JPH06324149A - デジタル放射線モニタ・ドロワシステム - Google Patents

デジタル放射線モニタ・ドロワシステム

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JPH06324149A
JPH06324149A JP5114909A JP11490993A JPH06324149A JP H06324149 A JPH06324149 A JP H06324149A JP 5114909 A JP5114909 A JP 5114909A JP 11490993 A JP11490993 A JP 11490993A JP H06324149 A JPH06324149 A JP H06324149A
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JP
Japan
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card
switch
mother board
drawer
main cpu
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JP5114909A
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Inventor
Shinji Igawa
慎司 井川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、システムの運転中にカードの故障が
発生しても、システム運転に影響を与えることなく活線
状態で故障カードの交換を行なえ、システムの稼働率の
向上、およびMTTRの短縮化を図れることを最も主要
な目的とする。 【構成】本発明は、放射性物質取扱施設に設置されて、
施設の放射線の監視を行なうデジタル放射線モニタのド
ロワシステムにおいて、所定の機能を有する各カードと
マザー・ボードとの接続点にスイッチをそれぞれ設け、
かつスイッチとして、信号線については3ステート・バ
ッファで構成し、また電源ラインについてはサイリスタ
等の電力制御用半導体スイッチで構成し、メインCPU
カードは、カードの故障を認識すると制御指令を出力し
て、故障したカードとマザー・ボードとの接続点に設け
られたスイッチをオフすると共に、故障したカードをソ
フトウェア的にシステムから除外することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所等の放射
性物質取扱施設に設置されて、施設の放射線レベル等の
監視を行なうデジタル放射線モニタのドロワシステムに
係り、特にシステムの運転中にカードの故障が発生して
も、システムの運転に影響を与えることなく活線状態で
故障カードの交換を可能とし、システムの稼働率の向
上、ならびにMTTRの短縮化を図れるようにしたデジ
タル放射線モニタ・ドロワシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、原子力発電所等の放射性物質
取扱施設においては、施設の放射線レベル等の監視を行
なうデジタル放射線モニタが設置されている。そして、
このデジタル放射線モニタは、所定の機能を有する複数
枚のカードが挿入されるスロットを有するドロワシステ
ムを備えている。
【0003】図5は、この種の従来のデジタル放射線モ
ニタ・ドロワシステムの構成例を示すブロック図であ
る。図5において、ドロワに挿入される所定の機能を有
する複数枚のカード、すなわち伝送カード2、デジタル
出力カード(以下、DOカード)3、デジタル入力カー
ド(以下、DIカード)4、アナログ出力カード(以
下、AOカード)5、アナログ入力カード(以下、AI
カード)6、表示CPUカード7は、120ピンのコネ
クタでマザー・ボード10に接続されている。また、こ
のマザー・ボード10には、コネクタでメインCPUカ
ード1も接続されている。さらに、マザー・ボード10
上の信号線(データ・バス、アドレス・バス等)は、全
てのカード1〜7がワイヤードORで接続されている。
【0004】そして、マザー・ボード10上の各信号線
を介してドロワ内に構築されたシステムの制御を行なう
メインCPUカード1が、各カード2〜7とのデータの
入出力を行なうようになっている。
【0005】なお、図5中、8はELディスプレイ、9
はパネルスイッチをそれぞれ示している。ところで、こ
のようなドロワシステムにおいて、ドロワ内のカードの
故障が発生した場合には、システムの電源を落とした後
に、当該故障したカードの交換、修理を行なっている。
【0006】この場合、システムの運転上、特に支障の
ないカードに故障が発生した時にも、システムの電源を
切り、システムの運転を中断して、故障したカードの交
換を行なっている。そのため、故障カード以外の他のカ
ードの機能が阻害されることになり、システムの稼働率
に影響を与えてしまう。活線状態で、他のカードの機能
を阻害する
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
デジタル放射線モニタのドロワシステムにおいては、シ
ステムの運転中に、運転に支障のないカードの故障が発
生した場合にも、システムの運転を中断して故障カード
の交換を行なわなければならないことから、システムの
稼働率が低下するという問題があった。
【0008】本発明の目的は、デジタル放射線モニタの
ドロワシステムにおいて、システムの運転中にカードの
故障が発生しても、システムの運転に影響を与えること
なく活線状態で故障カードの交換を行なえ、システムの
稼働率の向上、ならびにMTTRの短縮化を図ることが
可能な極めて信頼性の高いデジタル放射線モニタ・ドロ
ワシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、原子力発電所等の放射性物質取扱施設に設置され
て、当該施設の放射線の監視を行なうデジタル放射線モ
ニタで、ドロワ内に挿入される所定の機能を有する複数
枚のカードとマザー・ボードとを接続し、当該マザー・
ボード上の信号線を介してドロワ内に構築されたシステ
ムの制御を行なうメインCPUカードが、各カードとの
データの入出力を行なうようにしたドロワシステムにお
いて、まず、請求項1に記載の発明では、各カードとマ
ザー・ボードとの接続点にスイッチをそれぞれ設け、か
つ当該スイッチとして、信号線については3ステート・
バッファで構成し、また電源ラインについてはサイリス
タ等の電力制御用半導体スイッチで構成し、メインCP
Uカードは、カードの故障を認識すると制御指令を出力
して、故障したカードとマザー・ボードとの接続点に設
けられたスイッチをオフすると共に、故障したカードを
ソフトウェア的にシステムから除外するようにしてい
る。
【0010】また、請求項2に記載の発明では、各カー
ドとマザー・ボードとの接続点にスイッチをそれぞれ設
けると共に、マザー・ボード上に手動スイッチを設け、
かつスイッチとして、信号線については3ステート・バ
ッファで構成し、また電源ラインについてはサイリスタ
等の電力制御用半導体スイッチで構成し、カードの故障
発生に伴なう手動スイッチの手動操作により、故障した
カードとマザー・ボードとの接続点に設けられたスイッ
チをオフすると共に、メインCPUカードは、手動スイ
ッチによるスイッチのオフを認識すると、故障したカー
ドをソフトウェア的にシステムから除外するようにして
いる。
【0011】さらに、請求項3に記載の発明では、上記
請求項1または2に記載のデジタル放射線モニタ・ドロ
ワシステムにおいて、故障したカードの交換時におけ
る、両サイドの基板との電気的、機械的接触による誤動
作を防止する絶縁材料からなるカード引き抜き治具を取
り付けるようにしている。
【0012】
【作用】従って、まず、請求項1に記載の発明のデジタ
ル放射線モニタ・ドロワシステムにおいては、各カード
とマザー・ボードとの接続点に、信号線については3ス
テート・バッファ、電源ラインについては電力制御用半
導体スイッチで構成したスイッチをそれぞれ設け、メイ
ンCPUカードがカードの故障を認識した場合に、故障
カードとマザー・ボードとの接続点のスイッチをオフす
ると共に、故障カードをソフトウェア的にシステムから
除外することにより、システムの運転中でも、スイッチ
をオフして他のカードの機能を阻害することなく、すな
わちマザー・ボード上の信号線に影響を与えることな
く、故障したカードの交換を行なうことが可能となる。
【0013】これにより、システムの稼働率の向上と共
に、MTTRの短縮化を図ることができる。また、請求
項2に記載の発明のデジタル放射線モニタ・ドロワシス
テムにおいては、各カードとマザー・ボードとの接続点
に、信号線については3ステート・バッファ、電源ライ
ンについては電力制御用半導体スイッチで構成したスイ
ッチをそれぞれ設けると共に、マザー・ボード上に手動
スイッチを設け、カードの故障発生に伴なう手動スイッ
チの手動操作により、故障カードとマザー・ボードとの
接続点のスイッチをオフすると共に、これをメインCP
Uカードが認識すると、故障カードをソフトウェア的に
システムから除外することにより、システムの運転中で
も、スイッチをオフして他のカードの機能を阻害するこ
となく、すなわちマザー・ボード上の信号線に影響を与
えることなく、故障したカードの交換を行なうことが可
能となる。
【0014】これにより、システムの稼働率の向上と共
に、MTTRの短縮化を図ることができる。さらに、請
求項3に記載の発明のデジタル放射線モニタ・ドロワシ
ステムにおいては、絶縁材料からなるカード引き抜き治
具を取り付けることにより、故障カードの交換時に、両
サイドの基板との電気的、機械的接触による誤動作を防
止することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明によるデジタル放
射線モニタ・ドロワシステムの構成例を示すブロック図
であり、図5と同一部分には同一符号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0016】すなわち、本実施例のデジタル放射線モニ
タ・ドロワシステムは、図5の従来の構成に加えて、マ
ザー・ボード10と各カード(伝送カード2、DOカー
ド3、DIカード4、AOカード5、AIカード6)と
の間のマザー・ボード10上に、スイッチ11をそれぞ
れ設けた構成としている。
【0017】ここで、各スイッチ11は、信号線につい
ては3ステート・バッファで、電源ラインについてはサ
イリスタ等の電力制御用半導体スイッチでそれぞれ構成
している。
【0018】図2は、図1における1スロット分のスイ
ッチ11部分の詳細な構成例を示す回路図であり、図1
と同一要素には同一符号を付して示している。図2にお
いて、12はマザー・ボード10上に設けた信号線用の
3ステート・バッファであり、カード18とマザー・ボ
ード10との間を、信号線14を介して接続している。
【0019】また、13はマザー・ボード10上に設け
た電源ライン用の電力制御用半導体スイッチ(サイリス
タ等)であり、カード18とマザー・ボード10上に設
けた図示しない電源との間を、電源ライン15を介して
接続している。
【0020】一方、3ステート・バッファ12、および
電力制御用半導体スイッチ13のスイッチ端子には、メ
インCPUカード1からの制御ライン16が、それぞれ
オア回路OR1、OR2を介して接続し、メインCPU
カード1がカード18の故障を認識した場合に、その制
御指令により3ステート・バッファ12、電力制御用半
導体スイッチ13をオフするようにしている。また、こ
れと同時に、メインCPUカード1は、故障したカード
18をソフトウェア的にシステムから除外するようにし
ている。
【0021】次に、以上のように構成した本実施例のデ
ジタル放射線モニタ・ドロワシステムの作用について、
図3に示すフロー図を用いて説明する。まず、システム
の運転中には、スイッチ11はオン状態にあり、各カー
ド2〜6は、マザー・ボード10とスイッチ11を介し
て接続されている。すなわち、各カード2〜6とマザー
・ボード10との間が、信号線については3ステート・
バッファ12、電源ラインについては電力制御用半導体
スイッチ13により、それぞれ接続されている。
【0022】これにより、メインCPUカード1は、各
カード2〜7とデータの入出力を行なっている。次に、
このような状態において、あるカード、例えばDOカー
ド3に故障が発生した場合には、メインCPUカード1
の認識の基に、メインCPUカード1から制御ライン1
6を通して出力される制御指令により、故障したDOカ
ード3とマザー・ボード10との接続点に設けられたス
イッチ11、すなわち3ステート・バッファ12、およ
び電力制御用半導体スイッチ13が自動的にオフされ
る。これにより、故障したDOカード3とマザー・ボー
ド10との間の接続、すなわち信号線の接続、および電
源ラインの接続が断ち切られる。
【0023】この場合、3ステート・バッファ12は、
オフ時にその出力が高インピーダンス状態となり、マザ
ー・ボード10上の他の信号線には影響を与えない状態
となる。また、電力制御用半導体スイッチ13のオフ時
には、故障したDOカード3とマザー・ボード10との
間のみ電源が断たれ、マザー・ボード10上の他の電源
ラインには影響を与えない状態となる。
【0024】その後、この故障したDOカード3をマザ
ー・ボード10より引き抜き、交換、修理を行なう。こ
れにより、故障したDOカード3以外の他のカードの機
能を阻害することなく、すなわちシステムの電源を切る
ことなく、またシステムの運転に影響を与えることな
く、活線状態で、故障したDOカード3の交換を行なう
ことができる。
【0025】一方、上記において、メインCPUカード
1における故障カードの発生の認識は、パネル・スイッ
チ9の操作の基に、表示CPUカード7を通して行なわ
れる。そして、このメインCPUカード1の認識の基
に、故障したDOカード3とマザー・ボード10との間
の切り離しが行なわれ、メインCPUカード1は、故障
したDOカード3をソフトウェア的にシステムから除外
し、システムとしての動作を継続して行なう。
【0026】これにより、ソフトウェアでの故障したD
Oカード3へのアクセスを省くことができるため、無駄
な処理、ソフトウェア異常を防ぐことができる。次に、
DOカード3の交換、修理を行なった後、当該DOカー
ド3をマザー・ボード10に挿入する。
【0027】そして、メインCPUカード1の認識の基
に、メインCPUカード1から制御ライン16を通して
出力される制御指令により、故障したDOカード3とマ
ザー・ボード10との接続点に設けられたスイッチ1
1、すなわち電力制御用半導体スイッチ13、および3
ステート・バッファ12が自動的にオンされる。これに
より、故障したDOカード3とマザー・ボード10との
間の接続、すなわち電源ラインの接続、信号線の接続が
再び成される。
【0028】その後、パネル・スイッチ9の操作の基
に、表示CPUカード7を通して、メインCPUカード
1にDOカード3の復帰を認識させる。これにより、シ
ステムは、通常運転に復帰する。
【0029】なお、図3は、カードの交換手順を示すフ
ロー図である。また、DOカード3以外の他のカードに
故障が発生した場合においても、前述の場合と同様にし
てカードの交換が行なわれる。
【0030】以上により、システムの稼働率の向上を図
ると共に、MTTRの短縮化を図ることができる。上述
したように、本実施例のデジタル放射線モニタ・ドロワ
システムは、マザー・ボード10と各カード(伝送カー
ド2、DOカード3、DIカード4、AOカード5、A
Iカード6)との間のマザー・ボード10上に、信号線
については3ステート・バッファ12、電源ラインにつ
いては電力制御用半導体スイッチ13で構成したスイッ
チ11をそれぞれ設け、メインCPUカード1は、カー
ドの故障を認識すると制御指令を出力して、故障したカ
ードとマザー・ボード10との接続点に設けられたスイ
ッチ11をオフすると共に、故障したカードをソフトウ
ェア的にシステムから除外するようにしたものである。
【0031】従って、カードに故障が発生した場合に、
従来のように、システムの電源を切り、故障したカード
の交換を行なう必要はなく、故障したカードの接続点に
設けられたスイッチ11のみを切るため、システムの運
転を停止させることなく、活線状態で、他のカードの機
能を阻害することなく、故障したカードを交換、修理す
ることができる。
【0032】また、メインCPUカード1が故障カード
の発生を認識すると、故障したDOカード3がソフトウ
ェア的にシステムから除外されるため、無駄な処理、ソ
フトウェア異常を防ぐことができる。
【0033】これにより、システムの稼働率の向上、な
らびにMTTRの短縮化を図ることが可能となる。尚、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、次のよ
うにしても同様に実施できるものである。
【0034】(a)上記実施例では、カードの故障をメ
インCPU1がカード認識した場合に、その制御指令に
より故障カードとマザー・ボード10との接続点に設け
られたスイッチ1、すなわち3ステート・バッファ1
2、電力制御用半導体スイッチ13を自動的にオフする
場合について説明したが、これに限らず、例えば図2に
示すように、マザー・ボード10上に手動スイッチ20
を設け、カードの故障発生に伴なう手動スイッチ20の
手動操作により、オア回路OR3、オア回路OR4を介
して、スイッチ11、すなわち3ステート・バッファ1
2、電力制御用半導体スイッチ13を自動的にオフする
ことにより、故障したカードとマザー・ボード10との
接続(信号線、電源ライン)を切り離すようにしてもよ
い。
【0035】また、この場合、その切り離された情報、
すなわちスイッチ11がオフした旨の情報を、OR回路
5を介してカード・ステータス信号22として、メイン
CPUカード1に伝達し、システムから故障したカード
をソフトウェア的に除外するようにする。
【0036】これにより、上記実施例の場合と同様に、
故障したカード以外の他のカードの機能を阻害すること
なく、活線状態で故障したカードの交換を行なうことが
できる。
【0037】(b)上記(a)において、マザー・ボー
ド10上に手動スイッチ20を配置する場合、場所の関
係からその設置が困難であるような時には、手動スイッ
チ20を、操作に都合のよい各基板の上部に配置するよ
うにすればよい。ただし、この場合には、カードを取り
外した時に、スイッチの情報が失われるので、マザー・
ボード10上にホールド回路、例えばフリップ・フロッ
プ19を設けるようにする。
【0038】(c)活線状態のままカードの交換を行な
う場合、前述した方法により、マザー・ボード10より
信号線等を切り離すことは可能である。しかし、デジタ
ル放射線モニタ・ドロワシステムの構造上、両サイドに
は通電、動作中の基板が挿入されており、カードの交換
時に、両サイドとの電気的、機械的接触による誤動作が
発生する可能性がある。
【0039】そこで、例えば図4に示すように、両サイ
ドの基板23との電気的、機械的接触による誤動作等を
防止するために、絶縁材料で作られたカード引き抜き治
具として、例えば絶縁カバー25を取り付けて、故障し
たカードの交換を行なうことにより、より信頼性の高い
システムとなる。なお、図4中、24はガイドレールを
示している。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
子力発電所等の放射性物質取扱施設に設置されて、当該
施設の放射線の監視を行なうデジタル放射線モニタで、
ドロワ内に挿入される所定の機能を有する複数枚のカー
ドとマザー・ボードとを接続し、当該マザー・ボード上
の信号線を介してドロワ内に構築されたシステムの制御
を行なうメインCPUカードが、各カードとのデータの
入出力を行なうようにしたドロワシステムにおいて、各
カードとマザー・ボードとの接続点にスイッチをそれぞ
れ設け、かつ当該スイッチとして、信号線については3
ステート・バッファで構成し、また電源ラインについて
はサイリスタ等の電力制御用半導体スイッチで構成し、
メインCPUカードは、カードの故障を認識すると制御
指令を出力して、故障したカードとマザー・ボードとの
接続点に設けられたスイッチをオフすると共に、故障し
たカードをソフトウェア的にシステムから除外するか、
または各カードとマザー・ボードとの接続点にスイッチ
をそれぞれ設けると共に、マザー・ボード上に手動スイ
ッチを設け、かつスイッチとして、信号線については3
ステート・バッファで構成し、また電源ラインについて
はサイリスタ等の電力制御用半導体スイッチで構成し、
カードの故障発生に伴なう手動スイッチの手動操作によ
り、故障したカードとマザー・ボードとの接続点に設け
られたスイッチをオフすると共に、メインCPUカード
は、手動スイッチによるスイッチのオフを認識すると、
故障したカードをソフトウェア的にシステムから除外す
るようにしたので、システムの運転中にカードの故障が
発生しても、システムの運転に影響を与えることなく活
線状態で故障カードの交換を行なえ、システムの稼働率
の向上、ならびにMTTRの短縮化を図ることが可能な
極めて信頼性の高いデジタル放射線モニタ・ドロワシス
テムが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタル放射線モニタ・ドロワシ
ステムの一実施例を示すブロック図。
【図2】同実施例における1スロット分のスイッチ部分
の構成例を示す回路図。
【図3】同実施例におけるカード故障発生が発生した際
の故障カードの交換手順を説明するためのフロー図。
【図4】故障カードの交換時に使用する絶縁カバー(カ
ード引き抜き治具)の構成例を示す概要図。
【図5】従来のデジタル放射線モニタ・ドロワシステム
の構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…メインCPUカード、2…伝送カード、3…DOカ
ード、4…DIカード、5…AOカード、6…AIカー
ド、7…表示CPUカード、8…ELディスプレイ、9
…パネルスイッチ、10…マザー・ボード、11…スイ
ッチ、12…3ステート・バッファ、13…電力制御用
半導体スイッチ、14…信号線、15…電源ライン、1
6…制御ライン、17…制御ライン、18…カード、1
9…フリップ・フロップ、20…手動スイッチ、21…
基板上スイッチ、22…カード・ステータス信号、23
…基板、24…ガイドレール、25…絶縁カバー、OR
1〜OR5…オア回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力発電所等の放射性物質取扱施設に
    設置されて、当該施設の放射線の監視を行なうデジタル
    放射線モニタで、ドロワ内に挿入される所定の機能を有
    する複数枚のカードとマザー・ボードとを接続し、当該
    マザー・ボード上の信号線を介して前記ドロワ内に構築
    されたシステムの制御を行なうメインCPUカードが、
    前記各カードとのデータの入出力を行なうようにしたド
    ロワシステムにおいて、 前記各カードとマザー・ボードとの接続点にスイッチを
    それぞれ設け、かつ当該スイッチとして、信号線につい
    ては3ステート・バッファで構成し、また電源ラインに
    ついてはサイリスタ等の電力制御用半導体スイッチで構
    成し、 前記メインCPUカードは、前記カードの故障を認識す
    ると制御指令を出力して、前記故障したカードとマザー
    ・ボードとの接続点に設けられた前記スイッチをオフす
    ると共に、前記故障したカードをソフトウェア的にシス
    テムから除外するようにしたことを特徴とするデジタル
    放射線モニタ・ドロワシステム。
  2. 【請求項2】 原子力発電所等の放射性物質取扱施設に
    設置されて、当該施設の放射線の監視を行なうデジタル
    放射線モニタで、ドロワ内に挿入される所定の機能を有
    する複数枚のカードとマザー・ボードとを接続し、当該
    マザー・ボード上の信号線を介して前記ドロワ内に構築
    されたシステムの制御を行なうメインCPUカードが、
    前記各カードとのデータの入出力を行なうようにしたド
    ロワシステムにおいて、 前記各カードとマザー・ボードとの接続点にスイッチを
    それぞれ設けると共に、前記マザー・ボード上に手動ス
    イッチを設け、かつ前記スイッチとして、信号線につい
    ては3ステート・バッファで構成し、また電源ラインに
    ついてはサイリスタ等の電力制御用半導体スイッチで構
    成し、 前記カードの故障発生に伴なう前記手動スイッチの手動
    操作により、前記故障したカードとマザー・ボードとの
    接続点に設けられた前記スイッチをオフすると共に、前
    記メインCPUカードは、前記手動スイッチによるスイ
    ッチのオフを認識すると、前記故障したカードをソフト
    ウェア的にシステムから除外するようにしたことを特徴
    とするデジタル放射線モニタ・ドロワシステム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2に記載のデジタル
    放射線モニタ・ドロワシステムにおいて、 前記故障したカードの交換時における、両サイドの基板
    との電気的、機械的接触による誤動作を防止する絶縁材
    料からなるカード引き抜き治具を取り付けるようにした
    ことを特徴とするデジタル放射線モニタ・ドロワシステ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6096267A (en) * 1997-02-28 2000-08-01 Extraction Systems, Inc. System for detecting base contaminants in air
JP2004354166A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Toshiba Corp 原子炉出力監視装置

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