JP2001042271A - アレイ導波路回折格子 - Google Patents
アレイ導波路回折格子Info
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- JP2001042271A JP2001042271A JP21511899A JP21511899A JP2001042271A JP 2001042271 A JP2001042271 A JP 2001042271A JP 21511899 A JP21511899 A JP 21511899A JP 21511899 A JP21511899 A JP 21511899A JP 2001042271 A JP2001042271 A JP 2001042271A
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- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低電力で応答性よく高精度かつ均一にアレイ
導波路を温度制御することができ、光ファイバ等との接
合部における機械的強度の低下や接着剤の劣化による光
学的ロスの増大を抑えることで接合部の信頼性に優れた
アレイ導波路回折格子を提供する。 【解決手段】 複数の導波路を有する第1の導波路部2
a、第1のスラブ導波路部2b、複数のアレイ導波路を
有するアレイ導波路部2c、第2のスラブ導波路部2d
及び複数の導波路を有する第2の導波路部2eが基板上
に形成されたアレイ導波路回折格子1。アレイ導波路部
2cに温度制御素子3が配置されている。
導波路を温度制御することができ、光ファイバ等との接
合部における機械的強度の低下や接着剤の劣化による光
学的ロスの増大を抑えることで接合部の信頼性に優れた
アレイ導波路回折格子を提供する。 【解決手段】 複数の導波路を有する第1の導波路部2
a、第1のスラブ導波路部2b、複数のアレイ導波路を
有するアレイ導波路部2c、第2のスラブ導波路部2d
及び複数の導波路を有する第2の導波路部2eが基板上
に形成されたアレイ導波路回折格子1。アレイ導波路部
2cに温度制御素子3が配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレイ導波路回折
格子に関する。
格子に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】光導波
路モジュールにおいて光信号の合波や分波に使用される
光導波路基板には、例えば、シリコン基板上に石英から
なる複数のアレイ導波路を蒸着形成したアレイ導波路回
折格子が知られている。このようなアレイ導波路回折格
子は、シリコンと石英という2種類の材料の線膨張率の
差から、温度が変化するとアレイ導波路の歪み量が内部
的に変化する。この内部歪みは、アレイ導波路回折格子
における波長特性を大きな影響を及ぼす。例えば、アレ
イ導波路回折格子の温度が1℃変化すると、この温度変
化によって複数のアレイ導波路の光路長が変化し、分波
される光信号の波長が0.01nmシフトする。また、ア
レイ導波路は、一般的に断面積が長方形であるが、上記
内部歪みが生じると断面形状が歪んで長方形を維持する
ことができなくなり、偏波依存性ロス(PDL:polarizati
on dependentloss)が生じる。
路モジュールにおいて光信号の合波や分波に使用される
光導波路基板には、例えば、シリコン基板上に石英から
なる複数のアレイ導波路を蒸着形成したアレイ導波路回
折格子が知られている。このようなアレイ導波路回折格
子は、シリコンと石英という2種類の材料の線膨張率の
差から、温度が変化するとアレイ導波路の歪み量が内部
的に変化する。この内部歪みは、アレイ導波路回折格子
における波長特性を大きな影響を及ぼす。例えば、アレ
イ導波路回折格子の温度が1℃変化すると、この温度変
化によって複数のアレイ導波路の光路長が変化し、分波
される光信号の波長が0.01nmシフトする。また、ア
レイ導波路は、一般的に断面積が長方形であるが、上記
内部歪みが生じると断面形状が歪んで長方形を維持する
ことができなくなり、偏波依存性ロス(PDL:polarizati
on dependentloss)が生じる。
【0003】更に、このような光信号の合波や分波を行
う光導波路モジュールにおいて、波長変動の温度依存性
は、外気温が−20℃から70℃まで変化した場合でも
0.003nm以内に、またPDLロスは0.2dB以内に、
それぞれ収まることが要求されている。従って、このよ
うな仕様に基づくと、光導波路モジュール内に配置され
るアレイ導波路回折格子は、全体を温度分布が±0.1℃
以内となるように均一に温度制御する必要がある。
う光導波路モジュールにおいて、波長変動の温度依存性
は、外気温が−20℃から70℃まで変化した場合でも
0.003nm以内に、またPDLロスは0.2dB以内に、
それぞれ収まることが要求されている。従って、このよ
うな仕様に基づくと、光導波路モジュール内に配置され
るアレイ導波路回折格子は、全体を温度分布が±0.1℃
以内となるように均一に温度制御する必要がある。
【0004】このとき、温度制御の対象となるアレイ導
波路回折格子は、通常、縦横数cmで、厚さ数mmの熱
伝導率が比較的小さなチップである。このため、アレイ
導波路回折格子は、縦横数10mm程度のペルチエ素子
やヒータ等の温度制御素子でアレイ導波路が形成された
面全体を温度制御するには、熱勾配が生じるので、5W
以下の小さな消費電力で、応答性良く温度分布が±0.1
℃以内で高精度かつ均一に温度制御するには困難であっ
た。
波路回折格子は、通常、縦横数cmで、厚さ数mmの熱
伝導率が比較的小さなチップである。このため、アレイ
導波路回折格子は、縦横数10mm程度のペルチエ素子
やヒータ等の温度制御素子でアレイ導波路が形成された
面全体を温度制御するには、熱勾配が生じるので、5W
以下の小さな消費電力で、応答性良く温度分布が±0.1
℃以内で高精度かつ均一に温度制御するには困難であっ
た。
【0005】また、一方で、アレイ導波路回折格子と光
ファイバや光コネクタ等との接合には、一般に接着剤が
使用されている。このため、光導波路モジュールにおい
ては、例えば、ヒータを用いてアレイ導波路回折格子全
体を70℃前後に加熱して使用すると、アレイ導波路回
折格子と光ファイバ等との接合部における機械的強度の
低下や接着剤の劣化による光学的ロスの増大が考えられ
る。
ファイバや光コネクタ等との接合には、一般に接着剤が
使用されている。このため、光導波路モジュールにおい
ては、例えば、ヒータを用いてアレイ導波路回折格子全
体を70℃前後に加熱して使用すると、アレイ導波路回
折格子と光ファイバ等との接合部における機械的強度の
低下や接着剤の劣化による光学的ロスの増大が考えられ
る。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、低電力で応答性よく高精度かつ均一にアレイ導波路
を温度制御することができ、光ファイバ等との接合部に
おける機械的強度の低下や接着剤の劣化による光学的ロ
スの増大を抑えることで接合部の信頼性に優れたアレイ
導波路回折格子を提供することを目的とする。
で、低電力で応答性よく高精度かつ均一にアレイ導波路
を温度制御することができ、光ファイバ等との接合部に
おける機械的強度の低下や接着剤の劣化による光学的ロ
スの増大を抑えることで接合部の信頼性に優れたアレイ
導波路回折格子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記目
的を達成するため、複数の導波路を有する第1の導波路
部、第1のスラブ導波路部、複数のアレイ導波路を有す
るアレイ導波路部、第2のスラブ導波路部及び複数の導
波路を有する第2の導波路部が基板上に形成されたアレ
イ導波路回折格子において、前記アレイ導波路部に温度
制御素子が配置されている構成としたのである。
的を達成するため、複数の導波路を有する第1の導波路
部、第1のスラブ導波路部、複数のアレイ導波路を有す
るアレイ導波路部、第2のスラブ導波路部及び複数の導
波路を有する第2の導波路部が基板上に形成されたアレ
イ導波路回折格子において、前記アレイ導波路部に温度
制御素子が配置されている構成としたのである。
【0008】好ましくは、前記基板は、前記複数の導波
路を有する第1の導波路部、前記第1のスラブ導波路
部、前記複数のアレイ導波路を有するアレイ導波路部、
前記第2のスラブ導波路部及び前記複数の導波路を有す
る第2の導波路部のみに存在し、他の部分が削除されて
いる構成とする。また好ましくは、前記温度制御素子を
前記アレイ導波路部に直接配置する。
路を有する第1の導波路部、前記第1のスラブ導波路
部、前記複数のアレイ導波路を有するアレイ導波路部、
前記第2のスラブ導波路部及び前記複数の導波路を有す
る第2の導波路部のみに存在し、他の部分が削除されて
いる構成とする。また好ましくは、前記温度制御素子を
前記アレイ導波路部に直接配置する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図4に基づいて詳細に説明する。アレイ導波路回折
格子1は、図1及び図2に示すように、基板2上に入力
導波路部2a、第1スラブ導波路部2b、アレイ導波路
部2c、第2スラブ導波路部2d及び出力導波路部2e
がこの順序で形成された合分波器で、アレイ導波路部2
c上に温度制御素子3が直接配置されている。
乃至図4に基づいて詳細に説明する。アレイ導波路回折
格子1は、図1及び図2に示すように、基板2上に入力
導波路部2a、第1スラブ導波路部2b、アレイ導波路
部2c、第2スラブ導波路部2d及び出力導波路部2e
がこの順序で形成された合分波器で、アレイ導波路部2
c上に温度制御素子3が直接配置されている。
【0010】基板2は、シリコン製で、その上に石英系
の導波路である入力導波路部2a、第1スラブ導波路部
2b、アレイ導波路部2c、第2スラブ導波路部2d及
び出力導波路部2eが形成されている。ここで、入力導
波路部2a及び出力導波路部2eには、例えば、多重波
長の光を入力あるいは出力する光コネクタや光ファイバ
(共に図示せず)が接続される。
の導波路である入力導波路部2a、第1スラブ導波路部
2b、アレイ導波路部2c、第2スラブ導波路部2d及
び出力導波路部2eが形成されている。ここで、入力導
波路部2a及び出力導波路部2eには、例えば、多重波
長の光を入力あるいは出力する光コネクタや光ファイバ
(共に図示せず)が接続される。
【0011】入力導波路部2aは、複数の導波路を有す
る第1の導波路部で、複数の導波路の一端は基板2の左
端面に露出し、他端は第1スラブ導波路部2bと光学的
に接続されている。第1スラブ導波路部2bは、スラブ
導波路で、入力導波路部2aからの光を回折により広げ
てアレイ導波路部2cに出力する。
る第1の導波路部で、複数の導波路の一端は基板2の左
端面に露出し、他端は第1スラブ導波路部2bと光学的
に接続されている。第1スラブ導波路部2bは、スラブ
導波路で、入力導波路部2aからの光を回折により広げ
てアレイ導波路部2cに出力する。
【0012】アレイ導波路部2cは、回折によって広が
った入力光をすべて受光できるのに十分な数のチャンネ
ル導波路を有し、複数のチャンネル導波路は、隣り合う
導波路の光路長差が僅かに異なるように形成されてい
る。このとき、前記複数のチャンネル導波路は、第1ス
ラブ導波路2bとの接続部ではテーパ状に拡大されて損
失の低減が図られ、図示しない1/2波長板等の位相板
が配置されている。
った入力光をすべて受光できるのに十分な数のチャンネ
ル導波路を有し、複数のチャンネル導波路は、隣り合う
導波路の光路長差が僅かに異なるように形成されてい
る。このとき、前記複数のチャンネル導波路は、第1ス
ラブ導波路2bとの接続部ではテーパ状に拡大されて損
失の低減が図られ、図示しない1/2波長板等の位相板
が配置されている。
【0013】第2スラブ導波路部2dは、スラブ導波路
で、アレイ導波路部2c内を伝搬された光を出力導波路
部2eに集光する。出力導波路部2eは、複数の導波路
を有する第2の導波路部で、複数の導波路の一端は基板
2の右端面に露出し、他端は第2スラブ導波路部2dと
光学的に接続されている。ここで、入力導波路部2a及
び出力導波路部2eは、第1スラブ導波路部2b側及び
第2スラブ導波路部2d側における複数の導波路端がロ
ーランド円上に配置されている。
で、アレイ導波路部2c内を伝搬された光を出力導波路
部2eに集光する。出力導波路部2eは、複数の導波路
を有する第2の導波路部で、複数の導波路の一端は基板
2の右端面に露出し、他端は第2スラブ導波路部2dと
光学的に接続されている。ここで、入力導波路部2a及
び出力導波路部2eは、第1スラブ導波路部2b側及び
第2スラブ導波路部2d側における複数の導波路端がロ
ーランド円上に配置されている。
【0014】温度制御素子3は、アレイ導波路部2c
を、例えば、5W以下の小さな消費電力で加熱あるいは
冷却することで、低電力で応答性よく高精度かつ均一な
所定温度に温度制御する。温度制御素子3は、図3に示
すように、本体3a上部の裏面に発熱や冷却によってア
レイ導波路部2cの温度を制御する制御面3bが、制御
面3bの略中央には開口3cが、それぞれ形成され、2
本の電線3dによって制御電力が供給される。ここで、
開口3cは、アレイ導波路部2cに位相板等を配置する
場合には1/2波長板の逃げを設けるために必要である
が、必ずしも必要なものではない。温度制御素子3とし
ては、例えば、面状のヒータやペルチエ素子等が使用さ
れる。
を、例えば、5W以下の小さな消費電力で加熱あるいは
冷却することで、低電力で応答性よく高精度かつ均一な
所定温度に温度制御する。温度制御素子3は、図3に示
すように、本体3a上部の裏面に発熱や冷却によってア
レイ導波路部2cの温度を制御する制御面3bが、制御
面3bの略中央には開口3cが、それぞれ形成され、2
本の電線3dによって制御電力が供給される。ここで、
開口3cは、アレイ導波路部2cに位相板等を配置する
場合には1/2波長板の逃げを設けるために必要である
が、必ずしも必要なものではない。温度制御素子3とし
ては、例えば、面状のヒータやペルチエ素子等が使用さ
れる。
【0015】温度制御素子3は、アレイ導波路部2c上
に単に置くだけの上置きにより、または接着剤で接着し
てアレイ導波路部2cに配置される。ここで、温度制御
素子3は、アレイ導波路部2cに接着によって配置する
ときには、接着硬化時の歪みがアレイ導波路部2cの複
数のチャンネル導波路に影響を及ぼさないように、シリ
コン系のような低いガラス転移点を有する接着剤を使用
することが望ましい。
に単に置くだけの上置きにより、または接着剤で接着し
てアレイ導波路部2cに配置される。ここで、温度制御
素子3は、アレイ導波路部2cに接着によって配置する
ときには、接着硬化時の歪みがアレイ導波路部2cの複
数のチャンネル導波路に影響を及ぼさないように、シリ
コン系のような低いガラス転移点を有する接着剤を使用
することが望ましい。
【0016】以上のように構成されるアレイ導波路回折
格子1は、最も温度管理を必要とするアレイ導波路部2
c上に、図1及び図2に示すように、温度制御素子3が
直接配置されている。従って、アレイ導波路回折格子1
は、アレイ導波路部2cにおける熱勾配の発生を抑え、
5W以下の小さな消費電力で応答性よく高精度かつ均一
にアレイ導波路部2cを温度制御することができる。ま
た、アレイ導波路回折格子1は、アレイ導波路部2c上
に温度制御素子3が直接配置されている。このため、ア
レイ導波路回折格子1は、均熱板を用いる従来のアレイ
導波路回折格子に比べて厚さが小さくなって小型化が可
能となり、光導波路モジュールに組み込んで使用する場
合の設計上の自由度が増す。
格子1は、最も温度管理を必要とするアレイ導波路部2
c上に、図1及び図2に示すように、温度制御素子3が
直接配置されている。従って、アレイ導波路回折格子1
は、アレイ導波路部2cにおける熱勾配の発生を抑え、
5W以下の小さな消費電力で応答性よく高精度かつ均一
にアレイ導波路部2cを温度制御することができる。ま
た、アレイ導波路回折格子1は、アレイ導波路部2c上
に温度制御素子3が直接配置されている。このため、ア
レイ導波路回折格子1は、均熱板を用いる従来のアレイ
導波路回折格子に比べて厚さが小さくなって小型化が可
能となり、光導波路モジュールに組み込んで使用する場
合の設計上の自由度が増す。
【0017】しかも、アレイ導波路回折格子1は、アレ
イ導波路部2cのみを温度制御素子3によって選択的に
温度制御する構造である。このため、アレイ導波路回折
格子1は、アレイ導波路部2cの温度制御に伴う光ファ
イバ等との接合部となる入力導波路部2aや出力導波路
部2eが形成された基板2両側部への過剰な熱移動が最
小限に抑えられる。従って、アレイ導波路回折格子1
は、基板2と光ファイバ等との接合部における機械的強
度の低下や接着剤の劣化による光学的ロスの増大を抑え
られるので信頼性が格段に向上する。
イ導波路部2cのみを温度制御素子3によって選択的に
温度制御する構造である。このため、アレイ導波路回折
格子1は、アレイ導波路部2cの温度制御に伴う光ファ
イバ等との接合部となる入力導波路部2aや出力導波路
部2eが形成された基板2両側部への過剰な熱移動が最
小限に抑えられる。従って、アレイ導波路回折格子1
は、基板2と光ファイバ等との接合部における機械的強
度の低下や接着剤の劣化による光学的ロスの増大を抑え
られるので信頼性が格段に向上する。
【0018】ここで、本発明のアレイ導波路回折格子
は、最も温度管理を必要とするアレイ導波路部上に温度
制御素子が配置されていることに特徴がある。従って、
本発明のアレイ導波路回折格子は、図4に示すアレイ導
波路回折格子1のように、基板2が入力導波路部2a、
第1スラブ導波路部2b、アレイ導波路部2c、第2ス
ラブ導波路部2d及び出力導波路部2eのみに存在し、
他の部分の基板2が削除されているように構成しても良
い。図4のように構成すると、アレイ導波路回折格子1
は、基板2の面積が小さくなるので、温度制御素子3に
対する熱的な負荷が減少し、アレイ導波路部2cの温度
制御に必要な電力を削減することができる。
は、最も温度管理を必要とするアレイ導波路部上に温度
制御素子が配置されていることに特徴がある。従って、
本発明のアレイ導波路回折格子は、図4に示すアレイ導
波路回折格子1のように、基板2が入力導波路部2a、
第1スラブ導波路部2b、アレイ導波路部2c、第2ス
ラブ導波路部2d及び出力導波路部2eのみに存在し、
他の部分の基板2が削除されているように構成しても良
い。図4のように構成すると、アレイ導波路回折格子1
は、基板2の面積が小さくなるので、温度制御素子3に
対する熱的な負荷が減少し、アレイ導波路部2cの温度
制御に必要な電力を削減することができる。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、低電力で応答
性よく高精度かつ均一にアレイ導波路を温度制御するこ
とができ、光ファイバ等との接合部における機械的強度
の低下や接着剤の劣化による光学的ロスの増大を抑える
ことで接合部の信頼性に優れたアレイ導波路回折格子を
提供することができる。
性よく高精度かつ均一にアレイ導波路を温度制御するこ
とができ、光ファイバ等との接合部における機械的強度
の低下や接着剤の劣化による光学的ロスの増大を抑える
ことで接合部の信頼性に優れたアレイ導波路回折格子を
提供することができる。
【0020】請求項2の発明によれば、温度制御素子に
対する熱的な負荷が減少し、アレイ導波路部2cの温度
制御に必要な電力を削減したアレイ導波路回折格子を提
供することができる。請求項3の発明によれば、従来の
アレイ導波路回折格子に比べて厚さが小さくなって小型
化が可能となり、光導波路モジュールに組み込んで使用
する場合の設計上の自由度が増したアレイ導波路回折格
子を提供することができる。
対する熱的な負荷が減少し、アレイ導波路部2cの温度
制御に必要な電力を削減したアレイ導波路回折格子を提
供することができる。請求項3の発明によれば、従来の
アレイ導波路回折格子に比べて厚さが小さくなって小型
化が可能となり、光導波路モジュールに組み込んで使用
する場合の設計上の自由度が増したアレイ導波路回折格
子を提供することができる。
【図1】本発明のアレイ導波路回折格子の平面図であ
る。
る。
【図2】図1のアレイ導波路回折格子の正面図である。
【図3】図1のアレイ導波路回折格子で用いる温度制御
素子の平面図である。
素子の平面図である。
【図4】本発明のアレイ導波路回折格子の変形例を示す
平面図である。
平面図である。
1 アレイ導波路回折格子 2 基板 2a 入力導波路部(第1の導波路部) 2b 第1スラブ導波路部 2c アレイ導波路部 2d 第2スラブ導波路部 2e 出力導波路部(第2の導波路部) 3 温度制御素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H047 KA02 KA03 KA12 LA18 NA01 QA04 RA08 2H079 AA06 AA12 BA03 CA07 DA01 DA22 EA02 EA03 EA08 EB27 KA08 KA20
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の導波路を有する第1の導波路部、
第1のスラブ導波路部、複数のアレイ導波路を有するア
レイ導波路部、第2のスラブ導波路部及び複数の導波路
を有する第2の導波路部が基板上に形成されたアレイ導
波路回折格子において、前記アレイ導波路部に温度制御
素子が配置されていることを特徴とするアレイ導波路回
折格子。 - 【請求項2】 前記基板は、前記複数の導波路を有する
第1の導波路部、前記第1のスラブ導波路部、前記複数
のアレイ導波路を有するアレイ導波路部、前記第2のス
ラブ導波路部及び前記複数の導波路を有する第2の導波
路部のみに存在し、他の部分が削除されている、請求項
1のアレイ導波路回折格子。 - 【請求項3】 前記温度制御素子が、前記アレイ導波路
部に直接配置されている、請求項1のアレイ導波路回折
格子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21511899A JP2001042271A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | アレイ導波路回折格子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21511899A JP2001042271A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | アレイ導波路回折格子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001042271A true JP2001042271A (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=16667050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21511899A Pending JP2001042271A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | アレイ導波路回折格子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001042271A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007086303A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Hitachi Cable Ltd | 導波路型可変光減衰器 |
-
1999
- 1999-07-29 JP JP21511899A patent/JP2001042271A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007086303A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Hitachi Cable Ltd | 導波路型可変光減衰器 |
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