JP3654924B2 - レーザービームプリンタ用スキャナモータ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、内輪と外輪との間に複数個の転動体を環状配置にて転動可能に配設すると共にこれらの転動体を保持する環状のリテーナを配設して構成される軸受を備えたレーザービームプリンタ用スキャナモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばレーザービームプリンタに使用されるスキャナモータにおいて、回転軸を支承する軸受としては、ころがり軸受が用いられている。このころがり軸受は、外輪と内輪との間に、例えば図11及び図12に示すように、複数個の収納部1を有する環状のリテーナ2を配設すると共に、このリテーナ2の各収納部1に転動体としてのボール3を転動可能に配設して構成されている。
【0003】
そして、リテーナ2の一方側の端部(上端部)には収納部1,1間に位置してグリス貯留部4が形成され、ここに潤滑用のグリス5を注入するようにしている。グリス5は、一般的にベースオイル(基油)と比較的粘性の高い増稠剤とにより構成されている。そして、この種のスキャナモータは、回転軸を上下方向に指向させた縦軸形で、且つ高速回転(例えば8000〜15000rpm)で使用されるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来構成のものにおいては、モータの回転時において、図13に示すように速度変動率(ジッタと称される)が瞬間的に大きく変化することがあった。そして、このように速度変動率が大きく変化すると、レーザビームプリンタの画像にゆらぎとなって表れるものであった。
【0005】
本発明者らは、従来構成において速度変動率が瞬間的に大きく変化する原因を究明したところ、次のようなことを突き止めた。それは、モータの回転時において、グリスがその回転に伴う熱を受けると共に、リテーナの回転に伴う遠心力によりグリスがグリス貯留部からリテーナの外周部側へ流れ出し、その流れ出したグリスがボールの摺動面に必要量以上に侵入することがあり、このようになると、ボールがそのグリスを乗り越える時に瞬間的な変動が生じ、この結果、速度変動率が瞬間的に大きく変化するということである。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、速度変動率が大きく変化することを防止できると共に、使用寿命を長く維持することができるレーザービームプリンタ用スキャナモータを提供することにあり、他の目的は、グリスをグリス貯留部に注入し易くできると共にグリスの保持性を向上できるレーザービームプリンタ用スキャナモータを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、内輪と外輪との間に複数個のボールを環状配置にて転動可能に配設すると共にこれらのボールを保持する環状のリテーナを配設して構成される軸受を備え、前記リテーナに、外周壁を有する周囲壁により略包囲された形態のグリス貯留部を設け、このグリス貯留部にグリスを注入するようにした構成のレーザービームプリンタ用スキャナモータにおいて、前記グリス貯留部に注入するグリスの総注入量を、約4mg以下で、かつ前記軸受内部の空間容積に対して約5.5%〜10%の範囲内となるように設定し、前記グリス貯留部の周囲壁のうちの外周壁にスリットを形成したことを特徴とするものである(請求項1)。
【0008】
この場合、グリス貯留部内の底部に突起を設けるとよい(請求項2)。
【0009】
上記リテーナは転動体を嵌合保持する複数個の収納部を有し、グリス貯留部はリテーナの端部において隣り合う収納部間にそれぞれ設けられ、グリス貯留部の周囲壁は、隣り合う収納部の隣り合った2個の壁とこれら2個の壁をリテーナの外周部において連ねる外周壁とから構成することができる(請求項3)。
【0010】
【作用】
請求項1の手段によれば、モータの回転時において、グリスがリテーナの回転に伴う遠心力を受けたとしても、周囲壁の特に外周壁によりグリスが外周部側へ必要以上に流れ出すということを防止でき、ひいてはグリスが転動体の転動面に必要量以上に侵入することを防止できる。このとき、グリスのうちベースオイル分は、回転に伴う熱によって流れ出したり、回転に伴う遠心力により周囲壁を乗り越えたりして転動体側に供給されることになる。
【0011】
この場合、グリスの注入量を少なくすれば、グリスが転動体側に必要量以上に供給されることを一層確実に防止できることになるが、グリスの注入量が少なくなりすぎると、グリスのベースオイル分も転動体側へ供給され難くなることから、潤滑性が低下し、使用寿命が短くなってしまうおそれがある。
【0012】
この点、上記した手段によれば、グリスの総注入量を軸受内部の空間容積に対して約5.5%〜10%となるように設定することにより、グリスが転動体側へ必要量以上に供給されることを防止しながら、潤滑性の低下を防止できるようになる。したがって、速度変動率が大きく変化することを防止できると共に、使用寿命を長く維持することが可能になる。
【0014】
また、グリス貯留部の周囲壁のうち外周壁にスリットを形成することにより、グリスのベースオイル分がスリットを通して一層転動体側へ供給され易くなるから、グリスの総注入量が約4mg以下というように少ない場合により有効である。
【0015】
請求項2の手段によれば、グリスをグリス貯留部に注入する際にグリスが突起により保持され易くなるから、グリスの注入がし易くなる。また、モータの回転時においても、グリスはその突起により保持され易くなる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明をレーザビームプリンタのスキャナモータに適用した参考例について図1乃至図6を参照して説明する。まずモータの全体構成を示した図2において、ハウジング11は上面が開口した容器状をなし、底部中央部に上方向に延びる筒部12が形成されている。筒部12の内周部にはころがり軸受から成る後述する軸受13が上下に設けられている。筒部12の外周部にはステータコア14aが設けられ、このステータコア14aにステータコイル14bが巻装されている。これらステータコア14aとステータコイル14bによりステータ15を構成している。
【0017】
ロータ16の回転軸17は、上記軸受13,13に上下方向に挿通された状態で回転自在に支承されている。この回転軸17の上部にはミラー取付部18が嵌着され、このミラー取付部18にねじ止めされたロータヨーク19がハウジング11内に収納された状態となっている。ロータヨーク19の内周面にはロータマグネット20が設けられていて、このロータマグネット20の内周面がステータコア14の外周面と所定の隙間を存して対向している。なお、回転軸17の下端部には予圧ボス21が取着され、この予圧ボス21と下側の軸受13との間に予圧ばね22が配設されている。
【0018】
而して、上記した上下の軸受13は同一の構成であるので、この場合上部側の軸受13を代表して図1も参照して詳述する。軸受13における外輪23は、上記ハウジング11の筒部12に固定され、内周面には環状の溝23aが形成されている。これに対して内輪24は、回転軸17の外周面に嵌着され、外周面には外輪23の溝23aと対向する環状の溝24aが形成されている。
【0019】
これら外輪23と内輪24との間には例えばプラスチック製の環状をなすリテーナ25が配設されており、このリテーナ25には、図3及び図4に示すように、上面並びに内外面が開口した収納部26が複数個、この場合8個等間隔に形成されていると共に、上端部に各収納部26間に位置してグリス貯留部27が設けられている。
【0020】
各グリス貯留部27は、隣り合う収納部26において上方へ立上がる壁26a,26aと、これら隣り合う2個の壁26a,26aをリテーナの外周部側において連ねるように形成された外周壁28とから構成される周囲壁29により、一面である上面が開口する形態で、内周面側を除いた周囲が包囲された状態となっている。
【0021】
各収納部26には転動体としてのボール30が挿入配置されており、各ボール30はリテーナ25に保持された状態で外輪23の溝23aと内輪24の溝24aとの間に転動可能に設けられている。そして、各グリス貯留部27には潤滑用のグリス31を注入している。そのグリス31は一般的にベースオイル(基油)と比較的粘性の高い増稠剤とにより構成され、前者には鉱油、後者には金属石鹸(例えばカルシウム石鹸)が用いられている。
【0022】
ここで、軸受13において、グリス貯留部27に注入するグリス31の総注入量Aは、軸受13内部の空間容積Bに対して約7%〜8%の範囲内となるように設定している。この場合の空間容積Bは、図1において、内輪24と外輪23に挾まれ、且つシール板34,35に挾まれた部分で、リテーナ25とボール30を配置した状態での空間の容積である。なお、グリス貯留部27の大きさ(周方向の幅寸法や周囲壁29の高さ寸法等)は、軸受13の直径寸法やボール30の直径寸法、ひいてはリテーナ25の直径寸法等によって決まってくるという事情がある。
【0023】
また、軸受13の上面側及び下面側には、ストップリング32,33によりシール板34,35を取り付けている。そして、斯様な構成の軸受13は、グリス貯留部27が上向きとなるように配置している。なお、下側の軸受13も、上側の軸受13と同様にグリス貯留部27が上向きとなるように配置している。
【0024】
上記した構成において、ロータ16が高速回転された場合、グリス貯留部27に貯留されたグリス31はボール30の転動に伴う摩擦熱を受けると共に、そのグリス31にはリテーナ25の回転に伴う遠心力も作用する。
【0025】
このとき、グリス貯留部27は周囲壁29により内周部側を除いて包囲された状態となっているから、グリス31に遠心力が作用してもそのグリス31の特に増稠剤分がグリス貯留部27から流れ出すということが防止される。これにより、ボール30の転動面にグリス31の特に増稠剤分が侵入するということを防止できるから、図5に示すようにモータの速度変動率が大きく変化するということがなく、ひいてはレーザビームプリンタの画像に速度変動率の変化によるゆらぎが発生することを防止することができる。
【0026】
この場合、グリス31のうちのベースオイル分は、回転に伴う熱によって流れ出したり、リテーナ25の回転に伴う遠心力により周囲壁29を乗り越えたりしてボール30側に供給されることになる。
【0027】
図6には、軸受内部の空間容積Bに対するグリスの総注入量Aの比率[%]と、速度変動率及び使用寿命との関係の特性図を示す。この図6において、グリスの総注入量Aの比率が大きくなるに従って速度変動率が大きくなっていることがわかり、速度変動率の良否の判定基準を0.02[%P−P]に設定すると、グリスの総注入量Aの比率としては約10[%]以下に設定することが好ましいことがわかる。また、グリスの総注入量Aの比率が小さくなるに従って使用寿命が短くなっていることがわかり、使用寿命の判定基準を4000[H]に設定すると、グリスの総注入量Aの比率としては約5.5[%]以上に設定することが好ましいことがわかる。
【0028】
従って、グリスの総注入量Aの比率を約5.5[%]〜10[%]の範囲内に設定することにより、速度変動率が大きく変化することを防止できると共に、使用寿命を長く維持することが可能になる。この場合、グリスの総注入量Aの比率としては、好ましくは7〜8[%]の範囲内とするとよいことがわかる。
【0029】
なお、速度変動率及び使用寿命は、モータの回転数が速くなるに従って悪くなる傾向があるが、モータの回転数が速くなっても図6で示した特性図と同様な傾向がある。
【0030】
図7は本発明の第1実施例を示したものであり、上記した参考例とは次の点が異なっている。すなわち、リテーナ25における各グリス貯留部27において、周囲壁29のうちの外周壁28の周方向中央部の1箇所にスリット36を形成している。
【0031】
また、図8は本発明の第2実施例を示したものであり、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。すなわち、リテーナ25における各グリス貯留部27において、周囲壁29のうちの外周壁28の左右両側の2箇所にスリット37を形成している。
【0032】
ここで、小型のモータ(例えば、回転軸17の直径寸法が4mm以下)になると、それにつれて軸受31の直径寸法、ボール30の直径寸法、ひいてはリテーナ25の直径寸法も小さくなり、これに伴いグリス31の総注入量Cも少なくなる。グリス31の総注入量Cが少なくなると、グリス31のベースオイル分がボール30側へ供給され難くなることから、潤滑性が低下し、使用寿命が短くなってしまうことが懸念される。
【0033】
この点、上記した第1及び第2実施例によれば、グリス31のベースオイル分がスリット36,37を通してボール30側へ供給され易くなるから、周囲壁29によりグリス31の増稠剤成分の飛び出しを防止して速度変動率が大きく変化することを防止しながら、潤滑性の低下を一層確実に防止できて使用寿命を一層長く維持することが可能になる。
【0034】
図9には、グリス貯留部におけるスリットの個数と、グリスの総注入量C[mg]及び使用寿命との関係を示す特性図を示している。この図9において、グリスの総注入量Cが約4[mg]より少なくなると、使用寿命として4000[H]を維持することが難しくなる。このため、使用寿命の判定基準を4000[H]とした場合、安全性を見越して、グリスの総注入量Cが約4[mg]以下となる場合には、スリットを1個以上設けることがよいということがわかる。さらに、グリスの総注入量Cが約3.5[mg]以下となる場合には、スリットを2個以上設ける方がよいことがわかる。
【0035】
図10は本発明の第3実施例を示したものであり、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。すなわち、各グリス貯留部27内の底部に、短円柱状の突起38を一体成形により設けている。
【0036】
この第3実施例によれば、グリス31をグリス貯留部27に注入する際にグリス31が突起38により保持され易くなるから、グリス31の注入がし易くなる。グリス31の注入量が少ない場合に有効である。また、モータの回転時においても、グリス31はその突起38により保持され易くなる利点もある。
【0037】
なお、本発明は上記しかつ図面に示した各実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
グリス貯留部27における周囲壁29としては、外周壁28と対向する内周壁を有する構成としてもよい。また、スリット36は、隣り合う収納部26の壁26aに形成するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
請求項1記載のレーザービームプリンタ用スキャナモータによれば、グリスが転動体側へ必要量以上に供給されることを防止することにより速度変動率が大きく変化することを防止でき、しかも、潤滑性の低下を防止できて使用寿命を長く維持することが可能になる。
【0039】
また、グリスのベースオイル分がスリットを通して一層転動体側へ供給され易くなるから、グリスの総注入量が約4mg以下というように少ない場合により有効である。
【0040】
請求項2記載のレーザービームプリンタ用スキャナモータによれば、グリスをグリス貯留部に注入する際にグリスが突起により保持され易くなるから、グリスの注入がし易くなる。また、モータの回転時においても、グリスはその突起により保持され易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例を示す要部の縦断面図
【図2】 モータ全体の縦断面図
【図3】 リテーナの斜視図
【図4】 リテーナの内方側から見たグリス貯留部部分の拡大正面図
【図5】 速度変動率の変化を示した特性図
【図6】 グリスの総注入量の比率と、速度変動率及び使用寿命との関係の特性図
【図7】 本発明の第1実施例を示す図3相当図
【図8】 本発明の第2実施例を示す図3相当図
【図9】 スリットの個数とグリスの総注入量及び使用寿命との関係を示す特性図
【図10】 本発明の第3実施例を示す図3相当図
【図11】 従来のリテーナの斜視図
【図12】 図4相当図
【図13】 従来構成において速度変動率の変化を示した特性図
【符号の説明】
13は軸受、16はロータ、17は回転軸、23は外輪、24は内輪、25はリテーナ、26は収納部、26aは壁、27はグリス貯留部、28は外周壁、29は周囲壁、30はボール(転動体)、31はグリス、36,37はスリット、38は突起である。
Claims (3)
- 内輪と外輪との間に複数個の転動体を環状配置にて転動可能に配設すると共にこれらの転動体を円周方向に一定間隔をおいて保持する環状のリテーナを配設して構成される軸受を備え、前記リテーナに、外周壁を有する周囲壁により略包囲された形態のグリス貯留部を設け、このグリス貯留部にグリスを注入するようにした構成のレーザービームプリンタ用スキャナモータにおいて、
前記グリス貯留部に注入するグリスの総注入量を、約4mg以下で、かつ前記軸受内部の空間容積に対して約5.5%〜10%の範囲内となるように設定し、前記グリス貯留部の周囲壁のうちの外周壁にスリットを形成したことを特徴とするレーザービームプリンタ用スキャナモータ。 - グリス貯留部内の底部に突起を設けたことを特徴とする請求項1記載のレーザービームプリンタ用スキャナモータ。
- リテーナは転動体を保持する複数個の収納部を有し、グリス貯留部はリテーナの端部において隣り合う収納部間にそれぞれ設けられ、グリス貯留部の周囲壁は、隣り合う収納部の隣り合った2個の壁とこれら2個の壁をリテーナの外周部において連ねる外周壁とから構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のレーザービームプリンタ用スキャナモータ。
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