JP6831226B2 - シート処理装置およびこれを備える画像形成装置 - Google Patents
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Description
シフト移動して集積トレイで区分けする装置が特許文献2のように提案されている。またこの装置も排出するシートを上下に位置する集積トレイに振り分けて排出することが可能となっている。したがって、特にシートを区分けする枚数が多い場合には、搬送中にシートをシフトしていずれかの集積トレイに区分けして排出させればよく、シフト処理を処理トレイで行う必要がないので処理時間が短縮されるという利点がある。
搬送されるシートをシフトして区分けを行なうとともにこの区分けするシートの端部を処理して集積トレイに集積するシート処理装置において、搬入口からのシートを案内する搬入経路と、前記搬入経路に設けられシートを搬送すると共にシート搬送方向と交差する方向にシフトするシフトローラと、前記シフトローラの下流側に位置し前記搬入経路からのシートを前記集積トレイに向けて搬入する搬入ローラと、前記搬入ローラの上流側に設けられ処理位置でシートの端部を処理する端部処理ユニットと、を備え、前記端部処理ユニットは、前記搬入ローラのシート搬送方向の上流側で且つ前記シフトローラの下流側に配置され、シートが前記処理位置に到達する前に、前記端部処理ユニットが前記シフトローラと同じ方向へのシフト移動を完了させると共に前記端部処理ユニットのシフト量が前記シフトローラのシフト量と等しいかまたは大きく設定されている、ことを特徴とする。
図1に示す画像形成装置Aは、電子写真方式を用いたもので画像形成部2の下方にシートを収納する3段の給紙カセット1a、1b、1cからなる給紙部と、シート処理装置Bを装着しないときは画像形成部2の上方を排紙空間としてその上方に画像読取装置20を配置してある。したがって、シート処理装置Bを配置する場合には、図示の様に上記排紙空間を利用する所謂胴内タイプとして装置フレーム29上に配置している。
この様にシートの片面あるいは両面に画像形成されたシートは、本体排出ローラ30を通じてシート処理装置Bの搬送ユニット40に搬送される。
次に、図1及び図2の画像形成部2の上方で画像読取装置20の下方の排紙空間に配置されているシート処理装置Bについて説明する。このシート処理装置Bには、本体排出ローラ30から排出されるシートを搬入口32から受け入れるシフトローラユニット50を備えた搬送ユニット40と、シートにパンチ孔を穿孔するパンチユニット60と、この下流側で必要に応じて処理トレイ90に一時シートを載置して綴じ処理を行う綴じユニット100が配置されている。
図3に示す様に、本体排出口に設けられた本体排出ローラ30に対応してシート処理装置Bの搬送ユニット40が設けられている。この搬送ユニット40の入り口は搬入口32として、上記の本体排出ローラ30に対応している。この搬送ユニット40はシートを下流側に中継搬送するとともにシートを搬送過程でシートを搬送方向と交差する方向のフロント側(手前側)とリア側(奥側)に移動シフトするシフトローラ(中継ローラ)52を備えるシフトローラユニット50が設けられている。
ここで、図4により処理トレイ90周辺のシート搬送駆動に触れて置く。上記の第1搬送経路70(P1)にはシートを搬入する搬入ローラ72と、シートを第1搬送経路70から処理トレイ90または第1の集積トレイ110にむけて搬出する搬出ローラ74と、処理トレイ90のシートまたは搬出ローラ74のシートを第1の集積トレイ110に排出口105から排出する排出ローラ78が設けられている。この排出ローラ78は、排出下ローラ78bに対して揺動する排出上ローラ78aからなる。また、この排出ローラ78は正逆転可能となっており、正転(図4実線方向)でシートを第1の集積トレイ110側に、逆転(図4破線方向)でシートを処理トレイ90の基準面92側に送るようになっている。
まず、搬出上ローラ74aと搬出下ローラ74bからなる搬出ローラ74の駆動は、搬出ローラモータ74Mで行われる。この搬出ローラモータ74Mはハイブリッド型のステッピングモータから構成され、モータ軸の回転速度を検出する速度検出センサ44Sが配置されている。この搬出ローラモータ74Mの駆動は、伝達ギア120、122、伝達ベルト124を介してアームギア126に伝達される。このアームギア126から駆動は、搬送ローラ支持アーム136に支持された搬出上ローラ74aの上ローラ軸74ujに伝達ベルト128で伝達される。搬出上ローラ74aは、常時搬出下ローラ74bに圧a接して駆動するように搬出上ローラ74aはバネ134が支持アーム1369との間に設けられている。
次に、排出上ローラ78aと排出下ローラ78bからなる排出ローラ78の駆動は、排出ローラモータ78Mで行われる。この排出ローラモータ78Mもハイブリッド型のステッピングモータから構成され、モータ軸の回転速度を検出する速度検出センサ78Sも同様に配置されている。この排出ローラモータ78Mの駆動は、伝達ギア150、152、伝達ベルト154を介してアームギア156に伝達される。アームギア156から駆動は、排出ローラ支持アーム166に支持された排出上ローラ78aの排出上ローラ軸48ujに伝達ベルト158で伝達される。
次に、図5により、処理トレイ90のシート搬入の都度シート側縁に当接して、シートを整合したり、シートの戴置位置を変更したりする整合構成について説明する。図5は、処理トレイ90を上面から見た図で、整合板95は、フロント側のフロント整合板95aとリア側のリア整合板95bとからなる。これらは夫々、シートの側縁に離接するフロント整合面95afとリア整合面95bfを有する。このシート側縁への離接は、フロント整合板95aの底部に設けられ、フロントラックガイド95aRGに案内されるフロント整合板ラック95aRがフロント側整合モータ95aMによってギア95aGを介して移動される。同様に、リア整合板95bの底部に設けられ、リアラックガイド95bRGに案内されるリア整合板ラック95bRがリア側整合モータ95bMによってギア95bGを介して移動される。
次に、本実施例の綴じユニット100の綴じ処理は既に公知なので詳細な説明を省略するが、綴じユニット100のステープラ100SPが綴じ位置で停止すると、ステープラSPモータ100SPMが回転駆動して、図示していないドライバを移動してステープル針をシートの束に打ち込み、打ち込まれたステープル針をアンビルによって折り曲げて針綴じ処理する。この綴じ処理はシートの角の端面や幅方向の端面の複数位置に行う。この点を図6で説明する。
まず、図7は本体排出ローラ30から排出されたシートが、シフトローラ52にニップされて、第1搬送経路70に搬送されシートのシフトが完了した状態(図7の実線L1)と第2搬送経路80に搬送されてシートのシフトが完了した状態(図7の破線L2)を示している。搬入口32から第1搬送経路70の搬入ローラ72までの長さは、搬送するシートの一部がシフトローラ52のみにニップされて、搬送方向と交差する方向にシフト移動できるようになっている。
画像形成装置にマッチングすることを考慮したためである。
次に、図8および図9によりシフトローラ(中継ローラ)ユニットの駆動構成を説明する。シフトローラ52を含むシフトローラユニット50は図8に破線で区画されている。この区画範囲はユニットして搬送ユニット40から引き出して着脱可能となっている。図8はシフトローラ52がシートの搬送を中継する中継ローラとして回転している状態を示している。この後シート先端が先に述べたL3の範囲に搬送されると、シフトローラ52とシフト従動ローラ54をシート搬送方向と交差する方向にシフトする。このシフトは図9に示すようにユニットフレーム50Fにカム取付け板55Fに取り付けられたシフトカム55によって、シフトローラ52、シフト従動ローラ54とシフト従動ローラ54をシフトローラ52から離接する移動レバー56を図示左右にシフト移動する。シフトカム55のカム係合部59が、シフトローラ軸52J、シフト従動ローラ軸54Jと移動レバー軸56Jを固定しているので、シフトカム55の左右移動によってシフト移動することによる。なお、本願においてはシートをニップして中継搬送および搬送方向と交差する方向にシフトするシフトローラ52とシフト従動ローラ54を、単にシフトローラ52という場合がある。
シフトモータ50Mに回転することにより、移動ピン57がカムスリット58を介して図示左右の矢印方向に移動することになる。なお、特に図示していないが、シフトカム55またはシフトギア53の位置を検出することによりシフトローラ52などのシフト前のセンタ位置、フロント側のシフト位置、およびリア側のシフト位置を検出するようになっている。なお、カム係合部59はカム取付け板55Fに固定した取付け板シャフト55FSにもスライド可能に支持されている。
シフト搬送モータ52Mの駆動を開始し、シートの通過後所定時間後に停止するようになっている。もちろん、この シフト搬送モータ52Mのコントロールの信号を本体の画像形成装置Aから得てもよい。
ここからは、もうひとつの要素であるパンチユニット60について、図10の正面図と図11の断面図を用いて説明する。パンチユニット60は、パンチ刃62とダイ孔63を備えるパンチ移動ユニット61と屑ボックス67などを備える固定部69とからなる。パンチ刃62はダイ孔63に対してパンチカム64の回転より往復移動するように構成されている。パンチカム64はシートのセンタを挟んだ両側に2穴のパンチ孔を穿孔するための2穴用カム64WCとシートのセンタに穿孔するとともにこの両側に穿孔する3穴用カム64TCが設けられている。
ここからは、シフトローラユニット50を含む搬送ユニット40による第1搬送経路70(P1)、第2搬送経路80(P2)および第3搬送経路88(P3)までのシート搬送について説明する。図13(a)は、長さL1のシートが、第1搬送経路70(P1)の搬入ローラ72手前でシフトが完了している状態を示している。具体的には、搬入口32から搬入ローラ72までの長さは235ミリに設定されて、シフトローラ52で搬送方向と交差する方向にシフトできるシートは216ミリ以下の長さであるレターサイズ、A4サイズ以下の長さのシートがシフト可能となっている。これ以上の長さを有するシートサイズのものは一旦処理トレイ90に載置してから整合板95でシフトするがこの点は、後述する。
この第2フラッパ85の揺動先端を通過した時点で、シートシフトを開始し分岐ローラ82に至るまでにシフトを完了している。
ここからは、上述の図13(a)の第1搬送経路70へのシートのシフト完了に至るシフト動作を図15および16の断面説明図、およびこれらに平面的に対応させた図17および図18により説明する。
図15(a)は、第1搬送経路70に導くシートが本体排出ローラ30より排出され、搬入口32から搬入している図である。この図では、すでに第1フラッパ68は第2搬送経路80側の経路を遮蔽している。この状態から、搬入センサ42がシート先端を検出すると図17(a)に示すように、シフトローラ52が搬送方向に回転ともに、パンチユニット60の移動モータ61Mを駆動してパンチ移動ユニット61を、この場合にはフロント側にあらかじめシフトする。この実施態様におけるパンチ移動ユニット61のシフト量は15ミリより多少多めとなっている。上記のシフトローラ52の回転開始やパンチ移動ユニット61のシフト開始は、本体
画像形成装置Aからのシート搬入の信号を得て行っても良い。なお、図中パンチ移動ユニット61のダイ孔63孔は3穴用ダイ孔63TDと2穴用ダイ孔63WDが図示されている。
今度は、図19により、シフトローラ52でシートをリア側にシフトさせる場合を説明する。リア側シフトの動作は搬送方向と交差する方向がリア側になるだけで、他の動作はフロント側と同様であるので、省略して説明する。シートが搬入口32から搬入してシフトローラ52が搬送方向に回転ともに、パンチユニット60の移動モータ61Mを駆動してパンチ移動ユニット61はすでにリア側にあらかじめシフトしている。このパンチ移動ユニット61のリア側へのシフト量は15ミリよりも多少多めにとなっている。そして、シート先端がパンチ移動ユニット61のパンチ刃62に対応するダイ孔63を通過すると、図19(a)に示すように、今度はシフトモータ50Mを駆動して、シフトローラ52をリア側にシフトする。これによりシートはリア側シフトにShiftR分シフトされる。このリア側シフトShiftRも15ミリとなっている。
ここで、この実施態様のシート処理装置Bにおける、シートのパンチ穿孔処理およびシートシフト処理について、パンチ移動ユニット61を備えた場合と備えないダミーパンチ(搬送ガイド)60Dの場合、加えてシート搬送長のラージとスモールの場合のパンチおよびシート処理パターンを図20に示す。この表は、第1行目にパンチ移動ユニット61の有無、第2行目にシート長がラージかスモールか(実際は搬送長216ミリを超えるか否か)、3行目と4行目でシフトローラ52によるシートシフトを行うかを示している(○は実行可、×は実行不可)。
(ステップS10からS19まで)
図21はスタートの動作フローを示している。ここでは、まずシート処理装置Bにパンチユニット60が装着されているか、装着されていないダミーパンチ(搬送ガイド)60Dかを判断する(S10)。その判断は、パンチユニット60を図示していないセンサで検出しても良いし、電気的スイッチあるいはコントロールパネルからの初期設定で行っても良い。そのステップで、ありの場合は、次にシートの搬入を待つ(S11)。そして、搬入センサ42がシートの先端を検出するとシフトローラ52とシフト従動ローラ54をニップ状態で回転を開始する(S12)。ここで、ダミーパンチ(搬送ガイド)60Dの場合にも、シート搬入を待ち(S17)、搬入センサ42のシート検出によりシフト従動ローラ54を開始する。前記の場合の次の動作は図26で別途説明する。
次に、図22によりS100からS190について説明する。ここではスモールサイズの区分けを行う場合には、先ほどのL3領域にシート先端が差し掛かると、シフトローラ52とシフト従動ローラ54を指定されたシート搬送方向と交差する方向のフロント側またはリア側にシートを搬送しながらシフト移動する(S100)。この状態は先に説明した図17(b)と図19(a)が対応している。この段階になると第1搬送経路70の搬入ローラ72が回転し、シートを引き継ぎ搬送する(S120)。この搬入ローラ72により引き継がれたシートの後端がシフトローラ52を通過すると装置中央のホームポジションである初期の位置に戻って停止し、次のシートの搬入を待つ。
次に、上述のスモールサイズまたはラージサイズへのパンチユニット60の穿孔処理の実行を確認する。ここで実行するとされた場合には、まずシートの側縁の位置を検出するため多少装置中央側にシフトする。このシフトにより側縁センサ61Sの状態変化を確認して、シート幅方向の穿孔位置を割り出す(S150)。この場合および先のパンチ穿孔をしない場合の次の動作は図23で説明する。
図23は、パンチセンサ60Sがシート後端の通過を検出すると搬入ローラ72を停止する(S200)。その停止位置がシート後端の穿孔位置であり、パンチモータ60Mを2穴または3穴の指示に従い回転方向を決定して穿孔する(S210)。パンチ穿孔処理が完了すると搬入ローラ72の回転を再開し、シートの搬送を行う。ここで、搬入ローラ72とともに回転している搬出ローラ74に至り、その後下降して圧接している排出ローラ78で、第1の集積トレイ110にシートを1枚ずつ直接排出する。この排出が完了すると搬出ローラ74と排出ローラ78の回転を停止する(S240)。次シートがある場合にはスタートに戻り、所定枚数処理されるまで繰り返し完了となる。以上の動作処理により、パンチユニット60ありの場合のスモールサイズのシート処理が行われる。
次に、図24および図25によりパンチユニットありでラージサイズパンチおよび区分けシフトについてそのフローを説明する。
(S300からS360まで)
まず、図21でダイ孔63の回避動作(S19)に続き、搬入ローラ72の回転を行う(S300)。次にシフトローラ52をラージサイズのシート後端が通過したか否かを判断する(S310)。シートが通過するとシフトローラ52は中継ぎローラとして役割を終えて回転を停止し、次のシートの搬入を待つ。引き続き排出ローラ78も回転を開始する(S330)。ここでパンチユニット60によりパンチ穿孔処理の実行を確認する(S340)。実行するとされると、パンチ移動ユニット61を多少移動してシート側縁センサ61Sでシート側縁からのパンチ位置を確定する(S350)。次にシート後端がパンチセンサ60Sの後端検出を行う(S360)。この場合および先のパンチ穿孔をしない場合の次の動作は図24で説明する。
区分けシフトを行う場合には、処理トレイ90にシートが搬出されると排出上ローラ78aを排出下ローラ78b下降してシートをニップして排出ローラ78を逆転してシートを基準面92側に搬送する。その後排出上ローラ78aを上昇して停止させ、搬入ローラ72(搬出ローラ74)も停止する(S440)。このときには、かき込みコロ93も回転してシートを基準面92に当接させる。
(S500からS590まで)
ここから図21でパンチユニット60を設置せず搬送ガイドユニット(60D)のみの場合のシート処理のフローを説明する。なお、ここでは穿孔処理はなくシートのシフトのみで、ラージサイズの処理は整合板95で行うので図20の表で代用してここでの説明を省略する。
図27に示すように上記のシフトローラ52を停止後、シート後端がシートセンサ73を通過してから所定時間後に、排出上ローラ78aを排出下ローラ78bに下降し、排出ローラ78として第1の集積トレイ110にシートを排出する。これにより区分けしたシート、あるいは区分けされないシートが順次第1の集積トレイ110に集積されていく。この後排出上ローラ78aを上昇させ、この排出ローラ78の回転を停止する(S600)。これと略同時に搬入ローラ72(搬出ローラ74)も停止する(S610)。次シートがある場合にはスタートに戻り、所定枚数処理されるまで繰り返し完了となる。以上の動作処理により、パンチユニット60なしの搬送ガイドユニット(60D)の場合のスモールサイズのシート処理が行われる。なお、ラージサイズのシートは、前にも述べたように処理トレイ90の整合板95で区分け処理を行って、第1の集積トレイ110に集積することは、これまで述べたことと同様である。
以上のフローでシフトローラ52または処理トレイ90上での整合板95で区分けされ第1の集積トレイ110に集積したシートの状態を図28で説明しておく。まず、図28(a)はシフトローラ52で区分けしたシートを排出ローラ78で区分けして排出しているシートの集積状態図である。この図では、シフトローラ52でシフトされたシートは搬入ローラ72、搬出ローラ74を経て排出ローラ78で排出されて集積される。この図の場合は10枚ごとに4部の区分けシート集積されていることになる。なお、この集積方法は第2搬送経路80から第2の集積トレイ115にエスケープローラ114で集積される場合も同様である。
ここで、特定シート(本実施態様にあってはレタータテとリーガルサイズ)の搬送する場合、パンチ移動ユニット61に形成されたパンチ刃62とこれを受けるダイ孔63があるが、このうち3穴用パンチ刃62TPと3穴用ダイ孔63TDに特定シートの先端角が引っかかりジャムを生じる恐れがある。すなわちパンチ移動ユニット61のセンタからの両側108ミリの位置に3穴用ダイ孔63TDが位置していると、レタータテとリーガルサイズのシート幅は216であるため、そのままセンタを合わせて搬送すると上記の引っ掛かりが生じる。このため本実施態様では、次の動作を行っている。
次に、本実施態様におけるパンチ刃のシート穿孔処理から生じるパンチ屑の
分散集積について図31で説明する。この図は、固定された屑ボックス67に対して穿孔処理によりダイ孔63からのパンチ屑を収集している状態を示している。説明のためシート搬送方向と交差する方向に移動するパンチ移動ユニット61の3穴用ダイ孔63TDが示され、これから生じる3穴パンチ屑67TDを表している。実際の装置は図10にあるように2穴用ダイ孔63WDあるいはそれ以上の数のダイ孔もあるが、説明のため省略してある。
本実施態様におけるこれまでの説明では、シートの端部を処理する端部処理ユニットとしてパンチユニット60を示してきたが、この端部処理ユニットとしてはたとえばシートの角をカットするコーナカットユニットも採用できる。このコーナカット装置は、図32と図33にて概要を説明する。詳しくは本出願人の出願に係わる特許出願2015−238732号に説明してある。
これまで説明したシフトローラユニット50やパンチユニット60(コーナカット・パンチユニット)を含むシート処理装置Bを備える画像形成装置Aのシステム制御構成を図34のブロック図に従って説明する。図1に示す画像形成装置システムは画像形成装置Aの画像形成制御部200と搬送ユニット40、シフトローラユニット50、パンチユニット60、綴じユニット100、第1の集積トレイ110など含むシート処理装置Bのシート処理制御部204(制御CPU)を備えている。
上述のように構成された本実施態様のシート処理制御部204はシート処理装置Bに、例えば(1)「プリントモード」、(2)「エスケープモード」、(3)「区分けシフトモード」、(4)「パンチモード(シート側縁カットモード)」、(5)「シート綴じモード」(6)「スイッチバックモード」とこれらの組み合わせを実行させる。以下、主な処理モードについて述べる。
画像形成装置Aの本体排出ローラ30画像形成されたシートを受け入れ、このシートをシフトローラ52、第1の集積トレイ110に至る第1搬送経路70に搬送して第1の集積トレイ110に一枚ずつ収納する。
画像形成装置Aの本体排出ローラ30画像形成されたシートを受け入れ、このシートをシフトローラ52、第2の集積トレイ115に至る第2搬送経路80に搬送して第2の集積トレイ115に一枚ずつ収納する。このエスケープモードは操作者の指示よる場合、その他第1の集積トレイ110へのシート搬送を行っている場合、あるいは長さや厚さが不定の場合に使用される。
このモードは、本実施態様にあってはすでに説明したように、スモールサイズのシートはシフトローラ52をシートの搬送方向と交差する方向のフロント側とリア側にシフトしてシート区分けのためのしょりである。また。ラージサイズのシートは処理トレイ90の整合板95により載置位置を変更して区分する。この本実施態様のものは、シフトモードが指定されるとシート長さにより自動的にシフト場所を異ならせるようになっている。
(4)「パンチモード(シート側縁カットモード)」、
シフトされるシート、あるいはシフトされないシートなど第1搬送経路70を通過可能なシートの縁部に対してファイリングのために、2穴あるいは3穴のパンチ孔を穿孔するモードである。また、シートの角を円弧に裁断するコーナカットモードの併用や置き換えも可能である。
(5)「シート綴じモード」
本体排出ローラ30から画像形成されたシートを、シフトローラ52で中継ぎ搬送し、パンチユニット60を含む第1搬送経路70を経由して処理トレイ90に一時載置して、綴じユニット100で綴じてから第1の集積トレイ110に排出するモードである。この綴じモーとでは、特に針綴じするステープラ100SPのみでなく、針を有しない圧着綴じや糊綴じも採用できる。
(6)「スイッチバックモード」
シートの両面に画像形成するために、本体排出ローラ30が片面画像形成したシートを再び 画像形成部に再搬送するためシート処理装置Bを搬送ガイドして使用するもーとである。この場合は、図14ですでに説明したようにシフト従動ローラ54をシフトローラ52から離間して、本体排出ローラ30のスイッチバック搬送に支障にならないようにするものである。このモードは操作者が指定しなくとも本体側が両面画像を形成する際に自動的になされるが、本実施態様に関連するため特にモードとして説明した。
1.搬送されるシートをシフトして区分けを行なうとともにこの区分けするシートの端部を処理して集積トレイ(第1の集積トレイ110)に集積するシート処理装置であって、搬入口32からのシートを案内する搬入経路34と、この搬入経路に設けられシートを搬送すると共にシート搬送方向と交差する方向にシフトするシフトローラ52と、このシフトローラの下流側に位置し上記搬入経路からのシートを上記集積トレイに向けて搬入する搬入ローラ72と、この搬入ローラの上流側に設けられ処理位置でシートの端部を処理する端部処理ユニット(パンチユニット60のパンチ移動ユニット61またはパンチ・コーナユニットR190、パンチ・コーナユニットF180)とを備え、上記端部処理ユニットが上記シフトローラと同じ方向にシフト移動するとともにこの端部処理ユニットのシフト量が上記シフトローラのシフト量と等しいかまたは大きく設定してされているシート処理装置である。
B シート処理装置
30 本体排出ローラ
32 搬入口
34 搬入経路
33 トレイユニット
37 搬送路
40 搬送ユニット
50 シフトローラユニット
52 シフトローラ
53 シフトギア
54 シフト従動ローラ
55 シフトカム
60 パンチユニット
60D ダミーパンチ(搬送ガイド)
61 パンチ移動ユニット
62 パンチ刃
63 ダイ孔
62WP 2穴用パンチ刃
62TP 3穴用パンチ刃
63WD 2穴用ダイ孔
63TD 3穴用ダイ孔
64 パンチカム
67 屑ボックス
67WD 2穴パンチ屑
67TD 3穴パンチ屑
68 第1フラッパ
70 第1搬送経路
72 搬入ローラ
80 第2搬送経路
82 分岐ローラ
85 第2フラッパ
88 第3搬送経路(スイッチバック開放路)
90 処理トレイ
95 整合板
100 綴じユニット
110 第1の集積トレイ110
114 エスケープローラ
115 第2の集積トレイ
180 パンチ・コーナユニットF
190 パンチ・コーナユニットR
204 シート処理制御部
210 シート搬送制御部
211 パンチ制御部
212 処理トレイ制御部
Claims (9)
- 搬送されるシートをシフトして区分けを行なうとともにこの区分けするシートの端部を処理して集積トレイに集積するシート処理装置であって、
搬入口からのシートを案内する搬入経路と、
前記搬入経路に設けられシートを搬送すると共にシート搬送方向と交差する方向にシフトするシフトローラと、
前記シフトローラの下流側に位置し前記搬入経路からのシートを前記集積トレイに向けて搬入する搬入ローラと、
前記搬入ローラの上流側に設けられ処理位置でシートの端部を処理する端部処理ユニットと、を備え、
前記端部処理ユニットは、前記搬入ローラのシート搬送方向の上流側で且つ前記シフトローラの下流側に配置され、
シートが前記処理位置に到達する前に、前記端部処理ユニットが前記シフトローラと同じ方向へのシフト移動を完了させると共に、前記端部処理ユニットのシフト量が前記シフトローラのシフト量と等しいかまたは大きく設定されている、ことを特徴とするシート処理装置。 - 前記端部処理ユニットのシフト移動は、前記シフトローラのシフト開始と同時かまたは早くシフト移動していることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
- 前記シフトローラのシート搬送方向と交差する方向へのシートのシフト開始は、前記端部処理ユニットの処理位置をシート先端が通過してから行われることを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
- 前記集積トレイとは異なる位置でシートを集積する第2の集積トレイと、
前記第2の集積トレイにシフトローラからのシートを案内する前記搬入経路から分岐した第2搬送経路と、
前記第2搬送経路に設けられてシートを搬送する分岐ローラと、
前記シフトローラと前記端部処理ユニットとの間であって、シートを前記集積トレイに搬送するか前記第2の集積トレイに搬送するかを選択する切り替えフラッパが前記分岐した位置に配置され、
前記シフトローラによる第2搬送経路におけるシートシフトは、シートが前記切り替えフラッパを通過してから開始される、ことを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。 - 前記シフトローラは、前記搬入口から前記搬入ローラまたは前記分岐ローラまでの搬送する長さより短いシートを搬送する場合にシートのシフトを実行するとともに、前記搬入ローラまたは前記分岐ローラにシートが到達する前にシフトが完了することを特徴とする請求項4に記載のシート処理装置。
- シートの端部を加工するシート端処理部は、シート端部にパンチ孔を穿孔するパンチユニットであることを特徴とする請求項5に記載のシート処理装置。
- シートの端部を加工するシート端処理部は、シートの角をカットする角部カットユニットであることを特徴とする請求項5に記載のシート処理装置。
- シートに画像形成を行う画像形成部と、
前記画像形成部から搬送されるシートに処理を行うシート処理装置と、
前記シート処理装置は、請求項1ないし7の何れかに記載の構成を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。 - シートに画像形成を行う画像形成部と、
前記画像形成部の上方に設けられ、原稿の画像を読み取る読み取り部と、
前記読み取り部と前記画像形成部との間にシート排出空間を有し、
当該シート排出空間に、前記請求項1ないし7のいずれかに記載のシート処理装置が配置されたことを特徴とする画像形成装置。
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