JP2001045647A - 保護リレーシステム - Google Patents

保護リレーシステム

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JP2001045647A
JP2001045647A JP11214296A JP21429699A JP2001045647A JP 2001045647 A JP2001045647 A JP 2001045647A JP 11214296 A JP11214296 A JP 11214296A JP 21429699 A JP21429699 A JP 21429699A JP 2001045647 A JP2001045647 A JP 2001045647A
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computer
relay
protection relay
input
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JP11214296A
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Inventor
Yuri Totsu
ユリ 戸津
Kenji Ito
健司 伊藤
Hideo Nakayama
日出男 中山
Kazushige Inoue
和茂 井上
Shinji Shimano
真司 嶋野
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Kansai Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用のハードウエアや専用のソフトウエアを
用いて製作する必要があるため情報産業に代表される技
術革新に遅れを取りがちである。その結果、演算処理能
力の向上が限られ、しかも各メーカが独自に開発する関
係上、開発コストが嵩む課題があった。 【解決手段】 系統情報の入力処理とトリップ信号の出
力処理を実施する装置を汎用の計算機を用いて構成する
とともに、リレー演算を実行する装置を汎用の計算機を
用いて構成し、LANを介して各汎用の計算機間を接続
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力系統、配電
系統等の送配電系統における電力保護システムに係り、
特に、技術革新が進んでいる汎用技術を使用して、大容
量処理が可能で、低価格な保護リレーシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図19は従来の保護リレーシステムを示
す構成図であり、図において、21は送電線の情報量
3,4を入力して事故判定の演算処理を実施し、その演
算結果に基づいて送電線に繋がる遮断器にトリップ指令
を出力する送電線保護盤、22は変圧器の情報量5,9
を入力して事故判定の演算処理を実施し、その演算結果
に基づいて変圧器に繋がる遮断器にトリップ指令を出力
する変圧器保護盤、23は変圧器の情報量6,10を入
力して事故判定の演算処理を実施し、その演算結果に基
づいて変圧器に繋がる遮断器にトリップ指令を出力する
変圧器保護盤、24は母線の情報量1,2,7,8を入
力して事故判定の演算処理を実施し、その演算結果に基
づいて母線に繋がる遮断器にトリップ指令を出力する母
線保護盤、25は配電線の情報量11,12を入力して
事故判定の演算処理を実施し、その演算結果に基づいて
配電線に繋がる遮断器にトリップ指令を出力する配電線
保護盤である。
【0003】次に動作について説明する。計器用変流器
(以下、CTという)が送電線の情報量3,4を送電線
保護盤21に供給できるレベルに変成すると、その送電
線の情報量3,4を送電線保護盤21に供給する。送電
線保護盤21は、送電線の情報量3,4を受けると、予
め定められた判定基準にしたがって事故判定の演算処理
を実施し、その送電線に繋がる遮断器を開放する必要が
ある場合には、その遮断器にトリップ指令を出力する。
【0004】また、CTが変圧器の情報量5,9を変圧
器保護盤22に供給できるレベルに変成すると、その変
圧器の情報量5,9を変圧器保護盤22に供給する。変
圧器保護盤22は、変圧器の情報量5,9を受けると、
予め定められた判定基準にしたがって事故判定の演算処
理を実施し、その変圧器に繋がる遮断器を開放する必要
がある場合には、その遮断器にトリップ指令を出力す
る。
【0005】同様に、CTが変圧器の情報量6,10を
変圧器保護盤23に供給できるレベルに変成すると、そ
の変圧器の情報量6,10を変圧器保護盤23に供給す
る。変圧器保護盤23は、変圧器の情報量6,10を受
けると、予め定められた判定基準にしたがって事故判定
の演算処理を実施し、その変圧器に繋がる遮断器を開放
する必要がある場合には、その遮断器にトリップ指令を
出力する。
【0006】さらに、CTが母線の情報量1,2,7,
8を母線保護盤24に供給できるレベルに変成すると、
その母線の情報量1,2,7,8を母線保護盤24に供
給する。母線保護盤24は、母線の情報量1,2,7,
8を受けると、予め定められた判定基準にしたがって事
故判定の演算処理を実施し、その母線に繋がる遮断器を
開放する必要がある場合には、その遮断器にトリップ指
令を出力する。
【0007】また、CTが配電線の情報量11,12を
配電線保護盤25に供給できるレベルに変成すると、そ
の配電線の情報量11,12を配電線保護盤25に供給
する。配電線保護盤25は、配電線の情報量11,12
を受けると、予め定められた判定基準にしたがって事故
判定の演算処理を実施し、その配電線に繋がる遮断器を
開放する必要がある場合には、その遮断器にトリップ指
令を出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の保護リレーシス
テムは以上のように構成されているので、専用のハード
ウエア及び専用のソフトウエアを用いて各種の保護盤を
製作すれば、電力系統を保護することができるが、専用
のハードウエアや専用のソフトウエアを用いて製作する
必要があるため情報産業に代表される技術革新に遅れを
取りがちである。その結果、演算処理能力の向上が限ら
れ、しかも各メーカが独自に開発する関係上、開発コス
トが嵩む課題があった。なお、各メーカが専用ハードウ
エアや専用ソフトウエアを用いて製作するため互換性が
なく、運用保守の習得に多くの時間を費やす必要がある
課題もあった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、技術革新が進む汎用技術を適用し
て、開発コストを低減することができる保護リレーシス
テムを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る保護リレ
ーシステムは、系統情報の入力処理とトリップ信号の出
力処理を実施する装置を汎用の計算機を用いて構成する
とともに、リレー演算を実行する装置を汎用の計算機を
用いて構成し、LANを介して各汎用の計算機間を接続
するようにしたものである。
【0011】この発明に係る保護リレーシステムは、入
出力処理用計算機及び保護リレー演算用計算機を主保護
用と、後備保護用とに分離するものである。
【0012】この発明に係る保護リレーシステムは、保
護リレー演算用計算機のみを主保護用と、後備保護用と
に分離するものである。
【0013】この発明に係る保護リレーシステムは、入
出力処理用計算機及び保護リレー演算用計算機をトリッ
プ回路のメインリレー駆動用と、フェイルセーフリレー
駆動用とに分離するものである。
【0014】この発明に係る保護リレーシステムは、保
護リレー演算用計算機のみをトリップ回路のメインリレ
ー駆動用と、フェイルセーフリレー駆動用とに分離する
ものである。
【0015】この発明に係る保護リレーシステムは、数
台の入出力処理用計算機が保護対象と関係なく各種の系
統情報を集約し、数台の保護リレー演算用計算機が各種
のリレー演算を集約するようにしたものである。
【0016】この発明に係る保護リレーシステムは、数
台の入出力処理用計算機及び保護リレー演算用計算機を
主保護用と、後備保護用とに分離するものである。
【0017】この発明に係る保護リレーシステムは、数
台の保護リレー演算用計算機のみを主保護用と、後備保
護用とに分離するものである。
【0018】この発明に係る保護リレーシステムは、数
台の入出力処理用計算機にリレー演算機能を搭載するよ
うにしたものである。
【0019】この発明に係る保護リレーシステムは、数
台の入出力処理用計算機にリレー演算機能の一部である
デジタルフィルター処理機能を搭載するようにしたもの
である。
【0020】この発明に係る保護リレーシステムは、保
護リレー演算用計算機が実行するリレー演算の動作条件
を調整する整定機能及び保護リレーの動作状態を表示す
る表示機能を備えた整定・表示用の専用計算機を設置す
るようにしたものである。
【0021】この発明に係る保護リレーシステムは、後
備保護用の入出力処理用計算機と保護リレー演算用計算
機を一体化するとともに、LANと切り離して設置する
ようにしたものである。
【0022】この発明に係る保護リレーシステムは、同
一のリレー演算を実行する保護リレー演算用計算機を複
数台設置し、複数台の保護リレー演算用計算機のうち、
過半数の保護リレー演算用計算機がトリップ信号を出力
する場合に限り、入出力処理用計算機が遮断器のトリッ
プ回路にトリップ信号を出力するようにしたものであ
る。
【0023】この発明に係る保護リレーシステムは、数
台の入出力処理用計算機がLANを介して数台の保護リ
レー演算用計算機と接続されるシステムを完全2系列化
するようにしたものである。
【0024】この発明に係る保護リレーシステムは、数
台の入出力処理用計算機,LAN又は数台の保護リレー
演算用計算機のいずれかを2系列化するようにしたもの
である。
【0025】この発明に係る保護リレーシステムは、系
統情報を入力してリレー演算を実行するフェールセーフ
リレー用計算機を設置し、そのフェールセーフリレー用
計算機と保護リレー演算用計算機の双方がトリップ信号
を出力する場合に限り、入出力処理用計算機が遮断器の
トリップ回路にトリップ信号を出力するようにしたもの
である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による保
護リレーシステムを示す構成図であり、図において、3
1〜35は電力系統の状態を示す系統情報を入力して、
その系統情報をLAN50に出力する一方、そのLAN
50からトリップ信号を入力して、遮断器のトリップ回
路にトリップ信号を出力する汎用の入出力処理用計算機
であり、特に、入出力処理用計算機である送電線保護用
入出力処理端末31は送電線を保護するための処理端
末、変圧器保護用入出力処理端末32,33は変圧器を
保護するための処理端末、母線保護用入出力処理端末3
4は母線を保護するための処理端末、配電線保護用入出
力処理端末35は配電線を保護するための処理端末であ
る。
【0027】41〜45は入出力処理用計算機である送
電線保護用入出力処理端末31等がLAN50に系統情
報を出力すると、そのLAN50から系統情報を入力し
てリレー演算を実行し、電力系統の遮断器を開放する必
要がある場合にはトリップ信号をLAN50に出力する
汎用の保護リレー演算用計算機であり、特に、保護リレ
ー演算用計算機である送電線保護用リレー演算端末41
は送電線を保護するための処理端末、変圧器保護用リレ
ー演算端末42,43は変圧器を保護するための処理端
末、母線保護用リレー演算端末44は母線を保護するた
めの処理端末、配電線保護用リレー演算端末45は配電
線を保護するための処理端末である。50は各種の処理
端末を相互に接続する汎用のLAN(例えば、イーサネ
ット、トークンパス、トークンリング、ATM等)であ
る。
【0028】図2は入出力処理用計算機及び保護リレー
演算用計算機の詳細構成を示す構成図であり、図におい
て、61は入力変換器、62はアナログフィルター、6
3はA/D変換部、64は伝送制御部、65はデジタル
入出力部、66はバス、67は伝送制御部、68はリレ
ー演算部、69はトリップ回路である。
【0029】次に動作について説明する。CTが電力系
統の情報量1〜12のレベル変換を実行すると、電力系
統の情報量1〜12は、入力変換器61によって入出力
処理用計算機31〜35に適した信号レベルに変換さ
れ、アナログフィルター62に入力される。
【0030】アナログフィルター62は、入力変換器6
1が情報量の信号レベルを変換すると、その情報量から
不要な高調波成分を除去してA/D変換部63に出力す
る。A/D変換部63は、アナログフィルター62によ
って処理された情報量(アナログ信号)を所定のサンプ
リング周期毎にサンプリングして、そのアナログ信号を
デジタル信号に変換する。
【0031】伝送制御部64は、A/D変換部63によ
りA/D変換された電力系統の瞬時値データ(デジタル
の情報量)を所定の伝送フォーマットに加工してLAN
50に出力する。LAN50は、入出力処理用計算機3
1〜35の伝送制御部64が電力系統の瞬時値データを
出力すると、保護リレー演算用計算機41〜45のう
ち、瞬時値データを出力する入出力処理用計算機に対応
する保護リレー演算用計算機に対して、その瞬時値デー
タを送信する。
【0032】保護リレー演算用計算機41〜45の伝送
制御部67は、入出力処理用計算機31〜35から伝送
された電力系統の瞬時値データを取り込み、その瞬時値
データをリレー演算部68に出力する。リレー演算部6
8は、デジタルフィルター処理、リレー単体演算処理、
シーケンス処理等の所定のリレー演算アルゴリズムに従
ってリレーの動作判定を実施する。その判定の結果、電
力系統の遮断器を開放する必要がある場合には、トリッ
プ信号を伝送制御部67に出力する。
【0033】そして、伝送制御部67は、リレー演算部
68からトリップ信号を受けると、そのトリップ信号を
所定の伝送フォーマットに加工してLAN50に出力す
る。LAN50は、保護リレー演算用計算機41〜45
の伝送制御部67がトリップ信号を出力すると、入出力
処理用計算機31〜35のうち、トリップ信号を出力す
る保護リレー演算用計算機に対応する入出力処理用計算
機に対して、そのトリップ信号を送信する。
【0034】入出力処理用計算機31〜35の伝送制御
部64は、保護リレー演算用計算機41〜45から伝送
されたトリップ信号を取り込み、そのトリップ信号をデ
ジタル入出力部65に出力する。デジタル入出力部65
は、伝送制御部64からトリップ信号を受けると、その
トリップ信号をトリップ回路69に出力する。
【0035】そして、トリップ回路69は、入出力処理
用計算機31〜35のデジタル入出力部65からトリッ
プ信号を受けると、ハードウエア処理を実行して、電力
系統における当該遮断器を開放する。
【0036】なお、データ伝送は、送電線保護用入出力
処理端末31と送電線保護用リレー演算端末41の間、
変圧器保護用入出力処理端末32と変圧器保護用リレー
演算端末42の間、変圧器保護用入出力処理端末33と
変圧器保護用リレー演算端末43の間、母線保護用入出
力処理端末34と母線保護用リレー演算端末44の間、
配電線保護用入出力処理端末35と配電線保護用リレー
演算端末45の間で行えばよく、イーサネットとTCP
/IP等の国際標準プロトコルにて実施できる。
【0037】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、系統情報の入力処理とトリップ信号の出力処
理を実施する装置を汎用の計算機を用いて構成するとと
もに、リレー演算を実行する装置を汎用の計算機を用い
て構成し、LANを介して各汎用の計算機間を接続する
ので、技術革新が進む汎用技術を適用して、開発コスト
を低減することができる効果を奏する。また、入出力処
理用計算機は電力系統の現場機器近傍に設置し、保護リ
レー演算用計算機はLANを経由して配電盤室に設置す
る場合には、現場機器から入出力用計算機までの距離が
短くなるため、制御ケーブルの大幅な削減につながり、
トータルコストの低減を図ることができる効果を奏す
る。
【0038】因みに、従来の保護リレーシステムの開発
コストは、ハードウエア費用が占める割合が極めて高い
が、この実施の形態1では、市販の計算機を使用するた
め、ハードウエア費用が割安になる。ソフトウエア費用
として、LAN制御用ソフトの開発費が発生するが、ソ
フトウエアはハードウエアと異なり、数が出ればコピー
効果により価格が低下するため、ハードウエア費用減少
分以下の価格に抑えることができる。したがって、従来
の保護リレーシステムよりも安く構築することができ
る。
【0039】実施の形態2.上記実施の形態1では、送
電線、変圧器、母線、配電線等から構成される電力系統
において、保護対象毎に入出力処理用計算機を1台、保
護リレー演算用計算機を1台設置するシステム構成につ
いて示したが、図3に示すように、例えば、送電線保護
用入出力処理端末31を主保護用の計算機(送電線主保
護用入出力処理端末31a)と後備保護用の計算機(送
電線後備保護用入出力処理端末31b)に分離するとと
もに、送電線保護用リレー演算端末41を主保護用の計
算機(送電線主保護用リレー演算端末41a)と後備保
護用の計算機(送電線後備保護用リレー演算端末41
b)に分離するようにしてもよい。
【0040】これにより、後備保護リレーは、万一主保
護リレーが動作できなかった場合のバックアップとして
設置するという現状の保護リレーシステムの思想を踏襲
できるため、1つの計算機がダウンした場合にも無保護
区間の発生を防止することができ、保護リレーシステム
の信頼度が向上する効果を奏する。
【0041】実施の形態3.上記実施の形態2では、入
出力処理用計算機を主保護用に1台、後備保護用に1台
の構成としたが、入出力処理用計算機は主保護用と後備
保護用で同じ処理を行うので、図4に示すように、入出
力処理用計算機は主保護用と後備保護用を兼務し、保護
リレー演算用計算機のみを主保護用と後備保護用に分離
するようにしてもよい。これにより、入出力処理用計算
機の台数を削減できる分、上記実施の形態2よりも低価
格なシステムを構築することができる。
【0042】実施の形態4.上記実施の形態1では、送
電線、変圧器、母線、配電線等から構成される電力系統
において、保護対象毎に入出力処理用計算機を1台、保
護リレー演算用計算機を1台設置するシステム構成につ
いて示したが、図6に示すように、現状の保護リレー盤
は、メインリレー用の入力変換器61aとフェールセー
フリレー用の入力変換器61bに分離され、メインリレ
ー処理用のユニット71の演算結果と、フェールセーフ
リレー処理用のユニット72の演算結果とをANDし
て、その結果、トリップ回路69が遮断器を開放するよ
うにしている。即ち、メインリレーとフェールセーフリ
レーを別ハードウエアとして、直列二重化構成とするこ
とにより、一個の部品不良では誤動作に至らないように
構成されている。
【0043】そこで、この実施の形態4では、図5に示
すように、例えば、送電線保護用入出力処理端末31を
メインリレー駆動用の計算機31cとフェールセーフリ
レー駆動用の計算機31dに分離するとともに、送電線
保護用リレー演算端末41をメインリレー駆動用の計算
機41cとフェールセーフリレー駆動用の計算機41d
に分離し、さらに、LAN50をメインリレー駆動用の
LAN50cとフェールセーフリレー駆動用のLAN5
0dに分離する。
【0044】これにより、現状の保護リレー盤における
誤動作対策の思想を踏襲できるため、1つのハードウエ
アが不良になった場合にも、誤動作の発生を防止するこ
とができ、保護リレーシステムの信頼度を向上すること
ができる。
【0045】実施の形態5.上記実施の形態4では、入
出力処理用計算機をメインリレー駆動用に1台、フェー
ルセーフリレー駆動用に1台の構成とするものについて
示したが、入出力処理用計算機では同じ処理を行ってい
るため、図7に示すように、入出力処理用計算機はメイ
ンリレー駆動用とフェールセーフリレー駆動用を兼務し
て、LAN50もハードウエア分離せず、保護リレー演
算用計算機のみをメインリレー駆動用とフェールセーフ
リレー駆動用に分離するようにしてもよい。これによ
り、入出力処理用計算機及びLANの台数を削減できる
分、上記実施の形態4よりも低価格なシステムを構築す
ることができる。
【0046】実施の形態6.上記実施の形態1では、送
電線、変圧器、母線、配電線等から構成される電力系統
において、保護対象毎に入出力処理用計算機を1台、保
護リレー演算用計算機を1台設置するシステム構成と
し、入出力処理用計算機が取り込む電力系統情報は各々
保護対象の情報を取り込むものについて示したが、図8
に示すように、取り込む電力系統情報を保護対象に関係
なく集約し、数台の入出力処理用計算機300にて処理
し、保護リレー演算も複数の保護対象を集約して数台の
保護リレー演算用計算機400に格納すると、現段階の
汎用技術が現状の保護リレー装置の数十倍の処理能力を
有する利点を最大限に活用できるため、少ない端末台数
でコンパクトなシステムを構築して、低価格なシステム
を提供することができる。
【0047】また、データ伝送において、1つの入出力
処理用計算機のデータを複数台の保護リレー演算用計算
機に伝送したり、1つ保護リレー演算用計算機のデータ
を複数台の入出力処理用計算機に伝送する必要が生じる
が、イーサネットとUDP/IPを用いたブロードキャ
スト送信を実施することにより、全端未一斉送信を実施
できるため伝送効率も向上する。なお、電力系統の各情
報量のサンプリング同期を取る必要がある場合は、各入
出力処理用計算機の時刻を合わせたり、GPS等の外部
信号に合わせる等の処置が必要である。
【0048】実施の形態7.上記実施の形態6では、送
電線、変圧器、母線、配電線等から構成される電力系統
において、保護対象に関係なく電力系統の情報量を集約
した数台の入出力処理用計算機と、保護リレー演算対象
を集約した数台の保護リレー演算用計算機で構成するシ
ステムについて示したが、図9に示すように、入出力処
理用計算機300を主保護用の計算機300aと後備保
護用の計算機300bに分離するとともに、保護リレー
演算用計算機400を主保護用の計算機400aと後備
保護用の計算機400bに分離する。
【0049】これにより、後備保護リレーは、万一主保
護リレーが動作できなかった場合のバックアップとして
設置するという現状の保護リレーシステムの思想を踏襲
できるため、1つの計算機がダウンした場合にも無保護
区間の発生を防止することができ、保護リレーシステム
の信頼度が向上する効果を奏する。
【0050】実施の形態8.上記実施の形態7では、入
出力処理用計算機を主保護用と後備保護用とに分離した
が、入出力処理用計算機は主保護用と後備保護用で同じ
処理を行うので、図10に示すように、入出力処理用計
算機は主保護用と後備保護用を兼務し、保護リレー演算
用計算機のみを主保護用と後備保護用に分離するように
してもよい。これにより、入出力処理用計算機の台数を
削減できる分、上記実施の形態7よりも低価格なシステ
ムを構築することができる。
【0051】実施の形態9.上記実施の形態6では、送
電線、変圧器、母線、配電線等から構成される電力系続
において、保護対象に関係なく電力系統の情報量を集約
した数台の入出力処理用計算機と、保護リレー演算対象
を集約した数台の保護リレー演算用計算機で構成するシ
ステムについて示したが、図11に示すように、例え
ば、入出力処理用計算機300cには母線保護用のリレ
ー演算機能を搭載し、入出力処理用計算機300dには
配電線保護用のリレー演算機能を搭載するようにする。
そして、CPUが伝送制御処理を行う空き時間を利用し
て、入出力処理用計算機でも保護リレー演算を行うシス
テム構成にすると、保護リレー演算用計算機の台数を削
減できる分、低価格なシステムを構築することができ
る。
【0052】実施の形態10.上記実施の形態6では、
送電線、変圧器、母線、配電線等から構成される電力系
統において、保護対象に関係なく電力系統の情報量を集
約した数台の入出力処理用計算機と、保護リレー演算対
象を集約した数台の保護リレー演算用計算機で構成する
システムについて示したが、図12に示すように、リレ
ー演算部68が実施するデジタルフィルター処理、リレ
ー単体演算処理、シーケンス処理等のうち、デジタルフ
ィルター処理機能を入出力処理用計算機300eに搭載
し、CPUが伝送制御処理を行う空き時間を利用して、
入出力処理用計算機300eがデジタルフィルター処理
を行うシステム構成にすると、保護リレー演算用計算機
の台数を削減できる分、低価格なシステムを構築するこ
とができる。
【0053】実施の形態11.上記実施の形態6では、
送電線、変圧器、母線、配電線等から構成される電力系
統において、保護対象に関係なく電力系統の情報量を集
約した数台の入出力処理用計算機と、保護リレー演算対
象を集約した数台の保護リレー演算用計算機で構成する
システムについて示したが、図13に示すように、保護
リレー演算用計算機400fから、リレーの動作条件を
調整する機構である整定部、リレーの動作状態を表示す
る機構である表示部、及びリレー動作時のアナログ入力
量やリレー演算結果等の詳細データを保存する機構であ
るデータ保存部を分離し、その整定部や表示部やデータ
保存部の機能を搭載した整定・表示専用計算機400g
を別途設置するシステム構成にしてもよい。
【0054】これにより、保護リレー演算用計算機がシ
ングルタスクCPUであって、リレー演算等を無限ルー
プ処理している場合でも、別に設置した整定・表示専用
計算機400gがシステムを停止することなく、整定変
更したり、リレー状態や保存データを表示することがで
きる。
【0055】実施の形態12.上記実施の形態7では、
保護リレー演算用計算機を主保護用の計算機400aと
後備保護用の計算機400bに分離し、後備保護用の計
算機400bをLAN50に接続するものについて示し
たが、図14に示すように、入出力処理用計算機の後備
保護用の計算機300bと、保護リレー演算用計算機の
後備保護用の計算機400bを一体化するとともに、そ
の一体化した計算機500をLAN50に接続せず、ロ
ーカルに設置するようにしてもよい。これにより、万一
LAN50に障害が発生した場合にも、ローカルに設置
した後備保護用の計算機500により無保護区間の発生
を防止することができるため、保護リレーシステムの信
頼度が向上する効果を奏する。
【0056】実施の形態13.上記実施の形態6では、
送電線、変圧器、母線、配電線等から構成される電力系
統において、保護対象に関係なく電力系統の情報量を集
約した数台の入出力処理用計算機と、保護リレー演算対
象を集約した数台の保護リレー演算用計算機で構成する
システムについて示したが、図15に示すように、同じ
処理内容の保護リレー演算用計算機を例えば3台設置し
て3系列化し、入出力処理用計算機300hでは、3台
の保護リレー演算用計算機400h,400i,400
jのうち、2台が動作判定を出力した場合にトリップ信
号を出力する等の多数決制御を実施するようにしてもよ
い。
【0057】これにより、万一保護リレー演算用計算機
が誤不動作した場合も、残りの保護リレー演算用計算機
の動作結果にてトリップすることができる。一方、1つ
の保護リレー演算用計算機が誤って動作した場合も、残
りの保護リレー演算用計算機が動作しないことによっ
て、誤ってトリップ信号が出力されるのを防ぐことがで
きる効果を奏する。
【0058】実施の形態14.上記実施の形態6では、
送電線、変圧器、母線、配電線等から構成される電力系
統において、保護対象に関係なく電力系統の情報量を集
約した数台の入出力処理用計算機と、保護リレー演算対
象を集約した数台の保護リレー演算用計算機とLANで
構成するシステムについて示したが、図16に示すよう
に、A系の保護リレーシステムとB系の保護リレーシス
テムのように完全2系列化することにより、片系がシス
テムダウンしても、残る一方のシステムが電力系統を運
用することが可能になる。
【0059】実施の形態15.上記実施の形態6では、
送電線、変圧器、母線、配電線等から構成される電力系
統において、保護対象に関係なく電力系統の情報量を集
約した数台の入出力処理用計算機と、保護リレー演算対
象を集約した数台の保護リレー演算用計算機とLANで
構成するシステムについて示したが、図17に示すよう
に、例えば、LANのみ2系列化するシステム構成(L
AN50AとLAN50Bに2系列化する)、または、
入出力処理用計算機のみ2系列化するシステム構成、ま
たは、保護リレー演算用計算機のみ2系列化するシステ
ム構成とすると、信頼性が比較的低いと考える部分のみ
の2系列化で、システムの稼働率を向上することができ
るため、完全2系列化するよりも低価格なシステムを構
築することができる。
【0060】実施の形態16.上記実施の形態6では、
送電線、変圧器、母線、配電線等から構成される電力系
統において、保護対象に関係なく電力系統の情報量を集
約した数台の入出力処理用計算機と、保護リレー演算対
象を集約した数台の保護リレー演算用計算機で構成する
システムとし、メインリレーとフェールセーフリレーに
ついて特に考慮しない構成としたが、図18に示すよう
に、各保護リレー演算用計算機400に対応するフェー
ルセーフリレー用計算機600を設置する。
【0061】フェールセーフリレー用計算機600で
は、当該保護対象に必要な電力系統情報を取り込み、各
保護リレー演算用計算機と各フェールセーフリレー用計
算機600のそれぞれのAND条件にてトリップ信号を
出力するシステム構成とすると、フェールセーフリレー
用計算機600の入力は、LAN50を経由しないロー
カルな入力によりフェールセーフリレー演算を実施する
ため、LAN50の不良時に誤ったトリップ信号の出力
を回避することができるため、システムの誤動作を防止
することができる効果を奏する。
【0062】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、系統
情報の入力処理とトリップ信号の出力処理を実施する装
置を汎用の計算機を用いて構成するとともに、リレー演
算を実行する装置を汎用の計算機を用いて構成し、LA
Nを介して各汎用の計算機間を接続するように構成した
ので、技術革新が進む汎用技術を適用して、開発コスト
を低減することができる効果がある。また、入出力処理
用計算機は電力系統の現場機器近傍に設置し、保護リレ
ー演算用計算機はLANを経由して配電盤室に設置する
場合には、現場機器から入出力用計算機までの距離が短
くなるため、制御ケーブルの大幅な削減につながり、ト
ータルコストの低減を図ることができる効果がある。
【0063】この発明によれば、入出力処理用計算機及
び保護リレー演算用計算機を主保護用と、後備保護用と
に分離するように構成したので、1つの計算機がダウン
した場合にも、電力系統に無保護区間が生じないため、
電力供給支障を招かずに済み、保護リレーシステムの信
頼度を確保できる効果がある。
【0064】この発明によれば、保護リレー演算用計算
機のみを主保護用と、後備保護用とに分離するように構
成したので、1つの保護リレー演算用計算機がダウンし
た場合にも、電力系統に無保護区間が生じないため、電
力供給支障を招かずに済み、保護リレーシステムの信頼
度を確保できる効果がある。
【0065】この発明によれば、入出力処理用計算機及
び保護リレー演算用計算機をトリップ回路のメインリレ
ー駆動用と、フェイルセーフリレー駆動用とに分離する
ように構成したので、現状の保護リレー盤における誤動
作対策の思想を踏襲できるようになり、その結果、1つ
のハードウエアが不良になった場合にも誤ってトリップ
信号を出力する不具合を回避することができる効果があ
る。
【0066】この発明によれば、保護リレー演算用計算
機のみをトリップ回路のメインリレー駆動用と、フェイ
ルセーフリレー駆動用とに分離するように構成したの
で、1つの保護リレー演算用計算機が不良になった場合
にも、誤ってトリップ信号を出力する不具合を回避する
ことができる効果がある。
【0067】この発明によれば、数台の入出力処理用計
算機が保護対象と関係なく各種の系統情報を集約し、数
台の保護リレー演算用計算機が各種のリレー演算を集約
するように構成したので、現段階の汎用技術が現状の保
護リレー装置の数十倍の処理能力を有する利点を最大限
に活用できるため、少ない端末台数でコンパクトなシス
テムを構築して、低価格なシステムを提供することがで
きる効果がある。
【0068】この発明によれば、数台の入出力処理用計
算機及び保護リレー演算用計算機を主保護用と、後備保
護用とに分離するように構成したので、1つの計算機が
ダウンした場合にも、電力系統に無保護区間が生じない
ため、電力供給支障を招かずに済み、保護リレーシステ
ムの信頼度を確保できる効果がある。
【0069】この発明によれば、数台の保護リレー演算
用計算機のみを主保護用と、後備保護用とに分離するよ
うに構成したので、1つの保護リレー演算用計算機がダ
ウンした場合にも、電力系統に無保護区間が生じないた
め、電力供給支障を招かずに済み、保護リレーシステム
の信頼度を確保できる効果がある。
【0070】この発明によれば、数台の入出力処理用計
算機にリレー演算機能を搭載するように構成したので、
数台に集約した保護リレー演算用計算機の台数をさらに
削減することができるようになり、その結果、さらに安
価な保護リレーシステムを構築することができる効果が
ある。
【0071】この発明によれば、数台の入出力処理用計
算機にリレー演算機能の一部であるデジタルフィルター
処理機能を搭載するように構成したので、数台に集約し
た保護リレー演算用計算機の台数をさらに削減すること
ができるようになり、その結果、さらに安価な保護リレ
ーシステムを構築することができる効果がある。また、
入出力処理用計算機の処理内容は標準化できるため共通
のソフトウエアを使用することでさらなるコスト低減を
図ることができる効果がある。
【0072】この発明によれば、保護リレー演算用計算
機が実行するリレー演算の動作条件を調整する整定機能
及び保護リレーの動作状態を表示する表示機能を備えた
整定・表示用の専用計算機を設置するように構成したの
で、計算機がシングルタスクCPUであってもシステム
を停止することなく、整定操作やリレー状態の表示を行
うことができる効果がある。
【0073】この発明によれば、後備保護用の入出力処
理用計算機と保護リレー演算用計算機を一体化するとと
もに、LANと切り離して設置するように構成したの
で、LANに障害が発生した場合にも、ローカルに設置
した後備保護リレーによって電力系統の保護をバックア
ップすることができる効果がある。
【0074】この発明によれば、同一のリレー演算を実
行する保護リレー演算用計算機を複数台設置し、複数台
の保護リレー演算用計算機のうち、過半数の保護リレー
演算用計算機がトリップ信号を出力する場合に限り、入
出力処理用計算機が遮断器のトリップ回路にトリップ信
号を出力するように構成したので、数台の保護リレー演
算用計算機が誤動作・誤不動作した場合にも、確実なト
リップを行うことができるようになり、保護リレーシス
テムの誤動作率と誤不動作率が低下する効果がある。
【0075】この発明によれば、数台の入出力処理用計
算機がLANを介して数台の保護リレー演算用計算機と
接続されるシステムを完全2系列化するように構成した
ので、片系のシステムがダウンした場合にも、残る一方
のシステムが電力系統を運用することができる効果があ
る。
【0076】この発明によれば、数台の入出力処理用計
算機,LAN又は数台の保護リレー演算用計算機のいず
れかを2系列化するように構成したので、システムの稼
働率を向上することができるようになり、その結果、完
全2系列化するよりも低価格なシステムを構築すること
ができる効果がある。
【0077】この発明によれば、系統情報を入力してリ
レー演算を実行するフェールセーフリレー用計算機を設
置し、そのフェールセーフリレー用計算機と保護リレー
演算用計算機の双方がトリップ信号を出力する場合に限
り、入出力処理用計算機が遮断器のトリップ回路にトリ
ップ信号を出力するように構成したので、システムの誤
動作を防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による保護リレーシ
ステムを示す構成図である。
【図2】 入出力処理用計算機及び保護リレー演算用計
算機の詳細構成を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による保護リレーシ
ステムを示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による保護リレーシ
ステムを示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による保護リレーシ
ステムを示す構成図である。
【図6】 トリップ回路の直列二重化構成を示す構成図
である。
【図7】 この発明の実施の形態5による保護リレーシ
ステムを示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態6による保護リレーシ
ステムを示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態7による保護リレーシ
ステムを示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態8による保護リレー
システムを示す構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態9による保護リレー
システムを示す構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態10による保護リレ
ーシステムを示す構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態11による保護リレ
ーシステムを示す構成図である。
【図14】 この発明の実施の形態12による保護リレ
ーシステムを示す構成図である。
【図15】 この発明の実施の形態13による保護リレ
ーシステムを示す構成図である。
【図16】 この発明の実施の形態14による保護リレ
ーシステムを示す構成図である。
【図17】 この発明の実施の形態15による保護リレ
ーシステムを示す構成図である。
【図18】 この発明の実施の形態16による保護リレ
ーシステムを示す構成図である。
【図19】 従来の保護リレーシステムを示す構成図で
ある。
【符号の説明】
31 送電線保護用入出力処理端末(入出力処理用計算
機)、32,33 変圧器保護用入出力処理端末(入出
力処理用計算機)、34 母線保護用入出力処理端末
(入出力処理用計算機)、35 配電線保護用入出力処
理端末(入出力処理用計算機)、41 送電線保護用リ
レー演算端末(保護リレー演算用計算機)、42,43
変圧器保護用リレー演算端末(保護リレー演算用計算
機)、44母線保護用リレー演算端末(保護リレー演算
用計算機)、45 配電線保護用リレー演算端末(保護
リレー演算用計算機)、50 LAN。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 健司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 中山 日出男 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2 号 メルコパワーシステムズ株式会社内 (72)発明者 井上 和茂 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 嶋野 真司 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の状態を示す系統情報を入力し
    て、その系統情報をLANに出力する一方、そのLAN
    からトリップ信号を入力して、遮断器のトリップ回路に
    トリップ信号を出力する入出力処理用計算機と、上記入
    出力処理用計算機がLANに系統情報を出力すると、そ
    のLANから系統情報を入力してリレー演算を実行し、
    電力系統の遮断器を開放する必要がある場合にはトリッ
    プ信号をLANに出力する保護リレー演算用計算機とを
    備えた保護リレーシステム。
  2. 【請求項2】 入出力処理用計算機及び保護リレー演算
    用計算機を主保護用と、後備保護用とに分離することを
    特徴とする請求項1記載の保護リレーシステム。
  3. 【請求項3】 保護リレー演算用計算機のみを主保護用
    と、後備保護用とに分離することを特徴とする請求項1
    記載の保護リレーシステム。
  4. 【請求項4】 入出力処理用計算機及び保護リレー演算
    用計算機をトリップ回路のメインリレー駆動用と、フェ
    イルセーフリレー駆動用とに分離することを特徴とする
    請求項1記載の保護リレーシステム。
  5. 【請求項5】 保護リレー演算用計算機のみをトリップ
    回路のメインリレー駆動用と、フェイルセーフリレー駆
    動用とに分離することを特徴とする請求項1記載の保護
    リレーシステム。
  6. 【請求項6】 数台の入出力処理用計算機が保護対象と
    関係なく各種の系統情報を集約し、数台の保護リレー演
    算用計算機が各種のリレー演算を集約することを特徴と
    する請求項1記載の保護リレーシステム。
  7. 【請求項7】 数台の入出力処理用計算機及び保護リレ
    ー演算用計算機を主保護用と、後備保護用とに分離する
    ことを特徴とする請求項6記載の保護リレーシステム。
  8. 【請求項8】 数台の保護リレー演算用計算機のみを主
    保護用と、後備保護用とに分離することを特徴とする請
    求項6記載の保護リレーシステム。
  9. 【請求項9】 数台の入出力処理用計算機にリレー演算
    機能を搭載することを特徴とする請求項6記載の保護リ
    レーシステム。
  10. 【請求項10】 数台の入出力処理用計算機にリレー演
    算機能の一部であるデジタルフィルター処理機能を搭載
    することを特徴とする請求項6記載の保護リレーシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 保護リレー演算用計算機が実行するリ
    レー演算の動作条件を調整する整定機能及び保護リレー
    の動作状態を表示する表示機能を備えた整定・表示用の
    専用計算機を設置することを特徴とする請求項6記載の
    保護リレーシステム。
  12. 【請求項12】 後備保護用の入出力処理用計算機と保
    護リレー演算用計算機を一体化するとともに、LANと
    切り離して設置することを特徴とする請求項7記載の保
    護リレーシステム。
  13. 【請求項13】 同一のリレー演算を実行する保護リレ
    ー演算用計算機を複数台設置し、入出力処理用計算機
    は、複数台の保護リレー演算用計算機のうち、過半数の
    保護リレー演算用計算機がトリップ信号を出力する場合
    に限り、遮断器のトリップ回路にトリップ信号を出力す
    ることを特徴とする請求項1記載の保護リレーシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 数台の入出力処理用計算機がLANを
    介して数台の保護リレー演算用計算機と接続されるシス
    テムを完全2系列化することを特徴とする請求項6記載
    の保護リレーシステム。
  15. 【請求項15】 数台の入出力処理用計算機,LAN又
    は数台の保護リレー演算用計算機のいずれかを2系列化
    することを特徴とする請求項6記載の保護リレーシステ
    ム。
  16. 【請求項16】 系統情報を入力してリレー演算を実行
    するフェールセーフリレー用計算機を設置し、入出力処
    理用計算機は、そのフェールセーフリレー用計算機と保
    護リレー演算用計算機の双方がトリップ信号を出力する
    場合に限り、遮断器のトリップ回路にトリップ信号を出
    力することを特徴とする請求項6記載の保護リレーシス
    テム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100956712B1 (ko) * 2009-07-29 2010-05-06 (주)정인시스템 송전·배전선로의 고장구간 자동개폐장치
JP2011229201A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Hitachi Ltd 配電線保護リレーユニット整定値設定支援システム
WO2023042344A1 (ja) * 2021-09-16 2023-03-23 株式会社東芝 保護・制御システム

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