JP2001044414A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2001044414A
JP2001044414A JP22140099A JP22140099A JP2001044414A JP 2001044414 A JP2001044414 A JP 2001044414A JP 22140099 A JP22140099 A JP 22140099A JP 22140099 A JP22140099 A JP 22140099A JP 2001044414 A JP2001044414 A JP 2001044414A
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Japan
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layer
electrode
aluminum
semiconductor
semiconductor device
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JP22140099A
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Yuji Takayanagi
雄治 高柳
Junichi Onari
淳一 小斉
Koji Sakuraba
康二 桜庭
Kazuyuki Takahashi
一幸 高橋
Yuji Shinno
裕二 新野
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Hitachi Ltd
Hitachi Power Semiconductor Device Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Haramachi Electronics Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体装置においてチップ面積に占めるターミ
ネーション領域の割合を縮小する。 【解決手段】裏面電極と、該裏面電極上に形成した半導
体層と、該半導体層に形成した半導体能動領域と、該半
導体能動領域を取り囲むように形成したガードリング
と、前記能動領域に接合する第1電極と前記カ゛ート゛リン
グに接合する第2電極からなる半導体装置において、少
なくとも前記第2電極はバリアメタル層から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置にかか
り、特にガードリングにより半導体能動領域を囲むプレ
ーナーターミネーション構造を有する半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数のガードリングにより半導体素子の
能動領域を囲むプレーナーターミネーション構造により
半導体素子の高耐圧化は近年急速に進展し、現在では1
0,000Vに近い耐圧を有する素子が開発されてい
る。
【0003】プレーナーターミネーションは半導体素子
の能動領域を囲むガードリングの本数を増加して電界を
分散させることにより電界のかかる領域を拡げ、高耐圧
化を図る構造である。また、ガードリングへの電界集中
を防止するためにガードリング上には導電性の金属膜な
どからなるフィールド電極を形成する必要がある。
【0004】ところで、大電流用の半導体装置、例えば
絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(以下IGBTと
称する)あるいはダイオードは、シリコン基板の表面に
絶縁ゲート形トランジスタ、バイポーラトランジスタ等
の電子回路を形成し、この電子回路を取り囲むように上
記のプレーナーターミネーションを形成した構造となっ
ている。さらに、前記電子回路を形成した部分の表面に
は比較的厚膜のアルミニウムからなる表面電極を形成
し、該表面電極上に外部電極と接続するためアルミニウ
ムワイヤを配置し、該アルミニウムワイヤに超音波振動
を加えて表面電極に直接ワイヤボンディングする構造と
なっている。
【0005】ワイヤボンディングの接着強度は超音波振
動印加時の加圧力および表面電極の厚みに左右されるこ
とから、前記強度を増強するために加圧力を強く、ま
た、前記表面電極の厚みを厚くすることが必要である。
しかし、加圧力の増加は前記アルミニウム電極の下層に
配置した半導体装置に悪影響が与える可能性があるため
その増加には限界があり、アルミニウム電極の厚みの増
加により接着強度を向上して信頼性強化を図っている。
【0006】図8は、ワイヤボンディングの信頼性試験
の結果を示す図である。図において横軸は主電極を構成
するアルミニウム電極の厚み(μm)を示し、縦軸はワ
イヤボンディング破断率(%)を示す。図に示すよう
に、アルミニウム電極の厚みを略6.5μm以上とする
ことによりワイヤボンディング部の良好な信頼性(引っ
張り強度など)が得られる。なお、現在の3KVクラス
のIGBTでは7.0μmのアルミニウム電極を採用し
ている。
【0007】また、特開平10−12571公報には、
ワイヤボンディング時に表面電極の下に形成された半導
体素子層への加圧ダメージを最小限にするために表面電
極をバリアメタルとアルミ電極の2層で形成することが
示されている。
【0008】また、前記プレーナターミネーションを有
する高耐圧半導体チップをパッケージに組み込む手法と
しては、前述のワイヤボンディングあるいは半田などを
用いて外部電極と接続するモジュールタイプが従来主流
であったが、最近では主電極接続のためにワイヤボンデ
ィングを用いず、半導体チップを直接電極で加圧する圧
接型タイプの開発が進められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、半導体
素子の能動領域の周辺にはプレーナーターミネーション
領域を形成している。プレーナーターミネーションの1
チップ(13mm□)に占める割合は、現在開発を進め
ている5KVクラスのIGBTでは、3kVクラスのI
GBTに対し、38%から52%へと増加している。す
なわち、半導体素子の高耐圧化に伴ない、能動領域面積
の比率が減少している。このためチップ面積に占めるタ
ーミネーション領域の削減が急務となっている。
【0010】図9は従来のプレーナーターミネーション
構造を示す図である。図において、1はN型半導体基
板、11はP型コレクタ層、12はN型層、21はP型
エミッタ層、22は裏面電極である。301はP型ガー
ドリング層であり、半導体基体上に複数本リング状に形
成してある。302はターミネーション領域に形成した
フィールド酸化膜、303はアルミニウムからなるフィ
ールド電極であり、フィールド電極303はガードリン
グ層301とオーミック接触しフィールド酸化膜302
の一部を覆うように形成している。304はアルミニウ
ム主電極である。305はガードリング301とフィー
ルド電極303の界面に析出したシリコン酸化物(Si
35)である。この析出物は高温処理を行う場合に半導
体層とアルミニウムの界面に発生しやすい。
【0011】フィールド電極303はフィールド酸化膜
302を介してN型半導体基板1に形成される空乏層を
拡げて電界集中を緩和する。フィールド酸化膜302へ
の電界集中を緩和するためには、フィールド酸化膜30
2の上をできるだけフィールド電極303で覆うことが
好ましい。しかし、隣接するフィールド電極303間に
電位差が生じるため隣接する電極間は絶縁しておくこと
が必要である。
【0012】ところが、従来の半導体チップの製造プロ
セスでは、前記アルミニウム主電極304とフィールド
電極303とは同一プロセスで形成した電極膜で形成す
る。したがって、前述のようにワイヤボンディング部の
良好な信頼性(引っ張り強度など)を得るため、アルミ
ニウムで形成する主電極304の厚みを7.0μm以上
に形成すると、アルミニウムで形成するフィールド電極
303の厚みは7.0μm以上となる。したがって前記
電極303の断面は図9に示すような形状となり、ター
ミネーション領域のスペース寸法Aは図に示すように必
要以上に増加し、ターミネーション領域縮小化の妨げに
なる。なお、現状では図9に示す形状で3KVクラスの
耐圧を得ることができる。
【0013】また、ガードリングを形成するP型半導体
層301とフィールド電極303は同電位であることが
必要がある。しかし、この間には微少電流が流れるのみ
であるからガードリング層301とフィールド電極30
3間はオーミック接触していればよい。したがって、ガ
ードリングを形成するP型半導体層301とフィールド
電極303のコンタクト寸法Cを縮小して半導体装置全
体を小型化することが可能である。
【0014】ところが、図9に示す従来構造では、アル
ミニウム主電極304の形成と同時にフィールド電極3
03を高温で形成するため、ガードリング層301とア
ルミニウムからなるフィールド電極303の界面にシリ
コンの酸化物(Si35)が析出する。
【0015】図10は半導体基板とアルミニウム(アル
ミシリコン)電極(シリコン含有率1ないし2%)の界
面に析出するシリコン酸化物(Si35)の粒径とアル
ミニウム電極膜厚との関係を示す図である。図に示すよ
うに、析出物305の粒径はアルミニウム電極の厚みに
略比例し、アルミニウム電極の膜厚を7.0μm以上に
形成した場合、4.0μm以上のSi35 が析出し、
コンタクト部においてオーミック接続不良が発生する可
能性がある。したがって、コンタクト領域穴寸法は1
0.0μm以上に設定することが必要であり、ターミネ
ーション領域の縮小化の妨げになる。
【0016】一方、チップ内に能動領域を複数個配置し
た半導体装置においては、各能動領域を均一に動作させ
るために、外部のゲートドライバからのゲート信号を各
能動領域内の絶縁ゲートに遅滞なく伝達するゲート配線
が必要である。従来のモジュール型のパッケージに用い
る半導体装置においては、ゲート配線とアルミニウム主
電極を同一プロセスで形成するため、これらは同一のア
ルミニウム膜厚を有している。
【0017】このようにゲート配線とアルミニウム主電
極が同一のアルミニウム膜厚である半導体チップを、現
在開発が進められている圧接型半導体装置に適用する
と、半導体チップを平坦な電極で加圧した場合、ゲート
配線と主電極が前記平坦な電極により短絡されることに
なる。このような短絡を防止するためには、アルミニウ
ム主電極を形成する工程と、ゲート配線を形成する工程
を分割することにより、アルミニウム主電極とゲート配
線の膜厚を変えて段差を形成すればよい。しかしこの方
法はアルミニウムの蒸着を2回以上必要とするため工程
が煩雑になる。
【0018】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、プレーナーターミネーションを有する半導体装置に
関し、チップ面積に占めるターミネーション領域の割合
が小さく、また半導体チップ表面を加圧して接合する圧
接型半導体装置に適したゲート構造を有する半導体装置
を提供する。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような手段を採用した。
【0020】裏面電極と、該裏面電極上に形成した半導
体層と、該半導体層に形成した半導体能動領域と、該半
導体能動領域を取り囲むように形成したガードリング
と、前記能動領域に接合する第1電極と前記カ゛ート゛リン
グに接合する第2電極からなる半導体装置において、少
なくとも前記第2電極はバリアメタル層からなることを
特徴とする。
【0021】また、裏面電極と、該裏面電極上に形成し
た半導体層と、該半導体層に形成した半導体能動領域
と、該半導体能動領域を取り囲むように形成したガード
リングと、前記能動領域に接合する第1電極と前記カ゛ート
゛リングに接合する第2電極からなる半導体装置におい
て、前記第1電極は、バリアメタル層および該バリアメ
タル層上に形成したアルミニウム層からなり、前記第2
電極はバリアメタル層からなることを特徴とする。
【0022】また、裏面電極と、該裏面電極上に形成し
た半導体層と、該半導体層に形成した半導体能動領域
と、該半導体能動領域を制御するゲート電極と、前記能
動領域に接合する第1電極と前記ゲート電極に接合する
第3電極からなる半導体装置において、前記第1電極
は、アルミニウムからなる第1層、バリアメタル層から
なる第2層およびアルミニウムからなる第3層を備え、
前記第3電極はアルミニウムからなる第1層およびバリ
アメタル層からなる第2層を備えたことを特徴とする。
【0023】また、前記半導体装置において、前記第1
電極の第1層を形成するアルミニウムのシリコン含有率
は1ないし2%であり、前記第1電極の第3層を形成す
るアルミニウムのシリコン含有率は1%未満であり、第
2電極の第1層を形成するアルミニウムのシリコン含有
率は1ないし2%であることを特徴とする。
【0024】また、前記半導体装置において、前記バリ
アメタルはモリブデンシリサイドであることを特徴とす
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図1な
いし図4を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施
形態にかかる半導体装置を示す図であり、電流を流す能
動領域と耐電圧特性を決めるターミネーション領域の断
面を模式的に示したものである。図において、1はN型
半導体基板、11は半導体基板1の一方の面に形成した
P型エミッタ層、12はP型エミッタ層内に形成したN
型層、13はゲート酸化膜、14はゲート電極、15は
ゲート電極を絶縁する層間絶縁膜、16はモリブデンシ
リサイド層、17はアルミニウム主電極、21は半導体
基板1の下面側に形成したP型コレクタ層、22は裏面
電極である。30はアルミニウムワイヤであり、前記ア
ルミニウム主電極17にワイヤボンディングされてい
る。
【0026】前記P型エミッタ層11、N型半導体基板
1およびP型コレクタ層21によりPNP型トランジス
タを構成し、前記ゲート電極13,N型層12、P型エ
ミッタ層11およびN型半導体基板1により前記PNP
型トランジスタを制御する絶縁ゲートトランジスタを構
成する。すなわちこれらのトランジスタにより本実施形
態にかかる半導体装置の能動領域が形成される。
【0027】前記能動領域に連続して能動領域を取り囲
むようにターミネーション領域を形成する。41はター
ミネーション領域に形成したP型半導体層からなるガー
ドリング、42は半導体基板表面に形成したフィールド
酸化膜、43はモリブデンシリサイドからなるバリアメ
タル層であり、フィールド電極として作用する。201
はフィールド酸化膜42に形成したコンタクトホールで
あり、バリアメタル層43はコンタクトホール201を
介してガードリング41にオーミック接触する。またバ
リアメタル層43はフィールド酸化膜42を介してN型
半導体基板上に形成される空乏層を広げて電界集中を緩
和する。
【0028】図2は本実施形態にかかる半導体装置の製
造方法を示す図である。図において202はモリブデン
シリサイド層、203はアルミニウム層、210および
211はレジスト膜である。なお、図において図1に示
される部分と同一部分については同一符号を付してその
説明を省略する。
【0029】まず、図2(a)に示すように、半導体基
板1上にP型エミッタ層11、N型エミッタ層12、P
型ガードリング層41、ゲート酸化膜13、ゲート電極
14、絶縁層間膜15、フィールド酸化膜42を形成す
る拡散工程の完了後に、コンタクトホール201を形成
する。次に表面電極として第1層のモリブデンシリサイ
ド層202を膜厚100nmで形成し、次に第2層のア
ルミニウム層203を膜厚7.0μmで形成する。
【0030】次いで、図2(b)に示すように、第2層
のアルミニウム層203をホトリソエッチングにより加
工して、能動領域のみに残し、ターミネーション領域の
アルミニウム層は全て除去する。アルミニウムのエッチ
ングには厚膜エッチングに適したウエットエッチングを
採用する。ウェットエッチングによるとアルミニウムと
モリブデンシリサイドではエッチング速度が大きく異な
り、モリブデンシリサイドは202はほとんどエッチン
グされないため、アルミニウム層203のみがエッチン
グされ、モリブデンシリサイド202はそのまま残留す
る。
【0031】次いで、図2(c)に示すように、ターミ
ネーション領域に配置した第1層のモリブデンシリサイ
ド層202をホトリソエッチングにより加工する。この
加工は、まずアルミニウム層203およびモリブデンシ
リサイド層202上にレジスト膜211を形成する。次
にドライエッチングによりモリブデンシリサイド層20
2を加工する。
【0032】図3は、本実施形態による作用効果を説明
する図である。図3は本実施形態にかかる半導体装置を
耐圧3KVクラスの半導体装置に適用した場合における
ガードリング単体の幅寸法Aを、従来構造におけるガー
ドリング単体のフィールド電極の幅寸法Bと比較した図
である。図に示すように、厚膜のアルミニウムからなる
フィールド電極303を用いた構造に対して、本実施形
態におけるバリアメタル43を用いた構造では、ガード
リング単体の幅寸法を略74%にまで縮小しても同一性
能を得ることができる。
【0033】図4は、ウエハ面内に形成したフィールド
電極の電極間隔のばらつきを示す図である。図4は実施
形態にかかる半導体装置におけるバリアメタルからなる
フィールド電極間隔Cを、従来構造におけるフィールド
電極間隔Dと比較した図である。図に示すように、厚膜
のアルミニウムからなるフィールド電極303を用いた
構造では、フィールド電極の電極間隔に加工ばらつきが
30%以上発生する。これに対して本実施形態における
バリアメタル43を用いた構造では、バリアメタルの膜
厚を薄く(100nm)設定して加工精度の高いドライ
エッチングを利用するので、加工寸法ばらつきを5%以
内に抑制することができる。
【0034】また、ウエハ完成後に上層のアルミニウム
電極17およびモリブデンシリサイド層16を除去して
界面を分析したところ、シリコン酸化物(Si35
の析出は確認できなかった。
【0035】すなわち、図2(a)に示すように工程中
に、バリアメタル203上に7μm厚のアルミニウム層
を高温で形成してもSi35 を析出することはない。
したがって、バリアメタル層43は直径3μm程度のコ
ンタクトホール201を介してガードリング41に良好
にオーミック接触することができる。
【0036】図5は本発明の第2の実施形態にかかる半
導体装置を示す図である。図において、501は層間絶
縁膜、502はゲート配線の第1層を形成する厚さ10
0nmのアルミニウム層(シリコン含有率は1ないし2
%)、503はゲート配線の第2層を形成するモリブデ
ンシリサイド層、504は能動領域に形成する第1層ア
ルミニウム層(シリコン含有率は1ないし2%)、50
5は能動領域を構成する第2層モリブデンシリサイド
層、506は能動領域の主電極を構成する第3層のアル
ミニウム電極(シリコン含有率は1%未満)、700は
加圧用の外部電極である。なお、図において図1に示さ
れる部分と同一部分については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0037】図6は本実施形態にかかる半導体装置の製
造方法を示す図である。図において、601はシリコン
含有率が1ないし2%のアルミニウム層、602はモリ
ブデンシリサイド層、603はシリコン含有率が1%未
満のアルミニウム層、604,605はレジスト膜であ
る。
【0038】まず、図6(a)に示すように、半導体基
板1上にP型エミッタ層11、N型層12、ゲート酸化
膜13、ゲート電極14、層間絶縁膜15を形成する拡
散工程の完了後に、コンタクトホール201を形成す
る。次に表面電極として第1層のシリコン含有率が1な
いし2%のアルミニウム層601を膜厚1.0μmで形
成する。次に第2層のモリブデンシリサイド層602を
膜厚100nmで形成しする。次に第3層のシリコン含
有率が1%未満のアルミニウム層603を膜厚13.0
μmで形成する。
【0039】次いで、図6(b)に示すように、レジス
ト膜604を用いて第3層のアルミニウム層603をホ
トリソエッチングして、能動領域のみにアルミニウム層
603を残し、ゲート配線領域のアルミニウムは全て除
去する。なお、前記エッチングは、第3層に対するエッ
チング量が13.0μmと大きいのでウエットエッチン
グを採用する。また、前述のようにアルミニウムとモリ
ブデンシリサイドではエッチング速度が異なり、モリブ
デンシリサイドはほとんどエッチングされないため、第
2層のモリブデンシリサイドはそのまま残る。
【0040】次いで、図6(c)に示すように、モリブ
デンシリサイド層602上にレジスト膜605を形成
し、ホトリソエッチングによりモリブデンシリサイド層
602、および第1層のアルミニウム層601をエッチ
ングして、アルミニウム層601およびモリブデンシリ
サイド層602からなるゲート配線を形成する。次に前
記レジスト膜605を取り去ることにより図5に示す形
状の半導体装置を得ることができる。
【0041】図7は、本実施形態にかかる半導体装置の
作用効果を説明する図である。図5に示すように、第3
層のアルミニウム層506とアルミニウム層502およ
びモリブデンシリサイド層503からなるゲート配線は
その高さ差異を設けて、外部電極700によって短絡さ
れないように形成してある。
【0042】本実施形態においては、この高さの違いを
設けるために能動領域に形成する主電極を3層構造とし
ている。その製造方法は前述の通りであり、これをプロ
セスフローで示すと、図7(b)示すように、まず第1
層目のアルミニウム層、第2層目のモリブデンシリサイ
ド層および第3層目のアルミニウム層を連続して形成す
る。次いで第3層目のアルミニウム層をホトリソエッチ
ングする。次いで第2層目のモリブデンシリサイド層お
よび第1層目のアルミニウム層を同時にホトエッチング
する。その後析出したシリコン等の残滓をエッチングし
て除去する。
【0043】これに対して、能動領域に形成する主電極
とゲート配線の高さに差異を設けるために取られる従来
の方法をプロセスフローで示すと、図7(a)示すよう
になる。まず、第1層目のアルミニウム層を形成する。
次に第1層目のアルミニウム層をホトリソエッチングし
てゲート配線を形成する。次に残滓をエッチングして除
去する。次に第2層目のアルミニウム層を形成する。次
に第2層目のアルミニウム層をホトリソエッチングして
主電極を形成する。次に残滓をエッチングして除去す
る。
【0044】このようなアルミニウム層を2回にわけて
形成して、電極を形成する方法では工程が煩雑になる。
これに対して本実施形態ではエッチング速度が異なる材
料(モリブデンシリサイド)を中間に介在することによ
って、工程を簡易化することができる。また、本実施形
態ではゲート配線として使用する第1層目のアルミニウ
ム層と主電極として使用する第3層目のアルミニウム層
がモリブデンシリサイドで分離しているため、Si35
の粒界成長が阻害されてアルミニウムマイグレーション
を防止することができる。また、以上の説明では圧接型
パッケージへの適用を前提に説明したが、ワイヤボンデ
ィング型パッケージに適用することもできる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、チ
ップ面積に占めるターミネーション領域の割合が小さ
く、また半導体チップ表面を加圧する圧接型の半導体装
置に適したゲート構造を有する半導体装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる半導体装置を
示す図である。
【図2】本実施形態にかかる半導体装置の製造方法を示
す図である。
【図3】本実施形態による作用効果を説明する図であ
る。
【図4】フィールド電極の電極間隔のばらつきを示す図
である。
【図5】本発明の第1の実施形態にかかる半導体装置を
示す図である。
【図6】本実施形態にかかる半導体装置の製造方法を示
す図である。
【図7】本実施形態にかかる半導体装置の製造方法を示
す図である。
【図8】ワイヤボンディングの信頼性試験の結果を示す
図である。
【図9】従来のプレーナターミネーション構造を示す図
である。
【図10】界面に析出するSi35の粒径とアルミニウ
ムにニウム電極膜厚との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 N型半導体基板 11 P型エミッタ層 12 N型層 13 ゲート酸化膜 14 ゲート電極 15 層間絶縁膜 16,602 モリブデンシリサイド層 17 アルミニウム主電極 21 P型コレクタ層 22 裏面電極 30 アルミニウムワイヤ 41 ガードリング 42 フィールド酸化膜 43 バリアメタル層 201 コンタクトホール 202 第1層のモリブデンシリサイド 203 第2層のアルミニウム層 210,211,604,605 レジスト膜 303 フィールド電極 305 析出物 501 層間絶縁膜 502 アルミニウム層 503 モリブデンシリサイド層 601 シリコン含有率が1ないし2%のアルミニウム
層 603 シリコン含有率が1%未満のアルミニウム層 700 外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小斉 淳一 茨城県日立市弁天町三丁目10番2号 日立 原町電子工業株式会社内 (72)発明者 桜庭 康二 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 高橋 一幸 茨城県日立市弁天町三丁目10番2号 日立 原町電子工業株式会社内 (72)発明者 新野 裕二 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 Fターム(参考) 4M104 BB02 BB26 CC01 DD07 DD64 DD65 FF18 FF21 FF22 FF35 FF37 GG06 GG09 GG18 HH01 HH02 HH15 HH20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面電極と、該裏面電極上に形成した半
    導体層と、該半導体層に形成した半導体能動領域と、該
    半導体能動領域を取り囲むように形成したガードリング
    と、前記能動領域に接合する第1電極と前記カ゛ート゛リン
    グに接合する第2電極からなる半導体装置において、 少なくとも前記第2電極はバリアメタル層からなること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 裏面電極と、該裏面電極上に形成した半
    導体層と、該半導体層に形成した半導体能動領域と、該
    半導体能動領域を取り囲むように形成したガードリング
    と、前記能動領域に接合する第1電極と前記カ゛ート゛リン
    グに接合する第2電極からなる半導体装置において、 前記第1電極は、バリアメタル層および該バリアメタル
    層上に形成したアルミニウム層からなり、前記第2電極
    はバリアメタル層からなることを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 裏面電極と、該裏面電極上に形成した半
    導体層と、該半導体層に形成した半導体能動領域と、該
    半導体能動領域を制御するゲート電極と、前記能動領域
    に接合する第1電極と前記ゲート電極に接合する第3電
    極からなる半導体装置において、 前記第1電極は、アルミニウムからなる第1層、バリア
    メタル層からなる第2層およびアルミニウムからなる第
    3層を備え、前記第3電極はアルミニウムからなる第1
    層およびバリアメタル層からなる第2層を備えたことを
    特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、前記第1電極
    の第1層を形成するアルミニウムのシリコン含有率は1
    ないし2%であり、前記第1電極の第3層を形成するア
    ルミニウムのシリコン含有率は1%未満であり、第2電
    極の第1層を形成するアルミニウムのシリコン含有率は
    1ないし2%であることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3の何れか1の記
    載において、 前記バリアメタルはモリブデンシリサイドであることを
    特徴とする半導体装置。
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