JP2001047398A - シート穿孔装置 - Google Patents

シート穿孔装置

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JP2001047398A
JP2001047398A JP11205677A JP20567799A JP2001047398A JP 2001047398 A JP2001047398 A JP 2001047398A JP 11205677 A JP11205677 A JP 11205677A JP 20567799 A JP20567799 A JP 20567799A JP 2001047398 A JP2001047398 A JP 2001047398A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のロータリパンチ方式のシート穿孔装置
は、シート搬送方向と直交するシート幅方向に沿うシー
トの複数箇所にパンチ穴を開けるものであって、単独の
穿孔手段によって、シート搬送方向に沿うシートの複数
箇所に穿孔できないという問題点があった。 【解決手段】 用紙PやP’を穿孔する回転可能なポン
チ63およびダイス65からなる穿孔手段67が、用紙
搬送方向Xに沿う用紙PやP’の複数箇所に穿孔する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート穿孔装置に
関し、より詳しくはシート状部材に穿孔する穿孔手段を
備えたプリンタ、複写機、ファクシミリ、印刷機等の画
像形成装置におけるシート穿孔装置、あるいは前記各画
像形成装置に連結して使用され前記穿孔手段を備えた用
紙後処理装置等におけるシート穿孔装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ、印刷
機等の画像形成装置や、これらの画像形成装置に連結し
て使用される用紙後処理装置に装着され、画像形成装置
で用いられるシート状部材(以下、単に「シート」とい
う)に穿孔(パンチ)する穿孔手段を備えたシート穿孔
装置が知られている。用紙後処理装置は、画像形成装置
から排出されたシートとしての用紙等の後処理を行うも
のであり、例えば、用紙を各部毎に仕分けしつつ排紙ト
レイに積載するスタック処理や、用紙を所定枚数毎に綴
じて排紙トレイに積載するステープル処理や、穿孔手段
を用いてパンチ処理等を行う。従来のシート穿孔装置
は、例えば特開平7−136995号公報にも一部記載
されているように、シートに穿孔するポンチとダイスと
の駆動方式により、次の二つに大別される。 (1)シート搬送モータと同じモータにより駆動される
ポンチとダイスとを、クラッチを介して回転させながら
シートにパンチ穴を開けるロータリパンチ方式、あるい
は上記特開平7−136995号公報で開示された技術
のように、シートを搬入・搬送するシート搬送手段(搬
送ローラ対)を駆動する搬送駆動手段(シート搬送モー
タ)と、シート搬送経路に設けられ、回転可能なポンチ
およびダイスからなるロータリ式の穿孔手段と、この穿
孔手段を回転駆動する前記搬送駆動手段とは別の駆動手
段とを具備するロータリパンチ方式を用いたシート穿孔
装置等が挙げられる。上記した各々のロータリパンチ方
式では、後述するプレスパンチ方式のようにシートを所
定の位置に停止させた状態でパンチ穴を開ける必要がな
い。すなわち、ポンチおよびダイスの互いの回転方向
が、シート搬送方向と合っていることにより、シートを
搬送しながらパンチ穴を開けることができるので、生産
性の低下がなく、機構が簡単でかつコストも安いという
利点がある。加えて、後者のシートパンチ装置では、シ
ートの所定の位置にずれを生じることなく正確にパンチ
穴を開けることができる利点もある。 (2)例えば、特開平9−136762号や特開平9−
249348号公報で開示されているように、定位置に
置かれたダイスに対して、ソレノイドまたはモータによ
りポンチを直線的に進退させてシートにパンチ穴を開け
るプレスパンチ方式を用いたシート穿孔装置等が挙げら
れる。
【0003】一方、例えば、特開平6−278095号
公報で開示されているように、画像形成装置の一例とし
ての複写機から送り出されるコピー用紙にパンチ処理を
行うために、用紙搬送方向に対して直交する用紙幅方向
に2対または3対配置された互いに同期して回転可能な
ポンチおよびダイスからなる穿孔手段よって、コピー用
紙の所定の位置に2個または3個の穿孔処理を施す、ロ
ータリパンチ方式を採用したシート穿孔装置も知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のロータリパンチ方式のシート穿孔装置は、シー
ト搬送方向(用紙搬送方向)と直交するシート幅方向
(用紙幅方向)に沿うシートの複数箇所にパンチ穴を開
けるものであって、単独の穿孔手段によって、シート搬
送方向に沿うシートの複数箇所に穿孔できないという問
題点を有していた。つまり、ロータリパンチ方式のシー
ト穿孔装置では、上記した種々の優れた長所を有してい
るにもかかわらず、その長所を十分に活かせる形態で構
成し使用していなかったと言える。
【0005】また、特開平6−278095号公報に記
載されているロータリパンチ方式のシート穿孔装置で
は、前記ポンチとダイスとの対が、用紙幅方向に所定の
間隔で固定された位置に設けられているため、用紙に穿
孔するパンチ穴の個数とその位置とは、シート穿孔装置
に設けられている前記ポンチとダイスとの対の数によっ
て必然的に決められてしまう。また、ポンチとダイスと
の複数の対によって、用紙に同時に穿孔処理を行わなけ
ればならないため、穿孔時にポンチとダイスとの刃部に
かかる力が増加し、ポンチとダイスとにそれぞれ回転駆
動力を伝達するための各駆動軸にかかる負荷が増加す
る。このため、ポンチとダイスとを回転させる駆動モー
タのパワーアップをせざるを得なくなってしまう。
【0006】したがって、本発明は上述した事情に鑑み
てなされたものであり、主要な請求項毎の目的を挙げれ
ば以下のとおりである。請求項1ないし5記載の発明の
目的は、シートに穿孔する回転可能なポンチおよびダイ
スからなる穿孔手段を、シート搬送方向に沿うシートの
複数箇所に穿孔するように構成することにより、シート
の所定の位置に所定の個数の穿孔を行うことが可能であ
ると共に、1個の穿孔を行うために必要な駆動負荷によ
って複数個の穿孔を行うことが可能なシート穿孔装置を
提供することにある。
【0007】請求項6ないし9記載の発明の目的は、穿
孔手段をシート搬送方向に対して直交するシート幅方向
に移動可能とすることにより、搬送されてくるシートの
例えばシートのサイズに応じた所定の位置に確実に穿孔
を行うことができると共に、機械負荷の少ないシート穿
孔装置を提供することにある。
【0008】請求項10ないし12記載の発明の目的
は、シート幅方向における穿孔手段と所定の距離を隔て
た位置に、駆動手段とは別の駆動手段により回転され
る、シートに穿孔する回転可能なポンチおよびダイスか
らなる穿孔手段とは別の穿孔手段を具備するように構成
することにより、各請求項記載の発明の目的に加えて、
シート幅方向の例えば先端および/または後端付近に少
なくても2箇所の穿孔を行うことが可能なシート穿孔装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明では、シートに穿孔する回
転可能なポンチおよびダイスからなる穿孔手段を回転さ
せることによって搬送されてくるシートに穿孔するシー
ト穿孔装置において、前記穿孔手段が、シート搬送方向
に沿うシートの複数箇所に穿孔する、という構成を採っ
ている。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のシ
ート穿孔装置において、前記穿孔手段よりも前記シート
搬送方向の上流側に配置され、シートの先端を検出する
シート先端検出手段と、前記穿孔手段を回転駆動する駆
動手段と、前記シート先端検出手段によりシートの先端
が検出されてから所定の時間経過後に、前記穿孔手段が
シートの前記シート搬送方向の所定の位置に所定個数の
穿孔を順次行うように前記駆動手段を制御する制御手段
とを有する、という構成を採っている。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
シート穿孔装置において、前記制御手段は、シートのサ
イズに応じて、前記駆動手段を制御する、という構成を
採っている。
【0012】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
シート穿孔装置において、前記シート搬送方向に沿うシ
ートの複数箇所に穿孔する縦穴穿孔情報を設定するため
の第1の穿孔情報設定手段を有し、前記制御手段は、第
1の穿孔情報設定手段からの信号に基づいて、前記駆動
手段を制御する、という構成を採っている。
【0013】請求項5記載の発明では、請求項3記載の
シート穿孔装置において、前記シート搬送方向に沿うシ
ートの複数箇所に穿孔する縦穴穿孔情報を設定するため
の第1の穿孔情報設定手段を有し、前記制御手段は、シ
ートのサイズに応じて、かつ、第1の穿孔情報設定手段
からの信号に基づいて、前記駆動手段を制御する、とい
う構成を採っている。
【0014】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
シート穿孔装置において、前記穿孔手段を前記シート搬
送方向に対して直交するシート幅方向に移動するための
移動手段を有する、という構成を採っている。
【0015】請求項7記載の発明では、請求項2記載の
シート穿孔装置において、前記穿孔手段を前記シート搬
送方向に対して直交するシート幅方向に移動するための
移動駆動手段を備えた移動手段を有し、前記制御手段
は、シートのサイズに応じて、前記穿孔手段がシート側
端より前記シート幅方向に所定距離オーバーラップした
位置に移動した後停止するように前記移動駆動手段を制
御し、その後、前記駆動手段を制御する制御する、とい
う構成を採っている。
【0016】請求項8記載の発明では、請求項2記載の
シート穿孔装置において、前記シート搬送方向に沿うシ
ートの複数箇所に穿孔する縦穴穿孔情報を設定するため
の第1の穿孔情報設定手段を有し、前記制御手段は、第
1の穿孔情報設定手段からの信号に基づいて、前記穿孔
手段がシート側端より前記シート幅方向に所定距離オー
バーラップした位置に移動した後停止するように前記移
動駆動手段を制御し、その後、前記駆動手段を制御す
る、という構成を採っている。
【0017】請求項9記載の発明では、請求項7記載の
シート穿孔装置において、前記シート搬送方向に沿うシ
ートの複数箇所に穿孔する縦穴穿孔情報を設定するため
の第1の穿孔情報設定手段を有し、前記制御手段は、シ
ートのサイズに応じて、かつ、第1の穿孔情報設定手段
からの信号に基づいて、前記穿孔手段がシート側端より
前記シート幅方向に所定距離オーバーラップした位置に
移動した後停止するように前記移動駆動手段を制御し、
その後、前記駆動手段を制御する、という構成を採って
いる。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項1ないし
9の何れか一つに記載のシート穿孔装置において、前記
シート幅方向における前記穿孔手段と所定の距離を隔て
た位置に、前記駆動手段とは別の駆動手段により回転さ
れる、シートに穿孔する回転可能なポンチおよびダイス
からなる前記穿孔手段とは別の穿孔手段を具備する、と
いう構成を採っている。
【0019】請求項11記載の発明では、請求項10記
載のシート穿孔装置において、前記別の穿孔手段が、前
記シート幅方向に移動不能に固定されていて、前記穿孔
手段および前記別の穿孔手段により、前記シート搬送方
向と直交するシート幅方向に沿うシートに2箇所穿孔す
る、という構成を採っている。
【0020】請求項12記載の発明では、請求項10ま
たは11記載のシート穿孔装置において、前記シート搬
送方向に沿うシートの複数箇所に穿孔する縦穴穿孔情報
または前記シート搬送方向と直交するシート幅方向に沿
うシートに穿孔する横穴穿孔情報を設定するための第2
の穿孔情報設定手段を有する、という構成を採ってい
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して実施例を含む
本発明の実施の形態(以下、単に「実施形態」という)
を説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形
状等を有する部材や構成部品等については、同一符号を
付すことによりその説明を省略する。図において一対で
構成されていて特別に区別して説明する必要がない部材
や構成部品は、説明の簡明化を図る上から、その片方を
適宜記載することでその説明に代えるものとする。ま
た、図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべ
き部材や構成部品であっても、その図において特別に説
明する必要がない部材や構成部品は適宜断わりなく省略
することがある。 (第1の実施形態)以下、本発明の第1の実施形態につ
いて図1ないし図9を参照して説明する。図1におい
て、符号100は、画像形成装置を示す。この画像形成
装置100は、例えばシートとしての用紙に複写を行う
複写機からなる。符号200は、画像形成装置100の
側部に連結された用紙後処理装置を示す。符号101
は、画像形成装置100の用紙排出部に配設された排出
ローラを示す。画像形成装置100の排出ローラ101
に連結する用紙後処理装置200の用紙搬送路2Rの入
口周辺には、用紙搬送路2Rの上流側から順に、入口セ
ンサ36、入口ローラ1、シート穿孔装置を構成するロ
ータリパンチユニット60、出口ローラ2aおよび2つ
の分岐爪8a,8bがそれぞれ配設されている。入口ロ
ーラ1や出口ローラ2aは、それぞれ上下一対のローラ
からなり、図2に示すように、用紙後処理装置200内
における用紙幅方向Yの左右端部に配置された一対の側
板5a,5bに軸をもって回転自在に支持されている。
入口ローラ1は、画像形成装置100の排出ローラ10
1から搬送されてくる用紙を受け取り、用紙搬送路2R
の下流側に搬送するものである。出口ローラ2aは、ロ
ータリパンチユニット60の下流直後に配設され、ロー
タリパンチユニット60を経由して入口ローラ1から搬
送されてくる用紙を用紙搬送路2Rの下流側に搬送す
る。入口ローラ1および出口ローラ2a等は、図示しな
いタイミングベルトおよびベルトプーリ等の回転伝達手
段を介して回転力伝達関係にあり、搬送駆動手段として
の例えばステッピングモータ(図示せず)で回転され
る。
【0022】入口センサ36は、ロータリパンチユニッ
ト60よりもシート搬送方向としての用紙搬送方向Xの
上流側に配置され、用紙の先端および後端を検知するシ
ート先端検出手段としての機能を有する。各分岐爪8
a,8bは、共に図示しないソレノイドおよびスプリン
グ等により、排紙トレイ12の方向にいく用紙と、プル
ーフトレイ14の方向へといく用紙と、ステープル装置
11の方向へといく用紙とを分けるようにそれぞれ選択
的に駆動される。
【0023】用紙搬送路2Rから排紙トレイ12へ向か
うソート・スタック用搬送路12Rおよびその周辺に
は、上搬送ローラ2b、排紙センサ38、排出ローラ
3、寄せローラ7、紙面検知レバー13および紙面検知
センサ32,33がそれぞれ配設されている。上搬送ロ
ーラ2bは、入口ローラ1や出口ローラ2aと同様に、
一対のローラからなり、用紙搬送路2Rから搬送されて
くる用紙を搬送路12Rの下流側へ搬送する。排紙セン
サ38は、排出ローラ3へ搬送される用紙を検知する。
排出ローラ3は、駆動ローラ3aと従動ローラ3bとか
らなり、搬送路12Rや後述する搬送路11Rから搬送
されてきた用紙を排紙トレイ12へ搬送・排出する機能
を有する。寄せローラ7は、排紙トレイ12へ排出され
た用紙を一方に寄せる機能を有する。紙面検知レバー1
3は、上下方向に揺動可能に軸支されていて、その一端
が排紙トレイ12上の積載用紙に接触可能に配置され、
他端が紙面検知センサ32,33に選択的に検知可能に
配置されている。紙面検知センサ32,33は、紙面検
知レバー13の他端を検知することにより、排紙トレイ
12のホームポジションおよび積載用紙高さを検出する
機能を有する。排出ローラ3の従動ローラ3bは、通
常、駆動ローラ3aに対して自重またはスプリング等の
付勢力で加圧した状態で接しており、用紙やステープル
綴じされた用紙束は上記加圧力に抗して排紙トレイ12
へ排出される。
【0024】用紙搬送路2Rからプルーフトレイ14へ
向かう搬送路14Rには、一対のローラからなる複数の
搬送ローラが配設されている。プルーフトレイ14は、
コピー等のジョブ中に、ファクシミリやプリンタ等から
の割り込み用紙をストックさせるものである。用紙搬送
路2Rからステープル装置11へ向かうステープル用搬
送路11Rには、それぞれ一対のローラからなる搬送ロ
ーラ4a,4b,4c、排紙センサ(図示せず)、ブラ
シ状の用紙送りローラ6を含むステープルユニット15
がそれぞれ配置されている。各搬送ローラ4a,4b,
4cは、搬送モータ(図示せず)により駆動される。
【0025】ステープルユニット15は、各構成部品を
取り付けているステープルトレイ(図示せず)およびス
テープル装置11を具備している。ステープル装置11
は、前記ステープルトレイの下側に設けられている。前
記ステープルトレイには、用紙の整合を行うためのジョ
ガーフェンス9と、戻しローラ5と、ジョガーフェンス
9の背後位置に綴じた用紙束を排出するための放出ベル
ト10がそれぞれ配置されている。符号10aは、ステ
ープル装置11により綴じられた用紙束Paの後端を係
止するための、放出ベルト10に固定された放出爪を示
す。ジョガーフェンス9は、図示しないジョガーモータ
によりジョガーベルト(図示せず)を介して用紙の幅方
向に移動され、戻しローラ5は、戻しソレノイド(図示
せず)により用紙の表面に接離する振り子運動するよう
に構成されている。ジョガーフェンス9の下側には、用
紙の後端に突き当てるための後端フェンス19が設けら
れている。
【0026】ステープル装置11は、図示しないステー
プル移動モータによりステープルベルト(図示せず)を
介して駆動され、図1の紙面に対して垂直方向の手前側
および奥側(横方向)に移動する。ステープル装置11
により綴じられた用紙束の後端は、放出ベルト10に固
定された放出爪10aに係止され、図示しない放出モー
タにより駆動される放出ベルト10の回転によって、ガ
イド板20に案内されつつ排紙トレイ12に排出され
る。なお、ステープルユニット15の構成は、本発明の
要旨ではないのでこれ以上の詳しい説明を省略する。
【0027】排紙トレイ12は、図示しない上下リフト
ベルトにより吊るされている。前記上下リフトベルト
は、ウォームギヤを含むギヤ列およびタイミングベルト
を介して上下モータ(図示せず)により駆動され、前記
上下モータの正転または逆転により上昇または下降す
る。また、排紙トレイ12は、シフトモータ(図示せ
ず)により適宜左右方向に移動される。
【0028】排紙トレイ12のホームポジションおよび
移動時の高さは、紙面検知レバー13と紙面検知センサ
32,33とにより検出され、排紙トレイ12上が用紙
や用紙束で満杯になると、図示しない下限センサにより
これが検出される。排紙トレイ12の上昇時に、寄せロ
ーラ7が排紙トレイ12により押し上げられると、上限
スイッチ(図示せず)がオフになり、これにより前記上
下モータが回転を停止することにより、排紙トレイ12
のオーバランによる破損を防止するようになっている。
【0029】次に、ロータリパンチユニット60(以
下、「パンチユニット60」と略称する)周りの構造を
説明する。パンチユニット60は、図2および図3に示
すように、用紙P’に穿孔すべく共に回転可能なポンチ
63およびダイス65からなる一対の穿孔手段67と、
ポンチ63およびダイス65を回転させる駆動手段とし
てのパンチモータ69を含む駆動機構68と、穿孔手段
67および駆動機構68を収納する収納筐体61とを具
備している。パンチユニット60は、移動機構80によ
り、用紙搬送方向Xに対して直交するシート幅方向とし
ての用紙幅方向Yに移動可能になされている。移動機構
80は、パンチユニット60を用紙幅方向Yに移動させ
るための移動手段としての構成および機能を有する。駆
動機構68は、パンチモータ69、駆動ギヤ70、ポン
チ軸64、従動ギヤ71、ダイス軸66から主に構成さ
れている。
【0030】以下、パンチユニット60および移動機構
80の構成を詳述する。パンチユニット60の収納筐体
61は、図3に示すように、例えば、板金等からなるイ
ンサートで補強された合成樹脂で成形されていて、用紙
幅方向Yに長い概略筐体状をなしている。収納筐体61
における図3の手前側および奥側の側壁には、入口ロー
ラ1から搬送されてきた用紙を受け入れる用紙搬送路2
Rの一部を形成する開口部62が形成されている。開口
部62は、パンチユニット60が用紙幅方向Yに移動す
る範囲を許容すべく設けられている。収納筐体61にお
ける図3の手前側および奥側の左右下部には、後述する
ように、装置本体側に固設された案内支持棒89を滑ら
かに嵌入する挿通孔を有する被スライド部73が4箇所
一体的に形成されている。収納筐体61の左右下部壁の
中央部には、ラック87が下方に突出して一体的に形成
されている。図3において左側の被スライド部73の下
壁面には、後述するホームポジションセンサ94と選択
的に係合する検知片95が下方に突出して取り付けられ
ている。
【0031】ポンチ63は、ポンチ刃部63aを備え、
その一端が収納筐体61の左側壁に回転可能に支持され
たポンチ軸64に対して垂直方向に取り付けられてい
る。ポンチ軸64の他端は、ポンチ軸64に固設された
駆動ギヤ70を介して、パンチモータ69の出力軸に連
結されている。パンチモータ69は、例えばステッピン
グモータからなり、収納筐体61の右側壁に固設されて
いる。パンチモータ69等は、フレキシブル電線および
信号線によって、図示を省略した装置本体側の電源およ
び後述する制御手段に接続されている。パンチモータ6
9は、上記した搬送駆動手段としてのステッピングモー
タとは独立した別のステッピングモータであり、従来技
術で述べた特開平7−136995号公報記載の技術と
同様の駆動手段方式を採用している。
【0032】ダイス65は、円筒状をなし、用紙搬送路
2Rを挟んでポンチ63に対向して配置されていて、ポ
ンチ刃部63aと係合するダイス孔刃部65aを備えて
いる。ダイス65は、その一端が収納筐体61の左側壁
に回転可能に支持されたダイス軸66に対して垂直方向
に取り付けられている。ダイス軸66の他端は、ダイス
軸66に固設され駆動ギヤ70と噛合する従動ギヤ71
を介して、収納筐体61の内壁に立設された軸受部材7
2に回転可能に支持されている。収納筐体61の下部に
は、ポンチ63およびダイス65の回転によって穿孔
(パンチ)された用紙の抜きカス(図示せず)を回収す
る回収部61bが設けられている。また、収納筐体61
の内壁には、穿孔手段67の配設部位と駆動機構68の
配設部位とを隔てる図示を省略した隔壁が適宜設けられ
る。
【0033】パンチモータ69と駆動ギヤ70との間の
軸上には、後述するホームポジションセンサとの協働作
用によって、ポンチ63およびダイス65のホームポジ
ションを検知するための図示を省略したスリット円板状
のエンコーダが取り付けられている。一方、前記エンコ
ーダ近傍の収納筐体61の上壁には、前記エンコーダの
外周部を挟む図示を省略したホームポジションセンサが
取り付けられている。このホームポジションセンサは、
例えば、発光素子および受光素子を具備した透過型のフ
ォトセンサからなり、前記エンコーダとの協働作用によ
り、ポンチ63(およびダイス65)が図1および図2
に示すような各ホームポジションを占めている回転位置
を検知する機能を有する。ポンチ63およびダイス65
の各ホームポジションは、図1に示すように、ポンチ6
3のポンチ刃部63aが図1において直立した回転位置
を占めた位置であり、またダイス65のダイス孔刃部6
5aが図1において真下の回転位置を占めた位置であ
る。
【0034】上述した駆動機構68を有することによ
り、パンチモータ69が回転駆動されることによって、
ポンチ63とダイス65とは、図3および図6等に示す
ように、矢印回転方向Rbおよび矢印回転方向Raに互
いに逆方向に同期して回転されることとなる。
【0035】この第1の実施形態の例では、ポンチ63
およびダイス65を回転させる駆動手段としてステッピ
ングモータからなるパンチモータ69を使用しているの
で、簡素な制御構成で回転位置および速度制御を容易
に、確実かつ高精度に行うことができる。
【0036】移動機構80は、パンチユニット60を用
紙幅方向Yに移動させる移動駆動手段81と、パンチユ
ニット60を用紙幅方向Yに案内支持する案内支持手段
86とからなる。移動駆動手段81および案内支持手段
86は、図2に示されている一対の側板5a,5bの間
に設けられている。
【0037】移動駆動手段81は、各側板5a,5bに
固設された図示しない不動部材に固定して取り付けられ
た正逆転可能な移動モータ82と、この移動モータ82
の出力軸82aに固設されたウォーム83と、図3の手
前側および奥側において前記不動部材に固定して取り付
けられた一対の軸受部材(図示せず)に、その両端が回
動自在に支持されたホイール軸84aと、このホイール
軸84aの一端に固設されウォーム83と常時噛合する
ウォームホイール84と、ホイール軸84aの手前側他
端に固設されたピニオン85と、このピニオン85と常
時噛合する前記したラック87とから主に構成されてい
る。
【0038】案内支持手段86は、各側板5a,5bの
間に固設され、収納筐体61の各被スライド部73に形
成された前記各挿通孔内に緩く嵌入される用紙幅方向Y
に延在した2本の案内支持棒89からなる。各案内支持
棒89は、同じ高さでかつ互いに平行に各側板5a,5
bの間に垂直方向に取り付けられている。
【0039】図3において、符号91は移動量検出手段
を示す。移動量検出手段91は、スリット円板状のエン
コーダ92および移動量検知センサ93で構成される。
図3に示すように、ホイール軸84aの他端には、複数
のスリットを有するエンコーダ92が固設されている。
エンコーダ92下方の前記不動部材には、エンコーダ9
2を挟んで移動量検知センサ93が固設されている。移
動量検知センサ93は、フォトインタラプタ形の光学セ
ンサであって、発光素子と受光素子とを具備した周知の
構成を有する。移動量検知センサ93と回転するエンコ
ーダ92との協働作用により、ホイール軸84a、すな
わちピニオン85の回転量(回転数)を検知すること
で、後述する図5に示す制御手段50によってパンチユ
ニット60の移動量が計算される。
【0040】移動量検知センサ93の取付部近傍の前記
不動部材上には、収納筐体61側の検知片95と選択的
に係合することにより、パンチユニット60のホームポ
ジションを検知するホームポジションセンサ94が固設
されている。ホームポジションセンサ94は、発光素子
と受光素子とを具備した光透過型の光学センサからな
る。
【0041】次に、図4を参照して操作パネル39の細
部構成を説明する。この操作パネル39は、画像形成装
置100側の上部に配設されていて、複写動作を開始す
る動作を指示し入力するためのスタートキーや、複写枚
数を指示し入力するためのテンキー等の部分は省略され
ていて、主にパンチ処理を行うのに必要なキー構成等を
表している。操作パネル39には、図4(a)に示すよ
うに、画像形成装置100に設けられた図示しない電源
スイッチをオンしたときに表示されるメニュー画面40
およびメニュー画面40等により適宜表示・設定される
タッチパネル方式のパンチ縦穴選択キー41および用紙
選択キー群45等が配設されている。仮想線で囲んで示
すパンチ横穴選択キー42は、この第1の実施形態では
使用されないものを表しているが、図の重複化を避け図
の簡明化を図るため図4(a)に便宜的に示している。
【0042】メニュー画面40および後述するパンチ穴
選択画面43は、液晶駆動回路を介して駆動される液晶
表示装置からなる。パンチ縦穴選択キー41やパンチ横
穴選択キー42は、パンチ処理動作(モード)を起動す
る指示を入力・設定するためのパンチ処理動作設定手段
の機能も併せもっている。パンチ縦穴選択キー41を押
すと、そのパンチ縦穴選択キー41の表示部分が白黒反
転表示されて、パンチ縦穴選択キー41部分の表示がメ
ニュー画面40の下半分程度に拡大された画面状態とな
り、図4(b)に示すパンチ穴選択画面43に切り替わ
る。パンチ穴選択画面43には、用紙搬送方向Xに沿う
用紙の複数箇所に穿孔する指示を入力するための、パン
チ縦穴数を選択するための絵が表示されると共に、各絵
表示の下にパンチ縦穴数に対応したパンチ縦穴数選択キ
ー43a,43b,43c,43dがそれぞれ表示・設
定される。パンチ穴選択画面43には、所定の2ケ所に
パンチ縦穴を開ける指示を入力するためのパンチ縦穴数
選択キー43aが、所定の3ケ所にパンチ縦穴を明ける
指示を入力するためのパンチ縦穴数選択キー43bが、
所定の4ケ所にパンチ縦穴を開ける指示を入力するため
のパンチ縦穴数選択キー43cが、所定の5ケ所にパン
チ縦穴を開ける指示を入力するためのパンチ縦穴数選択
キー43dがそれぞれ表示・設定される。そして、オペ
レータが、所望するパンチ縦穴の数に対応した絵表示を
見て対応するパンチ縦穴数選択キー43a、43b、4
3c、43dの何れか一つを選択して押せばよい。オペ
レータが所望するパンチ縦穴数選択キー43a、43
b、43c、43dの何れか一つを選択して押すと、そ
の絵表示部分およびパンチ縦穴選択キー部分が白黒反転
表示されて、所望するパンチ縦穴数のパンチ穴を自動的
に開けられるパンチ処理動作設定状態となる。以下、パ
ンチ縦穴選択キー41およびパンチ縦穴数選択キー43
a、43b、43c、43dをまとめてパンチ縦穴選択
キー群41、43a、43b、43c、43dと総称す
ることがある(図5および図13参照)。
【0043】パンチ縦穴選択キー群41、43a、43
b、43c、43dは、用紙搬送方向Xに沿う用紙の複
数箇所に穿孔するための情報を設定するための第1の穿
孔情報設定手段としての機能を有している。このよう
に、パンチ縦穴選択キー41の1回の押下にてパンチ穴
選択画面43に切り替わり、パンチ縦穴数選択キー43
a、43b、43c、43dの押下によって初めてパン
チ処理動作設定状態となる。
【0044】用紙選択キー群45としては、画像形成装
置100側に配置された給紙部における各給紙トレイに
積載された用紙サイズA4、B4、A3等の用紙、ある
いは手差しトレイに載置される適宜の用紙サイズの用紙
を選択するために入力・設定するための、あるいは自動
給紙設定状態にするための周知の各種キーが配設されて
いる。
【0045】次に、実施形態1におけるシート穿孔装置
の制御構成について図5を参照して説明する。図5は、
シート穿孔装置の動作を制御するための原理的なブロッ
ク図であり、説明の簡明化を図るため、パンチユニット
60の用紙幅方向Yの移動およびパンチ処理システムに
係る制御構成のみ記載しており、用紙の搬送に係る制御
構成や、画像形成装置100側の制御装置と送受信する
システムについては省略している。
【0046】図5において、符号50は制御手段を示
す。制御手段50は、パンチユニット60の用紙幅方向
Yの移動およびパンチ処理システムに係る制御を行う。
制御手段50は、例えば、信号バスによって互いに接続
された、CPU(中央演算処理装置)、RAM(読み書
き可能な記憶装置)、ROM(読み出し専用記憶装置)
I/O(入出力)ポートおよびタイマ等を備えたマイク
ロコンピュータを具備している。
【0047】ホームポジションセンサ94、移動量検知
センサ93、用紙サイズ検知センサ96および入口セン
サ36からの各出力信号は、センサ入力回路51を介し
上記CPU等を備えた制御手段50に入力される。ま
た、操作パネル39のパンチ縦穴選択キー群41、43
a、43b、43c、43dからの出力信号は、制御手
段50に入力される。用紙サイズ検知センサ96は、画
像形成装置100側に配設され、使用される用紙サイズ
を検知するための周知の構成、例えば各給紙トレイにお
いて用紙幅方向のサイズおよび用紙搬送方向のサイズを
検知する複数の光反射型のフォトセンサを備えている。
制御手段50は、用紙サイズ検知センサ96の前記各フ
ォトセンサからの出力信号に基づいて用紙サイズを判断
する。
【0048】制御手段50は、入力された上記各信号に
基づいて、駆動回路52を介して、移動モータ82やパ
ンチモータ69に指令信号を送信してこれらを制御す
る。また、制御手段50は、入力された上記各信号に基
づいて、操作パネル39の前記液晶表示装置に指令信号
を送信してこれを制御する。制御手段50は、用紙サイ
ズ検知センサ96、ホームポジションセンサ94および
移動量検知センサ93からの各信号に基づいて、パンチ
ユニット60が用紙サイズに応じた用紙側端より用紙に
おける用紙幅方向Yに所定距離オーバーラップした位置
に移動した後、停止するように移動モータ82を制御
し、この後、入口センサ36により用紙の先端が検出さ
れてから所定の時間経過後に、パンチ縦穴選択キー群4
1、43a、43b、43c、43dからの各信号に基
づいて、用紙搬送方向Xに沿う用紙の所定の位置に所定
個数の穿孔を行うようにパンチモータ69を制御する機
能を有する。
【0049】また、制御手段50は、ホームポジション
センサ94による検知とは別に、ポンチ63の回転位置
を検知する機能、すなわちパンチモータ69への駆動パ
ルスを計数するパルス計数手段の機能を有していて、制
御手段50に内蔵されているクロックパルス発生回路等
がその役割を担う。上記タイマは、入口センサ36によ
り用紙の先端が検出されてからの時間を計時する機能等
を有する。上記ROMには、移動モータ82やパンチモ
ータ69を制御するためのデータおよび図9の動作フロ
ーに係るプログラム等が予め記憶されている。
【0050】次に、用紙後処理装置200の動作につい
て説明する。ステープル処理を行わないノンステープル
モードであるソートモードやスタックモード、ステープ
ル処理を行うステープルモードが選択された場合の動作
については、前述した理由からその説明を省略し、パン
チ処理を行うパンチ処理モードが選択された場合の動作
について説明する。第1の実施形態では、図2に示され
ているように、搬送されてくる用紙P’の用紙幅方向Y
の中心位置Pcが用紙サイズ毎に異ならず同じであるセ
ンター基準排紙Ec方式を採用している。
【0051】先ず、画像形成装置100および用紙後処
理装置200が動作し始める前に、オペレータはパンチ
処理動作等に必要な操作を操作パネル39のパンチ縦穴
選択キー群41、43a、43b、43c、43dや用
紙選択キー群45により入力・設定する。すなわち、上
記電源スイッチをオンすると、操作パネル39に対して
メニュー画面40が図4(a)のように表示されるの
で、パンチ縦穴選択キー41を押すことで、そのパンチ
縦穴選択キー41の表示部分が白黒反転表示され、パン
チ縦穴選択キー41部分が図4(b)に示されているパ
ンチ穴選択画面43に切り替わる。例えば、図2に示さ
れているように用紙サイズが小さい用紙P’の用紙搬送
方向Xに沿って所定の3ケ所にパンチ縦穴を開けたい場
合には、パンチ縦穴数選択キー43bを押したり、ある
いは図8に示されているように用紙サイズが大きい用紙
Pの用紙搬送方向Xに沿って所定の4ケ所にパンチ縦穴
を開けたい場合には、パンチ縦穴数選択キー43cを押
したりする。この操作に前後して、各給紙トレイの用紙
サイズを用紙選択キー群45で選択し入力・設定した
り、あるいは原稿サイズに応じて自動的に給紙トレイの
用紙サイズを選択する自動用紙選択機能により設定した
りする。そして、オペレータが複写枚数の設定を上記テ
ンキーで行った後、上記スタートキーを押すと、画像形
成装置100側において所定の複写動作が行われる。
【0052】画像形成装置100側において、図5に示
す用紙サイズ検知センサ96により使用されている用紙
サイズが検知(チェック)されて、その用紙サイズに係
る出力信号が制御手段50に入力される。次いで、制御
手段50は、用紙サイズ検知センサ96、ホームポジシ
ョンセンサ94および移動量検知センサ93からの各信
号に基づいて、パンチユニット60が用紙サイズに応じ
たパンチ処理位置に移動した後、停止するように移動モ
ータ82を制御する。すなわち、制御手段50からの指
令により、図3における移動モータ82が回転駆動され
ることで、ウォーム83、ウォームホイール84、ピニ
オン85、ラック87へとその回転駆動力が伝達され
る。これにより、パンチユニット60は、その収納筐体
61が各案内支持棒89に案内支持されながら、図8に
示すように、パンチユニット60の待機位置でもあるホ
ームポジションから用紙幅方向Yに移動を開始し、搬送
されてくる予定の用紙サイズに応じた所定の位置、例え
ば用紙PやP’の側端より用紙PやP’における用紙幅
方向Yに所定距離オーバーラップした位置に移動した
後、停止する(図9のステップS1、ステップS2参
照)。
【0053】ステップS3において、画像形成装置10
0の排出ローラ101から排出された用紙PやP’の先
端が入口センサ36により検知されたか否かが、すなわ
ち用紙PやP’の先端が入口センサ36を通過したか否
かが判断される。用紙PやP’の先端が入口センサ36
を通過したと制御手段50により判断された場合は、ス
テップS4へ進み、用紙PやP’の先端が入口センサ3
6を通過していない場合には再びステップS3の判断が
行われる。ステップS4では、入口センサ36により用
紙PやP’の先端が検出されてから所定の時間が経過し
たか否かが、上記タイマを介して制御手段50により判
断される。入口センサ36により用紙PやP’の先端が
検出されてから所定時間経過した場合は、用紙PやP’
の先端がさらに入口ローラ1の回転によってパンチユニ
ット60に向けて搬送され、所定の時間が経過していな
い場合には再びステップS4の判断が行われる。
【0054】ステップS5において、パンチ処理動作が
実行される。すなわち、制御手段50からの指令によ
り、パンチモータ69が回転駆動されることによって穿
孔手段67が回転する。すなわち、図3および図8にお
けるポンチ63とダイス65とが両図中の矢印回転方向
Rb,Raへそれぞれ回転する。用紙PやP’は、パン
チユニット60のポンチ63とダイス65との間の用紙
搬送路2Rを用紙搬送方向Xに搬送されながら、ポンチ
63とダイス65とが回転し(図6(a)参照)、ダイ
ス65のダイス孔刃部65aとポンチ63のポンチ刃部
63aとが噛み合う時に(図6(b)参照)、パンチさ
れ、用紙PやP’にパンチ穴Paが開けられる。このパ
ンチ時の詳細動作は、図7(a),(b),(c)に拡
大して示されているように、ポンチ63のポンチ刃部6
3aが搬送されてくる用紙PやP’に素早く食い込んで
押し出し切るものである。
【0055】そして、図6(c)に示すように、用紙P
やP’にパンチ穴を開け終えたポンチ63とダイス65
とは、さらに回転され、両者はホームポジションに停止
する。こうして、ポンチ63およびダイス65によって
パンチされた用紙Pの抜きカスは、ダイス65のダイス
孔刃部65aに落下し、さらにダイス65の内部より収
納筐体61の回収部61bへ落下して収容回収される。
【0056】用紙PやP’への穿孔位置は、図4(b)
に示したように各用紙サイズに応じて用紙搬送方向Xに
沿う用紙PやP’に明けられる所定のパンチ縦穴数が予
め決められていることにより、制御手段50が用紙Pや
P’の搬送速度と用紙PやP’の先端から穿孔位置まで
の各距離を計算した上で、入口センサ36を用紙Pや
P’の先端が通過した瞬間からパンチモータ69が回転
駆動を始める(ポンチ63とダイス65とが回転始め
る)までの時間を制御することで行われる。この制御に
おいて、入口ローラ1を回転する搬送駆動手段とパンチ
モータ69とがそれぞれステッピングモータからなるの
で、制御手段50によってそれぞれの駆動パルスをカウ
ント制御すればよく、これにより制御の簡素化を図るこ
とができる。
【0057】図8において、仮想線で示す用紙P’は用
紙サイズが用紙Pよりも小さくなった場合を例示してお
り、この小さくなった用紙サイズの用紙P’に応じて、
同様に仮想線で示すポンチ63とダイス65とからなる
穿孔手段67が用紙幅方向Yに移動することを示してい
る。
【0058】次いで、図9のステップS6において、パ
ンチユニット60により指定処理穴数(2〜5)のパン
チ処理が終了したか否かが判断される。パンチユニット
60により指定処理穴数(2〜5)の正常なパンチ処理
が終了した場合には、ステップS7へ進み、指定処理穴
数(2〜5)のパンチ処理が終了していない場合にはス
テップS5に戻って上述したと同様のパンチ処理が実行
される。正常なパンチ処理が終了した用紙PやP’は、
図1の各分岐爪8a,8bの作動によって、排紙トレイ
12の方向にいく用紙と、プルーフトレイ14の方向へ
といく用紙と、ステープル装置11の方向へといく用紙
とに適宜分けられる。ステープル装置11の方向へとい
く用紙は、必要な適宜の処理がなされることとなり、最
終的に排紙トレイ12に排出・積載される。
【0059】ステップS7では、全ての用紙PやP’に
パンチ処理動作が終了されたか否かが判断される。全て
の用紙PやP’に対するパンチ処理動作が制御手段50
により終了したと判断された場合は、パンチ動作を終了
し、全ての用紙PやP’に対するパンチ処理動作が終了
していないと判断された場合には、ステップS3からス
テップS7に至る一連のパンチ処理動作が指定された所
定の全ての用紙PやP’に対して繰り返され、全ての用
紙PやP’に対するパンチ処理動作が終了するまでその
動作が繰り返される。
【0060】なお、用紙サイズ検知センサ96の代わり
に、用紙選択キー群45、ホームポジションセンサ94
および移動量検知センサ93からの各信号に基づいて、
パンチユニット60が用紙サイズに応じた用紙側端より
用紙における用紙幅方向Yに所定距離オーバーラップし
た位置に移動した後、停止するように移動モータ82を
制御し、この後、入口センサ36により用紙の先端が検
出されてから所定の時間経過後に、パンチ縦穴選択キー
群41、43a、43b、43c、43dからの各信号
に基づいて、用紙搬送方向Xに沿う用紙の所定の位置に
所定個数の穿孔を行うようにパンチモータ69を制御す
る機能をもたせるようにしてもよい。 (第2の実施形態)第2の実施形態について図10ない
し図14を参照して説明する。この第2の実施形態は、
図1ないし図9に示した第1の実施形態と比較して、第
1の実施形態の構成に加えて、図10および図11に示
されているパンチユニット300を有すること、制御手
段50に代えた制御手段50Aを有すること、および操
作パネル39に代えて、パンチ縦穴選択キー群41、4
3a、43b、43c、43dに加えてパンチ横穴選択
キー42を付加した操作パネル39Aを有することが主
に相違する。すなわち、第2の実施形態は、用紙幅方向
Yにおいて穿孔手段67と所定の距離を隔てた位置に、
駆動手段69とは別の駆動手段169により回転される
用紙に穿孔する回転可能なポンチ163およびダイス1
65からなる、穿孔手段67とは別の穿孔手段167を
付加した構成と、操作パネル39Aと、2つのパンチユ
ニット60、300の各動作を制御する制御手段50A
とを具備するものである。
【0061】パンチユニット300は、第1の実施形態
におけるパンチユニット60と比較して、用紙幅方向Y
に移動可能になされておらず、図11および図12に示
すように、用紙幅方向Yにおける用紙Pの中央位置Pc
から所定の距離離れた位置の前記不動部材上に固定され
ている。パンチユニット300は、前記不動部材上に固
定されている点以外の構成は、パンチユニット60と左
右対称的に略同様であって、パンチユニット60から移
動機構80を除去した構成に相当する。パンチユニット
300は、重複説明を避ける上から、パンチユニット6
0の各構成部品や構成部材の符号にアラビア数字100
を加えた符号をもってその説明を省略する。
【0062】図4における操作パネル39Aのパンチ横
穴選択キー42を押すと、そのパンチ横穴選択キー42
の表示部分が白黒反転表示されて、横穴処理のパンチ動
作を行える起動設定状態となる。パンチ縦穴選択キー群
41、43a、43b、43c、43dおよびパンチ横
穴選択キー42は、用紙搬送方向Xに沿う用紙Pの複数
箇所に穿孔する縦穴穿孔情報または用紙幅方向Yに沿う
用紙Pに穿孔する横穴穿孔情報を設定するための第2の
穿孔情報設定手段としての機能を有する。
【0063】図13に示す第2の実施形態のブロック図
では、図5に示した第1の実施形態のブロック図と比較
して、操作パネル39Aのパンチ横穴選択キー42から
の出力信号が制御手段50AのCPUに入力されるこ
と、および制御手段50Aは入力されたパンチ横穴選択
キー42からの信号に基づいて、駆動回路52を介し
て、パンチモータ169に指令信号を送信してこれを制
御する構成を有していることが相違する。
【0064】制御手段50Aは、実施形態1における制
御手段50の各制御機能に加えて、パンチ縦穴選択キー
群41、43a、43b、43c、43dおよびパンチ
横穴選択キー42の何れかの出力信号に基づいて、図1
4に示す動作フローの縦穴処理に係る実施形態1におけ
る制御手段50による制御を実行するか、または図14
に示す動作フローの横穴処理に係る動作を実行するかを
判断する機能を有する。さらに、制御手段50Aは、パ
ンチ横穴選択キー42からの出力信号に基づいて、穿孔
手段67および別の穿孔手段167が用紙幅方向Yに沿
う用紙Pに2箇所穿孔するように移動モータ82、パン
チモータ69およびパンチモータ169をそれぞれ制御
する機能を有する。
【0065】次に、第2の実施形態の動作について、第
1の実施形態の動作と相違する点を中心に説明する。第
2の実施形態でも、図11に示されているように、搬送
されてくる用紙Pの用紙幅方向Yの中心位置Pcが用紙
サイズ毎に異ならず同じであるセンター基準排紙Ec方
式を採用している。
【0066】第2の実施形態の動作は、図14のフロー
チャートにおけるステップS10から始まる。ステップ
S10において、制御手段50Aにより縦穴または横穴
の何れの処理を行うのかが判断される。すなわち、操作
パネル39Aのパンチ縦穴選択キー群41、43a、4
3b、43c、43dおよびパンチ横穴選択キー42の
何れが押されたのかが判断される。パンチ縦穴選択キー
群41、43a、43b、43c、43dを押した場合
は、ステップS11からステップS17に至る一連の縦
穴処理に係る動作が実行されるが、この動作は図9にお
けるステップS1からステップS7に至る実施形態1に
おける縦穴処理と同様であるため、重複説明を避ける上
からその説明を省略する。
【0067】一方、ステップS10において、操作パネ
ル39Aのパンチ横穴選択キー42を押した場合は、以
下説明するステップS18からステップS24に至る一
連の横穴処理に係る動作が実行される。
【0068】パンチ横穴選択キー42を押すことで、そ
のパンチ横穴選択キー42の表示部分を白黒反転表示
し、図14のステップS10において横穴処理のパンチ
動作を行える起動設定状態にする。画像形成装置100
側において、用紙サイズ検知センサ96により使用され
ている用紙サイズが検知(チェック)されて、その用紙
サイズに係る出力信号が制御手段50Aに入力される。
次いで、制御手段50Aは、用紙サイズ検知センサ9
6、ホームポジションセンサ94および移動量検知セン
サ93からの各信号に基づいて、パンチユニット60が
所定の横穴パンチ処理位置に移動した後、停止するよう
に移動モータ82を制御する(図14のステップS1
8、ステップS19参照)。
【0069】次いで、ステップS20において、画像形
成装置100の排出ローラ101から排出された用紙P
の先端が入口センサ36により検知されたか否かが、す
なわち用紙Pの先端が入口センサ36を通過したか否か
が判断される。用紙Pの先端が入口センサ36を通過し
たと制御手段50Aにより判断された場合は、ステップ
S21へ進み、用紙Pの先端が入口センサ36を通過し
ていない場合には再びステップS20の判断が行われ
る。ステップS21では、入口センサ36により用紙P
の先端が検出されてから所定の時間が経過したか否か
が、上記タイマを介して制御手段50Aにより判断され
る。入口センサ36により用紙Pの先端が検出されてか
ら所定時間経過した場合は、用紙Pの先端がさらに入口
ローラ1の回転によってパンチユニット60および30
0に向けて搬送され、所定の時間が経過していない場合
には再びステップS21の判断が行われる。
【0070】ステップS22において、パンチユニット
60とパンチユニット300とが同時に作動する第2の
実施形態に特有のパンチ処理動作が実行される。すなわ
ち、制御手段50Aからの指令により、パンチモータ6
9とパンチモータ169とが同時に回転駆動されること
によって各穿孔手段67、167がそれぞれ回転する。
これは、図12に示すように、穿孔手段67のポンチ6
3およびダイス65と、穿孔手段167のポンチ163
およびダイス165とが同時にそれぞれ回転して、用紙
Pの後端の中央位置Pcから対称の用紙幅方向Yの位置
に2箇所穿孔処理を行う。穿孔手段167のポンチ16
3およびダイス165がそれぞれ回転してパンチ穴Pa
を開ける穿孔動作の詳細は、図9におけるステップS5
で説明した穿孔手段67のポンチ63およびダイス65
による穿孔動作と同様であるため、その説明を省略す
る。
【0071】次いで、ステップS23において、パンチ
ユニット60および300により指定された2つの横穴
処理を行うパンチ処理が終了したか否かが判断される。
パンチユニット60および300により正常なパンチ処
理が終了した場合には、ステップS24へ進み、パンチ
処理が終了していない場合にはステップS22に戻って
上述したと同様のパンチ処理が実行される。正常なパン
チ処理が終了した用紙Pは、各分岐爪8a,8bの作動
によって、排紙トレイ12の方向にいく用紙と、プルー
フトレイ14の方向へといく用紙と、ステープル装置1
1の方向へといく用紙とに適宜分けられ、ステープル装
置11の方向へ進む用紙は、必要な適宜の処理がなされ
ることとなり、最終的に排紙トレイ12に排出・積載さ
れる。
【0072】ステップS24では、全ての用紙Pにパン
チ処理動作が終了されたか否かが判断される。全ての用
紙Pに対するパンチ処理動作が制御手段50Aにより終
了したと判断された場合は、パンチ動作を終了し、全て
の用紙Pに対するパンチ処理動作が終了していないと判
断された場合には、ステップS20からステップS24
に至る一連のパンチ処理動作が指定された所定の全ての
用紙Pに対して繰り返され、全ての用紙Pに対するパン
チ処理動作が終了するまでその動作が繰り返される。
【0073】なお、第2の実施形態では、用紙Pの後端
の中央位置Pcから対称の用紙幅方向Yの位置に2箇所
穿孔処理を行うようにしたが、これに限らず、用紙Pの
先端の中央位置Pcから対称の用紙幅方向Yの位置に2
箇所穿孔処理を行うようにすることも勿論可能である。
また、パンチユニット300を固定方式にしたが、これ
に限らず、第1の実施形態のパンチユニット60と同様
な移動方式として、ユーザが所望する用紙幅方向の特定
の位置において、少なくても2箇所の穿孔を行うように
することも勿論可能である。 (第3の実施形態)第3の実施形態について図15を参
照して説明する。この第3の実施形態は、図1ないし図
9に示した第1の実施形態と比較して、第1の実施形態
のパンチユニット60に代えて、パンチユニット400
を有することが主に相違する。また、第3の実施形態の
制御構成としては、図5に示されているブロック部の制
御要素からホームポジションセンサ94、移動量検知セ
ンサ93および移動モータ82を除去したものに相当す
る。
【0074】パンチユニット400は、第2の実施形態
におけるパンチユニット300と左右対称的に略同様の
構成を備え、第1の実施形態におけるパンチユニット6
0と比較して、用紙幅方向Yに移動可能になされておら
ず、図15に示すように、いわゆる用紙PやP’の端面
基準排紙Es(サイドレジと呼ばれることもある)とし
て、用紙幅方向Yにおける用紙PやP’の側端面から所
定距離オーバーラップした縦穴を開けるべき所定の位置
の前記不動部材上に固定されている。パンチユニット4
00は、前記不動部材上に固定されている点以外の構成
は、パンチユニット60と同様であって、パンチユニッ
ト60から移動機構80を除去した構成に相当する。パ
ンチユニット400は、重複説明を避ける上から、パン
チユニット60の各構成部品や構成部材の符号にアラビ
ア数字200を加えた符号をもってその説明を省略す
る。
【0075】第3の実施形態における制御手段(図示せ
ず)は、入力された上記各信号に基づいて、駆動回路5
2を介して、パンチモータ269に指令信号を送信して
これらを制御する。上記制御手段は、入口センサ36に
より用紙の先端が検出されてから所定の時間経過後に、
パンチ縦穴選択キー群41、43a、43b、43c、
43dからの各信号に基づいて、用紙搬送方向Xに沿う
用紙の所定の位置に所定個数の穿孔を行うようにパンチ
モータ269を制御する機能を有する。上記制御手段の
ROMには、パンチモータ269を制御するためのデー
タおよびプログラム等が予め記憶されている。
【0076】第3の実施形態の動作について、簡単に説
明する。第3の実施形態の動作は、第1の実施形態の動
作と比較して、図9における動作フローからステップS
2のジョブ処理動作を除去した動作と同様であり、第1
の実施形態1の動作から容易に類推して実施できるの
で、その説明を省略する。
【0077】移動手段は、上述した移動機構80に限ら
ず、例えば、ワイヤー、ワイヤープーリ、案内支持レー
ルおよびワイヤープーリ駆動モータを具備する索条方式
の移動機構であってもよいし、あるいはタイミングベル
ト、ベルトプーリ、案内支持レールおよびベルトプーリ
駆動モータを具備するベルト方式の移動機構等であって
もよい。
【0078】第1ないし第3の実施形態によれば、後述
する各効果を奏する他、上記特開平7−136995号
公報で開示された技術と同様の利点、すなわち用紙の所
定の位置にずれを生じることなく正確にパンチ穴を開け
ることができる。
【0079】各穿孔手段67、167、267を回転さ
せる駆動手段は、上述したステッピングモータからなる
パンチモータ69、169、269に限らず、上述した
利点を望まくてもよいのであれば、例えばDCモータ等
の他の制御用駆動モータであってもよい。
【0080】また、上述した実施形態では用紙サイズに
応じた用紙の所定の位置に穿孔する例で説明したが、こ
れに限定されず、例えば、操作パネル等にパンチユニッ
トの移動量を設定するための移動量設定キー等、この移
動量設定キーにより設定された移動量を目視確認できる
表示装置等を配設して、ユーザが所望する用紙の所定の
位置に所定の個数の穿孔を行うように構成することも勿
論可能である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来装置の有する諸問題点を解消して新規なシート穿孔
装置を提供することができる。主要な請求項毎の効果を
挙げれば以下のとおりである。請求項1ないし3記載の
発明によれば、シートに穿孔する回転可能なポンチおよ
びダイスからなる穿孔手段を、シート搬送方向に沿うシ
ートの複数箇所に穿孔するように構成したことにより、
シートの所定の位置に所定の個数の穿孔を行うことが可
能であると共に、1個の穿孔を行うために必要な駆動負
荷によって複数個の穿孔を行うことができる。
【0082】請求項4および5記載の発明によれば、シ
ート搬送方向に沿うシートの複数箇所に穿孔する縦穴穿
孔情報を設定するための第1の穿孔情報設定手段を有す
ることにより、請求項1ないし3記載の発明の効果に加
えて、ユーザ等が縦穴穿孔情報を自由に選択して設定で
きるから、ユーザ等がシート搬送方向に沿うシートの所
望する位置に所定個数のパンチ穴を開けることができ
る。
【0083】請求項6ないし9記載の発明によれば、穿
孔手段をシート搬送方向に対して直交するシート幅方向
に移動するための移動手段を有することにより、搬送さ
れてくるシートの例えばシートのサイズに応じた所定の
位置に確実に穿孔を行うことができると共に、機械負荷
も少なくなる。
【0084】請求項10および11記載の発明によれ
ば、シート幅方向における穿孔手段と所定の距離を隔て
た位置に、駆動手段とは別の駆動手段により回転され
る、シートに穿孔する回転可能なポンチおよびダイスか
らなる穿孔手段とは別の穿孔手段を具備することによ
り、各請求項記載の発明の効果に加えて、シート幅方向
の例えば先端および/または後端付近に少なくても2箇
所の穿孔を行うことができる。
【0085】請求項12記載の発明によれば、シート搬
送方向に沿うシートの複数箇所に穿孔する縦穴穿孔情報
またはシート搬送方向と直交するシート幅方向に沿うシ
ートに穿孔する横穴穿孔情報を設定するための第2の穿
孔情報設定手段を有することにより、請求項10または
11記載の発明の効果に加えて、ユーザ等が縦穴穿孔情
報または横穴穿孔情報を自由に選択して設定できるか
ら、ユーザ等がシート搬送方向に沿うシートの所望する
位置に所定個数のパンチ穴を開けたり、シート幅方向に
沿うシートの所望する位置にパンチ穴を開けたりするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すシート穿孔装置
を備えた用紙後処理装置の概略的な構成図である。
【図2】図1の用紙後処理装置に配設された入口・出口
ローラおよびパンチユニット周りの要部の平面図であ
る。
【図3】図1の用紙後処理装置に配設されたパンチユニ
ットおよび移動機構周りの一部を破断して示す斜視図で
ある。
【図4】(a)は第1の実施形態における操作パネルの
要部の平面図であり、(b)はパンチ縦穴選択キーの操
作により切り替えられるパンチ穴選択画面およびパンチ
縦穴数選択キー群の平面図である。
【図5】第1の実施形態におけるシート穿孔装置の要部
の制御構成を示すブロック図である。
【図6】(a),(b),(c)は、パンチユニットの
ポンチおよびダイスの穿孔動作の遷移状態を示す要部の
正断面図である。
【図7】(a),(b),(c)は、図6(b)の動作
の前後を拡大して詳細に示した要部の動作図であって、
用紙穿孔動作の遷移状態を示す要部の正面図である。
【図8】第1の実施形態におけるパンチユニットのポン
チおよびダイスの移動および穿孔動作を示す要部の斜視
図である。
【図9】第1の実施形態におけるパンチ動作順序を表す
フローチャートである。
【図10】第2の実施形態におけるパンチユニット周り
の一部を破断して示す斜視図である。
【図11】第2の実施形態における入口・出口ローラお
よびパンチユニット周りの要部の平面図である。
【図12】第2の実施形態における2つのパンチユニッ
トのポンチおよびダイスの各動作を示す要部の斜視図で
ある。
【図13】第2の実施形態におけるシート穿孔装置の要
部の制御構成を示すブロック図である。
【図14】第2の実施形態におけるパンチ動作順序を表
すフローチャートである。
【図15】第3の実施形態におけるパンチユニットのポ
ンチおよびダイスの動作を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
36 シート先端検出手段としての入口センサ 41、43a、43b、43c、43d 第1の穿孔
情報設定手段としての、および第2の穿孔情報設定手段
を構成するパンチ縦穴選択キー群 42 第2の穿孔情報設定手段を構成するパンチ
横穴選択キー 50、50A 制御手段 60、300、400 パンチユニット 63、163、263 ポンチ 65、165、265 ダイス 68 駆動手段としての駆動機構 69,169,269 パンチモータ 80 移動手段としての移動機構 81 移動駆動手段 86 案内支持手段 100 画像形成装置 200 用紙後処理装置 P,P’ 用紙 X シート搬送方向としての用紙搬送方向 Y シート幅方向としての用紙幅方向

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートに穿孔する回転可能なポンチおよび
    ダイスからなる穿孔手段を回転させることによって搬送
    されてくるシートに穿孔するシート穿孔装置において、 前記穿孔手段が、シート搬送方向に沿うシートの複数箇
    所に穿孔することを特徴とするシート穿孔装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシート穿孔装置において、 前記穿孔手段よりも前記シート搬送方向の上流側に配置
    され、シートの先端を検出するシート先端検出手段と、 前記穿孔手段を回転駆動する駆動手段と、 前記シート先端検出手段によりシートの先端が検出され
    てから所定の時間経過後に、前記穿孔手段がシートの前
    記シート搬送方向の所定の位置に所定個数の穿孔を順次
    行うように前記駆動手段を制御する制御手段と、 を有することを特徴とするシート穿孔装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のシート穿孔装置において、 前記制御手段は、シートのサイズに応じて、前記駆動手
    段を制御することを特徴とするシート穿孔装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載のシート穿孔装置において、 前記シート搬送方向に沿うシートの複数箇所に穿孔する
    縦穴穿孔情報を設定するための第1の穿孔情報設定手段
    を有し、 前記制御手段は、第1の穿孔情報設定手段からの信号に
    基づいて、前記駆動手段を制御することを特徴とするシ
    ート穿孔装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載のシート穿孔装置において、 前記シート搬送方向に沿うシートの複数箇所に穿孔する
    縦穴穿孔情報を設定するための第1の穿孔情報設定手段
    を有し、 前記制御手段は、シートのサイズに応じて、かつ、第1
    の穿孔情報設定手段からの信号に基づいて、前記駆動手
    段を制御することを特徴とするシート穿孔装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載のシート穿孔装置において、 前記穿孔手段を前記シート搬送方向に対して直交するシ
    ート幅方向に移動するための移動手段を有することを特
    徴とするシート穿孔装置。
  7. 【請求項7】請求項2記載のシート穿孔装置において、 前記穿孔手段を前記シート搬送方向に対して直交するシ
    ート幅方向に移動するための移動駆動手段を備えた移動
    手段を有し、 前記制御手段は、シートのサイズに応じて、前記穿孔手
    段がシート側端より前記シート幅方向に所定距離オーバ
    ーラップした位置に移動した後停止するように前記移動
    駆動手段を制御し、その後、前記駆動手段を制御するこ
    とを特徴とするシート穿孔装置。
  8. 【請求項8】請求項2記載のシート穿孔装置において、 前記シート搬送方向に沿うシートの複数箇所に穿孔する
    縦穴穿孔情報を設定するための第1の穿孔情報設定手段
    を有し、 前記制御手段は、第1の穿孔情報設定手段からの信号に
    基づいて、前記穿孔手段がシート側端より前記シート幅
    方向に所定距離オーバーラップした位置に移動した後停
    止するように前記移動駆動手段を制御し、その後、前記
    駆動手段を制御することを特徴とするシート穿孔装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載のシート穿孔装置において、 前記シート搬送方向に沿うシートの複数箇所に穿孔する
    縦穴穿孔情報を設定するための第1の穿孔情報設定手段
    を有し、 前記制御手段は、シートのサイズに応じて、かつ、第1
    の穿孔情報設定手段からの信号に基づいて、前記穿孔手
    段がシート側端より前記シート幅方向に所定距離オーバ
    ーラップした位置に移動した後停止するように前記移動
    駆動手段を制御し、その後、前記駆動手段を制御するこ
    とを特徴とするシート穿孔装置。
  10. 【請求項10】請求項1ないし9の何れか一つに記載の
    シート穿孔装置において、 前記シート幅方向における前記穿孔手段と所定の距離を
    隔てた位置に、前記駆動手段とは別の駆動手段により回
    転される、シートに穿孔する回転可能なポンチおよびダ
    イスからなる前記穿孔手段とは別の穿孔手段を具備する
    ことを特徴とするシート穿孔装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載のシート穿孔装置におい
    て、 前記別の穿孔手段が、前記シート幅方向に移動不能に固
    定されていて、前記穿孔手段および前記別の穿孔手段に
    より、前記シート搬送方向と直交するシート幅方向に沿
    うシートに2箇所穿孔することを特徴とするシート穿孔
    装置。
  12. 【請求項12】請求項10または11記載のシート穿孔
    装置において、 前記シート搬送方向に沿うシートの複数箇所に穿孔する
    縦穴穿孔情報または前記シート搬送方向と直交するシー
    ト幅方向に沿うシートに穿孔する横穴穿孔情報を設定す
    るための第2の穿孔情報設定手段を有することを特徴と
    するシート穿孔装置。
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