JP2001042651A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JP2001042651A
JP2001042651A JP21930099A JP21930099A JP2001042651A JP 2001042651 A JP2001042651 A JP 2001042651A JP 21930099 A JP21930099 A JP 21930099A JP 21930099 A JP21930099 A JP 21930099A JP 2001042651 A JP2001042651 A JP 2001042651A
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ink
mist
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Tadashi Furuya
正 古屋
Shuzo Kaneko
修三 金子
Masaaki Yamaji
雅章 山路
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コロナ帯電器で発生されるイオン風がインク
ミストの搬送を妨げるのを防止できるようにする。 【解決手段】 ミストハウジング41内のインクミスト
44の搬送路48中にコロナ帯電器45を配置し、コロ
ナ帯電器45のイオンが放出されるシールドケース45
bの開口部を、ファン46によって制御電極47側に搬
送されるインクミスト44の搬送方向下流側に配置した
ことにより、インクミスト44の搬送方向と、コロナ帯
電器45で発生されたイオン風の方向が一致することに
よって、イオン風でインクミスト44の搬送が妨げられ
ることが防止され、インクミスト44を効率よく搬送す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電されたミスト
状のインクを非接触で配置した像担持体に静電的に飛翔
させて、像担持体上にインク画像を形成する現像装置、
及び該現像装置を備えた電子写真方式や静電記録方式を
利用して画像形成を行うプリンタ、ファクシミリ、複写
機などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ等に採用されて
いる電子写真方式や静電記録方式による画像形成装置に
用いられる現像装置の現像手段としては、着色顔料を粒
子中に含有させたトナーを用いる、いわゆる乾式現像方
法が主流となっている。
【0003】この理由として、乾式現像方法は、以前か
ら用いられていた湿式現像方法と比較して、現像剤の取
り扱いやトナー帯電機構の付与に有利であったことや、
現像スリーブへのトナーの保持を、磁力や静電気力、又
はファンデルワールス力を利用して調整することが可能
であり、カブリの低減など画像性の向上に対しての制御
が容易であるなどの利点があったからである。
【0004】一方、近年では特に画像の解像度を高め、
より向上した画質を求めるために、卜ナーの粒径をさら
に細かく、例えば5μm以下にしていく必要性が生じて
きた。このようにすることによって画像性は向上するも
のの、卜ナー粒径の微細化によってトナーが飛散し易く
なり、トナー飛散防止のためにコストアップなどが想定
される。
【0005】このような観点から、近年、液体インクを
霧化してミスト状にしこれを帯電させて、画像形成に使
用する試みがいくつか検討されている。これらの方式
は、従来のトナーを使用した画像形成方式に比べ、イン
クを液状で保持できるため飛散する可能性が低く、ま
た、紙などの記録媒体に直接記録を行う従来のインクジ
ェット法に対しては、広い画像形成幅の現像装置を容易
に構成できる点で高速記録化が有利である。
【0006】この例としては、例えば感光ドラム上の静
電潜像をインクミストにより現像する方法が特開昭58
−215671号公報、特開平5−333703号公報
等に開示されており、また、電子写真16巻2号(昭和
52年)p21−p26などにミスト現像法が開示され
ている。更に、画像信号に応じてインクミストの飛翔を
制御し、紙などの記録媒体に直接記録を行う方式が、例
えば特開平2−297449号公報、特開平5−124
222号公報等に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに液体インクを霧化しミスト状にして作像に使用する
現像装置においては、ミスト状に霧化されたインクミス
トを電気的に制御し作像に使用するためには、インクミ
スト自身に電荷を保持させる必要がある。この電荷を保
持させる方法として、コロナ帯電器を用いてイオンを発
生させ、このイオンをインクミストに付着させて帯電す
るコロナ帯電方法が広く用いられている。
【0008】このため、従来では図4(a)に示すよう
に、インクミスト(不図示)が搬送されるミストハウジ
ング41に形成した開口部にコロナ帯電45が配置され
ていた。
【0009】しかしながら、このような従来の構成で
は、コロナ帯電器45の開口部がミストハウジング41
内に向いているので、コロナ帯電器45から放出される
イオン(以下、イオン風という)の方向(矢印W1方
向)が、インクミストの搬送方向(矢印b方向)と交差
することにより、帯電効率の低下や、イオン風によって
インクミストの搬送が妨げられることによるインクミス
トの搬送性の低下などの問題が発生した。なお、図中、
符号41aはインクミストの搬送路を形成するための仕
切り板である。
【0010】また、近年、エコロジーに対応するため
に、インクの材料を石油(油性)系から水性系へと変更
することが望まれているが、上記のインクミストを帯電
して電界で制御するような画像形成方法では、インクの
溶媒変更に伴いインク抵抗が低下するため、インクミス
ト粒子の電荷保持能力が減少してしまい、上記のような
問題(帯電効率の低下、イオン風によるインクミストの
搬送性の低下など)がより顕著に発生するようになっ
た。
【0011】そこで本発明は、コロナ帯電器によるイン
クミストの良好な帯電と、インクミストの良好な搬送を
行うことができる現像装置及び画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、帯電されたミスト状のインクを、所定の隙
間を設けて非接触で配置した像担持体に静電的に飛翔さ
せて、前記像担持体上にインク画像を形成する現像装置
において、容器内の液体インクをミスト状に霧化するイ
ンクミスト発生手段と、ミスト状に霧化されたインクミ
ストを前記像担持体と対向する現像位置へ搬送するため
の搬送部と、前記搬送部中の前記現像位置の上流側に設
けられ、前記インクミストを帯電するコロナ帯電器と、
前記搬送部の前記現像位置に設けられ、帯電された前記
インクミストを前記像担持体に静電的に飛翔させるイン
クミスト飛翔手段と、を備え、前記コロナ帯電器のイオ
ンが放出される開口部を前記インクミストの搬送方向下
流側に設けたことを特徴としている。
【0013】また、前記搬送部中に前記インクミストを
搬送する搬送手段を設けたことを特徴としている。
【0014】また、前記搬送手段は、前記コロナ帯電器
が兼ねており、前記コロナ帯電器で発生されて前記開口
部から放出されるイオン風によって前記インクミストを
搬送することを特徴としている。
【0015】また、前記コロナ帯電器の前記開口部が、
略水平もしくは前記インクミストの搬送方向に対して水
平よりも若干下向きに配置されることを特徴としてい
る。
【0016】また、前記像担持体は、静電潜像が形成さ
れる感光体であり、前記インクミスト飛翔手段は、前記
感光体の長手方向に対向して形成したスリット状の開口
部と、前記開口部に配置した制御電極とを有し、電圧印
加によって前記感光体と前記制御電極との間に形成され
る電界により、前記開口部から帯電した前記インクミス
トを前記静電潜像に静電的に飛翔させて現像を行うこと
を特徴としている。
【0017】また、前記インクミスト飛翔手段は、前記
像担持体と対向して形成した複数の微小開口部と、前記
微小開口部の周囲にそれぞれ配置した制御電極と、前記
搬送部内に前記制御電極と対向するように配置したイン
クミスト移動電極とを有し、前記インクミスト移動電極
への電圧印加によって前記微小開口部側へ移動した帯電
された前記インクミストを、電圧印加によって前記像担
持体と前記制御電極との間に形成される電界により、前
記微小開口部を通して選択的に飛翔させて前記像担持体
上に画像を形成することを特徴としている。
【0018】また、本発明の画像形成装置は、帯電され
た前記インクミストを所定の隙間を設けて非接触で配置
した像担持体に静電的に飛翔させて、前記像担持体上に
形成した静電潜像を現像する現像装置を有し、前記現像
装置が、請求項1、2、3、4又は5記載の現像装置で
あることを特徴としている。
【0019】また、本発明の画像形成装置は、帯電され
た前記インクミストを所定の隙間を設けて非接触で配置
した像担持体に静電的に飛翔させて、前記像担持体上に
インク画像を形成する現像装置を有し、前記現像装置
が、請求項1、2、3、4又は6記載の現像装置である
ことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0021】〈実施の形態1〉図1は、本発明の実施の
形態1に係る現像装置を備えた画像形成装置を示す概略
構成図である。
【0022】図1において、1は像担持体としての感光
ドラムであり、矢印R1方向に所定の周速度で回転駆動
される。2は帯電ローラであり、帯電バイアス電源S1
から印加される帯電バイアスにより感光ドラム1表面を
所定の極性、電位に帯電する。3は露光装置であり、画
像情報に応じたレーザ光Lを反射ミラー3aを介して照
射して、所定の電位に帯電された感光ドラム1表面を露
光し、静電潜像を形成する。
【0023】4は本発明の特徴を備えた現像装置であ
り、液状インクをミスト状にしたインクミストにより感
光ドラム1上の静電潜像を顕像化する。また、5は転写
ローラ、6はクリーニング装置である。
【0024】感光ドラム1は、円筒状のアルミニウムな
どの導電基体(不図示)上にOPC(有機光半導体)な
どの静電荷保持体層(不図示)が設けられている。
【0025】静電荷保持体層としてはこれ以外に、例え
ばセレン、アモルファスシリコン、などの感光性材料、
又はポリエチレンテレフタレート、酸化タンタルなどの
絶縁性材料、或いはポリフッ化ビニリデンなどの強誘電
体若しくは焦電体材料などを使用することができる。そ
して、この静電荷保持体層上に、例えばレーザやLED
アレイなどによる光情報書きこみ、又は静電スタイラ
ス、イオンフローヘッドによる静電記録、又はサーマル
ヘッドなどによる熱書き込みなどの公知の方法により静
電潜像を形成することができる。
【0026】次に、上記画像形成装置の画像形成動作に
ついて説明する。
【0027】画像形成時には、感光ドラム1は駆動手段
(不図示)により所定のプロセススピードで矢印R1方
向(時計方向)に回転駆動され、帯電バイアス電源S1
より所定の帯電バイアスが印加された帯電ローラ2によ
って、本実施の形態では負極性に一様に帯電される。
【0028】そして、帯電された感光ドラム1上に、露
光装置3から画像信号に応じてパルス幅変調されたレー
ザ光Lによる画像露光が反射ミラー3aを介して与えら
れ、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置
4により微細なミスト状に霧化されて帯電したインクミ
ストによって現像され、顕像化される(現像装置4の構
成及び現像動作の詳細は後述する)。
【0029】そして、この顕画像(インク画像)の形成
に合わせて紙などの転写材Pが1枚ずつ給紙され、搬送
ガイド7を通して感光ドラム1と転写ローラ5間の転写
ニップに搬送される。
【0030】そして、感光ドラム1上の前記顕画像は、
転写ニップで転写バイアスが印加された転写ローラ5に
よる静電気力と押し圧力にて転写材P上に転写される。
顕画像が転写された転写材Pは、排紙ローラ(不図示)
等を介して外部に排出され、画像形成動作を終了する。
また、転写材Pに対するインク画像転写後の感光ドラム
1表面は、クリーニング装置6のクリーニングブレード
6aにより付着汚染物の除去を受けて清掃され、次の作
像に供される。
【0031】なお、上記画像形成装置では、感光ドラム
1は負極性に帯電される構成であったが、使用する静電
荷保持体層の特性に応じて極性を選択するようにしても
よい。
【0032】次に、本実施の形態における現像装置4に
ついて説明する。図2は、本実施の形態における現像装
置の概略断面図である。
【0033】本実施の形態における現像装置4の現像方
式はミスト現像方式であり、液体インクの液面を超音波
振動させることによりインクミストを発生させ、このイ
ンクミストを帯電させて感光ドラム1上に形成された静
電潜像を現像するものである。
【0034】この現像装置4は、ミストハウジング41
と、ミストハウジング41の下部に、ミストハウジング
41内の底部に貯留された液体状のインク43を微細な
ミスト状に霧化するインクミスト発生装置40を備えて
いる。
【0035】ミストハウジング41内には、インクミス
ト発生装置40によって発生されるインクミスト44の
搬送路48を形成するための仕切り板41aと、インク
ミスト44を帯電させるコロナ帯電器45と、インクミ
スト44を仕切り板41aの周囲に形成された搬送路4
8に沿って循環させるためのファン46を有している。
【0036】また、現像容器41の感光ドラム1と対向
する現像位置には、インクミスト44を感光ドラム1に
向けて放出させるための制御電極47が、感光ドラム1
の長手方向に対向して形成したスリット状の開口部47
aに設けられている。制御電極47は、メッシュ状の形
状パターンあるいは平行に配置された線状の形状パター
ンで形成されている。
【0037】ミストハウジング41内は仕切り板41a
によって4つの領域が形成される。即ち、図3に示すよ
うに、インクミスト発生装置40によってインクミスト
44が発生されるインクミスト発生領域A、インクミス
ト44が制御電極47側へ搬送されるインクミスト搬送
領域B、インクミスト44が制御電極47によって静電
的に感光ドラム1に向けて放出されて静電潜像を現像す
る現像領域C、現像に寄与しなかったインクミスト44
を回収するインクミスト回収領域Dが形成される。な
お、インクミスト発生領域A、インクミスト搬送領域
B、インクミスト回収領域Dに示した各矢印a、b、d
は、ミストハウジング41内の搬送路でのインクミスト
の搬送方向である。
【0038】インクミスト発生装置40は、固定部材4
2aで固定された超音波振動子42を有しており、ミス
トハウジング41の下部に形成した開口部に配置されて
いる。超音波振動子42は、ミストハウジング41の底
部に溜められているインク43に接しており、超音波振
動子42の振動によってインクミスト発生領域Aでイン
ク43がミスト化され、インクミスト44が発生する。
超音波振動子42は超音波振動子駆動電源S3により駆
動される。発生したインクミスト44は、インクミスト
回収領域Dに配置したファン46の回転によってインク
ミスト搬送領域Bに搬送される。
【0039】インクミスト搬送領域Bに配置されている
コロナ帯電器45は放電ワイヤ45aとシールドケース
45bを有しており、帯電バイアス印加電源S2から印
加される帯電バイアスにより放電ワイヤ45aとシール
ドケース45bとの間にイオンを発生させ、ファン46
の回転によって搬送されてきたインクミスト44を帯電
する。
【0040】現像領域Cの現像位置に配置されている制
御電極47は、現像バイアス印加電源S4から印加され
る現像バイアスを所定の極性、電位に設定することによ
り、感光ドラム1と制御電極47との間に帯電されたイ
ンクミスト44を感光ドラム1側に飛翔させる電界を形
成して、開口部47aを通してインクミスト44を飛翔
させ、感光ドラム1上の静電潜像を現像する。
【0041】現像領域Cで現像に寄与しなかったインク
ミスト44はファン46の回転によってインクミスト回
収領域Dに回収され、再びインクミスト発生領域Aに戻
される。
【0042】ところで、上記したようにインクミスト搬
送領域Bにて、インクミスト44はコロナ帯電器45で
発生されるイオンで帯電されるが、従来では上述した図
4(a)に示すように、コロナ帯電器45はミストハウ
ジング41に取り付けられているので、コロナ帯電器4
5からのイオン風の方向(矢印W1方向)は、インクミ
ストの搬送方向(矢印b方向)と交差していた。このた
め、従来ではイオン風によってインクミストの搬送が妨
げられていた。
【0043】そこで、本実施の形態では、図4(b)に
示すように、コロナ帯電器45をインクミスト搬送領域
B内の搬送路48中に配置し、更に、コロナ帯電器45
のシ−ルドケース45bの開口部45cを、この搬送路
48を流れるインクミストの搬送方向下流側に開くよう
に構成した。なお、コロナ帯電器45は搬送路48中に
不図示の支持部材で支持されている。
【0044】この様な構成にすることにより、図4
(b)に示すように、コロナ帯電器45のシ−ルドケー
ス45b内で発生するイオン風の方向(矢印W2方向)
がインクミストの搬送方向(矢印b方向)と一致する。
【0045】これにより、本実施の形態の現像装置で
は、イオン風によるインクミストの搬送妨害が防止で
き、さらにはイオン風を利用してインクミストを搬送す
ることも可能となる。
【0046】また、コロナ帯電器45のインクミストの
搬送方向上流側はシールドケース45bで遮蔽されてい
るため、コロナ帯電器45内にはインクミストが入り込
まず、インクミストの搬送路48中にコロナ帯電器45
を配置してもリークが防止できる。
【0047】なお、上記実施の形態では、コロナ帯電器
45のシールドケース45bの開口部45cは、搬送路
48中にほぼ水平状態で配置した構成であったが、シー
ルドケース45bの開口部45c側を水平より少し下向
きに傾けるように構成してもよい。このような構成とす
ることで、非画像形成時にコロナ帯電器45のシールド
ケース45bの外側表面に付着凝集したインクが、コロ
ナ帯電器45内に流れて入り込むのを防止することが可
能となる。
【0048】また、ミスト化されるインク43として
は、水、アルコール系インク、又は油性インクなどを用
いることが可能であり、体積抵抗値としては、104
109Ω・cm程度のものが好ましく用いられる。本実
施の形態のインク43としては、水、アルコール混合溶
媒に着色色素を3%〜10%含有し、粘度が約2cP、
体積抵抗測定値が約105 Ω・cmのものを用いた。
【0049】次に、本実施の形態の現像装置4による感
光ドラム1上に形成した静電潜像の現像動作を、図2を
参照して説明する。
【0050】先ず、超音波振動子駆動電源S3から超音
波振動子42への電圧印加により発生する振動によって
ミストハウジング41内のインク43をミスト化して、
微細(例えば粒径5μm以下)なインクミスト44を発
生させる。超音波振動子42は、本実施の形態では超音
波振動子駆動電源S3から入力される出力30W、周波
数1.7MHzの正弦波で駆動される。
【0051】そして、発生されたインクミスト44はフ
ァン46の送風によって上方に搬送され、コロナ帯電器
45によって帯電される。コロナ帯電器45は、本実施
の形態では帯電バイアス印加電源S2によって−20μ
Aの定電流制御され、インクミスト44に負極性の電荷
を付与する。なお、ファン46は直径40mmであり、
8Vの駆動電圧によって回転されるファン46によって
0.03リットル/sec・cm2 の流量でインクミス
ト44を搬送する。
【0052】この際、上述したように、電荷が付与され
たインクミスト44の制御電極47側への搬送方向と、
コロナ帯電器45で発生されたイオン風の方向が一致し
ているので、イオン風でインクミスト44の搬送が妨げ
られることなく、制御電極47に効率よく搬送される。
【0053】そして、例えば感光ドラム1表面の静電潜
像が形成された露光部(画像部)の帯電電位を−150
V、非露光部(非画像部)の帯電電位を−700Vと
し、更に、制御電極47に現像バイアス印加電源S4か
ら現像電位として−500Vの電圧を印加し、静電潜像
との間に反転現像の電界を形成する。また、感光ドラム
1の導電基体(不図示)への印加電圧を0V(アース)
とする。
【0054】これにより、負に帯電されたインクミスト
44は、前記電界によって開口部47aを通して感光ド
ラム1へと飛翔して静電潜像のみに付着し、現像(顕像
化)される。
【0055】そして、上記現像に寄与しなかったインク
ミスト44は、ファン46の回転によって回収され、再
び循環される。
【0056】このように本実施の形態では、帯電したイ
ンクミスト44の搬送方向と、コロナ帯電器45で発生
されたイオン風の方向が一致しているので、イオン風で
インクミスト44の搬送が妨げられることなく、制御電
極47に効率よく搬送されるので、画像形成速度が速
く、また、十分な画像コントラストがとれた良好な画像
を得ることが可能となった。
【0057】〈実施の形態2〉図5は、本発明の実施の
形態2に係る現像装置を備えた画像形成装置(本実施の
形態ではフルカラーの画像形成装置)を示す概略構成図
である。
【0058】本実施の形態では、図5に示すように、本
実施の形態に係る4つの現像装置8Y、8M、8C、8
Kをタンデムに配置し、各現像装置8Y、8M、8C、
8Kの上方には、所定の隙間を設けて無端ベルト状の中
間転写ベルト9が、駆動ローラ10aと従動ローラ10
b、10c間に張設されている。
【0059】中間転写ベルト9は、駆動ローラ10aの
回転駆動によって矢印e方向に回転駆動される。従動ロ
ーラ10cには転写ローラ11が接離可能に当接して、
転写ニップが形成される。また、中間転写ベルト9は、
図6、図7に示すように、導電層(以下、背面電極とい
う)9aと、その表面に画像が形成される絶縁層9bと
で構成されている。背面電極9aには飛翔用電源S5が
接続されている。
【0060】現像装置8Y、8M、8C、8Kは、それ
ぞれイエローインク、マゼンタインク、シアンインク、
ブラックインクを実施の形態1と同様にミスト状に霧化
することができる。そして、これら各色(イエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラック)のインクミストを、各色の
画像信号に応じて中間転写ベルト9上にタイミングを合
わせて静電的に飛翔させて重ね合わせることにより、中
間転写ベルト9上にカラー画像(カラーインク画像)を
形成することができる(詳細は後述する)。
【0061】次に、本実施の形態における現像装置につ
いて説明する。図6は、本実施の形態における現像装置
の概略断面図、図7は、図6のA−A線断面図である。
なお、図2に示した実施の形態1の現像装置と同一機能
を有する部材には同一符号を付し、重複する説明は省略
する。
【0062】各現像装置8Y、8M、8C、8K(図で
は現像装置8Y)は、ミストハウジング41と、ミスト
ハウジング41の下部に、ミストハウジング41内の底
部に貯留された液体状のインク43を微細なミスト状に
霧化するインクミスト発生装置40を備えている。イン
クミスト発生装置40は実施の形態1と同様の構成であ
り、超音波振動子42の振動によってインク43がミス
ト化され、インクミスト44が発生する。
【0063】ミストハウジング41は、中間転写ベルト
9の移動方向と直交する方向に形成されている。ミスト
ハウジング41内には、インクミスト発生装置40によ
って発生されるインクミスト44の循環搬送路を形成す
るための仕切り板41aが配置されており、仕切り板4
1aによって下側搬送路50aと上側搬送路50bが形
成されている。下側搬送路50a中のインクミスト発生
装置40近くにはコロナ帯電器45が単数配置されてお
り、実施の形態1と同様にシ−ルドケース45bの開口
部を、インクミスト44の搬送方向下流側に開くように
構成されている。なお、コロナ帯電器45は下側搬送路
50a中に不図示の支持部材で支持されている。
【0064】このような構成にすることにより、コロナ
帯電器45で発生するイオン風の方向(矢印W3方向)
がインクミスト44の搬送方向(矢印f方向)と一致す
る。これにより、イオン風を利用してインクミストを搬
送することができる。
【0065】インクミスト発生装置40によって発生さ
れたインクミスト44は、コロナ帯電器45から発生す
る矢印W3方向のイオン風により下側搬送路50aから
上側搬送路50bに向けて矢印f方向に搬送されて、下
側搬送路50aと上側搬送路50b間を循環する。
【0066】コロナ帯電器45のシ−ルドケース45b
の背面側(インクミスト44の搬送方向上流側)には、
断面形状が三角形の整流部材51が設けられており、コ
ロナ帯電器45のシ−ルドケース45bの背面に当たる
インクミスト44を効率よく搬送方向(矢印f方向)に
流すように整流する。また、仕切り板41aの両側の下
側搬送路50aと上側搬送路50bの間には、それぞれ
複数の整流板52a、52b、52cが設けられおり、
インクミスト44を効率よく下側搬送路50aと上側搬
送路50b間を循環させることができる。
【0067】ミストハウジング41の上側搬送路50b
の上部には、その長手方向(画像形成幅方向)に沿って
制御電極基板53が設けられており、更に、上側搬送路
50b中の仕切り板41a上には、グリッド電極54が
設けられている。制御電極基板53には、多数の独立し
た円形状の微小な各開口部53aの周囲に制御電極53
bがそれぞれ配置されており、各制御電極53bには制
御電圧印加電源S6が接続されている。本実施の形態で
は、制御電極基板53の開口部53aの直径が80μm
で千鳥配列とし、300dpiの解像度が得られるよう
にした。グリッド電極54は、メッシュ状の形状パター
ンあるいは平行に配置された線状の形状パターンで形成
されている。
【0068】次に、本実施の形態の現像装置による画像
形成動作(現像動作)を、図5〜図7を参照して説明す
る。
【0069】先ず、超音波振動子42への電圧印加によ
り発生する振動によってミストハウジング41内のイン
ク43をミスト化して、微細(例えば粒径5μm以下)
なインクミスト44を発生させる。発生されたインクミ
スト44は、コロナ帯電器45から発生するイオン風に
より帯電されて下側搬送路50aから上側搬送路50b
に矢印f方向に搬送される。コロナ帯電器45は、本実
施の形態では−200μAで定電流制御されインクミス
ト44に負極性の電荷を付与する。
【0070】そして、上記した背面電極9aと制御電極
53bに、飛翔用電源S5、制御電圧印加電源S6から
それぞれ所定の電圧を印加する。
【0071】即ち、制御電圧印加電源S6から制御電極
53bへのON制御時の印加電圧をVc、OFF制御時
の印加電圧をVc’、飛翔用電源S5から背面電極9a
への印加電圧をVo、グリッド電極54への印加電圧を
Vbとすると、Vo>Vc>Vb>Vc’又はVo<V
c<Vb<Vc’を満足するように設定する。
【0072】例えば、コロナ帯電器45を−200μA
で定電流制御して、インクミスト44に負極性の電荷を
付与し、制御電圧印加電源S6から制御電極53bへの
印加電圧Vc=+500V及びVc’=−500V、グ
リッド電極54への印加電圧Vb=0V(アース)、飛
翔用電源S5から背面電極9aへの印加電圧Vo=+1
000Vに設定する。
【0073】そして、制御電圧印加電源S6からドライ
バ(不図示)を介して+500Vを印加された制御電極
53bに対応する所定の開口部53aを通して、インク
ミスト44が中間転写ベルト9へ放出される。一方、制
御電圧印加電源S6からドライバ(不図示)を介して−
200Vを印加された制御電極53bに対しては、負に
帯電されたインクミスト44は反発され、この制御電極
53bに対応する所定の開口部53aを通して中間転写
ベルト9側へは放出されないようになる。
【0074】このように、本実施の形態における制御電
極基板53の各制御電極53bをドライバ(不図示)に
よってON/OFF制御することにより、画像信号に応
じて帯電したインクミスト44を中間転写ベルト9の絶
縁層9bに飛翔させて、画像(イエローインク画像)を
形成することができる。
【0075】このようにして、先ず現像装置8Yによる
現像動作によりイエローインクミストが矢印e方向に移
動する中間転写ベルト9上に静電的に飛翔されて、イエ
ローインク画像が中間転写ベルト9の絶縁層9b上に形
成される。以下、このイエローインク画像に重ね合わせ
るようにして、順次現像装置8M、8C、8Kによる現
像動作により同様にして、マゼンタインク画像、シアン
インク画像、ブラックインク画像が重畳されて、カラー
画像が中間転写ベルト9の絶縁層9b上に形成される。
【0076】そして、中間転写ベルト9上へのカラー画
像の形成に合わせて、紙などの転写材Pを搬送ガイド1
2aを介して転写ローラ11と従動ローラ10c間の転
写ニップに搬送する。そして、中間転写ベルト9上に形
成されたカラー画像は、転写ニップで転写ローラ11に
よる静電気力と押し圧力にて転写材P上に転写された
後、搬送ガイド12bを介して外部に排紙されてカラー
画像形成動作を終了する。
【0077】画像転写を行った後の中間転写ベルト9
は、クリーニングウェブ13でその表面をクリーニング
され、繰り返し作像に供される。
【0078】このように本実施の形態では、コロナ帯電
器45のシ−ルドケース45bの開口部を、インクミス
トの搬送方向下流側に開くように設けたことにより、コ
ロナ帯電器45で発生するイオン風でインクミストを搬
送して循環させることができる。このため、搬送路(本
実施の形態では下側搬送路50a)中には、コロナ帯電
器45以外にインクミストを送風するための装置を一切
配置しなくて済み、簡略な構成とすることが可能とな
る。
【0079】また、ファンのような搬送手段を用いてい
ないため、画像形成中の騒音が抑えられ、画像形成装置
全体の静粛性も向上した。
【0080】更に、現像装置8Y、8M、8C、8Kの
搬送路(下側搬送路50a、上側搬送路50b)を中間
転写ベルト9の移動方向に対して直交する方向に配置し
た構成により、画像形成装置の小型化を図ることができ
る。
【0081】また、本実施の形態では、インクミスト4
4を帯電、搬送するために単数のコロナ帯電器45を用
いたが、複数のコロナ帯電器を用いることも可能であ
る。この場合にも、各々のシールドケースの開口部の方
向をインクミスト搬送方向下流側とすることで、コロナ
帯電器のイオン風をインクミスト搬送に用いることがで
き、さらに、複数設けているためインクミストの搬送量
及び帯電量も増加することが可能となる。
【0082】なお、上記した各実施の形態において、イ
ンクミストの発生方法は超音波振動子に直接インクを接
触させるものに限ったものではない。例えば、超音波振
動子でメンブレン体を振動させ、そのメンブレン体の表
面に開いている微細孔からインクミストを発生させるよ
うな構成のものでも使用可能である。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ロナ帯電器のイオンが放出される開口部をインクミスト
の搬送方向下流側に配置したことにより、インクミスト
の搬送方向と、コロナ帯電器で発生されるイオン風の方
向が一致することによって、イオン風でインクミストの
搬送が妨げられることが防止され、インクミストを効率
よく搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る現像装置を備えた
画像形成装置を示す概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態1における現像装置を示す
概略断面図。
【図3】本発明の実施の形態1における現像装置内のイ
ンクミスト発生領域、インクミスト搬送領域、現像領
域、インクミスト回収領域とインクミストの流れを示す
図。
【図4】(a)は、従来例におけるインクミストの搬送
方向とイオン風の流れ方向を示した図、(b)は、実施
の形態1におけるインクミストの搬送方向とイオン風の
流れ方向を示した図。
【図5】本発明の実施の形態2に係る現像装置を備えた
画像形成装置を示す概略構成図。
【図6】本発明の実施の形態2における現像装置を示す
概略断面図。
【図7】図6のA−A線断面図。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電ローラ 3 露光装置 4、8Y、8M、8C、8K 現像装置 5、11 転写ローラ 6 クリーニング装置 9 中間転写ベルト 40 インクミスト発生装置(インクミスト発生手
段) 41 ミストハウジング(容器) 41a 仕切り板 42 超音波振動子 43 インク 44 インクミスト 45 コロナ帯電器 45a 放電ワイヤ 45b シールドケース 46 ファン(搬送手段) 47、53b 制御電極(インクミスト飛翔手段) 47a、53a 開口部 48 搬送路(搬送部) 50a 下側搬送路(搬送部) 50b 上側搬送路(搬送部) 53 制御電極基板 54 グリッド電極(インクミスト移動電極)
フロントページの続き (72)発明者 山路 雅章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA11 EC08 EC15 EC37 EE09 FC02 FD17 FD18 JC17 KC15 2C057 AF91 AG69 AG80 AR06 DA06 DC15 DE07 2C162 AE12 AE19 AE29 AE69 AE76 AE87 AE90 AF61 AH02 AH28 AJ25 CA02 CA03 CA12 CA15 CA22 2H074 AA03 AA04 AA22 AA41 AA46 BB02 BB16 BB22 BB31 BB50 DD03 EE07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電されたミスト状のインクを、所定の
    隙間を設けて非接触で配置した像担持体に静電的に飛翔
    させて、前記像担持体上にインク画像を形成する現像装
    置において、 容器内の液体インクをミスト状に霧化するインクミスト
    発生手段と、 ミスト状に霧化されたインクミストを前記像担持体と対
    向する現像位置へ搬送するための搬送部と、 前記搬送部中の前記現像位置の上流側に設けられ、前記
    インクミストを帯電するコロナ帯電器と、 前記搬送部の前記現像位置に設けられ、帯電された前記
    インクミストを前記像担持体に静電的に飛翔させるイン
    クミスト飛翔手段と、を備え、 前記コロナ帯電器のイオンが放出される開口部を前記イ
    ンクミストの搬送方向下流側に設けた、 ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送部中に前記インクミストを搬送
    する搬送手段を設けた、 ことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段は、前記コロナ帯電器が兼
    ねており、前記コロナ帯電器で発生されて前記開口部か
    ら放出されるイオン風によって前記インクミストを搬送
    する、 ことを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記コロナ帯電器の前記開口部が、略水
    平もしくは前記インクミストの搬送方向に対して水平よ
    りも若干下向きに配置される、 ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体は、静電潜像が形成される
    感光体であり、前記インクミスト飛翔手段は、前記感光
    体の長手方向に対向して形成したスリット状の開口部
    と、前記開口部に配置した制御電極とを有し、 電圧印加によって前記感光体と前記制御電極との間に形
    成される電界により、前記開口部から帯電した前記イン
    クミストを前記静電潜像に静電的に飛翔させて現像を行
    う、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の現像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記インクミスト飛翔手段は、前記像担
    持体と対向して形成した複数の微小開口部と、前記微小
    開口部の周囲にそれぞれ配置した制御電極と、前記搬送
    部内に前記制御電極と対向するように配置したインクミ
    スト移動電極とを有し、 前記インクミスト移動電極への電圧印加によって前記微
    小開口部側へ移動した帯電された前記インクミストを、
    電圧印加によって前記像担持体と前記制御電極との間に
    形成される電界により、前記微小開口部を通して選択的
    に飛翔させて前記像担持体上に画像を形成する、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の現像装
    置。
  7. 【請求項7】 帯電された前記インクミストを所定の隙
    間を設けて非接触で配置した像担持体に静電的に飛翔さ
    せて、前記像担持体上に形成した静電潜像を現像する現
    像装置を備えた画像形成装置において、 前記現像装置が、請求項1、2、3、4又は5記載の現
    像装置である、 ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 帯電された前記インクミストを所定の隙
    間を設けて非接触で配置した像担持体に静電的に飛翔さ
    せて、前記像担持体上にインク画像を形成する現像装置
    を備えた画像形成装置において、 前記現像装置が、請求項1、2、3、4又は6記載の現
    像装置である、 ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記像担持体と対向させ、前記像担持体
    の移動方向に沿って複数の前記現像装置を配置し、前記
    各現像装置から各色の帯電された前記インクミストを、
    移動する前記像担持体に静電的に順次飛翔させて重ね合
    わせてカラー画像を形成する、 ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018059982A (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 凸版印刷株式会社 印刷装置および印刷方法
JP2021026066A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 凸版印刷株式会社 パターン形成方法およびパターン形成装置

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JP2018059982A (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 凸版印刷株式会社 印刷装置および印刷方法
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