JP4871309B2 - セラミック・コンデンサの騒音抑制構造 - Google Patents

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本発明はセラミック・コンデンサが実装されたプリント配線基板から発生する騒音を低減する技術に関する。
電子機器で使用されているコンデンサには、セラミック・コンデンサ、タンタル電解コンデンサ、アルミ電解コンデンサ、およびフィルムコンデンサなどがある。セラミック・コンデンサには1対の電極で構成された単層型もあるが、多くは複数の電極対を積層した構造の積層セラミック・コンデンサである。セラミック・コンデンサは誘電体の誘電率が大きいため小型に製作することができ、また、経年的な容量変化が少ないので近年の電子機器には多数使用されている。セラミック・コンデンサに使用されるセラミック材料は強誘電性を示し、その両端に電圧を加えると力学的な歪みが生ずるといういわゆる圧電現象または電歪現象が発生する。
セラミック・コンデンサには、一般にチタン酸バリウム(BaTiO3)を主原料とした高誘電率の強誘電体が使用されている。この誘電体はペロブスカイト型結晶構造をしており、焼結した状態では内部で自発分極が発生して結晶粒がランダムな方向を向いている。この状態の強誘電体に外部から電界を加えても、各結晶粒の圧電効果が相殺されてしまい、強誘電体全体としては圧電性を示さない。
しかし、この強誘電体に直流の高電圧を加えると各結晶粒が電界方向に分極し、圧電性を示すようになる。コンピュータには、DC/DCコンバータが搭載されて各電子デバイスに所定の直流電圧が供給される。DC/DCコンバータの入出力回路には、スイッチング動作により可聴周波数域のリップル電圧が発生する。したがって通常はDC/DCコンバータの入出力回路や電子デバイスの電源回路にはノイズを減少させるためにディカップリング・コンデンサが接続される。
ディカップリング・コンデンサには、直流電圧にノイズとなる交流電圧が重畳された電圧が印加されるため、電界の交流成分に応じた逆圧電効果が発生してコンデンサのボディがその固有振動数で共振して振動する。そしてプリント配線基板(PCB:printed circuit board)にセラミック・コンデンサが実装されるとPCBに振動が伝達されて騒音が発生する。
特許文献1は、電気回路基板に取り付けられたセラミック・コンデンサの電歪現象により発生する振動音を抑制する技術を開示する。電気回路基板は、セラミック・コンデンサの端子電極を結ぶ線の延長上で、かつできるだけコンデンサに近い位置でフレームにビス止めされている。特許文献2は、オーディオ・アンプの回路基板上に実装された電機部品に対する振動を抑制する技術を開示する。回路基板の裏面の全体は、剛性の高い放熱ブロックに密着して固定されている。
特許文献3は、充放電に基づくリップル成分により発生する第1と第2のセラミック・コンデンサの振動が回路基板に伝達され、回路基板が励振されることにより発生する振動音を低減する技術を開示する。第1と第2のセラミック・コンデンサは、回路基板の一面側に並ぶようにして配置され、回路基板に伝達される振動波の振幅動作が回路基板の一面側においてほぼ逆相等振幅関係となっている。
特許文献4は、回路基板への振動の伝達を抑止する構造を備えるセラミック・コンデンサを開示する。セラミック・コンデンサ素子は、誘電体基体と、一対の端子電極と、複数の内部電極とを有する。一対の端子電極は、誘電体基体の相対する両側端部に設けられており、複数の内部電極のそれぞれは一端が端子電極に接続され他端が開放端になっている。一対の金属端子はそれぞれ基板取付部を有し対応する端子電極に接続されている。基板取付部は、1つの取付面上にあり取付面は内部電極の電極面とほぼ垂直に交わる。このような構成によりセラミック・コンデンサ素子が電歪現象により振動したとしても金属端子を通じて基板に伝わる振動を低減することができる。
特開2002−223082号公報 特開平11−145738号公報 特開2002−232110号公報 特開2004−273935号公報
上記文献では、セラミック・コンデンサの配置や取り付け方法を工夫したり、回路基板の固定位置を定めたり、あるいは回路基板に放熱ブロックを取り付けたりして振動の抑制を図っているが、効果が低かったり制約条件が大きすぎたりして必ずしも満足のいく結果が得られていない。そこで本発明の目的は、効果的かつ少ない制約条件で騒音の低減を図ることが可能なセラミック・コンデンサの騒音抑制構造を提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような騒音抑制構造を採用して騒音を低減した電子機器を提供することにある。
本発明にかかるPCBの騒音抑制構造は、PCBの表面に実装されたセラミック・コンデンサと、セラミック・コンデンサの周囲に配置されPCBの表面に固定された伸縮抑制部材とで構成される。セラミック・コンデンサの振動がPCBに伝達されたときに、振動抑制部材がPCBの表面の伸縮運動を抑制し、PCBの振動と騒音を抑制する。また、PCBの振動を抑制することでセラミック・コンデンサの歪みを抑制して圧電効果を低減することも期待できる。
セラミック・コンデンサから離れた位置ではPCBの振動が減衰するので、伸縮抑制部材はセラミック・コンデンサに対してセラミック・コンデンサの長さより短い距離の範囲に配置することが望ましい。伸縮抑制部材は、金属またはセラミックスのような剛体に近い材料で形成すれば、PCBの圧縮方向および引っ張り方向の運動を抑制することができるので、PCBの一方の面にだけ配置することができる。セラミック・コンデンサの振動はその長手方向または短手方向に強く発生することが多いので、伸縮抑制部材をセラミック・コンデンサの長手方向および短手方向またはいずれか一方に沿って配置することで効果的に騒音を抑制することができる。
伸縮抑制部材はセラミック・コンデンサの周囲を囲むように配置してもよい。また、伸縮抑制部材は、PCBのセラミック・コンデンサの実装面と反対の面に配置してもよい。このとき伸縮抑制部材をセラミック・コンデンサのプリント配線基板に対する投影を含んだ位置に配置することで一層効果的に振動の抑制を図ることができる。セラミック・コンデンサが複数配列される場合には、伸縮抑制部材が各セラミック・コンデンサを囲うように配置してもよい。伸縮抑制部材は、PCBの表面と裏面に配置してもよい。
本発明により、効果的かつ少ない制約条件で騒音の低減を図ることが可能なセラミック・コンデンサの騒音抑制構造を提供することができた。さらに本発明により、そのような騒音抑制構造を採用して騒音を低減した電子機器を提供することができた。
図1は、ノートブック型パーソナル・コンピュータ(以下、ノートPCという。)に搭載されるDC−DCコンバータとディカップリング・コンデンサの接続状態を説明する図である。DC−DCコンバータ15は、たとえばACアダプタから供給されるDC20Vの電圧をDC5Vに変換するためにスイッチング動作をする。DC−DCコンバータ15の2次側からは、直接または他のDC−DCコンバータを経由してプロセッサ、LCD、およびマザー・ボードに搭載された各種電子デバイスなどに電力が供給される。
DC−DCコンバータ15の1次側には複数の積層セラミック・コンデンサ(以後、単にセラミック・コンデンサという。)で構成されたディカップリング・コンデンサ群11が接続されている。DC−DCコンバータ15とディカップリング・コンデンサ群11はプリント配線基板に表面実装される。ディカップリング・コンデンサはバイパス・コンデンサともいわれ、高周波電圧に対する線路のインピーダンスを低下させて、DC−DCコンバータ15のスイッチング動作に伴う線路の電荷の移動を局部的な範囲に制限する役割を果たす。同様にDC−DCコンバータ15の2次側にも複数のセラミック・コンデンサで構成されたディカップリング・コンデンサ群13が接続されている。
一例では、DC−DCコンバータ15からは1KHzに相当する周期で発生したリップル電圧がベース電圧である直流の20Vまたは5Vに重畳されている。したがって、ディカップリング・コンデンサ群11、13には1KHzのリップル電流が流れ、マイクロフォンを使用するとディカップリング・コンデンサ群11、13の周囲から1KHzの騒音が観測される。そして1次側のディカップリング・コンデンサ群11およびその近辺から発生する騒音の方が、2次側のディカップリング・コンデンサ群13およびその近辺から発生する騒音よりも大きい。この騒音の差は、ベース電圧としてディカップリング・コンデンサ群11、13に印加される直流電圧の大きさの差に起因している。
図2(A)はセラミック・コンデンサのPCB200に対する取り付け状態を示す図で、図2(B)は、セラミック・コンデンサをPCB200に表面実装したときの振動の様子を示す図である。セラミック・コンデンサ100は、1対の外部端子101a、101bと各外部端子に接続された複数の電極103a、103bとチタン酸バリウム(BaTiO3)からなる誘電体105で構成されている。図2(B)は、PCB200に表面実装したセラミック・コンデンサ100が、DC/DCコンバータ15に接続されて振動するときの様子を示している。
セラミック・コンデンサ100は、PCB200の表面に形成された配線パターンの一部であるランド109a、109bに、鉛フリー・ハンダを使ったこてハンダ付けやリフロー・ハンダ付けなどの方法により形成されたハンダ・フィレット107a、107bで外部端子101a、101bが直接結合されている。したがって、セラミック・コンデンサ100に生じた振動は、外部端子101a、101b、ハンダ・フィレット107a、107b、ランド109a、109bを通じてPCB200に伝達される。
PCB200は、複数の導電層が積層されたリジッド・タイプの多層基板である。PCB200は通常複数の位置でノートPCのハウジングまたは金属フレームに固定されるが、固定点以外は矢印205で示すようにPCB200の面に垂直な方向に振動できる構造になっている。図2(B)のようにPCBが可聴周波数で振動することで騒音が発生するが、このときPCB200の表面201と裏面203は一方が延びて他方が縮むいわゆる伸縮運動をする。なお、本明細書においては、PCB200に対してセラミック・コンデンサ100が実装される面を表面といい、実装されない面を裏面ということにする。
本発明では、振動時のPCB200の表面および裏面の伸縮運動に着目し、この伸縮運動を抑制することでPCB200の振動および騒音を抑制する。また、セラミック・コンデンサ100とPCB200はハンダ・フィレット107a、107bで固定されているため、PCB200の振動を抑制することで、セラミック・コンデンサ100の直流電圧による歪みを抑制して分極を低減することで、交流電圧による圧電効果が低減することも期待できる。
図3は、セラミック・コンデンサに起因した騒音を抑制する構造を説明する図である。本発明の騒音抑制構造は、PCB200に固定した伸縮抑制部材で実現する。PCB200が振動するときには表面および裏面で伸縮運動が同時に発生するが、伸縮抑制部材は、PCB200の表面および裏面またはいずれか一方の伸縮運動を抑制する目的で取り付ける。PCB200の表面が伸縮運動をするときには、その表面に固定された伸縮抑制部材には、引っ張り、圧縮、および曲げ応力が発生する。したがって、伸縮抑制部材はこれらの応力に対する剛性が高いものである必要がある。
伸縮抑制部材は理想的には剛体であるが、金属やセラミックスなどの圧縮、引っ張りおよび曲げに対する剛性が高い固体材料で形成する。伸縮抑制部材が剛体であれば、PCB200の表面または裏面の少なくともいずれか一方の面に固定するだけで伸縮運動を抑制することができる。伸縮抑制部材は、PCB200の表面と裏面に対で固定する場合には、圧縮または引っ張りのいずれか一方の応力に対する剛性の高い部材で構成することができる。伸縮抑制部材は、剛性が機能するため質量は問わないが、質量が大きいほど振動の抑制効果は高まる。
伸縮抑制部材は、PCB200に生じた振動の波を抑制するために、波の伝搬方向に所定の長さが必要である。PCB200には、チップ、抵抗素子、コンデンサ、および配線パターンなどのさまざまな機能部品が配置されるため、伸縮抑制部材に提供できるスペースには限りがある。したがって、伸縮抑制部材の形状は、細長い形状の直方体が望ましい。さらに、伸縮抑制部材は、PCB200に固定されたときに発生する曲げ応力に対する剛性を強化するために、PCB200に垂直な面の高さ方向の寸法を大きくした平板状に構成することができる。
伸縮抑制部材は、PCB200の振動による応力を確実に受け止める必要があるので、PCB200に対する接触面の全体を接着剤で固定することが望ましい。ただし、複数の位置を溶接やハンダなどで固定してもよい。伸縮抑制部材は、ノートPCの筐体に固定してもよいが、固定しないでも騒音の抑制に対して機能する。PCB200の筐体に対する固定位置は自由に決めることができないので、筐体に対する固定が必要のない伸縮抑制部材はPCB200の設計自由度を高める意味でも有利である。
PCB200に発生する振動は、セラミック・コンデンサ100の近辺ほど振幅が大きく表面の伸縮運動も激しい。したがって、伸縮抑制部材は、できるだけセラミック・コンデンサ100の近辺に配置することが望ましい。セラミック・コンデンサ100の長手方向の長さをLとしたときに伸縮抑制部材とセラミック・コンデンサとの間隔XはLより小さくなるように伸縮抑制部材を配置することが一層望ましい。
現実のプリント配線基板には、セラミック・コンデンサの近辺にセラミック抵抗や半導体チップが配置される。これらの素子も振動抑制部材として機能する場合もあり得る。しかし、これらの機能部品は、PCB200の設計上の理由で偶然セラミック・コンデンサの近辺に配置されただけであり、騒音の抑制を意図したものではないので、本発明の振動抑制部材にはこれらの機能部品を含まない。
図3(A)は、セラミック・コンデンサ100の長手方向の両側面の近辺に伸縮抑制部材209a、209bを配置した状態を示す平面図でPCB200は省略している。図3(B)は、図3(A)の側面図でPCB200も示している。図3(C)は、セラミック・コンデンサ100の短手方向の両側面の近辺に伸縮抑制部材211a、211bを配置した状態を示す平面図である。
PCB200にセラミック・コンデンサ100を実装したときには、セラミック・コンデンサ100の長手方向または短手方向のいずれかに強い振動の波が伝搬するが、それを効果的に抑制するように図3(A)または図3(C)の配置を選定することができる。図3(A)では、セラミック・コンデンサ100の長手方向の振動を抑制し、図3(C)ではセラミック・コンデンサ100の短手方向の振動を抑制する。
いずれの方向に強い振動の波が伝搬するかあらかじめ予測することが困難な場合は、図3(D)のようにセラミック・コンデンサ100の周囲を伸縮抑制部材213で囲う方法がある。図3(A)、図3(C)の場合は、伸縮抑制部材を金属で形成してもセラミック・コンデンサ100の外部端子101a、101bに接続されるPCB200の表面の配線パターンが分断されないようにすることができる。図3(D)の配置で、伸縮抑制部材213を金属で形成する場合は、セラミック・コンデンサ100の外部端子101a、101bに接続されるPCB200の表面の配線パターンが分断されないように、スルーホール・ビアを利用してPCB200の内部の導電層で接続する。
図3(E)は、PCB200の裏面だけに伸縮抑制部材215a、215bを取り付けた状態を示す側面図である。伸縮抑制部材215a、215bは、図3(B)の振動抑制部材209a、209bとPCB200に対して面対称となっている。この場合は、裏面に配線パターンがない場合に、金属で形成された伸縮抑制部材の実装を容易にする。また、機能素子のために必要なスペースに影響を与えることもない。また、伸縮抑制部材215a、215bを、セラミック・コンデンサ100のPCB200に対する投影の範囲に入るように配置すれば、図2(B)に示したようにPCB200の最も振幅の大きい位置での伸縮運動を抑制できるので効果的である。
図3(F)は、PCB200のコーナーの近辺に配置されたセラミック・コンデンサ100に対する伸縮抑制部材217a、217bの配置状態を示す平面図である。PCB200の端部は通常ノートPCのハウジングに固定されているため、セラミック・コンデンサ100の長手方向と短手方向の片側面にそれぞれ配置した伸縮抑制部材217a、217bでも振動を抑制することができる。この場合、伸縮抑制部材217a、217bの長さを長くして、コーナーにあるPCB200の2つの片と伸縮抑制部材217a、217bとでセラミック・コンデンサ100を囲うようにしてもよい。
図3(G)は、複数のセラミック・コンデンサ100が整列して配置されたコンデンサ群に対する騒音抑制構造を示す平面図である。伸縮抑制部材219は、コンデンサ群の全体を囲うとともに、個々のセラミック・コンデンサ100間にも配置されている。図3(H)は、伸縮抑制部材221a、221b、221c、221dがPCB200の表面と裏面に固定されている状態を示す側面図である。図3(A)〜図3(G)では、伸縮抑制部材がPCB200のいずれか一方の面にだけ固定されていたので、PCB200の振動を抑制するには伸縮抑制部材は剛体に近いものである必要があった。
PCB200が振動するときは表面とそれに対応する裏面の位置では伸びの運動と縮みの運動が同時に発生しているので、いずれか一方の運動を抑制することでPCBの振動を抑制し、さらに騒音を抑制することができる。図3(H)のように、PCB200に対して面対称となるように表面と裏面に伸縮抑制部材221a、221b、221c、221dを固定すれば、圧縮または引っ張りのいずれかだけに強い剛性を示す材料で伸縮抑制部材を形成することができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
セラミック・コンデンサを実装したプリント配線基板に使用できる。
ノート型コンピュータに搭載されるDC−DCコンバータとディカップリング・コンデンサの接続状態を説明する図である。 セラミック・コンデンサの取り付け状況とセラミック・コンデンサをPCBに表面実装したときの振動の様子を示す図である。 セラミック・コンデンサに起因した騒音を抑制する構造を説明する図である。
符号の説明
100…積層セラミック・コンデンサ
200…プリント配線基板
209、211、213、215、217、219、221…伸縮抑制部材

Claims (9)

  1. プリント配線基板の騒音抑制構造であって、
    前記プリント配線基板の表面に実装されたセラミック・コンデンサと、
    金属またはセラミックスで細長く形成され、前記セラミック・コンデンサの周囲に配置され、前記プリント配線基板の表面に固定された伸縮抑制部材と
    を有する騒音抑制構造。
  2. 前記伸縮抑制部材は、前記セラミック・コンデンサに対して前記セラミック・コンデンサの長さより短い距離の範囲に配置されている請求項1に記載の騒音抑制構造。
  3. 前記伸縮抑制部材は、前記プリント配線基板の一方の面にだけ配置されている請求項1または請求項2に記載の騒音抑制構造。
  4. 前記伸縮抑制部材は前記セラミック・コンデンサの長手方向および短手方向またはいずれか一方に沿って配置されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の騒音抑制構造。
  5. 前記伸縮抑制部材は前記セラミック・コンデンサの周囲を囲むように配置されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の騒音抑制構造。
  6. 前記伸縮抑制部材は、前記プリント配線基板の前記セラミック・コンデンサの実装面と反対の面に配置されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の騒音抑制構造。
  7. 前記伸縮抑制部材は、前記セラミック・コンデンサの前記プリント配線基板に対する投影を含んだ位置に配置されている請求項6に記載の騒音抑制構造。
  8. 前記セラミック・コンデンサが複数配列され、前記伸縮抑制部材は各セラミック・コンデンサを囲うように配置されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の騒音抑制構造。
  9. プリント配線基板と、
    前記プリント配線基板の表面に実装されたセラミック・コンデンサと、
    金属またはセラミックスで細長く形成され、前記セラミック・コンデンサの周囲に配置され、前記プリント配線基板の表面に固定された伸縮抑制部材と
    を有する電子機器。
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