JP2001045855A - コンバインの伸縮式穀粒移送装置 - Google Patents

コンバインの伸縮式穀粒移送装置

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JP2001045855A
JP2001045855A JP11220150A JP22015099A JP2001045855A JP 2001045855 A JP2001045855 A JP 2001045855A JP 11220150 A JP11220150 A JP 11220150A JP 22015099 A JP22015099 A JP 22015099A JP 2001045855 A JP2001045855 A JP 2001045855A
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Japan
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cylinder
spiral
grains
grain
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JP11220150A
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English (en)
Inventor
Koji Suzuki
弘二 鈴木
Hiromasa Kikuzawa
尋正 菊沢
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動用移送筒内に残る残穀粒量を減少させて、
この移動用移送筒の収縮のときに、こぼれる穀粒を防止
しようとするものである 【解決手段】固定穀粒移送装置42から穀粒を受けて固
定用移送筒51に内装した外筒移送螺旋52で移送し、
更に伸縮自在の移動用移送筒56に内装した内筒移送螺
旋58で引継ぎ移送して機外へ穀粒を排出するが、伸縮
装置45の作動により、伸縮自在な該移動用移送筒56
は該固定用移送筒51内を伸縮移動すべく、該移動用移
送筒56の外径(D1)部を該固定用移送筒51の内径
(D2)部より小径とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固定穀粒移送装
置から穀粒を受けて固定用移送筒に内装した外筒移送螺
旋で移送し、更に伸縮自在な移動用移送筒に内装した内
筒移送螺旋で引継ぎ移送して機外へ穀粒を排出するが、
伸縮装置の作動により、伸縮自在な該移動用移送筒は該
固定用移送筒内を伸縮移動すべく、該移動用移送筒の外
径部を該固定用移送筒の内径部より小径とした技術であ
り、コンバインの伸縮式穀粒移送装置として利用でき
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンバインで収穫作業のとき
は、このコンバインの刈取機で刈取りした刈取り穀稈
は、脱穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済みで選別済み
の穀粒は、穀粒貯留タンク内ヘ供給されて一時貯留され
る。この貯留した穀粒を機外へ排出するときは、伸縮式
穀粒移送装置の固定用移送筒に内装した外筒移送螺旋で
移送され、更に伸縮装置の作動により、この固定用移送
筒の外径部へ移動用移送筒の内径部を挿入して、この移
動用移送筒に内装した内筒移送螺旋で引継ぎして移送さ
れて機外へ排出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】固定用移送筒の外径部
へ移動用移送筒の内径部が伸縮移動し、更に外筒移送螺
旋内へ内筒移送螺旋が伸縮移動する構成であり、これに
より、該移動用移送筒の内径部と該内筒移送螺旋の外径
部との間の隙間が広くなる構成であり、このために、こ
の移動用移送筒内に残る残穀粒量が多くなることが発生
し、この多量の残穀粒は、該移動用移送筒と該内筒移送
螺旋とが収縮作動するときに、該固定用移送筒の先端部
で押され、この移動用移送筒からこぼれることが発生し
ていたが、この発明により、この問題点を解決しようと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、穀粒移送始端部側の固定穀粒移送装置42から穀粒
の供給を受けて移送する外筒移送螺旋52を内装した固
定用移送筒51と、伸縮装置45によって伸縮自在で穀
粒を移送する内筒移送螺旋58を内装した移動用移送筒
56と、該外筒移送螺旋52と該内筒移送螺旋58とを
受ける移動用軸61とを設けたコンバインにおいて、該
移動用移送筒56の外径(D1)部を該固定用移送筒5
1の内径(D2)部より径小として該固定用移送筒51
内を該移動用移送筒56が伸縮移動することを特徴とす
るコンバインの伸縮式穀粒移送装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用】コンバインで収穫作業のときには、この
コンバインの刈取機で刈取りした刈取り穀稈は、脱穀機
へ供給されて脱穀され、脱穀済みで選別済みの穀粒は、
穀粒貯留タンク内へ供給されて一時貯留される。この貯
留した穀粒を機外へ排出するときは、伸縮式穀粒移送装
置の固定穀粒移送装置42の固定穀粒移送筒に内装した
固定移送螺旋から外筒移送螺旋52を内装した固定用移
送筒51へ供給され、この外筒移送螺旋52で移送さ
れ、更に伸縮装置45の作動により、この固定用移送筒
51の内径(D2)部より、移動用移送筒56の外径
(D1)部を小径としたこの移動用移送筒56の該外径
(D1)部を、該固定用移送筒51の該内径(D2)部
へ挿入し伸縮自在とし、又、該外筒移送螺旋52内へ該
移動用移送筒56に内装した内筒移送螺旋58を挿入し
て、伸縮自在としたこの内筒移送螺旋58で引継ぎして
移送されて機外へ排出する。
【0006】
【発明の効果】移動用移送筒56の外径(D1)部を固
定用移送筒51の内径(D2)部より、小径にして、こ
の移動用移送筒56の該外径(D1)部を該固定用移送
筒51の該内径(D2)部へ挿入し伸縮自在にしたこと
により、この移動用移送筒56の内径部と内装した内筒
移送螺旋58の外径部との間の隙間が狭くなり、このた
めに、この移動用移送筒56内に残る残穀粒量が小量と
なり、この小量の穀粒は、該移動用移送筒56と該内筒
移送螺旋58とが収縮作動するときに、該固定用移送筒
51の先端部で押されることがなくなり、この移動用移
送筒56からこぼれることがなくなった。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1に載置した脱穀機2に
装着した穀粒貯留タンク3内に貯留した穀粒を排出する
この穀粒貯留タンク3の上部に設けた伸縮式穀粒移送装
置4を図示して説明する。
【0008】前記コンバイン1の車台5の下部には、土
壌面を走行する左右一対の走行クロ−ラ6aを張設した
走行装置6を配設し、該車台5上部には、フィ−ドチエ
ン7と挾持杆7aとで挾持されて移送される刈取り穀稈
を脱穀し、脱穀済み穀粒を選別回収して一時貯留する穀
粒貯留タンク3を横側に装着した脱穀機2を載置した構
成である。
【0009】前記脱穀機2の前部には、前端位置から立
毛穀稈を分離する分草体8と、この分離された穀稈を引
き起す引起装置9と、引き起された穀稈を刈取る刈刃装
置10と、刈取られた穀稈を移送して、フィ−ドチエン
7と挾持杆7aとへ受渡しする穀稈掻込搬送装置11等
を設けてなる刈取機12は、油圧駆動による伸縮シリン
ダ13により、土壌面に対して昇降自在に作用させる構
成としている。
【0010】前記脱穀機2側には、コンバイン1の操作
制御を行う操作装置14と、作業者が搭乗する操縦席1
5とを設け、この操縦席15の下部には、エンジン16
を載置すると共に、後方には、穀粒貯留タンク3を設置
する。これら走行装置6、脱穀機2、刈取機12、及び
エンジン16等によって、該コンバイン1の機体17を
構成している。
【0011】前記刈取機12の穀稈掻込搬送装置11に
よって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送
される穀稈に接触作用することにより、脱穀機2へ穀稈
供給の有無を検出する穀稈センサ18を設けた構成であ
る。車台5の前端部に装架された走行用ミッション19
の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を
検出する車速センサ19aを設けた構成である。
【0012】前記脱穀機2は、図4で示す如く上部側に
は、脱穀室20と、排塵処理室21と、二番処理室22
とを設け、下部側には、選別室23を各々配置した構成
である。該脱穀室20内には、各種類の多数の抜歯24
aを植設した扱胴24を前後方向に軸支内装して設け、
刈取り穀稈を脱穀する構成である。前記脱穀室20の平
面視右側に位置させた二番処理室22内には、還元され
る未脱穀処理物(二番物)を前方へ移送しながら再処理
し、選別室23へ排出する多数の処理歯25a、及び二
番排出羽根25b等を装着した二番処理胴25と、後部
側に位置させた排塵処理室21内には、該脱穀室20か
ら供給される一部の未脱穀処理物を後方へ移送しながら
再処理する多数の移送羽根26a、処理歯26b、及び
排塵排出羽根26c等を装着した排塵処理胴26とを同
軸で軸支内装して設けた構成である。
【0013】前記脱穀室20の平面視左側の扱ぎ口27
に沿って、刈取り穀稈を挾持するフィ−ドチエン7と、
挾持杆7aとを配設すると共に、扱歯24aの外周縁下
部から扱胴カバ−27aの間を包囲する扱網27bを配
設した構成である。二番処理胴25の処理歯25aの外
周縁下部側を包囲する二番受板28を配設し、この二番
受板28の移送終端部には、一部の処理物を排出する二
番排出口28aを設けた構成である。排塵処理胴26の
処理歯26bの外周縁下部側を包囲する漏下具29を配
設し、この漏下具29の移送終端部には、藁屑、及び稈
切等を排出する排塵排出口29aを設けた構成である。
【0014】前記選別室23内には、扱網27bから漏
下した脱穀物と、漏下具29から漏下し処理物と、二番
排出口28aから排出される処理物と、排塵排出口29
aから排出される排塵物との供給を受けて、移送しなが
ら揺動選別する揺動選別装置30を、扱胴24の軸方に
沿わせて設けている。前記揺動選別装置30は前部よ
り、順次移送棚31aと、チャフシ−ブ31bと、スト
ロ−ラック31cとを設けると共に、該チャフシ−ブ3
1bの下部には、グレンシ−ブ31dを設けた構成であ
る。
【0015】前記揺動選別装置30の移送方向始端部側
(上手側)の下部には、送風羽根32aを回転自在に内
装した送風機32を設け、この送風機32で起風した選
別風を送風して穀粒と塵埃とに風選別する構成である。
前記送風機32の下手側の先端部は、一番選別棚33か
ら流下選別される穀粒を収容して一番螺旋34aによ
り、横送りする一番受樋34の上手側と接続し、その下
手側は該一番選別棚33の下端部と接続させ、この一番
選別棚33の上端部近傍下側には、二番選別棚35から
流下選別される未脱穀物(二番物)を収容して、二番螺
旋36aにより、横送りする二番受樋36の上手側上端
部を適宜の間隔を設け、重接状態に位置させ、この二番
選別棚35の上端部は、機外へ開放させた構成である。
【0016】前記一番螺旋34aで横送りされた穀粒
は、揚穀装置(図示せず)等で引継ぎして、穀粒貯留タ
ンク3内へ揚送して一時貯留する構成である。前記二番
螺旋36aで横送りされた未脱穀処理物(二番物)を引
継ぎして、二番処理室22内へ揚送する揚送螺旋37a
を内装した二番還元筒37を脱穀機2の平面視右側に斜
設した構成である。
【0017】前記揺動選別装置30の移送終端部上方側
には、送風機32の選別風と、該揺動選別装置30の揺
動選別とによる選別塵埃を共に、機外へ排出する排塵フ
アン38を設けた構成である。前記穀粒貯留タンク3内
の底部には、貯留した穀粒を後方へ移送りする横移送螺
旋3aを前後方向に設けると共に、移送された穀粒を引
継ぎして、継手ケ−ス39を介して方向変換する縦移送
螺旋40aを内装した縦排出支持筒40を略垂直姿勢で
回動可能に、該継手ケ−ス39の上側で該穀粒タンク3
の後側に支持して設けている。この縦排出支持筒40の
上端部に設けた上継手ケ−ス41を支点として、その全
長がコンバイン1の前後長に亘り前後へ伸縮移動、及び
上下移動して、機外へ穀粒を排出する伸縮式穀粒移送装
置4を設けた構成である。
【0018】前記伸縮式穀粒移送装置4は、図1〜図3
で示す如く縦排出支持筒40上側の上継手ケ−ス41に
接合する移送始端部の固定穀粒移送装置42と、中間部
の中間固定穀粒移送部43と、移送終端部の伸縮穀粒移
送部44と、伸縮装置45等よりなる構成である。前記
固定穀粒移送装置42は、図1で示す如く固定穀粒移送
筒46の移送始端は、上継手ケ−ス41に接続させると
共に、移送終端部は支持メタル47の外ボス47aの一
方側の内周面へ接続させた構成である。この固定穀粒移
送筒46には、固定移送螺旋48を内装して設け、この
固定移送螺旋48は固定用移送パイプ48aの外周部に
固定用移送螺旋プレ−ト48bを固着して設けた構成で
ある。
【0019】前記固定移送螺旋48の固定用移送パイプ
48aの移送始端部は、上継手ケ−ス41に内装して設
けた支持メタル41aで支持すると共に、移送終端部の
外周部には、円形状で突出部49aを有する受輪49を
固着して設け、この受輪49のこの突出部49aは、該
支持メタル47の内ボス47bの外周面へ挿入させた構
成である。又、該固定用移送パイプ48aの移送終端部
の内周部には、略中央部に角孔50aを設けた所定長さ
の受メタル50を固着した構成である。
【0020】前記固定移送螺旋48の固定用移送パイプ
48aの内周部で所定位置には、図1で示す如く伸縮穀
粒移送部44が収縮したときに、後述する移動用軸61
を軸支する略中央部に角孔67aを設けた所定長さの受
メタル67を設けた構成である。前記移動用軸61が収
縮したとに、この移動用軸61が大きく振れることが発
生して、固定用移送パイプ48aの内周面へ当接するこ
とが発生していたが、受メタル67を設けたことによ
り、これを防止できた。
【0021】前記中間穀粒移送部43は、図1で示す如
く内径(D2)とした固定用移送筒51の移送始端部
は、支持メタル47の外ボス47aの他方側の内周面へ
接続させた構成である。この固定用移送筒51には、外
筒移送螺旋52を内装して設け、この外筒移送螺旋52
は外筒52aの外周部に、螺旋プレ−ト52bを固着し
た構成である。
【0022】前記外筒移送螺旋52の外筒52aの移送
始端部の内周部には、略中央部に角孔53aを設けた支
持メタル53を設け、この支持メタル53の小径部53
b部を支持メタル47の内径部47cへ嵌入して支持し
た構成である。又、該外筒52aの内周部の前後方向所
定位置には、略中央部に角孔54aを設けた円形状の受
メタル54を設けた構成である。該外筒52aの移送終
端部の内周部には、例えば、ゴム材、又は樹脂材等より
なる受材55を設けた構成である。
【0023】前記外筒移送螺旋52の外筒52aの外径
(D5)と支持メタル47の内ボス47bの外径(D
6)とは、図1で示す如く略同じ径に形成した構成であ
る。これにより、前記内筒移送螺旋58の外径、及び外
筒移送螺旋52の外筒52aの外径を大きくすることが
できて、穀粒の移送が良好となる。前記伸縮穀粒移送部
44は、図1で示す如く外径(D1)とした移動用移送
筒56は、固定用移送筒51の内周部に伸縮自在に挿入
した構成であり、該移動用移送筒56の外径(D1)部
は、固定用移送筒51の内径(D2)部より小径とし
て、挿入可能な構成である。この移動用移送筒56の移
送終端部は、下方へ向けて突出する突出部56aを設
け、この突出部56aの下端部には、穀粒排出口56b
を設けた構成である。又、該移動用移送筒56の移送始
端部の外周部には、ゴム材、及び樹脂材等よりなる受材
57を設けた構成であり、この移送始端部は最伸張した
ときであっても、固定用移送筒51に所定長さは重合さ
せた構成である。該受材57は、図3で示す如く移送始
端部側を傾斜させて、穀粒移送の抵抗にならない構成と
している。
【0024】前記移動用移送筒56には、内筒移送螺旋
58を内装して設け、この内筒移送螺旋58は、内筒5
8aの外周部に、螺旋プレ−ト58bを固着した構成で
ある。この内筒58aの移送始・終端部の内周部には、
略中央部に角孔59aを設けた受メタル59,59を設
けると共に、移送始端部の外周部には、円形状の受板6
0を設け、この受板60の外周部は外筒移送螺旋52の
外筒52aの内周部を移動可能な構成である。これによ
り、この外筒52a内に混入する穀粒を防止できるし、
又、混入した穀粒は伸縮穀粒移送部44を伸張させると
排出できる。更に該外筒移送螺旋52の振れを防止でき
る。該内筒移送螺旋58の該螺旋プレ−ト58bの移送
終端部の所定長さの外径(D3)は、図1で示す如く該
外筒移送螺旋52の螺旋プレ−ト52bの外径(D4)
と略同じ外径に形成した構成である。
【0025】前記移動用移送筒56の移送終端部の側壁
板56cには、支持メタル61aを設け、この支持メタ
ル61aと受メタル59,59,54,50,及び支持
メタル53の各角孔59a,59a,54a,50a,
53aとで角形状(六角形状、又は四角形いずれの形状
でも可)の移動用軸61を軸支した構成である。この移
動用軸61の移送終端部の近傍には、内筒移送螺旋58
とこの内筒移送螺旋58の移送終端部側の該受メタル5
9とをボルト59b、及びナット59cで装着した構成
であり、該移動用移送筒56と内筒移動螺旋58と、こ
の移動用軸61とは、一体で伸縮装置45の作動によ
り、伸縮移動する構成である。この伸縮移動の範囲は、
略1m程度とした構成である。
【0026】前記伸縮装置45は、図1で示す如く固定
穀粒移送装置42の固定穀粒移送筒46には、正逆回転
する伸縮用モ−タ62、及びギヤ−ケ−ス63を設け、
この伸縮用モ−タ62の軸端部には、ギヤ−62aを設
け、該ギヤ−ケ−ス63には、回転軸63aを軸支して
設け、この回転軸63aにはギヤ−63bを軸支して設
けると共に、ピニオンギヤ−64を軸支して設けた構成
である。該ギヤ−62aと該ギヤ−63bとは、噛合す
る構成である。
【0027】前記移動用移送筒56の移送終端部には、
支持板65を設け、この支持板65には、ラックギヤ−
66aを設けた長方形状のラック棒66を装着すると共
に、このラック棒66は前後方向へ移動自在に支持メタ
ル47で軸支した構成である。前記ピニオンギヤ−64
とラック棒66のラックギヤ−66aとは、噛合する構
成であり、操作装置14に設けた操作レバ−14aの操
作方向により、伸縮用モ−タ62は正回転、又は逆回転
始動する構成であり、この始動に連動して、各ギヤ−6
2a,63bが回転駆動されて、ピニオンギヤ−64が
回転駆動され、ラックギヤ−66aを介してラック棒6
6が前方、又は後方へ移動され、伸縮穀粒移送部44が
前方、又は後方へ移動され、この伸縮穀粒移送部44の
移動用移送筒56、内筒移送螺旋58、及び移動用軸6
1等が伸縮する構成である。
【0028】前記ラック棒66を支持メタル47で軸支
したことにより、移動用移送筒56の振れ止め、及び廻
り止めの機能を持たすことができる。前記外筒移送螺旋
52の外筒52aは、図6、及び図7で示す如く移送始
端部側の所定長さの間の外径は小外経(D7)に形成す
ると共に、移送終端部側の所定長さの間の外径は大外径
(D8)に形成し、これら小外径(D7)と大外径(D
8)との間の所定長さは、テ−パ形状に形成した構成で
ある。
【0029】これにより、前記固定移送螺旋48から外
筒移送螺旋52へ穀粒の引継ぎが早くなり、支持メタル
47部で穀粒の停滞を防止することができる。前記外筒
移送螺旋52は、図8で示す如く移送始端部側の小径外
筒68a,継手具68b,移送終端部側の大径外筒68
c,及び螺旋プレ−ト52bよりなる構成である。
【0030】前記継手具68bは、図8で示す如く外径
形状はテ−パ形状に形成すると共に、内径部の略中央部
には、角孔68dを設け、この角孔68bで移動用軸6
1を軸支する構成である。これにより、穀粒の引継ぎが
早くなると共に、確実な接続が可能となると共に、コス
ト低減が可能である。
【0031】前記外筒移送螺旋52の外筒52は、図
6、及び図8で示す如くパイプ材で円周部に4箇所程度
の空間孔69を前後方向に設けた構成とするか、又は鉄
板部材4本で外周部を形成し、この鉄板材間はパイプ材
と同じ該空間孔69を前後方向に形成した構成である。
これにより、前記外筒移送螺旋52の重量軽減ができ
て、振れ防止が可能となり、又、空間孔69より漏下し
た穀粒は、内筒移送螺旋58を収縮させたときには、こ
の内筒移送螺旋58で移送ができることにより、移送能
力が向上する。
【0032】前記伸縮穀粒移送部44の移動用移送筒5
6に内装する移送螺旋70は、図9で示す如く移動用軸
61の外周部へ径大と径小との螺旋プレ−ト70aを直
接固着した構成である。又、この螺旋プレ−ト70aを
ふた口螺旋にするもよい。これにより、構成が簡単にな
ると共に、重量が軽減できることにより、前記移動用軸
61の振れを防止することができる。又、ふた口螺旋に
したことにより、小外径の螺旋プレ−ト70a部で穀粒
の移送能率を向上させて、この小外径部での穀粒の停滞
が防止できる。
【0033】前記固定用移送筒51の先端部の円周3箇
所には、図10、及び図11で示す如く支持板71をこ
の固定用移送筒51の外周部に、ボルト、及びナット等
で装着すると共に、この支持板71には、ロ−ラ71a
を支持ピン71bで軸支して設け、このロ−ラ71aの
外径部を移動用移送筒56の外周部へ当接状態に設け、
筒芯を調節する構成である。
【0034】前記ロ−ラ71aの一方側の側面部に当接
して、移動用移送筒56の回動を防止するガイド板72
を前後方向に設けた構成である。これにより、前記ロ−
ラ71aを多目的に使用することができて、全体構成を
簡略化することができる。前記伸縮装置45は、図1
2、及び図13で示す如く前移動パイプ73aと後移動
パイプ73bに分割し、この後移動パイプ73bには、
ラックギヤ−66aを設けたラック板73cを溶接等に
よって固着した構成である。これら前移動パイプ73a
と後移動パイプ73bとは、連接具74で接続させると
共に、該前移動パイプ73aの前端部は支持板65へ装
着した構成であり、該後移動パイプ73bは支持メタル
47の受孔75へ挿入して支持させた構成である。
【0035】前記支持メタル47の受孔75の中心位置
より、後移動パイプ73bの中心位置は、図13で示す
如く(L)寸法下方に位置させ、該後動パイプ73bと
ラック板73cとを熔接した熔接ビ−ド73dが、該支
持メタル47の内周部に当接しない構成である。前記固
定穀粒移送装置42の固定穀粒移送筒46には、ギヤ−
ケ−ス63を設け、このギヤ−ケ−ス63には、正・逆
回転する伸縮モ−タ62を設け、この伸縮モ−タ62の
軸端部には、ピニオンギヤ−64を設け、このピニオン
ギヤ−64とラック板73cのラックギヤ−66aと
は、噛合する構成であり、該ピニオンギヤ−64の正・
逆回転駆動により、伸縮穀粒移送部44が前方、又は後
方へ移動する構成である。
【0036】前記固定穀粒移送筒46、及び固定用移送
筒51の外周部の上側には、各支持板76aを設け、こ
の各支持板76aとギヤ−ケ−ス63に設けた各受板7
6bとには、各カバ−77をボルト、及びナット等によ
って装着した構成である。前記移動用移送筒56の先端
部の側壁板56cには、作業灯78を設け、突出部56
aには、穀粒センサ79を設け、これら作業灯78、及
び穀粒センサ79の各ハ−ネス78a,78bの先端部
近傍はコイル状に形成し、前移動パイプ73aに内装す
ると共に、連接具74の略中間部の丸孔74a部から固
定用移送筒51の外周部へ出して、クランプ80でこの
固定用移送筒51の外周部へ装着し、操作装置14へと
連接させた構成である。
【0037】これにより、前記後移動パイプ73bとラ
ック板73cとは、別部品として一体に構成することに
より、コスト低減が可能であり、更にこの後移動パイプ
73bの中心位置と支持メタル47の受孔75の中心位
置とは、相違させたことにより、熔接ビ−ド73dが、
支持メタル47の内周面に当接することがない。又、各
ハ−ネス78a,79aの処理が容易であると共に、外
観が良好となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】伸縮式穀粒移送装置部の拡大側断面図
【図2】図1のA−A拡大断面図
【図3】受材部の拡大側断面図
【図4】脱穀機の拡大側断面図
【図5】コンバインの全体側面図
【図6】他の実施例を示す図で、外筒移送螺旋部の拡大
側断面図
【図7】他の実施例を示す図で、図6のB−B断面図
【図8】他の実施例を示す図で、外筒移送螺旋部の拡大
側断面図
【図9】他の実施例を示す図で、内筒移送螺旋部の拡大
側断面図
【図10】他の実施例を示す図で、固定用移送筒部の拡
大側面図
【図11】他の実施例を示す図で、図10のC−C拡大
断面図
【図12】他の実施例を示す図で、伸縮装置部の拡大側
面図
【図13】他の実施例を示す図で、図12のD−D拡大
断面図
【符号の説明】
42 固定穀粒移送装置 45 伸縮装置 51 固定用移送筒 52 外筒移送螺旋 56 移動用移送筒 58 内筒移送螺旋 D1 外径(移動用移送筒) D2 内径(固定用移送筒)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒移送始端部側の固定穀粒移送装置4
    2から穀粒の供給を受けて移送する外筒移送螺旋52を
    内装した固定用移送筒51と、伸縮装置45によって伸
    縮自在で穀粒を移送する内筒移送螺旋58を内装した移
    動用移送筒56と、該外筒移送螺旋52と該内筒移送螺
    旋58とを受ける移動用軸61とを設けたコンバインに
    おいて、該移動用移送筒56の外径(D1)部を該固定
    用移送筒51の内径(D2)部より径小として該固定用
    移送筒51内を該移動用移送筒56が伸縮移動すること
    を特徴とするコンバインの伸縮式穀粒移送装置。
JP11220150A 1999-08-03 1999-08-03 コンバインの伸縮式穀粒移送装置 Pending JP2001045855A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101780662B1 (ko) * 2014-07-29 2017-09-21 이세키노우키가부시키가이샤 곡립 배출장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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