JP2001046600A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001046600A
JP2001046600A JP11222491A JP22249199A JP2001046600A JP 2001046600 A JP2001046600 A JP 2001046600A JP 11222491 A JP11222491 A JP 11222491A JP 22249199 A JP22249199 A JP 22249199A JP 2001046600 A JP2001046600 A JP 2001046600A
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Japan
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power supply
power
control board
connector
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JP11222491A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Takayuki Ishikawa
貴之 石川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御基板別に電源の供給を遮断でき、かつ、
遮断操作を繰返しても電源基板に悪影響を与えることの
ない遊技機を提供する。 【解決手段】 電源基板(電源ユニット基板)320と
制御基板351,141,143,291,44との間
に電源中継基板312を介在させて、電源基板320の
電力を各制御基板に供給するようにし、各制御基板に対
応する電源配線314a〜314eを着脱自在に接続す
るコネクタ312a〜312eを電源中継基板312側
に設ける。いずれかの制御基板を初期化する場合には、
対応する電源配線をコネクタから取外す。このため、制
御基板を初期化する際には電源基板320側の電源配線
390を取外す必要がなくなり、電源配線390の取外
しが繰返し行われることによって次第に電源基板320
に反りが生じて電源基板320が故障することを防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばパチンコ
遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシンなどで代
表される遊技機に関し、詳しくは、遊技者が遊技可能な
遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機には遊技機に設けられた
遊技機器を制御するための複数の制御基板が設けられて
いる。遊技機器を制御するための複数の制御基板には、
遊技状態を制御する遊技制御基板(主基板)や、遊技効
果を高めるためのLED等を点滅させる制御を行なう電
飾制御基板、遊技状態に変化に応じてスピーカ等から効
果音を発生させるための効果音制御基板、打玉の入賞に
応じて玉の払出の制御を行なう払出制御基板等が含まれ
る。これらの制御基板には、電源基板から各制御基板に
延びる電気的配線によって電力が供給されるようになっ
ている。各制御基板に搭載されたマイクロコンピュータ
は、電源基板から電力供給を受けて稼働し、電源基板か
らの電力供給が停止することによってすべての制御基板
のマイクロコンピュータが初期化される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におい
ては、各制御基板別に初期化を行ないたいというニーズ
があり、かかる場合には、電源基板と初期化の対象とな
る制御基板とを接続する配線の一方端(特に電源基板
側)を引抜くことが行なわれていた。
【0004】しかしながら、そのような配線の抜き差し
が繰返し行なわれると、基板に除々に“反り”が生じて
いき、プリント配線のパターンが破損してしまう場合が
ある。この場合には、高価な電源基板を交換する必要が
生じてしまうという問題があった。
【0005】本発明はかかる事情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、制御基板別に電源の供給を遮断
でき、かつ、遮断操作を繰返しても電源基板に悪影響を
与えることのない遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技者が遊技可能な遊技機であって、前記遊技機に
設けられた遊技機器を制御するための複数の制御基板
と、所定の電源から前記制御基板で使用される電力を作
成し、電力を供給するための電源基板と、該電源基板と
別体に設けられ、前記複数の制御基板の各々に前記電源
基板で作成された電力を分配するための電力分配基板
と、前記電源基板から前記電力分配基板へ電力を送るた
めに前記電源基板と前記電力分配基板とを接続する第1
の送電手段と、前記電力分配基板から前記複数の制御基
板の各々に電力を送るために前記電力分配基板と前記複
数の制御基板の各々とを接続する第2の送電手段とを含
み、前記電力分配基板には、前記第2の送電手段を着脱
自在に接続する接続端子が設けられていることを特徴と
する。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記制御基板は、遊技の進行
に応じて変動する前記制御基板の制御データを記憶する
ための揮発性記憶手段を含み、前記電源基板は、前記遊
技機に供給される電力が断たれた場合に前記揮発性記憶
手段が前記制御データを記憶保持可能とするために必要
なバックアップ用の電力を供給するためのバックアップ
用電源を含むことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記電力分配
基板は、前記制御基板に過電流が流れることを防止する
ための過電流防止手段を含むことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の発明の構成に加えて、前記過電流防止手段は前記複
数の制御基板の各々に対応して設けられていることを特
徴とする。
【0010】請求項5に記載の本発明は、請求項3また
は請求項4に記載の発明の構成に加えて、前記過電流防
止手段は、ヒューズであることを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の本発明は、請求項2に記
載の発明の構成に加えて、前記制御基板は、前記揮発性
記憶手段に記憶される制御データを用いて前記遊技機器
を制御するために必要な演算を所定の処理手順で行なう
演算処理手段をさらに含み、前記制御基板には前記揮発
性記憶手段に前記バックアップ用電源を供給するための
専用のバックアップ用端子が設けられており、前記バッ
クアップ用電源は、前記揮発性記憶手段には供給される
が前記演算処理手段には供給されないことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、複数の制御
基板の働きにより、前記遊技機に設けられた遊技機器が
制御される。電源基板の働きにより、所定の電源から前
記制御基板で使用される電力が作成される。第1の送電
手段の働きにより、前記電源基板で作成された電力が前
記電源基板と別体に設けられた電力分配基板へ送られ
る。電力分配基板は前記複数の制御基板の各々に前記電
源基板で作成された電力を分配するための基板であり、
第2の送電手段の働きにより、前記電力分配基板から前
記複数の制御基板の各々に電力が送られる。前記電力分
配基板に設けられた接続端子の働きにより、前記第2の
送電手段が着脱自在に接続される。
【0013】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、揮発性記憶手段の働き
により、遊技の進行に応じて変動する前記制御基板の制
御データが記憶される。前記遊技機に供給される電力が
断たれた場合にバックアップ用電源によって前記揮発性
記憶手段における前記制御データの記憶が保持される。
【0014】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、過電流
防止手段の働きにより、前記制御基板に過電流が流れる
ことが防止される。
【0015】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
3に記載の発明の作用に加えて、前記過電流防止手段は
前記複数の制御基板の各々に対応して設けられ、前記複
数の制御基板のすべてが保護される。
【0016】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
3または請求項4に記載の発明の作用に加えて、前記過
電流防止手段はヒューズであることから、前記過電流防
止手段にかかるコストが低減される。
【0017】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加えて、演算処理手段の働きに
より、前記揮発性記憶手段に記憶される制御データが用
いられて前記遊技機器を制御するために必要な演算が所
定の処理手順で行なわれる。前記前記バックアップ用電
源は前記揮発性記憶手段には供給されるが前記演算処理
手段には供給されないために、停電等が発生した際には
前記演算処理手段の処理は停止する。
【0018】
【発明の実施の形態】(1)パチンコ遊技機の概略説明 以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明
する。まず、図1および図2を参照してパチンコ遊技機
1の全体の概略構成について説明する。図1は、パチン
コ遊技機1の正面図であり、図2は、パチンコ遊技機1
の背面図である。
【0019】パチンコ遊技機1は、縦長な方形状に枠組
み形成される外枠2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸
支され且つパチンコ遊技機1の主要構成部のほぼすべて
が集約して設けられる前面枠3と、該前面枠3の前面上
部に開閉自在に設けられるガラス板保持枠4とから構成
されている。また、前面枠3に設けられる主要構成部と
しては、上記したガラス板保持枠4、遊技盤60、上皿
19、灰皿29を含む下皿27、操作ハンドル30、機
構板200、打球発射装置42がある。また、図示の実
施形態では、パチンコ遊技機1の側方に遊技者に遊技玉
を貸し出すためのカードユニット装置31が付設されて
いる。
【0020】ガラス板保持枠4には、後述する遊技盤6
0の遊技領域61をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設
され、該円形透視窓5の裏面からガラス板が装着されて
いる。また、ガラス板保持枠4には、円形透視窓5の外
周に沿って、装飾ランプ6〜8が設けられ、中央の装飾
ランプ7の上部に装飾LED11が設けられている。こ
の装飾ランプ6〜8および装飾LED11は、遊技状態
に応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の遊技状
態の発生時や継続時を遊技者に報知するとともに遊技の
雰囲気を盛り上げるものである。また、ガラス板保持枠
4の軸支側上部には、払出すべく賞球が不足し、球切れ
(“玉切れ”とも記載する。以下、同様)が生じたこと
(後述する球切れスイッチ230が作動したとき)を報
知する球切れランプ9(なお、貸球不足を検出する球切
れスイッチ218が作動したときも球切れランプ9によ
り報知する)や、入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞
球が払出されたことを報知する賞球ランプ10が設けら
れ、さらに、ガラス板保持枠4の上部左右に遊技の進行
に応じた効果音を発生するスピーカ12a,12bが設
けられている。また、スピーカ12a,12bの周囲に
は、装飾LED13,14が設けられている。
【0021】上記した装飾ランプ6〜8、球切れランプ
9、賞球ランプ10、装飾LED11,13,14は、
それぞれプリント配線基板で構成されるランプ基板6
a,7a,8a,9a,10aやLED基板11a,1
3a,14aに実装されて前面枠3の前面側やガラス板
保持枠4の裏面側に取付けられている。そして、各ラン
プ基板6a,7a,8a,9a,10aが電飾中継基板
15(図12において電飾中継基板Bと表示)に接続さ
れ、各LED基板11a,13a,14aが電飾中継基
板16(図12において電飾中継基板Cと表示)に接続
されている。電飾中継基板15,16は、前面枠3の裏
面下部に取付けられる中継基板取付台49に止着される
電飾中継基板50(図12において、電飾中継基板Aと
表示)に接続された後、後述する電飾制御基板141に
接続されている。電飾制御基板141は、後述する遊技
制御基板としての主基板351からの情報信号の種類に
応じて上記した装飾ランプ6〜8、球切れランプ9、賞
球ランプ10、装飾LED11,13,14を表示制御
するものである。なお、電飾中継基板15は、前面枠3
の前面側に取付けられ(これに対応してランプ基板も前
面枠3の前面側に取付けられている)、電飾中継基板1
6は、ガラス板保持枠4の裏面側に取付けられている
(これに対応してLED基板もガラス板保持枠4の裏面
側に取付けられている)。そして、電飾中継基板15お
よび電飾中継基板16と電飾中継基板50に接続される
配線は、図8に示すように、前面枠3の開放側上下に形
成される配線通し開口54(ただし、前面枠3の上方に
形成される配線通し開口は図示しない)を貫通させて前
面枠3の裏面側に導かれ、配線係止片55a,55bで
纏められながら接続されるものである。
【0022】なお、図示しないが、ガラス板保持枠4を
開放したことを検出するためにドアスイッチが設けられ
ることがあるが、この場合には、ドアスイッチの配線
は、後述するサンパック中継基板276に一旦接続され
た後、主基板351に入力され、主基板351からの情
報信号に基づいて電飾制御基板141によって一部又は
全部のランプ6〜8、9、10を点灯制御されることに
よりガラス板保持枠4が開放されたことを報知するよう
になっている。
【0023】また、前記スピーカ12a,12bから延
びる配線は、ガラス板保持枠4の上方左右裏面に取付け
られる効果音中継基板17a,17b(図12におい
て、効果音中継基板B,Cと表示)に一旦接続され、そ
の後、前面枠3の裏面下部に取付けられる中継基板取付
台49に止着される効果音中継基板51(図12におい
て、効果音中継基板Aと表示)に接続された後、後述す
る効果音制御基板143に接続されている。効果音制御
基板143は、主基板351からの情報信号の種類に応
じてスピーカ12a,12bを駆動制御するものであ
る。
【0024】次に、ガラス板保持枠4の下部で開閉自在
に取付けられる上皿19の構成について説明すると、上
皿19は、合成樹脂製の上皿開閉板18の表面に複数の
合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することにより
構成されている。上皿開閉板18には、その開放側の上
端に玉抜き操作レバー21が設けられている。この玉抜
き操作レバー21は、左右方向に移動可能に設けられ、
図示しないスプリングの付勢力に抗して一方向に移動さ
せることにより、上皿19に貯留されていた玉を上皿開
閉板18の裏面に形成される玉抜き路(図示しない)を
流下させて下皿27に誘導するものである。また、上皿
19には、その内部に圧電ブザー22が内蔵されてい
る。この圧電ブザー22は、遊技玉の貸出異常が生じた
とき(たとえば、ピッ、ピッ、ピッという連続音)、あ
るいは遊技玉の貸出時(たとえば、100円相当の遊技
玉が払出される毎にピーという音)に、その旨を報知す
る報知音が発生されるものである。なお、圧電ブザー2
2は、圧電ブザー基板を介して後述する払出制御基板2
91に接続されている。
【0025】上記した上皿19について、さらに詳細に
説明すると、上皿19は、その上流側に形成される賞球
払出口20から払出された賞球を一旦貯留した後、図示
しない発射位置に玉を供給するものである。また、上皿
19には、パチンコ遊技機1に隣接して設けられるカー
ドユニット装置31を介して遊技玉を借り受ける際に操
作する操作部が設けられている。操作部として図1に図
示しないが、図13に示すように、球貸し(“玉貸し”
とも記載する。以下、同様。)操作を行なうための球貸
スイッチ24や返却スイッチ25、残高表示器等が実装
される残高表示基板23が上皿19の上面に臨むように
設けられている。
【0026】球貸スイッチ24は、カードユニット装置
31によって遊技玉を借り受ける際に操作するものであ
り、返却スイッチ25は、遊技終了の際にカードユニッ
ト装置31のカード挿入口34に差し込まれたカードを
返却するためのものである。また、残高表示器は、カー
ドユニット装置31のカード挿入口34に差し込まれた
カードの残額が表示されるものである。なお、上皿19
に設けられる上記した球貸スイッチ24、返却スイッチ
25、残高表示器が実装される残高表示基板23から延
びる上皿配線は、前面枠3の軸支側の下部に形成される
配線通し開口54(図8参照)から前面枠3の裏側に引
き出されて後述する払出制御基板291に接続されてい
る。
【0027】さらに、上皿開閉板18の開放側上部に
は、前記ガラス板保持枠4を前面枠3に対して施錠し且
つ前記前面枠3を外枠に対して施錠する施錠装置39
(図2参照)を操作するためのシリンダー錠26が臨ん
でいる。
【0028】また、前面枠3の下部に取付けられる下皿
27は、前記上皿19から溢れた賞球であって後述する
余剰球通路を介して下皿用開口47(図2参照)から排
出される余剰の賞球を貯留するものであり、その下皿2
7の前面壁には、玉抜き操作レバー28がスライド可能
に取付けられるようになっている。この玉抜き操作レバ
ー28を操作することにより、下皿27に貯留されてい
た賞球を下方に玉抜きして持ち運び可能な玉箱に移し替
えることができる。また、下皿27の左側には、灰皿2
9が設けられ、右側には、操作ハンドル30が設けられ
ている。操作ハンドル30は、図2に示す打球発射装置
42の発射装置電動機43(モータ)の駆動を開始せし
める単発発射スイッチ45およびタッチセンサ46(と
もに図13に符号だけ表示した)を内蔵しているととも
に、弾発力を調節するものである。
【0029】パチンコ遊技機1の正面構造は、概ね上記
した通りであるが、図示の実施形態では、パチンコ遊技
機1にカードユニット装置31が隣接されている。この
カードユニット装置31は、前記上皿19の上面に設け
られる前述した球貸スイッチ24や返却スイッチ25等
の操作部を操作することにより作動されるものである。
しかして、カードユニット装置31は、使用可能状態で
あるか否かを表示する使用可能表示器32と、当該カー
ドユニット装置31がいずれの側のパチンコ遊技機1に
対応しているか否かを表示する連結台方向表示器33
と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード挿入
口34とが設けられている。
【0030】カードユニット装置31は、独自の制御回
路によって制御されるものであるが、パチンコ遊技機1
に設けられる複数種類の制御基板のうち、唯一、払出制
御基板291(図13参照)とのみ、カードユニット配
線を介して接続され、カードユニット装置31と払出制
御基板291とで双方向に通信可能に構成されている。
【0031】なお、カードユニット装置31をパチンコ
遊技機1に内蔵しても良い。また、本実施の形態におい
ては、遊技者に遊技玉を貸し出すためのユニット装置と
してカードユニット装置31を例示したが、たとえば、
紙幣等を挿入し得るユニット装置であっても良い。ま
た、カードユニット装置31には、パチンコ遊技機1の
電源コード322(図12参照)とは別の独立した電源
コード31a(図13参照)によって電源が供給されて
いる。
【0032】一方、パチンコ遊技機1の背面には、図2
に示すように、入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞球
を払出すための各種の機構を装備した機構板200が設
けられるとともに、前記操作ハンドル30に対応する裏
面には、発射装置電動機43および打球槌(図示しな
い)を有する打球発射装置42が固着され、その打球発
射装置42の側方には、機構板200の余剰球通路を流
下する賞球を前記下皿27に誘導する接続樋(図示しな
い)が固着される下皿用開口47が開設される。さら
に、接続樋の側方に中継基板取付台49が取付けられ、
外枠2に対する前面枠3の開放側裏面に外枠2の掛止片
40に対する前面枠3の施錠および前面枠3に対するガ
ラス板保持枠4の施錠を行なう施錠装置39が設けられ
ている。
【0033】上記した構成のうち、打球発射装置42に
は、発射制御基板44が付設されており、この発射制御
基板44によって打球発射装置42が駆動制御されるよ
うになっている。なお、発射制御基板44は、図示しな
い発射制御基板カバーによって被覆されており、この発
射制御基板カバーから外部に露出している位置に設けら
れるコネクタを介して図13を用いて後述する払出制御
基板291と接続されており、所定の状態となったとき
に払出制御基板291から停止信号をうけて打玉の発射
を行なえないようになっている。また、下皿27の後方
に対応する下皿用開口47に上記した図示しない接続樋
が固着されるが、接続樋を固着する際には、アース用導
電線48が外枠2に対する前面枠3の開閉金具との間に
敷設されるように取付けられている。また、中継基板取
付台49には、電飾中継基板50と効果音中継基板51
と発射制御信号中継基板52と発射制御電源中継基板5
3とが所定の位置に取付けられている。この中継基板取
付台49については、配線図に係る説明の欄で詳述す
る。
【0034】以上で、パチンコ遊技機1の全体の概略構
成を説明したが、以下、パチンコ遊技機1を構成する要
素のうち、遊技盤60と、機構板200の詳細な構成に
ついて順次説明する。
【0035】(2)遊技盤の説明 まず、図1〜図6を参照して遊技盤60について説明す
る。図1および図2は、前述した通りであり、図3は、
遊技盤60の拡大正面図であり、図4は、遊技盤60の
拡大背面図であり、図5は、遊技盤60を背面から見た
斜視図であり、図6は、遊技盤60の裏面に取付けられ
る電飾制御基板ボックス140および効果音制御基板ボ
ックス142の取付構造を示す分解斜視図である。
【0036】まず、主として図3を参照して遊技盤60
の正面構造について説明する。遊技盤60は、前面枠3
の裏面側に一体的に形成される遊技盤収納枠36(図2
参照)に収納固定されるべく、ほぼ正方形状の合板によ
り形成され、その表面には、円形うず巻き状に誘導レー
ル62が取付けられ、該誘導レール62の内側が遊技領
域61とされて発射された打玉が落下するものである。
遊技領域61には、図示の場合、特別可変表示装置6
4、特別可変入賞球装置68、普通可変入賞球装置7
8、普通可変表示装置81等が設けられるとともに、単
に打玉を入賞とする入賞口、打玉の流下方向,速度を変
化せしめる風車又は多数の障害釘が設けられ、また、遊
技領域61の最下方には、いずれの入賞領域にも入賞し
ない打玉が取り込まれるアウト口89が設けられてい
る。なお、誘導レール62の終端には、一旦遊技領域6
1に打ち出された打玉が誘導レール62に逆流しないよ
うに逆流防止部材63が取付けられている。
【0037】遊技領域61の構成をその遊技動作に従っ
てより詳細に説明すると、遊技領域61の中央よりやや
左側に設けられる普通可変表示装置81は、遊技領域6
1を落下する打玉の通過を検出する通過玉検出器82
と、該通過玉検出器82の検出信号に基づいて可変表示
して表示結果を導出する普通図柄表示器83と、普通図
柄表示器83の可変表示中に通過玉検出器82を通過し
た打玉数を記憶表示する普通図柄始動記憶LED84
(最高4個まで記憶表示する)とが設けられている。し
かして、普通図柄表示器83の表示結果が予め定められ
た当り図柄(0〜9までの数字の可変表示において、7
が表示された場合)である場合に、普通可変入賞球装置
78が所定時間開放される。なお、普通図柄表示器83
の可変時間は、通常確率モードのときに相対的に長く
(たとえば、30秒)、確率変動モードのときに相対的
に短く(たとえば、3〜5秒)設定されている。
【0038】普通可変入賞球装置78は、遊技領域61
のほぼ中央に配置される特別可変表示装置64と遊技領
域61の前記アウト口89の上部に配置される特別可変
入賞球装置68との間に配置され、ソレノイド79によ
って開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞
球装置である。そして、普通可変入賞球装置78には、
始動玉検出器80が内蔵され、開放中又は閉成中に受け
入れた入賞玉を検出するようになっている。しかして、
打玉が始動玉検出器80によって検出されると特別可変
表示装置64が可変表示を開始する。なお、普通可変入
賞球装置78の開放時間は、通常確率モードのときに相
対的に短く(たとえば、0.5秒)、確率変動モードの
ときに相対的に長く(たとえば、2秒)設定されてい
る。また、普通可変入賞球装置78が開放していない場
合でも打玉を受け入れるようになっている。
【0039】特別可変表示装置64は、遊技領域61の
ほぼ中央に配置され、複数列の可変表示部が可変表示す
るような画像を表示するLCD表示器95(図5参照)
から構成されている。各可変表示部には、複数の図柄が
順次可変表示されるようになっており、停止時における
図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せ(たとえ
ば、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃った場合)
である場合に、大当り遊技状態となって特別可変入賞球
装置68を次に説明する所定の態様で開閉駆動するもの
である。ただし、大当り図柄の組合せの一部は、確率変
動図柄として設定され、この確率変動図柄で大当り遊技
状態となったときには、その大当り遊技状態終了後にお
ける前記普通図柄表示器83における当り図柄の出現確
率や特別可変表示装置64における大当り図柄の出現確
率が高くなる確率変動モードとなるように設定されてい
る。なお、特別可変表示装置64は、遊技盤60の表面
側に取付けられる飾り基板(符号なし)と遊技盤60の
裏面側に取付けられるLCD表示器95とから構成され
ており、そのうち飾り基板の上部に入賞玉検出器67a
を内蔵する通常入賞口67が形成され、その通常入賞口
67の下部および飾り基板の周囲を囲むように飾りLE
D65が取付けられ、さらに、下部中央に特別可変表示
装置64の可変動作中に前記始動玉検出器80によって
検出された玉数を記憶表示する特別図柄始動記憶LED
66(最高4個まで記憶表示する)が取付けられ、さら
に、符号を付与しないが飾りランプ等も設けられてい
る。
【0040】大当り遊技状態となったときに駆動制御さ
れる特別可変入賞球装置68は、ソレノイド70によっ
て開閉駆動される開閉板69を有し、その開閉板69に
受け入れられた打玉を検出する特定玉検出器71および
入賞個数検出器72が設けられている。なお、開閉板6
9に受け入れられた打玉は、特定玉検出器71および入
賞個数検出器72のいずれかで1回だけ検出されるよう
になっている。また、開閉板69の下方には、大当り遊
技状態となったときの開閉板69の開放回数と開閉板6
9の1回の開放中に受け入れられた入賞玉数とを表示す
る回数個数表示器73とが設けられている。しかして、
大当り遊技状態となった場合には、一定時間(たとえ
ば、28秒)が経過するまで又はその一定時間内に所定
個数(たとえば、10個)の入賞玉が入賞するまで開閉
板69を開放(以下、この開放を開放サイクルという)
し、その開放サイクル中に受け入れられた打玉が特定玉
検出器71によって検出されたときに継続権が成立し
て、再度上記した開放サイクルが実行され、各開放サイ
クルにおいて継続権が成立していることを条件に最高1
6回の開放サイクルを繰り返すことができるようになっ
ている。なお、回数個数表示器73は、開放サイクルと
開放サイクルとの間のインターバル時間中に開閉板69
の開放回数を表示し、開放サイクル中に開閉板69によ
って受け入れられた入賞玉を表示するようになってい
る。さらに、特別可変入賞球装置68には、入賞玉検出
器75a,75bを内蔵する通常入賞口74a,74b
や開閉板69が開放していることを表示するアタッカー
ランプ76や継続権が成立していることを表示する飾り
ランプ、および大当り遊技状態である旨を報知する飾り
ランプや飾りLED77が設けられている。
【0041】遊技領域61には、上記した構成以外に、
特別可変表示装置64の斜めやや下方左右に飾りランプ
85bおよび入賞玉検出器85aを内蔵する入賞口85
が配置され、さらに、特別可変表示装置64の上部左右
に飾りランプ86a付き風車86、特別可変表示装置6
4の側方右側に通常の風車88、遊技領域61の左右両
側にサイド飾りランプ87aを内蔵するサイド飾り87
が設けられている。
【0042】以上説明した本実施の形態において、打球
が入賞する入賞口および入賞装置には、入賞玉を検出す
るための信号が導出される入賞玉検出器67a,71,
72,75a,75b,80,85aがすべて設けられ
ている。これは、これらの検出信号に基づいて所定個数
の賞球を払出すために使用されるものである。しかし
て、これらの入賞玉検出器67a,71,72,75
a,75b,85aは、図12に示すように、中継基板
101を介して主基板351に接続され、主基板351
では、これらの検出器からの検出信号を記憶するととも
に順次払出制御基板291に賞球個数信号を導出して入
賞に対応する賞球を払出すように後述する球払出装置2
40を駆動制御するようになっている。なお、特定玉検
出器71は、継続権の成立を検出する機能を兼用してお
り、入賞個数検出器72は、開閉板69の開放を規制す
るための計数機能を兼用している。
【0043】また、始動玉検出器80は、図12に示す
ように、中継基板101を介することなく直接主基板3
51と接続されて始動信号と入賞信号(ただし、他の入
賞玉検出器67a,71,72,75a,75b,85
aによって導出される賞球個数情報は、相対的に多い個
数、たとえば、10個であるのに対し、始動玉検出器8
0に基づく賞球個数情報は、相対的に少ない個数、たと
えば、5個である)を入力している。これは、始動玉検
出器80からの配線を直接主基板351に接続すること
により、その途中に不正な回路基板を組み込んだ配線
(ぶら下がり基板等と称されている)が接続されている
か否かの発見を容易にするためである。また、始動玉検
出器80と主基板351とを直接接続する配線は、他の
配線の色と明らかに異なる色(本実施の形態の場合に
は、蛍光ピンクと黄色)としたので、この点からも始動
玉検出器80からの配線に不正が行なわれているか否か
を見分け易い。
【0044】遊技盤60の遊技領域61には、上記した
ようにスイッチやソレノイド、あるいは飾りランプや飾
りLED等の電気的部品が多数設けられるが、これら
は、次に説明する第1入賞玉集合カバー体90の裏面に
取付けられる中継基板100,101を介して主基板3
51や電飾制御基板141に接続されるようになってい
る。すなわち、図12に示すように、遊技盤面に設けら
れる各スイッチ67a,71,72,75a,75b,
82,85a、各ソレノイド70,79、普通図柄表示
器83は、中継基板100(中継基板Aと表示)を介し
て主基板351に接続され、遊技盤面に設けられる飾り
ランプを実装している飾りランプ基板76,86a,8
7a、遊技盤面に設けられる飾りLEDを実装している
飾りLED基板65,77、記憶表示LED66,8
4、および回数個数表示器73は、中継基板101を介
して電飾制御基板141に接続されている。
【0045】(3)機構板の説明 次に、パチンコ遊技機1の背面に設けられる機構板20
0の構成について説明する。
【0046】まず、図4〜図6を参照して遊技盤60の
裏面側の構成について説明する。遊技盤60の裏面に
は、図4および図5に示すように、前記特別可変表示装
置64を構成するLCD表示器95および該LCD表示
器95の裏面を覆うように取付けられる表示制御基板カ
バー98が突出して設けられている。LCD表示器95
は、遊技盤60の裏面に止着固定されるLCD取付枠9
6に取付部97を介して止着され、表示制御基板カバー
98は、LCD表示器95に取付片98aを介して取付
けられている。また、表示制御基板カバー98の内部に
は、表示制御基板99(図12参照)が収容支持されて
いる。この表示制御基板99は、特別可変表示装置64
としてのLCD表示器95の可変表示動作を主基板35
1からの情報信号の種類に応じて駆動制御するものであ
る。
【0047】上記したLCD表示器95の周囲には、特
別可変表示装置64の上方に位置する入賞口(本実施の
形態では、入賞口67)に入賞した入賞玉を誘導する入
賞玉誘導路103がその前面に形成される第1入賞玉集
合カバー体90が取付けられ、この第1入賞玉集合カバ
ー体90に連通するようにその下部に第2入賞玉集合カ
バー体91が取付けられている。図4に示す第1入賞玉
集合カバー体90の入賞玉誘導路103の途中に前記通
常入賞口67に入賞した入賞玉を検出する入賞玉検出器
67aが取付けられているが、この入賞玉検出器67a
は、図3に示す入賞玉検出器67aが通常入賞口67と
一体的に設けられない場合に、入賞玉誘導路103の途
中に設けられるものである。つまり、入賞玉検出器67
aは、通常入賞口67と一体的に設けても良いし、ある
いは、通常入賞口67に入賞した入賞玉が流下する入賞
玉誘導路103の途中に設けても良い。なお、図4〜図
6に示す例においては、入賞玉検出器を各入賞口と一体
的に設けたものではなく、各入賞玉誘導路の途中に入賞
玉検出器を取付けた例を示している。また、入賞玉誘導
路103への入賞玉検出器67aの取付は、第1入賞玉
集合カバー体90の後方から挿入し得るようになってい
る。このため、第1入賞玉集合カバー体90には、背面
から見て入賞玉検出器67aを挿入するために長方形状
の開口と挿入した入賞玉検出器67aを係止するための
係止爪が形成されている。
【0048】まず、第1入賞玉集合カバー体90の詳細
な構成について説明すると、第1入賞玉集合カバー体9
0には、その中央に前記LCD表示器95が貫通する窓
孔が形成されるとともに、その上辺部に沿って配線を収
納整理する配線係止片94が形成され、さらに、左右両
側に位置決め突起92aと取付穴92bとが形成される
取付片92が突設されている。しかして、第1入賞玉集
合カバー体90を遊技盤60の裏面に取付けるために
は、位置決め突起92aを遊技盤60の裏面の所定の位
置に穿設された位置決め穴(図示しない)に位置合わせ
した後に取付穴92bにビス(図示しない)を螺着する
ことにより正確な位置に取付けることができるものであ
る。なお、前述したLCD取付枠96が第1入賞玉集合
カバー体90と一体的に形成されてそのLCD取付枠9
6にLCD表示器95や表示制御基板カバー98が取付
けられる場合には、重量物が第1入賞玉集合カバー体9
0に直接的に取付けられることになるので、第1入賞玉
集合カバー体90の上部中央に突設される取付片92c
にもビスを螺着して遊技盤60の裏面に堅固に固定して
も良い。
【0049】また、第1入賞玉集合カバー体90の一側
後面に中継基板100,101が、第2入賞玉集合カバ
ー体91の一側後面に情報端子基板102がそれぞれ取
付けられている。第1入賞玉集合カバー体90に取付け
られる中継基板100,101は、前述したように遊技
盤60の遊技領域61に設けられるスイッチ、ランプ、
ソレノイド、LED等の電気部品と主基板351又は電
飾制御基板141との接続を中継するものであり、第2
入賞玉集合カバー体91に取付けられる情報端子基板1
02は、図12に示すように、パチンコ遊技機1の営業
管理上必要な遊技情報(たとえば、払出された賞球個数
情報、大当り遊技状態中である旨を報知する大当り1情
報、確率変動図柄で大当り遊技状態となり、その大当り
状態中およびその大当りによる確率変動中である旨を報
知する大当り2情報(大当り中と確率変動中に出力され
続ける信号)、確率変動図柄による大当り状態終了後の
確率変動中である旨を報知する確率変動情報、始動玉検
出器80をONした打玉の数を報知する始動口情報、特
別可変表示装置64の可変動作回数を報知する図柄確定
回数1情報、普通可変表示装置81の可変動作回数を報
知する図柄確定回数2情報、および普通可変入賞球装置
78の開閉回数を報知する役物回数2情報等)を遊技場
に設置される管理コンピュータに出力するための外部接
続端子を有し、これらの情報が主基板351から与えら
れるようになっている。さらに、どの図柄で大当りした
か、どの図柄で停止したか等の情報を出力するようにし
てもよい。なお、この情報端子基板102は、遊技盤6
0の裏面ではなく、後述する機構板200に取付けても
良い。たとえば、後述する情報端子基板220と並べて
機構板200の背面上部に纏めて設けても良い(この場
合、1つの基板上に形成しても良いし、別々の基板を並
列配置しても良い)。このように情報端子群を一箇所に
纏めて配置することにより、メンテナンスが行ない易く
且つ各接続の確認が行ない易いというメリットがある。
なお、中継基板100,101および情報端子基板10
2の取付位置や並び順は、特に図示のように限定される
ものではないが、遊技機裏面から視認し易い位置が作業
性にも優れ、さらには、不正改造されても発見し易いと
いう利点がある。また、中継基板100,101および
情報端子基板102には、各端子(コネクタ)への誤配
線を防止するために、それぞれの基板に機能を示す記号
や情報を付すようにしても良い。
【0050】次に、上記した情報端子基板102が取付
けられる第2入賞玉集合カバー体91の詳細な構造につ
いて説明する。第2入賞玉集合カバー体91も、その左
右両側に突設される取付片93によって遊技盤60の所
定の位置に取付固定されている。すなわち、取付片93
には、遊技盤60の所定の位置に穿設される位置決め穴
(図示しない)に挿入される位置決め突起93aとビス
が挿通される取付穴93bが上下に形成され、位置決め
突起93aを遊技盤60の位置決め穴に挿通した状態で
取付穴93bにビス(図5参照)を螺着することによ
り、第2入賞玉集合カバー体91を遊技盤60の裏面の
所定の位置に取付けることができるものである。
【0051】第2入賞玉集合カバー体91には、開口1
13と114とが形成されている(図6参照)。開口1
13は、特別可変入賞球装置48に対応し、特別可変入
賞球装置68に設けられるソレノイド70,70aおよ
び特定玉検出器71、入賞個数検出器72の後方への突
出した部分を貫通させるためである。開口114は、入
賞玉検出器75bを取付けるための開口である。
【0052】なお、図4に示す特別可変入賞球装置68
は、開閉板69を駆動するためのソレノイド70に加え
て特定入賞口を開閉する開閉板を駆動するソレノイド7
0aが設けられている点、入賞個数検出器72が1つだ
けであり且つ特定玉検出器71を通過した玉も検出して
いる点(特定玉検出器71は、継続権の成立を検出する
機能のみで賞球を払出すための機能はない)で図3に示
す特別可変入賞球装置68と相違するものである。
【0053】一方、第2入賞玉集合カバー体91の後面
側には、その内部に電飾制御基板141を収容する電飾
制御基板ボックス140、およびその内部に効果音制御
基板143を収容する効果音制御基板ボックス142が
取付台130に着脱自在に取付けられている。電飾制御
基板ボックス140と効果音制御基板ボックス142と
は、重畳することなく取付台130に並列状に取付けら
れている。電飾制御基板141は、図12に示すよう
に、遊技盤60の遊技領域61(必ずしも遊技領域61
の内部に設けられなくてもよく、遊技盤60に設けられ
ていれば良い)に設けられる飾りランプや飾りLED、
および前面枠3やガラス板保持枠4に設けられる飾りラ
ンプや飾りLED等を主基板351からの情報信号に応
じて一括して駆動制御するものである。また、効果音制
御基板143は、前記スピーカ12a,12bを駆動制
御するものであり、主基板351からの情報信号に応じ
て遊技内容に対応した効果音を発生させるものである。
また、効果音制御基板143には、音量を切り替える音
量切替スイッチ144が設けられている。
【0054】次に、上記した電飾制御基板ボックス14
0および効果音制御基板ボックス142の取付構造につ
いて、主に図6を用いてより詳細に説明する。第2入賞
玉集合カバー体91の後面側には、前記開口113,1
14を取り囲むように長方形状に取付リブ112が突設
されている。取付リブ112の上部および下部の所定間
隔離れた位置には、取付リブ112がボックス状に形成
され、その部分に後述する取付台130を取付けるため
の挿入溝115が形成されている。この挿入溝115
は、取付台130の後述する側面形状逆L字状の係合片
133を上方から受け入れる巾広の挿入部115aと該
挿入部115aに受け入れた係合片133を取付台13
0のスライド操作に応じて受け入れる巾狭の係止溝部1
15bとが連続するように構成されている。なお、上部
の挿入溝115間には、取付リブ112が形成されてい
ないが、これは、特別可変入賞球装置68等からの配線
を上部から引き出し易くするためである。
【0055】また、取付リブ112の縦方向の一側に
は、取付リブ112と直交する方向に一対の係合突片1
16が突設されている。この係合突片116は、取付リ
ブ112の内側にまで入り込んで突設されており、電飾
制御基板ボックス140および効果音制御基板ボックス
142を取付けた取付台130を前記挿入溝115に挿
入して係止したときに、取付台130の係合貫通溝13
9に挿通されて電飾制御基板ボックス140の側面に当
接するものである。さらに、係合突片116が突設され
る取付リブ112と反対側の縦方向の取付リブ112の
上方には、取付軸ボスが突設され、該取付軸ボスに係止
レバー117がビスによって回転自在に止着されてい
る。係止レバー117は、その先端に取付台130の図
示右上隅角部と当接する直角状の当接部が形成され、取
付台130を前記挿入溝115の係止溝部に沿ってスラ
イドさせた後に回動させて取付台130の隅角部に係止
レバー117の当接部を当接させることにより、取付台
130を逆方向にスライドできないようにするものであ
る。なお、取付台130の隅角部に係止レバー117の
当接部を当接させた状態で係止レバー117が逆方向に
簡単に回動しないように係止レバー117に係合穴が形
成され、該係合穴に係合する係合突起が第2入賞玉集合
カバー体91に突設されている。また、上記した取付軸
ボスおよび係合突起は、側方に延長された取付リブ11
2によってその周囲を保護されている。
【0056】上記した取付リブ112の挿入溝115に
挿入支持される取付台130の構成について図6を参照
して説明すると、取付台130は、長方形状の金属板
(導電性の合成樹脂でも良い)によって形成され、その
外周に補強リブ131が前方に向かって突設されてい
る。取付台130の底面の左右上下位置に係合片133
を打ち抜くための開口が形成されるとともに、底面13
2の電飾制御基板ボックス140と効果音制御基板ボッ
クス142の裏面の対角線両端部が対応する位置に弾性
当接片135を打ち抜くための開口が形成されている。
係合片133は、前述したように前記挿入溝115に挿
入されるものであり、側方形状が逆L字状となるように
後方に突出されている。また、弾性当接片135は、電
飾制御基板ボックス140および効果音制御基板ボック
ス142の基板取付用の導電ネジと接触してアース機能
を発揮させるものであり、このため弾性当接片135
は、各制御基板ボックス140,142のスライド装着
時にスムーズに行なえるようにスライド方向に上り勾配
となって形成されている。
【0057】また、取付台130の上部の補強リブに
は、電飾制御基板ボックス140および効果音制御基板
ボックス142を取付けるための挿入溝137が形成さ
れている。この挿入溝137は、各制御基板ボックス1
40,142の後述する側面形状段差状の段差状係合片
153を下方から受け入れる巾広の挿入部と、該挿入部
に受け入れた段差状係合片153を各制御基板ボックス
140,142のスライド操作に応じて受け入れる巾狭
の係止溝部とが連続するように構成されている。なお、
挿入溝137は、各制御基板ボックス140,142に
対して2個づつ形成されている。また、取付台130の
下部の補強リブには、電飾制御基板ボックス140およ
び効果音制御基板ボックス142を取付けるための係合
穴138が形成されている。この係合穴138は、各制
御基板ボックス140,142の下端に形成される係合
凸部154が挿入されるもので、その長さは、挿入溝1
37の全長とほぼ同じである。さらに、取付台130の
縦方向の一側には、底面と補強リブとに亘る係合貫通溝
139が形成されている。この係合貫通溝139は、前
述した取付リブ112の係合突片116が貫通されるも
のである。
【0058】次に電飾制御基板ボックス140および効
果音制御基板ボックス142を取付台130に取付ける
には、図6に示すように、まず、効果音制御基板ボック
ス142の段差状係合片153を取付台130の挿入溝
137の挿入部に入れ込み、その後、係合凸部154を
取付台130の係合穴138に入れ込んで落とす。この
状態では、段差状係合片153が挿入溝137の挿入部
と係合した状態となっている。しかして、この状態で効
果音制御基板ボックス142を図示右方向にスライドさ
せて段差状係合片153を挿入溝137の係止溝部に係
合させることにより、効果音制御基板ボックス142を
取付台130に装着し得る。同様な手順で電飾制御基板
ボックス140を取付台130に取付けることができ
る。逆に、取付台130から各制御基板ボックス14
0,142を取外すには、電飾制御基板ボックス140
を逆方向にスライドさせて上方に持ち上げたままボック
ス140の係合凸部154と係合穴138との係合を解
除し、その後斜め下方に引き抜くことにより簡単に電飾
制御基板ボックス140を取外すことができる。同様の
手順で効果音制御基板ボックス142も取付台130か
ら取外すことができる。なお、本実施の形態において
は、電飾制御基板ボックス140を先に取付けた状態で
効果音制御基板ボックス142を取付けることはでき
ず、逆に、電飾制御基板ボックス140を取外すことな
く効果音制御基板ボックス142を取外すこともできな
い。
【0059】さらに、上記のように電飾制御基板ボック
ス140および効果音制御基板ボックス142を取付け
た取付台130を第2入賞玉集合カバー体91に取付け
るには、取付台130の係合片133を取付リブ112
の挿入溝115の挿入部に挿入して落とし入れる。そし
て、取付台130の全体を図示左方向にスライドさせて
係合片133の基部を挿入溝115の係止溝部に嵌め込
む。このとき、係合突片116が取付台130の係合貫
通溝139に係合するとともに係合突片116の内側先
端が電飾制御基板ボックス140の左側側壁に当接した
状態となる。このような状態で係止レバー117を反時
計方向に回動して当接部を取付台130の右上隅角部に
当接させることにより、取付台130を逆方向にスライ
ドできないようにしている。これによって、電飾制御基
板ボックス140と効果音制御基板ボックス142とが
遊技盤60の裏面に取付けられた状態となる。なお、電
飾制御基板ボックス140と効果音制御基板ボックス1
42とを遊技盤60から取外すには、この実施形態の場
合においては、取付台130を第2入賞玉集合カバー体
91から取外してからでないと取外せないようになって
いる。しかして、取付台130を取外すには、係止レバ
ー117を時計方向に回動した後、図示右側にスライド
させて取付台130全体を上方に引き抜くことによって
取外すことができる。
【0060】以上、遊技盤60の構成について詳細に説
明してきたが、上記のように構成される遊技盤60は、
前面枠3の裏面側に形成される遊技盤収納枠36に収納
固定されるようになっている。遊技盤収納枠36は、周
知のように、ほぼ正方形状に構成される遊技盤60を収
納するように前面枠3の裏面に段差状に形成され、収納
した遊技盤60の裏面を押圧固定するための遊技盤係止
レバー41が遊技盤収納枠36の適宜箇所に取付けられ
ている。また、遊技盤収納枠36の下方部は、平板状の
支持板となって遊技盤60の下辺を載置するようになっ
ており、その支持板のほぼ中央にアウト玉を誘導する前
記アウト玉連絡通路が形成されている。また、遊技盤6
0を遊技盤係止レバー41によって収納固定した状態に
おいては、その裏面から機構板200が被覆されること
となるが、その機構板200は、遊技盤収納枠36の一
側側面に固定される軸受金具37の上下に突設される軸
ピン38に機構板200の一側に固定される軸支金具の
掛止穴を係止することにより、開閉自在に軸支され、ま
た、遊技盤収納枠36の適宜位置に植立される係止ピン
(図示しない)と機構板200に設けられる機構板係止
レバー500とを係合させることにより、機構板200
を閉じた状態で保持することができるようになってい
る。
【0061】以上、本実施の形態に係る遊技盤60の構
成について説明してきたが、本実施の形態においては、
遊技動作に応じた効果音を発生制御する効果音制御基板
143を収容する効果音制御基板ボックス142と、パ
チンコ遊技機1を電気的に装飾する電飾部品を表示制御
する電飾制御基板141を収容する電飾制御基板ボック
ス140と、を備えたパチンコ遊技機1において、前記
効果音制御基板ボックス142と電飾制御基板ボックス
140とを相互に分離可能な状態で1つの取付台130
(取付部材)に着脱自在に取付けるとともに、その取付
台130(取付部材)を遊技盤60の裏面に着脱自在に
取付けたことにより、組立時において2つの基板ボック
ス142,140を遊技盤60の裏面に一括して同時に
取付けることができるため、その作業性が容易となり、
また、基板143,141の交換時においても、2つの
基板ボックス142,140を一括して同時に取外し再
度一括して同時に取付けることができるので、その作業
性が容易となる。また、効果音制御基板ボックス142
と電飾制御基板ボックス140とを遊技盤60の裏面に
一括して同時に取付けるように構成しているので、遊技
盤60を交換する際に、2つの基板ボックス142,1
40を遊技盤60から外さなくても基板ボックス14
2,140を遊技盤60に付けたままで遊技盤60を交
換すれば良く、2つの基板ボックス142,140を機
構板200から別々に外す場合に比べて遊技盤60の交
換作業が容易となる。そして、交換して回収された遊技
盤60から効果音制御基板ボックス142と電飾制御基
板ボックス140とが分離されてリサイクルされること
となる。
【0062】また、本実施の形態においては、前記取付
台130(取付部材)の遊技盤60への取付構造は、取
付台130(取付部材)に形成される係合片133(係
合部)と遊技盤60側に形成される挿入溝115(被係
合部)とをスライド係合することにより取付けられた構
造としたので、遊技盤60の裏面から取付台130(取
付部材)を取外したり取付けたりする作業を行なう際
に、たとえば、遊技盤60の裏面を覆う機構板200を
全開して作業を行なう必要がなく、遊技盤60への取付
台130(取付部材)の脱着作業を簡単に行なうことが
できる。
【0063】さらに、本実施の形態においては、前記効
果音制御基板ボックス142および電飾制御基板ボック
ス140の取付台130(取付部材)への取付構造は、
効果音制御基板ボックス142および電飾制御基板ボッ
クス140に形成される段差状係合片153および係合
凸部154(係合突起)を取付台130(取付部材)に
形成される挿入溝137および係合穴138(係合穴)
に係合させた構造としたので、2つの基板ボックス14
2,140の取付台130(取付部材)への取付作業を
極めて簡単に行なうことができる。
【0064】なお、上記した実施形態においては、取付
台130を遊技盤60の裏面にスライド装着するものを
示したが、取付台130を遊技盤60の裏面に回転自在
に軸支して取付けても良いし、取付台130をビスで第
2入賞玉集合カバー体91に止着するようにしても良
い。また、取付台130を透明又は不透明な合成樹脂で
形成しても良い。また、本実施の形態においては、2つ
の基板ボックス142,140を透明で且つ横方向に並
列状に並べて配置したので、視認性がよく外部から不正
の発見がし易いが、基板ボックス142,140を不透
明な合成樹脂や金属で形成しても良いし、あるいは、基
板ボックス142,140の配置関係も横方向で並列で
はなく、重畳的に配置したり、2つの基板ボックスを一
体化して取り付たり、さらに、基板が遊技盤60の裏面
に対して垂直となるように基板ボックス142,140
を配置しても良い。また、本実施の形態においては、基
板ボックス142,140に収容される基板143,1
41のコネクタ接続領域が外部に露出した状態で被覆さ
れているものを示したが、コネクタ領域を含む全部が被
覆された収容状態であっても良い。このことは、2つの
基板ボックス142,140だけではなく、本実施の形
態において示されるすべての基板ボックスについても言
えることである。
【0065】次に、機構板200の下部構成部について
図2および図7〜図9を参照して詳細に説明する。図7
は、機構板の下部構成部の中央部の構成を示す斜視図で
あり、図8は、機構板の下部構成部の背面から見て右側
部分の斜視図であり、図9は、 機構板の下部構成部の
背面から見て左側部分に取付けられる電源ユニットおよ
び主基板ボックスの取付状態を示す斜視図である。
【0066】下部構成部は、図2に示すように、背面か
ら見てその右側部分に払出制御基板291を収容する払
出制御基板ボックス290が取付けられ、背面から見て
その左側部分に電源ユニット基板320を収容する電源
ユニットボックス319と主基板351を収容する主基
板ボックス350とが重畳的に取付けられている。
【0067】まず、機構板200の下部構成部の背面か
ら見て右側部分(以下、右側下部構成部という)の構成
について説明する。入賞に基づく賞球が多数払出されて
上皿19が賞球で満杯となり、その後、さらに賞球が払
出されると下皿27に排出される。そして、さらに賞球
が払出続けられたときには、下皿27も満杯になるが、
満タン検知レバーが押圧されて満タンスイッチ275が
ONされ、球払出装置240のモータの駆動を停止して
賞球および貸球の払出動作を不能動化するとともに、必
要に応じて打球発射装置42の発射装置電動機43の駆
動も停止される。図7を参照して、満タンスイッチ27
5は、下部通路カバー体280に形成される開口281
から挿入されて所定の位置に固定し得るようになってい
る。
【0068】また、下部通路カバー体280には、払出
制御基板ボックス290の取付部としての取付リブ28
2と止着ボスとが突設され、機構板主体201の前面か
ら背面側に配線を引き出す配線通し開口287が形成さ
れている。取付リブ282は、その下部に払出制御基板
ボックス290の係合突起(図示しない)と係合する係
合穴が形成されており、その図示しない係合突起と係合
穴とを係合させた後に、払出制御基板ボックス290の
上部中央に突設される止着片(符号なし)を止着ボスに
ビスで止着する。これによって払出制御基板ボックス2
90が下部通路カバー体280の背面側、すなわち、機
構板200の下部一側に止着されている。また、配線通
し開口287は、主として払出制御基板291に接続さ
れる配線であって機構板主体201の前面側に敷設され
る配線を機構板主体201の背面側に導き出すためのも
のである。
【0069】なお、図8に示される配線関係の部品とし
ては、前記配線通し開口287の上部に配線係止片28
8が下部通路カバー体280に一体的に形成され、配線
係止筒286が玉抜き通路の外側側壁に一体的に形成さ
れている。
【0070】ここで払出制御基板291を収容する払出
制御基板ボックス290について、図8を参照して説明
する。払出制御基板ボックス290は、払出制御基板2
91をビス止め支持する主体289aと払出制御基板2
91を被覆するカバー体289bとからなり、主体28
9aとカバー体289bとは、図示しない係合爪と係合
穴とにより簡単に着脱できるようになっている。なお、
主体289aとカバー体289bとの被覆状態を堅固に
するために取付穴292にビスを螺着しても良い。この
場合、ビスとして、通常のビスを使用しても良いが、た
とえば、ワンウェイネジ等を使用して基板ボックス29
0の一部を破壊しない限り基板ボックス290を開放で
きないように螺着して不正改造を行なうことができない
ようにしても良い。
【0071】また、払出制御基板ボックス290の内部
に収容される払出制御基板291は、後述する主基板3
51からの情報信号に基づいて賞球の払出動作を行なう
とともに球貸要求信号に基づいて貸球の払出動作を行な
うものである。その他、貸球に係る制御は、主基板35
1に拘束されることなく払出制御基板291で独自に実
行するようになっている。すなわち、払出制御基板29
1は、主基板351からの情報信号と、球貸要求信号と
が同時期に入力された場合であっても、あるいは、いず
れか一方の信号に基づく払出処理を実行中に他方の信号
が入力された場合であっても、貸球の払出のための制御
動作と賞球の払出のための制御動作とを並行して行なう
ことができるように構成されている。このため、貸球と
賞球とを迅速に払出すことが可能となる。
【0072】なお、払出制御基板291には、払出制御
基板に接続される電気部品の異常を異常の種類に応じて
数字で表示するエラー表示器と、異常状態を解消した後
に操作するリセットスイッチとが設けられているととも
に、複数のコネクタ291a〜291gが外部に臨むよ
うに設けられている。但し、エラー表示器は透明なカバ
ー体289bで覆われて保護されているが、リセットス
イッチは操作し易いようにカバー体289bの外に露出
している。また、複数のコネクタ291a〜291g
は、そのコネクタだけが露出するようにカバー体289
bに形成された開口から突出し、コネクタパターン面を
カバー体289bで完全に被覆した状態となっている。
これによって不正改造を防止している。
【0073】なお、図7に示すように、前記満タンスイ
ッチ275の挿入用の開口281の上部には、サンパッ
ク中継基板276を取付けるための位置決めボス277
aと取付ボス277bとがそれぞれ対角線状に突設され
ている。すなわち、位置決めボス277aをサンパック
中継基板276の対角となる隅角部に形成される位置決
め穴に挿通し、その後、サンパック中継基板276の他
の対角となる隅角部に形成される取付穴を取付ボス27
7bに対応させてビス279で止着することにより、サ
ンパック中継基板276を機構板主体201に取付けて
いる。サンパック中継基板276には、前記満タンスイ
ッチ275からの配線が接続されるコネクタ276a
と、後述する主基板351のコネクタ351hと接続す
るためのコネクタ276cと前記払出ユニット中継基板
256のコネクタ257cと接続するためのコネクタ2
76bとが設けられている。
【0074】図9を参照して、電源ユニットボックス3
19を取付けるには、電源ユニットボックス319の下
部両側に突設される係合突起324を係合穴316に差
し込んだ後に、電源ユニットボックス319の上部両側
に突設される取付片325の取付穴325aを前記取付
穴315に対応させてビス326を止着することにより
簡単に取付けることができる。そして、この場合、電源
ユニットボックス319が右側下部構成部の機構板主体
201よりも前面側(遊技盤60に近い側)に奥まって
取付けられているので、電源ユニットボックス319の
背面側への突出量を抑制することができる。特に、電源
ユニット基板320は、他の制御基板と比べて高さ(厚
み)を有するヒートシンクや大型のコンデンサが実装さ
れるので、その電源ユニット基板320を収容する電源
ユニットボックス319も厚みがあるが、このような厚
みのある基板ボックス319を取付けても背面側の突出
量を抑制することができるものである。
【0075】ところで、電源ユニットボックス319
は、内部に複数の電圧の異なる電源を生成する電源ユニ
ット基板320を収容するものである。
【0076】図8および図9を参照して、電源ユニット
基板320は、電源コード322が接続される電源コネ
クタ321と電源スイッチ323と電源中継基板312
と接続するための中継基板接続コネクタ320aとが実
装されている。電源コネクタ321に接続される電源コ
ード322は、前記情報端子基板220の側方に形成さ
れる配線通し開口221から機構板主体201の裏面側
に形成される配線処理溝(図示しない)に沿って機構板
200の下部まで引き通され、図8に示すように、前記
配線通し開口287から機構板主体201の表側に引き
出されて電源コネクタ321に接続される。また、電源
コード322によって供給される電圧は、AC24Vの
電圧であり、電源ユニット基板320で生成される複数
の電圧としては、後に詳述する図14または図17に示
されている。さらに、本実施の形態においては、電源ス
イッチ323をONすることにより、電源ユニット基板
320で複数の電源が生成されて各制御基板に供給され
るようになっているが、必ずしも電源スイッチ323は
必要ではなく、電源コード322を差し込んだときに複
数の電源が生成されるようにしても良い。また、電源ス
イッチ323を電源中継基板312に設けても良いし、
主基板351の電源だけをON・OFFする機能だけと
しても良い。また、中継基板接続コネクタ320aは、
生成された複数の電源の電源配線390を纏めて1つの
集合配線として電源中継基板312側のコネクタ312
fと接続されるものである。なお、電源スイッチ32
3、電源コネクタ321および中継基板接続コネクタ3
20aは、図2に示すように、後に詳述する重畳的に配
置される主基板ボックス350の両側方から飛び出して
外部に臨むように配置することが望ましい。この場合、
電源スイッチ323は、操作し易いように電源ユニット
基板320と直角であって電源ユニットボックス319
の側面に臨むようにボックス319から突出して設けら
れている。
【0077】上記した電源ユニットボックス319の背
面側には、遊技動作を制御する主基板351を収容する
主基板ボックス350が着脱自在に取付けられるように
なっている。その取付は、図9に示すように、機構板2
00のコの字型開口窓202の下辺よりやや上部にブリ
ッジ状に掛け渡される横架突出板305に取付けられる
ものである。横架突出板305は、主基板ボックス35
0を取付けたときに、主基板ボックス350の裏面が前
記電源ユニットボックス319および前記遊技盤60の
裏面側に取付けられる電飾制御基板ボックス140と効
果音制御基板ボックス142とが当接しないように重畳
的に設けられる高さに設定されており、前記したL字状
突出板317の高さとほぼ同じ高さとなっている。しか
して、この横架突出板305には、主基板ボックス35
0を取付ける取付台420の後述する係合片425が挿
入係合される挿入溝307と、取付台420の左方向の
スライド動作を規制する規制突起308と、取付台42
0を右方向にスライドさせたときに取付台420の側面
と係合する係合爪309とが形成されている。また、横
架突出板305の右側には、前記電源ユニットボックス
319で生成された複数の電源を各制御基板に分岐する
電源中継基板312を止着するための中継基板取付台3
11が形成されている(図8参照)。なお、横架突出板
305の両側側壁には、図8および図9に示すように横
架突出板305を補強する補強リブ306が突設されて
いるとともに、図示右側の側壁には、図8に示すよう
に、配線掛止部材310(俗にワイヤーラグと謂われて
いる)がビス止めされている。
【0078】横架突出板305には、上記したように主
基板ボックス350と電源中継基板312とが取付けら
れるが、まず、電源中継基板312について説明し、そ
の後、主基板ボックス350の構造およびその取付け構
造について説明する。電源中継基板312は、図8に示
すように、ほぼ正方形状に形成されたプリント配線基板
で形成され、前記横架突出板305に形成される中継基
板取付台311に嵌め込まれてその四隅をビス(符号な
し)で止着することにより、機構板200の背面側に取
付けられる。また、電源中継基板312には、そのほぼ
中央に過電流防止用の複数のヒューズ313が取付けら
れ、そのヒューズ313の外側周辺部である上下に複数
のコネクタ312a〜312fが実装されている。ヒュ
ーズ313は、電源中継基板312に実装されるヒュー
ズソケットに着脱自在に装着されるものである。また、
電源中継基板312を横架突出板305の中継基板取付
台311に固定した状態で、ヒューズ313を被覆する
ように底面が開放したボックス状に形成されるヒューズ
カバー314が中継基板取付台311に着脱自在に取付
けられる。この取付は、ヒューズカバー314に形成さ
れる係止爪(図示しない)を中継基板取付台311に形
成される係止穴(図示しない)に係止することにより行
なわれる。なお、ヒューズカバー314は、透明な合成
樹脂によって形成されているため、内部のヒューズ31
3が切れているか否かを容易に外部から判断することが
できる。また、ヒューズ313がどのような種類のヒュ
ーズであるかを理解できるように電源中継基板312に
シルク印刷したり、ヒューズカバー314に刻印をして
も良い。
【0079】上記のように、横架突出板305の図示右
側に取付けられる電源中継基板312は、図11に示す
ように、パチンコ遊技機1の背面から見た場合にそのほ
ぼ中央に配置されている。このことは、電源中継基板3
12から電源の供給を受ける各制御基板351,14
1,143,291,44が電源中継基板312を取り
囲むように配置されている状態を示している。そして、
このように電源中継基板312をパチンコ遊技機1の背
面のほぼ中央に配置することにより、電源中継基板31
2と各制御基板351,141,143,291,44
との電源配線の長さを短くすることができ、配線処理の
簡略化を図ることができる。
【0080】また、図8を参照して、電源中継基板31
2に設けられるコネクタ312a〜312fのうち、コ
ネクタ312aには電力分配用配線314aの一方端が
着脱自在に接続される。電力分配用配線314aの他方
端は、主基板351と接続される(図15参照)。コネ
クタ312bには電力分配用配線314bの一方端が着
脱自在に接続される。電力分配用配線314bの他方端
は、電飾制御基板141と接続される(図15参照)。
コネクタ312cには電力分配用配線314cの一方端
が着脱自在に接続される。電力分配用配線314cの他
方端は、効果音制御基板143と接続される(図15参
照)。コネクタ312dには電力分配用配線314dの
一方端が着脱自在に接続される。電力分配用配線314
dの他方端は、払出制御基板291と接続される(図1
5参照)。コネクタ312eには電力分配用配線314
eの一方端が着脱自在に接続される。電力分配用配線3
14eの他方端は、発射制御基板44と接続される(図
15参照)。
【0081】主基板351用のコネクタ312aと電飾
制御基板141用のコネクタ312bと効果音制御基板
143用のコネクタ312cとは、ヒューズ313より
も上方に実装され、発射制御基板44用のコネクタ31
2eと払出制御基板291用のコネクタ312dと電源
ユニット基板320用のコネクタ312fとは、ヒュー
ズ313よりも下方に実装されている。これは、主基板
351の電源用コネクタ351eと電飾制御基板141
の電源用コネクタ141dと効果音制御基板143の電
源用コネクタ143bが電源中継基板312よりやや上
方又はほぼ同じ位置にあり、発射制御基板44の電源用
コネクタ53a(発射制御電源中継基板53のコネクタ
53a)と払出制御基板291の電源用コネクタ291
aと電源ユニット基板320の中継基板接続コネクタ3
20aが電源中継基板312より下方の位置にあるた
め、各制御基板351,141,143,291,44
と電源中継基板312とを接続したときに、相互の電源
配線が交差することがなく整然と接続させるためであ
る。また、上部の3つのコネクタ312a〜312cの
左から右への配置順序及び下部の3つのコネクタ312
d〜312fの右から左への配置順序も、各制御基板3
51,141,143および制御基板44(53),2
91,320の配置順序を考慮して設けたものであり、
これによっても相互の電源配線が交差することはない。
なお、各コネクタおよびヒューズの配置は、上記の例に
限らず、たとえば、ヒューズ313を側方に集めたり、
ヒューズを別基板に設けたり、あるいはコネクタ312
f以外のコネクタ312a〜312eをヒューズ313
の上方に配置し、コネクタ312a〜312eに接続さ
れる配線を上部で纏められるように配線押え片を設けた
りしても良い。
【0082】次に、主基板ボックス350の取付構造に
ついて説明する。図9を参照して、主基板ボックス35
0は、導電性の取付台420に取付けられ、その取付台
420の底面に形成される係合片425を、前記横架突
出板305に形成される挿入溝307とL字状突出板3
17の挿入溝318とに係合させることにより、簡単に
行なうことができる。すなわち、前述した電飾制御基板
ボックス140および効果音制御基板ボックス142の
取付台130の係合片133と第2入賞玉集合カバー体
91の挿入溝115と同じように、取付台420の係合
片425を挿入溝307,318の挿入部307a,3
18aに挿入して落とし入れる。そして、取付台420
の全体を図示左方向にスライドさせて係合片425の基
部を係止溝部307b,318bに嵌め込む。このと
き、係合爪309が取付台420の一側側面に当接係合
した状態となって取付台420を逆方向にスライドでき
ないようにしている。これによって、主基板ボックス3
50が機構板200の背面に取付けられた状態となる。
一方、取付台420を取外すには、係合爪309を押圧
した状態で取付台420を図示左側にスライドさせて取
付台420が規制突起308に当接するまで移動させ、
その後、全体を上方に引き抜くことによって取外すこと
ができる。なお、主基板ボックス350の構造および該
主基板ボックス350の取付台420への取付構造につ
いては、後に詳述するが、主基板ボックス350は取付
台420に対して簡単に脱着できるようになっている。
【0083】次に、主基板ボックス350の詳細な構造
について説明する。図10は、主基板ボックスの分解斜
視図である。図10を参照して、主基板ボックス350
は、複数の被覆部材を組み付けることにより構成されて
おり、その複数の被覆部材として、主基板351を支持
するボックス状主体360と、該ボックス状主体360
に支持される主基板351の電子部品実装領域を少なく
とも被覆するカバー体380と、から構成されている。
そして、ボックス状主体360とカバー体380は、す
べて内部が視認し得る非導電性の透明合成樹脂で形成さ
れている。以下、主基板ボックス350を構成する各被
覆部材360,380と主基板351について、詳細に
説明する。
【0084】まず、ボックス状主体360について図1
0を参照して詳細に説明する。図10において、ボック
ス状主体360は、上面が開放した直方体状に形成さ
れ、その底面板361の内側(上面)の四隅のやや内側
には、主基板351を止着支持するための位置決め突起
362と取付ボス363が突設されている。位置決め突
起362は、底面板361の一方の対角線端部に突設さ
れ、取付ボス363は、他方の対角線端部に突設され、
その中心に取付穴が形成されている。しかして、位置決
め突起362には、主基板351の一方の対角隅角部に
形成される位置決め穴410が嵌合され、取付ボス36
3には、主基板351の他方の対角隅角部に形成される
取付穴411が対応せしめられて後述する基板取付用の
導電ネジ412によって止着されるようになっている。
ただし、主基板351を上記のようにして止着したとき
には、ボックス状主体360の側壁内周に主基板351
の裏面(ハンダ面)を支持する支持突起364が適宜間
隔を置いて複数形成されている。
【0085】また、ボックス状主体360の上部側壁両
側および下部側壁両側には、カバー体380の係合突片
387と嵌合する係合段差溝365が形成されている。
この係合段差溝365は、第1段差溝365aと第2段
差溝365bとがクランク状に形成され、カバー体38
0の係合突片387を、まず、第1段差溝365aに落
し入れた後に、側方(図10で右側)に向かってスライ
ドさせて第2段差溝365bに係合突片387を落し入
れることにより、ボックス状主体360とカバー体38
0とを係合させる。このように2段階落し入れ構造を採
用したのは、後述するパターン被覆板382のコネクタ
貫通穴383に主基板351に実装されるコネクタ35
1a〜351iをスムーズに挿入し且つボックス状主体
360とカバー体380とを係合させるためである。な
お、係合段差溝365が形成される隅角部は、両横側壁
よりも上下に膨出した膨出突部となっている。
【0086】さらに、ボックス状主体360の横方向両
側壁の外側に複数の取付片部366a,366b〜36
9a,369bが突設形成されている。この取付片部3
66a,366b〜369a,369bは、カバー体3
80の横方向両側壁の外側に突設形成された複数の取付
片部388a,388b〜391a,391bとワンウ
ェイネジで、ボックス状主体360とカバー体380と
が分離できないように止着する。
【0087】さらに、ボックス状主体360の縦方向の
両方の側壁下部上下には、係合突起375が外側に向か
って突設され、縦方向の他方の側壁のほぼ中央に側壁と
平行となるように係止レバー376が形成されている。
係合突起375は、後述する取付台420に形成される
係合穴427に係合されるものであり、係止レバー37
6は、取付台420の係止穴429に係止されるもので
ある。そのため、係止レバー376の下端には、係止爪
377が形成されている。つまり、係合突起375およ
び係止レバー376は、主基板ボックス350を取付台
420に着脱自在に取付けるための部材である。
【0088】上記のように構成されるボックス状主体3
60に装着される主基板351は、図10に示すよう
に、長方形状のプリント配線基板によって構成されてお
り、その上面の大部分はRAMおよびROMを内蔵して
ワンチップ化したCPU413(CPU、RAM、RO
Mはそれぞれ別体にチップ化されていても良いし、ワン
チップマイコンでも良い)、トランジスタ、抵抗等の電
子部品を実装する電子部品実装領域として形成される一
方、縦方向の両側の領域が複数のコネクタ351a〜3
51iを実装するコネクタ実装領域として形成されてい
る。また、主基板351には、その四隅に位置決め穴4
10と取付穴411が形成され、前述したようにボック
ス状主体360の底面板361の内側四隅に突設される
位置決め突起362と取付ボス363に係合又は導電ネ
ジ412で止着されるようになっている。なお、取付穴
411は、主基板351のグランドラインがプリントさ
れる部分に形成されており、導電ネジ412を止着した
ときには、そのグランドラインと導電ネジ412とが導
通するようになっている。この導電ネジ412は、その
先端が平面状の先端当接面となっており、しかも、主基
板351を取付穴411に止着したときにその先端が底
面板361の裏面側に露出した状態となっているため、
後に詳述するように主基板ボックス350を取付台42
0に装着したときには、取付台420の弾性当接片43
1と押圧当接するようになっている。
【0089】次に、上記のようにボックス状主体360
に支持された主基板351の実装面側を覆うカバー体3
80について図10を参照して説明する。カバー体38
0は、下方が開放したボックス状に形成され、図示縦方
向の両方の側壁板381および上面板の上下に放熱穴3
84が形成されている。また、両方の側壁板381の下
端(主基板351と当接する側)には、コネクタ貫通穴
383が形成されたパターン被覆板382が外側に向か
って突設されている。コネクタ貫通穴383は、主基板
351に実装されるコネクタ351a〜351iのそれ
ぞれの大きさとほぼ同じ大きさでそれぞれ形成されてい
るため、コネクタ貫通穴383からはコネクタ351a
〜351iのみが貫通してコネクタ351a〜351i
周辺は、パターン被覆板382により被覆される。これ
により、コネクタ351a〜351i周辺の配線パター
ンを完全に覆った状態となり、このため、コネクタ35
1a〜351i周辺の配線パターンに不正な配線のハン
ダ付け等を行なうことを防止することができるととも
に、主基板351とカバー体380との間から配線を含
む異物を挿入することができず、いずれにしても主基板
351に対する不正な行為が行なえないようになってい
る。また、カバー体380の上面板には、上記したよう
に上下に放熱穴384が形成されるとともに、その間に
機種名シールを貼付する機種名シール貼付部385と主
基板351を検査した際に書き込む「検査者」「検査
日」の各項目を記した履歴シールを貼付する履歴シール
貼付部386が形成されている。
【0090】一方、カバー体380の図示横方向の上下
の側壁板の両端には、L字状の係合突片387が外側に
向かって突設され、この係合段差部387がボックス状
主体360の係合段差溝365に落し入れられるように
なっている。しかして、前述したように、係合突片38
7を係合段差部387の第1段差溝365aに落し入れ
ることにより、パターン被覆板382を主基板351の
コネクタ351a〜351iの上方位置に止め、その
後、図10の右方向にスライドさせることにより、パタ
ーン被覆板382をコネクタ351a〜351iの真上
からコネクタ貫通穴383が貫通するように第2段差溝
365bに沿って係合突片387を落し入れる。これに
よって、カバー体380をボックス状主体360に取付
けることができる。逆に、取外す場合には、カバー体3
80を上方に持ち上げた後に左方向にスライドさせ、さ
らに持ち上げることにより、簡単に取外すことができ
る。ただし、カバー体380をボックス状主体360か
ら分離できる前提として固定片部388a,388b〜
391a,391bと前記取付片部366a,366b
〜369a,369bとの間のワンウェイネジ397に
よる止着状態が解除されていることが必要である。
【0091】また、カバー体380の上記した係合突片
387の間には、複数(4つ)の固定片部388a,3
88b〜391a,391bが突設形成されている。こ
の固定片部388a,388b〜391a,391b
は、ボックス状主体360と分離できないようにワンウ
ェイネジ397を挿通するための挿通穴を有するもの
で、その挿通穴がボックス状主体360の前記取付片部
366a,366b〜369a,369bの止着穴に対
応するものである。なお、ワンウェイネジは、ネジ締め
方向にしか回らない特殊なネジであり、一旦締め付ける
とネジを破壊しない限り取外すことができないものであ
る。
【0092】(4)配線構造の説明 以上、パチンコ遊技機1の構成、遊技盤60の詳細構
成、および機構板200の詳細構成について説明してき
たが、機構板200や遊技盤60に設けられる各種の制
御基板の相互の関係、および各種制御基板と機構板20
0,遊技盤60,前面枠3およびガラス板保持枠4に設
けられる電気的部品との関係について図11〜図16を
参照して詳細に説明する。図11は、パチンコ遊技機1
における各制御基板と中継基板との接続関係を示す配線
図であり、図12は、主基板351と各種制御基板およ
び電気部品との関係を示すブロック図であり、図13
は、払出制御基板291と各種制御基板および電気部品
との関係を示すブロック図であり、図14は、電源ユニ
ット基板の回路図であり、図15は、電源ユニット基板
320と電源中継基板312と各制御基板との関係を示
すブロック図である。
【0093】図11において、第1入賞玉集合カバー体
90の上部に取付けられる中継基板100のコネクタ1
00aと電飾制御基板141のコネクタ141aとが接
続されている。中継基板100には、図12に示すよう
に、遊技盤60に設けられるアッタッカーランプ76、
風車ランプ86a、サイドランプ87a等の飾りランプ
基板と、飾りLED65、77等の飾りLED基板と、
記憶表示LED66,84および回数個数表示器73
と、からの配線が接続されている。
【0094】第1入賞玉集合カバー体90の中間部に取
付けられる中継基板101のコネクタ101aと主基板
351のコネクタ351dとが接続されている。中継基
板101には、図12に示すように、遊技盤60に設け
られる各スイッチ67a,71,72,75a,75
b,82,85aと、ソレノイド70,79と、普通図
柄表示器83と、からの配線が接続されている。
【0095】第1入賞玉集合カバー体90の下部に取付
けられる情報端子基板102のコネクタ102aと主基
板351のコネクタ351cとが接続されている。情報
端子基板102には、図12に示すように、大当り情報
等の各種の情報を外部の管理コンピュータに導出する外
部接続端子が設けられている。
【0096】機構板200の電源ユニットボックス31
9と払出制御基板ボックス290とに挟まれる位置に取
付けられるサンパック中継基板276には、満タンスイ
ッチ275からの配線と主基板351のコネクタ351
hに接続される配線と払出ユニット中継基板256のコ
ネクタ257cに接続される配線とを接続する3つのコ
ネクタ276a〜276cが実装されている(図7参
照)。
【0097】また、前面枠3の裏面下部に取付けられる
中継基板取付台49には、電飾中継基板50と効果音中
継基板51と発射制御信号中継基板52と発射制御電源
中継基板53とが着脱自在に取付けられている。中継基
板取付台49の四隅には、その裏面に取付ボス(図示し
ない)が突設され、該取付ボスにビスを止着することに
より中継基板取付台49を前面枠3の裏面にビス止めし
ている。また、中継基板取付台49には、各中継基板5
0〜53を取付けるための位置決め突起と取付ボス(と
もに図示しない)がその表面側に突設されている。位置
決め突起は、各中継基板50〜53を対角線上の角部で
位置決めするように突設され、取付ボスも交差する対角
線上の角部にビスで止着できるように突設されるもので
ある。
【0098】しかして、中継基板取付台49の下部に止
着される電飾中継基板50には、電飾制御基板141の
コネクタ141bと配線接続するためのコネクタ50a
と電飾中継基板15,16と配線接続するためのコネク
タ50b,50cが実装されている。また、中継基板取
付台49の上部一側に止着される効果音中継基板51に
は、効果音制御基板143のコネクタ143cと配線接
続するためのコネクタ51bと効果音中継基板17a,
17b(図1参照)と配線接続するためのコネクタ51
aが実装されている。また、中継基板取付台49の上部
中央に止着される発射制御信号中継基板52には、払出
制御基板291のコネクタ291cと配線接続するため
のコネクタ52aと発射制御基板44のコネクタ44a
と配線接続するためのコネクタ52bとが実装されてい
る。さらに、中継基板取付台49の上部他側に止着され
る発射制御電源中継基板53には、電源中継基板312
のコネクタ312eと配線接続するためのコネクタ53
aと発射制御基板44のコネクタ44cと配線接続する
ためのコネクタ53bとが実装されている。このよう
に、遊技盤60以外の前面枠3又はガラス板保持枠4に
取付けられる電飾部品、スピーカ12a,12b、およ
び打球発射装置42に係る電気部品にからの配線を中継
する中継基板50,51,52,53を中継基板取付台
49という一箇所に纏めて設けたので、接続の確認が行
ない易く、結果的に接続作業が行ない易いという利点が
ある。
【0099】また、球払出装置240のケースに設けら
れる払出ユニット中継基板256には、球切れスイッチ
218と配線接続するためのコネクタ257bと球切れ
スイッチ230と配線接続するためのコネクタ257a
とサンパック中継基板276のコネクタと配線接続する
ためのコネクタ257cとが実装され、もう一つの払出
ユニット中継基板256に払出制御基板291のコネク
タ291dと配線接続するためのコネクタ256aが実
装されている。
【0100】また、各制御基板のうち、表示制御基板9
9には、主基板351のコネクタ351bと配線接続す
るためのコネクタ99aが設けられている。
【0101】また、主基板351には、9つのコネクタ
351a〜351iが実装され、コネクタ351aに
は、始動玉検出器80が単独で接続され、コネクタ35
1bには、表示制御基板99が接続され、コネクタ35
1cには、情報端子基板102が接続され、コネクタ3
51dには、中継基板101が接続され、コネクタ35
1eには、電源中継基板312が接続され、コネクタ3
51fには、効果音制御基板143が接続され、コネク
タ351gには、電飾制御基板141が接続され、コネ
クタ351hには、サンパック中継基板276が接続さ
れ、コネクタ351iには、払出制御基板291が接続
されるものである。
【0102】また、電飾制御基板141には、4つのコ
ネクタ141a〜141dが実装され、コネクタ141
aには、中継基板100が接続され、コネクタ141b
には、電飾中継基板50が接続され、コネクタ141c
には、主基板351が接続され、コネクタ141dは、
電源中継基板312が接続されるものである。
【0103】また、効果音制御基板143には、3つの
コネクタ143a〜143cが実装され、コネクタ14
3aには、主基板351が接続され、コネクタ143b
には、電源中継基板312が接続され,コネクタ143
cには、効果音中継基板51が接続されるものである。
【0104】さらに、払出制御基板291には、7つの
コネクタ291a〜291gが実装され、コネクタ29
1aには、電源中継基板312が接続され、コネクタ2
91bには、主基板351が接続され、コネクタ291
cには、発射制御信号中継基板52が接続され、コネク
タ291dには、情報端子基板220が接続され、コネ
クタ291eには、払出ユニット中継基板256が接続
され、コネクタ291fには、残高表示基板23および
ブザー基板22aが接続され、コネクタ291gには、
カードユニット装置31からのカードユニット配線35
が接続されるものである。
【0105】図12を参照して、主基板351と、電飾
制御基板141と、効果音制御基板143と、払出し制
御基板291とには、パチンコ遊技機1の遊技の進行に
応じて変動する上記各制御基板の制御データを記憶する
ための揮発性記憶手段として、主基板351にはRAM
3510が、電飾制御基板141にはRAM1410
が、効果音制御基板143にはRAM1430が設けら
れている。また、後述する払出制御基板291には上記
揮発性記憶手段としてRAM2916が設けられてい
る。
【0106】しかして、上記のように配線接続される回
路構成においては、図12に示すように、主基板351
には、遊技盤60に設けられる各スイッチ67a,7
1,72,75a,75b,82,85aからの信号が
中継基板101を介して入力されるとともに始動玉検出
器80からの信号も入力され、また、満タンスイッチ2
75からの信号がサンパック中継基板276を介して入
力される。さらに、主基板351には、上記したサンパ
ック中継基板276を介して球切れスイッチ218,2
30および賞球カウントスイッチ251からの信号が入
力されるものである。
【0107】上記した入力信号のうち、遊技盤60に設
けられる各スイッチ71,72,80,82からの入力
信号に基づいて主基板351は、遊技盤60に設けられ
るソレノイド70,79、普通図柄表示器83を駆動制
御するとともに、遊技状態に応じた電飾信号を電飾制御
基板141に出力し、遊技状態に応じた効果音信号を効
果音制御基板143に出力し、さらに、大当り表示制御
信号あるいはリーチ表示制御信号又は外れ表示制御信号
を表示制御基板99に出力し、情報端子基板102に各
種の遊技情報を出力する。電飾制御基板141は、主基
板351から入力される電飾信号の種類に応じて、遊技
効果ランプ6〜10、遊技効果LED11,13,1
4、飾りランプ76,86a,87a、飾りLED6
5,77、および記憶表示LED66,84、回数個数
表示器73を表示駆動制御し、効果音制御基板143
は、主基板351から入力される効果音信号の種類に応
じてスピーカ12a,12bを駆動制御する。また、表
示制御基板99は、主基板351から入力される表示制
御信号の種類に応じて特別図柄表示器64(LCD表示
器95)の表示結果を導出したり、LCD表示器95の
画像表示をするように制御したりする。なお、特別図柄
表示器64としてLCD表示器95に限らず、CRT表
示器、さらにはドラム表示器のように機械的なものであ
ってもよい。
【0108】また、満タンスイッチ275からの入力信
号に基づいて主基板351は、払出制御基板291に賞
球禁止信号、球貸禁止信号、打球禁止信号信号(賞球コ
マンド)を出力し、その信号に基づいて賞球モータ24
9、球貸しモータ248の駆動を停止したり、発射装置
電動機43の駆動を停止したりする。なお、満タンスイ
ッチ275からの入力信号があったときには、電飾制御
基板141に満タン信号を出力して所定のランプ又はL
EDを表示駆動してその旨を報知するようにしてもよ
い。また、満タン信号として払出制御基板291に出力
して、たとえば、該基板291上のエラー表示器等でそ
の旨を報知するようにしてもよい。
【0109】また、遊技盤60に設けられる通過玉検出
器82を除く一般入賞玉検出器である各スイッチ67
a,72,75a,75b,85a(図3の実施形態で
あれば、71を含む)からの入力信号に基づいて主基板
351は、払出制御基板291に賞球個数信号を出力
し、払出制御基板291は、その賞球個数信号および賞
球可能信号の入力に基づいて賞球モータ249を駆動し
て所定個数の賞球を払出す。また、賞球カウントスイッ
チ251(251a,251b)からの入力信号に基づ
いて主基板351は、払出された賞球数を計数し、出力
した賞球個数信号に対応する個数の賞球が払出されるか
否かを監視する。そして、賞球の払出状況を特定可能な
賞球個数情報を情報端子基板102(図12参照)に出
力する。賞球個数情報は、情報端子基板102から外部
の管理コンピュータへ出力される。
【0110】一方、主基板351には、図13に示すよ
うに球貸しカウントスイッチ250の検出信号は入力さ
れないように構成され、球貸しカウントスイッチ250
の検出信号は後述するように払出制御基板291側で処
理される。このため、主基板351側で賞球カウントス
イッチ251のみならず球貸しカウントスイッチ250
の検出信号をも処理する構成と比較して、主基板351
側の処理負担を軽減できる。
【0111】さらに、各スイッチ67a,71,72,
75a,75b,85a,(図3の場合71を含む)か
らの入力信号に基づいて主基板351は、電飾制御基板
141(および効果音制御基板143)に賞球信号を出
力し、賞球ランプ10(又はスピーカ12a,12b)
を表示駆動してその旨を報知する。
【0112】さらに、主基板351は、球切れスイッチ
230からの入力信号に基づいて、払出制御基板291
に賞球禁止信号を出力するようにしたり、球切れスイッ
チ218からの入力信号に基づいて払出制御基板291
に球貸禁止信号を出力するようにしたりする。さらに
は、電飾制御基板141に球切れ信号を出力して球切れ
ランプ9を所定の態様で表示駆動する。なお、球切れラ
ンプ9又は別途設けられる球切れランプを主基板351
又は払出制御基板291で制御するのではなく、球切れ
ランプ9又は別途設けられる球切れランプに電源を供給
し、球切れスイッチ218,230のON・OFFによ
って単純に点灯・消滅するようにしてもよい。
【0113】上記したように、主基板351には、遊技
動作を制御するためのスイッチ入力、賞球の払出動作を
制御するためのスイッチ入力、および飾りランプ、飾り
LED、スピーカ12a,12bを駆動制御するための
スイッチ入力しか入力されず、主基板351と他の制御
基板291,141,143,99,44との関係にお
いては、主基板351から他の制御基板291,14
1,143,99,44に向かって一方向の通信関係と
なる。このため、他の制御基板291,141,14
3,99,44に不法な処理プログラムを組み込んで主
基板351で不正な処理を施そうとしても実行すること
ができないという利点があり、また、主基板351の制
御の一部を他の制御基板291,141,143,9
9,44で担当しているので、主基板351の負担が軽
減されるとともに、監督官庁による主基板351の検査
の容易化を図ることも可能である。
【0114】次に、図13において、払出制御基板29
1には、モータ位置センサ252,253、球貸しカウ
ントスイッチ250からの信号が払出ユニット中継基板
256を介して入力され、残高表示基板23の球貸スイ
ッチ24、返却スイッチ25からの信号が入力され、カ
ードユニット装置31から各種の情報が入力されてい
る。さらに、主基板351から、後述する賞球コマンド
が入力されるものである。
【0115】上記した入力信号のうち、モータ位置セン
サ252,253からの入力信号は、位置センサ基板2
54を介して入力され、その入力された信号に基づいて
払出制御基板291は、貸球および賞球の払出動作にお
いてモータ248,249の停止位置、すなわち回転部
材の停止位置を正確に制御するとともに回転部材が回転
しているか否かを検出できる。
【0116】また、玉貸しカウントスイッチ250から
の入力信号に基づいて払出制御基板291は、払出され
た貸球数を計数し、カードユニット装置31より入力さ
れた貸球要求信号に対応する個数の貸球が払出されるか
否かを監視する。そして、貸球を正確な個数払出すよう
にモータ248を駆動制御するとともに、情報端子基板
220に貸球数情報を出力する。なお、カウントスイッ
チ250を設けずに、球貸しモータ位置センサ252の
みで賞球と同様に制御しても良い。
【0117】また、球切れスイッチ218,230がO
Nしたときに主基板351からの指令に基づいて払出制
御基板291は、モータ248,249の駆動を停止し
て貸球動作又は賞球動作を行なえないように制御する。
ただし、貸球動作又は賞球動作の途中に球切れスイッチ
218,230からの信号が入力されたときには、当該
払出動作が終了してから次の払出動作を行なわないよう
に制御するようになっている。
【0118】また、球貸スイッチ24からの入力信号に
基づいて、カードユニット装置31は、残額情報がある
ときに貸球要求信号を払出制御基板291に出力し、そ
の信号を受けて払出制御基板291は、球貸しモータ2
48を駆動する。また、球貸スイッチ24の入力信号お
よび返却スイッチ25からの入力信号は、払出制御基板
291を介してカードユニット装置31に送られる。
【0119】図12、図13に示すように、カードユニ
ット装置31は、パチンコ遊技機1に設けられる複数種
類の制御基板(主基板351、表示制御基板99、電飾
制御基板141、払出制御基板291、効果音制御基板
143等)のうち、唯一、払出制御基板291とのみ、
接続され、カードユニット装置31と払出制御基板29
1とで双方向に通信可能に構成されている。このよう
に、パチンコ遊技機1においては、カードユニット装置
31と双方向通信するための通信ルートが制限されてい
るために、不正を企む者が複数の上記制御基板のうちの
いずれかの制御基板に不正信号を割込ませる等してカー
ドユニット装置31と通信を行ない、これにより不正な
利益をあげることを極力防止できる。
【0120】また、カードユニット装置31は、各種の
情報入力に基づいて払出制御基板291を介して残高表
示基板23の残高表示器に残高情報を出力する。また、
ブザー基板22aは、払出制御基板291のブザー音出
力信号によりブザー音を出力する。
【0121】さらに、主基板351からの賞球コマンド
に基づいて払出制御基板291は、前述したように払出
ユニット中継基板256を介して賞球の払出動作を実行
せしめたり、発射制御基板44に発射装置電動機43の
停止信号を出力したりする。
【0122】なお、情報端子基板220に接続される球
切れ情報スイッチ209からの入力信号は、払出制御基
板291に入力されることはなく、そのまま球切れ情報
として外部の管理コンピュータ等に出力される。
【0123】以上、説明した各種の制御基板351,2
91,141,143,44には、電源ユニット基板3
20からの電源配線を中継する電源中継基板312から
所望の電源が入力されるように接続されている。ただ
し、表示制御基板99への電源の供給は、電源中継基板
312ではなく主基板351を介して供給されるように
なっている。これは、特別可変表示装置として使用され
るものが本実施の形態のようにLCD表示器95である
場合と機械的な可変表示部材(ドラム式等)とでは、使
用する電源電圧が異なるため、遊技盤60の交換に伴っ
て電源中継基板312の電源端子の種類又は数を変更す
る必要があるところ、遊技盤60の交換に伴って変更さ
れる主基板351から電源配線を分岐して表示制御基板
99に入力した場合には、電源中継基板312の電源端
子の種類又は数をそのままにして主基板351の電源端
子を必要な電圧の配線だけを接続するようにすれば、電
源中継基板312の電源端子の種類又は数を変更する必
要がないからである。なお、電源中継基板312を可変
表示部材の種類に対応して別々に構成してもよい。
【0124】次に、電源ユニット基板について説明す
る。図14は、電源ユニット基板の回路図である。図1
4を参照して、電源ユニット基板320は、パチンコ遊
技機1に外部から入力されるAC24Vの電源が入力さ
れるコネクタ500と、コネクタ500の一方の出力が
接続されるノードAに一端が接続され、他端が接地電位
に接続されるノイズ除去用コンデンサ501(0.00
1μF)と、コネクタ500の他方の出力が接続される
ノードBに一方の端子が接続され、他方の端子が接地電
位に接続されるノイズ除去用コンデンサ507(0.0
01μF)と、ノードAとノードBとの間に接続される
コンデンサ502と、ノードAとノードBとにその入力
が接続され、出力がノードCとノードDとに接続される
コイル(ラインフィルタ)503と、ノードCとノード
Dとの間に接続されるコンデンサ504(0.1μF)
とを含む。コンデンサ502とコイル503とコンデン
サ504とでローパスフィルタを構成している。ノード
CとノードDとは中継基板接続コネクタのAC24Vの
入力端子と接続されている。
【0125】また、電源ユニット基板320は、ノード
CとノードDとにその入力が接続され、出力の一方が中
継基板接続コネクタの接地電位端子D_GNDと接続さ
れ、他方がノードEと接続された全波整流回路505,
506と、ノードEとノードFとの間に並列に接続され
たダイオード508と、ノードFと中継基板接続コネク
タの接地電位端子D_GNDとの間に並列接続された平
滑コンデンサ512,513,514(1500μF)
とを含む。ノードEは中継基板接続コネクタのDC21
V端子と接続される。ノードFは中継基板接続コネクタ
のDC30V端子と接続される。
【0126】さらに、電源ユニット基板320は、ノー
ドFにその入力が接続され、出力がノードGに接続され
るスイッチングレギュレータ509と、ノードGと中継
基板接続コネクタの接地電位端子D_GNDとの間に接
続される平滑コンデンサ511(1000μF)とを含
む。スイッチングレギュレータ509は、残る端子を中
継基板接続コネクタの接地電位端子D_GNDと接続さ
れている。
【0127】さらに、電源ユニット基板320は、ノー
ドFにその入力が接続され、出力がノードHに接続され
るスイッチングレギュレータ510と、ノードHと中継
基板接続コネクタの接地電位端子D_GNDとの間に接
続される平滑コンデンサ516(1000μF)とを含
む。スイッチングレギュレータ510は、残る端子を中
継基板接続コネクタの接地電位端子D_GNDと接続さ
れる。
【0128】また、電源ユニット基板320は、ノード
HとノードIとの間に接続されるダイオード515と、
ノードIと接地電位との間に接続される蓄電用コンデン
サ517(0.022F)とを含む。ダイオード515
は、ノードHからノードIの方向が順方向であり、ノー
ドHとノードIとの間に所定の電圧が印加された場合に
のみ電流を流す逆流防止用のダイオードである。ノード
Iは、中継基板接続コネクタのバックアップDC5V端
子と接続されている。
【0129】さらに、電源ユニット基板320は、ノー
ドJと接地電位との間を開放状態と導通状態とに切換え
可能なスイッチ521と、該スイッチ521によって導
通状態とされた時にノードJと接地電位との間に介在す
るように接続された抵抗素子522(100Ω)とを含
む。
【0130】以上のように構成してなる電源ユニット基
板320は、コネクタ500に24Vの交流(AC24
V)が供給される。供給されたAC24Vは、ノイズ除
去用コンデンサ501,507でノイズ除去が行なわれ
た後、ローパスフィルタ502,503,504で高周
波成分が除去される。これにより、ノイズが除去された
AC24Vが中継基板接続コネクタの2つのAC24V
端子に入力される。ノードCとノードDとに供給される
AC24Vは全波整流回路505,506で全波整流さ
れて、全波整流された21Vの直流(DC21V)が中
継基板接続コネクタの接地電位端子D_GNDとDC2
1V端子との間に供給される。なお、全波整流されたD
C21Vは、ピークが30Vで平均が約28Vの脈流で
ある。上述した通り、DC21Vが供給される負荷は、
ランプ等なので脈流で十分である。
【0131】ノードFには、平滑コンデンサ512,5
13,514で平滑化された30Vの直流(DC30
V)が流れる。平滑化されたDC30Vは、中継基板接
続コネクタのDC30V端子に供給される。スイッチン
グレギュレータ509は、入力されるDC30VをDC
12Vに変換する。変換されたDC12Vは中継基板接
続コネクタのDC12V端子に供給される。平滑コンデ
ンサ511は、DC12Vの電圧が供給される負荷の変
動により生じる脈動を除去するためのコンデンサであ
る。スイッチングレギュレータ510は入力されるDC
30VをDC5Vに変換する。変換されたDC5Vは中
継基板接続コネクタのDC5V端子に供給される。平滑
コンデンサ516は、DC8Vが供給される負荷の変動
により生じる脈動を除去するためのコンデンサである。
【0132】蓄電用コンデンサ517は、好ましくは電
解コンデンサであり、ノードHの電位が高い場合に蓄電
し、ノードHの電位が降下した場合に放電する。これに
より、ノードIの電位を所定の期間+5Vに保つことに
より、バックアップ用のDC5Vを供給する。
【0133】したがって、電源ユニット基板320は、
停電等の非常時にノードHの電位がノードIの電位より
も下がった場合であっても、ノードIからノードHへ電
流が流れることがなく、蓄電用コンデンサ517に蓄電
された電力を中継基板接続コネクタ320aを介してそ
れぞれの制御基板に有効に供給する。
【0134】スイッチ521は、蓄電用コンデンサ51
7を強制的に放電させる場合に遊技場の係員等によって
操作されるスイッチであり、その操作部部分は電源ユニ
ットボックス319(図8参照)の図示しない開口部か
ら電源ユニットボックス319外部へ突出している。
【0135】スイッチ521の操作によってノードJが
接地されると蓄電用コンデンサ517の電荷はノード
I,Jを介して放電される。この際、ノードJと接地電
位との間に介在する抵抗素子521の働きによって、瞬
時の放電によって蓄電用コンデンサ517が破壊されて
しまうことを防止できる。
【0136】スイッチ521の操作によって蓄電用コン
デンサ517が強制的に放電させることにより、バック
アップ用のDC5Vの供給を簡単に遮断できる。
【0137】次に、電源中継基板について説明する。電
源中継基板312に形成される配線パターンは、図15
に示すようになっている。すなわち、複数の電源を生成
する電源ユニット基板320と電源中継基板312と
は、図11に示すように電源ユニット基板320の中継
基板接続コネクタ320aと電源中継基板312のコネ
クタ312fとを集合電源配線390(図8参照)で接
続している。この集合電源配線390は、電源ユニット
基板320で生成した電圧の異なる複数の電源毎の電源
配線を一つの束として纏めたものである。本実施の形態
における複数の電源としては、「DC30V」「DC2
1V」「DC12V」「DC5V」「バックアップ用D
C5V」「AC24V」である。そして、各制御基板で
必要としている電源電圧は、1種類ではなく、多くの場
合複数種類であるので、本実施の形態においては、電源
中継基板312の配線パターンによって各電源電圧を必
要な数だけ分岐している。
【0138】「DC30V」の電源電圧は、2つに分岐
された後、各分岐配線パターン上にヒューズ313a,
313bを位置させている。一方の分岐配線パターンは
主基板351用のコネクタ312aに接続される。他方
の分岐配線パターンは、さらに2つに分岐され、一方の
分岐配線パターンは払出制御基板291用のコネクタ3
12dに接続され、他方の分岐配線パターンは発射制御
基板44用のコネクタ312eに接続される。
【0139】「DC21V」の電源電圧は、配線パター
ン上にヒューズ313cを位置させ、電飾制御基板14
1用のコネクタ312bに接続される。
【0140】「DC12V」の電源電圧は、配線パター
ン上にヒューズ313eを位置させ、4つに分岐され
て、主基板351用のコネクタ312a、電飾制御基板
141用の312b、効果音制御基板143用のコネク
タ312c、払出制御基板291用のコネクタ312d
にそれぞれ接続される。
【0141】「DC5V」の電源電圧は、配線パターン
上にヒューズ313fを位置させ、5つに分岐されて、
主基板351用のコネクタ312a、電飾制御基板14
1用のコネクタ312b、効果音制御基板143用のコ
ネクタ312c、払出制御基板291用のコネクタ31
2d、発射制御基板44用のコネクタ312eにそれぞ
れ接続される。
【0142】「バックアップ用DC5V」の電源電圧
は、4つに分岐されて、主基板351用のコネクタ31
2a、電飾制御基板141用のコネクタ312b、効果
音制御基板143用のコネクタ312c、払出制御基板
291用のコネクタ312dにそれぞれ接続される。発
射制御基板44用のコネクタ312eに接続されないの
は、発射制御基板44では、制御データを記憶するため
のRAMが用いられていないので、電源をバックアップ
する必要がないからである。
【0143】「AC24V」の電源電圧は、2つに分岐
される。一方の分岐配線パターンはさらに2つに分岐さ
れ、主基板351用のコネクタ312aと電飾制御基板
141用のコネクタ312bにそれぞれ接続される。他
方の分岐配線パターンはヒューズ313dを位置させ、
払出制御基板291用のコネクタ312dと接続され
る。さらに接地電位(D_GND)に接続されるグラン
ド線が、5つに分岐されて、すべてのコネクタ312a
〜312eと接続される。
【0144】主基板351用のコネクタ312aは、電
力分配用配線314aによって、主基板351のコネク
タ351eと接続される。電飾制御基板141用のコネ
クタ312bは、電力分配用配線314bによって、電
飾制御基板141のコネクタ141dと接続される。効
果音制御基板143用のコネクタ312cは、電力分配
用配線314cによって、効果音制御基板143のコネ
クタ143bと接続される。払出制御基板291用のコ
ネクタ312dは、電力分配用配線314dによって、
払出制御基板291のコネクタ291aと接続される。
発射制御基板44用のコネクタ312eは、発射制御電
源中継基板53を中継して、発射制御基板44の電源用
コネクタ44cと接続される。すなわち、コネクタ31
2eと発射制御電源中継基板53のコネクタ53aとが
電力分配用配線314eによって、接続され、発射制御
電源中継基板53のコネクタ53bと電源用コネクタ4
4cとが接続されることにより、コネクタ312eとコ
ネクタ44cとが間接的に接続される。なお、前述した
ように、電力分配用配線314a〜314eは、コネク
タ312a〜312eと着脱自在に接続されている。
【0145】なお、「DC30V」が必要とされる電気
部品としては、ソレノイド、モータ、CRT(本実施の
形態では使用していない)、LED(5個以上直列接続
基板)等があり、「DC21V」が必要とされる電気部
品としては、ランプ等があり、「DC12V」が必要と
される電気部品は、スイッチ、STN等のLCDモジュ
ール、LEDのダイナミック点灯用基板、アンプ等があ
り、「DC5V」が必要とされる電気部品は、MPU
(マイクロコンピュータ)やRAM、ROMを含むIC
チップ等がある。
【0146】また、「AC24V」が必要とされる電気
部品は、蛍光管やACモータ等であり、本実施の形態の
場合には、予備的な電源として主基板351および電飾
制御基板141に分岐供給されている。また、ヒューズ
313dを介して払出制御基板291に供給されている
のは、カードユニット装置31に係る部品(たとえば、
残高表示基板23等)に電源を供給するためである。さ
らに、図示の実施形態の場合には、「DC12V」と
「DC5V」の配線パターンには、ヒューズ313が介
装されていないが、これは、電源ユニット基板320内
の対応する電源生成回路部にスイッチングレギュレータ
を内蔵して定格以上の電流を流さないように構成されて
いるからである。
【0147】一方、電源中継基板312に設けられる各
コネクタ312a〜312eと各制御基板351,14
1,143,291,44との接続も、必要な数の電源
配線を一つの束として纏めてコネクタで接続されるよう
になっている(電力分配用配線314a〜314d)。
この場合、各電力分配用配線314a〜314dの両端
部がそれぞれ1つのコネクタに接続されていれば、その
コネクタ間の複数の電源配線をビニールチューブ管で纏
めてあっても纏めてなくでもいずれでも良い。
【0148】次に各制御基板におけるRAMの電源バッ
クアップについて説明する。各制御基板におけるRAM
の電源バックアップについては、すべての制御基板にお
いて同様の構成とすることができるので、ここでは払出
制御基板291について説明する。図16は、払出制御
基板およびそれに関連する構成要素を示すブロック図で
ある。図16を参照して、払出制御基板は、主基板35
1から賞球の払出制御に関する指令情報としての賞球コ
マンドを受信するためのバッファ回路2910と、I/
Oポート2911と、払出制御基板291の全体を制御
するための払出制御用マイクロコンピュータ2914
と、電源中継基板312の払出制御基板用コネクタ31
2dと接続される電源用コネクタ291aとを含む。
【0149】ここで賞球コマンドは、主基板351から
送信され、7ビットのデータにより構成される。7ビッ
トの下位4ビットが賞球個数の指定に用いられ、その上
位側の3ビットが制御内容の指定に用いられる。
【0150】バッファ回路2910は、主基板351か
ら払出制御基板291へ向かう方向にのみ信号の伝送を
許容するが、払出制御基板291側から主基板351へ
向かう信号の伝送を行なわない不可逆性を有する入力イ
ンターフェイスである。したがって、払出信号基板29
1側から主基板351側に信号が伝わる余地はない。払
出制御基板291内の回路に不正改造が加えられても、
不正改造によって出力される信号が主基板351側に伝
わることはない。このため、主基板351と払出制御基
板291との間の信号の1方向通信が担保され、払出制
御基板291から主基板351に不正な信号を入力させ
て不正な制御を行なわせる不正行為を確実に防ぐことが
できる。
【0151】バッファ回路2910と同様の回路は、払
出制御基板291の他に、電飾制御基板141、効果音
制御基板143、発射制御基板44および表示制御基板
99の各制御基板にも同様の態様で設けられている。こ
のため、主基板351と、各制御基板141,143,
44,99との間の信号の1方向通信が担保され、各制
御基板141,143,44,99から主基板351に
不正な信号を入力させて不正な制御を行なわせる不正行
為を確実に防ぐことができる。
【0152】I/Oポート2911は、払出制御基板2
91が接続される他の基板との信号の入出力を行なう。
I/Oポート2911には、上述したバッファ回路29
10と、エラー表示用LED2912と、払出制御用マ
イクロコンピュータ2914と、カードユニット31
と、残高表示板3と、ブザー基板22aと、ターミナル
基板とが接続されている。
【0153】払出制御用マイクロコンピュータ2914
は、払出制御(玉貸に関する制御も含む)用のプログラ
ム等を記憶するROM2917と、ワークメモリとして
使用され、遊技の進行に応じて変動する払出制御基板の
制御データを一時記憶するためのRAM2916と、払
出制御用のプログラムに従って制御動作を行なうCPU
2915とを含む。なお、RAM2916、ROM29
17はCPU2915に内蔵されている場合もある。
【0154】電源用コネクタ291aは、上述した電源
中継基板312の払出制御基板用のコネクタ312dと
接続され、電源ユニット基板320からDC30V、D
C12V、DC5V、バックアップ用の電源であるDC
5Vと、AC24Vと、接地電位D_GNDと、接地電
位GNDとが入力される。
【0155】払出制御用マイクロコンピュータ2914
は、入出力端子として、払出制御用マイクロコンピュー
タ2914を駆動するための電源入力端子である2つの
VDDと、プログラム書込時に電位がHIGHからLO
Wに低下する端子VPPと、RAM2916にバックア
ップ用の電源を入力するための入力端子VBBと、入力
端子VBBに対応する2つの接地用端子(GND)VS
S1,VSS2とを含む。なお、図示しないが、入力端
子VDDに対応する接地用端子(D_GND)をも含
む。この接地用端子(D_GND)は、電源用コネクタ
291aの接地電位(D_GND)と接続される。
【0156】入力端子VDDおよびVPPは、一端がア
ースに接続された平滑コンデンサ2921(0.1μ
F)の他端と、電源用コネクタ291aのDC5Vを供
給するDC5V端子と接続される。入力端子VBBは、
電源用コネクタ291aのバックアップ用のDC5Vを
供給するバックアップ用DC5V端子と、平滑コンデン
サ2920(0.1μF)の一端と接続される。平滑コ
ンデンサ2921は、電源用コネクタ291aのDC5
V端子から供給されるDC5Vの脈動を除去する。IC
駆動用電源端子VSS1,VSS2は、電源用コネクタ
の接地用端子(GND)と平滑コンデンサ2920の他
端と接続され、接地されている。平滑コンデンサ292
0は、電源用コネクタ291aのバックアップ用DC5
V端子から供給されるバックアップ用のDC5Vの脈動
を除去する。
【0157】払出制御用マイクロコンピュータ2914
は、さらに、I/Oポートと接続され、I/Oポートと
接続される種々の基板との間で信号の入出力を行なう。
たとえば、払出制御用マイクロコンピュータ2914
は、I/Oポート2911を介して、貸玉数を示す玉貸
個数信号をターミナル基板に出力し、ブザー駆動信号を
ブザー基板22aに出力する。ブザー基板22aにはブ
ザーが搭載されている。さらに、I/Oポート2911
を介して、エラー表示用LED2912にエラー信号を
出力するための信号が入力される。
【0158】カードユニット312は、カードユニット
制御用マイクロコンピュータが搭載されている。また、
カードユニット312は、使用可能表示器32と、連結
台方向表示器33と、カード挿入口34とが設けられて
いる(図1参照)。残高表示基板23には、遊技者の操
作に応じて玉貸スイッチ信号および返却スイッチ信号が
払出制御基板291を介して与えられる。
【0159】また、カードユニット31から残高表示基
板23には、プリペイドカード(磁気カード)の残高を
示すカード残高表示信号および玉貸可表示信号が払出制
御基板291を介して与えられる。カードユニット31
と払出制御基板291との間では、ユニット玉貸操作信
号(BRDY信号)、玉貸要求信号(BRQ信号)、玉
貸完了信号(EXS信号)およびパチンコ機動作信号
(PRDY信号)がやり取りされる。その他に、図示を
省略しているが、カードユニット31から払出制御基板
291には、カードユニット31が払出制御基板291
に接続されていることを払出制御基板291側で確認す
るために用いられるカードユニット接続確認用信号が与
えられる。
【0160】パチンコ遊技機1の電源が投入されると、
払出制御基板291の払出制御用マイクロコンピュータ
2914は、カードユニット312PRDY信号を出力
する。カードユニット31においてプリペイドカードが
受付けられ、玉貸スイッチが操作され玉貸スイッチ信号
が入力されると、カードユニット制御用マイクロコンピ
ュータは、払出制御基板291にBRDY信号を出力す
る。この時点から所定の遅延時間が経過すると、カード
ユニット制御用マイクロコンピュータは、払出制御基板
291にBRQ信号を出力する。そして、払出制御基板
291の払出制御用マイクロコンピュータ2914は、
賞球装置へ玉貸信号を出力することにより、所定個数の
貸玉を遊技者に払出す。玉貸が実行中である場合には、
EXS信号がオン状態にされる。これにより、払出制御
基板291からカードユニット31に玉貸中であること
が知らされる。つまり、EXS信号は、玉貸中であるこ
とをカードユニット31に知らせるためにも用いられ
る。そして、払出が完了したら、払出制御用マイクロコ
ンピュータ2914は、カードユニット31に与えるE
XS信号をオフ状態にする。これにより、払出制御基板
291からカードユニット31に、玉貸が完了したこと
が知らされる。つまり、EXS信号は、玉貸中と、玉貸
完了との2種類の情報の伝達のために用いられる。
【0161】以上のように、カードユニット31からの
信号はすべて払出制御基板291に入力される構成にな
っている。したがって、払出制御に関して、カードユニ
ット31から主基板351に信号が入力されることはな
く、主基板351にカードユニット31側から不正に信
号が入力される余地はない。
【0162】なお、払出制御基板291には、ソレノイ
ドおよびモータやランプを駆動するための回路が搭載さ
れているが、図では、それらの回路は省略されている。
【0163】以上説明したように、払出制御基板291
は、電源ユニット基板320から電源中継基板312を
介してDC30V、DC12V、DC5V、バックアッ
プ用のDC5V、およびAC24Vの電圧が電源用コネ
クタ291aに供給される。電源用コネクタ291aに
供給されたDC5Vの電圧は払出制御用マイクロコンピ
ュータ2914の駆動用に用いられる。そして、電源用
コネクタ291aに供給されるバックアップ用のDC5
Vは、払出制御用マイクロコンピュータ2914の入力
端子VBB(RAM2916のバックアップ用電源の入
力端子)のみに供給される。したがって、停電等の非常
時にパチンコ遊技機1に供給される電源が断たれた場合
であっても、電源ユニット基板320の蓄電用コンデン
サ517からバックアップ用のDC5Vが払出制御用マ
イクロコンピュータ2914の端子VBBに供給される
ので、RAM2916に記憶されている制御データが所
定の期間記憶されたままの状態となる。しかも、バック
アップ用の電源はCPU2915には供給されないため
に、停電中であって他の遊技機器(可変表示装置や可変
入賞球装置等)は停止しているにも拘らずCPU291
5のみが通常の処理を継続してしまい、停電等の非常時
から復帰したときに制御に矛盾が生じてしまうことを防
止できる。一方、停電等の非常時から復帰等することに
より、再度パチンコ遊技機1に電力が供給された場合に
は、電源ユニット基板320からすべての電力が払出制
御基板291の電源用コネクタに供給されることとな
り、CPU2915は、RAM2916に記憶されてい
る制御データをもとに、電力を断たれる前の状態から制
御を開始することができる。
【0164】また、各制御基板に設けられる制御データ
を記憶するためのRAMをバックアップする電源は、電
源ユニット基板320に設けられた蓄電用コンデンサ5
17であるので、主基板351および各制御基板14
1,143,291のそれぞれにバックアップ用の電源
を設ける必要がなく、主基板または各制御基板141,
143,291の回路を複雑にすることなく、基板自体
のサイズを小さくすることができる。
【0165】また、たとえば、電源ユニットボックス3
19から操作部が突出するスイッチ521(図14参
照)を操作することにより、RAM2916へ供給され
るバックアップ用のDC5Vを遮断できるので、必要に
応じてRAM2916に記憶されている制御データを簡
単に初期化することができる。
【0166】以上、説明したように、本実施の形態によ
れば、RAMにバックアップ用電源を供給できるととも
に、そのバックアップ用電源を放電させるための操作が
可能であるので、停電等の予期しない異常事態の発生に
よって電源ユニット基板320からの電力供給が遮断さ
れることに伴って制御基板(主基板351、電飾制御基
板141、効果音基板143、払出制御基板291)が
初期化(RAMの記憶データの消去)されてしまうこと
を防止したいという要請と、制御基板を人為的に初期化
したいという要請との、両要請を共に満足し得る遊技機
を提供することができる。また、バックアップ用電源は
コンデンサであるために、バックアップ用電源を安価に
構成でき、かつ、繰返し放電操作が行なわれることに対
して高い耐久性を期待できる。さらに、図14にその構
成を示したように、正電位のラインに接続されていたコ
ンデンサの一方電極をグランドラインに接続させるとい
う単純な原理によってバックアップ用電源を放電させる
ように構成されていることから、実施化が比較的容易で
ある。
【0167】さらに、バックアップ用電源を制御基板に
設けた場合には制御基板が過熱されることによって制御
基板に含まれるマイクロコンピュータが故障するおそれ
があるが、バックアップ用電源は電源ユニット基板32
0に設けられているために、そのようなおそれがない。
【0168】また、放電操作用のスイッチ521を制御
基板に設けた場合にはたとえ不正防止のために制御基板
を基板ボックス等でカバーしたとしてもバックアップ解
除操作手段を制御基板から外部へ露出させるための露出
部をその基板ボックス部分に形成することが必要とな
り、その露出部を利用して外部から制御基板に対して不
正(たとえば、払出制御基板291の場合には不正な賞
球の払出し、主基板351の場合には不正に大当りを発
生させる)が行なわれるおそれがあるが、スイッチ52
1は電源ユニット基板320に設けられているために、
そのようなおそれがない。
【0169】また、前述したように、分配用配線314
a〜314eは電源中継基板312のコネクタ312a
〜312eに対して着脱自在である。このため、たとえ
ば、電源中継基板312の払出制御基板用コネクタ31
2dから分配用配線314dを外すことにより、払出制
御基板291へ供給する電力をすべて遮断することがで
きる。これにより、払出制御基板291の払出制御用マ
イクロコンピュータ2914に設けられたRAM291
6へ供給されるバックアップ用のDC5Vも遮断される
ので、RAM2916に記憶されている制御データが消
滅する。同様に、電源中継基板312のコネクタ312
a,312b,312cからそれぞれ分配用配線312
a,312b,312cを外すことにより、主基板35
1、電飾制御基板141,効果音制御基板143を、そ
れぞれ他の基板と独立して初期化することができる。し
かも、この場合には、集合電源配線390を電源ユニッ
ト基板320側から一切外す必要がないために、集合電
源配線390の抜き差しによって、高価な電源ユニット
基板320に“反り”が生じてしまうことがなく、これ
により、電源ユニット基板320のプリント配線が破損
されることを防止できる。
【0170】[別の実施の形態]次に別の実施の形態に
おけるパチンコ遊技機について説明する。別の実施の形
態におけるパチンコ遊技機は、先に説明した実施の形態
におけるパチンコ遊技機の電源ユニット基板320と、
電源中継基板312と各制御基板の制御用マイクロコン
ピュータへの電源供給部分に改良を加えた構成である。
その他の構成については先に説明した実施の形態におけ
るパチンコ遊技機1と同じであるのでここでの説明は繰
返さない。
【0171】図17は、別の実施の形態におけるパチン
コ遊技機1の電源ユニット基板320の回路図である。
図17を参照して、別の実施の形態における電源ユニッ
ト基板320は、パチンコ遊技機1に外部から入力され
るAC24Vの電源が入力されるコネクタ500と、コ
ネクタ500の一方の出力が接続されるノードAに一端
が接続され、他端が接地電位に接続されるノイズ除去用
コンデンサ501(0.001μF)と、コネクタ50
0の他方の出力が接続されるノードBに一方の端子が接
続され、他方の端子が接地電位に接続されるノイズ除去
用コンデンサ507(0.001μF)と、ノードAと
ノードBとの間に接続されるコンデンサ502と、ノー
ドAとノードBとにその入力が接続され、出力がノード
CとノードDとに接続されるコイル(ラインフィルタ)
503と、ノードCとノードDとの間に接続されるコン
デンサ504(0.1μF)とを含む。コンデンサ50
2とコイル(ラインフィルタ)503とコイル504と
でローパスフィルタを構成している。ノードCとノード
Dとは中継基板接続コネクタのAC24Vの入力端子と
接続されている。
【0172】また、別の実施の形態における電源ユニッ
ト基板320は、ノードCとノードDとにその入力が接
続され、出力の一方が中継基板接続コネクタの接地電位
端子D_GNDと接続され、他方がノードEと接続され
た全波整流回路505,506と、ノードEとノードF
との間に並列に接続されたダイオード508と、ノード
Fと中継基板接続コネクタの接地電位端子D_GNDと
の間に並列接続された平滑コンデンサ512,513,
514とを含む。ノードEは中継基板接続コネクタのD
C21V端子と接続される。ノードFは中継基板接続コ
ネクタのDC30V端子と接続される。
【0173】さらに、別の実施の形態における電源ユニ
ット基板320は、ノードFにその入力が接続され、出
力がノードGに接続されるスイッチングレギュレータ5
09と、ノードGと中継基板接続コネクタの接地電位端
子D_GNDとの間に接続される平滑コンデンサ511
(1000μF)とを含む。スイッチングレギュレータ
509は、残る端子を中継基板接続コネクタの接地電位
端子D_GNDと接続されている。
【0174】さらに、別の実施の形態における電源ユニ
ット基板320は、ノードFにその入力が接続され、出
力がノードHに接続されるスイッチングレギュレータ5
10と、ノードHと中継基板接続コネクタの接地電位端
子D_GNDとの間に接続される平滑コンデンサ516
(1000μF)とを含む。スイッチングレギュレータ
510は、残る2つの端子のうち1つを中継基板接続コ
ネクタの接地電位端子D_GNDと接続し、残る他の端
子を抵抗510a(100Ω)と接続される。抵抗51
0aは他端を中継基板接続コネクタの接地電位D_GN
Dと接続される。
【0175】さらに、別の実施の形態における電源ユニ
ット基板320は、中継基板接続コネクタのバックアッ
プ用DC5V入力端子と接地電位GNDとの間に蓄電用
コンデンサ519(0.022F)を含む。
【0176】さらに、別の実施の形態における電源ユニ
ット基板320は、蓄電用コンデンサ519の両電極間
を接続状態と開放状態とに切換え可能なスイッチ521
と、該スイッチ521によって接続状態とされた時に急
激な放電によってコンデンサが破壊されるのを防止する
ために設けられた抵抗素子522(100Ω)とを含
む。
【0177】以上のように構成してなる別の実施の形態
における電源ユニット基板320は、コネクタ500に
24Vの交流(AC24V)が供給される。供給された
AC24Vは、ノイズ除去用コンデンサ501,507
でノイズ除去が行なわれた後、ローパスフィルタ50
2,503,504で高周波成分が除去される。これに
より、ノイズが除去されたAC24Vが中継基板接続コ
ネクタの2つのAC24V端子に入力される。ノードC
とノードDとに供給されるAC24Vは全波整流回路5
05,506で全波整流されて、全波整流された21V
の直流(DC21V)が中継基板接続コネクタの接地電
位端子D_GNDとDC21V端子との間に供給され
る。なお、全波整流されたDC21Vは、ピークが30
Vで平均が約28Vの脈流である。上述した通り、DC
21Vが供給される負荷は、ランプ等なので脈流で十分
である。
【0178】ノードFには、平滑コンデンサ512,5
13,514で平滑化された30Vの直流(DC30
V)が流れる。平滑化されたDC30Vは、中継基板接
続コネクタのDC30V端子に供給される。スイッチン
グレギュレータ509は、入力されるDC30VをDC
12Vに変換する。変換されたDC12Vは中継基板接
続コネクタのDC12V端子に供給される。平滑コンデ
ンサ511は、DC12Vの電圧が供給される負荷の変
動により生じる脈動を除去するためのコンデンサであ
る。スイッチングレギュレータ510は入力されるDC
30VをDC8Vに変換する。変換されたDC8Vは中
継基板接続コネクタのDC8V端子に供給される。平滑
コンデンサ516は、DC8Vが供給される負荷の変動
により生じる脈動を除去するためのコンデンサである。
蓄電用コンデンサ519へは、後述するように払出制御
基板291よりDC5Vが供給されることにより蓄電さ
れる。
【0179】スイッチ521は、蓄電用コンデンサ51
9を強制的に放電させる場合に遊技場の係員等によって
操作されるスイッチであり、その操作部は電源ユニット
ボックス319の図示しない開口部から電源ユニットボ
ックス319外部へ突出している。スイッチ521の操
作によって蓄電用コンデンサ519の両電極が接続され
ると蓄電用コンデンサ519は放電される。
【0180】図18は、別の実施の形態における電源中
継基板312と電源ユニット基板と各制御基板との関係
を示すブロック図である。図18を参照して、複数の電
源を生成する電源ユニット基板320と電源中継基板3
12とは、電源ユニット基板320の中継基板接続コネ
クタ320aと電源中継基板312のコネクタ312f
とが集合電源配線で接続している。別の実施の形態にお
ける複数の電源としては、「DC30V」「DC21
V」「DC12V」「DC8V」「バックアップ用DC
5V」「AC24V」である。本実施の形態において
は、電源中継基板312の配線パターンによって各電源
電圧を各制御基板で必要な数に分岐している。
【0181】「DC30V」、「DC21V」および
「AC24V」の電源電圧の配線パターンは、先に図1
5を用いて説明したのと同様であるので説明は繰り返さ
ない。
【0182】「DC8V」の電源電圧は、配線パターン
上にヒューズ313fを位置させ、5つに分岐されて、
主基板351用のコネクタ312a、電飾制御基板14
1用のコネクタ312b、効果音制御基板143用のコ
ネクタ312c、払出制御基板291用のコネクタ31
2d、発射制御基板44用のコネクタ312eにそれぞ
れ接続される。
【0183】「バックアップ用DC5V」の電源電圧
は、4つに分岐されて、主基板351用のコネクタ31
2a、電飾制御基板141用のコネクタ312b、効果
音制御基板143用のコネクタ312c、払出制御基板
291用のコネクタ312dにそれぞれ接続される。発
射制御基板44用のコネクタ312eに接続されないの
は、発射制御基板44では、制御データを記憶するため
のRAMが用いられていないので、電源をバックアップ
する必要がないからである。
【0184】さらに接地電位(D_GND)に接続され
るグランド線は、5つに分岐されてすべてのコネクタ3
12a〜312eとそれぞれ接続される。バックアップ
電源に対応する接地電位(GND)は、4つに分岐され
て発射制御基板44を除く基板351,141,14
3,291用のコネクタ312a〜312dとそれぞれ
接続される。なお、図では、払出制御基板用のコネクタ
312dへの接続のみを示す。
【0185】主基板351用のコネクタ312aは、電
力分配用配線314aによって、主基板351のコネク
タ351eと接続される。電飾制御基板141用のコネ
クタ312bは、電力分配用配線314bによって、電
飾制御基板141のコネクタ141dと接続される。効
果音制御基板143用のコネクタ312cは、電力分配
用配線314cによって、効果音制御基板143のコネ
クタ143bと接続される。払出制御基板291用のコ
ネクタ312dは、電力分配用配線314dによって、
払出制御基板291のコネクタ291aと接続される。
発射制御基板44用のコネクタ312eは、発射制御電
源中継基板53を中継して、発射制御基板44の電源用
コネクタ44cと接続される。すなわち、コネクタ31
2eと発射制御電源中継基板53のコネクタ53aとが
電力分配用配線314eによって、接続され、発射制御
電源中継基板53のコネクタ53bと電源用コネクタ4
4cとが接続されることにより、コネクタ312eとコ
ネクタ44cとが間接的に接続される。なお、電力分配
用配線314a〜314eは、コネクタ312a〜31
2eと着脱自在に接続されている。
【0186】「DC30V」「DC21V」「DC12
V」「AC24V」が必要とされる電機部品は、先の実
施の形態で説明した。「DC8V」が必要とされる電気
部品は、MPUやRAM、ROMを含むICチップ等が
ある。実際には、ICチップの駆動用の電源電圧として
は、「DC5V」であればよい。このため、後述するよ
うに、電源中継基板312を介して「DC8V」の電圧
を受けた各制御基板351,141,143,291,
44は、各制御基板内で「DC5V」の電源電圧を生成
するようになっている。では何故最初から「DC5V」
の電源電圧を各制御基板に供給しないかというと、電圧
が低い程ノイズの影響を受け易いために少しでも高い電
圧の電源を各制御基板に供給してノイズの影響を少なく
し、一方、「DC5V」との電圧差の少ない電源の供給
を受けることで各制御基板内に形成される電源生成回路
部のコストの低減を図るためである。
【0187】図19は、別の実施の形態における払出制
御基板およびそれに関連する構成要素を示すブロック図
である。先の実施の形態における払出制御基板とは、電
源用コネクタ2913から払出制御用マイクロコンピュ
ータ2914に電力が供給される構成と、5V電源回路
部2918が追加された構成とが異なる。その他の構成
については先の実施の形態で説明した払出制御基板29
1と同様であるのここでの説明は繰返さない。
【0188】図19を参照して、電源用コネクタ291
aは、図18に示した電源中継基板の払出制御用コネク
タ312dと接続される。したがって、電源用コネクタ
291aには電源ユニット320からDC30V、DC
12V、DC8V、AC24Vと接地電位D_GNDと
が供給される。また、電源用コネクタ291aと電源ユ
ニット基板320の中継基板接続コネクタ320aとの
端子間接続において、電源用コネクタ291aのバック
アップ用DC5V端子および接地電位GNDと中継基板
接続コネクタ320aのバック用DC5V端子および接
地電位GNDとがそれぞれ接続される。
【0189】払出制御用マイクロコンピュータ2914
は、入出力端子として、払出制御用マイクロコンピュー
タ2914を駆動するための電源入力端子である2つの
VDDと、プログラム書込時に電位がHIGHからLO
Wに低下する端子VPPと、RAM2916にバックア
ップ用の電源を入力するための入力端子VBBと、入力
端子VBBに対応する2つの接地用端子(GND)VS
S1,VSS2とを含む。なお、図示しないが、入力端
子VDDに対応する接地用端子(D_GND)をも含
む。この接地用端子(D_GND)は、後述する5V電
源回路部2918の接地電位(D_GNDに対応する接
地電位)と接続される。
【0190】電源用コネクタのDC8V出力端子と接地
電位(D_GND)とが5V電源回路部2918の入力
端子と接続される。5V電源回路部2918のDC5V
出力端子は、払出制御用マイクロコンピュータ2914
の2つの入力端子VDDと、入力端子VPPと、ダイオ
ード2919の一端と接続される。
【0191】払出制御用マイクロコンピュータ2914
の入力端子VBBは、ダイオード2919の他端と、電
源用コネクタ291aのバックアップ用のDC5Vを供
給するバックアップ用DC5V端子と、平滑コンデンサ
2920(0.1μF)の一端と接続される。ダイオー
ド2919は、接地側のIC駆動用電源端子VBBの電
位が高電位側のIC駆動用電源端子VDDの電位よりも
高くなった場合に、VBB側からVDD側に電流が流れ
るのを防止する。
【0192】入力端子VSS1,VSS2は、平滑コン
デンサ2920の他端と、電源用コネクタの接地端子
(GND)と接続され、接地されている。平滑コンデン
サ2920は、電源用コネクタ291aのバックアップ
用DC5V端子から供給されるバックアップ用のDC5
Vの脈動を除去する。
【0193】したがって、通常の状態では電源用コネク
タ291aのDC8V出力端子から供給されるDC8V
が、5V電源回路部2918によりDC5Vに変換さ
れ、変換されたDC5Vが払出制御用マイクロコンピュ
ータ2914の入力端子VDD,VPPに供給されるこ
とにより、払出制御用マイクロコンピュータ2914が
駆動する。また、5V電源回路部2918から供給され
るDC5Vは、電源用コネクタ291aのバックアップ
用DC5V端子に供給される。電源用コネクタ291a
のバックアップ用DC5V端子に供給されるDC5V
は、電源ユニット基板320の蓄電用コンデンサ519
に蓄電される。
【0194】そして、停電等による非常時において、電
源用コネクタ291aのDC8V端子にDC8Vが供給
されなくなった場合には、払出制御用マイクロコンピュ
ータ2914の2つの入力端子VDDとVPPとにはD
C5Vが供給されなくなる。一方、電源ユニット基板3
20の蓄電用コンデンサ519は蓄電先の電位の低下に
伴って放電し始め、払出制御用マイクロコンピュータ2
914の入力端子VBBにのみDC5Vが供給される。
このとき、ダイオード2919の働きにより入力端子V
DD,VPPには電力は供給されない。このため、停電
中であって他の遊技機器(可変表示装置や可変入賞球装
置等)は停止しているにも拘らずCPU2915のみが
通常の処理を継続してしまい、停電等の非常時から復帰
したときに制御に矛盾が生じてしまうことを防止でき
る。
【0195】図20は、5V電源回路部2918の回路
図である。図20を参照して、5V電源回路部2918
は、ノードAとノードBとの間に接続されるコンデンサ
2918a(0.1μF)と、入力がノードAに接続さ
れ出力がノードCに接続されるスイッチングレギュレー
タ2918bと、ノードCとノードBとの間に並列に接
続されるコンデンサ2918c(0.1μF),291
8d(100μF)とを含む。ノードAは電源用コネク
タ291aのDC8V端子と接続されている。ノードB
は電源用コネクタ291aの接地電位(D_DGND)
と接続され、接地されている。ノードAに供給されるD
C8Vは、スイッチングレギュレータ2918bにより
DC5Vに変換され、ノードCから出力される。
【0196】以上説明したとおり、別の実施の形態にお
ける遊技機1では、払出制御基板291の払出制御用マ
イクロコンピュータ2914を駆動するための電源は、
電源ユニット基板320からDC8Vが供給される。そ
して、払出制御基板291の5V電源回路部2918で
DC8VをDC5Vに変換して払出制御用マイクロコン
ピュータ2914に駆動用電源として供給している。そ
れと同時に、変換されたDC5Vは電源ユニット基板に
戻され、電源ユニット基板の蓄電用コンデンサ519に
蓄電される。そして、停電等の非常時にパチンコ遊技機
1に電源が供給されなくなったときには、電源ユニット
基板320の蓄電用コンデンサ519が放電し、払出制
御基板の払出制御用マイクロコンピュータ2914の入
力端子VBBにDC5Vを供給する。
【0197】なお、電源ユニット基板320の蓄電用コ
ンデンサ519への電力の供給は、複数の基板351、
141,143,291,44のすべてから行なうよう
にしたが、蓄電用コンデンサ519へ電力を供給する基
板としない基板を設けてもよいし、いずれか1つの基板
のみから電力を供給するようにしてもよい。
【0198】蓄電用コンデンサ519へ電力を供給しな
い基板の構成は、図19に示した払出制御291の構成
を改良することにより実現できる。これについて図19
を用いて説明すると、マイクロコンピュータ2914の
入力端子VDD,VPPを、5V電源回路部2918の
DC5V出力端子と、供給されるDC5Vを平滑化する
ための一端が接地された平滑コンデンサと接続する。払
出制御用マイクロコンピュータ2914の入力端子VB
Bを、電源用コネクタ291aのバックアップ用のDC
5Vを供給するバックアップ用DC5V端子と、平滑コ
ンデンサ2920(0.1μF)の一端と接続される。
すなわち、ダイオード2919を用いないようにする。
これにより、蓄電用コンデンサ519へ電力を供給しな
いが、蓄電用コンデンサ519からバックアップ用のD
C5Vの供給を受けることができる基板の構成が実現で
きる。 <電源ユニット基板の変形例>次に電源ユニット基板の
変形例について説明する。図21は、変形された電源ユ
ニット基板の回路図である。図14に示した電源ユニッ
ト基板と異なる点は、スイッチングレギュレータ510
の出力であるノードHと中継基板接続コネクタの接地電
位端子D_GNDとの間に、平滑コンデンサ516(1
000μF)と蓄電用コンデンサ520(0.022
F)とを並列に接続している点である。ノードHは、中
継基板接続コネクタ320aのDC8V端子に接続され
ている。
【0199】このようにしてなる電源ユニット基板32
0は、DC30V、DC21V、DC12V、DC8
V、およびAC24Vの電源を出力する。そして、コネ
クタ500に入力された電源が断たれた場合には、蓄電
用コンデンサ520が放電し、中継基板接続コネクタ3
20aのDC8V端子を介してDC8Vの電源を出力す
る。
【0200】この変形された電源ユニット基板320に
接続される電源中継基板は、図18に示した電源中継基
板312のバックアップ用DC5Vおよび接地電位GN
Dの配線を除いた配線パターンとすればよい。
【0201】また、変形された電源中継基板312に接
続される制御基板351,141,143,291に
は、バックアップ用電源としてDC8Vが供給されるの
で、制御基板は、図19に示した払出制御基板の電源用
コネクタ291aのバックアップ用電源DC5V端子お
よび接地電位GNDに接続される配線を削除した構成と
すればよい。
【0202】これにより、停電等の非常時にパチンコ遊
技機に電力の供給が断たれた場合であっても、電源ユニ
ット基板からDC8Vのバックアップ電源が供給される
ので、払出制御用マイクロコンピュータ2914を駆動
することができる。この場合、払出制御用マイクロコン
ピュータ2914には、5V電源回路部2918により
DV8Vから降圧されたDC5Vが供給される。このよ
うに、電源ユニット基板320から制御基板へバックア
ップ用電源としてDC8Vを供給するようにすること
で、ノイズの影響を少なくすることができる。
【0203】次に、以上説明した発明の実施の形態の変
形例や特徴点について以下に列挙する。
【0204】(1) 上述した実施の形態においては、
図15または図18に示されるように、バックアップ用
電源から揮発性記憶手段へ供給されるバックアップ電力
の供給を人為的に遮断可能な遮断手段と、電源基板から
制御基板へ供給される電力の供給を人為的に遮断可能な
遮断手段とを、電源中継基板312に備えられたコネク
タ312a〜312eとしたが、電源ユニット基板32
0に設けてもよく、各制御基板351,141,14
3,291,44に設けるようにしてもよい。さらに、
遮断するための操作を容易にするために、コネクタをま
とめて機構板200の全面または裏面に設けてもよい。
【0205】(2) 上述した実施の形態においては、
図14または図17に示されるように、遊技機に供給さ
れる電力が断たれた場合に揮発性記憶手段が制御データ
を記憶保持可能とするためのバックアップ用の電力を供
給するためのバックアップ用電源を蓄電用コンデンサ5
17,519とし、電解コンデンサを用いたが、容量が
確保できれば他の種類のコンデンサでもよいし、この他
に1次電池または2次電池を用いてもよい。
【0206】(3) 主基板351により、前記遊技状
態の制御を行なう遊技制御手段が構成されている。電飾
制御基板141により、遊技機に設けられたランプを制
御する電飾制御手段が構成されている。効果音制御基板
143により、音発生手段(スピーカ)を制御する音制
御手段が構成されている。払出制御基板291により、
遊技者に付与する遊技結果価値(賞球)の払出し制御を
行なう払出制御手段が構成されている。
【0207】(4) 今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0208】
【課題を解決するための手段の具体例】(1) パチン
コ遊技機1により、遊技者が遊技可能な遊技機が構成さ
れている。図12等に示す主基板351、電飾制御基板
141、効果音制御基板143、払出制御基板291に
より、前記遊技機に設けられた遊技機器を制御するため
の複数の制御基板が構成されている。図14等に示す電
源ユニット基板320により、所定の電源から前記制御
基板で使用される電力を作成し、電力を供給するための
電源基板が構成されている。電源中継基板312によ
り、該電源基板と別体に設けられ、前記複数の制御基板
の各々に前記電源基板で作成された電力を分配するため
の電力分配基板が構成されている。電源ユニット基板3
20の中継基板接続コネクタ320aと電源中継基板3
12のコネクタ312fとを接続する集合電源配線39
0により、前記電源基板から前記電力分配基板へ電力を
送るために前記前記電源基板と前記電力分配基板とを接
続する第1の送電手段が構成されている。電力分配用配
線314a〜314dにより、前記電力分配基板から前
記複数の制御基板の各々に電力を送るために前記電力分
配基板と前記複数の制御基板の各々とを接続する第2の
送電手段が構成されている。図14や図18等により、
前記電力分配基板には、前記第2の送電手段を着脱自在
に接続する接続端子が設けられていることが開示されて
いる。具体的には、コネクタ312a〜312dによ
り、前記第2の送電手段を着脱自在に接続する接続端子
が構成されている。
【0209】(2) 図12等に示す主基板351に設
けられるRAM3510と、電飾制御基板141に設け
られるRAM1410、効果音制御基板143に設けら
れるRAM1430、または、図16または図19に示
す払出制御基板291に設けられるRAM2916によ
り、遊技の進行に応じて変動する前記制御基板の制御デ
ータを記憶するための揮発性記憶手段が構成されてい
る。図14に示す蓄電用コンデンサ517、図17に示
す蓄電用コンデンサ519、または、図21に示す蓄電
用コンデンサ520により、前記遊技機に供給される電
力が断たれた場合に前記揮発性記憶手段が前記制御デー
タを記憶保持可能とするために必要なバックアップ用の
電力を供給するためのバックアップ用電源が構成されて
いる。
【0210】(3) 図15または図18に示すヒュー
ズ313a〜313fにより、前記制御基板に過電流が
流れることを防止するための過電流防止手段が構成され
ている。
【0211】(4) 図15または図18に示すよう
に、前記過電流防止手段(ヒューズ313a〜313
f)は前記複数の制御基板(基板351、141、14
3、291)の各々に対応して設けられている。
【0212】(5) 図15または図18に示すよう
に、前記過電流防止手段は、ヒューズである。
【0213】(6) CPU413,2915により、
前記揮発性記憶手段に記憶される制御データを用いて前
記遊技機器を制御するために必要な演算を所定の処理手
順で行なう演算処理手段が構成されている。バックアッ
プ用の電源を入力するための入力端子VBBにより、前
記揮発性記憶手段に前記バックアップ用電源を供給する
ための専用のバックアップ用端子が構成されている。図
16または図19を用いて説明したように、前記バック
アップ用電源は、前記揮発性記憶手段(RAM)には供
給されるが前記演算処理手段(CPU)には供給されな
い。
【0214】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、電源基板において第1の送電手段を外すこ
となく、電力分配手段において第2の送電手段を外すこ
とで任意の制御基板への電源の供給を遮断できるため
に、制御基板別に電源の供給を遮断でき、かつ、遮断操
作を繰返しても電源基板に悪影響を与えることのない遊
技機を提供することができる。
【0215】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、遊技機に供給される電力が断たれた場合に
は揮発性記憶手段が制御データを記憶保持可能とするた
めに必要なバックアップ用の電力が供給されるために、
停電時に揮発性記憶手段に記憶された制御データが消滅
してしまうことを防止できる。
【0216】請求項3に関しては、請求項1または請求
項2に関する効果に加えて、制御基板に過電流が流れる
ことが防止されることから、過電流によって制御基板が
破壊されてしまうことを防止できる。
【0217】請求項4に関しては、請求項3に関する効
果に加えて、過電流防止手段は複数の制御基板の各々に
対応して設けられていることから、複数の制御基板のす
べてを漏れなく保護できる。
【0218】請求項5に関しては、請求項3または請求
項4に関する効果に加えて、過電流防止手段は、比較的
安価なヒューズであることから製造コストを低減でき
る。
【0219】請求項6に関しては、請求項1〜請求項4
のいずれかに関する効果に加えて、バックアップ用電源
は揮発性記憶手段には供給されるが演算処理手段には供
給されないために、停電等によって他の遊技機器が不能
動状態となっているにも拘らずバックアップ用電源が演
算処理手段にも供給されてしまうことによって演算処理
手段のみが処理を進めてしまうことを防止できる。これ
により、停電等が回復した際には、停電した時点の制御
データに基づいて演算処理手段が処理を再開できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】 パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】 遊技盤の拡大正面図である。
【図4】 遊技盤の拡大背面図である。
【図5】 遊技盤を背面から見た斜視図である。
【図6】 遊技盤の裏面に取付けられる電飾制御基板ボ
ックスおよび効果音制御基板ボックスの取付構造を示す
分解斜視図である。
【図7】 機構板の下部構成部の中央部の構成を示す斜
視図である。
【図8】 機構板の下部構成部の背面から見て右側部分
の斜視図である。
【図9】 機構板の下部構成部の背面から見て左側部分
に取付けられる電源ユニットおよび主基板ボックスの取
付状態を示す斜視図である。
【図10】 主基板ボックスの分解斜視図である。
【図11】 パチンコ遊技機における各制御基板と中継
基板との接続関係を示す配線図である。
【図12】 主基板と各種制御基板および電気部品との
関係を示すブロック図である。
【図13】 払出制御基板と各種制御基板および電気部
品との関係を示すブロック図である。
【図14】 電源ユニット基板の回路図である。
【図15】 電源ユニット基板と電源中継基板と各制御
基板との関係を示すブロック図である。
【図16】 払出制御基板およびそれに関連する構成要
素を示すブロック図である。
【図17】 別の実施の形態におけるパチンコ遊技機の
電源ユニット基板の回路図である。
【図18】 別の実施の形態における電源中継基板31
2と電源ユニット基板と各制御基板との関係を示すブロ
ック図である。
【図19】 別の実施の形態における払出制御基板およ
びそれに関連する構成要素を示すブロック図である。
【図20】 別の実施の形態における5V電源回路部の
回路図である。
【図21】 変形された電源ユニット基板の回路図であ
る。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機、141 電飾制御基板、143
効果音制御基板、291 払出制御基板、291a コ
ネクタ、312 電源中継基板、312a〜312f
コネクタ、313a〜313f ヒューズ、314a〜
314e 電力分配用配線、320 電源ユニット基
板、351 主基板、390 集合電源配線、505,
506 全波整流回路、509,510 スイッチング
レギュレータ、517,519,520 蓄電用コンデ
ンサ、521 スイッチ、522抵抗素子、1410,
1430,2916,3510 RAM、2914 払
出制御用マイクロコンピュータ、413,2915 C
PU、2918 5V電源回路部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者が遊技可能な遊技機であって、 前記遊技機に設けられた遊技機器を制御するための複数
    の制御基板と、 所定の電源から前記制御基板で使用される電力を作成
    し、電力を供給するための電源基板と、 該電源基板と別体に設けられ、前記複数の制御基板の各
    々に前記電源基板で作成された電力を分配するための電
    力分配基板と、 前記電源基板から前記電力分配基板へ電力を送るために
    前記電源基板と前記電力分配基板とを接続する第1の送
    電手段と、 前記電力分配基板から前記複数の制御基板の各々に電力
    を送るために前記電力分配基板と前記複数の制御基板の
    各々とを接続する第2の送電手段とを含み、 前記電力分配基板には、前記第2の送電手段を着脱自在
    に接続する接続端子が設けられていることを特徴とす
    る、遊技機。
  2. 【請求項2】 前記制御基板は、遊技の進行に応じて変
    動する前記制御基板の制御データを記憶するための揮発
    性記憶手段を含み、 前記電源基板は、前記遊技機に供給される電力が断たれ
    た場合に前記揮発性記憶手段が前記制御データを記憶保
    持可能とするために必要なバックアップ用の電力を供給
    するためのバックアップ用電源を含むことを特徴とす
    る、請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記電力分配基板は、前記制御基板に過
    電流が流れることを防止するための過電流防止手段を含
    むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の
    遊技機。
  4. 【請求項4】 前記過電流防止手段は前記複数の制御基
    板の各々に対応して設けられていることを特徴とする、
    請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記過電流防止手段は、ヒューズである
    ことを特徴とする、請求項3または請求項4に記載の遊
    技機。
  6. 【請求項6】 前記制御基板は、前記揮発性記憶手段に
    記憶される制御データを用いて前記遊技機器を制御する
    ために必要な演算を所定の処理手順で行なう演算処理手
    段をさらに含み、 前記制御基板には前記揮発性記憶手段に前記バックアッ
    プ用電源を供給するための専用のバックアップ用端子が
    設けられており、 前記バックアップ用電源は、前記揮発性記憶手段には供
    給されるが前記演算処理手段には供給されないことを特
    徴とする、請求項2に記載の遊技機。
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