JP2001046330A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2001046330A
JP2001046330A JP11222856A JP22285699A JP2001046330A JP 2001046330 A JP2001046330 A JP 2001046330A JP 11222856 A JP11222856 A JP 11222856A JP 22285699 A JP22285699 A JP 22285699A JP 2001046330 A JP2001046330 A JP 2001046330A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートクレーブ滅菌を行っても湾曲部の湾曲
不良を起こさないように構成した内視鏡を実現する。 【解決手段】 内視鏡挿入部の湾曲部先端を牽引して湾
曲させるためのアングルワイヤ55a、55b全長に亘
りこのアングルワイヤ55a、55bの各素線間の間隙
に高温高圧水蒸気耐性を有する防錆材57を充填し、か
つこの高温高圧水蒸気耐性を有する防錆材57によって
アングルワイヤ55a、55b表面を被覆することで、
オートクレーブ滅菌を行ってもワイヤ素線が水蒸気に晒
されることがなく、また、ワイヤの素線間の隙間に水分
が残留することも無いので、前記アングルワイヤ55
a,55bに錆が発生することが無い。これにより、オ
ートクレーブ滅菌を行っても前記湾曲部の湾曲不良を起
こさないように構成することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートクレーブ滅
菌(高圧高温水蒸気滅菌)を支障なく可能とするよう改
良した内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、医療分野においては、体腔内等に
細長な挿入部を挿入することによって体腔内の深部等を
観察したり、必要に応じて処置具を用いることにより治
療処置等を行なうことのできる内視鏡が広く用いられる
ようになっている。これら医療用内視鏡にあっては、使
用した内視鏡を確実に消毒滅菌することが感染症等を防
止するために必要不可欠である。
【0003】従来では、この消毒滅菌処理は、エチレン
オキサイドガス等のガスや、消毒液に頼っていたが、周
知のように滅菌ガス類は猛毒であり、滅菌作業の安全確
保のために滅菌作業は煩雑である。また、このガス滅菌
は、滅菌後に機器に付着したガスを取り除くためのエア
レーションに時間がかかるため、滅菌後すぐに内視鏡を
使用できないという問題点がある。さらに、このような
ガス滅菌では、ランニングコストが高いという問題点が
ある。一方、消毒液による滅菌の場合は、消毒液の管理
が煩雑であり、消毒液の廃棄処理に多大な費用が必要と
なるといった問題がある。
【0004】そこで、最近では、内視鏡機器類の滅菌と
して、煩雑な作業を伴わず、滅菌後にすぐに使用でき、
しかもランニングコストの安いオートクレーブ滅菌(高
圧高温水蒸気滅菌)が主流になりつつある。オートクレ
ーブ滅菌の代表的な条件としては、米国規格協会承認、
医療機器開発協会発行の米国規格ANSI/AAMI
ST37−1992があり、この条件はプレバキューム
タイプでは滅菌工程132℃、4分、またグラビティタ
イプでは滅菌工程で132℃、10分となっている。
【0005】しかしながら、このオートクレーブの高圧
高温水蒸気は、内視鏡を構成している部材であるゴム、
プラスチック等の高分子材料、接着剤等を透過する性質
を持っている。したがって、従来の水密構造に構成され
ている内視鏡をオートクレーブ装置に投入して滅菌した
場合は、Oリング、接着剤等の一般的な方法により水密
に構成された内視鏡構造の内部にも水蒸気が浸入してく
ることになる。また、オートクレーブ滅菌の際には、滅
菌工程前の真空工程時に、湾曲部における外皮チューブ
の破裂を防止するため、内視鏡内外を連通させた状態で
オートクレーブ滅菌装置に投入する方法が一般的であ
る。この場合、積極的に内視鏡内部にオートクレーブ滅
菌の水蒸気が侵入することになる。
【0006】また、一般のステンレス等の金属素線を束
ねてヨリ線にして形成したワイヤを内視鏡湾曲部を操作
するためのアングルワイヤとして使用している内視鏡の
場合は、前記したオートクレーブ滅菌によって内視鏡内
部に侵入した蒸気がアングルワイヤにもアタックする。
また、この蒸気によってワイヤの素線間の隙間に水分が
残留し、これらの状況によりワイヤが錆びて、湾曲不良
を起こす可能性がある。
【0007】これに対し、例えば特願平10−7704
1号公報に記載の内視鏡は、従来のアングルワイヤに各
種コーティングを施すことによってワイヤの潤滑性を上
げている。
【0008】しかしながら、これらアングルワイヤに施
されるコーティングは、他の部品と接触する部分の表面
にのみ施されていれば潤滑性の面では問題ないために、
ワイヤ素線間の隙間や、他の部品と接触しない部分には
確実にコーティングされていなかった。従って、これら
のコーティングの中には、防錆効果が得られるコーティ
ングも存在するが、ワイヤ全長に亘って効果的に防錆効
果を発揮することはできなかった。また、従来一般的に
潤滑コーティングとして使われていた二硫化モリブデン
を含むコーティング(デフリックコート)は、ワイヤの
素線間の隙間をうまく充填するようにコーティングする
ことができなかった。更に、デフリックコートは、オー
トクレーブ滅菌の高温高圧水蒸気によって劣化して剥れ
るため、防錆コーティングとしては全く機能していなか
った。また、一般の内視鏡のようにワイヤをロウ付け、
半田付け等によって固定すると、フラックスの影響によ
ってその付近のワイヤが錆びて、湾曲不良を起こす虞も
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平10−77
041号公報に記載の内視鏡は、従来のアングルワイヤ
に各種コーティングを施すことによってワイヤの潤滑性
を上げているが、上記方法では、ワイヤ素線間の隙間
や、他の部品と接触しない部分には確実にコーティング
されていないので、ワイヤ全長に亘って効果的に防錆効
果を発揮することはできなかった。また、従来一般的に
潤滑コーティングとして使われていた二硫化モリブデン
を含むコーティング(デフリックコート)は、ワイヤの
素線間の隙間をうまく充填するようにコーティングする
ことができなかった。更に、デフリックコートは、オー
トクレーブ滅菌の高温高圧水蒸気によって劣化して剥れ
るため、防錆コーティングとしては全く機能していなか
った。また、一般の内視鏡のようにワイヤをロウ付け、
半田付け等によって固定すると、フラックスの影響によ
ってその付近のワイヤが錆びて、湾曲不良を起こす虞れ
もある。
【0010】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、オートクレーブ滅菌を行っても湾曲部の湾
曲不良を起こさないように構成した内視鏡を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係わる本発明は、細長な挿入部の先端部付近
に設けられた湾曲部と、この湾曲部先端を牽引して前記
湾曲部を湾曲させるためのアングルワイヤとを有する内
視鏡において、ワイヤ素線を束ねて構成した前記アング
ルワイヤの各素線間の間隙に高温高圧水蒸気耐性を有す
る防錆材を充填し、かつこの高温高圧水蒸気耐性を有す
る防錆材によってアングルワイヤ表面を被覆したことを
特徴としている。また、請求項2に係わる本発明は、細
長な挿入部の先端部付近に設けられた湾曲部と、この湾
曲部先端を牽引して前記湾曲部を湾曲させるためのアン
グルワイヤとを有する内視鏡において、表面に高温高圧
水蒸気耐性を有する防錆材をコーティングして防錆コー
ティングを施したワイヤ素線を束ねて前記アングルワイ
ヤを形成したことを特徴としている。この構成により、
オートクレーブ滅菌を行っても湾曲部の湾曲不良を起こ
さないように構成した内視鏡を実現する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図10は本発明の第1
の実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態
を備えた内視鏡を示す説明図、図2は本発明の第1の実
施の形態の挿入部の先端部側を説明する断面図、図3及
び図4は先端カバー部材に接着固定されているアングル
ワイヤを説明する説明図であり、図3は先端カバー部材
の外周に設けられた溝部に約半周周回させて折り返され
て接着固定されているRLアングルワイヤを示す説明
図、図4は先端カバー部材の外周に設けられた溝部に約
半周周回させて折り返されて接着固定されているUDア
ングルワイヤを示す説明図、図5は本発明のアングルワ
イヤを示す説明図、図6はアングルレバー付近の操作部
を挿入部の軸と垂直に断面を取った断面図、図7は図6
の拡大断面図、図8及び図9は回転軸部材の軸方向から
見たドラム部材の組立手順を説明する説明図であり、図
8はUDアングルワイヤをドラム部材に配置する際の説
明図、図9はUDアングルワイヤをドラム部材と押さえ
部材とで挟持固定する際の説明図、図10は、操作部内
部におけるUDアングルワイヤの先端側とドラム側との
連結を説明する説明図である。
【0013】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態を備えた電子内視鏡(単に、内視鏡)1は、例えば先
端側にCCD等の固体撮像素子を有する後述の撮像ユニ
ット(図2参照)を内蔵した細長な挿入部2と、この挿
入部2の後端部に設けた把持部を兼ねる操作部3と、こ
の操作部3の後端部に基底部が接続されて延出した軟性
コード4と、この軟性コード4の後端部に図示しない光
源装置に接続されるライトガイドコネクタ(以下、LG
コネクタという)5と、このLGコネクタ5の側部から
延出されたビデオケーブル6と、このビデオケーブル6
の先端部に設けられ、図示しないビデオシステムセンタ
に接続されるビデオコネクタ7とから主に構成されてい
る。尚、前記ビデオコネクタ7が接像される図示しない
ビデオシステムセンタには、図示しないモニタが接続さ
れるようになっていて、被検部の光学像を前記固体撮像
素子で撮像した後、前記ビデオシステムセンタで信号処
理しモニタでその被検部の画像を表示するようになって
いる。
【0014】前記挿入部2は、湾曲自在な湾曲部11を
含む先端部12と、この先端部12の後端側に連設する
硬性のシース13とから構成されている。前記操作部3
には、前記湾曲部11を湾曲自在に遠隔操作するUDア
ングルレバー3a、RLアングルレバー3bが設けられ
ていて、UDアングルレバー3aを操作することで前記
湾曲部11を上下方向に湾曲操作し、RLアングルレバ
ー3bを操作することで前記湾曲部11を上下方向に湾
曲操作することができるようになっている。
【0015】また、前記LGコネクタ5の側部には、内
視鏡内外の連通状態を選択可能な開閉弁14が設けられ
ていて、図示しない連通アダプタを着脱自在に接続可能
である。尚、この開閉弁14は、内視鏡の内部空間が外
部の圧力より、所定圧力以上高くなると連通する逆止弁
構造を有していても良く、更にこの開閉弁14には図示
しない逆止弁アダプターを組み付けられるようになって
いても良い。これら開閉弁14の構成により、オートク
レーブ滅菌前行程等でチャンバ内が真空に引かれても、
内視鏡の湾曲部4の湾曲ゴム等、内視鏡の隔壁の中で柔
軟な部分が破裂するのを防止している。また、前記ビデ
オコネクタ7には、その電気接点部7aを水密にするこ
とが可能な防水キャップ15が着脱自在に設けられてい
る。即ち、このような内視鏡1は、内部に水が浸入しな
い水密構造とすることが可能な構成となっている。
【0016】図2に示すように前記挿入部2の先端部1
2の先端構成部材21は、体腔内の被検部を照明するた
めの照明光を導光して照明窓22aから被検部を照明す
るライトガイドファイバ22と、このライトガイドファ
イバ22からの照明光で照明された被検部の光学像を先
端カバーガラス31から取り入れてCCD等の固体撮像
素子32に結像する対物レンズ系33及びこの対物レン
ズ系33に連設して、取り込まれた光学像を前記固体撮
像素子32で撮像し画像を伝達する撮像部34を備えた
撮像ユニット30とを保持している。
【0017】前記前記先端カバーガラス31は、例えば
サファイア等より形成され、金属性のカバーガラス枠4
1に圧入固定されて前記先端構成部材21に露出してい
る。このカバーガラス枠41は、例えばセラミック製の
絶縁枠42に圧入固定されている。前記先端カバーガラ
ス31の後ろ側には、前記対物レンズ系33を収納して
いる対物レンズ枠43が前記対物レンズ系33をピント
調整後に耐熱性の接着剤にて接着固定されている。
【0018】前記撮像部34は、ステンレス等の金属に
より形成された支持枠44に前記対物レンズ系33の絶
縁枠42を圧入固定されることにより連設されている。
前記撮像部34の支持枠44には、サファイア等より形
成されたCCDカバーガラス45が圧入固定されて接合
されている。また、レンズ46は、このCCDカバーガ
ラス45に位置出しして前記支持枠44に嵌合固定され
ている。前記CCD等の固体撮像素子32は、前記CC
Dカバーガラス45に位置出しされて接着固定されてい
る。この固体撮像素子32の後ろ側には、ケーブル47
が電子回路基板(以下、基板)48を介して電気的に接
続され、ケーブル47は前記ビデオコネクタ7を挿通し
て図示しないビデオシステムセンタ等に接続されるよう
になっている。前記支持枠44は、金属製のシールドパ
イプ49と溶接もしくは接着によって接合され、前記シ
ールドパイプ49とケーブル固定部材50も同様に溶接
もしくは接着によって固定される。尚、撮像ユニット3
0は、オートクレーブによる高温高圧水蒸気滅菌対応の
ために、前記対物レンズ系33及び対物レンズ枠43を
気密に封止している。
【0019】前記先端構成部材21の外周には、前記ラ
イトガイドファイバ22と前記撮像ユニット30及び前
記先端構成部材21を水蜜に構成する隔壁をなし、前記
先端構成部材21に対して接着剤により前記湾曲部11
の最先端の関節としての先端カバー部材51が接合固定
されている。この先端カバー部材51の後方には、この
先端カバー部材51を任意の方向に向けるための関節群
60と、この関節群60を互いに回動可能に接合してい
るリベット61と、それら関節部を被覆する金属製の網
状管62及び軟性の湾曲部被覆ゴム63からなる湾曲部
11が連設されている。
【0020】前記先端カバー部材51には、リベット接
合部52が設けられていて、前記湾曲部11の先端であ
るリベット53により前記関節群60に回転自在に接合
されている。また、先端カバー部材51には、前記先端
カバー部材51を牽引して湾曲させるためのアングルワ
イヤ55a、55bが固定されていて、これらアングル
ワイヤ55a、55bの牽引によって湾曲部11は任意
の方向に湾曲することができるようになっている。
【0021】本実施の形態では、これらのアングルワイ
ヤ55a、55bの各素線間の間隙に高温高圧水蒸気耐
性を有する防錆材を充填し、かつこの高温高圧水蒸気耐
性を有する防錆材によってアングルワイヤ55a、55
b表面を被覆した構成としている。
【0022】前記アングルワイヤ55aは、上下方向の
湾曲操作を行うためのUDアングルワイヤ55aであ
り、前記アングルワイヤ55bは左右方向の湾曲操作を
行うためのRLアングルワイヤ55bである。前記RL
アングルワイヤ55bは、図3に示すように前記先端カ
バー部材51の外周に設けられた溝部56bに約半周周
回させて折り返されており、前記溝部56bに接着固定
されている。一方、前記UDアングルワイヤ55aは、
図4に示すように前記先端カバー部材51の外周に設け
られた溝部56aに約半周周回させて折り返されてお
り、前記溝部56aにて接着固定されている。
【0023】これらアングルワイヤ55a、55bは、
図5に示すように、ステンレスの素線をヨリ線にしたス
テンレスワイヤからなり、このアングルワイヤ55a、
55bの各素線間の間隙に高温高圧水蒸気耐性を有する
防錆材57を充填し、かつこの高温高圧水蒸気耐性を有
する防錆材57によってアングルワイヤ55a、55b
表面を被覆している。尚、ワイヤ素線としてはステンレ
ス以外にも、タングステン、チタン合金などの耐食性の
高い金属線が採用できる。タングステンの場合、電解処
理されたタングステンの方が耐食性が高いので有効であ
る。また、本実施の形態では、挿入部2内等に配設され
ているこれらアングルワイヤ55a、55bのガイド部
材としてステンレス製のアングルコイル58を使用して
いるが、このアングルコイル58にも前記防錆材57に
よってアングルワイヤ55a、55b表面を被覆するよ
うになっている。
【0024】前記防錆材57としては、フッ素樹脂材、
フレキシブルダイヤモンド状硬質炭素材(炭素と水素を
主成分として構成された非晶質カーボン硬質材)、シラ
ザンから転化するシリカ材、グラファイト含有フッ素樹
脂塗料、フッ素ゴム塗料、窒化ホウ素含有材、PTFE
ニッケル材、金属等の高温高圧水蒸気耐性を有する等の
防錆材が使用される。尚、上記防錆材57は、高温高圧
水蒸気耐性を有する防錆コーティング材としても使用可
能である。また、金属等の防錆材を用いた防錆コーティ
ングとしてはメッキ等による防錆コーティングを施すこ
とも可能である。
【0025】これらの防錆材57を前記アングルワイヤ
55a、55bの各素線間の間隙に充填し、かつアング
ルワイヤ55a、55b表面を被覆することによって、
オートクレーブ滅菌を行ってもワイヤ素線が水蒸気に晒
されることがないようにすることが可能となる。また
は、前記アングルワイヤ55a、55bの各ワイヤ素線
の表面に前記防錆材57による防錆コーティングを施し
たワイヤ素線を束ねて前記アングルワイヤを形成したも
のであっても、結果的にワイヤ素線間の隙間にワイヤ素
材が露出することが無いため、ワイヤ素線が水蒸気に晒
されることがないようにすることが可能となる。
【0026】次に図6及び図7を用いて、アングルワイ
ヤ55a、55bの基端側を取り付けた前記アングルレ
バー3a,3bを説明する。図6に示すように前記UD
アングルレバー3a及びRLアングルレバー3bは、内
視鏡操作部本体70に回転自在に設けられた回転軸部材
71a、71bにビス等で取り付けられていて、前記U
Dアングルレバー3aは前記回転軸部材71aを介して
前記UDアングルワイヤ55aの取り付けられたドラム
部材72aを固定していると共に、前記RLアングルレ
バー3bは回転軸部材71bを介してRLアングルワイ
ヤ55bの取り付けられたドラム部材72bを固定して
いる。
【0027】前記UDアングルワイヤ55aは、図7に
示すように、前記ドラム部材72aと、押さえ部材73
aとによって挟持固定されている。押さえ部材73a
は、ビス74によってビス締めされることによってドラ
ム部材72aに押しつけられるようになっている。尚、
RLアングルワイヤ55bも同様な構成であるので説明
を省略する。
【0028】これらアングルワイヤ55a、55bを取
り付けられたドラム部材72a、72bの組立手順を図
8及び図9を用いて説明する。前記押さえ部材73aの
取り付け前に、図8に示すように、UDアングルワイヤ
55aをドラム部材72aに形成されて、押さえ部材7
3aが入る溝75aの外側に沿って周回して配置する。
さらにワイヤを交差させてドラム部材72a外周に引き
出し、ドラム部材72aの外周に形成された溝76aに
沿って配置する。
【0029】その後、図9に示すように押さえ部材73
aをドラム部材72aの溝75aに被せて、さらにビス
74をビス締めすることによって、UDアングルワイヤ
55aがドラム部材72aと押さえ部材73aとによっ
て挟持固定する。尚、補強のためドラム部材72aと押
さえ部材73aとの間には接着材が塗布されている。
【0030】本実施の形態のように、前記ドラム部材7
2aのなるべく外周に近いところでUDアングルワイヤ
55aを周回させて押さえ込んで固定しているため、ワ
イヤが交差してドラム部材72a外周に引き出されてい
る部分(図9のA部分)において、半田を用いなくても
ほとんどワイヤが外周に飛び出さずに組み付けることが
できる。尚、ドラム部材72a外周から引き出されてい
るUDアングルワイヤ55aは、最終的には湾曲部11
の先端の上方及び下方に連結される。一方、前記RLア
ングルレバー3b側についてもUDアングルレバー3a
側と全く同じ構造で構成される。
【0031】また、図10に示すように組立上、前記湾
曲部11の先端に固定されているアングルワイヤ55
a、55bと、ドラム部材72a、72bに固定されて
いるアングルワイヤ55a、55bとは分かれており、
この部分で連結されている。ここでは、湾曲部11の先
端上方から引き出されている(先端側の)UDアングル
ワイヤ55aと、ドラム部材72aの上方から引き出さ
れている(ドラム側の)UDアングルワイヤ55aの連
結が示されている。
【0032】先端側のUDアングルワイヤ55aは、第
1のねじ部材81に、横からビス82でねじ込まれて押
圧されることによって固定されている。ドラム側のUD
アングルワイヤ55aも同じように、第2のねじ部材8
3に、横からビス82でねじ込まれて押圧されることに
よって固定されている。また、補強としてこのワイヤ固
定部には、接着剤が塗布されている。尚、第1のねじ部
材81には右ねじ(雄ねじ)84が切られており、第2
のねじ部材83には左ねじ(雄ねじ)85が切られてい
る。それぞれのねじ部は、やはり片端に右ねじ(雌ね
じ)86、他端に左ねじ(雌ねじ)87が切られている
調整ナット88に組み付けられており、この調整ナット
88を回転させることによって、前記第1のねじ部材8
1と第2のねじ部材83との相対位置関係が変わり、U
Dアングルワイヤ55aの張り、緩みが調整できる。
【0033】この第1のねじ部材81と第2のねじ部材
83と調整ナット88とによって構成されている調整ね
じ部89は、全部で上下左右湾曲用のアングルワイヤに
対応して4つ設けられている。上記構成であれば、半田
付け、ロウ付け等のろう接をしなくても、挟持固定、接
着固定等によりアングルワイヤ55aを固定することが
できる。すなわち、アングルワイヤ55a全長に亘って
半田付け、ロウ付け不可能となるような前記防錆材57
をアングルワイヤ55a、55bの各素線間の間隙に充
填し、かつアングルワイヤ55a、55b表面を被覆す
るか、またはこの防錆材57による防錆コーティング5
7を施すことも可能である。また、半田付けロウ付けを
行っていないため、フラックスの影響によって錆が発生
することがない。
【0034】このような構成の内視鏡1を用いて例えば
体腔内の内視鏡観察等を行い、その後、滅菌のため図示
しないオートクレーブ滅菌装置のチャンバ内に投入し
て、滅菌する。オートクレーブの滅菌前行程では、チャ
ンバ内を真空にする。前記滅菌時には、チャンバ内は高
温高圧水蒸気によって満たされ、内視鏡内部にも高温高
圧水蒸気が侵入して湿度が高くなる。例え全体を水密に
構成している内視鏡であっても、例えばOリング、接着
剤等の高分子材料により構成されている部分から水蒸気
が浸入してくる。
【0035】内視鏡内部に浸入した高温高圧の水蒸気
は、内視鏡の湾曲部11を操作するためのアングルワイ
ヤ55a、55bにも影響を及ぼそうとするが、これら
のアングルワイヤ55a、55bには上述したようにア
ングルワイヤ55a、55bの各素線間の間隙に高温高
圧水蒸気耐性を有する防錆材57を充填し、かつこの高
温高圧水蒸気耐性を有する防錆材57によってアングル
ワイヤ55a、55b表面を被覆しているため、アング
ルワイヤ55a、55bの金属素線に直接水燕気が浸入
してくることはない。また、ワイヤの素線間の隙間に水
分が残留することも無く、アングルワイヤ55a、55
bに錆が発生することが無い。更に、アングルコイル5
8にも前記防錆材57によってアングルワイヤ55a、
55b表面を被覆しているため、アングルコイル58が
錆びることが無く、即ちアングルコイル58が錆びてア
ングルワイヤ55a、55bに錆が転移することも無く
なる。
【0036】この結果、確実にアングルワイヤ55a、
55bの錆を防止することができる。尚、部分的に各素
線間の間隙に防錆材57を充填し、かつこの防錆材57
によってアングルワイヤ55a、55b表面を被覆して
も同様な効果を得られる。例えば、特に錆びが発生しそ
うな部位にのみ防錆材57を使用することも可能であ
る。
【0037】これにより、オートクレーブ滅菌を行って
も湾曲部の湾曲不良を起こさないように内視鏡を構成す
ることができる。
【0038】尚、本実施の形態では、オートクレーブ滅
菌を行う医療用内視鏡に関して記載しているが、本発明
はこれに限定されず、その他蒸気滅菌を行う内視鏡、薬
液に浸漬する内視鏡、高湿環境下で使用される例えば工
業用内視鏡等にも本発明は適用可能である。
【0039】また、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0040】(第2の実施の形態)図11は本発明の第
2の実施の形態に係る湾曲部先端部材のアングルワイヤ
固定部付近を示す説明断面図である。
【0041】第2の実施の形態では、少なくともアング
ルワイヤ55a、55bの固定部付近の防錆材として
金、銀、ニッケル等の金属材を用いてアングルワイヤ5
5a、55bの各素線間の間隙に充填し、かつこの防錆
材によってアングルワイヤ55a、55b表面を被覆す
ることで、半田付け、ロウ付け等のろう接を可能とする
ように構成している。
【0042】図11に示すように、湾曲部11の先端部
品91に形成されたアングルワイヤ固定部92には、こ
のアングルワイヤ固定部92付近に金、銀、ニッケル等
の金属材による防錆材93を各素線間の間隙に充填し、
かつこの防錆材93によって表面を被覆したアングルワ
イヤ55a、55bが一般的な半田やロウ剤94を使用
したろう接によって固定されている。尚、上記防錆材9
3は、高温高圧水蒸気耐性を有する防錆コーティング材
としても使用可能である。また、金、銀、ニッケル等の
金属等の防錆材93を用いた防錆コーティングとしては
金メッキ、銀メッキ、ニッケルメッキ等の防錆コーティ
ングを施すことも可能である。
【0043】また、前記アングルワイヤ55a、55b
全長に亘ってろう接可能な前記防錆材93を用いても良
いが、それによりワイヤが硬くなる場合や、高価になっ
てしまう場合には、前記アングルワイヤ固定部92周辺
のみろう接可能な前記防錆材93を用いて、それ以外は
ろう接不可能な、例えば図5で説明した防錆材57を用
いても良い。更に、タングステンワイヤ等、半田付け、
ロウ付け不可能な素材によるアングルワイヤ55a、5
5bを使用する際にも有効であり、また、防錆材93と
して濡れ性の良い金、銀、ニッケル等の金属材等による
防錆材93を用い、固定する対象の部材にも同様の濡れ
性の良い金、銀、ニッケル等の金属材等による防錆材9
3を用いることにより、フラックスを使わずに半田付
け、ロウ付け固定することも可能となる。
【0044】このような構成の内視鏡を用いて例えば体
腔内の内視鏡観察等を行い、その後、滅菌のためオート
クレーブ滅菌装置のチャンバ内に投入して、滅菌する。
そして、滅菌時に内視鏡内部に浸入した高温高圧の水蒸
気は、第1の実施の形態と同様にアングルワイヤ55
a、55b及びアングルコイル15に錆が発生すること
が無い。また、第1の実施の形態に比べて、半田付け、
ロウ付け等によって容易にアングルワイヤ55a、55
bを固定することができて、更にその固定部付近も防錆
材93を用いているため、固定部付近がフラックス等の
影響により錆びることもない。尚、フラックスを使わず
に半田付け、ロウ付けすることも可能となる。
【0045】尚、本実施の形態では、湾曲部11の先端
部品91に形成されたアングルワイヤ固定部92に半田
やロウ剤94を使用したろう接によって固定されるアン
グルワイヤ55a、55bのアングルワイヤ固定部92
付近に防錆材として金、銀、ニッケル等の金属材による
防錆材93を用いて、フラックス等の影響により錆びる
ことがないように構成しているが、本発明はこの部位に
限らず、調整ねじ部や、ドラム部等、各種ワイヤ固定部
に本発明を適用可能である。
【0046】また、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0047】[付記] (付記項1) 細長な挿入部の先端部付近に設けられた
湾曲部と、この湾曲部先端を牽引して前記湾曲部を湾曲
させるためのアングルワイヤとを有する内視鏡におい
て、ワイヤ素線を束ねて構成した前記アングルワイヤの
各素線間の間隙に高温高圧水蒸気耐性を有する防錆材を
充填し、かつこの高温高圧水蒸気耐性を有する防錆材に
よってアングルワイヤ表面を被覆したことを特徴とする
内視鏡。
【0048】(付記項2) 細長な挿入部の先端部付近
に設けられた湾曲部と、この湾曲部先端を牽引して前記
湾曲部を湾曲させるためのアングルワイヤとを有する内
視鏡において、表面に高温高圧水蒸気耐性を有する防錆
材をコーティングして防錆コーティングを施したワイヤ
素線を束ねて前記アングルワイヤを形成したことを特徴
とする内視鏡。
【0049】(付記項3) 前記防錆材は、高潤滑性で
あることを特徴とする付記項1または2に記載の内視
鏡。
【0050】(付記項4) 前記防錆材は、ガスバリア
性を有することを特徴とする付記項1または2に記載の
内視鏡。
【0051】(付記項5) 前記防錆材は、フッ素樹脂
材、フレキシブルダイヤモンド状硬質炭素材、シラザン
から転化するシリカ材、グラファイト含有フッ素樹脂塗
料、フッ素ゴム塗料、窒化ホウ素含有材、PTFEニッ
ケル材、金属材であることを特徴とする付記項1または
2に記載の内視鏡。
【0052】(付記項6) 前記防錆材は、アングルワ
イヤ全長に使用されることを特徴とする付記項1または
2に記載の内視鏡。
【0053】(付記項7) 前記防錆材を使用されたア
ングルワイヤが、挟持固定または接着によって固定され
ていることを特徴とする付記項6に記載の内視鏡。
【0054】(付記項8) 前記防錆材を使用されたア
ングルワイヤが、ろう接によって固定されており、前記
ろうせつ部にはろう接可能な防錆材を用いたことを特徴
とする付記項1または2に記載の内視鏡。
【0055】(付記項9) 前記アングルワイヤは、ス
テンレス線をヨリ線にしたステンレスワイヤであること
を特徴とする付記項1または2に記載の内視鏡。
【0056】(付記項10) 前記アングルワイヤは、
タングステン線をヨリ線にしたタングステンワイヤであ
ることを特徴とする付記項1または2に記載の内視鏡。
【0057】(付記項11) 前記アングルワイヤは、
チタン合金線をヨリ線にしたチタン合金ワイヤであるこ
とを特徴とする付記項1または2に記載の内視鏡。
【0058】(付記項12) 前記ろうせつ可能な防錆
材は、銀、金、ニッケル等の金属材、またはこれらの金
属材を用いた銀メッキ、金メッキ、ニッケルメッキ等の
防錆コーティン材であることを特徴とする付記項8に記
載の内視鏡。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、オ
ートクレーブ滅菌を行っても湾曲部の湾曲不良を起こさ
ないように構成した内視鏡を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図10は本発明の第1の実施の形態
に係り、図1は本発明の第1の実施の形態を備えた内視
鏡を示す説明図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の挿入部の先端部側
を説明する断面図。
【図3】図3及び図4は先端カバー部材に接着固定され
ているアングルワイヤを説明する説明図であり、図3は
先端カバー部材の外周に設けられた溝部に約半周周回さ
せて折り返されて接着固定されているRLアングルワイ
ヤを示す説明図。
【図4】先端カバー部材の外周に設けられた溝部に約半
周周回させて折り返されて接着固定されているUDアン
グルワイヤを示す説明図。
【図5】本発明のアングルワイヤを示す説明図。
【図6】アングルレバー付近の操作部を挿入部の軸と垂
直に断面を取った断面図。
【図7】図6における拡大断面図。
【図8】図8及び図9は回転軸部材の軸方向から見たド
ラム部材の組立手順を説明する説明図であり、図8はU
Dアングルワイヤをドラム部材に配置する際の説明図。
【図9】UDアングルワイヤをドラム部材と押さえ部材
とで挟持固定する際の説明図。
【図10】操作部内部におけるUDアングルワイヤの先
端側とドラム側との連結を説明する説明図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る湾曲部先端
部材のアングルワイヤ固定部付近を示す説明断面図。
【符号の説明】
1 …内視鏡 2 …挿入部 3 …操作部 3a …UDアングルレバー 3b …RLアングルレバー 11 …湾曲部 12 …先端部 21 …先端構成部材 30 …撮像ユニット 51 …先端カバー部材 52 …リベット接合部 53,61…リベット 55a …UDアングルワイヤ 55b …RLアングルワイヤ 57,93…防錆材 58 …アングルコイル 60 …関節群 92 …アングルワイヤ固定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長な挿入部の先端部付近に設けられた
    湾曲部と、この湾曲部先端を牽引して前記湾曲部を湾曲
    させるためのアングルワイヤとを有する内視鏡におい
    て、 ワイヤ素線を束ねて構成した前記アングルワイヤの各素
    線間の間隙に高温高圧水蒸気耐性を有する防錆材を充填
    し、かつこの高温高圧水蒸気耐性を有する防錆材によっ
    てアングルワイヤ表面を被覆したことを特徴とする内視
    鏡。
  2. 【請求項2】 細長な挿入部の先端部付近に設けられた
    湾曲部と、この湾曲部先端を牽引して前記湾曲部を湾曲
    させるためのアングルワイヤとを有する内視鏡におい
    て、 表面に高温高圧水蒸気耐性を有する防錆材をコーティン
    グして防錆コーティングを施したワイヤ素線を束ねて前
    記アングルワイヤを形成したことを特徴とする内視鏡。
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JP2005211303A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Olympus Corp 内視鏡
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