JP2001267651A - 圧電トランス装置 - Google Patents

圧電トランス装置

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JP2001267651A
JP2001267651A JP2000075577A JP2000075577A JP2001267651A JP 2001267651 A JP2001267651 A JP 2001267651A JP 2000075577 A JP2000075577 A JP 2000075577A JP 2000075577 A JP2000075577 A JP 2000075577A JP 2001267651 A JP2001267651 A JP 2001267651A
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piezoelectric transformer
terminal
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circuit board
piezoelectric
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Tsuguo Umemura
継夫 梅村
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電トランスの電極の接続方法並びに回路へ
の実装方法の改善により、圧電トランス及びそれを用い
た装置の耐衝撃性及び信頼性を向上すること。 【解決手段】 圧電トランスを基板上に固定するととも
に、圧電トランスの外部電極を回路に接続する機能を有
する端子の、外部電極に接する側を竹の子ばねの構成と
して、外部電極に圧接することにより、圧電トランスの
外部電極の破損や圧電トランスの振動を阻害することな
く、回路基板に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電トランスに係
るもので、さらに詳しくは、液晶ディスプレイのバック
ライト用圧電インバータなどに用いられる圧電トラン
ス、および回路基板に実装される圧電トランス装置、お
よびこれを実装した電源や圧電インバータ、さらに、パ
ーソナルコンピュータなどの電気電子機器に関わるもの
である。
【0002】
【従来の技術】ノート型パーソナルコンピュータを始め
とする、各種携帯用の電気電子機器の普及に伴い、これ
ら電気電子機器の、高効率化、小型薄型化、低消費電力
化、電磁ノイズ低減への要求が高まっている。このよう
な趨勢を受けて、種々の電気電子部品装置について小型
化が検討されている。
【0003】この中でトランスに注目すると、従来、使
用されていた電磁誘導トランスの代替として、圧電トラ
ンスが検討され、実用化されている。圧電トランスは、
振動部に入力電圧を印加することにより機械的振動を発
生させ、この機械的振動を発電部において電圧に変換し
て出力するという構成を有し、電磁誘導トランスに比較
して、巻線が不要であるため、小型化、薄型化が可能で
あり、しかも高効率で電磁ノイズを発生しないという特
長を有する。
【0004】この特長から、圧電トランスは、ノート型
のパーソナルコンピュータのような携帯機器の液晶ディ
スプレイのバックライト用インバータ装置などに使用さ
れている。また、この他の携帯用機器への用途の拡大が
期待されている。
【0005】圧電トランスは、前記のように使用状態に
おいて必然的に機械的振動を伴うことから、素子を基板
などに固定することができず、その実装法には特殊な構
造が必要となる。図3は、圧電トランスの従来の実装法
の例を示したもので、図3(a)は斜視図、図3(b)
は断面図である。
【0006】図3に示したように、略板形状の圧電トラ
ンス10の側面には、外部電極15が設けられ、ケース
14に植設された板状の導体端子12が、外部電極15
に接触した状態となっている。板状の導体端子は、ケー
ス14の底面に延長され、面実装端子16を形成してい
る。
【0007】この板状の導体端子12は、弾性を有し、
弾性変形した状態で、圧電トランス10の外部電極15
に圧接されている。つまり、板状の導体端子12は、圧
電トランスの外部電極15と回路との導通を確保すると
ともに、圧電トランス10の振動に追随可能な状態で、
圧電トランス10を支持する機能も具備している。
【0008】このような圧電トランス装置においては、
組立工程における圧電トランスの取付作業や、その後の
経時変化、外部からの衝撃を考慮すると、板状の導体端
子12として一定以上の剛性を有するものを使用して、
圧電トランスを強く押え付けるように設計する必要があ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、板状の導体端
子の剛性を過度に大きくすると、圧電トランス10の振
動を阻害して、効率の低下や発熱の増加を招き、所要の
性能が得られない虞がある。また、板状の導体端子の剛
性増加は、圧電トランスの外部電極を破損させる可能性
がある。このため、板状の導体端子のばねとしての剛性
をあまり大きくすることができず、圧電トランス装置の
耐衝撃性を向上させるのが困難であった。
【0010】従って、本発明の目的は、圧電トランスの
振動を阻害することなく、高効率で圧電トランスの外部
電極の破損もなく、耐衝撃性を向上させた信頼性の高い
圧電トランス装置、及びそれを用いた装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧電トランス
を回路基板に実装するための前記端子板の構造を検討し
た結果なされたものである。即ち、本発明は、圧電トラ
ンスを回路基板上に保持するとともに圧電トランスの外
部電極を回路に接続する機能を具備した端子板を介し
て、圧電トランスを回路基板上に実装した圧電トランス
装置において、前記複数の端子板のうち少なくとも1個
の圧電トランスの外部電極に接する側が、竹の子ばねを
構成し、端部が半田付けなどにより圧電トランスの外部
電極に溶融接続されていることを特徴とする圧電トラン
ス装置である。また、本発明は、前記圧電トランス装置
を用いたことを特徴とする電気電子機器である。
【0012】また、本発明は、圧電トランスを回路基板
上に保持するとともに圧電トランスの外部電極を回路に
接続する機能を具備した複数の端子板を介して、圧電ト
ランスを回路基板上に実装した圧電トランス装置におい
て、前記端子板のう、請求項1記載の回路に接続される
側は、板状端子を構成し、回路に半田付けなどにより溶
融接続されていることを特徴とする圧電トランス装置で
ある。また、本発明は、前記圧電トランス装置を用いた
ことを特徴とする電気電子機器である。
【0013】
【作用】本発明の端子は、前記のように圧電トランスに
接する部分がばね構造であるため、圧電トランスを一定
の力で、しかも安定して保持することができる。このた
め、圧電トランスの外部電極に過度の圧力が加わること
がなく、破損の可能性が極めて小さい。しかも竹の子ば
ねを使用するため、通常のコイル形状の圧縮ばねを使用
する場合に比較して、その占有する空間が小さく、装置
の小型化を妨げない。
【0014】また、従来の板状の端子では、装置の使用
中に金属疲労やクリープなどの経時変化を生じ、圧電ト
ランスと回路基板の電気的な接続が確保できなくなる可
能性もあるが、本発明によれば、この現象に起因する障
害も極めて少なくすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、具体的な例を挙げ、本発
明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実
施の形態の一例を示す図で、図1(a)は斜視図、図1
(b)は断面図である。また、図2は、本発明に使用さ
れる竹の子ばねを示す図で、図2(a)は正面を示し、
図2(b)は断面を示す。
【0016】図1に示したように、この圧電トランス装
置は、略板形状で側面に外部電極15を取り付けた圧電
トランス10を、端子11を介してケース14に取り付
けた構造である。端子11の回路に接続する側は、ケー
ス14の底面に延長され、面実装端子16を形成してい
る。
【0017】図1に示したように、端子11は、竹の子
ばねに形成され、この端子11と圧電トランス10の外
部電極15との接点は、半田付けにより固定されてい
る。そして、面実装端子16を基板に半田付けすること
により、外部電極15と基板側の回路(図示せず)との
電気的な接続を確保することができる。
【0018】また、図3に示した従来の圧電トランス装
置では、圧電トランス10がケース14に接触した状態
で載置されているが、本発明によれば、ここに示したよ
うに、圧電トランス10をケース14から一定の距離を
置いた状態で保持することもできるので、振動を阻害す
る要因が減少し、装置の特性向上にも寄与する。
【0019】このように、本発明によれば、柔軟性を具
備した端子で圧電トランスを保持することが可能とな
り、圧電トランスの振動を阻害することがなく、圧電ト
ランスの外部電極を破損することもない状態で、装置の
耐衝撃性を向上することができる。また、圧電トランス
10の外部電極15は、半田付けされているため、単な
る接触と異なり、外部電極15の経時変化による接触不
良も抑えることができる。
【0020】なお、ここに示した例においては、圧電ト
ランス10をケース14に取り付ける例を示したが、直
接、回路基板に取り付けることが可能なことは勿論であ
る。また、この例では、すべての接続箇所に竹の子ばね
端子を用いたが、必ずしもすべてをこのような構造とし
なくとも、一定の効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、圧電トランスの振動を阻害することなく、高効率
で、圧電トランスの外部電極の破損もない、耐衝撃性及
び高い信頼性を備えた圧電トランス装置、及びそれを利
用した装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す図で、図1
(a)は斜視図、図1(b)は断面図。
【図2】本発明に用いる竹の子ばねの概略図で、図2
(a)は正面図、図2(b)は断面図。
【図3】従来の圧電トランスの例を示す斜視図で、図3
(a)は斜視図、図3(b)は断面図。
【符号の説明】
10 圧電トランス 11 竹の子ばね端子 12 板状の端子 13 回路基板 14 ケース 15 外部電極 16 面実装用端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電トランスを回路基板上に保持すると
    ともに圧電トランスの外部電極を回路に接続する機能を
    具備した端子板を介して、圧電トランスを回路基板上に
    実装した圧電トランス装置において、前記複数の端子板
    のうち少なくとも1個の圧電トランスの外部電極に接す
    る側は、竹の子ばねを構成し、端部が半田付けなどによ
    り圧電トランスの外部電極に溶融接続されていることを
    特徴とする圧電トランス装置。
  2. 【請求項2】 圧電トランスを回路基板上に保持すると
    ともに圧電トランスの外部電極を回路に接続する機能を
    具備した複数の端子板を介して、圧電トランスを回路基
    板上に実装した圧電トランス装置において、前記の端子
    板の回路に接続される側は、板状端子を構成し、回路に
    半田付けなどにより溶融接続されていることを特徴とす
    る請求項1記載の圧電トランス装置。
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2のいずれかに記載
    の圧電トランス装置を用いたことを特徴とする電気電子
    機器。
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013140199A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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