JP4433346B2 - 圧電トランス装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電トランス装置及びその製造方法に関し、主として液晶ディスプレイのバックライト用圧電インバータ等の使用に好適な圧電トランス装置及び圧電トランスをプリント基板に実装する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノート型のパーソナルコンピュータを始めとする、各種携帯用の電気電子機器の普及に伴い、これら電気電子機器の、高効率化、小型薄型化、低消費電力化、電磁ノイズ低減への要求が高まっている。このような趨勢を受けて、種々の電気電子部品について小型化が検討されている。
【0003】
この中でトランスにおいては、従来使用されていた電磁誘導トランスの代替として、圧電トランスが検討され、実用化されている。圧電トランスは、振動部に入力電圧を印加することにより機械的振動を発生させ、この機械的振動を発電部において電圧に変換して出力するという構成を有し、電磁誘導トランスに比較して、巻線が不要であるため小型化、薄型化が可能であり、しかも高効率で電磁ノイズを発生しないという特長を有する。
【0004】
この特長から、圧電トランスは、ノート型のパーソナルコンピュータのような携帯機器の液晶ディスプレイのバックライト用インバータ装置等に使用されている。
【0005】
図2に、従来の圧電トランス装置を示す。図2に示すように、従来の圧電トランス装置は、圧電トランス101を、ばね状端子12を介して、プリント基板10に実装してなる。この際、圧電トランス101は、プリント基板10の回路導体11に設けられたばね状端子12と外部電極13が直接接触するように実装される。これにより、圧電トランス101は、ばね状端子12と電気的な接続が確保されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように、圧電トランスは、通電により自己振動を起こして、発電し異なる電圧を発生するものであり、圧電トランスと導通をとるばね状端子は、常時圧電トランスの振動を受けている。
【0007】
ばね状端子と外部電極は直接接触しているため、ばね状端子は、圧電トランスの自己振動を受け、時間が経つにつれて特性が劣化し、圧電トランスの外部電極では、接触不良が発生する。
【0008】
したがって、本発明の目的は、ばね状端子の特性劣化を防止でき、信頼性が向上した圧電トランス装置及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、外部電極が設けられた圧電トランスと、回路導体が設けられたプリント基板と、前記外部電極と回路導体を導通するためのばね状端子とから構成される圧電トランス装置において、前記ばね状端子に弾性体が挿入されたことを特徴とする圧電トランス装置である。
【0010】
また、本発明は、プリント基板上に圧電トランスを実装する圧電トランス装置の製造方法であって、前記圧電トランスの外部電極と、前記プリント基板の回路導体とをばね状端子により接続し導通する圧電トランス装置の製造方法において、前記ばね状端子に弾性体を挿入したことを特徴とする圧電トランス装置の製造方法である。
【0011】
即ち、本発明による圧電トランス装置は、圧電トランスと導通するためのばね状端子にゴム等の弾性体を挿入して、圧電トランスの自己振動を吸収し、ばね状端子の経時変化による特性劣化を改善するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における圧電トランス装置及び圧電トランスのプリント基板への実装方法について説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態における圧電トランス装置及びそれに使用されるばね状端子を説明する斜視図であり、図1(a)は、圧電トランス装置の斜視図、図1(b)は、ばね状端子の斜視図である。
【0014】
図1(a)に示すように、本発明の圧電トランス装置は、圧電トランス101を、これと導通するためのばね状端子12を介してプリント基板10に実装してなるものである。
【0015】
ばね状端子12は、導電性の薄板を折り曲げてなり、一端が略直角に折り曲げられ、他端が略平行となるように折り返され、断面が略J字状である。
【0016】
ばね状端子12の略直角の方の端部が、プリント基板10に設けられた回路導体11に接続され、略平行の方の端部が、圧電トランス101に設けられた外部電極13に接続されている。
【0017】
図1(b)に示すように、角柱状のゴム等の弾性体14は、ばね状端子12の略平行に折り返された部分に挿入されている。
【0018】
本発明の実施の形態における圧電トランス装置において、圧電トランス101の自己振動は、ばね状端子12に挿入されたゴム等の弾性体14によって吸収され、ばね状端子12の経時変化による特性劣化を防止することができた。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ばね状端子の特性劣化を防止でき、信頼性が向上した圧電トランス装置及びその製造方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における圧電トランス装置及びそれに使用されるばね状端子を説明する斜視図。図1(a)は、圧電トランス装置の斜視図。図1(b)は、ばね状端子の斜視図。
【図2】従来の圧電トランス装置を説明する斜視図。
【符号の説明】
10 プリント基板
11 回路導体
12 ばね状端子
13 外部電極
14 弾性体
101 圧電トランス
Claims (2)
- 外部電極が設けられた圧電トランスと、回路導体が設けられたプリント基板と、前記外部電極と回路導体を導通するためのばね状端子とから構成される圧電トランス装置において、前記ばね状端子に弾性体が挿入されたことを特徴とする圧電トランス装置。
- プリント基板上に圧電トランスを実装する圧電トランス装置の製造方法であって、前記圧電トランスの外部電極と、前記プリント基板の回路導体とをばね状端子により接続し導通する圧電トランス装置の製造方法において、前記ばね状端子に弾性体を挿入したことを特徴とする圧電トランス装置の製造方法。
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---|---|---|---|
JP36727299A JP4433346B2 (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 圧電トランス装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP36727299A JP4433346B2 (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 圧電トランス装置及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001185776A JP2001185776A (ja) | 2001-07-06 |
JP4433346B2 true JP4433346B2 (ja) | 2010-03-17 |
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Country Status (1)
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JP6007506B2 (ja) * | 2012-02-17 | 2016-10-12 | 株式会社村田製作所 | 圧電トランス装置 |
-
1999
- 1999-12-24 JP JP36727299A patent/JP4433346B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001185776A (ja) | 2001-07-06 |
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