面(14)は、前記第2の面(15)の外に
    半径方向に位置していることを特徴とする保持器装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の保持器
    装置において、前記タブ(16,17)は、それらとボ
    ール(6)の間の接触が、前記保持器と軸を同じくし、
    かつ、前記セル(13)の中心(Ca)を通る実質円筒
    面の外側に在る領域内で行われるように配列されている
    ことを特徴とする保持器装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    に記載の保持器装置において、前記タブ(16,17)
    は、それらの自由端が、前記保持器と軸を同じくし、か
    つ、前記セル(13)の中心(Ca)を通る実質円筒面
    の外側に位置するように配列されていることを特徴とす
    る保持器装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載の保持器装置において、前記タブ(16,17)
    の半径方向の厚さ(El)と前記保持器の半径方向の厚
    さ(Et)の比の値が、0.45と0.6の間に在るこ
    とを特徴とする保持器装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載の保持器装置において、前記タブ(16,17)
    の軸方向の長さ(Ll)と前記保持器のその後面から前
    記タブの端部までの長さ(Lt)の比の値が、0.07
    と0.33の間に在ることを特徴とする保持器装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
    に記載の保持器装置において、前記セル(16,17)
    の中心(Ca)を通る本来の直径(Da)が、該ボール
    (6)の中心(Cb)を通る該転がり軸受の本来の直径
    (Dr)に等しいかあるいはそれより小さいことを特徴
    とする保持器装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか1項
    に記載の保持器装置において、前記セル(16,17)
    の中心(Ca)を通る本来の直径(Da)と該ボールの
    中心(Cb)を通る該転がり軸受の本来の直径(Dr)
    の間の半径方向のオフセットが、ゼロとボールの直径の
    1/4の間に在ることを特徴とする保持器装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれか1項
    に記載の保持器装置において、該保持器の前記後面(1
    1)は、少なくとも一つの環状凹部を含むことを特徴と
    する保持器装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれか1
    項に記載の保持器装置において、該セル(13)の底部
    は、貫通通路(25)が与えられていることを特徴とす
    る保持器装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のいずれか
    1項に記載の保持器装置において、該保持器の前記後面
    (11)は、環状凹部(20)によって分離された外側
    環状リブ(18)および内側環状リブ(19)を含むこ
    とを特徴とする保持器装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の保持器装置におい
    て、前記凹部(20)の底部は、該セル(13)の領域
    内に凸部(21)を、また、これら凸部の間に平部(2
    2)を含むことを特徴とする保持器装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項12のいずれか
    1項に記載の保持器装置において、前記外側半径方向面
    (14)および前記内側半径方向面(15)は、凹湾曲
    部で合していることを特徴とする保持器装置。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の保持器装置におい
    て、前記リブ(18,19)の軸方向厚さは、前記セル
    (13)の間、かつ、前記セル(13)から離れたとこ
    ろに位置している領域で減少していることを特徴とする
    保持器装置。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし請求項14のいずれか
    1項に記載の保持器装置において、前記外側面(14)
    と前記内側面(15)の間の軸方向オフセット(h)と
    該ボール(6)の直径の間の比は、0.05と0.33
    の間の値であることを特徴とする保持器装置。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし請求項15のいずれか
    1項に記載の保持器装置を含むボール型転がり軸受。
JP2000208337A 1999-07-23 2000-07-10 ボール型転がり軸受および関連転がり軸受用保持器装置 Pending JP2001050280A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9909613A FR2796680B1 (fr) 1999-07-23 1999-07-23 Dispositif de cage pour roulement a billes et roulement associe
FR9909613 1999-07-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001050280A true JP2001050280A (ja) 2001-02-23

Family

ID=9548470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000208337A Pending JP2001050280A (ja) 1999-07-23 2000-07-10 ボール型転がり軸受および関連転がり軸受用保持器装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6371655B1 (ja)
EP (1) EP1070866A1 (ja)
JP (1) JP2001050280A (ja)
FR (1) FR2796680B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304033A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Nsk Ltd 玉軸受
JP2009536998A (ja) * 2006-05-12 2009-10-22 アクチボラゲット エス ケイ エフ ボール軸受のための保持器及びころがり軸受組立体
JP2014088958A (ja) * 2012-10-12 2014-05-15 Ab Skf 転がり軸受、特に自動車の電気式パワーステアリング用の軸受のためのケージ
WO2024014074A1 (ja) * 2022-07-14 2024-01-18 株式会社ジェイテクト 転がり軸受

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002098151A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Nsk Ltd 転がり軸受用保持器および転がり軸受
US20030220421A1 (en) * 2002-03-01 2003-11-27 Minebea, Co., Ltd. Low noise synthetic resin composition and method
US20030210995A1 (en) * 2002-03-13 2003-11-13 Minebea Co., Ltd. Electrically motorized pump for use in water
JP4055938B2 (ja) * 2002-04-18 2008-03-05 ミネベア株式会社 ラジアルボールベアリングのリテーナ
DE10258861A1 (de) * 2002-12-17 2003-12-04 Bosch Gmbh Robert Käfig für ein Wälzlager
ITTO20040594A1 (it) * 2004-09-09 2004-12-09 Skf Ab Unita' cuscinetto a sfere con gabbia di trattenimento delle sfere di tipo perfezionato
JP4863077B2 (ja) * 2004-12-07 2012-01-25 株式会社ジェイテクト 玉軸受用保持器とそれを用いた玉軸受
US20060160647A1 (en) * 2005-01-20 2006-07-20 Dayco Products, Llc Molded composite pulley
JP2006226311A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Jtekt Corp 転がり軸受装置
FR2911934B1 (fr) * 2007-01-26 2009-09-18 Skf Ab Cage pour roulement a billes
DE102007061589B4 (de) * 2007-01-29 2017-06-22 Nsk Ltd. Kugellager und Halterungskonstruktion
US8104971B2 (en) * 2007-08-28 2012-01-31 Jtekt Corporation Resin cage for ball bearing
CN101978181B (zh) * 2008-03-21 2014-04-09 Ntn株式会社 滚珠轴承用保持器和具有它的滚珠轴承及其制造方法
US8740470B2 (en) * 2010-09-15 2014-06-03 Nsk Ltd. Retainer for radial roller bearing
JP5615649B2 (ja) * 2010-09-28 2014-10-29 Ntn株式会社 玉軸受
US8529135B2 (en) * 2011-08-25 2013-09-10 United Technologies Corporation Angular contact ball bearing
JP6211260B2 (ja) * 2012-11-16 2017-10-11 Ntn株式会社 冠形保持器および玉軸受
US20140369636A1 (en) * 2013-06-17 2014-12-18 Minebea Co., Ltd. Ball bearing assembly to improve lubricating performance
CN111059151A (zh) * 2019-12-27 2020-04-24 慈兴集团有限公司 一种带加强筋的高速轴承保持架

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1558259A (en) * 1976-10-27 1979-12-19 Skf Uk Ltd Bearing cages
IT8454107V0 (it) 1984-12-04 1984-12-04 Riv Officine Di Villar Perosa Gabbia distanziatrice per le sfere di un cuscinetto a sfere
DE3706013A1 (de) 1987-02-25 1988-09-08 Skf Gmbh Kaefig fuer kugellager, insbesondere fuer schraegkugellager
JPH0648180Y2 (ja) * 1989-04-07 1994-12-12 光洋精工株式会社 冠形保持器
FR2645926B1 (fr) * 1989-04-18 1991-06-07 Roulements Soc Nouvelle Cage auto-ajustable pour roulement a billes
US5074679A (en) * 1990-12-20 1991-12-24 The Torrington Company Ball bearing retainer
IT227660Y1 (it) * 1992-10-15 1997-12-15 Skf Ind Spa Gabbia di trattenimento per sfere di cuscinetti volventi.
JP3654924B2 (ja) * 1994-03-24 2005-06-02 株式会社東芝 レーザービームプリンタ用スキャナモータ
US5387041A (en) * 1994-05-02 1995-02-07 General Motors Corporation Close packed plastic bearing ball separator

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009536998A (ja) * 2006-05-12 2009-10-22 アクチボラゲット エス ケイ エフ ボール軸受のための保持器及びころがり軸受組立体
JP2008304033A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Nsk Ltd 玉軸受
JP2014088958A (ja) * 2012-10-12 2014-05-15 Ab Skf 転がり軸受、特に自動車の電気式パワーステアリング用の軸受のためのケージ
WO2024014074A1 (ja) * 2022-07-14 2024-01-18 株式会社ジェイテクト 転がり軸受

Also Published As

Publication number Publication date
FR2796680B1 (fr) 2001-09-14
EP1070866A1 (fr) 2001-01-24
FR2796680A1 (fr) 2001-01-26
US6371655B1 (en) 2002-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001050280A (ja) ボール型転がり軸受および関連転がり軸受用保持器装置
US6827496B2 (en) Four-point contact ball bearing
EP0656484B1 (en) Roller guide member for roller bearing
US20040141672A1 (en) Resin-made ball retainer for a rolling bearing
JP2009536998A (ja) ボール軸受のための保持器及びころがり軸受組立体
PL111857B1 (en) Ball bearing
JPH09317775A (ja) 玉軸受用波形保持器
US20240077110A1 (en) Bearing unit having a high-performance retention device
KR102311257B1 (ko) 하중 가변형 구름 베어링 및 하중 가변형 구름 베어링용 전동체
JP2006071016A (ja) 玉軸受用保持器
JP5272737B2 (ja) 冠型保持器及び玉軸受
JPH09250546A (ja) 玉軸受
JP2000320558A (ja) ころ軸受用合成樹脂製保持器
JP2004019731A (ja) 自動調心ころ軸受
JP2004036825A (ja) 4点接触玉軸受
CN211778525U (zh) 倾斜型保持器及角接触球轴承
KR102647697B1 (ko) 텐덤 볼 베어링
JP2021127774A (ja) ハブユニット軸受
KR20010072804A (ko) 순수 구름 베어링
WO2023181352A1 (ja) 転がり軸受、及び、転がり軸受用の保持器
EP4291792B1 (en) Skew limiting bearing cage
JPH11336772A (ja) 転がり軸受
JPH09324819A (ja) 玉軸受
JP2000046058A (ja) 転がり軸受用保持器
JP2006090489A (ja) 深溝玉軸受