JP2005211303A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】オートクレーブ装置を用いて所定の条件下で繰り返し処理しても、安定した機能を長期間にわたって維持することができる合金鋼材製素線を有する内視鏡を提供する。
【解決手段】内視鏡は、鉄とクロムとニッケルとを含有し、ニッケルの含有量を増加させたときに鉄の含有量を減少させる化学成分を備えた素線構成を備え、可撓性を有するとともに応力負荷状態でオートクレーブ耐性を有する合金鋼線を有する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、オートクレーブ装置により消毒や滅菌などの処理がなされる内視鏡に関する。
今日、例えば医療分野においては、体腔内等に細長い挿入部を挿入することによって体腔内の深部等を観察したり、必要に応じて処置具を組み合わせて用いることにより治療処置等を行なうことが可能な内視鏡が広く用いられている。このような医療用内視鏡の使用後は、その内視鏡を確実に消毒や滅菌することが感染症等を防止(予防)するために必要不可欠である。
従来、内視鏡に対して消毒や滅菌などの処理を行なう場合、例えばエチレンオキサイドガスを用いたガス消毒・滅菌や、消毒液に頼っていた。しかし、周知のように消毒・滅菌用ガス類は猛毒であり、環境汚染防止のために各国での使用上の規制が強まっている。消毒・滅菌用ガスは、消毒・滅菌後に機器(内視鏡)に付着したガスを取り除くエアレーションに時間がかかるため、消毒・滅菌後すぐに内視鏡を使用することができない。このようなガス消毒・滅菌では、ランニングコストが高くなる。一方、消毒液により消毒・滅菌を行なう場合は、消毒液の管理が煩雑であり、消毒液の廃棄処理に多大な費用が必要となっていた。
近年、内視鏡やその付属機器類の消毒・滅菌処理を行なう場合、煩雑な作業を伴わず、消毒・滅菌後にすぐに使用でき、しかもランニングコストの安いオートクレーブ装置による消毒・滅菌(高温高圧水蒸気滅菌)が主流になりつつある。オートクレーブ消毒・滅菌を行なう代表的な条件としては、米国規格協会承認、医療機器開発協会発行の米国規格ANSI/AAMIST37−1992がある。
図3(A)に示すように、プレバキュームタイプのオートクレーブ消毒・滅菌装置を用いる場合、滅菌工程を行なう際には、ゲージ圧216kPa、135℃で5分間保持する。図3(B)に示すように、グラビティタイプのオートクレーブ消毒・滅菌装置を用いる場合、滅菌工程を行なう際には、ゲージ圧211.8kPa、135℃で10分間保持する。詳細の1サイクルの動作は図3(A)および図3(B)に示すチャートの通りである。
特開2000−217775号公報
しかしながら、内視鏡の挿入部やユニバーサルコードを構成する可撓管の高分子材料は、このようなオートクレーブ消毒・滅菌装置の高温高圧水蒸気を僅かずつ透過させる性質がある。このため、可撓管の内部の金属材を酸化させて錆を発生させるおそれがある。したがって、一般的なステンレス鋼材製素線(合金鋼材製素線)が束にされて編み込まれた網状管を有する可撓管を備えた内視鏡をオートクレーブ消毒・滅菌装置で処理すると、高温高圧水蒸気が内視鏡の挿入部やユニバーサルコードといった高分子材料で形成された可撓管の外皮を通過して、可撓管の内部の網状管や螺旋管等の金属材部品にまで到達し、これらの部品に錆を生じさせるおそれがある。
特に、網状管は、合金鋼材製素線が集められた素線束により形成されているため、素線の一本一本は非常に細い。このため、僅かに錆びたり、錆による粉の発生を引き起こす。錆の粉は、内視鏡の内部を浮遊して移動する可能性がある。このため、内視鏡の内部の他の金属部品に錆を転移させるおそれがある。よって、オートクレーブ装置による消毒・滅菌処理を何度も繰り返すと、網状管の機能が次第に低下して可撓管の可撓性が低下したり、例えば湾曲部を湾曲させるときに可撓管が追従して湾曲する場合のアングル操作がやや重たくなるなど、機能の低下を引き起こすおそれがある。
そこで、網状管の素線の構成を例えばオートクレーブ装置による耐処置性を有するように、(1)グラスファイバーにする、(2)天然や化学の非金属繊維にする、(3)ステンレス鋼材系合金鋼線とは系統が異なる高耐食性金属であるタングステン線やチタン含有線等にする、(4)ステンレス鋼材線の表面を防錆コーティングする、(5)ステンレス鋼材線の表面にメッキを施す、ことによってオートクレーブ消毒・滅菌装置を作動させたときの高温高圧蒸気によって網状管が錆びたり、素線が切れたりするなどの不具合が防止されるようにしている。
しかし、従来より使われている網状管の合金鋼材製素線と比べて、前述の(1)から(5)の各素線には、以下の問題点が挙げられる。
上記(1)のグラスファイバーや(2)の非金属繊維は、金属材線に比べて可撓管として用いられる場合の耐捻り強さや耐伸縮強さが低い。一般のステンレス鋼材で形成された網状管を有する可撓管よりも製品寿命が短くなる。製造の際に使用される半田に対してぬれ性が低いので、半田付が困難である。
上記(3)のタングステン線やチタン含有線等は、ステンレス鋼材線に比べて非常に高価であるので、製品の原価を大きく上げてしまう。
上記(4)の防錆コーティングや(5)のメッキなどの表面処理は、特別な装置やラインを必要とし、内視鏡作成の作業性を著しく低下させる。このような表面処理によると、メッキが剥離したりする可能性があるなど、安定した皮膜を確保することが難しい。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、オートクレーブ装置を用いて所定の条件下で繰り返し滅菌処理しても、安定した機能を長期間にわたって維持することができる内視鏡を提供することにある。
前述の課題を解決し、上記の目的を達成すべく、この発明に係わる内視鏡は、少なくとも鉄とクロムとニッケルとを含有し、ニッケルの含有量を全体含有量の12質量%よりも増加させ、鉄の含有量を全体含有量の59質量%よりも減少させた合金鋼で形成され、可撓性を有するとともに内視鏡が作成されたときに加えられた応力負荷状態でなされる所定のオートクレーブ消毒・滅菌処理の繰り返し処理に対する耐性を備えた構造部材を内部に備えていることを第1の特徴とする。
このような構成を有するので、オートクレーブ消毒・滅菌処理を繰り返しても、構造部材に不具合が発生する可能性が低く、不具合が発生したとしても、その時期を従来に比べて遅らせることができるので、内視鏡の安定した操作性を長期間にわたって維持することができる。
また、好ましくは、前記構造部材に含有されるうちのニッケルの含有量は、前記構造部材の全体含有量の略30質量%以上、かつ、80質量%以下であることを第2の特徴とする。
このような構成を有するので、ニッケルの含有量がSUS304鋼などよりも高いので、鉄の活性域における腐食速度を例えばSUS304鋼などよりも効果的に減少させることができる。
また、好ましくは、前記構造部材に含有されるうちのクロムの含有量は、前記構造部材の全体含有量の略20質量%であることを第3の特徴とする。
このような構成を有するので、鉄−クロム合金の表面に形成される不働態被膜により、不働態状態を効果的に維持することができるとともに、内視鏡の合金鋼材製の構造部材の物理的強度や特性をステンレス鋼材並に維持することができる。
また、好ましくは、前記構造部材に含有されるうちのクロムの含有量は、前記構造部材の全体含有量の15質量%以上、21質量%以下であることを第4の特徴とする。
このような構成を有するので、鉄−クロム合金の表面に形成される不働態被膜により、不働態状態を効果的に維持することができるとともに、内視鏡の合金鋼材製の構造部材の物理的強度や特性をステンレス鋼材並に維持することができる。
また、好ましくは、前記構造部材に含有されるうちの鉄の含有量は、前記構造部材の全体含有量の略50質量%以下、かつ、0質量%を越えて含んでいることを第5の特徴とする。
このような構成を有するので、鉄−クロム合金の表面に形成される不働態状態を効果的に維持することができ、かつ、錆を発生し難くすることができる。
また、好ましくは、前記内視鏡は、挿入部と、この挿入部の基端部に配設された操作部に連結されたユニバーサルコードとを備え、前記構造部材は、網状に編組みされて網状管に形成され、前記挿入部およびユニバーサルコードの少なくとも一方の少なくとも一部に配設された可撓性を有する線状の素線であることを第6の特徴とする。
このような構成を有するので、オートクレーブ装置により処理を繰り返しても、網状管に錆びが生じたり、切れたりすることが防止される。このため、網状管の機能を長期間にわたって維持することができる。
また、好ましくは、前記網状管は、前記素線が複数集められて束にされた素線束により編みこまれていることを第7の特徴とする。
このような構成を有するので、網状管の強度を向上させることができる。
また、好ましくは、前記網状管の外周には、高分子材料で形成され、可撓性を有する外皮が配設されていることを第8の特徴とする。
このような構成を有するので、オートクレーブ装置による処理を繰り返しても、網状管と外皮とを有する可撓管の機能を長期間にわたって維持することができる。
また、好ましくは、前記網状管は、前記合金鋼材製の素線もしくは素線束に、グラスファイバー線束と、天然繊維と、化学繊維と、高耐食性金属線と、防錆コーティング線束と、メッキステンレス線束とが単独もしくは2つ以上組み合わせられた線状部材を有する束が混合されて形成されていることを第9の特徴とする。
このような構成を有するので、合金鋼材製素線とオートクレーブ装置の処理耐性を有する材料で形成された素線とを組み合わせて用いることによって、網状管の機能を長期間にわたって維持することができる。
また、好ましくは、前記内視鏡は、細長い挿入部を備え、前記構造部材は、複数集められて撚られて撚り線ワイヤーに形成され、前記挿入部の長手軸に沿って配設された可撓性を有する線状部材であることを第10の特徴とする。
このような構成を有するので、オートクレーブ装置により処理を繰り返しても、撚り線ワイヤーに錆びが生じたり、切れたりすることが防止される。このため、撚り線ワイヤーの機能を長期間にわたって維持することができる。
この発明によれば、オートクレーブ装置を用いて所定の条件下で繰り返し滅菌処理しても、安定した機能を長期間にわたって維持することができる内視鏡を提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。
この発明に係わる一実施の形態について図1ないし図4を用いて説明する。
図1に示すように、内視鏡10は、細長く可撓性を有する挿入部12と、この挿入部12の基端部に設けられた操作部14と、この操作部14から延出されたユニバーサルコード16とを備えている。ユニバーサルコード16の外皮は、例えばポリウレタンやポリエステル等の熱可塑性エラストマーにより形成されている。
挿入部12は、硬質の先端部22と、この先端部22に連結され、湾曲可能な湾曲部24と、この湾曲部24の基端部に先端部が連結され、操作部14に基端部が連結された可撓管26とを備えている。可撓管26の外皮は、例えばポリウレタンやポリエステル等の熱可塑性エラストマーにより形成されている。湾曲部24は、可撓管26の内部に挿通された後述する撚り線ワイヤー40(図4(A)参照)が操作部14によって遠隔的に操作される。そうすると、湾曲部24は、可撓管26の先端部で所望の方向に湾曲される。
図2(A)に示すように、可撓管26は、一般に、螺旋管32と、この螺旋管32の外周を覆う網状管34と、この網状管34を覆う外皮36とを備えている。螺旋管32は、条帯が螺旋条状に巻かれることによって形成されている。螺旋管32と網状管34とは、可撓性を有する可撓管素材で形成されている。
図2(B)に示すように、網状管34は、素線34aが束にされた素線束が編み込まれることによって形成されている。このため、網状管34の素線34aの一本一本は、素線束同士が交差する位置で互いに対して応力を受けている。図2(A)に示すように、この可撓管素材の外周面には、押出成形やディッピングのように溶融させた熱可塑性弾性体の外皮36が直接被覆されている。
網状管34の役割は、製法面では、外皮36を被覆する際に網状管34が存在せず、螺旋管32だけが存在する場合、螺旋管32と外皮36との隙間に溶融した熱可塑性弾性体を流れ込ませるので、均一に安定した外皮層を形成することが難しい。しかし、螺旋管32の外周に網状管34を配設することにより、その隙間は存在せず、外皮36を容易に安定した状態に被覆することができる。
次に、網状管34の機能面の役割について説明する。内視鏡10の挿入部12の挿入手技を行なう場合、可撓管26には強い捻りや伸縮力(応力)が加えられる。しかし、外皮36と網状管34とが密着されていることにより、外皮36との相乗効果で、体腔内に挿入する際に、可撓管26に強い捻りや伸縮力が加えられるといった前述の物理的衝撃に対して安定した耐久性を発揮することができる。
この実施の形態に係わる内視鏡10に使用される合金鋼材製素線34aの重要な特徴は、これまでの内視鏡10の可撓管26に使われてきた網状管34の合金鋼材製の素線であるステンレス鋼材製素線の物理的な特徴を生かしながら、オートクレーブ消毒・滅菌装置で消毒・滅菌処理を行なう際の高温高圧蒸気による不具合(例えば錆の発生)を防ぐことを考えて、素線(合金鋼材線)の化学成分比を見直した点にある。
これまで内視鏡10の網状管34の素線に使われて来たステンレス鋼はオーステナイト系ステンレス鋼である。一般的なオーステナイト系ステンレス鋼は、鉄を主成分とし、クロムの添加による不働態化促進効果と、ニッケルの添加による鉄の活性域における腐食速度減少効果とを巧みに組み合わせた耐食合金鋼である。ステンレス鋼は、耐食性・耐久性、意匠性、耐火性・低温特性、加工性などで炭素網より優れた特性を備え、またメンテナンスが容易である。これまで網状管34の素線に使われて来たステンレス鋼は、鉄を主成分とし、少なくとも10.5質量%(以下、単に%と表示)以上のクロムを含有している。このため、これまで網状管34の素線に使われて来たステンレス鋼は、鉄のもつ容易に錆るという弱点を防止するように改良されている。
これまで網状管34の素線に使われて来たオーステナイト系ステンレス鋼は、前述したように一般的な優れた耐食性を有するといった判断がされている。しかし、特定の腐食条件では、応力腐食割れ(以下SCCと略する)という現象を受け易いといった欠点が分かっている。SCCは、初期段階では表面付近を腐食させて錆びを生じさせ、最終的に材料を破壊するものである。特に、網状管34のように素線34aの一本一本に加工応力が加えられた状態(図2(B)参照)で内視鏡10に使用され、オートクレーブ消毒・滅菌装置により処理されるときに高温高圧蒸気のような化学的攻撃に曝される場合、SCCが生じ易い。
これまでの検討の中で、市販されている種々の合金鋼材製素線を入手し分析した結果、合金鋼材製素線は、ニッケルの含有比率によってSCCの生じ易さが決まるということが分かってきた。
この実施の形態においては、合金鋼材製素線34aの配合比を種々に組み合わせてさらに検討し、可撓管26の網状管34に用いられる合金鋼材製素線の物理的強度を維持しながらも、SCCを起こし難い配合比を導き出したものである。すなわち、これは、合金鋼材製素線の耐久性を改善すべく鋭意努力し、合金鋼材製素線34aの所定の配合比が、内視鏡10がオートクレーブ装置により消毒・滅菌処理されたときにも極めて耐久性に優れていることを見出したことによるものである。
内視鏡10は、プレバキュームタイプのオートクレーブ装置を用いる場合、例えば図3(A)に示すように滅菌・消毒処理される。図3(A)において、縦軸はゲージ圧力を示し、横軸は時間を示す。オートクレーブ装置に内視鏡10を配置した後、予備真空により略真空状態にされる。このとき、ゲージ圧力を例えば−76kPaまで降下させ、ゲージ圧が0まで上昇させるサイクルを3サイクル繰り返す。この後、蒸気を供給しながらゲージ圧力を例えば216kPaまで上昇させる。ゲージ圧216kPa、温度135℃に到達したら、5分間維持して滅菌を行なう。その後、蒸気を排気しながらゲージ圧を0まで降下させる。そして、再びゲージ圧力を例えば−76kPaまで降下させ、0まで上昇させるサイクルを3サイクル繰り返して内視鏡10を乾燥させる。全工程(1サイクル)の終了までに要する時間は、例えば31分間である。このような処理(サイクル)を繰り返して内視鏡10の網状管34に用いられる合金鋼材製素線34a(素線径0.1mm〜0.15mm(表1には、素線径が0.12mmである場合のデータを示す))の耐性実力を測定した。
合金鋼材製素線34aの耐久性の検討方法は、オートクレーブ装置による消毒・滅菌処理に対する耐性をより早く、かつ耐性実力の差をはっきりと確認するために、実際の内視鏡10の可撓管26が処理される場合よりも、より過酷な環境条件(腐食条件)とした。具体的には、例えば網状管34の内側と外側に例えばシリコーンゴム材で1.5mm程度の層(内層と外層と)を設けて、網状管34を挟み込んだ状態の内視鏡10をオートクレーブ装置に配置して所定の消毒・滅菌処理を行なった。その後、処理した内視鏡10の合金鋼材製素線34aを確認した。
なお、実際に使用される内視鏡10の可撓管26よりも環境条件が過酷になる理由は、シリコーンゴム材の蒸気透過性は、例えばポリウレタンやポリエステルの蒸気透過性よりも比較的高く、かつ水分を吸収し易いので、常に網状管34に対して蒸気の影響を大きく与えることができるからである。
上記検討方法で10回検討を重ねた結果、いずれも表1に示す結果が得られた。
Figure 2005211303
サンプルNo.1からサンプルNo.3は、オーステナイト系ステンレス鋼材製の素線である。特に、サンプルNo.1は、これまで内視鏡10の網状管34の素線として使われて来たオーステナイトステンレス鋼であるSUS304である。サンプルNo.3は、SUS316である。サンプルNo.4からサンプルNo.8は、一般にステンレス鋼としては分類されていない合金鋼材製の素線34aである。
ここで、サンプルNo.1の引張強さは多少ばらつきがあるが、約2300MPa〜約2600MPaである。同様に、サンプルNo.2のそれは約2200MPa〜約2400MPaであり、サンプルNo.3のそれは約2000MPa〜約2200MPaであり、サンプルNo.4ないしサンプルNo.8のそれは約1700MPa〜約2100MPaである。
表1によると、鉄の含有量(質量%)が全体含有量の例えば59%以下、好ましくは50%以下などのときに素線の耐性が向上していることが認識される。鉄の含有量は、ニッケルやクロムやその他の不純物等に対して極微量(略0%近傍)であっても良い。鉄の含有量を従来(サンプルNo.1からサンプルNo.3)よりも減少させているので、酸化する可能性が低くなり、例えば錆の発生が抑制される。
ニッケルの含有量が全体含有量の12%以上、好ましくは略30%以上など、略30%を越えた付近から急激に素線の耐性が向上していることが認識される。このため、素線の耐食性(抗酸化性)が飛躍的に向上されていることが認識される。ニッケルの含有量は、クロムや鉄の含有量によって適宜に変化させることができるが、この検討結果においては、ニッケルの含有量を例えば77%(略80%)程度まで増加させて良好な結果が得られた。このように、ニッケルの含有量を全体含有量に対して多くしたので、素線は、高耐食抗酸化性状態を得ることができる。
クロムの含有率を略20%程度、特に、15%から21%程度で維持しているのは、物理的強度や特性をステンレス鋼材性素線と同じように維持することが目的である。さらに、鉄−クロム合金の表面に形成される数十オングストロームオーダーの不働態被膜(薄く、緻密な酸化被膜)により、鉄の不働態状態を効果的に維持することができるからである。特に、鉄中にクロムを12%以上合金すると、鉄の耐食性が著しく増加することが分かっている。不働態被膜は、空気中ではクロムを12%以上含有していれば充分であると考えられるが、液体の中でも充分な耐食性を得るため、クロムの含有量を12%以上で余裕をもって含有している。このため、空気中だけでなく、液体中の鉄の腐食を効果的に防止することができる。
以上の仕様に基づいて繰り返し検討を実施した結果、表1に示す結果が安定して得られたことから、サンプルNo.4からサンプルNo.8のような化学組成を有する合金鋼材製素線34aは、内視鏡10の網状管34として使用されるような応力が負荷された条件下であっても、オートクレーブ処理の繰り返し(2000サイクル以上)に対する耐性が極めて高いことが認識される。したがって、内視鏡10を使用した後、オートクレーブ装置を用いて消毒・滅菌処理を繰り返し行なっても、SCCが極めて生じ難い素線34aを提供することができる。
なお、オートクレーブ消毒・滅菌処理を繰り返すと、高温高圧下にさらされるので素線34aに残留応力、残留ひずみが蓄積されると考えられるが、例えば鉄の含有量を50%以下、ニッケルの含有量を30%以上、クロムの含有量を15%から21%程度などにすると、例えば2000サイクル以上オートクレーブ処理を行なっても、素線34aが変化しない耐性を備えているといえる。このため、内視鏡10の可撓管26等を通常使用する程度に繰り返し撓らせた後、オートクレーブ処理を繰り返しても、状態が変化し難い耐性を備えた(SCCに対する耐性を備えた)素線34aを提供することができる。
サンプルNo.7に相当する素線としてJIS−C−2520、記号NCHW1が挙げられる。例えば、サンプルNo.7の化学組成を有する合金鋼材製素線を利用して、網状管34を作成する。このとき、これまでのステンレス鋼材製素線を加工するのに使用していたラインをそのまま用いる。そうすると、製作上、素線34aは、これまでと同等レベルで容易に加工を行なうことができる。
したがって、これまでのステンレス鋼材製素線の機能を落とさず、新たな特別な生産装置も必要なく、価格面でもほぼステンレス鋼材製素線と同等で、しかも、内視鏡10において通常使用される応力下で、オートクレーブ消毒・滅菌処理を繰り返し行なったときの耐性を有する合金鋼材製素線34aを提供することができる。このため、内視鏡可撓管26のオートクレーブ消毒・滅菌耐性を大きく向上させることができる。そうすると、内視鏡10の耐久性を向上させることができる。
なお、グラスファイバー線束、天然繊維束、化学繊維束、高耐食性金属線束、防錆コーティングおよびメッキステンレス鋼材線束は、オートクレーブ消毒・滅菌処理に対する耐性には強いことが分かっている。このため、合金鋼材製素線を束にして、グラスファイバー線束、天然繊維束、化学繊維束、高耐食性金属線束、防錆コーティングおよびメッキステンレス鋼材線束のいずれか1つまたは複数を適宜に組み合わせて(編み合わせて)網状管34を形成しても良い。そうすると、例えば、(1)サンプルNo.7の素線のみを使って網状管を作成した場合と、(2)サンプルNo.7の素線の束である素線束とガラス繊維とを混ぜ合わせて作成した場合と、(3)サンプルNo.7の素線束と化学繊維束とを混ぜ合わせて作成した場合と、(4)サンプルNo.7の素線束と高耐性繊維とを混ぜ合わせて作成した場合との組み合わせが考えられる。高耐食金属線束には、チタン系やコバルト系金属線が用いられる。防錆コーティングには、例えばフッ素系コート剤が用いられる。メッキステンレス鋼材線のメッキには、ニッケルメッキ、クロムメッキ、亜鉛メッキなどが用いられる。これらの素材は、安価で入手し易い。そうすると、従来のようなオーステナイト系ステンレス鋼材で素線が形成された網状管と同様な機能やコストを維持したままでオートクレーブ消毒・滅菌処理に対する耐性を向上させることができる。
なお、上述した合金鋼材製素線34aは、挿入部12の可撓管26用の網状管34として用いられるだけでなく、例えば湾曲部24における湾曲管用や、ユニバーサルコード用の網状管としても使用することもできる。
その他、従来からステンレス鋼材で形成された線材(線状部材)が用いられ、曲げや撚りや捻じり等の加工応力が加えられる部位にも適用される。このような例として、例えば図4(A)に示すワイヤー(撚り線ワイヤー)40や図4(B)に示すコイル50等が挙げられる。撚り線ワイヤー40は、複数の素線34aが束にされている。
ワイヤー(撚り線ワイヤー)40は、図1に示す内視鏡10の操作部14と湾曲部24とを可撓管26の内部を通して接続し、湾曲操作を行なうアングル可変用に使用される。その他、ワイヤー40は、蛇管の硬度を可変させる硬度可変用に使用される。
コイル50は、上記アングル可変用ワイヤー40が挿通されるコイル(アングルコイル)や蛇管の硬度可変用ワイヤーが挿通されるコイル(硬度可変コイル)として形成されて使用される。
上述した化学組成を有する合金鋼材製素線34aは、医療用の内視鏡のような医療用装置に用いられることに限定されることはなく、その他の各種の装置にも適宜の条件下で適用することができる。
また、素線34aと同様な化学組成を有する構造部材を内視鏡に適用すると、オートクレーブ処理に対する耐性があるので、内視鏡の安定した機能を長期間にわたって維持することができる。
なお、上述した検討方法では、プレバキュームタイプのオートクレーブ装置を用いることを説明したが、グラビティタイプのオートクレーブ装置を用いても良い。グラビティタイプのオートクレーブ消毒・滅菌装置を用いると、例えば図3(B)に示すように処理される。具体的には、オートクレーブ消毒・滅菌装置に内視鏡10を配置した後、蒸気を供給しながらゲージ圧力を例えば211.8kPaまで上昇させる。ゲージ圧211.8kPa、温度135℃で10分間維持して滅菌を行なう。その後、蒸気を排気しながらゲージ圧を0まで降下させる。全工程(1サイクル)の終了までに要する時間は、例えば15分間である。このようなサイクルを繰り返し行なって消毒・滅菌処理を行なっても良い。
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
上記説明によれば、下記の事項の発明が得られる。また、各項の組み合わせも可能である。
[付記]
(付記項1) 網状からなる網状管と、
前記網状管を形成する素線構成の化学成分が全体含有量内でクロムを含み、Niが増加したときに反比例してFeが減少する合金線と、
前記合金線を有する前記網状管と、高分子材料からなる外皮とを有する可撓管と、
前記可撓管を有しオートクレーブ滅菌が可能な内視鏡可撓管。
(付記項2) 前記素線を構成する部材の化学成分のうち、前記ニッケルが30%以上を占めることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡可撓管。
(付記項3) 前記素線を構成する部材の化学成分のうち、前記鉄が略50%以下を占めることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡可撓管。
(付記項4) 前記素線を構成する部材の化学成分のうち、略20%をクロムが占めることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡可撓管。
(付記項5) 前記クロムは、15%から21%を占めていることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡可撓管。
(付記項6) 前記合金鋼線は、網状の網状管に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1に記載の内視鏡可撓管。
(付記項7) 請求項1ないし請求項6のいずれか1に記載の合金鋼線を網状に編みこんで網状管を形成し、前記網状管を内視鏡の可撓管に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1に記載の内視鏡可撓管。
(付記項8) 付記項1ないし付記項7のいずれか1に記載の内視鏡可撓管を含む内視鏡。
本発明の一実施の形態に係わる内視鏡の全体構成を示す概略図。 (A)は、本発明の一実施の形態に係わる内視鏡における可撓管の概略的な断面図、(B)は、(A)に示す可撓管のうちの網状管の一部を示す概略図。 本発明の一実施の形態に係わる内視鏡をオートクレーブ消毒・滅菌処理する場合のチャートを示し、(A)は、プレバキュームタイプのオートクレーブを用いたときのチャート、(B)は、グラビティタイプのオートクレーブを用いたときのチャート。 (A)は、本発明の一実施の形態に係わる内視鏡において合金鋼材製素線を拠り合わせた撚り線ワイヤーを示す概略図、(B)は、合金鋼材製素線で形成されたコイルを示す概略図。
符号の説明
10…内視鏡、12…挿入部、14…操作部、16…ユニバーサルコード、22…先端部、24…湾曲部、26…内視鏡可撓管、32…螺旋管、34…網状管、36…外皮、40…ワイヤー、50…コイル

Claims (10)

  1. 応力負荷状態で組み込まれる構造部材を有し、この構造部材は、少なくとも鉄とクロムとニッケルとを含有し、ニッケルの含有量を全体含有量の12質量%よりも増加させ、鉄の含有量を全体含有量の59質量%よりも減少させた合金鋼で形成されていることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記構造部材に含有されるうちのニッケルの含有量は、前記構造部材の全体含有量の略30質量%以上、かつ、80質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記構造部材に含有されるうちのクロムの含有量は、前記構造部材の全体含有量の略20質量%であることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記構造部材に含有されるうちのクロムの含有量は、前記構造部材の全体含有量の15質量%以上、21質量%以下であることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の内視鏡。
  5. 前記構造部材に含有されるうちの鉄の含有量は、前記構造部材の全体含有量の略50質量%以下、かつ、0質量%を越えて含んでいることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1に記載の内視鏡。
  6. 前記内視鏡は、挿入部と、この挿入部の基端部に配設された操作部に連結されたユニバーサルコードとを備え、
    前記構造部材は、網状に編組みされて網状管に形成され、前記挿入部およびユニバーサルコードの少なくとも一方の少なくとも一部に配設された可撓性を有する線状の素線であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1に記載の内視鏡。
  7. 前記網状管は、前記素線が複数集められて束にされた素線束により編組みされていることを特徴とする請求項6に記載の内視鏡。
  8. 前記網状管の外周には、高分子材料で形成され、可撓性を有する外皮が配設されていることを特徴とする請求項6もしくは請求項7に記載の内視鏡。
  9. 前記網状管は、前記合金鋼材製の素線もしくは素線束に、グラスファイバー線束と、天然繊維と、化学繊維と、高耐食性金属線と、防錆コーティング線束と、メッキステンレス線束とが単独もしくは2つ以上組み合わせられた線状部材を有する束が混合されて形成されていることを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか1に記載の内視鏡。
  10. 前記内視鏡は、細長い挿入部を備え、
    前記構造部材は、複数集められて撚られて撚り線ワイヤーに形成され、前記挿入部の長手軸に沿って配設された可撓性を有する線状部材であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1に記載の内視鏡。
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