JP2001040399A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JP2001040399A JP2001040399A JP11247803A JP24780399A JP2001040399A JP 2001040399 A JP2001040399 A JP 2001040399A JP 11247803 A JP11247803 A JP 11247803A JP 24780399 A JP24780399 A JP 24780399A JP 2001040399 A JP2001040399 A JP 2001040399A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、洗濯処理において、通常の洗浄で
は除去困難な血液汚れ等由来のシミを効果的に除去する
事が可能である洗浄剤組成物を提供することを目的とす
る。 【解決課題】 本発明は(a)直鎖アルキルベンゼンス
ルホン酸塩及び/又はアルキル硫酸塩を含有する界面活
性剤 10〜40重量% (b)ポリカルボン酸重合体又はその塩、及び/又はア
ミノ酸誘導体型キレート剤 0.3〜7重量% (c)酵素として、菌起源の異なる2種以上のプロテア
ーゼ、及びリパーゼを合計で 0.01〜5重量% を含有することを特徴とする。
は除去困難な血液汚れ等由来のシミを効果的に除去する
事が可能である洗浄剤組成物を提供することを目的とす
る。 【解決課題】 本発明は(a)直鎖アルキルベンゼンス
ルホン酸塩及び/又はアルキル硫酸塩を含有する界面活
性剤 10〜40重量% (b)ポリカルボン酸重合体又はその塩、及び/又はア
ミノ酸誘導体型キレート剤 0.3〜7重量% (c)酵素として、菌起源の異なる2種以上のプロテア
ーゼ、及びリパーゼを合計で 0.01〜5重量% を含有することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術課題】本発明は、洗浄剤組成物に関
し、更に詳しくは衣料用洗浄剤組成物に関する。
し、更に詳しくは衣料用洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】衣料の洗浄において白物の白度維持或い
は増白は、汚れ落ちと共に大きな要件の一つである。衣
料用洗浄剤組成物の技術においては、近年品質過剰とも
思われる性能向上により、衣料の白度低下、洗濯後衣料
に残留する石鹸成分や、落ちきれずに残る皮脂成分の酸
化による黄変等原因となつていた問題は既に技術課題と
なつていない。洗濯後の衣料の汚れで特に近年問題視さ
れているのが血液汚れに対する洗浄性能向上が指摘され
ている。血液に由来するシミ汚れは、洗浄の初期におい
てアルカリ性の洗浄液と接触する事により蛋白変成を起
こし、また、血液由来のシミは漂白剤を作用させると色
を濃くまたは白くするという本来の洗浄効果が得られな
いどころか、色が濃くなつてしまうことが多い。さらに
また、血液汚れが完全に除去されていない状態でアイロ
ン仕上げ処理を行うと僅かな量のシミであつても変成を
起こし通常の洗浄処理では除去し切れない頑固な汚れと
なつてしまう。血液汚れを改善する技術としては、特開
平9−316490号、特開平10−237497号等
提案されているが、未だ満足できる洗浄性能を有するも
のには至つていない。
は増白は、汚れ落ちと共に大きな要件の一つである。衣
料用洗浄剤組成物の技術においては、近年品質過剰とも
思われる性能向上により、衣料の白度低下、洗濯後衣料
に残留する石鹸成分や、落ちきれずに残る皮脂成分の酸
化による黄変等原因となつていた問題は既に技術課題と
なつていない。洗濯後の衣料の汚れで特に近年問題視さ
れているのが血液汚れに対する洗浄性能向上が指摘され
ている。血液に由来するシミ汚れは、洗浄の初期におい
てアルカリ性の洗浄液と接触する事により蛋白変成を起
こし、また、血液由来のシミは漂白剤を作用させると色
を濃くまたは白くするという本来の洗浄効果が得られな
いどころか、色が濃くなつてしまうことが多い。さらに
また、血液汚れが完全に除去されていない状態でアイロ
ン仕上げ処理を行うと僅かな量のシミであつても変成を
起こし通常の洗浄処理では除去し切れない頑固な汚れと
なつてしまう。血液汚れを改善する技術としては、特開
平9−316490号、特開平10−237497号等
提案されているが、未だ満足できる洗浄性能を有するも
のには至つていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、洗濯処理に
おいて、通常の洗浄では除去困難な血液汚れ等由来のシ
ミを効果的に除去する事が可能である洗浄剤組成物を提
供することを目的とする。
おいて、通常の洗浄では除去困難な血液汚れ等由来のシ
ミを効果的に除去する事が可能である洗浄剤組成物を提
供することを目的とする。
【0004】
【発明を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決するために鋭意検討を重ねた結果、酵素として、菌
起源の異なる2種以上のプロテアーゼ、及びリパーゼ
と、特定のポリカルボン酸重合体又はその塩、及び/又
はアミノ酸誘導体型キレート剤とを組み合わせる事によ
り、白物衣料の洗濯に際し、特に血液汚れに由来するシ
ミを効果的に除去する効果を見出し、本発明を達成し
た。即ち、本発明は(a)直鎖アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩及び/又はアルキル硫酸塩を含有する界面活性剤
10〜40重量% (b)ポリカルボン酸重合体又はその塩、及び/又はア
ミノ酸誘導体型キレート剤 0.3〜7重量% (c)酵素として、菌起源の異なる2種以上のプロテア
ーゼ、及びリパーゼを合計で 0.02〜5重量% を含有することを特徴とする洗浄剤組成物を提供する。
解決するために鋭意検討を重ねた結果、酵素として、菌
起源の異なる2種以上のプロテアーゼ、及びリパーゼ
と、特定のポリカルボン酸重合体又はその塩、及び/又
はアミノ酸誘導体型キレート剤とを組み合わせる事によ
り、白物衣料の洗濯に際し、特に血液汚れに由来するシ
ミを効果的に除去する効果を見出し、本発明を達成し
た。即ち、本発明は(a)直鎖アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩及び/又はアルキル硫酸塩を含有する界面活性剤
10〜40重量% (b)ポリカルボン酸重合体又はその塩、及び/又はア
ミノ酸誘導体型キレート剤 0.3〜7重量% (c)酵素として、菌起源の異なる2種以上のプロテア
ーゼ、及びリパーゼを合計で 0.02〜5重量% を含有することを特徴とする洗浄剤組成物を提供する。
【0005】2種以上のプロテアーゼ酵素を組み合わせ
ることにより洗浄力を向上させる事は、米国特許第45
11490号、特開昭63−63795号、特開昭63
−63796号において既に公知の事実である。しかし
ながら、血液汚れに由来するシミ除去は単なる酵素効果
のアツプではシミ除去効果は認められず、2種以上のプ
ロテアーゼ酵素とリパーゼ酵素、及び特定のポリカルボ
ン酸重合体又はその塩、及び/又はアミノ酸誘導体型キ
レート剤との組み合わせで初めてこのような相乗効果が
認められ、本発明を完成した。
ることにより洗浄力を向上させる事は、米国特許第45
11490号、特開昭63−63795号、特開昭63
−63796号において既に公知の事実である。しかし
ながら、血液汚れに由来するシミ除去は単なる酵素効果
のアツプではシミ除去効果は認められず、2種以上のプ
ロテアーゼ酵素とリパーゼ酵素、及び特定のポリカルボ
ン酸重合体又はその塩、及び/又はアミノ酸誘導体型キ
レート剤との組み合わせで初めてこのような相乗効果が
認められ、本発明を完成した。
【0006】本発明のメカニズムは不明であるが、特定
の合成界面活性剤と2種のプロテアーゼとリパーゼ酵
素、及び特定のポリカルボン酸重合体、及び/又はアミ
ノ酸誘導体型キレート剤を含む洗浄剤で血液汚れ衣料を
洗浄することにより、血液汚れに対し何らかの作用で血
液シミ汚れに対する除去性を促進されたものと思われ
る。
の合成界面活性剤と2種のプロテアーゼとリパーゼ酵
素、及び特定のポリカルボン酸重合体、及び/又はアミ
ノ酸誘導体型キレート剤を含む洗浄剤で血液汚れ衣料を
洗浄することにより、血液汚れに対し何らかの作用で血
液シミ汚れに対する除去性を促進されたものと思われ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる(a)界面活
性剤は、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩及び/又は
アルキル硫酸塩を含有する。これらの具体例としては、
平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、平均炭素数10ないし20の
アルキル基を有するアルキル硫酸塩が挙げられる。合成
界面活性剤は、更に平均炭素数10〜20の直鎖又は分
岐鎖のアルキル基を有し1分子中に平均0.5〜8モル
のエチレンオキサイドを付加したアルキルエトキシ硫酸
塩、平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するオレ
フィンスルホン酸塩、平均10〜20の炭素原子を1分
子中に有するα−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、平均
炭素数8〜20高級脂肪酸塩、などの他のアニオン性界
面活性剤、平均炭素数10〜20のアルキル基を有し1
〜20モルのエチレンオキサイドを付加したポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、高級脂肪酸アルカノールア
ミド又はそのアルキレンオキサイド付加物などの非イオ
ン性界面活性剤、その他ベタイン型両性界面活性剤、ス
ルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル系界面活性
剤、カチオン性界面活性剤などを含有してもよい。本発
明の洗浄剤組成物中の界面活性剤の配合量は一般的には
10〜40重量%である。
性剤は、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩及び/又は
アルキル硫酸塩を含有する。これらの具体例としては、
平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、平均炭素数10ないし20の
アルキル基を有するアルキル硫酸塩が挙げられる。合成
界面活性剤は、更に平均炭素数10〜20の直鎖又は分
岐鎖のアルキル基を有し1分子中に平均0.5〜8モル
のエチレンオキサイドを付加したアルキルエトキシ硫酸
塩、平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するオレ
フィンスルホン酸塩、平均10〜20の炭素原子を1分
子中に有するα−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、平均
炭素数8〜20高級脂肪酸塩、などの他のアニオン性界
面活性剤、平均炭素数10〜20のアルキル基を有し1
〜20モルのエチレンオキサイドを付加したポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、高級脂肪酸アルカノールア
ミド又はそのアルキレンオキサイド付加物などの非イオ
ン性界面活性剤、その他ベタイン型両性界面活性剤、ス
ルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル系界面活性
剤、カチオン性界面活性剤などを含有してもよい。本発
明の洗浄剤組成物中の界面活性剤の配合量は一般的には
10〜40重量%である。
【0008】本発明に用いられる2種以上のプロテアー
ゼとしては、通常洗剤に用いられるものであれば特に限
定されない。本発明に使用される好ましいプロテアーゼ
を以下に例示する。しかしながら、以下の例示は本発明
を限定するものではない。 特開昭51−8401号記載のバチルス属起源のアル
カリセリンプロテアーゼ(ノボ・ノルデイスク・バイオ
インダストーリー社) 特開昭46−43551号記載のフザリウム属又はジ
ベレラ属起源の強アルカリプロテアーゼ(武田薬品工
業) 特開昭46−42956号記載のバチルス属起源のア
ルカリプロテアーゼ(合同酒精) 特開昭59−59189号記載のアクロモバクター属
起源のアルカリプロテアーゼ(和光純薬工業) 特開昭54−62386号記載のクレモニウム属起源
のアルカリプロテアーゼ(キリンビール) 特開昭48−2794号記載のバチルス属起源のアル
カリプロテアーゼ(理化学研究所) 特開昭50−16435号記載のバチルス属起源のア
ルカリプロテアーゼ(理化学研究所) 特開昭53−18594号記載のバチルス属起源のア
ルカリプロテアーゼ(理化学研究所) 特開昭55−46711号記載のバチルス属起源のア
ルカリプロテアーゼ(理化学研究所) ▲10▼特開昭57−42310号記載のバチルス属起
源のアルカリプロテアーゼ(ギスト・プロカデス社) ▲11▼特開昭58−16200号記載のバチルス属起
源のアルカリプロテアーゼ(ギスト・プトカデス社) ▲12▼特開昭56−24512号記載のバチルス属起
源のアルカリプロテアーゼ(ギスト・プロカデス社) ▲13▼特開昭47−1832号記載のバチルス属起源
のアルカリプロテアーゼ(三樂オーシャン) ▲14▼特開昭52−35758号記載のバチルス属起
源のアルカリプロテアーゼ(バクスター・トラベノール
・ラボラトリーズ社) ▲15▼特開昭50−34633号記載の桔草菌起源の
アルカリプロテアーゼ(長瀬産業) ▲16▼特公昭46−41596号記載のセファロスポ
リウム属起源のアルカリプロテアーゼ(藤沢薬品工業) ▲17▼特開昭58−134990号記載のバチルス属
起源のアルカリプロテアーゼ(昭和電工) ▲18▼特開昭55−14086号記載のバチルス属起
源のアルカリプロテアーゼ(ギスト・プロカデス社) ▲19▼特開昭51−82783号記載のバチルス属起
源のアルカリプロテアーゼ(ギスト・プロカデス社) ▲20▼特開昭51−125407号記載のバチルス属
起源のアルカリプロテアーゼ(ギスト・プロカデス社) 21,特開昭55−39794号記載のバチルス属起源
の低アレルギー発現性プロテアーゼ(ノボ・ノルデイス
ク・バイオインダストーリー社) 22,特開昭46−1840号記載のセラチア属起源の
アルカリ性プロテアーゼ(リサーチ・コーポレーショ
ン) 23,特開昭46−23989号記載のアクレモニウム
属起源のアルカリプロテアーゼ(アルブライト・エンド
・ウイルソン・リミテツド) 24,特開昭58−15282号記載のセルムス属起源
の耐熱性アルカリプロテアーゼ(天野製薬) 上記アルカリ性プロテアーゼは精製分画物は勿論、粗酵
素及びそれらの造粒物も当然使用できる。造粒物として
用いる場合には、通常の造粒法に基ずき、安定剤、フィ
ラー、増量剤、増白剤、バインダー及びコーテイング剤
等と共に造粒し用いることが出来る。2種以上の酵素の
造粒に際しては別々に造粒してもよいし、酵素を混合
し、同一造粒物としてもよい。入手可能な市販酵素とし
ては、以下の物が例示される。アルカラーゼ(Alka
laze)、サビナーゼ(Savinase)、エスペ
ラーゼ(Esperaze)、エバラーゼ(Everl
ase)、カンナーゼ(Kannase)(以上ノボ・
ノルデイス・バイオインダストーリー社) マクサターゼ(Maxtaze)、マクサカル(Max
acal)、(以上ジェネンコア社) 本発明のアルカ
リプロテアーゼの組み合わせは、異なるものであれば、
その至適温度、至適pH等にとらわれることはなく、ど
のような組み合わせでもかまわないが、特に好ましい組
み合わせとしては、アルカリプロテアーゼの1種がバチ
ルス属起源菌が生産するアルカリプロテアーゼである。
2種の酵素を組み合わせる場合には、その混合比は、9
/1〜1/9であることが好ましく、3種以上の酵素を
組み合わせる場合には、そのうちの少なくとも2種の酵
素が各々全体の1/10以上含まれていればよい。酵素
の組み合わせの比率がこの範囲を外れる場合には、本発
明の効果は期待できにくい。
ゼとしては、通常洗剤に用いられるものであれば特に限
定されない。本発明に使用される好ましいプロテアーゼ
を以下に例示する。しかしながら、以下の例示は本発明
を限定するものではない。 特開昭51−8401号記載のバチルス属起源のアル
カリセリンプロテアーゼ(ノボ・ノルデイスク・バイオ
インダストーリー社) 特開昭46−43551号記載のフザリウム属又はジ
ベレラ属起源の強アルカリプロテアーゼ(武田薬品工
業) 特開昭46−42956号記載のバチルス属起源のア
ルカリプロテアーゼ(合同酒精) 特開昭59−59189号記載のアクロモバクター属
起源のアルカリプロテアーゼ(和光純薬工業) 特開昭54−62386号記載のクレモニウム属起源
のアルカリプロテアーゼ(キリンビール) 特開昭48−2794号記載のバチルス属起源のアル
カリプロテアーゼ(理化学研究所) 特開昭50−16435号記載のバチルス属起源のア
ルカリプロテアーゼ(理化学研究所) 特開昭53−18594号記載のバチルス属起源のア
ルカリプロテアーゼ(理化学研究所) 特開昭55−46711号記載のバチルス属起源のア
ルカリプロテアーゼ(理化学研究所) ▲10▼特開昭57−42310号記載のバチルス属起
源のアルカリプロテアーゼ(ギスト・プロカデス社) ▲11▼特開昭58−16200号記載のバチルス属起
源のアルカリプロテアーゼ(ギスト・プトカデス社) ▲12▼特開昭56−24512号記載のバチルス属起
源のアルカリプロテアーゼ(ギスト・プロカデス社) ▲13▼特開昭47−1832号記載のバチルス属起源
のアルカリプロテアーゼ(三樂オーシャン) ▲14▼特開昭52−35758号記載のバチルス属起
源のアルカリプロテアーゼ(バクスター・トラベノール
・ラボラトリーズ社) ▲15▼特開昭50−34633号記載の桔草菌起源の
アルカリプロテアーゼ(長瀬産業) ▲16▼特公昭46−41596号記載のセファロスポ
リウム属起源のアルカリプロテアーゼ(藤沢薬品工業) ▲17▼特開昭58−134990号記載のバチルス属
起源のアルカリプロテアーゼ(昭和電工) ▲18▼特開昭55−14086号記載のバチルス属起
源のアルカリプロテアーゼ(ギスト・プロカデス社) ▲19▼特開昭51−82783号記載のバチルス属起
源のアルカリプロテアーゼ(ギスト・プロカデス社) ▲20▼特開昭51−125407号記載のバチルス属
起源のアルカリプロテアーゼ(ギスト・プロカデス社) 21,特開昭55−39794号記載のバチルス属起源
の低アレルギー発現性プロテアーゼ(ノボ・ノルデイス
ク・バイオインダストーリー社) 22,特開昭46−1840号記載のセラチア属起源の
アルカリ性プロテアーゼ(リサーチ・コーポレーショ
ン) 23,特開昭46−23989号記載のアクレモニウム
属起源のアルカリプロテアーゼ(アルブライト・エンド
・ウイルソン・リミテツド) 24,特開昭58−15282号記載のセルムス属起源
の耐熱性アルカリプロテアーゼ(天野製薬) 上記アルカリ性プロテアーゼは精製分画物は勿論、粗酵
素及びそれらの造粒物も当然使用できる。造粒物として
用いる場合には、通常の造粒法に基ずき、安定剤、フィ
ラー、増量剤、増白剤、バインダー及びコーテイング剤
等と共に造粒し用いることが出来る。2種以上の酵素の
造粒に際しては別々に造粒してもよいし、酵素を混合
し、同一造粒物としてもよい。入手可能な市販酵素とし
ては、以下の物が例示される。アルカラーゼ(Alka
laze)、サビナーゼ(Savinase)、エスペ
ラーゼ(Esperaze)、エバラーゼ(Everl
ase)、カンナーゼ(Kannase)(以上ノボ・
ノルデイス・バイオインダストーリー社) マクサターゼ(Maxtaze)、マクサカル(Max
acal)、(以上ジェネンコア社) 本発明のアルカ
リプロテアーゼの組み合わせは、異なるものであれば、
その至適温度、至適pH等にとらわれることはなく、ど
のような組み合わせでもかまわないが、特に好ましい組
み合わせとしては、アルカリプロテアーゼの1種がバチ
ルス属起源菌が生産するアルカリプロテアーゼである。
2種の酵素を組み合わせる場合には、その混合比は、9
/1〜1/9であることが好ましく、3種以上の酵素を
組み合わせる場合には、そのうちの少なくとも2種の酵
素が各々全体の1/10以上含まれていればよい。酵素
の組み合わせの比率がこの範囲を外れる場合には、本発
明の効果は期待できにくい。
【0009】更に、発明で使用するリパーゼは、通常市
販のリポラーゼ、ルマファスト等が挙げられる。これら
のリパーゼを単独、または2種以上を併用して用いるこ
ともできる。これらリパーゼの中で、特に本発明で好ま
しいものとしては、起源がHumicola属であるリ
パーゼのアミノ酸配列の第118番目アミノ酸残基(ア
スパラギン酸)をロイシンに置換したもので、特開平0
9−249893号公報に記載のものである。このリパ
ーゼは、ノボ・ノルデイスク・バイオインダストーリー
社から「リポラーゼウルトラ」の商品名で販売されてい
る。この特定な配列番号を有するリパーゼは、耐アルカ
リ性に優れ、従来よりも比活性が高いリパーゼである。
本発明で使用するリパーゼは、本発明の洗剤組成物中に
0.02〜2重量%配合される。この配合量が0.02
未満では、変質血液シミ除去の向上に寄与せず、2重量
%を越えて配合しても効果の向上は認められない。
販のリポラーゼ、ルマファスト等が挙げられる。これら
のリパーゼを単独、または2種以上を併用して用いるこ
ともできる。これらリパーゼの中で、特に本発明で好ま
しいものとしては、起源がHumicola属であるリ
パーゼのアミノ酸配列の第118番目アミノ酸残基(ア
スパラギン酸)をロイシンに置換したもので、特開平0
9−249893号公報に記載のものである。このリパ
ーゼは、ノボ・ノルデイスク・バイオインダストーリー
社から「リポラーゼウルトラ」の商品名で販売されてい
る。この特定な配列番号を有するリパーゼは、耐アルカ
リ性に優れ、従来よりも比活性が高いリパーゼである。
本発明で使用するリパーゼは、本発明の洗剤組成物中に
0.02〜2重量%配合される。この配合量が0.02
未満では、変質血液シミ除去の向上に寄与せず、2重量
%を越えて配合しても効果の向上は認められない。
【0010】洗浄剤組成物の酵素として、上記菌起源の
異なる2種以上のプロテアーゼ、及びリパーゼを合計で
0.02〜5重量%配合することが好ましく、これより
少ない場合には本発明の効果は期待できず、多過ぎる場
合には効果が頭打ちとなつてしまう。また、プロテアー
ゼとリパーゼの配合比率としては、9/1〜1/9であ
ることが好ましく、さらに他の酵素を組み合わせる場合
には、そのうちの少なくとも2種の酵素が各々全体の1
/10以上含まれていればよい。
異なる2種以上のプロテアーゼ、及びリパーゼを合計で
0.02〜5重量%配合することが好ましく、これより
少ない場合には本発明の効果は期待できず、多過ぎる場
合には効果が頭打ちとなつてしまう。また、プロテアー
ゼとリパーゼの配合比率としては、9/1〜1/9であ
ることが好ましく、さらに他の酵素を組み合わせる場合
には、そのうちの少なくとも2種の酵素が各々全体の1
/10以上含まれていればよい。
【0011】本発明に用いられるポリカルボン酸重合体
は、側鎖に−COOX基を有する、不飽和のカルボン
酸、不飽和ポリカルボン酸のホモポリマー又はコポリマ
ーである。このカルボン酸重合体は、平均分子量300
0〜100000、好ましくは平均分子量3000〜1
0000を有するものである。Xとしては、水素、アル
カリ金属、及びアミン等が挙げられる。このうち経済性
及び取り扱い易さの点からアルカリ金属の塩、特にナト
リウム塩が好ましく、例えば−COONa基となるもの
が好ましい。また、カルボン酸重合体は、酸価300以
下であるものが好ましい。カルボン酸重合体は、単一の
モノマーから製造されるホモポリマー、及び複数のモノ
マーから製造されるコポリマーであるが、これらのホモ
ポリマー又はコポリマーを形成するモノマーとして、ア
クリル酸、マレイン酸及びアクリル酸メチル等が挙げら
れる。このようなカルボン酸重合体としてアクリル酸マ
レイン酸共重合物ナトリウム塩、ポリアクリル酸ナトリ
ウム塩、アクリル酸メチルビニルエーテル共重合物ナト
リウム塩が挙げられる。また、本発明のカルボン酸重合
体又はその塩としては、ポリアクリル酸、ポリアセター
ルカルボン酸、ポリアコニツト酸、ポリアタコン酸、ポ
リシトラコン酸、ポリフマル酸、ポリマレイン酸、ポリ
メタコン酸、ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸、ポリビ
ニルスルホン酸、スルホン化ポリマレイン酸、無水マレ
イン酸−ジイソブチレン共重合体、無水マレイン酸−ス
チレン共重合体、無水マレイン酸−メチルビニルエーテ
ル共重合体、無水マレイン酸−エチレン共重合体、無水
マレイン酸−エチレンクロスリンク共重合体、無水マレ
イン酸−酢酸アクリロニトリル共重合体、無水マレイン
酸−ブタジエン共重合体、無水マレイン酸−イソプレン
共重合体、無水マレイン酸と一酸化炭素から誘導される
ポリ−β−ケトカルボン酸、イタコン酸、エチレン共重
合体、イタコン酸−アコニツト酸共重合体、マロン酸−
メチレン共重合体、メタコン酸−フマル酸共重合体、ア
クリル酸−マレイン酸共重合体及びその塩などが例示さ
れ、使用することができる。これらの中でも、アクリル
酸−マレイン酸共重合体が特に好ましい。分子量は、3
000〜100000が好ましく、特に3000〜70
000が良い。また、アミノ酸誘導体型キレート剤は、
アミノ酸骨格としてグリシン、セリン、アスパラギン
酸、グルタミン酸から誘導される−COOX基を分子内
に3〜4個持つキレート剤である。Xは水素、またはア
ルカリ金属塩、特にナトリウム塩が好ましい。具体的に
は、グリシン2酢酸塩、セリン2酢酸塩、アスパラギン
酸2酢酸塩、グルタミン酸2酢酸塩、イミノジコハク酸
塩、ヒドロキシイミノジコハク酸塩などが例示される。
これらカルボン酸重合体及び/又はアミノ酸誘導体型キ
レート剤を補発明の洗浄剤組成物中に、0.3〜7重量
%で含有する。好まし〈は、1.0〜5.0重量%で含
有するのがよく、さらに好ましくは1.5〜4.0重量
%であるのがよい。本発明の洗浄剤組成物中のポリカル
ボン酸重合体及び/又はアミノ酸誘導体型キレート剤の
含有量は0.3〜7重量%の範囲である。0.3重量%
未満では、変質血液シミ由来の汚れに対する除去性が向
上せず、また、7重量%を越えてもそれ以上の効果は期
待できない。
は、側鎖に−COOX基を有する、不飽和のカルボン
酸、不飽和ポリカルボン酸のホモポリマー又はコポリマ
ーである。このカルボン酸重合体は、平均分子量300
0〜100000、好ましくは平均分子量3000〜1
0000を有するものである。Xとしては、水素、アル
カリ金属、及びアミン等が挙げられる。このうち経済性
及び取り扱い易さの点からアルカリ金属の塩、特にナト
リウム塩が好ましく、例えば−COONa基となるもの
が好ましい。また、カルボン酸重合体は、酸価300以
下であるものが好ましい。カルボン酸重合体は、単一の
モノマーから製造されるホモポリマー、及び複数のモノ
マーから製造されるコポリマーであるが、これらのホモ
ポリマー又はコポリマーを形成するモノマーとして、ア
クリル酸、マレイン酸及びアクリル酸メチル等が挙げら
れる。このようなカルボン酸重合体としてアクリル酸マ
レイン酸共重合物ナトリウム塩、ポリアクリル酸ナトリ
ウム塩、アクリル酸メチルビニルエーテル共重合物ナト
リウム塩が挙げられる。また、本発明のカルボン酸重合
体又はその塩としては、ポリアクリル酸、ポリアセター
ルカルボン酸、ポリアコニツト酸、ポリアタコン酸、ポ
リシトラコン酸、ポリフマル酸、ポリマレイン酸、ポリ
メタコン酸、ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸、ポリビ
ニルスルホン酸、スルホン化ポリマレイン酸、無水マレ
イン酸−ジイソブチレン共重合体、無水マレイン酸−ス
チレン共重合体、無水マレイン酸−メチルビニルエーテ
ル共重合体、無水マレイン酸−エチレン共重合体、無水
マレイン酸−エチレンクロスリンク共重合体、無水マレ
イン酸−酢酸アクリロニトリル共重合体、無水マレイン
酸−ブタジエン共重合体、無水マレイン酸−イソプレン
共重合体、無水マレイン酸と一酸化炭素から誘導される
ポリ−β−ケトカルボン酸、イタコン酸、エチレン共重
合体、イタコン酸−アコニツト酸共重合体、マロン酸−
メチレン共重合体、メタコン酸−フマル酸共重合体、ア
クリル酸−マレイン酸共重合体及びその塩などが例示さ
れ、使用することができる。これらの中でも、アクリル
酸−マレイン酸共重合体が特に好ましい。分子量は、3
000〜100000が好ましく、特に3000〜70
000が良い。また、アミノ酸誘導体型キレート剤は、
アミノ酸骨格としてグリシン、セリン、アスパラギン
酸、グルタミン酸から誘導される−COOX基を分子内
に3〜4個持つキレート剤である。Xは水素、またはア
ルカリ金属塩、特にナトリウム塩が好ましい。具体的に
は、グリシン2酢酸塩、セリン2酢酸塩、アスパラギン
酸2酢酸塩、グルタミン酸2酢酸塩、イミノジコハク酸
塩、ヒドロキシイミノジコハク酸塩などが例示される。
これらカルボン酸重合体及び/又はアミノ酸誘導体型キ
レート剤を補発明の洗浄剤組成物中に、0.3〜7重量
%で含有する。好まし〈は、1.0〜5.0重量%で含
有するのがよく、さらに好ましくは1.5〜4.0重量
%であるのがよい。本発明の洗浄剤組成物中のポリカル
ボン酸重合体及び/又はアミノ酸誘導体型キレート剤の
含有量は0.3〜7重量%の範囲である。0.3重量%
未満では、変質血液シミ由来の汚れに対する除去性が向
上せず、また、7重量%を越えてもそれ以上の効果は期
待できない。
【0012】その他、本発明の洗浄剤組成物には以下の
成分を必要に応じて用いることができる。 1)無機ビルダー A型ゼオライト、P型ゼオライト、X型ゼオライト非晶
質アルミノ珪酸塩、結晶性珪酸ナトリウム、STPP、
TSPPなど。 2)2価金属イオン捕捉剤 オルソリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩、ニ
トリル三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、クエン酸
塩、イソクエン酸塩、ポリアクリル酸、ポリアセタール
カルボン酸塩など。 3)アルカリ剤及び無機塩 ケイ酸塩、炭酸塩、セスキ炭酸塩、硫酸塩など。 4)再汚染防止剤 ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースなど。 5)漂白剤、蛍光剤等 漂白剤として過炭酸ソーダ、過ホウ酸ソーダ、硫酸ナト
リウム、塩化ナトリウム過酸化水素付加物など、また増
白剤として市販蛍光染料の他、香料、青味付剤なども必
要に応じて配合することができる。
成分を必要に応じて用いることができる。 1)無機ビルダー A型ゼオライト、P型ゼオライト、X型ゼオライト非晶
質アルミノ珪酸塩、結晶性珪酸ナトリウム、STPP、
TSPPなど。 2)2価金属イオン捕捉剤 オルソリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩、ニ
トリル三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、クエン酸
塩、イソクエン酸塩、ポリアクリル酸、ポリアセタール
カルボン酸塩など。 3)アルカリ剤及び無機塩 ケイ酸塩、炭酸塩、セスキ炭酸塩、硫酸塩など。 4)再汚染防止剤 ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースなど。 5)漂白剤、蛍光剤等 漂白剤として過炭酸ソーダ、過ホウ酸ソーダ、硫酸ナト
リウム、塩化ナトリウム過酸化水素付加物など、また増
白剤として市販蛍光染料の他、香料、青味付剤なども必
要に応じて配合することができる。
【0013】本発明の洗浄剤組成物が粉体の場合には、
噴霧乾燥法、造粒法等々の公知の製造方法で製造するこ
とができる。本発明の洗浄剤組成物は噴霧乾燥法で製造
されたものが好適に使用される。噴霧乾燥法により製造
された洗浄剤組成物は、その製造条件などについては特
に制約なく界面活性剤、ビルダー等の耐熱成分の水性ス
ラリーを熱空間に噴霧し乾燥されて得られる粒径50〜
2000ミクロンの中空粒状のもので、該噴霧乾燥後に
香料、酵素、漂白剤、ゼオライトや炭酸ソーダ等の無機
アルカリビルダー等の成分を後添加してもよい。また、
洗浄剤組成物が液体の場合には、均一溶液でも、不均一
な分散系でもよい。
噴霧乾燥法、造粒法等々の公知の製造方法で製造するこ
とができる。本発明の洗浄剤組成物は噴霧乾燥法で製造
されたものが好適に使用される。噴霧乾燥法により製造
された洗浄剤組成物は、その製造条件などについては特
に制約なく界面活性剤、ビルダー等の耐熱成分の水性ス
ラリーを熱空間に噴霧し乾燥されて得られる粒径50〜
2000ミクロンの中空粒状のもので、該噴霧乾燥後に
香料、酵素、漂白剤、ゼオライトや炭酸ソーダ等の無機
アルカリビルダー等の成分を後添加してもよい。また、
洗浄剤組成物が液体の場合には、均一溶液でも、不均一
な分散系でもよい。
【0014】本発明は、特定の界面活性剤と2種のプロ
テアーゼとリパーゼ酵素、及び特定のポリカルボン酸重
合体及び/又はアミノ酸誘導体型キレート剤を含む洗浄
剤組成物に関し、特に通常の洗浄では除去困難な血液汚
れ等由来のシミを効率的に除去する事が可能である洗浄
剤組成物を提供することができる。
テアーゼとリパーゼ酵素、及び特定のポリカルボン酸重
合体及び/又はアミノ酸誘導体型キレート剤を含む洗浄
剤組成物に関し、特に通常の洗浄では除去困難な血液汚
れ等由来のシミを効率的に除去する事が可能である洗浄
剤組成物を提供することができる。
【0015】
【実施例】次に本発明を実施例をもつて説明するが、本
発明はこれら実施例によつて限定されるものではない。
発明はこれら実施例によつて限定されるものではない。
【0016】(i)血液汚れ汚染布 EMPA社(スイス国)の洗浄力評価用試験布No.1
17(血液/ミルク/カーボンブラツク、綿布)を5×
5cmに裁断して試験布に共した。
17(血液/ミルク/カーボンブラツク、綿布)を5×
5cmに裁断して試験布に共した。
【0017】(ii)洗浄方法は、U.S.Testi
ng社(米国)のTerg−O−Tometerを使用
し、これに試験布10枚とメリヤス布を入れて浴比を3
0倍にあわせ、120rpm、25℃で10分間洗浄す
る。洗浄液は、洗浄剤濃度0.066%のもの900m
lを用い、すすぎは900mlの水で3分間洗浄する。
使用水は3°DHのものをもちいる。
ng社(米国)のTerg−O−Tometerを使用
し、これに試験布10枚とメリヤス布を入れて浴比を3
0倍にあわせ、120rpm、25℃で10分間洗浄す
る。洗浄液は、洗浄剤濃度0.066%のもの900m
lを用い、すすぎは900mlの水で3分間洗浄する。
使用水は3°DHのものをもちいる。
【0018】(iii)評価方法 下記数式1で表されるクベルカムンク式により洗浄率を
求めた。
求めた。
【0019】
【数1】 ここで、Rは日本電色製の色彩計Σ−9000を用いて
測定される反射率である。また、標準白布は綿布20番
を表1、試料No.1の組成で洗浄したものを使用し
た。そして、洗浄力の評価は、試験布10枚の平均値で
行つた。
測定される反射率である。また、標準白布は綿布20番
を表1、試料No.1の組成で洗浄したものを使用し
た。そして、洗浄力の評価は、試験布10枚の平均値で
行つた。
【0020】後記表1から表4に示した洗剤組成物から
ノニオン界面活性剤AE、FEE、およびAEP、ゼオ
ライトの一部、酵素、香料を除いた各成分を用いて固形
分60%の洗剤スラリーを調製し、向流式噴霧乾燥塔を
用い、熱風温度270℃で、水分5%となるように乾燥
して、噴霧乾燥品を得た。この噴霧乾燥品は、平均粒子
径400μm、嵩密度0.35g/cc、安息角45度
と流動性も良好であつた。ついで、この噴霧乾燥品、ノ
ニオン界面活性剤および水を連続ニーダ(栗本鉄鋼所
製、KRCニーダ#2型)に導入し、緻密で均一な捏和
物を得た。このニーダの排出口に5mmψの穴径を80
個有した多孔板(厚さ10mm)を設置し、捏和物を約
5mmψ×10mmの円筒状ペレツトとした。このペレ
ツトを2倍量(重量比)の15℃の冷却空気とともに破
砕機(スピードミルND−10型、岡田精工(株))へ
と導入した。破砕機は、長さ15cmのカツターをクロ
スで4段で有しており、3000rpmで回転し、スク
リーンは360度のパンチングメタルからなり、穴径2
0mmψ、開口径20%である。粉砕助剤には3.5重
量%の微粉末ゼオライトを使用して粉砕を行う。スクリ
ーンを通過した粒子に、少量のゼオライトと酵素を添加
し、ノニオン界面活性剤AEPを噴霧して、後記表1〜
表4に示した組成を有し、嵩密度0.85g/ccの本
発明の洗剤組成物とし、洗浄力を評価して表1〜表4に
示した。
ノニオン界面活性剤AE、FEE、およびAEP、ゼオ
ライトの一部、酵素、香料を除いた各成分を用いて固形
分60%の洗剤スラリーを調製し、向流式噴霧乾燥塔を
用い、熱風温度270℃で、水分5%となるように乾燥
して、噴霧乾燥品を得た。この噴霧乾燥品は、平均粒子
径400μm、嵩密度0.35g/cc、安息角45度
と流動性も良好であつた。ついで、この噴霧乾燥品、ノ
ニオン界面活性剤および水を連続ニーダ(栗本鉄鋼所
製、KRCニーダ#2型)に導入し、緻密で均一な捏和
物を得た。このニーダの排出口に5mmψの穴径を80
個有した多孔板(厚さ10mm)を設置し、捏和物を約
5mmψ×10mmの円筒状ペレツトとした。このペレ
ツトを2倍量(重量比)の15℃の冷却空気とともに破
砕機(スピードミルND−10型、岡田精工(株))へ
と導入した。破砕機は、長さ15cmのカツターをクロ
スで4段で有しており、3000rpmで回転し、スク
リーンは360度のパンチングメタルからなり、穴径2
0mmψ、開口径20%である。粉砕助剤には3.5重
量%の微粉末ゼオライトを使用して粉砕を行う。スクリ
ーンを通過した粒子に、少量のゼオライトと酵素を添加
し、ノニオン界面活性剤AEPを噴霧して、後記表1〜
表4に示した組成を有し、嵩密度0.85g/ccの本
発明の洗剤組成物とし、洗浄力を評価して表1〜表4に
示した。
【0021】表1および表4中の略号の意味及び詳細は
以下の通りである。なお、EOpはエチレンオキサイド
の平均付加モル数を、また、POpはプロピレンオキサ
イドの平均付加モル数を示す。
以下の通りである。なお、EOpはエチレンオキサイド
の平均付加モル数を、また、POpはプロピレンオキサ
イドの平均付加モル数を示す。
【0022】(1)アニオン界面活性剤 α−SF:α−スルホ脂肪酸(C14〜C16)メチル
エステルナトリウム AOS:C14〜C18α−オレフィンスルホン酸ナト
リウム AES:C12〜C18アルキルエーテル(EOp=
3)硫酸ナトリウム AS:C12〜C14硫酸ナトリウム LAS:C10〜C14直鎖アルキルベンゼンスルホン
酸ナトリウム AE:C12アルコールエトキシレート(EOp=1
2) FEE:C11H12CO(OCH2CH2)15OC
H3 AEP:C13アルコールのEO、PO付加物(EOp
=12、POp=3) 石鹸:C12〜18パーム油由来脂肪酸ナトリム (2)キレートビルダー PAA:ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量100
00) AC/MA:アクリル酸・マレイン酸コポリマーのナト
リウム塩(商品名CP7、平均分子量50000) HIDS:ヒドロキシイミノジコハク酸4ナトリウム
(約40%水用溶液) MGDA:メチルグリシン2酢酸3ナトリウム(約40
%水溶液) ASDA:アスパラギン酸2酢酸4ナトリウム(約40
%水溶液) (3)酵素 プロテアーゼA:商品名サビナーゼ12T プロテアーゼB:商品名カンナーゼ12T プロテアーゼC:商品名デュラザイム6T リパーゼA:商品名リポラーゼウルトラ50T リパーゼB:商品名リポプライム (4)その他添加剤 ゼオライト:4A型ゼオライト(平均粒子径1.2μ
m) PEG:ポリエチレングリコール(平均分子量600
0) 蛍光剤:4,4−ビス(スルホスチリル)ビフェニル2
ナトリウム/4,4−ビス[(4−アニリノ−6−モノ
ホリノ−1,3,5−トリアジン−2イル)アミノ]ス
チルベン−2,2−ジスルホン2ナトリウム=1/1の
混合物(商品名チノパールCBS/商品名チノパールA
MS) 香料:表5〜表6に示す成分を含む組成の配合香料
エステルナトリウム AOS:C14〜C18α−オレフィンスルホン酸ナト
リウム AES:C12〜C18アルキルエーテル(EOp=
3)硫酸ナトリウム AS:C12〜C14硫酸ナトリウム LAS:C10〜C14直鎖アルキルベンゼンスルホン
酸ナトリウム AE:C12アルコールエトキシレート(EOp=1
2) FEE:C11H12CO(OCH2CH2)15OC
H3 AEP:C13アルコールのEO、PO付加物(EOp
=12、POp=3) 石鹸:C12〜18パーム油由来脂肪酸ナトリム (2)キレートビルダー PAA:ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量100
00) AC/MA:アクリル酸・マレイン酸コポリマーのナト
リウム塩(商品名CP7、平均分子量50000) HIDS:ヒドロキシイミノジコハク酸4ナトリウム
(約40%水用溶液) MGDA:メチルグリシン2酢酸3ナトリウム(約40
%水溶液) ASDA:アスパラギン酸2酢酸4ナトリウム(約40
%水溶液) (3)酵素 プロテアーゼA:商品名サビナーゼ12T プロテアーゼB:商品名カンナーゼ12T プロテアーゼC:商品名デュラザイム6T リパーゼA:商品名リポラーゼウルトラ50T リパーゼB:商品名リポプライム (4)その他添加剤 ゼオライト:4A型ゼオライト(平均粒子径1.2μ
m) PEG:ポリエチレングリコール(平均分子量600
0) 蛍光剤:4,4−ビス(スルホスチリル)ビフェニル2
ナトリウム/4,4−ビス[(4−アニリノ−6−モノ
ホリノ−1,3,5−トリアジン−2イル)アミノ]ス
チルベン−2,2−ジスルホン2ナトリウム=1/1の
混合物(商品名チノパールCBS/商品名チノパールA
MS) 香料:表5〜表6に示す成分を含む組成の配合香料
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/386 C11D 3/386
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)直鎖アルキルベンゼンスルホン酸
塩及び/又はアルキル硫酸塩を含有する界面活性剤 1
0〜40重量% (b)ポリカルボン酸重合体又はその塩、及び/又はア
ミノ酸誘導体型キレート剤 0.3〜7重量% (c)酵素として、菌起源の異なる2種以上のプロテア
ーゼ、及びリパーゼを合計で 0.02〜5重量% を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11247803A JP2001040399A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11247803A JP2001040399A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001040399A true JP2001040399A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=17168898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11247803A Pending JP2001040399A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001040399A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011522086A (ja) * | 2008-05-30 | 2011-07-28 | アメリカン ステリライザー カンパニー | 高濃縮アルカリ洗浄剤のための生分解性スケール制御組成物 |
JP2012007153A (ja) * | 2010-05-21 | 2012-01-12 | Lion Corp | 食器洗い機用粒状洗浄剤組成物 |
-
1999
- 1999-07-30 JP JP11247803A patent/JP2001040399A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011522086A (ja) * | 2008-05-30 | 2011-07-28 | アメリカン ステリライザー カンパニー | 高濃縮アルカリ洗浄剤のための生分解性スケール制御組成物 |
JP2012007153A (ja) * | 2010-05-21 | 2012-01-12 | Lion Corp | 食器洗い機用粒状洗浄剤組成物 |
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