JP3829552B2 - バッテリパック付き情報処理装置及びバッテリパック - Google Patents

バッテリパック付き情報処理装置及びバッテリパック Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はバッテリで動作可能な情報処理装置に関し、特にノートパソコンのバッテリの実装構造及び給電構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノートパソコンにおいては、例えば、特開平5−143192に記載されたノート型コンピュータ装置のように、充電可能な2次電池(以下バッテリと言う)で構成されたバッテリパックを本体に装着して使用するものがある。バッテリパックは、ノートパソコン本体と着脱可能な物が多く、操作者の誤った取り扱いによる給電線の+線あるいは−線のどちらか一方のみが接続されてしまうといった半挿入という状態を避けるため、2本の給電端子の距離を出来るだけ短くして、ノートパソコン本体と接続する構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなバッテリパック50を、+極の端子の反対側に−極の端子を持つバッテリで構成した場合、図12に示すように、バッテリ56の両端から+線54と−線53の給電線を出さなければならない。
【0004】
このような構造の場合、ノートパソコン本体に電流を供給するための供給端子57からバッテリ端子51、52のインピーダンスは給端子57で最も低くなり、バッテリ端子51、52で最も高くなる。このため、ノートパソコン本体58側のLSIや信号線から発生したノイズが高周波電流としてバッテリパック内の給電線53、54に伝わると、バッテリ端子51、52部分で反射が起こり、この反射波と入射波の重ね合わせにより、1/2波長を給電線の長さL55とするの定在波が発生する(図13)。このため、この給電線53、54がアンテナとして機能し、外部にノイズを放射しやすい。
【0005】
本発明の目的は、定在波の発生を抑え、放射ノイズが少ないバッテリで動作可能な情報処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、情報処理装置本体に電源を供給するバッテリを収納したバッテリパックを接続するための手段を備えた情報処理装置において、バッテリパックを情報処理装置本体に接続した状態で、バッテリの正極の端子と負極の端子の近傍に、少なくとも一つの容量性素子(具体的には例えばコンデンサ)を実装する。さらに、この容量性素子を介して、バッテリの正極の端子と負極の端子の少なくとも一方を情報処理装置のグランドと電気的に接続する。
【0007】
さらに、バッテリの負極の端子と情報処理装置のグランドは容量性素子を介さずに接続することでも構成できる。
【0008】
また、本発明はバッテリの正極の端子又は負極の端子と情報処理装置本体のグランドを電気的に接続するための手段を、正極端子と負極端子の少なくとも一方の近傍に備えたバッテリパックを提供する。
【0009】
さらに、バッテリの正極の端子と負極の端子を端子間に容量性素子を備え、容量性素子でバッテリの正極の端子と負極の端子を電気的に接続しても構成できる。
【0010】
また、本発明は少なくとも一つの容量性素子と、バッテリの正極の端子と電気的に接続する手段とバッテリの負極の端子と電気的に接続する手段の少なくとも一方を備え、電気的に接続する手段は、容量性素子を介してグランドと電気的に接続する情報処理装置を提供する。
【0011】
さらに、バッテリの負極の端子と電気的に接続する手段は、容量性素子を介さずにグランドと電気的に接続することでも構成できる。
【0012】
また、本発明は、バッテリの正極の端子と負極の端子の近傍に、容量性素子と、
情報処理装置本体のグランドと電気的に接続する手段を備え、容量性素子を介してバッテリの正極の端子と負極の端子がグランドと電気的に接続するバッテリパックを提供する。
【0013】
さらに、バッテリの負極の端子とグランドは容量性素子を介さずに電気的に接続することでも構成できる。
【0014】
また、本発明は、容量性素子を備え、容量性素子でバッテリの正極と負極を電気的に接続したバッテリを提供する。
【0015】
また,本発明は,バッテリパックの各端部とバッテリの正極と負極を電気的に接続する接続部の間にグランド接続部を設けた情報処理装置を提供する。
【0016】
また,本発明は,バッテリパックの各端とバッテリの正極と負極を電気的に接続する接続部の間で,基板端からバッテリパック長の1/4望ましくは1/5以内にグランド接続部を設けた情報処理装置を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明による第1の実施例である。図中の回路は、バッテリ2、バッテリ2の−端子12、バッテリ2の+端子13、バッテリの+端子13からの給電線(+)3、バッテリの−端子12からの給電線(−)4、バッテリからの電流を電子機器に供給するための給電端子(+)5と給電端子(−)11からなる。給電線(+)3と給電線(−)4は、バッテリ2の両側の+端子13と−端子12から給電端子(+)5と給電端子(−)11を接続し、給電端子(+)5と給電端子(−)11は距離を近づけて配置する。さらに、バッテリの−端子12及び+端子13にコンデンサ8を挿入し、グランド10と接続する。バッテリ電流14は、直流であるので、コンデンサ8を通ることがでず、端子側を流れる。一方、高周波電流(ノイズ成分)15はコンデンサ8を通りグランド10に流れる。このため、高周波電流(ノイズ成分)の端子での反射が減り、波長が給電線の長さL55に相当するの定在波が発生しにくくなり放射ノイズを抑制できる。
【0018】
また、図4に示すようにバッテリの−端子12及び+端子13にコイル41を直列に挿入することでノイズを低減できる。高周波では、コンデンサ8よりコイル41の方がインピーダンスが高くなるので、端子側に流れ込む高周波電流が減り、端子での反射を減らすことができる。このため、定在波が発生しにくくなり、放射ノイズを抑制できる。
【0019】
次に、第1の実施例をノートパソコン24に適用した例を図2に示す。図の構成は、バッテリ2、給電線(+)3、給電線(−)4、バッテリからの電流をノートパソコン24に供給するための給電端子(+)5と給電端子(−)11からなる。バッテリ2は、1個のバッテリに限らず、複数個のバッテリセルを直列又は並列に接続することでも構成でき、+端子13と−端子を12を備える。接続部6は−端子12と給電線(−)4を、接続部7は+端子13と給電線(+)3を接続する部分であり、例えば、金具、金属板などで構成できる。さらに、接続部6及び7にそれぞれノートパソコン24との接続端子21,22を設ける。ノートパソコン24には、コンデンサ23を配置し、接続端子21,22をコンデンサ23を介してノートパソコン本体24のグランド25に接続する。グランド25はノートパソコン基板上の信号の共通帰線(シグナルグランド)が望ましい。こうすることによって、放射ノイズが発生しにくいバッテリパック付きノートパソコンを構成できる。
【0020】
図11はバッテリパック付きノートパソコン24の構成例の全体図である。バッテリパック1は、接続端子21,22と給電端子(+)5と、給電端子(−)11を備え、ノートパソコン24はこれらと接続する接続端子121,122と給電端子115、111を備えることで構成できる。図11では電気的な接続のみ示したが、止め具などの物理的接続のための手段、及びバッテリ制御信号線を設けてもよい。
【0021】
次に、コンデンサをバッテリパック内に設けたバッテリパック30とノートパソコン34の構成例を図3に示す。図に示す構成は、バッテリ2、給電線(+)3、給電線(−)4、バッテリからの電流をノートパソコン34に供給するための給電端子(+)5と給電端子(−)11からなる。接続部6でバッテリの−端子12と給電線(−)4を、接続部7でバッテリの+端子13と給電線(+)3を接続する。さらに、コンデンサ31を挿入し、接続部6及び接続部7とバッテリパックのグランド32を接続する。バッテリパックのグランド32は、例えば導体板によって構成できる。そして、バッテリパックのグランド32とノートパソコン本体のグランド36とを接続するための端子35を設ける。こうすることによって、放射ノイズが発生しにくいバッテリパック付きノートパソコンを構成できる。
【0022】
次に、給電線(−)4をコンデンサを介さずに直接グランド10に接続した第2の実施例を図5に示す。給電線(+)3は、図1の第1の実施例と同様に、コンデンサ8を介してグランド10に接続する。こうすることでも、高周波電流(ノイズ成分)はグランド10に流れ、端子での反射を減らすことができ、定在波の発生による放射ノイズを抑制できる。
【0023】
さらに、図6に示すようにバッテリの−端子12及び+端子13にコイル41を挿入することもできる。高周波では、コンデンサ8よりコイル41の方がインピーダンスが高くなるので、端子側に流れ込む高周波電流が減り、端子での反射を減らすことができる。このため、定在波の発生による放射ノイズを抑制できる。
【0024】
次に、第2の実施例をノートパソコン71に適用した例を図7に示す。ノートパソコン71に、コンデンサ23を配置し、接続端子22は、コンデンサ23を介してノートパソコン71のグランド75に、接続端子21は、直接、ノートパソコン71のグランド75に接続する。そして、ノートパソコン71に第1の実施例をノートパソコン24に適用した例で説明したバッテリパック1を接続することで、放射ノイズが発生しにくいバッテリパック付きノートパソコンを構成できる。
【0025】
さらに、コンデンサをバッテリパック80内に設けることもできる(図8)。接続部6でバッテリの−端子12と給電線(−)4を、接続部7でバッテリの+端子13と給電線(+)3を接続する。さらに、コンデンサ31を挿入し、接続部7とバッテリパックのグランド82に、接続部6は、直接、バッテリパックのグランド32に接続する。そして、接続端子35で、バッテリパックのグランド32とノートパソコン本体のグランド36とを接続する。こうすることによって、放射ノイズが発生しにくいバッテリパック付きノートパソコンを構成できる。
【0026】
また、バッテリからの電流をノートパソコン本体に供給するための給電端子をバッテリパック中央でなく、片方のバッテリ端子付近に設けることもできる。例えば、バッテリ1の−端子の近くに、+と−の両方の給電端子を設けたバッテリパック90の構成例を図9に示す。バッテリの−端子近くに給電端子(−)91と給電端子(+)92を設け、接続部7に接続端子93を設ける。そして、ノートパソコン96に、コンデンサ23を配置し、接続端子93をコンデンサ23を介してノートパソコンのグランド97に接続することで構成できる。本構成例では、−端子近くに給電端子を設けたが、+端子側に設けることもできる。また、コンデンサをバッテリパック内に設けて構成できる。
【0027】
さらに、バッテリの+端子と−端子をコンデンサで接続することでも構成できる。バッテリの+端子13と−端子12をコンデンサで接続したバッテリパック100の構成例を図10に示す。バッテリ端子の接続部6と接続部7をコンデンサ31で接続し、バッテリの−端子12が接続される接続部6に接続端子101を設ける。接続端子101はノートパソコン102と接続し、ノートパソコンのグランド103と接続することで構成できる。本構成例では接続部6に接続端子101を設けたが、接続部7に接続端子を設けることもできる。
【0028】
さらに、コンデンサはバッテリの内部に設けることもできる。+の電極と−の電極をコンデンサで接続し、バッテリの負極の端子とグランドとを電気的に接続することで構成できる。
【0029】
次に、第3の実施例をノートパソコンに適用した例を図14から図20を用いて説明する。図14は、ノートパソコン500にバッテリパック502を装着したときの状態を示したものである。本実施例のノートパソコン500は、幅283mm、奥行き235mmの携帯型形状をしており、パソコン本体の筐体501の外部に給電コネクタ520及び522を介してバッテリパック502が装着される。また、バッテリパック502に取り付けたグランド接続金具531及び532とパソコン本体500に取り付けたグランド接続金具541及び542でパソコンの回路基板510のグランドとバッテリパック502のグランドを接続している。
【0030】
図15は、バッテリパック502の形状を示す図である。バッテリパック502は、6個の2次充電池505と2次充電池給電及び制御用基板575を保持する構造であって、長さLが203mm、奥行き24mm、高さ21mmの直方体に近い形状をしている。このバッテリパック502は、中央近くの端部から85.5mmの位置に給電コネクタ520が取り付けられている。片差しなど不完全な接続を防止するため、基板端のガイド507、508と給電コネクタ520の3点で保持できる様に、給電コネクタ520は、バッテリパック502中央近くに給電コネクタ520を配した構造となっている。また,バッテリパック端部からそれぞれ16mm(16/203<1/5)と26.5mm(26.5/203<1/5)の位置、即ち、バッテリパックのそれぞれの端部から全体の長さの1/5以内の位置に2次充電池給電及び制御用基板575のグランドに電気的に接続したグランド接続金具531及び532が取り付けられている。この接続金具531、532は、リン青銅などばね性のある薄板を凸状にした形状をしている。そのため、パソコン500側のグランド接続金具541及び542とは、面で接触するため接触抵抗を少なくでき、高周波帯域でも接触部が低インピーダンスとなるようにしてある。
【0031】
図16は、パソコン500側のグランド接続金具541の取り付け状態を示す図である。グランド接続金具541は、パソコンの回路基板510とは、ねじ穴545で固定される。このときパソコンの回路基板510側のネジ穴部545にはグランドのパッド部519が設けてあり、ネジで回路基板510とグランド接続金具541を固定することで、高周波帯域でも低インピーダンスで回路基板510とグランド接続金具541が接続される。また、グランド接続金具541は、バッテリ側のグランド接続金具531、532と同様にリン青銅などのばね性ある薄板でできていて、その先端はΩ状の形状をしている。Ω状の部分は、筐体501に開けた窓から外部に突き出すような構造になっている。このような構造にすることで、バッテリパック502が装着されたときに、Ω状部がバッテリ側のグランド接続金具531に押しつぶされた形で接触し、高周波帯域でも低インピーダンスでパソコン500側の回路基板とバッテリパック502側の2次充電池給電及び制御用基板575を接続できる。
【0032】
図17は、バッテリパック502側の2次充電池給電及び制御用基板575の配線状態を示す図である。基板575は、信号配線層576とグランド層577の2層構造をした基板である。信号配線層576には、、給電コネクタ520から+端子用配線578と−端子用配線579が配線されている。この+端子用配線578と−端子用配線579は、2次充電池505に接続している。また、基板575には、グランド接続金具531及び532と接続するためのグランドパッド533、534が設けてある。グランド層577は、基板内設けた電池制御用回路の基準電位を与えるもので、プレーン形状をしている。
【0033】
図18にバッテリパック502のノイズ発生モデルを示す。図17の+端子用配線578と−端子用配線579は、2次充電池505の+端子及び−端子にそれぞれ給電するため左右に反対方向に配線する構造となり、本発明の構造をとらなかった場合,そのままでは半波長ダイポールアンテナとしてノイズ放射源となってしまう。一方、グランド層577は、パッド533、534を介して、パソコン本体のグランドに低インピーダンスで接続している。また、+端子用配線578と−端子用配線579は、プレーン構造のグランド層577とは、マイクロストリップライン構造になっていて、+端子用配線578と−端子用配線579とグランド層577が容量性結合をしている。+端子用配線578と−端子用配線579は、大電流を流すので一般的には、幅の広い配線となっているため、端子配線578、579とグランド層577間の容量は、十分大きく、両者は高周波的には低インピーダンスで結合している。そのため、端子配線578、579とパソコンのグランドは、高周波帯域でも低インピーダンスで結合することができる。これによって、給電コネクタ520から侵入したノイズは、グランド接続部(531−541、532−542)を経由して、低減される。
【0034】
次に、グランド接続(531−541、532−542)からパソコン側に戻らないノイズ成分について,2つの周波数における放射効率を計算した結果を図19に示す。この図の縦軸は,半波長ダイポールアンテナの放射電力を基準に,アンテナ長を変えたときの放射電力をデシベル表示したものである。横軸は,バッテリパックの半分の長さ1/2Lを1として,長さの比を取っている。なお,この放射電力の値の計算は,理想的なダイポールアンテナにおける電力値を用いている。放射電力の値は,対象となる周波数での表皮深さによって異なるため,図19のグラフでは放射電力の値に幅が出ている。グランド接続(531−541、532−542)の位置が,バッテリパックの1/4(X軸では,0.5)のときに,ワーストケースで計算しても,−20dB程度に放射効率が下がり,グランド接続(531−541、532−542)の位置よりも部外側がアンテナになっても問題はない。
【0035】
また、端子配線578、579に発生する定在波については、パッド533、534の点でグランドに接続するため,電圧波形がこの点で節となることから,波長が基本波の1/5以下の波(周波数は5倍)が主成分になる。しかしながら,ディジタル回路で使われる台形波の場合,基本波の1/5以下は減衰が大きいため,1/5の波長のノイズの放射の影響は小さくなる。
【0036】
図20に本実施例を実際の試作機を用いて効果を測定した結果を示す。バッテリパックサイズは,図15に示したものと同じで,本体への取り付け方法及び構造は,図14に示したものである。図20の(a)は,バッテリパック端部にグランドを設けていない従来のバッテリパックの放射ノイズを電波暗室で3m法で測定した結果である。また,同図(b)は,バッテリパック端部にグランドを設けた本実施例の構造のバッテリパックの放射ノイズを電波暗室で3m法で測定した結果である。この結果から,本発明を用いない場合では,バッテリパック長を半波長としたアンテナの共振周波数(バッテリパック長0.2m,誘電率4.6とすると共振周波数は350MHz)に近い300MHz付近で,放射ノイズがピークを持っているのに対して,本発明を用いた構造では,300MHz帯の放射ノイズが殆ど出ていないことが確認できる。このことから,本発明を用いた構造によって,15〜20dBのノイズを低減出来ることがわかる。
【0037】
このように,グランド接続(531−541、532−542)を設け,パソコン500の回路基板510のグランドと低インピーダンスで接続することで,定在波が発生し難くなる。さらに,バッテリパック端部からバッテリパック長の1/4〜1/5以内にグランド接続する事で,放射効率の悪いアンテナにする事が出来,ノイズを低減できる。さらに,放射ノイズの発生しやすい周波数帯を基本ディジタル信号波で減衰の大きい高次の高調波に移動させることで,ノイズを低減できる。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、バッテリ端子を容量性素子でグランドすることにより、バッテリ端子間で発生する定在波の発生を抑え、放射ノイズを低減したバッテリで動作可能な情報処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を説明する図である。
【図2】コンデンサをノートパソコン内に設けて構成した第1の実施例である。
【図3】コンデンサをバッテリ内に設けて構成した第1の実施例である。
【図4】コイルを用いて構成した第1の実施例である。
【図5】本発明の第2の実施例を説明する図である。
【図6】コイルを用いて構成した第2の実施例である。
【図7】コンデンサをノートパソコン内に設けて構成した第2の実施例である。
【図8】コンデンサをバッテリ内に設けて構成した第2の実施例である。
【図9】片方のバッテ端子に給電端子があるバッテリパックに弟2の実施例を適用した例である。
【図10】バッテリの+端子と−端子をコンデンサで接続することでも構成した第2の実施例である。
【図11】本発明による第1の実施例の全体図である。
【図12】解決しようとする課題を説明する図である。
【図13】給電線の電流分布である。
【図14】ノートパソコンとバッテリを接続した状態を示す構造図である。
【図15】バッテリパック外形図である。
【図16】パソコン側のグランド接続金具の取り付け状態を示す図である。
【図17】バッテリパック内部の2次充電池給電及び制御用基板の構造を示す図である。
【図18】実施例3のノイズ低減の原理を示す図である。
【図19】ダイポールアンテナのアンテナ長と給電効率の関係を示すグラフである。
【図20】本発明によるノイズ低減の効果を示す図である。
【符号の説明】
1・・・バッテリパック 2・・・バッテリ 3・・・給電線(+) 4・・・給電線(−)
5・・・給電端子(+)6・・・接続部7・・・接続部 8・・・コンデンサ 10・・・グランド
11・・・給電端子(−) 12・・・バッテリの−端子 13・・・バッテリの+端子
14・・・バッテリ電流 15・・・高周波電流(ノイズ成分)
21・・・接続端子 22・・・接続端子 23・・・コンデンサ 24・・・ノートパソコン 25・・・パソコン本体のグランド
30・・・バッテリパック 31…コンデンサ 32…バッテリパックのグランド
34・・・ノートパソコン 35・・・接続端子 36・・・ノートパソコン本体のグランド
41・・・コイル
50・・・バッテリパック 51・・・バッテリ端子(+) 52・・・バッテリ端子(−)
53・・・給電線(−線) 54・・・給電線(+線) 55・・・給電線の長さL 56・・・バッテリ 57・・・供給端子 58・・・ノートパソコン本体
71・・・ノートパソコン 75・・・ノートパソコンのグランド
80・・・バッテリパック 82・・・バッテリパックのグランド
90・・・バッテリパック 91・・・給電端子(−) 92・・・給電端子(+) 93・・・接続端子96・・・ノートパソコン 97・・・ノートパソコンのグランド
100・・・バッテリパック 101・・・接続端子 102・・・ノートパソコン 103・・・ノートパソコンのグランド
121・・・接続端子 122・・・接続端子 115・・・給電端子 111・・・給電端子
500・・・ノートパソコン 501・・・ノートパソコン本体筐体 502・・・バッテリパック
505・・・2次充電池 507、508・・・バッテリパック装着ガイド
510・・・パソコンの回路基板
519・・・グランドのパッド部
520・・・給電コネクタ(バッテリ側) 522・・・給電コネクタ(パソコン側)
531、532・・・グランド接続金具(バッテリ側)
532、533、534・・・グランドパッド
541、542・・・グランド接続金具(パソコン側)
545・・・ネジ穴部
575・・・2次充電池給電及び制御用基板
576・・・信号配線層 577・・・グランド層
578・・・+端子用配線578 579・・・−端子用配線

Claims (4)

  1. 情報処理装置本体と、
    前記情報処理装置本体に電源を供給するバッテリと、前記バッテリの正極端子に接続された正極接続部と、前記バッテリの負極端子に接続された負極接続部と、前記正極接続部に一方が接続され他方が前記正極接続部から前記負極接続部の方向に伸びた正極給電線と、前記負極接続部に一方が接続され他方が前記負極接続部から前記正極接続部の方向に伸びた負極給電線とを収納したバッテリパックと、
    前記バッテリパックの前記正極給電線の他方に接続するための正極給電端子と、
    前記バッテリパックの前記負極給電線の他方に接続するための負極給電端子と、
    前記バッテリパックを前記情報処理装置本体に接続した状態で、前記バッテリパック
    前記正極接続部に一方が接続された第1の容量性素子と、
    前記バッテリパックを前記情報処理装置本体に接続した状態で、前記バッテリパック
    前記負極接続部に一方が接続された第2の容量性素子とを備え、
    前記第1の容量性素子の他方及び前記第2の容量性素子の他方は、前記情報処理装置本体のグランドと電気的に接続されることを特徴とするバッテリパック付き情報処理装置。
  2. 情報処理装置に取り付け可能なバッテリパックにおいて、
    前記情報処理装置に電源を供給するバッテリと、
    前記バッテリの正極端子に接続された正極接続部と、
    前記バッテリの負極端子に接続された負極接続部と、
    前記正極接続部に一方が接続され他方が前記正極接続部から前記負極接続部の方向に伸びた正極給電線と、
    前記負極接続部に一方が接続され他方が前記負極接続部から前記正極接続部の方向に伸びた負極給電線とを備え、
    前記正極給電線の他方及び前記負極給電線の他方は、前記情報処理装置の給電端子に接
    続され、
    前記正極接続部及び前記負極接続部は、前記情報処理装置のグランドと容量性素子を介して電気的に接続されることを特徴とするバッテリパック。
  3. 情報処理装置本体と、
    前記情報処理装置本体に電源を供給するバッテリと、前記バッテリの正極端子に接続された正極接続部と、前記バッテリの負極端子に接続された負極接続部と、前記正極接続部に一方が接続され他方が前記正極接続部から前記負極接続部の方向に伸びた正極給電線と、前記負極接続部に一方が接続され他方が前記負極接続部から前記正極接続部の方向に伸びた負極給電線と、前記正極接続部に一方が接続された第1の容量性素子と、前記負極接続部に一方が接続された第2の容量性素子とを収納したバッテリパックと、
    前記バッテリパックの前記正極給電線に接続するための正極給電端子と、
    前記バッテリパックの前記負極給電線に接続するための負極給電端子と、
    前記バッテリパックの前記第1の容量性素子の他方と前記バッテリパックの前記第2の容量性素子の他方に接続するための接続端子とを備え、
    前記接続端子は、前記情報処理本体のグランドと電気的に接続されることを特徴とするバッテリパック付き情報処理装置。
  4. 情報処理装置に取り付け可能なバッテリパックにおいて、
    前記情報処理装置に電源を供給するバッテリと、
    前記バッテリの正極端子に接続された正極接続部と、
    前記バッテリの負極端子に接続された負極接続部と、
    前記正極接続部に一方が接続され他方が前記正極接続部から前記負極接続部の方向に伸びた正極給電線と、
    前記負極接続部に一方が接続され他方が前記負極接続部から前記正極接続部の方向に伸びた負極給電線と、
    前記正極接続部に一方が接続された第1の容量性素子と、
    前記負極接続部に一方が接続された第2の容量性素子とを備え、
    前記正極給電線の他方及び前記負極給電線の他方は、前記情報処理装置の給電端子に接続され、
    前記第1の容量性素子の他方と前記第2の容量性素子の他方は、前記情報処理装置のグランドと電気的に接続されることを特徴とするバッテリパック。
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