JPH09324148A - 水系塗料用組成物及びそれを用いた耐蝕性金属板 - Google Patents

水系塗料用組成物及びそれを用いた耐蝕性金属板

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JPH09324148A
JPH09324148A JP14191296A JP14191296A JPH09324148A JP H09324148 A JPH09324148 A JP H09324148A JP 14191296 A JP14191296 A JP 14191296A JP 14191296 A JP14191296 A JP 14191296A JP H09324148 A JPH09324148 A JP H09324148A
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water
meq
acid
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JP14191296A
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Mitsuo Nishida
光生 西田
Tsuyoshi Hachitsuka
剛志 八塚
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材に加工後の塗膜が耐蝕性及び耐溶剤性に
優れる水系塗料用組成物を提供する。 【解決手段】(a)数平均分子量5000以上のポリエ
ステル樹脂から成る有機成分と、(b)シリカから成る
無機成分で構成され、前記ポリエステル樹脂成分(a)
が、1当量のベンゼン環を単位とする芳香環濃度として
4.5meq/g以上8.0meq/g未満の芳香環を
有し、示差走査熱量測定によるガラス転移温度が40℃
以上で、かつ親水性の官能基により水分散性を付与され
ており、前記ポリエステル樹脂成分(a)と前記無機成
分(b)の重量比率が95/5〜60/40の範囲にあ
る水系塗料用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材上に形成させ
た塗膜が耐蝕性及び耐溶剤性に優れた特性を示す水系塗
料用組成物に関するものである。詳細には、本発明は、
特に金属材料の表面を、溶接が容易な程度に薄く被覆
し、金属板の加工後も特に優れた耐蝕性及び耐溶剤性を
有する塗装皮膜を形成することができるものであり、鉛
−錫合金めっき鋼板の代替材料、特にガソリンタンクな
どに好適な耐蝕性表面処理鋼板を提供することができる
水系塗料用組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保全が強く叫ばれている中
で、重金属は排出・使用を厳しく規制されつつある。中
でも鉛は、単体・合金・化合物と様々な形で、耐蝕性基
材・めっき、及び防蝕・黄色・橙色顔料として有用な価
値を持ちながらも、その毒性の強さから、規制を免れな
い状況にある。
【0003】鉛の主な用途の一つとして、自動車等のガ
ソリンタンク用耐蝕性めっき鋼板(鉛−錫合金めっき鋼
板)がある。これは、ガソリン及びガソリン内部に含ま
れる水分・無機塩等の不純物に対する耐蝕性や、複雑な
タンク形状に追従する加工性及び溶接性に優れているの
で、これまで広く用いられてきた。しかし鉛使用の規制
により、今後は製造が困難になってくる。さらに、メタ
ノール・エタノールの様なアルコールが経済的な理由に
よりガソリンに混合使用されてきた為、鉛とアルコール
の反応により一部生成するギ酸などの有機物によって鉛
の腐食が加速され、また鉛排出という環境上の欠点も招
くようになった。そこで鉛−錫合金めっき鋼板に代わっ
て、同等以上の加工性・加工後耐蝕性・加工後耐溶剤性
を有し、かつ環境保全に好適な代替材料が早急に求めら
れている。
【0004】そこで最近、例えばZn−Ni合金めっき
鋼板にZn粉末やアルミナなどを混合したエポキシ塗料
を2〜5μmの厚みで塗布した、いわゆる有機複合めっ
き鋼板が提案された。これら有機複合めっき鋼板は、鉛
−錫合金めっき鋼板に匹敵する耐蝕性を有するが、加工
時、皮膜が剥離し易く、かつ、疵がつき易い。また塗膜
が厚いこと(2〜5μm)、塗膜の熱分解速度が遅いこ
と、Al23 等のセラミックスを含んでいること等に
より、溶接にかなり困難をきたしている。また、これら
の塗料は多くの場合有機溶剤系である為、塗布時の有機
溶剤による環境悪化を招いている。
【0005】又、特表平2−501290号公報では、
クロム−酸化クロムめっき鋼板の上に、無水マレイン酸
改質ポリプロピレンをコートすることにより、広範囲の
ガソリン−アルコール−水混合物に対し優れた耐蝕性を
確保できることが示されている。しかし、0.5mm以
上の膜厚を必要とする為、溶接は不可能であり、ガソリ
ンタンク材としては使用できない。また、基本的に脂肪
族リッチのポリマーであり、ガソリンの膨潤または樹脂
の溶解による経時劣化も避け難い。
【0006】又、クロメート処理を施した亜鉛合金系め
っき鋼板上に、エポキシ樹脂等の有機樹脂とコロイダル
シリカを塗布する、自動車用途の耐蝕性有機複合鋼板が
International Conference on Zinc and Zinc Alloy Co
ated Steel sheet (Galvatech `89) 等で公表されてお
り、該有機複合鋼板をガソリンタンク用途に使用するこ
とも考えられるが、硬化系のエポキシ樹脂等では加工性
・溶接性を両立させるには不十分であり、また非硬化系
のエポキシ樹脂や他の樹脂では耐溶剤性が不十分であ
る。
【0007】以上のように、従来の技術では、未だ、鉛
−錫合金めっき鋼板に代わって、同等以上の加工性・加
工後耐蝕性・加工後耐溶剤性・溶接性を有し、かつ環境
保全に好適な代替材料は提案されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な問題点を解決しながら、鉛−錫合金めっき鋼板に代わ
る、加工性・加工後耐蝕性・加工後耐溶剤性・溶接性が
良好で、環境保全に好適な代替材料を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明者等は鋭意検討し、以下の発明を提案するに
至った。即ち、本発明は、(a)数平均分子量5000
以上のポリエステル樹脂から成る有機成分と、(b)シ
リカから成る無機成分とを含有し、前記ポリエステル樹
脂成分(a)が、1当量のベンゼン環を単位とする芳香
環濃度として4.5meq/g(ミリ当量/g)以上
8.0meq/g(ミリ当量/g)未満の芳香環を有
し、示差走査熱量測定(DSC)によるガラス転移温度
が40℃以上で、かつ親水性の官能基により水分散性を
付与されており、かつポリエステル樹脂成分(a)と前
記無機成分(b)の重量比率が95/5〜60/40の
範囲にあることを特徴とする水系塗料組成物であり、こ
の組成物により、鉛−錫合金めっき鋼板に代わる、加工
性・加工後耐蝕性・加工後耐溶剤性・溶接性の全てを十
分満足する、環境保全に好適な代替材料を得ることがで
きるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いるポリエステル樹脂
(a)の分子量は、数平均分子量として5000以上で
ある。分子量5000未満では塗膜の充分な強靭性及び
耐蝕性・耐溶剤性が得られない。また該ポリエステル樹
脂は、1当量のベンゼン環を単位とする芳香環濃度とし
て4.5meq/g以上8.0meq/g未満の芳香
環、好ましくは5.5meq/g以上7.5meq/g
未満の芳香環濃度を有する。また示差走査熱量測定(D
SC)によるガラス転移温度が40℃以上、好ましくは
60℃以上である。これらにより、脂肪族系有機溶剤で
あるガソリン及びメタノールに溶解しない芳香族環リッ
チのポリエステルが耐溶剤性のバリアの役目を果たす。
また無機塩等の腐触環境の下での防蝕性も考慮して、芳
香環濃度・ガラス転移温度共に、より高いことが好まし
いが、加工性・水分散性を十分に満たす範囲で設定され
る。
【0011】かかるポリエステル樹脂(a)は、その酸
成分及びグリコール成分に、芳香環を含むモノマーを所
定量導入することにより達成される。好ましくは、酸成
分の90mol%以上が芳香族成分であり、かつグリコ
ール成分にビスフェノールAのエチレンオキサイド付加
物および/またはプロピレンオキサイド付加物を40m
ol%以上含む。特にグリコール成分にビスフェノール
Aのエチレンオキサイド付加物および/またはプロピレ
ンオキサイド付加物を導入することは、加工性と高芳香
環濃度の両特性を満たす為に好適である。
【0012】本発明のポリエステル樹脂(a)に共重合
する芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソ
フタル酸、オルソフタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸などが挙げられる。塗膜物性と加工性の面から
は、テレフタル酸とイソフタル酸を併用することが好ま
しい。90mol%以上の芳香族ジカルボン酸を除くジ
カルボン酸成分として、脂肪族又は脂環族ジカルボン酸
を使用することができる。
【0013】本発明のポリエステル樹脂(a)の共重合
する脂肪族ジカルボン酸としては、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、アゼ
ライン酸、ダイマー酸などが挙げられる。また脂環族ジ
カルボン酸としては1,2−シクロヘキサンジカルボン
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸が
挙げられる。このうち、1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸が加工性等の面より好ましい。
【0014】本発明のポリエステル樹脂(a)の共重合
するグリコール成分は、ビスフェノールAのエチレンオ
キサイドおよび/またはプロピレンオキサイドの付加物
を40モル%以上共重合することが耐蝕性、加工性、耐
溶剤性、金属板への密着性の面から特に好ましい。その
他のグリコールとしてはエチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、プロピレング
リコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、2−ブチル−2−エチル−プロパンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、トリシクロ
デカンジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコールなどが挙げられる。その他のグリコ
ールは経済性、塗膜物性から適宜選択されるが、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールが好ましい。
【0015】前記ポリエステル樹脂成分(a)は、水系
塗料組成物を構成する為に、その組成中に親水性官能基
を含む。親水性官能基は、好ましくは、スルホン酸塩、
カルボン酸又はその塩の内少なくとも一つである。特に
好ましくは、0.05〜0.5meq/gのスルホン酸
塩、および/または0.03〜0.8meq/gのカル
ボン酸又はその塩である。以上の親水性官能基は該水系
塗料組成物を安定に保つ目的で必要であるが、過剰な親
水性官能基の導入は、無機塩やアルコールの腐食環境下
では好ましくない。又、塗料特性を調整する等の目的
で、ケトン系・アルコール系・エーテル系等の、少量の
有機溶剤を水系塗料組成物に共存させることは、特に制
限しない。
【0016】本発明のポリエステル樹脂(a)へのスル
ホン酸塩導入に際しては、スルホン酸金属塩を含むジカ
ルボン酸やグリコールが使用できる。スルホン酸金属塩
を含むジカルボン酸としては、スルホテレフタル酸、5
−スルホイソフタル酸、4−スルホナフタレン−2,7
−ジカルボン酸、5〔4−スルホフェノキシ〕イソフタ
ル酸などの金属塩を挙げることができる。スルホン酸金
属塩基を含むグリコールとしては2−スルホ−1,4−
ブタンジオール、2,5−ジメチル−3−スルホ−2,
5−ヘキサンジオールなどの金属塩が挙げられる。金属
塩としてはLi、Na、K、Mg、Ca、Cu、Feな
どの塩が挙げられる。
【0017】本発明のポリエステル樹脂(a)へのカル
ボン酸塩導入に際しては、多官能カルボン酸が使用でき
る。多官能カルボン酸として、トリメリット酸無水物、
ピロメリット酸二無水物、ブタンテトラカルボン酸など
の酸無水物・多価カルボン酸を挙げることができる。以
上の酸無水物もしくは多価カルボン酸を、ポリエステル
重合終了後に、常圧下、200〜230℃で付加反応さ
せて、カルボン酸を所定量有するポリエステルが得られ
る。これらのカルボン酸を中和することにより、該ポリ
エステル樹脂にカルボン酸塩が導入できる。中和をしな
いとカルボキシル基が解離せず良好な水分散性が得られ
ない。中和用塩基としては、アンモニア水、メチルエタ
ノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエ
タノールアミン、N−メチル−ジエタノールアミン、ビ
ス−ヒドロキシプロピル−メチルアミン、トリ−n−ブ
チルアミン、トリエチルアミン、ビス−2−ヒドロキシ
プロピルアミン、N−メチル−エタノールアミン、アミ
ノメチルプロパノール、3−アミノ−1−プロパノール
アミン、イソプロパノールアミン、2−アミノ−2−ヒ
ドロキシメチル1−3−プロパンジオール、アミノメチ
ル−プロパンジオール、シクロヘキシルアミン、t−ブ
チルアミンなどのアミン類、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウムなどの弱酸と強塩基の塩、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物などを挙げる
ことができる。これらの中和用塩基の内、塗膜乾燥時に
揮発して残存しないアンモニア水、トリエチルアミン、
ジメチルエタノールアミンなどのアミン類が、無機塩や
アルコールに対する防蝕の観点から、より好ましい。な
お、カルボン酸を塩基で中和することにより、その溶液
は中性になるが、各種コロイダルシリカの分散安定性の
pH依存性を考慮して、pHは中性〜アルカリ性の範囲
で調整されるべきである。
【0018】水分散安定性をさらに高める為、ポリエス
テル樹脂(a)へエーテル基を導入することは、芳香環
濃度を請求項の範囲に保つ条件の中で、特に制限しな
い。エーテル基導入に際しては、主鎖にエーテル基を有
するグリコールが利用できる。具体例として、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメ
チレングリコールなどが挙げられる。
【0019】本発明で用いる、シリカから成る無機成分
(b)を構成するシリカは、該ポリエステル樹脂成分
(a)と無機成分(b)の重量比率が95/5〜60/
40、より好ましくは90/10〜70/30の範囲で
ある。シリカの重量比率が5%以下であると、充分な耐
蝕性を得られない。また重量比率が40%以上だと、乾
燥塗膜が脆くなるだけでなく、シーム溶接を必要とする
ガソリンタンクに該水系塗料組成物を適用した時、鋼板
溶接時の抵抗が増し、かつ、溶接用電極を著しく汚す。
シリカの種類については、該ポリエステル樹脂成分
(a)と水系塗料組成物を形成するものであれば何でも
よいが、水系塗料組成物としての安定性及び塗膜形成後
の耐傷つき性・塗膜特性の観点から、好ましくは、平均
粒径1〜300nmの範囲にあるコロイダルシリカであ
る。
【0020】本発明の水系塗料組成物はそのままで使用
されるが、さらに架橋剤であるアミノ樹脂、エポキシ化
合物およびイソシアネート化合物等の化合物を配合して
使用することを制限はしない。しかし、ポリエステル樹
脂(a)と合計して、その総芳香環濃度が、本発明の請
求項に示す数値を下回らない範囲であるべきであり、か
つ、塗膜に架橋構造が入ることによる加工性及び鋼板加
工後の溶接性への悪影響に注意する必要がある。
【0021】以下、実施例により本発明を具体的に例示
する。実施例において単に部とあるものは重量部を示
す。各評価・測定項目は以下の方法に従った。 (1)還元粘度ηsp/c(dl/g) 充分乾燥したポリエステル樹脂0.10gをフェノール
/テトラクロロエタン(重量比6/4)の混合溶媒25
mlに溶解し、30℃で測定した。
【0022】(2)分子量 GPC測定により、ポリスチレン換算で数平均分子量を
求めた。
【0023】(3)酸価(eq/T:当量/106 g) 試料0.2gを精秤し20mlのクロロホルムまたはジ
メチルホルムアミドに溶解した。ついで、0.01Nの
水酸化カリウム(エタノール溶液)で滴定して求めた。
指示薬にはフェノールフタレインを用いた。
【0024】(4)ガラス転移温度 示差走査熱量計(DSC)を用いて、20℃/分の昇温
速度で測定した。サンプルは試料5mgをアルミニウム
押え蓋型容器に入れ、クランプして用いた。
【0025】(5)ポリエステル樹脂の組成分析 NMR(核磁気共鳴法)により分析した。
【0026】以下にポリエステル樹脂及び水系塗料用組
成物・有機複合鋼板の作製例を示す。 (6)ポリエステル樹脂の合成例 ポリエステル樹脂(A)の合成 撹拌機及び温度計・コンデンサーを具備した反応容器
に、ジメチルテレフタレート100部及びジメチルイソ
フタレート90部、3,5−ジカルボメトキシベンゼン
スルホン酸ナトリウム12部、ビスフェノールAのエチ
レンオキサイド付加物(「BPE−20」三洋化成工業
(株)製)160部、エチレングリコール100部、触
媒としてテトラブチルチタネート0.1部を仕込み、1
80〜230℃で生成するメタノールを系外に留去しな
がら、5時間エステル交換反応を実施した。ついで、系
内を徐々に減圧雰囲気とし、0.3mmHg、255℃
で重縮合反応を40分間行った。ついで、常圧、窒素雰
囲気下で200℃まで冷却し、トリメリット酸無水物2
部を添加し、徐々に220℃まで加熱しトリメリット酸
を付加させて、ポリエステル樹脂(A)を得た。得られ
たポリエステル樹脂はNMRなどの分析の結果、テレフ
タル酸/イソフタル酸/5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸//ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物
/エチレングリコール//トリメリット酸(後付加)=
50/45/5//50/50//1(モル比)であ
り、還元粘度0.47dl/g、数平均分子量12,0
00、酸価60eq/T、ガラス転移温度68℃の淡黄
色透明の樹脂であった。
【0027】ポリエステル樹脂(B)〜(G)の合成 ポリエステル樹脂(A)の合成例と同様にして、組成が
表2に示されるポリエステル樹脂(B)〜(G)を合成
した。ポリエステル樹脂(A)と同様に組成分析および
樹脂特性の測定を行った。結果を表1及び表2に示す。
【0028】比較ポリエステル樹脂(H)〜(J)の合
成 ポリエステル樹脂(A)の合成例と同様にして、組成が
表2に示されるポリエステル樹脂(H)〜(J)を合成
した。ポリエステル樹脂(A)と同様に組成分析および
樹脂特性の測定を行った。結果を表2に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】(7)水系塗料組成物の作製 撹拌機及び温度計・コンデンサーを具備した4つ口フラ
スコにポリエステル樹脂を15部、テトラヒドロフラン
85部を仕込み、45℃にて樹脂を撹拌・溶解した後、
水135部と、必要によりカルボン酸基中和用のトリエ
チルアミンを所定量加える。蛇型冷却管をヴィグリュー
分留管に切り替えた後、この溶液を100℃まで加熱
し、最終溶剤組成に応じて、所定量のテトラヒドロフラ
ンを系外へ排出する。冷却後、コロイダルシリカの水分
散体(固形分濃度10%)を固形部で所定量(例えば3
部)仕込み、これを有機複合鋼板作製用の水系塗料組成
物として供する。
【0032】(8)有機複合鋼板の作製及び加工 あらかじめ、脱脂剤のサーフクリーナー75Nの3%水
溶液(日本ペイント(株)製)で脱脂し、2%H2 SO
4 水溶液で酸洗した、亜鉛・ニッケルめっき鋼板(ZL
材、亜鉛目付量30g/m2 )に、クロム換算で40〜
60mg/m2となるようにクロメート処理を施して有
機複合鋼板の基材とした。ついで、前述した水系塗料組
成物を、乾燥膜厚が1.5〜2μmになるようにバーコ
ーターで塗布し、鋼板温度120℃で20秒間焼き付け
て有機複合鋼板を作製した。この鋼板を冷却後、深絞り
機にて外径33mm、高さ28mmのカップ材となるよ
う円筒加工した。なお、塗膜厚は塗布乾燥前後の鋼板の
重量変化とポリエステル樹脂及びシリカゲルの比重から
算出した。
【0033】以上、作製した水系塗料組成物及び深絞り
加工済有機複合鋼板を以下の様に評価した。
【0034】(9)分散安定性 水系塗料組成物を常温で1ケ月貯蔵後、目視判定した。 ○:良好。 △:少量の沈澱またはゲル状物が発生する。 ×:分離、ゲル化。 ××:初期において良好な分散体が得られない。
【0035】(10)加工後耐蝕性 深絞り加工済の有機複合鋼板を塩水噴霧試験用のSST
試験槽内に設置し、300及び1,500時間経過後の
加工部の表面状態を観察した。 ◎:白錆無し。 ○:白錆5%未満 △:白錆5%以上20%未満。 ×:白錆20%以上50%未満、赤錆5%未満。 ××:白錆50%以上、赤錆5%以上。
【0036】(11)加工後耐溶剤性 25℃の恒温槽に、あらかじめ表3(I〜V)の組成の
溶剤を1000g仕込んだセパラブルフラスコを準備
し、深絞り加工済の有機複合鋼板を各溶剤組成のセパラ
ブルフラスコ内に静置する。一ヵ月放置後、加工部の表
面状態を観察した。
【0037】
【表3】 ◎:黒錆無し。 ○:黒錆5%未満。 △:黒錆5%以上20%未満。 ×:黒錆20%以上50%未満。 ××:黒錆50%以上、樹脂溶解。
【0038】(12)溶接性 片面にクロメート処理および有機皮膜を施し、もう片面
はクロメート処理のみを施した300mm×300mm
で厚み0.7mmの有機複合鋼板2枚を、有機皮膜側と
有機皮膜側で張合せ、合計5000点の連続スポット溶
接を行い、電極におけるナゲット径の変化を調査した。
5000打点の時点でナゲット径の変化が10%以内で
あれば良好、それ以下では不良と評価した。
【0039】<実施例1>「(7)水系塗料組成物の作
製」に示した方法にて、水分散コロイダルシリカ(日産
化学(株)製「OUP−ST」鎖状コロイダルシリカ、
粒径40〜300nm)を30固形部、ポリエステル樹
脂(A)水分散体100固形部に混合・分散して水系塗
料組成物を作製した。これをクロメート処理を施した亜
鉛・ニッケルめっき鋼板(ZL材、亜鉛目付量30g/
2 )に、「(8)有機複合鋼板の作製と加工」に示さ
れたように、バーコーターで塗布し、鋼板温度120℃
で20秒間焼き付けて有機複合鋼板を作製した。得られ
た有機複合鋼板を深絞り機にて円筒加工し、前述の加工
後耐蝕性・加工後耐溶剤性・溶接性の三つの方法により
評価した。
【0040】<実施例2〜4>実施例1のポリエステル
樹脂(A)を各々ポリエステル樹脂(B)〜(F)とす
る以外は、実施例1と同じ方法で有機複合鋼板の深絞り
円筒サンプルを作製した。
【0041】<実施例5>実施例1のポリエステル樹脂
(A)をポリエステル樹脂(G)とし、コロイダルシリ
カ20固形部をポリエステル樹脂(G)水分散体100
固形部に混合・分散する以外は、実施例1と同じ方法で
有機複合鋼板の深絞り円筒サンプルを作製した。
【0042】<実施例6>実施例1のコロイダルシリカ
10固形部をポリエステル樹脂(A)水分散体100固
形部に混合・分散する以外は、実施例1と同じ方法で有
機複合鋼板の深絞り円筒サンプルを作製した。
【0043】<実施例7>実施例1のコロイダルシリカ
50固形部をポリエステル樹脂(A)水分散体100固
形部に混合・分散する以外は、実施例1と同じ方法で有
機複合鋼板の深絞り円筒サンプルを作製した。
【0044】<比較例1〜5>実施例1のポリエステル
樹脂(A)を各々ポリエステル樹脂(H)〜(J)とす
る以外は、実施例1と同じ方法で有機複合鋼板の深絞り
円筒サンプルを作製した。
【0045】<比較例6>実施例1のコロイダルシリカ
5固形部をポリエステル樹脂(A)水分散体100固形
部に混合・分散する以外は、実施例1と同じ方法で有機
複合鋼板の深絞り円筒サンプルを作製した。
【0046】<比較例7>実施例1のコロイダルシリカ
70固形部をポリエステル樹脂(A)水分散体100固
形部に混合・分散する以外は、実施例1と同じ方法で有
機複合鋼板の深絞り円筒サンプルを作製した。
【0047】実施例・比較例の水系塗料組成物の組成を
表4に、全評価結果を表5に一覧した。いずれの実施例
においても、鋼板溶接上問題なく、良好な加工後の耐蝕
性と耐溶剤性を有していることが分かる。
【0048】
【表4】
【0049】
【表5】
【0050】以上説明したように、本発明の水系塗料組
成物を、クロメート処理を施した亜鉛めっき鋼板または
亜鉛合金系めっき鋼板上に塗布することにより、優れた
加工性・加工後耐蝕性・加工後耐溶剤性・溶接性に優れ
たガソリンタンク用耐蝕性鋼板を得ることができる。
【0051】
【発明の効果】クロメート処理を施した亜鉛めっき鋼板
または亜鉛合金系めっき鋼板上に、シーム溶接の実施が
容易な程度に薄く、即ち0.5〜3.0μmの樹脂厚み
で、本発明の水系塗料用組成物の塗膜で被覆した鋼板
は、ガソリンタンク用耐蝕性鋼板として供することがで
きる。また塗膜樹脂層をさらに厚くすることにより、溶
接の必要でない部分では、加工後耐蝕性・加工後耐溶剤
性をレベルアップすることも可能である。また単に高度
の加工後耐蝕性を必要とする用途へも、従来のエポキシ
樹脂等とコロイダルシリカを含有する耐蝕性有機複合鋼
板に比べ加工性に優れる本発明の水系塗料用組成物を適
用することができる。
【0052】本発明によれば、脂肪族有機溶剤であるガ
ソリン及びメタノールに溶解しない芳香族環リッチのポ
リエステルが、ガソリン及びメタノールに対しバリアの
役目を果たすと同時に、ガソリン中の無機塩等による腐
触を防ぐ。さらにポリエステルで不充分な耐蝕性を、シ
リカによる皮膜が補う。ポリエステルは元来優れた加工
性を有しているので、シリカのバインダーとしてだけで
なく、厳しいガソリンタンクの加工にも耐えうる強靭な
皮膜の形成に非常に好適である。又、塗膜樹脂層は不導
体であるが、薄く塗布することで、熱分解が比較的速い
本発明のポリエステルは溶接性に何ら悪影響をもたらさ
ない特徴を有する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)数平均分子量5000以上のポリエ
    ステル樹脂から成る有機成分と、 (b)シリカから成る無機成分とを含有し、 前記ポリエステル樹脂成分(a)が、1当量のベンゼン
    環を単位とする芳香環濃度として4.5meq/g以上
    8.0meq/g未満の芳香環を有し、示差走査熱量測
    定(DSC)によるガラス転移温度が40℃以上で、か
    つ親水性の官能基により水分散性を付与されており、か
    つ前記ポリエステル樹脂成分(a)と前記無機成分
    (b)の重量比率が95/5〜60/40の範囲にある
    ことを特徴とする水系塗料用組成物。
  2. 【請求項2】 ポリエステル樹脂成分(a)の芳香環濃
    度が5.5meq/g以上7.5meq/g未満でか
    つ、DSCによるガラス転移温度が60℃以上で、親水
    性官能基としてスルホン酸塩、もしくはカルボン酸又は
    その塩の内少なくとも一つを含むことを特徴とする、請
    求項1又は2に記載の水系塗料用組成物。
  3. 【請求項3】 ポリエステル樹脂成分(a)の親水性官
    能基が、0.05〜0.5meq/gのスルホン酸塩お
    よび/または0.03〜0.8meq/gのカルボン酸
    又はその塩であることを特徴とする請求項3に記載の水
    系塗料用組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1の水系塗料用組成物の塗膜で被
    覆された耐蝕性金属板。
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