JP2001044364A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2001044364A
JP2001044364A JP11213123A JP21312399A JP2001044364A JP 2001044364 A JP2001044364 A JP 2001044364A JP 11213123 A JP11213123 A JP 11213123A JP 21312399 A JP21312399 A JP 21312399A JP 2001044364 A JP2001044364 A JP 2001044364A
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    • H01L2224/04Structure, shape, material or disposition of the bonding areas prior to the connecting process
    • H01L2224/05Structure, shape, material or disposition of the bonding areas prior to the connecting process of an individual bonding area
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電破壊からの内部回路保護を強化する。 【解決手段】外部接続端子7Aから入出力回路3Aを経
てこれと電源ライン8A,9Aの同じ内部回路4Aに至
る信号配線14Aに対しては入出力回路3A入出力回路
において第1保護回路3AAを設けて内部素子11Aを
静電破壊から保護することに加えて、分岐配線15Bに
は、電源ライン8B,9Bの異なる内部回路4Bに至る
前にそれと同じ組の入出力回路3Bを経るようにしたう
えでそこに第2保護回路13Bを設けるとともに、内部
回路4Bにも第3保護回路23〜26を設けて、内部回
路4Bが静電破壊から多段に保護されるようにする。ま
た、何れの信号配線からも切り離された能動素子を保護
素子として導入する。さらに、複数個の保護素子で保護
対象の素子を周りから保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源電圧を異に
する複数組の入出力回路および内部回路に加えてそのよ
うな幾つかの内部回路で同じ外部信号を入力等するため
に信号配線および分岐配線も設けられている半導体集積
回路装置に関し、詳しくは、そのような内部回路におい
て能動素子からなる入力素子等を静電気の放電等による
破壊から保護する技術に関する。そのような半導体集積
回路装置としては、多機能のLSI(大規模集積回路装
置)や,デジタル・アナログ混在LSI,マルチ電源の
デジタルLSIなどが挙げられる。
【0002】
【従来の技術】素子数の多い半導体集積回路装置では、
周辺部から中央部へ順に外部接続端子と入出力回路と内
部回路とが配置されるとともに、外部接続端子から内部
回路に至る信号配線に対しては内部素子等の保護のため
に途中の入出力回路においてその信号配線と電源ライン
とに接続された一対の又は一組のダイオードやトランジ
スタ等の整流素子からなる第1保護回路が設けられてい
た。また、電源電圧を異にする複数組の入出力回路およ
び内部回路を持った半導体集積回路装置では、静電破壊
に対する対策として、上述の第1保護回路に加えて、信
号配線やその分岐配線にて繋がれている内部回路間にブ
ロック間保護回路を付設することも行われてきた。かか
るブロック間保護回路は、抵抗や,整流素子,ツェナー
ダイオード又は類似機能のトランジスタなどで構成さ
れ、供給される電源電圧の異なる電源ラインに対しても
接続される。そして、内部回路の微細化等に伴い内部素
子の耐圧が弱くなると、内部素子よりは個数の少ない入
力保護回路を大きくしたり、ブロック間保護回路を増や
したり更には大きくしたりして、静電破壊からの保護を
強化していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内部回
路の微細化や高速化の進展により、ゲート耐圧等の内部
素子自体の耐力が低下し、そのうえ、内部回路内でも局
所的な電位差の緩和が間に合わなくなったり、同じ組の
電源ライン間でのサージノイズ伝搬の遅速も無視できな
くなってきた。このため、上述の従来手法を繰り返すだ
けでは十分な保護が得られない。特に、第1保護回路つ
きの信号配線から分岐して電源ラインの異なる他の内部
回路に至る分岐配線に関しては、第1保護回路による副
次的な保護では足りなくなって来た。そこで、かかる信
号配線および分岐配線を持った半導体集積回路装置につ
いて、静電破壊からの内部回路保護を強化する必要があ
る。この発明は、このような課題を解決するためになさ
れたものであり、静電破壊に強い半導体集積回路装置を
実現することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、請求項1の半導体集積回路装置にあっては、
外部接続端子から電源ラインの異なる複数組の入出力回
路および内部回路のうち何れか一の組における入出力回
路を経てこれと同じ組の内部回路に至る信号配線に対し
ては前記一の組の入出力回路において第1保護回路を設
けて前記一の組の内部回路を静電破壊から保護すること
に加えて、この信号配線から分岐して前記複数組のうち
何れか他の組における内部回路に至る分岐配線に関して
は、前記分岐配線が前記他の組の内部回路に至る前にそ
れと同じ組の入出力回路を経るようにしたうえでそこに
第2保護回路を設けるとともに、前記他の組の内部回路
にも第3保護回路を設けて、前記他の組の内部回路が静
電破壊から多段に保護されるようになっている。
【0005】また、請求項2のものは、上記の半導体集
積回路装置であるが、前記第1,第2,第3保護回路の
うちそれに含まれている一部または全部の保護素子を電
源電圧の相違等のため前記信号配線や前記分岐配線など
に直接接続するのが困難なところには、該当入出力回路
又は該当内部回路の電源ラインには接続されているが何
れの信号配線からも切り離されている能動素子が導入さ
れていて、これが保護素子として働くようになってい
る。
【0006】さらに、請求項3のものは、上記の半導体
集積回路装置であって、前記第3保護回路の保護対象の
素子が、これを挟むよう又は囲むように配置された複数
個の保護素子によって、周りから保護されるようになっ
ている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の半導体集積回路装置1の
具体的構成例を図1〜図3により説明する。これは(図
1参照)、COMS構造の大規模集積回路をワンチップ
に形成したものであり、周辺部から中央部へ順にボンデ
ィングパッド等の外部接続端子2と外部信号入出力回路
と内部回路とが配置されるが、左右に分かれた内部回路
4Aと内部回路4Bとで供給される電源電圧が異なり例
えば5V対3Vとなっているため、入出力回路3Aと入
出力回路3Bも左右に分かれていて、入出力回路3A及
び内部回路4Aの組には一対の電源ライン8A,9Aが
引き回される一方、入出力回路3Bと内部回路4Bとの
組には別の一対の電源ライン8B,9Bが引き回されて
いる。
【0008】多数の外部接続端子2も左右に分かれて各
組に割り当てられ、そのうちの高電源用端子5Aには電
源ライン8Aが接続され、接地用端子6Aには電源ライ
ン9Aが接続され、低電源用端子5Bには電源ライン8
Bが接続され、接地用端子6Bには電源ライン9Bが接
続されている。また、他の外部接続端子2は、それぞ
れ、適宜の外部信号入出力用に割り当てられ、入出力回
路を経てこれと同じ組の内部回路に至る信号配線に接続
される。例えば、入出力用端子7Aに接続された信号配
線14Aは入出力回路3Aを経てからこれと同じ組の内
部回路4A内の内部素子11Aに至る。また、入出力用
端子7Bに接続された信号配線14Bは入出力回路3B
を経てからこれと同じ組の内部回路4B内の内部素子1
1Bに至るようになっている。
【0009】信号配線14Aに対しては、入出力回路3
Aにおいて第1保護回路3AAが設けられるとともに、
そこから分岐配線15Bが分岐している。この分岐配線
15Bは、分岐後、入出力回路3A及び内部回路4Aの
組から離れて延び、一旦、他の組における入出力回路3
Bを経てから、最終的には、これと同じ組の内部回路4
Bに至り、そこで入力素子12Bに接続されている。こ
の分岐配線15Bに対し、入出力回路3Bにおいては第
2保護回路13Bが設けられるとともに、内部回路4B
においては入力素子12Bのところに第3保護回路23
〜26が設けられる。
【0010】同様に、信号配線14Bに対しては入出力
回路3Bにおいて第1保護回路3BBが設けられ、その
分岐配線15Aは、その入出力回路3B及び内部回路4
Bの組から離れ、他の組における入出力回路3Aを経て
から同じ組の内部回路4Aに至って入力素子12Aに接
続されている。この分岐配線15Aに対しては、入出力
回路3Aにおいて第2保護回路13Bが設けられ、内部
回路4Aにおいて入力素子12Aのところに第3保護回
路33〜36が設けられている。
【0011】第1保護回路3AAは(図3参照)、カソ
ードが電源ライン8Aに接続されアノードが信号配線1
4Aに接続されたダイオードD1と、カソードが信号配
線14Aに接続されアノードが電源ライン9Aに接続さ
れたダイオードD2と、ソース及びゲートが電源ライン
8Aに接続されドレインが電源ライン9Aに接続された
pMOSトランジスタである第1能動素子21とを、近
接した状態で、具えている。第1保護回路3BBも、電
源ライン8B,9B及び信号配線14Bに対してそれぞ
れ同様に接続された同様のダイオードD4,D5及び第
1能動素子31を近接状態で具えている。
【0012】また、第2保護回路13Aは、カソードが
電源ライン8Aに接続されアノードが分岐配線15Aに
接続されたダイオードD6と、カソードが分岐配線15
Aに接続されアノードが電源ライン9Aに接続されたダ
イオードD7と、ソース及びゲートが電源ライン8Aに
接続されドレインが電源ライン9Aに接続されたpMO
Sトランジスタである第2能動素子32とを、近接状態
で、具えている。第2保護回路13Bも、電源ライン8
B,9B及び分岐配線15Bに対してそれぞれ同様に接
続された同様のダイオードD3及び第2能動素子22を
近接状態で具えているが、通常動作状態で分岐配線15
Bの電圧が電源ライン8Bの電圧より高くなる可能性が
あるため、それらの間にはダイオードが設けられていな
い。
【0013】さらに、入力素子12Aは、ドレインが互
いに接続された一対のトランジスタ12AP,12AN
からなり、そのトランジスタ12APのソースは電源ラ
イン8Aに接続されトランジスタ12ANのソースは電
源ライン9Aに接続され何れのゲートも分岐配線15A
に接続されている。そして、この入力素子12Aに対す
る第3保護回路33〜36には、ソース及びゲートが電
源ライン8Aに接続されドレインが分岐配線15Aに接
続されたpMOSトランジスタである第3能動素子3
3,35に加えて、ソース及びゲートが電源ライン9A
に接続されドレインが分岐配線15Aに接続されたnM
OSトランジスタである第3能動素子33,35も設け
られている。
【0014】また、入力素子12Bも、電源ライン8
B,9B及び分岐配線15Bに対してそれぞれ同様に接
続された同様のトランジスタ対12BP,12BNから
なり、この入力素子12Bに対する第3保護回路23〜
26にも4個の第3能動素子33,34,35,36,
37が設けられるが、nMOSトランジスタからなる第
3能動素子24,26は、第3能動素子34,36同様
にソース及びゲートが電源ライン9Bに接続されドレイ
ンが分岐配線15Bに接続されるのに対し、pMOSト
ランジスタからなる第3能動素子23,25は、第3能
動素子33,35と異なり、通常動作状態での導通を回
避するために、ドレインが分岐配線15Bで無く他の信
号配線でも無く電源ライン9Bに接続される。ソース及
びゲートは電源ライン8Bに接続されている。
【0015】このように、第1保護回路3AA,3BB
に含まれている第1能動素子21,31と、第2保護回
路13A,13Bに含まれている第2能動素子22,3
2と、第3保護回路23〜26に含まれている第3能動
素子のうちpMOSトランジスタ23,25は、何れ
も、該当入出力回路又は該当内部回路の電源ラインには
接続されているが、分岐配線15A,15Bを含めて何
れの信号配線にも接続されないで切り離された状態のも
のとなっている。
【0016】さらに、第3保護回路に含まれている複数
個の保護素子にて保護対象の素子を両側から挟むように
するため、入力素子12Bの近傍では、トランジスタ1
2BPの左側にトランジスタ23を配置し右側にトラン
ジスタ25を配置するとともに、トランジスタ12BN
の左側にはトランジスタ24を配置し右側にはトランジ
スタ26を配置する。同様に、入力素子12Aの近傍で
は、トランジスタ12APの左側にトランジスタ35を
配置し右側にトランジスタ33を配置するとともに、ト
ランジスタ12ANの左側にはトランジスタ36を配置
し右側にはトランジスタ34を配置する。
【0017】このような回路をシリコンウエハ等に作り
込むには、通常、各チップ毎に割り当てた内部回路4
A,4Bの領域内に、能動素子用の微細な基本セルを縦
横に等ピッチで繰り返し並べて配置する。そうすること
で、半導体プロセスの前工程の途中までは、能動素子用
の基本セルが同一構造又は同様構造で規則的に配置され
た汎用性の高いウエハにしておく一方、アプリケーショ
ンに基づいて具体的に能動素子の割り付け等が決まると
適宜のメタル配線等を行うことで種々の要求に対して迅
速に応えられるからであるが、その際、基本セルとして
次のようなものが用いられる。
【0018】例えばCMOSの基本セルは(図2参
照)、nMOS用セルとpMOS用セルとからなり、n
MOS用セルは、p型サブストレート(p−Sub)に
列島状に点在させられ、それぞれにn型半導体領域・ゲ
ート酸化膜領域・n型半導体領域が形成されれば足りる
が、図示のようにn型半導体領域・ゲート酸化膜領域・
n型半導体領域・ゲート酸化膜領域・n型半導体領域を
形成しておき、中央のn型半導体領域を共用することで
2個のnMOSトランジスタを作り込めるようにするこ
とも多い。また、pMOS用セルは、n型ウェル領域
(n−Well)にやはり列島状に点在させられて、n
MOS用セルと一対一対応が採れるように配設されるの
が、それぞれ、nMOS用セルにおけるn型半導体領域
をp型半導体領域に置き換えたものとなっている。
【0019】そして、各基本セルのゲート酸化膜領域上
にはゲート及びその引出部となる金属等の孤立パターン
が個々に形成され、さらに、適宜の絶縁層等を介在させ
た上から、金属層等の導電体層のパターン形成によっ
て、内部回路4Aの一連のpMOS用基本セル上には電
源ライン8Aが形成され、内部回路4Aの一連のnMO
S用基本セル上には電源ライン9Aが形成され、内部回
路4Bの一連のpMOS用基本セル上には電源ライン8
Bが形成され、内部回路4Bの一連のnMOS用基本セ
ル上には電源ライン9Bが形成される。
【0020】それから、具体的に能動素子の割り付けが
決まると、例えば内部回路4Bにおいて隣接する基本セ
ルに対して一対のトランジスタ12AP,12ANが割
り付けられると、それぞれの左隣の基本セルに対して第
3能動素子23,24が割り付けられるとともに、それ
ぞれの右隣の基本セルに対して第3能動素子25,26
が割り付けられ、それらに付随する必要な配線もほぼ一
義的に定まる。すなわち、該当する各基本セルではセル
中央にVIAホール等のコンタクトホール(図中の黒丸
を参照)を形成することで、トランジスタ12BP,1
2BN,及び第3能動素子23,24,25,26のソ
ースがそれぞれ電源ライン8B,9Bに接続される。ま
た、各トランジスタのドレイン及びゲートは、メタル配
線(図中の太線を参照)によって、上述したような接続
が確立される。
【0021】このような構成の半導体集積回路装置の場
合、MOSトランジスタ21,22,23,25,3
1,32は、電源ライン対8A+9A,8B+9B間に
接続されているが、ソースとゲートとが接続されている
ので、通常の動作状態では、導通することが無く、電源
電圧に対してばかりか、入力素子12A,12Bの動作
にも影響することが無い。MOSトランジスタ24,2
6,33,34,35,36も、ドレインの接続先こそ
分岐配線15A,15Bになっているが、同様に、通常
の動作状態では導通せず電源電圧や入力素子等の適正動
作を妨げ無い。
【0022】もっとも、それらは、能動素子であるか
ら、pn接合等の能動領域には微小ではあるが寄生キャ
パシタンスを持っており、瞬間的なノイズ等は双方向に
流すことが或る程度までは可能である。さらに、この例
の基本セルに設けられた能動素子の場合(例えば図2
(b)のpMOSトランジスタ25を参照)、ドレイン
が異常に負側へ振れようとすると導通して働き出す寄生
ダイオード(25d)や、ドレインが異常に大きく正側
へ跳ねたときに導通して働き出す寄生トランジスタ(2
5t)の存在も認められる。そして、通常の動作状態で
は有り得ない瞬時的なノイズが印加されたり、ソース・
ドレイン間の電圧が逆転したり異常に離れたりすると、
導通する。
【0023】また、ダイオードD1〜D7も、電源ライ
ン8Bと分岐配線15Bとの間からは除外されているの
で、やはり通常の動作状態では電源電圧や入力素子等の
適正動作を妨げ無い。そして、これらも、接続先の電源
電圧が逆転したり、信号電圧と電源電圧とが逆転したり
すると、導通する。
【0024】そのため、例えば入出力用端子7Aから入
ったESDサージ(ElectoroStaticDischarge;静電放
電)は、先ず、第1保護回路3AAにおいて、ダイオー
ドD1,D2の導通により電源ライン8A,9Aに逃が
されるが、その際、一方の電源ラインに多く流れて片寄
りが生じると第1能動素子21も導通して電源ライン8
A,9A間でも一様になるよう分散され、減衰する。次
に、分岐配線15Bを伝って第2保護回路13Bに至る
と、ダイオードD3の導通により電源ライン9Bに逃が
されるとともに、第2能動素子22の導通により電源ラ
イン8Bにも分散されて、ここでも減衰する。
【0025】それでも残ったESDサージは、分岐配線
15Bを更に伝って入力素子12Bのところに至るが、
そこでも、第3能動素子24,26によって電源ライン
9Bに逃がされるとともに、第3能動素子23,25の
導通により電源ライン8Bにも分散されて、さらに減衰
する。しかも、それが直ちにトランジスタ12BP,1
2BNのソースにも両側から伝搬することから、分岐配
線15Bそしてトランジスタ12BP,12BNのゲー
ト電位が大きく変化すると、それらのソース電位も速や
かに追随するかの如く同じ方に或る程度変化するので、
それらのゲート・ソース間電位差の拡がりは、一層抑制
される。
【0026】こうして、電源系統の相違した入出力回路
3Aを経てから入って来るため保護し難かった入力素子
12Bも、静電破壊から確実に保護されることとなる。
なお、概ね同様にして、入力素子12Aも、多段の第1
保護回路3BBと第2保護回路13Aと第3保護回路3
3〜36とによって入出力用端子7B経由のESDサー
ジから保護されるが、こちらの方は、ダイオードD6の
存在や、第3能動素子33,36のドレイン接続先の相
違等により、分岐配線15Aと電源ライン8Aとの電圧
逆転が直接的に緩和されるので、より確実に保護され
る。
【0027】また、分岐配線15A,15Bに接続され
ていない他の外部接続端子2に乗ったサージノイズが廻
り込んだりして、入力素子12A,12Bの電源ライン
8A,9A,9A,9Bの電圧が急変し、そこのトラン
ジスタ12AP,12AN,12BP,12BNのソー
ス・ゲート間の電位差が拡がり始めたような場合にも、
その周囲の第3保護回路23〜26,33〜36によっ
て、少なくともそこ及びその近傍については迅速に、電
位差が分散・緩和される。そして、電位差のピークが抑
制されることとなる。こうして、何れの外部接続端子2
から入ったサージノイズに対しても、内部回路が静電破
壊から確実に保護されるのである。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の半導体集積回路装置にあっては、分岐配線の到達先
の内部回路をそこで保護するとともに途中の入出力回路
でも保護するようにしたことにより、別電源系の入出力
回路での副次的な保護に加えて、明示的・直接的な保護
も多段になされるので、静電破壊からの内部回路保護を
強化することができた。
【0029】また、請求項2のものにあっては、信号配
線や分岐配線に直接接続しなくても保護し得るようにし
たことにより、信号配線や分岐配線を介して別電源系の
回路に繋がれた内部回路に関しても確実に保護回路を付
設することができるようになった。
【0030】さらに、請求項3の半導体集積回路装置に
あっては、対象素子を周りから保護するようにしたこと
により、対象素子のところに局所的な電位差変動が生じ
てもこれがその周りへ分散されて電位差のピークが速や
かに緩和されるので、静電破壊からの内部回路保護を更
に強化することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路装置の主表面全体の概
要配置図である。
【図2】(a)は、内部回路における保護回路等のレイ
アウト図、(b)は、その基本単位となる半導体領域お
よびゲートの縦断面斜視図である。
【図3】保護回路および直接関連する部分の回路図であ
る。
【符号の説明】
1…半導体集積回路装置、2…外部接続端子、3A…入
出力回路、3AA…第1保護回路、3B…入出力回路、
3BB…第1保護回路、4A…内部回路、4B…内部回
路、、5A…高電源用端子、5B…低電源用端子、6A
…接地用端子、6B…接地用端子、7A…入出力用端
子、7B…入出力用端子、8A…電源ライン、8B…電
源ライン、9A…電源ライン、9B…電源ライン、11
A…内部素子、11B…内部素子、12A…入力素子、
12B…入力素子、13A…第2保護回路、13B…第
2保護回路、14A…信号配線、14B…信号配線、1
5A…分岐配線、15B…分岐配線、21…第1能動素
子、22…第2能動素子、23〜26…第3能動素子
(第3保護回路)、31…第1能動素子、32…第2能
動素子、33〜36…第3能動素子(第3保護回路)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源ラインの異なる複数組の入出力回路お
    よび内部回路と、外部接続端子から前記複数組のうち何
    れか一の組における入出力回路を経てこれと同じ組の内
    部回路に至る信号配線と、この信号配線から分岐して前
    記複数組のうち何れか他の組における入出力回路を経て
    これと同じ組の内部回路に至る分岐配線と、前記一の組
    の入出力回路において前記信号配線に対して設けられた
    第1保護回路と、前記他の組の入出力回路において前記
    分岐配線に対して設けられた第2保護回路と、前記他の
    組の内部回路において前記分岐配線に対して設けられた
    第3保護回路とを備えた半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】該当入出力回路又は該当内部回路の電源ラ
    インには接続されているが何れの信号配線からも切り離
    されている能動素子が前記第1,第2,第3保護回路の
    何れかに含まれている請求項1記載の半導体集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】前記第3保護回路に複数個の保護素子が含
    まれており、これらの保護素子が保護対象の素子を挟む
    よう又は囲むように配置されている、請求項1又は請求
    項2に記載された半導体集積回路装置。
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