JP2001044053A - トランス及び放電灯点灯装置 - Google Patents

トランス及び放電灯点灯装置

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JP2001044053A
JP2001044053A JP11211791A JP21179199A JP2001044053A JP 2001044053 A JP2001044053 A JP 2001044053A JP 11211791 A JP11211791 A JP 11211791A JP 21179199 A JP21179199 A JP 21179199A JP 2001044053 A JP2001044053 A JP 2001044053A
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transformer
circuit board
housing
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connector
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English (en)
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Junichi Shimamura
純一 嶋村
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板上に実装することなく回路基板の周
縁部に固定できるトランス及びこれを用いた放電灯点灯
装置を提供する。 【解決手段】 トランス本体110の長さ方向の両端部
に出力コネクタ120と固定部130とを固定したイン
バータトランス12を構成する。出力コネクタ120と
固定部130の高さ及び幅寸法はトランス本体110の
高さ及び幅寸法の範囲内に設定し、インバータトランス
12の高さ及び幅寸法はトランス本体110の高さ及び
幅寸法に設定する。固定部130によってインバータト
ランス12をプリント基板11の長さ方向の一端部に固
定する。固定した状態においてプリント基板11の底面
はインバータトランス12の底面と同一面に位置し、プ
リント基板11上の電子部品の実装高さはトランス本体
110の上端を越えない範囲内に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランス及びこれ
を用いた放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ノート型パーソナルコンピュータ
(以下、ノートPCと称する)やハンドヘルドコンピュ
ータの小型化が要求されていた。さらに、近年になって
急速な技術の進展がみられ、ノートPCやハンドヘルド
コンピュータの薄型化が行われている。
【0003】これに伴い、表示部として用いられている
液晶パネルにおいても薄型化が進み、さらには液晶パネ
ルの薄型化に対応するために、バックライト照明用に用
いられている放電灯点灯装置に対しても薄型化が要求さ
れている。
【0004】液晶パネルの厚さ寸法は、現在、約5.5
mmであり、数年先には4.5mm程度になると予想さ
れている。
【0005】また、放電灯点灯装置の厚さ寸法は、現
在、約5.0mm前後であるが、今後4.4mm以下、
更には4.0mm程度が要求されると予想される。
【0006】現状においてはトランス4の高さ寸法は4
mm程度が限度であり、それ以上薄くすると出力電力が
不足し、また、効率も悪化してしまう。
【0007】また、薄型化の手段の一つとして圧電トラ
ンスを使用する方法も試みられているが、昇圧比が低
く、補助昇圧トランスを必要とするため、現状では小型
化、低コスト化が進展していない。
【0008】図2は、従来例の放電灯点灯装置を一部分
解斜視図、図3はその電気系回路を示すブロック図であ
る。図において、1は放電灯点灯装置で、長方形のプリ
ント基板2の部品実装面に、電子回路3を構成する電子
部品が実装されると共に、トランス4、入力コネクタ
5、出力コネクタ6、バラストコンデンサ7等が実装さ
れている。
【0009】電子回路3は、DC−DCコンバータ回路
3a、インバータ電子回路3b、調光回路3cから構成
されている。
【0010】トランス4は外部コア4aを有する巻線ト
ランスから成り、その一次巻線及び帰還巻線がインバー
タ電子回路3bに接続され、インバータ電子回路3bと
トランス4によって周知のインバータ回路が構成されて
いる。
【0011】また、トランス4の二次巻線の一端はバラ
ストコンデンサ7を介して出力コネクタ6の一方のコン
タクトピン6aに接続され、二次巻線の他端は他方のコ
ンタクトピン6bに接続されている。
【0012】出力コネクタ6に嵌合するコネクタ8の2
つのコンタクトピンが点灯対象となる放電灯9の両電極
に接続され、これらのコネクタ6,8の結合によって放
電灯点灯装置1と放電灯9を容易に接続できるようにな
っている。
【0013】また、前述したように放電灯点灯装置1の
薄型化を図るために、電子回路3を構成する電子部品は
高さの低いものが選定され、基板2への実装に際しても
実装高さが低くなるように実装されている。さらに、前
記電子部品に比べて高さ寸法の大きいトランス4の実装
に際しては、プリント基板2に抜き穴2aを形成し、ト
ランス4の外部コア4aを抜き穴2a内に挿入して装置
全体の高さ(厚さ)寸法を低減している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の放電灯点灯装置1では、薄型化のためにプリン
ト基板2に抜き穴2aを形成する必要がある。このた
め、プリント基板2aの幅寸法をトランス4のコア4a
の幅寸法よりも大きく設定する必要があり、プリント基
板2の幅寸法を低減することができなかった。従って、
放電灯点灯装置の小型化が困難であり、ノートPC等の
小型化に支障をきたしていた。
【0015】即ち、前述したように液晶パネルの厚さ寸
法は、現在、約5.5mmであり、数年先には4.5m
m程度になると予想されている。このため、ノートPC
等の薄型化を図るためには、放電灯点灯装置1を液晶パ
ネルと同一面内に並べて配置する必要がある。現時点
で、放電灯点灯装置の長さ寸法は、表示面が長方形をな
す液晶パネルの長辺及び短辺の寸法よりも短く形成され
ている。従って、ノートPC等の電子機器の薄型化及び
小型化を図るには、放電灯点灯装置の幅寸法を如何にし
て短くするかが課題となる。
【0016】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、回路
基板上に実装することなく回路基板の周縁部に固定でき
るトランス及びこれを用いた放電灯点灯装置を提供する
ことである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、トランス本体と、該トラン
ス本体の長さ方向の一端側に固定され且つ回路基板の周
縁部に固定可能な固定部と、前記トランス本体の長さ方
向の他端側に固定されたコネクタ部とからなり、前記ト
ランス本体の高さ方向の上端位置と下端位置の範囲内に
前記固定部及びコネクタ部の高さ方向の上端及び下端が
位置すると共に、前記トランス本体の幅方向の一端位置
と他端位置の範囲内に前記固定部及びコネクタ部の幅方
向の一端及び他端が位置するトランスを提案する。
【0018】該トランスは、回路基板上に実装すること
なく前記固定部によって回路基板の周縁部に固定され、
前記コネクタ部を介して前記トランス本体の一次側或い
は二次側に外部機器或いは外部装置が接続される。さら
に、トランス全体の幅及び高さ寸法は、トランス本体の
幅及び高さ寸法に設定されている。従って、前記回路基
板の長さ方向の一端に前記固定部を固定した場合、前記
回路基板の幅寸法を前記トランス本体の幅寸法以下に設
定可能となる。
【0019】また、請求項2では、請求項1記載のトラ
ンスにおいて、前記コネクタ部のコンタクトピンが前記
トランス本体の高圧出力端子に接続されているトランス
を提案する。
【0020】該トランスでは、前記トランス本体から出
力される高電圧が前記コネクタ部のコンタクトピンを介
して外部機器或いは外部装置に供給される。
【0021】また、請求項3では、請求項1記載のトラ
ンスにおいて、前記トランス本体が巻線トランスからな
るトランスを提案する。
【0022】該トランスは、トランス本体が巻線トラン
スから成るため、高い効率が得られる。
【0023】また、請求項4では、請求項1記載のトラ
ンスにおいて、前記固定部は、電子回路が形成されてい
る回路基板の非部品実装面と前記トランス本体の底面と
をほぼ同一面上に位置させて前記回路基板の周縁部に固
定する構造を備えているトランスを提案する。
【0024】該トランスは、回路基板の非部品実装面と
トランス本体の底面とをほぼ同一面上に位置させて回路
基板の周縁部に固定できるため、部品実装された前記回
路基板を含めた高さ寸法をトランス本体の高さ寸法に設
定可能となる。
【0025】また、請求項5では、請求項1記載のトラ
ンスにおいて、前記トランス本体の底面と前記コネクタ
部の底面が同一面内に配置されているトランスを提案す
る。
【0026】該トランスは、トランス本体の底面と前記
コネクタ部の底面を上位装置の所定面に接触させること
により安定して固定することが可能になる。
【0027】また、請求項6では、請求項1記載のトラ
ンスにおいて、前記トランス本体の高圧出力端子と前記
コネクタ部のコンタクトピンとの間に接続されたコンデ
ンサを備えているトランスを提案する。
【0028】該トランスでは、高電圧を放電灯に供給す
る場合に用いられるバラストコンデンサとして前記コン
デンサを用いることができる。
【0029】また、請求項7では、請求項6記載のトラ
ンスにおいて、前記コンデンサは前記コネクタ部に設け
られ且つ前記トランス本体の高さ及び幅の範囲内の領域
に配置されているトランスを提案する。
【0030】該トランスでは、前記コンデンサが前記コ
ネクタ部に設けられ且つ前記トランス本体の高さ及び幅
の範囲内の領域に配置されているため、前記コンデンサ
によるトランスの高さ及び幅寸法の増加を生ずることが
ない。
【0031】また、請求項8では、請求項1記載のトラ
ンスにおいて、前記コネクタ部は互いに嵌合する第1ハ
ウジングと第2ハウジングとからなり、前記第1ハウジ
ングは、前記トランス本体への固定部と、前記第2ハウ
ジングに嵌合する第1嵌合部と、コンタクトピンの端部
にほぼ対向するように前記第1嵌合部に突出して設けら
れ且つ前記高圧出力端子に接続された導電体とを備える
と共に、前記第2ハウジングは、接続対象となる他のコ
ネクタに結合する結合部と、前記第1ハウジングの嵌合
部に嵌合する第2嵌合部と、前記結合部に設けられ且つ
前記第2嵌合部に突出する前記コンタクトピンとを備
え、少なくとも互いにほぼ対向する前記第1ハウジング
の導電体の端部と前記第2ハウジングのコンタクトピン
の端部との間には、各コンタクトピン毎に独立した間隙
部を有し、該間隙部内には前記導電体とコンタクトピン
とを導電接続する導電性ゴムが配置されているトランス
を提案する。
【0032】該トランスでは、前記間隙部内にコンデン
サや抵抗器等の電子部品を配置し、該電子部品の両端子
電極をそれぞれ前記導電体と前記コンタクトピンに接続
することが可能になる。これにより、前記トランス本体
の高圧出力端子と前記コンタクトピンに接続される外部
機器或いは外部装置との間に必要に応じて容易に電子部
品を介在させることができる。
【0033】また、請求項9では、請求項8記載のトラ
ンスにおいて、前記トランス本体の高圧出力端子と前記
コネクタ部のコンタクトピンとの間に電気的に接続され
たコンデンサを備え、前記コンデンサは前記間隙部に配
置され、前記コンデンサの一方の電極は導電性ゴムによ
って前記第1ハウジングの導電体に導電接続されると共
に他方の電極は導電性ゴムによって前記コンタクトピン
に導電接続されているトランスを提案する。
【0034】該トランスでは、前記コネクタを介して放
電灯を接続する際のバラストコンデンサとして前記コン
デンサを用いることができる。
【0035】また、請求項10では、請求項1記載のト
ランスにおいて、前記トランス本体は導線が巻回された
ボビンと磁性体コアとを有し、前記固定部及び前記コネ
クタ部のうちの少なくとも何れか一方が前記ボビンと一
体に形成されているトランスを提案する。
【0036】該トランスでは、前記固定部及び前記コネ
クタ部のうちの少なくとも何れか一方が前記ボビンと一
体に形成されているので、製造時の工程数を削減でき製
造コストの低減を図ることができる。
【0037】また、請求項11では、請求項1記載のト
ランスにおいて、少なくとも前記コネクタ部の一部と前
記固定部が一体に形成されているトランスを提案する。
【0038】該トランスでは、少なくとも前記コネクタ
部の一部と前記固定部が一体に形成されているので、製
造時の工程数を削減でき製造コストの低減を図ることが
できる。
【0039】また、請求項12では、液晶パネルのバッ
クライト照明に用いる放電灯点灯装置であって、トラン
スを除いたインバータ回路を含む電子回路が形成された
回路基板と、前記電子回路に接続されて前記インバータ
回路のトランスとして用いる請求項1乃至請求項11の
何れかに記載のトランスとからなり、前記回路基板には
一方の主面のみに電子部品が実装され、前記回路基板の
幅寸法の値が前記トランスの幅寸法の値以下に設定され
ていると共に、前記回路基板の長さ方向の一端部に前記
トランスの固定部が固定されている放電灯点灯装置を提
案する。
【0040】該放電灯点灯装置は、前記回路基板の長さ
方向の一端部に前記トランスの固定部が固定され、且つ
前記回路基板の一方の主面のみに電子部品が実装され、
前記回路基板の幅寸法の値が前記トランスの幅寸法の値
以下に設定されているため、前記電子回路を構成する電
子部品の高さを選定することにより、装置の高さ及び幅
寸法を前記トランスの高さ及び幅寸法に等しくすること
が可能になる。
【0041】また、請求項13では、請求項12記載の
放電灯点灯装置において、前記回路基板の非部品実装面
は前記トランスの底面とほぼ同一面内に配置されている
放電灯点灯装置を提案する。
【0042】該放電灯点灯装置では、前記回路基板の非
部品実装面が前記トランスの底面とほぼ同一面内に配置
されているため、装置の高さ寸法を前記トランスの高さ
寸法に等しくする場合に、前記回路基板への電子部品の
実装高さを最大限に得ることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。
【0044】図1は本発明の第1の実施形態における放
電灯点灯装置を示す外観斜視図、図4は第1の実施形態
における放電灯点灯装置の電気系回路を示すブロック
図、図5は第1の実施形態におけるインバータトランス
を示す分解斜視図、図6は第1の実施形態におけるイン
バータトランスを示す側面図、図7は第1の実施形態に
おけるインバータトランスを示す平面図である。
【0045】図1において、10は放電灯点灯装置で、
長方形のプリント基板(回路基板)11と、このプリン
ト基板11の長さ方向の一端部に固定されたインバータ
トランス12とから構成されている。また、プリント基
板11の幅寸法はインバータトランス12の幅寸法と同
じ値に設定されている。
【0046】プリント基板11の一方の主面、即ち図1
におけるプリント基板11の上面が部品実装面とされ、
この部品実装面に入力コネクタ11aと電子回路11b
を構成する電子部品が実装されている。
【0047】電子回路11bは、図4に示すように、D
C−DCコンバータ回路101、インバータ電子回路1
02、調光回路103から構成されている。
【0048】DC−DCコンバータ回路101の入力側
には入力コネクタ11aが接続され、外部から直流電源
の供給を受けることができるようになっている。また、
DC−DCコンバータ回路101は、調光回路103か
ら入力される調光制御信号に基づいてインバータ電子回
路102へ供給する電力を増減する。
【0049】インバータ電子回路102は、インバータ
トランス12のトランス本体110と共に周知のインバ
ータ回路を構成し、DC−DCコンバータ回路101か
ら入力した直流電力を交流電力に変換して出力する。
【0050】調光回路103は、インバータ電子回路1
02においてトランス本体110の一次巻線への通電電
流値を検出して、この電流値を設定値に一致させるよう
にDC−DCコンバータ回路101に対して調光制御信
号を出力する。また、調光回路103における前記設定
値は外部から調整可能になっている。
【0051】インバータトランス12は、図5乃至図7
に示すように、トランス本体110と、難燃性の樹脂か
らなる出力コネクタ120及び固定部130から構成さ
れている。
【0052】トランス本体110は、磁性体からなるコ
ア111、絶縁体からなるボビン112及び、ボビン1
12に巻回された導線から構成され、ボビン112の中
心軸上図示せぬコアが配置されると共にボビン112の
周囲にコア111が配置されている。また、ボビン11
2には、図4に示すように中間タップを有する一次巻線
L1、二次巻線L2及び帰還巻線L3を形成する導線が
巻回されている。
【0053】コア111は平面中央部に抜き穴を有する
直方体形状をなし、この抜き穴内にボビン112が配置
されている。また、コア111の底面がトランス本体1
10の底面をなし、ボビン12の上部がコア111の上
面から所定高さ突出してボビン112の上端がトランス
本体110の上端になっている。
【0054】出力コネクタ120は、互いに嵌合して一
体化できる第1ハウジング121と第2ハウジング12
2とから構成されている。
【0055】第1ハウジング121は、側面がL字形状
をなすと共にコア111の幅以下の幅寸法を有し、コア
111の長さ方向一端部の端面から上面にかけて内角面
が当接するように樹脂によって固着されている。
【0056】また、第1ハウジング121の高さ寸法
は、コア111に固着された状態において、第1ハウジ
ング121の底面がコア111の底面と同一面に位置
し、上面がボビン112の上端よりも低い位置になるよ
うに設定されている。
【0057】さらに、第1ハウジング121は、コア1
11の端面に当接する面に平行な他面に直方体形状に突
出する嵌合部121aが形成されている。この嵌合部1
21a突出面には所定長さの円柱状導体からなる2つの
端子121bが、トランス本体110の幅方向に所定間
隔をあけて長さ方向に突出するように設けられている。
【0058】第2ハウジング122は、コア111の幅
以下で且つ第1ハウジング121の幅よりも広い幅寸法
を有し、第1ハウジング121の上面及び底面一致した
上底面を有している。
【0059】さらに、第2ハウジング122には、第1
ハウジング121の嵌合部121aが嵌め込まれる嵌合
部122aが形成されると共に、嵌合部122aに対向
するように結合部122bが形成され、他のコネクタと
結合可能になっている。
【0060】嵌合部121a,122aは周知のスナッ
プイン構造によって系止され、さらに樹脂等の接着剤に
よって固着されている。
【0061】結合部122bには2つのコンタクトピン
122cが設けられ、コンタクトピン122cの一端は
結合部122bの凹部内に突出し、他端は嵌合部122
aと結合部122bとの間の間隙部122dに露出して
いる。
【0062】間隙部122dはコンタクトピン122c
毎に隔壁によって分離されている。この間隙部122d
内で第1ハウジング121の端子121bの先端とコン
タクトピン122cの先端が所定間隔をあけて対向し、
間隙部122d内に設けられた導電性ゴム122eによ
って導通接続されている。導電性ゴムとして、導電性の
弾性樹脂及び絶縁体と金属泊等の導体を交互に重ねたゴ
ムコネクタ(ゼブラゴム)等を用いても良い。
【0063】また、第2ハウジング122は、嵌合部1
22aの両側部が第1ハウジング121と同様にコア1
11の端面から上面にかけて当接し、接着剤によって固
着されている。
【0064】固定部130は、その一端部において側面
がL字形状をなし、コア111の長さ方向他端部の端面
から上面にかけて内角面が当接するように樹脂によって
固着されている。
【0065】また、固定部130の幅寸法はコア111
の幅よりも狭い幅寸法を有し、高さ寸法はコア111に
固着された状態において、固定部130の底面がコア1
11の底面よりもプリント基板11の厚さだけ上方に位
置し、上面がボビン112の上端よりも低い位置になる
ように設定されている。
【0066】さらに、固定部130の底面には、プリン
ト基板11に設けられた2つのノッチ穴11cに嵌入す
る2つのノッチ132が突出して設けられている。これ
により、固定部130は、その底面をプリント基板11
の部品実装面に当接してノッチ穴11cにノッチ132
が嵌入された状態で樹脂等の接着剤を用いてプリント基
板11に固着されている。
【0067】また、固定部130のプリント基板11側
の端面には、トランス本体110の一次巻線L1及び帰
還巻線L3の端子数に対応した端子131が設けられて
いる。これらの端子131の一端部は固定部130の端
部に埋め込まれて固定され、他端部はプリント基板11
上のランドに当接するように折り曲げられている。この
状態で端子131の他端部はランドに半田付けされてい
る。
【0068】さらに、これらの端子131には、トラン
ス本体110の一次巻線L1及び帰還巻線L3の各端子
の引き出し線が絡げられて半田付けされている。
【0069】前述した構成よりなるインバータトランス
12は、トランス本体110をプリント基板11上に実
装することなく固定部130によってプリント基板11
の長さ方向の一端周縁部に固定することができるので、
プリント基板11の幅寸法をトランス本体110の幅寸
法以下に設定することができる。さらに、インバータト
ランス12の底面をプリント基板11の底面と同一平面
上に配置できるように固定部130が構成されているの
で、電子回路11bを構成する電子部品として従来例と
同様の電子部品を用いても放電灯点灯装置10の高さ寸
法をトランス本体110の高さ寸法と同じ値に設定する
ことができる。
【0070】従って、上記放電灯点灯装置10は、その
高さ寸法をトランス本体110の高さ寸法に抑えること
ができると共に、従来例よりも幅寸法を低減することが
できる。さらに、トランス本体110に巻線トランスを
用いているので、従来例と同様に高い効率を得ることが
できる。
【0071】これにより、上記の放電灯点灯装置10を
用いることにより、バックライト照明を備えた液晶パネ
ルを用いるノートPC等の電子機器の小型化を図ること
できる。
【0072】尚、出力コネクタ120の第1ハウジング
121及び固定部130に、トランス本体110におけ
る各巻線L1〜L3の引き出し線を通す溝を形成しても
良い。
【0073】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。
【0074】図8は本発明の第2の実施形態における放
電灯点灯装置を示す外観斜視図、図9は第2の実施形態
における放電灯点灯装置の電気系回路を示すブロック
図、図10は第2の実施形態におけるインバータトラン
スを示す平面図である。
【0075】これらの図において、前述した第1の実施
形態と同一構成部分は同一符号を持って表しその説明を
省略する。また、第2の実施形態と第1の実施形態との
相違点は、インバータトランス12Aにおける出力コネ
クタ120Aの内部にバラストコンデンサ13を設けた
ことである。
【0076】即ち、第2の実施形態の放電灯点灯装置2
0は、電子部品が実装されたプリント基板11と、プリ
ント基板11の長さ方向の一端部に固定されたインバー
タトランス12Aとから構成されている。
【0077】プリント基板11に形成されている電子回
路11bは第1の実施形態と同じである。
【0078】インバータトランス12Aは、トランス本
体110と、難燃性の樹脂からなる出力コネクタ120
A及び固定部130から構成され、トランス本体110
と固定部130は第1の実施形態と同じものである。
【0079】出力コネクタ120Aは、互いに嵌合して
一体化できる第1ハウジング121と第2ハウジング1
22Aとから構成され、第1ハウジング121は第1の
実施形態と同じものである。
【0080】第2の実施形態における第2ハウジング1
22Aと第1の実施形態における第2ハウジング122
との相違点は、その長さであり、内部に形成されている
間隙部122dの長さが第1の実施形態よりもやや長く
設定されている。
【0081】2つの間隙部122dの一方にはバラスト
コンデンサ13が挿入され、バラストコンデンサ13の
一方の電極が導電性ゴム122eによって第1ハウジン
グ121の一方の端子121bに導電接続されると共に
他方の電極が導電性ゴム122eによって一方のコンタ
クトピン122cに導電接続されている。また、他方の
間隙部122dには導電性ゴム122eのみが挿入さ
れ、この導電性ゴム122eによって第1ハウジング1
21の一方の端子121bと一方のコンタクトピン12
2cが導電接続されている。
【0082】従って、出力コネクタ120Aにおける間
隙部122dの長さ寸法をやや長く設定しただけでバラ
ストコンデンサ13を容易に実装することができた。
【0083】次に、本発明の第3の実施形態を説明す
る。
【0084】図11は本発明の第3の実施形態における
放電灯点灯装置を示す外観斜視図、図12は第3の実施
形態における放電灯点灯装置の電気系回路を示すブロッ
ク図である。図において、前述した第1の実施形態と同
一構成部分は同一符号を持って表しその説明を省略す
る。また、第3の実施形態と第1の実施形態との相違点
は、電子回路11b’において二次巻線L2の通電電流
を検出して調光制御できるようにしたことである。
【0085】即ち、第3の実施形態の放電灯点灯装置3
0は、電子部品が実装されたプリント基板11Bと、プ
リント基板11Bの長さ方向の一端部に固定されたイン
バータトランス12Bとから構成されている。プリント
基板11Bの形状は第1の実施形態と同じである。
【0086】プリント基板11Bの部品実装面には、入
力コネクタ11aと電子回路11b’を構成する電子部
品が実装されている。
【0087】電子回路11b’は、図12に示すよう
に、DC−DCコンバータ回路101、インバータ電子
回路102B、調光回路103Bから構成され、DC−
DCコンバータ回路101の構成は第1の実施形態と同
じである。
【0088】インバータ電子回路102Bは、インバー
タトランス12Bのトランス本体110と共にインバー
タ回路を構成し、DC−DCコンバータ回路101から
入力した直流電力を交流電力に変換して出力する。
【0089】調光回路103Bは、インバータ電子回路
102Bにおいてトランス本体110の二次巻線L2へ
の通電電流値を検出して、この電流値を設定値に一致さ
せるようにDC−DCコンバータ回路101に対して調
光制御信号を出力する。また、調光回路103Bにおけ
る前記設定値は外部から調整可能になっている。
【0090】インバータトランス12Bは、トランス本
体110Bと、難燃性の樹脂からなる出力コネクタ12
0及び固定部130Bから構成されている。
【0091】トランス本体110Bは、第1の実施形態
と同様に中間タップを有する一次巻線L1、二次巻線L
2及び帰還巻線L3を有しているが、二次巻線L2の他
端が一次巻線L1の中間タップに接続されている点にお
いて異なった構成をなしている。
【0092】出力コネクタ120は第1の実施形態と同
じ構成である。
【0093】また、固定部130Bは、6つの端子13
1を備えている点において第1の実施形態と異なってい
る。固定部130Bの6つの端子131の内の5つの端
子131には一次巻線L1及び帰還巻線L3の引き出し
線が接続され、他の1つの端子131は導線によって出
力コネクタ120の他方の端子121bに接続されてい
る。
【0094】上記構成の放電灯点灯装置30によれば、
第1の実施形態と同様の効果を得られることに加えて、
インバータトランス12Bの二次巻線L2の通電電流値
に基づいて調光制御を行うことができる。
【0095】また、上記のように簡単な構成変更によっ
てインバータトランス12Bの巻線端子の引き出し構成
を変えることができる。
【0096】次に、本発明の第4の実施形態を説明す
る。
【0097】図13は本発明の第4の実施形態における
放電灯点灯装置を示す外観斜視図、図14は第4の実施
形態における放電灯点灯装置の電気系回路を示すブロッ
ク図である。図において、前述した第3の実施形態と同
一構成部分は同一符号を持って表しその説明を省略す
る。また、第4の実施形態と第3の実施形態との相違点
点は、バラストコンデンサ13を備えた出力コネクタ1
20Aを用いてインバータトランス12Cを構成したこ
とである。
【0098】これにより、前述した第1乃至第3の実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0099】尚、前述した第1乃至第4の実施形態は本
発明の単なる一具体例に過ぎず、本発明がこれらの具体
例に限定されることはない。
【0100】例えば、インバータトランス12〜12C
において、第1ハウジング121と固定部130〜13
0Bの少なくとも何れか一方をトランス本体110,1
10Bのボビン112と一体に形成しても良い。
【0101】また、インバータトランス12において、
例えば図15に示すように第1ハウジング121と固定
部130を一体に形成しても良い。この場合、互いに分
離した第1ハウジング121と固定部130を用いるよ
りも、コア111への固着が非常に簡単に行えると共に
固着強度を高めることができる。
【0102】また、上記各実施形態では、本発明のトラ
ンスに関して、インバータ回路に用いるインバータトラ
ンスを例に挙げて説明したが、これに限定されることは
なく、インバータ回路以外に用いるトランスに適用して
も上記と同様の効果を得ることができることは言うまで
もない。
【0103】次に、本発明の第5の実施形態を説明す
る。
【0104】図16は本発明の第5の実施形態における
放電灯点灯装置を示す外観斜視図、図17は第5の実施
形態におけるインバータトランスを示す分解斜視図、図
18は第5の実施形態におけるインバータトランスを示
す側面図である。
【0105】図において、前述した第3の実施形態と同
一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略す
る。また、第5の実施形態と第3の実施形態との相違点
は、トランス本体110Dとして開磁型の巻線トランス
を用いたことである。
【0106】即ち、第5の実施形態におけるインバータ
トランス12Dは、トランス本体110D、出力コネク
タ120D、固定部130Dから構成されている。
【0107】トランス本体110Dは、開磁型の巻線ト
ランスであって、巻回軸に沿って磁性体からなるコア1
11Dが配置されたボビン112Dに導線113が巻回
されて構成されている。また、ボビン112Dには、第
3の実施形態と同様に、中間タップを有する一次巻線L
1、二次巻線L2及び帰還巻線L3を形成する導線が巻
回されている。
【0108】出力コネクタ120Dは、互いに嵌合して
一体化できる第1ハウジング121Dと第2ハウジング
122Dとから構成されている。
【0109】第1ハウジング121Dは、トランス本体
110Dのボビン112D端面との接合面が形成され長
さがやや短くなっている以外は形状及び寸法共に第3の
実施形態のものと同じであり、接合面がボビン112D
の端面に当接するように樹脂によって固着されている。
この状態で、第1ハウジング121Dの底面及び上面位
置はボビン112Dの最下端及び最上端位置に一致して
いる。
【0110】第2ハウジング122Dは、第1ハウジン
グ121Dに合わせて長さがやや短く形成されているこ
と以外は形状及び寸法共に第3の実施形態のものと同じ
であり、第1ハウジング121Dに嵌合された状態で、
第2ハウジング122Dの底面及び上面位置はボビン1
12Dの最下端及び最上端位置に一致している。
【0111】固定部130Dは、その一端面が平面に形
成されてボビン112Dの他端面に当接するように樹脂
によって固着され、さらに長さがやや短く形成されてい
ること以外は寸法及び形状共に第3の実施形態のものと
同じである。
【0112】また、固定部130Dの底面は、プリント
基板11Bのノッチ穴11cにノッチ132を嵌入した
状態で樹脂等の接着剤を用いてプリント基板11Bに固
着されている。
【0113】さらに、プリント基板11Bとボビン11
2Dに固着された状態において、固定部130の底面及
び上面位置はボビン112Dの最下端及び最上端位置に
一致している。
【0114】前述したように、ボビン112Dの外周部
に磁性体コアをもたない開磁型巻線トランスを用いて
も、上記第1乃至第4の実施形態と同様にプリント基板
11Bの周縁部に固定できるインバータトランス12D
を構成することができる。このインバータトランス12
Dによっても上記と同様の効果が得られる。
【0115】また、第5の実施形態におけるトランス本
体110Dは、上記他の実施形態のトランス本体に比べ
て外周部に磁性体コアをもたない分だけ幅が狭くなるの
で、トランス本体110Dの幅以下の幅を有する固定
部、出力コネクタ及びプリント基板を設けることによ
り、さらに幅の狭い放電灯点灯装置を形成することがで
きる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1乃
至請求項11記載のトランスによれば、回路基板の周縁
部に固定可能であるため、前記回路基板の形状及び寸法
を任意に設定可能となる。また、コネクタ部を備えてい
るのでバックライト、ひいては外部機器或いはノートP
Cやハンドヘルドコンピュータ等の上位装置との接続を
容易に行うことができる。
【0117】また、請求項12及び請求項13記載の放
電灯点灯装置によれば、電子回路を構成する電子部品の
高さを選定することにより、装置の高さ及び幅寸法を前
記トランスの高さ及び幅寸法に等しくすることが可能に
なるので、装置の薄型化及び小型化を達成でき、バック
ライト照明を備えた液晶パネルを用いるノートPC等の
電子機器の小型化に大いに貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における放電灯点灯装
置を示す外観斜視図
【図2】従来例における放電灯点灯装置を示す外観斜視
【図3】従来例における放電灯点灯装置の電気系回路を
示すブロック図
【図4】本発明の第1の実施形態における放電灯点灯装
置の電気系回路を示すブロック図
【図5】本発明の第1の実施形態におけるインバータト
ランスを示す分解斜視図
【図6】本発明の第1の実施形態におけるインバータト
ランスを示す側面図
【図7】本発明の第1の実施形態におけるインバータト
ランスを示す平面図
【図8】本発明の第2の実施形態における放電灯点灯装
置を示す外観斜視図
【図9】本発明の第2の実施形態における放電灯点灯装
置の電気系回路を示すブロック図
【図10】本発明の第2の実施形態におけるインバータ
トランスを示す平面図
【図11】本発明の第3の実施形態における放電灯点灯
装置を示す外観斜視図
【図12】本発明の第3の実施形態における放電灯点灯
装置の電気系回路を示すブロック図
【図13】本発明の第4の実施形態における放電灯点灯
装置を示す外観斜視図
【図14】本発明の第4の実施形態における放電灯点灯
装置の電気系回路を示すブロック図
【図15】本発明におけるインバータトランスの他の構
成例を示す分解斜視図
【図16】本発明の第5の実施形態における放電灯点灯
装置を示す外観斜視図
【図17】本発明の第5の実施形態におけるインバータ
トランスを示す分解斜視図
【図18】本発明の第5の実施形態におけるインバータ
トランスを示す側面図
【符号の説明】
10,20,30,40,50…放電灯点灯装置、1
1,11B…プリント基板、11a…入力コネクタ、1
1b,11b’…電子回路、11c…ノッチ穴、12,
12A,12B,12C,12D…インバータトラン
ス、13…バラストコンデンサ、101…DC−DCコ
ンバータ回路、102,102B…インバータ電子回
路、103,103B…調光回路、110,110B,
110D…トランス本体、111,111D…コア、1
12,112D…ボビン、113…導線、120,12
0A,120D…出力コネクタ、121,121D…第
1ハウジング、121a…嵌合部(第1嵌合部)、12
1b…端子、122,122B,122D…第2ハウジ
ング、122a…嵌合部(第2嵌合部)、122b…結
合部、122c…コンタクトピン、122d…間隙部、
122e…導電性ゴム、130,130B,130D…
固定部、131…端子、132…ノッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/18 H01F 31/06 501Z 501K 501F H05B 41/29 C

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランス本体と、該トランス本体の長さ
    方向の一端側に固定され且つ回路基板の周縁部に固定可
    能な固定部と、前記トランス本体の長さ方向の他端側に
    固定されたコネクタ部とからなり、 前記トランス本体の高さ方向の上端位置と下端位置の範
    囲内に前記固定部及びコネクタ部の高さ方向の上端及び
    下端が位置すると共に、 前記トランス本体の幅方向の一端位置と他端位置の範囲
    内に前記固定部及びコネクタ部の幅方向の一端及び他端
    が位置することを特徴とするトランス。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ部のコンタクトピンが前記
    トランス本体の高圧出力端子に接続されていることを特
    徴とする請求項1記載のトランス。
  3. 【請求項3】 前記トランス本体が巻線トランスからな
    ることを特徴とする請求項1記載のトランス。
  4. 【請求項4】 前記固定部は、電子回路が形成されてい
    る回路基板の非部品実装面と前記トランス本体の底面と
    をほぼ同一面上に位置させて前記回路基板の周縁部に固
    定する構造を備えていることを特徴とする請求項1記載
    のトランス。
  5. 【請求項5】 前記トランス本体の底面と前記コネクタ
    部の底面が同一面内に配置されていることを特徴とする
    請求項1記載のトランス。
  6. 【請求項6】 前記トランス本体の高圧出力端子と前記
    コネクタ部のコンタクトピンとの間に接続されたコンデ
    ンサを備えていることを特徴とする請求項1記載のトラ
    ンス。
  7. 【請求項7】 前記コンデンサは前記コネクタ部に設け
    られ且つ前記トランス本体の高さ及び幅の範囲内の領域
    に配置されていることを特徴とする請求項6記載のトラ
    ンス。
  8. 【請求項8】 前記コネクタ部は互いに嵌合する第1ハ
    ウジングと第2ハウジングとからなり、 前記第1ハウジングは、前記トランス本体への固定部
    と、前記第2ハウジングに嵌合する第1嵌合部と、コン
    タクトピンの端部にほぼ対向するように前記第1嵌合部
    に突出して設けられ且つ前記高圧出力端子に接続された
    導電体とを備えると共に、 前記第2ハウジングは、接続対象となる他のコネクタに
    結合する結合部と、前記第1ハウジングの嵌合部に嵌合
    する第2嵌合部と、前記結合部に設けられ且つ前記第2
    嵌合部に突出する前記コンタクトピンとを備え、 少なくとも互いにほぼ対向する前記第1ハウジングの導
    電体の端部と前記第2ハウジングのコンタクトピンの端
    部との間には、各コンタクトピン毎に独立した間隙部を
    有し、 該間隙部内には前記導電体とコンタクトピンとを導電接
    続する導電性ゴムが配置されていることを特徴とする請
    求項1記載のトランス。
  9. 【請求項9】 前記トランス本体の高圧出力端子と前記
    コネクタ部のコンタクトピンとの間に電気的に接続され
    たコンデンサを備え、 前記コンデンサは前記間隙部に配置され、 前記コンデンサの一方の電極は導電性ゴムによって前記
    第1ハウジングの導電体に導電接続されると共に他方の
    電極は導電性ゴムによって前記コンタクトピンに導電接
    続されていることを特徴とする請求項8記載のトラン
    ス。
  10. 【請求項10】 前記トランス本体は導線が巻回された
    ボビンと磁性体コアとを有し、前記固定部及び前記コネ
    クタ部のうちの少なくとも何れか一方が前記ボビンと一
    体に形成されていることを特徴とする請求項1記載のト
    ランス。
  11. 【請求項11】 少なくとも前記コネクタ部の一部と前
    記固定部が一体に形成されていることを特徴とする請求
    項1記載のトランス。
  12. 【請求項12】 液晶パネルのバックライト照明に用い
    る放電灯点灯装置であって、 トランスを除いたインバータ回路を含む電子回路が形成
    された回路基板と、 前記電子回路に接続されて前記インバータ回路のトラン
    スとして用いる請求項1乃至請求項11の何れかに記載
    のトランスとからなり、 前記回路基板には一方の主面のみに電子部品が実装さ
    れ、 前記回路基板の幅寸法の値が前記トランスの幅寸法の値
    以下に設定されていると共に、 前記回路基板の長さ方向の一端部に前記トランスの固定
    部が固定されていることを特徴とする放電灯点灯装置。
  13. 【請求項13】 前記回路基板の非部品実装面は前記ト
    ランスの底面とほぼ同一面内に配置されていることを特
    徴とする請求項12記載の放電灯点灯装置。
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