JP2001047374A - 締付装置 - Google Patents

締付装置

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JP2001047374A
JP2001047374A JP11223221A JP22322199A JP2001047374A JP 2001047374 A JP2001047374 A JP 2001047374A JP 11223221 A JP11223221 A JP 11223221A JP 22322199 A JP22322199 A JP 22322199A JP 2001047374 A JP2001047374 A JP 2001047374A
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JP
Japan
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fastened
driven
shaft
driven pulley
fastening device
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Pending
Application number
JP11223221A
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English (en)
Inventor
Hidemoto Kondo
英基 近藤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回動自在なドリブン軸にドリブンプーリを相
対回転不能に嵌合させて、ドリブンプーリを回動不能に
保持しつつ、ドリブン軸端部にボルトまたはナットを締
め付ける装置において、ドリブンプーリの機種に拘わら
ず適用出来るようにする。 【解決手段】 締付装置1の治具ブロック4に、ボルト
等を締め付けるソケットレンチ5と、ドリブンプーリP
の切欠き凹所gに挿入されて回転を阻止する複数の係止
ピン6を設け、各係止ピン6を治具ブロック4内の圧縮
バネ7によって前方に付勢するとともに、前方から押圧
力を受けると治具ブロック4内に没入するようにする。
また係止ピン6の位置は、ドリブンプーリPの複数機種
の切欠き凹所gの位置に対応した位置に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動二輪車
等のベルト式トルク伝達機構の構成部品であるドリブン
プーリを締結するための締付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動二輪車等のドリブンプ
ーリをドリブン軸に取り付けるような際、回動自在なド
リブン軸に対して、ドリブンプーリを相対回転不能に嵌
合させ、ドリブン軸の端部に螺合するボルトまたはナッ
トを締付けてドリブン軸にドリブンプーリを締結するよ
うな締付作業が行われるが、このような締付装置とし
て、例えば図5に示すような装置51が知られている。
【0003】この締付装置51は、ドリブンプーリPの
貫通孔hを不図示のドリブン軸に嵌合させて締結するに
あたり、ナットランナ52を備えた装置本体53と、こ
の治具本体53の先端部に設けられる治具ブロック54
と、この治具ブロック54の前面に取付けられ且つナッ
トランナ52によって回転駆動されるソケットレンチ5
5と、治具ブロック54の前面に突設される複数の係止
ピン56を備えており、ドリブン軸に螺合する不図示の
ボルトまたはナットにソケットレンチ55を嵌合させる
と同時に、それぞれの係止ピン56をドリブンプーリP
の切欠き凹所gのうち回転を阻止し得る位置に挿入し、
ドリブンプーリPが連れ回されるのを防止しながらソケ
ットレンチ55を回転駆動して締付作業を行うようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えばドリ
ブンプーリPの機種が変更されて切欠き凹所gの形状や
位置が異なるようになった場合に、既存の締付装置51
では係止ピン56の位置が合わなくなるという問題が生
じ、機種に合わせて専用の装置を設けようとすれば、機
種が変更されるごとに装置を交換しなければならず、手
間とコストがかかるという問題が生じるようになった。
【0005】そこで本発明は、多数の機種に対応するこ
との出来る締付装置を構成し、機種ごとに装置を交換す
るような手間を省くとともに、コスト低減を図ることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、回動自在な軸に対して被締結部材を相対回転
不能に嵌合させ、軸の端部に螺合するボルトまたはナッ
ト等の締結手段を締付けて被締結部材を軸に締結するに
あたり、治具ブロックの前面側に突出する係止ピンを被
締結部材の係合凹所に係合させて被締結部材を通じて軸
を回動不能に保持しつつ、治具ブロックの前面側のソケ
ットレンチ等の駆動伝達手段を軸端部のボルトまたはナ
ット等の締結手段に嵌合させて回転駆動するようにした
締付装置において、前記係止ピンを、機種の異なる複数
の被締結部材の係合凹所の位置に対応して複数箇所に設
け、いずれの係止ピンも通常時は前方に突出し、前方か
ら押圧力を受けると治具ブロック内に没入するようにし
た。
【0007】このように、被締結部材のいずれの機種に
も適用可能な複数の係止ピンを設けておき、通常時は前
方に突出させるとともに、前方から押圧力を受けると治
具ブロック内に没入するようにしておけば、被締結部材
に近接させて使用する際に、係合凹所に対応する位置の
係止ピンだけが突出状態となり、係合凹所のない位置の
係止ピンは押されて治具ブロック内に没入するため、す
べての機種の被締結部材に対して使用することが出来
る。
【0008】ここで、係止ピンを通常時は前方に突出さ
せ、前方から押圧力を受けた際に治具ブロック内に没入
させる構成は、例えば治具ブロック内に圧縮バネ等を内
装し、このバネ力等で係止ピンを前方に付勢するような
手段が採用出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
締付装置の斜視図、図2は治具ブロックの正面図、図3
は図2のA−A線断面図、図4は本装置が適用可能なド
リブンプーリの機種別形態例の説明図である。
【0010】本発明に係る締付装置は、自動二輪車等の
ベルト式トルク伝達機構の構成部品であるドリブンプー
リをドリブン軸に締結するための装置として構成され、
このドリブンプーリは、回動自在なドリブン軸に対して
相対回転不能に嵌合された後、ドリブン軸の端部に螺合
するボルトまたはナットを締め付けることで締結される
ようになっている。
【0011】そして、本締付装置が適用されるドリブン
プーリPの形態の一例は、図4(a)〜(d)に示すよ
うに、中央部にドリブン軸を嵌合せしめるための貫通孔
hを備えるとともに、その外側のディスク面の適宜箇所
に切欠き凹所gを備えており、この切欠き凹所gの形状
や位置は機種によって異っている。
【0012】そしてこのようなドリブンプーリPは、貫
通孔hを介して不図示のドリブン軸に対して例えばスプ
ライン嵌合等によって相対回転不能に嵌合され、ドリブ
ン軸の端部に螺合するボルトまたはナットを締付けるこ
とでドリブン軸に締結されるが、ボルト等を締め付ける
際に、ドリブン軸を回転不能に保持しておく必要があ
る。
【0013】このため、本発明に係る締付装置1は、ド
リブンプーリPを通じてドリブン軸を回転不能に保持し
つつ、軸端部のボルト等を締め付けることが出来るよう
にされ、図4(a)〜(d)に示す各種形態のドリブン
プーリPのいずれにも適用出来るようにされている。
【0014】すなわち、本締付装置1は、図1に示すよ
うに、ナットランナ2を備えた装置本体3と、この装置
本体3の先端部に取付けられる治具ブロック4と、この
治具ブロック4の前面中央部に設けられるソケットレン
チ5と、治具ブロック4に対して出没自在に設けられる
複数の係止ピン6を備えている。
【0015】そしてこの係止ピン6の位置は、図4
(a)〜(d)に示す四種類のドリブンプーリPの切欠
き凹所gの位置に合わせて設けられており、例えば所定
の二本の係止ピン6の位置が、あるドリブンプーリPの
二箇所の切欠き凹所gの位置に対応し、他の二本の係止
ピン6の位置が、他のドリブンプーリPの切欠き凹所g
の位置に対応する等によって、四種類のいずれのドリブ
ンプーリPに対しても、少なくとも二箇所の切欠き凹所
gの位置に対応する二本の係止ピン6が存在するように
配置されている。
【0016】また、これらの係止ピン6は、図3に示す
ように、治具ブロック4に形成される貫通孔4h内に出
没自在に収納されている。すなわち、係止ピン6の基端
側には係止ピン6を前方に付勢する圧縮バネ7が内装さ
れており、また貫通孔4hの中間部内面には、係止ピン
6の後方フランジ部6fに係合して前方に抜け出すのを
防止する段部dが形成されている。
【0017】このため、この係止ピン6に前方から押圧
力が加わると、圧縮バネ7が縮んで係止ピン6が治具ブ
ロック4内に没入し、押圧力がなくなると、後方フラン
ジ部6fが段部dに当接するまで突出するようにされて
いる。
【0018】以上のような締付装置1によって、あるド
リブンプーリPの締付けを行う場合、少なくとも二本の
係止ピン6を、二箇所の切欠き凹所gのうち回転を阻止
し得る位置にセットし、ソケットレンチ5をボルトまた
はナットに嵌合させれば、切欠き凹所gの位置にない係
止ピン6はプーリPの表面に押されて治具ブロック4内
に没入するため、すべてのドリブンプーリPを回転不能
に保持出来る。そしてナットランナ2を駆動してソケッ
トレンチ5によりボルトまたはナットを締め付ける。
【0019】こうすることで、四種類すべてのドリブン
プーリPに対して単一の締付装置1で対応することが出
来、便利である。
【0020】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば被締
結部材としてはドリブンプーリPに限定されるものでは
なく、また機種の数も四種類に限られるものではない。
更に切欠き凹所gの形態等も任意であり、単なる窪みで
も貫通穴でもその他の凹部でも良い。また、締結手段と
してのボルトやナット、及び駆動伝達手段としてのソケ
ットレンチもこれらに限定されるものではなく、同様の
機能を備えたものであっても良い。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明に係る締付装置は、
係止ピンを被締結部材の係合凹所に係合させて被締結部
材を回動不能に保持しつつ、ソケットレンチ等の駆動伝
達手段を駆動して締め付けるような締付装置において、
係止ピンを、機種の異なる複数の被締結部材の係合凹所
の位置に対応して複数箇所に設け、いずれの係止ピンも
通常時は前方に突出し、前方から押圧力を受けると治具
ブロック内に没入するようにしたため、すべての機種の
被締結部材に対して使用することが出来、例えば機種別
に専用の装置を設けることに較べて、手間とコストの節
約が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る締付装置の斜視図
【図2】治具ブロックの正面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】本装置が適用可能なドリブンプーリの機種別形
態例の説明図
【図5】従来の締付装置の説明図
【符号の説明】
1…締付装置、2…ナットランナ、4…治具ブロック、
5…ソケットレンチ、6…係止ピン、7…圧縮バネ、g
…切欠き凹所、P…ドリブンプーリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動自在な軸に対して被締結部材を相対
    回転不能に嵌合させ、軸の端部に螺合するボルトまたは
    ナット等の締結手段を締付けて被締結部材を軸に締結す
    るにあたり、治具ブロックの前面側に突出する係止ピン
    を被締結部材の係合凹所に係合させて被締結部材を通じ
    て軸を回動不能に保持しつつ、治具ブロックの前面側の
    ソケットレンチ等の駆動伝達手段を軸端部のボルトまた
    はナット等の締結手段に嵌合させて回転駆動するように
    した締付装置であって、前記係止ピンは、機種の異なる
    複数の被締結部材の係合凹所の位置に対応して複数箇所
    に設けられ、いずれの係止ピンも通常時は前方に突出
    し、前方から押圧力を受けると治具ブロック内に没入す
    るようにされることを特徴とする締付装置。
JP11223221A 1999-08-06 1999-08-06 締付装置 Pending JP2001047374A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI395640B (zh) * 2010-10-20 2013-05-11 Infar Ind Co Ltd 旋轉頭扳手結構
CN114102499A (zh) * 2021-12-24 2022-03-01 无锡承方科技有限公司 螺栓紧固装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI395640B (zh) * 2010-10-20 2013-05-11 Infar Ind Co Ltd 旋轉頭扳手結構
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