JP2006003651A - 光モジュール及び光モジュールの製造方法 - Google Patents

光モジュール及び光モジュールの製造方法 Download PDF

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JP2006003651A JP2004180047A JP2004180047A JP2006003651A JP 2006003651 A JP2006003651 A JP 2006003651A JP 2004180047 A JP2004180047 A JP 2004180047A JP 2004180047 A JP2004180047 A JP 2004180047A JP 2006003651 A JP2006003651 A JP 2006003651A
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Abstract

【課題】光部品の光学特性の安定化を低コストで実現可能な光モジュール及びそれを製造する方法を提供すること。
【解決手段】 光モジュール1は、光部品20とその第2の端部20Bに固定された第2端部側FA40を含む。光部品の第2の端部側には、第1の端部20A側の第1の導波路22に光接続された(M+m)本の第2の導波路26の入出力端面26Aが配置されており、それらの第2の導波路のうちM本が、第2端部側FAが有するM本の光ファイバ41に光接続されている。光モジュールは、光部品の温度調整用の温調デバイス50を有する。光部品は温調デバイス上に固定されており、(M+m)本の第2の導波路の入出力端面の配列方向Pでの光部品の長さをD[mm]としたとき、光部品と温調デバイスとの重複領域の配列方向の長さがDであり、配列方向での温調デバイスの長さL[mm]が、「D+m・t≦L≦D+m・t+2」なる関係を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、光部品とその光部品の温度を調整する温調デバイスとを含む光モジュール、及び、その光モジュールを製造する方法に関するものである。
光部品としてのアレイ導波路型回折格子(Arrayed-Waveguide Grating : AWG)として、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載のものがある。
特許文献1に記載のAWGでは、第1の扇型のスラブ導波路と入力用チャネル導波路との境界における入力用チャネル導波路の各導波路の間隔と、第2の扇型のスラブ導波路と出力用チャネル導波路との境界における出力用チャネル導波路の各導波路の間隔とが異なっている。このような構成により、このAWGでは、例えば、入力用チャネル導波路を構成する複数の導波路と外部の入力用光ファイバとの接続位置を変えることで、出力用チャネル導波路の各導波路で伝送される光の中心波長を調整することができる。
また、特許文献2に記載のAWGでは、入力側スラブ導波路に接続された入力導波路の両側、及び、出力側スラブ導波路に接続された出力導波路の両側それぞれに中心波長補正用の入力導波路及び出力導波路が形成されている。このAWGでは、上記AWGを外部の入力用光ファイバ及び出力用光ファイバに接続する際に、入力用光ファイバや出力用光ファイバに対してAWGの位置を調整することによって、例えば、上述した補正用の出力導波路からの光によって出力用光ファイバを伝送する光の中心波長を所望の値にすることができる。
特開平8−211237号公報 特開平9−49936号公報
ところで、AWGをパッケージ内に含む光モジュールでは、温度変化によってAWGの特性が変化しないように、パッケージに固定されたヒータなどの温調デバイス上にAWGが搭載される。AWGと温調デバイスとを組み合わせる場合、AWGの大きさよりも温調デバイスの方が小さいと、AWGの温度調整を均一に行うことができない。そのため、通常、温調デバイスの方がAWGよりも大きくなっている。
しかしながら、AWGよりも温調デバイスの方が僅かに大きい程度では、次のような問題が生じる。
すなわち、特許文献1及び特許文献2に記載のAWGは、外部の入力用光ファイバ又は出力用光ファイバに対してAWGの位置が調整されるので、位置調整の結果、温調デバイスからAWGがはみ出す場合がある。この場合、温調デバイスによって温度調整されない領域がAWGに生じ、その温度が均一に調整されない。そのため、AWGの光学特性が不安定になる。
このような問題を避けるためには、例えば、AWGに対して、温調デバイスの大きさを十分大きくしておけばよいが、大きな温調デバイスを用いると、コストが嵩む。
そこで、本発明は、光部品の光学特性の安定化を低コストで実現可能な光モジュール及びそれを製造する方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る光モジュールは、(1)相対する第1及び第2の端部のうち第1の端部に入出力端面が位置する第1の導波路と、第1の導波路に光学的に接続されており第2の端部に入出力端面が位置する(M+m)本の第2の導波路とを有し、(M+m)本の第2の導波路の入出力端面の配列間隔がt[mm]である光部品と、(2)(M+m)本の第2の導波路のうちM本の第2の導波路それぞれに光学的に接続されているM本の光ファイバを有する第2の端部側ファイバアレイと、(3)光部品の温度を調整する温調デバイスと、を備え、光部品と温調デバイスは接着固定されており、(M+m)本の第2の導波路の入出力端面の配列方向における光部品の長さをD[mm]としたとき、光部品と温調デバイスとの重複領域の配列方向の長さがDであり、配列方向における温調デバイスの長さL[mm]が、
Figure 2006003651
なる関係を満たすことを特徴とする。
この光モジュールでは、(M+m)本の第2の導波路のうちから選択されたM本の第2の導波路とM本の光ファイバとが光学的に接続される。そのため、第2の導波路の選択の仕方によって、第2の端部側ファイバアレイと光部品との位置関係は、m・t[mm]の変動幅を有する。上記構成では、配列方向における温調デバイスの長さL[mm]は、式(1)の関係を満たしているので、光部品の配列方向の長さD[mm]よりもm・t[mm]以上(m・t+2)[mm]以下長い。そのため、光部品の位置が第2の端部側ファイバアレイに対してm・t[mm]の変動幅を有していても、温調デバイスによって、光部品の温度は均一に調整される。これにより、外気の変化による光部品の光学特性の変動を抑制できる。また、長さL[mm]が式(1)の関係を満たすことにより、式(1)の上限より温調デバイスを大きくする場合に比べて、温調デバイスのコストを低減できる。また、長さL[mm]の上限が(D+m・t+2)[mm]以下であることにより、放熱面積が小さくなり、光部品を温調するための消費電力を削減することが可能となる。
また、本発明に係る光モジュールは、(1)相対する第1及び第2の端部のうち第1の端部に入出力端面が位置する(N+n)本の第1の導波路と、(N+n)本の第1の導波路に光学的に接続されており第2の端部に入出力端面が位置する(M+m)本の第2の導波路とを有し、(N+n)本の第1の導波路の入出力端面の配列間隔がs[mm]であり、(M+m)本の第2の導波路の入出力端面の配列間隔がt[mm]である光部品と、(2)(N+n)本の第1の導波路のうちN本の第1の導波路それぞれに光学的に接続されているN本の光ファイバを有する第1の端部側ファイバアレイと、(3)(M+m)本の第2の導波路のうちM本の第2の導波路それぞれに光学的に接続されているM本の光ファイバを有する第2の端部側ファイバアレイと、(4)光部品の温度を調整する温調デバイスと、を備え、光部品と温調デバイスは接着固定されており、(M+m)本の第2の導波路の入出力端面の配列方向における光部品の長さをD[mm]とし、W[mm]を、
Figure 2006003651
としたとき、光部品と温調デバイスとの重複領域の配列方向の長さがDであり、配列方向における温調デバイスの長さL[mm]が、
Figure 2006003651
なる関係を満たすことを特徴とする。
この光モジュールでは、光部品の第1の端部において、(N+n)本の第1の導波路から選択されたN本の第1の導波路とN本の光ファイバとが光学的に接続されている。そのため、第1の導波路の選択の仕方によって、第1の端部側ファイバアレイと光部品との位置関係は、n・s[mm]の変動幅を有する。また、光部品の第2の端部において、(M+m)本の第2の導波路のうちから選択されたM本の第2の導波路とM本の光ファイバとが光学的に接続される。そのため、第2の導波路の選択の仕方によって、第2の端部側ファイバアレイと光部品との位置関係は、m・t[mm]の変動幅を有する。
上記光モジュールの構成では、Wを式(2)のように定義したとき、配列方向における温調デバイスの長さL[mm]は、式(3)の関係を満たしているので、光部品の配列方向の長さDよりもW[mm]以上(W+2)[mm]以下長くなっている。そのため、光部品の位置が、第1の端部側ファイバアレイに対してn・s[mm]の変動幅を有し、第2の端部側ファイバアレイに対してm・t[mm]の変動幅を有していても、温調デバイスによって、光部品の温度は均一に調整される。これにより、外気の変化による光部品の光学特性の変動を抑制できる。また、長さL[mm]が式(3)の関係を満たすことにより、式(3)の上限よりも温調デバイスを大きくする場合に比べて、温調デバイスのコストを低減できる。また、長さL[mm]の上限が(D+W+2)[mm]以下であることにより、放熱面積が小さくなり、光部品を温調するための消費電力を削減することが可能となる。
また、本発明に係る光モジュールにおける上記光部品は、アレイ導波路型回折格子であることが好ましい。アレイ導波路型回折格子は合分波機能を有するが、上記光部品がアレイ導波路型回折格子であることによって、より光学特性の安定した合分波機能を実現することができる。
更に、本発明に係る光モジュールにおける上記温調デバイスは、ヒータが取り付けられた平板であることが好適である。これにより、光部品の温度をより均一に調整することができる。
更にまた、本発明に係る光モジュールにおける温調デバイスは、ペルチェ素子が取り付けられた平板であることが好ましい。この場合にも、光部品の温度をより均一に調整することができる。
また、本発明に係る光モジュールの製造方法は、相対する第1及び第2の端部のうち第1の端部に入出力端面が位置する第1の導波路と、第1の導波路に光学的に接続されており第2の端部に入出力端面が位置する(M+m)本の第2の導波路とを有し、(M+m)本の第2の導波路の入出力端面の配列間隔がt[mm]である光部品を用意する第1の工程と、相対する端部間の長さをL[mm]とし、(M+m)本の第2の導波路の入出力端面の配列方向における光部品の長さをD[mm]としたとき、
Figure 2006003651
なる関係を満たしており光部品の温度を調整する温調デバイスを用意する第2の工程と、(M+m)本の第2の導波路のうちM本の第2の導波路それぞれとM本の光ファイバとを光学的に接続するように、M本の光ファイバを有する第2の端部側ファイバアレイを光部品に位置調整して固定する第3の工程と、温調デバイスの相対する端部が配列方向に位置し、配列方向における光部品と温調デバイスとの重複領域の長さがD[mm]となるように、第2の端部側ファイバアレイが固定された光部品と温調デバイスを接着固定する第4の工程と、を備えることを特徴とする。
上記方法では、第3の工程で、(M+m)本の第2の導波路のうちから選択されたM本の第2の導波路とM本の光ファイバとが光学的に接続されるので、第2の端部側ファイバアレイに対する光部品の位置はm・t[mm]の変動幅を有する。
そして、その変動幅を有する光部品が第4の工程で温調デバイス上に固定される。この際、温調デバイスの上記相対する端部間の長さL[mm]は、式(4)の関係を満たしているので、光部品の位置が変動しても、光部品は常に温調デバイス上に配置される。従って、温調デバイスは、光部品の温度を均一に調整することができる。長さL[mm]が式(4)の関係を満たすことにより、式(4)の上限よりも温調デバイスを大きくする場合に比べて、温調デバイスのコストが低減する。また、長さL[mm]の上限が(D+m・t+2)[mm]であることにより、放熱面積が小さくなり、光部品を温調するための消費電力を削減することが可能となっている。
また、本発明に係る光モジュールの製造方法は、相対する第1及び第2の端部のうち第1の端部に入出力端面が位置する(N+n)本の第1の導波路と、(N+n)本の第1の導波路に光学的に接続されており第2の端部に入出力端面が位置する(M+m)本の第2の導波路とを有し、(N+n)本の第1の導波路の入出力端面の配列間隔がs[mm]であり、(M+m)本の第2の導波路の入出力端面の配列間隔がt[mm]である光部品を用意する第1の工程と、相対する端部間の長さをL[mm]とし、(M+m)本の第2の導波路の入出力端面の配列方向における光部品の長さをD[mm]とし、W[mm]を、
Figure 2006003651
としたとき、
Figure 2006003651
なる関係を満たしており光部品の温度を調整する温調デバイスを用意する第2の工程と、(N+n)本の第1の導波路のうちN本の第1の導波路それぞれとN本の光ファイバとを光学的に接続するように、N本の光ファイバを有する第1の端部側ファイバアレイを光部品に位置調整して固定する第3の工程と、(M+m)本の第2の導波路のうちM本の第2の導波路それぞれとM本の光ファイバとを光学的に接続するように、M本の光ファイバを有する第2の端部側ファイバアレイを、第1の端部側ファイバアレイが固定された光部品に位置調整して固定する第4の工程と、温調デバイスの相対する端部が配列方向に位置し、配列方向における光部品と温調デバイスとの重複領域の長さがD[mm]であるように、第1及び第2の端部側ファイバアレイが固定された光部品と温調デバイスを接着固定する第5の工程と、を備えることを特徴とする。
この方法では、第3の工程で、(N+n)本の第1の導波路のうちから選択されたN本の第2の導波路とN本の光ファイバとが光学的に接続されるので、第1の端部側ファイバアレイに対する光部品の位置はn・s[mm]の変動幅を有する。また、第4の工程で、光部品と第2の端部側ファイバアレイとが、(M+m)本の第2の導波路のうちから選択されたM本の第2の導波路とM本の光ファイバとが光学的に接続されるので、第2の端部側ファイバアレイに対する光部品の位置はm・t[mm]の変動幅を有する。
そして、上述したような変動幅を有する光部品が第5の工程で温調デバイス上に固定される。この際、W[mm]を式(5)としたとき、温調デバイスの上記相対する端部間の長さL[mm]は、式(6)の関係を満たしているので、光部品の位置が変動しても、光部品は常に温調デバイス上に配置される。従って、光モジュールにおいて、温調デバイスは、光部品の温度を均一に調整することができる。長さL[mm]が式(5)の関係を満たすことにより、式(5)の上限よりも温調デバイスを大きくする場合に比べて、温調デバイスのコストが低減する。また、長さL[mm]の上限が(D+W+2)[mm]であることにより、放熱面積が小さくなり、光部品を温調するための消費電力を削減することが可能となっている。
また、本発明に係る光モジュールの製造方法においては、上記光部品は、アレイ導波路型回折格子であることが好ましい。アレイ導波路型回折格子は合分波機能を有するが、上記光部品がアレイ導波路型回折格子であることによって、より光学特性の安定した合分波機能を実現するこができる。
更に、本発明に係る光モジュールの製造方法において上記温調デバイスは、ヒータが取り付けられた平板であることが好ましい。これにより、光部品の温度をより均一に調整することができる。
更にまた、温調デバイスは、ペルチェ素子が取り付けられた平板であることが好適である。ペルチェ素子が取り付けられた平板であることが好ましい。この場合にも、光部品の温度をより均一に調整することができる。
本発明によれば、光部品の光学特性の安定化を低コストで実現可能な光モジュール及びそれを製造する方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下の説明においては、同一の要素には同一の符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、本発明に係る光モジュール1の一実施形態の構成を示す概略図である。光モジュール1は、パッケージ10内に、光部品としてのアレイ導波路型回折格子(Arrayed-Waveguide Grating : AWG)20が収納されて構成される。パッケージ10は、例えば、プラスチックからなっており、図1に示す箱型のパッケージ本体11を有する。なお、パッケージ10は、パッケージ本体11上に後述する蓋12を設けて構成される。
AWG20は、矩形状の基板21上に複数の導波路が形成されてなっており、合分波器として機能する。基板21の材料としては、例えば、石英ガラスやシリコンである。AWG20の相対する第1及び第2の端部20A,20B間の長さをX[mm]とし、他方の相対する第3及び第4の端部20C,20D間の長さをD[mm]とする。AWG20の第1の端部20A側には、1本の入出力導波路(第1の導波路)22が配置されている。入出力導波路22の一方の入出力端面22Aは第1の端部20Aに位置し、他方の入出力端面はスラブ導波路23の端面23Aに位置する。
スラブ導波路23は、扇型の導波路であって、相対する端面23A,23Bそれぞれに互いの曲率中心23A,23Bを有する。スラブ導波路23の端面23Bには、アレイ導波路24が接続されている。アレイ導波路24は、並列した複数(例えば、100本)の導波路から構成され、スラブ導波路23側と反対側がスラブ導波路25に接続されている。アレイ導波路24を構成する複数の導波路は、隣り合う導波路間に一定の光路長差を有する。
アレイ導波路24に接続されたスラブ導波路25は、スラブ導波路23と同様に扇型の導波路であって、相対する端面25A,25Bに互いの曲率中心25A,25Bを有する。スラブ導波路25の端面25Bには、(M+m)本(M,mは、1以上の整数)の入出力導波路(第2の導波路)26が接続されている。
(M+m)本の入出力導波路26それぞれは、第2の端部20Bに入出力端面26Aを有しており、入出力端面26Aは、間隔t[mm]で配列されている。配列間隔tとは、隣り合う入出力導波路26,26の互いの光軸間の距離である。配列間隔t[mm]としては、例えば、127μmや250μmである。
AWG20において、第1の端部20A側には、入出力端面22Aを保護する上板27が第1の端部20Aに沿って設けられている。また、第2の端部20B側には、各入出力端面26Aを保護する上板28が第1の端部20Aに沿って設けられている。
また、AWG20の第1の端部20Aには、単心ファイバアレイ(Fiber Array : FA)30が固定されている。単心FA30は、光ファイバ31を搭載した基板32と、光ファイバ31の入出力端面を保護する補強板33とから構成される。光ファイバ31は、パッケージ本体11の側壁13に形成された溝14を通してパッケージ10内に導入されており、溝14内に接着剤15で固定されている。この光ファイバ31を有する単心FA30は、光ファイバ31と入出力導波路22とが光学的に接続するように第1の端部20Aに配置されている。
また、AWG20の第2の端部20Bには、多心FA(第2の端部側ファイバアレイ)40が固定されている。多心FA40は、M本の光ファイバ41を搭載した基板42と、光ファイバ41の入出力端面を保護する補強板43とから構成される。光ファイバ41は、配列間隔t[mm]で基板42上に搭載されている。また、光ファイバ41は、パッケージ本体11の側壁16に形成された溝17を通してパッケージ10内に導入されており、溝17内に接着剤15で固定されている。多心FA40は、(M+m)本の入出力導波路26のうち所望の中心波長の光を入出力するM本の入出力導波路26と、M本の光ファイバ41とが光学的に接続されるように第2の端部20Bに配置されている。
ここで、まず、図1を参照してAWG20の動作について説明する。AWG20は、合分波器として機能するが、以下の説明では、光ファイバ31を伝送してきた多波長の光を分波する機能について説明する。なお、合波器として機能させるには、M本の光ファイバ41から光をAWG20に入射すればよい。
光ファイバ31を伝搬してきた多波長の光が入出力導波路22に入射すると、その多波長の光は、スラブ導波路23の端面23A側で回折して広がり、端面23Bに接続されているアレイ導波路24に入射する。アレイ導波路24を構成する複数の導波路において、隣り合う導波路は一定の光路長差を有しているので、アレイ導波路24の出力端(すなわち、スラブ導波路25の端面25B)では、各導波路を伝搬した光に、光路長差に相当する位相差が生じる。アレイ導波路24を伝搬した光は端面25B側で回折して広がる。そして、それらは、互いに干渉し、異なる波長の光はそれぞれ異なる方向に伝搬する。これにより、光モジュール1外から光ファイバ31を伝搬してきた多波長の光は分波され、各波長の光は、(M+m)本の入出力導波路26に入射する。そのため、(M+m)本の入出力導波路26それぞれに異なる中心波長の光が伝搬する。(M+m)本の入出力導波路26のうちから選択されたM本の入出力導波路26を伝搬する光は、M本の光ファイバに入射されて光モジュール1外に取り出される。
外気の温度変化などによりAWG20の温度が変化し、アレイ導波路24を構成する各導波路の光路長、スラブ導波路23の端面23A,23B間の距離、スラブ導波路25の端面25A,25B間の距離が変わると、各入出力導波路26を伝搬する光の中心波長が所定の中心波長(例えば、AWG20の設計時の中心波長)からずれる場合がある。
そのため、図1及び図2に示すように、AWG20は、その温度を調整するための温調デバイス50上に接着固定されている。図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。図2を参照すると、パッケージ10は、パッケージ本体11と蓋12とからなっており、温調デバイス50は、パッケージ本体11の底壁18上に設けられた、直方体状であって紙面に略垂直な方向に延びている一対の台61,62上に配置されている。
温調デバイス50は、図3に示すように、窒化アルミニウムなどの熱伝導性のよいセラミックスからなる平板であって、AWG搭載面51に電極パターン52がプリントされて構成されている。
ここで、AWG20の温度を調整しその光学特性の変化を抑制するための温調デバイス50の大きさ、及び、AWG20と温調デバイス50との配置関係について、図4を参照して説明する。図4は、AWG20と温調デバイス50との配置関係を説明するための図である。
温調デバイス50の2組の相対する端部間のうち、一方の端部50A,50B間の長さをH[mm]とすると、Hは、スラブ導波路23の第1の端部20A側の端からスラブ導波路25の第2の端部20B側の端までの長さに相当する。また、温調デバイス50の他方の端部50C,50D間の距離をL[mm]とすると、Lは、
Figure 2006003651
なる関係を満たす。
このような大きさを有する温調デバイス50に対して、AWG20は、第2の端部20Bに位置する各入出力端面26Aの配列方向をPとしたとき、次のように配置されている。すなわち、AWG20と温調デバイス50との重複領域の長さがD[mm]であって、配列方向Pにおける温調デバイス50の長さがL[mm]であり、配列方向Pにほぼ直交する方向の温調デバイス50の長さがH[mm]となるように、AWG20は、温調デバイス50上に配置されている。
上述した配置関係によって、AWG20と温調デバイス50との重複領域に、スラブ導波路23,25及びアレイ導波路24が位置する。そのため、AWG20におけるスラブ導波路23,25及びアレイ導波路24は、温調デバイス50によって均一に温度調整される。なお、上記長さH[mm]は、AWG20の端部20A,20B間の長さX [mm]でもよいが、上記のようにスラブ導波路23,25の端間の距離とすることが、温調デバイス50をより小さくする観点から好ましい。また、長さH[mm]は、例えば、アレイ導波路24の各導波路のうち一番外側の導波路とスラブ導波路23,25との接続部間の距離や、また、曲率中心23B,25B間の距離であることも好適である。AWG20の光学特性には、アレイ導波路24の影響が大きく、上記H[mm]の範囲ではより小さい温調デバイス50でアレイ導波路24の領域の温度を効率的に調整できるからである。
次に、上記光モジュール1の製造方法について説明する。
光モジュール1を製造する際には、AWG20を用意し(第1の工程)、温調デバイス50を用意する(第2の工程)とともに、パッケージ10、単心FA30及び多心FA40を用意する。そして、パッケージ本体11の底壁18に設けられた一対の台61,62上に温調デバイス50を接着固定する。この際、温調デバイス50は、パッケージ本体11の側壁13と端部50Aとが対向し、側壁16と端部50Bとが対向するように配置して固定する。
また、単心FA30の光ファイバ31と入出力導波路22とが光学的に接続されるように単心FA30とAWG20とを調心器を用いて位置調整した後に、それらを接着固定する。次に、(M+m)本の入出力導波路26のうち、所望の中心波長の光が入出力されるM本の入出力導波路26を選択する。そして、その選択されたM本の入出力導波路26とM本の光ファイバ41とが光学的に接続されるように、単心FA30が固定されたAWG20と多心FA40とを調心器を用いて位置調整してから、それらを接着固定する(第3の工程)。
次に、温調デバイス50のAWG搭載面51上に接着剤を塗布してから、単心FA30及び多心FA40が固定されたAWG20を温調デバイス50上に配置する。この際、光ファイバ31,41それぞれは、パッケージ本体11の側壁13,16に設けられた光ファイバ搭載用の溝14,17にはめ込み、接着剤15で固定する。これにより、AWG20は、温調デバイス20上に次のように配置されて固定される。すなわち、各入出力端面26Aの配列方向Pに温調デバイス50の端部50C,50Dが位置し温調デバイス50とAWG20との重複領域の長さがD[mm]であって、スラブ導波路23,25が共にその重複領域に位置するように配置され固定される。(第4の工程)。AWG20を温調デバイス50に固定する際には、端部20Cと端部50Cの間及び端部20Dと端部50Dとの間の温調デバイス50上に塗布されている接着剤をふき取る。これは、AWG搭載面51上の接着剤が硬化したのち、外気の変動による接着剤の変形によってAWG20に影響がでないようにするためである。最後に、パッケージ本体11に蓋12をして光モジュール1とする。
上述のように製造した光モジュール1では、AWG20のスラブ導波路23,25及びアレイ導波路24が温調デバイス50上に位置するので、温調デバイス50によってそれらの温度が均一に調整される。温調デバイス50が、平板であることから、AWG20の温度をより均一に調整できるようになっている。温度の調整は、例えば、AWG20の許容温度範囲が0〜65℃ならば、それより少し高い温度(例えば、75℃)になるように温調デバイス50の温度を調整しておけばよい。これにより、外気の温度変化によってAWG20の温度が影響を受けにくい。
AWG20と多心FA40とは、(M+m)本の入出力導波路26のうちから選択された所望の中心波長の光を伝搬するM本の入出力導波路26と、M本の光ファイバ41とが光学的に接続されるように位置調整して固定される。そのため、AWG20と多心FA40との位置関係は、M本の入出力導波路26の選択の仕方によってm・t[mm]の変動幅を有する。
ところで、光ファイバ31,41の位置はパッケージ本体11に対して溝14,17の位置で固定されることから、温調デバイスの大きさによっては、AWG20が温調デバイスからはみ出す場合がある。
これに対して、本実施形態の光モジュール1で用いる温調デバイス50は、端部50C,50D間の長さL[mm]が式(7)の関係を満たしているので、パッケージ本体11に固定された多心FA40に対してAWG20の位置が変動しても、AWG20は温調デバイス50上に確実に配置される。そのため、AWG20の温度が均一に調整されるので、外気の温度変化に依存せずに光モジュール1の光学特性が安定する。また、温調デバイス50を大きくしすぎると、コストが嵩み、光モジュール1のコストが高くなるが、長さL[mm]の上限が(D+m・t+2)[mm]であるので、光モジュール1のコストの増加が抑制されている。また、端部20C,50C間の距離と、端部20D,50D間の距離との和の最大値が(m・t+2)[mm]となっているので、放熱面積が小さくなり、AWG(光部品)20を温調するための消費電力を削減することが可能となっている。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態の光モジュールの構成を説明する概略図である。光モジュール2は、AWG70の第1の端部20A側の入出力導波路(第1の導波路)22が(N+n)本(N,nは、1以上の整数)形成されている点で、光モジュール1と相違する。以下、この相違点を中心に説明する。
(N+n)本の入出力導波路22それぞれの一方の入出力端面22Aは、第1の端部20Aに位置しており、配列間隔s[mm]で配置されている。配列間隔s[mm]としては、例えば、125μmや250μmである。また、入出力導波路22の他方の各入出力端面は、スラブ導波路23の端面23Aに位置する。
AWG20の第1の端部20Aには、多心FA(第1の端部側ファイバアレイ)80が固定されている。多心FA80は、N本の光ファイバ31を搭載した基板32と、各光ファイバ31の入出力端面を保護する補強板33とから構成される。多心FA80は、(N+n)本の入出力導波路22のうち所望の中心波長を入出力するN本の入出力導波路22と、N本の光ファイバ31とが光学的に接続されるように第1の端部20Aに配置されている。
上記AWG70の動作は、N本の光ファイバ31のうちの一本の光ファイバ31からの多波長の光が、その光ファイバ31に対応する入出力導波路22に入射する点で、第1の実施形態の場合と相違する。AWG70では、光を伝搬させる光ファイバ31をN本の光ファイバ31内で変更することで、反対側のM本の光ファイバ41それぞれを伝搬する光の中心波長を変更することができる。ここでは、分波機能について説明しているが、合波機能については、N本の各光ファイバ31からそれぞれ異なる波長の光を入射させればよい。この場合、M本の光ファイバ41のうちの一本から多波長の光が出力される。
本実施形態においても、AWG70は温調デバイス90上に配置され、温調デバイス90によってAWG70の温度が調整される。温調デバイス90は、第1の実施形態と同様に、窒化アルミニウムなどの熱伝導性のよいセラミックからなる平板におけるAWG搭載面51に電極パターン52(図4参照)が形成されたものである。温調デバイス90において、端部50C,50D間の長さL[mm]は、Wを、m・t[mm]及びn・s[mm]のうちのより大きいほうとしたとき、すなわち、
Figure 2006003651
としたとき、
Figure 2006003651
を満たす関係を有している。なお、式(8)において、m・tとn・sとが同じである場合は、Wをm・tとする。
次に、光モジュール2の製造方法について説明する。
光モジュール2を製造する際には、AWG70を用意し(第1の工程)、温調デバイス90を用意する(第2の工程)とともに、多心FA40,80、及び、パッケージ10を用意する。そして、パッケージ本体11の底壁18に設けられた一対の台61、62上に温調デバイス90を接着固定する。この際、温調デバイス90は、パッケージ本体11の側壁13と端部50Aとが対向し、側壁16と端部50Bとが対向するように配置する。
また、AWG70の第1の端部20Aに、多心FA80を接着固定する(第3の工程)。多心FA80は、(N+n)本の入出力導波路22のうちN本の入出力導波路22にN本の光ファイバ31が光学的に接続されるように配置して固定する。この際、光ファイバ31と光学的に接続されるN本の入出力導波路22は、(M+m)本の入出力導波路26から所望の中心波長の光が入出力されるように選択する。次に、多心FA80が固定されたAWG70の第2の端部20Bに、第1の実施形態と同様にして多心FA40を接着固定する(第4の工程)。
続いて、温調デバイス90のAWG搭載面51に接着剤を塗布し、多心FA80が固定されたAWG70を温調デバイス90上に配置する。この際、光ファイバ31,41それぞれは、パッケージ本体11の側壁13,16に形成されている溝14,17にはめ込み、接着剤15で固定する。これにより、AWG70は、温調デバイス90に対して次のように配置され固定される。すなわち、各入出力端面26Aの配列方向Pに温調デバイス90の端部50C,50Dが位置しその配列方向Pにおける温調デバイス90とAWG70との重複領域の長さがD[mm]であって、スラブ導波路23,25が共にその重複領域に位置するように配置され固定される(第5の工程)。AWG70と温調デバイス90上に固定する際には、第1の実施形態の場合と同様に、端部20C,50C間及び端部20D,50D間の温調デバイス90に塗布された接着剤をふき取る。最後に、温調デバイス90上にAWG70が搭載された状態で、パッケージ本体11に蓋12をして光モジュール2を製造する。
光モジュール2では、多心FA40だけではなく、多心FA80に対してもAWG70の位置を調整している。そのため、AWG70の位置は、多心FA40及び多心FA80に対して(すなわち、パッケージ本体11に対して)、式(8)で定義されるW[mm]の変動幅を有している。
本実施形態の温調デバイス90の端部50C,50D間の長さL[mm]は、式(9)の関係を満たしているので、パッケージ本体11に固定された温調デバイス90に対して上述のようにAWG70の位置が変動しても、AWG70は温調デバイス90からはみ出さずに温調デバイス90上に位置する。これにより、温調デバイス90によってAWG70の温度を均一に調整できる。そのため、外気の温度変化に依存せずに光モジュール1の光学特性が安定する。また、長さL[mm]は、(D+W+2)mmより小さいため、温調デバイス90のコストが低減される。したがって、より大きい温調デバイスを用いる場合よりも光モジュール2の低コスト化が図れる。更に、端部20C,50C間の距離と、端部20D,50D間の距離との和の最大値が(W+2)[mm]となっているので、放熱面積が小さくなり、AWG(光部品)70を温調するための消費電力を削減することが可能となっている。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、温調デバイス50,90は、ペルチェ素子がとりつられた平板であってもよい。この場合、平板は、例えば、窒化アルミニウムなどの熱伝導性のよいセラミックスや銅板のような熱伝導性の良い金属からなっており、ペルチェ素子による温度制御を均等にAWGに伝える均熱板として機能する。
また、光部品をAWGとしているが、AWGに限る必要はなく、温調デバイスに対して式(7)や式(9)の関係を満たすように位置を調整するものであればよい。
第1の実施形態の光モジュールの構成を示す概略図である。 図1のII-II線に沿った断面図である。 温調デバイスの平面図である。 AWGと温調デバイスとの配置関係を説明するための図である。 第2の実施形態の光モジュールの構成を示す概略図である。
符号の説明
1,2…光モジュール、20…AWG(光部品)、20A…第1の端部,20B…第2の端部、22…入出力導波路(第1の導波路)、22A…入出力端面、26…(M+m)本の入出力導波路(第2の導波路)、26A…入出力端面、30…単心ファイバアレイ、31…光ファイバ、40…多心ファイバアレイ(第2の端部側ファイバアレイ)、41…M本の光ファイバ、50…温調デバイス、50C,50D…温調デバイスの端部、70…AWG(光部品)、80…多心ファイバアレイ(第1の端部側ファイバアレイ)、90…温調デバイス、P…配列方向、s,t…配列間隔。

Claims (10)

  1. 相対する第1及び第2の端部のうち前記第1の端部に入出力端面が位置する第1の導波路と、前記第1の導波路に光学的に接続されており前記第2の端部に入出力端面が位置する(M+m)本の第2の導波路とを有し、(M+m)本の前記第2の導波路の入出力端面の配列間隔がt[mm]である光部品と、
    (M+m)本の前記第2の導波路のうちM本の第2の導波路それぞれに光学的に接続されているM本の光ファイバを有する第2の端部側ファイバアレイと、
    前記光部品の温度を調整する温調デバイスと、
    を備え、
    前記光部品と前記温調デバイスは接着固定されており、
    (M+m)本の前記第2の導波路の入出力端面の配列方向における前記光部品の長さをD[mm]としたとき、前記光部品と前記温調デバイスとの重複領域の前記配列方向の長さがDであり、前記配列方向における前記温調デバイスの長さL[mm]が、
    Figure 2006003651
    なる関係を満たすことを特徴とする光モジュール。
  2. 相対する第1及び第2の端部のうち前記第1の端部に入出力端面が位置する(N+n)本の第1の導波路と、(N+n)本の前記第1の導波路に光学的に接続されており前記第2の端部に入出力端面が位置する(M+m)本の第2の導波路とを有し、(N+n)本の前記第1の導波路の入出力端面の配列間隔がs[mm]であり、(M+m)本の前記第2の導波路の入出力端面の配列間隔がt[mm]である光部品と、
    前記(N+n)本の第1の導波路のうちN本の第1の導波路それぞれに光学的に接続されているN本の光ファイバを有する第1の端部側ファイバアレイと、
    前記(M+m)本の第2の導波路のうちM本の第2の導波路それぞれに光学的に接続されているM本の光ファイバを有する第2の端部側ファイバアレイと、
    前記光部品の温度を調整する温調デバイスと、
    を備え、
    前記光部品と前記温調デバイスは接着固定されており、
    (M+m)本の前記第2の導波路の入出力端面の配列方向における前記光部品の長さをD[mm]とし、W[mm]を、
    Figure 2006003651
    としたとき、前記光部品と前記温調デバイスとの重複領域の前記配列方向の長さがDであり、前記配列方向における前記温調デバイスの長さL[mm]が、
    Figure 2006003651
    なる関係を満たすことを特徴とする光モジュール。
  3. 前記光部品は、アレイ導波路型回折格子であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記温調デバイスは、ヒータが取り付けられた平板であることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の光モジュール。
  5. 前記温調デバイスは、ペルチェ素子が取り付けられた平板であることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の光モジュール。
  6. 相対する第1及び第2の端部のうち前記第1の端部に入出力端面が位置する第1の導波路と、前記第1の導波路に光学的に接続されており前記第2の端部に入出力端面が位置する(M+m)本の第2の導波路とを有し、(M+m)本の前記第2の導波路の入出力端面の配列間隔がt[mm]である光部品を用意する第1の工程と、
    相対する端部間の長さをL[mm]とし、(M+m)本の前記第2の導波路の入出力端面の配列方向における前記光部品の長さをD[mm]としたとき、
    Figure 2006003651
    なる関係を満たしており前記光部品の温度を調整する温調デバイスを用意する第2の工程と、
    (M+m)本の前記第2の導波路のうちM本の第2の導波路それぞれとM本の光ファイバとを光学的に接続するように、前記M本の光ファイバを有する第2の端部側ファイバアレイを前記光部品に位置調整して固定する第3の工程と、
    前記温調デバイスの前記相対する端部が前記配列方向に位置し、前記配列方向における前記光部品と前記温調デバイスとの重複領域の長さがD[mm]となるように、前記第2の端部側ファイバアレイが固定された前記光部品と前記温調デバイスを接着固定する第4の工程と、
    を備えることを特徴とする光モジュールの製造方法。
  7. 相対する第1及び第2の端部のうち前記第1の端部に入出力端面が位置する(N+n)本の第1の導波路と、(N+n)本の前記第1の導波路に光学的に接続されており前記第2の端部に入出力端面が位置する(M+m)本の第2の導波路とを有し、(N+n)本の前記第1の導波路の入出力端面の配列間隔がs[mm]であり、(M+m)本の前記第2の導波路の入出力端面の配列間隔がt[mm]である光部品を用意する第1の工程と、
    相対する端部間の長さをL[mm]とし、(M+m)本の前記第2の導波路の入出力端面の配列方向における前記光部品の長さをD[mm]とし、W[mm]を、
    Figure 2006003651
    としたとき、
    Figure 2006003651
    なる関係を満たしており前記光部品の温度を調整する温調デバイスを用意する第2の工程と、
    (N+n)本の前記第1の導波路のうちN本の第1の導波路それぞれとN本の光ファイバとを光学的に接続するように、前記N本の光ファイバを有する第1の端部側ファイバアレイを前記光部品に位置調整して固定する第3の工程と、
    (M+m)本の前記第2の導波路のうちM本の第2の導波路それぞれとM本の光ファイバとを光学的に接続するように、前記M本の光ファイバを有する第2の端部側ファイバアレイを、前記第1の端部側ファイバアレイが固定された前記光部品に位置調整して固定する第4の工程と、
    前記温調デバイスの前記相対する端部が前記配列方向に位置し、前記配列方向における前記光部品と前記温調デバイスとの重複領域の長さがD[mm]であるように、前記第1及び第2の端部側ファイバアレイが固定された前記光部品を前記温調デバイス上に接着固定する第5の工程と、
    を備えることを特徴とする光モジュールの製造方法。
  8. 前記光部品は、アレイ導波路型回折格子であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の光モジュールの製造方法。
  9. 前記温調デバイスは、ヒータが取り付けられた平板であることを特徴とする請求項6〜請求項8の何れか1項に記載の光モジュールの製造方法。
  10. 前記温調デバイスは、ペルチェ素子が取り付けられた平板であることを特徴とする請求項6〜請求項8の何れか1項に記載の光モジュールの製造方法。
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