JP2002292165A - 縫製模様提供システム - Google Patents

縫製模様提供システム

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JP2002292165A
JP2002292165A JP2001100113A JP2001100113A JP2002292165A JP 2002292165 A JP2002292165 A JP 2002292165A JP 2001100113 A JP2001100113 A JP 2001100113A JP 2001100113 A JP2001100113 A JP 2001100113A JP 2002292165 A JP2002292165 A JP 2002292165A
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Japan
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pattern
sewing
sewing machine
server
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JP2001100113A
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English (en)
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Shintaro Tomita
信太郎 冨田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバーからミシン側へ公衆通信網を介して
縫製模様を提供する場合に、縫製模様を編集処理せず模
様データのみをミシン側へ提供するが、模様編集処理前
に発注するためユーザーがミシンに内蔵の模様を誤って
発注してしまうとか、ユーザーが過去に購入済みの模様
にも課金されるとかの問題がある。 【解決手段】ミシンの制御ユニットやコンピュータにミ
シン機種の機種情報、ミシンを特定する識別情報を格納
しておき、サーバーは模様選択編集画面を表示する表示
データをミシン側へ送信し、ミシン側ではその模様選択
編集画面を見ながら模様選択し、編集処理を指令し、サ
ーバーはミシン側から発注された刺繍模様をミシン側か
らの指令に基づいて編集処理し、その表示データと縫製
用模様データをミシン側へ送信する。ミシン側に内蔵の
模様と非内蔵の模様とがミシン側のディスプレイに識別
表示され、サーバーは非内蔵の模様であって新規に購入
する模様について課金する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、縫製模様提供シ
ステムに関し、特にサーバーにおいてミシン機種情報に
基づいて発注された縫製模様がミシン側に内蔵の内蔵縫
製模様か否か判別してその判別結果をミシン側へ送信す
る技術を採用したものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、刺繍縫製可能な電子制御ミシン
においては、種々の縫製模様を縫製可能であり、刺繍縫
製用の種々の縫製模様は、文字類、花類、図形や形象
類、などに分類されている。前記刺繍縫製可能な電子制
御ミシンの制御ユニット(又は、制御ユニットに接続さ
れたミシン側コンピュータ)のROMには、一部の種類
の縫製模様の模様データが内蔵されており、この内蔵縫
製模様の種類はミシンの機種により異なり、高級の機種
のミシン程多くの種類の縫製模様を内蔵している。従来
では、種々の縫製模様の模様データを記録した複数のR
OMカードやCD−ROMが市販されており、ユーザー
は所望の縫製模様の模様データを記録したROMカード
やCD−ROMを購入して使用する。
【0003】最近では、電子制御ミシンの制御ユニット
に接続されたミシン側コンピュータをインターネット等
の公衆通信網を介してサーバーに接続し、コンピュータ
からの注文に応じて、多数の縫製模様の模様データを模
様別に分類して格納しているサーバーから前記コンピュ
ータに縫製模様の模様データを送信する技術も実用に供
されつつある。この場合、サーバーから縫製模様の模様
表示データがコンピュータへ送信され、コンピュータの
ディスプレイに複数の縫製模様を表示させた状態で、所
望の1又は複数の縫製模様を選択すると、その縫製模様
の模様データ(縫製用模様データ)がサーバーからコン
ピュータに送信される。購入した模様データの代金は、
ユーザーが指定した銀行口座に対して課金される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 従来の電子制御ミシ
ンの制御ユニットやミシン側コンピュータには、ミシン
の機種を示す機種情報やミシンを特定可能な固有の識別
情報を外部へ送信可能に記憶されておらず、これらの情
報を自動的にサーバーへ送信出力することはできなかっ
たので、サーバーにおいてそれらの情報を有効活用する
ことはできなかった。
【0005】前記のように、インターネット等の公衆通
信網を介してサーバーから電子制御ミシン側のコンピュ
ータ(又はミシンの制御ユニット)に縫製模様の模様デ
ータを販売する場合に、ミシンの機種を示す機種情報を
サーバーへ自動的に供給できないので、サーバー側では
縫製模様を発注してきたユーザーのミシンの機種に関係
なく、発注された縫製模様の模様データをユーザーへ供
給する。つまり、サーバーは、ユーザーが保有している
縫製模様(内蔵縫製模様)か保有してない縫製模様を判
別することなく縫製模様の模様データをユーザーに供給
する。そのため、ユーザーが誤って内蔵縫製模様を発注
した場合でも、縫製模様の模様データについて課金され
てしまうという問題がある。
【0006】一方、ワッペン等に1又は複数の文字と、
装飾的な枠取り模様を刺繍縫製するような場合には、文
字の模様と枠取り模様の配置関係や回転姿勢を設定し、
縫製する模様のサイズを設定する処理(通常、模様編集
処理という)を施し、その編集処理後の模様を縫製する
模様データを作成してから刺繍縫製を行うことになる。
従来のシステムでは、サーバーにおいて模様編集処理を
行なわないので、サーバーから縫製模様の模様データを
購入後でなければ、模様編集処理を行うことができない
という問題があった。
【0007】他方、従来のサーバーでは、ミシンやミシ
ンのユーザーを識別する情報以外に、個々のユーザーが
過去に購入した縫製模様に関する情報も蓄積して記憶し
ていないので、ユーザーが過去に購入した縫製模様に
も、新規購入と同様に課金してしまうという問題もあ
る。
【0008】それ故、模様の購入前や購入時に複数の縫
製模様を組み合わせた模様について編集処理した縫製状
態を確認することはできなかった。しかし、購入した縫
製模様について編集処理してみると縫製エリアにうまく
納まらないという不具合が発生することもあり、縫製模
様の模様データを無駄に購入してしまうという問題もあ
った。また、仮にサーバーにおいて模様編集処理を実行
させるとしても、従来のサーバーには、ミシンにおける
縫製エリアを示す情報を機種別に分類して記憶してない
ので、模様編集処理を各ミシンの縫製エリアに関連つけ
て行うことは不可能であった。
【0009】本発明の目的は、前記の課題を解決可能な
縫製模様提供システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】 請求項1の縫製模様提
供システムは、サーバーから公衆通信網を介して、複数
の刺繍縫製可能な電子制御ミシンの制御ユニットに縫製
模様の模様データを提供する縫製模様提供システムにお
いて、前記各制御ユニットはミシンの機種を示す機種情
報を記憶させた不揮発性メモリを有し、前記サーバーは
複数の縫製模様の模様データを格納した模様記憶手段を
有し、前記制御ユニットは、サーバーから縫製模様の模
様データを購入する際に、前記不揮発性メモリから読み
出した機種情報をサーバーに送信し、前記サーバーは、
前記機種情報に基づいて、発注された縫製模様が発注元
のミシンの制御ユニットに内蔵の縫製模様か否か判別し
てその判別結果を制御ユニットへ送信することを特徴と
するものである。
【0011】制御ユニットは、サーバーから縫製模様の
模様データを購入する際に、不揮発性メモリから機種情
報を読み出してサーバーに送信し、サーバーは、その機
種情報に基づいて、発注された縫製模様が発注元のミシ
ンの制御ユニットに内蔵の縫製模様か否か判別してその
判別結果を制御ユニットへ送信するので、制御ユニット
においては、その制御ユニットに内蔵の縫製模様を発注
するのを確実に避けることができる。
【0012】請求項2の縫製模様提供システムは、サー
バーから公衆通信網を介して、複数の刺繍縫製可能な電
子制御ミシンの制御ユニットに接続可能なミシン側のコ
ンピュータに縫製模様の模様データを提供する縫製模様
提供システムにおいて、前記コンピュータはミシンの機
種を示す機種情報を記憶させた不揮発性メモリを有し、
前記サーバーは複数の縫製模様の模様データを格納した
模様記憶手段を有し、前記コンピュータは、サーバーか
ら縫製模様の模様データを購入する際に、前記不揮発性
メモリから読み出した機種情報をサーバーに送信し、前
記サーバーは、前記機種情報に基づいて、発注された縫
製模様が発注元のミシン側のコンピュータに内蔵の縫製
模様か否か判別してその判別結果をミシン側のコンピュ
ータに送信することを特徴とするものである。
【0013】ミシン側のコンピュータは、サーバーから
縫製模様の模様データを購入する際に、不揮発性メモリ
から機種情報を読み出してサーバーに送信し、サーバー
は、その機種情報に基づいて、発注された縫製模様が発
注元のミシン側コンピュータに内蔵の縫製模様か否か判
別してその判別結果を制御ユニットへ送信するので、ミ
シン側コンピュータにおいては、その内部に内蔵の縫製
模様を誤って発注してしまうのを確実に避けることがで
きる。
【0014】請求項3の縫製模様提供システムは、請求
項1又は2に記載の発明において、前記サーバーは、ミ
シンの制御ユニット又は制御ユニットに接続可能なミシ
ン側コンピュータに内蔵している内蔵縫製模様をミシン
の機種別に示す内蔵模様情報を記憶した内蔵模様情報記
憶手段を有し、前記サーバーは、前記内蔵模様情報記憶
手段の内蔵模様情報と発注元のミシン側から供給される
機種情報とに基づいて発注された縫製模様について内蔵
縫製模様か否か判別する模様判別手段を有することを特
徴とするものである。
【0015】サーバーの内蔵模様情報記憶手段は、ミシ
ン側の制御ユニット又はコンピュータに内蔵の内蔵縫製
模様をミシンの機種別に示す内蔵模様情報を記憶してお
り、前記サーバーの模様判別手段は、内蔵模様情報記憶
手段から読み出した内蔵模様情報と発注元のミシン側か
ら供給される機種情報とに基づいて発注された縫製模様
について内蔵縫製模様か否か判別する。
【0016】請求項4の縫製模様提供システムは、請求
項3の発明において、前記サーバーは、発注された縫製
模様のうち、前記模様判別手段により内蔵縫製模様でな
いと判別された縫製模様についての料金額を求め、その
料金額をミシン側へ送信することを特徴とするものであ
る。従って、サーバーからミシン側に対して、発注した
縫製模様のうちの内蔵縫製模様以外の縫製模様について
の料金額を送信するので、ユーザー側ではその料金額を
見て、それを確認し、また、縫製模様の発注の要否、発
注対象の縫製模様について再検討することができる。し
かも、サーバー側では、内蔵縫製模様以外の縫製模様に
ついてのみ課金することができる。
【0017】請求項5の縫製模様提供システムは、請求
項4の発明において、前記サーバーは、発注元のミシン
側から指定された請求先に対して、前記求めた料金額の
課金を行うことを特徴とするものである。このように、
発注元のミシン側から指定された請求先に対して課金を
行うため、確実に料金を徴収可能となる。
【0018】請求項6の縫製模様提供システムは、請求
項3の発明において、前記サーバーは、ミシン側から送
信されるユーザー登録情報であってミシンのユーザーを
特定可能なユーザー登録情報と、ユーザーが過去に購入
した縫製模様の購入模様リストを記憶したユーザー情報
記憶手段を有することを特徴とするものである。このよ
うに、ユーザー情報記憶手段にユーザー登録情報と購入
模様リストとを記憶しておくため、ユーザーが過去に購
入した縫製模様については課金しないような課金方式を
採用可能となる。
【0019】請求項7の縫製模様提供システムは、請求
項6の発明において、前記サーバーは、発注された縫製
模様のうち発注元ミシンの制御ユニットに内蔵してない
縫製模様のうち、前記購入模様リストにない新規購入の
縫製模様の料金額を求め、その料金額をミシン側へ送信
することを特徴とするものである。発注した縫製模様の
うち、ミシン側に内蔵してない縫製模様であって、購入
模様リストにない新規購入の縫製模様の料金額を求め、
その料金額をミシン側へ送信するので、ユーザーは新規
購入の縫製模様についての料金額を知ることができる。
縫製模様の購入の費用を正確に知ることができる。
【0020】請求項8の縫製模様提供システムは、請求
項7の発明において、前記サーバーは、発注元のミシン
側から指定された請求先に対して、前記求めた料金額の
課金を行うことを特徴とするものである。このように、
ユーザーが新規に購入した縫製模様についてのみ確実に
課金することができるうえ、発注元のミシン側から指定
された請求先に対して課金を行うため、確実に料金を徴
収可能となる。
【0021】請求項9の縫製模様提供サーバーは、複数
の刺繍縫製可能な電子制御ミシンの制御ユニット又は制
御ユニットに接続可能なミシン側コンピュータに公衆通
信網を介して縫製模様の模様データを提供する縫製模様
提供サーバーにおいて、複数の縫製模様の模様データを
記憶した模様記憶手段と、複数機種のミシンの制御ユニ
ットに夫々内蔵している内蔵縫製模様に関する内蔵模様
情報とを記憶した内蔵模様情報記憶手段と、ミシン側か
ら発注された縫製模様について、前記ミシン側から供給
されるミシンの機種情報に基づいて、縫製模様の発注元
のミシンの制御ユニット又はコンピュータに内蔵の内蔵
縫製模様か否か判定する判定手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0022】ミシン側からサーバーに対して縫製模様が
発注されると、サーバーは模様記憶手段から該当する縫
製模様の模様データを読み出す一方、内蔵模様情報記憶
手段から内蔵模様情報を読み出し、前記ミシン側から供
給されるミシンの機種情報に基づいて、判定手段によ
り、発注された縫製模様について、縫製模様の発注元の
ミシンの制御ユニット又はコンピュータに内蔵の内蔵縫
製模様か否か判定する。
【0023】請求項10の縫製模様提供サーバーは、請
求項9の発明において、前記ミシン側から発注された縫
製模様について、前記ミシン側から供給される縫製模様
の編集を指示する指令に基づいて模様編集処理を施す模
様編集処理手段を備えたことを特徴とするものである。
このように、模様編集処理手段により、ミシン側から発
注された縫製模様について、ミシン側から供給される縫
製模様の編集を指示する指令に基づいて模様編集処理を
施すので、その模様編集処理の結果をミシン側へ供給す
ることができ、ミシン側では模様編集処理の結果を見て
から、縫製可能か、模様編集が適切かなどについて検討
することができる。
【0024】請求項11の縫製模様提供プログラムは、
複数の刺繍縫製可能な電子制御ミシンの制御ユニット又
は制御ユニットに接続可能なミシン側コンピュータに公
衆通信網を介して縫製模様の模様データを提供する縫製
模様提供サーバーに設けるプログラムであって、複数の
縫製模様の模様データを記憶する機能と、複数機種のミ
シンの制御ユニットに夫々内蔵している内蔵縫製模様に
関する内蔵模様情報を記憶する機能と、ミシン側から発
注された縫製模様について、前記内蔵模様情報と、ミシ
ン側から供給されるミシンの機種情報に基づいて、縫製
模様の発注元のミシンの制御ユニット又はミシン側コン
ピュータに内蔵の内蔵縫製模様か否か判定する機能とを
サーバーのコンピュータに実現させる為のものである。
【0025】サーバーは、複数の縫製模様の模様データ
を模様の種類別に分類して記憶すると共に、複数機種の
ミシンの制御ユニットに夫々内蔵している内蔵縫製模様
に関する内蔵模様情報を記憶しており、公衆通信網を介
してミシン側から縫製模様が発注されたとき、内蔵模様
情報と、ミシン側から供給されるミシンの機種情報に基
づいて、縫製模様の発注元のミシンの制御ユニット又は
ミシン側コンピュータに内蔵の内蔵縫製模様か否か判定
する。
【0026】請求項12の縫製模様提供プログラムは、
請求項11の発明において、前記ミシン側から発注され
た縫製模様について、ミシン側から供給される縫製模様
の編集を指示する指令に基づいて、模様編集処理を施す
機能をコンピュータに実現させる為のものである。サー
バーは、前記ミシン側から発注された縫製模様につい
て、ミシン側から供給される縫製模様の編集を指示する
指令に基づいて、模様編集処理を施す。前記縫製模様の
編集を指示する指令とは、1又は複数の縫製模様の配
置、回転姿勢、サイズなどを指示するものであり、模様
編集処理とは、1又は複数の縫製模様の配置、回転姿
勢、サイズを設定して縫製用模様データを合成する処理
である。
【0027】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態に係
る刺繍模様提供システムついて図面に基づいて説明す
る。図1は、サーバー2から公衆通信網3(例えば、イ
ンターネット)を介して種々の機種の多数の電子制御ミ
シン4へ、各ミシン側からの注文に応じて刺繍用縫製模
様の模様データを提供する刺繍模様提供システム1を示
すものである。各電子制御ミシン4の制御ユニット20
にはケーブル5を介してコンピュータ6(ミシン側コン
ピュータ)が接続され、このコンピュータ6は公衆通信
網3を介してサーバー2に接続されている(図2参
照)。このサーバー2は、例えば、このミシン4のメー
カーが設置したものであり、そのメーカーから販売した
ミシン4のユーザーを対象にして刺繍模様を販売する。
【0028】最初に、刺繍縫製可能な電子制御ミシン4
について説明する。このミシン4は、ベッド部10に着
脱可能な刺繍枠移動機構11を有し、この刺繍枠移動機
構11によって布を取付けた刺繍枠12をX方向(左右
方向)とY方向(前後方向)とに独立に移動駆動しなが
ら刺繍縫製する。
【0029】図1、図2に示すように、このミシン4
は、通常の刺繍縫製可能な家庭用の電子制御ミシンと同
様のもので、ミシン4のミシン本体部は、ベッド部10
と脚柱部13とアーム部14とを有し、アーム部14の
内部の主軸はミシンモータ28で駆動され、針棒は主軸
により上下に往復駆動され、針棒を布送り方向と直交す
る方向へ振る針振り機構も設けられ、その針振り機構は
針振り用パルスモータ29で駆動される。ベッド部10
の内部には、主軸に連動連結された下軸、この下軸で駆
動される糸輪捕捉用釜回転機構と送り歯前後動機構と送
り歯上下動機構が設けられている。前記送り歯前後動機
構に連係した送り量調整機構であって送り量調整用パル
スモータ27で駆動される送り量調整機構も設けられて
いる。
【0030】アーム部14には、上糸を繰り出す上糸繰
出機構であって上糸繰出用パルスモータ30で駆動され
る上糸繰出機構が設けられている。脚柱部13の前面部
には、カラー表示可能な液晶ディスプレイ15(LC
D)が設けられ、このディスプレイ15にはその全面に
わたるタッチパネル18が設けられ、ディスプレイ15
に表示された種々のキーを指で押すことで種々の指令を
入力可能になっている。脚柱部13にはミシン4の制御
ユニット20をコンピュータ6に接続するコネクタ16
が設けられ、アーム部14の頭部には、スタート・スト
ップスイッチ17も設けられている。
【0031】次に、この電子制御ミシン4の制御系につ
いて説明する。図2に示すように、このミシン4の制御
対象の機器を制御する為の制御ユニット20は、CPU
21、ROM22、RAM23、EEPROM24、入
力インターフェース25、出力インターフェース26な
どで構成され、これらはバスで接続されている。入力イ
ンターフェース25には、コネクタ16、スタートスト
ップスイッチ17、タッチパネル18などが接続され、
出力インターフェース26には、送り調整用パルスモー
タ27、ミシンモータ28、針振り用パルスモータ2
9、上糸繰出用パルスモータ30、ディスプレイ15を
駆動制御するLCDコントローラ31、刺繍枠移動機構
11のX方向パルスモータ11a及びY方向パルスモー
タ11bなどが接続されている。
【0032】ROM22には、図8に示すように、刺繍
縫製以外の通常縫製の際に、通常縫製に必要な諸機器を
駆動制御する通常縫製用制御プログラム、刺繍縫製の際
に縫製用の模様データ等に基づいて刺繍縫製に必要な諸
機器(刺繍枠移動機構11を含む)を駆動制御する刺繍
縫製用制御プログラム、縫製以外のときに制御対象の諸
機器を制御する諸機器の制御プログラム、ディスプレイ
15を制御する表示制御プログラム、コンピュータ6と
の間でコマンドやデータを授受する通信制御のプログラ
ム、後述のような内蔵刺繍模様の模様データ、ミシン4
の機種を示す機種情報と、縫製エリアのサイズ情報、な
どが予め入力格納されている。
【0033】例えば本実施形態の場合、ミシンの機種は
機種A,B,Cの3機種あり、図5は機種Aのミシン4
のディスプレイ15への表示例、図6は機種Bのミシン
4のディスプレイ15への表示例、図7は機種Cのミシ
ン4のディスプレイ15への表示例を示す。図5〜図7
は刺繍模様を選択したり、模様編集処理する際の表示画
面である。
【0034】図5に示すように、ディスプレイ15の画
面において、左部には、模様表示領域80が表示され、
この模様表示領域80の下側には刺繍模様の編集処理の
際に刺繍模様の移動、回転、サイズ、刺繍縫製の糸密度
など指令する複数の指令キーを含む指令キー表示領域8
1が表示され、画面の中央部には選択された模様群にお
ける複数の刺繍模様を表示して模様選択する為の模様選
択キー表示領域82が表示され、画面の右側部分には内
蔵刺繍模様の模様群を選択する模様群選択キー表示領域
83が表示される。
【0035】模様表示領域80には、刺繍縫製可能な矩
形の縫製エリア80aも点線にて枠取りして図示されて
いる。例えば、機種Aのミシンの縫製エリアの実サイズ
は10cm×10cm、機種Bのミシンの縫製エリアの
実サイズは18cm×13cm、機種Cのミシンの縫製
エリアの実サイズは26cm×16cmである。
【0036】前述のように、ROM22には、このミシ
ン4の機種に対応して予め格納された複数の刺繍模様
(これが、内蔵刺繍模様に相当する)の模様データが模
様の種類別、模様群別に分類して格納されている。前記
刺繍模様の模様データは、刺繍模様をディスプレイ15
に表示させる為の模様表示データと刺繍模様を縫製する
為の縫製用模様データとを含むものである。但し、模様
表示データを含まず、縫製用模様データから演算処理し
て模様表示データを作成するようにしてもよい。
【0037】図5の場合、機種Aのミシンでは、模様群
選択キー表示領域83に、花模様群選択キー84、文字
の書体選択キー85、装飾アルファベット文字群選択キ
ー86、枠模様群選択キー87が表示されている。即
ち、機種Aのミシン4の制御ユニット20に内蔵してい
る刺繍模様の模様群は、花模様群、装飾アルファベット
文字群と枠模様群の合計3群であり、これら模様群にお
ける多数の刺繍模様の模様データが制御ユニット20の
ROM22に内蔵されている。
【0038】前記の花模様群は複数の花の刺繍模様を含
んでおり、図5の場合、花模様群選択キー84により花
模様群が選択された状態を示し、模様選択キー表示領域
82には花模様群に含まれる複数の花模様キーが表示さ
れ、所望の花模様キーを押すことによりその花の刺繍模
様を選択設定するようになっている。尚、装飾アルファ
ベット文字群を選択した状態では、模様選択キー表示領
域82には装飾アルファベット文字(A,B,C,・・
・・)が表示されるので、所望のアルファベット文字を
順々に選択し、文字列に編集処理することができる。
【0039】図6に示すように、機種Bのミシンでは、
内蔵刺繍模様の種類が、字体の異なる4種類のアルファ
ベット文字群だけ、機種Aのミシンの内装刺繍模様より
も増加している。図7に示すように、機種Cのミシンで
は、内蔵刺繍模様の種類が、字体の異なる10種類のア
ルファベット文字群だけ、機種Aのミシンの内蔵刺繍模
様よりも増加している。前記ミシン4の制御ユニット2
0のRAM23は揮発性メモリであり、RAM23には
前記の種々の制御の為の種々のメモリ類が設けられる。
【0040】次に、前記コンピュータ6について説明す
る。図3に示すように、コンピュータ6のコンピュータ
本体40は、CPU41、ROM42、RAM43、ハ
ードディスク44を駆動するハードディスク駆動装置4
5、これを制御するハードディスクコントローラ46、
フロッピィーディスク47を駆動するフロッピィーディ
スク駆動装置48、この装置を制御するフロッピィーデ
ィスクコントローラ49、CRTディスプレイ50を制
御するCRTディスプレイコントローラ51、入出力イ
ンターフェース52などで構成され、これらはバス53
で接続されている。
【0041】さらに、キーボード54、座標入力装置5
5(マウス)などが入出力インターフェース52に接続
され、ミシン4の制御ユニット20に接続されたケーブ
ル56のコネクタ57も入出力インターフェース52に
接続されている。コンピュータ本体40をインターネッ
ト等の公衆通信網3に連なるディジタルの通信回線58
に接続する為の通信手段としてのDSU59(ディジタ
ルサービスユニット)もバス53に接続されている。但
し、通信回線57はアナログの通信回線でもよく、その
場合には、DSU59の代わりにアナログの通信回線に
対応可能な通信用インターフェースが通信手段として設
けられる。
【0042】尚、コンピュータ本体40は、公衆通信網
として種々のものに接続可能であり、接続形態は有線、
無線の何れであってもよい。また、インターネット接続
のように不特定の中継点を経由する接続方式であっても
よいし、特定の中継点のみを経由する専用線接続方式で
あってもよい。
【0043】図9に示すように、ROM42には、キー
ボード54とマウス55とハードディスクコントローラ
46とフロッピィーディスクコントローラ49などの諸
機器を制御する制御プログラム、CRTディスプレイ5
0を制御する表示制御プログラム、ミシン4の制御ユニ
ット20との間でコマンドやデータを授受する通信制御
のプログラムなどが予め入力格納されている。
【0044】図10に示すように、前記ハードディスク
44には、例えば通称ウインドウズ98と称されるOS
が搭載されており、このコンピュータ6を、公衆通信網
3に接続された通常のコンピュータと同様に機能させる
為の種々のフォルダ類や制御プログラム類も格納されて
いる。更に、ハードディスク44には、ミシン4の制御
ユニット20のROM22から読み出した前記内蔵刺繍
模様の模様データ、ミシン4の機種情報、サーバー2か
ら公衆通信網3を介して過去に購入した複数の刺繍模様
の模様データであって模様の種類別に分類した模様デー
タ、過去に模様編集処理を施して刺繍縫製に供した編集
模様の模様データも格納されている。
【0045】更に、ハードディスク44には、ミシン4
の機種を示す機種情報、ミシン4を特定可能なミシン固
有の識別情報(ミシンのシリアル番号など)であってサ
ーバー2に対して登録した識別情報(ユーザー登録情報
に相当)、サーバー2から刺繍模様を購入した場合にそ
の料金を振り込みにて支払う銀行口座番号(請求先に相
当する)なども格納されている。尚、前記ミシン固有の
識別情報は、ミシンの不揮発性メモリであるEEPRO
M24に予め格納されており、同機種のミシンであって
もミシン毎に異なるものとなっている。この固有の識別
情報は、ミシン4の制御ユニット20がコンピュータ6
に接続された時にコンピュータ6のハードディスク44
の所定の領域に書き込んで記憶される。
【0046】前記ROM42又はハードディスク44に
は、種々の表示制御の制御プログラムが格納されてお
り、ディスプレイ50には少なくともミシン4のディス
プレイ15と同様に刺繍模様選択画面や模様編集画面を
表示可能であり、ディスプレイ50には通常の公衆通信
網3に接続されたコンピュータのディスプレイと同様に
種々の表示が可能である。つまり、コンピュータ6のデ
ィスプレイ50には、サーバー2から送信された画面表
示データに基づいてその画面が表示される。
【0047】次に、前記サーバー2について説明する。
図4に示すように、サーバー2は、前記ミシン側コンピ
ュータ6と同様の構成のコンピュータである。このサー
バー2のサーバー本体60は、CPU61、ROM6
2、RAM63、ハードディスク64を駆動するハード
ディスク駆動装置65、これを制御するハードディスク
コントローラ66、フロッピィーディスク67を駆動す
るフロッピィーディスク駆動装置68、この装置を制御
するフロッピィーディスクコントローラ69、CRTデ
ィスプレイ70を制御するCRTディスプレイコントロ
ーラ71、入出力インターフェース72などで構成さ
れ、これらはバス73で接続されている。
【0048】前記入出力インターフェース72には、キ
ーボード74、座標入力装置75(マウス)なども接続
されている。サーバー本体60をインターネット等の公
衆通信網3に連なるディジタルの通信回線76に接続す
る為の通信手段としてのDSU77(ディジタルサービ
スユニット)もバス73に接続されている。図11に示
すように、ROM62には、キーボード64とマウス6
5CRT6ィスプレイ70とハードディスクコントロー
ラ66とフロッピィーディスクコントローラ69等の諸
機器を制御する制御プログラムが予め入力格納されてい
る。
【0049】図12に示すように、前記ハードディスク
64には、例えば通称ウインドウズ98と称されるOS
が搭載されており、このサーバー2を、インターネット
等の公衆通信網3に接続された通常のコンピュータと同
様に機能させる為の種々のフォルダ類や制御プログラム
類が格納されている。更に、ハードディスク64には、
ミシン4の機種別内蔵刺繍模様リスト、ミシン4の機種
別縫製エリアサイズ情報(縫製条件情報に相当する)、
全部の機種A,B,C分の内蔵刺繍模様の模様データ、
内蔵刺繍模様以外のオプション的に販売される多数の模
様群の刺繍模様の模様データ、図16〜図18に基づい
て後述する刺繍模様提供制御プログラム、多数のユーザ
ーの各々が公衆通信網3を介して登録したユーザー別ミ
シン識別情報(ユーザー登録情報)、多数のユーザーの
各々に過去に販売した刺繍模様に関するユーザー別購入
刺繍模様リスト、ユーザー別Eメールアドレス、ユーザ
ー別銀行口座番号などの情報が格納されている。
【0050】ここで、複数の刺繍模様を選択して模様編
集処理する一例について、図13〜図15に基づいて簡
単に説明する。図13に示すように、ケーキの模様が選
択され、次に図14に示すように、枠模様を選択してそ
の配置位置を設定して枠模様の内部にケーキの模様を位
置させ、その枠模様のサイズを調整してから、次に図1
5に示すように、ある書体の5個のアルファベット文字
S、W、E、E、Tを選択して、文字の配置位置を設定
し、文字サイズを調整し、枠模様の内部のうちのケーキ
の模様の上側に配置すると、図15に示す編集された複
合模様となる。尚、例えば機種Cのミシン4における縫
製エリア80aが点線で図示され、複合模様が縫製エリ
ア80a内に納まっているので、複合模様を縫製エリア
内に縫製できることが判る。
【0051】次に、ミシン側コンピュータ6を公衆通信
網3を介してサーバー2に接続し、所望の刺繍模様を発
注する刺繍模様発注制御について説明する。但し、フロ
ーチャート中の符号Si(i=1,2,・・・)は各ス
テップを示す。図16のフローチャートに示すように、
この制御の開始後、必要な初期設定が実行され(S
1)、コンピュータ6が公衆通信網3によりサーバー2
に接続される(S2)。次に、コンピュータ6からミシ
ン4の機種情報、ミシン固有の識別情報がハードディス
ク44から読み出してサーバー2へ送信する(S3)。
【0052】次に、サーバー2から送信されてきた模様
選択編集画面表示データにより模様選択編集画面(例え
ば、図5に示すような画面)がディスプレイ50に表示
される(S5)。この模様選択編集画面表示データに
は、画面にアイコン表示される各キー(ボタンともい
う)の表示データと、その表示位置データと、そのアイ
コン表示が刺繍模様の場合にはその模様番号を示すデー
タと、そのアイコン表示が刺繍模様の拡大、縮小、移
動、回転などの編集指令キーの場合はそれを示すコマン
ドデータとが含まれている。このとき、ミシン4の制御
ユニット20に内蔵(つまり、コンピュータ6に内蔵)
している模様か非内蔵の模様かを識別表示する表示デー
タも送信されて来るので、ディスプレイ50には内蔵/
非内蔵の模様が識別表示される。
【0053】この識別表示の形態としては、内蔵模様の
模様群の全体を枠取りして「内蔵模様」という文字表示
を行うものとする。但し、これに限るものではなく、デ
ィスプレイ50の模様群選択キー表示領域83を、内蔵
模様用領域と、非内蔵模様用領域とに区分し、「内蔵模
様」、「非内蔵模様」の文字表示とともに、識別表示し
てもよい。次に、模様選択指令又は選択取消し指令をサ
ーバー2へ送信し(S6)、次に模様編集を指示する指
令をサーバー2へ送信する(S7)。
【0054】次に、画面への質問の表示に対するオペレ
ータからの指示に基づいて、模様選択終了か否か判定し
(S8)、その判定がNoの場合はS5戻り、S8の判
定がYesの場合は次のS9において、前記と同様に、
画面への質問の表示に対するオペレータからの指示に基
づいて、模様編集処理を終了するか否か判定し、その判
定がNoの場合はS5へ戻り、S9の判定がYesの場
合はS10へ移行する。S5〜S9を多数回繰り返す間
に、刺繍模様の選択がなされてその指令がサーバー2へ
送信され、また、模様編集処理の指令がサーバー2へ送
信される。
【0055】S6における刺繍模様の選択の際には、画
面に表示されるポインタをマウス55で移動操作してポ
インタで画面上のキーを指示してクリック(ダブルクリ
ック)することで、模様群を選択し、模様選択キー表示
領域82に表示される複数の刺繍模様のうちの所望のも
のをポインタとマウス55により指定することにより刺
繍模様を選択すると、コンピュータ6その刺繍模様を示
す情報(例えば、模様番号などの模様特定情報)を読み
出してサーバー2へ送信する。こうして、1又は複数の
刺繍模様を選択することができる。
【0056】尚、図示してないが、全ての機種のミシン
に非内蔵のオプション販売用刺繍模様を指定するキーも
画面に表示されるので、そのキーをポインタで指定する
ことで、オプション販売用刺繍模様の複数の模様群を順
々に表示させて前記同様に模様選択することができる。
また、刺繍模様の編集を指示する指令を送信する際に
は、画面の指令キー表示領域81に表示される種々のキ
ーをポインタで指定することで指令する。
【0057】次に、S10においては、模様編集処理済
みの模様選択編集画面表示データをサーバー2から受信
し、その模様選択編集画面をディスプレイ50に表示す
る。このとき、内蔵/非内蔵の刺繍模様が識別可能に表
示されるだけでなく、有料の刺繍模様の料金額も表示さ
れる。尚、後述のように、非内蔵の刺繍模様であって
も、過去に購入したことのある刺繍模様については無料
となるので、有料の刺繍模様とは、非内蔵の刺繍模様で
あって、過去にサーバー2から購入してない刺繍模様
(今回初めて購入する刺繍模様)のことである。
【0058】次に、S11において、模様発注指令がサ
ーバー2へ送信されると共に、銀行口座番号及び口座名
義人名など銀行から自動振込みするのに必要な情報がサ
ーバー2に送信される。その後、S12では、サーバー
2から、編集処理済みの縫製用模様データを受信し、そ
の模様データをハードディスク44に格納し、その後制
御は終了する。
【0059】サーバー2において、前記刺繍模様発注制
御と協働して実行される刺繍模様提供制御について、図
17、図18に基づいて説明する。コンピュータ6から
のアクセスがあると、この制御が開始され、最初に初期
設定が実行され(S20)、次に公衆通信網3を介して
コンピュータ6に接続され(S21)、次にコンピュー
タ6からミシン機種情報とミシン4を特定する為のミシ
ン固有の識別情報をコンピュータ6から受信する(S2
2)。
【0060】次に、S23において、模様選択編集画面
を表示する為の模様選択編集画面表示データを作成して
コンピュータ6へ送信する。このとき、ミシン4の機種
に対応した縫製エリアサイズを数字で表示する為の縫製
エリアサイズ表示データと、縫製エリア枠(例えば、図
5の縫製エリア枠80a)を表示する為の縫製エリア枠
表示データも送信される。尚、前記の表示データには、
選択された刺繍模様を画面の縫製エリア80aを表示さ
せる表示データも含む。
【0061】つまり、受信したミシン機種情報に基づ
き、ハードディスク64に記憶された機種別縫製エリア
サイズ情報から対応する縫製エリアのサイズを読み出
し、読み出した縫製エリアのサイズを数字表示する為の
文字データを送信すると共に、読み出した縫製エリアの
サイズに基づいた大きさの縫製エリア枠を表示する為の
縫製エリア枠表示データを作成して送信する。
【0062】このため、ミシン側コンピュータ6のディ
スプレイ50にはそれらのデータに従ったサイズの縫製
エリアが表示される。以後、サーバーはミシン側コンピ
ュータ6からのコマンド指令を受けるとそれに対応した
処理を行い、前記模様選択編集画面を更新する為の更新
データをコンピュータ6に送信する。これらのデータ送
受信は本実施形態の場合、インターネット接続であるの
で、周知のHTMLプロトコルに従って行なわれる。デ
ータ送受信のプロトコルとては、HTML言語のみに限
定されない。
【0063】次に、模様選択指令又は選択取消しの指令
をコンピュータ6から受信し(S24)、次に模様編集
処理を指示する指令をコンピュータ6から受信し(S2
5)、次にS26において模様編集処理を実行する。こ
の場合、ミシン側コンピュータ6から送信された模様選
択指令に応答し、選択された刺繍模様の模様データをハ
ードディスク64から読み出し、模様選択編集画面表示
用の表示データをハードディスク64から読み出し、そ
の模様選択編集画面の模様表示領域80の縫製エリア8
0aに、前記選択された刺繍模様を配置し、その状態を
示す表示データをミシン側コンピュータ6に送信する。
【0064】この時、選択された刺繍模様はそれを示す
表示アイコンの形態でデフォルトの大きさのままミシン
コンピュータ6のディスプレイ50に表示され、表示形
態は選択状態(アクティブ状態)として表示コントラス
トを通常表示状態とは異ならせて表示される。表示位置
は、ミシン固有の縫製エリアサイズで表示された縫製エ
リア枠のデフォルト位置(例えば、中央位置)と設定さ
れている。この表示状態の時、ミシン側コンピュータ6
を操作するオペレータが編集処理用の所望のコマンドキ
ーをポインタで指示してクリックすれば、コンピュータ
6はクリックされたコマンドキーのコマンドデータと現
在アクティブの刺繍模様を示す模様番号を示すデータと
をサーバー2に送信する。
【0065】尚、刺繍模様が複数表示され、デフォルト
でアクティブ状態とされている刺繍模様以外の刺繍模様
を編集したいときには、オペレータは編集したい刺繍も
ポインタで指示してアルティブ状態としてから、所望の
コマンドキーをクリックすればよい。このようにして、
模様編集処理を指示する指令に基づいて、刺繍模様の配
置や回転姿勢やサイズを設定して、前記の表示データを
更新してミシン側コンピュータ6に表示データを送信す
る処理を繰り返えしていき、編集処理の最終段階では編
集処理後の複合模様の縫製用模様データも作成する。
【0066】次に、S27では、コンピュータ6からの
指令に基づいて模様選択終了か否か判定し、Noの場合
はS23へ戻り、Yesの場合はS28において、模様
編集終了か否か判定し、その判定がNoの場合はS23
へ戻る。以上を繰り返していって、必要な模様選択き模
様編集処理を実行し、それらが全て終了した場合には、
S28の判定がYesとなってS29へ移行する。次
に、S29では、S22で受信したミシン4やユーザー
を特定する為の識別情報に基づいて、ハードディスク6
4に記憶しているユーザー別購入刺繍模様リストを検索
する。 次に、S30では、今回新規に発注された刺繍
模様に含まれる非内蔵模様のうちの過去に購入してない
新規購入の有料模様を検出して料金額を演算する。
【0067】即ち、模様編集が終了したら、その編集完
了した状態がユーザーによる購入希望情報であるので、
サーバー2は編集完了時に選択されている全ての刺繍模
様の模様番号とその配置位置とそのサイズとを記憶す
る。そして、サーバー2は選択された刺繍模様がミシン
4側に内蔵された模様か否かを、S22で受信したミシ
ン機種情報とミシンの機種別内蔵模様リストとに基づい
て判別し、内蔵模様でないものがあった場合には、その
内蔵模様でない刺繍模様についてS22で受信したユー
ザー情報と前記ユーザー別購入刺繍模様リストとに基づ
いて未購入の刺繍模様か否かを判別する。そして、未購
入の刺繍模様(模様番号)について予め所定の記憶領域
に記憶されている刺繍模様別価格リストから価格データ
をみ読み出して全ての未購入の刺繍模様に関しての合計
料金額を演算する。
【0068】次に、S31において、模様編集処理済み
の模様選択編集画面と算出した合計料金額を表示する為
の表示データを作成してコンピュータ6へ送信する。次
に、模様発注指令と銀行口座番号等の課金に必要な情報
がミシン側コンピュータ6から受信されたか否か判定
し、その判定がNoの場合は、S33において発注キャ
ンセルか否か判定し、その判定がNoの場合はS32へ
戻り、発注キャンセルの場合はこの制御を終了する。S
32の判定がYesになると、S34において模様編集
処理済みの刺繍模様の縫製用模様データがコンピュータ
6へ送信される。尚、前記送信されて来た銀行口座番号
はハードディスク64に記憶している銀行口座番号と照
合することで確認がなされる。
【0069】次に、有料刺繍模様に対し課金処理が実行
され(S35)、次に新規のユーザーである場合には、
新規ユーザー情報(ミシンやユーザーを特定する為の固
有の識別情報、銀行口座番号など)をハードディスク6
4に格納する(S36)。次に、今回のユーザーに新規
に販売した刺繍模様の模様番号がユーザーに対応付けて
ハードディスク64のユーザー別購入刺繍模様リストに
格納し、その後この制御を終了する。
【0070】以上説明した刺繍模様提供システム、刺繍
模様提供方法、刺繍模様提供サーバー2、刺繍模様提供
プログラムによれば、次のような効果が得られる。ミシ
ン4側の制御ユニット20のROM22やコンピュータ
6のハードディスク44にミシンの機種情報を記憶して
おき、刺繍模様の発注の際に、その機種情報をミシン4
側からサーバー2に自動的に送信するように構成したの
で、機種情報の提供が簡単化する。そして、サーバー2
側では、機種情報を有効活用して、内蔵模様か否かの判
定等を行うことができる。
【0071】そして、発注された刺繍模様が内蔵模様か
非内蔵模様(ミシン4に内蔵されていない模様)か判定
し、非内蔵の刺繍模様についてのみ課金するので、ユー
ザーが損失感を感じることがない。また、ミシン4側か
らサーバー2側へ、機種情報に加えて、ユーザーを特定
する為の識別情報も送信し、サーバー2側には、ユーザ
ーが過去に購入した刺繍模様のリストを記憶しておき、
非内蔵模様のうちの、新規に購入する刺繍模様について
のみ課金するので、ユーザーが損失感を感じることがな
い。
【0072】ユーザーが発注した刺繍模様について、ユ
ーザー側の模様編集を指示する指令に基づいてサーバー
2側において模様編集処理を施し、その編集処理中の模
様や編集処理後の模様を、ミシン側コンピュータ6のデ
ィスプレイ50に表示させながら、刺繍模様を発注した
り編集処理を指令したりするように構成してあるので、
ユーザーは模様編集処理後の状態を確認してから正式に
刺繍模様を発注することができる。そのため、ユーザー
が刺繍模様を購入後に、ミシン4の縫製エリアに納まら
ない等の理由で無駄になってしまう刺繍模様を購入して
しまうのを避けることができる。
【0073】他方、サーバー2側において模様編集処理
を実行し、模様編集処理後、ユーザーから正式に発注さ
れてから縫製用模様データをミシン側コンピュータ6へ
送信するように構成してあるから、ミシン4側において
模様編集処理を行って縫製用模様データの作成を行う必
要がなく、ミシン4側に模様編集処理プログラムを装備
する必要がなく、ミシン4側の設備経済の面で有利であ
る。家庭用の刺繍縫製可能な電子制御ミシンの場合に
は、ミシンの価格を低くすることができる。
【0074】サーバー2側で模様編集処理した模様をミ
シン側コンピュータ6のディスプレイ50に表示する際
に、内蔵模様と非内蔵模様とが識別可能に表示されるの
で、ユーザーが発注する刺繍模様を判断する上で便利で
ある。また、ディスプレイ50の画面には、縫製エリア
のサイズも表示され、また、画面の模様表示領域80に
縫製エリア80aが枠取りして表示されるため、ユーザ
ーが模様編集処理について検討する上で便利であり、ミ
シン4における実際の縫製エリアに納まるように模様編
集する上で便利である。しかも、サーバー2側では、ミ
シン4の機種と、縫製エリア(縫製条件に相当)とを加
味して模様編集処理するので、ミシン4に適合した実際
的な模様編集処理を行うことができる。
【0075】次に、前記の刺繍模様提供システム、刺繍
模様提供方法、刺繍模様提供サーバー2、刺繍模様提供
プログラムを部分的に変更する変更形態について説明す
る。
【0076】1)前記実施形態は、ミシン4の機種が機
種A〜Cの3通りである場合を例として説明したが、機
種の数は前記3機種に限定されるものではなく、当該ミ
シンメーカーにおける全部又は一部の機種のミシンを対
象として、前記の刺繍模様提供を実行するように構成し
てもよい。また、前記実施形態のミシン4における内蔵
模様の種類が比較的少ないが、内蔵模様の模様群の種類
や数は前記のものに限定される訳ではない。
【0077】2)前記実施形態では、コンピュータ6に
刺繍模様の模様データ等を保有しておき、コンピュータ
6とサーバー2との間でコマンドや指令を授受しなが
ら、サーバー2からコンピュータ6に刺繍模様を提供す
る場合を例として説明したが、前記コンピュータ6を省
略し、ミシン4の制御ユニット20に公衆通信網3を介
してサーバー2と通信する機能を持たせ、制御ユニット
20とサーバー2との間でコマンドや指令を授受しなが
ら、サーバー2から制御ユニット20に刺繍模様の模様
データを提供するように構成してもよい。
【0078】3)前記実施形態では、注文した非内蔵模
様のうち、当該ユーザーが過去に購入した刺繍模様につ
いては課金しない場合を例として説明したが、過去の購
入の有無にかかわらず非内蔵模様に対して課金するよう
にしてもよい。 4)前記実施形態では、模様編集処理の際、編集模様が
縫製エリアからはみ出すか否か判断せず、ユーザーが画
面への表示を見て判断する場合を例として説明したが、
サーバー2において前記の判断を行うように構成しても
よい。
【0079】5)前記実施形態では、サーバー2におい
て、ミシン側における模様選択編集画面と同様の模様選
択編集画面の表示データを作成してコンピュータ6へ送
信する場合を例として説明したが、サーバー2独自の模
様選択編集画面とする表示データを作成してコンピュー
タ6へ送信するように構成してもよい。
【0080】6)サーバー2において、模様編集処理後
の編集模様を刺繍縫製したのと同様の状態にカラープリ
ンタで印刷するカラープリントデータであって、刺繍縫
製したものと同サイズにカラー印刷する印刷用データを
作成して、コンピュータ6へ送信し、コンピュータ6側
において、その印刷用データに基づいてカラープリンタ
で印刷できるように構成してもよい。
【0081】7)前記実施形態は、サーバー2からミシ
ン側へ刺繍模様(これが、縫製模様に相当する)の模様
データを提供する場合を例として説明したが、刺繍模様
以外にも、刺繍模様の模様データと共に又は別個に、パ
ターン縫いの縫製模様の模様データをサーバー2からコ
ンピュータ6に提供するように構成してもよい。
【0082】8)前記実施形態は、サーバー2から家庭
用の電子制御ミシン側へ刺繍模様を提供する場合を例と
して説明したが、サーバー2から業務用の電子制御ミシ
ンや業務用の多針刺繍縫製ミシンに刺繍模様の模様デー
タを提供するように構成してもよい。
【0083】9)前記実施形態では、サーバー2からユ
ーザーに対して課金するのに銀行振込みによる場合を例
として説明したが、電子マネーにより課金する方式を採
用してもよい。また、前記実施形態では、銀行口座を送
信させてその銀行口座に課金するように構成したが、新
規でいないユーザーに対しては、サーバー2に記憶して
いた銀行口座に対して課金するようにしてもよい。
【0084】10)前記実施形態では、非内蔵模様のう
ちの新規に購入する刺繍模様についてのみ料金を徴収す
るように構成したが、刺繍模様1個当たりの単価を低く
設定しておき、全ての刺繍模様について課金するように
してもよい。また、前記実施形態では、模様編集処理に
対する料金を課金してないが、この模様編集処理に対す
る料金も請求するようにしてもよい。
【0085】
【発明の効果】 請求項1の縫製模様提供システムによ
れば、制御ユニットは、サーバーから縫製模様の模様デ
ータを購入する際に、不揮発性メモリから機種情報を読
み出してサーバーに送信し、サーバーは、その機種情報
に基づいて、発注された縫製模様が発注元のミシンの制
御ユニットに内蔵の縫製模様か否か判別してその判別結
果を制御ユニットへ送信するので、制御ユニットにおい
ては、その制御ユニットに内蔵の縫製模様を誤って発注
してしまうのを確実に避けることができる。
【0086】請求項2の縫製模様提供システムによれ
ば、ミシン側のコンピュータは、サーバーから縫製模様
の模様データを購入する際に、不揮発性メモリから機種
情報を読み出してサーバーに送信し、サーバーは、その
機種情報に基づいて、発注された縫製模様が発注元のミ
シン側のコンピュータに内蔵の縫製模様か否か判別して
その判別結果を制御ユニットへ送信するので、コンピュ
ータにおいては、ミシンの制御ユニットに内蔵の縫製模
様を誤って発注してしまうのを確実に避けることができ
る。
【0087】請求項3の縫製模様提供システムによれ
ば、サーバーの内蔵模様情報記憶手段は、ミシン側の制
御ユニット又はコンピュータに内蔵の内蔵縫製模様をミ
シンの機種別に示す内蔵模様情報を記憶しており、前記
サーバーの模様判別手段は、内蔵模様情報記憶手段から
読み出した内蔵模様情報と発注元のミシン側から供給さ
れる機種情報とに基づいて発注された縫製模様について
内蔵縫製模様か否か判別するので、内蔵縫製模様か否か
確実に判別することができる。その他請求項1又は2と
同様の効果を奏する。
【0088】請求項4の縫製模様提供システムによれ
ば、サーバーからミシン側に対して、発注した縫製模様
のうちの内蔵縫製模様以外の縫製模様についての料金額
を送信するので、ユーザー側ではその料金額を見てそれ
を確認し、また、縫製模様の発注の要否、発注対象の縫
製模様について再検討することができる。しかも、サー
バー側では、内蔵縫製模様以外の縫製模様についてのみ
課金することが可能となる。その他請求項3と同様の効
果を奏する。
【0089】請求項5の縫製模様提供システムによれ
ば、前記サーバーは、発注元のミシン側から指定された
請求先に対して、前記求めた料金額の課金を行うので、
確実に料金を徴収可能となる。その他請求項4と同様の
効果を奏する。
【0090】請求項6の縫製模様提供システムによれ
ば、ユーザー情報記憶手段にユーザー登録情報と購入模
様リストとを記憶しておくため、ユーザーが過去に購入
した縫製模様については課金しないような課金方式を採
用可能となる。その他請求項3と同様の効果を奏する。
【0091】請求項7の縫製模様提供システムによれ
ば、発注された縫製模様のうち、ミシン側に内蔵してな
い縫製模様であって、購入模様リストにない新規購入の
縫製模様の料金額を求め、その料金額をミシン側へ送信
するので、ユーザーは新規購入の縫製模様についての料
金額を知ることができる。縫製模様の購入の費用を正確
に知ることができる。その他請求項6と同様の効果を奏
する。
【0092】請求項8の縫製模様提供システムによれ
ば、ユーザーが新規に購入した縫製模様についてのみ確
実に課金することができるうえ、発注元のミシン側から
指定された請求先に対して課金を行うため、確実に料金
を徴収可能となる。その他請求項7と同様の効果を奏す
る。
【0093】請求項9の縫製模様提供サーバーによれ
ば、ミシン側からサーバーに対して縫製模様が発注され
ると、内蔵模様情報記憶手段から内蔵模様情報を読み出
し、前記ミシン側から供給されるミシンの機種情報に基
づいて、判定手段により、発注された縫製模様につい
て、縫製模様の発注元のミシンの制御ユニット又はミシ
ン側コンピュータに内蔵の内蔵縫製模様か否か判定する
ので、この判定結果をミシン側へ送信することも可能で
あり、サーバーにおいて受注した縫製模様について課金
するのに有効活用することができる。
【0094】請求項10の縫製模様提供サーバーによれ
ば、模様編集処理手段により、ミシン側から発注された
縫製模様について、ミシン側から供給される縫製模様の
編集を指示する指令に基づいて模様編集処理を施すの
で、その模様編集処理の結果をミシン側へ供給すること
ができ、ミシン側では模様編集処理の結果を見てから、
縫製可能か、模様編集が適切かなどについて検討するこ
とができる。その他請求項9と同様の効果を奏する。
【0095】請求項11の縫製模様提供プログラムによ
れば、サーバー側に、複数の縫製模様の模様データを記
憶すると共に、複数機種のミシンの制御ユニットに夫々
内蔵している内蔵縫製模様に関する内蔵模様情報を記憶
しており、公衆通信網を介してミシン側から縫製模様が
発注されたとき、内蔵模様情報と、ミシン側から供給さ
れるミシンの機種情報に基づいて、縫製模様の発注元の
ミシンの制御ユニット又はコンピュータに内蔵の内蔵縫
製模様か否か判定するので、この判定結果をミシン側へ
送信することも可能であり、サーバーにおいて受注した
縫製模様について課金するのに有効活用することができ
る。
【0096】請求項12の縫製模様提供プログラムによ
れば、前記ミシン側から発注された縫製模様について、
ミシン側から供給される縫製模様の編集を指示する指令
に基づいて、模様編集処理を施すので、ミシン側で模様
編集処理をする必要がなく、ユーザーは模様編集処理の
結果を視てから、縫製模様を正式に発注するか否か判断
することができる。その他請求項11と同様の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る刺繍模様提供システム
の全体斜視図である。
【図2】電子制御ミシンの制御系のブロック図である。
【図3】コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図4】サーバーの構成を示すブロック図である。
【図5】機種Aのミシンの為の模様選択編集画像の表示
例の説明図である。
【図6】機種Bのミシンの為の模様選択編集画像の表示
例の説明図である。
【図7】機種Cのミシンの為の模様選択編集画像の表示
例の説明図である。
【図8】ミシン制御ユニットのROMの記憶内容の説明
図表である。
【図9】コンピュータのROMの記憶内容の説明図表で
ある。
【図10】コンピュータのハードディスクの記憶内容の
説明図表である。
【図11】サーバーのROMの記憶内容の説明図表であ
る。
【図12】サーバーのハードディスクの記憶内容の説明
図表である。
【図13】模様編集処理初期段階の模様表示例の要部を
示す図である。
【図14】模様編集処理中期段階の模様表示例の要部を
示す図である。
【図15】模様編集処理後期段階の模様表示例の要部を
示す図である。
【図16】コンピュータによる刺繍模様発注制御のフロ
ーチャートである。
【図17】サーバーによる刺繍模様提供制御のフローチ
ャートの一部である。
【図18】サーバーによる刺繍模様提供制御のフローチ
ャートの残部である。
【符号の説明】
1 刺繍模様提供システム 2 サーバー 3 公衆通信網 4 電子制御ミシン 6 コンピュータ 20 制御ユニット 22 ROM(不揮発性メモリ) 40 コンピュータ本体 44 ハードディスク(不揮発性メモリ) 60 サーバー本体 64 ハードディスク(不揮発性メモリ、模様記
憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 332 G06F 17/60 332 Fターム(参考) 3B150 AA15 CB04 CE01 CE09 CE24 CE29 GG04 JA07 LA31 LA67 LA72 LA80 LA92 LB02 MA03 MA07 MA12 NA28 NA62 NB09 NB18 QA06 QA07 QA08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバーから公衆通信網を介して、複数
    の刺繍縫製可能な電子制御ミシンの制御ユニットに縫製
    模様の模様データを提供する縫製模様提供システムにお
    いて、 前記各制御ユニットはミシンの機種を示す機種情報を記
    憶させた不揮発性メモリを有し、前記サーバーは複数の
    縫製模様の模様データを格納した模様記憶手段を有し、 前記制御ユニットは、サーバーから縫製模様の模様デー
    タを購入する際に、前記不揮発性メモリから読み出した
    機種情報をサーバーに送信し、 前記サーバーは、前記機種情報に基づいて、発注された
    縫製模様が発注元のミシンの制御ユニットに内蔵の縫製
    模様か否か判別してその判別結果を制御ユニットへ送信
    することを特徴とする縫製模様提供システム。
  2. 【請求項2】 サーバーから公衆通信網を介して、複数
    の刺繍縫製可能な電子制御ミシンの制御ユニットに接続
    可能なミシン側のコンピュータに縫製模様の模様データ
    を提供する縫製模様提供システムにおいて、 前記コンピュータはミシンの機種を示す機種情報を記憶
    させた不揮発性メモリを有し、前記サーバーは複数の縫
    製模様の模様データを格納した模様記憶手段を有し、 前記コンピュータは、サーバーから縫製模様の模様デー
    タを購入する際に、前記不揮発性メモリから読み出した
    機種情報をサーバーに送信し、 前記サーバーは、前記機種情報に基づいて、発注された
    縫製模様が発注元のミシン側のコンピュータに内蔵の縫
    製模様か否か判別してその判別結果をミシン側のコンピ
    ュータに送信することを特徴とする縫製模様提供システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記サーバーは、ミシンの制御ユニット
    又は制御ユニットに接続可能なミシン側コンピュータに
    内蔵している内蔵縫製模様をミシンの機種別に示す内蔵
    模様情報を記憶した内蔵模様情報記憶手段を有し、 前記サーバーは、前記内蔵模様情報記憶手段の内蔵模様
    情報と発注元のミシン側から供給される機種情報とに基
    づいて発注された縫製模様について内蔵縫製模様か否か
    判別する模様判別手段を有することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の縫製模様提供システム。
  4. 【請求項4】 前記サーバーは、発注された縫製模様の
    うち、前記模様判別手段により内蔵縫製模様でないと判
    別された縫製模様についての料金額を求め、その料金額
    をミシン側へ送信することを特徴とする請求項3に記載
    の縫製模様提供システム。
  5. 【請求項5】 前記サーバーは、発注元のミシン側から
    指定された請求先に対して、前記求めた料金額の課金を
    行うことを特徴とする請求項4に記載の縫製模様提供シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記サーバーは、ミシン側から送信され
    るユーザー登録情報であってミシンのユーザーを特定可
    能なユーザー登録情報と、ユーザーが過去に購入した縫
    製模様の購入模様リストを記憶したユーザー情報記憶手
    段を有することを特徴とする請求項3に記載の縫製模様
    提供システム。
  7. 【請求項7】 前記サーバーは、発注された縫製模様の
    うち発注元ミシンの制御ユニットに内蔵してない縫製模
    様のうち、前記購入模様リストにない新規購入の縫製模
    様の料金額を求め、その料金額をミシン側へ送信するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の縫製模様提供システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記サーバーは、発注元のミシン側から
    指定された請求先に対して、前記求めた料金額の課金を
    行うことを特徴とする請求項7に記載の縫製模様提供シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 複数の刺繍縫製可能な電子制御ミシンの
    制御ユニット又は制御ユニットに接続可能なミシン側コ
    ンピュータに公衆通信網を介して縫製模様の模様データ
    を提供する縫製模様提供サーバーにおいて、 複数の縫製模様の模様データを記憶した模様記憶手段
    と、 複数機種のミシンの制御ユニットに夫々内蔵している内
    蔵縫製模様に関する内蔵模様情報とを記憶した内蔵模様
    情報記憶手段と、 ミシン側から発注された縫製模様について、前記ミシン
    側から供給されるミシンの機種情報に基づいて、縫製模
    様の発注元のミシンの制御ユニット又はコンピュータに
    内蔵の内蔵縫製模様か否か判定する判定手段と、 を備えたことを特徴とする縫製模様提供サーバー。
  10. 【請求項10】 前記ミシン側から発注された縫製模様
    について、前記ミシン側から供給される縫製模様の編集
    を指示する指令に基づいて模様編集処理を施す模様編集
    処理手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載の縫
    製模様提供サーバー。
  11. 【請求項11】 複数の刺繍縫製可能な電子制御ミシン
    の制御ユニット又は制御ユニットに接続可能なミシン側
    コンピュータに公衆通信網を介して縫製模様の模様デー
    タを提供する縫製模様提供サーバーに設けるプログラム
    であって、 複数の縫製模様の模様データを記憶する機能と、 複数機種のミシンの制御ユニットに夫々内蔵している内
    蔵縫製模様に関する内蔵模様情報を記憶する機能と、 ミシン側から発注された縫製模様について、前記内蔵模
    様情報と、ミシン側から供給されるミシンの機種情報に
    基づいて、縫製模様の発注元のミシンの制御ユニット又
    はミシン側コンピュータに内蔵の内蔵縫製模様か否か判
    定する機能と、 をサーバーのコンピュータに実現させる為の縫製模様提
    供プログラム。
  12. 【請求項12】 前記ミシン側から発注された縫製模様
    について、ミシン側から供給される縫製模様の編集を指
    示する指令に基づいて、模様編集処理を施す機能をコン
    ピュータに実現させる為の請求項11に記載の縫製模様
    提供プログラム。
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