JPH06275439A - プリントコイル形トランス - Google Patents
プリントコイル形トランスInfo
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- JPH06275439A JPH06275439A JP5063931A JP6393193A JPH06275439A JP H06275439 A JPH06275439 A JP H06275439A JP 5063931 A JP5063931 A JP 5063931A JP 6393193 A JP6393193 A JP 6393193A JP H06275439 A JPH06275439 A JP H06275439A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F17/00—Fixed inductances of the signal type
- H01F17/0006—Printed inductances
- H01F2017/0053—Printed inductances with means to reduce eddy currents
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/2847—Sheets; Strips
- H01F2027/2861—Coil formed by folding a blank
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立容易な構造で、信頼性の高いプリントコ
イル形トランスを提供すること。 【構成】 中央にコア挿入孔56を有し、このコア挿入
孔の外側に導体パターン55が渦状に形成される導体形
成面54を一単位として、これら導体形成面が一列に配
置されるベースを備え、このベースを折り畳んで各導体
形成面を積層させたプリントコイル形トランスであっ
て、前記導体形成面に、他の導体形成面の導体パターン
とを電気的に接続する接続孔51,52,53を設けて
いる。
イル形トランスを提供すること。 【構成】 中央にコア挿入孔56を有し、このコア挿入
孔の外側に導体パターン55が渦状に形成される導体形
成面54を一単位として、これら導体形成面が一列に配
置されるベースを備え、このベースを折り畳んで各導体
形成面を積層させたプリントコイル形トランスであっ
て、前記導体形成面に、他の導体形成面の導体パターン
とを電気的に接続する接続孔51,52,53を設けて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器や電源装置に用
いられるトランスに係り、特にプリントコイル形トラン
スの製造容易化の改良に関する。
いられるトランスに係り、特にプリントコイル形トラン
スの製造容易化の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】プリントコイル形トランスは、例えば本
出願人の提案に係る特願平5−9008号明細書に開示
されている。図8は先願で開示された装置の構成図であ
る。図において、一次側プリントコイル10は6層の導
体パターン面S11〜S16よりなるもので、一次側コモン
145は一次側のグランドGND1に接続され、一次側
電流端子146にはパルス性電流源Eが接続されてい
る。二次側プリントコイル20は6層の導体パターン面
S21〜S26よりなるもので、二次側コモン245は二次
側のグランドGND2に接続され、二次側出力端子24
6には負荷が接続される。コア30はEE型コアでプリ
ントコイルの各導体パターン面に対する磁気回路を形成
する。
出願人の提案に係る特願平5−9008号明細書に開示
されている。図8は先願で開示された装置の構成図であ
る。図において、一次側プリントコイル10は6層の導
体パターン面S11〜S16よりなるもので、一次側コモン
145は一次側のグランドGND1に接続され、一次側
電流端子146にはパルス性電流源Eが接続されてい
る。二次側プリントコイル20は6層の導体パターン面
S21〜S26よりなるもので、二次側コモン245は二次
側のグランドGND2に接続され、二次側出力端子24
6には負荷が接続される。コア30はEE型コアでプリ
ントコイルの各導体パターン面に対する磁気回路を形成
する。
【0003】図9は一次側プリントコイル10の展開図
で、(A)は表面10a、(B)は裏面10bを表して
いる。ここではフレキシブル基板の両面に各3面の導体
パターン面S11〜S16を設ける場合を表している。一次
側プリントコイル10の二次側プリントコイル対向面S
11には、中央にコア30用の丸穴131が形成されると
ともに、一次側コモン145と中継端115aを連絡す
る1.5ターンの渦状巻線が形成されている。一次側プリ
ントコイル10の表面10aには、対向面S11に続いて
中間面S14、S15が設けられている。中間面S14には、
一次側電流端子146と中継端112aを連結する導体
パターンが形成されていると共に、連結パターン148
と中継端114aを連絡する2ターンの渦状巻線が形成
されている。中間面S15には、連結パターン148と中
継端113aを連絡する2ターンの渦状巻線が形成され
ている。尚、各中間面S14、S15の中央にコア30用の
丸穴132、133が形成されている。
で、(A)は表面10a、(B)は裏面10bを表して
いる。ここではフレキシブル基板の両面に各3面の導体
パターン面S11〜S16を設ける場合を表している。一次
側プリントコイル10の二次側プリントコイル対向面S
11には、中央にコア30用の丸穴131が形成されると
ともに、一次側コモン145と中継端115aを連絡す
る1.5ターンの渦状巻線が形成されている。一次側プリ
ントコイル10の表面10aには、対向面S11に続いて
中間面S14、S15が設けられている。中間面S14には、
一次側電流端子146と中継端112aを連結する導体
パターンが形成されていると共に、連結パターン148
と中継端114aを連絡する2ターンの渦状巻線が形成
されている。中間面S15には、連結パターン148と中
継端113aを連絡する2ターンの渦状巻線が形成され
ている。尚、各中間面S14、S15の中央にコア30用の
丸穴132、133が形成されている。
【0004】次に一次側プリントコイル10の裏面10
bには、対向面S11の反対面に位置する中間面S12が設
けられ、これに隣接して中間面S13と外郭面S16が設け
られている。中間面S12には中継端115aと貫通孔を
介して接続される中継端115bが設けられ、連結パタ
ーン149とを連絡する2ターンの渦状巻線が形成され
ている。中間面S13には、中継端112aと貫通孔を介
して接続される中継端112bが設けられ、連結パター
ン147と接続されている。また、中継端114aと貫
通孔を介して接続される中継端114bも設けられ、連
結パターン149と1.5ターンの渦状巻線で連絡されて
いる。外郭面S16には、中継端113aと貫通孔を介し
て接続される中継端113bが設けられ、連結パターン
147とを連絡する2ターンの渦状巻線が形成されてい
る。
bには、対向面S11の反対面に位置する中間面S12が設
けられ、これに隣接して中間面S13と外郭面S16が設け
られている。中間面S12には中継端115aと貫通孔を
介して接続される中継端115bが設けられ、連結パタ
ーン149とを連絡する2ターンの渦状巻線が形成され
ている。中間面S13には、中継端112aと貫通孔を介
して接続される中継端112bが設けられ、連結パター
ン147と接続されている。また、中継端114aと貫
通孔を介して接続される中継端114bも設けられ、連
結パターン149と1.5ターンの渦状巻線で連絡されて
いる。外郭面S16には、中継端113aと貫通孔を介し
て接続される中継端113bが設けられ、連結パターン
147とを連絡する2ターンの渦状巻線が形成されてい
る。
【0005】このようなプリントコイルは、図9に示す
ように折り畳み線102,103で折り曲げられて、各導体パ
ターン面が対向面S11、中間面S12〜S15並びに外郭面
S16の順序で重ねられるようになっている。尚、二次側
プリントコイル20も、図6と同様な導体パターン面S
21〜S26を形成し、巻数は適宜調整する。
ように折り畳み線102,103で折り曲げられて、各導体パ
ターン面が対向面S11、中間面S12〜S15並びに外郭面
S16の順序で重ねられるようになっている。尚、二次側
プリントコイル20も、図6と同様な導体パターン面S
21〜S26を形成し、巻数は適宜調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成によればプリントコイルが一次側と二次側に分
離しているので、コアに組み込む作業が煩雑になり、量
産化を達成するための自動組立に支障を生ずるという課
題があった。また、折り畳み線と交差するように連結パ
ターンが形成されているので、パターンに曲げに起因す
るクラックが発生する虞があり、そのため信頼性が潜在
的に低下するという課題があった。
うな構成によればプリントコイルが一次側と二次側に分
離しているので、コアに組み込む作業が煩雑になり、量
産化を達成するための自動組立に支障を生ずるという課
題があった。また、折り畳み線と交差するように連結パ
ターンが形成されているので、パターンに曲げに起因す
るクラックが発生する虞があり、そのため信頼性が潜在
的に低下するという課題があった。
【0007】本発明は上述の課題を解決したもので、組
立容易な構造で、信頼性の高いプリントコイル形トラン
スを提供することを目的とする。
立容易な構造で、信頼性の高いプリントコイル形トラン
スを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明は、中央にコア挿入孔56を有し、このコア挿
入孔の外側に導体パターン55が渦状に形成される導体
形成面54を一単位として、これら導体形成面が一列に
配置されるベースを備え、このベースを折り畳んで各導
体形成面を積層させたプリントコイル形トランスであっ
て、前記導体形成面に、他の導体形成面の導体パターン
とを電気的に接続する接続孔51,52,53を設けた
ことを特徴としている。
る本発明は、中央にコア挿入孔56を有し、このコア挿
入孔の外側に導体パターン55が渦状に形成される導体
形成面54を一単位として、これら導体形成面が一列に
配置されるベースを備え、このベースを折り畳んで各導
体形成面を積層させたプリントコイル形トランスであっ
て、前記導体形成面に、他の導体形成面の導体パターン
とを電気的に接続する接続孔51,52,53を設けた
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】ベースを折り畳むことによりプリントコイルが
組み立てられる。この折り畳みにより各導体形成面が定
まり、中央にコア挿入孔が設けられて磁気回路の形成に
寄与する。また導体形成面の間を接続するにあたり、内
部接続孔若しくは一次用/二次用接続孔を用いているの
で、折り曲げ部分にパターンを設ける必要がなくなって
信頼性が高まる。また、一次巻線と二次巻線を一続きの
ベースに形成できるので、組立作業が円滑に行える。
組み立てられる。この折り畳みにより各導体形成面が定
まり、中央にコア挿入孔が設けられて磁気回路の形成に
寄与する。また導体形成面の間を接続するにあたり、内
部接続孔若しくは一次用/二次用接続孔を用いているの
で、折り曲げ部分にパターンを設ける必要がなくなって
信頼性が高まる。また、一次巻線と二次巻線を一続きの
ベースに形成できるので、組立作業が円滑に行える。
【0010】
【実施例】以下図面を用いて、本発明を説明する。図1
は本発明の一実施例を示す組立状態の構成斜視図であ
る。図において、コア30は、いわゆるEE形コアで、
ここでは両側コア31は断面矩形になっており、中足コ
ア32は断面円形になっている。連結部33は両側コア
31と中足コア32を連結するコア材で、断面矩形にな
っている。端子40は、トランスとする際に一次側と二
次側の信号線を接続するのに用いるもので、一次側端子
41と二次側端子42を有している。プリントコイル積
層体50は、トランスの一次巻線や二次巻線の機能を有
するもので、中央に設けられたコア挿入孔56に中足コ
ア32を挿入すると共に、外側を両側コア31で挟んで
磁気回路を形成している。そして、プリントコイル積層
体50の表面には、中央にコア30の連結部33が位置
し、この両側に一次側端子41と二次側端子42が位置
する。
は本発明の一実施例を示す組立状態の構成斜視図であ
る。図において、コア30は、いわゆるEE形コアで、
ここでは両側コア31は断面矩形になっており、中足コ
ア32は断面円形になっている。連結部33は両側コア
31と中足コア32を連結するコア材で、断面矩形にな
っている。端子40は、トランスとする際に一次側と二
次側の信号線を接続するのに用いるもので、一次側端子
41と二次側端子42を有している。プリントコイル積
層体50は、トランスの一次巻線や二次巻線の機能を有
するもので、中央に設けられたコア挿入孔56に中足コ
ア32を挿入すると共に、外側を両側コア31で挟んで
磁気回路を形成している。そして、プリントコイル積層
体50の表面には、中央にコア30の連結部33が位置
し、この両側に一次側端子41と二次側端子42が位置
する。
【0011】図2はプリントコイル積層体50の上面図
である。コア挿入孔56が中央に位置し、左右の両端に
は一次用接続孔51と二次用接続孔52が、それぞれ5
個一列に設けられている。組立後は、一次用接続孔51
に一次側端子41がはんだ付けされ、二次用接続孔52
に二次側端子42がはんだ付けされている。内部接続孔
53は、プリントコイル積層体50内部の一部の層間を
接続するもので、一次用接続孔51と二次用接続孔52
の近傍や、コア挿入孔56の近傍に設けられている。導
体形成面54は、プリントコイル積層体50のコア挿入
孔56と一次用接続孔51並びに二次用接続孔52に挟
まれた領域で、渦巻状の導体パターン55が必要に応じ
て形成されている。
である。コア挿入孔56が中央に位置し、左右の両端に
は一次用接続孔51と二次用接続孔52が、それぞれ5
個一列に設けられている。組立後は、一次用接続孔51
に一次側端子41がはんだ付けされ、二次用接続孔52
に二次側端子42がはんだ付けされている。内部接続孔
53は、プリントコイル積層体50内部の一部の層間を
接続するもので、一次用接続孔51と二次用接続孔52
の近傍や、コア挿入孔56の近傍に設けられている。導
体形成面54は、プリントコイル積層体50のコア挿入
孔56と一次用接続孔51並びに二次用接続孔52に挟
まれた領域で、渦巻状の導体パターン55が必要に応じ
て形成されている。
【0012】図3はプリントコイル積層体50の展開図
で、(A)は表面パターンの番号、(B)は表面絶縁シ
ート層、(C)は表面パターン、(D)はベース、
(E)は裏面パターン、(F)は裏面絶縁シート層、
(G)は裏面パターンの番号、(H)はベースの折り畳
みの際の折り曲げ状態、(I)はベースの層番号並びに
トランスにおける導体パターンの巻線との対応関係を示
しているものである。
で、(A)は表面パターンの番号、(B)は表面絶縁シ
ート層、(C)は表面パターン、(D)はベース、
(E)は裏面パターン、(F)は裏面絶縁シート層、
(G)は裏面パターンの番号、(H)はベースの折り畳
みの際の折り曲げ状態、(I)はベースの層番号並びに
トランスにおける導体パターンの巻線との対応関係を示
しているものである。
【0013】まず、図3(H)を用いて各導体パターン
の配置について説明する。ベースを折り畳んでコアに収
容したときの最上層に第1層の裏面パターンS01が位置
し、この裏に表面パターンS02が位置する。第2層の表
面パターンS101は第1層の表面パターンS02と対向し
ており、裏側に第2層の裏面パターンS102が位置して
いる。以下、裏面パターンS102とS103の組、表面パタ
ーンS104とS03の組、裏面パターンS04とS201の組、
表面パターンS202とS203の組、裏面パターンS204と
S205の組、表面パターンS206とS207の組、裏面パタ
ーンS208とS2 09の組、表面パターンS210とS211の
組、裏面パターンS212とS05の組、表面パターンS06
とS105の組、裏面パターンS106とS107の組、表面パ
ターンS108とS31の組が対向する導体パターン面で、
必要に応じて絶縁シートで両面間の絶縁がとられてい
る。裏面パターンS32は第14層目のシートであって、
最下層に位置すると共に、表面パターンS31の反対側に
位置している。
の配置について説明する。ベースを折り畳んでコアに収
容したときの最上層に第1層の裏面パターンS01が位置
し、この裏に表面パターンS02が位置する。第2層の表
面パターンS101は第1層の表面パターンS02と対向し
ており、裏側に第2層の裏面パターンS102が位置して
いる。以下、裏面パターンS102とS103の組、表面パタ
ーンS104とS03の組、裏面パターンS04とS201の組、
表面パターンS202とS203の組、裏面パターンS204と
S205の組、表面パターンS206とS207の組、裏面パタ
ーンS208とS2 09の組、表面パターンS210とS211の
組、裏面パターンS212とS05の組、表面パターンS06
とS105の組、裏面パターンS106とS107の組、表面パ
ターンS108とS31の組が対向する導体パターン面で、
必要に応じて絶縁シートで両面間の絶縁がとられてい
る。裏面パターンS32は第14層目のシートであって、
最下層に位置すると共に、表面パターンS31の反対側に
位置している。
【0014】次に、トランスの巻線を単位に説明する。
一次巻線はシートの第2層と第3層を用いており、第2
層の表面パターンS101が一次用接続孔51の一次巻線
用端子511、512に接続されると共に、裏面パター
ンS102、S103並びに表面パターンS104が一次巻線に
割り当てられている。他の一次巻線はシートの第12層
と第13層を用いており、第13層の表面パターンS
108が一次用接続孔51の一次巻線用端子513、51
2に接続されると共に、裏面パターンS107、S1 06並び
に表面パターンS105が一次巻線に割り当てられてい
る。ここでは、一次巻線用端子512により両一次巻線
は直列に接続される。
一次巻線はシートの第2層と第3層を用いており、第2
層の表面パターンS101が一次用接続孔51の一次巻線
用端子511、512に接続されると共に、裏面パター
ンS102、S103並びに表面パターンS104が一次巻線に
割り当てられている。他の一次巻線はシートの第12層
と第13層を用いており、第13層の表面パターンS
108が一次用接続孔51の一次巻線用端子513、51
2に接続されると共に、裏面パターンS107、S1 06並び
に表面パターンS105が一次巻線に割り当てられてい
る。ここでは、一次巻線用端子512により両一次巻線
は直列に接続される。
【0015】二次巻線はシートの第5層から第10層ま
でが割り当てられており、ここでは各層の表面パターン
と裏面パターンを一組として6組の二次巻線が並列に接
続されている。各組の組合せは、第1組がパターンS
201とS202、第2組がパターンS204とS203、第3組が
パターンS205とS206、第4組がパターンS208と
S207、第5組がパターンS209とS210、第6組がパタ
ーンS212とS211の組になっている。各組とも裏面パタ
ーンが二次用接続孔52の二次巻線用端子521に接続
され、表面が二次巻線用端子522に接続されている。
でが割り当てられており、ここでは各層の表面パターン
と裏面パターンを一組として6組の二次巻線が並列に接
続されている。各組の組合せは、第1組がパターンS
201とS202、第2組がパターンS204とS203、第3組が
パターンS205とS206、第4組がパターンS208と
S207、第5組がパターンS209とS210、第6組がパタ
ーンS212とS211の組になっている。各組とも裏面パタ
ーンが二次用接続孔52の二次巻線用端子521に接続
され、表面が二次巻線用端子522に接続されている。
【0016】補助巻線はシートの第14層を用いてお
り、例えば一次側回路の補助電源用に使用される。ここ
では、第14層の表面パターンS31が一次用接続孔51
の一次巻線用端子515に接続されると共に、裏面パタ
ーンS32が一次巻線用端子514に接続されている。ま
た、シートの第1層、第4層並びに第11層には、導体
パターンがいずれも設けられていない。これは各巻線間
の絶縁距離を十分に確保すると共に、シートを折り畳ん
でいるため各シートの層間での整合を取りやすくするた
めである。スイッチング電源では、一般に一次側には商
用の交流電源が接続されることから数百ボルトの電圧が
加わるので、シートの両面に絶縁シートを貼付して対向
する導体パターン間で高い絶縁電圧を確保している。他
方、二次側では通常10ボルト程度の低電圧が発生する
のに過ぎないから、シートのいずれか片面のみに絶縁シ
ートを貼付して層間の厚さを薄くしている。
り、例えば一次側回路の補助電源用に使用される。ここ
では、第14層の表面パターンS31が一次用接続孔51
の一次巻線用端子515に接続されると共に、裏面パタ
ーンS32が一次巻線用端子514に接続されている。ま
た、シートの第1層、第4層並びに第11層には、導体
パターンがいずれも設けられていない。これは各巻線間
の絶縁距離を十分に確保すると共に、シートを折り畳ん
でいるため各シートの層間での整合を取りやすくするた
めである。スイッチング電源では、一般に一次側には商
用の交流電源が接続されることから数百ボルトの電圧が
加わるので、シートの両面に絶縁シートを貼付して対向
する導体パターン間で高い絶縁電圧を確保している。他
方、二次側では通常10ボルト程度の低電圧が発生する
のに過ぎないから、シートのいずれか片面のみに絶縁シ
ートを貼付して層間の厚さを薄くしている。
【0017】次に各シートでの、一次用接続孔51と二
次用接続孔52の形成状態を説明する。本来、全ての層
に一次用接続孔51と二次用接続孔52を形成してもよ
い。しかし、単位シート長さ当たりの導体形成面の数が
少なくなって、製造コストが増大すると共に、各層での
折り畳み位置が重なってプリントコイル積層体50の厚
さが増す。そこで、シートの第1層と第14層のみに一
次用接続孔51と二次用接続孔52を形成して、挿入さ
れる端子41,42の両側を拘束するが、残余の層につ
いては形成されるパターンの巻線と、折り畳みに起因す
る幾何学的制限を考慮して必要とされる接続孔のみ形成
する。従って、第2層と第13層には一次用接続孔51
のみを設ける。また第4層から第11層までは二次用接
続孔52のみを設ける。そして、第3層と第12層に
は、いずれの接続孔も設けない。尚、一次巻線では内部
接続孔53を用いているので、第2層と第3層の間、並
びに第12層と第13層の間に内部接続孔53を形成し
ている。
次用接続孔52の形成状態を説明する。本来、全ての層
に一次用接続孔51と二次用接続孔52を形成してもよ
い。しかし、単位シート長さ当たりの導体形成面の数が
少なくなって、製造コストが増大すると共に、各層での
折り畳み位置が重なってプリントコイル積層体50の厚
さが増す。そこで、シートの第1層と第14層のみに一
次用接続孔51と二次用接続孔52を形成して、挿入さ
れる端子41,42の両側を拘束するが、残余の層につ
いては形成されるパターンの巻線と、折り畳みに起因す
る幾何学的制限を考慮して必要とされる接続孔のみ形成
する。従って、第2層と第13層には一次用接続孔51
のみを設ける。また第4層から第11層までは二次用接
続孔52のみを設ける。そして、第3層と第12層に
は、いずれの接続孔も設けない。尚、一次巻線では内部
接続孔53を用いているので、第2層と第3層の間、並
びに第12層と第13層の間に内部接続孔53を形成し
ている。
【0018】図4はスイッチング電源に適用する場合の
回路図である。トランスの一次側には直流電圧Vinが印
加され、トランジスタ等のスイッチング素子Qによりオ
ンオフされている。ここでは、一次巻線用端子511に
直流電圧Vinが印加され、一次巻線用端子513にスイ
ッチング素子Qが接続されている。一次巻線用端子51
2はセンタータップであるが、ここでは二つに区分され
た一次巻線間を直列に接続するために用いられている。
従って、一次巻線の総巻数は、各導体パターンが5ター
ンで、このような導体パターンを8個直列に接続してい
ることから、40ターンとなる。
回路図である。トランスの一次側には直流電圧Vinが印
加され、トランジスタ等のスイッチング素子Qによりオ
ンオフされている。ここでは、一次巻線用端子511に
直流電圧Vinが印加され、一次巻線用端子513にスイ
ッチング素子Qが接続されている。一次巻線用端子51
2はセンタータップであるが、ここでは二つに区分され
た一次巻線間を直列に接続するために用いられている。
従って、一次巻線の総巻数は、各導体パターンが5ター
ンで、このような導体パターンを8個直列に接続してい
ることから、40ターンとなる。
【0019】二次巻線は6個並列に接続されているの
で、これを図面で明示的に示している。二次巻線に誘起
されたスイッチング信号は、二次巻線用端子521,5
22の間に発生するので、出力平滑回路により整流平滑
化して、負荷側に直流電圧を供給している。通常は、出
力電圧を安定化するためスイッチング素子Qにフィード
バック制御信号を帰還する制御回路が設けられている。
また、二次巻線の各並列巻線1個当たりの総巻数は、各
導体パターンが3ターンで、このような導体パターンを
2個直列に接続していることから、6ターンとなる。
で、これを図面で明示的に示している。二次巻線に誘起
されたスイッチング信号は、二次巻線用端子521,5
22の間に発生するので、出力平滑回路により整流平滑
化して、負荷側に直流電圧を供給している。通常は、出
力電圧を安定化するためスイッチング素子Qにフィード
バック制御信号を帰還する制御回路が設けられている。
また、二次巻線の各並列巻線1個当たりの総巻数は、各
導体パターンが3ターンで、このような導体パターンを
2個直列に接続していることから、6ターンとなる。
【0020】図5はプリントコイル形トランスを組み立
てたときの各層の配置説明図である。ここでは、図3
(H)に示すように、一次巻線を導体形成面S101〜S
104と導体形成面S105〜S108とで2分割し、両者の間
に二次巻線を有する導体形成面S 201〜S212を挟んでい
る。このようにすると、一次二次間の磁気結合が高まる
と共に、巻線間に存在する浮遊容量が低下して、トラン
スとしての基本特性が良好になる。尚、絶縁層と補助巻
線については、電源においては基本構成要素ではないの
で、説明を簡略化するため図示していない。
てたときの各層の配置説明図である。ここでは、図3
(H)に示すように、一次巻線を導体形成面S101〜S
104と導体形成面S105〜S108とで2分割し、両者の間
に二次巻線を有する導体形成面S 201〜S212を挟んでい
る。このようにすると、一次二次間の磁気結合が高まる
と共に、巻線間に存在する浮遊容量が低下して、トラン
スとしての基本特性が良好になる。尚、絶縁層と補助巻
線については、電源においては基本構成要素ではないの
で、説明を簡略化するため図示していない。
【0021】今度は図3〜図5を参照して、導体パター
ンの形状について説明する。まず二次巻線の導体形成面
S201〜S212では、絶縁シートを挟んで対向しているも
のは次の5組である。第21対向面がパターンS202と
S203、第22対向面がパターンS204とS205、第23
対向面がパターンS206とS207、第24対向面がパター
ンS208とS209、第25対向面がパターンS210とS211
になっている。ここでは、第21、第23、第25対向
面のパターンが二次巻線用端子522に接続されるもの
であり、第22、第24対向面のパターンが二次巻線用
端子521に接続されるものである。いずれのパターン
も、コア挿入孔56側に設けた内部接続孔53により同
一ベースの裏側の導体パターンと接続されている。各対
向面の導体パターンは互いに鏡像関係にあり、二次巻線
用端子521,522は並列巻線間で共通に接続される
ことから、生ずる電位分布も等しくなる。この結果、二
次巻線用端子521,522間の電位は、二次巻線に誘
起される電圧変動によらず、等しくなり、並列巻線間で
はパターン間容量による交流電流は流れない。従って、
電源動作時の等価的パターン容量が低減され、スイッチ
ング電源としてみるとスイッチング損失が低減されると
いう効果がある。
ンの形状について説明する。まず二次巻線の導体形成面
S201〜S212では、絶縁シートを挟んで対向しているも
のは次の5組である。第21対向面がパターンS202と
S203、第22対向面がパターンS204とS205、第23
対向面がパターンS206とS207、第24対向面がパター
ンS208とS209、第25対向面がパターンS210とS211
になっている。ここでは、第21、第23、第25対向
面のパターンが二次巻線用端子522に接続されるもの
であり、第22、第24対向面のパターンが二次巻線用
端子521に接続されるものである。いずれのパターン
も、コア挿入孔56側に設けた内部接続孔53により同
一ベースの裏側の導体パターンと接続されている。各対
向面の導体パターンは互いに鏡像関係にあり、二次巻線
用端子521,522は並列巻線間で共通に接続される
ことから、生ずる電位分布も等しくなる。この結果、二
次巻線用端子521,522間の電位は、二次巻線に誘
起される電圧変動によらず、等しくなり、並列巻線間で
はパターン間容量による交流電流は流れない。従って、
電源動作時の等価的パターン容量が低減され、スイッチ
ング電源としてみるとスイッチング損失が低減されると
いう効果がある。
【0022】次に、一次巻線の導体形成面S101〜S108
では、絶縁シートを挟んで対向しているものは次の2
組、即ち、第11対向面がパターンS102とS103、第1
2対向面がパターンS106とS107である。対向面の電位
差は、図4に示す如く隣接する位置の巻線が対向するの
で、選択できる範囲内で最小になっている。また各対向
面の導体パターンは互いに鏡像関係にあるから、一次巻
線間の等価容量が低減される。尚、導体パターンの巻方
向は右巻(CW)か左巻(CCW)の別を問わない。
では、絶縁シートを挟んで対向しているものは次の2
組、即ち、第11対向面がパターンS102とS103、第1
2対向面がパターンS106とS107である。対向面の電位
差は、図4に示す如く隣接する位置の巻線が対向するの
で、選択できる範囲内で最小になっている。また各対向
面の導体パターンは互いに鏡像関係にあるから、一次巻
線間の等価容量が低減される。尚、導体パターンの巻方
向は右巻(CW)か左巻(CCW)の別を問わない。
【0023】また、一次巻線の導体形成面S101〜S108
で互いに鏡像関係にあるのは、次の4組、即ち、パター
ンS101とS108、パターンS102とS107、パターンS
103とS106、並びにパターンS104とS105の組である。
ここでは、一次巻線と二次巻線の直近となる導体形成面
に、スイッチングに起因する交流電圧の最も低くなる導
体パターンS104とS105が割り当てられ、トランスの一
次二次間の等価容量も低くなる。すると、スイッチング
電源にあっては、EMI特性が良好になり、ノイズ規格
の充足が簡略なノイズフィルタで達成できるという効果
がある。
で互いに鏡像関係にあるのは、次の4組、即ち、パター
ンS101とS108、パターンS102とS107、パターンS
103とS106、並びにパターンS104とS105の組である。
ここでは、一次巻線と二次巻線の直近となる導体形成面
に、スイッチングに起因する交流電圧の最も低くなる導
体パターンS104とS105が割り当てられ、トランスの一
次二次間の等価容量も低くなる。すると、スイッチング
電源にあっては、EMI特性が良好になり、ノイズ規格
の充足が簡略なノイズフィルタで達成できるという効果
がある。
【0024】次に、ベースの導体形成面における巻線配
置について説明する。図6はベースの導体形成面におけ
る他の巻線配置の説明図で、(A)は展開図、(B)は
折り畳み図である。ここでは一次巻線について3個の導
体形成面が割り当てられ、二次巻線についても3個の導
体形成面が割り当てられ、両者の間が1面の絶縁層で連
結される場合を示している。一次巻線用の導体形成面に
は、左端に一次巻線外部接続部43が設けられており、
二次巻線用の導体形成面には、右端に二次巻線外部接続
部44が設けられている。展開状態では、シートは短冊
状であり、フレキシブル基板用の合成樹脂基材となる板
材から容易に切り離すことができ量産性が高い。これに
対して、導体パターンを形成する都合で凸曲線を導体形
成面に設ける場合には、一個ごとに型抜きする必要が生
じて、量産性が低下する。
置について説明する。図6はベースの導体形成面におけ
る他の巻線配置の説明図で、(A)は展開図、(B)は
折り畳み図である。ここでは一次巻線について3個の導
体形成面が割り当てられ、二次巻線についても3個の導
体形成面が割り当てられ、両者の間が1面の絶縁層で連
結される場合を示している。一次巻線用の導体形成面に
は、左端に一次巻線外部接続部43が設けられており、
二次巻線用の導体形成面には、右端に二次巻線外部接続
部44が設けられている。展開状態では、シートは短冊
状であり、フレキシブル基板用の合成樹脂基材となる板
材から容易に切り離すことができ量産性が高い。これに
対して、導体パターンを形成する都合で凸曲線を導体形
成面に設ける場合には、一個ごとに型抜きする必要が生
じて、量産性が低下する。
【0025】折り畳む場合には、最上層に一次巻線外部
接続部43が表れ、最下層に二次巻線外部接続部44が
表れる。これらは上方から見ると図2のように左右に接
続端子として表れ、結線作業が円滑に行える。
接続部43が表れ、最下層に二次巻線外部接続部44が
表れる。これらは上方から見ると図2のように左右に接
続端子として表れ、結線作業が円滑に行える。
【0026】図7はベースの導体形成面における別の巻
線配置の説明図で、(A)は展開図、(B)は折り畳み
図である。図6と比較すると、絶縁層を省略してある。
すると層数が偶数になるので、折り畳んだ状態で左右に
一次側と二次側の接続端子を分かれて配置するために
は、一次巻線用の導体形成面の第1面と第2面の間に一
次巻線外部接続部45を設けている。なお、図6と図7
の実施例において、導体パターンはベースの両面に設け
てもよく、また片面のみでも差し支えない。また、絶縁
層にはノイズ特性を改善するためシールド用のグランド
プレーンを設けてもよい。
線配置の説明図で、(A)は展開図、(B)は折り畳み
図である。図6と比較すると、絶縁層を省略してある。
すると層数が偶数になるので、折り畳んだ状態で左右に
一次側と二次側の接続端子を分かれて配置するために
は、一次巻線用の導体形成面の第1面と第2面の間に一
次巻線外部接続部45を設けている。なお、図6と図7
の実施例において、導体パターンはベースの両面に設け
てもよく、また片面のみでも差し支えない。また、絶縁
層にはノイズ特性を改善するためシールド用のグランド
プレーンを設けてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一次巻線と二次巻線を一続きのベースに形成して、ベー
スを折り畳むことによりプリントコイルが組み立てられ
るので組立作業が円滑に行えるという効果がある。また
導体形成面の間を接続するにあたり、内部接続孔若しく
は一次用/二次用接続孔を用いているので、折り曲げ部
分にパターンを設ける必要がなくなって信頼性が高まる
という効果もある。
一次巻線と二次巻線を一続きのベースに形成して、ベー
スを折り畳むことによりプリントコイルが組み立てられ
るので組立作業が円滑に行えるという効果がある。また
導体形成面の間を接続するにあたり、内部接続孔若しく
は一次用/二次用接続孔を用いているので、折り曲げ部
分にパターンを設ける必要がなくなって信頼性が高まる
という効果もある。
【図1】本発明の一実施例を示す組立状態の構成斜視図
である。
である。
【図2】プリントコイル積層体50の上面図である。
【図3】プリントコイル積層体50の展開図である。
【図4】スイッチング電源に適用する場合の回路図であ
る。
る。
【図5】プリントコイル形トランスを組み立てたときの
各層の配置説明図である。
各層の配置説明図である。
【図6】ベースの導体形成面における他の巻線配置の説
明図である。
明図である。
【図7】ベースの導体形成面における別の巻線配置の説
明図である。
明図である。
【図8】先願で開示された装置の構成図である。
【図9】一次側プリントコイル10の展開図である。
10 一次側プリントコイル 20 二次側プリントコイル 30 コア 50 プリントコイル積層体 51 一次用接続孔 52 二次用接続孔 53 内部接続孔 54 導体形成面 55 導体パターン 56 コア挿入孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図4はスイッチング電源に適用する場合の
回路図である。トランスの一次側には直流電圧Vinが印
加され、トランジスタ等のスイッチング素子Qによりオ
ンオフされている。ここでは、一次巻線用端子513に
直流電圧Vinが印加され、一次巻線用端子511にスイ
ッチング素子Qが接続されている。一次巻線用端子51
2はセンタータップであるが、ここでは二つに区分され
た一次巻線間を直列に接続するために用いられている。
従って、一次巻線の総巻数は、各導体パターンが5ター
ンで、このような導体パターンを8個直列に接続してい
ることから、40ターンとなる。
回路図である。トランスの一次側には直流電圧Vinが印
加され、トランジスタ等のスイッチング素子Qによりオ
ンオフされている。ここでは、一次巻線用端子513に
直流電圧Vinが印加され、一次巻線用端子511にスイ
ッチング素子Qが接続されている。一次巻線用端子51
2はセンタータップであるが、ここでは二つに区分され
た一次巻線間を直列に接続するために用いられている。
従って、一次巻線の総巻数は、各導体パターンが5ター
ンで、このような導体パターンを8個直列に接続してい
ることから、40ターンとなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
Claims (4)
- 【請求項1】中央にコア挿入孔(56)を有し、このコ
ア挿入孔の外側に導体パターン(55)が渦状に形成さ
れる導体形成面(54)を一単位として、これら導体形
成面が一列に配置されるベースを備え、 このベースを折り畳んで各導体形成面を積層させたプリ
ントコイル形トランスであって、 前記導体形成面に、他の導体形成面の導体パターンとを
電気的に接続する接続孔(51,52,53)を設けた
ことを特徴とするプリントコイル形トランス。 - 【請求項2】前記導体パターンは、トランスの一次巻線
と二次巻線に対応する一次用導体パターン(61)と、
二次用導体パターン(62)とを有し、 前記接続孔は、一次用導体パターンと接続される一次用
接続孔(51)と、二次用導体パターンと接続される二
次用接続孔(52)と、前記一次用導体パターンと二次
用導体パターンの何れかが複数の導体形成面を有する場
合に、各導体形成面の間を巻線の順序に従って接続する
内部接続孔(53)とを有することを特徴とする請求項
1記載のプリントコイル形トランス。 - 【請求項3】前記一次用導体パターン若しくは二次用導
体パターンの少なくとも一方は並列巻線として接続さ
れ、当該並列巻線となる導体パターンは対向する並列巻
線関係にある導体パターンと鏡像関係とすると共に、当
該導体パターンと当該鏡像導体パターンとは同じ電位の
印加されることを特徴とする請求項2記載のプリントコ
イル形トランス。 - 【請求項4】前記ベースは、短冊状であって型抜きによ
らずベース基材から切り離すことを特徴とする請求項1
記載のプリントコイル形トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5063931A JP3065195B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | プリントコイル形トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5063931A JP3065195B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | プリントコイル形トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06275439A true JPH06275439A (ja) | 1994-09-30 |
JP3065195B2 JP3065195B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=13243594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5063931A Expired - Fee Related JP3065195B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | プリントコイル形トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3065195B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7091816B1 (en) | 2005-03-18 | 2006-08-15 | Tdk Corporation | Common-mode choke coil |
WO2008091006A1 (ja) * | 2007-01-26 | 2008-07-31 | Panasonic Electric Works Co., Ltd. | 積層型素子 |
CN104882260A (zh) * | 2015-05-18 | 2015-09-02 | 成都锐思灵科技有限公司 | 平面变压器 |
-
1993
- 1993-03-23 JP JP5063931A patent/JP3065195B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7091816B1 (en) | 2005-03-18 | 2006-08-15 | Tdk Corporation | Common-mode choke coil |
WO2008091006A1 (ja) * | 2007-01-26 | 2008-07-31 | Panasonic Electric Works Co., Ltd. | 積層型素子 |
JP2008186848A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Matsushita Electric Works Ltd | 積層素子 |
US7965166B2 (en) | 2007-01-26 | 2011-06-21 | Panasonic Electric Works Co., Ltd. | Multi-layered device |
CN104882260A (zh) * | 2015-05-18 | 2015-09-02 | 成都锐思灵科技有限公司 | 平面变压器 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3065195B2 (ja) | 2000-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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