JP2001047815A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2001047815A
JP2001047815A JP2000160319A JP2000160319A JP2001047815A JP 2001047815 A JP2001047815 A JP 2001047815A JP 2000160319 A JP2000160319 A JP 2000160319A JP 2000160319 A JP2000160319 A JP 2000160319A JP 2001047815 A JP2001047815 A JP 2001047815A
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英二 中村
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/0041Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers
    • B60C11/005Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers
    • B60C11/0058Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers with different cap rubber layers in the axial direction

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いレベルでの氷上制動性と湿潤路面制動性
との双方を満足すると共に、一般路面及び雪氷路面での
安定した走行性能をも確保した空気入りタイヤを提供す
ること。 【解決手段】 一対のビードコア間にトロイド状をなし
て跨がるカーカスのクラウン部外側にベルト層とトレッ
ドを順次配設し、かつ地面と接するトレッドゴムは、タ
イヤ周方向に多層に分割されて形成されている空気入り
タイヤにおいて、その少なくと一層が、水溶性樹脂を含
むゴム組成物からなることを特徴とする空気入りタイヤ
である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は空気入りタイヤに関
するものであり、さらに詳しくは、氷雪性能と湿潤路面
上での制動性能を向上させた空気入りタイヤに関する。 【0002】 【従来の技術】近時、雪上及び氷上等を走行する使用す
るスタッドレスタイヤが急速に増大しつつあるが、一般
道路(乾燥道,湿潤路)における走行性能を損なうこと
なく、氷雪路面における制動性に優れた空気入りタイヤ
の一層の要望が高まっている。ところで、一般にタイヤ
の湿潤路面制動性を向上させるためには、トレッドゴム
にはガラス転移温度が高いポリマーを使用し、かつカー
ボンブラックとシリカとの配合量比を最適化する手法が
とられている。一方、寒冷地において、冬時期に用いら
れるタイヤでは、氷上雪上制動性を高めるために、地面
と接するトレッドゴムには、低温においても比較的柔ら
かいゴムとして、ガラス転移温度が低いポリマー、例え
ばブタジエンゴムを主体としたゴムが用いられている
(特開昭62−283001号公報など)。 【0003】また、従来より、湿潤路面制動性と氷雪制
動性の双方をバランスよく向上させるために、トレッド
をキャップ/ベース構造とし、キャップには比較的柔ら
かいゴムを用いると共に、ベースゴムには比較的固いゴ
ムを使用することによりトレットブロック剛性を高める
方法も知られている。しかし、いずれにしても、上記従
来のタイヤにおいては、路面と接するトレッドゴムに、
ガラス転移温度が高いポリマーを使用すれば、湿潤路上
制動性は向上するものの氷雪性能は大幅に低下し、ま
た、ガラス転移温度が低いブタジエンゴムを多量に配合
すれば、氷雪性能は向上するものの湿潤路面制動性が大
幅に低下するために、氷雪性能と湿潤路上制動性とを両
立させるには限度があった。一方、走行安全の観点よ
り、氷雪性能と湿潤路上制動性の双方の一層の向上が要
望されているのが現状である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、市場が要求する高いレベルでの氷上制動性と
湿潤路面制動性との双方を満足すると共に、一般路面及
び雪氷路面での安定した走行性能をも確保した空気入り
タイヤを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、トレッドの接地ゴムをタ
イヤ周方向に多層に分割したタイヤにおいて、その少な
くとも一層に、水溶性樹脂を含むゴム組成物を使用する
ことが氷上制動性と湿潤路面制動性との双方の向上に極
めて効果的であることを知見し、本発明を完成するに至
った。すなわち、本発明は、一対のビードコア間にトロ
イド状をなして跨がるカーカスのクラウン部外側にベル
ト層とトレッドを順次配設し、かつ地面と接するトレッ
ドゴムは、タイヤ周方向に多層に分割されて形成されて
いる空気入りタイヤにおいて、その少なくとも一層が、
水溶性樹脂を含むゴム組成物からなることを特徴とする
空気入りタイヤを提供することである。 【0006】ここで、水溶性樹脂は、長さが10mm以
下の短繊維状の水溶性繊維が好ましく、特にポリビニル
アルコール繊維であることが好ましい。この水溶性繊維
の配合量は、ゴム100重量部に対して1〜20重量部
であることが好ましい。さらに、水溶性繊維の水溶温度
は0℃〜20℃であることが好ましく、その直径は0.0
1〜0.1mmであることが好ましい。また、本発明の空
気入りタイヤにおいては、地面と接するトレッドゴムは
タイヤ周方向に分割されており、各層ゴムの−20℃に
おける動的弾性率は、その最大値と最小値との比で1.5
〜20.0の範囲にあることが好ましい。さらに、タイヤ
周方向に分割されたトレッド各層のうちの少なくとも一
層のゴムは、独立気泡を含むことからなることが好まし
く、またシリカ,水酸化アルミニウムおよびクレーから
選ばれた少なくとも一種の充填剤を含有していることが
好ましい。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の空気入りタイヤのトレッ
ドは、地面に接するトレッドゴムがタイヤ周方向の複数
の帯状に分割された多層ゴムから形成されている。ここ
で、トレッド部は、ベースゴムを有しても、有しなくて
もいずれでもよいが、好ましくはキャップ/ベース構造
である。この場合、少なくともキャップゴムがタイヤ周
方向に分割されている。また、トレッドゴムの前記分割
の程度は特に制限されるものではないが、タイヤ製造の
面からは、タイヤ周方向に二分割又は三分割されている
ことが好ましい。本発明におけるタイヤのトレッド構造
を図面により説明すれば、図1は、本発明における空気
入りタイヤのトレッド部付近の部分断面図であるが、カ
ーカス1と、カーカス1のクラウン部に円周方向に配置
したベルト部2とからなり、トレッド部は、タイヤ半径
方向内側に配置されたベースゴム3とタイヤ半径方向外
側に配置されたキャップゴムからなり、接地ゴムである
キャップゴムは4a,4bに二分割されて形成されてい
る。また図2は、本発明による空気入りタイヤの他の例
の部分断面図であるが、トレッドのキャップ部は、ゴム
4a,4cを両ショールダー部に配置し、センター部に
はゴム4bを配置した三分割トレッドより形成されてい
る。さらに、図3においては、トレッドのキャップゴム
はタイヤ周方向の帯状に9分割されている。 【0008】本発明の空気入りタイヤのトレッドにおい
ては、上記の分割された多層ゴムには、異なるゴム質を
適用することができ、好ましくは、ガラス転移温度が高
いポリマーを主体とするゴム層と、ガラス転移温度が低
いポリマーを主体とするゴム層とを併設することができ
る。例えば、ガラス転移温度が−60℃以下のゴムを5
0%以上含むゴム層と、ガラス転移温度が−40℃以上
のゴムを70%以上含むゴム層とを接地トレッドゴムに
配設することが好ましい。ここで、ガラス転移温度が−
60℃以下のゴムとしては、例えば、天然ゴム,イソプ
レンゴム,ブタジエンゴム,ブチルゴム,低スチレンの
スチレン−ブタジエン共重合ゴムなどの単独又はこれら
の混合物が挙げられる。また、ガラス転移温度が−40
℃以上のゴムとしてはスチレン含有率の高いスチレン−
ブタジエン共重合ゴム(高スチレンSBR)などが挙げ
られる。次に、上記のタイヤ周方向に分割されたトレッ
ド各層のうち、少なくとも一層は水溶性樹脂を含有して
いることが必要である。この水溶性樹脂は、特に短繊維
として用いることが好ましいく、中でも長さ10mm以
下の短繊維状の水溶性繊維であることが好ましい。長さ
が10mmを超えると作業性の点で好ましくない。 【0009】上記の水溶性樹脂の成分は特に制限はな
く、ポリビニルアルコール(PVA),ポリエステル,
ポリスチレン,ナイロン,アラミド,ポリエチレンなど
公知の繊維或いは繊維状樹脂を挙げることができるが、
あらゆる路面状況で高い摩擦係数を発現させるために、
0℃に近い低温においても高い水溶性を有し、かつゴム
混練り時に必要な機械的特性を有するもので、例えば低
ケン化度のポリビニルアルコール(PVA)繊維が好ま
しい。また、上記水溶性繊維の水溶温度は、0℃〜20
℃であることが好ましい。この水溶温度とは、水中に2
mg/デニールの荷重を吊るした繊維を入れ、0℃付近
から毎分2℃の割合で昇温し、溶解した時点の水温をい
う。水溶性繊維の直径は特に制限されるものではない
が、直径はタイヤ制動性能向上の観点から小さい方が同
じ量を配合した際にタイヤ表面における溝本数が増える
ことにより溝分散性がよくなるので好ましい。しかし、
繊維製造上あまり細くすると糸切れが多発するうえ、ゴ
ム精練作業性も悪化するので極端に細くはできない。配
合時繊維直径として、0.01〜0.1mmが好ましい。こ
の水溶性繊維直径の測定は、無作為に繊維の20ヶ所を
選び、光学式顕微鏡で直径を測定し、その平均値として
求められる。また、本発明で用いられる水溶性繊維の配
合量は、ゴム成分100重量部に対して1〜20重量部
が好ましい。1重量部未満では性能向上効果が小さく、
20重量部より多くするとゴム精練時の分散不良、ゴム
押し出し時の作業性不良(肌荒れ)、タイヤトレッドの
クラック発生等の不具合を生じるおそれがある。 【0010】次に、本発明における分割されたトレッド
各層ゴムの−20℃における動的弾性率は、その最大値
と最小値との比が、1.5〜20.0特に4〜10の範囲に
あることが好ましい。この比が20.0を超えると氷上制
動性が低下するおそれがある。また、タイヤ周方向に分
割されたトレッド各層のうちの少なくとも一層、特に、
ガラス転移温度が低いポリマーを主体とするゴム層に
は、独立気泡を含むことが好ましく、その発泡率は5〜
50%であることが好ましい。ここでいう発泡率Vs
は、Vs=(ρ0 /ρ1 −1)×100(%)で表され
る。なお、ρ1 は発泡ゴム密度(g/cm3 )、ρ0
発泡ゴムの固相部の密度(g/cm3 )である。 【0011】本発明に使用し得る発泡剤は特に限定され
るものではないが、ジニトロソペンタメチレンテトラミ
ン(DPT)、アゾジカルボンアミド(ADCA)、ジ
ニトロソペンタメチレンテトラミン、ベンゼンスルフォ
ニルヒドラジン誘導体、オキシビスベンゼンスルフォニ
ルヒドラジン(OBSH)などが挙げられるが、中でも
アゾジカルボンアミド(ADCA)が製造加工性を考慮
すると好ましい。さらに、本発明において、タイヤ周方
向に分割されたトレッド各層のうちの少なくとも一層の
ゴムには、シリカ,水酸化アルミニウム,クレーから選
ばれた少なくとも一種からなる充填剤を含有することが
好ましい。ここで、シリカとしては特に制限はなく、乾
式シリカ,湿式シリカ(含水ケイ酸)などの中から適宜
選択して用いることができる。水酸化アルミニウムは、
平均粒子径10μm以下のものが好ましく用いられる。
この平均粒子径が10μmを超えるものでは補強効果が
十分に発揮されず、湿潤路面制動性が低下することがあ
る。これら特定の充填剤の配合量はゴム成分100重量
部に対して10重量部以上が好ましく、特に20〜90
重量部含有することが好ましい。10重量部未満では十
分な湿潤路上での制動性能が得られないことがある。ま
た、補強性充填剤としては、上記の特定充填剤と共にカ
ーボンブラックを併用することができ、これによって所
望の物性が得られる。カーボンブラックとしては、FE
F,SRF,HAF,ISAF,SAF等であり、好ま
しくはヨウ素吸着量が60mg/g以上、かつ、ジブチ
ルフタレート吸油量が80ml/100g以上であり、
特に耐摩耗性に優れるHAF,ISAFが好ましい。本
発明の空気入りタイヤにおいて用いられる上記ゴム組成
物は、上記以外の配合成分に特に制約はなく、ゴム工業
で通常使用されているプロセスオイル,酸化亜鉛,ステ
アリン酸,加硫剤,加硫促進剤,老化防止剤、オゾン劣
化防止剤などを配合してもよい。 【0012】 【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明につ
いて具体的に説明するが、本発明はこれらによって制約
されるものではない。 〔各種測定法〕各ゴム組成物(加硫ゴム)の動的貯蔵弾
性率(E’)、及び各タイヤにおける湿潤路上制動性、
湿潤路上制動性、氷上制動性、操縦安定性及び測定は下
記の方法に従って行った。 (1)動的貯蔵弾性率(E’) 東洋精機製作所製スペクロトメーターを用い、幅5m
m,厚さ2mm,長さ20mmの試験片を初期荷重15
0g,振動数50Hz,動歪み1%にて30℃における
動的貯蔵弾性率を測定した。第1表においては、ゴム組
成物AのE’を100とした指数で表した。 (2)湿潤路上制動性 試験タイヤを乗用車に装着して、テストコースにて、乗
用車に4輪の試験タイヤを装着して70kmの初速度に
て湿潤路面での制動距離を測定し、距離の逆数を比較例
1のタイヤを100として指数で表した。数値が大きい
ほど、制動性が良好である。 (3)氷上制動性 試験タイヤを乗用車に装着して、テストコースにて、乗
用車に4輪の試験タイヤを装着して20kmの初速度に
て氷上路面での制動距離を測定し、距離の逆数を比較例
1のタイヤを100として指数で表した。数値が大きい
ほど、制動性が良好である。 (4)操縦安定性 テストコースにて、実車走行を行い、駆動性,制動性,
ハンドル応答性,操縦時のコントロール性を総合評価
し、操縦安定性の評価をした。比較例1のタイヤを10
0とした時の指数で示した。数値が大きいほど良好であ
る。 (5)雪上操縦安定性 雪路面にて、実車走行を行い、駆動性,制動性,ハンド
ル応答性,操縦時のコントロール性を総合評価し、操縦
安定性の評価をした。比較例1のタイヤを100とした
時の指数で示した。数値が大きいほど良好である。 【0013】〔PVA繊維の調製〕紡糸原液としては、
ポリビニルアルコールユニット75%、酢酸ビニルユニ
ット25モル%からなる平均重合度500、ケン化度7
5%のポリマーの45重量%ジメチルスルホキシド(D
MSO)溶液を用いた。この紡糸原液をノズルより2℃
のアセトン/DMSO混合液(重量比85/15)に押
出し、紡糸ロールを経た後、アセトン/DMSO混合液
(重量比95/5)中で4〜5倍の延伸を行ない、更に
アセトン中DMSO除去、乾燥を実施した。繊維径につ
いては、ノズル径と紡糸原液押出し速度を制御すること
により調整した。得られた繊維は、太く束ねた後ギロチ
ンカッターで切断し所望の長さとした。 【0014】比較例1,2及び実施例1〜5 キャップゴムとして、第1表に記載の配合のゴム組成物
を用い、第2表及び図1に示す二分割トレッドを有する
タイヤサイズ205/60R15の乗用車用ラジアルタ
イヤを常法により試作し、得られたタイヤについて湿潤
路上制動性、氷上制動性、操縦安定性及び雪上操縦安定
性の評価を行った。結果を第2表に示す。 【0015】 【表1】【0016】〔注〕 1) ジェイエスアール(株) 製 SBR #1712
(37.5重量%油展) 2) ジェイエスアール(株) 製 BR01 3) 東海カーボン(株) 製 シースト7H 4) 日本シリカ工業(株)製 ニップシールAQ 5) ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラス
ルフィド 6)老化防止剤:N−(1,3−ジメチルブチル)−N’
−フェニル−p−フェニレンジアミン 7) N−ターシャリーブチル−2−ベンゾチアジル−ス
ルフェンアミド 8)アゾジカルボンアミド 9)大塚化学 (株) 製 ベンゼンスルフィン酸亜鉛 【0017】 【表2】 【0018】上表より、分割トレッドゴムの少なくとも
一層に本発明におけるゴム組成物を用いた実施例1〜5
のタイヤは、特に氷上制動性が著しく向上しており、し
かも他の性能としての湿潤路上制動性、操縦安定性およ
び雪上操縦安定性は殆ど維持しているか、或いはむしろ
向上していることが分かる。比較例3,4及び実施例6
キャップゴムとして、第3表及び図2に示す三分割トレ
ッドを有するタイヤを、実施例1と同様にして試作し、
得られたタイヤについて実施例1と同様の試験を行っ
た。結果を第3表に示す。 【0019】 【表3】【0020】上表より、分割トレッドゴムの少なくとも
一層に本発明におけるゴム組成物を用いた実施例6のタ
イヤは、湿潤路上制動性,氷上制動性,操縦安定性及び
雪上操縦安定性の全てにおいて優れた性能を有している
ことが分かる。 【0021】 【発明の効果】本発明による空気入りタイヤは、地面に
接するトレッドゴムの分割ゴム層の少なくとも一層に水
溶性樹脂を含むゴムを配設することにより、一般路面及
び雪上路面での操縦安定性を確保したうえで、特に氷上
制動性に優れ、しかも氷上制動性と湿潤路面制動性との
双方に著しく優れた性能をも得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明が適用されるタイヤの一部断面図であ
る。 【図2】 本発明が適用される他のタイヤの一部断面図
である。 【図3】 本発明が適用される他のタイヤの一部断面図
である。 【符号の説明】 1: カーカス 2: ベルト部 3: トレッドベースゴム 4a,4b,4c: 分割されたトレッドキャップゴム
の各層ゴム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一対のビードコア間にトロイド状をなし
    て跨がるカーカスのクラウン部外側にベルト層とトレッ
    ドを順次配設し、かつ地面と接するトレッドゴムは、タ
    イヤ周方向に多層に分割されて形成されている空気入り
    タイヤにおいて、その少なくとも一層が、水溶性樹脂を
    含むゴム組成物からなることを特徴とする空気入りタイ
    ヤ。 【請求項2】 水溶性樹脂が、長さ10mm以下の短繊
    維状の水溶性繊維である請求項1に記載の空気入りタイ
    ヤ。 【請求項3】 水溶性繊維の配合量が、ゴム成分100
    重量部に対して1〜20重量部である請求項2に記載の
    空気入りタイヤ。 【請求項4】 水溶性繊維の水溶温度が、0℃〜20℃
    である請求項2に記載の空気入りタイヤ。 【請求項5】 水溶性繊維の直径が、0.01〜0.1mm
    である請求項2に記載の空気入りタイヤ。 【請求項6】 水溶性繊維が、ポリビニルアルコール繊
    維である請求項2〜5のいずれかに記載の空気入りタイ
    ヤ。 【請求項7】 タイヤ周方向に分割されたトレッド各層
    ゴムの−20℃における動的弾性率が、その最大値と最
    小値との比で1.5〜20.0の範囲にある請求項1に記載
    の空気入りタイヤ。 【請求項8】 タイヤ周方向に分割されたトレッド各層
    のうちの少なくとも一層が、独立気泡を含むことからな
    る請求項1に記載の空気入りタイヤ。 【請求項9 】 タイヤ周方向に分割されたトレッド各層
    のうちの少なくとも一層が、シリカ,水酸化アルミニウ
    ムおよびクレーから選ばれた少なくとも一種の充填剤を
    含有してなる請求項1〜8のいずれかに記載の空気入り
    タイヤ。 【請求項10】 トレッドが、キャップ/ベース構造か
    らなり、少なくともキャップゴムがタイヤ周方向に分割
    されている請求項1に記載の空気入りタイヤ。
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