JP2001043986A - 放電灯装置 - Google Patents

放電灯装置

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JP2001043986A
JP2001043986A JP21789199A JP21789199A JP2001043986A JP 2001043986 A JP2001043986 A JP 2001043986A JP 21789199 A JP21789199 A JP 21789199A JP 21789199 A JP21789199 A JP 21789199A JP 2001043986 A JP2001043986 A JP 2001043986A
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Yukinobu Hiranaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IGBTでHブリッジを構成した場合に、ラ
ンプの電気配線部が地絡して過電流が流れても、IGB
Tの駆動回路が破壊されないようにする。 【解決手段】 Hブリッジ回路61の中点電位点X、Y
とブリッジ駆動回路62、63のVS端子とを、抵抗6
44、654を介して接続する。さらに、抵抗644、
654とVS端子との間において、VS端子とCOM端
子とをダイオード649、656を介して接続する。こ
れにより、VS端子が所定電位にクランプされるため、
地絡によって過電流が流れてもIGBTの駆動回路が破
壊されないようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧放電灯を点灯
する放電灯装置に関し、特に車両前照灯に用いて好適な
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧放電灯(以下、ランプとい
う)を車両用前照灯に適用し、車載バッテリの電圧をト
ランスにて高電圧化したのち、この高電圧の極性をイン
バータ回路にて切り換えて、ランプを交流点灯させるよ
うにしたものが種々提案されている(特開平9−180
888号公報、特開平8−321389号公報など)。
【0003】このインバータ回路には、スイッチング素
子(例えば、MOSトランジスタ)で構成したHブリッ
ジ回路が用いられ、このHブリッジ回路によって矩形波
を形成することによって交流点灯が行われるようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置では、H
ブリッジ回路を構成するスイッチ素子としてMOSトラ
ンジスタを使用している。このHブリッジに使用するM
OSトランジスタは、耐圧、電流容量、オン抵抗等から
選定され、車両用前照灯としての放電灯装置では耐圧5
00V以上、電流容量5〜10A、オン抵抗1Ω前後の
ものが使用されている。これは、装置の性能、信頼性を
確保でき且つ、低コストの素子であるという観点から選
定されている。つまり、耐圧や電流容量は高いほど好ま
しく、オン抵抗は小さいほど好ましいが、コストとのト
レードオフの関係にあるため、上記した選定がなされて
いる。
【0005】車両用前照灯の放電灯装置においては、点
灯スイッチオンと同時に明るく前方を照らすことが必要
とされるため、点灯開始時には、定格35Wのランプに
75W程度の電力を印加し、光束の立ち上がりを早くす
るよう制御している。このように点灯開始時に75Wの
電力を印加した場合、ランプには2.5A程度の電流が
流れる。この時には上記仕様のMOSトランジスタにも
2.5Aの電流が流れることになる。
【0006】ここで、MOSトランジスタのオン抵抗が
25℃で1Ωであるとした場合には、MOSトランジス
タの消費電力は25℃において6.25Wとなり、12
0℃において11.25W程度となる。なお、温度によ
ってMOSトランジスタの消費電力が変動するのは、M
OSトランジスタのオン抵抗が温度依存性を持っている
ためである。
【0007】そして、ランプにはHブリッジの対角線に
配置される2個の素子を介してランプ電流を流している
ため、MOSの消費電力合計は上述した消費電力の2倍
となり、25℃で12.5Wとなり、120℃で22.
5Wとなる。
【0008】従って、ランプに75W印加するために
は、ランプへの供給電力に加えてHブリッジの2つのM
OSトランジスタへの供給電力が必要となるため、放電
灯装置として、25℃で87.5W、120℃で97.
5Wの電力供給能力が少なくとも要求される。従来で
は、この要求に応じた電力を供給できるDC−DCコン
バータを使用していたため、DC−DCコンバータを構
成する部品が大型となり、コスト高になっているという
問題がある。
【0009】このHブリッジを構成するスイッチ素子の
消費電力を減らす方法として、スイッチ素子にIGBT
を使用する方法が考えられる。このようにIGBTを使
用した場合、Hブリッジの対角線に配置される2個のI
GBT消費電力合計は、25℃で6Wとなり、120℃
で6W以下となる。
【0010】従って、ランプに75W印加するために
は、放電灯装置として、25℃で81W、120℃でも
81W程度の電力供給能力があればよいことになる。こ
のため、DC−DCコンバータを構成する部品はMOS
トランジスタ使用時と比べて、小型化でき、低コスト化
が図れる。
【0011】また、IGBTとMOSトランジスタとの
耐圧、電流容量が同一の状態で各チップサイズを比較す
ると、IGBTの方がチップサイズが小さい。例えば、
IGBTが9mm2である場合に、MOSトランジスタ
が18mm2程度となり、約1/2倍の大きさとなる。
よって、Hブリッジを構成するスイッチ素子にIGBT
を使用することにより、スイッチ素子を低コスト化する
こともできる。
【0012】このような理由により、発明者らはHブリ
ッジにIGBT素子を使用したものを試作し、検討を行
った。この種のランプは、通常、車両前方部に設けられ
たリフレクタ内に取り付けられているが、ランプの電気
配線部が何らかの原因で地絡すると、つまり放電灯装置
とランプとを接続する電気配線が地絡すると、地絡電流
として過電流が放電灯装置内を流れ、Hブリッジを構成
するIGBTの駆動回路が破壊されるという問題が生じ
ることが判った。
【0013】この問題について検討を進めたところ、H
ブリッジを構成するスイッチング素子としてMOSトラ
ンジスタを使用していた場合には地絡電流が数十Aであ
ったのに対し、IGBTを使用した場合には地絡電流が
200A前後となることが原因となっていた。そして、
この地絡電流の違いは素子構造の違いに起因しており、
IGBTがMOSトランジスタに比べて大電流を流す能
力を持った素子であるが故に発生する問題であることが
判った。
【0014】本発明は上記問題に鑑みたもので、Hブリ
ッジを構成するスイッチ素子にIGBTを使用した場合
において、ランプの電気配線部が何らかの原因で地絡
し、地絡電流として過電流が流れた場合においても、H
ブリッジを構成するIGBTの駆動回路が破壊されるこ
とのない放電灯装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、4つの駆動回路
部のうちの2つは負極側基準電位となる端子(VS端
子)にHブリッジ回路の中点電位点(X、Y)が接続さ
れ、他の2つは負極側基準電位となる端子(COM端
子)に接地電位点が接続されており、ブリッジ駆動回路
のうち、Hブリッジ回路の中点電位点と接続された負極
側基準電位となる端子が所定電位となるように、該負極
側電位となる端子にクランプ手段(646、656)が
接続されていることを特徴としている。
【0016】このように、Hブリッジ回路の半導体スイ
ッチング素子としてIGBTを用いる場合に、ブリッジ
駆動回路のうち、Hブリッジ回路の中点電位に接続され
た負極側電位となる端子にクランプ手段を接続すること
で、該負極側電位となる端子が所定電位にクランプされ
るようにすることができる。これにより、ランプの配線
部が地絡した場合においても、Hブリッジ回路の中点電
位に接続された負極側電位となる端子が所定電圧になる
ようにできるため、地絡によってIGBTの駆動回路が
破壊されることを防止できる。
【0017】例えば、請求項2に示すように、クランプ
手段としてダイオードを用いることができ、この場合、
ブリッジ駆動回路のうち、Hブリッジ回路の中点電位点
と接続された負極側基準電位となる端子と接地電位点と
がダイオードを介して接続されるようにする。
【0018】また、請求項3に示すように、Hブリッジ
回路の中点電位点と該負極側基準電位となる端子とが抵
抗(644、654)を介して接続されるようにするこ
とで、地絡電流を制限することができる。
【0019】請求項4のように、負極側基準電圧となる
端子がHブリッジ回路の中点電位点(X、Y)と接続さ
れた2つのブリッジ駆動回路において、Hブリッジ回路
の中点電位点と該負極側基準電位となる端子とが抵抗
(644、654)を介して接続されていると共に、該
抵抗及び該負極側基準電位となる端子の間と接地電位点
とがダイオード(646、656)を介して接続されて
いれば、請求項1乃至3に示す効果を得ることができ
る。
【0020】なお、上記した括弧内の符号は、後述する
実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に、本発明にかかる放電灯装
置を車両用前照灯に適用した実施形態の全体構成を示
す。
【0022】放電灯装置は、直流電源である車載バッテ
リ1に接続されており、点灯スイッチ3がオンされる
と、自動車用前照灯として用いられるランプ(例えば、
メタルハライドランプ等)2に電力供給を行うように構
成されている。この放電灯装置は、直流電源回路として
のDC−DCコンバータ4、点灯補助回路5、インバー
タ回路6、高電圧発生回路7等の回路機能部を有してい
る。
【0023】DC/DCコンバータ4は、バッテリ1側
に配された一次巻線41aとランプ2側に配された二次
巻線41bを有するフライバックトランス41と、一次
巻線41aに接続されたMOSトランジスタ42と、二
次巻線41bに接続された整流用のダイオード43およ
び平滑用コンデンサ44から構成され、バッテリ電圧V
Bを昇圧した昇圧電圧を出力する。すなわち、MOSト
ランジスタ42がオンすると、一次巻線41aに一次電
流が流れて一次巻線41aにエネルギーが蓄えられ、M
OSトランジスタ42がオフすると、一次巻線41aの
エネルギーが二次巻線41bに供給される。そして、こ
のような動作を繰り返すことにより、ダイオード43と
平滑用コンデンサ44の接続点から高電圧を出力する。
【0024】なお、フライバックトランス41は、図に
示すように一次巻線41aと二次巻線41bとが電気的
に導通するように構成されている。
【0025】点灯補助回路5は、コンデンサ51と抵抗
52から構成され、点灯スイッチ3がオンした後にコン
デンサ51が充電されることによって、ランプ2を電極
間での絶縁破壊から速やかにアーク放電に移行させる。
【0026】インバータ回路6は、ランプ2を交流点灯
させるもので、Hブリッジ回路61とブリッジ駆動回路
62、63から構成されている。Hブリッジ回路61
は、Hブリッジ状に配置されたスイッチング素子をなす
IGBT61a〜61dからなる。ブリッジ駆動回路6
2、63は、後述するHブリッジ制御回路400からの
制御信号によって、IGBT61a、61dとIGBT
61b、61cを交互にオンオフ駆動する。この結果、
ランプ2の放電電流の向きが交互に切り換わり、ランプ
2の印加電圧(放電電圧)の極性が反転してランプ2が
交流点灯する。
【0027】なお、コンデンサ61e、61fは、点灯
始動時に発生する高圧パルスからHブリッジ回路61を
保護する保護用のコンデンサである。
【0028】高電圧発生回路7は、Hブリッジ回路61
の中点電位点X、Yとバッテリ1の負極端子との間に設
置され、一次巻線71aと二次巻線71bを有するトラ
ンス71、ダイオード72、抵抗74、コンデンサ7
5、および一方向性半導体素子であるサイリスタ76か
ら構成されており、ランプ2を点灯始動させる。すなわ
ち、点灯スイッチ3がオンすると、コンデンサ75が充
電を開始し、この後、サイリスタ76がオンすると、コ
ンデンサ75が放電を開始し、トランス71を通じて、
ランプ2に高電圧を印加する。その結果、ランプ2が、
電極間で絶縁破壊し点灯する。
【0029】上記したMOSトランジスタ42、ブリッ
ジ駆動回路62、63、サイリスタ76は、制御回路1
0によって制御される。この制御回路10には、DC−
DCコンバータ4とインバータ回路6の間のランプ電圧
(すなわちインバータ回路6に印加される電圧)VLお
よびインバータ回路6からバッテリ1の負極側に流れる
ランプ電流ILなどが入力されている。なお、ランプ電
流ILは電流検出用抵抗8により電圧として検出され
る。
【0030】図2に、制御回路10のブロック構成を示
す。制御回路10は、MOSトランジスタ42をPWM
信号によってオンオフさせるPWM制御回路100と、
ランプ電圧VLをサンプルホールドするサンプルホール
ド回路200と、サンプルホールドされたランプ電圧V
Lとランプ電流ILに基づいてランプ電力を所望値に制
御するランプパワー制御回路300と、Hブリッジ回路
61を制御するHブリッジ制御回路400と、サイリス
タ76をオンさせてランプ2に高電圧を発生させる高電
圧発生制御回路500から構成されている。
【0031】上記構成において、放電灯装置の点灯動作
を説明する。
【0032】点灯スイッチ3がオンすると、図1に示す
各部に電源が供給される。そして、PWM制御回路10
0はMOSトランジスタ42をPWM制御する。その結
果、フライバックトランス41の作動によって、バッテ
リ電圧VBを昇圧した電圧がDC−DCコンバータ4か
ら出力される。また、Hブリッジ制御回路400は、H
ブリッジ回路61におけるIGBT61a〜61dを対
角線の関係で交互にオンオフさせる。このことにより、
DC−DCコンバータ4から出力された高電圧が、Hブ
リッジ回路61を介して高電圧パルス発生回路7のコン
デンサ75に供給され、コンデンサ75が充電される。
【0033】この後、高電圧発生制御回路500は、H
ブリッジ制御回路400から出力されるIGBT61a
〜61dの切換えタイミングを知らせる信号に基づい
て、サイリスタ76にゲート駆動信号を出力し、サイリ
スタ76をオンさせる。そして、サイリスタ76がオン
すると、コンデンサ75が放電し、トランス71を通じ
て、ランプ2に高電圧が印加される。その結果、ランプ
2が電極間で絶縁破壊し、点灯始動する。
【0034】この後、Hブリッジ回路61によりランプ
2への放電電圧の極性(放電電流の向き)を交互に切り
換えることで、ランプ2が交流点灯される。また、ラン
プパワー制御回路300は、ランプ電流ILとランプ電
圧VL(サンプルホールド回路200によってサンプル
ホールドされたもの)とに基づいて、ランプ電力が所望
値となるように制御し、ランプ2を安定点灯させる。
【0035】なお、サンプルホールド回路200は、H
ブリッジ回路61の切換タイミングに同期しその切換時
に発生する過渡電圧をマスクし、過渡電圧発生時以外の
ランプ電圧VLをサンプリングしてホールドする。
【0036】次に、上記構成の放電灯装置の組付け構造
を図3に示す、この図に基づき該組付け構造について説
明する。
【0037】放電灯装置は、上記回路構成が配置された
バスバーケース20を、カバー部材21及びベース22
によって覆い、放電灯装置のケースを構成するカバー部
材21及びベース22をネジ23によって固定すること
によって構成される。
【0038】バスバーケース20の表面には、上記回路
構成の各部を電気的に接続するターミナル24がインサ
ート形成されている。
【0039】上記回路構成において、Hブリッジ回路6
1、制御回路10、MOSトランジスタ42、ダイオー
ド43、72、抵抗8、52、74という半導体装置と
して形成可能な部分は、ハイブリッドIC(以下、HI
Cという)101としてIC化されて一体形成される。
そして、その他の部分(本回路構成では、トランス4
1、71やコンデンサ44、75、及びサイリスタ7
6)がHIC101とは別体で構成される。
【0040】このため、HIC101とその他の部分と
をターミナル24にて電気的に接続させることによって
上記回路構成が構成される。これにより、図1に示した
回路機能部が構成される。
【0041】そして、ターミナル24は、バスバーケー
ス20に固定されたグロメット内に配設された出力線2
5、26に接続されており、この出力線25、26を介
してランプ2に接続される。
【0042】また、ターミナル24はバッテリ1の正極
側と接続される端子(+端子)27aと、負極側(すな
わちアース側)に接続される端子(−端子)27bとを
有しており、端子27bは放電灯装置のアースを取るア
ース接続部27cに接続されている。そして、ターミナ
ル24の端子27a、27bは、バスバーケース20に
形成されたコネクタ部28よりバスバーケース20の外
部に引き出されており、このコネクタ部28においてバ
ッテリ1に接続された配線と接続される。
【0043】上記したネジ23は、このアース接続部2
7cにおいてバスバーケース20とベース22とをネジ
締め固定し、アース接続部27cとベース22とをアー
ス接続している。
【0044】このように、本実施形態における放電灯装
置では、同一のケース(カバー部材21及びベース2
2)によって高電圧パルス発生回路7及びインバータ回
路6とを収容している。なお、カバー21及びベース2
2は、これらに収納される回路機能部を放射ノイズから
保護すべく、金属で構成されている。
【0045】図4にインバータ回路6の詳細を示し、イ
ンバータ回路6について説明する。
【0046】インバータ回路6は、上述したように4つ
のIGBT61a〜61dによって構成されたHブリッ
ジ回路61を備えている。また、インバータ回路6は、
IGBT61a、61bの制御信号を出力するブリッジ
駆動回路62、IGBT61c、61dの制御信号を出
力するブリッジ駆動回路63、コンデンサ640、64
2、645、648、649、652、655、65
8、659、ダイオード641、646、651、65
6、及び抵抗643、644、647、653、65
4、657を備えている。なお、符号65、66は、図
示しない共通の電源に接続される電源端子である。
【0047】ブリッジ駆動回路62は、ハイアンドロー
ドライバー回路(International Rec
tifier社製、IR2101)を使用している。こ
のブリッジ駆動回路62は、共に入力端子を構成するH
in端子とLin端子、共に出力端子を構成するHo端
子とLo端子と、負極側基準電位とされるVS端子とC
OM端子、及び所定電源が接続されるVcc端子とVB
端子とを備えている。
【0048】このブリッジ駆動回路62は、2つの駆動
回路部を構成するハイサイド側回路621とローサイド
側回路622、及びこれらそれぞれからの信号を受けて
オンオフ制御されるMOSトランジスタ623〜626
を有している。上記Hin端子及びLin端子はローサ
イド側回路622に接続されるものであり、Hin端子
とLin端子がそれぞれ、制御回路10(図1参照)に
繋がる端子Cと端子Eにそれぞれ接続されている。これ
らの端子C、Eを介してHブリッジ制御回路400(図
2参照)からの制御信号が入力されると、ローサイド側
回路622は、この制御信号を波形整形し、その波形整
形した信号を直列接続されたMOSトランジスタ62
5、626の駆動信号として出力すると共にハイサイド
側回路621に伝達する。そして、MOSトランジスタ
625、626の接続点をLo端子(出力端子)とし
て、この端子電位がIGBT61bのオンオフの制御信
号として出力されるようになっている。
【0049】一方、ハイサイド側回路621は、ローサ
イド側回路622からの伝達信号を受けて直列接続され
たMOSトランジスタ623、624の駆動信号を出力
する。そして、MOSトランジスタ623、624の接
続点をHo端子(出力端子)として、この端子電位がI
GBT61aのオンオフの制御信号として出力されるよ
うになっている。
【0050】ブリッジ駆動回路63の構成は、ブリッジ
回路62と全く同じであるが、ローサイド側回路632
のHin端子と端子E、Lin端子と端子Cとが接続さ
れるようになっており、これらの接続がブリッジ回路6
2とは逆となっている。このため、ローサイド側回路6
22とハイサイド側回路631とが同様の信号を出力
し、ハイサイド側回路621とローサイド側回路632
とが同様の信号を出力するようになっている。
【0051】ここに示した4つの駆動回路部(ハイサイ
ド側回路621、631及びローサイド側回路622、
632、及びMOSトランジスタ623〜626、63
3〜636)は、これらに含まれたロー側のMOSトラ
ンジスタ624、626、634、636のソースが接
続された配線を負極側基準電位とし、各出力端子と各負
極側基準電位との電位差に基づいてHブリッジ回路61
の各IGBT61a〜61dを駆動するようになってい
る。本ブリッジ駆動回路62、63では、VS端子がハ
イサイド側回路621、631の負極側基準電位とさ
れ、COM端子がローサイド側回路622、632の負
極側基準電位とされる。
【0052】なお、IGBT61bがオン時に、ダイオ
ード641、コンデンサ642、抵抗644、IGBT
61b、抵抗8を介して、ブートストラップコンデンサ
642の充電電流が流れ、ブートストラップコンデンサ
642が充電されるようになっている。このコンデンサ
642に充電された電荷がハイサイド側回路621の電
源として使われる。
【0053】また、インバータ回路6は、各ブリッジ駆
動回路62、63のVS端子とCOM端子との間を接続
するクランプ手段としてのダイオード646、656を
備えている。ダイオード646、656は、VS端子側
にカソード端子を向けると共にCOM端子側にアノード
端子を向けた状態で、VS端子とCOM端子間に接続さ
れている。これにより、VS端子にかかる負電位が所定
電位になるようにクランプしている。
【0054】また、インバータ回路6は、抵抗643、
647、653、657とコンデンサ645、648、
655、658を備えている。抵抗643、647、6
53、657はそれぞれ、ブリッジ駆動回路62、63
のHo端子及びLo端子と各IGBT61a〜61dと
の間に配置されており、これらの抵抗を介してハイサイ
ド側回路621、631及びローサイド側回路622、
632の制御信号がIGBT61a〜61dに出力され
るようになっている。
【0055】また、各コンデンサ645、648、65
5、658は、直列接続された各MOSトランジスタ6
23〜626、633〜636のロー側のMOSトラン
ジスタ624、626、634、636のソースとドレ
インとの間に接続されている。これらのコンデンサと抵
抗643、647、653、657によって積分回路が
構成されている。このような回路構成により、コンデン
サ645、648、655、658がサージ吸収用とし
ての保護コンデンサの役割を果たすようになっている。
【0056】さらに、Hブリッジ回路61の中点電位点
X、Y(すなわちIGBT61aとIGBT61bとの
接続点及びIGBT61cとIGBT61dとの接続
点)と各ブリッジ駆動回路62、63のVS端子との間
が抵抗644、654を介して接続されている。そし
て、各ブリッジ駆動回路62、63のVS端子とCOM
端子との間がコンデンサ649、659を介して接続さ
れている。これにより、抵抗644、654とコンデン
サ649、659にて積分回路が構成されている。この
ような回路構成により、コンデンサ649、659がサ
ージ吸収用としての保護コンデンサの役割を果たすよう
になっている。
【0057】このように構成されたインバータ回路6
は、端子C、Eを介して送られるHブリッジ制御回路4
00からの制御信号に基づいて、ハイサイド側回路62
1、631及びローサイド側回路622、632にて制
御信号を出力させ、IGBT61a〜61dを対角線の
関係で交互にオンオフさせる。
【0058】ここで、上記構成の放電灯装置が何らかの
理由によって地絡した場合について説明する。放電灯装
置は、例えばランプ2の取り替え時において、ランプ2
を放電灯装置のコネクタに接続したときに、ランプ2の
接続配線がコネクタに噛み込まれることによって地絡す
る。このような場合、ランプ2に接続される配線L1が
接地状態(短絡状態)となり、地絡した瞬間にそれまで
90V程度に充電されていた平滑用コンデンサ44の電
荷がIGBT61aを介して短絡放電される。
【0059】この時のコンデンサ44の放電電流はピー
ク200A程度の減衰振動電流波形となる。これは、コ
ンデンサ44の容量と放電経路の配線によるインダクタ
ンスとで共振するためである。この共振による減衰振動
電流によりHブリッジの中点電位点X、Yの電位はアー
ス電位に対し、正負の数十Vの振動電圧が発生する。中
点電位点X、Yの電位が正の電位になった場合について
は何ら問題ない(正常な使用状態でかかる電圧を越える
ことはないため)が、負の電圧が問題となる。以下、こ
の問題について説明する。
【0060】HブリッジにIGBTを使用した放電灯装
置を試作し、検討を行った。この試作による放電灯装置
では、図4に示すインバータ回路6において、抵抗64
4、654をゼロΩとし、ダイオード646、656を
なくした。
【0061】この試作のものでは、地絡を理由として中
点電位点Xの電位が負になると、駆動回路62が破壊さ
れた。これは、中点電位点Xの電位が負になるとその負
電圧が駆動回路62のCOM端子とVS端子間に印加さ
れるため、IC内部のブレークダウンによって駆動回路
62が破壊されたのである。
【0062】また、この試作のものを改造して、抵抗6
44、654がゼロΩの状態でダイオード646、65
6を追加し、負電圧をクランプすることを行ってみた。
この場合においても、中点電位点Xの電圧は数十V発生
し、駆動回路62が破壊された。これは、ダイオード6
46に大電流が流れることによる順方向電圧降下が大き
く、結果として中点電位点Xが数十Vの負電圧となるた
めに駆動回路62が破壊されたのである。
【0063】これに対して、本実施形態では、抵抗64
4をHブリッジの中点電位点Xと駆動回路62のVS端
子間に挿入し、VS端子とCOM端子間にダイオード6
46を接続していると共に、抵抗654をHブリッジの
中点電位点Yと駆動回路63のVS端子間に挿入し、V
S端子とCOM端子間にダイオード656を接続してい
る。
【0064】このような構成により、例えば中点電位点
Xが負電圧になった場合に、中点電位点Xに流れ込む電
流を抵抗644で制限することができる。従って、ダイ
オード646には抵抗644で制限された電流が流れる
だけとなり、ダイオード646の順方向電圧降下を十分
低い値にでき、VS端子とCOM端子間への印加電圧を
低い値にクランプできるため、駆動回路62、63が破
壊されることはない。また、Hブリッジの中点電位点Y
とランプ2を接続する配線が地絡した場合おいても、上
述の中点電位点Xが負電圧となった場合と同様な作動と
なり、駆動回路63が破壊することもない。このよう
に、地絡時にHブリッジのX、Y点が負電圧になっても
駆動回路62が破壊することを防止することができる。
【0065】なお、地絡した場合は、当然その時点でラ
ンプは消え、コンデンサ44の放電に引き続き直流電源
1から、トランス41、ダイオード43を介した電流が
流れる。このような状態になったことを、ランプ電圧V
L、ランプ電流ILから検出し、所定時間その状態が持
続したら図示しないフェイルセーフ回路が作動しHブリ
ッジ回路(61a〜61d)の全ての素子をオフするこ
とにより、地絡電流が流れ続けることがないようにして
いる。
【0066】次に、このように構成されたインバータ回
路6において、ランプ2の点灯開始のための高電圧パル
ス時に発生するサージ電流による影響について説明す
る。
【0067】点灯スイッチ3がオンすると、各部回路が
作動しコンデンサ75が充電を開始する。この後サイリ
スタ76がオンになると、コンデンサ75がトランス7
1の1次側巻線71aを介して放電する。この時、2次
巻線71bの両端に高電圧パルスが発生し、この高電圧
パルスがランプ2に印加される。これにより、ランプ2
の電極間で絶縁破壊(火花放電)し、ランプ2が点灯す
る。
【0068】この点灯前において、高電圧パルス発生回
路とインバータ回路が近接した状態になっていることか
ら、高電圧部分とその他の電位部との間に分布容量がで
きており、さらにランプ2への電気配線L1とこの電気
配線L1を覆っているアースシールドとの間にも分布容
量ができた状態になっている。そして、これらの分布容
量に充電された電荷が、高電圧パルスによるランプ2の
絶縁破壊によってランプ2を介して放電される。
【0069】この分布容量の放電電流はサージ電流とし
て、ランプ2と電気配線L2を介してHブリッジ回路6
1に流入する。このサージ電流は数十MHzの減衰振動
波形で、ピーク電流値はランプ2の絶縁破壊電圧および
上記分布容量によって変わるが数十〜200A程度の電
流である。このサージ電流は回路機能部の何れかの箇所
を通りアースに抜ける経路で流れる。このときサージ電
流がアースに抜ける経路には何らかのインピーダンスが
存在しているため、そのインピーダンスによる電圧降下
によってサージ電流経路にサージ電圧が発生する。この
ように発生するサージ電流は高周波電流であるため、サ
ージ電流経路を特定することは難しく、実際には至る所
にサージ電流は分流して流れる。例えば、電気配線L2
→Hブリッジ回路61の各IGBT61a〜61d→ブ
リッジ駆動回路62の順の経路で電流が流れる。
【0070】なお、Hブリッジ回路にコンデンサ61
e、61fを設けることによって、サージ電流の多くが
高電圧パルス発生回路7及び分布容量に戻るようにし、
サージ電圧の発生を抑制しているが、サージ電圧をすべ
て抑制することができない。すなわち、サージ電流がコ
ンデンサ61e、61fを通じて戻るときに、コンデン
サ61e、61fの両端にはサージ電流による充放電に
よりサージ電圧が発生する。例えば、ランプ2を点灯さ
せるために高電圧パルス発生時にランプ2に400V程
度の電圧を印加することになり、このときにHブリッジ
回路61がIGBT61a、61dがオン、IGBT6
1b、61cがオフに制御されることから、コンデンサ
61eの両端に400Vの電圧が印加された状態でサー
ジ電流が発生することになる。このため、コンデンサ6
1eの両端で発生するサージ電圧は、400Vを基準に
プラスマイナスに振動する電圧となる。そして、このサ
ージ電圧がHブリッジ中点電位点Xに印加され、IGB
T61a〜61dを介して各ブリッジ駆動回路62、6
3のHo端子やLo端子にサージ電流が流れ込んだり、
VS端子にサージ電流が流れ込んだりする。
【0071】これに対して、本実施形態では、Hブリッ
ジ回路61のIGBT61a〜61bの各ゲート端子と
IGBT61a〜61dを駆動するブリッジ駆動回路6
2、63の各出力端子とが抵抗643、647、65
3、657を介して接続されているため、これらによっ
てIGBT61a〜61dを介してブリッジ駆動回路6
2、63のHo端子及びLo端子に流れ込むサージ電流
を押さえることができる。また、Hブリッジ回路61の
中点電位点X、Yとブリッジ駆動回路62、63のVS
端子との間が抵抗644、654を介して接続されてい
るため、これらによってブリッジ駆動回路62、63の
VS端子に流れ込むサージ電流を押さえることができ
る。
【0072】さらに、本実施形態では、ブリッジ駆動回
路62、63の出力部を成すMOSトランジスタ62
4、626、634、636の各ドレインとソース間に
コンデンサ645、648、655、658を接続して
いる。これにより、IGBT61a〜61dのゲート端
子とMOSトランジスタを駆動する駆動回路を接続する
配線にサージ電流が流れた場合に、抵抗643、64
7、653、657とコンデンサ645、648、65
5、658による積分回路がローパスフィルタとして働
き、高周波電流を吸収し、これら各コンデンサの両端に
発生するサージ電圧を押さえることができる。
【0073】つまり、IGBT61a〜61dのドレイ
ンとソース間に発生するサージ電圧が素子の耐電圧(3
0V)以下に収まるように各抵抗643、647、65
3、657の抵抗値及びコンデンサ645、648、6
55、658の容量を設定している。この設定値は、上
記分布容量の大きさとランプ2の絶縁破壊時に発生する
電圧(ブレークダウン電圧)、及び回路機能部の配線パ
ターンや実装構造などによって決定される。実験によれ
ば、各抵抗643、647、653、657の抵抗値R
とコンデンサ645、648、655、658の容量C
について、時定数(C×R)を0.2マイクロ秒以上に
すればサージ電圧を素子の耐電圧以下に押さえることが
できた。
【0074】また、同様に、各ブリッジ駆動回路62、
63のVS端子とCOM端子との間にコンデンサ64
9、659を接続している。これにより、Hブリッジ回
路61の中点電位点X、Yと各ブリッジ駆動回路62、
63のVS端子との間を結ぶ配線にサージ電流が流れた
場合に、抵抗644、654とコンデンサ649、65
9による積分回路がローパスフィルタとして働き、高周
波電流を吸収し、これらコンデンサの両端に発生するサ
ージ電圧を減衰させることができる。
【0075】つまり、VS端子及びCOM端子の間に発
生するサージ電圧が、これらの間の耐圧以下に収まるよ
うに各抵抗644、654の抵抗値及びコンデンサ64
9、659の容量を設定している。この設定値も、上記
分布容量の大きさとランプ2の絶縁破壊時に発生する電
圧(ブレークダウン電圧)、及び回路機能部の配線パタ
ーンや実装構造などによって決定される。実験によれ
ば、各抵抗644、654の抵抗値Rとコンデンサ64
9、659の容量Cについて、時定数(C×R)を0.
01マイクロ秒以上にすればサージ電圧をVS端子及び
COM端子の間の耐電圧以下に押さえることができた。
【0076】さらに、本実施形態においては、抵抗64
3、647、653、657とHブリッジ回路61のI
GBT61a〜61dのゲートとエミッタ間の容量(M
OS容量)とによって積分回路からなるローパスフィル
タが構成される。このため、この積分回路においても上
記と同様に、サージ電圧がIGBT61a〜61dの耐
電圧以下となるようにすればよい。実験によると、抵抗
643、647、653、657とHブリッジ回路61
のIGBT61a〜61dのゲートとエミッタ間の容量
における時定数を0.2マイクロ秒以上にすればサージ
電圧を素子の耐電圧以下に押さえることができた。 (他の実施形態)上記実施形態では、ブリッジ駆動回路
62、63にハイアンドロードライバー回路(Inte
rnational Rectifier社製、IR2
101)を使用しているが、これに限定されるものでは
なく、Hブリッジの駆動回路であれば他のものでも適用
できる。例えば、MOSトランジスタ623〜626、
633〜636を2つ直列接続させたものではなく、そ
の一方を抵抗やコイルにしたものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す放電灯装置の全体構
成図である。
【図2】図1中の制御回路10を示すブロック構成図で
ある。
【図3】図1に示す放電灯装置の組付け構造を示す図で
ある。
【図4】図1に示す放電灯装置のインバータ回路6の回
路構成を示す図である。
【符号の説明】
1…車載バッテリ、2…ランプ、4…DC−DCコンバ
ータ、6…インバータ回路、7…始動回路、61…Hブ
リッジ回路、100…PWM制御回路、400…Hブリ
ッジ制御回路、643、644、647、653、65
4、657…抵抗、645、648、649、655、
658、659…コンデンサ、646、656…ダイオ
ード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 正道 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 小田 悟市 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 (72)発明者 平中 行伸 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 Fターム(参考) 3K072 AA13 AC01 BA05 BB01 BB10 CA16 DD08 EA06 EB05 EB07 GA01 GB18 GC04 HA10 HB03 3K082 AA11 AA19 BA04 BA24 BA25 BA33 BC09 BC24 BC25 BC29 BD03 BD04 BD23 BD26 BD32 CA33

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4つのIGBT(61a〜61d)をH
    ブリッジ状に配置してなるHブリッジ回路(61)、及
    び、前記4つのIGBTを駆動するブリッジ駆動回路
    (62、63)を含むインバータ回路(6)を有する放
    電灯装置であって、 前記ブリッジ駆動回路は、前記4つのIGBTのそれぞ
    れを駆動する4つの駆動回路部を有し、これら4つの駆
    動回路部の出力端子(Ho端子、Lo端子)が前記4つ
    のIGBTの各ゲート端子に接続され、該出力端子と各
    駆動回路部の負極側基準電位との電位差に基づいて前記
    4つのIGBTのそれぞれを駆動するようになってお
    り、 前記4つの駆動回路部のうちの2つは負極側基準電位と
    なる端子(VS端子)に前記Hブリッジ回路の中点電位
    点(X、Y)が接続され、他の2つは負極側基準電位と
    なる端子(COM端子)に接地電位点が接続されてお
    り、 前記ブリッジ駆動回路のうち、前記Hブリッジ回路の中
    点電位点と接続された負極側基準電位となる端子が所定
    電位となるように、該負極側電位となる端子にクランプ
    手段(646、656)が接続されていることを特徴と
    する放電灯装置。
  2. 【請求項2】 前記クランプ手段はダイオードであり、 該ダイオードを介して、前記ブリッジ駆動回路のうち、
    前記Hブリッジ回路の中点電位点と接続された負極側基
    準電位となる端子と接地電位点とが接続されていること
    を特徴とする請求項1に記載の放電灯装置。
  3. 【請求項3】 前記負極側基準電圧となる端子が前記H
    ブリッジ回路の中点電位点と接続された前記2つのブリ
    ッジ駆動回路において、前記Hブリッジ回路の中点電位
    点と該負極側基準電位となる端子とが抵抗(644、6
    54)を介して接続されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の放電灯装置。
  4. 【請求項4】 4つのIGBT(61a〜61d)をH
    ブリッジ状に配置してなるHブリッジ回路(61)、及
    び、前記4つのIGBTを駆動するブリッジ駆動回路
    (62、63)を含むインバータ回路(6)を有する放
    電灯装置であって、 前記ブリッジ駆動回路は、前記4つのIGBTのそれぞ
    れを駆動する4つの駆動回路部を有し、これら4つの駆
    動回路部の出力端子(Ho端子、Lo端子)が前記4つ
    のIGBTの各ゲート端子に接続され、該出力端子と各
    駆動回路部の負極側基準電位との電位差に基づいて前記
    4つのIGBTのそれぞれを駆動するようになってお
    り、 前記4つの駆動回路部のうちの2つは負極側基準電位と
    なる端子(VS端子)に前記Hブリッジ回路の中点電位
    点(X、Y)が接続され、他の2つは負極側基準電位と
    なる端子(COM端子)に接地電位点が接続されてお
    り、 前記負極側基準電圧となる端子が前記Hブリッジ回路の
    中点電位点と接続された前記2つのブリッジ駆動回路に
    おいて、前記Hブリッジ回路の中点電位点と該負極側基
    準電位となる端子とが抵抗(644、654)を介して
    接続されていると共に、該抵抗及び該負極側基準電位と
    なる端子の間と接地電位点とがダイオード(646、6
    56)を介して接続されていることを特徴とする放電灯
    装置。
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