JP2001046322A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

Info

Publication number
JP2001046322A
JP2001046322A JP11222986A JP22298699A JP2001046322A JP 2001046322 A JP2001046322 A JP 2001046322A JP 11222986 A JP11222986 A JP 11222986A JP 22298699 A JP22298699 A JP 22298699A JP 2001046322 A JP2001046322 A JP 2001046322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
joint
distal end
optical system
light guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11222986A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ogawa
敬司 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11222986A priority Critical patent/JP2001046322A/ja
Publication of JP2001046322A publication Critical patent/JP2001046322A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿入部先端部の先端硬質部の外径を維持した
まま、内径を大きくするように構成する。 【解決手段】 照明光学系としてのライトガイド20と
対物光学系としての対物レンズ径を備えた撮像ユニット
30及びこれらを保持する先端構成部40を水蜜に構成
する隔壁50aをなし、前記先端構成部40に対して湾
曲部11の最先端の関節としての第1の関節51の少な
くとも前部側を外部に露出させて接合固定することで、
先端硬質部50を構成する。これにより、前記先端構成
部40と前記湾曲部11を構成している複数の関節群6
0とを、溶接などにより固定することなく接着剤等で接
着固定できて、前記先端構成部40と前記湾曲部11の
第1の関節51との固定部で肉厚が厚くなることがない
ので、先端硬質部50の外径を維持したまま、先端硬質
部50の内径をより大きく取ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湾曲自在な湾曲部
を備えた細長な挿入部を有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長の挿入部を挿入する
ことにより、体腔内を観察することのできる医療用の内
視鏡が広く用いられている。また、工業分野においても
タービン、エンジン等の内部を観察する工業用の内視鏡
が利用されている。
【0003】これら内視鏡は、例えば先端部に設けられ
た先端硬性部と、この先端硬性部の後部に接合されて、
この先端構成部を任意の方向に向けるための複数の関節
を有する湾曲自在の湾曲部と、この湾曲部を覆う軟性の
湾曲部被覆部材とを備えた細長の挿入部を体腔内に挿通
して被検部を観察するものである。また、このような内
視鏡には、内視鏡内を挿通するイメージガイドに結像さ
せた被検部の光学像を接眼部まで導光して肉眼で観察す
る光学内視鏡と、内視鏡挿入部の先端部に撮像手段とし
てCCD等の撮像素子を配設し、この撮像素子に結像し
た被検部の光学像をモニタ等の表示画面に表示して観察
を行う電子内視鏡とがある。
【0004】前記電子内視鏡は、被検部の光学像を取り
込む対物レンズ系と、この対物レンズ系を保持する対物
レンズ枠と、前記対物レンズ系からの光学像を結像して
光電変換する固体撮像素子と、この固体撮像素子を駆動
する電子回路基板及びこれら固体撮像素子と電子回路基
板とを一体的に構成した対物光学系としての撮像ユニッ
トを内視鏡の先端部を構成する先端硬質部に設けてい
て、この撮像ユニットの他に被検部を照明するための照
明光学系としてのライトガイドや処置具を挿通する処置
具チャンネル、送気・送水チャンネルなどが設けられて
いる。このような従来の電子内視鏡は、例えば特開平8
−136828号公報に記載されているように対物光学
系や照明光学系を設けている先端硬質部と湾曲部を構成
している複数の関節とを、溶接などにより固定するよう
な構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−136828号公報に記載の内視鏡は、対物光
学系としての撮像ユニットを固定している先端硬質部と
湾曲部を構成している複数の関節とを、溶接などにより
固定しているために、前記先端硬質部と前記湾曲部の関
節との固定部で肉厚が厚くなってしまい、先端硬質部の
内径を確保することが困難であった。このため、前記撮
像ユニットを備えた挿入部先端部は、前記撮像ユニット
を配設するために外径が大きくなってしまい、操作部を
把持して内視鏡を操作する際に操作性が悪く、また、こ
の外径が大きい先端部を患者の体腔内に挿入するために
患者への負担が大きくなってしまう。
【0006】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、挿入部先端部の先端硬質部の外径を維持し
たまま、内径を大きくするように構成した内視鏡を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、被検部を照明するための照明光学系及びこの
照明光学系で照明された被検部の光学像を取り入れて結
像するための対物光学系を保持する先端構成部と、この
先端構成部に接合されて、この先端構成部を任意の方向
に向けるための複数の関節を有する湾曲部と、この湾曲
部を覆う軟性の湾曲部被覆部材とを備えた細長な挿入部
を有する内視鏡において、前記湾曲部の関節のうち、最
先端の関節を前記先端構成部に接合し、この最先端の関
節と前記先端構成部とによって先端硬質部を構成し、か
つ前記最先端の関節の少なくとも前部側を外部に露出し
ていることを特徴としている。この構成により、挿入部
先端部の先端硬質部の外径を維持したまま、内径を大き
くするように構成する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の1
実施の形態を説明する。図1ないし図5は本発明の1実
施の形態に係り、図1は本発明の1実施の形態を備えた
内視鏡を示す説明図、図2は本発明の1実施の形態の挿
入部の先端部側を説明する断面図、図3は本発明の1実
施の形態のユニバーサルコードとLGコネクタとの接続
部であるユニバーサルコードの後端部の構造を示す説明
図、図4はライトガイドコネクタの通気口金に選択的に
接続される逆止弁アダプタまたは連通アダプタを示す外
観図、図5は図4の逆止弁アダプタと連通アダプタとを
一体的に形成した逆止弁アダプタ及び連通アダプタを示
す外観図である。
【0009】図1に示すように本発明の1実施の形態を
備えた電子内視鏡(単に、内視鏡)1は、例えば先端側
にCCD等の固体撮像素子を有する後述の撮像ユニット
(図2参照)を内蔵した細長な挿入部2と、この挿入部
2の後端部に設けた把持部を兼ねる操作部3、この操作
部3の後端部に基底部が接続されて延出したユニバーサ
ルコード4と、このユニバーサルコード4の後端部に図
示しない光源装置に接続されるライトガイドコネクタ
(以下、LGコネクタという)5と、このLGコネクタ
5の側部から延出されたカメラケーブル6と、このカメ
ラケーブル6の先端部に設けられ、図示しないカメラコ
ントロールユニット(以下、CCU)に接続されるカメ
ラコネクタ7とから主に構成されている。尚、前記カメ
ラコネクタ7が接像される図示しないCCUには、図示
しないモニタが接続されるようになっていて、被検部の
光学像を前記固体撮像素子で撮像した後、前記CCUで
信号処理しモニタでその被検部の画像を表示するように
なっている。
【0010】前記挿入部2は、湾曲自在な湾曲部11を
含む先端部12と、この先端部12の後端側に連接する
硬性のシース13とから構成されている。前記操作部3
には、前記湾曲部11を湾曲自在に操作する湾曲操作レ
バー3aが設けられていて、この湾曲操作レバー3aを
操作することで前記湾曲部11を湾曲自在に操作するこ
とができるようになっている。また、前記LGコネクタ
5の側部には、内視鏡内外の連通状態を選択可能な通気
口金14が設けられていて、後述の逆止弁アダプタまた
は連通アダプタを着脱自在に接続可能である。また、前
記カメラコネクタ7には、その電気接点部7aを水密に
することが可能な防水キャップ15が着脱自在に設けら
れている。即ち、このような内視鏡1は、内部に水が浸
入しない水密構造とすることが可能な構成となってい
る。
【0011】図2に示すように前記挿入部2の先端部1
2は、体腔内の被検部を照明するための照明光を導光し
て照明窓から照明する照明光学系としてのライトガイド
20と、このライトガイド20からの照明光で照明され
た被検部の光学像を取り入れてCCD等の固体撮像素子
32に結像する対物光学系としての対物レンズ系31及
び前記固体撮像素子32を内蔵した撮像部33を備えた
撮像ユニット30とを保持する硬質の先端構成部40
と、これら前記ライトガイド20と前記撮像ユニット3
0及び前記先端構成部40を水蜜に構成する隔壁50a
をなし、前記先端構成部40に対して接着剤により前記
湾曲部11の最先端の関節としての第1の関節51が接
合固定されている先端硬質部50と、この先端硬質部5
0を任意の方向に向けるための関節群60と、この関節
群60を互いに回動可能に接合しているリベット61
と、それら関節部を被覆するブレード62及び軟性の湾
曲部被覆部材としての湾曲部被覆ゴム63からなる湾曲
部11とから構成されている。尚、図示しないが先端部
12には、処置具を挿通する処置具チャンネルや送気・
送水チャンネルなども設けられるようになっている。
【0012】前記第1の関節51には、前記先端部12
を任意の方向に向けるための湾曲ワイヤ52及び53が
固定されている。また、先端構成部40には、リベット
接合部54が設けられていて、リベット55により第1
の関節51が関節群60に回転自在に接合されると共
に、前記湾曲ワイヤ52及び53により、先端部12の
向きを自在に変えることができるようになっている。
【0013】本実施の形態では、前記先端硬質部50の
外径を維持したまま、内径を大きくするために、前記先
端構成部40に対して接合固定されている前記第1の関
節51の少なくとも前部側を外部に露出するように構成
している。
【0014】先ず、内視鏡挿入部2の先端硬質部50に
設けられている撮像ユニット30を説明する。前記撮像
ユニット30は、前記したように被写体の光学像を取り
込む対物レンズ系31と、この対物レンズ系31に連接
して、取り込まれた光学像を前記固体撮像素子32で撮
像し画像を伝達する撮像部33とで構成されている。
【0015】前記対物レンズ系31の先端には、サファ
イア等より形成された先端カバーガラス71が金属性の
カバーガラス枠72に圧入固定され、前記先端構成部4
0に露出している。このカバーガラス枠72は、例えば
セラミック製の絶縁枠73に圧入固定されている。前記
先端カバーガラス71の後ろ側には、前記対物レンズ系
31を収納している対物レンズ枠74が前記対物レンズ
系31をピント調整後に耐熱性の接着剤にて接着固定さ
れている。
【0016】前記撮像部33は、ステンレス等の金属に
より形成された支持枠75に前記対物レンズ系31の絶
縁枠72を圧入固定されることにより連接されている。
前記撮像部33の支持枠72には、サファイア等より形
成されたCCDカバーガラス76が圧入固定されて接合
されている。また、レンズ77は、このCCDカバーガ
ラス76に位置出しして前記支持枠75に嵌合固定され
ている。CCD等の固体撮像素子32は、前記CCDカ
バーガラス76に位置出しされて接着固定されている。
この固体撮像素子32の後ろ側には、ケーブル78が電
子回路基板(以下、基板)79を介して電気的に接続さ
れ、ケーブル78は前記カメラコネクタを挿通して図示
しないビデオプロセッサ等に接続されるようになってい
る。前記支持枠75は、金属製のシールドパイプ80と
溶接もしくは接着によって接合され、前記シールドパイ
プ80とケーブル固定部材81も同様に溶接もしくは接
着によって固定される。尚、撮像ユニット30は、オー
トクレーブによる高温高圧水蒸気滅菌対応のために、前
記対物レンズ系31及び対物レンズ枠72を気密に封止
しているので構造上、撮像ユニット30の太径部30a
と小径部30bとの間に段差82が形成されている。
【0017】そして、このように構成された撮像ユニッ
ト30で被検部の光学像を先端カバーガラス71、対物
レンズ系31、CCDカバーガラス76等を通して固体
撮像素子32に結像すると、固体撮像素子32で光電変
換して電気信号を基板79まで伝送し、それを基板79
で増幅した後、ケーブル78で伝送して図示しないビデ
オプロセッサでさらに信号処理を行い図示しないモニタ
に映し出すようになっている。
【0018】次に、内視鏡挿入部2の先端硬質部50に
設けられている照明光学系としてのライトガイド20を
説明する。前記ライトガイド20は、前記LGコネクタ
5に接続された図示しない光源装置からの照明光をライ
トガイドファイバ21で導光して、先端構成部40に露
出している照明窓22を介して被検部を照明するように
なっていて、これらライトガイドファイバ21及び照明
窓22は、前記先端構成部40に接着剤等で接着固定さ
れている。
【0019】前記ライトガイドファイバ21は、その硬
質部23と軟質部24との境界部25を前記撮像ユニッ
ト30の太径部30a側に位置させるように構成してい
る。これは、前記したように撮像ユニット30の太径部
30aと小径部30bとの間に形成され段差82部分に
前記ライトガイドファイバの硬質部23と軟質部24と
の境界部25を位置させると、前記湾曲操作レバー3a
を操作して湾曲動作を行った際にライトガイド折れを発
生させてしまう可能性があるためである。このことによ
り、前記湾曲操作レバー3aを操作して湾曲をかけたと
きなどにライトガイドファイバ21の軟質部24に前記
撮像ユニット30の段差82の肩部が当たることがな
く、また、境界部25に応力が集中することがないので
ライトガイドファイバ21が折れることが無い。
【0020】このように構成した前記ライトガイド20
と前記撮像ユニット30とを保持する前記先端構成部4
0の後端部は、前記したようにこれらを水蜜に構成する
隔壁50aをなし、少なくとも前部側を外部に露出して
いる第1の関節51が接合固定されて、前記先端構成部
40と前記第1の関節51とで前記先端硬質部50を構
成している。これにより、先端構成部40と湾曲部11
を構成している複数の関節群60とを、溶接などにより
固定することなく接着剤等で接着固定できて、前記先端
構成部40と前記湾曲部11の第1の関節51との固定
部で肉厚が厚くなることがないので、先端硬質部50の
外径を維持したまま、先端硬質部50の内径をより大き
く取ることができる。
【0021】ところで、従来の内視鏡に用いられている
蛇管例えば前記ユニバーサルコード4に内設されてライ
トガイド20を挿通しているライトガイド蛇管には、可
撓生性を出すためにポリウレタンやポリエステル等で主
に構成されていたが、これらポリウレタンやポリエステ
ル等で構成された蛇管は、耐熱性、耐加水分解性が低
く、オートクレーブ滅菌の高温高圧水蒸気に対して加水
分解を起こすので、耐久性に問題があった。そこで、こ
れらの蛇管は、オートクレーブ滅菌に対応するために耐
熱性、耐加水分解性の高いシリコーンチューブを用いて
構成している。
【0022】しかしながら、このシリコーンチューブは
接着性が低いため、従来のように例えば前記ユニバーサ
ルコード4のライトガイド蛇管を固定するための口金に
接着固定することが困難であった。そこで、前記口金を
スウェージングによりシリコーンチューブに固定し、更
に口金内周に周方向の溝を形成することで、シリコーン
チューブの口金からの抜けを防止し、シリコーンチュー
ブと口金とを強固かつ外部に対して水密に固定できるよ
うに構成する。
【0023】例えば、ユニバーサルコード4とLGコネ
クタ5(図1参照)との接続部であるユニバーサルコー
ド4の後端部4aを1例にして図3を用いて説明する。
図3に示すように前記ユニバーサルコード4は、ステン
レス製のフレックス91とガラスブレード92とがイン
サート成形されたシリコーンチューブ93からなる。こ
のユニバーサルコード4とLGコネクタ5(図1参照)
とを接合するため、ユニバーサルコード4の後端部4a
にはLGコネクタに対して機械的に固定するための口金
94がスウェージング部95でスウェージングされて固
定されている。また、口金94の内周には周方向に複数
の溝96が形成されている。これにより、シリコーンチ
ューブ93の口金94からの抜けを防止し、シリコーン
チューブ93と口金94とを強固かつ外部に対して水密
に固定することができる。
【0024】また、前記LGコネクタ5には、前記した
ように内視鏡内外の連通状態を選択可能な通気口金14
が設けられていて、図4に示すように気体をアダプタ内
部から外部へは通過させるが、外部から内部へは通過さ
せない逆止弁(不図示)を備えた逆止弁アダプタ97また
は内視鏡内外を連通させる連通アダプタ98が着脱自在
に接続可能である。前記通気口金14に前記逆止弁アダ
プタ97を取り付けると、通気口金14が開放され、な
おかつ逆止弁アダプタ97と通気口金14との間は図示
しないシール部材により封止され、逆止弁アダプタ97
に設けられた図示しない逆止弁によって、内視鏡は内部
から外部へは気体を通過させるが、外部から内部へは通
過させない状態となる。一方、連通アダプタ98が通気
口金14に取り付けられると、通気口金14が開放さ
れ、連通アダプタ98に設けられた開口により、内視鏡
内外は連通状態となる。
【0025】本実施の形態では、これら逆止弁アダプタ
97と連通アダプタ98とをチェーン99などにより接
続することで、オートクレーブ滅菌終了後に、内視鏡の
内圧が陰圧の状態で長時間放置されることなく、通気操
作を忘れないように構成している。また、この逆止弁ア
ダプタ97と連通アダプタ98とを図5に示すように一
体に構成しても良い。
【0026】このように構成した逆止弁アダプタ97を
取り付けた状態でオートクレーブに投入し高温高圧の水
蒸気により滅菌する。内視鏡をオートクレーブに投入す
ると、オートクレーブ装置内では先ず、装置内の空気が
排出されて真空状態に近い環境となる。このとき、内視
鏡内部の気体は、逆止弁アダプタ97の図示しない逆止
弁を通り内視鏡外に排出されるため、内視鏡内圧と外圧
とがほぼ等しくなり、内視鏡1の外壁を構成する柔軟な
部分、例えば湾曲部11の外皮チューブを破損すること
がない。
【0027】また、蒸気滅菌時には、外圧の方が内圧よ
り高くなるため逆止弁アダプタ97の図示しない逆止弁
が閉鎖し、水蒸気が内視鏡内に侵入することがない。
【0028】オートクレーブ滅菌終了後、内視鏡内圧は
大気圧に対して陰圧の状態となってしまっている。そこ
で、連通アダプタ98を通気口金14に取り付ける。通
気口金14が開放されて、内視鏡内外が連通するので内
視鏡内外の圧力が等しくなる。そして連通アダプタ98
が通気口金14から取り外される際に、通気口金14が
閉鎖されるので、内視鏡本体は再び水密状態となる。
【0029】これにより、オートクレーブ終了後、連通
アダプタ98を取り付けると内視鏡内外が連通するた
め、内視鏡の内圧が陰圧の状態で長時間放置されること
がなく、逆止弁アダプタ97と連通アダプタ98とが接
続されているため通気操作を忘れることがない。
【0030】尚、本実施の形態では、挿入部2の先端部
12側に固体撮像素子32を有する撮像ユニット30を
内蔵した内視鏡(電子内視鏡)1で被検体内を撮像し、
図示しないビデオプロセッサで前記固体撮像素子32の
撮像信号を信号処理して得た内視鏡画像を図示しないモ
ニタ等の表示手段に表示するように構成しているが、本
発明はこれに限定されず、挿入部2に挿通したイメージ
ガイドにより被検体内の光学像を導光して接眼部で観察
する光学内視鏡の挿入部2の先端部側に本発明を適用し
ても構わない。
【0031】また、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0032】[付記] (付記項1) 被検部を照明するための照明光学系及び
この照明光学系で照明された被検部の光学像を取り入れ
て結像するための対物光学系を保持する先端構成部と、
この先端構成部に接合されて、この先端構成部を任意の
方向に向けるための複数の関節を有する湾曲部と、この
湾曲部を覆う軟性の湾曲部被覆部材とを備えた細長な挿
入部を有する内視鏡において、前記湾曲部の関節のう
ち、最先端の関節を前記先端構成部に接合し、この最先
端の関節と前記先端構成部とによって先端硬質部を構成
し、かつ前記最先端の関節の少なくとも前部側を外部に
露出していることを特徴とする内視鏡。
【0033】(付記項2) 被検部を照明するためのラ
イトガイドファイバ及びこのライトガイドファイバで照
明された被検部の光学像を取り入れて伝達するための撮
像ユニットを備えた細長な挿入部を有する内視鏡におい
て、前記ライトガイドファイバの硬質部と軟質部との境
界部を前記撮像ユニットの太径部側に位置させることを
特徴とする内視鏡。
【0034】(付記項3) 内視鏡内外を連通可能とす
る連通弁を有する内視鏡において、前記連通弁に、内視
鏡内部の圧力が外部の圧力に対して高いときに、内部か
ら外部へは通気できるが、内視鏡内部の圧力が外部の圧
力に対して低いときに、外部から内部へは通気できない
逆止弁を有する逆止弁アダプタと、前記内視鏡内外を連
通する連通アダプタとを選択的に着脱可能なことを特徴
とする内視鏡。
【0035】(付記項4) 前記逆止弁アダプタと前記
連通アダプタとは、一体的または連結されていることを
特徴とする付記項3に記載の内視鏡。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、挿
入部先端部の先端硬質部の外径を維持したまま、内径を
より大きく取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図5は本発明の1実施の形態に係
り、図1は本発明の1実施の形態を備えた内視鏡を示す
説明図。
【図2】本発明の1実施の形態の挿入部の先端部側を説
明する断面図。
【図3】本発明の1実施の形態のユニバーサルコードと
LGコネクタとの接続部であるユニバーサルコードの後
端部の構造を示す説明図。
【図4】ライトガイドコネクタの通気口金に選択的に接
続される逆止弁アダプタまたは連通アダプタを示す外観
図。
【図5】図4における逆止弁アダプタと連通アダプタと
を一体的に形成した逆止弁アダプタ及び連通アダプタを
示す外観図。
【符号の説明】
1 …内視鏡(電子内視鏡) 2 …挿入部 4 …ユニバーサルコード 5 …LGコネクタ(ライトガイドコネクタ) 11 …湾曲部 12 …先端部 14 …通気口金 20 …ライトガイド(照明光学系) 21 …ライトガイドファイバ 30 …撮像ユニット 31 …対物レンズ系(対物光学系) 32 …固体撮像素子 40 …先端構成部 50 …先端硬質部 51 …第1の関節(最先端の関節) 54 …リベット接合部 55 …リベット 60 …関節群 63 …湾曲部被覆ゴム(湾曲部被覆部材) 93 …シリコーンチューブ 94 …口金 95 …スウェージング部 96 …溝 97 …逆止弁アダプタ 98 …連通アダプタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検部を照明するための照明光学系及び
    この照明光学系で照明された被検部の光学像を取り入れ
    て結像するための対物光学系を保持する先端構成部と、
    この先端構成部に接合されて、この先端構成部を任意の
    方向に向けるための複数の関節を有する湾曲部と、この
    湾曲部を覆う軟性の湾曲部被覆部材とを備えた細長な挿
    入部を有する内視鏡において、 前記湾曲部の関節のうち、最先端の関節を前記先端構成
    部に接合し、この最先端の関節と前記先端構成部とによ
    って先端硬質部を構成し、かつ前記最先端の関節の少な
    くとも前部側を外部に露出していることを特徴とする内
    視鏡。
JP11222986A 1999-08-05 1999-08-05 内視鏡 Withdrawn JP2001046322A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11222986A JP2001046322A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 内視鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11222986A JP2001046322A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 内視鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001046322A true JP2001046322A (ja) 2001-02-20

Family

ID=16791021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11222986A Withdrawn JP2001046322A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 内視鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001046322A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8292803B2 (en) 2003-09-05 2012-10-23 Olympus Corporation Endoscope

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8292803B2 (en) 2003-09-05 2012-10-23 Olympus Corporation Endoscope

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3668480B2 (ja) 撮像装置
US20070244365A1 (en) Scanned beam imagers and endoscopes with positionable light collector
JP5622974B1 (ja) 内視鏡
JP2009240634A (ja) 内視鏡装置
US20160370572A1 (en) Imaging device and endoscope device
JPH02257926A (ja) 内視鏡装置
JP2001128937A (ja) 電子内視鏡
JP2001046322A (ja) 内視鏡
US20240090753A1 (en) Endoscope system
CN112515612B (zh) 一种可替换组件的内镜装置及外鞘管
JP4119553B2 (ja) 内視鏡
JP6850694B2 (ja) 内視鏡及び内視鏡の製造方法
JP3762550B2 (ja) 内視鏡
JP3863788B2 (ja) 内視鏡
JP2001075021A (ja) 電子内視鏡
JP2001025457A (ja) 内視鏡
JP3394710B2 (ja) 内視鏡
JPH11318803A (ja) 内視鏡用シース
JP2003235784A (ja) 滅菌シース
JP2002272680A (ja) 電子内視鏡装置
JP3286040B2 (ja) 内視鏡
JP2001340286A (ja) 内視鏡
JPH05237058A (ja) 電子内視鏡
JP2003070723A (ja) 電子内視鏡
JP2023515401A (ja) 軟性内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107