JP2001043426A - コイン搬送構造 - Google Patents

コイン搬送構造

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JP2001043426A
JP2001043426A JP11216412A JP21641299A JP2001043426A JP 2001043426 A JP2001043426 A JP 2001043426A JP 11216412 A JP11216412 A JP 11216412A JP 21641299 A JP21641299 A JP 21641299A JP 2001043426 A JP2001043426 A JP 2001043426A
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guide
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coins
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直径が異なる各種コインを搬送可能なコイン
搬送構造を提供する。 【解決手段】 コインの進行方向を決めるガイド部材
(6)と、該ガイド部材によって案内されるコインCを
両面から保持する保持部材とを備えたコイン搬送構造に
おいて、ガイド部材(6)は、直径の異なるコインを案
内可能な形状を有し、ガイド部材(6)と保持部材は、
ガイド部材(6)で案内されるコインの厚さ方向におい
て互いの相対的な位置を変更可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コインやメダル等
の遊技媒体(これらを総称して「コイン」という)を使
用して遊技を行うスロットマシン等の遊技機に好適に用
いられるコイン搬送構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、スロットマシンに用いられてい
るコイン搬送構造の一つに、エスカレータ型コイン払出
装置のコイン送出口から上方に延びたエスカレータがあ
る。ここで、エスカレータ型コイン払出装置は、コイン
を多数収容するバケットと、当該バケットからコインを
1枚ずつエスカレータの下部へ送出するコイン送出部
と、このコイン送出部から送り込まれたコインを上方に
送出するエスカレータと、これらを支持する支持台とを
備えている。
【0003】作動時には、バケット内で水平面に対して
傾斜したコイン排出円盤が回転することによってバケッ
トからコインが排出され、コイン送出部に送られる。こ
のコインは、コイン送出部からエスカレータの下端に送
り込まれ、エスカレータによって上方へ搬送され、上方
位置にあるコイン払出口から払い出される。
【0004】上記のようなエスカレータ型のコイン搬送
構造は、コインの一方の面を保持するベースとコインの
進行方向を決める一対のガイド部とで形成された溝の上
方にカバーを配置し、このカバーを数箇所ねじ止めする
ことによって構成される。ベースとカバーとの間には、
コインが一枚ずつ通過できる幅と高さを持つコイン通路
が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コイン搬送構造では、例えば遊技機の型式や規格が変わ
ることで、遊技媒体としてのコインの種類やサイズ(直
径、厚さ)も変わる場合のように、それまで使用してき
たものと直径が異なるコインを使用する場合には、コイ
ン通路の幅を決めるガイド部の内側間隔を変更する必要
があった。このガイド部の間隔を変更する方法として、
一方のガイド部を他方のガイド部に近づけるか又は遠ざ
けることが考えられる。しかし、上記のようなエスカレ
ータには、移動するコインの向きを変えるために湾曲部
が設けられているので、上述のように単にガイド部内の
間隔を変更しただけでは、両ガイド部の両端が揃わず、
結局はガイド部の一方或いは両方とも交換しなければな
らない。
【0006】また、メンテナンス等の作業は作業者一人
で行うことが多く、しかも、多数のコインをバケットに
収納したコイン払出装置は非常に重く、これを収納する
スロットマシン等の筐体の内部は狭い。このため、ガイ
ド部の交換作業に手間がかかることに加えて作業者の負
担も大きいという問題があった。
【0007】本発明の目的は、ガイド部を交換すること
なく直径の異なるコインが通過可能なコイン搬送構造を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、コインの進行
方向を決めるガイド部材と、このガイド部材に案内され
るコインを両面から保持する保持部材とを備えたコイン
搬送構造であって、ガイド部材は、直径の異なるコイン
を案内可能な形状を有し、ガイド部材と保持部材とは、
ガイド部材で案内されるコインの厚さ方向において互い
の相対的な位置を変更可能に構成されていることを特徴
とする。
【0009】本発明の具体的態様では、ガイド部材は、
案内するコインの直径方向においてその両側に向い合う
一対のガイド部を有し、両ガイド部は、それぞれ異なる
間隔をあけて対向する複数のコイン案内面を有する。
【0010】他の具体的態様では、ガイド部材は、案内
するコインの直径方向においてその両側に向い合う一対
のガイド部を有し、両ガイド部は、コインの厚さ方向に
おいて連続的に増減する間隔をとって対向するコイン案
内面を有する。
【0011】
【作用及び効果】本発明によれば、ガイド部材は、直径
の異なるコインを案内可能な形状を有し、ガイド部材と
保持部材とは、コインの厚さ方向において互いの相対的
な位置を変更可能である。このため、保持部材とガイド
部材との相対的な位置を、コインの直径に対応した位置
に合わせることにより、ガイド部材を交換することな
く、搬送ないし案内すべきコインに適したコイン通路を
形成することができる。また、ガイド部材を交換する必
要がないので、作業者の負担を軽減することができる。
【0012】本発明の具体的な態様によれば、両ガイド
部は、それぞれ異なる間隔をあけて対向する複数のコイ
ン案内面を有するので、コインの直径に対応したコイン
案内面を使用するように保持部材とガイド部材との相対
的な位置を調整すればよい。また、使用頻度の高いコイ
ンが明らかであれば、そのコインの直径に基づいて、各
コインに適したコイン案内面を設けることができる。
【0013】別の態様によれば、両ガイド部の対向する
コイン案内面の間隔は、案内するコインの厚さ方向にお
いて連続的に増減するように形成されているので、保持
部材とガイド部材との相対的な位置を連続的に調整する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のコイン搬送構造
を有するエスカレータ型コイン払出装置1の外観図であ
る。このエスカレータ型コイン払出装置1は、多数のコ
インCを収容可能なバケット2と、バケット2から排出
されたコインCを送出するコイン送出部3と、コイン送
出部3から送出されたコインCを上方に送るエスカレー
タ4と、エスカレータ4を支持する支持台5とを備えて
いる。エスカレータ4は、本発明のコイン搬送構造を備
え、直径の異なるコインを案内可能な形状を備えてい
る。
【0015】バケット2からのコイン排出は、バケット
2内の下部に設けられ且つ水平面に対して傾斜した平面
内で回転駆動されるコイン排出円盤(図示省略)によっ
て行われる。このバケット2から傾斜した状態で排出さ
れたコインCは、コイン送出部3により垂直方向に向き
を変えられ、ローラ3aによりエスカレータ4に送り込
まれる。そして、エスカレータ4の下方に送り込まれた
コインCは、エスカレータ4の上端部4aより1枚ず
つ、コイン払出口(図示省略)等に排出される。
【0016】図2は、コイン搬送構造を有するエスカレ
ータ4の一部を破断して示す斜視図である。エスカレー
タ4は、図3及び図4に示すガイド部材6と、図5に示
すベース部材9及びカバー部材11を含む保持部材とを
備えている。
【0017】上記のようにコイン送出部3によりエスカ
レータ4に送られたコインCは、上記保持部材によりそ
の両面を保持されつつ、コインの直径方向においてその
両側に向い合う左右のガイド部7,8を有するガイド部
材6に案内されて上方へ搬送される。
【0018】図3は、ガイド部材6の正面図、図4は、
ガイド部材6とこれに取り付けられる2つの調整部材5
1及び52の斜視図である。
【0019】ガイド部材6の左右のガイド部7,8は、
それぞれ異なる間隔をあけて対向する左側のコイン案内
面13a〜13f及び右側のコイン案内面14a〜14
fを有する。左のガイド部7と右のガイド部8とは、複
数のガイド連結部材16a〜16nにより連結されてい
る。
【0020】本実施例において、搬送するコインの直径
に対応した左右のコイン案内面によりコイン通路を形成
するためには、ガイド部材6をベース部材9に対して移
動させて調整する。すなわち、バケット2とコイン送出
部3は所定の位置に固定されているので、これに付随す
るコイン搬送構造のベース部材9も決められた位置に配
置される。従って、ベース部材9に対してガイド部材6
を移動してその位置を調整することにより、コインの直
径に対応したコイン通路が形成される。
【0021】上記のようにベース部材9に対するガイド
部材6の位置を調整するため、ガイド部材6の上端及び
下端にそれぞれ第1調整部19及び第2調整部20が設
けられている。各調整部19,20には、上記保持部材
に対するガイド部材6の相対的位置をコインの直径に対
応した位置に合わせて止めるため、それぞれ横方向に延
びた長孔19a,20aが設けられると共に、コインの
直径に対応した位置を示す目盛A〜Fが各長孔の上方に
表示されている。更に、ガイド部材6には、ベース部材
9を結合するための複数の突出部21〜24が設けられ
ている。
【0022】図5は、保持部材の分解斜視図である。上
記保持部材の構成要素の一つであるベース部材9は、コ
インの一方の面を保持するベース10と、上記保持部材
のもう一つの構成要素であるカバー部材11を結合する
ためのカバー用接続部25〜27と、上記ガイド部材6
を結合するための複数のガイド用接続部28〜31とを
有している。
【0023】また、カバー部材11は、コインの他方の
面に対して、コインが進行方向に移動可能な程度の力を
ベース10の方に向かって加えるカバー12と、使用す
るコインの厚さに応じて上記ベース10とカバー12と
の間の距離を調節し且つベース部材9を結合するための
複数の突起33〜35とを備えている。
【0024】上記ベース部材9とカバー部材11とは、
図5において両部材の間に示された連結部材37〜39
と連結キャップ40〜42によって連結される。
【0025】各連結部材37,38,39の正面側の一
端部には、それぞれ円形の孔37a,38a,39aが
設けられており、各孔に各連結キャップ40,41,4
2が嵌め込まれて各連結部材37,38,39に固定さ
れる。
【0026】上記カバー部材11の各突起33,34,
35の周囲には、それぞれコイル状のバネ44,45,
46を取り付け、各突起33,34,35の先端部から
上記連結キャップ40,41,42を摺動可能に被すこ
とにより、各連結キャップ40,41,42と各突起3
3,34,35の基部との間に各バネ44,45,46
を挟み込んだ状態で、カバー部材11と連結部材37〜
39とが結合される。なお、各突起33〜35の先端部
には、それぞれ直径方向に貫通孔33a〜35aが設け
られており、各突起33〜35にそれぞれ連結キャップ
40〜42を被した後、各貫通孔33a〜35aにそれ
ぞれ押え棒33b〜35bを挿入することにより、各突
起33〜35から各連結キャップ40〜42が外れるの
を防止している。
【0027】一方、上記連結部材37〜39の背面側の
端部には、各連結部材とベース部材9とを連結するため
のネジを通す穴37b〜39bが2個ずつ上下に設けら
れている。これらの穴を通る連結ネジ47〜49を、ベ
ース部材9の各カバー用接続部25〜27にそれぞれ2
個ずつ上下に設けられたネジ穴25a〜27aに入れて
止めることにより、ベース部材9と連結部材37〜39
とが結合される。
【0028】以上のように、連結部材37〜39を介し
てベース部材9とカバー部材11とを一体に結合するこ
とにより、保持部材が構成される。
【0029】次に、前記ガイド部材6とベース部材9と
を連結する構造について説明する。
【0030】まず、図4において、ベース部材9のベー
ス10とガイド部材6との相対的な位置を調整するため
の調整部材51,52をガイド部材6に取り付ける。具
体的には、上記のようにガイド部材6の第1調整部19
及び第2調整部20にそれぞれ設けられた長孔19a及
び20aを通る止めネジ53,54を、各調整部材5
1,52にそれぞれ設けられたネジ穴51a,52aに
入れて止めることにより、調整部材51,52がガイド
部材6の上下端に結合される。
【0031】次に、図5に示すベース部材9を、左右の
ガイド部7,8の間に挿入する。このとき、ガイド部材
6の上端部に設けられた第5のガイド連結部材16e
と、その下方の第6のガイド連結部材16fとの間に
は、ベース部材9のカバー用接続部25が位置する。同
様に、ガイド部材6の第6のガイド連結部材16fとそ
の下方の第7のガイド連結部材16gとの間、第7のガ
イド連結部材16gとその下方の第8のガイド連結部材
16hとの間、第8のガイド連結部材16hとその下方
の第9のガイド連結部材16iとの間、及び第9のガイ
ド連結部材16iとその下方の第10のガイド連結部材
16jとの間には、それぞれベース部材9に設けた左右
の第1ガイド用連結部28,29、第2のカバー用接続
部26、左右の第2ガイド用連結部30,31、及び第
3のカバー用接続部27が位置する。
【0032】更に、左右の第1ガイド用連結部28,2
9及び第2ガイド用連結部30,31に設けられた各ね
じ孔28a〜31aと、前記ガイド部材6の各突出部2
1〜24にそれぞれ設けられたカバー用長孔21a〜2
4aとが整合する。
【0033】そして、ベース10の両端をそれぞれ調整
部材51,52に接触させた状態で、図4に示す各接続
ネジ56〜59を、それぞれカバー用長孔21a〜24
aから各ねじ孔28a〜31aに入れて止める。
【0034】本実施例では、以上のようにしてガイド部
材6とベース部材9を組み付け、ベース部材9とカバー
部材11を結合することにより、図2に示すコイン搬送
構造を有するエスカレータ4が形成される。
【0035】なお、後述のように直径の異なるコインを
使用する場合は、ベース部材9とカバー部材11は結合
したままで、調整部材51,52とガイド部材6を引き
離すために止めねじ53,54を外し、ベース部材9と
ガイド部材6を引き離すために接続ネジ56〜59を外
す。
【0036】次に、ガイド部材6の調整部19,20に
設けられた目盛A〜Fを参照しながら、長孔19a,2
0a内の止めねじ53,54を所定の位置で止める。そ
して、ベース10の両端をそれぞれ調整部材51,52
に接触させた状態で、各接続ネジ56〜59をそれぞれ
カバー用長孔21a〜24aから各ねじ孔28a〜31
aに入れて止めることにより、遊技媒体として使用する
コインの直径に対応したコイン通路が形成される。
【0037】次に、図6は上記エスカレータ4における
図2のVI−VI線に沿った断面図である。ここで、(A)
は、図示の実施例において直径が最大のコインCを搬送
するときの状態を示し、(B)は、直径が小さいのコイ
ンC’を搬送するときの状態を示す。
【0038】図6(A)の場合、コインCの直径は、ガ
イド部材6の左右ガイド部7,8の第1のコイン案内面
13a,14aの間の間隔(以下、内寸という)より小
さいが、第2のコイン案内面13b,14bの内寸より
大きい。このため、左右のガイド部7,8の第1のコイ
ン案内面13a,14aがコイン通路を形成するよう
に、ガイド部材6と保持部材のベース10との相対的な
位置が調整されている。
【0039】これに対し、図6(B)においては、コイ
ンC’の直径は、左右のガイド部7,8の第5のコイン
案内面13e,14eの内寸より小さいが、第6のコイ
ン案内面13f,14fの内寸より大きい。このため、
左右のガイド部7,8の第5のコイン案内面13e,1
4eがコイン通路を形成するように、ガイド部材6とベ
ース10との相対的な位置が調整されている。
【0040】以上のように、コインの厚さ方向における
保持部材とガイド部材6との相対的な位置を調整するこ
とにより、直径が異なる種々のコイン毎に好適なコイン
通路を形成することができる。なお、通常は使用するコ
インの種類がわかっているので、それらのコインに適し
た複数のコイン案内面を有するガイド部材を用意すれば
よい。
【0041】次に、厚さが異なるコインを案内する場合
のコイン搬送構造について説明する。
【0042】図7(A)及び(B)は、厚さの異なるコ
インC2及びC3を搬送するエスカレータ部分の断面図
である。この例では、(A)のコインC2の方が(B)
のコインC3より厚い。そして、(A)と(B)を比較
すると、カバー12、突起34及び押え棒34bの位置
とバネ45の高さ(伸縮長さ)が異なる。なお、バネ4
5は、コインが挿入されず、ベース10とカバー12と
が直接接触した状態のとき、本来の長さとなる。
【0043】詳細には、(A)の厚いコインC2を案内
する場合は、(B)の薄いコインC3を案内する場合よ
りもバネ45が収縮し、カバー12が図の下方へ移動
し、厚いコインC2に適したコイン通路が形成されてい
る。このとき、コインC2は、カバー12により、移動
可能な程度にベース10の方へ押されているので、コイ
ンC2の両面がベース10及びカバー12と接触してい
る。従って、コイン通路において複数のコインが重なり
合うことはなく、コイン詰まりは発生しない。
【0044】また、(B)の状態では、バネ45は
(A)の場合よりも収縮度が小さく、薄いコインC3に
適したコイン通路が形成されている。このとき、コイン
C3は、移動可能な程度にカバー12によりベース10
の方へ力を受けているので、コインC3の両面がベース
10及びカバー12と接触している。従って、複数のコ
インが重なり合うことがなく、コイン詰まりが発生しな
い。
【0045】さらに、カバー12は、左右のガイド部
7,8の間に位置する。このため、コインの厚さが変わ
ってもカバー12はコインの一方の面に確実に当接す
る。
【0046】以上のように、カバー12は、コインに対
して、その厚さに拘わらず、ベース10の方へ力を加え
るので、コインの両面がベース10及びカバー12と接
触する。これにより、コイン詰まりを発生することな
く、異なる厚さのコインを案内することができる。
【0047】次に、2つの調整部19,20における保
持部材とガイド部材6との相対的な位置の調整について
説明する。
【0048】図8は、エスカレータ4の下端に設けた第
2調整部20の正面から見た図である。
【0049】この第2調整部20の長孔20aの上方に
は、前述のように使用するコインの直径に対応した位置
を示す目盛A〜Fが表示されている。なお、図2に示す
ように第1調整部19の長孔19aの上方にも、同様の
目盛A〜Fが表示されている。
【0050】図8において、Aに対応した目盛の下方に
第2止めねじ54が取り付けてある。そして、保持部材
のベース10のコインと対向する面は、第1のコイン案
内面13a,14aを使用する位置に配置(前述の図6
(A)と同様)され、コインCは、ベース10、カバー
12及び左右のガイド部7,8の各々の第1のコイン案
内面13a,14aにより形成されたコイン通路内を移
動する。
【0051】本実施例において、図6或いは図7から明
らかなように、左右のガイド部7,8の各々の第1のコ
イン案内面13a,14a、第2のコイン案内面13
b,14b、第3のコイン案内面13c,14c、第4
のコイン案内面13d,14d、第5のコイン案内面1
3e,14e、第6のコイン案内面13f,14fのい
ずれかを使用して、コインの直径に対応したコイン通路
を形成することができる。
【0052】使用したいコイン案内面を決めるため、ガ
イド部材6に対するベース10の相対的な位置の調整
は、第1調整部19に設けられた長孔19aにおいて止
めねじ53を止める位置と、第2調整部20に設けられ
た長孔20aにおいて止めねじ54を止める位置とを調
整することにより、行うことができる。前述のように、
上下の止めねじ53,54は、それぞれベース10と接
触する第1調整部材51のねじ孔51a,第2調整部材
52のねじ孔52aに入って止められる。
【0053】本実施例においては、第1調整部19及び
第2調整部20の目盛Aの下方にそれぞれ止めねじ5
3,54を止めることにより、左右のガイド部7,8の
各々の第1のコイン案内面13a,14aがコイン通路
を形成する。同様に、目盛B,C,D,E又はFの下方
に止めねじ53,54を止めることにより、左右のガイ
ド部7,8の各々の第2のコイン案内面13b,14
b、第3のコイン案内面13c,14c、第4のコイン
案内面13d,14d、第5のコイン案内面13e,1
4e、第6のコイン案内面13f,14fのいずれかを
使用して、コインの直径に対応したコイン通路を形成す
ることができる。
【0054】上記実施例では、ガイド部材6は、左右の
ガイド部7,8の対向面にコイン案内面を階段状に形成
しているが、その形状は上記のものに限らない。他の例
を図9に示す。
【0055】図9(A)に示すガイド部材6aは、左右
のガイド部7aと8aを複数の連結部(そのうちの一つ
を16pで示す)で結合して構成されている。両ガイド
部7a,8aは、コインの厚さ方向において連続的に増
減する間隔をとって対向する平面状のコイン案内面1
3,14を有する。
【0056】図9(B)に示すガイド部材6bは、左右
のガイド部7bと8bを断面円弧状に形成し、両者を複
数の連結部(そのうちの一つを16qで示す)で結合し
て構成されている。両ガイド部7b,8bは、コインの
厚さ方向において連続的に増減する間隔をとって対向す
る曲面状のコイン案内面13’,14’を有する。
【0057】上記2つのガイド部材6a,6bのいずれ
を用いた場合でも、コインの厚さ方向において前述のよ
うに保持部材との相対的な位置を適宜変更することによ
り、異なる直径のコインであっても、各コインを詰まら
せることなく搬送することができる。
【0058】以上、図示の実施例について説明したが、
本発明はコイン払出装置に設けられたエスカレータに限
らず、その他コイン等を搬送するためのコイン搬送路に
適用することができる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイン搬送構造の一実施例を含むエス
カレータ型コイン払出装置の外観図。
【図2】実施例のコイン搬送構造を有するエスカレータ
の一部を破断して示す斜視図。
【図3】ガイド部材の正面図。
【図4】ガイド部材、第1調整部材及び第2調整部材を
示す斜視図。
【図5】保持部材を示す分解斜視図。
【図6】図2のVI−VI線に沿った横断面図。
【図7】厚さの異なるコインを搬送する場合のエスカレ
ータ断面を示す横断面図。
【図8】第2調整部の正面を示す図。
【図9】他の例のガイド部材を示す横断面図。
【符号の説明】
1…エスカレータ型コイン払出装置、2…バケット、3
…コイン送出部、4…エスカレータ、5…支持台、6…
ガイド部材、7,8…ガイド部、9…ベース部材、10
…ベース、11…カバー部材、12…カバー、13a〜
13f…左側のコイン案内面、14a〜14f…右側の
コイン案内面、16a〜16n…ガイド連結部材、19
…第1調整部、20…第2調整部、21〜24…突出
部、25〜27…カバー用接続部、28〜31…ガイド
用接続部、33〜35…突起、37〜39…連結部材、
40〜42…連結キャップ、44〜46…バネ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コインの進行方向を決めるガイド部材と、
    該ガイド部材によって案内されるコインを両面から保持
    する保持部材とを備えたコイン搬送構造であって、 前記ガイド部材は、直径の異なるコインを案内可能な形
    状を有し、該ガイド部材と前記保持部材とは、該ガイド
    部材で案内されるコインの厚さ方向において互いの相対
    的な位置を変更可能に構成されていることを特徴とする
    コイン搬送構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のコイン搬送構造において、
    前記ガイド部材は、案内するコインの直径方向において
    その両側に向い合う一対のガイド部を有し、両ガイド部
    は、それぞれ異なる間隔をあけて対向する複数のコイン
    案内面を有することを特徴とするコイン搬送構造。
  3. 【請求項3】請求項1記載のコイン搬送構造において、
    前記ガイド部材は、案内するコインの直径方向において
    その両側に向い合う一対のガイド部を有し、両ガイド部
    は、前記コインの厚さ方向において連続的に増減する間
    隔をとって対向するコイン案内面を有することを特徴と
    するコイン搬送構造。
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