JPH08257495A - プレス成形性に優れた自動車用塗装鋼板 - Google Patents
プレス成形性に優れた自動車用塗装鋼板Info
- Publication number
- JPH08257495A JPH08257495A JP6593195A JP6593195A JPH08257495A JP H08257495 A JPH08257495 A JP H08257495A JP 6593195 A JP6593195 A JP 6593195A JP 6593195 A JP6593195 A JP 6593195A JP H08257495 A JPH08257495 A JP H08257495A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- film
- coating
- steel sheet
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】両面に亜鉛系めっき皮膜2を有する鋼板1を母
材とし、その上にクロメート皮膜3を有し、その上に下
記[B]を塗料の固形分中10〜40重量%含有する塗
料を塗布焼付けしてなる下塗り皮膜4を有し、更にその
上に、下記[A]を50〜70重量部、下記[B]を4
0〜10重量部、架橋剤を10〜30重量部含有し
([A]と[B]の合計量は90〜70重量部、更に架
橋剤を合わせて100重量部)、更に1種以上の顔料を
70〜120重量部含有する塗料を塗布焼付けしてなる
上塗り皮膜5を有する自動車用塗装鋼板。 [A]:数平均分子量5,000〜30,000でガラ
ス転移温度が40℃以上の共重合ポリエステル樹脂 [B]:数平均分子量5,000〜30,000でガラ
ス転移温度が10℃以下の共重合ポリエステル樹脂 【効果】プレス成形性に極めて優れ、自動車車体等への
適用が可能である。
材とし、その上にクロメート皮膜3を有し、その上に下
記[B]を塗料の固形分中10〜40重量%含有する塗
料を塗布焼付けしてなる下塗り皮膜4を有し、更にその
上に、下記[A]を50〜70重量部、下記[B]を4
0〜10重量部、架橋剤を10〜30重量部含有し
([A]と[B]の合計量は90〜70重量部、更に架
橋剤を合わせて100重量部)、更に1種以上の顔料を
70〜120重量部含有する塗料を塗布焼付けしてなる
上塗り皮膜5を有する自動車用塗装鋼板。 [A]:数平均分子量5,000〜30,000でガラ
ス転移温度が40℃以上の共重合ポリエステル樹脂 [B]:数平均分子量5,000〜30,000でガラ
ス転移温度が10℃以下の共重合ポリエステル樹脂 【効果】プレス成形性に極めて優れ、自動車車体等への
適用が可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れたプレス成形性を
有する自動車用塗装鋼板に関する。
有する自動車用塗装鋼板に関する。
【0002】
【従来の技術】塗装鋼板は表面に予め塗装が施された鋼
板であって、ユーザーに引き渡された後、成形加工が施
され、そのまま製品として使用されるものであり、冷蔵
庫、洗濯機、電子レンジ等の屋内で使用される家電製品
や、自動販売機、エアコン屋外機等の屋外で使用される
家電製品等の素材として多用されている。
板であって、ユーザーに引き渡された後、成形加工が施
され、そのまま製品として使用されるものであり、冷蔵
庫、洗濯機、電子レンジ等の屋内で使用される家電製品
や、自動販売機、エアコン屋外機等の屋外で使用される
家電製品等の素材として多用されている。
【0003】一方、自動車車体に用いられる鋼板は、近
年の防錆能の向上に対する要求の高まりに応えるため、
通常、めっきや有機複合被覆(クロメートと、その上層
の厚みが1μm程度の有機被覆)が施されているが、最
終製品に至るまでに、自動車メーカーによる塗装が行わ
れる。すなわち、現行の自動車車体の場合、プレス加
工、溶接等の成形工程の後に、電着塗装による下塗り
(厚み20μm程度)、吹き付け塗装による中塗り(厚
み30〜40μm程度)、および同じく吹き付け塗装に
よる上塗り(厚み30〜40μm程度)の3コートが施
されるのが通常である。
年の防錆能の向上に対する要求の高まりに応えるため、
通常、めっきや有機複合被覆(クロメートと、その上層
の厚みが1μm程度の有機被覆)が施されているが、最
終製品に至るまでに、自動車メーカーによる塗装が行わ
れる。すなわち、現行の自動車車体の場合、プレス加
工、溶接等の成形工程の後に、電着塗装による下塗り
(厚み20μm程度)、吹き付け塗装による中塗り(厚
み30〜40μm程度)、および同じく吹き付け塗装に
よる上塗り(厚み30〜40μm程度)の3コートが施
されるのが通常である。
【0004】ところが、近年、自動車製造時のコスト低
減や工程削減が積極的に推進されるようになるに伴い、
自動車車体用の鋼板についても、塗装鋼板を使用し、電
着塗装、さらには、中塗り塗装をも省略しようという検
討がなされるようになった。
減や工程削減が積極的に推進されるようになるに伴い、
自動車車体用の鋼板についても、塗装鋼板を使用し、電
着塗装、さらには、中塗り塗装をも省略しようという検
討がなされるようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の塗装鋼板を自動
車車体に適用する場合、塗装鋼板は塗装が施された状態
で加工成形されるので、その塗膜には高度の加工性が要
求される。しかも、自動車車体においては複雑なプレス
成形がなされるため、通常の家電製品用塗装鋼板に要求
される加工性のレベルでは不十分で、極めて良好なプレ
ス成形性を有していなければならない。
車車体に適用する場合、塗装鋼板は塗装が施された状態
で加工成形されるので、その塗膜には高度の加工性が要
求される。しかも、自動車車体においては複雑なプレス
成形がなされるため、通常の家電製品用塗装鋼板に要求
される加工性のレベルでは不十分で、極めて良好なプレ
ス成形性を有していなければならない。
【0006】本発明はこのような課題を解決し、優れた
プレス成形性を有する自動車用塗装鋼板を提供すること
を目的としてなされたものである。
プレス成形性を有する自動車用塗装鋼板を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、自動車車
体用の鋼板として使用できるプレス成形性に優れた塗装
鋼板を得るために種々検討を重ねた結果、下地鋼板に施
すめっき、ならびに下塗り皮膜および上塗り皮膜を構成
するポリエステル樹脂のガラス転移温度等の諸条件を所
定の範囲に限定することにより、塗装鋼板のプレス成形
性が著しく向上することを見いだし、本発明をなすに至
った。
体用の鋼板として使用できるプレス成形性に優れた塗装
鋼板を得るために種々検討を重ねた結果、下地鋼板に施
すめっき、ならびに下塗り皮膜および上塗り皮膜を構成
するポリエステル樹脂のガラス転移温度等の諸条件を所
定の範囲に限定することにより、塗装鋼板のプレス成形
性が著しく向上することを見いだし、本発明をなすに至
った。
【0008】本発明の要旨は、下記の塗装鋼板にある。
【0009】鋼板の両面に、めっき付着量が両面合わせ
て60〜250g/m2 である溶融亜鉛−アルミニウム
合金めっき皮膜、めっき付着量が両面合わせて60〜2
50g/m2 であり、かつ鉛濃度が100ppm以下の
溶融亜鉛めっき皮膜、または電気亜鉛めっき皮膜を有
し、その上に付着量がCrに換算して10〜150mg
/m2 のクロメート皮膜を有し、その上に、固形分とし
て、下記[B]を塗料の固形分総重量に対して10〜4
0重量%含有する塗料を塗布焼付けしてなる乾燥皮膜厚
1〜15μmの下塗り皮膜を有し、更にその上に、固形
分として、下記[A]を50〜70重量部、下記[B]
を40〜10重量部、架橋剤を10〜30重量部含有
し、かつ、[A]と[B]の合計量は90〜70重量
部、[A]と[B]と架橋剤の合計量は100重量部で
あり、この100重量部の固形分に対して1種以上の顔
料を合計で70〜120重量部含有する塗料を塗布焼付
けしてなる乾燥皮膜厚3〜30μmの上塗り皮膜を有す
ることを特徴とするプレス成形性に優れた自動車用塗装
鋼板。
て60〜250g/m2 である溶融亜鉛−アルミニウム
合金めっき皮膜、めっき付着量が両面合わせて60〜2
50g/m2 であり、かつ鉛濃度が100ppm以下の
溶融亜鉛めっき皮膜、または電気亜鉛めっき皮膜を有
し、その上に付着量がCrに換算して10〜150mg
/m2 のクロメート皮膜を有し、その上に、固形分とし
て、下記[B]を塗料の固形分総重量に対して10〜4
0重量%含有する塗料を塗布焼付けしてなる乾燥皮膜厚
1〜15μmの下塗り皮膜を有し、更にその上に、固形
分として、下記[A]を50〜70重量部、下記[B]
を40〜10重量部、架橋剤を10〜30重量部含有
し、かつ、[A]と[B]の合計量は90〜70重量
部、[A]と[B]と架橋剤の合計量は100重量部で
あり、この100重量部の固形分に対して1種以上の顔
料を合計で70〜120重量部含有する塗料を塗布焼付
けしてなる乾燥皮膜厚3〜30μmの上塗り皮膜を有す
ることを特徴とするプレス成形性に優れた自動車用塗装
鋼板。
【0010】[A]:数平均分子量5,000〜30,
000でガラス転移温度が40℃以上の共重合ポリエス
テル樹脂 [B]:数平均分子量5,000〜30,000でガラ
ス転移温度が10℃以下の共重合ポリエステル樹脂
000でガラス転移温度が40℃以上の共重合ポリエス
テル樹脂 [B]:数平均分子量5,000〜30,000でガラ
ス転移温度が10℃以下の共重合ポリエステル樹脂
【0011】
【作用】以下、本発明について詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の塗装鋼板の断面構成例を示
す図である。この塗装鋼板は、鋼板1の両面に亜鉛系め
っき皮膜2を有し、これを母材鋼板としてその上(両
面)に、下層から順にクロメート皮膜(第1層)3、下
塗り皮膜(第2層)4および上塗り皮膜(第3層)5を
有している。
す図である。この塗装鋼板は、鋼板1の両面に亜鉛系め
っき皮膜2を有し、これを母材鋼板としてその上(両
面)に、下層から順にクロメート皮膜(第1層)3、下
塗り皮膜(第2層)4および上塗り皮膜(第3層)5を
有している。
【0013】(1)母材鋼板 母材鋼板は、加工性の優れる溶融亜鉛−アルミニウム合
金めっき鋼板、鉛濃度の低い溶融亜鉛めっき鋼板、また
は電気亜鉛めっき鋼板である。両面にめっきが施された
ものとする理由は、片面のみのめっきでは端面耐食性が
不十分となるおそれがあるからである。
金めっき鋼板、鉛濃度の低い溶融亜鉛めっき鋼板、また
は電気亜鉛めっき鋼板である。両面にめっきが施された
ものとする理由は、片面のみのめっきでは端面耐食性が
不十分となるおそれがあるからである。
【0014】溶融亜鉛−アルミニウム合金めっき皮膜の
アルミニウム濃度は特に限定されることはないが、一般
的によく用いられるアルミニウム5%またはアルミニウ
ム55%のものが好ましい。溶融亜鉛−アルミニウム合
金めっきおよび溶融亜鉛めっきのめっき付着量は、両面
合計で、60g/m2 未満では端面耐食性が不十分であ
り、250g/m2 を超えると加工性の劣化を招くの
で、60〜250g/m2 とする。好ましくは、80〜
200g/m2 である。また、溶融亜鉛めっき鋼板の場
合、鉛濃度が高いと加工性の経時劣化がおこることか
ら、めっき皮膜中の鉛濃度は100ppm以下であるこ
とが必要である。
アルミニウム濃度は特に限定されることはないが、一般
的によく用いられるアルミニウム5%またはアルミニウ
ム55%のものが好ましい。溶融亜鉛−アルミニウム合
金めっきおよび溶融亜鉛めっきのめっき付着量は、両面
合計で、60g/m2 未満では端面耐食性が不十分であ
り、250g/m2 を超えると加工性の劣化を招くの
で、60〜250g/m2 とする。好ましくは、80〜
200g/m2 である。また、溶融亜鉛めっき鋼板の場
合、鉛濃度が高いと加工性の経時劣化がおこることか
ら、めっき皮膜中の鉛濃度は100ppm以下であるこ
とが必要である。
【0015】電気亜鉛めっきを施したものは、溶融めっ
きを施したものに比べ成形性が良好で、めっき付着量に
ついて特に限定されないが、厚すぎると経済的に不利に
なるので、上限は160g/m2 程度であるのが好まし
い。
きを施したものに比べ成形性が良好で、めっき付着量に
ついて特に限定されないが、厚すぎると経済的に不利に
なるので、上限は160g/m2 程度であるのが好まし
い。
【0016】(2)クロメート皮膜 本発明の塗装鋼板の母材は塗膜密着性と耐食性向上のた
めにクロメート処理が施されている必要がある。クロメ
ート皮膜の付着量は、少ないと前記の効果が十分ではな
く、多いと加工性が低下するので、金属クロム(Cr)
に換算して10〜150mg/m2 であることが必要で
ある。
めにクロメート処理が施されている必要がある。クロメ
ート皮膜の付着量は、少ないと前記の効果が十分ではな
く、多いと加工性が低下するので、金属クロム(Cr)
に換算して10〜150mg/m2 であることが必要で
ある。
【0017】(3)下塗り皮膜 下塗り皮膜は、後述するガラス転移温度(Tg)の低い
低Tgポリエステル樹脂を含有するものである。これ
は、塗膜の加工性の向上を目的としており、その塗料中
における含有量は、塗料の固形分総重量に対して10〜
40重量%とする。10重量%未満では加工性向上効果
に乏しく、40重量%を超えると耐疵付き性に問題が生
じるからである。
低Tgポリエステル樹脂を含有するものである。これ
は、塗膜の加工性の向上を目的としており、その塗料中
における含有量は、塗料の固形分総重量に対して10〜
40重量%とする。10重量%未満では加工性向上効果
に乏しく、40重量%を超えると耐疵付き性に問題が生
じるからである。
【0018】下塗り皮膜に含まれるその他の成分につい
ては特に限定されないが、端面耐食性を高めるため防錆
顔料を含有していることが好ましい。特に、クロム系防
錆顔料が好適で、その含有量は、塗料の固形分中20〜
40重量%であるのが好ましい。20重量%未満では耐
食性が十分発揮されず、40重量%を超えると加工性が
低下する原因となるおそれがある。
ては特に限定されないが、端面耐食性を高めるため防錆
顔料を含有していることが好ましい。特に、クロム系防
錆顔料が好適で、その含有量は、塗料の固形分中20〜
40重量%であるのが好ましい。20重量%未満では耐
食性が十分発揮されず、40重量%を超えると加工性が
低下する原因となるおそれがある。
【0019】下塗り皮膜の厚さは、乾燥皮膜厚で1μm
未満では端面耐食性が不足し、15μmを超えると加工
性の低下を招くため、1〜15μmの範囲とする。
未満では端面耐食性が不足し、15μmを超えると加工
性の低下を招くため、1〜15μmの範囲とする。
【0020】(4)共重合ポリエステル樹脂 本発明の塗装鋼板に使用される樹脂は共重合ポリエステ
ル樹脂で、上塗り皮膜は、ガラス転移温度の高い高Tg
ポリエステル樹脂と、逆にガラス転移温度の低い低Tg
ポリエステル樹脂を所定の割合で含有し、前記の下塗り
皮膜は低Tgポリエステル樹脂を含有する。
ル樹脂で、上塗り皮膜は、ガラス転移温度の高い高Tg
ポリエステル樹脂と、逆にガラス転移温度の低い低Tg
ポリエステル樹脂を所定の割合で含有し、前記の下塗り
皮膜は低Tgポリエステル樹脂を含有する。
【0021】高Tgポリエステル樹脂 本発明の塗装鋼板に使用される高Tgの共重合ポリエス
テル樹脂は、ガラス転移温度が40℃以上、数平均分子
量が5,000〜30,000であり、多塩基酸と多価
アルコール(ポリオール)から合成される。
テル樹脂は、ガラス転移温度が40℃以上、数平均分子
量が5,000〜30,000であり、多塩基酸と多価
アルコール(ポリオール)から合成される。
【0022】共重合ポリエステル樹脂のガラス転移温度
が40℃未満であると、十分な塗膜硬度が得られず、耐
疵付き性が不足する。
が40℃未満であると、十分な塗膜硬度が得られず、耐
疵付き性が不足する。
【0023】また、数平均分子量が5,000未満では
塗膜の加工性が十分ではなく、一方、30,000を超
えると加工性の改善効果は殆ど飽和してしまうばかりで
なく、樹脂組成物の粘度が高くなり、塗装作業性が低下
する。従って、数平均分子量は5,000〜30,00
0とする。好ましくは、8,000〜25,000であ
る。
塗膜の加工性が十分ではなく、一方、30,000を超
えると加工性の改善効果は殆ど飽和してしまうばかりで
なく、樹脂組成物の粘度が高くなり、塗装作業性が低下
する。従って、数平均分子量は5,000〜30,00
0とする。好ましくは、8,000〜25,000であ
る。
【0024】共重合ポリエステルの合成に使用できる多
塩基酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、アジピン酸、コハク酸、セバシン酸、マレイン酸、
フマル酸、シクロヘキサンジカルボン酸等があり、ある
いはそれらの低級エステル、酸無水物等でもよい。これ
らの1種以上を使用することができる。
塩基酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、アジピン酸、コハク酸、セバシン酸、マレイン酸、
フマル酸、シクロヘキサンジカルボン酸等があり、ある
いはそれらの低級エステル、酸無水物等でもよい。これ
らの1種以上を使用することができる。
【0025】多価アルコールとしては、エチレングリコ
ール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジ
オール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、ネオペンチルグリコ−ル、1,5−ペンタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル等があり、これらの1種以上を使用することができ
る。
ール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジ
オール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、ネオペンチルグリコ−ル、1,5−ペンタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル等があり、これらの1種以上を使用することができ
る。
【0026】さらに、必要に応じて3価以上の多塩基酸
であるトリメリット酸、ピロメリット酸、あるいは3価
以上の多価アルコールであるペンタエリスリトール、ト
リメチロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセ
リン等が用いられたものであってもよい。
であるトリメリット酸、ピロメリット酸、あるいは3価
以上の多価アルコールであるペンタエリスリトール、ト
リメチロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセ
リン等が用いられたものであってもよい。
【0027】高Tgの共重合ポリエステル樹脂として特
に好ましいものは、カルボン酸成分のうちテレフタル酸
を60モル%以上、スルホン酸金属塩基を含有するジカ
ルボン酸を0.1〜5モル%含有し、多価アルコール成
分のうちエチレングリコールを60モル%以上含有する
ものである。
に好ましいものは、カルボン酸成分のうちテレフタル酸
を60モル%以上、スルホン酸金属塩基を含有するジカ
ルボン酸を0.1〜5モル%含有し、多価アルコール成
分のうちエチレングリコールを60モル%以上含有する
ものである。
【0028】このような、通常の塗料に使用される有機
溶剤に難溶解性のポリエステル樹脂を基本骨格として有
する高Tgポリエステル樹脂は、カルボン酸成分中のテ
レフタル酸が60モル%以上、多価アルコール成分中の
エチレングリコールが60モル%以上であることが好ま
しく、これらの成分が少ないと、樹脂の凝集力が低下
し、加工性、硬度が低下する。
溶剤に難溶解性のポリエステル樹脂を基本骨格として有
する高Tgポリエステル樹脂は、カルボン酸成分中のテ
レフタル酸が60モル%以上、多価アルコール成分中の
エチレングリコールが60モル%以上であることが好ま
しく、これらの成分が少ないと、樹脂の凝集力が低下
し、加工性、硬度が低下する。
【0029】なお、本発明の塗装鋼板で用いられる高T
gポリエステル樹脂は上記の難溶解性の基本骨格を有す
るものに限られず、ガラス転移温度が40℃以上で、数
平均分子量が5,000〜30,000であれば、本発
明において高Tgポリエステル樹脂として使用されてい
てもよい。
gポリエステル樹脂は上記の難溶解性の基本骨格を有す
るものに限られず、ガラス転移温度が40℃以上で、数
平均分子量が5,000〜30,000であれば、本発
明において高Tgポリエステル樹脂として使用されてい
てもよい。
【0030】ポリエステル中に共重合するその他のカル
ボン酸としては、前述したものも含め、イソフタル酸、
フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族
ジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セ
バシン酸、ドデカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン
酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シ
クロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジ
カルボン酸等の脂環族ジカルボン酸が挙げられる。ま
た、トリメリット酸、ピロメリット酸等の多価カルボン
酸を併用してもよい。
ボン酸としては、前述したものも含め、イソフタル酸、
フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族
ジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セ
バシン酸、ドデカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン
酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シ
クロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジ
カルボン酸等の脂環族ジカルボン酸が挙げられる。ま
た、トリメリット酸、ピロメリット酸等の多価カルボン
酸を併用してもよい。
【0031】エチレングリコールと共重合するその他の
グリコールとしては、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、2−ブチル
−2−エチル−プロパンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール等が挙げられる。塗膜の物性面から特
に好ましいのは、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル、またはネオペンチルグリコールである。また、トリ
メチロールメタン、グリセリン、ペンタエリスリトール
等の多価アルコールが併用されていてもよい。
グリコールとしては、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、2−ブチル
−2−エチル−プロパンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール等が挙げられる。塗膜の物性面から特
に好ましいのは、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル、またはネオペンチルグリコールである。また、トリ
メチロールメタン、グリセリン、ペンタエリスリトール
等の多価アルコールが併用されていてもよい。
【0032】本発明の塗装鋼板に使用される高Tgの共
重合ポリエステル樹脂および次に述べる低Tgポリエス
テル樹脂は、上記の多塩基酸と多価アルコールとを適当
な触媒の存在下で通常の方法により共重合反応させるこ
とにより合成されたものであればよい。
重合ポリエステル樹脂および次に述べる低Tgポリエス
テル樹脂は、上記の多塩基酸と多価アルコールとを適当
な触媒の存在下で通常の方法により共重合反応させるこ
とにより合成されたものであればよい。
【0033】低Tgポリエステル樹脂 本発明の塗装鋼板に使用される低Tgの共重合ポリエス
テル樹脂も多塩基酸と多価アルコールから合成されるも
ので、ガラス転移温度が10℃以下、数平均分子量が
5,000〜30,000のものである。
テル樹脂も多塩基酸と多価アルコールから合成されるも
ので、ガラス転移温度が10℃以下、数平均分子量が
5,000〜30,000のものである。
【0034】低Tgポリエステル樹脂は塗膜の加工性の
向上に寄与するが、ガラス転移温度が10℃より高いと
低温における加工性の改善幅が小さいので、ガラス転移
温度は10℃以下とする。より好ましくは、−10℃〜
7℃である。
向上に寄与するが、ガラス転移温度が10℃より高いと
低温における加工性の改善幅が小さいので、ガラス転移
温度は10℃以下とする。より好ましくは、−10℃〜
7℃である。
【0035】また、数平均分子量が5,000未満では
低温加工性が十分に向上せず、30,000を超えると
樹脂組成物の粘度が高くなり塗装作業性が低下するの
で、数平均分子量は5,000〜30,000とする。
好ましくは8,000〜25,000である。
低温加工性が十分に向上せず、30,000を超えると
樹脂組成物の粘度が高くなり塗装作業性が低下するの
で、数平均分子量は5,000〜30,000とする。
好ましくは8,000〜25,000である。
【0036】低Tgポリエステル樹脂の基本骨格は特に
限定されないが、前記の高Tg共重合ポリエステル樹脂
と相溶性の良好なものが好ましい。
限定されないが、前記の高Tg共重合ポリエステル樹脂
と相溶性の良好なものが好ましい。
【0037】本発明の塗装鋼板において、上塗り皮膜は
上記の高Tgポリエステル樹脂と低Tgポリエステル樹
脂を所定の割合で含有する。すなわち、上塗り皮膜を形
成する塗料には、固形分として、高Tgポリエステル樹
脂(前記の[A]の樹脂)が50〜70重量部と低Tg
ポリエステル樹脂(前記[B]の樹脂)が40〜10重
量部で、それらの合計量([A]と[B]の合計量)が
90〜70重量部となるように含まれる。
上記の高Tgポリエステル樹脂と低Tgポリエステル樹
脂を所定の割合で含有する。すなわち、上塗り皮膜を形
成する塗料には、固形分として、高Tgポリエステル樹
脂(前記の[A]の樹脂)が50〜70重量部と低Tg
ポリエステル樹脂(前記[B]の樹脂)が40〜10重
量部で、それらの合計量([A]と[B]の合計量)が
90〜70重量部となるように含まれる。
【0038】塗料中における低Tgポリエステル樹脂の
含有量が10重量部未満では、塗膜の低温加工性の改善
幅が小さく、一方、40重量部より多くなると耐疵付き
性(硬度)、耐汚染性が低下するので、その含有量は、
上記のように40〜10重量部とする。より好ましく
は、15重量部から35重量部である。
含有量が10重量部未満では、塗膜の低温加工性の改善
幅が小さく、一方、40重量部より多くなると耐疵付き
性(硬度)、耐汚染性が低下するので、その含有量は、
上記のように40〜10重量部とする。より好ましく
は、15重量部から35重量部である。
【0039】また、高Tgポリエステル樹脂の含有量が
50重量部未満では十分な硬度が得られず、一方、70
重量部を超えると加工性の低下を招くため、その含有量
は50〜70重量部とする。
50重量部未満では十分な硬度が得られず、一方、70
重量部を超えると加工性の低下を招くため、その含有量
は50〜70重量部とする。
【0040】(5)架橋剤 上記の共重合ポリエステル樹脂は、単独で用いられた場
合、得られる塗膜の耐沸水性、密着性等が十分ではない
ため、通常は架橋剤とともに用いられる。
合、得られる塗膜の耐沸水性、密着性等が十分ではない
ため、通常は架橋剤とともに用いられる。
【0041】本発明の塗装鋼板では、上塗り皮膜を形成
するための塗料中におけるこの共重合ポリエステル樹脂
と架橋剤との比率は、固形分として、90:10〜7
0:30(重量比)とする。すなわち、有機溶剤中に、
固形分として、前記[A]のポリエステル樹脂が50〜
70重量部と、前記[B]のポリエステル樹脂が40〜
10重量部含まれ、かつ、[A]と[B]の合計量が9
0〜70重量部であり、さらに架橋剤が10〜30重量
部含まれ、それらの合計量([A]と[B]と架橋剤の
合計量)が100重量部である。共重合ポリエステル樹
脂の比率が90重量部を超えると、塗膜硬度のみなら
ず、耐沸水性、密着性等が低下する。また、ポリエステ
ル樹脂の比率が70重量部未満であると、加工性が低下
するので好ましくない。
するための塗料中におけるこの共重合ポリエステル樹脂
と架橋剤との比率は、固形分として、90:10〜7
0:30(重量比)とする。すなわち、有機溶剤中に、
固形分として、前記[A]のポリエステル樹脂が50〜
70重量部と、前記[B]のポリエステル樹脂が40〜
10重量部含まれ、かつ、[A]と[B]の合計量が9
0〜70重量部であり、さらに架橋剤が10〜30重量
部含まれ、それらの合計量([A]と[B]と架橋剤の
合計量)が100重量部である。共重合ポリエステル樹
脂の比率が90重量部を超えると、塗膜硬度のみなら
ず、耐沸水性、密着性等が低下する。また、ポリエステ
ル樹脂の比率が70重量部未満であると、加工性が低下
するので好ましくない。
【0042】共重合ポリエステル樹脂と反応し、良好な
物性を示す架橋剤としては、アルキルエーテル化アミノ
ホルムアルデヒド樹脂およびイソシアネート化合物が挙
げられる。
物性を示す架橋剤としては、アルキルエーテル化アミノ
ホルムアルデヒド樹脂およびイソシアネート化合物が挙
げられる。
【0043】アルキルエーテル化アミノホルムアルデヒ
ド樹脂とは、例えば、メタノール、エタノール、n−プ
ロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール等の炭
素原子数1〜4のアルコールによってアルキルエーテル
化されたホルムアルデヒドあるいはパラホルムアルデヒ
ド等と尿素、N,N−エチレン尿素、ジシアンジアミ
ド、アミノトリアジン等との縮合生成物であり、メトキ
シ化メチロール−N,N−エチレン尿素、メトキシ化メ
チロールジシアンジアミド、メトキシ化メチロールベン
ゾグアナミン、ブトキシ化メチロールベンゾグアナミ
ン、メトキシ化メチロールメラミン、ブトキシ化メチロ
ールメラミン、メトキシ化/ブトキシ化混合型メチロー
ルメラミン等が挙げられる。加工性の面から好ましいの
は、メトキシ化メチロールメラミン、メトキシ化/ブト
キシ化混合型メチロールメラミンであり、それぞれ単
独、または併用して使用することができる。
ド樹脂とは、例えば、メタノール、エタノール、n−プ
ロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール等の炭
素原子数1〜4のアルコールによってアルキルエーテル
化されたホルムアルデヒドあるいはパラホルムアルデヒ
ド等と尿素、N,N−エチレン尿素、ジシアンジアミ
ド、アミノトリアジン等との縮合生成物であり、メトキ
シ化メチロール−N,N−エチレン尿素、メトキシ化メ
チロールジシアンジアミド、メトキシ化メチロールベン
ゾグアナミン、ブトキシ化メチロールベンゾグアナミ
ン、メトキシ化メチロールメラミン、ブトキシ化メチロ
ールメラミン、メトキシ化/ブトキシ化混合型メチロー
ルメラミン等が挙げられる。加工性の面から好ましいの
は、メトキシ化メチロールメラミン、メトキシ化/ブト
キシ化混合型メチロールメラミンであり、それぞれ単
独、または併用して使用することができる。
【0044】イソシアネート化合物としては、芳香族、
脂肪族のジイソシアネート、3価以上のポリイソシアネ
ートがあり、低分子化合物、高分子化合物のいずれでも
よい。例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、水素化ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ート、水素化キシリレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネートあるいはこれらのイソシアネート化合
物の3量体、およびこれらのイソシアネート化合物の過
剰量と、例えばエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、トリメチロールプロパン、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の低
分子活性水素化合物または各種ポリエステルポリオール
類、ポリアミド類の高分子活性水素化合物等とを反応さ
せて得られる末端イソシアネート化合物が挙げられる。
脂肪族のジイソシアネート、3価以上のポリイソシアネ
ートがあり、低分子化合物、高分子化合物のいずれでも
よい。例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、水素化ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ート、水素化キシリレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネートあるいはこれらのイソシアネート化合
物の3量体、およびこれらのイソシアネート化合物の過
剰量と、例えばエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、トリメチロールプロパン、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の低
分子活性水素化合物または各種ポリエステルポリオール
類、ポリアミド類の高分子活性水素化合物等とを反応さ
せて得られる末端イソシアネート化合物が挙げられる。
【0045】イソシアネート化合物はブロック化したも
の、すなわちブロック化イソシアネートであってもよ
い。イソシアネートブロック化剤としては、例えばフェ
ノール、チオフェノール、メチルチオフェノール、エチ
ルチオフェノール、クレゾール、キシレノール、レゾル
シノール、ニトロフェノール、クロロフェノール等のフ
ェノール類、アセトオキシム、メチルエチルケトオキシ
ム、シクロヘキサノンオキシム等のオキシム類、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアル
コール類、エチレンクロルヒドリン、1,3−ジクロロ
−2プロパノール等のハロゲン置換アルコール類、t−
ブタノール、t−ペンタノール等の第3級アルコール
類、ε−カプロラクタム、δ−バレロラクタム、γ−ブ
チロラクタム、β−プロピロラクタム等のラクタム類が
挙げられ、その他、芳香族アミン類、イミド類、アセチ
ルアセトン、アセト酢酸エステル、マロン酸エチルエス
テル等の活性メチレン化合物、メルカプタン類、イミン
類、尿素類、ジアリール化合物重亜硫酸ソーダ等も挙げ
られる。
の、すなわちブロック化イソシアネートであってもよ
い。イソシアネートブロック化剤としては、例えばフェ
ノール、チオフェノール、メチルチオフェノール、エチ
ルチオフェノール、クレゾール、キシレノール、レゾル
シノール、ニトロフェノール、クロロフェノール等のフ
ェノール類、アセトオキシム、メチルエチルケトオキシ
ム、シクロヘキサノンオキシム等のオキシム類、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアル
コール類、エチレンクロルヒドリン、1,3−ジクロロ
−2プロパノール等のハロゲン置換アルコール類、t−
ブタノール、t−ペンタノール等の第3級アルコール
類、ε−カプロラクタム、δ−バレロラクタム、γ−ブ
チロラクタム、β−プロピロラクタム等のラクタム類が
挙げられ、その他、芳香族アミン類、イミド類、アセチ
ルアセトン、アセト酢酸エステル、マロン酸エチルエス
テル等の活性メチレン化合物、メルカプタン類、イミン
類、尿素類、ジアリール化合物重亜硫酸ソーダ等も挙げ
られる。
【0046】ブロック化イソシアネートは、上記イソシ
アネート化合物とイソシアネートブロック化剤とを公知
の方法により付加反応させることにより得られる。
アネート化合物とイソシアネートブロック化剤とを公知
の方法により付加反応させることにより得られる。
【0047】(6)触媒 架橋剤としてアルキルエーテル化アミノホルムアルデヒ
ド樹脂が使用される場合には、P−トルエンスルホン酸
やドデシルベンゼンスルホン酸等のスルホン酸系触媒を
適宜使用するのが好ましい。この場合の添加量は、ポリ
エステル樹脂と架橋剤の固形分総重量100重量部に対
して0.3重量部未満であれば架橋反応が十分に進行せ
ず、5重量部を超えると架橋が著しく進行し加工性が低
下するほか、耐沸水性も低下するので、0.3〜5重量
部であるのが好ましい。
ド樹脂が使用される場合には、P−トルエンスルホン酸
やドデシルベンゼンスルホン酸等のスルホン酸系触媒を
適宜使用するのが好ましい。この場合の添加量は、ポリ
エステル樹脂と架橋剤の固形分総重量100重量部に対
して0.3重量部未満であれば架橋反応が十分に進行せ
ず、5重量部を超えると架橋が著しく進行し加工性が低
下するほか、耐沸水性も低下するので、0.3〜5重量
部であるのが好ましい。
【0048】また、架橋剤としてイソシアネート化合物
が使用される場合には、ジラウリル酸−n−ジブチルス
ズ等の有機スズ塩やトリエチレンジアミン等の3級アミ
ン化合物を使用するのが好ましい。この場合も、前記ス
ルホン酸系触媒の場合と同様の理由により、添加量は
0.3〜5重量部が好ましい。
が使用される場合には、ジラウリル酸−n−ジブチルス
ズ等の有機スズ塩やトリエチレンジアミン等の3級アミ
ン化合物を使用するのが好ましい。この場合も、前記ス
ルホン酸系触媒の場合と同様の理由により、添加量は
0.3〜5重量部が好ましい。
【0049】(7)顔料 本発明の塗装鋼板においては、塗膜に意匠性、加工性、
硬度等を付与するために酸化チタン等の着色顔料が添加
され、密着性改善等のためにシリカ、カオリン等の体質
顔料が添加される。これらの顔料の種類、顔料相互間の
比率等は使用目的に合わせて適宜選択すればよく、特に
限定されない。しかし、顔料全体の合計添加量は、前記
の樹脂成分(前記の[A]、[B]および架橋剤)の合
計量100重量部に対して、70重量部未満であれば耐
疵付き性、密着性および隠ぺい性等が低下し、120重
量部を超えると加工性が低下するので、70〜120重
量部であることが必要である。好ましくは、80〜11
0重量部である。
硬度等を付与するために酸化チタン等の着色顔料が添加
され、密着性改善等のためにシリカ、カオリン等の体質
顔料が添加される。これらの顔料の種類、顔料相互間の
比率等は使用目的に合わせて適宜選択すればよく、特に
限定されない。しかし、顔料全体の合計添加量は、前記
の樹脂成分(前記の[A]、[B]および架橋剤)の合
計量100重量部に対して、70重量部未満であれば耐
疵付き性、密着性および隠ぺい性等が低下し、120重
量部を超えると加工性が低下するので、70〜120重
量部であることが必要である。好ましくは、80〜11
0重量部である。
【0050】(8)その他の添加剤 本発明の塗装鋼板には、潤滑剤(ワックス成分)、消泡
剤、レベリング剤、表面硬化調整剤、艶消し剤等の添加
剤が添加されていてもよい。その種類や量は、塗装鋼板
の使用目的や製造条件に合わせて適宜選択すればよく、
特に限定されない。
剤、レベリング剤、表面硬化調整剤、艶消し剤等の添加
剤が添加されていてもよい。その種類や量は、塗装鋼板
の使用目的や製造条件に合わせて適宜選択すればよく、
特に限定されない。
【0051】(9)塗装方法 本発明の塗装鋼板は、両面に亜鉛系めっきが施された母
材鋼板の表面にクロメート処理を施し、その上に前記の
下塗り皮膜を形成し、更にその上に前記の上塗り皮膜を
形成することにより製造することができる。
材鋼板の表面にクロメート処理を施し、その上に前記の
下塗り皮膜を形成し、更にその上に前記の上塗り皮膜を
形成することにより製造することができる。
【0052】クロメート処理は従来用いられている方法
によって行い、所定量のCrを付着させてやればよい。
によって行い、所定量のCrを付着させてやればよい。
【0053】下塗り皮膜を形成するには、クロメート処
理を施した母材鋼板の表面に前記の低Tgポリエステル
樹脂を含む塗料をバーコーター、ロールコーター、カー
テンフローコーター等の慣用の塗装手段で塗布し、焼付
けも通常使用される熱風オーブン、誘導加熱式オーブン
等を用いて行えばよい。なお、皮膜厚みは、前述したよ
うに、乾燥皮膜厚で1〜15μmの範囲とする。
理を施した母材鋼板の表面に前記の低Tgポリエステル
樹脂を含む塗料をバーコーター、ロールコーター、カー
テンフローコーター等の慣用の塗装手段で塗布し、焼付
けも通常使用される熱風オーブン、誘導加熱式オーブン
等を用いて行えばよい。なお、皮膜厚みは、前述したよ
うに、乾燥皮膜厚で1〜15μmの範囲とする。
【0054】上塗り皮膜の形成は、有機溶剤中に前記の
共重合ポリエステル樹脂、架橋剤および顔料等を溶解ま
たは分散させた塗料を通常用いられる方法で前記の下塗
り皮膜の上に塗布し、焼付け硬化させることにより行
う。なお、有機溶剤としてはシクロヘキサノン、ソルベ
ッソ等が好適である。塗装、焼付けは、いずれも通常使
用される方法により行えばよい。乾燥皮膜厚は、3μm
よりも薄いと、隠ぺい性に劣り、30μmよりも厚いと
加工性の低下を招くため、3〜30μmとする。
共重合ポリエステル樹脂、架橋剤および顔料等を溶解ま
たは分散させた塗料を通常用いられる方法で前記の下塗
り皮膜の上に塗布し、焼付け硬化させることにより行
う。なお、有機溶剤としてはシクロヘキサノン、ソルベ
ッソ等が好適である。塗装、焼付けは、いずれも通常使
用される方法により行えばよい。乾燥皮膜厚は、3μm
よりも薄いと、隠ぺい性に劣り、30μmよりも厚いと
加工性の低下を招くため、3〜30μmとする。
【0055】上記のようにして得られる本発明の塗装鋼
板は、極めて良好なプレス成形性を有しており、自動車
用塗装鋼板として好適である。
板は、極めて良好なプレス成形性を有しており、自動車
用塗装鋼板として好適である。
【0056】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0057】下塗り塗料および上塗り塗料の調製に用い
た共重合ポリエステル樹脂の数平均分子量(Mn)およ
びガラス転移温度(Tg)を表1に示す。なお、これら
の樹脂の数平均分子量(Mn)はゲルパーミエイション
クロマトグラフ(GPC)を用いて求め、ガラス転移温
度(Tg)は示差走査熱量計(DSC)を用い、試料5
mgをアルミニム押さえ蓋型容器に入れてクランプし、
20℃/分の昇温速度で測定した。
た共重合ポリエステル樹脂の数平均分子量(Mn)およ
びガラス転移温度(Tg)を表1に示す。なお、これら
の樹脂の数平均分子量(Mn)はゲルパーミエイション
クロマトグラフ(GPC)を用いて求め、ガラス転移温
度(Tg)は示差走査熱量計(DSC)を用い、試料5
mgをアルミニム押さえ蓋型容器に入れてクランプし、
20℃/分の昇温速度で測定した。
【0058】(実施例1)母材鋼板として、厚さ0.8
mmの溶融亜鉛めっき鋼板(めっき付着量:両面で12
0g/m2 、めっき中のPb含有率:50ppm)を用
い、その両面に、塗布型クロメート処理(Cr換算付着
量:60mg/m2 )を施し、次いで、下塗り皮膜とし
て、前記の表1に示した樹脂Dを塗料固形分中30重量
%含有する下塗り塗料を乾燥皮膜厚が約8μmになるよ
うバーコーターで塗布し、最高到達鋼板温度(PMT)
が224℃になるように焼付け硬化させた。さらに、下
記の組成の塗料をバーコーターで乾燥皮膜厚が17μm
になるように塗布し、PMT230℃で焼付けし、上塗
り皮膜を形成した。なお、下記の樹脂A、Dとは、前記
の表1に示した樹脂A、Dを意味する。
mmの溶融亜鉛めっき鋼板(めっき付着量:両面で12
0g/m2 、めっき中のPb含有率:50ppm)を用
い、その両面に、塗布型クロメート処理(Cr換算付着
量:60mg/m2 )を施し、次いで、下塗り皮膜とし
て、前記の表1に示した樹脂Dを塗料固形分中30重量
%含有する下塗り塗料を乾燥皮膜厚が約8μmになるよ
うバーコーターで塗布し、最高到達鋼板温度(PMT)
が224℃になるように焼付け硬化させた。さらに、下
記の組成の塗料をバーコーターで乾燥皮膜厚が17μm
になるように塗布し、PMT230℃で焼付けし、上塗
り皮膜を形成した。なお、下記の樹脂A、Dとは、前記
の表1に示した樹脂A、Dを意味する。
【0059】樹脂A:60重量部 樹脂D:25重量部 架橋剤:ヘキサメトキシメチル化メラミン(HMMMと
略す)15重量部 触媒 :パラトルエンスルホン酸(PTSAと略す)1
PHR(PHR:樹脂と架橋剤の100重量部に対する
触媒の重量部) 顔料 :酸化チタン80重量部 これらの成分を、シクロヘキサノンとソルベッソ150
(商品名)を1:1に混合したシンナーで希釈溶解・分
散し、不揮発分(NV)45%の塗料とした。
略す)15重量部 触媒 :パラトルエンスルホン酸(PTSAと略す)1
PHR(PHR:樹脂と架橋剤の100重量部に対する
触媒の重量部) 顔料 :酸化チタン80重量部 これらの成分を、シクロヘキサノンとソルベッソ150
(商品名)を1:1に混合したシンナーで希釈溶解・分
散し、不揮発分(NV)45%の塗料とした。
【0060】上記の諸条件を表2の試験No.1に示
す。なお、表2から表5にわたって示した試験No.2
〜28は、それぞれ実施例2〜28に対応する。また、
表6の試験No.29〜37は、それぞれ比較例29〜
37に対応する。
す。なお、表2から表5にわたって示した試験No.2
〜28は、それぞれ実施例2〜28に対応する。また、
表6の試験No.29〜37は、それぞれ比較例29〜
37に対応する。
【0061】上記のようにして作製した塗装鋼板を、以
下の試験に供した。なお、実施例2〜28および比較例
29〜37においても同様の試験を行った。
下の試験に供した。なお、実施例2〜28および比較例
29〜37においても同様の試験を行った。
【0062】折曲げ加工性 評価しようとする面を外側にして折曲げ試験を行った。
評価は、加工部における樹脂皮膜の亀裂の有無を10倍
ルーペで観察し、皮膜に亀裂の生じない最小の板挟み枚
数で表示した。例えば、0Tは密着曲げ加工が可能であ
ることを示し、1Tは折曲げられた板と板との間隔が同
じ厚みの板1枚分となるまで亀裂を生じることなく折曲
げが可能であることを示す。0T〜4Tであれば良好と
した。なお、この試験値は温度によって異なり、低温に
なるほど厳しくなるが、ここでは、試験温度を約20℃
(室温)および約0℃(氷温)とした。
評価は、加工部における樹脂皮膜の亀裂の有無を10倍
ルーペで観察し、皮膜に亀裂の生じない最小の板挟み枚
数で表示した。例えば、0Tは密着曲げ加工が可能であ
ることを示し、1Tは折曲げられた板と板との間隔が同
じ厚みの板1枚分となるまで亀裂を生じることなく折曲
げが可能であることを示す。0T〜4Tであれば良好と
した。なお、この試験値は温度によって異なり、低温に
なるほど厳しくなるが、ここでは、試験温度を約20℃
(室温)および約0℃(氷温)とした。
【0063】成形性 ポンチ径は40mmφ、ブランク径は96mmφ、絞り
比2.4、絞り速度60mm/minの条件で円筒絞り
試験(絞り抜き)を行った。成形性の評価は、絞り抜い
た後のサンプルについて壁部の外観を目視で観察し、下
記の4段階で評価した。◎および○の場合良好とした。
比2.4、絞り速度60mm/minの条件で円筒絞り
試験(絞り抜き)を行った。成形性の評価は、絞り抜い
た後のサンプルについて壁部の外観を目視で観察し、下
記の4段階で評価した。◎および○の場合良好とした。
【0064】◎:壁部外観異常無し(外観良好) ○:壁部に僅かにカジリ跡あり(外観概ね良好) △:カジリ発生(但し、絞り抜きは可能) ×:母材破断発生(絞り抜き不可) 耐爪疵性 爪で塗膜表面を強くこすり、表面の疵の有無により下記
の4段階で評価した。
の4段階で評価した。
【0065】◎および○の場合良好とした。
【0066】◎:全く痕跡無し ○:殆ど痕跡無し △:若干痕跡有り ×:はっきりと痕跡有り 塗装作業性 塗料パン内に塗料を入れ、塗料の持ち上がり性(ピック
アップ性)を調査し、下記の4段階で評価した。○の場
合良好とした。
アップ性)を調査し、下記の4段階で評価した。○の場
合良好とした。
【0067】○:液膜が完全に持ち上がる △:部分的に液膜が途切れるが、アプリケーターロール
に液膜が完全に転写される ×:転写される液膜が途切れていわゆるソロが発生 試験結果を表2〜表6に併せて示す。なお、これらの表
中の上塗り皮膜の欄の樹脂は前記の[A]の樹脂を、
また、樹脂は前記の[B]の樹脂を表す。
に液膜が完全に転写される ×:転写される液膜が途切れていわゆるソロが発生 試験結果を表2〜表6に併せて示す。なお、これらの表
中の上塗り皮膜の欄の樹脂は前記の[A]の樹脂を、
また、樹脂は前記の[B]の樹脂を表す。
【0068】これらの結果から明らかなように、本発明
例(試験No.1〜28)においては、加工性、成形性
をはじめ、耐爪疵性、塗装作業性のいずれについても良
好であったが、比較例(試験No.29〜37)では、
少なくとも一つの性能が不良であった。例えば、母材鋼
板のめっき総付着量(鋼板の両面を合わせた付着量)が
本発明で定める範囲を超える試験No.30、36およ
び37では、加工性ならびに成形性に問題があり、下塗
り皮膜に用いたポリエステル樹脂のガラス転移温度が高
すぎる試験No.31でも、同じく加工性および成形性
が不十分であった。また、上塗り皮膜の高Tgポリエス
テル樹脂としてはガラス転移温度が規定よりも低い樹脂
を使用した試験No.32では、加工性および成形性は
良好であったが、耐爪疵性に問題があった。
例(試験No.1〜28)においては、加工性、成形性
をはじめ、耐爪疵性、塗装作業性のいずれについても良
好であったが、比較例(試験No.29〜37)では、
少なくとも一つの性能が不良であった。例えば、母材鋼
板のめっき総付着量(鋼板の両面を合わせた付着量)が
本発明で定める範囲を超える試験No.30、36およ
び37では、加工性ならびに成形性に問題があり、下塗
り皮膜に用いたポリエステル樹脂のガラス転移温度が高
すぎる試験No.31でも、同じく加工性および成形性
が不十分であった。また、上塗り皮膜の高Tgポリエス
テル樹脂としてはガラス転移温度が規定よりも低い樹脂
を使用した試験No.32では、加工性および成形性は
良好であったが、耐爪疵性に問題があった。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】
【表3】
【0072】
【表4】
【0073】
【表5】
【0074】
【表6】
【0075】
【発明の効果】本発明の塗装鋼板は、プレス成形性に極
めて優れた鋼板であり、耐爪疵性、塗装作業性も良好
で、従来困難であった自動車車体をはじめその他の部品
等へのプレコート鋼板としての適用が可能である。
めて優れた鋼板であり、耐爪疵性、塗装作業性も良好
で、従来困難であった自動車車体をはじめその他の部品
等へのプレコート鋼板としての適用が可能である。
【図1】本発明の塗装鋼板の断面構成例を示す図である
1:鋼板 2:亜鉛系めっき皮膜 3:クロメート皮膜(第1層) 4:下塗り皮膜(第2層) 5:上塗り皮膜(第3層)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 15/08 B32B 15/08 G 104 7148−4F 104Z (72)発明者 福井 清之 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号住 友金属工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】鋼板の両面に、めっき付着量が両面合わせ
て60〜250g/m2 である溶融亜鉛−アルミニウム
合金めっき皮膜、めっき付着量が両面合わせて60〜2
50g/m2 であり、かつ鉛濃度が100ppm以下の
溶融亜鉛めっき皮膜、または電気亜鉛めっき皮膜を有
し、その上に付着量がCrに換算して10〜150mg
/m2 のクロメート皮膜を有し、その上に、固形分とし
て、下記[B]を塗料の固形分総重量に対して10〜4
0重量%含有する塗料を塗布焼付けしてなる乾燥皮膜厚
1〜15μmの下塗り皮膜を有し、更にその上に、固形
分として、下記[A]を50〜70重量部、下記[B]
を40〜10重量部、架橋剤を10〜30重量部含有
し、かつ、[A]と[B]の合計量は90〜70重量
部、[A]と[B]と架橋剤の合計量は100重量部で
あり、この100重量部の固形分に対して1種以上の顔
料を合計で70〜120重量部含有する塗料を塗布焼付
けしてなる乾燥皮膜厚3〜30μmの上塗り皮膜を有す
ることを特徴とするプレス成形性に優れた自動車用塗装
鋼板。 [A]:数平均分子量5,000〜30,000でガラ
ス転移温度が40℃以上の共重合ポリエステル樹脂 [B]:数平均分子量5,000〜30,000でガラ
ス転移温度が10℃以下の共重合ポリエステル樹脂
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6593195A JPH08257495A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | プレス成形性に優れた自動車用塗装鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6593195A JPH08257495A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | プレス成形性に優れた自動車用塗装鋼板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08257495A true JPH08257495A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13301208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6593195A Pending JPH08257495A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | プレス成形性に優れた自動車用塗装鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08257495A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010137563A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-06-24 | Jfe Steel Corp | 容器用着色ラミネート金属板 |
JP2014201001A (ja) * | 2013-04-04 | 2014-10-27 | 株式会社Uacj | 放熱性樹脂被覆アルミニウム材 |
-
1995
- 1995-03-24 JP JP6593195A patent/JPH08257495A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010137563A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-06-24 | Jfe Steel Corp | 容器用着色ラミネート金属板 |
JP2014201001A (ja) * | 2013-04-04 | 2014-10-27 | 株式会社Uacj | 放熱性樹脂被覆アルミニウム材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4988434B2 (ja) | 耐食性に優れた塗料組成物 | |
JP6509604B2 (ja) | 塗装亜鉛系めっき鋼板 | |
JPH0780984B2 (ja) | プレコートメタル用一液性熱硬化型樹脂組成物 | |
JPS63301217A (ja) | 一液性熱硬化型樹脂組成物およびプレコ−トメタル | |
JP3469792B2 (ja) | 塗料組成物及び塗装金属板 | |
JP3974728B2 (ja) | 成形加工性に優れた1コートプレコート鋼板 | |
JP4279408B2 (ja) | 成形加工性に優れた1コートプレコート鋼板及びその製造方法 | |
KR100323472B1 (ko) | 프리코트 강판용 도료 조성물과 프리코트 강판 및 그 제조방법 | |
JP2880528B2 (ja) | ポリエステル樹脂の製造法及び塗料組成物 | |
JPH08257495A (ja) | プレス成形性に優れた自動車用塗装鋼板 | |
JPH10219188A (ja) | 塗料組成物及びこれを用いた塗装金属板 | |
JP3952218B2 (ja) | 塗装金属板 | |
JP4091180B2 (ja) | 艶消し塗装金属板 | |
JP2977847B2 (ja) | プレコートメタル用一液性熱硬化型樹脂組成物及びプレコートメタル | |
JP4534528B2 (ja) | 耐食性、耐湿性、加工性及び耐塗膜剥離性に優れた環境調和型プレコート鋼板 | |
JPH07331167A (ja) | 被覆組成物とこれを塗装した塗装金属板 | |
JP3143316B2 (ja) | ゆず肌外観を呈する塗装金属板 | |
JP3468283B2 (ja) | 成形加工性に優れた1コートプレコート鋼板及びその製造方法 | |
JPH0598210A (ja) | プレコート鋼板 | |
JP3503310B2 (ja) | 耐プレッシャーマーク性に優れたプレコート鋼板とその製造方法 | |
JPS63108081A (ja) | 塗装鋼板用塗料組成物 | |
JPH0411677A (ja) | プレコートメタル用上塗り塗料 | |
JP3675000B2 (ja) | 加工性および塗料密着性に優れたプレプライムド亜鉛系めっき鋼板 | |
JPH07303859A (ja) | プレプライムド亜鉛メッキ鋼板の製造方法 | |
JPH11129391A (ja) | 成形加工性に優れたプレコート鋼板およびその製造方法 |