JP2001043702A - デリニエータ - Google Patents

デリニエータ

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JP2001043702A
JP2001043702A JP11213992A JP21399299A JP2001043702A JP 2001043702 A JP2001043702 A JP 2001043702A JP 11213992 A JP11213992 A JP 11213992A JP 21399299 A JP21399299 A JP 21399299A JP 2001043702 A JP2001043702 A JP 2001043702A
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JP
Japan
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transmission tube
delineator
light
core
optical transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP11213992A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Ishiharada
石原田  稔
Tatsuo Terahama
龍雄 寺浜
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドランプを点灯しないときでも視認性の
良いデリニエータを提供する。 【解決手段】 デリニエータ10は、光伝送チューブ1
の一端側を円形ループ状に湾曲させ、このループ状部分
を発光部11としたものである。ループ状発光部11に
ひきつづく部分の外周は反射性保護層5で覆われてい
る。ループ状発光部11の直近部分には、デリニエータ
10をガードレールや道路脇の支柱、壁などに固定する
ためのブラケット12が装着されている。光伝送チュー
ブ1の他端側は光源ユニットに引き込まれている。光伝
送チューブ1内に光源ユニットから光が導入され、この
光が光伝送チューブ1の発光部11の側周面から放射さ
れる。光伝送チューブ1は、コア2とこれを覆う管状ク
ラッド3との間に、チューブの長手方向に延在する帯状
の反射層4を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路に沿って所定
間隔をおいて設置されるデリニエータに係り、特に耐水
性、耐環境性に優れ、低消費電力での駆動が可能な線状
発光体を利用したデリニエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の案内用として使用されるデリ
ニエータは、例えば、反射シートを使用し入射した光を
もとの方向に反射するようにして夜間等の視認性の向上
を図った構成となっている。図7は従来のデリニエータ
20の一例を示す斜視図であり、円筒形のボディ21の
端面に反射シート22が設けられている。23は支柱を
示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】反射式のデリニエータ
は、車両がヘッドランプを点灯していないと全く機能し
ないので、薄暗い夕方や早朝にヘッドランプを点灯して
いないときには視認性が劣る。
【0004】本発明は、かかる問題点を解決し、ヘッド
ランプを点灯していないときでも視認性に優れたデリニ
エータを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のデリニエータ
は、光伝送チューブを環状に湾曲させた発光体を備えて
なるものである。
【0006】かかるデリニエータであれば、自発光式で
あるため、ヘッドランプを点灯していなくても視認性が
良好である。
【0007】この光伝送チューブは、該管状クラッドと
コアとの間に該管状クラッドの長さ方向に沿って帯状の
反射層を形成し、前記コアを通る光を該反射層で反射・
散乱させて該反射層形成側と反対側の管状クラッド側周
面から放出させるようにしたものが好ましい。また、こ
の光伝送チューブは、3色押出機を用い、コア材、クラ
ッド材、及び反射材を該3色押出機に導入し、コア材を
円柱状に、反射材をこの円柱状コア材外周面上に帯状
に、かつクラッド材を上記コア材及び反射材を覆うチュ
ーブ状にそれぞれ同時に押し出したものが、安価で好適
である。
【0008】本発明では、光伝送チューブのうち発光さ
せるべき部分を露出させても良く、透光性のケース内に
該光伝送チューブを配置してもよい。この発光させるべ
き部分が透明樹脂材料中に埋設されていてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は実施の形態に係るデリニエ
ータに用いられる光伝送チューブの斜視図、図2は図1
のII−II線に沿う断面図、図3は図2のIII−III線に沿
う断面図、図4は実施の形態に係るデリニエータの正面
図である。
【0010】このデリニエータ10は、光伝送チューブ
1の一端側を円形ループ状に湾曲させ、このループ状部
分を発光部11としたものである。このループ状発光部
11にひきつづく部分の外周は反射性保護層5で覆われ
ている。この光伝送チューブのループ状発光部11の直
近部分には、デリニエータ10をガードレールや道路脇
の支柱、壁などに固定するためのブラケット12が装着
されている。光伝送チューブ1の他端側は光源ユニット
(図1〜4では図示略)に引き込まれている。
【0011】この光伝送チューブ1内に光源ユニットか
ら光が導入され、この光が光伝送チューブ1の発光部1
1の側周面から放射される。
【0012】この光伝送チューブ1は、コア2とこれを
覆う管状クラッド3との間に、チューブの長手方向に延
在する帯状の反射層4を形成したものである。なお、反
射層4はコア3の表面から若干コア3の内部に侵入した
状態で形成されていても良い。
【0013】反射層4は、光伝送チューブ1のうち光を
放射すべきサイドと反対側のサイドに配置されている。
この実施の形態では反射層4は、光伝送チューブ1のコ
ア2を約半周する幅を有しており、光が反射層4側から
は殆ど漏光しない構成となっている。
【0014】コア2を構成する材料(コア材)には、管
状クラッド3を構成する材料(クラッド材)よりも屈折
率が高い透明材料が用いられ、一般的には、プラスチッ
ク、エラストマー等の中から目的に応じて適宜選択使用
される。
【0015】コア材の具体例としては、ポリスチレン、
スチレン・メチルメタクリレート共重合体、(メタ)ア
クリル樹脂、ポリメチルペンテン、アリルグリコールカ
ーボネート樹脂、スピラン樹脂、アモルファスポリオレ
フィン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアリレー
ト、ポリサルホン、ポリアリルサルホン、ポリエーテル
サルホン、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ジアリル
フタレート、フッ素樹脂、ポリエステルカーボネート、
ノルボルネン系樹脂(ARTON)、脂環式アクリル樹
脂(オプトレッツ)、シリコン樹脂、アクリルゴム、シ
リコンゴム等の透明材料が挙げられる(なお、「(メ
タ)アクリル」とは「アクリル及びメタクリル」を示
す。)。
【0016】一方、クラッド材としては、屈折率の低い
透明材料の中から選定することができ、プラスチックや
エラストマー等の有機材料が挙げられる。
【0017】クラッド材の具体例としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、フッ
化ポリメチルメタアクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
−ポリビニルアルコール共重合体、フッ素樹脂、シリコ
ン樹脂、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエ
ンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体、ブチルゴム、
ハロゲン化ブチルゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPD
M)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、フッ素
ゴム、シリコンゴム等が挙げられる。
【0018】上記のコア材、クラッド材のうち、透明性
や屈折率等の光学特性及び同時押し出し加工性の面か
ら、コア材としては、ポリスチレン、ポリカーボネー
ト、スチレン−(メタ)アクリル共重合体(MSポリマ
ー)等が好ましく、また、クラッド材としては(メタ)
アクリル系ポリマー等が好ましい。
【0019】反射層は白色顔料や散乱材を含む(メタ)
アクリル系ポリマーで形成することが好ましい。
【0020】ここで白色顔料や散乱材としては、シリコ
ーン樹脂粒子やポリスチレン樹脂粒子等の有機ポリマー
粒子、Al23、TiO2、SiO2等の金属酸化物粒
子、BaSO4等の硫酸塩粒子、CaCO3等の炭酸塩粒
子等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を
併用して使用することができる。
【0021】反射効率や同時押し出し加工性等を考慮し
た場合、これら白色顔料や散乱材の粒子の平均粒径は
0.1〜200μm程度特に0.5〜50μm程度であ
ることが好ましく、また、反射層構成材料(反射材)中
の含有量は0.5〜20重量%程度特に1〜10重量%
程度であることが好ましい。
【0022】反射層4の厚さは特に制限されないが、1
0〜200μm特に50〜100μmとすることが好適
である。この厚さが薄すぎると反射される光が少なくな
るため輝度が低くなり、厚すぎると反射される光が多く
なり輝度が高くなるが、これは光源から近距離の場合
で、更に光源から離れた所では逆に輝度が低くなる不利
を伴う場合がある。
【0023】なお、コア2の直径は特に制限されない
が、通常2〜30mm特に5〜15mm程度とされる。
また、管状クラッド3の肉厚は通常0.05〜4mm特
に0.2〜2mm程度とされる。
【0024】この光伝送チューブでは、光を放射しない
周面(反射層4側の周面)を覆うように、管状クラッド
3の外表面に反射性保護層を形成しても良い。このよう
な反射性保護層を形成した光伝送チューブであれば、反
射層4にピンホール等の欠陥がある場合、この欠陥部分
を通って反射層4の裏側に漏洩する光や反射層4の側部
から漏洩する光をこの反射性保護層で反射することによ
り光の損失を低減し、反射層4の反対側の輝度をより一
層高めることができる。
【0025】この実施の形態にあっては、光伝送チュー
ブのうち発光部11よりも光源ユニット側の部分につい
ては全周をこの反射性保護層で覆っている。
【0026】この反射性保護層の構成材料としては、反
射層4から漏れた光を外部に透過させず、また、この光
を吸収せず、効率的に反射させるものが好ましく、具体
的には、銀、アルミニウム等の金属箔や金属シート、或
いは光を散乱する上記したような散乱性粒子を分散した
塗膜等を用いることができる。
【0027】この光伝送チューブを製造するには、例え
ば3個のスクリュー部を有する3色押出機を用い、コア
材、クラッド材、及び白色顔料又は散乱材を含む反射材
を押出機に導入し、コア材を円柱状に、反射材をこの円
柱状コア材の外周面上に複数の帯状に、かつクラッド材
を上記コア材及び反射材を覆うチューブ状に同時に押し
出せば良い。
【0028】この方法によれば、屈折率や物性の異なる
3種の材料を同時に押し出し、3種の機能を持った積層
構造体を一度に成形することができ、成形速度が速く、
しかも各材料が軟化状態で積層されるため、各層間の密
着性にも優れた光伝送チューブを効率的に製造すること
ができる。
【0029】反射性保護層を形成する場合には、上記押
し出し成形後に金属箔や金属シートを貼着したり、散乱
性粒子を分散させた塗料を塗布したりすれば良いが、同
時押し出しにより反射性保護層を形成することも可能で
ある。
【0030】なお、この光伝送チューブは上記以外の方
法で製造されても良い。
【0031】図5は、図4のデリニエータからブラケッ
ト12を取り去った構成のデリニエータをコンクリート
製防護柵14の上面に所定間隔をおいて設置した状態を
示している。この防護柵14の側面(車道と反対側の側
面)に光源ユニット15が設置され、各光伝送チューブ
1の後端部が該光源ユニット15内に引き込まれてい
る。光源ユニット15内では、1本の光伝送チューブ1
につき1個の光源(例えばLED)を配置しても良く、
複数本の光伝送チューブ1に共通の光源から光を与える
ようにしても良い。
【0032】本発明では、光伝送チューブ1の発光部1
1を図6のデリニエータ10Aのように透光性ケース1
6内に納め込んでも良く、またこの発光部11をポッテ
ィングなどによって透光性合成樹脂中に埋設しても良
い。このケースや透光性合成樹脂の外面のうち光伝送チ
ューブと重ならない部分に反射性シートを配置しても良
い。
【0033】
【発明の効果】本発明のデリニエータは、線状に発光し
得る光伝送チューブを用いたものであり、視認性に優れ
ると共に、光源だけ水密的に設置すればよく、光伝送チ
ューブ自体の防水性は不要であるため、設置コストが低
い。また、光伝送チューブは万一切断しても漏電のおそ
れが全く無く、安全性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に用いられる光伝送チューブの斜視
図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るデリニエータを示す
正面図である。
【図5】別の実施の形態に係るデリニエータを備えた防
護柵の斜視図である。
【図6】さらに別の実施の形態に係るデリニエータの正
面図である。
【図7】従来例に係るデリニエータの斜視図である。
【符号の説明】
1 光伝送チューブ 2 コア 3 管状クラッド 4 反射層 10,10A,20 デリニエータ 11 発光部 12 ブラケット 14 防護柵 15 光源ユニット 16 透光性ケース 22 反射シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 11:00 F21W 111:02 F21Y 101:02 103:02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光伝送チューブを環状に湾曲させた発光
    体を備えてなるデリニエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該光伝送チューブ
    は、該管状クラッドとコアとの間に該管状クラッドの長
    さ方向に沿って帯状の反射層を形成し、前記コアを通る
    光を該反射層で反射・散乱させて該反射層形成側と反対
    側の管状クラッド側周面から放出させるようにした光伝
    送チューブであることを特徴とするデリニエータ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、該光伝送チューブ
    は、3色押出機を用い、コア材、クラッド材、及び反射
    材を該3色押出機に導入し、コア材を円柱状に、反射材
    をこの円柱状コア材外周面上に帯状に、かつクラッド材
    を上記コア材及び反射材を覆うチューブ状にそれぞれ同
    時に押し出した光伝送チューブであることを特徴とする
    デリニエータ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、前記反射層が
    白色顔料又は散乱材を含む(メタ)アクリル系ポリマー
    よりなることを特徴とするデリニエータ。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれか1項におい
    て、前記管状クラッドが(メタ)アクリル系ポリマーよ
    りなり、前記コアがポリスチレン、ポリカーボネート又
    はスチレン−(メタ)アクリル共重合体よりなることを
    特徴とするデリニエータ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
    て、該光伝送チューブの発光させるべき部分を露出させ
    たことを特徴とするデリニエータ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
    て、該光伝送チューブの発光させるべき部分を透光性ケ
    ース内に配置したことを特徴とするデリニエータ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
    て、該光伝送チューブの発光させるべき部分を透光性合
    成樹脂中に埋設したことを特徴とするデリニエータ。
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