JP2001046766A - コンピュータミシンおよびその制御方法 - Google Patents

コンピュータミシンおよびその制御方法

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JP2001046766A
JP2001046766A JP2000020986A JP2000020986A JP2001046766A JP 2001046766 A JP2001046766 A JP 2001046766A JP 2000020986 A JP2000020986 A JP 2000020986A JP 2000020986 A JP2000020986 A JP 2000020986A JP 2001046766 A JP2001046766 A JP 2001046766A
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JP
Japan
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sewing machine
game device
main body
embroidery
unit
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JP2000020986A
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Inventor
Hiroshi Okamoto
浩 岡本
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Jaguar International Corp
Original Assignee
Jaguar International Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価で高機能なコンピュータミシンを提供す
る。 【解決手段】データ信号入出力部11aと制御部11b
とを備えている。データ信号入出力部11aは、外部に
設置されたゲーム器2との間で、伝送線、無線および光
のうちのいずれかによるデータ通信により、データ信号
を送受信するためのものである。制御部11bは、デー
タ信号入出力部11aにより受信したゲーム器2からの
データ信号に基づき、ミシン本体1の動作を制御するも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータミ
シンおよびその制御方法に関し、特に、マイクロコンピ
ュータを内蔵したコンピュータミシンおよびその制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータを内蔵した
コンピュータミシンの一つとして、縫いパターンが記憶
されたROMカードなどの使用により多種の模様縫いや
刺繍縫いが可能なコンピュータミシンが知られている。
図36は、その従来のコンピュータミシンの全体構成を
示したブロック図である。
【0003】図36を参照して、従来のコンピュータミ
シンでは、ミシン本体110内に、ミシン用マイコン1
11と、ジグザグ動作用ステッピングモータ116およ
びその駆動ドライバ114と、布送り量調節用ステッピ
ングモータ117およびその駆動ドライバ115と、ミ
シン駆動用メインモータ118とが内蔵されている。
【0004】ミシン用マイコン111には、駆動ドライ
バ114および115が接続されており、その駆動ドラ
イバ114および115には、ジグザグ動作用ステッピ
ングモータ116および布送り量調節用ステッピングモ
ータ117がそれぞれ接続されている。また、ミシン用
マイコン111には、ミシン駆動用メインモータ118
が接続されている。また、ミシン本体110には、コン
ピュータミシンの縫いパターンデータを入力するための
液晶タッチパネル119が設けられており、その液晶タ
ッチパネル119は、ミシン用マイコン111に接続さ
れている。また、ミシン本体110には、電源スイッチ
やスタートスイッチなどのスイッチ112と、下糸が巻
き取り中であることを検出するためのセンサなどのセン
サ113とが設けられている。スイッチ112とセンサ
113とは、ミシン用マイコン111に接続されてい
る。
【0005】また、ミシン本体110内には、刺繍器部
分130が脱着可能に設置されている。刺繍器部分13
0には、X方向用ステッピングモータ133およびその
駆動ドライバ131と、Y方向用ステッピングモータ1
34およびその駆動ドライバ132とが設置されてい
る。駆動ドライバ131および132は、ミシン用マイ
コン111に接続されており、その駆動ドライバ131
および132には、X方向用ステッピングモータ133
およびY方向用ステッピングモータ134がそれぞれ接
続されている。
【0006】また、ミシン本体110の外面には、コン
トロール基板に実装されているコネクタに縫いパターン
が記憶されたROMカード120を挿入するためのスリ
ット(図示せず)が設けられている。
【0007】図36に示した従来のコンピュータミシン
の操作方法としては、まず、縫いパターンが記憶された
ROMカード120をミシン本体110のスリットにセ
ットする。この状態で、ミシン本体110の外面に設け
られた液晶タッチパネル119の画面の指示にしたがっ
て、液晶タッチパネル119の表面の所定部分を順次押
すことにより、縫いパターンを指定する。そして、ミシ
ン本体110の外面に設けられたスタートスイッチ(図
示せず)を押すことにより、コンピュータミシンが始動
され、指定した縫いパターンが実行される。
【0008】また、ROMカード120に記憶された模
様以外の模様縫いや刺繍を行いたい場合には、スキャナ
を含む専用のデータ書込み装置121を用いる。具体的
には、所定の用紙に記載された縫いパターンをデータ書
込み装置121のスキャナで読み込む。その後、その読
み込んだ縫いパターンを、書き込み可能なROMカード
にデータ書込み装置121によって書き込む。また、パ
ーソナルコンピュータ122から読み込んだ縫いパター
ンデータを、データ書込み装置121によって、書き込
み可能なROMカードに書き込む場合もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のコンピュータミシンでは、ミシン本体110の
外面にデータ入力のための高価な液晶タッチパネル11
9が設けられているため、ミシン本体110の価格が非
常に高くなり、そのため一般消費者が購入し難いという
問題点があった。
【0010】また、ROMカード120に記憶された模
様以外の模様縫いや刺繍を行いたい場合には、書き込み
可能なROMカードにその模様や刺繍のデータを書き込
むための専用のデータ書込み装置121が新たに必要と
なるという問題点があった。
【0011】この発明の一つの目的は、安価で高機能な
コンピュータミシンを提供することである。
【0012】この発明のもう一つの目的は、予め記憶さ
れた以外の模様や刺繍縫いを、専用の書込み装置を必要
とせずに容易に行うことが可能なコンピュータミシンを
提供することである。
【0013】この発明のさらにもう一つの目的は、ミシ
ン本体の製造コストを低減することが可能なコンピュー
タミシンの制御方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1におけるコンピ
ュータミシンは、データ信号入出力部と制御部とを備え
ている。データ信号入出力部は、外部に設置されたゲー
ム器との間で、伝送線、無線および光のうちいずれかを
用いたデータ通信により、データ信号を送受信するため
のものである。制御部は、データ信号入出力部により受
信したデータ入出力装置からのデータ信号に基づき、ミ
シン本体の動作を制御するものである。請求項1に記載
の発明では、このようにミシン本体の操作設定を外部に
設置されたゲーム器を用いて行うことにより、ミシン専
用のデータ入出力装置を別途購入する必要がないととも
に、ミシン本体にデータ入力のための高価な液晶タッチ
パネルを設ける必要がない。それにより、ミシン本体の
製造コストを低減することができ、その結果、安価で高
機能なコンピュータミシンを提供することができる。
【0015】また、市販のゲーム器を流用することによ
り、そのゲーム器でゲームをする際と同様の操作でミシ
ン本体の操作設定を行うことができるので、ミシン専用
のデータ入出力装置を用いる場合のように専用の操作手
順を覚える必要がない。さらに、市販のゲーム器を用い
れば、ミシン本体を操作するためのプログラムが格納さ
れたカートリッジなどをゲーム器に装着するだけで直ち
にミシン本体の設定操作画面になるので、パーソナルコ
ンピュータなどの場合のようにプログラムを立ち上げる
のにマウスやキーボードを使った複雑な操作は不要であ
る。その結果、ゲーム器を用いれば、容易かつ迅速にミ
シン本体の操作設定を行うことができる。
【0016】また、一般的に、通信機能を有する市販の
ゲーム器は、通信機能を有するパーソナルコンピュータ
などと比べて格段に安価であるので、通信機能を有する
市販のゲーム器を新たに購入したとしても、消費者にそ
れほど負担にならないという利点もある。
【0017】請求項2は、請求項1の構成において、ミ
シン本体に設置され、データ信号に基づく制御部による
ミシン本体の動作を開始するためのスタートスイッチを
さらに備える。このように構成することにより、ゲーム
器側の誤操作によってミシン本体が誤って始動するとい
う不都合を有効に防止することができる。その結果、外
部のゲーム器からミシン本体にデータを転送した後、ミ
シン本体側の安全を確認した上でミシン本体に設置され
たスタートスイッチによりミシンを始動することができ
る。さらに、スタートスイッチをミシン本体に設置する
ことにより、ミシン本体の状態を目視で確認しながらミ
シンを始動することができるので、操作性を向上させる
ことができる。
【0018】請求項3は、請求項1または2の構成にお
いて、ゲーム器は、操作部と表示パネルとが一体的に形
成された携帯型ゲーム器を含む。請求項3では、このよ
うに、ゲーム器として表示パネルと操作部とを有する携
帯型ゲーム器を用いることにより、携帯型ゲーム器は、
テレビ利用型ゲーム器の場合と異なり、テレビ受像機ま
たはモニターを必要としないので、テレビ受像機または
モニターのない場所でもミシン本体の操作設定を容易に
行うことができる。
【0019】また、携帯型ゲーム器は、小型であるの
で、スペースを必要とせずにミシン本体の操作設定を行
うことができる。さらに、携帯型ゲーム器は、持ち運び
に便利であるので、複数のコンピュータミシンがそれぞ
れ異なる場所に設置されている場合にも、容易に各々の
コンピュータミシンの近辺まで携帯型ゲーム器を持ち運
ぶことができる。それにより、複数のコンピュータミシ
ンが異なる場所に設置されている場合も、1つの携帯型
ゲーム器で操作することができる。
【0020】また、携帯型ゲーム器は、容易に持ち運ぶ
ことができるので、ミシン本体が設置されている場所以
外の場所でミシン本体の操作設定を行った後、その設定
データの転送時のみミシン本体の設置場所に携帯型ゲー
ム器を持って行き、データ転送を行うことも可能であ
る。それにより、どのような場所でもミシン本体の操作
設定を行うことができ、その結果、ミシン本体の操作設
定の作業効率を向上させることができる。
【0021】請求項4は、請求項3の構成において、携
帯型ゲーム器が、ミシン本体を操作するためのプログラ
ムが格納された記憶媒体を含む。このように構成するこ
とにより、たとえば、ミシン本体を操作するためのプロ
グラムが格納されたカートリッジなどの記憶媒体を携帯
型ゲーム器にセットすることによって、携帯型ゲーム器
を容易にコンピュータミシンのデータ入出力装置として
利用することができる。
【0022】請求項5は、請求項3または4の構成にお
いて、ミシン本体が、携帯型ゲーム器を装着するための
ゲーム器取付部を含む。このように構成することによ
り、携帯型ゲーム器をゲーム器取付部に装着してデータ
入力することによって、携帯型ゲーム器を手で持ちなが
らデータ入力する場合に比べて、データ入力が行い易く
なり、その結果、データ入力の作業性をより改善するこ
とができる。また、手で持ちながらデータ入力する場合
に生じる可能性がある、携帯型ゲーム器が落下するとい
う不都合を有効に防止することができる。
【0023】請求項6は、請求項1または2の構成にお
いて、テレビの画面を表示パネルとして用いるテレビ利
用型ゲーム器を含む。このように、データ入出力装置と
してテレビ利用型ゲーム器を用いることにより、ミシン
専用のデータ入出力装置を別途購入する必要がないとと
もに、ミシン本体にデータ入力のための高価な液晶タッ
チパネルを設ける必要がない。それにより、ミシン本体
の製造コストを低減することができ、その結果、安価で
高機能なコンピュータミシンを提供することができる。
【0024】請求項7は、請求項6の構成において、テ
レビ利用型ゲーム器が、ミシン本体を操作するためのプ
ログラムが格納された記憶媒体を含む。このように構成
することにより、たとえば、ミシン本体を操作するため
のプログラムが格納されたカートリッジなどの記憶媒体
をテレビ利用型ゲーム器にセットすることによって、テ
レビ利用型ゲーム器を容易にコンピュータミシンのデー
タ入出力装置として利用することができる。
【0025】請求項8は、請求項1〜7のいずれかの構
成において、ミシン本体には、刺繍縫いを行うための刺
繍器ユニットが脱着可能に取り付けられている。このよ
うに構成することにより、刺繍器ユニットをミシン本体
に装着するだけで容易に刺繍縫いを行うことができる。
【0026】請求項9は、請求項8の構成において、デ
ータ信号入出力部は、ミシン本体内に設置された第1デ
ータ信号入出力部と、刺繍器ユニット内に設置された第
2データ信号入出力部とを含み、前記データ信号入出力
部は、制御部は、ミシン本体内に設置された第1制御部
と、刺繍器ユニット内に設置された第2制御部とを含
む。また、刺繍器ユニットの使用時には、第2データ信
号入出力部とゲーム器との間で、伝送線、無線および光
のうちいずれかを用いたデータ通信を行うとともに、第
2データ信号入出力部により受信したゲーム器からのデ
ータ信号に基づき、第2制御部により刺繍器ユニットの
動作を制御する。
【0027】請求項9では、このように刺繍器ユニット
内に第2信号入出力部と第2制御部とを内蔵することに
より、刺繍器ユニットを単独で容易に動作させることが
できる。これにより、ミシン針を静止した状態で容易に
刺繍のフープを動かすことができ、その結果、実際に刺
繍を行う前に容易に刺繍の絵柄の配置を確認することが
できる。
【0028】請求項10は、請求項8の構成において、
データ信号入出力部および制御部は、ミシン本体内に設
置されており、刺繍器ユニットの使用時には、外部のゲ
ーム器とミシン本体内のデータ信号入出力部との間で、
伝送線、無線および光のうちいずれかを用いたデータ通
信を行うとともに、データ信号入出力部により受信した
ゲーム器からのデータ信号に基づき、ミシン本体内の制
御部により刺繍器ユニットの動作を制御する。
【0029】請求項10では、このように、ミシン本体
内に設置されたデータ信号入出力部および制御部を用い
て刺繍器ユニットの動作を制御することにより、刺繍器
ユニット内に別途データ信号入出力部および制御部を設
ける必要がない。その結果、刺繍器ユニットを含めたミ
シン全体の価格が上昇するのを有効に防止することがで
きる。これにより、安価なコンピュータミシンを提供す
ることができる。
【0030】請求項11は、請求項9または10の構成
において、刺繍器ユニットの刺繍用画像を携帯電話を介
してインターネットから携帯型ゲーム器に取り込む。こ
のように構成すれば、容易に任意の刺繍画像を携帯型ゲ
ーム器に取り込むことができる。
【0031】請求項12は、請求項9または10の構成
において、刺繍器ユニットの刺繍用画像をパーソナルコ
ンピュータを介してインターネットから携帯型ゲーム器
に取り込む。このように構成すれば、容易に任意の刺繍
画像を携帯型ゲーム器に取り込むことができる。
【0032】請求項13は、請求項1〜12のいずれか
の構成において、外部に設置されたゲーム器と、データ
信号入出力部とのデータ通信は、光を用いて行い、ゲー
ム器は、データ信号に対応した光を送受信する第1光信
号送受信部を含み、データ信号入出力部は、第1光信号
送受信部との間で光データを送受信する第2光信号送受
信部を含む。請求項13では、このように光通信を用い
ることにより、データ通信の際のノイズの発生を防止す
ることができる。また、通信ケーブルを無くすことがで
きるので、ミシン本体の通信ケーブルの抜けなどに起因
する動作不良が発生するのを防止することができる。
【0033】請求項14におけるコンピュータミシンの
制御方法は、外部に設置されたゲーム器にミシン本体の
操作データを入力するステップと、入力された操作デー
タを伝送線、無線および光のうちいずれかによるデータ
通信によりゲーム器からミシン本体に送信するステップ
と、ミシン本体に送信された操作データに基づき、ミシ
ン本体の動作を制御するステップとを備えている。
【0034】請求項14では、このように、ミシン本体
の操作設定を外部に設置されたゲーム器を用いて行うこ
とにより、ミシン専用のデータ入出力装置を別途購入す
る必要がないとともに、ミシン本体にデータ入力のため
の高価な液晶タッチパネルを設ける必要がない。その結
果、ミシン本体の製造コストを低減することが可能なコ
ンピュータミシンの制御方法を提供することができる。
【0035】また、市販のゲーム器を流用することによ
り、ゲーム器でゲームをする際と同様の操作でミシン本
体の操作設定を行うことができるので、ミシン専用のデ
ータ入出力装置を用いる場合のように専用の操作手順を
覚える必要がない。さらに、市販のゲーム器を用いれ
ば、ミシン本体を操作するためのプログラムが格納され
たカートリッジなどをゲーム器に装着するだけで直ちに
ミシン本体の設定操作画面になるので、パーソナルコン
ピュータなどの場合のようにプログラムを立ち上げるの
にマウスやキーボードを使った複雑な操作は不要であ
る。その結果、容易にミシン本体の操作設定を行うこと
ができる。また、一般的に、通信機能を有する市販のゲ
ーム器は、通信機能を有するパーソナルコンピュータな
どと比べて格段に安価であるので、通信機能を有する市
販のゲーム器を新たに購入したとしても、消費者にそれ
ほど負担にならない。
【0036】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施の形態を説明
する前に本発明の概念を図面に基づいて説明する。図1
は、刺繍器ユニットを装着しない場合の本発明のコンピ
ュータミシンの概念を説明するためのブロック図であ
り、図2は、刺繍器ユニットを装着した場合の本発明の
コンピュータミシンの概念の一例を説明するためのブロ
ック図である。図3は、刺繍器ユニットを装着した場合
の本発明のコンピュータミシンの概念の他の例を説明す
るためのブロック図である。
【0037】図1を参照して、刺繍器ユニットを装着し
ない場合の本発明のコンピュータミシンでは、ミシン本
体1内に、ミシン用マイコン11と、ジグザグ動作用ス
テッピングモータ16およびその駆動ドライバ14と、
布送り量調節用ステッピングモータ17およびその駆動
ドライバ15と、ミシン駆動用メインモータ18とが内
蔵されている。
【0038】ミシン用マイコン11には、駆動ドライバ
14および15が接続されており、その駆動ドライバ1
4および15には、ジグザグ動作用ステッピングモータ
16および布送り量調節用ステッピングモータ17がそ
れぞれ接続されている。また、ミシン用マイコン11に
は、ミシン駆動用メインモータ18が接続されている。
また、ミシン本体1には、電源スイッチやスタートスイ
ッチなどのスイッチ12と、下糸が巻き取り中であるこ
とを検出するためのセンサなどのセンサ13とが設けら
れている。スイッチ12とセンサ13とは、ミシン用マ
イコン11に接続されている。
【0039】また、ミシン用マイコン11は、データ信
号入出力部11aと制御部11bとを含んでいる。デー
タ信号入出力部11aは、外部に設置されたゲーム器2
との間で、伝送線、無線および光のうちいずれかを用い
たデータ通信により、データ信号を送受信するためのも
のである。制御部11bは、データ信号入出力部11a
により受信したゲーム器2からの信号に基づき、ミシン
本体1の動作を制御するものである。
【0040】この本発明のコンピュータミシンの操作方
法としては、まず、外部に設置されたゲーム器2とミシ
ン本体1とを、伝送線、無線または光により通信可能な
状態にする。この状態で、ゲーム器2の表示部(図示せ
ず)の画面の指示にしたがって、ゲーム器2の操作部
(図示せず)により、縫いパターンを指定する。そして
その指定した縫いパターンデータを、データ通信を用い
てミシン本体1のデータ信号入出力部11aに転送す
る。そして、データ信号入出力部11aで受信した縫い
パターンデータに基づき、制御部11bによりミシン本
体1が制御されて、指定された縫いパターンが作成され
る。
【0041】本発明のコンピュータミシンでは、このよ
うに、ミシン本体1の操作設定を外部に設置されたゲー
ム器2を用いて行うことにより、ミシン専用のデータ入
出力装置2を別途購入する必要がないとともに、ミシン
本体1に従来のような高価な液晶タッチパネル119
(図36参照)を設ける必要がない。それにより、ミシ
ン本体1の製造コストを低減することができ、その結
果、安価で高機能なコンピュータミシンを提供すること
ができる。また、市販のゲーム器をデータ入力装置とし
て流用することにより、ゲーム器でゲームをする際と同
様の操作でミシン本体の操作設定を行うことができるの
で、ミシン専用のデータ入出力装置を用いる場合のよう
に専用の操作手順を覚える必要がない。
【0042】さらに、市販のゲーム器を用いれば、ミシ
ン本体を操作するためのプログラムが格納されたカート
リッジなどをゲーム器に装着するだけで直ちにミシン本
体の設定操作画面になるので、パーソナルコンピュータ
などの場合のようにプログラムを立ち上げるのにマウス
やキーボードを使った複雑な操作は不要である。その結
果、容易かつ迅速にミシン本体の操作設定を行うことが
できる。また、一般的に、通信機能を有する市販のゲー
ム器は、通信機能を有するパーソナルコンピュータなど
と比べて格段に安価であるので、通信機能を有する市販
のゲーム器を新たに購入したとしても、消費者にそれほ
ど負担にならない。
【0043】次に、図2を参照して、刺繍器ユニットを
装着した場合の本発明のコンピュータミシンの一例で
は、ミシン本体1に、刺繍器ユニット3が脱着可能に設
置されている。刺繍器ユニット3には、刺繍器用マイコ
ン31と、X方向用ステッピングモータ36およびその
駆動ドライバ34と、Y方向用ステッピングモータ37
およびその駆動ドライバ35とが内蔵されている。駆動
ドライバ34および35は、刺繍器用マイコン31に接
続されており、その駆動ドライバ34および35には、
X方向用ステッピングモータ36およびY方向用ステッ
ピングモータ37がそれぞれ接続されている。
【0044】また、刺繍器ユニット3には、電源スイッ
チなどのスイッチ32と、X方向用ステッピングモータ
36およびY方向用ステッピングモータ37の原点検出
センサなどのセンサ33とが設けられており、そのスイ
ッチ32とセンサー33とは、刺繍器用マイコン31に
接続されている。また、刺繍器用マイコン31は、デー
タ信号入出力部31aと制御部31bとを含んでいる。
データ信号入出力部31aは、外部に設置されたゲーム
器2との間で、伝送線、無線および光のうちいずれかを
用いたデータ通信により、データ信号を送受信するため
のものである。制御部31bは、データ信号入出力部3
1aにより受信したゲーム器2からのデータ信号に基づ
き、刺繍器ユニット3の動作を制御するものである。な
お、刺繍器用マイコン31は、ミシン用マイコン11に
接続されている。
【0045】刺繍器ユニット3を装着した場合の動作と
しては、まず、外部に設置されたゲーム器2と刺繍器ユ
ニット3とを、伝送線、無線または光により通信可能な
状態にする。この状態で、ゲーム器2の表示部(図示せ
ず)の画面の指示にしたがって、ゲーム器2の操作部
(図示せず)により、刺繍パターンを指定する。そして
その指定した刺繍パターンデータを、データ通信を用い
て刺繍器ユニット3のデータ信号入出力部31aに転送
する。
【0046】そして、ゲーム器2からデータ信号入出力
部31aに転送された刺繍パターンデータに基づき、刺
繍器ユニット3の制御部31bにより刺繍器ユニット3
のX方向用ステッピングモータ36およびY方向用ステ
ッピングモータ37が駆動制御される。その一方、ミシ
ン本体1の制御部11bにより、ジグザグ動作用ステッ
ピングモータ16は針中央位置で保持されるとともに、
布送り量調節用ステッピングモータ17は送り量がゼロ
の位置で保持される。また、この状態下で、ミシン本体
1の制御部11bにより、ミシン駆動用メインモータ1
8が駆動される。
【0047】図3を参照して、刺繍器ユニットを装着し
た場合の本発明のコンピュータミシンの他の例は、図2
に示した一例の構成において、刺繍器用マイコン31を
無くすとともに、ミシン用マイコン11に刺繍器用マイ
コン31の機能を兼用させている。このように、ミシン
本体1内に設置されたミシン用マイコン11を用いて刺
繍器ユニット3の動作を制御することにより、刺繍器ユ
ニット3を含めたミシン全体の価格が上昇するのを有効
に防止することができる。これにより、安価なコンピュ
ータミシンを提供することができる。
【0048】以下、上記した本発明の概念を具体化した
実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0049】(実施の形態1)図4は本発明の実施の形
態1によるコンピュータミシンの構成を示した概略図で
ある。図4を参照して、この実施の形態1では、携帯型
ゲーム器21をデータ入出力装置として用いる。
【0050】具体的には、この実施の形態1によるコン
ピュータミシンでは、ミシン本体1内に、ミシン用マイ
コン11と、ジグザグ動作用ステッピングモータ16
と、布送り量調節用ステッピングモータ17と、ミシン
駆動用メインモータ18とが内蔵されている。ミシン用
マイコン11には、ジグザグ動作用ステッピングモータ
16と、布送り量調節用ステッピングモータ17と、ミ
シン駆動用メインモータ18とが接続されている。
【0051】また、ミシン本体1の外面には、スタート
スイッチ12aと、針下停止スイッチ12bと、返し縫
いスイッチ12cと、電源スイッチ12dと、ランプス
イッチ12eと、速度調節スイッチ12fとが設けられ
ている。
【0052】また、ミシン本体1には、糸検知センサ1
3aと、ボタンホール検知センサ13bと、針最下点検
知センサ13cと、針最上点検知センサ13dと、巻取
検知センサ13eと、回転数検知センサ13fと、原点
検出センサ13gと、原点検出センサ13hとが設けら
れている。
【0053】糸検知センサ13aは、上糸が切れたこと
を検知するためものであり、ボタンホール検知センサ1
3bは、ボタンホールのスタート位置およびターン位置
を検知するためものである。また、針最下点検知センサ
13cは、針の最下点を検知するためのものであり、針
最上点検知センサ13dは、針の最上点を検知するため
のものである。
【0054】また、巻取検知センサ13eは、ボビンに
下糸が巻き取り中であることを検知するものであり、回
転数検知センサ13fは、ミシン用メインモータ18の
回転数を検知するためのものである。原点検出センサ1
3gは、ジグザグ動作用ステッピングモータ16の原点
を検出するためのものであり、原点検出センサ13h
は、布送り量調節用ステッピングモータ17の原点を検
出するためのものである。また、それらのスイッチ12
a〜12fとセンサ13a〜13hとは、ミシン用マイ
コン11に接続されている。
【0055】また、ミシン用マイコン11は、データ信
号入出力部11aと制御部11bとを含んでいる。デー
タ信号入出力部11aは、外部に設置された携帯型ゲー
ム器21との間で、シリアル信号を送受信するためのも
のである。制御部11bは、データ信号入出力部11a
により受信した携帯型ゲーム器21からのシリアル信号
に基づき、ミシン本体1の動作を制御するものである。
【0056】また、携帯型ゲーム器21は、表示パネル
21aと、十字スイッチ21bと、Aボタン21dと、
Bボタン21cと、Sボタン21eと、スタートボタン
21fとを含んでいる。また、携帯型ゲーム器21は、
ミシン本体1を操作するためのプログラムが格納された
記憶媒体としてのミシン駆動用カートリッジ22を含
む。このミシン駆動用カートリッジ22を携帯型ゲーム
器21にセットすることによって、携帯型ゲーム器21
を容易にコンピュータミシンのデータ入出力装置として
利用することができる。
【0057】実施の形態1によるコンピュータミシンで
は、このように、ミシン本体1のデータ入力を外部に設
置された携帯型ゲーム器21を用いて行うことにより、
ミシン専用のデータ入出力装置を別途購入する必要がな
いとともに、ミシン本体1に従来のようなデータ入力の
ための高価な液晶タッチパネル119(図36参照)を
設ける必要がない。それにより、ミシン本体1の製造コ
ストを低減することができ、その結果、安価で高機能な
コンピュータミシンを提供することができる。
【0058】また、携帯型ゲーム器21は、テレビ利用
型ゲーム器の場合と異なり、テレビ受像機またはモニタ
ーを必要としないので、テレビ受像機またはモニターの
ない場所でもミシン本体の操作設定を容易に行うことが
できる。また、携帯型ゲーム器21は、小型であるの
で、スペースを必要とせずにミシン本体の操作設定を行
うことができる。さらに、携帯型ゲーム器21は、持ち
運びに便利であるので、複数のコンピュータミシンがそ
れぞれ異なる場所に設置されている場合にも、容易に各
々のコンピュータミシンの近辺まで携帯型ゲーム器21
を持ち運ぶことができる。それにより、複数のコンピュ
ータミシンが異なる場所に設置されている場合も、1つ
の携帯型ゲーム器21で操作することができる。
【0059】また、実施の形態1では、スタートスイッ
チ12aをミシン本体1側に設置することによって、携
帯型ゲーム器21側の誤操作によってミシン本体1が誤
って始動するという不都合を有効に防止することができ
る。その結果、外部の携帯型ゲーム器21からミシン本
体1にデータを転送した後、ミシン本体1側の安全を確
認した上でミシン本体1に設置されたスタートスイッチ
12aによりミシンを始動することができる。さらに、
スタートスイッチ12aをミシン本体1に設置すること
により、ミシン本体1の状態を目視で確認しながらミシ
ンを始動することができるので、操作性を向上させるこ
とができる。
【0060】図5は、実施の形態1によるコンピュータ
ミシンの第1変形例の構成を示した概略図である。図5
を参照して、この実施の形態1の第1変形例では、図4
に示した実施の形態1の構成において、さらに、ミシン
本体1に携帯型ゲーム器21を取りつけるためのスタン
ド1aを設けている。このスタンド1aに、携帯型ゲー
ム器21を装着してデータ入力することによって、携帯
型ゲーム器21を手で持ちながらデータ入力する場合に
比べて、データ入力が行い易くなり、その結果、データ
入力の作業性をより改善することができる。また、この
スタンド1aに携帯型ゲーム器21を装着することによ
って、携帯型ゲーム器21を手で持ちながらデータ入力
する場合に生じる可能性がある、携帯型ゲーム器21が
落下するという不都合を有効に防止することができる。
【0061】図6は、実施の形態1によるコンピュータ
ミシンの第2変形例の構成を示した概略図である。図6
を参照して、この第2変形例では、図5に示した実施の
形態1の第1変形例の構成において、さらに、ミシン本
体1に刺繍器ユニット3が脱着可能に設置されている。
刺繍器ユニット3は、図2に示した刺繍器ユニット3と
同様の構成を有する。すなわち、刺繍器ユニット3に
は、刺繍器用マイコン31と、X方向用ステッピングモ
ータ36およびその駆動ドライバ34と、Y方向用ステ
ッピングモータ37およびその駆動ドライバ35とが内
蔵されている。
【0062】また、刺繍器用マイコン31は、データ信
号入出力部31aと制御部31bとを含んでいる。デー
タ信号入出力部31aは、外部に設置された携帯型ゲー
ム器21との間で信号を送受信するためのものである。
制御部31bは、データ信号入出力部31aにより受信
した携帯型ゲーム器21からのシリアル信号に基づき、
刺繍器ユニット3の動作を制御するものである。
【0063】図7は、図6に示した実施の形態1の第2
変形例の刺繍画像データの取り込み方法を説明するため
の概略図である。図7を参照して、この例では、まず、
プロバイダー100を介してインターネットから供給さ
れる刺繍用画像を携帯電話41に取り込む。そして、そ
の刺繍用画像を携帯電話41から有線によりアダプタ4
3を介して携帯型ゲーム器21に送信する。また、プロ
バイダー101を介してインターネットから供給される
刺繍用画像をパーソナルコンピュータ42に取り込む。
そして、その刺繍用画像をパーソナルコンピュータ42
からアダプタ43を介して携帯型ゲーム器21に送信す
る。携帯型ゲーム器21に取り込んだ刺繍用画像データ
は、ミシン駆動用カートリッジ22に記憶される。この
ように構成すれば、容易に任意の刺繍用画像をインター
ネットから携帯型ゲーム器21に取り込むことができ
る。
【0064】図8は、実施の形態1によるコンピュータ
ミシンの第3変形例の構成を示した概略図である。図8
を参照して、この第3変形例では、図6に示した実施の
形態1の第2変形例の構成において、刺繍器用マイコン
31を無くすとともに、ミシン用マイコン11に刺繍器
用マイコン31の機能を兼用させている。刺繍器ユニッ
ト3は、図3に示した刺繍器ユニット3と同様の構成を
有する。すなわち、刺繍器ユニット3には、X方向用ス
テッピングモータ36およびその駆動ドライバ34と、
Y方向用ステッピングモータ37およびその駆動ドライ
バ35とが内蔵されている。
【0065】この第3変形例では、このように、ミシン
本体1内に設置されたミシン用マイコン11を用いて刺
繍器ユニット3の動作を制御することにより、刺繍器ユ
ニット3を含めたミシン全体の価格が上昇するのを有効
に防止することができる。これにより、安価なコンピュ
ータミシンを提供することができる。
【0066】図9は、図8に示した実施の形態1の第3
変形例の刺繍画像データの取り込み方法を説明するため
の概略図である。図9を参照して、この例の構成は、図
7に示した構成と同様である。
【0067】図10〜図29は、実施の形態1によるコ
ンピュータミシンのデータ入力時における携帯型ゲーム
器の画面を示した概略図である。次に、図4〜図29を
参照して、実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力方法について説明する。
【0068】まず、図4〜図6および図8に示すよう
に、外部に設置された携帯型ゲーム器21にミシン駆動
用カートリッジ22をセットする。そして、携帯型ゲー
ム器21をシリアル通信ケーブル(図示せず)によって
ミシン本体1と接続する。この状態で、携帯型ゲーム器
21のスタートボタン21fを押すと、携帯型ゲーム器
21の表示パネル21aに、図10に示すような、初期
画面(メニュー選択画面)が表示される。この初期画面
では、大まかな選択を行う。
【0069】具体的には、図10に示した初期画面にお
いて、「通常縫い」、「ボタンホール縫い」、「文字縫
い」、「お気に入り」、「HELP」、および、「設
定」の中から1つの項目を選択する。ここで、「通常縫
い」を選択すると、実用縫い目、伸縮縫い目、または、
飾り縫い目を実行する。「ボタンホール縫い」を選択す
ると、ボタンホール縫いを実行する。また、「文字縫
い」を選択すると、アルファベット、平仮名、カタカ
ナ、漢字または数字などの刺繍を実行する。なお、「文
字縫い」を選択する場合には、図6または図8に示した
第2または第3変形例のように、刺繍器ユニット3をミ
シン本体1に装着する必要がある。
【0070】また、「お気に入り」を選択すると、予め
登録しておいた「お気に入り」のパターンで縫う。「H
ELP」を選択すると、操作説明を見ることができる。
「設定」を選択すると、効果音や画面の色などを選択す
ることができる。
【0071】図10に示した初期画面において、たとえ
ば、「通常縫い」を選択すると、図11に示す縫目選択
画面が表示される。この縫目選択画面では、1画面にた
とえば10種類の縫い方が表示され、この画面は、携帯
型ゲーム器21の十字キー21b(図4および図5参
照)を左右に押すことにより、スクロールする。画面右
の数字1は、住所のようなものである。この縫い方の中
から、任意の縫い方を携帯型ゲーム器21のAボタン2
1d(図4および図5参照)により選択する。
【0072】ここでは、たとえば、実用縫目の中の左直
線縫いを選択する。図11に示した画面右下の「実」
は、実用縫目であることを示しており、伸縮縫目の場合
は「伸」、飾り縫目の場合は「飾」が表示される。な
お、携帯型ゲーム器21のBボタン21c(図4および
図5参照)を押せば、その縫い方を「お気に入り」に追
加することができるが、この点については後述する。
【0073】図11に示した縫目選択画面において、携
帯型ゲーム器21のAボタン21dにより縫い方を選択
すると、図12に示す方向選択画面が表示される。この
方向選択画面では、縫い目の方向を決定する。この画面
中の方向は、携帯型ゲーム器21の十字キー21bに対
応している。たとえば、画面中、「上」を選択する場合
は十字キー21bの上矢印の部分、「左」を選択する場
合は十字キー21bの左矢印の部分を押す。画面の下部
には、選択した方向と、前画面で選択した縫い方が表示
される。方向を選択した後、携帯型ゲーム器21のAボ
タン21dを押すことにより方向を決定する。
【0074】図12に示した方向選択画面において、方
向を決定すると、図13に示す確認画面が表示される。
この確認画面は、ボタンを間違って押してしまった時な
どの措置として必要な画面である。この確認画面におい
て、「これにしますか?」というメッセージに対して、
「はい」(「これにしますか?」)を選択すれば次の画
面が表示され、「いいえ」を選択すると、前の画面に戻
る。
【0075】図13に示した確認画面において、「は
い」を選択すると、図14に示す数値記入画面が表示さ
れる。この数値記入画面では、縫目長さと縫目幅を携帯
型ゲーム器21の十字キー21b(図4および図5参
照)により設定する。具体的には、縫目長さを増加させ
る場合は、十字キー21bの上矢印の部分を押し、縫目
長さを減少させる場合は、十字キー21bの下矢印の部
分を押す。また、編目幅を増加させる場合は十字キー2
1bの左矢印の部分を押し、編目幅を減少させる場合
は、十字キー21bの右矢印の部分を押す。
【0076】図14に示した数値記入画面において、縫
目長さと縫目幅の設定を終了すると、データの入力が終
了する。この状態から、携帯型ゲーム器21のSボタン
21e(図4および図5参照)を押すことにより、入力
されたデータがシリアル通信により、携帯型ゲーム器2
1からミシン本体1のデータ信号入出力部11aに転送
される。転送が終了すると、図15に示す転送完了画面
が表示される。この転送完了画面には、「ミシンのスタ
ートSWを押してください」というメッセージが表示さ
れる。この指示に従って、ミシン本体1の外面に設けら
れたスタートスイッチ12a(図4および図5参照)を
押すと、コンピュータミシンが始動して左直線縫いが始
まる。コンピュータミシンが始動すると、図16に示す
ような、コンピュータミシンの現在の状態を示す画面が
表示される。
【0077】次に、図10に示した初期画面において、
「ボタンホール縫い」を選択した場合について説明す
る。「ボタンホール縫い」を選択すると、携帯型ゲーム
器21の表示パネル21aに、図17に示すようなボタ
ン設定画面が表示される。このボタン設定画面では、ボ
タン穴の数(2つ穴、4つ穴など)をAボタン21dに
より選択し、ボタン穴の縫目長さとカット幅を十字キー
21b(図4および図5参照)で設定する。
【0078】具体的には、縫目長さを増加させる場合
は、十字キー21bの上矢印の部分を押し、縫目長さを
減少させる場合は、十字キー21bの下矢印の部分を押
す。また、カット幅を増加させる場合は十字キー21b
の左矢印の部分を押し、カット幅を減少させる場合は、
十字キー21bの右矢印の部分を押す。縫目長さとカッ
ト幅の設定が終了した後、携帯型ゲーム器21のSボタ
ン21eを押すことにより、入力されたデータがシリア
ル通信により、携帯型ゲーム器21からミシン本体1の
データ信号入出力部11aに転送される。
【0079】転送が終了すると、図15に示す転送完了
画面が表示される。この転送完了画面には、「ミシンの
スタートSWを押してください」というメッセージが表
示される。この指示に従って、ミシン本体1の外面に設
けられたスタートスイッチ12a(図4および図5参
照)を押すと、コンピュータミシンが始動してボタンホ
ール縫いが始まる。コンピュータミシンが始動すると、
図16に示すような、コンピュータミシンの現在の状態
を示す画面が表示される。
【0080】次に、図10に示した初期画面において、
「文字縫い」を選択した場合について説明する。なお、
前述したように、「文字縫い」を選択する場合には、図
6または図8に示した第2または第3変形例のように、
刺繍器ユニット3をミシン本体1に装着する必要があ
る。「文字縫い」を選択すると、携帯型ゲーム器21の
表示パネル21a(図6および図8参照)に、図18に
示す文字選択画面が表示される。
【0081】この文字選択画面は、図11に示した縫目
選択画面と同様、十字キー21b(図6および図7参
照)の左右矢印部分を押すことにより、画面がスクロー
ルする。この画面では、「英数」モードの場合を示して
いる。画面下にある「漢字」「かな」などのマークにカ
ーソルを合わせてAボタン21d(図6および図8参
照)を押すと、それらが表示される画面に切り替わる。
さらに下に位置する「ABCDE」という表示は、すで
に入力された文字を示している。
【0082】図18に示した画面において、「かな」の
マークにカーソルを合わせてAボタン21dを押すと、
図19に示すような、「かな」モードの画面が表示され
る。この画面も、十字キー21b(図6および図8参
照)の左右矢印部分を押すことにより、スクロールす
る。なお、画面の左下の「あいうえお」という表示は、
すでに入力された文字を示している。
【0083】図18に示した画面において、「漢字」の
マークにカーソルを合わせてAボタン21dを押すと、
図20に示す画面が表示される。この画面は、一見ひら
がなモードのようであるが、実際は漢字モードに変わっ
ている。図20に示した画面において、たとえば、
「な」を押すと、図21に示すように、「な」の音読み
に対応した漢字の一覧が表示される。この中から、たと
えば「名」を選択する。このようにして漢字入力が完了
する。
【0084】このように、「文字縫い」の入力が終了し
た後、携帯型ゲーム器21のSボタン21e(図6およ
び図8参照)を押すことにより、入力されたデータがシ
リアル通信により、携帯型ゲーム器21からミシン本体
1を介して刺繍器ユニット3のデータ信号入出力部31
aに転送される。転送が終了すると、図15に示す転送
完了画面が表示される。この場合、ミシン本体1の外面
に設けられたスタートスイッチ12a(図6および図8
参照)を押すと、刺繍器ユニット3が始動して入力され
た刺繍パターンの刺繍縫いが始まる。
【0085】次に、図10に示した初期画面において、
「お気に入り」を選択した場合について説明する。「お
気に入り」を選択すると、携帯型ゲーム器21の表示パ
ネル21aに、図22に示すように、予め縫目選択画面
で決めておいたお気に入りの一覧が表示される。この画
面では、お気に入りの縫目を選択してAボタン21dを
押すと決定することができ、Bボタン21cを押すとそ
の選択した縫目をお気に入りから削除することができ
る。どちらの場合も確認画面が表示される(図示せ
ず)。お気に入りの縫目でAボタン21dを押した場
合、図12に示した方向選択画面が表示され、その後、
上記した図12〜図14に示した画面に沿って順次入力
が行われた後、データが転送される。
【0086】また、「お気に入り」は、図11に示した
縫目選択画面においても、追加または削除が可能であ
る。たとえば左直線縫いを追加したい場合には、図23
に示すように、「左直線縫い」にカーソルを合わせて、
Bボタン21cを押す。この場合、図24に示す確認画
面が表示され、「お気に入りに追加しますか?」という
メッセージに対して、「はい」(「お気に入りに追加し
ますか?」)を選ぶと、「左直線縫い」が「お気に入
り」に追加される。
【0087】また、すでに「左直線縫い」が「お気に入
り」に選択されている場合、「お気に入りから削除しま
すか?」というメッセージになり、「はい」(「お気に
入りから削除しますか?」)を選ぶとお気に入りから削
除される。「いいえ」を選択すると、縫目選択画面に戻
る。
【0088】次に、図10に示した初期画面において、
「設定」を選択した場合について説明する。「設定」を
選択すると、携帯型ゲーム機21の表示パネル21a
に、図25に示す設定画面が表示される。この設定画面
では、効果音の変更、画面の変更、または、布や糸の変
更を設定可能である。
【0089】図25に示した設定画面において、効果音
の変更を選択すると、図26に示す効果音変更の画面が
表示される。この画面では、各効果音に対応した番号を
変更することによって、種々の効果音を鳴らすことがで
きる。Aボタン21dを押すと選択した効果音がテスト
的に鳴り、Sボタン21eを押すとその選択した効果音
に決定される。なお、Bボタン21cを押すと、自動的
にデフォルトの効果音に戻る。
【0090】図25に示した設定画面において、「画面
の変更」を選択すると、図27に示す画面が表示され
る。この画面では、背景の色、フレームの色、および、
文字の色の変更が可能である。まず、「背景の色」、
「フレームの色」、および、「文字の色」という項目の
うち変更する項目を選択する。たとえば、「背景の色」
という項目を選択し、画面に表示された色の中から任意
の色を選択する。選択された色はすぐに携帯型ゲーム器
21の表示パネル21aの画面に反映される。この場合
も、Bボタン21cを押すと、自動的にデフォルトの色
に戻る。
【0091】また、図25に示した設定画面において、
「布や糸の変更」を選択すると、図28に示す画面が表
示される。この画面では、はじめに布の色、次に糸の色
の選択を行う。
【0092】選択された色は、画面左下のサンプルに反
映される。布の色と糸の色の選択が終了すると、図29
に示すように、「これでいいですか?」という確認画面
が表示される。「はい」(「これでいいですか?」)を
選択すると、縫目選択画面に戻る。なお、もう一度選び
なおしたい場合は、「いいえ」を選択する。この場合、
布の色、糸の色の再選択が可能となる。
【0093】(実施の形態2)図30は、本発明の実施
の形態2によるコンピュータミシンの構成を示した概略
図である。図30を参照して、この実施の形態2のミシ
ン本体1の構成は、図4に示した実施の形態1のミシン
本体1と同じである。ただし、この実施の形態2では、
実施の形態1と異なり、テレビ利用型ゲーム器23をデ
ータ入出力装置として用いる。このテレビ利用型ゲーム
器23は、表示パネルとしてテレビ24の画面を利用す
るゲーム器である。この場合、ミシン本体1のデータ信
号入出力部11aと、テレビ利用型ゲーム器23との間
でシリアルデータ通信を行う。
【0094】また、実施の形態2では、テレビ利用型ゲ
ーム器23が、ミシン本体を操作するためのプログラム
が格納された記憶媒体としてのCD−ROM25を含
む。このCD−ROM25をテレビ利用型ゲーム器23
にセットすることによって、テレビ利用型ゲーム器23
を容易にコンピュータミシンのデータ入出力装置として
利用することができる。
【0095】実施の形態2では、このように、データ入
出力装置としてテレビ利用型ゲーム器23を用いること
により、ミシン専用のデータ入出力装置を別途購入する
必要がないとともに、ミシン本体1に従来のようなデー
タ入力のための高価な液晶タッチパネル119(図36
参照)を設ける必要がない。それにより、ミシン本体1
の製造コストを低減することができ、その結果、安価で
高機能なコンピュータミシンを提供することができる。
【0096】図31は、実施の形態2によるコンピュー
タミシンの第1変形例の構成を示した概略図である。図
31を参照して、この実施の形態2の第1変形例では、
図30に示した実施の形態2の構成において、さらに、
ミシン本体1に刺繍器ユニット3が脱着可能に設置され
ている。この場合は、刺繍器ユニット3のデータ信号入
出力部31aと、テレビ利用型ゲーム器23との間でシ
リアル通信を行う。なお、この実施の形態2の第1変形
例におけるミシン本体1および刺繍器ユニット3の構成
は、図6に示した実施の形態1の第2変形例と同じであ
る。すなわち、刺繍器ユニット3は、刺繍器用マイコン
31を含んでいる。
【0097】図32は、実施の形態2によるコンピュー
タミシンの第2変形例の構成を示した概略図である。図
32を参照して、この実施の形態2の第2変形例では、
図31に示した第1変形例の構成において、刺繍器用マ
イコン31を無くすとともに、ミシン用マイコン11に
刺繍器用マイコン31の機能を兼用させている。このよ
うに、ミシン本体1内に設置されたミシン用マイコン1
1を用いて刺繍器ユニット3の動作を制御することによ
り、刺繍器ユニット3を含めたミシン全体の価格が上昇
するのを有効に防止することができる。これにより、安
価なコンピュータミシンを提供することができる。な
お、この実施の形態2の第2変形例におけるミシン本体
1および刺繍器ユニット3の構成は、図8に示した実施
の形態1の第3変形例と同じである。
【0098】(実施の形態3)図33は、本発明の実施
の形態3によるコンピュータミシンの構成を示した概略
図である。図33を参照して、この実施の形態3のミシ
ン本体1の構成は、図4に示した実施の形態1のミシン
本体1の構成とほぼ同じである。ただし、この実施の形
態3では、上記した実施の形態1および2と異なり、ミ
シン本体1と携帯型ゲーム器との間の通信を光信号を用
いて行う。
【0099】具体的には、携帯型ゲーム器21には、光
信号に変換して送受信する光信号送受信部21gが設け
られている。ミシン本体1には、携帯型ゲーム器21の
光信号送受信部21gからの光信号を送受信するための
光信号送受信部11cが設けられている。このように光
通信を用いることにより、データ通信の際のノイズの発
生を防止することができる。また、通信ケーブルを無く
すことができるので、ミシン本体の通信ケーブルの抜け
などに起因する動作不良が発生するのを防止することが
できる。
【0100】図34は、図33に示した実施の形態3に
対応するブロック図である。図34を参照して、携帯型
ゲーム器21には、CPU54と、発光素子および受光
素子を有する赤外線通信ポート55とが設けられてい
る。この赤外線通信ポート55は、図33に示した光信
号送受信部21gに相当する。また、ミシン本体1のミ
シン用マイコン11には、発光素子および受光素子を有
する投受光部53と、インターフェース52と、CPU
51とが設けられている。この投受光部53は、図33
に示した光信号送受信部11cに相当する。このように
構成することにより、容易に光通信を行うことができ
る。
【0101】図35は、実施の形態3によるコンピュー
タミシンの第1変形例の構成を示した概略図である。図
35を参照して、この実施の形態3の第1変形例では、
図33に示した実施の形態3の構成において、さらに、
ミシン本体1に刺繍器ユニット3が脱着可能に設置され
ている。この場合は、刺繍器ユニット3が刺繍器用マイ
コン31を有しているので、刺繍器ユニット3の光信号
送受信部31cと携帯型ゲーム器21の光信号送受信部
21gとの間で光通信を行う。なお、この実施の形態3
の第1変形例におけるミシン本体1および刺繍器ユニッ
ト3の構成は、光信号送受信部21gおよび31c以外
の部分は、図6に示した実施の形態1の第2変形例と同
じである。
【0102】図36は、実施の形態3によるコンピュー
タミシンの第2変形例の構成を示した概略図である。図
36を参照して、この実施の形態3の第2変形例では、
図35に示した第1変形例の構成において、刺繍器用マ
イコン31を無くすとともに、ミシン用マイコン11に
刺繍器用マイコン31の機能を兼用させている。この場
合、ミシン本体1の光信号送受信部11cと携帯型ゲー
ム器21の光信号送受信部21gとの間で光通信を行
う。
【0103】このように、ミシン本体1内に設置された
ミシン用マイコン11を用いて刺繍器ユニット3の動作
を制御することにより、刺繍器用マイコン31を無くす
ことができる。これにより、刺繍器ユニット3を含めた
ミシン全体の価格が上昇するのを有効に防止することが
でき、その結果、安価なコンピュータミシンを提供する
ことができる。
【0104】なお、この実施の形態3の第2変形例にお
けるミシン本体1および刺繍器ユニット3の構成は、光
信号送受信部11cおよび21g以外の部分は、図8に
示した実施の形態1の第3変形例とほぼ同じである。
【0105】なお、今回開示された実施の形態は、すべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の
説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特
許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変
更が含まれる。
【0106】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ミシン
本体の操作設定を外部に設置されたゲーム器を用いて行
うことにより、ミシン専用のデータ入出力装置を別途購
入する必要がないとともに、ミシン本体にデータ入力の
ための高価な液晶タッチパネルを設ける必要がない。そ
れにより、ミシン本体の製造コストを低減することがで
き、その結果、安価で高機能なコンピュータミシンを提
供することができる。
【0107】また、市販のゲーム器を流用することによ
り、そのゲーム器でゲームをする際と同様の操作でミシ
ン本体の操作設定を行うことができるので、ミシン専用
のデータ入出力装置を用いる場合のように専用の操作手
順を覚える必要がない。さらに、市販のゲーム器を用い
れば、ミシン本体を操作するためのプログラムが格納さ
れたカートリッジなどをゲーム器に装着するだけで直ち
にミシン本体の設定操作画面になるので、パーソナルコ
ンピュータなどの場合のようにプログラムを立ち上げる
のにマウスやキーボードを使った複雑な操作は不要であ
る。その結果、ゲーム器を用いれば、容易かつ迅速にミ
シン本体の操作設定を行うことができる。
【0108】また、一般的に、通信機能を有する市販の
ゲーム器は、通信機能を有するパーソナルコンピュータ
などと比べて格段に安価であるので、通信機能を有する
市販のゲーム器を新たに購入したとしても、消費者にそ
れほど負担にならないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】刺繍器ユニットを装着しない場合の本発明のコ
ンピュータミシンの概念を説明するためのブロック図で
ある。
【図2】刺繍器ユニットを装着した場合の本発明のコン
ピュータミシンの概念の一例を説明するためのブロック
図である。
【図3】刺繍器ユニットを装着した場合の本発明のコン
ピュータミシンの概念の他の例を説明するためのブロッ
ク図である。
【図4】本発明の実施の形態1によるコンピュータミシ
ンの構成を示した概略図である。
【図5】実施の形態1によるコンピュータミシンの第1
変形例の構成を示した概略図である。
【図6】実施の形態1によるコンピュータミシンの第2
変形例の構成を示した概略図である。
【図7】実施の形態1の第2変形例の刺繍画像データの
取り込み方法を説明するための概略図である。
【図8】実施の形態1によるコンピュータミシンの第3
変形例の構成を示した概略図である。
【図9】実施の形態1の第3変形例の刺繍画像データの
取り込み方法を説明するための概略図である。
【図10】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図11】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図12】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図13】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図14】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図15】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図16】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図17】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図18】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図19】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図20】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図21】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図22】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図23】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図24】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図25】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図26】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図27】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図28】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図29】実施の形態1によるコンピュータミシンのデ
ータ入力時における携帯型ゲーム器の画面を示した概略
図である。
【図30】本発明の実施の形態2によるコンピュータミ
シンの構成を示した概略図である。
【図31】実施の形態2によるコンピュータミシンの第
1変形例の構成を示した概略図である。
【図32】実施の形態2によるコンピュータミシンの第
2変形例の構成を示した概略図である。
【図33】本発明の実施の形態3によるコンピュータミ
シンの構成を示した概略図である。
【図34】本発明の実施の形態3によるコンピュータミ
シンの構成を示したブロック図である。
【図35】実施の形態3によるコンピュータミシンの第
1変形例の構成を示した概略図である。
【図36】実施の形態3によるコンピュータミシンの第
2変形例の構成を示した概略図である。
【図37】従来のコンピュータミシンの全体構成を示し
たブロック図である。
【符号の説明】
1 ミシン本体 2 ゲーム器 3 刺繍器ユニット 11 ミシン用マイコン 11a データ信号入出力部 11b 制御部 11c 光信号送受信部 21 携帯型ゲーム器 21g 光信号送受信部 23 テレビ利用型ゲーム器 31a データ信号入出力部 31b 制御部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に設置されたゲーム器との間で、伝
    送線、無線および光のうちいずれかを用いたデータ通信
    により、データ信号を送受信するためのデータ信号入出
    力部と、 前記データ信号入出力部により受信した前記ゲーム器か
    らのデータ信号に基づき、ミシン本体の動作を制御する
    制御部とを備えた、コンピュータミシン。
  2. 【請求項2】 前記ミシン本体に設置され、前記データ
    信号に基づく前記制御部による前記ミシン本体の動作を
    開始するためのスタートスイッチをさらに備える、請求
    項1に記載のコンピュータミシン。
  3. 【請求項3】 前記ゲーム器は、操作部と表示パネルと
    が一体的に形成された携帯型ゲーム器を含む、請求項1
    または2に記載のコンピュータミシン。
  4. 【請求項4】 前記携帯型ゲーム器は、前記ミシン本体
    を操作するためのプログラムが格納された記憶媒体を含
    む、請求項3に記載のコンピュータミシン。
  5. 【請求項5】 前記ミシン本体は、前記携帯型ゲーム器
    を装着するためのゲーム器取付部を含む、請求項3また
    は4に記載のコンピュータミシン。
  6. 【請求項6】 前記ゲーム器は、テレビの画面を表示パ
    ネルとして用いるテレビ利用型ゲーム器を含む、請求項
    1または2に記載のコンピュータミシン。
  7. 【請求項7】 前記テレビ利用型ゲーム器は、前記ミシ
    ン本体を操作するためのプログラムが格納された記憶媒
    体を含む、請求項6に記載のコンピュータミシン。
  8. 【請求項8】 前記ミシン本体には、刺繍縫いを行うた
    めの刺繍器ユニットが脱着可能に取り付けられている、
    請求項1〜7のいずれかに記載のコンピュータミシン。
  9. 【請求項9】 前記データ信号入出力部は、 前記ミシン本体内に設置された第1データ信号入出力部
    と、 前記刺繍器ユニット内に設置された第2データ信号入出
    力部とを含み、 前記制御部は、 前記ミシン本体内に設置された第1制御部と、 前記刺繍器ユニット内に設置された第2制御部とを含
    み、 前記刺繍器ユニットの使用時には、前記第2データ信号
    入出力部と前記ゲーム器との間で、伝送線、無線および
    光のうちいずれかを用いたデータ通信を行うとともに、
    前記第2データ信号入出力部により受信した前記ゲーム
    器からのデータ信号に基づき、前記第2制御部により前
    記刺繍器ユニットの動作を制御する、請求項8に記載の
    コンピュータミシン。
  10. 【請求項10】 前記データ信号入出力部および前記制
    御部は、前記ミシン本体内に設置されており、 前記刺繍器ユニットの使用時には、前記データ信号入出
    力部と前記ゲーム器との間で、伝送線、無線および光の
    うちいずれかを用いたデータ通信を行うとともに、前記
    データ信号入出力部により受信した前記ゲーム器からの
    データ信号に基づき、前記制御部により前記刺繍器ユニ
    ットの動作を制御する、請求項8に記載のコンピュータ
    ミシン。
  11. 【請求項11】 前記刺繍器ユニットの刺繍用画像を携
    帯電話を介してインターネットから前記携帯型ゲーム器
    に取り込む、請求項9または10に記載のコンピュータ
    ミシン。
  12. 【請求項12】 前記刺繍器ユニットの刺繍用画像をパ
    ーソナルコンピュータを介してインターネットから前記
    携帯型ゲーム器に取り込む、請求項9または10に記載
    のコンピュータミシン。
  13. 【請求項13】 前記外部に設置されたゲーム器と、前
    記データ信号入出力部とのデータ通信は、光を用いて行
    い、 前記ゲーム器は、前記データ信号に対応した光を送受信
    する第1光信号送受信部を含み、 前記データ信号入出力部は、前記第1光信号送受信部と
    の間で光データを送受信する第2光信号送受信部を含
    む、請求項1〜12のいずれかに記載のコンピュータミ
    シン。
  14. 【請求項14】 外部に設置されたゲーム器に、ミシン
    本体の操作データを入力するステップと、 前記入力された操作データを、伝送線、無線および光の
    うちいずれかを用いたデータ通信により、前記ゲーム器
    からミシン本体に送信するステップと、 前記ミシン本体に送信された操作データに基づき、前記
    ミシン本体の動作を制御するステップとを備えた、コン
    ピュータミシンの制御方法。
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