JP2001047466A - 発泡層内蔵継手の製造方法 - Google Patents
発泡層内蔵継手の製造方法Info
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- JP2001047466A JP2001047466A JP11226565A JP22656599A JP2001047466A JP 2001047466 A JP2001047466 A JP 2001047466A JP 11226565 A JP11226565 A JP 11226565A JP 22656599 A JP22656599 A JP 22656599A JP 2001047466 A JP2001047466 A JP 2001047466A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 継手内部に発泡層を内蔵することによって、
十分な保温性、断熱性、遮音性、結露防止性を保たせ、
施工時間が短縮でき、トータルの配管費用を削減させる
ことができる発泡層外覆継手の製造方法を提供すること
にある。 【解決手段】 射出成形による発泡層内蔵継手Ａの製造
方法において、熱可塑性樹脂４を射出成形機５内で溶融
し、射出シリンダー５１から金型６へ射出させる工程
と、射出された熱可塑性樹脂４を金型６で継手９に成形
させる工程と、金型６内の熱可塑性樹脂４にガス７１を
注入させ、賦形させる工程と、ガス７１が注入されて、
中空になされた熱可塑性樹脂４内に発泡層３を形成する
発泡部材を注入させる工程とからなるものである。
十分な保温性、断熱性、遮音性、結露防止性を保たせ、
施工時間が短縮でき、トータルの配管費用を削減させる
ことができる発泡層外覆継手の製造方法を提供すること
にある。 【解決手段】 射出成形による発泡層内蔵継手Ａの製造
方法において、熱可塑性樹脂４を射出成形機５内で溶融
し、射出シリンダー５１から金型６へ射出させる工程
と、射出された熱可塑性樹脂４を金型６で継手９に成形
させる工程と、金型６内の熱可塑性樹脂４にガス７１を
注入させ、賦形させる工程と、ガス７１が注入されて、
中空になされた熱可塑性樹脂４内に発泡層３を形成する
発泡部材を注入させる工程とからなるものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、保温、断熱、遮
音、結露防止等に用いられる発泡層内蔵継手の製造方法
に関する。
音、結露防止等に用いられる発泡層内蔵継手の製造方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、パイプ、継手の保温、断熱、
遮音、結露防止には、パイプ、継手等の配管材を施工し
た後、配管ラインの必要な箇所に保温材、断熱材、遮音
材、結露防止材を巻き付ける方法が取られている。
遮音、結露防止には、パイプ、継手等の配管材を施工し
た後、配管ラインの必要な箇所に保温材、断熱材、遮音
材、結露防止材を巻き付ける方法が取られている。
【０００３】又、別の方法として、特開平４−３３９６
１６号公報に記載されている製造方法を利用して、継手
を作り、継手の保温、断熱、遮音、結露防止を行ってい
る。この製造方法は、射出成型機と金型とで樹脂成形品
を作ると同時に金型内でこの樹脂成形品の外側を発泡さ
せたスキン層樹脂で覆うものであり、この製造方法を継
手に応用して、各種家庭用品等の代わりに継手を使い、
発泡させたスキン層樹脂として低発泡（発泡倍率約１．
０〜２．０倍）のハイインパクトポリスチレンを使って
発泡層外覆継手を作っているものである。
１６号公報に記載されている製造方法を利用して、継手
を作り、継手の保温、断熱、遮音、結露防止を行ってい
る。この製造方法は、射出成型機と金型とで樹脂成形品
を作ると同時に金型内でこの樹脂成形品の外側を発泡さ
せたスキン層樹脂で覆うものであり、この製造方法を継
手に応用して、各種家庭用品等の代わりに継手を使い、
発泡させたスキン層樹脂として低発泡（発泡倍率約１．
０〜２．０倍）のハイインパクトポリスチレンを使って
発泡層外覆継手を作っているものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の前者
の方法では、保温材、断熱材、遮音材、結露防止材を巻
き付けるだけで簡単ではあるが、パイプや継手を巻く作
業に時間を要したり、保温材、断熱材、遮音材、結露防
止材の材料費も嵩み、トータルの配管費用としてはコス
トアップになるという問題があった。
の方法では、保温材、断熱材、遮音材、結露防止材を巻
き付けるだけで簡単ではあるが、パイプや継手を巻く作
業に時間を要したり、保温材、断熱材、遮音材、結露防
止材の材料費も嵩み、トータルの配管費用としてはコス
トアップになるという問題があった。
【０００５】又、上記の後者の方法では、継手を覆って
いる発泡層の発泡倍率が約１．０〜２．０倍となってお
り、この程度の発泡倍率では、十分な保温性、断熱性、
遮音性、結露防止性が保てない（経験的には、発泡倍率
が約１０倍以上必要とされる）という問題があった。
いる発泡層の発泡倍率が約１．０〜２．０倍となってお
り、この程度の発泡倍率では、十分な保温性、断熱性、
遮音性、結露防止性が保てない（経験的には、発泡倍率
が約１０倍以上必要とされる）という問題があった。
【０００６】そこで、本発明の目的は、継手内部に発泡
層を内蔵することによって、十分な保温性、断熱性、遮
音性、結露防止性を保たせ、施工時間が短縮でき、トー
タルの配管費用を削減させることができる発泡層内蔵継
手の製造方法を提供することにある。
層を内蔵することによって、十分な保温性、断熱性、遮
音性、結露防止性を保たせ、施工時間が短縮でき、トー
タルの配管費用を削減させることができる発泡層内蔵継
手の製造方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたもので、射出成形による発泡層内
蔵継手の製造方法において、熱可塑性樹脂を射出成形機
内で溶融し、射出シリンダーから金型に射出させる工程
と、射出された熱可塑性樹脂を金型で継手に成形させる
工程と、金型内の熱可塑性樹脂にガスを注入させ、賦形
させる工程と、ガスが注入されて、中空になされた熱可
塑性樹脂内に発泡層を形成する発泡部材を注入させる工
程とからなるものである。
成するためになされたもので、射出成形による発泡層内
蔵継手の製造方法において、熱可塑性樹脂を射出成形機
内で溶融し、射出シリンダーから金型に射出させる工程
と、射出された熱可塑性樹脂を金型で継手に成形させる
工程と、金型内の熱可塑性樹脂にガスを注入させ、賦形
させる工程と、ガスが注入されて、中空になされた熱可
塑性樹脂内に発泡層を形成する発泡部材を注入させる工
程とからなるものである。
【０００８】本発明において、熱可塑性樹脂とは、射出
成形機内で溶融でき、射出シリンダーから金型へ射出さ
せ、金型内で賦形させ継手を製造することができれば、
適宜な熱可塑性樹脂でよく、例えば、硬質塩化ビニル樹
脂やポリエチレン樹脂で、比較的流動性の高いものがよ
い。
成形機内で溶融でき、射出シリンダーから金型へ射出さ
せ、金型内で賦形させ継手を製造することができれば、
適宜な熱可塑性樹脂でよく、例えば、硬質塩化ビニル樹
脂やポリエチレン樹脂で、比較的流動性の高いものがよ
い。
【０００９】本発明において、熱可塑性樹脂へのガスの
注入の部位については、金型内の熱可塑性樹脂にガスを
注入させることができれば、適宜な部位でよく、射出成
形機のノズル、金型、あるいは、射出成形機のノズルと
金型の間のいずれからでもよい。
注入の部位については、金型内の熱可塑性樹脂にガスを
注入させることができれば、適宜な部位でよく、射出成
形機のノズル、金型、あるいは、射出成形機のノズルと
金型の間のいずれからでもよい。
【００１０】本発明において、発泡層を形成する発泡部
材とは、中空になされた熱可塑性樹脂内に注入して、発
泡層を形成することができれば、適宜な発泡部材でよ
く、例えば、ウレタン樹脂にすると、発泡層となったウ
レタン樹脂は十分な保温性、断熱性、遮音性、結露防止
性を保たせることができるので、好ましい。
材とは、中空になされた熱可塑性樹脂内に注入して、発
泡層を形成することができれば、適宜な発泡部材でよ
く、例えば、ウレタン樹脂にすると、発泡層となったウ
レタン樹脂は十分な保温性、断熱性、遮音性、結露防止
性を保たせることができるので、好ましい。
【００１１】本発明において、発泡倍率については、継
手に内蔵されて、保温性、断熱性、遮音性、結露防止性
を保たせることができれば、適宜の発泡倍率でよく、例
えば、約２倍以上であればよいが、１０倍以上である
と、十分な保温性、断熱性、遮音性、結露防止性を保た
せることができるので、好ましい。
手に内蔵されて、保温性、断熱性、遮音性、結露防止性
を保たせることができれば、適宜の発泡倍率でよく、例
えば、約２倍以上であればよいが、１０倍以上である
と、十分な保温性、断熱性、遮音性、結露防止性を保た
せることができるので、好ましい。
【００１２】（作用）本発明においては、熱可塑性樹脂
を射出成形機内で溶融し、射出シリンダーから金型に射
出させる工程と、射出された熱可塑性樹脂を金型で継手
に成形させる工程と、金型内の熱可塑性樹脂にガスを注
入させ、賦形させる工程と、ガスが注入されて、中空に
なされた熱可塑性樹脂内に発泡層を形成する発泡部材を
注入させる工程とからなっているから、射出成形機で継
手を成形し、この継手の肉厚内にガスを注入し、中空に
し、この中空部分に発泡部材を注入し、発泡させて発泡
層を内蔵させることによって、継手と発泡層を一体化さ
せたものを作ることができ、継手と発泡部材とを別個に
した場合に較べて、施工性がよく、トータルの配管費用
を削減することができる。
を射出成形機内で溶融し、射出シリンダーから金型に射
出させる工程と、射出された熱可塑性樹脂を金型で継手
に成形させる工程と、金型内の熱可塑性樹脂にガスを注
入させ、賦形させる工程と、ガスが注入されて、中空に
なされた熱可塑性樹脂内に発泡層を形成する発泡部材を
注入させる工程とからなっているから、射出成形機で継
手を成形し、この継手の肉厚内にガスを注入し、中空に
し、この中空部分に発泡部材を注入し、発泡させて発泡
層を内蔵させることによって、継手と発泡層を一体化さ
せたものを作ることができ、継手と発泡部材とを別個に
した場合に較べて、施工性がよく、トータルの配管費用
を削減することができる。
【００１３】又、中空になされた熱可塑性樹脂内に発泡
層を形成する発泡部材を注入されているから、十分な保
温性、断熱性、遮音性、結露防止性を保たせた継手を作
ることができる。
層を形成する発泡部材を注入されているから、十分な保
温性、断熱性、遮音性、結露防止性を保たせた継手を作
ることができる。
【００１４】又、射出成形で製品を作ることができるの
で、安定した製品寸法と外観の良い製品を作ることがで
きる。
で、安定した製品寸法と外観の良い製品を作ることがで
きる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下，本発明の一実施例を図１及
び図２に基づいて説明する。図１は本発明の製造方法に
て得られる発泡層内蔵継手の一部を示す断面説明図、図
２の（イ）は製造設備の概略説明図、（ロ）は要部説明
図、図３は金型のトンネルゲート機構の説明図である。
本発明の発泡層内蔵継手Ａは、硬質塩化ビニル樹脂製の
ソケットであって、図１に示すように、発泡層内蔵継手
Ａの内周面の両端部に管接続部１と、ほぼ中央部に突設
部２とが設けられている。
び図２に基づいて説明する。図１は本発明の製造方法に
て得られる発泡層内蔵継手の一部を示す断面説明図、図
２の（イ）は製造設備の概略説明図、（ロ）は要部説明
図、図３は金型のトンネルゲート機構の説明図である。
本発明の発泡層内蔵継手Ａは、硬質塩化ビニル樹脂製の
ソケットであって、図１に示すように、発泡層内蔵継手
Ａの内周面の両端部に管接続部１と、ほぼ中央部に突設
部２とが設けられている。
【００１６】又、発泡層内蔵継手Ａの肉厚部には、一方
の管接続部１と突設部２と他方の管接続部１にかけて、
発泡層３が発泡層内蔵継手Ａの長手方向に直交して肉厚
部内の全周にわたって設けられている。この発泡層３は
ウレタン樹脂製で、発泡倍率は約１０倍になされてい
る。
の管接続部１と突設部２と他方の管接続部１にかけて、
発泡層３が発泡層内蔵継手Ａの長手方向に直交して肉厚
部内の全周にわたって設けられている。この発泡層３は
ウレタン樹脂製で、発泡倍率は約１０倍になされてい
る。
【００１７】本発明の発泡層内蔵継手Ａの製造方法を説
明しながら、作用を説明する。先ず、発泡層内蔵継手Ａ
の製造装置Ｂとしては、射出成形機５と、金型６と、吹
込装置７と、発泡層注入装置８とからなっている。
明しながら、作用を説明する。先ず、発泡層内蔵継手Ａ
の製造装置Ｂとしては、射出成形機５と、金型６と、吹
込装置７と、発泡層注入装置８とからなっている。
【００１８】射出成形機５は熱可塑性樹脂である硬質塩
化ビニル樹脂４を射出シリンダー５１で溶融して射出さ
せるものである。金型６は、射出成形機５の射出シリン
ダー５１の先に取り付けられ、トンネルゲート機構を有
し、射出された熱可塑性樹脂４を継手９に成形させるも
のである。
化ビニル樹脂４を射出シリンダー５１で溶融して射出さ
せるものである。金型６は、射出成形機５の射出シリン
ダー５１の先に取り付けられ、トンネルゲート機構を有
し、射出された熱可塑性樹脂４を継手９に成形させるも
のである。
【００１９】尚、ここで言うトンネルゲート１６とは、
図３に示すように、射出成形用の２枚構成金型（固定側
型板１１と可動側型板１２）で、ランナー１３の末端か
ら分割面１５の下方にあるキャビティ１４の側壁に円錐
形のトンネルをあけた構造のゲートのことをいい、トン
ネルゲート機構を有した金型になされていると、突出ピ
ン（図示省略）によって成形品（発泡層内蔵継手）とラ
ンナー１３の両方が突出されると、トンネルゲート１６
と金型（固定側型板１１と可動側型板１２）の分割面１
５との間にある金型部分によって製品ゲート部は自動的
に切断することができる。
図３に示すように、射出成形用の２枚構成金型（固定側
型板１１と可動側型板１２）で、ランナー１３の末端か
ら分割面１５の下方にあるキャビティ１４の側壁に円錐
形のトンネルをあけた構造のゲートのことをいい、トン
ネルゲート機構を有した金型になされていると、突出ピ
ン（図示省略）によって成形品（発泡層内蔵継手）とラ
ンナー１３の両方が突出されると、トンネルゲート１６
と金型（固定側型板１１と可動側型板１２）の分割面１
５との間にある金型部分によって製品ゲート部は自動的
に切断することができる。
【００２０】吹込装置７は、射出成形機５の射出シリン
ダー５１のノズル５２から金型６内の熱可塑性樹脂４に
ガス７１を注入させ、賦形させるものである。発泡層注
入装置８は、ガス７１が注入されて、中空になされた熱
可塑性樹脂４内に発泡層であるウレタン樹脂３を注入さ
せるものである。この発泡層３の注入は、上記で成形さ
れた継手９が冷却され、金型６が開かれ、トンネルゲー
ト機構で切断された製品ゲート部６２から行われる。
ダー５１のノズル５２から金型６内の熱可塑性樹脂４に
ガス７１を注入させ、賦形させるものである。発泡層注
入装置８は、ガス７１が注入されて、中空になされた熱
可塑性樹脂４内に発泡層であるウレタン樹脂３を注入さ
せるものである。この発泡層３の注入は、上記で成形さ
れた継手９が冷却され、金型６が開かれ、トンネルゲー
ト機構で切断された製品ゲート部６２から行われる。
【００２１】次に、発泡層内蔵継手Ａ（ソケット）の製
造は次のようにして行われる。先ず、射出成形機５のホ
ッパー（図示省略）に硬質塩化ビニル樹脂４を投入し
て、硬質塩化ビニル樹脂４を射出シリンダー５１で溶融
する。溶融された硬質塩化ビニル樹脂４を、射出シリン
ダー５１のノズル５２より金型６のトンネルゲート機構
を通って、金型６に送る。尚、この硬質塩化ビニル樹脂
４の金型６への投入量は、後から注入されるガスの体積
分を差し引いておく。
造は次のようにして行われる。先ず、射出成形機５のホ
ッパー（図示省略）に硬質塩化ビニル樹脂４を投入し
て、硬質塩化ビニル樹脂４を射出シリンダー５１で溶融
する。溶融された硬質塩化ビニル樹脂４を、射出シリン
ダー５１のノズル５２より金型６のトンネルゲート機構
を通って、金型６に送る。尚、この硬質塩化ビニル樹脂
４の金型６への投入量は、後から注入されるガスの体積
分を差し引いておく。
【００２２】次に、射出成形機５の射出シリンダー５１
のノズル５２から、吹込装置７で、金型６内の硬質塩化
ビニル樹脂４にガス７１を注入し、賦形する。次に、賦
形された継手９を金型６内で冷却する。冷却後、金型６
を分割面で開く。次に、図２と図３とに示すように、成
形品（発泡層内蔵継手）Ａとランナー１３の両方が突出
されると、トンネルゲート１６と金型（固定側型板１１
と可動側型板１２）の分割面１５との間にある金型部分
によって製品ゲート部６２は自動的に切断することがで
きる。
のノズル５２から、吹込装置７で、金型６内の硬質塩化
ビニル樹脂４にガス７１を注入し、賦形する。次に、賦
形された継手９を金型６内で冷却する。冷却後、金型６
を分割面で開く。次に、図２と図３とに示すように、成
形品（発泡層内蔵継手）Ａとランナー１３の両方が突出
されると、トンネルゲート１６と金型（固定側型板１１
と可動側型板１２）の分割面１５との間にある金型部分
によって製品ゲート部６２は自動的に切断することがで
きる。
【００２３】次に、トンネルゲート機構で切断された製
品ゲート部６２から、発泡層注入装置８で、ガス７１が
注入されて、中空になされた硬質塩化ビニル樹脂４内に
発泡層３を注入させ、発泡層３を発泡倍率約１０倍に発
泡させて、発泡層内蔵継手Ａを作る。
品ゲート部６２から、発泡層注入装置８で、ガス７１が
注入されて、中空になされた硬質塩化ビニル樹脂４内に
発泡層３を注入させ、発泡層３を発泡倍率約１０倍に発
泡させて、発泡層内蔵継手Ａを作る。
【００２４】このようにすると、硬質塩化ビニル樹脂４
を射出成形機５内で溶融し、射出シリンダー５１から金
型６に射出させる工程と、トンネルゲート機構を有した
金型６で、射出された硬質塩化ビニル樹脂４を継手９に
成形させる工程と、金型６内の硬質塩化ビニル樹脂４に
ガス７１を注入させ、賦形させる工程と、ガス７１が注
入されて、中空になされた硬質塩化ビニル樹脂４内に発
泡層を形成するウレタン樹脂３を注入させる工程とから
なっているから、射出成形機５で継手９を成形し、この
継手の肉厚内にガス７１を注入し、中空にし、この中空
部分に発泡部材を注入し、発泡させたウレタン樹脂３を
内蔵させることによって、継手９と発泡させたウレタン
樹脂３を一体化させたものを作ることができ、継手９と
発泡させたウレタン樹脂３とを別個にした場合に較べ
て、施工性がよく、トータルの配管費用を削減すること
ができる。
を射出成形機５内で溶融し、射出シリンダー５１から金
型６に射出させる工程と、トンネルゲート機構を有した
金型６で、射出された硬質塩化ビニル樹脂４を継手９に
成形させる工程と、金型６内の硬質塩化ビニル樹脂４に
ガス７１を注入させ、賦形させる工程と、ガス７１が注
入されて、中空になされた硬質塩化ビニル樹脂４内に発
泡層を形成するウレタン樹脂３を注入させる工程とから
なっているから、射出成形機５で継手９を成形し、この
継手の肉厚内にガス７１を注入し、中空にし、この中空
部分に発泡部材を注入し、発泡させたウレタン樹脂３を
内蔵させることによって、継手９と発泡させたウレタン
樹脂３を一体化させたものを作ることができ、継手９と
発泡させたウレタン樹脂３とを別個にした場合に較べ
て、施工性がよく、トータルの配管費用を削減すること
ができる。
【００２５】又、中空になされた硬質塩化ビニル樹脂４
内に発泡させたウレタン樹脂３を注入されているから、
十分な保温性、断熱性、遮音性、結露防止性を保たせた
継手を作ることができる。
内に発泡させたウレタン樹脂３を注入されているから、
十分な保温性、断熱性、遮音性、結露防止性を保たせた
継手を作ることができる。
【００２６】又、射出成形で製品を作ることができるの
で、安定した製品寸法と外観の良い製品を作ることがで
きる。
で、安定した製品寸法と外観の良い製品を作ることがで
きる。
【００２７】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、上記の実施
例では、ガス７１の注入は、射出成形機５の射出シリン
ダー５１のノズル５２から、吹込装置７で、金型６内の
硬質塩化ビニル樹脂４に行なわれているが、ガス７１を
注入は射出シリンダー５１のノズル５２と金型６の間か
らでもよく、又、金型６からでもよい。
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、上記の実施
例では、ガス７１の注入は、射出成形機５の射出シリン
ダー５１のノズル５２から、吹込装置７で、金型６内の
硬質塩化ビニル樹脂４に行なわれているが、ガス７１を
注入は射出シリンダー５１のノズル５２と金型６の間か
らでもよく、又、金型６からでもよい。
【００２８】又、ウレタン樹脂３の注入は、発泡層注入
装置８で、射出成形機５の機即で行われているが、離し
て、オフラインで行ってもよい。
装置８で、射出成形機５の機即で行われているが、離し
て、オフラインで行ってもよい。
【００２９】
【発明の効果】以上説明してきたように，本発明におい
ては、熱可塑性樹脂を射出成形機内で溶融し、射出シリ
ンダーから金型に射出させる工程と、射出された熱可塑
性樹脂を金型で継手に成形させる工程と、金型内の熱可
塑性樹脂にガスを注入させ、賦形させる工程と、ガスが
注入されて、中空になされた熱可塑性樹脂内に発泡層を
形成する発泡部材を注入させる工程とからなっているか
ら、射出成形機で継手を成形し、この継手の肉厚内にガ
スを注入し、中空にし、この中空部分に発泡部材を注入
し、発泡させて発泡層を内蔵させることによって、継手
と発泡層を一体化させたものを作ることができ、継手と
発泡部材とを別個にした場合に較べて、施工性がよく、
トータルの配管費用を削減することができる。
ては、熱可塑性樹脂を射出成形機内で溶融し、射出シリ
ンダーから金型に射出させる工程と、射出された熱可塑
性樹脂を金型で継手に成形させる工程と、金型内の熱可
塑性樹脂にガスを注入させ、賦形させる工程と、ガスが
注入されて、中空になされた熱可塑性樹脂内に発泡層を
形成する発泡部材を注入させる工程とからなっているか
ら、射出成形機で継手を成形し、この継手の肉厚内にガ
スを注入し、中空にし、この中空部分に発泡部材を注入
し、発泡させて発泡層を内蔵させることによって、継手
と発泡層を一体化させたものを作ることができ、継手と
発泡部材とを別個にした場合に較べて、施工性がよく、
トータルの配管費用を削減することができる。
【００３０】又、中空になされた熱可塑性樹脂内に発泡
層を形成する発泡部材を注入されているから、十分な保
温性、断熱性、遮音性、結露防止性を保たせた継手を作
ることができる。
層を形成する発泡部材を注入されているから、十分な保
温性、断熱性、遮音性、結露防止性を保たせた継手を作
ることができる。
【００３１】又、射出成形で製品を作ることができるの
で、安定した製品寸法と外観の良い製品を作ることがで
きる。
で、安定した製品寸法と外観の良い製品を作ることがで
きる。
【図１】本発明の一実施例を示すもので、発泡層内蔵継
手の一部を示す断面説明図である。
手の一部を示す断面説明図である。
【図２】本発明の一実施例を示すもので、（イ）は製造
設備の概略説明図、（ロ）は要部説明図である。
設備の概略説明図、（ロ）は要部説明図である。
【図３】本発明の一実施例を示すもので、金型のトンネ
ルゲート機構の説明図である。
ルゲート機構の説明図である。
Ａ 発泡層内蔵継手 Ｂ 製造装置 １ 管接続部 １１ 固定側型板 １２ 可動側型板 １３ ランナー １４ キャビティー １５ 分割面 １６ トンネルゲート ２ 突設部 ３ 発泡層 ４ 熱可塑性樹脂（硬質塩化ビニル樹
脂） ５ 射出成形機 ５１ 射出シリンダー ５２ ノズル ６ 金型 ６２ 製品ゲート部 ７ 吹込装置 ７１ ガス ８ 発泡層注入装置 ９ 継手
脂） ５ 射出成形機 ５１ 射出シリンダー ５２ ノズル ６ 金型 ６２ 製品ゲート部 ７ 吹込装置 ７１ ガス ８ 発泡層注入装置 ９ 継手
Claims (1)
- 【請求項１】 射出成形による発泡層内蔵継手の製造方
法において、 熱可塑性樹脂を射出成形機内で溶融し、射出シリンダー
から金型に射出させる工程と、射出された熱可塑性樹脂
を金型で継手に成形させる工程と、金型内の熱可塑性樹
脂にガスを注入させ、賦形させる工程と、ガスが注入さ
れて、中空になされた熱可塑性樹脂内に発泡層を形成す
る発泡部材を注入させる工程とからなることを特徴とす
る発泡層内蔵継手の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11226565A JP2001047466A (ja) | 1999-08-10 | 1999-08-10 | 発泡層内蔵継手の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11226565A JP2001047466A (ja) | 1999-08-10 | 1999-08-10 | 発泡層内蔵継手の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001047466A true JP2001047466A (ja) | 2001-02-20 |
Family
ID=16847162
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11226565A Pending JP2001047466A (ja) | 1999-08-10 | 1999-08-10 | 発泡層内蔵継手の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001047466A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005083483A (ja) * | 2003-09-09 | 2005-03-31 | Kubota Corp | 防火区画貫通継手 |
| JP2012107669A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Sekisui Chem Co Ltd | 断熱層付き管継手 |
| JP2020051502A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 積水化学工業株式会社 | 伸縮継手及び伸縮配管構造 |
| JP2021055760A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 積水化学工業株式会社 | 管継手、空調設備用ドレン配管構造、及び管継手製造方法 |
-
1999
- 1999-08-10 JP JP11226565A patent/JP2001047466A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005083483A (ja) * | 2003-09-09 | 2005-03-31 | Kubota Corp | 防火区画貫通継手 |
| JP4549045B2 (ja) * | 2003-09-09 | 2010-09-22 | クボタシーアイ株式会社 | 防火区画貫通継手 |
| JP2012107669A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Sekisui Chem Co Ltd | 断熱層付き管継手 |
| JP2020051502A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 積水化学工業株式会社 | 伸縮継手及び伸縮配管構造 |
| JP7184580B2 (ja) | 2018-09-26 | 2022-12-06 | 積水化学工業株式会社 | 伸縮継手及び伸縮配管構造 |
| JP2021055760A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 積水化学工業株式会社 | 管継手、空調設備用ドレン配管構造、及び管継手製造方法 |
| JP7389604B2 (ja) | 2019-09-30 | 2023-11-30 | 積水化学工業株式会社 | 管継手、空調設備用ドレン配管構造、及び管継手製造方法 |
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