JP2001049192A - 水系塗料組成物及びそれを用いた耐蝕性金属板並びに可燃性有機溶剤用金属製タンク - Google Patents

水系塗料組成物及びそれを用いた耐蝕性金属板並びに可燃性有機溶剤用金属製タンク

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JP2001049192A
JP2001049192A JP11227661A JP22766199A JP2001049192A JP 2001049192 A JP2001049192 A JP 2001049192A JP 11227661 A JP11227661 A JP 11227661A JP 22766199 A JP22766199 A JP 22766199A JP 2001049192 A JP2001049192 A JP 2001049192A
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water
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Minoru Takahashi
稔 高橋
Osamu Morimoto
修 森元
Masaki Murata
昌樹 村田
Hiroshi Tachika
弘 田近
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基材に加工後の塗膜が耐蝕性及び耐溶剤性に優
れる水系塗料用組成物を提供する。 【解決手段】 コロイダルシリカおよびリン酸塩系化合
物の内少なくとも一種と水系樹脂から成ることを特徴と
する硬化性の水系塗料組成物

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属板上に形成した
塗膜が優れた耐蝕性を示す水系塗料組成物に関するもの
である。詳細には、本発明は金属板の表面を溶接が可能
な膜厚で被覆し、金属板の加工後においても優れた耐蝕
性を維持することができ、特にガソリン、軽油、灯油、
アルコールなどの可燃性有機溶剤のタンク材などに好適
な有機複合鋼板を提供することができる水系塗料組成物
およびその塗装鋼板、それを用いた可燃性有機溶剤用タ
ンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にガソリン、軽油、灯油、アルコー
ルなどの可燃性有機溶剤のタンク材としては、気密性の
面から金属材料が用いられ、特に中でも自動車用ガソリ
ンタンク材としては、ターンシートと称するPb−Sn
合金めっき鋼板(特公昭57−61833号公報)が主
に用いられている。これは、ガソリンに含まれる水分・
無機塩に対する耐蝕性や、複雑なタンク形状に追従する
加工性及び溶接性に優れているため、これまで広く用い
られてきた。しかし、近年、一部の国々で増加している
メタノールやエタノールなどのアルコールを混合したガ
ソリンに対して、Pb−Sn合金はアルコールに溶解し
やすい。また、ガソリンの酸化劣化により発生する蟻酸
や酢酸によって腐食が加速されるという欠点がある。さ
らには、地球環境保全が強く叫ばれる中で、強い毒性を
有する鉛の排出・使用の規制が強化されつつあり、鉛を
使用しない代替材料が求められている。
【0003】このような鉛を使用しない代替材料の一つ
として、亜鉛めっき鋼板に高付着量クロメート処理を施
した材料(特公昭53−19981号公報)が挙げられ
る。この材料では、Znの犠牲防蝕作用により赤錆、穴
あきの発生が抑制されるが、前記した蟻酸や酢酸により
白錆を発生しやすく、燃料循環系統でのフィルターの目
詰まりが起こるという欠点がある。
【0004】そこで、Znを主成分とする合金めっき鋼
板、たとえば特開昭55−110791号公報に示され
るZn−Ni合金めっき鋼板、特公昭57−33347
号公報に示されるZn−Co合金めっき鋼板、特公昭5
7−61831号公報に示されるZn−Fe合金めっき
鋼板、特公昭54−33222号公報に示されるZn−
Al合金めっき鋼板、特開昭57−70288号公報に
示されるZn−Ni−Cr合金めっき鋼板、特公昭57
−33347号公報に示されるZn−Co−Ni合金め
っき鋼板が提案されている。しかし、Znめっき層に比
べてこれらの合金めっき層の溶出速度は抑制されるもの
の、依然として前記欠点を解決するには至らない。
【0005】そこで、ZnまたはZnを主成分とする合
金めっき上に金属粉末を含む有機樹脂被膜を有する鋼板
(特開平10−137681号公報)が提案されてお
り、有機酸に対する耐蝕性は良好である。しかし、5μ
m以上の塗膜層を必要とするため、金属粉末により被膜
抵抗を低下させているものの溶接性は不十分であり、ま
た、プレス加工時に金属粉末が被膜から脱離するという
欠点がある。さらに、この被膜を形成する塗料は多くの
場合、有機溶剤系であるため、塗布時の作業環境悪化を
招いている。
【0006】また、別の候補材料として、AlまたはA
l−Si系合金めっき鋼板(特公平4−68399号公
報)があり、Alめっきはその表面に安定な酸化被膜が
形成されるため、アルコールや有機酸に対する耐蝕性は
良好である。しかし、Alは溶接の電極として通常使用
されるCuとの親和性が高く、電極表面に脆いAl−C
uもしくはAl−Cu−Fe合金を形成し、これが連続
作業中に次第に欠損していって早期に溶接不良に陥ると
いった問題を有している。
【0007】そこで、溶接性を改善するため、Alめっ
き鋼板の表面にクロム酸を含む有機樹脂被膜を適性な膜
厚に施す材料(特開平10−183368号公報)が提
案されている。しかし、依然として溶接性は不十分であ
る。さらに、近年の世界的な環境問題から、毒性を有す
るクロムに関する規制が大幅に強化されつつあり、ガソ
リンを初めとする可燃性有機溶剤のタンク材においても
クロムを用いない防錆処理方法の開発が求められてい
る。
【0008】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、前記のガソ
リンなどに含まれる無機塩、有機酸、アルコールなどに
対する耐蝕性、溶接性、加工性を解決し、しかも、鉛や
クロムなど有毒物質を含まない環境保全に好適な可燃性
有機溶剤のタンク用有機複合鋼板を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明者等は鋭意検討し、以下の発明を提案するに
至った。即ち、本発明は、コロイダルシリカおよびリン
酸塩系化合物の内少なくとも一種と水系樹脂から成るこ
とを特徴とする硬化性の水系塗料組成物(x)であり、
該硬化性の水系塗料組成物(x)を下塗り、水系樹脂お
よび硬化剤から成る硬化性の水系塗料組成物(y)を上
塗り塗料として塗布することを特徴とする耐蝕性金属板
あり、該水系塗料樹脂組成物(A)を内装側に積層した
ことを特徴とする可燃性有機溶剤用金属製タンクであ
る。上層の有機樹脂被膜により、ガソリンおよびガソリ
ンに含まれる有機酸、アルコールなどに対する耐蝕性、
下層の有機樹脂被膜により、水分、無機塩に対する耐蝕
性が得られる。また、加工性、溶接性を満足し、しか
も、鉛やクロムなどの有毒物質を含まないため、環境保
全に好適なガソリン等の貯蔵や燃料タンクに最適な可燃
性有機溶剤のタンク用有機複合鋼板を得ることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の硬化性の水系塗料組成物
(x)はコロイダルシリカおよびリン酸塩系化合物の内
少なくとも一種と水系樹脂から成る。この中で、コロイ
ダルシリカの粒径は好ましくは20nm以下であり、更
に好ましくは10nm以下のものである。さらに粒子表
面がAlで処理され、pHに対して安定化されているも
のが好ましい。コロイダルシリカは水酸化亜鉛を安定化
する効果があり、酸化亜鉛への変化が抑制され、耐蝕性
が向上する。好ましい配合量は水系樹脂成分100重量
部に対して5−100重量部、更に好ましくは15−5
0重量部である。コロイダルシリカが無い場合には充分
な耐蝕性が得られず、また配合量が100重量部以上で
あると、乾燥塗膜が脆くなり、加工性が低下する場合が
ある。
【0011】本発明の硬化性の水系塗料組成物(x)に
用いられるリン酸塩系化合物は、リン酸金属塩、リンモ
リブデン酸金属塩、リン酸およびこれらを用いた防錆顔
料などが挙げられる。中でも、重リン酸Al、リン酸M
n、リン酸Ca、リンモリブデン酸Alを用いるのが好
ましく、組み合わせる水系樹脂および硬化剤との相溶
性、浴安定性を考慮して適宜選択される。好ましい配合
量はこれら化合物の内少なくとも一種を水系樹脂成分1
00重量部に対して5−100重量部、更に好ましくは
30−60重量部である。リン酸塩系化合物が無い場合
には充分な耐蝕性が得られず、また配合量が100重量
部以上であると、乾燥塗膜が脆くなり、加工性が低下す
る場合がある。
【0012】本発明の硬化性の水系塗料組成物(x)に
用いられる水系樹脂は水分散性樹脂あるいは水溶性樹脂
である。例えば、(メタ)アクリル樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニ
ルアルコール樹脂、ポリエーテル樹脂、セルロース樹
脂、ポリシロキサンなどが挙げられる。この中でも耐水
性、成膜性の点から、(メタ)アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、(メタ)アクリル変性ポリエステル樹脂、エ
ポキシ変性ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂を用い
るのが好ましく、さらに加工性の面よりポリエステル樹
脂、エポキシ変性ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂
がより好ましく、樹脂の分子量は5000以上であるこ
とが好ましい。
【0013】本発明の硬化性の水系塗料組成物(x)は
硬化性であることが必要である。ここで言う硬化性と
は、塗工後自然乾燥、加熱、放射線照射等により架橋反
応が進み、不溶化する特徴を持つことを言う。本発明の
硬化性の硬化性の水系塗料組成物(x)が硬化性である
ためには、水系樹脂にお互いに架橋硬化反応可能な置換
基を導入する方法、硬化剤(B)による方法が挙げられ、
硬化剤(B)による方法が好ましい。お互いに架橋硬化反
応可能な置換基としてはカルボン酸基とグリシジル基、
カルボン酸基とアミノ基、ヒドロキシル基とイソシアネ
ート基、アミノ基とイソシアネート基、など公知の組み
合わせや不飽和二重結合含有基など挙げられる。なお、
カルボン酸基は無水物であっても良く、イソシアネート
基はブロックされていても良い。本発明の硬化性の水系
塗料組成物(x)に用いられる硬化剤はアミノ樹脂、エ
ポキシ化合物およびイソシアネート化合物等であり、前
記水系樹脂との反応性、金属板の乾燥条件により適宜選
択される。
【0014】アミノ樹脂としては、例えば尿素、メラミ
ン、ベンゾグアナミンなどのホルムアルデヒド付加物、
さらにこれらの炭素数が1−6のアルコールによるアル
キルエーテル化合物を挙げることができる。具体的には
メトキシ化メチロール尿素、メトキシ化メチロールN、
N−エチレン尿素、メトキシ化メチロールジシアンジア
ミド、メトキシ化メチロールメラミン、メトキシ化メチ
ロールベンゾグアナミン、ブトキシ化メチロールメラミ
ン、ブトキシ化メチロールベンゾグアナミンなどが挙げ
られるが、好ましくはメトキシ化メチロールメラミン、
ブトキシ化メチロールメラミンおよびメトキシ化メチロ
ールベンゾグアナミンであり、それぞれ単独または併用
して使用することができる。
【0015】エポキシ化合物としては、ビスフェノール
Aのジグリシジルエーテルおよびそのオリゴマー、水素
化ビスフェノールAのジグリシジルエーテルおよびその
オリゴマー、オルソフタル酸ジグリシジルエステル、イ
ソフタル酸ジグリシジルエステル、テレフタル酸ジグリ
シジルエステル、p−オキシ安息香酸ジグリシジルエス
テル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、ヘ
キサヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、コハク酸ジ
グリシジルエステル、アジピン酸ジグリシジルエステ
ル、セバシン酸ジグリシジルエステル、エチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグ
リシジルエーテル、1,4−ブタンジオールジグリシジ
ルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエ
ーテルおよびポリアルキレングリコールジグリシジルエ
ーテル類、トリメリット酸トリグリシジルエステル、ト
リグリシジルイソシアヌレート、1,4−ジグリシジル
オキシベンゼン、ジグリシジルプロピレン尿素、グリセ
ロールトリグリシジルエーテル、トリメチロールエタン
トリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリ
グリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラグリ
シジルエーテル、グリセロールアルキレンオキサイド付
加物のトリグリシジルエーテルなどを挙げることができ
る。
【0016】さらにイソシアネート化合物としては、芳
香族、脂肪族のジイソシアネート、3価以上のポリイソ
シアネートがあり、低分子化合物、高分子化合物のいず
れでもよい。例えば、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、トルエンジイソ
シアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水素
化ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネートあるいはこれらのイソシアネ
ート化合物の3量体、およびこれらのイソシアネート化
合物の過剰量と、例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、
ソルビトール、エチレンジアミン、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどの
低分子活性水素化合物または各種ポリエステルポリオー
ル類、ポリエーテルポリオール類、ポリアミド類の高分
子活性水素化合物などとを反応させて得られる末端イソ
シアネート基含有化合物が挙げられる。
【0017】イソシアネート化合物としてはブロック化
イソシアネートであってもよい。イソシアネートブロッ
ク化剤としては、例えばフェノール、チオフェノール、
メチルチオフェノール、エチルチオフェノール、クレゾ
ール、キシレノール、レゾルシノール、ニトロフェノー
ル、クロロフェノールなどのフェノール類、アセトオキ
シム、メチルエチルケトオキシム、シクロヘキサノンオ
キシムなどのオキシム類、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、ブタノールなどのアルコール類、エチレン
クロルヒドリン、1,3−ジクロロ−2−プロパノール
などのハロゲン置換アルコール類、t−ブタノール、t
−ペンタノールなどの第3級アルコール類、ε−カプロ
ラクタム、δ−バレロラクタム、γ−ブチロラクタム、
β−プロピルラクタムなどのラクタム類が挙げられ、そ
の他にも芳香族アミン類、イミド類、アセチルアセト
ン、アセト酢酸エステル、マロン酸エチルエステルなど
の活性メチレン化合物、メルカプタン類、イミン類、尿
素類、ジアリール化合物類、重亜硫酸ソーダなども挙げ
られる。ブロック化イソシアネートは上記イソシアネー
ト化合物とイソシアネートブロック化剤とを従来公知の
適宜の方法により付加反応させて得られる。
【0018】これらの硬化剤から1種あるいは2種以上
を選択し使用することができる。この中でも耐蝕性、成
膜性、塗料安定性の点から、メラミン樹脂、ブロック化
イソシアネートを用いるのが好ましい。
【0019】これらの硬化剤には必要に応じて、p−ト
ルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、リン
酸、有機錫化合物、有機リン化合物、3級アミン類等の
公知の硬化触媒を併用することができ、これらから1種
あるいは2種以上を選択し使用することができる。
【0020】本発明の硬化性の水系塗料組成物(y)は
水系樹脂から成る。この中で、水系樹脂は硬化性の水系
塗料組成物(x)と同様のものを用いることができる。
さらに加工を要する場合はポリエステル樹脂が好まし
く、また遮蔽性を高めるにはガラス転移温度は40℃以
上であることが好ましい。
【0021】本発明の硬化性の水系塗料組成物(y)は
硬化性であり、ここで言う硬化性とは硬化性の水系塗料
組成物(x)で述べたことと同様であり、また、硬化性
を持たせる方法も同様である。硬化剤も硬化性の水系塗
料組成物(x)と同様のものが例示でき、前記水系樹脂
との反応性、金属板の乾燥条件により適宜選択される。
これらの硬化剤から1種あるいは2種以上を選択し使用
することができる。この中でも耐蝕性、成膜性、塗料安
定性の点から、メラミン樹脂、ブロック化イソシアネー
トを用いるのが好ましい。なお、水系塗料組成物(x)
と(y)で水系樹脂の種類、硬化剤の種類、硬化の方法
等が異なっていてもかまわない。
【0022】これらの硬化剤には必要に応じて、硬化性
の水系塗料組成物(x)と同様に、p−トルエンスルホ
ン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、リン酸、有機錫化
合物、有機リン化合物、3級アミン類等の公知の硬化触
媒を併用することができ、これらから1種あるいは2種
以上を選択し使用することができる。
【0023】本発明の硬化性の水系塗料組成物(y)に
は、ポリビニルアルコール、水溶性変性セルロース、可
溶性澱粉などの水溶性樹脂を添加することが好ましい。
これらの添加によって成膜性が向上し、塗膜のピンホー
ル、クラックなどが抑制され、有機酸に対する遮蔽性が
向上する。これらのうち、ポリビニルアルコールが特に
好ましい。
【0024】本発明の硬化性の水系塗料組成物(y)に
は、必要に応じてポリエチレンワックス、フッ素樹脂な
どの潤滑機能付与剤を添加することができる。これらの
添加によって塗膜表面の摩擦係数が低下し、プレス加工
性が向上する。
【0025】本発明に用いられる金属板については特に
制限されないが、前記したPbめっきの毒性、Alめっ
きの溶接性不良の点から、ZnまたはZnを主成分とす
る合金めっき鋼板が好ましい。Zn合金めっき鋼板とし
ては、Zn−Mg合金めっき鋼板、Zn−Ni合金めっ
き鋼板、Zn−Co合金めっき鋼板、Zn−Fe合金め
っき鋼板、Zn−Al合金めっき鋼板、Zn−Ni−C
r合金めっき鋼板、Zn−Co−Ni合金めっき鋼板な
どが挙げられ、必要に応じてこれらに各種表面処理を行
ったものが用いられる。
【0026】本発明の水系塗料組成物はロールコート、
ディップコート、カーテンフロー、スプレー塗装、刷毛
塗りなど、いずれの塗装方法を用いても前記した金属板
に塗布することができ、焼き付け乾燥することにより有
機複合鋼板が得られる。また、十分な溶接性を得るため
に、有機被膜の乾燥膜厚は上塗りと下塗りをあわせて5
μm未満とすることが好ましく、さらに好ましくは2μ
m以下である。
【0027】このようにして得られた有機複合鋼板に
は、公知の方法で深絞り、折り曲げなど必要な加工を施
すことができる。更にこれらの有機複合鋼板を用い、塗
工面が内装側に来るようにし、ガソリンタンク等の可燃
性有機溶媒のタンクに加工することができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に例示す
る。各測定・評価項目は以下の方法に従った。
【0029】(1)還元粘度ηsp/c(dl/g) 充分乾燥した樹脂0.10gをフェノール/テトラクロ
ロエタン(重量比6/4)の混合溶媒25mlに溶解
し、30℃で測定した。
【0030】(2)分子量 GPC測定により、ポリスチレン換算で数平均分子量を
求めた。
【0031】(3)酸価(eq/T:当量/106g) 試料0.2gを精秤し20mlのクロロホルムまたはジ
メチルホルムアミドに溶解した。ついで、0.01Nの
水酸化カリウム(エタノール溶液)で滴定して求めた。
指示薬にはフェノールフタレインを用いた。
【0032】(4)ガラス転移温度 示差走査熱量計(DSC)を用いて、20℃/分の昇温
速度で測定した。サンプルは試料5mgをアルミニウム
押え蓋型容器に入れ、クランプして用いた。
【0033】(5)組成分析 NMR(核磁気共鳴法)などにより分析した。
【0034】以下に水系樹脂及び水系塗料組成物・有機
複合鋼板の作製例を示す。単に部とあるものは重量部を
示す。
【0035】ポリエステル樹脂(a)の合成 撹拌機、温度計及びコンデンサーを具備した3Lの4つ
口フラスコに、ジメチルテレフタレート372部及びジ
メチルイソフタレート372部、1−ナトリウムスルホ
−3,5−ジメチルイソフタレート47部、エチレング
リコール412部、ジエチレングリコール144部、触
媒としてテトラブチルチタネート0.41部を仕込み、
180−210℃で生成するメタノールを系外に留去し
ながら、5時間エステル交換反応を実施した。ついで、
系内を徐々に減圧雰囲気とし、0.3mmHg・260
℃で重縮合反応を40分間行い、表1に示されるポリエ
ステル樹脂(a)を得た。
【0036】ポリエステル樹脂(b)−(d)の合成 ポリエステル樹脂(a)の合成例と同様にして、表1に
示されるポリエステル樹脂(b)−(d)を得た。
【0037】ポリエステル樹脂水分散体aの作製 撹拌機、温度計及びコンデンサーを具備した500mL
の4つ口フラスコに、前記合成例で得られたポリエステ
ル樹脂a40部、テトラヒドロフラン120部を仕込
み、60℃にて樹脂を撹拌・溶解した後、水160部を
加えた。蛇型冷却管をヴィグリュー分留管に切り替え、
100℃まで加熱し、テトラヒドロフランを系外へ留出
し、ポリエステル樹脂水分散体(a)を得た。
【0038】ポリエステル樹脂水分散体bおよびcの作
製 ポリエステル樹脂水分散体aと同様にして、ポリエステ
ル樹脂水分散体bおよびcを得た。
【0039】
【表1】
【0040】※1:ビスフェノールAのエチレンオキサ
イド付加物(三洋化成工業(株)製) ※2:2-メチル-1,3-プロパンジオール((株)ク
ラレ製)
【0041】アクリル変性ポリエステル樹脂水分散体e
の作製 撹拌機、温度計、コンデンサーおよび定量滴下装置を具
備した1Lの4つ口フラスコに、前記合成例で得られた
ポリエステル樹脂d60部、メチルエチルケトン70
部、イソプロピルアルコール20部、マレイン酸無水物
6部を仕込み、加熱攪拌し、還流下で樹脂を溶解した。
ついで、スチレン5部、アクリル酸2?ヒドロキシプロ
ピル7部、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸2
部、α?メチルスチレンダイマー0.5部、アゾビスイ
ソブチルニトリル2部をメチルエチルケトン30部、イ
ソプロピルアルコール5部、水4部の混合溶媒に溶解し
た溶液を、1.5時間かけてポリエステル溶液中に滴下
し、さらに3時間反応させた。この溶液に水5部、トリ
エチルアミン0.01部を添加し、30分間還流状態で
グラフト体側鎖中のマレイン酸無水物と反応させた後、
室温まで冷却した。ついでこれにトリエチルアミン15
部を添加し中和した後にイオン交換水160部を添加し
30分間攪拌した。その後、加熱により媒体中に残存す
る溶媒を留出させ、アクリル変性ポリエステル樹脂水分
散体eを得た。
【0042】アクリル樹脂水分散体fの作製 撹拌機、温度計およびコンデンサーを具備した反応器
に、水360部、スチレンスルホン酸ナトリウム1.5
部、過硫酸カリウム2部を仕込み、70℃に加熱した
後、スチレン16部、メタクリル酸メチル36部、グリ
セリンモノメタクリレート20部、メタクリル酸16部
を70℃に保ちながら3時間かけて系内に添加した。そ
の後、反応を70℃、3時間継続した後、室温まで冷却
し、アクリル樹脂水分散体fを得た。
【0043】
【表2】
【0044】硬化性の水系塗料組成物の作製 前記ポリエステル樹脂水分散体a100固形部、メチル
化メラミン樹脂としてスミマールM40W(住友化学工業
(株)製)20固形部、ポリビニルアルコールとしてP
VA−205((株)クラレ製)5固形部を配合し、水
系塗料組成物Aを得た。
【0045】水系塗料組成物B−FおよびI−Kの作製 水系塗料組成物Aと同様にして、表3に示される配合の
水系塗料組成物B−FおよびI−Kを得た。
【0046】水系塗料組成物Gの作製 ガラス瓶に前記ポリエステル樹脂水分散体a100固形
部、リンモリブデン酸Al系防錆顔料としてPM−30
3W(キクチカラー(株)製)30部、ガラスビーズ
(直径5mm)50部を配合、攪拌後ペイントシェーカ
ーで4時間振とう、分散した。その後、スミマールM4
0Wを20固形部、PVA−205を5固形部配合し、
水系塗料組成物Gを得た。
【0047】水系塗料組成物Hの作製 水系塗料組成物Gと同様にして、表3に示される配合の
水系塗料組成物Hを得た。
【0048】塗料組成物Lの作製 ジエタノールアミンで変性したエピコート1010(油
化シェルエポキシ(株)製)100部、ヘキサメチレン
ジイソシアネート6部、Al粉末35部、Ni粉末35
部を配合し、塗料組成物Lを得た。
【0049】
【表3】
【0050】※3:メチル化メラミン樹脂(住友化学工
業(株)製) ※4:ポリビニルアルコール(重合度500)((株)ク
ラレ製) ※5:水系ポリウレタン樹脂(第一工業製薬(株)製) ※6:コロイダルシリカ(粒径4~6nm、Al表面処理)(日
産化学工業(株)製) ※7:コロイダルシリカ(粒径40~300nm)(日産化学工
業(株)製) ※8:リンモリブデン酸Al系防錆顔料(キクチカラー
(株)製) ※9:リン酸Zn系防錆顔料(キクチカラー(株)製) ※10:ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエ
ポキシ(株)製) ※11:ヘキサメチレンジイソシアネート
【0051】実施例1 Zn−Mg合金めっき鋼板(めっき付着量40g/
2)をサーフクリーナー75N(日本ペイント(株)
製)の2%水溶液で脱脂し、必要に応じて2%H2SO4
水溶液で洗浄した。この金属板に前記水系塗料組成物E
をバーコーターまたはロールコーターで塗布し、230
℃で60秒(到達板温)焼き付け乾燥させた。ついで、
その上層に前記水系塗料組成物Aを同様に塗布、焼き付
け乾燥させ、有機複合鋼板を作製した。
【0052】実施例2−10 実施例1と同様にして、表5に示される構成の有機複合
鋼板を作製した。
【0053】実施例11 基材にZn−Ni合金めっき鋼板(めっき付着量30g
/m2)を使用し、実施例1と同様にして、表5に示さ
れる構成の有機複合鋼板を作製した。
【0054】比較例12−15 実施例1と同様にして、表5に示される構成の有機複合
鋼板を作製した。
【0055】比較例16−19 Pb−Sn合金めっき鋼板「ターンシート」(現行
品)、Alめっき鋼板、Zn−Ni合金めっき上に金属
粉末を含む有機樹脂被膜を有する鋼板と比較を行った。
【0056】以上のように作製した有機複合鋼板を、深
絞り加工機にて外径33mm、高さ28mmのカップ型
に円筒加工した。その内側に、表4に示される耐蝕性試
験液を注入し、30℃で4日間静置した後、以下の評価
基準により表面状態を判定した結果を表5に示す。 ◎:錆発生無し ○:白錆10%未満 △:白錆10%以上 ×:赤錆10%未満 ××:赤錆10%以上
【0057】また、前記有機複合鋼板を2枚重ねて、C
r−Cu合金電極でスポット溶接を行った。スポット溶
接は予め適性電流範囲、適性加重を求めた後溶接する方
法で行い、以下の評価基準により判定した結果を表5に
示す。 ○:連続4000打点以上 △:連続3000打点以上4000打点未満 ×:連続3000打点未満
【0058】また、塗装金属板中に鉛やクロムなどの毒
性化合物が含まれるかどうかを判定した結果を表5に示
す。
【0059】表5に示すように、現行品であるPb−S
n合金めっき鋼板「ターンシート」では、メタノールお
よび蟻酸が混合されたガソリンに対して、赤錆が発生す
る。また、Alめっき鋼板では耐蝕性は良好であるが、
溶接性が不足している。Zn−Ni合金めっき上に金属
粉末を含む有機樹脂被膜を有する鋼板では、膜厚を5μ
m以上とすることで十分な耐蝕性が得られるが、この膜
厚では溶接性が不足する。これらに対して、本発明の水
系塗料組成物を上塗りと下塗りをあわせて2μm以下の
膜厚で塗布した金属板では、耐蝕性、溶接性ともに良好
な結果が得られている。
【0060】
【表4】
【0061】
【表5】
【0062】合金めっき鋼板(めっき付着量40g/m2) ※13:Zn-Ni合金めっき鋼板(めっき付着量30g/m2) ※14:Pb-Sn合金めっき鋼板(めっき付着量45g/m2、現
行品「ターンシート」) ※15:Alめっき鋼板(めっき付着量40g/m2) ※16:塗布型クロメート処理Zn-Ni合金めっき鋼板(め
っき付着量30g/m2、クロメート付着量40mg/m2(金属ク
ロム換算))
【0063】ガソリンタンクの製造 実施例1〜6の塗装鋼板を用い、30cm×40cm深
さ15cmの成型品を絞り加工し、また、別に同じ塗装
鋼板を用いて蓋部分にあたる部位を切り抜き口部を取り
付け、そののち両者を合わせ接合部を溶接してタンクを
得た(塗装面が内装側になるようにした)。これに、耐
食試験液IVの15リットルを入れ。30℃で4日間保
存した。いずれのタンク内の試験液にも色の変化等は認
められずガソリンタンクとして有用であることが判っ
た。
【0064】
【発明の効果】本発明の水系塗料組成物で金属板の表面
を溶接が可能な膜厚で被覆することにより、耐蝕性、加
工性に優れ、鉛やクロムなど有毒物質を含まないガソリ
ンタンク用有機複合鋼板を得ることができる。また、本
発明の水系塗料組成物の耐蝕性は膜厚の増加によりさら
に向上し、環境保全に適する水系防蝕コート剤として、
他の用途への適用が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田近 弘 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4J038 BA021 BA022 BA112 CE021 CE022 CG031 CG151 DB001 DD001 DE001 DF001 DG001 DH001 DJ021 DL001 GA03 GA06 GA07 GA09 GA11 HA386 HA416 HA446 KA05 KA08 MA08 MA09 MA10 MA14 NA03 NA04 NA23 NA27 PA17 PA18 PA19 PB04 PC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コロイダルシリカおよびリン酸塩系化合
    物の内少なくとも一種と水系樹脂から成ることを特徴と
    する硬化性の水系塗料組成物(x)。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の硬化性の水系塗料組成
    物(x)を下塗り、水系樹脂を含む硬化性の水系塗料組
    成物(y)を上塗り塗料として塗布することを特徴とす
    る耐蝕性金属板。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の硬化性の水系塗料樹脂
    組成物(x)を内装側に積層したことを特徴とする可燃
    性有機溶剤用金属製タンク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1329465C (zh) * 2005-07-13 2007-08-01 北京格丽斯聚合技术发展有限公司 耐高温防锈金属漆及其制备方法
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