JP5066494B2 - 光合分波器 - Google Patents

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Description

本発明は、光を反射又は透過させる細長の溝を石英板等に複数平行に形成した回折格子を備える光合分波器に関し、特に温度変化に伴う回折格子の格子間隔の変化を防止可能な光合分波器に関する。
ガラス基板上に平行で垂直な多数の溝を周期的に配列した回折格子に、光を入射すると透過又は反射した光が回折し、互いに干渉しあって特定の波長のみを取り出せることを利用して光の合波、分波を行うものである。なお、回折格子は光を反射するタイプは反射型、光を透過するタイプは透過型である。
従来の光合分波器として例えば特許文献1に記載のものがある。この光合分波器は反射型であり、図1(a)に示すように、基板1上に、一端側に入出力アレイポート2を有する光導波路アレイ素子3と、レンズ4と、回折格子5とを固定し、この固定の際に各部材の光軸を所定状態に調整して構成されている。また、図1(b)に示すように、回折格子5は板状であり、その対向する二辺がロッド状の支持部材6、7で支持固定されている。
このような構成の光合分波器において、光導波路アレイ素子3の他端側から出力された光が、レンズ4を介して回折格子5に導かれて回折される。この回折された光がレンズ4を介して光導波路アレイ素子3の他端側に入力されることにより、光の合波又は分波が行われる。
特開平9−73020号公報
ところで、上記特許文献1で説明した従来の光合分波器に用いられている回折格子5は、一般的に石英などのガラス材であることが多く、回折格子5を基板1上に固定するためのロッド状の支持部材6、7にも、回折格子5の材料と熱膨張係数が近いガラス材などが使用されている。しかし、基板1には一般的にコバール材などの金属が用いられるため、この基板1面に直接固定されている支持部材6、7や回折格子5とは熱膨張係数が異なる。
このため、基板1の温度が上昇すると、図1(c)に矢印Y1、Y2で示すように、各支持部材6、7における基板1の上面に当接した部分や近い部位が、遠い部位よりも大きく変位する。このように各支持部材6、7が変位すると、各支持部材6、7に両側面が固定された回折格子5の形状も変位する。即ち、格子間隔もその変位に従ってX方向に変位するので光の回折角度が変化し、光の合波又は分波が適正に行えなくなるという課題があった。回折格子5は両側面が支持部材6、7に固定されているため、両側の支持部材6、7が変位すると、この変位に連動して変位することになる。
この温度による回折角度の変化について、図1に示した反射型の回折格子5を、図2(a)に示す透過型の回折格子5−1に置き換えた際の光合分波器を参照して更に説明する。但し、光導波路入力ポート8と回折格子5−1間には光束の中心軸のみを直線で示した。
光導波路入力ポート8から出射された光はレンズ4aを介して回折格子5−1を透過し、この透過時の回折によって所定の波長間隔でX方向に分波される。この分波された光は、所定の回折角度でレンズ4bに入射され、レンズ4bで光導波路出力ポート9の導波路形成端面に直交する角度に光軸が屈折され、光導波路出力ポート9に結像するようになっている。
ここで、回折格子5−1への入射角度をα、回折角度をβとすれば回折格子方程式より回折角度βは次式(1)のようになる。但し、dは格子間隔、mは回折の次数、λは光の波長である。
d(sinα+sinβ)=mλより、
β=arcsin(m・λ/d−sinα) …(1)
式(1)より、回折格子5−1の格子間隔が変化すれば、回折角度βが変化することが分かる。
更に、中心波長をλ0、波長間隔をdλとすれば、図2(b)に示すように、隣接波長はλ0+dλ、λ0−dλと表現でき、光導波路出力ポート9の光入射間隔Pはレンズ4bの焦点距離をf、隣接波長の回折角度差をdβとした場合、次式(2)で求められる。
P=tan(dβ)・f…(2)
式(2)より、回折角度差dβが変化すれば、光入射間隔Pが変化することが分かる。本来、光入射間隔Pは固定のため、回折角度差dβが変化すれば、図2(c)に示すように光導波路出力ポート9の端面の導波路入射部9aに対して、レンズ4bからの光の結像位置OP1がX方向にずれ、結合損失が生じる。即ち、回折格子5−1の格子間隔が変化すれば結合損失が生じることになる。従って、温度変化に伴い回折格子5−1の格子間隔が変化することにより結合損失が増加するという問題があった。
前記課題を解決するために、本発明は、温度変化に伴う回折格子の格子間隔の変位を低減することによって、光の回折角度の変化を低減して光の合波又は分波を適正に行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、光導波路アレイ素子から出力された光を、平行に形成された複数の直線状の格子で反射又は透過して回折させる板状の回折格子を有し、この回折格子が基板上に固定された光合分波器において、前記回折格子の回折格子面と平行な平面を除きかつ前記格子と平行な一側面のみ又は前記格子と垂直な底面のみを保持するホルダと、前記ホルダ及び前記ホルダで保持された回折格子が前記基板上に非接触状態で、当該ホルダを当該基板上に支持して固定する支持部と、を備えることを特徴とする光合分波器を構成した。
この構成によれば、回折格子はホルダを介して支持部に側面で固定されており、しかも回折格子が基板に非接触状態であるため、基板の熱が直接伝導するのは1つの支持部のみである。従って、基板の熱で支持部の下部は変位するが、この変位部分と回折格子との間にはホルダが介在しているので、支持部の変位が回折格子に直接影響することを低減できる。つまり、回折格子は基板の温度上昇による熱で変位することを低減できる。
本発明の光合分波器は、前記ホルダが角柱形状を成し、この角柱形状の一側面に前記回折格子の一側面が固定されていることが望ましい。
この構成によれば、回折格子を単純な形状のホルダで保持する構造としたので、製作コストの削減を図ることができる。
本発明の光合分波器は、光導波路アレイ素子から出力された光を、平行に形成された複数の直線状の格子で反射又は透過して回折させる板状の回折格子を有し、この回折格子が基板上に固定された光合分波器において、前記回折格子の回折格子面と平行な平面を除きかつ前記格子と平行な一側面及び前記格子と垂直な底面を保持するホルダと、前記ホルダ及び前記ホルダで保持された回折格子が前記基板上に非接触状態で、当該ホルダを当該基板上に支持して固定する支持部と、を備え、前記ホルダが、前記基板上の面と平行な底面及び当該底面に対して垂直な側面が直角に接合された入隅を有するL字形状を成し、このL字形状の入隅に前記回折格子の角が当接されて当該回折格子が当該ホルダに固定され、この固定面の一方である前記底面を有する部分が、前記支持部による当該ホルダの支持時に前記基板上に非接触状態となることが望ましい。
この構成によれば、回折格子の一側面と底面が梁部で固定保持されることになるので、回折格子を強固に固定することができる。
本発明の光合分波器は、前記L字形状のホルダの入隅に座繰りが形成されていることが望ましい。
この構成によれば、回折格子をホルダに接着剤や半田等で固定する際に、半田や接着剤の収縮による回折格子の入隅への応力が集中しないようにすることができる。
本発明の光合分波器は、前記ホルダが、前記回折格子と同一材料により形成されていることが望ましい。
この構成によれば、ホルダと回折格子とが周囲環境に対して同一の感応状態となるので、微弱な変位などの物理的な悪影響を相手側に及ぼすことを無くすことができる。
本発明の光合分波器は、前記支持部が、前記回折格子の材料と熱膨張係数の近い材料で形成されていることが望ましい。
この構成によれば、支持部の熱膨張係数が回折格子の熱膨張係数により近くなるので、支持部が基板から受けた熱の影響を回折格子に伝えにくくなる。
本発明の光合分波器は、前記回折格子における前記格子と平行な側面が前記ホルダに固定され、この固定側面と対向するホルダの側面が前記支持部に固定され、この固定側面が前記基板上の面に対して垂直となる状態に当該支持部が当該基板上に固定されていることが望ましい。
この構成によれば、回折格子がホルダを介して固定されているので、基板の上面と固定部分間で生じる熱歪(熱による変位)の影響を受けにくくなる。
本発明の光合分波器は、前記回折格子における前記格子と垂直な底面が前記ホルダに固定され、この固定底面と直交するホルダの側面が前記支持部に固定され、この固定底面が前記基板上の面に対して平行となる状態に当該支持部が当該基板上に固定されていることが望ましい。
この構成によれば、回折格子がホルダを介して固定されているので、基板の上面と固定部分間で生じる熱歪(熱による変位)の影響を受けにくくなる。
本発明によれば、温度変化に伴う回折格子の格子間隔の変位を低減することによって、光の回折角度の変化を低減して光の合波又は分波を適正に行うことができ、結合損失変動の少ない光合分波器を提供することができる。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(第1の実施形態)
図3(a)は、本発明の実施形態に係る透過型の光合分波器の構成を示す平面図、(b)は光合分波器における基板上の回折格子、ホルダ及び支持部の構成を示す正面図、(c)は温度変化による支持部の変位の状態を示す正面図である。
図3に示すように、光合分波器10は、コバール材などの金属性の基板11上に、外部から図示せぬ光ファイバで導かれた光を出射する光導波路入力ポート12と、レンズ13と、石英等のガラス材に縦縞状に複数の溝が形成された透過型の回折格子14と、回折格子14の一側面を固定して保持する角柱状のホルダ15と、ホルダ15を基板11上に支持固定する角柱状の支持部16と、レンズ17と、光が入射される光導波路出力ポート18とを備えて構成され、これら要素12、13、16、17、18を基板11上に固定する際に必要な要素の光軸が所定状態に調整されている。但し、光導波路入力ポート12と回折格子14との間及び回折格子14と光導波路出力ポート18との間では光束の中心軸のみを直線で示した。
このような構成において、光導波路入力ポート12から出射された光が、レンズ13を介して回折格子14を透過し、この透過時の回折によってX方向に所定の波長間隔に分波される。この分波された光は、所定の回折角度でレンズ17に入射され、レンズ17で光導波路出力ポート18の導波路形成端面の導波路入射部に入射されるように光軸が屈折され、光導波路出力ポート18に結像するようになっている。
本実施形態の特徴は、回折格子14の一側面をホルダ15で固定して保持し、このホルダ15で保持された回折格子14が基板11上に非接触状態となるように、支持部16でホルダ15を基板11上に支持して固定した点にある。
ホルダ15に回折格子14を固定する場合は、ホルダ15と回折格子14との互いの一側面を接着剤や半田等で固定する。この回折格子14が固定されたホルダ15を支持部16で基板11上に支持して固定する場合は、まず、ホルダ15の回折格子14が固定された側面との対向面を接着剤や半田等で固定し、この後に回折格子14と各レンズ13、17との光軸合わせを行う。そして、回折格子14が基板11の上面に非接触状態となるように、支持部16を基板11の上面に接着剤や半田等で固定する。
これによって、回折格子14における格子と平行な側面がホルダ15に固定され、この固定側面と対向するホルダ15の側面が支持部16に固定され、この固定側面が基板11の上面に対して垂直となる状態に支持部16が基板11上に固定された構成となる。
但し、回折格子14が基板11上に接触しないようにしたのは、基板11の熱が直接回折格子14に伝導しないようにするためである。また、各レンズ13、17との光軸合わせを行う場合は、先に支持部16を基板11上に固定軸等を用いて固定しても良い。支持部16の固定には、YAG溶接を用いてもよい。更に、回折格子14と基板11の上面とのギャップは、1mm以上離れていてもよい。
このような第1の実施形態の光合分波器においては、回折格子14の一側面をホルダ15で固定して保持し、このホルダ15で保持された回折格子14が基板11上に非接触状態となるように、支持部16でホルダ15を基板11上に支持して固定するようにした。
従来構成では、基板上に回折格子の両側面が2つの支持部材によって固定されていた。このため、基板の温度が支持部材に伝導して両側の支持部材が変位すると、回折格子には両側から支持部材の変位の力が働くので変位し易くなり、結果的に回折格子は両側の支持部材の変位に連動して変位していた。
しかし、本実施形態では、回折格子14はホルダ15を介して支持部16に一側面でしか固定されておらず、しかも回折格子14が基板11に非接触状態であるため、基板11の熱が直接伝導するのは1つの支持部16のみである。従って、図3(c)に矢印Y3、Y4で示すように、基板11の熱で支持部16の下部は変位するが、この変位部分と回折格子14との間にはホルダ15が介在しているので、支持部16の変位が回折格子14に直接影響することが無くなる。つまり、回折格子14は基板11の温度上昇による熱で変位することを低減できる。
また、回折格子14における縦縞状の格子と平行な側面をホルダ15に固定し、この固定側面と対向するホルダ15の側面を支持部16に固定し、この固定側面が基板11の上面に対して垂直となる状態に支持部16を基板11上に固定した。つまり、回折格子14の格子が基板11の上面に対して垂直状態にホルダ15を介して固定されているので、基板11の上面と固定部分間で生じる熱歪(熱による変位)の影響を受けにくくなる。
また、ホルダ15と基板11の上面との間をギャップ空間としたので、ホルダ15が固定された支持部16と基板11の上面とのバイメタル効果の影響を受けなくなり、回折格子14への悪影響も無くなる。
また、ホルダ15を回折格子14と同一材料により形成してもよい。この場合、ホルダ15と回折格子14とが周囲環境に対して同一の感応状態となるので、微弱な変位などの物理的な悪影響を相手側に及ぼすことを無くすことができる。
更に、支持部16を回折格子14の材料と熱膨張係数の近い材料で形成してもよい。例えば、インバー材などの鉄・ニッケル系の材料で形成する。この場合、支持部16の熱膨張係数が回折格子14の熱膨張係数により近くなるので、支持部16が基板11から受けた熱の影響を回折格子14に伝えにくくなる。従って、回折格子14は基板11の温度上昇による熱で変位することが低減できるので、温度変化に伴う回折格子の格子間隔の変位を低減することによって、光の回折角度の変化を低減して光の合波又は分波を適正に行うことができる。
(第2の実施形態)
図4(a)は、本発明の実施形態に係る透過型の光合分波器の構成を示す平面図、(b)は光合分波器における基板上の回折格子、ホルダ及び支持部の構成を示す正面図、(c)は温度変化による支持部の変位の状態を示す正面図である。
図4に示すように、光合分波器40は、コバール材などの金属性の基板11上に、外部から図示せぬ光ファイバで導かれた光を出射する光導波路入力ポート12と、レンズ13と、石英等のガラス材に縦縞状に複数の溝が形成された透過型の回折格子14と、回折格子14の底面を固定して保持する角柱状のホルダ19と、ホルダ19を基板11上に支持固定する角柱状の支持部16と、レンズ17と、光が入射される光導波路出力ポート18とを備えて構成され、これら要素12、13、16、17、18を基板11上に固定する際に必要な要素の光軸が所定状態に調整されている。但し、光導波路入力ポート12と回折格子14との間及び回折格子14と光導波路出力ポート18との間では光束の中心軸のみを直線で示した。
このような構成において、光導波路入力ポート12から出射された光が、レンズ13を介して回折格子14を透過し、この透過時の回折によってX方向に所定の波長間隔に分波される。この分波された光は、所定の回折角度でレンズ17に入射され、レンズ17で光導波路出力ポート18の導波路形成端面の導波路入射部に入射されるように光軸が屈折され、光導波路出力ポート18に結像するようになっている。
本実施形態の特徴は、回折格子14の底面をホルダ19で固定して保持し、このホルダ19で保持された回折格子14が基板11上に非接触状態となるように、支持部16でホルダ19を基板11上に支持して固定した点にある。
ホルダ19に回折格子14を固定する場合は、ホルダ19の上面と回折格子14の底面とを接着剤や半田等で固定する。この回折格子14が固定されたホルダ19を支持部16で基板11上に支持して固定する場合は、まず、ホルダ19の回折格子14が固定された上面に対する側面を接着剤や半田等で固定し、この後に回折格子14と各レンズ13、17との光軸合わせを行う。そして、回折格子14が基板11の上面に非接触状態となるように、支持部16を基板11の上面に接着剤や半田等で固定する。
これによって、回折格子14における格子と垂直な底面がホルダ19に固定され、この固定底面と垂直なホルダ19の側面が支持部16に固定され、この固定側面が基板11の上面に対して垂直となる状態に支持部16が基板11上に固定された構成となる。
但し、回折格子14が基板11上に接触しないようにしたのは、基板11の熱が直接回折格子14に伝導しないようにするためである。また、各レンズ13、17との光軸合わせを行う場合は、先に支持部16を基板11上に固定軸等を用いて固定しても良い。支持部16の固定には、YAG溶接を用いてもよい。更に、回折格子14と基板11の上面とのギャップは、1mm以上離れていてもよい。
このような第2の実施形態の光合分波器においては、回折格子14の底面をホルダ19で固定して保持し、このホルダ19で保持された回折格子14が基板11上に非接触状態となるように、支持部16でホルダ19を基板11上に支持して固定するようにした。
従来構成では、基板上に回折格子の両側面が2つの支持部材によって固定されていた。このため、基板の温度が支持部材に伝導して両側の支持部材が変位すると、回折格子には両側から支持部材の変位の力が働くので変位し易くなり、結果的に回折格子は両側の支持部材の変位に連動して変位していた。
しかし、本実施形態では、回折格子14はホルダ19を介して支持部16に底面でしか固定されておらず、しかも回折格子14が基板11に非接触状態であるため、基板11の熱が直接伝導するのは1つの支持部16のみである。従って、図4(c)に矢印Y7、Y8で示すように、基板11の熱で支持部16の下部は変位するが、この変位部分と回折格子14との間にはホルダ19が介在しているので、支持部16の変位が回折格子14に直接影響することが無くなる。つまり、回折格子14は基板11の温度上昇による熱で変位することを低減できる。
また、回折格子14における縦縞状の格子と垂直な底面をホルダ19に固定し、この固定底面と垂直なホルダ19の側面を支持部16に固定し、この固定側面が基板11の上面に対して垂直となる状態に支持部16を基板11上に固定した。つまり、回折格子14の格子が基板11の上面に対して垂直状態にホルダ19を介して固定されているので、基板11の上面と固定部分間で生じる熱歪(熱による変位)の影響を受けにくくなる。
また、ホルダ19と基板11の上面との間をギャップ空間としたので、ホルダ19が固定された支持部16と基板11の上面とのバイメタル効果の影響を受けなくなり、回折格子14への悪影響も無くなる。
また、ホルダ19を回折格子14と同一材料により形成してもよい。この場合、ホルダ19と回折格子14とが周囲環境に対して同一の感応状態となるので、微弱な変位などの物理的な悪影響を相手側に及ぼすことを無くすことができる。
更に、支持部16を回折格子14の材料と熱膨張係数の近い材料で形成してもよい。例えば、インバー材などの鉄・ニッケル系の材料で形成する。この場合、支持部16の熱膨張係数が回折格子14の熱膨張係数により近くなるので、支持部16が基板11から受けた熱の影響を回折格子14に伝えにくくなる。従って、回折格子14は基板11の温度上昇による熱で変位することが低減できるので、温度変化に伴う回折格子の格子間隔の変位を低減することによって、光の回折角度の変化を低減して光の合波又は分波を適正に行うことができる。
(第3の実施形態)
図5(a)は、本発明の第3の実施形態に係る透過型の光合分波器の構成を示す平面図、(b)は光合分波器における基板上の回折格子、ホルダ及び支持部の構成を示す正面図、(c)は回折格子、ホルダ及び支持部の構成を示す斜視図である。
図5に示す第3の実施形態の光合分波器20が、第1の実施形態の光合分波器10と異なる点は、ホルダ15をL字型のホルダ21としたことにある。
即ち、ホルダ21は、図5(b)及び(c)に示すように、基板11の上面と平行な底面21a及び底面21aに対して垂直な側面21bが直角に接合された入隅を有するL字形状を成す。このホルダ21に回折格子14を固定する場合は、ホルダ21の入隅に回折格子14の角を当接して底面21a及び側面21bに接着剤や半田等で固定する。
この回折格子14が固定されたホルダ21を支持部16で基板11上に支持して固定する場合は、まず、ホルダ21の回折格子14が固定された側面21bとの対向面を接着剤や半田等で固定し、この後に回折格子14と各レンズ13、17との光軸合わせを行う。そして、ホルダ21の底面21aを有する梁部21cが基板11の上面に非接触状態となるように、支持部16を基板11の上面に接着剤や半田等で固定する。
但し、回折格子14が固定された梁部21cが基板11上に接触しないようにしたのは、基板11の熱が直接梁部21cを介して回折格子14に伝導しないようにするためである。また、各レンズ13、17との光軸合わせを行う場合は、先に支持部16を基板11上に固定軸等を用いて固定しても良い。支持部16の固定には、YAG溶接を用いてもよい。また、ホルダ21の梁部21cと基板11の上面とのギャップは、1mm以上離れていてもよい。
このような第3の実施形態の光合分波器においては、第1の実施形態のホルダ15に代え、L字形状のホルダ21を用いて回折格子14を基板11の上面にギャップ空間を介して固定保持するようにした。このようにL字形状のホルダ21で回折格子14を固定保持した場合、回折格子14の一側面のみならず底面も梁部21cで固定保持されるが、梁部21cは基板11の上面に当接していないので、結果的に第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。更に、回折格子14の一側面のみならず底面も梁部21cで固定保持されることになるので、回折格子14を第1の実施形態よりもより強固に固定することができる。
第3の実施形態においても、基板11の熱が直接伝導するのは1つの支持部16のみであり、基板11の熱で支持部16の下部は変位するが、この変位部分と回折格子14との間にはホルダ21が介在しているので、ホルダ21がL字形状であっても支持部16の変位が回折格子14に直接影響することは無い。つまり、回折格子14は基板11の温度上昇による熱で変位することを低減できる。
また、回折格子14の格子が基板11の上面に対して垂直状態にホルダ21を介して固定されているので、基板11の上面と固定部分間で生じる熱歪の影響を受けにくくなる。
また、ホルダ21の梁部21cと基板11の上面との間をギャップ空間としたので、ホルダ21が固定された支持部16と基板11の上面とのバイメタル効果の影響を受けなくなり、回折格子14への悪影響も無くなる。
また、ホルダ21を回折格子14と同一材料により形成することにより、ホルダ21と回折格子14とが周囲環境に対して同一の感応状態となるので、微弱な変位などの物理的な悪影響を相手側に及ぼすことを無くすことができる。
更に、第3の実施形態においては、回折格子14をホルダ21の側面21bのみならず梁部21cでも固定保持するようにしたので、回折格子14の固定強度を高くすることができ、長期間の使用でも光軸のずれを少なくすることができる。
この他、図6(a)に示す正面図及び(b)に示す(a)の右側面図に示すように、L字形状のホルダ21の底面21a(図5(c)参照)と側面21bとが付き合う角(入隅)に、回折格子14の縦縞状の格子と直交方向に座繰り21dを形成してもよい。座繰り21dは、ホルダ21の入隅に沿って底面21aと平行に断面三角形状の凹溝状に形成されている。
このように座繰り21dを形成した場合、回折格子14をホルダ21に接着剤や半田等で固定する際に、半田や接着剤の収縮による回折格子14の入隅への応力が集中しないようにすることができる。換言すれば座繰り21dによって入隅への応力を分散させることができる。
次に、基板11の温度上昇による熱の回避効果について解析結果を示して説明する。
図6(a)は基板11の上面が25℃の場合、(c)は基板11の上面が75℃の場合の支持部16、ホルダ21及び回折格子14の熱歪解析結果の状態を示す。75℃の場合は、矢印Y5、Y6で示すように、支持部16の下部が変位している。しかし、回折格子14への影響は見られなかった。つまり、支持部16の下部が変位しても回折格子14は変位しなかった。
また、図6に示した実施形態形状と、図2に示した従来形状との熱歪解析結果で得られた格子間隔の長さ(μm)は図7の表に示す通りである。なお、実施形態形状という場合は、図6に示した座繰り21dつきのホルダ21に回折格子14が保持された構造を指す。また、従来形状は図2に示した回折格子5−1の両側が支持部材6、7で支持された構造を指す。
即ち、図7に示すように、25℃の時を歪ゼロとし、格子間隔を1μmとした場合、熱歪解析結果で得られた格子間隔の変位量は、回折格子単体では上部で6pm、中部で4pm、下部で6pmである。従来形状では上部で77pm、中部で58pm、下部で199pmである。実施形態形状では上部で17pm、中部で17pm、下部で16pmである。
但し、比較のため回折格子単体での熱歪解析をみて差を抽出した(回折格子の格子間隔変位は均一な変位として仮定した)。合わせて回折角度の変位を基板11の上面が25℃の時を歪ゼロとし、70℃にした時の変位を回折の条件の前述の式(1)にて回折角を算出した。
また、焦点距離f=100mmのレンズを使用した時の結像位置のずれ(μm)を前述の式(2)を用いて求め、これを図8に、光波長(nm)との関係グラフとして示した。図8において、F0は25℃の際に回折格子歪ゼロの場合の結像位置ずれと光波長との関係を示す線分である。F1は回折格子単体で70℃の場合での結像位置ずれと光波長との関係を示す線分である。F2は従来形状上部で70℃の場合での結像位置ずれと光波長との関係を示す線分である。F3は従来形状中部で70℃の場合での結像位置ずれと光波長との関係を示す線分である。F4は従来形状下部で70℃の場合での結像位置ずれと光波長との関係を示す線分である。F5は実施形態形状で70℃の場合での結像位置ずれと光波長との関係を示す線分である。
但し、焦点距離f=100mmと十分に長くしたのは、ポート間クロストークを確保するためである。焦点距離fを短縮すると上式(2)より光導波路出力ポート18の光入射間隔Pが縮小し、ポート間クロストーク悪化の原因になるからである。
次に実施形態形状の効果を説明する。図7に示す表から従来形状では格子間隔が基板に近い下部で大きく変化しており、実施形態形状では上部、中部、下部とも殆ど変化していないことが分かる。従って、70℃での格子間隔の変位が従来形状よりも低減されていることがわかる。
次に、図8に示すグラフよりF5で示す実施形態形状が回折格子の熱変位が減少していることがわかる。この効果を更に図9を参照して説明する。図9において、18aは光導波路出力ポート18の光入射端面の導波路入射部であり、OP1は従来形状の光の結像位置、OP2は実施形態形状の光の結像位置である。L1=3.6μmは、導波路入射部18aの中心と光の結像位置OP1の中心とのずれの長さ、L2=0.3μmは、導波路入射部18aの中心と光の結像位置OP2の中心とのずれの長さである。
この図9に示すように、導波路入射部18aに対して従来形状の光の結像位置OP1は、L1=3.6μmずれているが、実施形態形状の光の結像位置OP2は、0.3μmのずれしかない。この数値から実施形態形状では回折格子の熱変位が減少していることが明確にわかる。
更に、この時の光結合損失を算出すると、従来形状では約1.77dBに対し、実施形態形状では約0.01dBと低損失になっている。よって、実施形態形状を用いれば、温度変化に対して高安定、即ち光損失変動が少ない光合分波器を提供することができる。
以上説明した全ての実施形態では回折格子14が透過型の光合分波器であったが、図10に示す光合分波器30のように、回折格子34が反射型であっても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、光合分波器30は、基板31上に光導波路入出力ポート32と、レンズ33と、石英等のガラス材に縦縞状に複数の溝が形成された透過型の回折格子34と、回折格子34の一側面及び底面を固定して保持するL字形状のホルダ21と、ホルダ21を基板31上に支持固定する角柱状の支持部16とを備えて構成されている。
本発明の光合分波器は、インターネットにおける情報通信量の増大に対応するための波長分割多重フォトニックネットワークなどの光通信ネットワークに適用することができる。
(a)は従来の反射型の光合分波器の構成を示す平面図、(b)は光合分波器における基板上の回折格子、ホルダ及び支持部の構成を示す正面図、(c)は温度変化による支持部の変位の状態を示す正面図である。 (a)は従来の透過型の光合分波器の構成を示す平面図、(b)は回折格子から光導波路出力ポートへの光軸を示す図、(c)は光導波路出力ポートの端面の導波路入射部と光の結像位置とのずれを示す図である。 (a)は本発明の第1の実施形態に係る透過型の光合分波器の構成を示す平面図、(b)は光合分波器における基板上の回折格子、ホルダ及び支持部の構成を示す正面図、(c)は温度変化による支持部の変位の状態を示す正面図である。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る透過型の光合分波器の構成を示す平面図、(b)は光合分波器における基板上の回折格子、ホルダ及び支持部の構成を示す正面図、(c)は温度変化による支持部の変位の状態を示す正面図である。 (a)は本発明の第3の実施形態に係る透過型の光合分波器の構成を示す平面図、(b)は光合分波器における基板上の回折格子、ホルダ及び支持部の構成を示す正面図、(c)は回折格子、ホルダ及び支持部の構成を示す斜視図である。 (a)は第3の実施形態の光合分波器において座繰りを有するL字形状の回折格子の構成を示す正面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は温度変化による支持部の変位の状態を示す正面図である。 回折格子単位、従来形状及び実施形態形状の各々において熱歪解析結果で得られた格子間隔の長さの表を示す図である。 従来形状と実施形態形状における熱解析による結像位置ずれと光波長との関係図である。 光導波路出力ポートの端面の導波路入射部に対する実施形態及び従来例の光の結像位置のずれを示す図である。 第3の実施形態によるL字形状ホルダに反射型の回折格子を固定した光合分波器の構成を示す図である。
符号の説明
1、11、31:基板
2:入出力アレイポート
3:光導波路アレイ素子
4、4a、4b、13、17、33:レンズ
5、5−1、14、34:回折格子
6、7、16:支持部材
8、12:光導波路入力ポート
9、18:光導波路出力ポート
9a、18a:導波路入射部
10、20、30、40:光合分波器
15、19、21:ホルダ
21a:底面
21b:側面
21c:梁部
21d:座繰り
32:光導波路入出力ポート

Claims (8)

  1. 光導波路アレイ素子から出力された光を、平行に形成された複数の直線状の格子で反射又は透過して回折させる板状の回折格子を有し、この回折格子が基板上に固定された光合分波器において、
    前記回折格子の回折格子面と平行な平面を除きかつ前記格子と平行な一側面のみ又は前記格子と垂直な底面のみを保持するホルダと、
    前記ホルダ及び前記ホルダで保持された回折格子が前記基板上に非接触状態で、当該ホルダを当該基板上に支持して固定する支持部と、
    を備えることを特徴とする光合分波器。
  2. 前記ホルダが角柱形状を成し、この角柱形状の一側面に前記回折格子の一側面が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の光合分波器。
  3. 光導波路アレイ素子から出力された光を、平行に形成された複数の直線状の格子で反射又は透過して回折させる板状の回折格子を有し、この回折格子が基板上に固定された光合分波器において、
    前記回折格子の回折格子面と平行な平面を除きかつ前記格子と平行な一側面及び前記格子と垂直な底面を保持するホルダと、
    前記ホルダ及び前記ホルダで保持された回折格子が前記基板上に非接触状態で、当該ホルダを当該基板上に支持して固定する支持部と、
    を備え、
    前記ホルダが、前記基板上の面と平行な底面及び当該底面に対して垂直な側面が直角に接合された入隅を有するL字形状を成し、このL字形状の入隅に前記回折格子の角が当接されて当該回折格子が当該ホルダに固定され、この固定面の一方である前記底面を有する部分が、前記支持部による当該ホルダの支持時に前記基板上に非接触状態となることを特徴とする光合分波器。
  4. 前記L字形状のホルダの入隅に座繰りが形成されていることを特徴とする請求項3に記載の光合分波器。
  5. 前記ホルダが、前記回折格子と同一材料により形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光合分波器。
  6. 前記支持部が、前記回折格子の材料と熱膨張係数の近い材料で形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光合分波器。
  7. 前記回折格子における前記格子と平行な側面が前記ホルダに固定され、この固定側面と対向するホルダの側面が前記支持部に固定され、この固定側面が前記基板上の面に対して垂直となる状態に当該支持部が当該基板上に固定されていることを特徴とする請求項1から6に記載のいずれかの光合分波器。
  8. 前記回折格子における前記格子と垂直な底面が前記ホルダに固定され、この固定底面と直交するホルダの側面が前記支持部に固定され、この固定底面が前記基板上の面に対して平行となる状態に当該支持部が当該基板上に固定されていることを特徴とする請求項1から7に記載のいずれかの光合分波器。
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