JP2005131753A - ドライバー付きトルクレンチ - Google Patents

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Hiroaki Muto
浩晶 武藤
Takanori Komiya
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Abstract

【課題】 1本の工具でアジャストスクリューの調整作業やアジャストスクリューに螺合するロックナットの締め付け作業を簡単且つ迅速にできるようにし、この種の作業の作業効率を良くする。
【解決手段】 ドライバー3を備えて形成する。このドライバー3のドライバー軸3aを、先端をトルクレンチ本体2の先端部より突き出し可能の状態でトルクレンチ本体2の内部に、その長手方向に沿ってスライド可能に且つ回転可能に通す。またドライバー3の柄部3bを、トルクレンチ本体2の後端から突き出させる。ドライバー3を、トルクレンチ本体2に対して抜け止めする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ドライバー付きトルクレンチに関し、更に詳しくはアジャストスクリューの調整作業やアジャストスクリューに螺合するロックナットの締め付け作業などを1本の工具で行えるよう形成したドライバー付きトルクレンチに関するものである。
従来、例えばエンジンの吸・排気バルブのタペットクリアランスの調整に際し、アジャストスクリューの螺入量の調整は、例えば特許文献1に記載されているように、通常、次のようにして行われている。先ず作業者は、アジャストスクリューに螺合するロックナットにナットレンチのソケット部を係合させ、次にこの状態でナットレンチのパイプ状の本体内にドライバー軸の先端をアジャストスクリューの溝に係合させ、ドライバーの柄部を回転させてアジャストスクリューの螺入量を調整する。そしてその後、作業者は、ナットレンチを回転させてロックナットを仮締めし、更に市販品のトルクレンチをナットレンチに係合させ、このトルクレンチによって所定の締付トルク値までロックナットを締め増しする。
特開平11−153007号公報
従って従来は、上記の作業において、ドライバー、ナットレンチ、トルクレンチと、3本の工具を使用するのが通例であったから、これらの工具を準備したり、作業時における工具の配置に手間暇がかかり、また実際の作業時には3本の工具を順次使用するので作業が厄介であり、作業効率があがらない、という問題点があった。
本発明の解決しようとする技術的課題は、1本の工具でアジャストスクリューの調整作業やアジャストスクリューに螺合するロックナットの締め付け作業などを簡単且つ迅速にできるようにし、この種の作業の作業効率が良くなるよう形成したドライバー付きトルクレンチを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、次のような技術的手段を採る。
即ち本発明は、図1等に示されているように、ドライバー3を備え、このドライバー3のドライバー軸3aが、先端をトルクレンチ本体2の先端部より突き出し可能の状態でトルクレンチ本体2の内部に、その長手方向に沿ってスライド可能に且つ回転可能に通され、またドライバー3の柄部3bがトルクレンチ本体2の後端から突き出され、ドライバー3がトルクレンチ本体2に対して抜け止めされていることを特徴とする(請求項1)。
本発明の場合、トルクレンチ本体2は、ソケットレンチ形のトルクレンチが好ましいが、これに限定されるものではない。またドライバー3は、ネジ頭の溝に応じてプラス形、マイナス形、或いは例えば六角孔付きボルトに対応できるよう、六角レンチ形等、その種類は任意である。
請求項1記載の本発明の場合は、トルクレンチ本体2が、先端にソケット部5を有する管状のソケット軸4と、このソケット軸4に外装された中空状のレンチ本体6とを備え、レンチ本体6内に位置するソケット軸4の後端側に圧縮コイルバネ7が外装され、この圧縮コイルバネ7を受け止めるバネ受け15が圧縮コイルバネ7の後端に配置され、このバネ受け15を介して鋼球保持盤9がソケット軸4と一体回転自在にソケット軸4に外装され、この鋼球保持盤9を介して上記ソケット軸4の後端側にクラッチ盤18が軸方向にスライド自在に外装され、上記の鋼球保持盤9に保持されている鋼球10が圧縮コイルバネ7によって押圧されたバネ受け15を介して上記クラッチ盤18の凹部19に圧接され、クラッチ盤18とレンチ本体6とがクラッチ盤18の外周面に係合されている鋼球25を介して一体回転自在に形成され、ドライバー3のドライバー軸3aが上記のソケット軸4に挿通されているのが好ましい(請求項2)。
これによると、図5に示されるように、ロックナット34にソケット部5を嵌め合わせた状態で、ドライバー3でアジャストスクリュー33を締めることができ、使い勝手が良いからである。
また本発明の場合は、ドライバー軸3aの周面にドライバー3の抜け止め用の突起31が形成され、この突起31を係止させる係止部32がトルクレンチ本体2に設けられ、これによりドライバー3がトルクレンチ本体2に対して抜け止めされているのが好ましい(請求項3)。これによると、簡単な構成で安価にドライバー3の抜け止めが可能になるからである。
本発明の場合は、例えばアジャストスクリューの調整時、アジャストスクリューに螺合するロックナットに、本発明品のソケット部を係合させた状態で、ドライバー軸の先端をアジャストスクリューの溝に係合させ、ドライバーの柄部を回転させてアジャストスクリューの螺入量を調整でき、またこの状態でロックナットを所定の締付トルク値で締め付けることができる。従ってこれによれば、本発明品だけで、この種の一連の作業を簡単且つ迅速にでき、作業効率を大幅にアップできる。
以下、本発明の好適な一実施形態を、添付図面に従って説明する。
この実施形態に係る本発明のドライバー付きトルクレンチ1は、トルクレンチ本体2と、ドライバー3とから形成されている。
トルクレンチ本体2は、ソケット形レンチであり、次のように構成されている。
4は管状のソケット軸であり、このソケット軸4はロックナット34(図5参照)に係合可能なソケット部5を先端に有して形成されている。ソケット軸4の先端4aは角ドライブに形成され、ソケット部5はネジ51がネジ孔5aを介してネジ孔4bに螺合されることにより、ソケット軸4に固定されている。6は、2個の中空部材6A,6Bがネジ結合されて形成された中空状のレンチ本体である。このレンチ本体6は、ソケット軸4の外周を覆うよう挿し嵌められて装着されている。
7は、圧縮コイルバネである。この圧縮コイルバネ7は、レンチ本体6内に位置するソケット軸4の後端側に外装されている。8は、圧縮コイルバネ7の一端部を受け止めるワッシャーである。9は、後述するバネ受け15を介してソケット軸4と一体回転自在にソケット軸4に外装された鋼球保持盤である。この鋼球保持盤9は、鋼球10を保持する鋼球孔11が軸芯回りに等間隔にこの実施形態では6個貫通されている。12(図3参照)は、鋼球保持盤9の中心部孔13の内周に形成されたセレーションで、ソケット軸4の後部外周に形成されているセレーション14に噛み合わされるよう形成されている。15は、圧縮コイルバネ7の他端部を受け止めるバネ受けである。このバネ受け15は、鋼球保持盤9の側面に突出形成された小径部9aの外周に挿入されることにより、ソケット軸4の後端に配置されている。16(図3、図4参照)は、ソケット軸4のセレーション14に形成されているリング溝であり、このリング溝16にEリング17が装着され、これにより鋼球保持盤9が軸方向に抜けないよう形成されている。
18(図1、図3等参照)は、凹部19を側面に有するクラッチ盤である。このクラッチ盤18は、鋼球保持盤9を介してソケット軸4の後端側に軸方向にスライド自在に挿し嵌められて装着されている。上記クラッチ盤18の凹部19には、鋼球保持盤9に保持された鋼球10が、圧縮コイルバネ7で押圧されたバネ受け15を介して圧接されている。上記のワッシャー8、圧縮コイルバネ7、バネ受け15、鋼球保持盤9、及びクラッチ盤18は、レンチ本体6の内部に形成された収納凹部6aに収納されている。
20は、上記の圧縮コイルバネ7の圧縮度を調節し、トルクレンチ本体2の締付トルクを調節するための調整ネジである。この調整ネジ20は、外周にネジを有し、レンチ本体6の後部内周に形成されたネジ孔6b(図1A参照)にねじ合わされ、ワッシャー21を介して上記のクラッチ盤18を押圧し、圧縮コイルバネ7の圧縮度を変化させてトルクを任意の値に設定できるよう形成されている。22は調整ネジ20の止めネジであり、レンチ本体6に螺着されている。
23(図1A参照)は、レンチ本体6の収納凹部6aの後部内周面に形成された軸方向溝、24は、上記のクラッチ盤18の外周面に形成された凹部であり、円周方向に等間隔をおいて本実施形態では3個形成されている。上記の軸方向溝23と凹部24により、鋼球25が保持されている。クラッチ盤18とレンチ本体6とは、クラッチ盤18の外周面に係合されている鋼球25を介して一体回転可能に形成されている。26は操作ハンドルであり、レンチ本体6の後端部の外周に突き出されて設けられている。27は端部材であり、レンチ本体6の後端面にネジ28で固定されている。
次に、ドライバー3について説明する。
本発明の場合、ドライバー3は、図1A等に示されるように、ドライバー軸3aと柄部3bとからなる。ドライバー軸3aは、上記のトルクレンチ本体2のソケット軸4内、及びレンチ本体6に装着された調整ネジ20と端部材27とに設けられている貫通孔29,30(図3参照)を介して、先端がトルクレンチ本体2の先端部から突き出し可能になるよう、トルクレンチ本体2の内部にスライド可能に且つ回転可能に通されている。また柄部3bは、トルクレンチ本体2の後端から後方に突き出されている。上記のドライバー軸3aは、トルクレンチ本体2に対して軸方向にスライド可能に通されているが、そのままでは抜け落ちるため、この本発明ではドライバー軸3aの周面に抜け止め用の突起31(図1B参照)が形成され、この突起31を端部材27の端面の内側の係止部32に係止させることにより、トルクレンチ本体2からドライバー3が抜け落ちないよう形成されている。
次に本発明品の作用を説明する。
図5に示されるように、アジャストスクリュー33を調整する場合、作業者は、先ずアジャストスクリュー33に螺合するロックナット34に、例えば本発明のソケット部5を係合させた状態で、ドライバー軸3aの先端をアジャストスクリュー33の端面の例えばプラス形の溝に係合させ、ドライバー3の柄部3bを回転させ、アジャストスクリュー33の螺入量を調整する。
次に作業者は、ドライバー軸3aの先端をアジャストスクリュー33の溝に係合させたまま、トルクレンチ本体2の操作ハンドル26を回転させる。この回転力は、鋼球25を介してクラッチ盤18に伝達され、更に、鋼球10を介して鋼球保持盤9に伝達され、鋼球保持盤9からソケット軸4に伝達されてソケット部5を回転させる。そしてこの回転力が設定トルク値より大きくなると、鋼球10が圧縮コイルバネ7の圧縮力(弾発力)に抗してクラッチ盤18の凹部19から脱することにより、回転力はクラッチ盤18から鋼球保持盤9に伝達されず、レンチ本体6が空回りする。これにより、ロックナット34が所定の締付トルク値で締め付けられるものである。
本発明のドライバー付きトルクレンチの好適な一実施形態を示し、Aは要部断面図、Bは要部拡大断面図である。 同上ドライバー付きトルクレンチの側面図である。 同上ドライバー付きトルクレンチの分解斜視図である。 Aはクラッチ盤付近を示す要部分解斜視図、Bは要部断面図である。 同上ドライバー付きトルクレンチの作用を説明するための説明図であり、Aは調整前の要部側面図、Bは調整時の要部側面図である。
符号の説明
1 ドライバー付きトルクレンチ
2 トルクレンチ本体
3 ドライバー
3a ドライバー軸
3b 柄部

Claims (3)

  1. ドライバーを備え、このドライバーのドライバー軸が、先端をトルクレンチ本体の先端部より突き出し可能の状態でトルクレンチ本体の内部に、その長手方向に沿ってスライド可能に且つ回転可能に通され、またドライバーの柄部がトルクレンチ本体の後端から突き出され、ドライバーがトルクレンチ本体に対して抜け止めされていることを特徴とするドライバー付きトルクレンチ。
  2. 請求項1記載のドライバー付きトルクレンチであって、トルクレンチ本体が、先端にソケット部を有する管状のソケット軸と、このソケット軸に外装された中空状のレンチ本体とを備え、レンチ本体内に位置するソケット軸の後端側に圧縮コイルバネが外装され、この圧縮コイルバネを受け止めるバネ受けが圧縮コイルバネの後端に配置され、このバネ受けを介して鋼球保持盤がソケット軸と一体回転自在にソケット軸に外装され、この鋼球保持盤を介して上記ソケット軸の後端側にクラッチ盤が軸方向にスライド自在に外装され、上記の鋼球保持盤に保持されている鋼球が圧縮コイルバネによって押圧されたバネ受けを介して上記クラッチ盤の凹部に圧接され、クラッチ盤とレンチ本体とがクラッチ盤の外周面に係合されている鋼球を介して一体回転自在に形成され、ドライバーのドライバー軸が上記のソケット軸に挿通されていることを特徴とするドライバー付きトルクレンチ。
  3. 請求項1又は2記載のドライバー付きトルクレンチであって、ドライバー軸の周面にドライバーの抜け止め用の突起が形成され、この突起を係止させる係止部がトルクレンチ本体に設けられ、これによりドライバーがトルクレンチ本体に対して抜け止めされていることを特徴とするドライバー付きトルクレンチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011127690A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Ube Industries Ltd バルブ開閉治具
JP2013163477A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Alcoa Wheel Products Japan Ltd ホイールのエアーバルブ締付け工具

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