JP2001047163A - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP2001047163A
JP2001047163A JP11217735A JP21773599A JP2001047163A JP 2001047163 A JP2001047163 A JP 2001047163A JP 11217735 A JP11217735 A JP 11217735A JP 21773599 A JP21773599 A JP 21773599A JP 2001047163 A JP2001047163 A JP 2001047163A
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arm
clamp
swing arm
work
intermediate rod
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JP11217735A
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Koji Kono
孝二 河野
Shinji Uchida
真二 内田
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い精度を保ちながらワンモーションで作動
し、製造コストが低くかつ制御も簡単なクランプ装置を
提供すること。 【解決手段】 クランプ装置1は、先端にクランプ爪を
有するクランプアーム13と、平行アーム14と、クラ
ンプアーム13と平行アーム14に交差してその各々2
カ所の交点で回動可能に軸支されるスイングアーム15
a及び中間ロッド15bとを有し、スイングアームは、
基部8に軸支され、中間ロッド15bは基部8に支持さ
れたエアシリンダー11に軸着され、スイングアーム1
5aに当接させて中間ロッド15bの回動を阻止するロ
ケータ16bと、クランプアーム13を解放する方向に
付勢するスプリング17とを有し、ワンモーションでワ
ークWを解放し、さらにリンク機構をロボットアームと
の干渉域を回避するために変位可能に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、治具に載置された
ワークを固定若しくは解放するようにクランプアームを
変位させることが可能なリンク機構を備え、ワークを解
放するようにクランプアームを変位させたときに、リン
ク機構がワーク加工機との干渉領域を回避するように変
位可能に構成されたクランプ装置に関し、特に単独の駆
動手段により前記機能を達成することが可能なクランプ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワーク加工機、例えば、治具によって固
定された自動車のエンジンフードの外板の上に内板を載
置し、外板の縁端に形成されたフランジをヘムローラを
用いて連続的に転圧して折り曲げて内板を固定してゆく
ローラ式ヘミング装置などの場合に精度の高い加工をす
るためには、ワークである外板と内板を治具を用いクラ
ンプ装置で固定して、ワークを正確な位置に保持する必
要があった。この場合、外板の周縁を固定しているクラ
ンプ装置は、ヘムローラが転圧する場合に干渉する位置
にあるので、ヘムローラが通過するときにクランプ装置
を、ヘムローラと干渉しない位置まで退避させなければ
ならなかった。
【0003】一方、内板は、外板の上に載置されるた
め、治具によっては固定しにくく、従来の外板の端部を
挟み込むだけのクランプ装置では、正確に内板と外板と
の相対位置を保持することが困難であった。正確に内板
と外板との相対位置を保持するためには、外板上に載置
された内板の所定位置に位置決め用の孔を設け、ここに
位置決め用のピンであるクランプ爪を垂直に挿入して固
定するような方法が望ましいものである。この位置決め
用のクランプ爪をワークに対して垂直に挿入及び脱抜す
るためには、クランプ爪を支持しているクランプアーム
の回転中心を内板の表面と略同じレベルにする必要があ
った。また、内板の所定位置を固定する場合は、外板の
端部を挟み込むだけの場合にくらべて、長尺のクランプ
アームを必要とした。
【0004】そこで、内板の表面と略同じレベルの回転
中心を持つクランプアームを単独の駆動装置で回動させ
てワークを解放する機構では、ワーク加工機(ヘムロー
ラ)の動作領域から退避できないため、図9から図11
に示すような、ピン抜き用エアシリンダー119とスイ
ング用エアシリンダー111の複数の駆動装置を備えた
クランプ装置101が提案された。図9はクランプ装置
101のクランプ時を示す図であり、ここに示すよう
に、クランプ装置101は、基部108が治具取付具1
20によりワークWを載置している治具Jに固定用ビス
120aで取り付けられている。スイング用エアシリン
ダー111が、先端付近をヒンジピン112fにより基
部108に軸支され、ワークWをクランプするクランプ
動作時には、このスイング用エアシリンダー111にエ
アポンプ(不図示)から加圧されたエアを供給すること
でスイング用ロッド111aが伸長される。スイング用
ロッド111aの先端には、スイングアーム115の下
端が軸着されているので、スイングアーム115は、ス
イング用ヒンジピン118を回転中心として図9におい
て反時計回りに変位する。そして、スイングアーム11
5に設けられたロケータ116が基部108に当接した
ところでスイングアーム115が停止してスイングアー
ム115の位置が決まる。次に、スイングアーム115
に軸支されたピン抜き用エアシリンダー119を加圧す
れば、ピン抜き用ロッド119aが伸長され、その先端
に軸支されたクランプアーム113の後端部を上方に押
して、ヒンジピン112aを回転中心として変位させ、
先端に配置されたクランプ爪110がワークWである内
板Wiの所定位置に穿設された位置決め用の孔Whに垂
直下方に挿入されて内板Wiが正確な位置に保持されて
固定される。
【0005】ワークWを解放する場合は、まず図10に
示すようなアンクランプ動作(ピン抜き動作)を行う。
ピン抜き用エアシリンダー119に負圧をかけることに
より、ピン抜き用ロッド119aがピン抜き用エアシリ
ンダー119に引き込まれ、ピン抜き用ロッド119a
に軸支されたクランプアーム113の端部が下方に引き
下げられる。すると、ヒンジピン112aに支持された
クランプアーム113は、ヒンジピン112aを回転中
心として変位して、クランプ爪110が略垂直方向に引
き上げられワークWから脱抜される。この段階では、ク
ランプアーム113等がロボットアームの干渉領域Aに
入るため、ロボットアームのヘムローラHRによりワー
クWの加工ができない。
【0006】そして、外板Wo及び内板Wiの端部を転
圧する場合には、このクランプアーム113等を干渉領
域Aから退避させるため、図11に示すようなスイング
動作(退避動作)を行う。スイング用エアシリンダー1
11に負圧をかけることにより、スイング用ロッド11
1aがスイング用エアシリンダー111に引き込まれ、
スイング用ロッド111aに軸支されたスイングアーム
115がスイング用ヒンジピン118を回転中心として
図11において時計回りの方向に回動しながら下方に引
き下げられる。そのため、スイングアーム115の上端
に支持されているクランプアーム113を伴って、スイ
ングアーム115がロボットアームRAとの干渉領域A
から退避され、ロボットアームRAのヘムローラHRに
よりワークWがヘミング加工される。このように構成さ
れた従来のクランプ装置101では、ヘムローラHRが
通過する時には、クランプ装置101を退避させ、通過
後は再びクランプ状態に復帰させることができる。
【0007】また、特開平8−197149号公報に記
載された被ヘミング材のクランプ装置のように、下型の
側部に揺動可能に支持されたスイングアームと、ここに
揺動可能に支持されたクランプアームと、一端がこのク
ランプアームの揺動後部に連結され、他端が連結ピンを
長孔に挿入してなる変位連結部を介してスイングアーム
に連結された中間アームと、この中間アームとスイング
アームとの間に介装されて、変位連結部のアンクランプ
方向への付勢を通じてクランプアームをアンクランプ方
向に付勢する付勢手段と、変位連結部を介してスイング
アームにロッドが連結されたシリンダーとを備え、この
シリンダーの作動により前記スイングアームをクランプ
・アンクランプ方向に揺動させるとともに、変位連結部
の変位を通じてなされる中間アームの変位によりクラン
プアームをクランプ・アンクランプ方向に揺動させる構
成とした単一の駆動装置によるクランプ装置などが提案
されている。このクランプ装置であれば、1本のシリン
ダーの作動によりスイングアームの揺動によりなされる
クランプアームの振り込み、退去動作と、変位連結部の
変位によりなされる中間アームの変位によりクランプア
ームのクランプ・アンクランプ動作を与えるダブルアク
ション構造とし、スイングアームの揺動範囲を大きく設
定することによりクランプアームを被ヘミング材から大
きく退去させて、予備曲げを行うロボットハンドの干渉
領域外へ退去させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピン抜
き用エアシリンダー119とスイング用エアシリンダー
111を備えたクランプ装置101では、2つの動作を
それぞれ別のエアシリンダーにより駆動し、それぞれの
シリンダーを同期するように制御する必要があるため、
一つのクランプ装置に2つのエアシリンダー等の駆動手
段を備えなければならず、クランプ装置を複数設置する
必要から製造コストが高くなるという問題があった。ま
た、それぞれのシリンダーを所定の順序で作動させる必
要があるため、これらを別々に同期させて制御する必要
があり、その制御のためのコストもかかるという問題が
ある上、それぞれの駆動手段にそれぞれパワーを供給し
なければならないため設備能力にも影響するという問題
もあった。
【0009】また、クランプ爪により内板を保持するた
めには、比較的長いクランプアームが必要とされ、かつ
このクランプアームで正確に内板を保持するには外板周
縁を単に挟持するよりも高い強度と精度が要求される
が、特開平8−197149号公報に記載された被ヘミ
ング材のクランプ装置では、一端がこのクランプアーム
の揺動後部に連結され、他端が連結ピンを長孔に挿入し
てなる変位連結部を介してスイングアームに連結された
中間アームを有する構成で、機構の一部に長孔を用いて
いるため、動作が不正確で、長時間使用すれば摩耗によ
り精度が低下し、がたつきが生じやすいという問題があ
った。
【0010】この発明は上記課題を解決するものであ
り、高い精度を保ちながらワンモーションで作動し、製
造コストが低くかつ制御も簡単なクランプ装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明のクランプ装置では、治具に載
置されたワークを固定若しくは解放するようにクランプ
アームを変位させることが可能なリンク機構を備え、前
記ワークを解放するように前記クランプアームを変位さ
せたときに、前記リンク機構がワーク加工機との干渉領
域を回避するように変位可能に構成されたクランプ装置
において、下端を治具に回動自在に軸支したスイングア
ームと、該スイングアームの上端に中間部で軸支され、
先端でワーク表面を固定するクランプアームと、該クラ
ンプアームの他端に上端を軸支され、下端を前記治具に
枢支された駆動手段に軸支された中間ロッドと、前記ス
イングアームと中間ロッドに軸支され、前記クランプア
ームとスイングアームと中間ロッドとともに平行四辺形
リンクを構成する平行アームと、前記駆動手段が前記中
間ロッドを前記クランプアームがワークを固定する方向
に回動するように駆動したときに、前記スイングアーム
と前記治具とが当接して前記スイングアームの回動を阻
止するように設けられた第1の当接部と、前記駆動手段
が前記中間ロッドを前記クランプアームがワークを解放
する方向に回動するように駆動したときに、前記中間ロ
ッドと前記スイングアームとが当接して前記中間ロッド
の回動を阻止するように設けられた第2の当接部と、前
記クランプアームを解放する方向に付勢する付勢手段と
を備えたことを特徴とする。
【0012】この構成に係るクランプ装置では、長孔等
の精度を低下させる機構を有さないため摺動による摩耗
が生じず、平行リンクを用いることによりクランプアー
ムによりワークに対して略垂直方向に高い精度でクラン
プ動作をすることができ、かつワーク加工時にはスイン
グ動作を行いワーク加工機と干渉することを回避するこ
とができる。また、これらの動作を1つの駆動手段によ
りワンモーションで作動させることができる。そのた
め、製造コストが低く、制御も簡単にすることができ、
付帯設備も簡易にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るクランプ装置
を、好ましい1の実施の形態であるローラ式ヘミング装
置RHの治具Jに使用するクランプ装置1により説明す
る。まず最初にクランプ装置1の構成について図面を参
照しながら説明する。
【0014】図1は、クランプ装置1のクランプ時の構
成を示す図である。なお、以下の説明において図1の左
方(治具側)を前部、右方を後部とする。基部8は、略
同一面に連続して形成された鉄等の金属板からなり、基
部上部8a、基部中央部8b、基部下部8cとから上下
方向に長いクランク形状に構成される。基部上部8aの
前端部(治具J側)から金属板を図1の紙面手前方向に
連続して設け、その水平断面がL字状になるように治具
取付部20が設けられる。治具取付部20は、治具Jに
対面するように突設されており、治具J(図6参照)に
固定用ビス20aによりビス止めして取り付けられる。
なお、治具取付部20は、治具Jの形状により、適宜変
更されることはいうまでもない。
【0015】また基部上部8aの後端部には、クランプ
装置1をクランプ方向(図1の反時計回り方向)に回動
させたときにスイングアーム15aを当接させてスイン
グアーム15aの位置決めする案内部であるロケータ1
6cが基部上部8aから連続した形で突設される。そし
て基部上部8aの下端には貫通孔が穿設されスイングア
ーム15aの下端がスイング用ヒンジピン18により軸
支される。基部8の略中央部には、基部上部8aの下端
から前方側に基部上部8aと同一面で連続して、基部上
部8aの水平方向の幅の約2倍強の長さで水平に連設さ
れた基部中央部8bが設けられる。基部中央部8bの治
具J側端部にも4つの貫通孔20bが穿設されて図示し
ない固定用ビスにより治具Jに固定される。また、基部
中央部8bの前端部から下方やや前方よりに同一面で連
続した基部下部8cが設けられ、その下端部には貫通孔
が穿設されエアシリンダー11のロッド11a側端部が
ヒンジピン12fにより軸支される。なお、基部8は本
発明においての治具の一部を構成する。
【0016】スイングアーム15aは、クランプ時にお
いて、基部8と略同一面に設けられた鉛直方向を長手方
向とする棒状の金属板からなる。スイングアーム15a
の上端部は逆L字状に同一面で連続して後方に突設さ
れ、その下端部がワーク表面Wsと略同一な水平レベル
の直線状に形成された当接部を備えたロケータ16bが
配設される。ロケータ16bは、クランプ装置1をクラ
ンプ方向(図1の反時計回り方向)に回動させたときに
中間ロッド15bの上端部に当接させてクランプアーム
13の回動を規制することによりクランプ時の位置を決
める案内部である。スイングアーム15aの上端部のや
や下方には孔が穿設され、ヒンジピン12aによりクラ
ンプアーム13が軸支される。スイングアーム15aの
略中央部にも孔が穿設され、ヒンジピン12cにより平
行アーム14が軸支される。ヒンジピン12cの上方に
は、同一面で中間ロッド15bに当接させて、クランプ
アーム13の回動を規制することによりアンクランプ時
の位置を決める案内部であるロケータ16aが突設され
る。スイングアーム15aの下部は、下端からおよそ4
分の1程度の部分が、前方側におよそ40°程度屈曲し
て形成され、その先端は、スイング用ヒンジピン18に
より回動可能に基部8の基部上部8a下端に軸支されて
いる。また、スイングアーム15aの屈曲部近傍には、
スプリング掛止ピン17bにより付勢手段であるスプリ
ング17の一端が掛止される。
【0017】クランプアーム13は、クランク状の屈曲
部を有する棒状の金属板からなり、クランプ時に概ね水
平に配置される前側の先端部13aと、後側の後端部1
3cとが配置され、その間に前方に向かって漸次高くな
る中央部13bが連続するように設けられ、先端部13
aが後端部13cより高くなるように配置される。先端
部13aには、クランプ爪支持部9によりクランプ爪1
0が略鉛直下方に向けて支持される。クランプ爪10
は、先端が円錐形の鉛筆状の形状で、内板Wiの所定位
置に穿設された位置決め用孔Whに挿入され、円錐形の
先端部に案内され、所定径の基部の部分で内板Wiを正
確な位置に支持するための爪部材である。また、後端部
13cは、中間ロッド15bの上端とヒンジピン12b
により回動可能に軸着されており、後端部13cの後端
からおよそ3分の1の位置で、スイングアーム15aと
ヒンジピン12aにより回動可能に軸着されている。
【0018】平行アーム14は、クランプアーム13の
後端部13cの下方であって、クランプアーム13の後
端部13cに対して平行に配置された短い棒状の金属板
で、その前端部はスイングアーム15aの略中央のロケ
ータ16aの下方に回動可能に軸支され、その後端部は
中間ロッド15bの中央部やや上よりのスプリング掛止
ピン17bの上方に回動可能に軸支される。
【0019】中間ロッド15bは、スイングアーム15
aの後方に平行に略同一面に配置された金属板からなる
棒状の部材である。中間ロッド15bの上端は、ヒンジ
ピン12bによりクランプアーム13の後端部と回動可
能に軸着されている。また、中間ロッド15bの下端
は、ロッド11aの先端部とヒンジピン12eにより回
動可能に軸着されている。又、中央部の後端には、スプ
リング17を張架するための突起部17cが突設され、
スプリング17の一端がスプリング掛止ピン17aによ
り掛止される。
【0020】以上説明したように、クランプアーム1
3、平行アーム14、スイングアーム15a、中間ロッ
ド15bは、ヒンジピン12a、12b、12c、12
dにより連結され、本実施の形態では拘束リンクである
平行四辺形を形作る四節の平行リンクが形成されてい
る。そのためがたつきのない正確な動作をすることがで
きる。
【0021】基部8の下端部には、エアシリンダー11
が後端部を回動可能に軸支されて配置される。エアシリ
ンダー11からは、ロッド11aが後方に突出される。
ロッド11aの先端は、中間ロッド15aの下端にヒン
ジピン12eにより回動可能に軸支されている。エアシ
リンダー11は、図示しないエアポンプにより加圧され
たエアがエアパイプ、ルブリケータ、バルブ等を備えた
エア供給手段から供給されるとロッド11aが図示しな
いストッパに当接するまで伸長し、またエアポンプによ
りエアが吸引されて減圧されるとロッド11aがエアシ
リンダー11内に引き込まれて、図示しないストッパに
当接するまで突出部分が短縮される。なお、縮み側にリ
ターンスプリングなどを備えてもよい。
【0022】スイングアーム15aの屈曲部に配置され
たスプリング掛止ピン17bと中間ロッド15bの突起
部17cに配置されたスプリング掛止ピン17aとの間
に円筒形引っ張りコイルスプリングからなる付勢手段で
あるスプリング17が張架される。そのため、平行リン
クは中間ロッド15bがスイングアーム15aに対して
下方に移動する方向、即ちクランプ爪10が上方に、つ
まりアンクランプする方向に付勢されることになる。
【0023】図5は、外板Wo及び内板Wiからなるワ
ークWである自動車のエンジンフードと、これを固定す
る治具Jの概略を示す平面図である。図6は、外板Wo
及び内板WiからなるワークWである自動車のエンジン
フードと、これを固定する治具Jの概略を示す正面図で
ある。図5に示すように、エンジンフードの内板Wi
は、外板Woの上に載置される。図6に示すように外板
Woは、図示しないハンドリング装置により治具Jの所
定位置に載置されて保持され、治具Jに載置される前の
工程で外板Woの周縁にフランジFが上方に向かって立
てられているので、そのフランジFの中に内板Wiが填
め込まれるように載置されている。しかしながら、フラ
ンジFに対して内板Wiは、多少の間隙があるため、フ
ランジFに内板Wiを填め込むだけでは、内板Wiは、
正確な位置に保持されない。そこで、クランプ装置1の
クランプ爪10を内板Wiに穿設された位置決め用の孔
Whに挿入することにより内板Wiを外板Woに対して
正確な位置に保持するものである。図4は、図5に示す
クランプ装置1とその近傍を拡大した図である。クラン
プ装置1のクランプ爪10は、比較的長いクランプアー
ム13の先端に配置されているため、従来のクランプ装
置のように外板Woの周縁ではなく、内板Wiにまで達
することができ、かつクランプアーム13の回転中心は
ワーク表面Wsと同一面に配置されているので、内板W
iの位置決め用孔Whにクランプ爪10を垂直に挿入す
ることで内板Wiの位置を正確に保持することができ
る。そして2つのクランプ装置1により内板Wiの水平
方向の位置が極めて正確に保持できる。
【0024】また、ヘムローラHRによりフランジF部
分が転圧された場合のワークWの移動を防止するため、
2つのクランプ装置1以外に、図5に示すように従来の
ようなクランプ装置C1,C2,C3も併せて配設され
ている。クランプ装置C1、C3は、比較的短いクラン
プアームを備え、クランプアームの先端にはクランプ爪
10のような内板Wi位置決め用孔Whに挿入されるよ
うな部材は配設されておらず、押し付け部材により外板
Woの周縁を治具Jに押しつけて固定する。また、クラ
ンプ装置C2は内板Wiに達する比較的長いクランプア
ームが備えられ、内板Wiを押圧して固定する。なお、
これらのクランプ装置は、本発明のクランプ装置とは異
なり、ワークWを押圧して垂直方向に固定さえできれば
十分であるので、高い精度は要求されず、また、C1,
C3と同様にクランプ爪10を備えていないのでクラン
プ爪を鉛直方向に変位させてワークに垂直に挿入しある
いは引き抜く必要がない。そのため、クランプアームの
回転中心の位置も限定されず、アンクランプの動作とス
イングの動作を分けず、同じ回転軸で行うものである。
そして、ヘムローラHRを備えたロボットアームRA
1、RA2が配置され、フランジFに沿って移動可能に
構成されている。
【0025】以下、本実施の形態の作用について説明す
る。ここで、まずローラ式ヘミング装置RHの動作につ
いて説明をする。予め外板Woの周縁が略直角に内板W
i側に折り曲げられ、フランジFを形成している。そし
て、内板Wiは、このように形成された外板Woのフラ
ンジFの中に僅かな間隙をもって嵌入される。そして、
図5に示すように左右に配置されたクランプ装置1と従
来のクランプ装置C1,C2,C3がクランプ動作を行
って外板Wo及び内板Wiが固定される。そして、ロボ
ットアームRA1が、フランジFを予備ロールしてい
く。この予備ロールでは90°に立てられたフランジF
を内側におよそ45°折り曲げる動作である。図7は、
ヘミング加工を示す図である。図7に示すように、ヘム
ローラHRは、フランジFを45°の角度に折り曲げる
ように外板Wo周縁を転圧するためには、ロボットアー
ムRAを干渉領域Adの位置で移動させる必要がある。
そのため図5のRA1の位置からロボットアームRA1
がフランジFの上を順次転圧して行くとき、まず図5下
側に示すクランプ装置1がワークWの固定を解放して干
渉領域Adと干渉しないように退避するように制御され
る。このときは、他のクランプ装置1及びC1,C2,
C3によりワークWは固定されているため外板Wo、内
板Wiの位置がずれることはない。そして、下側のクラ
ンプ装置1の近傍のフランジFを予備ロールしたら、下
側のクランプ装置1は再びワークWをクランプして固定
するように図示しないコンピュータによりエア供給手段
のバルブが操作されて加圧されたエアがエアシリンダー
11に供給される。
【0026】同様に他のクランプ装置1及びC1,C
2,C3の近傍をヘムローラHRが転圧して予備ロール
する場合には、それぞれ干渉領域Adと干渉しないよう
に他のクランプ装置1及びC1,C2,C3が退避され
る。従って、1つのクランプ装置がワークWの固定を解
放しても、他のクランプ装置がワークWを固定している
ため転圧中にワークWがずれることはない。なお、本実
施の形態ではクランプ装置C2は、クランプ爪を有して
ないが、内板Wiを押圧して固定するように構成されて
おり、図5上側あるいは下側のクランプ装置1が内板W
iの固定を解放しても、残るクランプ装置1と協働して
固定するため内板Wiの位置がずれるようなことはな
い。
【0027】予備ロールが完了すると、45°に折り曲
げられたフランジFが内板Wiの周縁に圧接するように
仕上げロールが行われる。この場合は、ロボットアーム
RAが図7に示す干渉領域Auの位置を通過する。そし
て予備ロールと同様の動作が行われ、仕上げロールが完
了しワークWへの加工が完了する。
【0028】次に、クランプ装置1の作用について説明
する。図1に示すようにクランプ時のクランプ装置1
は、エアシリンダー11が図示しないエアポンプからの
エアが流入されて加圧され、ロッド11aが伸長するよ
うに付勢される。そのため、ロッド11aは中間ロッド
15bを押圧する。押圧された中間ロッド15bは、ス
イングアーム15a、クランプアーム13、平行アーム
14と共に平行リンクを構成しているため、中間ロッド
15bは、垂直な姿勢を維持しつつ上方に付勢され、中
間ロッド15bの上端はスイングアーム15aに設けら
れたロケータ16bに当接した状態が維持される。それ
とともに、上記のような状態で運動が規制された平行リ
ンク全体が、スイング用ヒンジピン18を回転中心とし
て図1において反時計回りのモーメントが与えられる
が、基部8に設けられたロケータ16cにスイングアー
ム15aの前端部が当接し回動が規制されているため運
動は行われずにその位置に停止している。その結果、後
端部が中間ロッド15bにより上方に付勢されたクラン
プアーム13の先端に配設されたクランプ爪10は、ヒ
ンジピン12aを回転中心として下向きに付勢され、所
定位置で正確にワークWを固定することができる。
【0029】次に、図2を参照してアンクランプ動作に
ついて説明する。図示しないエアポンプによりエアシリ
ンダー11からエアが吸引されると、ロッド11aがエ
アシリンダー11に引き込まれ、ヒンジピン12eを介
して中間ロッド15bの下端部を前方寄り下方に付勢す
る。このとき平行リンクにおいて中間ロッド15bを下
方に変位させる運動と、平行リンク自体をスイング用ヒ
ンジピン18を中心に図2において時計回りに回転させ
る力が生じうるが、ここでは、付勢手段であるスプリン
グ17がスイングアーム15bに配設されたスプリング
掛止ピン17aとスイングアーム15aに配設されたス
プリング掛止ピン17bとの間に張架され、スイングア
ーム15aに対して中間ロッド15bを下方に変位させ
るように付勢しているため、ロッド11aが中間ロッド
15bの下端部を上方に押圧する力が減少すると、平行
リンク自体をスイング用ヒンジピン18を中心に図2に
おいて時計回りに回転させる前に平行リンクにおいて中
間ロッド15bを下方に変位させる運動が生じる。
【0030】従って、エアシリンダー11からエアが吸
引され、ロッド11aが中間ロッド15bを押圧しなく
なると、平行リンクにおいてスイングアーム15aはそ
のまま基部8に当接し、中間ロッド15bがスプリング
17の付勢力で下方に変位する。そのため、中間ロッド
15bはヒンジピン12bを介してクランプアーム13
の後端部を下方に引き下げ、クランプアーム13はヒン
ジピン12aを回転中心として前端部を上方に変位させ
るように図2において時計回りに回動し、クランプアー
ム13先端部に配置されたクランプ爪10は略垂直に上
方に変位される。
【0031】そして、中間ロッド15bは鉛直方向姿勢
を維持しながらスイングアーム15aに近接し、スイン
グアーム15aの後端部に設けられたロケータ16aに
中間ロッド15bの前端部が当接して運動が規制され停
止する。そのため、中間ロッド15bの動作とともにヒ
ンジピン12aを回転中心として回動していたクランプ
アーム13も回動を停止する。このようにして内板Wi
の位置決め用孔Whに挿入されていたクランプ爪10
は、内板Wiから略垂直に脱抜され、所定位置で停止す
る。
【0032】次に、スイング動作について図3を参照し
て説明する。図2の状態からさらにエアシリンダー11
が減圧され、ロッド11aがエアシリンダー11にさら
に引き込まれると、ヒンジピン12eを介して中間ロッ
ド15bの下端部が前方寄り下方に付勢される。このと
き、平行リンクは上述のように既に運動が規制されてい
るため、中間ロッド15bを下方に付勢する力は、平行
リンク自体をスイング用ヒンジピン18を回転中心とし
て図2に時計回りにおいて回動させる力となる。従って
平行リンク全体は、クランプアーム13とともに干渉領
域Au及び干渉領域Adのいずれにも干渉しない位置に
退避される(図7参照)。そして、ロッド11aがエア
シリンダー11の図示しないストッパに当接するまで完
全に引き込まれれば作動が停止して、動作が完了する。
【0033】さらに、図3の状態から再びクランプ動作
に移行する場合を説明する。図3の状態から、再びエア
シリンダー11にエアが流入されて加圧されると、ロッ
ド11aが伸長してヒンジピン12eを介して中間ロッ
ド15bの下端を押圧する。この状態では、平行リンク
はスプリング17により中間ロッド15bがスイングア
ーム15aの後端部に設けられたロケータ16aに中間
ロッド15bの前端部が当接するように付勢されている
ため、運動が規制されている。従って、自由な回動がで
きるスイング用ヒンジピン18を回転中心とした平行リ
ンク全体が図3において反時計回りに回動する。
【0034】そして図2に示すように基部8に設けられ
たロケータ16cにスイングアーム15aの前端部が当
接し回動が規制され停止する。回動が規制されたスイン
グアーム15aに対して、中間ロッド15bはロッド1
1aにより上方にさらに押圧されるため、平行リンクを
構成している中間ロッド15bは、垂直な姿勢を維持し
つつスプリング17による付勢力を上回る付勢力で上方
に付勢されて変位し、中間ロッド15bの上端が、スイ
ングアーム15aに設けられたロケータ16bに当接す
る状態まで回動し、ここに当接することで回動が規制さ
れて動作が停止される。この平行リンクの運動に伴い、
クランプアーム13がその後端部を上方に押圧されるた
め、ワーク表面Wsと同一のレベルにあるヒンジピン1
2aを中心にクランプ爪10が配置されたクランプアー
ム13の先端部が略垂直に下方に変位され、クランプ爪
10がワークWの位置決め用孔Whに垂直に挿入されて
ワークWを正確に位置決めする。
【0035】以上のような動作は、基本的に1つのエア
シリンダー11への加圧及び減圧のみで行われ、極めて
容易に制御できる。なお、図示しないロボットアームR
Aに備えられた赤外線センサ等の各種センサにより制御
用のコンピュータにフィードバックされ、ロボットアー
ムRAがクランプ装置1に干渉しないように、エアポン
プに接続されたエア供給手段のバルブの操作タイミング
が調整されるように制御される。
【0036】本発明に係る実施の形態のクランプ装置1
は、上記構成、作用を有するため、以下のような効果を
有する。即ち、長孔等の摩耗やがたつきにより精度を低
下させる機構を有さないため、長時間使用しても摺動に
よる摩耗が生じず、平行リンクによりクランプアーム1
3を正確に動作させ、クランプ爪10をワークWに対し
て略垂直に高い精度で挿入し、脱抜するためワークWを
正確な位置に保持しつつ確実なクランプ動作をすること
ができるという効果がある。また、ワークW加工時に
は、クランプアーム13を含め平行リンク全体のスイン
グ動作を行い、ワーク加工機であるロール式ヘミング装
置の加工手段であるロボットアームRAとの干渉を回避
することができるという効果がある。また、これらの動
作を1つの駆動手段であるエアシリンダー11によりワ
ンモーションで作動させることができるという効果があ
る。従って、複数の駆動手段を有するクランプ装置に比
較して製造コストが低く、また複数の駆動手段を別々に
制御する必要もなく制御も簡単にすることができ、ま
た、動力源の供給も1つで済み付帯設備も簡易にするこ
とができるという効果を奏する。
【0037】以上、一の実施の形態に基づき本発明を説
明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定される
ものではない。
【0038】例えば、リンクを構成するアーム等の形状
や長さ、材料など適宜変更できることはいうまでもな
く、平行リンクも厳密に平行でなくても概ね平行なもの
であればよい。また、図8に示すように、ロケータ16
aも中間ロッド15b側に216aのように設けられて
も請求項1の第2の当接部に相当し、同様にロケータ1
6cもスイングアーム15a側に216cのように設け
られても請求項1の第1の当接部に相当する。さらに、
ロケータ16bもスイングアーム15aの上端でなくて
も、中間ロッド15bの下端部に突起部216dを設け
ることでスイングアーム15aの下端部に216bのよ
うに配置してもよく、さらに、216aと216bとを
兼用することもできる。スプリング17は、クランプア
ーム213を後方に延長して、ここに設けたスプリング
掛止ピン217aによりスプリング217の一端を掛止
し、スイングアーム215aの上部にスプリング掛止ピ
ン217bを設けてスプリング217の他の一端を掛止
するような構成でもよい。
【0039】また、付勢手段であるスプリング17は、
円筒形の引っ張りコイルスプリングに限らずヒンジピン
12a〜12d等に巻装されたようなスプリングや板ば
ねや、ゴム等の弾性体等種々の付勢手段を用いることが
できる。また、エアシリンダー11の位置も、中間ロッ
ド15bをスイングアーム15aに対して相対的に下方
に移動させるような構成であれば、取り付ける位置や、
作用点など実施の形態の構成に限定されない。さらに、
スイングアーム15aやエアシリンダー11は、本実施
の形態のように基部8を介して治具Jに取り付けるよう
にしてもよいし、直接治具に取り付けるように構成して
もよい。そして、駆動手段の種類としてエアシリンダー
11を例に説明したが、油圧を用いたものや、ソレノイ
ド、モータ等により駆動するものであってもよい。ま
た、ヒンジピン12a〜f、スイング用ヒンジピンに
は、ベアリング等が備えられることが望ましいが、潤滑
油による潤滑など、その軸支の方法は問わない。
【0040】そして、本発明をエンジンフードを加工す
るローラ式ヘミング装置RHに適用した例で説明した
が、ワークWはエンジンフードのみならずドアパネルな
どであってもよいことはいうまでもないが、さらに種々
のワークWを支持して加工する他のワーク加工機等にも
適用できることはいうまでもない。特に長さの長いクラ
ンプアーム13を正確な位置に挿入、押圧できる特徴を
生かして種々のワーク加工機に適用できるものである。
【0041】なお、図8に示すように、クランプアーム
213によるワークWのクランプは、先端が尖ったクラ
ンプ爪10を位置決め用の孔Whに貫入させて位置を決
める(図1参照)のではなく、先端が平坦に構成された
クランプ部210をワークWの内板Wiに設けられた位
置決め用凹部Wdに挿入して、外板Woに対する位置を
決めるように構成されたものであっても請求項1のクラ
ンプアームに相当する。
【0042】その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
当業者により種々の改良変更が可能であることは容易に
推察できるものである。
【0043】
【発明の効果】上記説明より明らかなように、請求項1
に係る発明のクランプ装置によれば、長孔等の精度を低
下させる機構を有さず平行リンクを用いることによりク
ランプアームによりワークに対して略垂直方向に高い精
度でクランプ動作をすることができ、かつワーク加工時
にはスイング動作を行いワーク加工機と干渉することを
回避することができるという効果がある。また、これら
の動作を1つの駆動手段によりワンモーションで作動さ
せることができるという効果もある。そのため、製造コ
ストが低く、制御も簡単にすることができ、付帯設備も
簡易にすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランプ装置1のクランプ時の構成を示す図で
ある。
【図2】アンクランプ動作について説明する図である。
【図3】スイング動作について説明する図である。
【図4】図5に示すクランプ装置1とその近傍を拡大し
た図である。
【図5】外板Wo及び内板WiからなるワークWである
自動車のエンジンフードと、これを固定する治具Jの概
略を示す平面図である。
【図6】外板Wo及び内板WiからなるワークWである
自動車のエンジンフードと、これを固定する治具Jの概
略を示す正面図である。
【図7】ヘミング加工を示す図である。
【図8】クランプ装置1の変形例を示す図である。
【図9】従来のクランプ装置101のクランプ時を示す
図である。
【図10】従来のクランプ装置101のアンクランプ時
を示す図である。
【図11】従来のクランプ装置101のスイング時を示
す図である。
【符号の説明】
1…クランプ装置、8…基部、10…クランプ爪、11
…エアシリンダー、12a,12b,12c,12d,
12e,12f…ヒンジピン、13…クランプアーム、
14…平行アーム、15a…スイングアーム、15b…
中間ロッド、16a,16b,16c…ロケータ、17
…スプリング、18…スイング用ヒンジピン、20…治
具取付部、W…ワーク、Wi…内板、Wo…外板、Ws
…ワーク表面、Wh…位置決め用孔、F…フランジ、J
…治具、RH…ローラ式ヘミング装置、RA,RA1,
RA2…ロボットアーム、HR…ヘムローラ、A,A
u,Ad…干渉領域、C1,C2,C3…クランプ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治具に載置されたワークを固定若しくは
    解放するようにクランプアームを変位させることが可能
    なリンク機構を備え、前記ワークを解放するように前記
    クランプアームを変位させたときに、前記リンク機構が
    ワーク加工機との干渉領域を回避するように変位可能に
    構成されたクランプ装置において、 下端を治具に回動自在に軸支したスイングアームと、 該スイングアームの上端に中間部で軸支され、先端でワ
    ーク表面を固定するクランプアームと、 該クランプアームの他端に上端を軸支され、下端を前記
    治具に枢支された駆動手段に軸支された中間ロッドと、 前記スイングアームと中間ロッドに軸支され、前記クラ
    ンプアームとスイングアームと中間ロッドとともに平行
    四辺形リンクを構成する平行アームと、 前記駆動手段が前記中間ロッドを前記クランプアームが
    ワークを固定する方向に回動するように駆動したとき
    に、前記スイングアームと前記治具とが当接して前記ス
    イングアームの回動を阻止するように設けられた第1の
    当接部と、 前記駆動手段が前記中間ロッドを前記クランプアームが
    ワークを解放する方向に回動するように駆動したとき
    に、前記中間ロッドと前記スイングアームとが当接して
    前記中間ロッドの回動を阻止するように設けられた第2
    の当接部と、 前記クランプアームを解放する方向に付勢する付勢手段
    とを備えたことを特徴とするクランプ装置。
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