JP2001044084A - 半導体ウエハ - Google Patents

半導体ウエハ

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JP2001044084A
JP2001044084A JP21809999A JP21809999A JP2001044084A JP 2001044084 A JP2001044084 A JP 2001044084A JP 21809999 A JP21809999 A JP 21809999A JP 21809999 A JP21809999 A JP 21809999A JP 2001044084 A JP2001044084 A JP 2001044084A
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JP
Japan
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semiconductor wafer
processing
edge
wafer
round
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JP21809999A
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Inventor
Takashi Suzuki
隆 鈴木
Hiroki Akiyama
弘樹 秋山
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面の研磨後においても確実に表面と裏面を
識別することのできる半導体ウエハを提供する。 【解決手段】 半導体ウエハ1の縁部2の表と裏に、テ
ーパあるいは丸面取等の端面加工部6を形成するとき、
たとえば、表側のテーパ部4aと丸面取部5aをそれぞ
れ角度22.5°とR300μmに基づいて加工し、一
方、裏側のテーパ部4bと丸面取部5bをそれぞれ角度
30°とR150μmで加工する。表側と裏側のテーパ
部と丸面取部に形状の差を設けることで、ウエハの表面
と裏面の識別を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハに関
し、特に、両面の研磨後においても表面と裏面を容易に
識別することのできる半導体ウエハに関する。
【0002】
【従来の技術】GaAs等の化合物半導体のウエハは、
発光素子、受発光素子、高周波素子等の基板として幅広
く使用されている。このウエハにイオンを打ち込んだ
り、エピタキシャル層を形成して半導体素子を製造する
には、製造コストの観点から見た場合、大径のウエハの
使用が好ましい。
【0003】このため、GaAs等のウエハとしては、
主として4インチ(100mm)径のものがこれまで使
用されてきたが、現在では6インチ(150mm)径の
ものも使用されており、将来は、6インチ径が主流にな
ることは明らかである。
【0004】一方、ウエハの大径化が進むのに伴い、ウ
エハの方向性を特定するためのオリエンテーションフラ
ット、インデックスフラットを形成する代わりに、ウエ
ハの縁部にノッチを形成したものが普及している。
【0005】図2は、そのウエハ形状を示したもので、
たとえば、750μmの厚さと150mmの直径を有す
る大径のウエハ1の縁部2の一部にノッチ3が形成され
る。図3は、図2のAの部分を拡大したものであり、V
字状のノッチ3が、ウエハ1の縁部に所定のV角度、深
さ等のもとに形成される。たとえば、直径3mmの円と
半径Rvの円とで規制され、角度θvと深さVhがそれ
ぞれ89〜95°と1.00〜1.25mmに設定さ
れ、Rvが≧0.9mmに設定され、さらに、P1とP
2がそれぞれ≦2.3mmと≧0.05mmに設定され
ることによってノッチ3が形成される。
【0006】このウエハは、それまでのウエハがオリエ
ンテーションフラット、インデックスフラットのために
使用可能な面積を減少させていたのに対し、そのような
問題がない点で有利であり、また、素子作成の過程にお
いて、ウエハ回転時の位置合わせにノッチを利用できる
点でも有利である。
【0007】通常、この種のウエハは、以下の手順で加
工される。まず、成長した半導体単結晶の外面を研削し
て円筒状のインゴットに加工し、インゴットの側面の軸
方向にノッチとなるV字溝を形成した後、これをスライ
サ、ワイヤソー等で所定の厚さに切り分け、次いで、ノ
ッチ3を含む縁部2を加工する。この加工には、縁部2
の全周を加工する砥石とノッチ3の部分を加工する砥石
が使用される。
【0008】図4は、ウエハを厚さ方向に切断したとき
の縁部2の構成例を示したもので、縁部2の表と裏に
は、たとえば、端部から500μmの部分に角度22.
5°のテーパ部4とR300μmの丸面取部5の組み合
わせによる端面加工部6が設けられる。次いで、端面加
工が施されたウエハは、その表面と裏面に研磨加工が施
され、これによって両面が鏡面化された所定の半導体ウ
エハとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の半導体
ウエハによると、研磨後の両面が全く同じ外観を呈する
ため、表面と裏面の識別ができず、往々にして表面と裏
面を取り違えてその後の加工を行うことがある。研磨加
工を行うまでは、たとえば、表裏いずれかの面に薬品に
よる印しを付けての識別も可能であるが、両面を研磨加
工した後の表裏の識別は、このような印しが許されない
ために難しいものとなる。
【0010】従って、本発明の目的は、両面を研磨加工
された後においても、確実に表面と裏面を識別すること
のできる半導体ウエハを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、縁部の表と裏に丸面取、テーパ加工等の
端面加工が施されたウエハより構成され、前記端面加工
の後に表面と裏面に研磨加工が施される半導体ウエハに
おいて、前記端面加工による前記縁部の表と裏の加工形
状を異ならせたことを特徴とする半導体ウエハを提供す
るものである。
【0012】上記の端面加工としては、丸面取とテーパ
加工の組み合わせによるものが多い。その場合、表と裏
で加工形状を異ならせる加工対象としては、丸面取、テ
ーパのいずれでもよく、あるいはこれらの双方を対象と
してもよい。
【0013】いずれの場合にも丸面取形状あるいはテー
パ形状を確認することによって表裏の識別を容易に行う
ことが可能となり、従って、従来のように表面と裏面を
取り違えて加工が行われる恐れがなくなる。ウエハの構
成材としては、GaAs、InP、InAsあるいはG
aP等が使用される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明による半導体ウエハ
の実施の形態を説明する。図1は、(100)方向にノ
ッチ3が形成された図2の半導体ウエハ1の縁部2の厚
さ方向の断面を示したもので、縁部2には、端部から5
00μmの部分に端面加工部6が形成されている。
【0015】この端面加工部6の表側には、角度22.
5°のテーパ部4aとR300μmの丸面取部5aが形
成されており、一方、その裏側には、角度30°のテー
パ部4bとR150μmの丸面取部5bが設けられてい
る。これらの加工はノッチ3にも施されている。
【0016】以上の構成の半導体ウエハによれば、縁部
2の表と裏に同じ形状のテーパ部と丸面取部を備えた従
来の半導体ウエハとは異なり、表と裏の縁部形状を変え
ているため、ウエハの表面と裏面を容易に識別すること
ができる。
【0017】即ち、表側のテーパ部4aの角度と丸面取
部5aのR寸法をそれぞれ22.5°と300μmに加
工する一方、裏側のこれらを表側と大幅に異なる30°
と150μmに加工しているため、角度とRの違いは明
白であり、従って、従来のように表裏の識別目安の全く
ないウエハを使用する場合に比べ、表裏取り違えによる
加工不良の発生を格段に減らすことができる。
【0018】因に、同じ加工ラインに、図3と図4に基
づく研磨加工済の半導体ウエハをそれぞれ1,000数
ずつ流したところ、表裏取り違えによる不良は、前者が
ゼロであったのに対して後者に12枚発生し、これを繰
り返し行った結果でも後者には不良が発生した。両者に
は顕著な差が生じ、本発明の効果が確認された。なお、
以上の実施の形態においては、方向の識別をノッチ3で
行う例について述べたが、他の手段で方向づけを行う場
合にも本発明は適用可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による半導
体ウエハによれば、ウエハの縁部の端面加工形状をその
表と裏で異ならせているため、これらの表裏の形状を確
認することでウエハの表面と裏面の識別を容易に行うこ
とができ、従って、研磨後の加工において、表面と裏面
の取り違えによる不良の発生を効果的に減少させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体ウエハの実施の形態を示す
要部拡大断面図。
【図2】半導体ウエハの構成を示す説明図であり、
(a)は平面図、(b)は正面図を示す。
【図3】図3のAの部分を拡大して示す説明図。
【図4】従来の半導体ウエハを示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
1 半導体ウエハ 2 縁部 3 ノッチ 4、4a、4b テーパ部 5、5a、5b 丸面取部 6 端面加工部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縁部の表と裏に丸面取、テーパ加工等の端
    面加工が施されたウエハより構成され、前記端面加工の
    後に表面と裏面に研磨加工が施される半導体ウエハにお
    いて、 前記端面加工による前記縁部の表と裏の加工形状を異な
    らせたことを特徴とする半導体ウエハ。
  2. 【請求項2】前記縁部の表と裏において加工形状を異な
    らせる前記端面加工は、丸面取加工であることを特徴と
    する請求項1項記載の半導体ウエハ。
  3. 【請求項3】前記縁部の表と裏において加工形状を異な
    らせる前記端面加工は、テーパ加工であることを特徴と
    する請求項1項記載の半導体ウエハ。
  4. 【請求項4】前記縁部の表と裏において加工形状を異な
    らせる前記端面加工は、丸面取加工とテーパ加工の組み
    合わせであることを特徴とする請求項1項記載の半導体
    ウエハ。
  5. 【請求項5】前記縁部は、その所定の個所にノッチを有
    することを特徴とする請求項1項ないし4項のいずれか
    に記載の半導体ウエハ。
  6. 【請求項6】前記ウエハは、GaAs、InP、InS
    b、InAsあるいはGaPより構成されることを特徴
    とする請求項1項ないし5項のいずれかに記載の半導体
    ウエハ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030053085A (ko) * 2001-12-22 2003-06-28 주식회사 실트론 실리콘 웨이퍼의 제조방법
KR100745055B1 (ko) * 2001-06-21 2007-08-01 주식회사 하이닉스반도체 반도체장치의 제조방법
CN100350564C (zh) * 2002-08-29 2007-11-21 三星电子株式会社 具有不对称边缘轮廓的半导体晶片及其制造方法
CN102956442A (zh) * 2012-11-23 2013-03-06 万向硅峰电子股份有限公司 一种ic级硅片边缘加工方法
JP2018119844A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 住友金属鉱山株式会社 圧電性ウェハの表裏判定装置及び面取り装置
CN112218737A (zh) * 2018-09-14 2021-01-12 胜高股份有限公司 晶片的镜面倒角方法、晶片的制造方法及晶片

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