JP2001025457A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2001025457A JP11199289A JP19928999A JP2001025457A JP 2001025457 A JP2001025457 A JP 2001025457A JP 11199289 A JP11199289 A JP 11199289A JP 19928999 A JP19928999 A JP 19928999A JP 2001025457 A JP2001025457 A JP 2001025457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートクレーブ滅菌に対する耐性を向上しつ
つ、挿入部を細径化し、低廉化を可能とする内視鏡を提
供する。 【解決手段】 内視鏡挿入部の先端部13に設けられた
撮像装置24の回路基板36周辺は、フッ素ゴムからな
る封止剤42で封止されており、オートクレーブ滅菌に
よる蒸気が先端部13内に侵入しても、回路基板36及
び周辺の電気的接合部が錆びる等して破損したり劣化す
ることが防止される。また、撮像装置24が気密パッケ
ージに封止される構成に比して、挿入部が細径化し、ま
た、低廉化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートクレーブ滅
菌を施すのに適する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内等に細長の挿入部を挿入し
て、例えば食道、胃、小腸、大腸等の消化管や肺等の気
管を観察し、必要に応じて鉗子挿通管路内に鉗子等の処
置具を挿通して各種の治療処置を行える内視鏡が広く利
用されている。内視鏡は、一般に、被写体像を撮像する
CCD(電荷結合素子)等の固体撮像素子とこの固体撮
像素子に電気的に接続された回路基板が挿入部先端に設
けられ、この回路基板に電気的に接続された信号ケーブ
ルが挿入部内を挿通するとともに内視鏡から延出し、こ
の延出した信号ケーブルの端部にコネクタが電気的に接
続されて構成されている。
【0003】このような内視鏡は、特に医療用途で使用
される場合、症例間で確実に消毒滅菌することが感染症
等を防止するために必要不可欠になる。従来、この消毒
滅菌処理は、エチレンオキサイドガス等のガスや、消毒
液に頼っていたが、周知のように滅菌ガス類は猛毒であ
り、滅菌作業の安全確保の為に滅菌作業は煩雑である。
また、滅菌後に機器に付着したガスを取り除く為のエア
レーションに時間がかかるので、滅菌後すぐに使用でき
ないという欠点があり、更にランニングコストが高いと
いう欠点がある。また、消毒液による消毒滅菌処理では
消毒液の管理が煩雑であり、消毒液の廃棄処理に多大な
費用が必要となる欠点がある。そこで、最近では、煩雑
な作業を伴わず、滅菌後にすぐに内視鏡を使用でき、し
かもランニングコストが安いオートクレーブ滅菌と呼ば
れる高温高圧水蒸気滅菌が、内視鏡機器に対する滅菌処
理で主流になりつつある。このオートクレーブ滅菌は、
例えば米国規格ANSI/AAMIST37−1992
では、約2気圧で132℃の蒸気に滅菌対象物を4分間
さらすように規定されている。
【0004】一般に、内視鏡は、Oリング及び接着剤等
により水密構造となっており、また、例えば回路基板及
び回路基板に搭載された電子部品や、回路基板と導線と
の接合部や、導線とコネクタとの接合部は、エポキシ系
接着剤やシリコーン系接着剤で覆われて保護されてい
る。ところが、オートクレーブ滅菌では、高温高圧水蒸
気が使用されており、この高温高圧水蒸気は、Oリング
及び接着剤を透過し、内視鏡内部に侵入してしまう。ま
た、エポキシ系接着剤やシリコーン系接着剤は吸湿性が
高く、内視鏡内部に侵入した高温高圧水蒸気は、例えば
回路基板及び回路基板に搭載された電子部品や、回路基
板と導線との接合部や、導線とコネクタとの接合部に到
達し、これら回路基板及び回路基板に搭載された電子部
品や、回路基板と導線との接合部や、導線とコネクタと
の接合部等が腐食する等して、内視鏡に故障や劣化が生
じるという問題があった。
【0005】そこで、例えば、特開平10−23464
9号では、内筒管の先端部にカバーガラスを気密に組み
付けるとともに、内筒管の後端部に、気密を維持しつつ
内外を電気的に接続するハーメチックコネクタを気密に
組み付けて気密パッケージを構成し、この気密パッケー
ジ内に、保護対象部材を収納することで、オートクレー
ブ滅菌に対する耐性を向上する内視鏡が示されている。
なお、本願において、気密とは、オートクレーブ滅菌の
高温高圧水蒸気に耐えうる程度の気密を意味する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−234649号に示されるような構成の内視鏡で
は、挿入部内に気密パッケージが設けられるので、挿入
部外径が太くなるという欠点があった。また、気密パッ
ケージが設けられることで、コストが高くなるという欠
点があった。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、オートクレーブ滅菌に対する耐性を向上しつ
つ、挿入部を細径化し、低廉化を可能とする内視鏡を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の内視鏡は、被写体像を撮像する固体撮像素
子と、第1の電気的接合部で前記固体撮像素子と電気的
に接続される回路基板と、第2の電気的接合部で前記回
路基板と電気的に接続される信号ケーブルと、第3の電
気的接合部で前記信号ケーブルと電気的に接続されるコ
ネクタとを有する内視鏡において、前記第1の電気的接
合部と前記回路基板と前記第2の電気的接合部と前記第
3の電気的接合部のうち少なくともいずれかを封止する
フッ素ゴムを備えたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は内視鏡の構成を示す説明図、
図2は先端部の構成を示す断面図、図3はCCUコネク
タの構成を示す断面図である。
【0009】図1に示すように、本実施の形態の内視鏡
1は、例えば体腔内に挿入して被写体へ照明光を照射
し、被写体像を撮像して撮像信号を得る細長の挿入部2
と、前記挿入部2の基端側に連設され、内視鏡1を把持
し操作するための操作部3と、例えば前記操作部3の側
部或いは基端部から延出し、外部装置と接続するための
ユニバーサルコード4と、前記ユニバーサルコード4の
端部に設けられ、外部装置である図示しない光源装置へ
着脱自在に接続するライトガイドコネクタ5と、例えば
前記ライトガイドコネクタ5の側部から延出し、内視鏡
1で得られる撮像信号に映像信号処理を施す外部装置で
ある図示しないCCU(カメラコントロールユニット)
へ接続するCCUケーブル6と、前記CCUケーブル6
の端部に設けられ、CCUへ着脱自在に接続するCCU
コネクタ7とを備えて構成され、図示しない例えばOリ
ング及び接着剤等により水密構造となっている。
【0010】前記挿入部2は、前記操作部3の先端側に
連設され体腔内に挿入する細長の蛇管部11と、前記蛇
管部11の先端側に連設され前記操作部3からの操作に
より自在に湾曲する湾曲部12と、前記湾曲部12の先
端側に連設された硬質の先端部13とを備えて構成され
ている。前記操作部3は、前記湾曲部12を湾曲自在に
操作する湾曲操作レバー14を備えている。
【0011】図2に示すように、前記先端部13は、こ
の先端部13の本体枠21と、前記挿入部2と前記操作
部3と前記ユニバーサルコード4内を挿通し光入射端が
前記ライトガイドコネクタ5に配置されたライトガイド
22の光出射端と、前記ライトガイド22で導光された
照明光を被写体へ向けて配光する照明レンズ23と、被
写体像を撮像する撮像装置24とを備えて構成されてい
る。
【0012】前記撮像装置24は、前記撮像装置24を
前記本体枠21へ組み付ける先端枠25と、前記先端枠
25の先端部内周に気密に組み付けられたカバーガラス
26と、前記カバーガラス26の後端側に設けられ略円
筒状のレンズ枠31と、前記レンズ枠31内に組み付け
られ、被写体像を結像する対物レンズ群32と、前記レ
ンズ枠31の後端部に外嵌して接着剤等で固着されると
ともに、前記先端枠25の後端部内周に先端部が気密に
固着された略円筒状の絶縁枠33と、前記絶縁枠33の
後端部に気密に固着されたカバーガラス34と、前記カ
バーガラス34の後端面に接合され、被写体像を撮像し
て撮像信号を得るCCD35と、前記CCD35と半田
等で電気的に接合されつつ前記CCD35の後方に配置
され、例えば前記撮像信号を増幅する回路等が構成され
た回路基板36と、前記回路基板36に搭載された例え
ばコンデンサを含む電子部品37と、前記絶縁枠33の
後端に接合され、前記CCD35及び前記回路基板36
の周囲をシールドする例えば略円筒状で金属製のシール
ド枠38と、前記回路基板36に半田等により電気的に
接合され、前記回路基板36の後方へ延出する複数の導
線39と、前記複数の導線39が束ねられて構成された
信号ケーブル40の先端部と、前記シールド枠38の後
端に接合され、前記信号ケーブル40の先端部外周を締
め付けて保持するケーブル固定部材41と、前記CCD
35の後端面から前記信号ケーブル40の先端部にかけ
て設けられ、前記CCD35の電気接点部と前記回路基
板36と前記電子部品37と前記導線39の電気接点の
周辺を封止する封止剤42とを備えて構成されている。
前記信号ケーブル40は、前記挿入部2と前記操作部3
と前記ユニバーサルコード4と前記CCUケーブル6を
挿通して、他端が前記CCUコネクタ7に電気的に接続
されている。なお、前記回路基板36は、例えばリジッ
ドな基板であってもよいし、フレキシブル基板であって
もよい。また、前記封止剤42は、蒸気透過性が低く、
絶縁性のフッ素系ゴムからなり、このフッ素ゴムは、例
えばフッ素系シリコーン樹脂、或いは、フッ素化ポリエ
ーテル、或いは、パーフルオロポリエーテルポリマーを
主成分としている。
【0013】図3に示すように、前記CCUコネクタ7
は、前記CCUケーブル6の端部と、略円筒状に形成さ
れ、一方の孔から前記CCUケーブル6が内部に差し込
まれた枠体51と、前記枠体51の他方の孔を塞ぐ蓋5
2と、前記蓋52を貫通して固着され、枠体51の内外
を電気的に接続する複数のピン53と、前記枠体51内
部において、前記ピン53と半田等で電気的に接合する
導線39の端部と、前記枠体51内部において、前記ピ
ン53と前記導線39との接合部を封止する封止剤54
とを備えて構成されている。前記封止剤54は、蒸気透
過性が低く、絶縁性のフッ素系ゴムからなり、このフッ
素ゴムは、例えばフッ素系シリコーン樹脂、或いは、フ
ッ素化ポリエーテル、或いは、パーフルオロポリエーテ
ルポリマーを主成分としている。
【0014】次に、本実施の形態の作用を説明する。内
視鏡1にオートクレーブ滅菌を施すと、オートクレーブ
滅菌による蒸気が、図示しないOリング部及び接着部等
を透過して、内視鏡1の内部に侵入する。このとき、先
端部13内のCCD35と回路基板36との電気的接合
部と、回路基板36と、回路基板36上の電子部品37
と、導線39と回路基板36との電気的接合部は、蒸気
透過性が低く吸湿性が低い封止剤42で封止されてお
り、オートクレーブ滅菌の蒸気によるこれらの部位の破
損及び劣化が防止される。また、CCUコネクタ7内の
ピン53と導線39との電気的接合部は、蒸気透過性が
低く吸湿性が低い封止剤54で封止されており、オート
クレーブ滅菌の蒸気によるこれらの部位の錆び、破損及
び劣化が防止される。
【0015】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、オートクレーブ滅菌に対する耐性が向上する。ま
た、撮像装置を気密パッケージに収納しなくてもオート
クレーブ滅菌に対する耐性が得られるので、撮像装置が
気密パッケージに収納される構成に比して、挿入部2が
細径化し、また、低廉化が可能となる。従って、本実施
の形態によれば、オートクレーブ滅菌に対する耐性が向
上しつつ、挿入部が細径化し、低廉化が可能となるとい
う効果が得られる。また、外力が加わると断線する等し
て破損し易い電気的接合部が、封止剤42、54で覆わ
れているので、外力に対する電気的接合部の機械的耐性
が向上する。
【0016】(第2の実施の形態)図4は本発明の第2
の実施の形態に係り、先端部の構成を示す断面図であ
る。図4に示すように、本実施の形態では、前記第1の
実施の形態の先端部13(図2参照)に代わって、先端
部101が設けられている。他の構成は、前記第1の実
施の形態と同様である。
【0017】前記先端部101は、前記第1の実施の形
態の本体枠21(図2参照)と略同様に構成された本体
枠102と、前記第1の実施の形態のライトガイド22
(図2参照)と同様に構成されたライトガイド103の
光出射端部と、前記第1の実施の形態の照明レンズ23
(図2参照)と同様に構成された照明レンズ104と、
前記第1の実施の形態の撮像装置24(図2参照)に代
わって設けられた撮像装置105とを備えて構成されて
いる。
【0018】前記撮像装置105は、前記本体枠102
の透孔に嵌合固定され略円筒状に形成されたレンズ枠1
11と、前記レンズ枠111の先端部内周に水密に組み
付けられたカバーガラス112と、前記レンズ枠111
内に組み付けられた対物レンズ群113と、前記レンズ
枠111の後端部に嵌合して水密に接合され、絶縁部材
で形成された絶縁枠114と、前記絶縁枠114の後端
部内周に水密に固着されたフィールドレンズ115と、
前記フィールドレンズ115の後端面に接合されたカバ
ーガラス116と、前記カバーガラス116の後端面に
接合され、被写体像を撮像して撮像信号を得るCCD1
17と、前記CCD117の側面から後方に向けて延出
する複数のリード線118と、前記リード線118と電
気的に接合されるとともに、前記リード線118により
保持されて設けられた回路基板119と、前記回路基板
119と半田等で電気的に接合し、後方へ延出して撮像
信号等を伝送する複数の導線120の先端部と、前記導
線120を束ねた信号ケーブル121の先端部と、前記
回路基板119の後端面から前記信号ケーブル121の
先端部にわたって設けられ、前記回路基板119と前記
導線120との電気的接合部の周辺を封止する封止剤1
22とを備えて構成されている。なお、前記回路基板1
19は、例えばリジッドな基板であってもよいし、フレ
キシブル基板であってもよい。また、前記封止剤122
は、蒸気透過性が低く、絶縁性のフッ素系ゴムからな
り、このフッ素ゴムは、例えばフッ素系シリコーン樹
脂、或いは、フッ素化ポリエーテル、或いは、パーフル
オロポリエーテルポリマーを主成分としている。
【0019】次に、本実施の形態の作用を説明する。内
視鏡にオートクレーブ滅菌を施すと、オートクレーブ滅
菌による蒸気が、図示しないOリング部及び接着部等を
透過して、内視鏡の内部に侵入する。このとき、回路基
板119と導線120との電気的接合部は、蒸気透過性
が低く吸湿性が低い封止剤122で封止されており、オ
ートクレーブ滅菌の蒸気によるこれらの部位の破損及び
劣化が防止される。また、レンズ枠111とカバーガラ
ス112と絶縁枠114とフィールドレンズ115とで
囲まれる部位は水密構造となっているので、この内部へ
のオートクレーブ滅菌による蒸気の侵入が妨げられる。
【0020】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、オートクレーブ滅菌に対する耐性が向上する。ま
た、撮像装置を気密パッケージに収納しなくてもオート
クレーブ滅菌に対する耐性が得られるので、撮像装置が
気密パッケージに収納される構成に比して、挿入部が細
径化し、また、低廉化が可能となる。従って、本実施の
形態によれば、オートクレーブ滅菌に対する耐性が向上
しつつ、挿入部が細径化し、低廉化が可能となるという
効果が得られる。また、外力が加わると断線する等して
破損し易い電気的接合部が、封止剤122で覆われてい
るので、外力に対する電気的接合部の機械的耐性が向上
する。また、レンズ枠111とカバーガラス112と絶
縁枠114とフィールドレンズ115とで囲まれる部位
の内部への蒸気の侵入が妨げられるので、この内部に設
けられた光学系が蒸気で曇ることを防止できる。
【0021】(第3の実施の形態)図5は本発明の第3
の実施の形態に係り、先端部の構成を示す断面図であ
る。なお、本実施の形態では、前記第2の実施の形態と
同様に構成されている部位には同じ符号を付してその説
明を省略する。
【0022】図5に示すように、本実施の形態では、前
記第2の実施の形態の先端部101(図4参照)に代わ
って、先端部201が設けられている。前記先端部20
1は、前記第2の実施の形態の撮像装置105(図4参
照)に代わって、撮像装置202が設けられて構成され
ている。
【0023】前記撮像装置202は、前記第2の実施の
形態の撮像装置105(図4参照)と略同様に構成さ
れ、更に、絶縁枠114の後端部外周から前記回路基板
119の側面にかけて前記絶縁枠114の後端部と前記
CCD117と前記リード線118の少なくとも一部と
を覆う熱収縮チューブ211と、前記絶縁枠114と前
記回路基板119の前端面と前記熱収縮チューブ211
の内周面とで囲まれる部位に充填される充填剤212と
を備えて構成されている。前記充填剤212は、蒸気透
過性が低く、絶縁性のフッ素系ゴムからなり、このフッ
素ゴムは、例えばフッ素系シリコーン樹脂、或いは、フ
ッ素化ポリエーテル、或いは、パーフルオロポリエーテ
ルポリマーを主成分としている。また、熱収縮チューブ
211は、例えばフッ素樹脂等の蒸気透過性の低い材質
で形成してもよい。
【0024】次に、本実施の形態の作用を説明する。内
視鏡にオートクレーブ滅菌を施すと、オートクレーブ滅
菌による蒸気が内視鏡の内部に侵入する。このとき、回
路基板119と導線120との電気的接合部は、蒸気透
過性が低く吸湿性が低い封止剤122で封止されてお
り、オートクレーブ滅菌の蒸気によるこれらの部位の破
損及び劣化が防止される。また、レンズ枠111とカバ
ーガラス112と絶縁枠114とフィールドレンズ11
5とで囲まれる部位は水密構造となっているので、この
内部へのオートクレーブ滅菌による蒸気の侵入が妨げら
れる。また、熱収縮チューブ211及び充填剤212に
より、熱収縮チューブ211で囲まれた内部へのオート
クレーブ滅菌による蒸気の侵入が妨げられる。
【0025】以上説明した本実施の形態によれば、前記
第2の実施の形態と同様の効果が得られる。また、本実
施の形態によれば、CCD117及びそのリード線11
7のオートクレーブ滅菌に対する耐性が向上する。
【0026】(第4の実施の形態)図6は本発明の第4
の実施の形態に係り、先端部の構成を示す断面図であ
る。なお、本実施の形態では、前記第3の実施の形態と
同様に構成されている部位には同じ符号を付してその説
明を省略する。
【0027】図6に示すように、本実施の形態では、前
記第3の実施の形態の先端部201(図5参照)に代わ
って、先端部301が設けられている。前記先端部30
1は、前記第3の実施の形態の撮像装置202(図5参
照)に代わって、撮像装置302が設けられて構成され
ている。
【0028】前記撮像装置302は、前記第3の実施の
形態の撮像装置202(図5参照)と略同様に構成され
ているが、前記第3の実施の形態の熱収縮チューブ21
1(図5参照)に代わって、熱収縮チューブ311が設
けられ、前記第3の実施の形態の充填剤212(図5参
照)及び封止剤122(図5参照)に代わって、充填剤
312が設けられている。
【0029】前記熱収縮チューブ311は、絶縁枠11
4の後端部外周から信号ケーブル121の先端部外周に
かけて、絶縁枠114の後端部とCCD117とリード
線118と回路基板119と、導線120の信号ケーブ
ル121からの延出部とを覆うようにして設けられてい
る。また、前記充填剤312は、フィールドレンズ11
5の後端面と信号ケーブル121の先端部と熱収縮チュ
ーブ311の内周面とで囲まれる部位に充填されて設け
られている。前記充填剤312は、蒸気透過性が低く、
絶縁性のフッ素系ゴムからなり、このフッ素ゴムは、例
えばフッ素系シリコーン樹脂、或いは、フッ素化ポリエ
ーテル、或いは、パーフルオロポリエーテルポリマーを
主成分としている。また、熱収縮チューブ311は、例
えばフッ素樹脂等の蒸気透過性の低い材質で形成しても
よい。
【0030】次に、本実施の形態の作用を説明する。内
視鏡にオートクレーブ滅菌を施すと、オートクレーブ滅
菌による蒸気が内視鏡の内部に侵入する。このとき、レ
ンズ枠111とカバーガラス112と絶縁枠114とフ
ィールドレンズ115とで囲まれる部位は水密構造とな
っているので、この内部へのオートクレーブ滅菌による
蒸気の侵入が妨げられる。また、熱収縮チューブ311
及び充填剤312により、熱収縮チューブ211で囲ま
れた内部へのオートクレーブ滅菌による蒸気の侵入が妨
げられる。つまり、CCD117とリード線118と回
路基板119へ蒸気が到達することが妨げられる。
【0031】以上説明した本実施の形態によれば、前記
第3の実施の形態と同様の効果が得られる。また、本実
施の形態によれば、リード線118の全体が熱収縮チュ
ーブ311で囲まれているので、その分、オートクレー
ブ滅菌に対する耐性が向上する。◎また、回路基板11
9と導線120の接合部は、熱収縮チューブ311で囲
まれているので、その分、オートクレーブ滅菌に対する
耐性が向上する。
【0032】なお、本発明は、上述の実施の形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。例えば、CCDと回路基板
との電気的接合部は、CCDの電極と回路基板の電極と
を直接接合して構成してもよいし、CCDの電極と回路
基板の電極とを導線を介して接合して構成してもよい
し、CCDの電極と回路基板から延びる接続用の配線基
板の電極とを接合して構成してもよい。また、例えば、
内視鏡は、軟性の挿入部を有する軟性鏡であってもよい
し、硬性の挿入部を有する硬性鏡であってもよい。
【0033】[付記] (付記項1)被写体像を撮像する固体撮像素子と、第1
の電気的接合部で前記固体撮像素子と電気的に接続され
る回路基板と、第2の電気的接合部で前記回路基板と電
気的に接続される信号ケーブルと、第3の電気的接合部
で前記信号ケーブルと電気的に接続されるコネクタとを
有する内視鏡において、前記第1の電気的接合部と前記
回路基板と前記第2の電気的接合部と前記第3の電気的
接合部のうち少なくともいずれかを封止するフッ素ゴム
を備えたことを特徴とする内視鏡。
【0034】(付記項2)付記項1に記載の内視鏡であ
って、前記フッ素ゴムは、フッ素系シリコーン樹脂を主
成分とする。
【0035】(付記項3)付記項1に記載の内視鏡であ
って、前記フッ素ゴムは、パーフルオロポリエーテルポ
リマーを主成分とする。
【0036】(付記項4)対物レンズと、前記対物レン
ズによって結像される被写体像を受光する固体撮像素子
と、前記固体撮像素子と電気的に接続される基板と、前
記基板と電気的に接続される信号ケーブルと、前記信号
ケーブルと電気的に接続されるコネクタとを有する撮像
ユニットを備え、前記撮像ユニットの電気的接合部の少
なくとも一部をフッ素ゴムからなる封止剤で覆ったこと
を特徴とする内視鏡。
【0037】(付記項5)付記項4に記載の内視鏡であ
って、前記電気的接合部は、前記基板に設けた。
【0038】(付記項6)付記項4または5に記載の内
視鏡であって、前記電気的接合部は、前記コネクタに設
けた。
【0039】(付記項7)付記項4、5または6に記載
の内視鏡であって、前記封止剤は、フッ素系シリコーン
樹脂を主成分とする。
【0040】(付記項8)付記項4、5または6に記載
の内視鏡であって、前記封止剤は、パーフルオロポリエ
ーテルポリマーを主成分とする。
【0041】(付記項9)付記項1に記載の内視鏡であ
って、前記フッ素ゴムは、フッ素化ポリエーテルを主成
分とする。
【0042】(付記項10)付記項4、5または6に記
載の内視鏡であって、前記封止剤は、フッ素化ポリエー
テルを主成分とする。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オートクレーブ滅菌に対する耐性が向上しつつ、挿入部
が細径化し、低廉化が可能となるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1の実施の形態に
係り、図1は内視鏡の構成を示す説明図
【図2】先端部の構成を示す断面図
【図3】CCUコネクタの構成を示す断面図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係り、先端部の構
成を示す断面図
【図5】本発明の第3の実施の形態に係り、先端部の構
成を示す断面図
【図6】本発明の第4の実施の形態に係り、先端部の構
成を示す断面図
【符号の説明】
1…内視鏡 7…CCUコネクタ 13…先端部 35…CCD 36…回路基板 39…導線 42…封止剤 53…ピン 54…封止剤 117…CCD 119…回路基板 120…導線 122…封止剤 212…充填剤 122…封止剤 312…充填剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体像を撮像する固体撮像素子と、第1
    の電気的接合部で前記固体撮像素子と電気的に接続され
    る回路基板と、第2の電気的接合部で前記回路基板と電
    気的に接続される信号ケーブルと、第3の電気的接合部
    で前記信号ケーブルと電気的に接続されるコネクタとを
    有する内視鏡において、 前記第1の電気的接合部と前記回路基板と前記第2の電
    気的接合部と前記第3の電気的接合部のうち少なくとも
    いずれかを封止するフッ素ゴムを備えたことを特徴とす
    る内視鏡。
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